JP3534574B2 - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JP3534574B2 JP16457997A JP16457997A JP3534574B2 JP 3534574 B2 JP3534574 B2 JP 3534574B2 JP 16457997 A JP16457997 A JP 16457997A JP 16457997 A JP16457997 A JP 16457997A JP 3534574 B2 JP3534574 B2 JP 3534574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、両軸受リール、特
に、レバーによりスプール軸を軸方向に移動させてスプ
ールを制動するドラグ機構を備えた両軸受リールに関す
る。
【従来の技術】両軸受リールとして、レバーによりスプ
ール軸を軸方向に移動させてスプールを制動するレバー
ドラグ型の両軸受リールが知られている。この両軸受リ
ールは、1対の側板を有するリール本体と、リール本体
に軸方向移動自在に支持されたスプール軸と、スプール
軸に回転自在に支持されたスプールと、スプールを制動
するドラグ機構と、ハンドルの回転によりスプールを回
転させるための回転伝達機構とを備えている。スプール
はスプール軸とともに軸方向に移動可能である。ドラグ
機構は、スプールのフランジ部の一端外側面に設けられ
た制動円板と、制動円板に圧接可能な摩擦円板と、スプ
ール軸を軸方向に移動させるスプール軸移動機構とを備
えている。摩擦円板は、スプール軸に回転自在に支持さ
れており、摩擦円板にはハンドルからの回転が回転伝達
機構を介して伝達される。スプール軸移動機構は、リー
ル本体に揺動自在に支持されたドラグレバーと、スプー
ル軸の一端に固定されたキャップ部材と、ドラグレバー
とキャップ部材との間に配置されリール本体に回転不能
に装着されたカム部材とを有している。カム部材には傾
斜カムが形成されており、ドラグレバーを揺動させるこ
とでドラグレバーが傾斜カムに乗り上げ、カム部材がキ
ャップ部材を押圧してスプール軸を軸方向の一方に移動
させる。スプール軸の他方側への移動は、たとえば摩擦
円板と制動円板との間に配置されたコイルバネの付勢力
により行われる。このような両軸受リールでは、ハンド
ルの回転による駆動力が、回転伝達機構を介してドラグ
機構の摩擦円板に伝達され、摩擦円板と制動円板との圧
接によりスプールに伝達される。このような構成のドラ
グ機構では、ドラグ力(制動力)の調整は、スプール軸
の一端に装着されたドラグレバーを一方向に揺動させる
ことにより行われる。ドラグレバーを一方向に揺動させ
るとカム部材によりスプール軸が軸方向の一方に移動
し、スプールがドラグ機構に接近し、制動円板が摩擦円
板に圧接される。このような両軸受リールでは、ドラグ
レバーの操作により、ドラグ機構の制動力を調整すると
ともに、制動円板と摩擦円板とを離反させてスプールを
自由回転状態にする。
【発明が解決しようとする課題】一般にこの種のドラグ
機構では、制動力の大きさは圧接する2つの円板の枚
数、制動力を発生させる部分の直径・面積に依存する。
特に制動力を発生させる部分の直径が大きいほど同じ押
圧力に対する制動トルクは大となり、面積が大であるほ
ど摩擦力は大きくなる。しかし、前記従来のドラグ機構
を有する両軸受リールでは、スプールの端面に制動円板
が設けられているので、制動円板の直径、あるいは面積
はスプールのサイズ(フランジ部の直径)に依存する。
このため、従来の両軸受リールでは、制動面積がフラン
ジ部の面積よりかなり小さくなり、直径が小さいスプー
ルほど制動力が小さくなる。したがって、小径のスプー
ルに装着されたレバードラグ機構では、大きな制動力を
生じさせるためには押圧力(スラスト荷重)を大きくす
る必要がある。押圧力を大きくすると制動性能が低下す
る。たとえば、レバー操作が重くなりレバーの細かな操
作による制動力の微調整を行いにくい。また、摩擦円板
と制動円板との接触面の凹凸等による制動力の変動が顕
著になり、ドラグ作動時の滑らかさが低下する。さら
に、摩擦円板又は制動円板の耐久性が低下する。このよ
うに、特に小さい直径のスプールにおいては、大きな制
動力を得ようとすると押圧力を大きくする必要があるた
め、制動性能を向上させるのが困難である。本発明の課
題は、ドラグ機構を有する両軸受リールにおいて、押圧
力を抑えて制動性能を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】発明に係る両軸受リー
ルは、リール本体と、ハンドル部材と、スプール軸と、
スプールと、ドラグ機構と、回転伝達機構とを備えてい
る。ハンドル部材は、リール本体に回転自在に支持され
たハンドル軸を含んでいる。スプール軸は、ハンドル軸
と平行に配置されている。スプールは、釣り糸を巻き取
る糸巻胴部と糸巻胴部の両側に形成された外径が異なる
2つのフランジ部とを有し、スプール軸に装着されてい
る。ドラグ機構は、フランジ部のうち大径側のフランジ
部と一体で構成されスプールと同芯に配置されスプール
に連動する制動円板と、制動円板に対向して圧接可能に
配置され糸繰り出し方向に回転不能な摩擦円板と、制動
円板と摩擦円板とを圧接する方向に相対移動させること
でスプールを制動するための移動機構とを有し、制動円
板及び摩擦円板の直径に関連する制動直径がスプールの
糸巻可能径の90%以上である。回転伝達機構は、ハン
ドル軸の回転をドラグ機構を介してスプールに伝達する
ための機構である。この両軸受リールでは、ハンドルを
糸巻取方向に回転させると、回転伝達機構を介して摩擦
円板が回転する。そして、その回転が制動円板を介して
スプールに伝達されスプールが巻取方向に回転して釣り
糸がスプールに巻き付けられる。この巻取途中で釣り糸
の先端に取り付けられた仕掛けに魚がかかりドラグ機構
が作動してスプールが糸繰り出し方向に回転すると、制
動円板がスプールに連動して糸繰り出し方向に回転す
る。このとき、摩擦円板は糸繰り出し方向に回転できな
いので、制動円板と摩擦円板との圧接力に応じた制動力
がスプールに作用する。このときの制動力は制動直径、
即ち大径側のフランジ部と一体に構成された制動円板と
摩擦円板とが圧接する部分の最大直径に依存する。この
制動直径が、スプールの糸巻可能径、つまり小径側のフ
ランジ部の直径の90%以上であり従来より大きいの
で、小さい直径のスプールであっても制動力の大きくす
るのに押圧力をそれほど大きくする必要がなくなり、制
動性能を向上させることができる。発明に係る両軸受
リールは、発明に記載のリールにおいて、回転伝達機
構は、スプール軸に支持され摩擦円板と一体で回転する
ピニオンギアと、ハンドル軸に回転不能に装着されピニ
オンギアに噛み合うメインギアと、ハンドル軸又はそれ
に連動する回転部品の糸繰り出し方向の回転を禁止する
逆転禁止機構とを有し、逆転禁止機構により摩擦円板を
糸繰り出し方向に回転不能にする。この場合には、糸巻
取時にはハンドル軸の回転がメインギアを介してピニオ
ンギアに伝達され、摩擦円板が回転する。一方、ドラグ
機構が作動するとスプールの糸繰り出し方向への回転
(逆転)により制動円板が回転し摩擦円板を回転させよ
うとする。しかし、摩擦円板は逆転禁止機構により糸繰
り出し方向の回転が禁止されているので、制動円板を介
してスプールに制動力が作用する。ここでは、回転伝達
機構に設けられた逆転禁止機構により摩擦円板の逆転を
禁止しているので、摩擦円板に逆転禁止機構を設ける必
要がなくなる。発明に係る両軸受リールは、発明1又
は2に記載のリールにおいて、ドラグ機構は、制動円板
と摩擦円板とを収納する収納ケースをさらに有する。こ
の場合には、2つの円板が収納ケース内に配置されるの
で、その圧接部分に海水等が侵入しにくくなり、制動力
が変動しにくい。発明に係る両軸受リールは、発明
から3のいずれかに記載のリールにおいて、スプールは
スプール軸に回転自在かつスプール軸とともに軸方向に
移動可能に支持され、移動機構は、スプール軸をスプー
ルとともにリール本体に対して軸方向に移動させる。こ
の場合には、移動機構によりスプール軸を軸方向の一方
に移動させると、スプールの外形側のフランジ部と一体
で構成された制動円板が摩擦円板に圧接しその圧接力に
応じてスプールが制動される。発明に係る両軸受リー
ルは、発明1からのいずれかに記載のリールにおい
て、移動機構は、スプール軸の一端に軸方向移動不能か
つ回転自在に装着されたキャップ部材と、リール本体に
スプール軸回りに揺動自在に装着されたドラグレバー
と、リール本体に回転不能に装着されドラグレバーとキ
ャップ部材との間に配置され、ドラグレバーの揺動によ
りキャップ部材を軸方向の一側に移動させるカム部材
と、スプール軸を軸方向の他側に付勢する付勢部材とを
有している。この場合には、ドラグレバーを一方向に揺
動させてカム部材によりキャップ部材を軸方向の一側に
移動させると、それに応じてスプール軸が移動し制動円
板と摩擦円板との圧接力が変化する。また、ドラグレバ
ーを他方向に揺動させると、付勢部材によりスプール軸
が軸方向の他側に移動し制動円板と摩擦円板との圧接力
が変化する。
【発明の実施の形態】〔本発明の実施形態を説明するた
めの参考実施形態〕 図1及び図2において、軸受リールは、レバードラグ
型のものであり、内部にスプール4が配置されたリール
本体1と、リール本体1の側方に揺動自在に配置された
ドラグレバー2と、ドラグレバー2の下方でリール本体
1に回転自在に支持されたハンドル3とを備えている。
リール本体1は、左右1対の側板11a,11b及び側
板11a,11bを連結する複数の連結部12からなる
フレーム10と、フレーム10を両側で覆う側カバー1
3a,13bとを有している。リール本体1の上部には
カウンターケース15が固定されている。カウンターケ
ース15には、液晶表示部16や操作キー部17が設け
られている。液晶表示部16はスプール4から繰り出さ
れた釣り糸先端部の仕掛けの水深を表示するものであ
る。操作キー部17は、棚位置や表示モードの選択操作
等の各種の操作を行うときに使用される。リール本体1
の内部には、図3及び図4に示すように、スプール4が
設けられている。スプール4は、筒状の糸巻き胴部4a
と、糸巻き胴部4aの両側に形成された大径のフランジ
部4b,4cとを有している。フランジ部4b,4cは
同径でありその糸巻側の曲線は中心対称の形状である。
スプール4は軸受20a,20bによりスプール軸5に
回転自在に支持されている。スプール軸5は、軸受21
a,21bによりリール本体1に回転自在に支持されて
いる。スプール4のハンドル3側にはスプール4を制動
するドラグ機構6が設けられている。またスプール4の
ドラグ機構6と逆側にはスプール4とスプール軸5とを
係合・離脱するクラッチ装置7が設けられている。さら
にスプール4の前方にはスプール4に釣り糸を均一に巻
き取るためのレベルワインド機構8が設けられている。
また、側板11bと側カバー13bとの間には、ハンド
ル3の回転をスプール4に伝達する第1回転伝達機構9
aが設けられている。側板11aと側カバー13aとの
間には、スプール4の回転に連動してレベルワインド機
構8を動作させる第2回転伝達機構9bが設けられてい
る。側カバー13bのドラグレバー2の下方には、外方
に突出する突出筒14が形成されている。この突出筒1
4の内部には、スプール軸5に平行にハンドル軸31が
配置されている。ハンドル軸31は、図5に示すよう
に、突出筒14の両端に配置された2つの軸受32,3
3により突出筒14に回転自在に支持されている。軸受
32,33の間にはローラ型の第1ワンウェイクラッチ
62が配置されている。第1ワンウェイクラッチ62
は、ハンドル軸31の糸巻き取り方向の回転だけを許容
する。またハンドル軸31には、爪式の第2ワンウェイ
クラッチ63も配置されている。この第2ワンウェイク
ラッチ63も、ハンドル軸31の糸巻き取り方向の回転
だけを許容する。第2ワンウェイクラッチ63は後述す
るメインギア60と軸受32との間に配置されている。
ここで2つのワンウェイクラッチ62,63を設けたの
は、第1ワンウェイクラッチ62により逆転時の遊びを
少なくし、第2ワンウェイクラッチ63によりドラグ機
構6が作動したときに第1ワンウェイクラッチ62の限
界を超える強い力がメインギア60を介してハンドル軸
31に作用してもハンドル軸31が逆転しないようにす
るためである。ハンドル3は、図3に示すように、ハン
ドル軸31の先端に固定されている。ハンドル3は、ハ
ンドル軸31の先端に固定されたアーム部材40と、ア
ーム部材40の先端に回動自在に支持された回動部材4
1と、回動部材41の先端に固定された把手部材42と
を備えている。ドラグ機構6は、図5に示すように、ス
プール軸5を軸方向に往復移動させるためのスプール軸
移動機構25と、制動部26とを備えている。なお、図
5では、スプール軸5の上半分が最大ドラグ作動時の軸
方向位置を示し、下半分がドラグ力減少位置を示してい
る。スプール軸移動機構25は、リール本体1の側カバ
ー13bに回転自在に支持されたドラグレバー2と、ス
プール軸5の軸端に装着されたキャップ部材27と、キ
ャップ部材27とドラグレバー2との間に配置されたカ
ム部材28と、スプール軸5を図5左側に付勢する皿バ
ネ29とを備えている。ドラグレバー2は、中心部に形
成されたボス部2aが側カバー13bに回転自在に支持
され、そこから径方向に延びるレバー部2bが側カバー
13bに周方向の複数箇所で係止されるように構成され
ている。キャップ部材27は、スプール軸5の軸端を覆
うように配置されたダイヤル部27aと、ダイヤル部2
7aとビス43により締結された軸支部27bとから構
成されている。軸支部27bは、スプール軸5の軸端に
ねじ止めされたナット44との間でスラスト軸受45を
挟んで配置されており、スプール軸5に軸方向移動不能
かつ回転可能に支持されている。また、軸支部27bの
先端は側カバー13bのスプール軸5貫通部分に嵌め込
まれている。この嵌め込み部分において側カバー13b
との間にはOリング49が装着されている。この結果、
スラスト軸受45はOリング49で封止された水密空間
内に配置されることになり、海水等による浸食を受けに
くくなる。カム部材28は、側カバー13bに回転不能
かつ軸方向移動自在に支持されている。カム部材28
は、ドラグレバー2との接触面に斜面カムを有してお
り、ドラグレバー2の、たとえば図2反時計回りの揺動
により図5の軸方向左側に移動しドラグ力が弱くなる。
カム部材28はキャップ部材27の軸支部27bとネジ
により連結されており、キャップ部材27を回動させる
ことでスプール軸5の軸方向の初期位置を設定可能であ
る。これにより、ドラグレバー2の揺動開始位置におけ
るドラグ力を調整できる。なお、この実施形態では、軸
支部27bとカム部材28とは逆ネジで連結されてい
る。すなわち、図2において、キャップ部材27を反時
計回りに回して軸支部27bとカム部材28との螺合が
進むにつれてスプール軸5は、図5の左側へ進み、初期
ドラグ力は弱くなる。これは、ドラグレバー2の操作の
方向とキャップ部材27の操作の方向とを統一し、釣り
人が違和感なくドラグ調整できるようにするためであ
る。カム部材28とキャップ部材27との間には第1発
音機構50が配置されている。第1発音機構50は、カ
ム部材28の端面に球面の一部をなすように周方向に間
隔を隔てて多数形成された凹穴51と、凹穴51に接触
可能に配置された音出しピン52と、音出しピン52を
凹穴51側に付勢するコイルバネ53とを有している。
音出しピン52は先端が球状のキノコ型の軸であり、キ
ャップ部材27のダイヤル部27aと軸支部27bとの
間に連通して形成された取付穴54に軸方向移動自在に
装着されている。コイルバネ53は、音出しピン52の
軸部の外周側に圧縮状態で配置されている。制動部26
は、スプール4の外方に配置されている。制動部26
は、スプール軸5に回転不能に装着されかつスプール軸
5とともに軸方向に移動可能な制動円板55と、制動円
板55に対向して配置された摩擦円板56と、摩擦円板
56を覆う薄肉のカバー円板57とを有している。制動
円板55は、スプール4の糸巻可能径であるフランジ部
4bの径より大きく、かつ外周部に筒状部55bを有し
ている。この筒状部55bにカバー円板57が回転不能
に連結されている。したがってドラグ機構6の外径は、
スプール4の糸巻可能径より大きい。摩擦円板56は、
制動円板55より小径であり、スプール軸5に軸受59
により回転自在に支持されている。摩擦円板56は、後
述するピニオンギア61に内周面で噛み合っている。ま
た、摩擦円板56は、ピニオンギア61を介してリール
本体1により図5の軸方向右方への移動が規制されてい
る。制動円板55と摩擦円板56とは、対向面に互いに
圧接可能に装着されたほぼ同径のドーナッツ状の摺動デ
ィスク55a,56aをそれぞれ有している。摺動ディ
スク55aは、たとえばカーボン繊維の織布にフェノー
ル樹脂等の耐熱樹脂を含浸させた繊維強化樹脂等の耐熱
合成樹脂製である。摺動ディスク56aは、たとえばス
テンレス等の耐熱耐食金属製である。なお、制動部26
の制動直径(制動円板55と摩擦円板56とが圧接する
部分の最大直径、この実施形態では摺動ディスク55a
と摺動ディスク56aのうちの小さい方の外径)はスプ
ール4の糸巻可能径の90%以上であり、従来より大き
くなっている。このため、同じ糸巻可能径のスプールを
装着した従来のリールに比べて大きな制動力が得られる
ようになっている。ここで、スプール4の糸巻可能径と
はスプール4に最大限釣り糸を巻き付けたときの外径で
あり、フランジ部4b,4cのうち小さい方のフランジ
部の外径のことである。この実施形態ではフランジ部4
b,4cは同径であるので、フランジ部4b,4cの外
径である。また、制動直径が大きいため大きな制動力が
得られるので、押圧力を大きくする必要がなくなり、制
動性能が向上する。たとえば、レバー操作が軽くなりド
ラグ力を微調整しやすい。また、摩擦円板56と制動円
板55との接触面の凹凸等による制動力の変動が少なく
なりドラグ作動時の糸の繰り出しが滑らかになる。ま
た、摩擦円板56又は制動円板55の耐久性が向上する
とともにハンドル3の回転が軽くなる。カバー円板57
は、制動円板55に外周側で回転不能に連結されかつ制
動円板55との間で摩擦円板56を覆うように配置され
ている。摩擦円板56とカバー円板57との間は中央部
においてOリング58で封止されており、摩擦円板56
側に外部から海水等の液体や異物が侵入しにくいように
なっている。カバー円板57と摩擦円板56との間に
は、ドラグ作動時(制動円板55と摩擦円板56との相
対回転時)に発音する第2発音機構64が装着されてい
る。第2発音機構64は、カバー円板57の端面に周方
向に間隔を隔てて多数形成された矩形状の凹穴65と、
凹穴65に接触可能に配置された音出しピン66と、音
出しピン66を凹穴65側に付勢するコイルバネ67と
を有している。音出しピン66は先端が球状のキノコ型
の軸であり、摩擦円板56の摺動ディスク56aの装着
部より中心側に形成された取付穴56bに軸方向移動自
在に装着されている。この取付穴56bは、図6に示す
ように、カバー円板57側に開口しており、摩擦円板5
6の軸方向に対して回転方向Rの上流側に角度α傾けて
形成されている。この角度αは、10度〜40度の範囲
が好ましい。この結果、音出しピン66もこの角度α傾
斜して摩擦円板56に装着される。コイルバネ67は、
音出しピン66の軸部の外周側に圧縮状態で配置されて
いる。ここでは、制動円板55ではなく比較的肉厚が薄
いカバー円板57に音出しピン66が衝突するので、歯
切れの良い音が発生することになる。また、取付穴56
bが斜めに形成されているので、音出しピン66のスト
ロークを維持して制動円板55の厚みを薄くすることで
きる。第1回転伝達機構9aは、図5に示すように、ハ
ンドル軸31の他端に固定されたメインギア60と、ス
プール軸5の外周側に回転自在に装着されメインギア6
0と噛み合うピニオンギア61とを有している。ピニオ
ンギア61は制動部26の摩擦円板56に回転不能に係
止されている。この結果、ハンドル3からの回転はメイ
ンギア60、ピニオンギア61、摩擦円板56を介して
制動円板55に伝達され、制動円板55からスプール軸
5に伝達される。クラッチ装置7は、図7に示すよう
に、スプール軸5とスプール4とを係合・離脱するクラ
ッチ機構69と、クラッチ機構69を係脱操作するため
のクラッチ操作部70とを備えている。クラッチ機構6
9は、クラッチ部材71とクラッチ板82とを有してい
る。クラッチ部材71はほぼ筒状の部材であり、スプー
ル軸5に回動不能かつ軸方向移動自在に支持されてい
る。クラッチ部材71の内周面には矩形の係合孔71a
が形成されており、スプール軸5の外周面に形成された
面取り部5aに軸方向移動自在かつ回転不能に係合して
いる。クラッチ部材71の外周面には、後述するクラッ
チヨーク77の当接部77aに係止されるリング状の係
止溝71bが全周にわたって形成されている。クラッチ
板82は、スプール4のフランジ部4bの端面に装着さ
れた円板状の部材である。クラッチ板82の中心部には
十字状のクラッチ係止孔82aが形成されている。ま
た、クラッチ部材71の右端面には、このクラッチ係止
孔82aに噛み合うクラッチ突起71cが直径に沿って
2か所形成されている。クラッチ操作部70は、左側の
側板11aに固定された固定板11cに揺動自在に支持
されたクラッチレバー75と、側板11aに回動自在に
支持されたリング状のクラッチカム76と、クラッチカ
ム76により軸方向に移動するクラッチヨーク77とを
有している。クラッチ操作レバー75は、リール本体1
の外周側に配置された把手部72と、把手部72から内
方に延びるレバー部73とを有している。このレバー部
73が側板11aに回動自在に支持されている。レバー
部73の先端はクラッチカム76の外周面に形成された
係合凹部76aに係止されている。このクラッチ操作レ
バー75が揺動することでクラッチカム76が回動す
る。レバー部73は、回動部分で略周方向に延びるトグ
ルレバー74を有している。トグルレバー74の先端に
はトグル部78が回動自在に連結されている。トグル部
78は内部にトグルバネを有するものであり、クラッチ
操作レバー75が、図7に示すクラッチ係合位置とそれ
から時計回りに揺動したクラッチ離脱位置との両位置で
その状態を保持するために設けられている。クラッチカ
ム76は、外周面に前述した係合凹部76aを有してい
る。また、クラッチヨーク77側に2つの傾斜カム部7
6b,76cを有している。傾斜カム部76b,76c
は図7軸方向左方に突出して形成され、それぞれクラッ
チヨーク77に当接してクラッチヨーク77をスプール
軸5の軸方向左方に移動させる。クラッチヨーク77
は、スプール軸5の外周側に配置された半円弧状の当接
部77aと、当接部77aの両端から径方向外方に延び
る支持部77bとを有している。当接部77aは、クラ
ッチ部材71の係止溝71bに係止される。支持部77
bは、ガイド軸80に軸方向移動自在に支持されてい
る。ガイド軸80は、固定板11cから突出しており、
スプール軸5を挟んで対称に、かつスプール軸5と平行
に配置されている。ガイド軸80の外周側にはリターン
バネ81が圧縮状態で巻回されており、クラッチヨーク
77はリターンバネ81により図6右方(クラッチ係合
方向)に付勢されている。このクラッチ装置7では、ク
ラッチ操作レバー75を図7時計回りに揺動させクラッ
チカム76を反時計回りに回動させることで、クラッチ
ヨーク77がクラッチカム76の傾斜カム部76b,7
6cに乗り上げ、クラッチカム76がクラッチヨーク7
7を押圧する。これにより、クラッチヨーク77が軸方
向外方に移動し、クラッチ部材71が軸方向外方に移動
してクラッチ係止孔82aとクラッチ突起71cとの係
合が解除されクラッチ機構69が離脱状態になる。逆
に、クラッチ操作レバー75を図7反時計回りに揺動さ
せクラッチカム76を時計回りに回動させることで、ク
ラッチヨーク77がクラッチカム76の傾斜カム部76
b,76cから離脱する。この結果、リターンバネ81
の押圧力によりクラッチヨーク77が軸方向内方に移動
しクラッチ部材71が軸方向内方に移動してクラッチ係
止孔82aとクラッチ突起71cとが係合しクラッチ機
構69が係合状態になる。レベルワインド機構8は、図
4に示すように、スプール4の前方で側板11a,11
bに回転自在に支持された螺軸90と、螺軸90の周囲
に螺軸90に沿って配置されたガイド部材91と、ガイ
ド部材91に案内される釣り糸ガイド92とを有してい
る。螺軸90は側板11aと側カバー13aとの間に配
置された第2回転伝達機構9bによりスプール4に連動
して回転する。螺軸90の外周面には、交差した螺旋状
溝90aが所定長さにわたって形成されている。釣り糸
ガイド92には、螺軸90の螺旋状溝90aに係合する
係合部材(図示せず)が装着されており、係合部材が螺
旋状溝90aに係合することで、釣り糸ガイド92は螺
軸90の回転に応じてスプール軸5に沿って往復移動す
る。釣り糸ガイド92には、図3に示すように釣り糸を
案内する長円状の硬質リング98が装着されている。第
2回転伝達機構9bは、スプール4のフランジ部4bの
端面においてクラッチ板82の外側に装着された第1ギ
ア95と、第1ギア95に噛み合うように側板11aに
装着された第2ギア96と、螺軸90の一端に装着され
第2ギア96に噛み合う第3ギア97とから構成されて
いる。ここではスプール4の回転が3つのギア95〜9
7を介して螺軸90に伝達され、釣り糸ガイド92がス
プール4に連動して往復移動する。このように構成され
た両軸受リールにおいて、仕掛けを下ろす際には、クラ
ッチ操作レバー75を操作してクラッチ装置7を離脱状
態にする。この結果、スプール4は自由回転状態にな
り、仕掛けの自重で釣り糸が繰り出される。このとき、
ドラグレバー2の位置がどのような位置にあってもクラ
ッチ操作レバー75を離脱位置に操作するだけでクラッ
チ機構69が離脱状態になり、スプール4を簡単に自由
回転状態にすることができる。液晶表示部16により仕
掛けが所定の水深に到達したこと確認するとクラッチ操
作レバー75を係合位置に操作してクラッチ機構69を
係合状態にする。クラッチ機構69を係合状態にする
と、ワンウェイクラッチ62,63によりハンドル軸3
1の糸繰り出し方向の回転が禁止されているので、ドラ
グ機構6及び第1回転伝達機構9aを介してスプール軸
5の逆転が禁止され、糸の繰り出しが止まる。この状態
で仕掛けに魚がかかると魚の引きによりスプール4が糸
繰り出し方向に回転しようとする。このとき、ドラグレ
バー2の操作により設定された所定のドラク力で釣り糸
が繰り出されるようにする。ここで、ドラグレバー2を
図2時計回りに揺動させると、カム部材28によりスプ
ール軸5が図5右方に移動し、制動円板55と摩擦円板
56とが強く接触しドラグ力が大きくなる。一方、ドラ
グレバー2を図2反時計回りに揺動させると、皿バネ2
9によりスプール軸5が図5左方に戻され、制動円板5
5の摩擦円板56に対する押圧力が小さくなり2つの円
板55,56の圧接力が弱くなってドラグ力が弱くな
る。そして、ドラグ作動時に2つの円板55,56が相
対回転すると、摩擦円板56とカバー円板57との間に
配置された第2発音機構64の音出しピン66がカバー
円板57への衝突を繰り返し、比較的薄肉のカバー円板
57との間で発音する。この結果、ドラグが作動したこ
とが釣り人に直ちに告知される。〔本発明の実施形態〕 本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの説明は、
ドラグ機構の構成を除いて前記参考実施形態と同様であ
るので説明を省略する。 前記参考実施形態では、制動部
26をスプールの外方に配置したが、図8に示すよう
に、制動部26の制動円板55をスプール4のフランジ
部4cと一体で構成してもよい。このフランジ部4cの
端面に摺動ディスク55aが固定されているとともに周
縁部にカバー円板57が固定されている。また、スプー
ル4を支持する軸受20bと制動円板56を支持する軸
受59との間のスプール軸5の外周側にスプール軸5を
図8左側に付勢するコイルバネ29aが圧縮状態で配置
されている。摩擦円板56は内周部が制動円板55側に
突出しており、その突出部にOリング58aが装着され
ている。このOリング58aにより内周側から海水等が
侵入しないようにしている。なお、この実施形態ではク
ラッチ装置は不要であり、スプール4を自由回転状態に
する場合には、ドラグレバー2を操作して制動円板55
と摩擦円板56とを離反させる。この実施形態では、ス
プール4の糸巻可能径は、2つのフランジ部4b,4c
の外径が異なるので小さい方のフランジ部4bの外径に
なる。また、制動直径は摺動ディスク55a,56aの
うちの小さい方の直径になる。この実施形態でも制動直
径は糸巻可能径の90%以上である。〔他の実施形態〕) 前記参考実施形態では、スプール4がスプール
軸5に回転自在に支持されていたが、スプールがスプー
ル軸に回転不能に装着されていてもよい。この場合に
は、ハンドルからの回転は回転伝達機構を介してスプー
ル軸に伝達されスプールが回転する。また、ドラグ機構
は、スプールのフランジ部に一体で形成された制動円板
とリール本体に固定された摩擦円板とで構成されてい
る。 () 前記実施形態では、スプール軸を軸方向に移動
させてドラグ力を調整したが、スプールだけを軸方向に
移動させてドラグ力を調整するようにしてもよい。 () 制動円板55と摩擦円板56とに配置された摺
動ディスクを逆に配置してもよい。つまり、制動円板5
5に金属製の摺動ディスクを配置し、摩擦円板に繊維強
化樹脂製の摺動ディスクを配置してもよい。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドラグ機構の制動直径が、スプールの糸巻可能径、つま
りフランジ部の直径の90%以上であるので、小さい直
径のスプールであっても制動性能を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための参考実施形
態による両軸受リールの平面図。
【図2】その側面図。
【図3】その縦断面図。
【図4】その横断面図。
【図5】その断面部分図。
【図6】第2発音機構の断面図。
【図7】クラッチ装置の斜視図。
【図8】本発明の一実施形態の図5に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体 2 ドラグレバー 3 ハンドル 4 スプール 4a 糸巻胴部 4b,4c フランジ部 5 スプール軸 6 ドラグ機構 7 クラッチ装置 9a 第1回転伝達機構 25 スプール軸移動機構 26 制動部 27 キャップ部材 28 カム部材 29 皿バネ 31 ハンドル軸 55 制動円板 55a,56a 摺動ディスク 56 摩擦円板 57 カバー円板 60 メインギア 61 ピニオンギア 62 第1ワンウェイクラッチ 63 第2ワンウェイクラッチ 69 クラッチ機構

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体と、 前記リール本体に回転自在に支持されたハンドル軸を含
    むハンドル部材と、 前記ハンドル軸と平行に配置されたスプール軸と、 前記釣り糸を巻き取る糸巻胴部と前記糸巻胴部の両側に
    形成された外径が異なる2つのフランジ部とを有し、前
    記スプール軸に装着されたスプールと、 前記フランジ部のうち大径側のフランジ部と一体で構成
    されスプールと同芯に配置され前記スプールに連動する
    制動円板と、前記制動円板に対向して圧接可能に配置さ
    れ糸繰り出し方向に回転不能な摩擦円板と、前記制動円
    板と摩擦円板とを圧接する方向に相対移動させることで
    前記スプールを制動するための移動機構とを有し、前記
    制動円板及び摩擦円板の直径に関連する制動直径が前記
    スプールの糸巻可能径の90%以上であるドラグ機構
    と、 前記ハンドル軸の回転を前記ドラグ機構を介して前記ス
    プールに伝達するための回転伝達機構と、 を備えた両軸受リール。
  2. 【請求項2】前記回転伝達機構は、 前記スプール軸に支持され前記摩擦円板と一体で回転す
    るピニオンギアと、 前記ハンドル軸に回転不能に装着され前記ピニオンギア
    に噛み合うメインギアと、 前記ハンドル軸又はそれに連動する回転部品の糸繰り出
    し方向の回転を禁止する逆転禁止機構とを有し、 前記逆転禁止機構により前記摩擦円板を糸繰り出し方向
    に回転不能にする、請求項に記載の両軸受リール。
  3. 【請求項3】前記ドラグ機構は、前記制動円板と摩擦円
    板とを収納する収納ケースをさらに有する、請求項1又
    は2に記載の両軸受リール。
  4. 【請求項4】前記スプールは前記スプール軸に回転自在
    かつ前記スプール軸とともに軸方向に移動可能に支持さ
    れ、 前記移動機構は、前記スプール軸を前記スプールととも
    に前記リール本体に対して軸方向に移動させる、請求項
    から3のいずれか1項に記載の両軸受リール。
  5. 【請求項5】前記移動機構は、 前記スプール軸の一端に軸方向移動不能かつ回転自在に
    装着されたキャップ部材と、 前記リール本体に前記スプール軸回りに揺動自在に装着
    されたドラグレバーと、 前記リール本体に回転不能に装着され前記ドラグレバー
    とキャップ部材との間に配置され、前記ドラグレバーの
    揺動により前記キャップ部材を前記軸方向の一側に移動
    させるカム部材と、 前記スプール軸を前記軸方向の他側に付勢する付勢部材
    と、 を有する、請求項1からのいずれか1項に記載の両軸
    受リール。
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