JP3534750B2 - 研磨組成物及びこれを導入した物品 - Google Patents

研磨組成物及びこれを導入した物品

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は固着研磨組成物及びこれらから形成される物
品に関し、汚れ対抗性と摩耗対抗性のあるポリ尿素バイ
ンダーマトリックス全体に分散された研磨粒子を含有す
る組成物、及びこの組成物と物品を形成する方法に関す
る。
関連分野の記載 固体又は発泡有機ポリマー状マトリックスに研磨微粒
子が全体的に分散され、そこに固定されてなる研磨製品
は公知であり広く使用されている。典型的に、ポリマー
状マトリックスは、硬くて熱硬化性樹脂(例えば、触媒
化フェノール−ホルムアルデヒド)又は弾力性のあるエ
ラストマー(例えば、ポリウレタン又は硫化ゴム)のい
ずれかからなる。
エラストマー状バインダーマトリックスを固着研磨材
に用いる場合には、このバインダーは一般的にある程度
の可撓性と弾力性を有する研磨物品を生成する。これら
の研磨物品は、硬くて、熱硬化性の樹脂で形成した固着
研磨物品よりも典型的により滑らかな研磨機能とより微
細な表面の仕上がりを提供する。このため、エラストマ
ー状固着研磨物品は広い範囲の工業的用途、例えば金属
及び木材加工産業におけるバリ取り、仕上げ、磨き用い
られている。しかし、これらのエラストマー状固着研磨
物品はしばしば研磨粒子の早期損失を示し、ある場合に
は不都合な汚れやエラストマー状バインダー部分からワ
ークピース(workpiece)の表面への移動を示す。
常套の可撓性固着研磨物品は典型的にエラストマー状
ポリウレタンをバインダーマトリックスとして使用して
いる。ポリウレタンバインダーマトリックスは、米国特
許第4,631,345号、4,459,779号、2,972,527号、3,850,5
89号、英国特許明細書第1,245,373号(1971年9月8日
公開)に開示されているように発泡体であってもよく;
またポリウレタンバインダーは、米国特許第3,982,359
号、4,049,396号、4,221,572号、及び4,933,373号に開
示されているような固体であってもよい。
ポリイソシアネート類及びオリゴマー状アミノ安息香
酸エステル類及びアミン類の反応生成物を含有する合成
ポリマーとその調製方法は公知であるが、これを固着研
磨物品用バインダーとして使用することについては提案
されていない。米国特許第4,328,322号はこのようなポ
リマーと製法について記載している。2−グリセリルア
クリレート又は2−グリセリルメタクリレートで架橋し
たポリウレタン類及びポリウレタン/尿素類のポリマー
及び製法もあり、これは米国特許第4,786,657号に開示
されている。この引用例は高当量のジオール類及びジア
ミン類、2−グリセリルアクリレート、ジイソシアネー
ト類、及び及び低当量のグリコール類及びアミン類をポ
リウレタン類及びポリウレタン/尿素類の生成に使用す
ることについて記載している。
本発明の好ましい実施態様例は、一体成形強靭補強熱
可塑性支持体を有する研磨ディスクに関する。一体成形
支持体に関する背景技術には、英国特許第1,549,685
号;ドイツ特許第3,416,186号;及び米国特許第3,960,5
16号;4,088,729号;4,774,788号、及び4,554,765号があ
る。
譲受人の出願中の米国特許出願第07/811,547号(スト
ート(Stout)ら)は補強強靭熱可塑性支持体を熱硬化
性バインダーと研磨粒子とで被覆してなる被覆研磨支持
体について記載している。
譲受人の米国特許第4,933,373号は多くの用途におい
て産業上好んで使用される改良されたエラストマー状バ
インダーを含む研磨製品について開示しているが、ある
用途ではこのバインダーは適切に研磨粒子を保持するに
は不十分であり不十分な摩耗特性を有することが見いだ
されている。従って、研磨粒子の改良された保持性と多
くの用途において高い摩耗特性を有し、強靭な支持体上
に経済的でかつ確実に固着することができる摩耗対抗性
のある固着研磨物品に対する強い要望がある。
本発明は汚れ対抗性、摩耗対抗性のある固着研磨組成
物とそれを導入した物品を提供し、この物品はワークピ
ースに押し付けたときにきしむことなく滑らかに作用
し、改良された研磨粒子保持率(特性)を有し、効果的
な速度で適切な表面仕上げを提供し、広い範囲の支持体
に取り付けることができる。
一般に、この組成物は: (a)1)2の平均官能性と少なくとも300当量を有す
る第1の多官能アミンであって、重合して第1のソフト
セグメントを形成することができる前記第1の多官能ア
ミンと、少なくとも2の平均イソシアネート官能性を有
し、300当量以下である多官能イソシアネートであっ
て、重合して第1のハードセグメントを形成することが
できる前記多官能イソシアネートとの反応生成物と; 2)少なくとも2の官能性を有し、少なくとも300当
量を有する多官能イソシアネートプレポリマーであっ
て、重合して第2のソフトセグメントを形成することが
できる前記多官能イソシアネートプレポリマーと、少な
くとも2の平均官能性を有し、300当量以下である第2
の多官能アミンであって、重合して第2のハードセグメ
ントを形成することができる前記第2の多官能アミンと
の反応生成物; からなる群から選択され、かつ尿素結合を有する硬化し
た汚れ対抗性及び摩耗対抗性のあるエラストマー状ポリ
尿素バインダーマトリックスと、 (b)前記バインダーマトリックス全体に分散された有
効量の研磨粒子; との組合せとして記載しても良い。
本発明の組成物は尿素結合総数の20%以下(より好ま
しくは5%以下だけ)をウレタン結合に置き換えた多官
能活性水素置換基を有する鎖伸長剤を含有してもよい。
しかし好ましい組成物は100%尿素結合を有するもので
ある。
常套の研磨粒子を本発明の研磨組成物に使用すること
ができる。本発明の研磨物品中の研磨粒子はその中に同
様の固着システム又は異なった固着システムで固着しあ
った研磨粒子の凝集物、即ち集合物を含み、研磨物品中
に凝集物を保持しても良い。得られた研磨物品をホイー
ルに形成する場合には高速研磨するので、適度の研磨粒
子の凝集物は特に有用であり、これによって滑らかな表
面仕上げをし、非常に低いホイール重量の損失を有し、
工業的に常套の研磨粒子を用いた同様のホイールに比べ
て使用時により低い汚れ又はホイール重量の損失を有す
る。工業的に常套の研磨粒子を用いた場合には、物品中
にボイドが必要であるが、その数と大きさが小さくなけ
ればならない。本発明により形成された研磨ホイール
は、金属、ガラス、セラミック、複合材料、及び木材の
研磨及び仕上げ処理に有用である。
適当な凝集物を用いた本発明の研磨組成物はポリ尿素
ポリマーと固着しあった適当な研磨凝集物間にボイドを
有するのが好ましい。ある好ましい実施態様例では、ポ
リ尿素ポリマーの量は得られた研磨物品に一体性を与え
るのに十分であるが、適当な凝集物間のボイドを埋める
ほど多くならないように調整される。
本発明による研磨物品の好ましい種は本発明の研磨組
成物を2次元又は3次元支持体に取り付けてなる。支持
体として使用する好ましい材料は硬質材料、硬質及び可
撓性ポリマー状材料、複合材料、レザーがある。本発明
の研磨物品の第1の特に好ましい種は、強靭で熱対抗性
のある繊維補強熱可塑性支持体を本発明の研磨組成物の
ディスクのボイド上に直接一体成形、及びこのボイド内
へと部分成形したものである。この構造は補強繊維を含
有する溶融熱可塑性ポリマーを本発明の研磨組成物の主
表面上へと射出成形することによって形成するのが好ま
しい。
組成物形成の好ましい方法の1つはバインダープレカ
ーサー(precursor)と研磨粒子の混合物を好適な成形
鋳型のくぼみ中に入れ、くぼみ中で混合物を硬化する工
程を包含している。硬化した組成物を研磨ホイールとし
て使用することができ、或は好ましくは射出成形技術を
利用して好適な支持体に取り付けて研磨ディスクとして
使用することができる。
図1は本発明による固着研磨物品の平面図(正面)で
ある。
図2は本発明による固着研磨物品、図1の線2−2で
の断面図である。
図2Aは図2の断面図の部分拡大図である。
図3は支持体に成形されたリブを示す固着研磨物品の
背面図である。
図4は取り付けシステムを導入する以外は図2と類似
である本発明による取り付けシステムを有するディスク
型の本発明による固着研磨物品の第2の実施態様例の拡
大断面図である。
図5はディスク全体の直径を伸長し、中央(中心ホー
ル(図1の6に類似)は示さない)から僅かにオフセッ
トする以外は図2と類似である本発明による固着研磨物
品の他の実施態様例の拡大断面図である。
図6はディスク全体の直径を伸長し、中央(中心ホー
ル(図1の6に類似)は示さない)から僅かにオフセッ
トする以外は図2と類似である本発明によるディスク状
の固着研磨物品の他の実施態様例の拡大断面図である。
定義 本明細書で使用する「ソフトセグメント」とはポリ尿
素又はポリウレタン/尿素のソフトで可撓性のポリマー
状セグメントを意味し、これは少なくとも2の官能性
と、少なくとも300当量を有する多官能アミン、又は少
なくとも2の官能性と、少なくとも300当量を有する多
官能イソシアネートプレポリマーの重合により得られ
る。「ハードセグメント」という用語はより強固でより
可撓性の低いポリマーセグメントを意味し、これは
(a)少なくとも2の官能性を有し、300当量以下であ
る多官能イソシアネート又は多官能アミン、と(b)要
すれば鎖伸長剤の重合により得られる。
「イソシアネートプレポリマー」はイソシアネート末
端分子を形成することができる官能性を有するイソシア
ネート官能マクロポリオール又は他のマクロマーを意味
する。
「鎖伸長剤」は、活性水素官能性を有する低分子量モ
ノマーを意味し、ここで「活性水素官能性」は分子中に
存在する反応性ヒドロキシル、アミン、カルボキシ、及
び/またチオール基を述べる常套の意味に使用する。個
々のソフトセグメントは会合してバインダー中にソフト
部位を形成し、一方個々のハードセグメントも会合して
バインダー中にハード部位を形成する。
ここで使用する「研磨物品摩耗パーセント」という用
語は、ワークピース研磨時の所定時間中の研磨物品又は
組成物の損失重量を研磨物品の初期重量で割り、100倍
してえられたものを意味し;研磨物品の摩耗対抗性に関
する用語として「効率(特性)」という用語は、研磨さ
れたワークピースの切削又は損失重量を研磨物品摩耗パ
ーセントで割ったものである。
以下の用語は明細書に記載の組成物を支持体に設けた
物品の形成に有用なその支持体材料を記載している: 「硬質金属」とは、鉄又は非鉄合金を支持体材料用に
加工した場合に、使用時にその初期の形状に実質的に歪
み又は破壊がない充分な剛直性を有することを意味す
る。この例としてはアルミニウム、及びアルミニウム含
有合金及び種々のスチール組成物がある。
「硬質ポリマー」とは熱可塑性又は熱硬化性ポリマー
を意味し、これを支持体材料用に加工したときに、使用
時にその初期の形状に実質的な歪み又は破壊がないよう
な充分な剛直性を有することを意味する。剛直性は例え
ば、選択したポリマーでの支持体厚さを調節したり、補
強剤を添加することによって与えても良い。この例とし
ては、ナイロン6、ナイロン6,6、ポリプロピレン、充
填剤入りポリプロピレン、ポリエステル、充填剤入りエ
ポキシ樹脂、レゾールフェノール系樹脂、ノボラックフ
ェノール系樹脂、ポリエーテルイミド類、ポリプロピレ
ンスルフィド等がある。
「可撓性ポリマー」とは熱可塑性又は熱硬化性ポリマ
ーを意味し、支持体材料用に加工したときにワークピー
ス表面に対して充分な適合性を有することを意味する。
この例としては、天然及び合成ゴム、熱可塑性エラスト
マー類、ポリウレタン類、ポリエステルエラストマー
類、オレフィン系エラストマー類、通常硬質であると考
えられているポリマーの薄い支持体等がある。
「複合材料」とは、1)繊維及び/又は布成分と、
2)熱可塑性又は熱硬化性ポリマー状マトリックスとを
含有する繊維−又は布−補強ポリマー状材料を意味す
る。本発明の支持体として使用されるこのような材料は
硬質であっても可撓性であってもよい。この例として
は、綿布−補強フェノール系材料及びガラス繊維補強ポ
リエステル材料がある。
「布」とは繊維及び/又は紡績糸を織る又は編むこと
によって、又は不織布形成技術、例えばスティッチ接
合、エアー−レイング、カーディング、スプーン接合、
メルトブロー、ウエット−レイング等公知の布形成技術
によって形成された織物を意味する。
「一体成形」という用語を、本発明の研磨組成物を複
合材料支持体に取り付けてなる研磨物品を記載するのに
使用する場合には、複合材料支持体の一部が研磨組成物
の幾分かのボイド内に入り込み硬化することを意味す
る。射出成形が考えられるベストモードであるが、この
用語は特に成形法を限定するものではない。
「汚れ対抗性」という用語はワークピースを仕上げし
た後、ワークピース上に残存する可視可能な研磨組成物
の痕跡を実質的にあらわさないことを意味し、ワークピ
ース上を組成物で汚したりやくもりらせたりすることな
しに研磨組成物をワークピースに逆らって高速及び/又
は加圧操作できることを意味する。
固着研磨組成物 本発明の固着研磨組成物は研磨粒子を汚れ対抗性ポリ
尿素バインダーマトリックス全体に分散して形成されて
おり、バインダーマトリックスは機械的摩擦下で徐々に
品位が低下するにつれて、バインダーマトリックスで研
磨表面全体を汚さないようにしている。
本発明の固着研磨組成物に使用して好適なバインダー
マトリックスは本明細書に記載したようなソフトとハー
ド部位を含有するものである。これらポリ尿素ポリマー
バインダーは、バインダーマトリックス含有量が低くて
も得られた研磨粒子が充分な保全性と研磨凝集物保持性
(高い特性)を有し、充分な汚れ対抗性がある点で、特
に好ましい。ソフトセグメントを多官能アミンの重合か
ら得る場合には、ハードセグメントは多官能イソシアネ
ートプレイポリマーの重合から得る。ソフトセグメント
を多官能イソシアネートの重合から得る場合には、ハー
ドセグメントは多官能アミンの重合から得る。いずれの
場合も、本質的に同当量の多官能アミンと多官能イソシ
アネートを用いる。
本発明の実施に特に好適なポリ尿素ポリマーは: (式中、nは2〜4の範囲の整数であり;xはそれぞれ1
又は2であり;フェニル核はそれぞれパラ−アミノ、メ
タ−アミノ、又はジ−メタ−アミノ置換であり;Zはそれ
ぞれ であり;Rは水素又は炭素原子数4以下の低級アルキルで
あり;Gは300〜3000当量の範囲を有するn価のポリオー
ル又はポリアミンからそれぞれヒドロキシル基又はアミ
ノ基を除去して得ることができるn価の基である。)か
らなる群から選択されるオリゴマー状芳香族ポリアミン
類である多官能アミン類から形成される。他の好適な多
官能アミンはビス(3−アミノプロピル)ポリテトラヒ
ドロフランである。
本発明に有用なオリゴマー状芳香族ポリアミンの調製
は米国特許第4,328,322号に詳細に記載されている。好
ましくは、オリゴマー状芳香族ポリアミン類は少なくと
も300当量、より好ましくは少なくとも400当量を有して
いる。好適なオリゴマー状芳香族ポリアミン類の例とし
ては、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(Air P
roducts and Chemicals)からポーラミン(POLAMIN
E)650、ポーラミン1000、ポーラミン1000G、ポーラミ
ン2000及びポーラミン2900の商品名で市販入手できるも
のがある。このオリゴマー状芳香族ポリアミン類は:Zが であるアミノ安息香酸エステル類又はアミド類と、Zが であるアミノフェニルウレタン類との2種類である。
好ましくは、オリゴマー状芳香族ポリアミンは300〜3
000当量の範囲を有し、ポリ(トリ−、テトラ−、ペン
タ−、又はヘキサ−)メチレンエーテル骨格を備えた本
質的に2官能性アミノ安息香酸末端オリゴマー又はその
組合せである。ポリテトラメチレンエーテル骨格組成物
が特に好ましい。
オリゴマー状芳香族ポリアミン類をソフトセグメント
として使用する場合には、ハードセグメントは2.0〜4.0
の範囲の平均官能性を有する多官能イソシアネートが好
ましい。多官能イソシアネート類は脂肪族、脂環族、ア
リール脂肪族、芳香族、ヘテロ環族又はその組合せであ
ってもよい。多官能イソシアネート類は少なくとも2.0
の平均官能性を有する芳香族、又は脂肪族ポリイソシア
ネート類が好ましく、より好ましくは、2.0〜4.0、より
好ましく2.0〜2.5の範囲の官能性を有する芳香族ポリイ
ソシアネート類である。多官能イソシアネートは重合性
混合物中の活性水素原子のすべてと本質的に反応するの
に充分な量存在する。ポリイソシアネートのイソシアネ
ート基に対する多官能アミン類の活性水素原子の割合は
0.80〜1.1、より好ましくは、0.9〜1.1の範囲でなけれ
ばならない。
重合時の前記ハードセグメントの要望に適した例示的
な多官能イソシアネート類としては、ポリ(テトラメチ
レングリコール)ポリマーと少なくとも2の官能性を有
する芳香族又は脂肪族イソシアネートとのポリイソシア
ネート末端反応生成物、又はジヒドロキシ末端ポリエス
テル(例えばポリ(ヘキサメチレンアジペート))と少
なくとも2の官能性を有する芳香族又は脂肪族イソシア
ネートとの反応生成物がある。特に好ましい多官能イソ
シアネート類としては1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、トル
エンジイソシアネート、p−フェニルイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレン−1,5
−ジイソシアネート、ポリマー状イソシアネート類及び
その組合せがある。
また、ソフトセグメントは重合した多官能イソシアネ
ートプレポリマーから形成してもよく、重合時にソフト
セグメントとして有用な好適な多官能イソシアネートプ
レポリマーの例としては、ポリ(テトラメチレングリコ
ール)ポリマーと少なくとも2、より好ましくは2〜5
の範囲の官能性を有する芳香族又は脂肪族イソシアネー
トとのポリイソシアネート末端反応生成物、又はジヒド
ロキシ末端ポリエステル(例えばポリ(ヘキサメチレン
アジペート))と少なくとも2、より好ましくは2〜5
の範囲の官能性を有する芳香族又は脂肪族イソシアネー
トとのポリイソシアネート末端反応生成物がある。好ま
しくは、ポリイソシアネート末端反応生成物は、イソシ
アネート基と反応するブロッキング剤でブロックされて
いるが、反応が高温時に可逆的でイソシアネート基を遊
離し、次いでこのイソシアネート基は多官能アミンと反
応することができる。市販入手可能な多官能グロックイ
ソシアネートプレポリマーの例としては、アジプレン
(ADIPRENE)BL−90、アジプレン(ADIPRENE)BL−16、
アジプレン(ADIPRENE)BL−315(ユニローヤル・ケミ
カル(Uniroyal Chemical)社製)がある。本発明の研
磨物品は多孔性であるのが好ましくここで、ブロッキン
グ剤の揮発が容易なブロック多官能イソシアネートを用
いる。
ソフトセグメントをここに記載したような重合した多
官能イソシアネートプレポリマーから形成する場合に
は、ハードセグメントは多官能アミン類の重合からな
る。重合時にハードセグメントとして機能する好適な多
官能アミンとしては、芳香族、アルキル芳香族、又はア
ルキル多官能アミン類;好ましくは第1アミン類であっ
て;例えば、メチレンジアニリン(MDA)、1、好まし
くは2.1〜4.0の範囲の官能性を有するポリマー状メチレ
ンジアニリン類がある。これにはダウ・ケミカル(Dow
Chemical)社から市販入手できるジアニリンのクリサ
ーン(CURITHANE)103やベイヤー(Bayer)社からのジ
アニリンMDA−85がある。ジアニリンクリサーン(CURIT
HANE)103は2.3の平均アミン官能性を有し、65%の4,4'
−メチレンジアニリン、5%の2,4'−メチレンジアニリ
ン、及び30%のポリマー状メチレンジアニリンからな
る。ジアニリンMDA−85は約85%の4,4'−メチレンジア
ニリンと15%のポリマー状メチレンジアニリンを含有
し、2.2のアミン官能性を有する。好適なアルキルアミ
ン類の例としては1,5−ジアミン−2−メチルペンタン
及びトリス(2−アミノエチル)アミンがある。ここで
ポリ尿素バインダーマトリックスをオリゴマー状芳香族
ポリアミンソフトセグメントと多官能イソシアネートハ
ードセグメントから形成する場合には、ポリ尿素ポリマ
ーは鎖伸長剤を含有しても良い。鎖伸長剤は2〜8、好
ましくは2〜4、より好ましくは2〜3の活性水素官能
性を有し、300当量以下、好ましくは200当量以下である
のが好ましい。非常に好適な鎖伸長剤は芳香族、アルキ
ル芳香族を含む低分子量多官能アミン類、又はアルキル
多官能アミン類、好ましくは第1アミン類である。低分
子量多官能芳香族アミン類の例としてはメチレンジアニ
リン(「MDA」)、2.1〜4.0の官能性を有するポリマー
状メチレンジアニリン類があり、これにはダウ・ケミカ
ル(Dow Chemical)社から市販入手できるジアニリン
のクリサーン(CURITHANE)103やベイヤー(Bayer)社
からのジアニリンMDA−85がある。
他の好適なアミン鎖伸長剤の例としては、エチレンジ
アミン、1,5−ジアミン−2−メチルペンタン及びトリ
ス(2−アミノエチル)アミンがある。他の好適な鎖伸
長剤としては、トリメチロールプロパン、モノアルキル
エーテル、エタノールアミン、ジエタノールアミン、メ
チレンジアニリン、ジエチルトルエンジアミン、2−メ
チルペンタメチレンジアミン、パラ−フェニレンジアミ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール(1,2
及び1,3)、ブチレングリコール(1,4及び2,3)、1,4ブ
テンジオール、1,4ブタンジオール、種々のヒドロキシ
置換のペンタンジオール、ヘキサンジオール及びオクタ
ンジオール、トリメチロールプロパン及びその混合があ
る。
乾燥剤(dessicant)を多官能アミンと多官能イソシ
アネートの混合物に混合物を乾燥させる目的で添加して
も良い。特に特定の市販入手できるモレキュラーシーブ
(molecular seives)がこれらの目的に使用されてき
た。典型的に好ましくはこれらのモレキュラーシーブは
アルカリ金属アルミノシリケート、例えばK12[(Al
O212(SiO)12]・xH2Oであり、これはUOPモレキュラ
ー・シーブ・アブソーベンツ(Molecular Seive Abso
rbents)社から市販入手できる。これらのモレキュラー
シーブは特定のシランカップリング剤と共に使用した場
合に、多官能アミンと多官能イソシアネートとの反応を
触媒するように機能する。
本発明の研磨物品を製造するのに使用する研磨粒子は
独立粒子、独立粒子の凝集物、またはその混合(50%以
下の独立研磨粒子)でよい。研磨粒子は一般的に研磨の
分野で使用されるいかなる公知の研磨材料であってもよ
い。好適な研磨粒子の例としては、米国特許第4,314,82
7号、4,518,397号、4,574,003号、4,623,364号、4,744,
802号、及びEP公開第228,856号に開示されているよう
な、シリコンカーバイド(米国特許第4,505,720号に開
示されているような耐火被覆シリコンカーバイドを含
む)、酸化アルミニウム、アルミナジルコニア(米国特
許第3,781,172号、3,891,408号及び3,893,826号に開示
されているような、マス.ウォーセスターのノートン
(Norton)社から商品名ノーゾン(NorZon)で市販入手
できる縮合アルミナジルコニアを含む)、立方状ボロン
ニトリド、ガーネット、軽石、砂、エメリー、マイカ、
コランダム、石英、ダイアモンド、ボロンカーバイド、
縮合アルミナ、焼結アルミナ、アルファーアルミナベー
スのセラミック材料(ミネソタ・マイニング・アンド・
マニュファクチュアンリング)社からキュービトロン
(CURBITRON)の商品名で市販入手できる)及びその組
合せがある。好ましい研磨材は酸化アルミニウム、シリ
コンカーバイド、及びガーネットである。使用する研磨
粒子のグレードとタイプは所望の研磨性と表面仕上げを
製造するように選択する。
前形成された凝集物を有する本発明の固着研磨組成物
は隣接する固着前形成研磨凝集物間にボイドを有するの
が好ましい。これらのボイドによって、熱を分散させ、
新しい研磨粒子をワークピースに提供できると共に、こ
のボイドは「起伏領域」、即ちワークピース材料及び/
又は研磨組成物材料が剥がれた場合にそれが移動するた
めの領域となる。またこのボイドによって支持体を本発
明の硬化研磨組成物と一体成形することができる。
ボイドと研磨組成物の開口度は使用する研磨凝集物の
ポリ尿素バインダーにたいする重量比の影響を受ける。
前形成された研磨凝集物はバインダーマトリックスの重
量に対して2:1〜10:1の範囲、より好ましくは3.5〜1の
重量比で存在するのが好ましい。独立研磨粒子から形成
される本発明の研磨物品はボイドを含まないのが好まし
く、ポリ尿素バインダーマトリックスに対する研磨材の
重量比が2:1〜6:1の範囲であることが好ましい。独立研
磨粒子単独で形成される研磨物品はボイドを含まないの
が好ましく、10〜90重量%の研磨材、より好ましくは40
〜70重量%の研磨材、最も好ましくは40〜60重量%の研
磨材を含有するのが好ましい。好ましい独立研磨粒子の
範囲は0.005〜3.0ミリメートル、より好ましくは0.03〜
2.0ミリメートルの大きさである。凝集物はより高速の
カットを必要とする用途に対して特に好ましい。好まし
くは、凝集物は0.20〜2.0ミリメートルの大きさであ
る。
ある自由度の範囲内で、組成物の濃度と本発明の組成
物から形成される物品を、所定の成形くぼみ中に入れら
れる研磨材料とポリ尿素バインダー混合物の比率を調製
することによって、凝集及び非凝集研磨粒子の混合物を
用いることによって調整することができる。研磨材とバ
インダーの混合物の強制充填に伴っておなじくぼみ中に
より多くの混合物を添加するほどより高い濃度を有する
ホイールやその他の物品を製造する。前形成された研磨
凝集物を用いる本発明の組成物は1.0〜3.0g/cm3、より
好ましくは1.1〜2.2g/cm3の範囲の濃度を有し、独立研
磨粒子から形成される組成物は1.5〜3.0g/cm3の範囲の
濃度を有するのが好ましい。
汚れ対抗性に影響しないのであれば、任意に発泡剤、
潤滑剤、研磨助剤、カップリング剤、可塑剤、充填剤、
補強繊維類、着色剤、加工助剤を所望により組成物に添
加してもよい。典型的な潤滑剤の例としてはリチウムス
テアレートやナトリウムラウレートスルフェートを10重
量%以下の含有量で含んでいる。典型的な研磨助剤の例
としてはKBF4やカルシウムカーボネートを5重量%以下
の含有量で含んでいる。典型的なカップリング剤はシラ
ン類やチタネート類を1重量以下の含有量で含んでお
り;典型的な可塑剤はフタレート類、アルコール類、高
分子量エーテルを20重量%以下含んでいる。典型的な充
填剤はカルシウムカーボネート、タルク、木材パルプ及
びナッツシェルを10重量%以下含んでおり、典型的な補
強繊維類は0.5cm〜3.0cmの範囲の長さを有するナイロ
ン、ポリエステル、綿、レーヨンを10重量%以下含み、
この繊維類は1〜50デシテックス、好ましくは5〜15デ
シテックスの範囲の線形濃度を有している。
固着研磨組成物の製造方法 本発明の固着研磨組成物は支持体の使用の有無によら
ず形成される物品の形状に応じていかなる種類の方法に
より形成しても良い。研磨粒子−液体混合物をキャスト
成形、転写成形、液体射出成形、反応射出成形又は当業
者に公知の他の技術を用いた成形をすることができる。
本発明の好ましい研磨組成物形成方法は転写成形であ
る。一般にこの方法は: (a)重合時に前述したようなハード及びソフト部位を
形成することができる硬化性で汚れ対抗性のあるエラス
トマー状ポリ尿素バインダーマトリックスと、有効量の
研磨粒子を組み合せて硬化性研磨組成物を形成する工程
と; (b)混合物を硬化して固着研磨組成物を形成する工程
との 2工程と記載しても良い。
研磨組成物の例示的な形成方法としては混合物を鋳型
に導入した後硬化する方法や、混合物を前形成された支
持体に塗布した後硬化する方法がある。他の好ましい方
法としてはここでポリ尿素バインダーを前述したオリゴ
マー状芳香族多官能アミンである多官能アミンを用いて
形成する方法や、ここで米国特許第4,799,939号に開示
されているように独立研磨粒子の前形形成凝集物を用い
る方法がある。
特に好ましい硬化方法は混合物を硬化するのに充分な
時間、温度及び圧力で混合物を加熱するものである。こ
の時間、温度及び圧力は相互に関係があり、本発明者ら
はここで、種々の組合せは本発明の範囲内の研磨組成物
(即ち、汚れ対抗性と摩耗対抗性のあるエラストマー状
ポリ尿素バインダーマトリックス)を形成することを見
いだした。例えば、実施例1及び3(ポリ尿素バインダ
ー)の機能の結果を比較例A(ポリウレタンバインダ
ー)と比較すると、実施例1及び3は組成物形成に使用
した条件が異なるにもかかわらず、共に汚れ対抗性と摩
耗対抗性がある。実施例1及び3は共に95℃で8.9x104N
の成形圧力を用いているが、実施例1は30分間であるの
に対して、時間を3は10時間であった(アミノベンゾエ
ートとイソシアネートの割合も僅かに変化していた)。
また、組成物が微小割合の溶媒を含有する、又は研磨回
動媒体として有用な成型研磨物品、又はブロック又はウ
エッジ型形状、又は当業者に明白な他の形状を製造する
ような別の処理を用いても良い。
固着研磨物品 本発明の組成物を導入した固着研磨物品をばり取り、
仕上げ、研磨に使用することができる。これらの研磨物
品を種々の常套の形状(支持体有り又はなし)例えばホ
イール、ポイント、ディスク、シリンダー、ベルトへと
加工してもよい。研磨物品は回動媒体を提供するような
小型の定形又は非定形の形状であっても、又は仕上げブ
ロック又はウエッジのような形状であってもよい。好ま
しい物品はホイール及びディスク形状である。ホイール
は典型的に軽量のシリンダー形状で、これは非常に小さ
い大きさを有しても(例えばシリンダー高さが5ミリメ
ートル)、又は非常に大きい大きさを有してもよく(例
えば2メートル以上)、非常に小さい直径を有しても
(例えば10ミリメートル程度)、非常に大きい直径を有
しても(例えば1メートル以上)よい。ホイールは典型
的にホイールを回転使用できるように適当なアーバーや
他の機械的支持手段に装着するための中心開口を有して
いる。ホイールの大きさ、形状、支持手段、及び回転手
段はこの分野で公知である。
描写図に関し、図1では円盤状ディスク1の正面を示
しており、これには図2の構造が導入されている。円盤
状ディスク1は本発明による固着研磨ディスクの動作表
面2の代表例である。ここで動作表面2は前面又は表面
として表されており、一般的にワークピースを研磨する
ために使用される表面を表している。動作表面2は研磨
粒13が円盤状ディスク1の複合材料支持体の動作表面2
に固着した状態の研磨材料を有している。領域6は研磨
装置の回転可能なシャフトに装着するのに使用する円盤
状ディスク1の中心ホールである。
一般的に、ディスクの直径は6〜60センチメートル
(cm)の大きさの範囲内である。好ましくは、ディスク
直径は11〜30cm、より好ましくは、17〜23cmである。広
く市場で使用されるディスクの直径は17〜23Cmの大きさ
の範囲内である。また、典型的に、ディスクは中心ホー
ル、即ち図1の領域6を有し、これは通常2〜3cmの直
径である。図2について、一般的に固着円盤状ディスク
1は支持体11に取り付けた固着研磨組成物2を有してい
る。固着研磨組成物2はバインダー14に固着した研磨粒
13を有している。図2に示したディスクの断面図を拡大
した図2Aに見られるように、この実施態様例での支持体
部分は研磨組成物のボイド内に侵入して、境界領域Bで
の支持体11と研磨組成物2間を非常に強固に密着させ
る。
前述した図2について、支持体11の構造は、好ましい
複合材料の場合には、熱可塑性バインダー材料15と布補
強材料18からなっている。布補強材料18は独立した繊維
又はストランド(strand)状態であっても、又は繊維の
マット又はウェブ状態であってもよい。布補強材料18が
独立した繊維状であろうとマット状であろうと、布補強
材料18は支持体本体中の熱可塑性バインダー15全体に分
散していることが好ましい。より好ましくは、この分散
は支持体11本体全体にわたって均一である。
支持体11の厚さは可撓性の最適化と材料管理のため
に、典型的には3.0ミリメートル(mm)以下である。好
ましくは支持体11の厚さは、可撓性の最適化のために0.
5〜2.0mmである。より好ましくは、支持体11の厚さは1.
0〜1.8mmである。
特定の用途にたいして必要であれば、支持体は更なる
効果のために支持体中に一連のリブ(rib)(即ち厚い
部分と薄い部分の交互)を成形してもよい。成形リブは
バックアップ−パッドと組み合わせた場合にに、所望の
剛直性又は「使用時の感触」(有限要素分析を用いて)
を示すように、冷却性の改善、構造的な一体性の改善、
トルクトランスミッションの増加のために使用すること
ができる。これらのリブは直線状、曲線状、放射状、同
心円状、不定のパターン又はその組合せである。
図3は円盤状ディスク31の背面図を示している。円盤
状ディスク31は支持体材料中に成形された一連の放射状
リブ33を有する固着研磨ディスクの代表例である。この
図はディスク31の背面32を表しており、図1に示したデ
ィスクの反対表面である。従って、背面32は典型的に研
磨材料がない表面である。この特殊な実施態様例は中心
ホール36へと部分的にのみ伸びたリブ33を示し、成形リ
ブのない領域35を残したものを示しているが、必要であ
ればリブ33は中心ホール36にむかって背面全体に伸ばす
ことができる。
成形リブはディスクの半径に対していかなる角度であ
ってもよい。従って、リブは半径に対して所定角度に、
即ちディスクの中心から外側エッジにむかって伸びた線
状セグメントが0〜90゜の範囲内であるように配置する
ことができる。リブは半径に対して種々の角度を有する
パターンに配置して空気の流れを最大化することもでき
る。
更に、固着研磨材をツール及び/又はツールに対する
アダプターに固定するための取り付けシステムを支持体
中に直接成形することができる。
図4について、固着研磨物品40は支持体41と取り付け
システム42とを有している。取り付けシステム42と支持
体41はユニットで一体、すなわち1つの連続(成形)構
造である。典型的に、取り付けシステムが成形取り付け
システム、即ち支持体に直接成形されている場合には、
支持体の直径は約12cm以下、好ましくは約8cm以下であ
る。更に、この取り付け部は熱可塑性バインダー材料と
この熱可塑性バインダー材料全体に分散された有効量の
布補強材料の効果組成物からなることが好ましい。この
ような一体取り付けシステムは、少なくともハブ(hu
b)の中心に支持体を容易にかつ正確に成形できるので
効果的である。従って支持体がディスク型である場合に
は、ハブ上に容易にセンタリングすることによって、取
り付けシステムをディスクの幾何学的な中心に配置する
ことができる。
本発明に有用な複合材料支持体はまた、効果を与える
ことができるような3次元の別の成形形状を有してもよ
い。図5に示す固着研磨物品の別の設計では、ディスク
形状の支持体51は***したエッジ領域52を有している。
***したエッジ領域52はディスクの中心領域55に比べて
ディスクの外側のエッジ領域53での支持体51の厚さが厚
い領域である。好ましくは***したエッジ領域52は一般
的に中心領域55の厚さに比べて2〜6mm支持体の厚さが
厚いことを示している。***したエッジ領域52はいかな
る幅でもよいが、好ましくはディスク支持体51の外側エ
ッジ領域53で3.5〜5.5cmの環を表す。典型的に好ましく
は、***したエッジ領域52は固着研磨組成物56を有する
支持体51の領域のみである。
好ましくは、本発明のディスクは図5に見られるよう
に、押し下げられた中心領域を有してもよく、ここでは
ディスクの支持体51は押し下げられた中心領域58を有す
る形状に成形されている。
好ましくかつ効果的には、本発明に有用な好ましい複
合材料支持体は剛直性を付加するために厚さを増したエ
ッジを有している。図5に示すように、これは研磨材料
に***エッジを成型した物品となり得る。また、図6の
ディスク60に示すように、支持体61はディスク60の外側
エッジ領域63で厚さを増した成形エッジ領域62を有して
いる。エッジ領域62はディスク60の全表面積に比べて非
常に小さい表面積を示しており、ディスク60の研磨表面
65、即ちワークピースに接触する表面から離れるように
突出している。エッジ領域62は支持体の中心領域64に比
べて、支持体61の外側のエッジ領域63での厚さがより厚
い環形状であり、ディスクがより大きいストレスによる
歪みに対抗できるような増加した剛直性を与える。図5
に示した実施態様例に対して、図6に示した実施態様例
は***したエッジ領域62を有する表面と反対の表面上に
本発明の固着研磨組成物66を有している。
本発明に有用な複合材料支持体は充分な剛直性を有
し、研磨の際、好ましくは過度の研磨条件下に加わった
力により明らかにひび割れたり砕けたりしないようにす
る。従って、好ましい複合材料支持体は、ワークピース
の研磨境界部での圧力を少なくとも7kg/cm2、好ましく
は13.4kg/cm2に対して接触させる研磨操作に使用しても
実施可能な対抗性を有することが好ましい。
好ましくは、本発明に有用な複合材料支持体は、アメ
リカン・ソサイエティ・フォー・テスティイング・アン
ド・マテリアルズ(American Society for Testing
and Materials)(ASTM)D790テスト法に示されてい
る方法に従って決定されるような、25.4mm(幅)x50.8m
m(治具を横断する幅)x0.8〜1.0mm(厚さ)のサンプル
サイズで、4.8mm/分の置き換え速度において、大気条件
下少なくとも17,500kg/cm2曲げ率を有する。より好まし
くは、ここで有用な複合材料支持体は17,500kg/cm2〜14
1,000kg/cm2の曲げ率を有する。
本発明の研磨組成物とともに使用して有用な好ましい
複合材料支持体は苛酷な研磨条件に耐えられるほど充分
な曲げ靭性を有している。「充分な曲げ靭性」とは苛酷
な研磨条件に耐え得るほど充分に剛直性があり、支持体
にひび割れが生じてその構造的一体性を損なうような不
都合なもろさがないることを意味している。
本発明に使用する好ましい複合材料支持体の所望の靭
性は複合材料支持体の衝撃強さを測定することによって
示すことも可能である。衝撃強さはASTM D256又はD302
9テスト法に示されているテスト操作に従って測定する
ことができる。これらの方法は所定の大きさの標準テス
ト標本を破壊するのに必要な力の決定を含んでいる。本
発明に有用な複合材料支持体は大気条件下で0.89mmの厚
さのサンプルに対して少なくても0.4ジュールの衝撃強
さ、即ちガードナー衝撃値を有するのが好ましい。より
好ましくは、本発明に有用な複合材料支持体は大気条件
下で0.89mmの厚さのサンプルに対して少なくても0.9ジ
ュール、最も好ましくは、少なくても1.6ジュールのガ
ードナー衝撃値を有する。
また、本発明に有用な好ましい複合材料支持体は所望
の引張強さを有している。引張強さは物質が引き裂かれ
ることなく耐えることができる最大長さの応力の測定値
である。これは回転の不足や「たるみ」に対する対抗性
を表し、その結果として操作中に固着研磨物品が接触す
るワークピースの断続での高対抗性を示す。所望の引張
強さは0.75〜1.0mmの厚さのサンプルに対して約150℃で
少なくとも17.9kg/cm幅と規定する。
また、本発明に有用な好ましい複合材料支持体は適度
な形状制御性を有し、環境条件、例えば湿度や温度に対
して充分に非感応性である。これは、本発明に有用な複
合材料支持体が広い範囲の環境条件下で前述の特性を有
することを意味する。好ましくは複合材料支持体は約10
〜30℃の温度範囲及び30〜50%比湿度(RH)の湿度範囲
で前述の特性を有する。より好ましくは支持体は広い温
度範囲下(即ち0℃以下から100℃以上まで)及び広い
湿度値下(10%RH以下から90%RH以上まで)で前述の特
性を有する。
布補強材料の「有効量」とは、支持体が前述した熱対
抗性、靭性、可撓性、剛直性、形状制御性、粘着性にお
いて少なくとも改善が表れるほど充分な量の布補強材料
材料を含有していることを意味する。
好ましくは、本発明に有用な複合材料支持体中の熱可
塑性バインダーの量は支持体重量に対して60〜99%の範
囲、より好ましくは65〜95%の範囲、最も好ましくは70
〜85%の範囲である。典型的で好ましい複合材料支持体
において忘れてはならないのはまず、少量の布補強材
料、もし存在するならば、硬化支持体組成物全体にある
ボイドである。バインダー組成物にさらなる成分を添加
することができるが、本発明に有用な複合材料支持体は
まず、熱可塑性バインダーと有効量の布補強材料を含有
している。本発明の物品に有用な複合材料支持体におい
て、有用かつ好ましいバインダーは熱可塑性材料であ
る。熱可塑性バインダー材料は高温にさらした場合に軟
化し融解し、大気温度に冷却すると一般にその最初の状
態、即ち最初の物理状態に戻るするポリマー状材料(好
ましくは、オリゴマー状ポリマー材料)と規定する。製
造処理の間、熱可塑性バインダー材料をその軟化点以
上、好ましくはその融点異常に加熱してこれを流体と
し、所望の形状の複合材料支持体を形成する。支持体を
形成した後、熱可塑性バインダーを冷却して固化する。
このようにして熱可塑性バインダー材料は種々の形状及
び大きさに成形することができる。
本発明の物品中の複合材料支持体の調製に好適な熱可
塑性材料の例としては、ポリカーボネート類、ポリエー
テルイミド類、ポリエステル類、ポリスルホン類、ポリ
スチレン類、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
ブロックコポリマー類、アセタールポリマー類、ポリア
ミド類、又はその組合せがある。ここに挙げたうち、ポ
リアミド類及びポリエステル類が好ましい。ポリアミド
材料は、少なくとも本来強固で熱対抗性があり、典型的
に前処理なしに好適な粘着樹脂にたいして良好な粘着性
を有し、かつ比較的安価であるので、最も好ましい熱可
塑性バインダー材料である。
本発明に有用な複合材料支持体を形成する最も好まし
い熱可塑性材料は、アミド基、即ち−(C=O)NH−を
有することを特徴とするポリアミド樹脂材料である。あ
らゆるタイプのポリアミド樹脂材料、即ちナイロン6/6
又はナイロン6のようなナイロン類を用いることができ
る。このうち、フェノール系ベースのメイクコート、即
ち第1の粘着層を使用する場合にはナイロン6が最も好
ましい。これはナイロン6とフェノール系ベースの粘着
剤との間で優れた粘着性を得ることができるからであ
る。
本発明による物品における支持体として、使用可能な
市販入手できるナイロン樹脂の例としては、MO、セント
・ルイスのモンサント(Monsanto)からの商品名「ビジ
ン(Vydyne)」;DE、ウィルミントンのデュポン(DuPon
t)からの「ジテール(Zytel)」「ミンロン(Minlo
n)」;NJ、ピスカタウェイのヒュールズ・アメリカ(Hu
ls America)社からの「トロッグアミド(Trogamid)
T」;NJ、モリスタウンのアライド・ケミカル(Allied
Chemical)社からの「カプロン(Capron)」;PA、ピ
ッツバーグのモーベイ(Mobay)社からの「ナイダー(N
ydur)」;及びNJ、パーシッパニーのBASF社からの「ウ
ルトラミッド(Ultramid)」で公知のものがある。無機
物充填熱可塑性材料、例えば無機物充填ナイロン6樹脂
「ミンロン」を用いることができるが、この中の無機物
は本明細書で規定するような「繊維」又は「布材料」と
しての特性を示すものではなく;むしろ無機物は典型的
に100:1以下のアスペクト比を有する粒子状である。
熱可塑性バインダー材料の他に、本発明に有用な複合
材料支持体は有効量の布補強材料を含有している。ここ
で布補強材料の「有効量」とは硬化支持体の物理的特
性、即ち熱対抗性、靭性、可撓性、剛直性、形状制御
性、粘着性等に少なくとも改善が表れるのに充分な量で
あるが、あまりに多くのボイドを生じたり支持体の構造
一体性に悪影響を与えるほど布補強材料が多くない量の
ことである。好ましくは支持体中の布補強材料の量は支
持体の重量に対して1〜40%の範囲、より好ましくは5
〜35%の範囲、最も好ましくは15〜30%の範囲内であ
る。
布補強材料は独立した繊維又は布ストランド形状であ
っても、繊維のマット又はウェブ形状であってもよい。
好ましくは、補強材料は製造の有益性から、独立した繊
維又は布ストランドの形状である。繊維は典型的に少な
くとも100:1アスペクト比を有する微細な糸状片と規定
される。繊維のアスペクト比は繊維の長辺の短辺に対す
る比である。マット又はウェブは織又は不織マトリック
ス形状のいずれでもよい。不織マットは繊維を機械的、
熱的、又は化学的手段により結び付ける又は絡ませるこ
とによって形成された繊維の不規則に分散したマトリッ
クスである。
本発明に適用して有用な補強材料の例としては、金属
繊維、又は非金属繊維がある。非金属繊維としてはガラ
ス繊維、炭素繊維、無機繊維、熱対抗性有機材料から形
成される合成又は天然繊維、又はセラミック材料から形
成される繊維がある。本発明に適用して好ましい繊維と
しては非金属繊維があり、より好ましい繊維としては熱
対抗性有機繊維、ガラス繊維、又はセラミック繊維があ
る。
「熱対抗性」有機繊維とは、使用可能な有機繊維が製
造又は本発明の固着研磨支持体使用条件下で融解若しく
は破損に対して耐性でなければならないことを意味す
る。有用な天然有機繊維の例としては、毛、絹、綿、又
はセルロースがある。有用な合成有機繊維の例として
は、ポリビニルアルコール繊維、ポリエステル繊維、レ
ーロン繊維、ポリアミド繊維、アクリル系繊維、アラミ
ド繊維、フェノール系繊維がある。本発明に適用して好
ましい有機繊維はアラミド繊維である。このような繊維
はDE、ウィルミントンのデュポン社から「ケブラー(Ke
vlar)」及び「ノメックス(Nomex)」の商品名で市販
入手できる。
一般的に、いかなるセラミック繊維を本発明に適用し
ても有用である。本発明に好適なセラミック繊維の例は
MN、セント・ポールの3M社から市販入手できる「ネクス
テル(Nextel)」である。
本発明に適用して最も好ましい補強繊維は、少なくと
も固着研磨物品に所望の物性を与え、かつ比較的安価で
あることから、ガラス繊維である。更に好適な境界結合
剤を存在させてガラス繊維の熱可塑性材料への粘着性を
向上させてもよい。ガラス繊維は典型的に後述するグレ
ードを用いて分類される。例えば、Eガラス(電気性
(electrical)に対して)及びSガラス(強さ(streng
th)に対して)である。また、後述するコードは直径の
範囲を表しており、例えば大きさ「D」は直径6マイク
ロメートルの繊維を表し、大きさ「G」は直径10マイク
ロメートルの繊維を表す。ガラス繊維の有用なグレード
は繊維の型U〜DのEガラス及びSガラスの両方であ
る。ガラス繊維の好ましいグレードとしては、繊維の型
「G」のEガラスと繊維の型「G」のSガラスがある。
市販入手できるガラス繊維はFL、オルズマーのスペシャ
ルティ・ガラス(Specialty Glass)社;OH、トレドの
オーエンス−コーニング・ファイバーガラス(Owens−C
orning fiberglass)社;MO、ローラのMo−Sci社から入
手できる。ガラス繊維を用いる場合には、ガラス繊維に
境界結合剤、即ちシランカップリング剤のようなカップ
リング剤を伴わせて熱可塑性材料に対する粘着性を改良
する。シラカップリング剤の例としてはMI、ミッドラン
ドのダウ・コーニング(Dow Corning)から入手できる
商品名「Z−6020」及び「Z−6040」として公知のもの
がある。
100マイクロメートル程度の短い長さの繊維材料、又
は1つの連続した繊維用の長い長さの繊維材料の使用を
通じて利益を得ることができる。好ましくは、繊維の長
さは0.5mm〜50mmの範囲、より好ましくは1mm〜25mm、最
も好ましくは1.5mm〜10mmの範囲である。好ましい繊維
に対する補強繊維デニール、即ち細さの程度は1〜5000
デニール、典型的には1〜1000デニールの範囲である。
より好ましくは、繊維デニールは5〜300、最も好まし
くは5〜200である。デニールは使用する補強繊維のタ
イプに非常に影響を受ける。
本発明に有用な複合材料支持体は更に有効量(支持体
の総重量に対して通常1〜15%)の強靭剤を含有してい
る。好ましい強靭剤、即ちゴム強靭剤及び可塑剤の例と
しては:トルエンスルホンアミド誘導体(例えば、N−
ブチル−及びN−エチル−p−トルエンスルホンアミド
の混合物、IL、シカゴのアクゾ・ケミカルズ(Akzo Ch
emicals)から商品名「ケツジェンフレックス(Ketjenf
lex)8」で市販入手できる);スチレンブタジエンコ
ポリマー;ポリエーテル骨格ポリアミド類(NJ、グレン
・ロックのアトケム(Atochem)から商品名「ペバック
ス(Pebax)」で市販入手できる);ゴム−ポリアミド
コポリマー類(DE、ウィルミントンのデュポンから商品
名「ジテール(Zytel)FN」で市販入手できる);スチ
レン−(エチレンブチレン)−スチレンの官能化トリブ
ロックポリマー(TX,ヒューストのシェル・ケミカル(S
hell Chemical)社から商品名「クラトン(Kraton)FG
1901」で市販入手できる);及びこれらの材料の混合物
がある。この群のうち、ゴム−ポリアミドコポリマー類
とスチレン(エチレンブチレン)−スチレントリブロッ
クポリマーは、少なくとも本発明の支持体及び製造方法
に有益な特徴を与えるのでより好ましい。ゴム−ポリア
ミドコポリマー類は、少なくとも本発明に有用な複合材
料支持体に有益な衝撃及び研磨特性を与えるので最も好
ましい。
支持体を射出成形により形成する場合には、典型的に
強靭剤を他の成分とともに強靭剤ペレットの乾燥混合物
として添加する。この処理は通常強化剤のペレットを繊
維含有熱可塑性材料のペレットとともに混練混合するこ
とを包含している。より好ましい方法は熱可塑性材料、
補強繊維、及び強靭剤を好適な押出装置内でともに混合
し、この混合物をペレット化し、次いでこれら調製した
ペリットを射出成形装置中に入れることを包含してい
る。強靭剤と熱可塑性材料の市販組成物は、例えば、N
J、パーシパニーのBASF社からの商品名「ウルトラミッ
ド」で入手可能である。特に「ウルトラミッドB3ZG6」
は本発明に有用な強靭剤とガラス繊維を含有したナイロ
ン樹脂である。
前述の材料以外に、本発明に有用な支持体は有効量の他
の材料又は成分を所望の目的の特性に応じて含有するこ
とができる。例えば、支持体は形状安定剤、即ち熱可塑
性バインダー材料について前述した熱可塑性ポリマーよ
り高い融点を有する熱可塑性ポリマーを含有することが
できる。好適な形状安定剤は、これに限定されないが、
ポリ(フェニレンスルフィド)、ポリイミド類、及びポ
リアラミド類がある。好ましい形状安定剤の例として
は、MA、ピッツフィールドのジェネラル・エレクトリッ
ク(General Electric)から商品名「ノリル(Noryl)
GTX 910」で市販入手できるポリフェニレンオキサイド
ナイロン混合物がある。
特定の用途に対して本発明に有用な支持体に添加でき
る他の材料としては無機又は有機系の充填剤がある。無
機充填剤は無機物充填剤(mineral filler)として公
知である。充填剤は粒子状材料と規定され、典型的に10
0マイクロメートル以下、好ましくは50マイクロメート
ル以下の粒子サイズを有している。本発明に使用して有
用な充填剤の例としては、カーボンブラック、カルシウ
ムカーボネート、シリカ、カルシウムメタシリケート、
クリオライト、フェノール系充填剤、又はポリビニルア
ルコール充填剤がある。充填剤を用いる場合には、充填
剤は補強繊維間に充填して支持体のひび割れの増殖を防
止することができると考えられる。典型的に、充填剤は
支持体重量に対して約20%以上の量を使用してはならな
い。好ましくは少なくとも有効量の充填剤を使用する。
本明細書において、この前後における「有効量」という
用語とは、充填には十分であるが、硬化支持体の引張強
さを顕著に減少させることのない量を示している。
本発明の特定の用途に対して支持体に添加できる有用
な他の材料又は成分としては以下に限定されないが、顔
料、オイル類、帯電防止剤、難燃剤、熱安定剤、紫外線
安定剤、界面潤滑剤、酸化防止剤、及び処理助剤があ
る。典型的にこれらの成分を所望の結果に対して必要以
上に使用してはならない。
研磨固着物品(一体成形支持体)の製造 種々の方法を用いて本発明による研磨物品を製造する
ことができる。多くの好ましい配合(又は成分)を用い
て射出成形により一体成形支持体を形成するのが効果的
である。従って、製造条件や製品の形状の精密な制御は
むやみな実験をしなくても容易に得ることができる。本
発明に有用な支持体を射出成形する実際の条件は使用す
る射出成形装置のタイプやモデルに依存する。
一体成形支持体を有する本発明の研磨物品を製造する
ために、まず、本発明の固着研磨組成物を前記した操作
に従って、かつ以下の実施例に従って形成する。固着研
磨組成物を完全に硬化した後、これを支持体に適用す
る。
典型的に、支持体を形成する成分をまず、200〜400
℃、好ましくは250〜300℃、即ち流体にするのに十分な
温度に加熱する。容器(barrel)温度は典型的に200〜3
50℃、好ましくは260〜280℃である。実際の成形温度は
50〜150℃、好ましくは90〜110℃である。サイクル時間
は0.5〜30秒の範囲であり、好ましくはサイクル時間は
1秒である。経済的な観点からサイクル時間が早いほど
好ましい。
本発明の物品に有用な他の効果的な支持体の射出成形
方法は種々ある。例えば、布補強材料(例えば、補強繊
維)を熱可塑性材料と混合した後に射出成形工程を行う
ことができる。これは繊維と熱可塑性材料を加熱押出装
置内で混合し、ペレットを押し出すことによって達成す
ることができる。
この方法を用いた場合には、補強繊維の大きさ又は長
さは典型的に0.5mm〜50mm、好ましくは1mm〜25mm、より
好ましくは1.5mm〜10mmの範囲である。この方法を使用
する場合に、長い繊維ほど処理中により短い繊維へとち
ぎれるまたは切れる傾向にある。支持体が熱可塑性バイ
ンダーと補強繊維とともに他の成分又は材料を含有する
場合には、これらをペレットととともに混合した後に射
出成形装置に入れる。このようにして、支持体を形成す
る成分を支持体中のバインダー全体に適度に均一に分布
させるのが好ましい。
また、補強繊維の織物マット、不織マット、又はステ
ィッチ接合マットを鋳型中に入れることができる。熱可
塑性材料と任意の成分を射出成形してマット中の補強繊
維間の空間を満たすことができる。本発明のこの特徴で
は、補強繊維を所望の方向に容易に向けることができ
る。更に補強繊維は鋳型及び/または形成される物品の
大きさと形状により規定される長さを有する連続した繊
維であってもよい。
場合によっては、効果的な製造のために、常套の鋳型
レリースを適用して成形することができる。しかし、熱
可塑性材料がナイロンの場合には、鋳型を典型的に鋳型
レリースで被覆してはならない。
更に、2以上の層を一度に押し出して本発明の物品に
有用な複合材料支持体を形成してもよい。例えば、2層
フィルムダイに適した常套の押出装置を使用して、2層
支持体を形成することができる。ここで1層はバインダ
ーと研磨粒子の粘着性に改良を与え、他方の層は例えば
より高レベルの充填剤を含有しており、これによって犠
牲的な操作をなくしてコストを低下させることができ
る。
本発明における他の研磨物品 本発明における固着研磨組成物を前形成された支持体
に適用(即ち、支持体上に流す、又は広げる)し、粘着
させて固着研磨物品を形成してもく、このとき前形成さ
れた支持体は硬質金属、硬質及び可撓性ポリマー状材
料、複合材料、布等の材料から選択される。研磨組成物
を前形成された支持体に固着する固着システムは、ポリ
尿素バインダー又は凝集物粒子を一緒に保持する固着シ
ステムと同じであっても異なっていてもよい。本発明を
更に以下の非限定的な実施例によって例示する。ここで
全ての部及びパーセンテージは特別の場合以外は重量で
ある。これらの実施例に用いる材料についての更なる説
明を以下の「材料の記載」の項に示す。研磨粒子の大き
さは、FEPA−スタンダード 43−GB−1984に従って指定
する接頭文字Pにより表示されていなければ、ANSIスタ
ンダードB74.18の指定どおりである。実施例1〜14及び
比較例A〜Cのそれぞれについて、成分及び存在量を示
した組成物の概要を以下の表1に示す。これらの実施例
は本発明の範囲を不当に限定するものではない。
以下のリストは実施例及び比較例に使用した全ての材
料を概説している。
材料の記載 アジプレン(ADIPRENE)BL16:ポリ(テトラメチレン
グリコール)ポリマーの商品名で、2モルのトルエンジ
イソシアネートと反応してメチルエチルケトキシムで適
度にブロックされ、757当量を有する2官能性イソシア
ネートプレポリマーを生成する。ユニローヤル・ケミカ
ル(Uniroyal Chemical)社から市販入手できる。
アジプレン(ADIPRENE)BL−90:ポリ(ヘキサメチレ
ンアジペート)ポリマーの商品名で、2モルのトルエン
ジイソシアネートと反応してメチルエチルケトキシムで
適度にブロックされ、801当量を有する2官能性イソシ
アネートプレポリマーを生成する。ユニローヤル・ケミ
カル(Uniroyal Chemical)社から市販入手できる。
カイター(CAYTUR)31:メチレンジアニリンナトリウ
ムクロライド錯体の50%ジオクチルフタレート分散体の
商品名で、230当量を有し、ユニローヤル・ケミカル(U
niroyal Chemical)社から市販入手できる。
クリサーン103:70%のメチレンジアニリンと30%のポ
リマー状メチレンジアニリンの混合物の商品名で、約2.
3の官能性を有し、約101当量を有する。アメリカ合衆国
のダウ(Dow)から市販入手できる。デスモダー(DESMO
DUR)N3200:ポリマー状ヘキサメチレンジイソシアネー
トの商品名で、3の官能性を有し、約180当量を有す
る。モーベイ(Mobay)社から市販入手できる。
ダイテック(DYTEK)A:1,5−ジアミノ−2−メチルペ
ンタンの商品名で、デュポン(Du Pont)社からダイテ
ックAの商品名で市販入手でき、58当量を有する。
イソネート(ISONATE)143L:ポリマー状MDI(メチレ
ンジイソシアネート)の商品名で、約145のイソシアネ
ート当量と、2.1の官能性を有する。ダウ・ケミカル(D
ow Chemical)社から市販入手できる。
モンダー(MONDUR)MRS−5:ポリマー状メチレンジイ
ソシアネートの商品名で、2.4の官能性を有し、140当量
を有する。モーベイ(Mobay)社から市販入手できる。
パピ(PAPI)2020:ポリマー状MDI(メチレンジイソシ
アネート)の商品名で、約140のイソシアネート当量
と、3.0の官能性を有する。アメリカ合衆国のダウ・ケ
ミカル(Dow Chemical)社から市販入手できる。
ポーラミン(POLAMINE)650:約650の平均分子量と約3
75当量を有する以外は商品名ポーラミン1000で公知のア
ミノベンゾエートに類似のアミンの商品名である。エア
・プロダクツ・アンド・ケミカル(Air Products and
Chemical)社から市販入手でき、以前はポラロイド社
から市販入手できる。
ポーラミン(POLAMINE)1000:ポリテトラメチレン−
オキサイド−ジ−p−アミノベンゾエートの商品名で、
約1240の平均分子量と約620当量を有する。エア・プロ
ダクツ・アンド・ケミカルズ(Air Products and Ch
emicals)社から市販入手できる(以前はポラロイド社
から市販入手できる)。
ポリメグ(POLYMEG)1000:ポリ(テトラヒドロフラ
ン)ポリマーの商品名で、2つのヒドロキシル基を末端
にもち、QOケミカル(Chemical)社から市販入手でき
る。485当量を有する。
ポリ(POLY)THF750:ビス(3−アミノプロピル)ポ
リテトラヒドロフランの商品名で、BASF社から市販入手
できる。375当量を有する。
クアドロール(QUADROL):N,N,N',N'−テトラキス
(2−ヒドロキシ−プロピル)エチレンジアミンの商品
名で、BASF社から市販入手できる。73当量を有する。
トレン(TREN):トリス(2−アミノエチル)アミン
の商品名で、W.R.グレース(Grace)&Co.から市販入手
できる。49当量を有する。
ポリメグ(POLYMEG)2000:ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコールの商品名で、2の平均活性水素官能性と約
2000の平均分子量を有する。、QOケミカル(Chemical)
社から市販入手できる(長鎖飽和プレポリマー)。
ポリブド(Polybd)R−45HT:ヒドロキシ末端ポリブ
タジエン(長鎖ジエンプレポリマー)の商品名で、2.4
〜2.6の平均活性水素官能性と約2800の平均分子量を有
する。アトケム(Atochem)社から市販入手できる。
L−562:シリコン界面活性剤の商品名で、ユニオン・
カーバイド(Union Carbide)社から市販入手できる。
KR−55:テトラ(2,2ジアリオキシメチル)ブチル、ジ
(ジトリデシル)ホスフィトチタネート(チタネートカ
ップリング剤及び分散剤)の商品名で、ケンリッチ・ペ
トロケミカルズ(Kenrich Petrochemicals)社から市
販入手できる。
パラチノール(PLATINOL)711−P:C7、C9、及びC10ジ
アルキルフタレート類の混合(可塑剤及び粘度減少剤)
の商品名で、BASF社から市販入手できる。
トリゴノックス(TRIGONOX)21−OP50:t−ブチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート(架橋開始剤)の商
品名で、アクゾ・ケミカル(Akzo Chemical)社から市
販入手できる。
モレキュラーシーブ3A:K12[(AlO212(SiO212
・xH2Oの商品名で、アルカリ金属アルミノシリケートで
あって、タイプ「A」結晶構造のカリウム型である。UO
Pモレキュラー・シーブ・アブソーベンツ(Molecular
Sieve Absorbent)社から市販入手できる。
試験方法1:穴なきスクリーン研磨試験 それぞれの場合についてのホイールを適当なサイドフ
ランジ間に固定し、アーバーに装着して1,200rpmで回転
した。試験前に、ホイールをダイアモンド−チップ(di
amond−tipped)部材で処理した。50mmx280mm片の16ゲ
ージ1008CRS穴なきスクリーン(直径4mmのスタッガード
ホール、開口率46%、ストックパターン番号041;イリノ
イ州シカゴのハリント&キング(Harrington & Kin
g)から市販入手できる)からなる金属ワークピース
を、それぞれ2625N/mの力で回転しているホイールに逆
らって進めた。試験金属の穴あきストリップを1分間に
12回の割合で(一回に)140mmの上下変位幅で上下に移
動させた。穴あき試験金属ストリップを1分間、回転す
るホイールに逆らって進めた後、穴あき金属ストリップ
とホイールの損失重量を測定した。ホイールの損失重量
をホイールの総重量で割り、100倍してホイール摩耗パ
ーセントを得た(表2)。更に表2には、穴あき金属の
切削又は損失重量をホイール摩耗パーセントで割った特
性値を示す。表2は汚れ又はホイールバインダーの試験
ストリップへの移動が観察できたかどうかについても示
す。汚れはホイールバインダーの可視可能な痕跡がワー
クピース上に存在するかどうかを示した。これは摩耗パ
ーセントと高い特性のバランスを有することが好まし
い。しかし、求められるワークピースの性質に依存して
これらのバランスは低い摩耗パーセント又は高い特性の
方向にシフトしてもよい。
試験方法2:スチール環研磨試験 スチール環研磨試験は種々の使用条件での本発明の研
磨物品を評価するための自動的手段を提供する。この試
験では、ワークピースは外径30.5cm、内径28.0cm、厚さ
5〜11cmのマイルドスチール環であった。この環を回転
テーブル上に取り付け、45rpmで回転させた。試験する
研磨ディスクを10.2cmのハブを有する直径17.8cmのハー
ドバックアップパッド(ミネソタ、セント・ポールのミ
ネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリン
グ(Minnesota Mining and Manufacturing)社から3
MパーツNo.05144−45192、51144−45190でそれぞれ市販
入手できる)上に取り付けた。このディスク/バック−
アップパッドのアセンブリーを次にディスクを5000rpm
(負荷ゼロ下)で回転させる事ができる電子グリンダー
に取り付けた。一方、グリンダーをミネソタ、ローズビ
ルのメカニトロン(Mechanitoron)社から「メカニトロ
ン(Mechanitoron)CFD 2100」の商品名で公知の一定
負荷部材に取り付け、研磨ディスク上に環ワークピース
に逆らって4.54kgの負荷の印加を確保した研磨ディスク
/バック−アップパッド/一定負荷部材のアセンブリー
の位置決めは、アセンブリーをロボット(サウスカロラ
イナ、グリーンウッドのシンシナティ・ミラクロン(Ci
ncinnati Milacron)、インダストリアル・ロボット・
デビジョン(Industrial Robot Division)から入手
できる「タイプ T3 インダストリアル・ロボット(In
dustrial Robot)の商品名で公知)に取り付けること
によってなされる。環を研磨するため、グリンダーアセ
ンブリーを約3時の位置に環表面にそって配置した。そ
れぞれの試験開始前に、環を計量し初期表面仕上げ(研
磨深さの計算平均(Ra))をプロフィロメーター(英
国、ライセスターのテイラー・ホブソン(Taylor Hobs
on)から商品名「サートロニック(Surtronic)3」で
市販入手できる)を用いて決定した。次に環を回転テー
ブルに戻した。試験する研磨ディスクをバック−アップ
パッドに取り付ける前に、ディスクを計量した。動作研
磨ディスクが環の平坦な面上を動作し環平面の外側に約
6゜傾くように、ロボットは動作研磨ディスクを位置決
めし、ディスクが「傾き」、環表面との接触により僅か
に曲がるように、その軸は環の半径により規定した。試
験ディスクはそれぞれこの位置で1分間動作した。
次に試験ディスクをそれぞれ環の接線に実質的に平行
な軸に対して+10゜回転させて環の外側エッジが接触す
るようにし、試験を30秒間続けた。
次にそれぞれの試験ディスクを−10゜回転させて再度
平坦な面を1分間接触するようにし、次に更に−10゜回
転させて環の内側エッジを30秒間接触するようにした。
ディスクを+10゜回転させて再度環の平坦な面に接触
させ、最終の1分間研磨することによって、それぞれの
場合について4分間の試験サイクルを完結した。試験の
幾つかについて、環重量、研磨ディスク重量、及びワー
クピースの仕上げを4分間のサイクルの後に決定した。
試験は全部で4分間サイクルを20回続ける、又はディス
クが欠乏してワークピースを有効に研磨できなくなるま
で、即ちディスク上に研磨材がもはや残っていなくなる
まで続けた。
試験サイクル終了後、ワークピースを計量してワーク
ピース材料の除去(切削)重量を決定し、研磨ディスク
を計量して残存研磨材重量を決定し、最終表面仕上げを
測定した。
実施例 実施例1 研磨ホイールを、230gの多官能アミン(商品名ポーラ
ミン1000で入手可能)(ソフトセグメント)、66gの多
官能イソシアネート(商品名イソシアネート143Lで入手
可能)(ハードセグメント)、及び1300gの16〜32グレ
ードの大きさを有する研磨凝集物(グレード180の酸化
アルミニウム研磨粒子から形成)を混合することによっ
て調製した。多官能アミン及び多官能イソシアネートは
1分間大きいコンテナ内で扇風機タイプのスチーラーを
用いて前混合した後、研磨凝集物粒子を1分間撹拌しな
がら添加して研磨凝集物を混入した。この実施例で使用
した研磨凝集物は、グレードP180の酸化アルミニウム80
%、A−ステージベース−触媒化フェノール−ホルムア
ルデヒド樹脂バインダー(70%固形)5%、クリオライ
ト7%、約35マイクロメートルの平均サイズで約5〜75
マイクロメートルの大きさを有するガラスバブル1%か
らなる。これらの凝集物は米国特許第4,799,939号の教
示に従って形成した。前述の混合物1200g部を鋳型中に
入れて外径203mm、中心ホール32mm、厚さ25mmを有する
研磨ホイールを製造した。鋳型封入後、鋳型を8.9x104N
の圧力の水圧機の加熱プラテン間に置いた。このプラテ
ンを95℃に加熱し、この圧力でプレス機内に30分間保存
した。得られたホイールは1.5g/cm3の平均密度を有して
いた。
ホーイールを鋳型から取り外し、試験方法1の操作に
従って評価した。その結果を表2に示す。
実施例2 実施例2のホイールは、多官能イソシアネート;パピ
2020を多官能イソシアネート;イソネート143Lの代わり
にポリ尿素バインダーのハードセグメントとする以外は
実施例1と同様に調製し評価した。
実施例3 実施例3のホイールは、200g(230gに代えて)の多官
能アミン;ポーラミン1000、58gの多官能イソシアネー
ト;デスモダーN3200(ハードセグメント)、1118g(13
00gに代えて)の研磨凝集物を用いる以外は実施例1と
同様に調製し評価した。1200gのバインダー及び研磨材
混合物を実施例1の鋳型中に入れた後、95℃で実施例1
において30分間の代わりに10時間で硬化した。
実施例4 この実施例(実施例5〜8、比較例A及びB)では、
ソフトセグメントは2官能イソシアネート類であった。
1092gのブロック2官能イソシアネートプレポリマー;
アジプレンBL−16に、84gのジアミノ−メチルペンタ
ン;ダイテックA(ハードセグメント)、2官能アミン
を添加し、得られた混成体を10分間実施例1に記載した
スチーラーを用いて混合した。300gのこの樹脂混合物に
実施例1に記載した1300gの研磨凝集物を混入し、更に
数分間撹拌して均一な混合物を製造した。1200g部のバ
インダーと研磨材混合物を実施例1と同様に鋳型に入
れ、加圧した。加圧後、鋳型トップを除去し、開放した
鋳型を135℃の熱空気対流オーブンに2時間入れ、得ら
れたホーイルを鋳型から取り除き、取り除いたホイール
を135℃で4時間本硬化した。ホイールは実施例1に記
載したように評価した。
実施例5 ホイールを、1000g(1092gに代えて)のブロック2官
能イソシアネートプレポリマー;アジプレンBL−16、65
gのアミン;トレン(84gのダイテックAに代えて)を約
5分間全体的に混合した以外は実施例4のホイールと同
様に調製し評価した。300gのこの樹脂混合物に1300gの
研磨凝集物を混入した。約5分間混合した後、1200g部
のこの混合物を実施例4の記載と同様に鋳型に入れ、硬
化した。
実施例6 ホイールを、構成要素が250gのブロック2官能イソシ
アネートプレポリマー;アジプレンBL−16、86gのジア
ニリンナトリウムクロライド錯体;カイター31、及び14
56gの研磨凝集物である以外は実施例4のホイールと同
様に調製し評価した。1200g部のこの混合物を実施例1
〜5に使用した鋳型に入れ、18時間120℃で硬化した。
実施例7 ホイールを、構成要素が317gのジアニリン;クリサー
ン103(ハードセグメント)であり、これを65℃に前加
熱して溶解し、ここでこれを2421gのブロック2官能イ
ソシアネートプレポリマー;アジプレンBL−16(ソフト
セグメント)に添加して1時間撹拌した以外は実施例4
のホイールと同様に調製し評価した。300gのこの樹脂混
合物に1300gの研磨凝集物を混合しながら添加した。120
0g部の研磨材のスラリーを鋳型(実施例1記載の)に入
れ、4時間135℃で硬化した後、成形ホイールを鋳型か
ら取り除き、135℃で更に4時間本硬化した。
実施例8 ホイールを、構成要素が34gのジアニリン;クリサー
ン103であり、これを65℃に加熱し、次にゆっくりと撹
拌しながら予め60〜70℃に加熱しておいた270gのブロッ
ク2官能イソシアネートプレポリマー;アジプレンBL−
90に添加した以外は、この実施例のホイールの調製及び
評価は実施例4と同様である。1300gの研磨凝集物を混
合しながら添加した。1200g部の混合物を実施例1に記
載したようにプラテンプレス機内の鋳型に入れて加圧
し、加圧後、鋳型を開放し、ホイールを取り除き、この
ホイールを135℃で4時間加熱して本硬化した。
比較例A 比較例Aはポリ(テトラヒドロフラン)ポリマー;ポ
リメグ1000ポリオールをアミノベンゾエート;ポーラミ
ン1000の代わりに用いる以外は実施例2と同様に調製し
評価した。この比較例では230gのポリ(テトラヒドロフ
ラン)ポリマー(ソフトセグメント)を66gのポリマー
状メチレンジイソシアネート;パピ2020及び1300gの研
磨凝集物と混合した。1200g部の樹脂バインダーと研磨
材混合物を実施例1記載の鋳型に入れ、135℃10時間で
硬化した(実施例1で行ったのと同様で、圧力を増加し
ない)後、135℃で4時間本硬化した。このホイールは
実施例2に比べて過剰な摩耗を有した。
比較例B 比較例Bは以下の点以外は実施例4の記載と同様に調
製し評価した。
比較例Bについて、構成要素が、1000gのブロック2
官能イソシアネートプレポリマー;アジプレンBL−16
で、これを96gのヒドロキシ末端ジアミン;クアドロー
ル(ハードセグメント)と0.3gのジブチル錫ジラウレー
ト触媒とに10分間混合した。その後、300gのこの樹脂混
合物に1300gの研磨凝集物を混合した。1200g部の樹脂/
研磨凝集物混合物を実施例1記載の鋳型に別々に入れ、
それぞれ135℃14時間で硬化した後、鋳型からホイール
を取り外して135℃で4時間本硬化した。
実施例9 実施例1記載の操作を用いて、低分子量オリゴマー状
ポリアミン(ソフトセグメント)を1,4−ブタンジオー
ル(ハードセグメント)と混合し、多官能イソシアネー
ト;パピ2020(ハードセグメント)で硬化して、ホイー
ル内に凝集物研磨粒子を固定した。この実施例で使用し
た研磨凝集物は、グレードP120の酸化アルミニウム80
%、A−ステージベース−触媒化フェノール−ホルムア
ルデヒド樹脂バインダー(70%固形)6%、クリオライ
ト9%、約16〜32グレードの粒子サイズを有する木材パ
ルプ5%からなる。これらの凝集物は米国特許第4,652,
275号の教示に従って形成した。この組成物の詳細を表
1に与える。
実施例9のホイールを、ホイールを2000rpmで回転さ
せた以外は前述の試験方法1に記載の操作と同様にして
評価した。その結果を以下の表2に示す。このホイール
は良好に動作し、汚れやホイールバインダーの試験ワー
クピースへの移動を示さなかった。
実施例10 研磨ホイールを500gのポーラミン1000として公知のポ
リテトラメチレンオキキサイド−ジ−p−アミノベンゾ
エート、113gのポリマー状メチレンジイソシアネート;
パピ2020、及び2452gの実施例9記載のけま凝集物を混
合することによって調製した。アミノベンゾエート、と
ジイソシアネートを大きいコンテナ内で前混合した後、
研磨凝集物粒子を添加した。研磨凝集物粒子添加後、コ
ンテナ内の混合物を5分間混練した。
1200g部のこの混合物を実施例1記載の鋳型に入れ
た。鋳型封入後、鋳型を8.9x104Nの圧力の水圧機の加熱
プラテン間に置いた。このプラテンを95℃に加熱し、こ
の圧力のプレス機内に30分間保存した。この実施例のホ
イールを実施例9のホイールと同様の方法で評価した。
実施例11 この実施例は以下の点以外は実施例1記載の鋳型で調
製し、実施例9のホイールと同様の方法で評価した。
研磨ホイールを、250gの商品名「ポーラミン1000」と
して公知のポリテトラメチレンオキサイド−ジ−p−ア
ミノベンゾエート、60gの商品名「パピ2020」で公知の
ポリマー状メチレンジイソシアネート、及び1240gの16
〜32グレードの大きさを有する研磨凝集物を混合するこ
とによって調製した。研磨凝集物は、240シリコンカー
バイド研磨粒子80%、A−ステージベース−触媒化フェ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂バインダー(70%固形)
9%、クリオライト11%、約35マイクロメートルの平均
直径を有する中空ガラスバブル1%からなる。これらの
凝集物は米国特許第4,799,939号の教示に従って形成し
た。
実施例12 この実施例では、非凝集、研磨粒子を用いた。200gの
ポーラミン1000として公知のポリテトラメチレンオキサ
イド−ジ−p−アミノベンゾエートに、46gのポリマー
状メチレンジイソシアネート;パピ2020を添加して5分
間撹拌した後、2214gの80グレードの酸化アルミニウム
研磨粒子を添加し、次いで約10分間全体を混合した。18
00g部のこの混合物を実施例1記載の鋳型に入れ、硬化
した。このホイールを前述の実施例9に記載したように
評価した。結果を表2に示す。
実施例13 この実施例の研磨ホイールは以下の点以外は実施例1
と同様に調製し、評価した。この実施例では構成要素は
400gのポリテトラメチレンオキサイド−ジ−p−アミノ
ベンゼン;ポーラミン1000及び93gのポリマー状メチレ
ンジイソシアネート;モンダーMRS−5であった。構成
要素を全体に前混合し、次いで1479gの60グレードの酸
化アルミニウム研磨粒子を混合した。1700g部の研磨材
/バインダー混合物を実施例1記載の鋳型に入れ、120
℃30分間で硬化した後、鋳型から取り外して120℃で更
に1時間本硬化した。
この実施例のホイールを、ホイールを2000rpmで回転
させ、穴あき金属ワークピースを上下に1分間に30サイ
クルの割合で動かした以外は試験方法1に記載の操作と
同様にして評価した。更なる情報及び試験結果を以下の
表1及び表2に示す。
実施例14 この実施例のホイールは、1500gの60グレードのシリ
コンカーバイド研磨粒子を酸化アルミニウムの代わりに
使用した以外は実施例13と同様に調製し、評価した。15
00g部の研磨材/バインダーを鋳型に入れ、硬化した。
比較例C この研磨ホイールは500gのポリテトラヒドロフランポ
リマー;ポリメグ2000ポリオール、72gのポリマー状メ
チレンジイソシアネート;パピ2020及び0.2gのジブチル
錫ジラウレート触媒を混合することによって形成された
ポリウレタンエラストマー状バインダーで形成した。前
混合したバイダンーを1288gの60グレードのシリコンカ
ーバイド研磨粒子と混合した。1800g部のこの研磨材/
バインダー混合物を実施例1記載するように鋳型に入
れ、95℃30分間で硬化した後、鋳型の外で95℃で1時間
本硬化した。得られたホイールを実施例13と同様の方法
で評価した。
実施例1、2、3、及び10の試験結果は、異なった多
官能イソシアネートハードセグメントを用いたポリ尿素
バインダー材料を有するホイールはバインダーマトリッ
クスがポリウレタンポリマーである比較例Aに比べて汚
れ対抗性があり、顕著に改良された摩耗性及び特性を有
するホイールを製造することを示している。実施例4、
5、6、7、及び8は、重合時にソフトセグメントを形
成するイソシアネートプレポリマーと、重合時にハーデ
セグメントとして機能する種々の多官能アミン類の反応
生成物から形成されるポリ尿素バインダーマトリックス
の使用は、ポリウレタンバインダーである比較例Aに比
べて、顕著に改良された機能を有する。比較例Bではハ
ードセグメントがポリウレタンを製造する多官能ヒドロ
キシ末端アミンであり、得られたホイールは十分に機能
しなかった。実施例9は少量(約2.5重量%)のポリウ
レタンポリマーを含有するポリ尿素バインダーの使用を
示している。実施例9、10、及び11は研磨粒の粒子ザイ
ズを変えた別の研磨粒子の凝集物の使用を示している。
実施例12〜14は(実施例13及び14は好ましいバインダー
を用いて)ポリ尿素バインダーマトリックスと独立した
非凝集研磨粒子とで形成されたホイールを示している。
比較例Cはポリウレタンバインダーマトリックスと独立
した非凝集研磨粒子とを有する研磨ホイールは低く不十
分な特性を有することを示している。
実施例15〜18 実施例15〜18は本発明の他の実施態様例の有用性を示
している。この実施例では、一体補強熱可塑性支持体を
有する種々のグレードの固着研磨ディスクを形成し試験
した。機能はスチール環研磨試験(試験方法2)を用い
て測定した。試験結果を表3に示す。
実施例15:射出成形支持体を有する固着研磨ディスク 無機物:樹脂比が6:1の固着研磨ディスクを、33.0gの
多官能アミン(商品名「ポーラミン1000」で公知)(ソ
フトセグメント);7.7gの多官能イソシアネート(商品
名「パピ2020」で公知)(ハードセグメント)、及び24
8.0gの16〜32グレードの大きさを有する凝集物研磨材を
混合することによって調製した。この凝集物研磨材は、
x50の酸化アルミニウム(80%)、A−ステージベース
−触媒化70%固形レゾールフェノール系樹脂(5%)、
クリオライト(7%)、及びMN、セント・ポールのミネ
ソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング
社から商品名「3M」で公知の約35マイクロメートルの平
均サイズで約5〜75マイクロメートルの大きさを有する
石灰ソーダボロシリケートガラスバブル(1%)からな
る。凝集物は米国特許第4,799,939号の教示に従って形
成した。その記載をここに挿入する。多官能アミン及び
多官能イソシアネートは1分間大きいコンテナ内で扇風
機タイプのスチーラーを用いて前混合した後、研磨凝集
物粒子を添加し1分間撹拌した。得られた混合物208.0g
部を鋳型中に入れて外径17.8cm、中心ホール2.2cm、厚
さ4.75mmを有する平均的なディスクを製造した。鋳型を
封入し、95℃に加熱し、8.9x104Nの圧力条件のプレス機
内に30分間置いた。次にディスクを鋳型から取り外し
た。得られたディスクは1.83g/cm3の平均密度を有して
いた。
次に支持体を成形研磨ディスクに射出成形技術により
適用した。ディスクに対して射出成形により支持体を形
成する一般的方法は次のとうりである。以下の材料の混
合物を、予め80℃で4時間乾燥したペリットを、ブレー
ドミキサーで混合することによって調製した:1)ニュー
ジャージー、パーシパニーのBASF社、ポリマー・デビジ
ョンから商品名「ウルトラミッド B3EG3」で公知のガ
ラス繊維含有熱可塑性ナイロン樹脂(95%);2)テキサ
ス、ヒューストンのシェル・ケミカル社から商品名「ク
ラトン FG1901X」で公知のスチレンコポリマー強靭剤
(2%);及び3)ミネソタ、ミネアポリスのスペクト
ラム・カラーズ(Spectrum Colors)からの商品名「パ
ンテーン(PANTENE)437U」で公知の灰色着色剤。この
乾燥ペレットの混合物を、オハイオ、ストロングスビル
のバン・ドーン・プラスチック・マシーナリー(Van D
orn Plastic Machinery)社から入手可能な300トン射
出成形装置の容器内に入れた。第1の容器温度制御ゾー
ンを240℃に設定し、第2の容器温度制御ゾーンを230℃
に設定し、第3の温度制御ゾーンを約225℃に設定し、
ノズル温度制御を約250℃に設定し、成形温度制御を約7
5℃に設定した。鋳型は制御温度を保持するために水冷
却設備を有している。
予め調製された固着研磨ディスクを鋳型内に置き、溶
融した熱可塑性混合物をセンターゲートを経由して鋳型
内に射出し、研磨ディスクの一方の主表面のボイド上
に、及び部分的にボイド内へと射出した。押出装置のパ
ラメターは以下の通りであった:射出時間は約2.5秒;
スクリュー速度は約300rpm;射出圧力は約10.34MPa;射出
速度は約7.6cm/分;ショット量は約40g;総サイクル時間
は約15秒であった。次に一体固着研磨材/支持体複数層
研磨ディスクを鋳型から取り外した。物品は直径17.8c
m、中心ホール2.2cm、厚さ6.35mmを有した。
実施例16 実施例16の固着研磨ディスクは凝集物研磨材をグレー
ド50の酸化アルミニウムの代わりにグレード80の酸化ア
ルミニウムから調製する以外は実施例15と同様に調製し
評価した。
実施例17 実施例17の複数層研磨ディスクは凝集物研磨材をグレ
ード50の酸化アルミニウムの代わりにグレードP120の酸
化アルミニウムから調製する以外は実施例15と同様に調
製し評価した。
実施例18 実施例18の複数層研磨ディスクは凝集物研磨材をグレ
ード50の酸化アルミニウムの代わりにグレードP180の酸
化アルミニウムから調製する以外は実施例15と同様に調
製し評価した。
実施例15〜18の機能結果を表3に示す。
これらのデータは、市販入手可能な固着ディスクに比
べて本発明の物品の格別の有効寿命を示している。ま
た、本発明のディスクにより処理された初期と最終の仕
上げの差は非常に小さく(10以上のRa差が視覚的に認め
られる)、これは研磨材を80分間使用しても鈍らないこ
とを示している。
実施例19〜20及び比較例D〜E 実施例19〜20及び比較例D及びEは、米国特許第4,93
3,373号の組成物に比べて本発明の研磨組成物では改良
されていることについて示している。これらの実施例の
ホイールは、ホイールを2000rpmで回転し、印加負荷が4
4kgである以外は実施例1記載の操作により評価した。
ホイールは良好に機能し、ワークピース上に汚れを残さ
なかった。配合を表4に示し、試験結果を表5に示す。
実施例19 300gのポリテトラメチレン−オキサイド−ジ−アミノ
ベンゼン;ポーラミン1000、70gの多官能イソシアネー
ト;パピ2020、及び1480gの研磨凝集物を用いる以外は
実施例1と同様にして研磨ホイールを調製した。1150g
のバインダーと研磨材混合物を実施例1の鋳型中に入れ
た後、95℃で30分間で硬化した。得られた研磨ホイール
は1.42g/ccの密度を有していた。
比較例D この研磨ホイールはポリブタジエン/パーオキシド架
橋ポリマーを含有するポリウレタンエラストマー状バイ
ンダーで形成した。ホイールは研磨粒子を使用したこと
以外は米国特許第4,933,373号(モーレン(Moren))の
実施例9〜13の配合と類似している。
比較例Dのホイールは、まず、ポリテトラメチレンエ
ーテルグルコース(「ポリメグ2000」)を50℃に加熱し
たオーブン内で流動するまで融解した。次に、重合性液
体混合物をポリマー状メチレンジイソシアネート;イソ
ネート143Lを除いて表4に挙げた全ての構成要素を組み
合わせることによって形成した。これらの成分を十分に
混合した後、4,4ジフェニルメタンジイソシアネートを
添加し混合物全体に分散した。この反応重合性混合物に
896gの凝集物;P120酸化アルミニウムを添加し、全体的
に均一に分散した。この反応性樹脂/凝集物無機物混合
をスチール鋳型に注ぎ、外径203mm、中心ホール32mm、
厚さ25mmを有する研磨ホイールを製造した。鋳型を封入
し、66℃、8.9x104Nの圧力条件の水圧プレス機の加熱プ
ラテン間に30分間置いた。ホイールを鋳型から取り外
し、オーブン内で230℃、90分間で本硬化した。得られ
たディスクは1.40g/ccの密度を有していた。
実施例20 研磨ホイールを実施例19と同様にして調製し評価し
た。この実施例では、反応性構成要素は414.18gのポリ
テトラメチレン−オキサイド−ジ−アミノベンゼン(ポ
ーラミン1000)、100.02gのポリマー状メチレンジイソ
シアネート(パピ2020)であった。この構成要素を予め
全体的に混合し、次いで1594gの80グレードの酸化アル
ミニウム研磨粒子と混合した。1658g部の研磨材/バイ
ンダー混合物を実施例1に鋳型中に入れ、120℃で30分
間で硬化した。得られた研磨ホイールは2.0g/ccの密度
を有していた。
比較例E この研磨ホイールはポリブタジエン/パーオキシド架
橋ポリマーを含有するポリウレタンバインダーで形成し
た。この配合は米国特許第4,933,373号(モーレン(Mor
en))の実施例14〜15の配合と類似している。
ホイールを比較例Dと同様にして調製した。ポリオール
混合及びポリイソシアネートを表4に示す。この反応重
合性混合物に1263.1gの80グレードの酸化アルミニウム
研磨材を(無機物の凝集物の代わりに)添加し、樹脂バ
ッチ全体に均一に分散した。このホイールを66℃で30分
間硬化し、鋳型から取り外し、更に113℃で90分間硬化
した。得られた研磨ホイールは1.90g/ccの密度を有して
いた。
実施例21及び比較例F 実施例21及び比較例Fは、一体の支持体を有する固着
研磨ディスク形状の本発明の研磨組成物の有効性を示し
ている。配合を表6に示す。得られた固着一体支持研磨
ディスクの大きさは17.8cm O.D.、10.2cm研磨I.D.、2.
2cm支持体I.D.、及び5.5mmの全体厚さであった。それぞ
れの場合において物品の研磨材成分の密度は1.60g/ccで
あった。これらの値が意味するように、これらの実施例
の研磨材成分は図5に示すような環状形状であった。こ
れらの実施例はスチール環研磨試験(試験方法2)を用
いて評価した。試験結果を表7に示す。
実施例21 実施例21の固着研磨ディスクは凝集物研磨材をグレー
ド50の酸化アルミニウムの代わりにグレードP120の酸化
アルミニウムから調製する以外は実施例15と同様に調製
し評価した。熱可塑性支持体をこの研磨物品上に実施例
15に記載した射出成形処理により直接射出した。
比較例F この固着研磨ディスクに使用したポリウレタンバイン
ダーは研磨粒子を使用したこと以外は米国特許第4,933,
373号(モーレン(Moren))の実施例14〜15に使用した
ものと類似している。
ポリマー状メチレンジイソシアネート;イソネート143L
を除いて表6に挙げた全ての液体構成要素を組合せ十分
に混合し、イソネート143Lをその後この組成物に添加し
た。この重合性混合に116gの凝集物;P120グレードの無
機物を添加し、全体に分散した。この樹脂/凝集物無機
物混合をスチール鋳型に注ぎ、外径17.78cm、中心ホー
ル10.16cm、厚さ0.57cmを有する研磨リングを製造し
た。封入後、鋳型を49℃、8.9x104Nの圧力条件の水圧プ
レス機の加熱プラテン間に30分間置いた。ディスクを鋳
型から取り外し、113℃のオーブン内に90分間置いた。
熱可塑性支持体を実施例15に記載した射出成形処理によ
って研磨リングに適用した。
実施例19及び20に試験結果は、ポリ尿素バインダーマ
トリックスを有するホイールは、マトリックスが米国特
許第4,933,393号の実施例9〜15に記載されているポリ
ブタジエン/パーオキサイド架橋バインダーを含有する
ポリウレタンポリマーである比較例D及びEに比べて、
顕著に改良された摩耗性及び特性を有することを示して
いる。実施例19及び比較例Dは凝集無機物を含有する研
磨ホイールは実施例20及び比較例Eでの非凝集研磨粒子
のもによりも良好な切削性を提供することを示してい
る。
試験データは、本発明の研磨物品の優れた摩耗対抗性
を示しているだけでなく、種々のワークピース状態下で
良好な切削性を維持することを示している。特性(切削
/摩耗)は本発明の研磨組成物によって非常に改善され
ている。
本発明の範囲から逸脱することなく、本発明において
種々の改良及び変更は当業者に明らかであり、本発明は
不当に前述の例示的な実施態様例に限定されないものと
理解されねばならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 75/12 C08L 75/12 (72)発明者 バン、ロック・エックス アメリカ合衆国 55133−3427、ミネソ タ州、セント・ポール、ポスト・オフィ ス・ボックス33427番 (番地の表示な し) (56)参考文献 特開 平2−294336(JP,A) 特開 昭63−234037(JP,A) 実開 昭49−98881(JP,U) 実公 昭49−36790(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08L 75/04 - 75/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)1)2の平均官能性と少なくとも30
    0当量を有するオリゴマー状芳香族多官能アミンである
    第1の多官能アミンであって、重合して第1のソフトセ
    グメントを形成することができる前記第1の多官能アミ
    ンと、少なくとも2の平均イソシアネート官能性を有
    し、300当量以下である多官能イソシアネートであっ
    て、重合して第1のハードセグメントを形成することが
    できる前記多官能イソシアネートとの反応生成物と; 2)少なくとも2の官能性を有し、少なくとも300当量
    を有する多官能イソシアネートプレポリマーであって、
    重合して第2のソフトセグメントを形成することができ
    る前記多官能イソシアネートプレポリマーと、少なくと
    も2の平均官能性を有し、300当量以下である第2の多
    官能アミンであって、重合して第2のハードセグメント
    を形成することができる前記第2の多官能アミンとの反
    応生成物; からなる群から選択され、かつ尿素結合を有する硬化し
    たエラストマー状ポリ尿素バインダーマトリックスと、 (b)前記バインダーマトリックス全体に分散された有
    効量の研磨粒子とからなることを特徴とする固着研磨組
    成物。
  2. 【請求項2】前記組成物が更に前記尿素結合の20%以下
    をウレタン結合に置き換えていることを特徴とする請求
    項1記載の固着研磨組成物。
  3. 【請求項3】更に前記第1の多官能アミンが、式: (式中、nは2〜4の整数であり;xはそれぞれ1又は2
    であり;フェニル核はそれぞれパラ−アミノ、メタ−ア
    ミノ、又はジ−メタ−アミノ置換であり;Zはそれぞれ −NHCO−O−;−CO−O−;又は−CO−NH− からなる群から選択され;Rはそれぞれ水素又は炭素原子
    数4以下の低級アルキルであり;Gは300〜3000当量の範
    囲を有するn価のポリオール又はポリアミンからそれぞ
    れヒドロキシル基又はアミノ基を除去して得ることがで
    きるn価の基である。)を有するオリゴマー状芳香族多
    官能アミンであることを特徴とする請求項1記載の固着
    研磨組成物。
  4. 【請求項4】更に前記研磨粒子が独立した研磨粒子の凝
    集物となっていることを特徴とする請求項1記載の固着
    研磨組成物。
  5. 【請求項5】更に前記組成物が1.0〜3.0g/cm3の範囲の
    密度を有するような十分なボイド体積を有することを特
    徴とする請求項4記載の固着研磨組成物。
  6. 【請求項6】ホイール形状である請求項1記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】支持体材料を含有し、組成物が支持体材料
    に取り付けられている請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】(A) 1)a)2の平均官能性と少なくとも300当量を有する
    オリゴマー状芳香族多官能アミンである第1の多官能ア
    ミンであって、重合して第1のソフトセグメントを形成
    することができる前記第1の多官能アミンと、少なくと
    も2の平均イソシアネート官能性を有し、300当量以下
    である多官能イソシアネートであって、重合して第1の
    ハードセグメントを形成することができる前記多官能イ
    ソシアネートとの反応生成物と; b)少なくとも2の官能性を有し、少なくとも300当量
    を有する多官能イソシアネートプレポリマーであって、
    重合して第2のソフトセグメントを形成することができ
    る前記多官能イソシアネートプレポリマーと、少なくと
    も2の平均官能性を有し、300当量以下である第2の多
    官能アミンであって、重合して第2のハードセグメント
    を形成することができる前記第2の多官能アミンとの反
    応生成物; からなる群から選択され、かつ尿素結合を有する硬化し
    たエラストマー状ポリ尿素バインダーマトリックスと、 2)前記バインダーマトリックス全体に分散された有効
    量の研磨粒子 との固着研磨組成物を、 (B) 強靭で熱対抗性のある熱可塑性バインダー材料と強靭で
    熱対抗性のある可塑性バインダー材料全体に分布した有
    効量の布補強材料との支持体であって;強靭で熱対抗性
    のある熱可塑性バインダー材料と布補強材料とは研磨条
    件下で歪んだり破損しない硬化組成物を形成するような
    支持体に、 一体成形することを特徴とする研磨物品。
  9. 【請求項9】金属、ガラス、セラミック、複合材料、及
    び木材からなる群から選択されるいずれか一つの材料を
    請求項1記載の固着研磨組成物で製造した研磨ホイール
    を用いて研磨する工程を包含する、金属、ガラス、セラ
    ミック、複合材料、または木材を仕上げ処理する方法。
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