JP3526470B2 - 米からの洗浄剤 - Google Patents

米からの洗浄剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品や各種の金
属、プラスチック等の表面および繊維製品等に対して有
効な天然素材の洗浄剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロンは、電気・電子部品、精密機械等
の洗浄剤として使用されてきた。それは、毒性が低く、
不燃性で、しかも、プラスチックなど高分子化合物を侵
さず、油脂類に対する溶解性に優れているなどの性質を
有しているからである。しかし、フロンによる成層圏の
オゾン層の破壊が明らかになり、地球環境保全からフロ
ンが規制されるようになった。洗浄剤として用いられて
きたフロン113も、その規制の中に入っている。そこ
で、フロンに代る洗浄剤として、例えば、テルペン系組
成物、炭化水素系組成物、アルコール系組成物が提案さ
れてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】洗浄剤として、上記従
来の組成物は、一般に引火点が低く、可燃性であるた
め、使用上問題がある。また、メチルクロロホルムやト
リクロロエチレン等の塩素系の溶剤は、油に対する溶解
力が強く、不燃性であることから広く使用されている
が、メチルクロロホルムはオゾン層破壊物質として、ト
リクロロエチレンは地下水の汚染物質として規制されて
きている。そこで、本発明は、フロン等これらの洗浄剤
に代るものとして、洗浄力に優れると共に、使用上およ
び環境上問題のない安全な洗浄剤を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、動植物合和
すの観点から種々の植物成分の研究を進めてきた。その
過程で、米には今まで予測できなかった数多くの可能性
効果があることが分かってきた。そこで、古くから食用
として用いられ、安全性が最も高いことが実証されてい
る米をテーマとして取上げ、米の総合利用研究を行って
きた。そのうちの1つのテーマとして、米からの洗浄剤
について鋭意研究を重ねてきたのであるが、その過程で
米および発芽させた米には、洗浄効果を有する成分が含
有されていることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】本発明において、米および発芽させた米を
下記のように処理したものは、電気・電子部品・精密機
械に対して洗浄効果を示すことが判明した。 (1)米または発芽させた米の抽出物をそのまま、ある
いはこれを含有してなるもの。 (2)米または発芽させた米の加水物を酵素分解または
麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれを含有し
てなるもの。 (3)米または発芽させた米を抽出するに当たり、その
抽出前、抽出と同時または抽出後に酵素分解または麹を
作用させたものをそのまま、あるいはこれを含有してな
るもの。 (4)米または発芽させた米の抽出物あるいは酵素分解
または麹を作用させたものに、アルコール発酵あるいは
有機酸発酵を行なったものをそのまま、あるいはこれを
含有してなるもの。
【0006】本発明で使用される米とは、ジャポニカ、
インディカ米を問わず、うるち米、および餅米等の玄米
および白米を指し、品種、種類は問わない。さらに、精
白時に出てくる92%以上の赤糠、あるいは92%以下
の白糠を使用してもよく、安価で経済的である。また、
発芽させた米が使用される。なお、有効成分は、熱およ
び光に対して安定であるため、上記の原料は、浸漬、蒸
煮、焙煎(砂焙り、網焙り、熱風焙煎等全てを指す)、
蒸煮焙煎、凍結乾燥等の表面変性、UV照射等の光変
性、パットライス等の加圧焙煎、揚げる等の原料処理を
してもよく、また、効果も変わらなかった。
【0007】米を発芽させる場合、胚芽のついた米を水
に浸漬あるいは水を噴霧して発芽させる。発芽させる時
の温度は5〜70℃である。ただし、発芽さえすれば、
温度および時間は問わない。また、発芽中に水が腐敗す
る危険性がある場合は、腐敗しないように水を取り替え
るか、何らかの防腐を行うのが好ましい。ここで、発芽
とは、発芽する直前から発芽したものまで全てを指す。
この発芽させた米をよく洗浄して用いる。この時、乾燥
して用いてもよい。米または発芽させた米を抽出、ある
いは酵素分解または麹を作用させる場合、原料の米を粉
砕して顆粒あるいは粉体化すると、表面積が大きくなる
ため効率がよくなる。粉砕しなくてもよいが、この場合
には、米組織の分解および抽出に長時間を要する。
【0008】米または発芽させた米を水抽出する場合、
抽出温度は、高温が効率的であるが、低温でも十分に抽
出を行うことができる。ただし、40℃以下の低温の場
合は、pHを酸性あるいはアルカリ性にするか、防腐剤
あるいはアルコールを加えて、米が腐敗しないように処
理することが望ましい。抽出時間は、有効成分さえ抽出
できれば、長くても短くてもよく、抽出温度により定め
ればよい。また、抽出は、加圧下または常圧下で行って
も、減圧下で行ってもよい。
【0009】水抽出の場合、最も問題になるのは糊化現
象である。糊状になれば、抽出効率が悪くなるばかりで
なく、実作業においては困難を極める。これを防ぐため
には、アミラーゼを加えて反応させるか、塩酸などで酸
性にして澱粉を切ってやればよく、この方法を用いるこ
とにより、十分に解決でき、実用上も全く問題はない。
抽出物中の有効成分は、酸、アルカリに安定であるため
か、酸分解抽出あるいはアルカリ分解抽出を行うのも有
効である。この場合、必要により中和、脱塩を行う。
【0010】有機溶媒で抽出する場合も、米はなるべく
微粉砕または粉体化して抽出することが望ましい。有機
溶媒はアルコール、アセトン、n−ヘキサン、メタノー
ル等の一般的な有機溶媒でよいが、人体に対して有害な
ものは抽出後、溶媒を完全に除去する必要があるので安
全なものがよい。また、米あるいは発芽させた米を酵素
分解、または麹を作用させてもよい。ここで言う酵素分
解とは、澱粉分解酵素、蛋白分解酵素、脂肪分解酵素、
繊維分解酵素、リグニン分解酵素、ペクチン分解酵素等
米に働く酵素全てを指し、これらを1種または2種以上
作用させることをいう。
【0011】酵素分解する場合、まず、原料を粉砕また
は粉体化する。粉砕しなくてもよいが、この場合には、
吸水および分解に長時間を要する。次いで、原料に加水
する。加水量は収量、作業性、最終使用目的などに応じ
て適宜選定する。酵素の作用温度は、酵素あるいは麹の
至適温度が効率的であるが、低温でも長時間おけば分解
される。ただし、40℃以下の低温の場合は、なんらか
の防腐を行うことが必要である。また、分解さえすれば
温度は高温でもよい。分解時間は分解さえ行われれば短
くても長くてもよい。すなわち、分解さえ行なえば本発
明の効果を有するエキスが得られる。
【0012】麹を作用させる場合においては、原料に対
する加水量、麹の作用温度、作用時間は、酵素分解の場
合と同様に行えばよい。使用する麹は、一般に用いられ
ている麹であって、麹菌の種類および米の品種は問わな
い。前記抽出を行うに当たり、抽出の前、抽出と同時ま
たは抽出の後に、上記の酵素分解および麹を作用させて
もよい。ここで、抽出と同時に酵素分解あるいは麹を作
用させる場合、具体的には、有機溶媒中で酵素分解ある
いは麹を作用させるか、減圧抽出下で酵素分解あるいは
麹を作用させるなどの方法により行なう。本発明におい
ては、さらに、上記の各処理を行うと同時または処理
後、アルコール発酵あるいは乳酸発酵、酢酸発酵等の有
機酸発酵を行なえば、さらに有効である。
【0013】アルコール発酵を行う場合、上記のように
して得られた抽出物、酵素分解物(酵素分解、抽出を組
み合わせたものを含む)または麹を作用させたものをそ
のまま、または圧搾濾過して得られた液についてアルコ
ール発酵を行う。酵素分解とアルコール発酵は同時に行
ってもよい。すなわち、原料に加水後、酵素または麹、
さらに酒母または酵母を添加して糖化、アルコール発酵
を同時に行う。澱粉分解酵素または麹を作用させないも
のにおいては、補糖をすればよい。大量に製造する場
合、糖化と発酵のバランスを考えながら、清酒醸造に準
じて3段階あるいは段階にも分けて、原料を添加するの
がよい。特に少量を処理する場合においては、一度に添
加するのが有効である。糖化およびアルコール発酵は約
10〜24日間行なうのが効率的であるが、効果さえ出
ればそれ以下でもそれ以上でもかまわない。この際、腐
敗が心配な場合は、酸を添加するか、発酵の阻害になら
ない適当な防腐を施す。なお、アルコール発酵を行なう
と、濃縮がしやすく、有効成分の濃縮が容易になること
などの利点もある。
【0014】乳酸発酵を行う場合は、アルコール発酵の
場合と同様で、酒母または酵母の代りに乳酸菌を添加し
て乳酸発酵を行う。乳酸発酵は一般的な常法によって行
い、乳酸発酵さえすれば乳酸菌の種類、および乳酸発酵
の条件は問わない。
【0015】次に、酢酸発酵の場合であるが、上記のよ
うにして得られた抽出、酵素分解あるいは麹を作用させ
たもの、さらにはその発酵物をそのまま、あるいは希釈
してアルコール4〜5%にした後、酢酸菌を植えて酢酸
発酵を行う。アルコールがないものにおいては、アルコ
ールを加えて酢酸発酵を行なえばよい。酢酸発酵は一般
的な常法によって行い、酢酸発酵さえすれば酢酸菌の種
類、および酢酸発酵の条件は問わない。
【0016】以下、具体的に本発明品の洗浄剤としての
効果を調べた結果について記載する。 ・洗浄方法 本発明品5重量%の水溶液を用意し、それに高粘性油性
切削油またはプレス油が塗布された銅板を、40℃で3
分間超音波洗浄を行った。次いで、室温でイオン交換水
に浸漬し、1分間超音波洗浄によるリンス処理を行っ
た。 ・評価方法 洗浄後、被洗物を110℃で乾燥させ、残存油分量を有
機溶媒で抽出重量測定した。同時に外観を観察した。洗
浄性は下式によって評価した。その結果を表1に示す。
【0017】
【数1】
【0018】
【表1】 表1から分かるように、本発明品は、いずれも優れた洗
浄効果を示した。
【0019】
【実施例】
(実施例1)白米を粉砕機にかけ、白米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に水1500mlを添加、塩酸で
pHを落とし10日間放置した。その後、絞り機で絞
り、得た清澄液を中和して、本発明品1200mlと残
渣760gを得た。 (実施例2)胚芽のついたままの米1kgを25℃の水
に漬け、3日間浸漬させ、米を発芽させた。この発芽米
をよく洗浄した後、50℃で24時間乾燥し、その後、
粉砕機にかけ、粉砕物500gを得た。この粉砕物を実
施例1と同様の操作を行い、本発明品1190mlを得
た。
【0020】(実施例3)白米を粉砕機にかけ、白米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に液化酵素10gと
水1500mlを添加した。その後、徐々に温度を上げ
ていき、5分間煮沸抽出した後、冷却した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1420mlと残渣560gを得
た。 (実施例4)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物5
00gを用いて、実施例3と同様の操作を行い、別の本
発明品1400mlを得た。
【0021】(実施例5)白米を粉砕機にかけ、白米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に2N−NaOH1
500mlを添加して5日間放置した。その後、絞り機
で絞り、清澄液1350mlと残渣650gを得た。こ
の清澄液を10N−HClで中和して、本発明品148
0mlを得た。 (実施例6)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物5
00gを用いて、実施例5と同様の操作を行い、別の本
発明品1490mlを得た。
【0022】(実施例7)白米を粉砕機にかけ、白米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に95%エタノール
1500mlを添加して、5日間放置した。その後、絞
り機で絞り、清澄液1300mlと残渣650gを得
た。この清澄液に水2000mlを添加し、ロータリー
エバプレーターで濃縮し、本発明品1500mlを得
た。 (実施例8)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物5
00gを用いて、実施例7と同様の操作を行い、別の本
発明品1500mlを得た。
【0023】(実施例9)白米を粉砕機にかけ、白米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に麹300g、水1
500mlを加え、55℃で20時間放置した。その
後、絞り機で絞り、本発明品1230mlと残渣100
0gを得た。 (実施例10)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例9と同様の操作を行い、別の
本発明品1210mlを得た。
【0024】(実施例11)白米を粉砕機にかけ、白米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2
gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1310mlと残
渣670gを得た。 (実施例12)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例11と同様の操作を行い、別
の本発明品1380mlを得た。
【0025】(実施例13)白米を粉砕機にかけ、白米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に脂肪分解酵素2
gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1290mlと残
渣680gを得た。 (実施例14)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例13と同様の操作を行い、別
の本発明品1360mlを得た。
【0026】(実施例15)白米を粉砕機にかけ、白米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に繊維分解酵素2
gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1330mlと残
渣650gを得た。 (実施例16)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例15と同様の操作を行い、別
の本発明品1370mlを得た。
【0027】(実施例17)白米を粉砕機にかけ、白米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に澱粉分解酵素2
gと水1500mlを加え、55℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1380mlと残
渣600gを得た。 (実施例18)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例17と同様の操作を行い、別
の本発明品1400mlを得た。
【0028】(実施例19)白米を粉砕機にかけ、白米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物にペクチン分解酵
素2gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置
した。その後、絞り機で絞り、本発明品1320mlと
残渣660gを得た。 (実施例20)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例19と同様の操作を行い、別
の本発明品1300mlを得た。
【0029】(実施例21)白米を粉砕機にかけ、白米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2
g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解酵
素2g、ペクチン分解酵素2gと水1500mlを加
え、50℃で20時間放置した。その後、絞り機で絞
り、本発明品1420mlと残渣560gを得た。 (実施例22)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例21と同様の操作を行い、別
の本発明品1440mlを得た。
【0030】(実施例23)実施例21と同様の操作を
して、米の酵素分解物2000gを得た。その後、徐々
に温度を上げていき、5分間煮沸抽出した後、冷却し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1400mlと残
渣550gを得た。 (実施例24)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例23と同様の操作を行い、別
の本発明品1420mlを得た。
【0031】(実施例25)白米を粉砕機にかけ、白米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に麹300gと4
0%エタノール1500mlを加え、55℃で48時間
放置した。その後、絞り機で絞り、清澄液1300ml
と残渣850gを得た。その後、清澄液に1000ml
の水を加水し、ロータリーエバプレーターで濃縮し、本
発明品1300mlを得た。 (実施例26)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例25と同様の操作を行い、別
の本発明品1300mlを得た。
【0032】(実施例27)実施例3と同様にして、米
の抽出物2000gを得た。この抽出物に蛋白分解酵素
2g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解
酵素2g、ペクチン分解酵素2gを添加し、50℃で2
4時間放置した。その後、絞り機で絞り、本発明品14
00mlと残渣580gを得た。 (実施例28)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例27と同様の操作を行い、別
の本発明品1390mlを得た。
【0033】(実施例29)実施例23と同様にして、
米の酵素分解抽出物2000gを得た。この酵素分解抽
出物に酵母を添加し、16日間アルコール発酵した。そ
の後、絞り機で絞り、本発明品1880mlと残渣80
gを得た。 (実施例30)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例29と同様の操作を行い、別
の本発明品1800mlを得た。
【0034】(実施例31)実施例23と同様にして、
米の酵素分解抽出物2000gを得た。この酵素分解抽
出物を煮沸殺菌した後、37℃まで冷却し、前もって乳
酸菌を培養したスターター200mlを添加後、よく攪
拌密封し、37℃で2日間乳酸発酵を行った。その後、
絞り機で絞り、本発明品1380mlと残渣500gを
得た。 (実施例32)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例31と同様の操作を行い、別
の本発明品1400mlを得た。
【0035】(実施例33)実施例23で得られた本発
明品1000mlに95%エタノール80mlを添加
し、20日間酢酸発酵を行った。その後、濾過をし、本
発明品990mlを得た。 (実施例34)実施例2で得られた米の発芽物の粉砕物
500gを用いて、実施例33と同様の操作を行い、別
の本発明品1000mlを得た。
【0036】
【発明の効果】本発明品は、従来のフロン系および塩素
系溶剤に匹敵する洗浄効果を示すので、オゾン層の破壊
の心配もなく、また、天然物素材で生分解性も高いの
で、排水処理が容易であると共に、排水による環境汚染
の心配もない。したがって、本発明品は、従来のフロン
系および塩素系溶剤に代替する洗浄剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−311195(JP,A) 特開 平2−51599(JP,A) 特開 平2−69412(JP,A) 特開 昭60−6799(JP,A) 特開 平3−231998(JP,A) 特開 平2−262505(JP,A) 特開 昭62−18499(JP,A) 特開 平7−197087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/00 - 17/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米または発芽させた米の抽出物をそのま
    ま、あるいはこれを含有してなる、電気・電子部品・精
    密機械用洗浄剤。
  2. 【請求項2】 米または発芽させた米の加水物を酵素分
    解または麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれ
    を含有してなる、電気・電子部品・精密機械用洗浄剤。
  3. 【請求項3】 米または発芽させた米を抽出するに当た
    り、その抽出前、抽出と同時または抽出後に酵素分解ま
    たは麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれを含
    有してなる、電気・電子部品・精密機械用洗浄剤。
  4. 【請求項4】 米または発芽させた米の抽出物あるいは
    酵素分解または麹を作用させたものに、アルコール発酵
    あるいは有機酸発酵を行ったものをそのまま、あるいは
    これを含有してなる、電気・電子部品・精密機械用洗浄
    剤。
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