JP3532444B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冗長置換用アドレ
スやデバイスの初期状態などのデータ保持に用いられる
フローティングゲート型のトランジスタを有する半導体
記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量のメモリデバイスにおい
て、メモリセルの欠陥による不良を救済する手段とし
て、冗長回路による不良メモリセルの置き換えが行われ
ている。この冗長回路は、不良のメモリセルが存在した
場合にその代役を果たすための予備のメモリセルと、不
良メモリセルのアドレスを記憶し、その不良メモリセル
と予備メモリセルとを切り換えるための回路とで構成さ
れている。この不良アドレスを記憶させる方法として、
デバイスの種類によりおおよそ以下の2種類の方法が用
いられている。
【0003】まず、DRAMやSRAMのような揮発性
のメモリでは、デバイス内にポリシリコンやメタルなど
で形成ヒューズを複数配置し、それを電気的に切断した
り、レーザビームなどによって切断したりして不良アド
レスを記憶させる方法が取られている。
【0004】従来、EPROMやフラッシュメモリで
は、メモリセルそのものが不揮発性であるため、そのメ
モリセルをヒューズの代わりに用いて、冗長救済用の不
良アドレスやデバイスの初期状態を記憶させるための記
憶素子として用いている。
【0005】図5は、従来のEPROMやフラッシュメ
モリに用いられている冗長用の不良アドレス記憶回路、
あるいはデバイスの初期状態を記憶させるための記憶回
路に係る回路図である。以下、この記憶回路をオプショ
ン回路と呼ぶ。このオプション回路に関しては、例え
ば、米国特許(USPN.5267213)に開示され
ている。
【0006】オプション回路1aは、図5に示すよう
に、不良アドレス等を1ビット記憶させることができる
ものであり、2個のフローティングゲート型のトランジ
スタ2及び3と、N型トランジスタ4、5、6、7、及
びP型トランジスタ8及び9とで構成されている。一般
に、このような記憶回路はCAM(Contents Addressab
le Memory )セルとも呼ばれている。このようなオプシ
ョン回路1a内のフローティングゲート型のトランジス
タ2及び3のゲートには、それぞれバイアス電圧発生回
路10の出力であるバイアス電圧Vgateが供給され
ている。また、N型トランジスタ4及び5のゲートに
は、それぞれ共通に、バイアス電圧発生回路11の出力
が供給されている。
【0007】これらP型トランジスタ8、N型トランジ
スタ4、及びフローティングゲート型のトランジスタ2
は、電源電圧VccとVssレベル(グランドレベル)との
間に、この順に直列に接続され、同様に、P型トランジ
スタ9、N型トランジスタ5、及びフローティングゲー
ト型のトランジスタ3も、電源電圧VccとVssレベルと
の間に、この順に直列に接続されている。
【0008】P型トランジスタ8のゲートはP型トラン
ジスタ9とN型トランジスタ5の接続点N4に接続さ
れ、P型トランジスタ9のゲートはP型トランジスタ8
とN型トランジスタ4の接続点N3に接続されている。
さらに、N型トランジスタ6及び7のドレインには、プ
ログラム電圧VPRG(10〜12V程度)がそれぞれ
供給され、N型トランジスタ6及び7のゲートには、プ
ログラム信号PRG1及びPRG2がそれぞれ入力され
ている。
【0009】N型トランジスタ6のソースはフローティ
ングゲート型のトランジスタ2とN型トランジスタ4の
接続点N1に接続され、N型トランジスタ7のソースは
フローティングゲート型のトランジスタ3とN型トラン
ジスタ5の接続点N2に接続されている。
【0010】オプション回路1aは、P型トランジスタ
9とN型トランジスタ5の接続点N4から出力OUT1
を出力する。以上のようなオプション回路が複数設けら
れ(図5は、説明の便宜上、2つ設けられた場合を示
す。)、オプション回路1bでは、N型トランジスタ6
及び7のゲートにプログラム信号PRG3及びPRG4
がそれぞれ入力され、P型トランジスタ9とN型トラン
ジスタ5の接続点N4から出力OUT2が出力されるよ
うになっている。
【0011】以下に、上記構成に係る動作を説明する。
まず、このオプション回路1aに1ビットを記憶させる
ことについて説明する。その一例として、オプション回
路1に、2値論理の“0" を記憶(プログラム)させる
場合について説明する。
【0012】上記オプション回路1a内の全てのフロー
ティングゲート型のメモリセル(トランジスタ2及び
3)は、UV消去(紫外線消去)されており、その閾値
電圧は2V〜3V程度に中和されている。
【0013】バイアス電圧発生回路10は、通常、電源
電圧Vccを出力するようになっているが、プログラム時
にはバイアス電圧発生回路10の出力は10V以上の高
電圧に設定され、バイアス電圧発生回路11の出力のバ
イアス電圧はVssレベルに下げられる。これにより、N
型トランジスタ4及び5がオフされ、プログラム信号P
RG1のみが7V〜8V程度に上げられる。
【0014】この状態で一定期間、N型トランジスタ6
及び7のドレインには、プログラム電圧VPRG(10
V〜12V程度)が供給されるが、トランジスタ7はオ
フし且つN型トランジスタ6がオンしているので、N型
トランジスタ6を介してフローティングゲート型のトラ
ンジスタ2のドレイン側(上記接続点N1)に、6V〜
7V程度の電圧が印加される。
【0015】これにより、フローティングゲート型のト
ランジスタ2のドレイン−ソース間に電流が流れること
になる。この電流により発生したホットエレクトロン
は、フローティングゲート型のトランジスタ2に印加さ
れているバイアス電圧(Vgate)によりフローティ
ングゲート型のトランジスタ2のフローティングゲート
に注入される。これにより、トランジスタ2の閾値電圧
が上がる。この閾値電圧は、おおよそ電源電圧Vccかそ
れ以上に引き上げられる。一方、フローティングゲート
型のトランジスタ3の閾値電圧は2V〜3V程度に中和
されたままである。このようにして、フローティングゲ
ート型のトランジスタ2及び3各閾値電圧の差によりオ
プション回路1に“0" を記憶させることができる。こ
れは、一般のホットエレクトロン注入型のEPROMや
フラッシュメモリの書き込みと全く同じである。
【0016】一方、オプション回路1aに“1" を記憶
させる場合について説明すると、以下のとおりである。
【0017】上記プログラム信号PRG2のみが電源電
圧Vcc以上に設定にされる。この状態で一定期間、N型
トランジスタ6及び7のドレインには、プログラム電圧
VPRG(10V〜12V程度)が供給される。これに
より、N型トランジスタ6はオフし且つトランジスタ7
のみがオンしているので、トランジスタ7を介してフロ
ーティングゲート型のトランジスタ3のドレイン側(上
記接続点N2)に、6V〜7V程度の電圧が印加され、
フローティングゲート型のトランジスタ3のドレイン−
ソース間に電流が流れる。
【0018】このように、上記した場合と同様に、フロ
ーティングゲート型のトランジスタ3の閾値電圧を引き
上げる。一方、フローティングゲート型のトランジスタ
2の閾値電圧は、2V〜3V程度に中和されたままであ
る。これにより、フローティングゲート型のトランジス
タ2及び3の閾値電圧の差に基づいて、オプション回路
1aに“1" を記憶させることができる。
【0019】デバイス出荷前に、以上の処理がCAM内
の全てのオプション回路1aに対して行われ、それぞれ
“0" または“1" が記憶(プログラム)される。
【0020】次に、以上のようにしてプログラムされた
デバイスが出荷された後、ユーザにおいて使用される場
合の動作について説明する。説明の便宜上、オプション
回路1aに“0" が記憶(プログラム)されているもの
とする。このデバイスに電源が投入されると、バイアス
電圧発生回路10の出力であるバイアス電圧Vgate
は電源電圧Vccに設定され、バイアス電圧発生回路11
の出力VBはN型トランジスタ4及び5の閾値電圧の2
倍程度(約2V程度)の電圧まで上げられて、N型トラ
ンジスタ4及び5は導通状態になる。このとき、トラン
ジスタ2及び3のゲートには、バイアス電圧Vgate
(=電源電圧Vcc)が供給されているが、このバイアス
電圧Vgateは、フローティングゲート型のトランジ
スタ3の閾値電圧より高く、且つ、フローティングゲー
ト型のトランジスタ2の閾値電圧より低い中間電圧であ
るので、フローティングゲート型のトランジスタ3はオ
ンし、フローティングゲート型のトランジスタ2はオフ
する。
【0021】したがって、出力OUT1(オプション回
路1aの出力)は、フローティングゲート型のトランジ
スタ3、及びN型トランジスタ5によって“L" レベル
に引かれる。また、出力OUT1はP型トランジスタ8
のゲートに供給されているため、出力OUT1が“L"
レベルに下がることによって、P型トランジスタ8が導
通するが、フローティングゲート型のトランジスタ2は
不導通状態であるので上記接続点N3は完全に電源電圧
Vccレベルまで引き上げられる。この接続点N3がVcc
レベルに引き上げられることによって、それをゲート電
圧とするP型トランジスタ9が不導通になり、上記接続
点N4は完全にVssレベルになる。この段階で、上記接
続点N3及びN4は、それぞれ完全に電源電圧Vccレベ
ルとVssレベルになっているので、もはやDC電流は流
れない。出力OUT1は、“0"となる。
【0022】なお、出力OUT1が“1" になる場合
は、フローティングゲート型のトランジスタ2及び3の
閾値電圧の高低の関係が逆の場合であり、それ以降は上
記動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0023】以上がオプション回路1aの動作であり、
電源の投入後に、上記状態にラッチされる。他の全ての
オプション回路1b、1c(図示しない)、…について
も同様にラッチされ、それぞれの出力から“0" 又は
“1" が出力される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図5の従来のオプション回路1aには以下に述べるよ
うな問題がある。
【0025】即ち、電源電圧Vccが低電圧化されると、
それに伴ってフラッシュセル(フローティングゲート型
のトランジスタ2及び3)のゲートに供給される電圧も
低くなる。フラッシュセルの閾値電圧(2V〜3V程
度)は他のトランジスタの閾値電圧(1V程度)と比べ
ると極端に高く、ゲート電圧がフラッシュセルの閾値電
圧より低くなると、これらのオプション回路は動作でき
なくなるという不具合を招来する。
【0026】このような場合、電源電圧Vccを昇圧した
ものをバイアス電圧Vgateに付加するという解決策
が考えられる。または、フラッシュセルを消去して閾値
電圧自体を下げるという解決策が考えられる。しかしな
がら、このような解決策は、テスト時間の増加や信頼性
への影響が懸念されるので得策ではない。
【0027】低電圧のみで動作すれば良い場合は、電源
電圧Vccを昇圧して得られる固定電圧をバイアス電圧V
gateに付加するようにすればよい。しかし、低電圧
での動作と通常の電源電圧での動作の双方を行うことが
必要な場合、単純に電源電圧Vccを昇圧した電圧を付加
するようにすると、電源電圧Vccが通常電圧のときにバ
イアス電圧Vgateは、付加した昇圧分だけ高すぎる
ことになってしまう。このようにバイアス電圧Vgat
eが高すぎると、フローティングゲート型のトランジス
タ2、3がオフにならず、図5で示したオプション回路
1aは、“1"の出力OUT1を出力できなくなる可能
性がある。
【0028】これを克服するためには、電圧検知回路を
追加して通常電圧と低電圧とでゲート電圧を切り換える
ことが必要であった。しかし、この場合、電圧モードの
切り換え時の動作、プロセスの振れや動作環境に対する
切り換え電圧のバラツキ、及び検知回路の消費電流等の
問題点がある。通常電圧または低電圧のどちらに対応す
るのかをオプションで設定すればよいが、オプションを
設定する為の回路自体を正常に動作させることできない
ので堂々巡りし、結局、根本的な解決策とはならない。
【0029】そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、フラッシュセルの特性及び
信頼性を変えることなく、複数の電源電圧下で正常に動
作すると共に、それらの電源電圧が変動しても安定した
動作を維持できる半導体記憶装置を提供することにあ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の半
導体記憶装置は、上記課題を解決するために、互いに異
なる閾値電圧がプログラムされているフローティングゲ
ート型の第1及び第2トランジスタと、上記第1又は第
2トランジスタがオンするのに伴って、上記閾値電圧の
差に基づく2値データを生成し、これを保持する保持回
路と、第1電源電圧下で動作しているときは、セットア
ップ信号が入力されている間は該第1電源電圧を昇圧し
たものを選択する一方それ以外は該第1電源電圧を選択
し、該第1電源電圧よりも低い第2電源電圧下で動作し
ているときは、上記セットアップ信号の入力に伴って該
第2電源電圧を昇圧したものを選択する一方上記第2電
源電圧が正常値よりも高くなった場合に上記第2電源電
圧を選択し、上記第1及び第2トランジスタのゲートに
それぞれ出力するバイアス電圧切換回路とを備えたもの
である。
【0031】上記の発明によれば、半導体記憶装置が第
1電源電圧下で動作する場合、セットアップ信号が入力
されている間(セットアップ信号がオンの場合)は、バ
イアス電圧切換回路から該第1電源電圧が昇圧されたも
のが選択され、これがフローティングゲート型の第1及
び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力される。一
方、セットアップ信号が入力されていなければ(セット
アップ信号がオフの場合)、バイアス電圧切換回路から
第1電源電圧が選択されて、これがフローティングゲー
ト型の第1及び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出
力される。上記何れの場合にも、プログラムされた閾値
電圧に基づいて、第1又は第2トランジスタのうち一方
がオンし、他方がオフする。これに伴って、保持回路
は、両トランジスタの上記閾値電圧の差に基づく2値デ
ータを生成し、これを保持する。
【0032】第1電源電圧が供給されているときに、何
らかの理由によって第1電源電圧が正常な電圧値より高
くなっても、第1及び第2トランジスタは上記のように
プログラムされているので、上記2値データは維持され
る。一方、何らかの理由によって第1電源電圧が正常な
電圧値よりも低くなった場合、上記第1及び第2トラン
ジスタは、より高インピーダンス状態に近づくので、保
持回路によって保持された上記2値データは維持され
る。
【0033】ところで、半導体記憶装置を低電圧電源で
動作させた場合、第1及び第2トランジスタのゲートに
供給される電圧も低くなってしまう。第1及び第2トラ
ンジスタの閾値電圧は、フローティングゲート型でない
他のトランジスタと比較すると極端に高い(数倍高い)
ので、このままでは、低電圧電源で半導体記憶装置を動
作させることができなくなるという不具合を招来する。
【0034】これに対して、上記の発明によれば、半導
体記憶装置に第2電源電圧(第1電源電圧よりも低い電
圧)下で動作する場合、上記セットアップ信号の入力に
伴って該第2電源電圧を昇圧したものが選択され、これ
がバイアス電圧切換回路からフローティングゲート型の
第1及び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力され
る。このように、第1電源電圧よりも低い第2電源電圧
下で動作する場合でも、第2電源電圧が昇圧されたもの
がバイアス電圧切換回路によって選択されて第1及び第
2トランジスタのゲートにそれぞれ供給されるので、半
導体記憶装置は正常に動作することになり、上記不具合
を確実に回避できる。
【0035】第2電源電圧が供給されているときに、何
らかの理由によって第2電源電圧が正常な電圧値よりも
高くなった場合、第2電源電圧を昇圧したものは、2つ
の上記閾値電圧のうち高い方よりも更に高くなることが
ある。この場合、たとえ一方の閾値電圧が他方の閾値電
圧よりも高くなるようにプログラムされていても、第2
電源電圧が正常な場合にオフしていたトランジスタ(他
方より高い閾値電圧を有するフローティングゲート型の
トランジスタ)が誤動作でオンしてしまい、保持回路に
保持されている2値データが反転することがある。
【0036】そこで、上記発明によれば、このような場
合、上記バイアス電圧切換回路は、上記第2電源電圧を
選択し、これを上記第1及び第2トランジスタのゲート
にそれぞれ出力する。これにより、上記バイアス電圧切
換回路の出力は、第2電源電圧を昇圧したものから第2
電源電圧に向かって低下して行く。
【0037】この電圧低下の過程で、第2電源電圧を昇
圧したものと第2電源電圧との間で上記バイアス電圧切
換回路の出力が適正になると(第1及び第2トランジス
タのゲートにそれぞれ出力されていた電圧の方が上記閾
値電圧の高い方よりも低くなると、)、上記誤動作でオ
ンしていたトランジスタがオフし、上記2値データが元
に復帰する。そして、上記バイアス電圧切換回路から
は、第2電源電圧を昇圧したものが出力される。一方、
何らかの理由によって第2電源電圧が正常な電圧値より
も低くなった場合、上記第1及び第2トランジスタは、
より高インピーダンス状態に近づくので、保持回路によ
って保持された上記2値データは維持される。
【0038】請求項2に係る発明の半導体記憶装置は、
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の半導
体記憶装置において、上記保持回路は、ゲート同士が互
いに接続され、電源電圧レベルとグランドレベルとの間
にこの順に直列に接続された第1P型トランジスタ及び
第1N型トランジスタを有し、第1P型トランジスタと
第1N型トランジスタの接続点から上記保持回路の出力
信号を反転したものを出力として出力する第1直列回路
と、ゲート同士が互いに接続され、電源電圧レベルとグ
ランドレベルとの間にこの順に直列に接続された第2P
型トランジスタ及び第2N型トランジスタを有し、第2
P型トランジスタと第2N型トランジスタの接続点から
上記保持回路の出力信号を出力として出力する第2直列
回路とを備え、上記の第1直列回路の出力は上記第2直
列回路の第2P型トランジスタ及び第2N型トランジス
タのゲートにそれぞれ供給される一方、上記の第2直列
回路の出力は上記第1直列回路の第1P型トランジスタ
及び第1N型トランジスタのゲートにそれぞれ供給され
ると共に、上記フローティングゲート型の第1及び第2
トランジスタは、上記フローティングゲート型の第1ト
ランジスタがオンすると、第1直列回路の出力がグラン
ドレベルになり、第2直列回路の出力が電源電圧レベル
になる一方、上記フローティングゲート型の第2トラン
ジスタがオンすると、第2直列回路の出力がグランドレ
ベルになり、第1直列回路の出力が電源電圧レベルにな
るように接続されたことを特徴としている。
【0039】上記の発明によれば、請求項1に係る発明
の半導体記憶装置の作用に加えて、フローティングゲー
ト型の第1トランジスタがオンすると(このとき、フロ
ーティングゲート型の第2トランジスタはオフしてい
る。)、第1直列回路の出力がグランドレベルになり、
第2直列回路の第2P型トランジスタはオンし且つ第2
N型トランジスタはオフするので、第2直列回路の出力
は完全に電源電圧レベルまで引き上げられる。これに伴
って、該電源電圧レベルをゲート電圧とする第1P型ト
ランジスタがオフし且つ第1N型トランジスタがオンす
るので、上記第1直列回路の出力は完全にグランドレベ
ルまで引き下げられる。この段階で、第1及び第2直列
回路の出力は、それぞれ完全に電源電圧レベル及びグラ
ンドレベルになっているので、もはやDC電流は流れな
い。
【0040】また、フローティングゲート型の第2トラ
ンジスタがオンすると(このとき、フローティングゲー
ト型の第1トランジスタはオフしている。)、第2直列
回路の出力がグランドレベルになるので、第1直列回路
の第1P型トランジスタはオンし且つ第1N型トランジ
スタはオフするので、第1直列回路の出力は完全に電源
電圧レベルまで引き上げられる。これに伴って、該電源
電圧レベルをゲート電圧とする第2P型トランジスタが
オフし且つ第2N型トランジスタがオンするので、上記
第2直列回路の出力は完全にグランドレベルまで引き下
げられる。この段階で、第1及び第2直列回路の出力
は、それぞれ完全にグランドレベル及び電源電圧レベル
になっているので、もはやDC電流は流れない。
【0041】請求項3に係る発明の半導体記憶装置は、
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の半導
体記憶装置において、上記保持回路の出力及び上記セッ
トアップ信号を入力し、両者の論理和演算を行う論理和
演算回路を更に備え、上記バイアス電圧切換回路は、上
記論理和演算回路から電源電圧レベルの信号を受けた場
合に供給されている電源電圧を昇圧したものを選択し、
グランドレベルの信号を受けた場合に該電源電圧を選択
することを特徴としている。
【0042】上記の発明によれば、請求項2に係る発明
の半導体記憶装置の作用に加えて、バイアス電圧切換回
路は、保持データの出力及びセットアップ信号の上記論
理和演算回路による論理和演算の出力に基づいて、供給
されている電源電圧または該電源電圧を昇圧したものを
選択し、上記第1及び第2トランジスタのゲートにそれ
ぞれ出力する。セットアップ以降は、保持回路の出力に
基づいて、バイアス電圧切換回路は出力すべき電圧レベ
ルを選択する。
【0043】第2電源電圧で動作しているときに、何ら
かの理由によって第2電源電圧が正常な電圧値よりも高
くなり、フローティング型トランジスタのうち、第2電
源電圧が正常な場合にオフしていたトランジスタが誤動
作でオンし、本来保持回路から電源電圧レベルの信号が
出力されていなければならない場合でも、論理和演算回
路からはグランドレベルの信号がバイアス電圧切換回路
に送られる。
【0044】バイアス電圧切換回路からは、第2電源電
圧が選択されてフローティングゲート型の第1及び第2
トランジスタのゲートにそれぞれ出力される。これによ
り、上記バイアス電圧切換回路の出力は、第2電源電圧
を昇圧したものから第2電源電圧に向かって低下して行
く。この電圧低下の過程で、第2電源電圧を昇圧したも
のと、第2電源電圧との間で、上記バイアス電圧切換回
路の出力が適正になると(第1及び第2トランジスタの
ゲートにそれぞれ出力されていた電圧の方が上記閾値電
圧の高い方よりも低くなると、)、上記誤動作でオンし
ていたトランジスタがオフし、上記2値データが元に復
帰する。
【0045】この結果、保持回路から電源電圧レベル
(第2電源電圧レベル)の信号が出力されるので、論理
和演算回路に電源電圧レベルの信号が入力され、論理和
演算回路の出力は電源電圧レベルとなる。これにより、
バイアス電圧切換回路からは、第2電源電圧を昇圧した
ものが選択され、これがフローティングゲート型の第1
及び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力される。
【0046】このように、論理和演算回路を設けるとい
う簡単な構成で、第2電源電圧が正常な電圧値よりも高
くなった場合でも正常な動作を行うようにすることが確
実に可能となる。
【0047】請求項4に係る発明の半導体記憶装置は、
上記課題を解決するために、互いに異なる閾値電圧がプ
ログラムされているフローティングゲート型の第1及び
第2トランジスタと、上記第1又は第2トランジスタが
オンするのに伴って、上記閾値電圧の差に基づく2値デ
ータを生成し、これを保持する保持回路とからなる記憶
回路を複数備え、上記閾値電圧は複数の上記記憶回路間
でそれぞれ異なるようにプログラムされており、第1電
源電圧下で動作しているときは、セットアップ信号が入
力されている間は該第1電源電圧を昇圧したものを選択
する一方それ以外は該第1電源電圧を選択し、該第1電
源電圧よりも低い第2電源電圧下で動作しているとき
は、上記セットアップ信号の入力に伴って該第2電源電
圧を昇圧したものを選択する一方上記第2電源電圧が正
常値よりも高くなった場合に上記第2電源電圧を選択
し、上記第1及び第2トランジスタのゲートにそれぞれ
出力するバイアス電圧切換回路を更に備えたものであ
る。
【0048】上記の発明によれば、閾値電圧を記憶回路
間でそれぞれ異なるようにプログラムすることによっ
て、複数種類の電源電圧範囲に対応することが可能とな
る。各記憶回路については、供給される電源電圧に応じ
て請求項1に係る発明の半導体記憶装置と同様の動作を
行う。
【0049】請求項5に係る発明の半導体記憶装置は、
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の半導
体記憶装置において、上記保持回路は、ゲート同士が互
いに接続され、電源電圧レベルとグランドレベルとの間
にこの順に直列に接続された第2P型トランジスタ及び
第2N型トランジスタを有し、第2P型トランジスタと
第2N型トランジスタの接続点から上記保持回路の出力
信号を出力として出力する直列回路と、ゲートが上記直
列回路の上記接続点に接続され、ソースが電源電圧レベ
ルに接続され、ドレインが上記第2N型トランジスタの
ゲートに接続された第1P型トランジスタとを備え、上
記フローティングゲート型の第1及び第2トランジスタ
は、上記フローティングゲート型の第1トランジスタが
オンすると、上記の第1P型トランジスタのソースがグ
ランドレベルになり、上記直列回路の出力が電源電圧レ
ベルになる一方、上記フローティングゲート型の第2ト
ランジスタがオンすると、上記直列回路の出力がグラン
ドレベルになり、上記第1P型トランジスタのソースが
電源電圧レベルになるように接続されていることを特徴
としている。
【0050】上記の発明によれば、請求項1に係る発明
の半導体記憶装置の作用に加えて、フローティングゲー
ト型の第1トランジスタがオンすると、第1P型トラン
ジスタの出力がグランドレベルになるので、直列回路の
第2P型トランジスタはオンし且つ第2N型トランジス
タはオフするので、該直列回路の出力は完全に電源電圧
レベルまで引き上げられる。これに伴って、該電源電圧
レベルをゲート電圧とする第1P型トランジスタがオフ
するので、該第1P型トランジスタのドレインは完全に
グランドレベルまで引き下げられる。これにより、DC
電流が流れなくなる。
【0051】また、フローティングゲート型の第2トラ
ンジスタがオンすると、上記直列回路の出力がグランド
レベルになるので、第1P型トランジスタはオンするの
で、該第1P型トランジスタのドレインは完全に電源電
圧レベルまで引き上げられる。これに伴って、該電源電
圧レベルをゲート電圧とする第2P型トランジスタがオ
フし且つ第2N型トランジスタがオンするので、上記直
列回路の出力は完全にグランドレベルまで引き下げられ
る。これにより、もはやDC電流が流れなくなる。
【0052】しかも、上記の発明は、請求項2の半導体
記憶装置の保持回路において、第1N型トランジスタが
除かれた構成からなるので、その分、必要な素子数を削
減することが可能となる。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1乃至図4に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0054】本発明の半導体記憶装置の例として、オプ
ション回路27a及び27bを図1に示す。ここで、オ
プション回路27aは、電源電圧(通常電圧、第1電源
電圧)が供給された場合に正常に動作する製品(以下、
通常電圧品と称す)と、上記電源電圧より低い電圧(第
2電源電圧)が供給された場合に正常に動作する製品
(以下、低電圧品と称す)との切り換えのためのもので
あり、オプション回路27bは、例えば、不良アドレス
記憶やデバイス初期状態の記憶のための一般的なもので
ある。
【0055】図1において、オプション回路27aは、
2個のフローティングゲート型のトランジスタ12及び
13と、N型トランジスタ14、15、16、17、2
1、及び22と、P型トランジスタ18及び19とで構
成されている。
【0056】フローティングゲート型のトランジスタ1
2及び13は、それぞれ、図示しない、半導体基板上に
絶縁膜を介して形成されたフローティングゲートと、こ
のフローティングゲートと絶縁膜を介して容量結合され
る制御ゲートと、上記半導体基板内に設けられ、該フロ
ーティングゲート下の基板部分と接続される基板と、反
対導電型の不純物拡散領域とを備えており、これらフロ
ーティングゲート型のトランジスタ12及び13に、通
常電圧品か低電圧品かの切換情報を記憶させる。
【0057】上記フローティングゲート型のトランジス
タ12及び13を組み合わせ、且つ、上記フローティン
グゲート型のトランジスタ12のフローティングゲート
に蓄えられる電荷量と、上記フローティングゲート型の
トランジスタ13のフローティングゲートに蓄えられる
電荷量とを異ならしめることにより、その閾値電圧の差
を利用して2値の電圧データを記憶(プログラム)又は
出力する。
【0058】このフローティングゲート型のトランジス
タ12のドレインとN型トランジスタ14のソースとは
接続点N11で互いに接続され、フローティングゲート
型のトランジスタ13のドレインとN型トランジスタ1
5のソースとは互いに接続点N12で接続されている。
このN型トランジスタ14のドレインとN型トランジス
タ21のドレインとP型トランジスタ18のドレインと
は接続点N13で互いに接続され、N型トランジスタ1
5のドレインとN型トランジスタ22のドレインとP型
トランジスタ19のドレインとは接続点N14で互いに
接続されている。
【0059】上記N型トランジスタ21のゲートとP型
トランジスタ18のゲートは、共に、N型トランジスタ
22のドレインに接続されている。また、N型トランジ
スタ22のゲートとP型トランジスタ19のゲートと
は、共に、N型トランジスタ21のドレインに接続して
いる。上記P型トランジスタ18及び19のソースに
は、何れも、電源電圧Vccが供給されている。フローテ
ィングゲート型のトランジスタ12及び13のソース
は、何れも、Vssレベルにプルダウンされている。
【0060】なお、上記のP型トランジスタ18、N型
トランジスタ21は第1直列回路を構成し、上記のP型
トランジスタ19、N型トランジスタ22は第2直列回
路を構成している。また、上記の第1及び第2直列回路
はラッチ回路24(保持回路)を構成しており、フロー
ティングゲート型のトランジスタ12及び13の閾値電
圧の差による電圧差がラッチ回路24で2値データとし
て保持される。
【0061】また、これらフローティングゲート型のト
ランジスタ12及び13のゲートにはバイアス電圧切換
回路20の出力であるバイアス電圧Vgateが供給さ
れ、N型トランジスタ14及び15のゲートにはバイア
ス電圧切換回路25の出力VBが供給されている。プロ
グラム電圧VPRGは、N型トランジスタ16及び17
をそれぞれ介して上記接続点N11及びN12に供給さ
れ、上記フローティングゲート型のトランジスタ12及
び13に電流をそれぞれ供給可能な構成になっている。
これらN型トランジスタ16及び17のゲートには、プ
ログラム信号PGR1及びPGR2がそれぞれ供給され
ている。
【0062】ラッチ回路24の出力OUT1とセットア
ップ信号SETUPとは、ORゲート30(論理和演算
回路)に入力され、該ORゲート30の出力とプログラ
ム信号PROGとは、バイアス電圧切換回路20に入力
される。
【0063】次に、電源投入時及びセットアップ時の上
記オプション回路27aの動作を説明する。図2は、上
記オプション回路27aの電源投入時及びセットアップ
時のタイミング図を示す。
【0064】本実施の形態では、フローティングゲート
型のトランジスタ13の閾値電圧が電源電圧以上にプロ
グラムされ(フローティングゲート型のトランジスタ1
2の閾値電圧は、2〜3V程度に中和されたままであ
る。)、オプション回路27aの出力OUT1が2値論
理の“H" レベルになる場合を低電圧品とし、フローテ
ィングゲート型のトランジスタ12の閾値電圧が電源電
圧以上にプログラムされ(フローティングゲート型のト
ランジスタ13の閾値電圧は、2〜3V程度に中和され
たままである。)、オプション回路27aの出力OUT
1が“L" レベルになる場合を通常電圧品と規定する。
【0065】なお、このフローティングゲート型のトラ
ンジスタ12及び13をプログラムする方法について
は、従来技術で述べたものと同じ方法を用いるので、こ
こでは詳細な説明を省略する。
【0066】図1の構成において、電源投入後にセット
アップが行われるが、このとき、セットアップ信号SE
TUPが“L" レベル(グランドレベル)から“H" レ
ベル(電源電圧レベル)になると、上記ORゲート30
の出力は“L" レベルから“H" レベルになる。ORゲ
ート30の出力は上記バイアス切換回路20に入力さ
れ、ここで、ORゲート30の出力が“H" レベルの場
合に、昇圧電圧(電源電圧の1.5倍の電圧)がバイア
ス電圧Vgateとして選択されて出力される一方、O
Rゲート30の出力が“L" レベルの場合に、電源電圧
そのものがバイアス電圧Vgateとして出力されるよ
うになっている。
【0067】このとき、バイアス電圧切換回路25の出
力VBはN型トランジスタ14及び15の閾値電圧の2
倍程度(約2V程度)の電圧まで上げられて、N型トラ
ンジスタ14及び15はオン状態になる。
【0068】低電圧品の場合には、供給される電源電圧
をVcc2 (第2電源電圧)とすると、セットアップ以降
は、バイアス電圧Vgateとして1.5Vcc2 の電圧
がフローティングゲート型のトランジスタ12及び13
にそれぞれ供給されるときに、オプション回路27aが
正常に動作する。
【0069】この場合、フローティングゲート型のトラ
ンジスタ13の閾値電圧が電源電圧Vcc2 以上にプログ
ラムされていると共に、フローティングゲート型のトラ
ンジスタ12の閾値電圧が2V〜3V程度に中和された
ままである。したがって、バイアス電圧Vgateが
1.5Vcc2 の場合、フローティングゲート型のトラン
ジスタ13はオフし、且つ、フローティングゲート型の
トランジスタ12がオンする。
【0070】これにより、出力/OUT1は、フローテ
ィングゲート型のトランジスタ12、およびN型トラン
ジスタ14によって“L" レベル(グランドレベル)に
引き下げられる。出力/OUT1はP型トランジスタ1
9のゲートに接続されているため、出力/OUT1が
“L" レベルに下がることによって、P型トランジスタ
19がオンするが、フローティングゲート型のトランジ
スタ13はオフ状態であるので、上記接続点N14は完
全に電源電圧Vcc2 レベルまで引き上げられる。この接
続点N14が電源電圧Vcc2 レベルに引き上げられるこ
とによって、それをゲート電圧とするP型トランジスタ
18がオフし、N型トランジスタ21がオンするので、
上記接続点N13は完全にVssレベルになる。この段階
で、上記接続点N13及びN14は、それぞれ完全にV
ssレベル及び電源電圧Vcc2 レベルになっているので、
もはやDC電流は流れない。出力OUTは、“H" (電
源電圧Vcc2 レベル)となる。
【0071】その後、上記セットアップ信号SETUP
が“L”レベルに変化しても、ORゲート30に入力さ
れる接続点N14が“H" レベルを維持するので、OR
ゲート30の出力は“H" レベルのままである。したが
って、バイアス電圧切換回路20は、1.5Vcc2 の電
圧を出力し続けることになる(図2(a)中のVgat
e波形参照)。これによって、電源が投入されている限
り、オプション回路27aの出力は“H" レベルを維持
し(図2(a)中のOUT波形参照)、上記オプション
回路27aは正常に動作する。
【0072】一方、通常電圧品の場合には、上記電源電
圧Vcc2 よりも高い電源電圧Vcc1(第1電源電圧)が
供給されるとすると、電源投入後のセットアップ時に、
セットアップ信号SETUPが“L" レベル(グランド
レベル)から“H" レベル(電源電圧Vcc1 レベル)に
なる(図2(b)中のSETUP波形参照)と、ORゲ
ート30の出力が“H" レベルになるので、バイアス電
圧Vgateとして1.5Vcc1 の電圧が上記バイアス
電圧切換回路20からフローティングゲート型のトラン
ジスタ12及び13に供給される。このとき、フローテ
ィングゲート型のトランジスタ12の閾値電圧が電源電
圧Vcc1 以上にプログラムされていると共に、フローテ
ィングゲート型のトランジスタ13の閾値電圧が2〜3
V程度に中和されたままであるので、以下のように各ト
ランジスタは動作し、出力OUT1は“L" レベルとな
る。
【0073】即ち、出力OUT1(接続点N14)は、
フローティングゲート型のトランジスタ13、及びN型
トランジスタ15のオン動作に伴って、“L" レベルに
引き下げられる。出力OUT1はP型トランジスタ18
のゲートに接続されているため、出力OUT1が“L"
レベルに下がることによって、P型トランジスタ18が
オンするが、フローティングゲート型のトランジスタ1
2はオフ状態であるので、上記接続点N13は完全に電
源電圧Vcc1 レベルまで引き上げられる。
【0074】この接続点N13がVcc1 レベルに引き上
げられることによって、それをゲート電圧とするP型ト
ランジスタ19がオフし、N型トランジスタ22がオン
するので、上記接続点N14は完全にVssレベル(グラ
ンドレベル)になる。この段階で、上記接続点N13及
びN14は、それぞれ完全に電源電圧Vcc1 レベル及び
Vssレベルになっているので、もはやDC電流は流れな
い。出力OUTは、“L" となる。
【0075】その後、セットアップ信号SETUPが
“H" レベルから“L" レベルに変化すると、ORゲー
ト30に入力される2つの信号(セットアップ信号と、
出力OUT1)は何れも“L" レベルとなるので、OR
ゲート30からバイアス切換回路20に“L" レベルの
信号が送られる。これに伴って、バイアス電圧切換回路
20からは、電源電圧Vcc1 が出力される(図2(a)
中のVgate波形参照)。通常電圧品の場合には、バ
イアス電圧Vgateに電源電圧Vcc1 が供給されると
きにオプション回路27aが正常に動作するので、以後
電源が投入されている限り、オプション回路27aの出
力は、“L" レベルを維持することになる(図2(a)
中のOUT波形参照)。バイアス電圧Vgateとして
Vcc1 の電圧がフローティングゲート型のトランジスタ
12及び13にそれぞれ供給されるときに、オプション
回路27aが正常に動作する。
【0076】この場合、フローティングゲート型のトラ
ンジスタ12の閾値電圧が電源電圧Vcc1 以上にプログ
ラムされていると共に、フローティングゲート型のトラ
ンジスタ13の閾値電圧が2〜3V程度に中和されたま
まである。したがって、フローティングゲート型のトラ
ンジスタ13はオンし、且つ、フローティングゲート型
のトランジスタ12がオフする。
【0077】これにより、上述と同様に、出力OUT1
は、フローティングゲート型のトランジスタ13、及び
N型トランジスタ15によって“L" レベルに引き下げ
られる。また、出力OUT1はP型トランジスタ18の
ゲートに接続されているため、出力OUT1が“L" レ
ベルに下がることによって、P型トランジスタ18がオ
ンするが、フローティングゲート型のトランジスタ12
はオフ状態であるので上記接続点N13は完全に電源電
圧Vcc1 レベルまで引き上げられる。この接続点N13
がVcc1 レベルに引き上げられることによって、それを
ゲート電圧とするP型トランジスタ19がオフし、上記
接続点N14は完全にVssレベルになる。この段階で、
上記接続点N13及びN14は、それぞれ完全に電源電
圧Vcc1レベル及びVssレベルになっているので、もは
やDC電流は流れない。出力OUTは、“L" となる。
【0078】ここで、定常的に電源電圧(電源電圧Vcc
1 あるいは電源電圧Vcc2 の何れか一方)が供給されて
いる時に電源電圧の変動が生じた場合、これに対する上
記オプション回路27aの動作を図3を参照しながら説
明すると以下のとおりである。
【0079】まず、通常電圧品の場合には、図3(a)
に示すように、電源電圧Vcc1 が正常な状態においては
(セットアップ時を除く)、バイアス電圧Vgateと
して電源電圧Vcc1 がバイアス切換回路20から出力さ
れており、オプション回路27aの出力OUT1は、前
述のように、“L" レベルを維持する。
【0080】もし、電源電圧Vcc1 が正常値以上に高く
なった場合、フローティングゲート型のトランジスタ1
3の閾値電圧はフローティングゲート型のトランジスタ
12の閾値電圧より低くプログラムされているので、オ
プション回路27aの出力OUT1は“L" レベルを維
持する。
【0081】一方、電源電圧Vcc1 が正常値より低くな
った場合、フローティングゲート型のトランジスタ13
及び12は、より高インピーダンス状態に近づくので、
出力OUT1はラッチ回路24によって保持され、
“L" レベルを維持する。
【0082】これに対して、低電圧品の場合には、セッ
トアップ以降は、電源電圧Vcc2 が正常な状態において
は、バイアス切換回路20からバイアス電圧Vgate
として1.5Vcc2 の電圧が出力されており、オプショ
ン回路27aの出力OUT1は、前述のように、“H"
レベルを維持する。
【0083】もし、電源電圧Vcc2 が正常値以上に高く
なった場合、フローティングゲート型のトランジスタ1
3の閾値電圧はフローティングゲート型のトランジスタ
12の閾値電圧より高くプログラムされてはいても、該
閾値電圧の大きさによっては(フローティングゲート型
のトランジスタ13の閾値電圧が図3(b)中のt1の
時点またはt2の時点に対応する電圧よりも低く設定さ
れていた場合には)、フローティングゲート型のトラン
ジスタ13がオンしてしまい、結果として、オプション
回路27aの出力OUT1は誤って“L" レベルに変化
する可能性がある(図3(b)のt1乃至t2の区
間)。
【0084】この場合、上記ORゲート30の出力は
“L" レベルに変化するので、バイアス電圧切換回路2
0の出力(バイアス電圧Vgate)は電源電圧Vcc2
レベルに向けて低下する。1.5Vcc2 レベルとVcc2
レベルとの間には、適正なバイアス電圧Vgate(フ
ローティングゲート型のトランジスタ13の閾値電圧の
方が電源電圧Vcc2 が高くなったものよりも更に高くな
るレベル)のレベルが存在するので、バイアス電圧切換
回路20の出力がその適正なレベルになったときに、出
力OUT1は“H" レベルに復帰する(図3(b)のt
2の時点)。これに伴って、バイアス電圧切換回路20
の出力は、1.5Vcc2 に復帰し、上記オプション回路
27aは正常に動作する(図3(b)のVgate参
照)。
【0085】一方、電源電圧Vcc2 が正常値より低くな
った場合、フローティングゲート型のトランジスタ13
及び12はより高インピーダンス状態に近づくので、出
力OUT1はラッチ回路24によって保持され、“H"
レベルのままである。
【0086】ところで、従来例(図5で示す構成を有す
る例)のようにN型トランジスタ21及び22が設けら
れていない場合、低電圧品の場合、オプション回路の電
源投入後の動作および電源電圧の変動に対する動作は不
安定になり、対処のしようがない。これに対して、本実
施の形態によれば、出力OUT1をラッチ回路24によ
って保持することによって、上述のように、オプション
回路27aの電源投入後の上記不安定な動作、及び電源
電圧の変動に対する動作は、確実に安定化する。
【0087】ところで、オプション回路27aの出力O
UT1確定後に、バイアス電圧切換回路20の出力Vg
ateをVssレベルに固定することによって、出力OU
T1をラッチ回路24によって保持することも考えられ
る。しかしながら、この場合、バイアス電圧切換回路2
0の出力(バイアス電圧Vgate)をVssレベルに固
定するタイミングで供給される電源電圧Vcc2 が変動し
た場合、出力OUT1の内容は保証できなくなってしま
う。
【0088】これに対して、本実施の形態によれば、常
に読み出し動作を行うため、どのようなタイミングで電
源電圧Vcc2 が変動しても、前述のように、規定の電源
電圧(適正な電源電圧)に復帰すると、出力OUT1は
適正に回復される。
【0089】以上のように、通常電圧品では、フローテ
ィングゲート型のトランジスタ12をプログラムする
(該トランジスタ12の閾値電圧を電源電圧Vcc1 以上
に設定する)ことにより、自動的にバイアス電圧切換回
路20の出力Vgateは電源電圧Vcc1 に切り換わる
一方、低電圧品では、フローティングゲート型のトラン
ジスタ13をプログラムする(該トランジスタ13の閾
値電圧を電源電圧Vcc2以上に設定する)ことにより、
自動的にバイアス電圧切換回路20の出力は電源電圧V
cc2 を昇圧した1.5Vcc2 の電圧に切り換わる。これ
により、上記オプション回路27aが適正に動作する。
【0090】図1に示すように、本実施の形態によれ
ば、バイアス電圧切換回路20の出力(バイアス電圧V
gate)が、不良アドレス記憶やデバイス初期状態の
記憶のための他のオプション回路27b、27c(図示
しない)、…のフローティングゲート型のトランジスタ
12及び13のゲートにも入力されるので、通常電圧品
でも低電圧品でも、同じ構成を有するオプション回路を
用いて確実に安定した動作を得ることができる。
【0091】また、電源電圧範囲を設定するオプション
回路を複数用意して、3種類以上の電源電圧範囲に対応
することもできる。例えば、オプション回路27aとオ
プション回路27bの2個を用意し、それぞれの電源電
圧に対して、バイアス電圧が正しいときに該オプション
回路27a及び27bの出力が表1のようになるように
各フローティングゲート型のトランジスタ12及び13
の閾値電圧を設定する(プログラムする)ことによって
3種類の電源電圧に対応できる。
【0092】具体的には、上記オプション回路27a及
び27bの出力と、セットアップ信号SETUPとに基
づいて、次のようにバイアス電圧Vgateを選択す
る。
【0093】セットアップ信号SETUPが“H" レベ
ルのとき、オプション回路27a及び27bの出力に関
係なく、バイアス電圧Vgateを1.5Vccとする。
また、セットアップ信号SETUPが“L" レベルのと
き、オプション回路27a及び27bの出力が共に
“L" レベルであれば、バイアス電圧VgateをVcc
とする。また、セットアップ信号SETUPが“L" レ
ベルのとき、オプション回路27a及び27bの出力の
一方が“L" レベルであり且つ他方が“H" レベルであ
れば、バイアス電圧Vgateを1.2Vccとする。ま
た、セットアップ信号SETUPが“L" レベルのと
き、オプション回路27a及び27bの出力が共に
“H" レベルであれば、バイアス電圧Vgateを1.
5Vccとする。
【0094】バイアス電圧Vgateが高すぎてオプシ
ョン回路が正しく動作できないときは、オプション回路
の出力は“H" レベルを出力すべきところが“L" レベ
ルの出力に変化するため、バイアス電圧Vgateは低
くなるように切り替わり、電源電圧が2種類の場合と同
様に、正常なバイアス電圧範囲に復帰する。
【0095】一方、バイアス電圧Vgateが低すぎて
オプション回路が正しく動作できないときは、ラッチ回
路24によって正しい出力が保持されるため、電源電圧
が2種類の場合と同様に、正常に動作できる。
【0096】以上のように、2個のオプション回路によ
って、3種類の電源電圧に対応することが可能となる。
【0097】なお、表1において、オプション回路27
a及び27bの出力の一方が“L"レベルであり且つ他
方が“H" レベルの場合、電源電圧Vccが重複している
が、これは、重複する電源電圧の範囲においてどちらの
モードでもバイアス電圧Vgateが正常な範囲にある
ため、オプション回路は正しく出力することができる。
【0098】例えば、電源電圧Vccが 2.7V 〜3.0V(こ
れは、2.7V〜3.6Vと、2.4V〜3.0Vのどちらにも当てはま
る。)で動作させる場合、バイアス電圧VgateがV
ccであっても、1.2Vccであっても、オプション回路
は正常に動作する。すなわち、オプション回路27a及
び27bの出力が、何れも“L" レベル、又は一方が
“L" レベルであり且つ他方が“H" レベルの何れに設
定しても、それぞれ設定どおりに出力されることにな
る。このことは、電源電圧Vccが2種類の場合にも同様
であり、異なる複数の電源電圧に重複する領域がある場
合でも、本発明によればオプション回路を正しく動作さ
せることが可能となる。
【0099】尚、各電源電圧品のオプション回路の出力
は表1に示す通りにプログラムされ、自動的にそれぞれ
適正なバイアス電圧Vgateがバイアス電圧切換回路
20から出力される動作は上述に説明したのと同様であ
る。
【0100】
【表1】
【0101】更に、図1に示すラッチ回路24の一方の
N型トランジスタ21を省略した図4に示すような構成
にすることによって、素子数を削減することもできる。
このラッチ回路24の出力OUT1が“H" レベルの時
には、フローティングゲート型のトランジスタ12、N
型トランジスタ14、及びP型トランジスタ19とがオ
ンし、フローティングゲート型のトランジスタ13、N
型トランジスタ22、及びP型トランジスタ18がオフ
するので、出力OUT1の“H" レベルは保持される。
【0102】一方、図4の構成において、出力OUT1
が“L" レベルの時には、フローティングゲート型のト
ランジスタ12とP型トランジスタ19とがオフし、フ
ローティングゲート型のトランジスタ13、N型トラン
ジスタ22、及びP型トランジスタ18がオンするの
で、出力OUT1の“L" レベルは保持される。
【0103】図4に示す構成においては、出力OUT1
がいずれのレベルを有する場合でも、ラッチ回路の左右
のバランスが崩れているので、図1に示す構成(4素子
のラッチ回路24)の場合以上に、トランジスタサイズ
やバイアス電圧Vgateの切換時の消費電流に注意を
払う必要がある。
【0104】また、複数のオプション回路に、上記ラッ
チ回路24を含んだオプション回路と、従来のラッチ回
路を含まないオプション回路を混在させた構成でもよ
い。この場合、例えば、電源電圧範囲を設定するオプシ
ョン回路として上記ラッチ回路24を含んだ上記オプシ
ョン回路を採用して安全性を高める一方、他のオプショ
ン回路として従来のラッチ回路を含まないオプション回
路を採用することによって、全体として、素子数を削減
することができる。
【0105】以上のように、本発明の第1半導体記憶装
置は、第1のフローティングゲート型のトランジスタの
ゲートと第2のフローティングゲート型のトランジスタ
のゲートとを接続し、前記第1のフローティングゲート
型のトランジスタに蓄えられる電荷量を、前記第2のフ
ローティングゲート型のトランジスタの電荷量と異なら
しめることにより、該第1および第2のフローティング
ゲート型のトランジスタの閾値電圧の差を利用して2値
データを保持するデータ保持部を有する半導体記憶装置
であって、第1の電源電圧で動作する場合には、第1の
論理レベルを出力し、第1の電源電圧より低い第2の電
源電圧で動作する場合には、第2の論理レベルを出力
し、前記の出力が第1の論理レベルの場合には前記第1
及び第2のフローティングゲート型のトランジスタのゲ
ートに電源電圧を供給し、前記の出力が第2の論理レベ
ルの場合には前記第1及び第2のフローティングゲート
型のトランジスタのゲートに電源電圧を昇圧した電圧を
供給する制御回路を備えることを特徴としている。
【0106】また、本発明の第2半導体記憶装置は、上
記の第1半導体記憶装置において、前記データ保持部
は、第1の第2導電型トランジスタと第3の第1導電型
トランジスタの直列回路と、第2の第2導電型トランジ
スタと第4の第1導電型トランジスタの直列回路との並
列回路で構成され、該第1の第2導電型トランジスタと
第3の第1導電型トランジスタのゲートが第2の第2導
電型トランジスタと第4の第1導電型トランジスタの接
続点に接続され、該第2の第2導電型トランジスタと第
4の第1導電型トランジスタのゲートが該第1の第2導
電型トランジスタと第3の第1導電型トランジスタの接
続点に接続され、該第1および第2の第2導電型トラン
ジスタに電源電圧が印加され、該第3および第4の第1
導電型トランジスタに接地電圧が印加されることを特徴
としている。
【0107】本発明の第3半導体記憶装置は、上記の第
1半導体記憶装置において、前記第1の電源電圧で動作
する場合には、前記データ保持部は第1の論理レベルを
出力し、前記第2の電源電圧で動作する場合には、前記
データ保持部は第2の論理レベルを出力し、前記データ
保持部の出力が、前記第1及び第2のフローティングゲ
ート型のトランジスタのゲート電圧を制御するバイアス
電圧切換回路に結合されることを特徴としている。
【0108】本発明の第4半導体記憶装置は、上記の第
3半導体記憶装置において、前記データ保持部の出力お
よびセットアップ信号の論理和出力が前記バイアス電圧
切換回路に入力されることを特徴としている。
【0109】本発明の第5半導体記憶装置は、上記の第
3半導体記憶装置又は第4半導体記憶装置において、前
記論理和出力が第1の論理レベルの場合には前記第1及
び第2のフローティングゲート型のトランジスタのゲー
トに電源電圧を供給し、前記論理和出力が第2の論理レ
ベルの場合には前記第1及び第2のフローティングゲー
ト型のトランジスタのゲートに電源電圧を昇圧した電圧
を供給する前記バイアス電圧切換回路を有することを特
徴としている。
【0110】本発明の第6半導体記憶装置は、上記半導
体記憶装置を複数組み合わせることによって、3種類以
上の電源電圧でのそれぞれに対応した前記第1及び第2
のフローティングゲート型のトランジスタのゲート電圧
を供給する制御回路を備えていることを特徴としてい
る。
【0111】本発明の第7半導体記憶装置は、上記の第
1半導体記憶装置において、前記データ保持部は、第1
の第2導電型トランジスタと第3の第1導電型トランジ
スタの直列回路と、第2の第2導電型トランジスタとの
並列回路で構成され、該第1の第2導電型トランジスタ
と第3の第1導電型トランジスタのゲートが第2の第2
導電型トランジスタのドレインに接続され、該第2の第
2導電型トランジスタのゲートが該第1の第2導電型ト
ランジスタと第3の第1導電型トランジスタの接続点に
接続され、該第1および第2の第2導電型トランジスタ
に電源電圧が印加され、該第3の第1導電型トランジス
タに接地電圧(グランドレベル)が印加されることを特
徴としている。
【0112】以上のように本発明によれば、フラッシュ
セルの特性及び信頼性を変えることなく、デバイス出荷
前に複数の電源電圧品への切り換えが可能となると共
に、それらの電源電圧における他のオプション回路(例
えば、冗長の情報の記憶等で使用される。)も安定に動
作させることが可能となる。
【0113】
【発明の効果】請求項1に係る発明の半導体記憶装置
は、以上のように、互いに異なる閾値電圧がプログラム
されているフローティングゲート型の第1及び第2トラ
ンジスタと、上記第1又は第2トランジスタがオンする
のに伴って、上記閾値電圧の差に基づく2値データを生
成し、これを保持する保持回路と、第1電源電圧下で動
作しているときは、セットアップ信号が入力されている
間は該第1電源電圧を昇圧したものを選択する一方それ
以外は該第1電源電圧を選択し、該第1電源電圧よりも
低い第2電源電圧下で動作しているときは、上記セット
アップ信号の入力に伴って該第2電源電圧を昇圧したも
のを選択する一方上記第2電源電圧が正常値よりも高く
なった場合に上記第2電源電圧を選択し、上記第1及び
第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力するバイアス
電圧切換回路とを備えている。
【0114】それゆえ、フローティングゲート型の第1
及び第2トランジスタのゲートに供給される電圧をバイ
アス電圧切換回路によって切り換えることによって、低
電圧での動作(第2電源電圧が供給された場合の動作)
と通常の電源電圧(第1電源電圧が供給された場合の動
作)での動作の双方を行うことができる半導体記憶装置
を提供できる。
【0115】しかも、半導体記憶装置が第1電源電圧下
で動作しているときに、何らかの理由によって、第1電
源電圧が正常な電圧値よりも高くなったり、或いは低く
なったりしても、保持回路によって保持された上記2値
データを維持することができる。また、半導体記憶装置
が第2電源電圧下で動作しているときに、何らかの理由
によって、第2電源電圧が正常な電圧値よりも高くなっ
たり、或いは低くなったりしても、保持回路によって保
持された上記2値データを維持することができるという
効果を併せて奏する。
【0116】請求項2に係る発明の半導体記憶装置は、
以上のように、請求項1に係る発明の半導体記憶装置に
おいて、上記保持回路は、ゲート同士が互いに接続さ
れ、電源電圧レベルとグランドレベルとの間にこの順に
直列に接続された第1P型トランジスタ及び第1N型ト
ランジスタを有し、第1P型トランジスタと第1N型ト
ランジスタの接続点から上記保持回路の出力信号を反転
したものを出力として出力する第1直列回路と、ゲート
同士が互いに接続され、電源電圧レベルとグランドレベ
ルとの間にこの順に直列に接続された第2P型トランジ
スタ及び第2N型トランジスタを有し、第2P型トラン
ジスタと第2N型トランジスタの接続点から上記保持回
路の出力信号を出力として出力する第2直列回路とを備
え、上記の第1直列回路の出力は上記第2直列回路の第
2P型トランジスタ及び第2N型トランジスタのゲート
にそれぞれ供給される一方、上記の第2直列回路の出力
は上記第1直列回路の第1P型トランジスタ及び第1N
型トランジスタのゲートにそれぞれ供給されると共に、
上記フローティングゲート型の第1及び第2トランジス
タは、上記フローティングゲート型の第1トランジスタ
がオンすると、第1直列回路の出力がグランドレベルに
なり、第2直列回路の出力が電源電圧レベルになる一
方、上記フローティングゲート型の第2トランジスタが
オンすると、第2直列回路の出力がグランドレベルにな
り、第1直列回路の出力が電源電圧レベルになるように
接続されたものである。
【0117】それゆえ、請求項1に係る発明の半導体記
憶装置の効果に加えて、第1直列回路の出力と、第2直
列回路の出力とが、何れも、完全に電源電圧レベル又は
グランドレベルになるので、もはやDC電流は流れなく
なり、半導体記憶装置の省電力化を確実に実現できると
いう効果を奏する。
【0118】請求項3に係る発明の半導体記憶装置は、
以上のように、請求項2に係る発明の半導体記憶装置に
おいて、上記保持回路の出力及び上記セットアップ信号
を入力し、両者の論理和演算を行う論理和演算回路を更
に備え、上記バイアス電圧切換回路は、上記論理和演算
回路から電源電圧レベルの信号を受けた場合に供給され
ている電源電圧を昇圧したものを選択し、グランドレベ
ルの信号を受けた場合に該電源電圧を選択するものであ
る。
【0119】それゆえ、請求項2に係る発明の半導体記
憶装置の効果に加えて、上記バイアス電圧切換回路は、
論理和演算回路の出力に基づいて、供給されている電源
電圧または該電源電圧を昇圧したものを選択し、これを
上記第1及び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力
するので、以下のような場合に対処可能となるという効
果を奏する。
【0120】すなわち、第2電源電圧下で動作している
ときに、何らかの理由によって第2電源電圧が正常な電
圧値よりも高くなり、本来保持回路から電源電圧レベル
の信号が出力されていなければならない場合でも、論理
和演算回路からはグランドレベルの信号がバイアス電圧
切換回路に送られ、ここで第2電源電圧が選択されてフ
ローティングゲート型の第1及び第2トランジスタのゲ
ートにそれぞれ出力される。これにより、上記バイアス
電圧切換回路の出力は、第2電源電圧を昇圧したものか
ら第2電源電圧に向かって低下して行くが、この電圧低
下の過程で、第2電源電圧を昇圧したものと、第2電源
電圧との間で、上記バイアス電圧切換回路の出力が適正
になると(第1及び第2トランジスタのゲートにそれぞ
れ出力されていた電圧の方が上記閾値電圧の高い方より
も低くなると、)、上記誤動作でオンしていたトランジ
スタがオフし、上記2値データが元に復帰する。
【0121】この結果、保持回路から第2電源電圧レベ
ルの信号が出力されるので、論理和演算回路に第2電源
電圧レベルの信号が入力され、論理和演算回路の出力は
第2電源電圧レベルとなる。これにより、バイアス電圧
切換回路からは、第2電源電圧を昇圧したものが選択さ
れてフローティングゲート型の第1及び第2トランジス
タのゲートにそれぞれ出力される。したがって、半導体
記憶装置は正常に動作する。
【0122】このように、論理和演算回路を設けるとい
う簡単な構成で、第2電源電圧が正常な電圧値よりも高
くなった場合でも確実に対処できる。
【0123】請求項4に係る発明の半導体記憶装置は、
以上のように、互いに異なる閾値電圧がプログラムされ
ているフローティングゲート型の第1及び第2トランジ
スタと、上記第1又は第2トランジスタがオンするのに
伴って、上記閾値電圧の差に基づく2値データを生成
し、これを保持する保持回路とからなる記憶回路を複数
備え、上記閾値電圧は複数の上記記憶回路間でそれぞれ
異なるようにプログラムされており、第1電源電圧下で
動作しているときは、セットアップ信号が入力されてい
る間は該第1電源電圧を昇圧したものを選択する一方そ
れ以外は該第1電源電圧を選択し、該第1電源電圧より
も低い第2電源電圧下で動作しているときは、上記セッ
トアップ信号の入力に伴って該第2電源電圧を昇圧した
ものを選択する一方上記第2電源電圧が正常値よりも高
くなった場合に上記第2電源電圧を選択し、上記第1及
び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力するバイア
ス電圧切換回路を更に備えたものである。
【0124】それゆえ、閾値電圧を複数の記憶回路間で
それぞれ異なるようにプログラムすることによって、複
数種類の電源電圧範囲に対応することが可能となり、汎
用性に優れた半導体記憶装置を提供できるという効果を
奏する。
【0125】請求項5に係る発明の半導体記憶装置は、
以上のように、請求項1に係る発明の半導体記憶装置に
おいて、上記保持回路は、ゲート同士が互いに接続さ
れ、電源電圧レベルとグランドレベルとの間にこの順に
直列に接続された第2P型トランジスタ及び第2N型ト
ランジスタを有し、第2P型トランジスタと第2N型ト
ランジスタの接続点から上記保持回路の出力信号を出力
として出力する直列回路と、ゲートが上記直列回路の上
記接続点に接続され、ソースが電源電圧レベルに接続さ
れ、ドレインが上記第2N型トランジスタのゲートに接
続された第1P型トランジスタとを備え、上記フローテ
ィングゲート型の第1及び第2トランジスタは、上記フ
ローティングゲート型の第1トランジスタがオンする
と、上記の第1P型トランジスタのソースがグランドレ
ベルになり、上記直列回路の出力が電源電圧レベルにな
る一方、上記フローティングゲート型の第2トランジス
タがオンすると、上記直列回路の出力がグランドレベル
になり、上記第1P型トランジスタのソースが電源電圧
レベルになるように接続されたものである。
【0126】それゆえ、請求項1に係る発明の半導体記
憶装置の効果に加えて、直列回路の出力と、第1P型ト
ランジスタのドレインとが、何れも、完全に電源電圧レ
ベル又はグランドレベルになるので、もはやDC電流は
流れなくなり、半導体記憶装置の省電力化を確実に実現
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置の構成例を示す回
路図である。
【図2】(a)は低電圧品の電源投入以降のタイミング
図であり、(b)は通常電圧品の電源投入以降のタイミ
ング図である。
【図3】(a)は通常電圧品の場合の電源電圧の変動に
対する上記半導体記憶装置の動作を説明するタイミング
図であり、(b)は低電圧品の場合の電源電圧の変動に
対する上記半導体記憶装置の動作を説明するタイミング
図である。
【図4】本発明に係る半導体記憶装置の他の構成例を示
す回路図である。
【図5】従来の半導体記憶装置の構成例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
12 フローティングゲート型のトランジスタ 13 フローティングゲート型のトランジスタ 20 バイアス電圧切換回路 24 ラッチ回路(保持回路) 27 オプション回路 30 ORゲート(論理和演算回路)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる閾値電圧がプログラムされて
    いるフローティングゲート型の第1及び第2トランジス
    タと、 上記第1又は第2トランジスタがオンするのに伴って、
    上記閾値電圧の差に基づく2値データを生成し、これを
    保持する保持回路と、 第1電源電圧下で動作しているときは、セットアップ信
    号が入力されている間は該第1電源電圧を昇圧したもの
    を選択する一方それ以外は該第1電源電圧を選択し、 該第1電源電圧よりも低い第2電源電圧下で動作してい
    るときは、上記セットアップ信号の入力に伴って該第2
    電源電圧を昇圧したものを選択する一方上記第2電源電
    圧が正常値よりも高くなった場合に上記第2電源電圧を
    選択し、 上記第1及び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力
    するバイアス電圧切換回路とを備えた半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記保持回路は、 ゲート同士が互いに接続され、電源電圧レベルとグラン
    ドレベルとの間にこの順に直列に接続された第1P型ト
    ランジスタ及び第1N型トランジスタを有し、第1P型
    トランジスタと第1N型トランジスタの接続点から上記
    保持回路の出力信号を反転したものを出力として出力す
    る第1直列回路と、 ゲート同士が互いに接続され、電源電圧レベルとグラン
    ドレベルとの間にこの順に直列に接続された第2P型ト
    ランジスタ及び第2N型トランジスタを有し、第2P型
    トランジスタと第2N型トランジスタの接続点から上記
    保持回路の出力信号を出力として出力する第2直列回路
    とを備え、 上記の第1直列回路の出力は上記第2直列回路の第2P
    型トランジスタ及び第2N型トランジスタのゲートにそ
    れぞれ供給される一方、上記の第2直列回路の出力は上
    記第1直列回路の第1P型トランジスタ及び第1N型ト
    ランジスタのゲートにそれぞれ供給されると共に、 上記フローティングゲート型の第1及び第2トランジス
    タは、 上記フローティングゲート型の第1トランジスタがオン
    すると、第1直列回路の出力がグランドレベルになり、
    第2直列回路の出力が電源電圧レベルになる一方、上記
    フローティングゲート型の第2トランジスタがオンする
    と、第2直列回路の出力がグランドレベルになり、第1
    直列回路の出力が電源電圧レベルになるように接続され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】上記保持回路の出力及び上記セットアップ
    信号を入力し、両者の論理和演算を行う論理和演算回路
    を更に備え、 上記バイアス電圧切換回路は、上記論理和演算回路から
    電源電圧レベルの信号を受けた場合に供給されている電
    源電圧を昇圧したものを選択し、グランドレベルの信号
    を受けた場合に該電源電圧を選択することを特徴とする
    請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】互いに異なる閾値電圧がプログラムされて
    いるフローティングゲート型の第1及び第2トランジス
    タと、上記第1又は第2トランジスタがオンするのに伴
    って、上記閾値電圧の差に基づく2値データを生成し、
    これを保持する保持回路とからなる記憶回路を複数備
    え、 上記閾値電圧は複数の上記記憶回路間でそれぞれ異なる
    ようにプログラムされており、 第1電源電圧下で動作しているときは、セットアップ信
    号が入力されている間は該第1電源電圧を昇圧したもの
    を選択する一方それ以外は該第1電源電圧を選択し、 該第1電源電圧よりも低い第2電源電圧下で動作してい
    るときは、上記セットアップ信号の入力に伴って該第2
    電源電圧を昇圧したものを選択する一方上記第2電源電
    圧が正常値よりも高くなった場合に上記第2電源電圧を
    選択し、 上記第1及び第2トランジスタのゲートにそれぞれ出力
    するバイアス電圧切換回路を更に備えた半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】上記保持回路は、 ゲート同士が互いに接続され、電源電圧レベルとグラン
    ドレベルとの間にこの順に直列に接続された第2P型ト
    ランジスタ及び第2N型トランジスタを有し、第2P型
    トランジスタと第2N型トランジスタの接続点から上記
    保持回路の出力信号を出力として出力する直列回路と、 ゲートが上記直列回路の上記接続点に接続され、ソース
    が電源電圧レベルに接続され、ドレインが上記第2N型
    トランジスタのゲートに接続された第1P型トランジス
    タとを備え、 上記フローティングゲート型の第1及び第2トランジス
    タは、 上記フローティングゲート型の第1トランジスタがオン
    すると、上記の第1P型トランジスタのソースがグラン
    ドレベルになり、上記直列回路の出力が電源電圧レベル
    になる一方、 上記フローティングゲート型の第2トランジスタがオン
    すると、上記直列回路の出力がグランドレベルになり、
    上記第1P型トランジスタのソースが電源電圧レベルに
    なるように接続されていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体記憶装置。
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