JP3521921B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
を具備する半導体装置の構造に関し、特に素子分離領域
の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】図3に、従来の、埋め込みコンタクト層
を有するMOSFETの構造を示す。P型半導体基板1
表面に、N型不純物拡散層2からなるソース,ドレイン
領域と、ゲート酸化膜3と、多結晶シリコン膜からなる
ゲート電極4により構成されるNチャンネル型MOSF
ETが形成されている。多結晶シリコン膜5により形成
される埋め込みコンタクト層6に隣接する素子分離膜9
の分離幅(図中L1)は、埋め込みコンタクト層6に隣
接しない素子分離膜7の分離幅(図中L2)と同一であ
った。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来構造の半導体装置は、下記のような問題点を有して
いた。 【0004】シリコン基板と多結晶シリコン膜の接触及
び、多結晶シリコン膜から拡散された不純物層よりなる
埋め込みコンタクト層を形成するためには、多結晶シリ
コン膜を形成する前に、シリコン基板上のシリコン酸化
膜を除去する必要がある。このとき、フォトリソグラフ
ィ工程における合わせズレを考慮して除去のためのパタ
ーニングを行なうため、埋め込みコンタクト層に隣接す
る素子分離膜の一部も除去されてしまう。 【0005】この、素子分離膜の除去により、素子分離
膜の膜厚は薄くなり、更に素子分離幅も縮小してしまう
ため、素子分離特性が悪くなり寄生MOSトランジスタ
が形成され易くなってしまう。 【0006】そこで、本発明はこのような課題を解決し
ようとするもので、その目的とするところは、埋め込み
コンタクト層を具備する半導体装置において、素子分離
特性を向上せしめた半導体装置を提供するところにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、埋め込みコンタクト層を含むMOSトランジ
スタを有する半導体装置の製造方法であって、半導体基
板に第1のLOCOS膜と前記第1のLOCOS膜より
も幅の広い第2のLOCOS膜とを形成する工程と、前
記第1のLOCOS膜と前記第2のLOCOS膜とに挟
まれた前記半導体基板の上にゲート絶縁膜を形成する工
程と、前記ゲート絶縁膜のうち前記第2のLOCOS膜
に近接する部分と、前記第2のLOCOS膜の上部とを
除去することにより、前記ゲート絶縁膜に開孔部を形成
する工程と、前記開孔部の内に導体層を形成する工程
と、前記開孔部の下方の前記半導体基板に前記埋め込み
コンタクト層を前記導体層から前記開孔部の下方の前記
基板に不純物を導入することにより形成する工程と、前
記埋め込みコンタクト層に近接する領域に前記MOSト
ランジスタのソース領域又はドレイン領域のいずれか一
方となる第1の不純物領域を形成し、前記第1のLOC
OS膜に近接する領域に前記ソース領域又はドレイン領
域の他方となる第2の不純物領域を形成する工程とを有
し、前記埋め込みコンタクト層に隣接する前記第2のL
OCOS膜の幅が前記第1のLOCOS膜の幅より広い
半導体装置を得ることを特徴とする。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。 【0009】図1は、本発明による半導体装置の構造断
面図である。 【0010】P型半導体基板1表面に、N型不純物拡散
層2からなるソース,ドレイン領域と、ゲート酸化膜3
と、多結晶シリコン膜からなるゲート電極4により構成
されるNチャンネル型MOSFETが形成されている。
多結晶シリコン膜5により形成される埋め込みコンタク
ト層6に隣接する素子分離膜9の分離幅(図中L1)
は、埋め込みコンタクト層6に隣接しない素子分離膜7
の分離幅(図中L2)よりも広くなっている。 【0011】次に、本発明の半導体装置の製造方法の一
実施例を図2(a)〜図2(d)に基づき説明する。 【0012】まず、P型半導体基板1表面に、素子分離
膜10および約200オングストロームのゲート酸化膜
3を形成する。この状態を図2(a)に示す。 【0013】次に、パターニングされたフォトレジスト
膜8を用いて、埋め込みコンタクト層を形成する領域の
ゲート酸化膜3を除去する。このとき、埋め込みコンタ
クト層に隣接する領域の素子分離膜9の上部も同時に除
去される。この状態を図2(b)に示す。 【0014】次に、フォトレジスト膜を除去後、約40
00オングストロームの多結晶シリコン膜を化学的気相
成長法により形成し、N型不純物、例えば、燐イオンを
イオン注入した後、パターニングしてMOSFETのゲ
ート電極4および、埋め込みコンタクト層を形成する多
結晶シリコン膜5を形成する。次に、800〜900℃
程度の熱アニールにより、前記多結晶シリコン膜5中の
燐をゲート酸化膜3の開孔部より、P型半導体基板1中
に導入し埋め込みコンタクト層6を形成する。この状態
を図2(c)に示す。 【0015】次に、ゲート電極4、多結晶シリコン膜5
および素子分離膜7,9をマスクとして、N型不純物、
例えば、燐イオンをイオン注入し、N型不純物拡散層2
を形成する。この状態を図2(d)に示す。 【0016】その後は、通常のプロセスにより、埋め込
みコンタクト層を具備する半導体装置を得ることができ
る。 【0017】以上実施例に基づき具体的に説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、MOSFETはPチャンネル型であっても本発明を
適用できる。 【0018】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、埋め
込みコンタクト層を具備する半導体装置において、埋め
込みコンタクト層に隣接する素子分離膜の分離幅を、埋
め込みコンタクト層に隣接しない素子分離膜の分離幅よ
りも広くすることにより、埋め込みコンタクト層形成に
伴う素子分離膜の除去による素子分離特性の劣化を防
ぎ、素子分特性を向上せしめた半導体装置の提供が可能
となる。
る。 【図2】本発明の半導体装置の製造方法の一実施例を示
す図である。 【図3】従来の半導体装置の構造断面図を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 P型半導体基板 2 N型不純物拡散層 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5 多結晶シリコン膜 6 埋め込みコンタクト層 7 埋め込みコンタクト層に接しない素子分離膜 8 フォトレジスト膜 9 埋め込みコンタクト層に接する素子分離膜 10 素子分離膜
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 埋め込みコンタクト層を含むMOSトラ
ンジスタを有する半導体装置の製造方法であって、 半導体基板に第1のLOCOS膜と前記第1のLOCO
S膜よりも幅の広い第2のLOCOS膜とを形成する工
程と、 前記第1のLOCOS膜と前記第2のLOCOS膜とに
挟まれた前記半導体基板の上にゲート絶縁膜を形成する
工程と、 前記ゲート絶縁膜のうち前記第2のLOCOS膜に近接
する部分と、前記第2のLOCOS膜の上部とを除去す
ることにより、前記ゲート絶縁膜に開孔部を形成する工
程と、 前記開孔部の内に導体層を形成する工程と、 前記開孔部の下方の前記半導体基板に前記埋め込みコン
タクト層を前記導体層から前記開孔部の下方の前記基板
に不純物を導入することにより形成する工程と、 前記埋め込みコンタクト層に近接する領域に前記MOS
トランジスタのソース領域又はドレイン領域のいずれか
一方となる第1の不純物領域を形成し、前記第1のLO
COS膜に近接する領域に前記ソース領域又はドレイン
領域の他方となる第2の不純物領域を形成する工程とを
有し、 前記埋め込みコンタクト層に隣接する前記第2のLOC
OS膜の幅が前記第1のLOCOS膜の幅より広い半導
体装置を得ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18354992A JP3521921B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18354992A JP3521921B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629381A JPH0629381A (ja) | 1994-02-04 |
JP3521921B2 true JP3521921B2 (ja) | 2004-04-26 |
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ID=16137754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18354992A Expired - Fee Related JP3521921B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 半導体装置の製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3521921B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3652677B2 (ja) | 2002-09-20 | 2005-05-25 | ファナック株式会社 | 電動機及び電動機の相間絶縁方法 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18354992A patent/JP3521921B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0629381A (ja) | 1994-02-04 |
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