JP3527208B2 - 圧電磁器組成物およびそれを用いた圧電素子 - Google Patents
圧電磁器組成物およびそれを用いた圧電素子Info
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Description
よびそれを用いた圧電素子に関する。
ック素子に用いられる圧電磁器組成物としては、一般
に、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)またはチタン酸鉛
(PT)を主成分とする磁器組成物が用いられてきた。
して、鉛を含まない磁器組成物の開発が進められてき
た。具体的には、高温でも使用できるセンサ・アクチュ
エータ用のセラミックスとして、ビスマス層状化合物を
主成分とする圧電磁器組成物が注目されてきた。
ら報告されてきたビスマス層状化合物を主成分とする圧
電磁器組成物は、電気機械結合係数が十分に大きくない
という問題があり、実用されていなかった。
ビスマス層状化合物に比べて電気機械結合係数が大きい
圧電磁器組成物、およびそれを用いた圧電素子を提供す
ることを目的とする。
め、本発明の第1の圧電磁器組成物は、組成が式:Ca
MXBi4-XTi4-X(Nb1-ATaA)XO15(ただし、M
はCa、SrおよびBaから選ばれる少なくとも1つの
元素であり、0.0<A≦1.0、0.0<X≦0.
6)で表される材料を主成分を含む。言い換えれば、第
1の圧電磁器組成物は、主成分のみからなるか、または
主成分と副成分とからなる。上記第1の圧電磁器組成物
によれば、従来のビスマス層状化合物に比べて電気機械
結合係数が大きく、鉛を含まない圧電磁器組成物が得ら
れる。
aM X Bi 4-X Ti 4-X (Nb 1-A Ta A ) X O 15 (ただし、
MはCa、SrおよびBaから選ばれる少なくとも1つ
の元素であり、0.0<A≦1.0、0.0<X≦0.
6)で表される材料を主成分とし、副成分としてMnO
2をさらに含んでもよい。上記構成によれば、機械的品
質係数などの特性が良好な圧電磁器組成物が得られる。
の含有率が0.6質量%以下であってもよい。上記構成
によれば、分極が困難になることを防止できる。
が式:CaMYBi4-YTi4-Y(Nb1-BTaB)YO
15(ただし、MはCa、SrおよびBaから選ばれる少
なくとも1つの元素であり、0.0≦B≦1.0、0.
0<Y≦0.6)で表される材料を主成分として含み、
WO3を副成分として含む。上記第2の圧電磁器組成物
によれば、従来のビスマス層状化合物に比べて電気機械
結合係数が大きく、鉛を含まない圧電磁器組成物が得ら
れる。
3の含有率が0.5質量%以下であってもよい。上記構
成によれば、分極が困難になることを防止できる。
してMnO2をさらに含んでもよい。上記構成によれ
ば、機械的品質係数などの特性が良好な圧電磁器組成物
が得られる。
器組成物からなる圧電体を備える圧電素子であって、前
記圧電磁器組成物は、組成が式:CaMXBi4-XTi
4-X(Nb1-ATaA)XO15(ただし、MはCa、Srお
よびBaから選ばれる少なくとも1つの元素であり、
0.0<A≦1.0、0.0<X≦0.6)で表される
材料を主成分として含むことを特徴とする。上記第1の
圧電素子によれば、鉛を含まず電気的特性が良好な圧電
素子が得られる。
成物は、組成が式:CaM X Bi 4-X Ti 4-X (Nb 1-A T
a A ) X O 15 (ただし、MはCa、SrおよびBaから選
ばれる少なくとも1つの元素であり、0.0≦A≦1.
0、0.0<X≦0.6)で表される材料を主成分と
し、副成分としてMnO2をさらに含んでもよい。ま
た、本発明の第2の圧電素子は、圧電磁器組成物からな
る圧電体を備える圧電素子であって、前記圧電磁器組成
物は、組成が式:CaMYBi4-YTi4-Y(Nb1-BTa
B)YO15(ただし、MはCa、SrおよびBaから選ば
れる少なくとも1つの元素であり、0.0≦B≦1.
0、0.0<Y≦0.6)で表される材料を主成分とし
て含み、WO3を副成分として含むことを特徴とする。
上記第2の圧電素子によれば、鉛を含まず電気的特性が
良好な圧電素子が得られる。
成物中の前記MnO2の含有率が0.6質量%以下であ
ってもよい。
んで対向するように前記圧電体上に形成された2つの振
動電極をさらに備え、前記圧電体の厚さtと前記振動電
極の面積Sとが、22≦S/t2の関係を満たしてもよ
い。上記構成によれば、設計および製造が容易な圧電共
振子が得られる。
円形であってもよい。
器組成物からなる圧電体を備える圧電素子であって、前
記圧電磁器組成物は、組成が式:CaMYBi4-YTi
4-Y(Nb1-BTaB)YO15(ただし、MはCa、Srお
よびBaから選ばれる少なくとも1つの元素であり、
0.0≦B≦1.0、0.0≦Y≦0.6)で表される
材料を主成分として含み、WO3を副成分として含むこ
とを特徴とする。上記第2の圧電素子によれば、鉛を含
まず電気的特性が良好な圧電素子が得られる。
成物中の前記WO3の含有率が0.5質量%以下であっ
てもよい。
成物が、副成分としてMnO2をさらに含んでもよい。
んで対向するように前記圧電体上に形成された2つの振
動電極をさらに備え、前記圧電体の厚さtと前記振動電
極の面積Sとが、22≦S/t2の関係を満たしてもよ
い。
円形であってもよい。
て図面を参照しながら説明する。
第1の圧電磁器組成物について説明する。
磁器組成物1という場合がある)は、組成が式:CaM
XBi4-XTi4-X(Nb1-ATaA)XO15(ただし、Mは
Ca、SrおよびBaから選ばれる少なくとも1つの元
素であり、0.0≦A≦1.0、0.0<X≦0.6)
で表される材料を主成分として含む。ここで、Aは、0
≦A≦0.4を満たすことがより好ましい。また、X
は、0.1≦X≦0.4を満たすことがより好ましい。
3、SrCO3、BaCO3、Bi2O 3、TiO2、Nb2
O5、およびTa2O5といった化合物を、所定の割合で
混合することによって形成できる。
分としてさらに含んでもよい。MnO2の含有率は、
0.6質量%以下であることが好ましく、0.01質量
%〜0.6質量%の範囲内であることがより好ましく、
0.2質量%〜0.5質量%の範囲内であることが特に
好ましい。
されてもよい。圧電磁器組成物1が主成分のみからなる
場合、圧電磁器組成物1の組成は、以下の式で表すこと
が可能である。 CaMXBi4-XTi4-X(Nb1-ATaA)XO15 また、主成分と副成分とから形成されてもよい。この場
合、圧電磁器組成物1は、主成分を96質量%以上の含
有率で含む。圧電磁器組成物1が主成分と副成分とを含
む場合、両者を構成する出発原料を混合して焼成するこ
とによって圧電磁器組成物1を形成できる。副成分とし
てMnO2を含む圧電磁器組成物1の組成は、以下の式
で表すことが可能である。 [CaMXBi4-XTi4-X(Nb1-ATaA)XO15]
100-L(MnO2)L ここで、Lは、MnO2の含有率(mol%)を示し、
0より大きい値である。
縦振動に関する周波数定数N3tができるだけ大きいこと
が好ましい。たとえば、N3tが7300Hz・m以上で
あることが好ましい。この場合には、一般に、径方向の
広がりモードの周波数定数N pも、2500Hz・m以
上と大きくなる。
鉛を含まず、電気機械結合係数が従来のビスマス層状化
合物に比べて大きい圧電磁器組成物が得られる。
第2の圧電磁器組成物について説明する。
磁器組成物2という場合がある)は、組成が式:CaM
YBi4-YTi4-Y(Nb1-BTaB)YO15(ただし、Mは
Ca、SrおよびBaから選ばれる少なくとも1つの元
素であり、0.0≦B≦1.0、0.0≦Y≦0.6)
で表される材料を主成分として含み、WO3を副成分と
して含む。ここで、Bは、0≦B≦0.4を満たすこと
がより好ましい。また、Yは、0.1≦Y≦0.4を満
たすことがより好ましい。
以上の含有率で含む。主成分となる材料は、たとえば、
CaCO3、SrCO3、BaCO3、Bi2O3、Ti
O2、Nb2O5、およびTa2O5といった化合物を、所
定の割合で混合することによって形成できる。
量%以下であることが好ましく、0.01質量%〜0.
5質量%の範囲内であることがより好ましく、0.1質
量%〜0.4質量%の範囲内であることが特に好まし
い。
O2などを副成分として含んでもよい。MnO2の含有率
は、0.6質量%以下であることが好ましく、0.01
質量%〜0.6質量%の範囲内であることがより好まし
く、0.2質量%〜0.5質量%の範囲内であることが
特に好ましい。
構成する出発原料を混合して焼成することによって形成
できる。副成分としてWO3とMnO2とを含む圧電磁器
組成物2の組成は、以下の式で表すことが可能である。 [CaMYBi4-YTi4-Y(Nb1-BTaB)YO15]
100-L-N(MnO2)L(WO3)N ここで、LおよびNは、それぞれ、MnO2およびWO3
の含有率(mol%)を示し、0≦L、0<Nである。
縦振動に関する周波数定数N3tができるだけ大きいこと
が好ましい。たとえば、N3tが7300Hz・m以上で
あることが好ましい。この場合には、一般に、径方向の
広がりモードの周波数定数N pも、2500Hz・m以
上と大きくなる。
鉛を含まず、電気機械結合係数が従来のビスマス層状化
合物に比べて大きい圧電磁器組成物が得られる。
第1の圧電素子について説明する。
という場合がある)は、実施形態1で説明した圧電磁器
組成物1からなる圧電体を備える。
ラミック発振子やフィルタといった圧電共振子、ブザー
やサウンダといった圧電振動体、アクチュエータなどの
変位素子である。
の斜視図を図1に示す。図1を参照して、圧電共振子1
0は、圧電体11と、圧電体11の2つの主面上に形成
された電極12aおよび12bとを備える。電極12a
および12bには、それぞれ、リード12cおよび12
dが接続されている。
有する。ただし、円形に限らず、正方形や長方形といっ
た他の形状でもよい。電極12aおよび12bは、圧電
体11を挟んで対向するように同じ形状に形成される。
体11の厚さtとは、22≦S/t 2の関係を満たすこ
とが好ましい。言い換えれば、電極12a(電極12
b)の直径Dと圧電体11の厚さtとは、5.3≦D/
tの関係を満たすことが好ましい。
電磁器組成物1を用いているため、鉛を含まず、電気的
特性が良好である。
第2の圧電素子について説明する。
という場合がある)は、実施形態3の圧電素子1と圧電
体の材料のみが異なるため、重複する説明は省略する。
圧電素子2の圧電体は、実施形態2の圧電磁器組成物2
からなる。
電磁器組成物2を用いているため、鉛を含まず、電気的
特性が良好である。
説明する。
よび2の圧電磁器組成物1および2を作製した一例につ
いて説明する。
aCO3、WO3、Mn3O4、Bi2O3、TiO2、Nb2
O5、およびTa2O5を出発原料として、複数の圧電磁
器組成物を形成した。なお、Mn3O4は、焼成時の熱処
理によってMnO2となる。
〜3に示す所定の比になるように出発原料を秤量し、こ
れらをボールミルで均一になるように十分混合した。次
に、出発原料の混合物を600℃〜800℃で2時間仮
焼し、化合物を形成した。この化合物を再びボールミル
で粉砕し、ポリビニルアルコールを加えて造粒し、圧電
磁器組成物の粉末を得た。
成形することによって、直径13mmの円板を形成し
た。この円板を1100℃〜1200℃で2時間焼成
し、円板状の試料を形成した。この試料を0.3mmの
厚さになるように研磨した後、試料の上面および下面に
それぞれAgからなる電極を形成した。その後、この試
料に、150℃のシリコン油中において5kV/mm〜
10kV/mmの電界を30分間印加して分極処理を行
い、圧電セラミックス(圧電体)からなる円板を得た。
て、1kHzにおける静電容量C、円板の厚さt、円板
の直径D、円板の厚み方向振動の共振周波数Fr、円板
の厚み方向振動の***振周波数Fa、円板の径方向振動
の共振周波数fr、円板の径方向振動の***振周波数f
a、ポアソン比σE、および共振抵抗Rを測定した。そ
して、これらの値から、比誘電率εr、円板の径方向広
がりモードの電気機械結合係数kp、厚み縦振動モード
の電気機械結合係数kt、機械的品質係数QM、径方向の
広がりモードの周波数定数Npを計算した。
の主成分の組成は式:Ca1+TBi4-TTi4-T(Nb1-C
TaC)TO15で表され、表2の主成分の組成は、式:C
aSrTBi4-TTi4-T(Nb1-CTaC)TO15で表さ
れ、表3の主成分の組成は、式:CaBaTBi4-TTi
4-T(Nb1-CTaC)TO15で表される。表1〜3の主成
分の欄のCおよびTは、上記式中のCおよびTの値を示
す。また、表中、サンプルNo.の前の「*」は、比較
例であることを示す。なお、表1のサンプル No .2,
3,4は参考例である。
た厚み縦振動モードを利用する圧電素子の圧電体として
用いる場合、特に重要となるのは厚み縦振動モードの電
気機械結合係数ktである。表1〜3から明らかなよう
に、サンプル1の圧電セラミックス(CaBi4Ti4O
15)に比べて、本発明の圧電セラミックスの電気機械結
合係数ktは大きかった。このように、CaBi4Ti4
O15に、NbまたはTaと元素Mとを固溶させることに
よって、電気機械結合係数ktを大きくできた。また、
CaBi4Ti4O15にWO3を添加することによって、
電気機械結合係数ktを大きくできた。
圧電磁器組成物を用いることによって、電気機械結合係
数ktおよび機械的品質係数QMを大きくできた。
組成物を用いて圧電共振子10を作製した一例について
説明する。
て、実施例1のサンプル35の圧電磁器組成物を用い
た。圧電体は、分極後の円板試料をダイシングおよび研
磨することによって形成した。また、電極12aおよび
12bには、銀からなる円形の電極を用いた。電極は蒸
着によって形成した。
mで厚さtが0.29mmの圧電体を用いた。そして、
Ag電極の直径Dを約1.2mmから約1.6mmまで
変化させて3種類の圧電共振子を作製した。この3種類
の圧電共振子のインピーダンス特性を図2に示す。ま
た、圧電体として従来の鉛系圧電セラミックスを用いた
圧電共振子について、同様にインピーダンス特性を測定
した結果を図3に示す。図2および図3には、電極の面
積Sと圧電体の厚さtとの関係も示す。
25MHzの本発明の圧電共振子では、D/t=5.5
(S/t2=29.7)の場合でも、共振周波数と***
振周波数との間に不要振動が存在しなかった。また、本
発明の圧電共振子では、D/t=4.1(S/t2=1
7.5)、D/t=4.8(S/t2=23.1)、お
よびD/t=5.5(S/t2=29.7)のいずれの
場合でも、共振周波数と***振周波数との間に副共振が
現れなかった。
器組成物を用いた圧電共振子では、5.3≦D/t(2
2≦S/t2)の場合に、副共振の振幅が***振周波数
付近で大きくなり、***振周波数付近でインピーダンス
の波形が大きくスプリットしてしまった。このように、
従来の圧電磁器組成物を用いた圧電共振子では、5.3
≦D/tとなる場合に実用的な圧電共振子を作製できな
かった。
用いた圧電共振子は、設計上の制約が少ない。また、大
きな電極を用いることができるため、2つの主面上の振
動電極の中心ずれが生じてもその影響が小さくなるた
め、製造上有利である。
げて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定され
ず本発明の技術的思想に基づき他の実施形態に適用する
ことができる。
び第2の圧電磁器組成物によれば、従来のビスマス層状
化合物に比べて電気機械結合係数が大きく、鉛を含まな
い圧電磁器組成物が得られる。
によれば、鉛を含まず電気的特性が良好な圧電素子が得
られる。
図である。
特性の一例を示す図である。
性の一例を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】組成が式:CaMXBi4-XTi4-X(Nb
1-ATaA)XO15(ただし、MはCa、SrおよびBa
から選ばれる少なくとも1つの元素であり、0.0<A
≦1.0、0.0<X≦0.6)で表される材料を主成
分として含む圧電磁器組成物。 - 【請求項2】組成が式:CaM X Bi 4-X Ti 4-X (Nb
1-A Ta A ) X O 15 (ただし、MはCa、SrおよびBa
から選ばれる少なくとも1つの元素であり、0.0≦A
≦1.0、0.0<X≦0.6)で表される材料を主成
分とし、副成分としてMnO2 を含む圧電磁器組成物。 - 【請求項3】前記MnO2の含有率が0.6質量%以下
である請求項2に記載の圧電磁器組成物。 - 【請求項4】組成が式:CaMYBi4-YTi4-Y(Nb
1-BTaB)YO15(ただし、MはCa、SrおよびBa
から選ばれる少なくとも1つの元素であり、0.0≦B
≦1.0、0.0<Y≦0.6)で表される材料を主成
分として含み、WO3を副成分として含む圧電磁器組成
物。 - 【請求項5】前記WO3の含有率が0.5質量%以下で
ある請求項4に記載の圧電磁器組成物。 - 【請求項6】副成分としてMnO2をさらに含む請求項
4または5に記載の圧電磁器組成物。 - 【請求項7】圧電磁器組成物からなる圧電体を備える圧
電素子であって、 前記圧電磁器組成物は、組成が式:CaMXBi4-XTi
4-X(Nb1-ATaA)XO15(ただし、MはCa、Srお
よびBaから選ばれる少なくとも1つの元素であり、
0.0<A≦1.0、0.0<X≦0.6)で表される
材料を主成分として含むことを特徴とする圧電素子。 - 【請求項8】圧電磁器組成物からなる圧電体を備える圧
電素子であって、 前記圧電磁器組成物は、組成が式:CaM X Bi 4-X Ti
4-X (Nb 1-A Ta A ) X O 15 (ただし、MはCa、Srお
よびBaから選ばれる少なくとも1つの元素であり、
0.0≦A≦1.0、0.0<X≦0.6)で表される
材料を主成分とし、 副成分としてMnO2 を含む圧電素
子。 - 【請求項9】前記圧電磁器組成物中の前記MnO2の含
有率が0.6質量%以下である請求項8に記載の圧電素
子。 - 【請求項10】前記圧電体を挟んで対向するように前記
圧電体上に形成された2つの振動電極をさらに備え、 前記圧電体の厚さtと前記振動電極の面積Sとが、22
≦S/t2の関係を満たす請求項7ないし9のいずれか
に記載の圧電素子。 - 【請求項11】前記振動電極が円形である請求項10に
記載の圧電素子。 - 【請求項12】圧電磁器組成物からなる圧電体を備える
圧電素子であって、 前記圧電磁器組成物は、組成が式:CaMYBi4-YTi
4-Y(Nb1-BTaB)YO15(ただし、MはCa、Srお
よびBaから選ばれる少なくとも1つの元素であり、
0.0≦B≦1.0、0.0<Y≦0.6)で表される
材料を主成分として含み、WO3を副成分として含むこ
とを特徴とする圧電素子。 - 【請求項13】前記圧電磁器組成物中の前記WO3の含
有率が0.5質量%以下である請求項12に記載の圧電
素子。 - 【請求項14】前記圧電磁器組成物が、副成分としてM
nO2をさらに含む請求項12または13に記載の圧電
素子。 - 【請求項15】前記圧電体を挟んで対向するように前記
圧電体上に形成された2つの振動電極をさらに備え、 前記圧電体の厚さtと前記振動電極の面積Sとが、22
≦S/t2の関係を満たす請求項12ないし14のいず
れかに記載の圧電素子。 - 【請求項16】前記振動電極が円形である請求項15に
記載の圧電素子。
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