JP3519483B2 - 水性塗料用組成物 - Google Patents
水性塗料用組成物Info
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Description
し、特に、金属用の塗料組成物として有用で、有機複合
被覆鋼板、PCM鋼板、缶内面等の塗料として優れた塗
膜を形成することができる自己乳化型の水性塗料組成物
に関する。
は、有機溶剤の使用によって生じる、省資源、省エネル
ギ−、環境保全上の問題から、近年、その使用が規制さ
れる方向にある。そのため、水性溶媒を用いる塗料への
移行が望まれている。特に、金属表面を塗装する缶塗料
等では、溶剤系塗料から水性溶媒を用いる塗料への移行
は、エポキシ樹脂系塗料を中心に検討され、エポキシ樹
脂の水溶性化に関して種々の方法が提案されている。例
えば、特開昭53−1228号公報には、ベンゾイルパ
ーオキサイド等のラジカル重合開始剤を用い、エポキシ
樹脂の存在下に、カルボキシル基含有モノマーを含むア
クリル系モノマーをグラフト共重合し、エポキシ樹脂の
脂肪族部位にグラフト共重合させ、得られたポリマー
を、アンモニア、アミン等の塩基性化合物を用いて水中
に分散させる方法が開示されている。
の高いエマルジョンを形成するポリマーを得るために
は、グラフト率の高いポリマーとする必要があり、製造
時に、高価で爆発の危険の高いベンゾイルパーオキサイ
ド等のラジカル重合開始剤を、大量に使用しなければな
らないという欠点があった。
5−3481号公報および特開昭55−3482号公報
には、アミン系触媒の存在下に、カルボキシル基含有ビ
ニルポリマーと、エポキシ樹脂のエポキシ基とのエステ
ル化反応を行わせ、実質上、エポキシ基を有しないカル
ボキシル基含有ビニルポリマー変性エポキシ樹脂を得
て、これを塩基で中和して水中に分散させる方法が開示
されている。
特開昭55−3481号公報等に開示の方法による変性
エポキシ樹脂は、主骨格であるエポキシ樹脂のエポキシ
基が実質的に完全に消費されるまでエステル化反応され
たものであるので、高分子量化ないしは高架橋化された
樹脂となってしまうのが避けられない。特に、缶用塗料
は塗膜の硬度とともに加工に耐え得る可とう性が必要と
されるが、高分子量化ないしは高架橋化した樹脂塗料
は、塗膜の可撓性が劣り、加工性に問題がある。
用する場合、主成分のエポキシ樹脂やアクリル系樹脂に
起因する低分子量化合物が缶内容物に溶出し、食品衛生
面における問題点を有していた。さらには、このような
低分子量化合物の溶出を防止するためには、塗膜の完全
硬化が必要であり、そのため、高温で焼付を行う必要が
あり、焼付に多量のエネルギーを要し、焼付スピードも
遅くなり、生産性の低下の原因となる等の問題であっ
た。
である有機複合被覆鋼板塗料、PCM鋼板塗料の水性溶
媒を用いる塗料への移行に関して、ウレタン樹脂、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂等が検討され、エポキシ樹
脂についての検討は、あまり報告されていない。例え
ば、特開平5−301070号公報には、エマルジョン
中にエポキシ樹脂が使用されている例が記載されてい
る。しかし、この特開平5−301070号公報に記載
の技術においては、エポキシ樹脂は、硬化剤として使用
されているのであり、いわゆる主剤としてのメインバイ
ンダ−にはなり得ていない。
載の技術においても、エポキシ樹脂が使用されている
が、これも低分子量のエポキシ樹脂を乳化剤で強制乳化
させた従来のエポキシエマルジョンである。また、エポ
キシの全樹脂に対する組成割合の1割程度と添加剤・改
質剤の域を出ておらず、エポキシ樹脂は、メインバイン
ダ−として使用されているものではない。
れ、塗膜を低温で硬化させることができ、得られる硬化
塗膜が金属素地との密着性に優れ、しかも耐食性に優れ
る、金属塗料用の水性塗料組成物を提供することにあ
る。
技術の欠点を認識し、さらにはメインバインダ−となる
組成物を見出すべく鋭意研究を重ねたところ、特定の樹
脂組成物が、経時安定性に優れ、塗膜を低温で硬化させ
ることができ、さらに諸物性が優れた水性塗料として使
用し得るという知見を得、この知見に基づいて本発明を
完成させた。
脂(A−1)と、1価のカルボキシル基を含有する共重
合性不飽和化合物(B)と、カルボキシル基を含有する
アクリル系樹脂(C)との反応生成物(D)を、グリシ
ジル基を含有する共重合性不飽和化合物(E)と化学的
に結合させて反応生成物(F)を得、さらに、この反応
生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および
/または芳香族系ポリオール樹脂(G)との混合物
(H)を、塩基性化合物(I)によって中和して水中に
自己乳化せしめて形成した水分散性組成物中で、中和さ
れた混合物(H)中の反応生成物(F)と、芳香族系エ
ポキシ樹脂(A−2)と、芳香族系ポリオール樹脂
(G)および/または共重合性不飽和化合物(J)とを
乳化重合させてなる水性塗料用組成物を提供するもので
ある。
族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価のカルボキシル基
を含有する共重合性不飽和化合物(B)と、カルボキシ
ル基を含有するアクリル系樹脂(C)との反応生成物
(D)を、グリシジル基を含有する共重合性不飽和化合
物(E)と化学的に結合させて反応生成物(F)を得、
さらに、この反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂
(A−2)との混合物(H−1)を、塩基性化合物
(I)によって中和して水中に自己乳化せしめて形成し
た水分散性組成物中で、中和された混合物(H−1)中
の反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−2)
とを乳化重合させてなる水性塗料用組成物を提供するも
のである。
族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価のカルボキシル基
を含有する共重合性不飽和化合物(B)と、カルボキシ
ル基を含有するアクリル系樹脂(C)との反応生成物
(D)を、グリシジル基を含有する共重合性不飽和化合
物(E)と化学的に結合させて反応生成物(F)を得、
さらに、この反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂
(A−2)および芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)との混
合物(H−2)を、塩基性化合物(I)によって中和し
て水中に自己乳化せしめて形成した水分散性組成物中
で、中和された混合物(H−2)中の反応生成物(F)
と芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および芳香族系ポリ
オ−ル樹脂(G)を乳化重合させてなる水性塗料用組成
物水性塗料用組成物を提供するものである。
族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価のカルボキシル基
を含有する共重合性不飽和化合物(B)と、カルボキシ
ル基を含有するアクリル系樹脂(C)との反応生成物
(D)を、グリシジル基を含有する共重合性不飽和化合
物(E)と化学的に結合させて反応生成物(F)を得、
さらに、この反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂
(A−2)との混合物(H−1)を、塩基性化合物
(I)によって中和して水中に自己乳化せしめて形成し
た水分散性組成物中で、中和された混合物(H−1)中
の反応生成物(F)と、芳香族系エポキシ樹脂(A−
2)と、共重合性不飽和化合物(J)とを乳化重合させ
てなる水性塗料用組成物を提供するものである。
香族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価のカルボキシル
基を含有する共重合性不飽和化合物(B)と、カルボキ
シル基を含有するアクリル系樹脂(C)との反応生成物
(D)を、グリシジル基を含有する共重合性不飽和化合
物(E)と化学的に結合させて反応生成物(F)を得、
さらに、この反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂
(A−2)および芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)との混
合物(H−2)を、塩基性化合物(I)によって中和し
て水中に自己乳化せしめて形成した水分散性組成物中
で、中和された混合物(H−2)中の反応生成物(F)
と、芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および芳香族系ポ
リオ−ル樹脂(G)と、共重合性不飽和化合物(J)と
を乳化重合させてなる水性塗料用組成物を提供するもの
である。
「本発明の組成物」という)について詳細に説明する。
物(D)の生成に使用される芳香族系エポキシ樹脂(A
−1)と、後段の反応生成物(F)と混合される芳香族
系エポキシ樹脂(A−2)は、樹脂骨格に芳香族炭化水
素に由来する構造単位を有するものであれば、特に限定
されない。この芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と、芳
香族系エポキシ樹脂(A−2)とは、同一のものでもよ
く、異なるものでもよい。この芳香族系エポキシ樹脂
(A−1)および(A−2)の具体例として、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂およびノボラ
ック型エポキシ樹脂等が例示される。
び(A−2)は、通常、1分子中に平均で1.1〜2.
0個のエポキシ基を有し、数平均分子量が700以上、
好ましくは1400以上であるものである。
系エポキシ樹脂(A−1)または(A−2)として、分
子量が大きいものを必要とする場合には、フェノール
類、特に、ビスフェノールAが有用である。ビスフェノ
ールAの水酸基の濃度に対して、過剰量の原料エポキシ
樹脂を用いれば、末端にエポキシ基を有し、かつ分子量
の大きい芳香族系エポキシ樹脂(A−1)または(A−
2)を得ることが可能となる。
キシル基を含有する共重合性不飽和化合物(B)は、分
子骨格にカルボキシル基と共重合性不飽和基を構造単位
として有する1価のカルボン酸であれば、特に限定され
ず、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、エチルアクリ
ル酸等のα,β−不飽和カルボン酸、あるいは脱水ヒマ
シ油脂肪酸、あまに油脂肪酸等の共役二重結合を有する
脂肪酸などが挙げられる。これらは1種単独でも2種以
上を組み合わせても用いられる。これらの中でも、アク
リル酸およびメタクルリ酸が、共重合性が高いため、後
工程における乳化およびグラフト重合の際に有利である
点で、好ましい。
基を含有するアクリル系樹脂(C)は、樹脂骨格にカル
ボン酸構造単位を有し、少なくとも1種の共重合性モノ
マーを重合したものであり、例えば、(i)カルボキシ
ル基含有ビニルモノマー、(ii)芳香族系ビニルモノマ
ー、ならびに(iii )α,β−エチレン性不飽和カルボ
ン酸のアルキルエステル、ヒドロキシアルキルエステル
およびN−ヒドロキシアルキルアミドからなる群から選
ばれる少なくとも1種のモノマーからなり、これらのモ
ノマーまたはその混合物を、得られる重合物がカルボキ
シル基を有するように組合せ、有機溶媒中で、アゾビス
イソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド等のラ
ジカル重合開始剤を用いて、60℃〜160℃の温度で
重合または共重合せしめることにより得ることができる
ものである。
しては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられ
る。
例えば、スチレン、ビニルトルエン、2−メチルスチレ
ン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン等のスチレン
系モノマーなどが挙げられる。
酸のアルキルエステルとしては、例えば、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル
酸n−アミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−
ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル
等のアクリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリ
ル酸イソブチル、メタクリル酸n−アミン、メタクリル
酸イソアミル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル
酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メ
タクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシル等のメタクリ
ル酸エステル類などが挙げられる。
酸のヒドロキシアルキルエステルとしては、例えば、ア
クリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒ
ドロキシプロピル等のヒドロキシルアルキルエステルモ
ノマーなどが挙げられる。
ン酸のN−ヒドロキシアルキルアミドとしては、例え
ば、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブト
キシメチル(メタ)アクリルアミド等のN−置換(メ
タ)アクリル系モノマーなどが挙げられる。
樹脂(C)中の(i)カルボキシル基含有ビニルモノマ
ーの含有量は、アクリル系樹脂(C)の製造時の粘度も
適正な範囲となるため製造が容易である点で、好ましく
は25〜75重量%であり、さらに好ましくは30〜6
0重量%である。さらに、カルボキシル基を含有するア
クリル系樹脂(C)中の(i)カルボキシル基含有ビニ
ルモノマーの含有量が、この範囲であると、水性媒体中
における分散安定性に優れ、塗装して耐溶剤性に優れる
塗膜が得られ、缶内面に塗装した場合のフレーバー性も
良好であり、耐水性に優れ、特に有機複合被覆鋼板に使
用して優れた耐食性を有する塗膜を得ることができる水
性塗料組成物が得られるため、好ましい。
樹脂(C)は、芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と1価
のカルボキシル基含有共重合性不飽和化合物(B)との
反応時にゲル化を生じるおそれがなく、また、本発明の
組成物を塗装して適正な架橋密度を有する加工性に優れ
る塗膜が得られる点で、数平均分子量が300〜600
00、好ましくは400〜20000の範囲のものであ
る。また、このアクリル系樹脂(C)の酸価は固形分換
算で25〜450(KOHmg/g)、好ましくは20
0〜350(KOHmg/g)である。
(A−1)と、1価のカルボキシル基含有共重合性不飽
和化合物(B)と、カルボキシル基含有アクリル系樹脂
(C)との反応生成物(D)は、例えば、アンモニアま
たはアミン類の触媒の存在下あるいは不存在下に、芳香
族エポキシ樹脂(A−1)と、1価のカルボキシル基含
有共重合性不飽和化合物(B)と、カルボキシル基含有
アクリル系樹脂(C)とを、当量比で0.2<(B)/
(A−1)<0.8、固形分の重量比で0.5<(A−
1)/(C)<5の範囲で、反応温度70℃〜160
℃、好ましくは100℃〜140℃で反応させることに
より得ることができる。
媒として用いられるアンモニアまたはアミン類として
は、例えば、エチルアミン、ブチルアミン、ジエチルア
ミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ブチルア
ミン等のアルキルアミン類;2−ジメチルアミノエタノ
ール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ア
ミノメチルプロパノール、ジメチルアミノメチルプロパ
ノール等のアルコールアミン類;モルホリン;また、エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン等の多価アミン
などが挙げられる。このアンモニアまたはアミン類を触
媒として使用する場合、その使用量は、通常、前記の芳
香族エポキシ樹脂(A−1)と、1価のカルボキシル基
含有共重合性不飽和化合物(B)と、カルボキシル基含
有アクリル系樹脂(C)との反応において、反応混合物
中に存在するカルボキシル基とエポキシ基とが理論的に
反応した場合の残存カルボキシル基の量に対して0.1
〜1.0倍程度となる量であり、好ましくは0.5〜
0.95倍程度となる量である。
芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価のカルボキシ
ル基含有共重合性不飽和化合物(B)と、カルボキシル
基含有アクリル系樹脂(C)との反応生成物(D)を、
さらにグリシジル基を含有する共重合性不飽和化合物
(E)と化学的に結合させて反応生成物(F)を調製す
る。この反応生成物(F)の調製は、例えば、前記の反
応生成物(D)と、グリシジル基を含有する共重合性不
飽和化合物(E)とを、アンモニアまたはアミン類の存
在下もしくは不存在下に、反応生成物(D)の有するカ
ルボキシル基の含有量の1モル%<(E)のモル量<
(D)のカルボキシル基の含有量の50モル%の範囲と
なるように、反応温度が70℃〜160℃、好ましくは
100℃〜140℃の範囲で反応させることにより得る
ことができる。
和化合物(E)としては、例えば、メタクリル酸グリシ
ジルエステル、アクリル酸グリシジルエステル、あるい
はテトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、マレイ
ン酸ジグリシジルエステル等の二塩基酸のグリシジルエ
ステルなどが挙げられる。これらの中でも、反応後に残
存する二重結合等の不飽和基の共重合性が高いと、後工
程での乳化およびグラフト重合の際に有利であるため、
メタクリル酸グリシジルエステル、アクリル酸グリシジ
ルエステルが好ましい。
媒として用いられるアンモニアまたはアミン類として
は、例えば、反応生成物(D)の調製時に用いられるも
のと同じものが挙げられる。触媒としてアンモニアまた
はアミン類の存在下に、前記反応生成物(D)を調製し
た場合には、その反応生成物(D)の調製で使用したア
ンモニアまたはアミン類をそのまま触媒として使用する
ことができる。また、触媒としてアンモニアまたはアミ
ン類の不存在下に、前記反応生成物(D)を調製し、反
応生成物(F)の調製時にアンモニアまたはアミン類を
触媒として使用する場合には、その使用量は、前記の反
応生成物(D)の調製時における使用量とは同じ量であ
る。
方法にしたがって、水性塗料組成物を得ることができ
る。 反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−
2)との混合物(H−1)を、塩基性化合物(I)によ
って中和して水中に自己乳化せしめて形成した水分散性
組成物中で、中和された混合物(H−1)中の反応生成
物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−2)とを乳化重
合させる。 反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−
2)および芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)との混合物
(H−2)を、塩基性化合物(I)によって中和して水
中に自己乳化せしめて形成した水分散性組成物中で、中
和された混合物(H−2)中の反応生成物(F)と芳香
族系エポキシ樹脂(A−2)および芳香族系ポリオ−ル
樹脂(G)を乳化重合させる。 反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−
2)との混合物(H−1)を、塩基性化合物(I)によ
って中和して水中に自己乳化せしめて形成した水分散性
組成物中で、中和された混合物(H−1)中の反応生成
物(F)と、芳香族系エポキシ樹脂(A−2)と、共重
合性不飽和化合物(J)とを乳化重合させる。 反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−
2)および芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)との混合物
(H−2)を、塩基性化合物(I)によって中和して水
中に自己乳化せしめて形成した水分散性組成物中で、中
和された混合物(H−2)中の反応生成物(F)と、芳
香族系エポキシ樹脂(A−2)および芳香族系ポリオ−
ル樹脂(G)と、共重合性不飽和化合物(J)とを乳化
重合させる。 本発明の組成物の製造の最終段階で行われる乳化重合の
際には、反応生成物(F)中の不飽和基および/または
添加される共重合性不飽和化合物(J)の不飽和基のビ
ニル重合、ならびに反応系中の各樹脂の脂肪族部分から
の水素引き抜きによって生じる反応開始点を起点とする
グラフト重合等のいずれか1種以上の反応が生起されて
いる。
いずれの方法にしたがって行ってもよく、特に制限され
ない。特に、これらの方法の中でも、およびの方法
が、水中に自己乳化する際に、転相点に達するまでの粘
度の上昇が小さいため、乳化を容易に行うことができる
点で、好ましい。
る芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)は、樹脂骨格に1級水
酸基を含有し、エポキシ基を実質上含有しないものであ
り、芳香族系エポキシ樹脂のエポキシ基を封止剤で変性
することによって得られるものである。原料となる芳香
族系エポキシ樹脂は、樹脂骨格に芳香族炭化水素に由来
する構造単位を有するものであればよく、特に限定され
ない。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂およびノボラック型エポキシ樹脂等が例示さ
れる。この芳香族系エポキシ樹脂は、通常、1分子中に
平均1.1〜2.0個のエポキシ基を有し、数平均分子
量が、700以上、好ましくは1400以上であるもの
である。
するために用いられる封止剤は、例えば、フェノール
類、カルボン酸類、第1級アミン類、第2級アミン類、
メルカプタン類、アルコール類および水等の反応性の水
素原子を有するもの、あるいはアルキルハライド、グリ
ニャール試薬、アルキルリチウム等の求核試薬などの反
応性の水素原子を有しないものが利用できる。
メルカプタン、エチルメルカプタン、プロピルメルカプ
タン、イソプロピルメルカプタン、n−ブチルメルカプ
タン、アクリルメルカプタン、ベンジルメルカプタン等
が挙げられる。アルコール類としては、例えば、メチル
アルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、n−ペンチルアルコール、
ベンジルアルコール、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、プロピルセロソルブ、メチルカルビトール等が挙
げられる。アルキルハライド類としては、例えば、メチ
ルクロライド、エチルクロライド、プロピルクロライ
ド、メチルブロマイド、エチルブロマイド等が挙げられ
る。グリニャール試薬としては、例えば、メチルマグネ
シウムブロマイド、エチルマグネシウムブロマイド、プ
ロピルマグネシウムブロマイド、ヘンジルマグネシウム
ブロマイド等が挙げられる。アルキルリチウム等として
は、例えば、メチルリチウム、エチルリチウム、プロピ
ルリチウム、n−ブチルリチウム等が挙げられる。
ては、例えば、ビスフェノールA、アルキルモノフェノ
ール、レゾルシノール等が挙げられる。
酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステア
リン酸等、また、ヒマシ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ト−
ル油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸、綿実油脂肪酸等の動植物
油脂肪酸などのモノカルボン酸化合物、グルタル酸、マ
レイン酸、アジピン酸、コハク酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸、グリコ−ル酸、酒石酸等の多価カルボン
酸化合物などが挙げられる。
類としては、例えば、エタノールアミン、ジエタノール
アミン等のヒドロキシルアミン、また、プロピルアミ
ン、エチルアミン、ジプロピルアミン、ジエチルアミン
等のアルキルアミンなどが挙げられる。
ことが必要な場合には、封止剤として、フェノール類、
特にビスフェノールAが有効である。原料の芳香族エポ
キシ樹脂のエポキシ基の濃度に対して、過剰量のビスフ
ェノールAを用いることで、分子量の増大と芳香族エポ
キシ樹脂の有するエポキシ基の封止を行うことができ
る。また、分子量を増大することが必要でない場合に
は、封止剤としてモノカルボン酸化合物、第1級および
第2級アミンを使用することが、エポキシ基との反応性
が高いので有効である。
しては、芳香族系エポキシ樹脂のエポキシ基を変性する
ための封止剤は、1種のみでもよく、2種以上を組合わ
せて用いてもよい。
樹脂(G)の数平均分子量が350〜40000、エポ
キシ基が1分子中に平均0個〜0.4個、1級水酸基が
1分子中に平均0.01個〜1.0個となる量で用いら
れる。芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)のエポキシ基の量
がこの範囲であると、エポキシ基の開環反応による水性
分散体の不安定化や塗膜劣化を防止できるのでより好ま
しい。芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)中の1級水酸基が
この範囲であると、過剰なエステル化反応による網目構
造を有したミクロゲル体の発生を抑制できるのでより好
ましい。
(H−2)中の反応生成物(F)、芳香族系エポキシ樹
脂(A−2)、および芳香族系ポリオール樹脂(G)の
重量割合は、下記式で示される範囲となるように調整さ
れる。 (F)+(G)+(A−2)=100 0<(G)+(A−2)≦80 0<(A−2)≦80 好ましくは、 1≦(G)+(A−2)≦80 1≦(A−2)≦80 より好ましくは、 30≦(G)+(A−2)≦70 20≦(A−2)≦70 であり、また、(G)は、好ましくは、0≦(G)≦5
0 より好ましくは、0≦(G)≦40である。
に際して、芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および/ま
たは芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)を反応生成物(F)
に添加混合すれば、反応生成物(D)の調製におけるカ
ルボキシル基を含有するアクリル系樹脂(C)の使用量
を低減することができ、本発明の組成物中における含有
量が減少することで、本発明の組成物を塗布してなる塗
膜の硬化反応後のフリ−なカルボキシル基が減少し、ゲ
ル分率が高くなる。そのため、耐水性、耐薬品性、密着
性等の塗膜物性が向上し、好ましい。
(H−1)および(H−2)は、前記のとおり、反応生
成物(F)と、芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および
/または芳香族ポリオール樹脂(G)とを混合して調製
され、さらに塩基性化合物(I)で中和して水中に自己
乳化され乳化物を形成する。反応生成物(F)と、芳香
族系エポキシ樹脂(A−2)および/または芳香族ポリ
オール樹脂(G)との混合は、特に制限されず、例え
ば、バッチ式の反応器中で、タービン翼、リボン翼、パ
ドル翼、プロペラ翼等の攪拌翼を使用して攪拌混合する
等の方法にしたがって行なうことができる。
混合物(H−1)または(H−2)中に存在する過剰の
カルボキシル基を、塩基性化合物(I)としてアンモニ
アもしくはアミン類を用いて、アンモニウム塩またはア
ミン塩として行なわれる。この中和は、好ましくは、本
発明の水性塗料組成物のpHが5〜11となる量のアン
モニアもしくはアミン類を加える。
ン類としては、例えば、エチルアミン、ブチルアミン、
ジエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、ブチルアミン等のアルキルアミン類;2−ジメチル
アミノエタノール、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、アミノメチルプロパノール、ジメチルアミノ
メチルプロパノール等のアルコールアミン類;モルホリ
ン;また、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等
の多価アミンなどが挙げられる。
2)の乳化は、常用の装置中で、水または温水を滴下し
ながら、転相点の最適温度、通常、50〜90℃の範囲
で攪拌する等の方法にしたがって行なうことができる。
また、高攪拌が可能な市販の乳化機を使用して行っても
よい。
(H−2)からなる乳化物は、共重合性不飽和化合物
(J)の存在下もしくは不存在下に乳化重合およびグラ
フト重合に供せられる。この乳化重合およびグラフト重
合において、混合物(H−1)または(H−2)中の反
応生成物(F)と、芳香族系エポキシ樹脂(A−2)
と、芳香族系ポリオール樹脂(G)および/または共重
合性不飽和化合物(J)とが、重合反応し、水性塗料組
成物を得ることができる。
(J)は、分子骨格に共重合性不飽和基を構造単位とし
て有するものであれば、特に限定されず、例えば、カル
ボキシル基含有ビニルモノマー、芳香族系ビニルモノマ
ー、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸のアルキルエ
ステル、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロ
キシアルキルエステル、α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸のN−ヒドロキシアルキルアミド等が挙げられ
る。
例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられる。芳
香族ビニルモノマーの具体例としては、スチレン、ビニ
ルトルエン、2−メチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン、クロルスチレン等が挙げられる。
ルキルエステルの具体例としては、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−
アミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−ヘキシ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オ
クチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸グリシジル等のアクリル酸エステル類、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−ア
ミン、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸n−ヘキ
シル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
n−オクチル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデ
シル、メタクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エステ
ル類などが挙げられる。
ドロキシアルキルエステルの具体例としては、アクリル
酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、
メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキ
シプロピル等のヒドロキシルアルキルエステルモノマー
が挙げられる。α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の
N−ヒドロキシアルキルアミドの具体例としては、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド等のN−置換(メタ)アクリ
ル系モノマーが挙げられる。
共重合性不飽和化合物(J)を用いる場合、これらの共
重合性不飽和化合物(J)は、1種単独でも2種以上を
組み合わせても用いられる。これらの中でも、硬化時に
中和されたカルボキシル基と反応が起こり、架橋密度を
上げることで耐水性、ゲル分率、密着性等の塗膜物性に
優れる塗膜を形成する水性塗料組成物が得られる点で、
メタクリル酸グリシジル、アクリル酸グリシジル等のグ
リシジル基を含有する共重合性不飽和化合物が好まし
い。また、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸
ヒドロキシエチル等のヒドロキシ基を含有する共重合性
不飽和化合物を使用すると、水素結合成分の増量となる
ため塗膜を形成したときの基材および上塗り成分との密
着性が向上する利点がある。
(J)を用いる場合、混合物(H−1)または(H−
2)の固形重量の0.1重量%≦(J)≦(H)の固形
分の30重量%、さらに好ましくは(H)の固形分の
0.1重量%≦(J)≦(H)の固形分の15重量%と
なる量を添加するとよい。また、乳化重合は、従来公知
の開始剤を用いて、120℃以下の温度で行なうことが
できる。
せしめて水性塗料として用いる。ここで、水性媒体と
は、少なくとも10重量%以上が水である水単独、もし
くは水と親水性有機溶剤との混合物を意味する。親水性
有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノー
ル、tert−ブタノール、イソブタノール等のアルキ
ルアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルカ
ルビトール、エチルカルビトール等のエーテルアルコー
ル類、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ
アセテート等のエーテルエステル類、その他、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド、ジアセトンアルコール等が
使用される。
物〔(H−1)または(H−2)〕/水の混合割合は、
通常、約25/75程度であり、使用目的、使用条件等
に応じて、乳化後、減圧留去等により、使用した水性媒
体を減じたり、あるいは追加添加により増量することに
よって、適宜、その混合割合を調整することができる。
例えば、中和された混合物〔(H−1)または(H−
2)〕/水性媒体の割合を、良好な安定性を有する水性
塗料組成物とするために、好ましくは5/95〜70/
30、さらに好ましくは20/80〜50/50とする
ことができる。
水性塗料として用いることができる。用いられる顔料
は、特に制限されず、公知の各種顔料が用いられる。ま
た、本発明の組成物には、水性塗料としての前記特性を
損なわない限りにおいて、必要に応じて、例えば、ヘキ
サメトキシメチルメラミン、メチロール化ベンゾグアナ
ミン樹脂、メチロール化尿素樹脂等の水性のアミノプラ
スト樹脂、およびフェノール樹脂等の硬化剤あるいは塗
装性を改良するための界面活性剤、消泡剤などを添加す
ることができる。
被塗装対象は、特に制限されない。特に、本発明の組成
物は、未処理鋼板、亜鉛ニッケルメッキ鋼板、亜鉛鉄
板、ブリキ鉄板等の処理鋼板に塗装して硬化塗膜を形成
する塗料として好適である。塗装方法は、特に制限され
ず、例えば、エアスプレー、エアレススプレー、静電ス
プレー等のスプレー塗装、浸漬塗装、ロールコーター塗
装、電着塗装等のいずれの方法も可能である。また、硬
化塗膜の形成のための焼付条件は、好ましくは温度10
0℃〜240℃、時間10秒〜30分の範囲から選択す
ることができる。
明する。なお、文中の「部」および「%」は、それぞれ
「重量部」および「重量%」を示す。また、各実施例お
よび比較例を通じて、塗料あるいは塗料板の評価は、特
記する場合を除き、以下の方法にしたがって行った。結
果を表1に示す。
形分含有量が13%のSiO2 の水ペ−ストを、固形分
重量比で85:15の割合で添加して混合し、さらに水
を添加して混合し、固形分含有量が10%のワニスを調
製する。このワニスを、No. 5のバーコーターを用い
て、厚さ0.8mmの亜鉛−ニッケルメッキ鋼板または
ニッケルメッキ鋼板上に塗布し、150℃で20秒間焼
付硬化させて、厚さが約1〜2μmの硬化塗膜を有する
塗装板を製造する。 評価−1 この塗装板の一部を、pH12の水酸化ナトリウム水溶
液に45℃×2.5分間浸せきした後、さらに35℃で
5%の食塩水を、表1に時間連続噴霧して、塩水噴霧テ
ストを行い、下記の基準で評価する。 異常のないもの…………………◎ わずかに腐食のみられるもの…○ かなり腐食のみられるもの……△ 全体に腐食のみられるもの……× 評価−2 この塗装板の一部を、pH12の水酸化ナトリウム水溶
液に45℃×2.5分間浸せきした後、イオン交換水で
洗浄し、さらにpH3のリン酸水溶液に40℃×2分間
浸せきする。次に、イオン交換水で洗浄後170℃×2
0分間乾燥し、さらに35℃で5%の食塩水を、表1に
時間連続噴霧して、塩水噴霧テストを行い、下記の基準
で評価する。 異常のないもの…………………◎ わずかに腐食のみられるもの…○ かなり腐食のみられるもの……△ 全体に腐食のみられるもの……×
を添加して固形分含有量が10%になるように調製す
る。これをNo. 5のバーコーターを用い、厚さ0.8
mmの亜鉛メッキ鋼板上に塗布し、100℃で20秒間
加熱して焼付硬化させて、厚さが約1〜2μmの硬化塗
膜を有する塗装板を製造する。さらに、硬化塗膜の上
に、No. 60のバ−コ−タ−を用いて、メラミンアル
キッド樹脂を塗布し、130℃×20分間焼付硬化させ
て、厚さが約35〜40μmの塗膜とする。 評価−1(碁盤目テスト) 塗装板の塗膜面に、ナイフで約1mmの巾で、縦および
横それぞれ11本の切り目を入れ、100個の碁盤目を
形成する。次に、24mm幅のセロハン粘着テープを、
この塗膜面に接着させた後、セロハン粘着テープを強く
剥離し、100を分母とし、碁盤目の未剥離数を分子と
する分数で、密着性の指標として示す。 評価−2 塗装板の一部を、沸騰水に2時間浸せきした後、上記評
価−1の碁盤目テストおよびブリスタ−の状況を判定し
た。
− 窒素ガスで置換した四ツ口フラスコに、エチレングリコ
−ルモノブチルエ−テル500部を仕込み、150〜1
60℃に加熱し、その温度を保ちつつ、スチレン123
部、アクリル酸エチル70部、メタクリル酸307部、
ジクミルパ−オキサイド5.5部を混合した均一溶液
を、2時間かけて四ツ口フラスコに徐々に適下した。適
下終了後、温度を保って6時間攪拌した後、さらにエチ
レングリコ−ルモノブチルエ−テル250部を添加して
溶解させた。次に、反応混合物を室温まで冷却させたと
ころ、酸価(樹脂100%換算)278KOHmg/1
g、固形分40%のカルボキシル基含有アクリル系樹脂
の溶液を得た。また、生成したカルボキシル基含有アク
リル系樹脂の重量平均分子量は約5000、カルボン酸
単位43%であった。
− 窒素ガスで置換した四ツ口フラスコに、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂(数平均分子量:約3200、エポキ
シ当量:約2700g/eq)1000部、キシレン2
00部を仕込み、徐々に加熱して内温を120℃まで上
げ、1時間撹拌し完全に溶解させた後、さらに150℃
まで徐々に加熱した。内温が150℃に到達した後、ジ
エタノ−ルアミン38.9部を1時間かけて適下し、さ
らに6時間反応させた。次に、反応混合物に、エチレン
グリコ−ルモノブチルエ−テル492.6部を添加し溶
解させた後、室温まで冷却させたところ、エポキシ当量
が30000g/eq以上、かつ固形分60%の芳香族
ポリオール樹脂の溶液を得た。また、生成した芳香族ポ
リオール樹脂の数平均分子量は3300、1分子中のエ
ポキシ基は、平均0.1個以下であった。
約3700およびエポキシ当量が約2700のビスフェ
ノ−ルA型エポキシ樹脂300部、メタクリル酸4.8
部、前記に得られたカルボキシル基含有アクリル系樹脂
溶液(固形分40%)375部、ならびにエチレングリ
コールモノブチルエーテル225部を仕込み、徐々に加
熱して内温を120℃まで上げ、1時間撹拌し完全に溶
解させた後、さらに130℃まで徐々に加熱した。内温
が130℃に到達した後、ジメチルアミノエタノ−ル5
6.4部を添加した。さらに、130℃で3時間反応さ
せた後、メタクリル酸グリシジルエステル17.6部を
添加し130℃で3時間反応させた。この時の反応混合
物の酸価(樹脂100%換算)を測定したところ、65
KOHmg/1gであった。次に、数平均分子量が約3
700およびエポキシ当量が約2700のビスフェノ−
ルA型エポキシ樹脂350部、前記に得られた芳香族ポ
リオール樹脂溶液(固形分40%)500部、ならびに
エチレングリコールモノブチルエーテル117部を添加
し、温度を保って1時間撹拌して完全に溶解させた後、
n−ブチルアルコ−ル233部を加えて100℃まで冷
却した。さらにこの状態を3時間保持した後、イオン交
換水2933部を徐々に添加しながら分散機を用いて乳
化させた。このとき、固形分20%の乳白色の分散液が
得られた。次に、この分散液5100部を95℃まで加
温し、アゾビスイソブチロニトリル0.6部を添加し、
温度を保って6時間反応させた。その後、減圧下で反応
混合物から溶剤のエチレングリコールモノブチルエーテ
ルとn−ブチルアルコ−ルを留去し、溶剤の総量が5%
以下になるまで、固形分40%を超える毎にイオン交換
水を加えて減圧留去を行い、水性塗料組成物を調製し
た。得られた水性塗料組成物は、固形分28%、粘度2
5cps、溶剤含量3%以下のものであった。また、こ
の水性塗料組成物を、常温で3ヶ月間保存したが、異常
は認められなかった。
約3700およびエポキシ当量が約2700のビスフェ
ノ−ルA型エポキシ樹脂300部、メタクリル酸4.8
部、前記に得られたカルボキシル基含有アクリル系樹脂
溶液(固形分40%)375部、ならびにエチレングリ
コールモノブチルエーテル225部を仕込み、徐々に加
熱して内温を120℃まで上げ、1時間撹拌して完全に
溶解させた後、さらに130℃まで徐々に加熱した。内
温が130℃に到達した後、ジメチルアミノエタノ−ル
56.4部を添加した。さらに、130℃で3時間反応
させた後、メタクリル酸グリシジルエステル35.2部
を添加して130℃で3時間反応させた。このとき、反
応混合物の酸価(樹脂100%換算)を測定したとこ
ろ、49KOHmg/1gであった。次に、数平均分子
量が約3700およびエポキシ当量が約2700のビス
フェノ−ルA型エポキシ樹脂550部、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル417部を添加し、温度を保っ
て1時間撹拌して完全に溶解させた後、n−ブチルアル
コ−ル233部を加えて100℃まで冷却した。さら
に、この状態を3時間保持した後、イオン交換水293
3部を徐々に添加しながら分散機を用いて乳化させた。
このとき、固形分20%の乳白色の分散液が得られた。
次に、この分散液5100部を95℃まで加温し、アゾ
ビスイソブチロニトリル1.0部を添加し、温度を保っ
て6時間反応させた。その後、反応混合物から、減圧下
で溶剤のエチレングリコールモノブチルエーテルとn−
ブチルアルコ−ルを留去し、溶剤の総量が5%以下にな
るまで、固形分40%を超える毎にイオン交換水を加え
て減圧留去を行い、水性塗料組成物を調製した。得られ
た水性塗料組成物は、固形分28%、粘度500cp
s、溶剤含量3%以下のものであった。また、この水性
塗料組成物を、常温で1ヶ月間保存したが、異常は認め
られなかった。
約3700およびエポキシ当量が約2700のビスフェ
ノ−ルA型エポキシ樹脂500部、メタクリル酸8.0
部、前記に得られたカルボキシル基含有アクリル系樹脂
溶液(固形分40%)500部、ならびにエチレングリ
コールモノブチルエーテル400部を仕込み、徐々に加
熱して内温を120℃まで上げ、1時間撹拌して完全に
溶解させた後、さらに130℃まで徐々に加熱した。内
温が130℃に到達した後、ジメチルアミノエタノ−ル
80部を添加した。さらに、130℃で3時間反応させ
た後、メタクリル酸グリシジルエステル17.6部を添
加し130℃で3時間反応させた。このとき、反応混合
物の酸価(樹脂100%換算)を測定したところ、38
KOHmg/1gであった。次に、数平均分子量が約3
700およびエポキシ当量が約2700のビスフェノ−
ルA型エポキシ樹脂300部、およびエチレングリコー
ルモノブチルエーテル100部を添加し、温度を保って
1時間撹拌して完全に溶解させた後、n−ブチルアルコ
−ル328部を加えて100℃まで冷却した。さらに、
この状態を3時間保持した後、イオン交換水2933部
を徐々に添加しながら分散機を用いて乳化させた。この
とき、固形分20%の乳白色の分散液が得られた。次
に、この分散液5100部を95℃まで加温し、アゾビ
スイソブチロニトリル0.7部を添加し、温度を保って
6時間反応させた。その後、減圧下で溶剤のエチレング
リコールモノブチルエーテルとn−ブチルアルコ−ルを
留去し、溶剤の総量が5%以下になるまで、固形分40
%を超える毎にイオン交換水を加えて減圧留去を行い、
水性塗料組成物を調製した。得られた水性塗料組成物
は、固形分21%、粘度760cps、溶剤含量5%以
下のものであった。また、この水性塗料組成物を、常温
で3ヶ月間保存したが、異常は認められなかった。
約3700、およびエポキシ当量が約2700のビスフ
ェノ−ルA型エポキシ樹脂500部、メタクリル酸8.
0部、前記に得られたカルボキシル基含有アクリル系樹
脂溶液(固形分40%)500部、ならびにエチレング
リコールモノブチルエーテル400部を仕込み、徐々に
加熱して内温を120℃まで上げ、1時間撹拌し完全に
溶解させた後、さらに130℃まで徐々に加熱した。内
温が130℃に到達した後、ジメチルアミノエタノ−ル
80部を添加した。さらに、130℃で3時間反応させ
た後、メタクリル酸グリシジルエステル17.6部を添
加し130℃で3時間反応させた。このとき、反応混合
物の酸価(樹脂100%換算)を測定したところ、38
KOHmg/1gであった。次に、数平均分子量が約3
700、およびエポキシ当量が約2700のビスフェノ
−ルA型エポキシ樹脂300部、ならびにエチレングリ
コールモノブチルエーテル100部を添加し、温度を保
って1時間撹拌して完全に溶解させた後、n−ブチルア
ルコ−ル328部を加えて100℃まで冷却した。さら
に、この状態を3時間保持した後、イオン交換水293
3部を徐々に添加しながら分散機を用いて乳化させた。
このとき、固形分20%の乳白色の分散液が得られた。
次に、この分散液5100部を95℃まで加温し、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.7部およびメタクリル酸グ
リシジルエステル7.0部を添加し、温度を保って6時
間反応させた。その後、減圧下で溶剤のエチレングリコ
ールモノブチルエーテルとn−ブチルアルコ−ルを留去
し、溶剤の総量が8%以下になるまで、固形分40%を
超える毎にイオン交換水を加えて減圧留去を行い、水性
塗料組成物を調製した。得られた水性塗料組成物は、固
形分21%、粘度3900cps、溶剤含量7%以下の
ものであった。また、この水性塗料組成物を、常温で3
ヶ月間保存したが、異常は認められなかった。
約3700、およびエポキシ当量が約2700のビスフ
ェノ−ルA型エポキシ樹脂500部、メタクリル酸8.
0部、前記に得られたカルボキシル基含有アクリル系樹
脂溶液(固形分40%)500部、ならびにエチレング
リコールモノブチルエーテル400部を仕込み、徐々に
加熱して内温を120℃まで上げ、1時間撹拌して完全
に溶解させた後、さらに130℃まで徐々に加熱した。
内温が130℃に到達した後、ジメチルアミノエタノ−
ル80部を添加した。さらに、130℃で3時間反応さ
せた後、数平均分子量が約3700、およびエポキシ当
量が約2700のビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂30
0部、ならびにエチレングリコールモノブチルエーテル
100部を添加し、温度を保って1時間撹拌して完全に
溶解させた後、n−ブチルアルコ−ル328部を加えて
100℃まで冷却した。さらにこの状態を3時間保持し
た後、イオン交換水2933部を徐々に添加しながら分
散機を用いて乳化させた。このとき、固形分20%の乳
白色の分散体が得られた。その後、減圧下で溶剤のエチ
レングリコールモノブチルエーテルとn−ブチルアルコ
−ルを留去し、溶剤の総量が8%以下になるまで、固形
分40%を超える毎にイオン交換水を加えて減圧留去を
行い、水性塗料組成物を得た。得られた水性塗料組成物
は、固形分29%、粘度1010cps、溶剤含量7%
以下のものであった。また、この水性塗料組成物を、常
温で3ヶ月間保存したが、異常は認められなかった。
約3700、およびエポキシ当量が約2700のビスフ
ェノ−ルA型エポキシ樹脂300部、メタクリル酸4.
8部、前記に得られたカルボキシル基含有アクリル系樹
脂溶液(固形分40%)375部、ならびにエチレング
リコールモノブチルエーテル225部を仕込み、徐々に
加熱して内温を120℃まで上げ、1時間撹拌して完全
に溶解させた後、さらに130℃まで徐々に加熱した。
内温が130℃に到達した後、ジメチルアミノエタノ−
ル56.4部を添加した。さらに、130℃で3時間反
応させた後、数平均分子量が約3700、およびエポキ
シ当量が約2700のビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂
350部、前記に得られた芳香族ポリオール樹脂溶液
(固形分40%)500部、ならびにエチレングリコー
ルモノブチルエーテル117部を添加し、温度を保って
1時間撹拌して完全に溶解させた後、n−ブチルアルコ
−ル233部を加えて100℃まで冷却した。さらに、
この状態を3時間保持した後、イオン交換水2933部
を徐々に添加しながら分散機を用いて乳化させた。この
とき、固形分20%の乳白色の分散液が得られた。その
後、減圧下で溶剤のエチレングリコールモノブチルエー
テルとn−ブチルアルコ−ルを留去し、溶剤の総量が5
%以下になるまで、固形分40%を超える毎にイオン交
換水を加えて減圧留去を行い、水性塗料組成物を調製し
た。得られた水性塗料組成物は、固形分30%、粘度5
0cps、溶剤含量4%以下のものであった。また、こ
の水性塗料組成物を、常温で3ヶ月間保存したが、異常
は認められなかった。
に優れ、塗膜を低温で硬化させることができ、金属素地
に塗布して、密着性および耐食性に優れる硬化塗膜を得
ることができる。そのため、本発明の水性塗料組成物
は、金属用の水性塗料の主成分として好適である。
Claims (11)
- 【請求項1】芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価
のカルボキシル基を含有する共重合性不飽和化合物
(B)と、カルボキシル基を含有するアクリル系樹脂
(C)との反応生成物(D)を、グリシジル基を含有す
る共重合性不飽和化合物(E)と化学的に結合させて反
応生成物(F)を得、さらに、この反応生成物(F)と
芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および/または芳香族
系ポリオール樹脂(G)との混合物(H)を、塩基性化
合物(I)によって中和して水中に自己乳化せしめて形
成した水分散性組成物中で、中和された混合物(H)中
の反応生成物(F)と、芳香族系エポキシ樹脂(A−
2)と、芳香族系ポリオール樹脂(G)および/または
共重合性不飽和化合物(J)とを乳化重合させてなる水
性塗料用組成物。 - 【請求項2】芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価
のカルボキシル基を含有する共重合性不飽和化合物
(B)と、カルボキシル基を含有するアクリル系樹脂
(C)との反応生成物(D)を、グリシジル基を含有す
る共重合性不飽和化合物(E)と化学的に結合させて反
応生成物(F)を得、さらに、この反応生成物(F)と
芳香族系エポキシ樹脂(A−2)との混合物(H−1)
を、塩基性化合物(I)によって中和して水中に自己乳
化せしめて形成した水分散性組成物中で、中和された混
合物(H−1)中の反応生成物(F)と芳香族系エポキ
シ樹脂(A−2)とを乳化重合させてなる水性塗料用組
成物。 - 【請求項3】芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価
のカルボキシル基を含有する共重合性不飽和化合物
(B)と、カルボキシル基を含有するアクリル系樹脂
(C)との反応生成物(D)を、グリシジル基を含有す
る共重合性不飽和化合物(E)と化学的に結合させて反
応生成物(F)を得、さらに、この反応生成物(F)と
芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および芳香族系ポリオ
−ル樹脂(G)との混合物(H−2)を、塩基性化合物
(I)によって中和して水中に自己乳化せしめて形成し
た水分散性組成物中で、中和された混合物(H−2)中
の反応生成物(F)と芳香族系エポキシ樹脂(A−2)
および芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)を乳化重合させて
なる水性塗料用組成物。 - 【請求項4】芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価
のカルボキシル基を含有する共重合性不飽和化合物
(B)と、カルボキシル基を含有するアクリル系樹脂
(C)との反応生成物(D)を、グリシジル基を含有す
る共重合性不飽和化合物(E)と化学的に結合させて反
応生成物(F)を得、さらに、この反応生成物(F)と
芳香族系エポキシ樹脂(A−2)との混合物(H−1)
を、塩基性化合物(I)によって中和して水中に自己乳
化せしめて形成した水分散性組成物中で、中和された混
合物(H−1)中の反応生成物(F)と、芳香族系エポ
キシ樹脂(A−2)と、共重合性不飽和化合物(J)と
を乳化重合させてなる水性塗料用組成物。 - 【請求項5】芳香族系エポキシ樹脂(A−1)と、1価
のカルボキシル基を含有する共重合性不飽和化合物
(B)と、カルボキシル基を含有するアクリル系樹脂
(C)との反応生成物(D)を、グリシジル基を含有す
る共重合性不飽和化合物(E)と化学的に結合させて反
応生成物(F)を得、さらに、この反応生成物(F)と
芳香族系エポキシ樹脂(A−2)および芳香族系ポリオ
−ル樹脂(G)との混合物(H−2)を、塩基性化合物
(I)によって中和して水中に自己乳化せしめて形成し
た水分散性組成物中で、中和された混合物(H−2)中
の反応生成物(F)と、芳香族系エポキシ樹脂(A−
2)および芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)と、共重合性
不飽和化合物(J)とを乳化重合させてなる水性塗料用
組成物。 - 【請求項6】前記芳香族系エポキシ樹脂(A−1)およ
び(A−2)が、1分子中に平均で1.1〜2.0個の
エポキシ基を有し、数平均分子量が700以上のもので
ある請求項1〜5のいずれかに記載の水性塗料用組成
物。 - 【請求項7】前記1価のカルボキシル基を含有する共重
合性不飽和化合物(B)を、芳香族系エポキシ樹脂(A
−1)が有するエポキシ基の0.1〜0.9モル%の割
合で使用する請求項1〜5のいずれかに記載の水性塗料
用組成物。 - 【請求項8】前記カルボキシル基を含有するアクリル系
樹脂(C)が、数平均分子量が300〜60000であ
り、カルボン酸単位を25重量%以上含み、酸価が25
〜450(KOHmg/g)であるものである請求項1
〜5のいずれかに記載の水性塗料用組成物。 - 【請求項9】前記グリシジル基を含有する共重合性不飽
和化合物(E)を、反応生成物(D)中のカルボキシル
基の1〜50モル%の割合で使用する請求項1〜5のい
ずれかに記載の水性塗料用組成物。 - 【請求項10】前記芳香族系ポリオ−ル樹脂(G)が、
数平均分子量が350〜40000であり、1分子中に
1級水酸基を平均で0.01〜4.0個有し、エポキシ
基を実質上含有しないものである請求項3または5に記
載の水性塗料用組成物。 - 【請求項11】前記の芳香族系エポキシ樹脂(A−1)
および(A−2)、カルボキシル基を含有するアクリル
系樹脂(C)、反応生成物(F)、ならびに芳香族系ポ
リオ−ル樹脂(G)を、下記式(1)〜(4)を満たす
固形換算重量割合で含む請求項1〜5のいずれかに記載
の水性塗料用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03223395A JP3519483B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 水性塗料用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03223395A JP3519483B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 水性塗料用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08225771A JPH08225771A (ja) | 1996-09-03 |
JP3519483B2 true JP3519483B2 (ja) | 2004-04-12 |
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ID=12353267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03223395A Expired - Lifetime JP3519483B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 水性塗料用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3519483B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP03223395A patent/JP3519483B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH08225771A (ja) | 1996-09-03 |
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