JP3516927B2 - 耐震補強フレーム - Google Patents

耐震補強フレーム

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JP3516927B2
JP3516927B2 JP2001106892A JP2001106892A JP3516927B2 JP 3516927 B2 JP3516927 B2 JP 3516927B2 JP 2001106892 A JP2001106892 A JP 2001106892A JP 2001106892 A JP2001106892 A JP 2001106892A JP 3516927 B2 JP3516927 B2 JP 3516927B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は既存建物の、また
は新設建物の柱・梁のフレームの耐震性を高める耐震補
強用束柱を用いた耐震補強フレームに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技及び発明が解決しようとする課題】例えば既
存建物の、または新設建物の柱・梁のフレームの耐震性
を高める場合、フレーム内にブレースや耐震壁等の耐震
要素を配置することが考えられるが、柱・梁の躯体が鉄
筋コンクリート造の場合で、耐震壁が鉄筋コンクリート
造の場合には耐震壁が水平力を負担するときの斜め引張
力によって耐震壁にひび割れが発生し、柱にまで伸展す
ることがある。
【0003】柱にまで伸展したひび割れが更に進み、柱
を貫通するひび割れに発展すれば、柱のせん破壊により
建物が崩壊する可能性があるため、フレームに対し、耐
震要素を付加することでフレームを耐震補強する場合に
は柱に対する補強も併せて必要になる場合がある。
【0004】またフレーム内に耐震要素を配置する場合
で、通路等のためにフレーム内に開口部を確保した場
合、耐震要素の不在により上下の梁の拘束がなくなり、
せん断破壊し易くなるため、この面からも建物が崩壊に
至る可能性がある。
【0005】特にフレーム内の一部に開口部を確保しな
がら、耐震要素として耐震壁を配置する場合には、地震
時にフレームに入力する水平せん断力によって耐震壁に
斜め方向に発生する圧縮抵抗力の影響により、梁に鉛直
方向のせん断力が作用するため、梁の、開口部に面する
区間においてせん断破壊が起こり易くなる。
【0006】この発明は上記背景より、例えば耐震壁を
配置した場合のひび割れの柱への伸展を抑制すると共
に、梁のせん断破壊を防止する耐震補強用束柱を用いた
耐震補強フレームを提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上下の梁と左
右の柱から構成されるフレームの構面内に、上下の梁間
に架設され、各梁に直接、もしくは間接的に接合される
束柱本体と、束柱本体の上下端部に一体化し、各梁の両
側面に重なって梁に接合される拘束材からなり、拘束材
が束柱本体の位置から、フレームを構成する少なくとも
いずれか一方の柱までに跨る長さを有する耐震補強用
柱を配置した上で、上下の梁と、左右のいずれかの柱と
それに隣接する束柱とで囲まれた開口部、または上下の
梁と、隣接する2本の束柱とで囲まれたいずれかの開口
部のフレームの構面内に耐震要素を配置し、フレームを
構成する柱と耐震壁等の耐震要素を分離させることによ
り、耐震要素が鉄筋コンクリート造の耐震壁である場合
に耐震壁に発生するひび割れの柱への伸展を抑制する。
【0008】束柱が配置されたフレームは左右の柱と束
柱によって複数の開口部に区画されるためその区画さ
れた開口部の少なくともいずれかに耐震要素を配置する
ことにより、フレームの耐震性能を自由に向上させるこ
とができる。
【0009】また拘束材に束柱本体の位置から柱にまで
跨る長さを与え、梁の、束柱本体から柱までの区間を拘
束材によって両側から拘束しながら、せん断補強するこ
とにより、束柱本体と柱間に開口部が形成されることに
伴う梁の、開口部の区間におけるせん断破壊を防止す
る。
【0010】拘束材は梁の両側面に重なって梁に接合さ
れることにより、フレームがコンクリート造である場合
の梁のコンクリートを拘束し、コンクリートのせん断耐
力を向上させ、コンクリートのひび割れ発生と剥離を防
止する。
【0011】拘束材が束柱本体の位置から一方の柱まで
に跨る長さを持つとしても、束柱本体の位置から他方の
柱までの区間に耐震要素が配置されず、開口部が残され
る場合には梁がその開口部に面する区間においてせん断
破壊する可能性があるが、その他方の柱の付近に束柱本
体を配置し、隣接する束柱本体間に耐震要素を配置すれ
ば、耐震要素が梁の変形を拘束するため、拘束材が不在
の区間の梁のせん断破壊を防止することができる。
【0012】束柱本体の位置から他方の柱までの区間に
耐震要素が配置されず、隣接する束柱本体間に耐震要素
が配置されない場合でも、請求項2に記載のように拘束
材に梁の全長に亘る長さを与えれば、束柱のみの配置に
よって梁のせん断破壊を全長に亘って回避することが可
能になる。
【0013】束柱本体と拘束材は一体的に製作される場
合の他、請求項3に記載のように予め互いに分離してい
る場合がある。束柱の設置対象が新設建物である場合に
は束柱の設置上の制約がないため、束柱本体と拘束材が
予め一体化しているか、分離しているかは問われない。
【0014】束柱の設置対象が既存建物である場合には
既存の梁を使用状態に置いたまま束柱を設置する上では
束柱本体と拘束材は予め分離し、拘束材は単独で梁に接
合され、束柱本体の設置後に束柱本体と接合されること
になる。
【0015】束柱が束柱本体と拘束材とに分離する場合
に、請求項4に記載のように拘束材が梁の側面に重なっ
たときに、その梁から上下いずれかの梁側へ張り出す張
出部を有すれば、梁の側面に重なって対向している拘束
材の張出部に束柱本体を挟んだ状態で接合することがで
きるため、拘束材の梁への接合後の、束柱本体の設置と
拘束材への接合時の位置決めがし易く、接合作業が容易
に行える。
【0016】請求項に記載のように左右の柱間に、複
数本の束柱が配置される場合は、柱寄りに位置する拘束
材が束柱本体の位置からその側の柱までに跨る長さを有
し、梁の束柱から柱までの区間をせん断補強する。
【0017】特に請求項に記載のように各束柱本体に
接合される拘束材が左右の柱間で連続し、全体として梁
の全長に亘る長さを有していれば、梁を全長に亘ってせ
ん断補強する形になるため、隣接する柱と束柱間、また
は束柱間に耐震要素が配置されない場合でも梁のせん断
破壊を全長に亘って回避することができる。
【0018】拘束材を梁にPC鋼材を用いて接合する場
合にはPC鋼材に導入される張力の損失を防止するため
に、拘束材は請求項に記載のようにそれに重なる台座
と共に梁に圧着接合される。
【0019】束柱は上下の梁間に架設されることで、上
側の梁が負担すべき鉛直荷重の一部を下側の梁に伝達す
る機能も持つため、上側の梁が曲げ、もしくはせん断破
壊を起こし、荷重支持能力を失うことがあった場合に
も、建物の崩壊を防止する働きをする。
【0020】ここで、拘束材3が束柱本体2の位置から
柱6までに跨る長さを有する束柱1の配置によるフレー
ム4のせん断補強効果を確認するために、本発明の束柱
1を用いた図1−(a) に示す耐震補強フレームに水平力
を繰り返して加えたときの結果と、拘束材3が束柱本体
2の位置にのみ配置され、柱6にまで跨らない図3に示
す耐震補強フレームに水平力を繰り返して加えたときの
結果を対比する。図1−(a) は請求項の耐震補強フレ
ームに該当する。
【0021】図1,図3は共にフレーム4内に2本の束
柱1,1を、束柱1,1間に耐震要素として耐震壁7を
それぞれ配置し、束柱1と柱6間の開口部8が開放する
点で共通するが、図3は拘束材3が梁5の、束柱本体2
の上下に位置する部分のみに配置されているのに対し、
図1は拘束材3が束柱本体2の位置から隣接する柱6ま
でに跨る点で相違する。フレーム4は反力台9上に組み
立てられている。
【0022】図1−(a) ,図3に示すフレーム4は鉄筋
コンクリート造であり、拘束材3にはプレートを使用
し、図1−(b) に示すように2枚で一組の拘束材3,3
を梁5の両側面に重ねると共に、台座15,15で挟み込
み、両台座15,15を貫通するPC鋼材、特にPC鋼棒10
により梁5に圧着接合している。束柱本体2にはH形鋼
を使用し、これを2枚の拘束材3,3間に挟み込み、拘
束材3,3にフランジにおいてボルト11で接合してい
る。
【0023】耐震壁7には鉄筋コンクリート製の壁板71
を使用し、幅方向両端部をH形鋼の束柱本体2に飲み込
ませ、壁板71と束柱本体2との間の空隙と上下の梁5,
5との間の空隙に無収縮モルタル等の充填材12を充填し
ている。耐震壁7が複数枚の壁板71,71から構成される
場合、隣接する壁板71,71は両者間で鉛直せん断力が伝
達されるように接合される。
【0024】加力はフレーム4の上側の梁5に対し、増
分層間変形角ΔR毎に2回のサイクルで行い、最大強度
まではΔR=1.0 ×10-3rad (以下ΔR=1.0 と略
す)、その後は層間変形角R=15.0(×10-3rad )まで
ΔR=2.0 、R=25.0(×10-3rad )までΔR=5.0 と
し、フレーム4が破壊に至るまでの図1−(a) ,図3の
荷重−変形関係をそれぞれ図2,図4に示す。図1−
(a) ,図3は最終的なひび割れ発生状況を示している。
【0025】図3の場合、R=1.0 のときに開口部8回
りの上下の梁5,5にせん断ひび割れが、柱6の頭部と
脚部に曲げひび割れがそれぞれ発生し、R=2.0 のとき
に耐震壁7に斜めひび割れが発生し、R=3.0 〜4.0 の
ときに開口部8回りの上下の梁5,5にせん断ひび割れ
と剥離が発生した。更にR=5.0 のときに負加力の最大
強度Qmax(-495.7kN)に達し、R=6.0 のときに正加力
の最大強度Qmax(413.7kN) に達し、R=8.0 のときに
上下の梁5,5のせん断ひび割れが伸展,拡幅し、コン
クリートの剥落と共にせん断破壊した。
【0026】これに対し、図1の場合、R=1.0 〜2.0
のときに耐震壁7に斜めひび割れが、耐震壁7の水平目
地に水平ひび割れがそれぞれ発生し、柱6と下の梁5に
曲げひび割れが発生し、R=4.0 のときに耐震壁7隅角
部に剥離が発生した。更にR=5.0 のときに負加力の最
大強度Qmax(-628.9kN)に達し、柱・梁接合部にひび割
れが発生し、R=6.0 のときに正加力の最大強度Qmax
(620.0kN) に達した後、耐震壁7に3mm弱の滑りが生じ
た。R=8.0〜10.0のときに耐震壁7の左下隅角部の壁
筋が座屈し、コンクリートが剥離した。R=12〜20で柱
6の脚部と柱・梁接合部に剥離が生じた。
【0027】図2と図4の結果の対比から、図1の場合
には拘束材3が束柱本体2に隣接する柱6までに跨るこ
とで、フレーム4の最大せん断強度がおよそ1.3(628.9/
495.7)〜1.5(620.0/413.7 )倍に増大しており、開口部
8の上下の梁5,5への拘束材3によるせん断補強が有
効であることが分かる。
【0028】図5,図7は束柱1をフレーム4の柱6に
接近させて配置することで、拘束材3を束柱本体2の位
置から柱6にまで跨らせた場合を示す。図5は耐震壁7
として1枚の壁板71を配置した場合、図7は3枚の壁板
71を配置した場合である。
【0029】図5と図7の結果をそれぞれ図6,図8に
示すが、図5の場合は図3の場合の結果を示す図4との
対比では最大せん断強度がおよそ1.15(569.3/495.7)〜
1.4(570.4/413.7)倍、図7の場合は1.13(559.0/495.7)
〜1.4(578.5/413.7)倍に増大し、共に拘束材3によるせ
ん断補強効果が表れていることが分かる。
【0030】図5,図7の場合、拘束材3が梁5に重な
る区間が短くなる結果、拘束材3の大きさが図3の場合
と同程度であるものの、拘束材3が束柱本体2の位置か
ら柱6までの区間に跨ることで、上記の通り、その区間
の梁5をせん断補強する効果は発揮される。また束柱1
が僅かながらも柱6との間に空間(開口部8)を確保す
ることで、耐震壁7に発生したひび割れの柱6への伸展
を阻止する役目を果たしている。
【0031】なお、図2,図4,図6,図8においてR
a は0.8Qmaxと包絡線の交点の小さい方の層間変形角
を、Rb は0.8Qmaxと包絡線の交点の大きい方の層間変
形角を示す。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の束柱1は上下の梁5,
5と左右の柱6,6から構成されるフレーム4におい
て、上下の梁5,5間に架設され、各梁5に直接、もし
くは間接的に接合される束柱本体2と、束柱本体2の上
下端部に一体化し、各梁5の両側面に重なって梁5に接
合され、束柱本体2の位置から、フレーム4を構成する
少なくともいずれか一方の柱6までに跨る長さを有する
拘束材3,3から構成される。
【0033】フレーム4は既設建物であるか、新設建物
であるかを問わず、フレーム4の構造は鉄骨造、鉄筋コ
ンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造のいずれである
かを問わない。鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリ
ート造の場合にはプレキャスト部材から構成される場合
もあり、フレーム4を構成する梁5と柱6のいずれか一
方の軸方向、または梁5と柱6の各軸方向にプレストレ
スが導入される場合もある。
【0034】本発明は耐震要素が鉄筋コンクリート造の
耐震壁7である場合に耐震壁7に発生するひび割れの柱
6への伸展を防止することを目的の一つとするが、フレ
ーム4を耐震補強する上では耐震要素は耐震壁7に限定
されないため、耐震要素は図示する耐震壁7とブレース
72を含み、それぞれの構造も問われない。
【0035】耐震壁7は図示するようなプレキャストコ
ンクリート製や現場打ちコンクリート造の他、鋼板、ま
たは鋼材とコンクリートの合成構造等で製作、もしくは
構築される。ブレースは鋼管を含む鋼材、または鋼材と
コンクリートの合成構造の他、プレキャストコンクリー
ト製の場合があり、コンクリートの場合に、引張力にも
抵抗させる場合には軸方向にプレストレスが与えられ
る。
【0036】耐震壁7にコンクリートを使用する場合、
コンクリートには普通コンクリートその他のコンクリー
トの他、超軽量コンクリートも使用され、剛性を調整す
るために、鉛直方向と水平方向の少なくともいずれかに
プレストレスを導入することもある。
【0037】束柱本体2と拘束材3もプレキャストコン
クリート製や現場打ちコンクリート造、もしくは鉄骨鉄
筋コンクリート造の他、図示するような鋼材や鋼材とコ
ンクリートの合成構造の場合があり、束柱本体2には必
要により軸方向にプレストレスが導入される。
【0038】図面では柱6と束柱1間、または束柱1,
1間に形成される開口部8に耐震壁7を配置する場合の
取合いの面から束柱本体2にH形鋼を使用し、束柱本体
2との取合いの面から拘束材3にプレート(ガセットプ
レート)を使用している。拘束材3は束柱本体2の上端
部と下端部のそれぞれに付き、梁5の両側面を挟み込む
2枚で対になる。
【0039】図1は前記の通り、柱6,6間に2本の束
柱1,1を配置して1フレームを3個の開口部8に区分
し、中間の開口部8に耐震要素としての耐震壁7を配置
した場合を示す。耐震壁7が配置されない開口部8は通
路として、または採光・通風用の窓として使用できる。
【0040】フレーム4内に耐震壁7を配置しない場合
には束柱1の配置本数は1本のみの場合もある。束柱1
が1本の場合、拘束材3は束柱本体2の位置から少なく
とも片側の柱6までに跨る長さを持てばよいが、耐震壁
7を配置しない場合には、束柱本体2を挟んだ両側に開
口部8が形成されるため、梁5の開口部8に面する区間
を均等にせん断補強する上で、拘束材3に両柱6,6間
に跨る長さが与えられる。
【0041】束柱1が1本の場合で、いずれか一方の開
口部8に耐震壁7を配置する場合は、耐震壁7が梁5の
変形を拘束する効果を発揮するため、拘束材3は耐震壁
7の配置されない開口部8に面する区間に跨る長さを持
てばよい。
【0042】この他、束柱1を柱6,6間に3本以上架
設して1フレームを4個以上の開口部8に区分し、その
内の1個、または2個以上の開口部8に耐震要素を配置
することもある。
【0043】図9は耐震壁7の両端を面外方向両側から
挟み込めるよう、束柱本体2にH形鋼を用いた場合に、
耐震壁7をプレキャスト化された、互いに接合される2
枚の壁板71,71で構成した場合を示す。ここではフレー
ム4が鉄筋コンクリート造、壁板71がプレキャストコン
クリート製の場合のそれぞれの配筋状態を示している。
耐震壁7の両端を挟み込む上では束柱本体2の耐震壁7
側が凹となる断面形状をしていればよいため、束柱本体
2にその形状のコンクリート部材を使用することもあ
る。
【0044】図示するように束柱1と耐震壁7はフレー
ム4の構面内に配置される
【0045】図10〜図13は図9に示す束柱1と耐震壁7
の配置例の具体的な束柱本体2と梁5との取合い例を示
す。
【0046】束柱本体2は下階の梁5の天端から上階の
梁5の下端までの距離より僅かに短い程度の長さを持
ち、拘束材3は梁5の側面に重なったときに、その梁5
から上下いずれかの梁5側へ張り出す張出部3aを有し、
束柱本体2は、梁5の側面に重なって対向する拘束材
3,3の張出部3a,3aに挟まれて接合される。図10,図
18,図20に示すように束柱1が少なくとも2層に亘って
連続的に配置される場合には、各拘束材3の上下に張出
部3a,3aが形成される。
【0047】図面では束柱本体2にH形鋼を使用してい
ることから、束柱本体2の上端と下端を梁5の両側面に
接合され、梁5と束柱本体2に跨る拘束材3,3として
のガセットプレートによって挟み、これにボルト11や溶
接により接合し、束柱本体2と梁5間に無収縮モルタル
等の充填材12を充填して束柱本体2を梁5に接合してい
るが、束柱本体2と梁5,5との接合方法はこれに限ら
れない。
【0048】フレーム4が鉄筋コンクリート造の場合
に、拘束材3にガセットプレートを使用する場合、拘束
材3は図10のy−y線断面図である図12に示すように梁
5を幅方向に貫通するボルトやPC鋼棒10等によって梁
5に接合される。フレーム4が既存の場合には予めコア
ボーリングによって貫通孔が形成される。拘束材3は梁
5に重なる区間において均等に梁5に接合され、図19に
示すように拘束材3が柱6,6間で連続する場合は梁5
の全長に亘って均等に接合される。
【0049】また建物が既存の場合に、図示するように
束柱1と耐震壁7が複数層に亘って設置され、拘束材3
が梁5の上下に跨る場合には図12に示すように梁5に接
続するスラブ13の拘束材3部分が除去され、拘束材3の
接合後にコンクリートやモルタルの充填によって復旧さ
せられる。スラブ13の一部を除去する場合はスラブ13上
からその除去部分に拘束材3を落とし込むことにより拘
束材3の設置が行われる。
【0050】束柱本体2がフレーム4の構面内に位置す
関係から、フレーム4に作用する水平力を束柱1と耐
震壁7に伝達する上で、図14に示すように束柱本体2の
上端及び下端と梁5との間の空隙には充填材12が充填さ
れる。
【0051】図12では拘束材3が上下に張出部3a,3aを
有し、梁5の上下に跨る部位において充填材12が梁5の
上下に回り込むよう、束柱本体2のフランジ2aと拘束材
3との間にフィラープレート14を挟み、梁5の側面と拘
束材3との間に空隙を形成している。束柱本体2の上端
と下端には拘束材3と共に充填材12のせき板となるエン
ドプレート2cが接合されている。
【0052】図12ではまた、PC鋼棒10が拘束材3を梁
5に圧着接合する上で、PC鋼棒10の張力を拘束材3に
分散させ、拘束材3の変形を防止するためと、PC鋼棒
10への一定の張力を導入する上で、PC鋼棒10の両端間
距離を確保するために、梁5の両側面にコンクリート製
や鋼製の台座15,15を配置し、PC鋼棒10の両端を台座
15に定着している。
【0053】束柱本体2寄りに位置する壁板71の端部は
図10のx−x線断面図である図11、及びその詳細を示す
図13に示すように束柱本体2のフランジ2a,2aに挟み込
まれるように配置される。
【0054】図14〜図17は束柱本体2,2間に4枚の壁
板71を配置した場合の、壁板71と束柱本体2及び梁5と
の取合い例を示す。束柱本体2側の壁板71は上記の通
り、図14のx−x線断面図である図15に示すように束柱
本体2の両フランジ2a,2aに挟み込まれ、フランジ2a,
2aとウェブ2bで囲まれた空間内に充填材12が充填される
ことにより束柱本体2に接合される。図14では束柱本体
2の断面を示すために拘束材3の張出部3aを省略してい
る。
【0055】充填材12を通じて壁板71と束柱本体2との
間でせん断力の伝達が行われるよう、図15に示すように
壁板71の束柱本体2側の端面からは横筋7aが突出し、横
筋7aの突出部分に定着筋7bが溶接され、束柱本体2のウ
ェブ2bにはシアコネクタ2dが溶接される。充填材12中に
は縦筋16が配筋される。ウェブ2bの、壁板71の反対側の
面のフランジ2a,2a間にはフランジ2a,2aを補剛するた
めのスチフナ2eが溶接される。
【0056】図16は壁板71の上端と梁5との取合い例を
示す。図16は図14のy−y線の断面を示すが、壁板71の
下端と梁5との取合いも同様になる。壁板71と梁5との
間には充填材12が充填されるための空隙が確保され、壁
板71と梁5間でもせん断力の伝達が行われるよう、壁板
71の上端と下端からは縦筋7cが突出し、その突出部分に
定着筋7dが溶接される。梁5中には壁板71側の面から後
施工アンカーその他のアンカー17やスタッドボルトが埋
設され、もしくは打ち込まれ、壁板71側へ突出する。充
填材12中には横筋18が配筋される。
【0057】図17は隣接する壁板71,71の接合例を示
す。ここでは各壁板71の端面から図9に示す定着筋7e
と、アンカー筋7gによってコンクリート中に定着された
プレート7fを突出させ、両プレート7f,7f間にプレート
19を渡してプレート7f,7fに溶接、もしくはボルト接合
すると共に、壁板71,71の端面間に充填材12を充填する
ことにより壁板71,71間で鉛直せん断力が伝達されるよ
うに壁板71,71を接合している。また両壁板71,71のプ
レート19,19間に充填材12を補強するためのメタルラス
20を渡し、双方に溶接している。図17は図14のz−z線
の断面を示す。
【0058】図18は束柱1と耐震壁7を4層のフレーム
4に亘って連続的に設置したときの立面を、図19は複数
層の内の特定のフレーム4に対してのみ束柱1と耐震壁
7を設置したときの立面を示す。
【0059】図20は耐震要素としてのブレース72と束柱
1を4層のフレーム4に亘って連続的に設置したときの
立面を示す。
【0060】ブレース72は並列する束柱1,1の対角線
方向に対向する拘束材3,3間に、もしくは一方の束柱
本体の上端部と他方の束柱本体2の下端部間に、ある
いはそれに対応する部分の梁5,5間に架設されること
になる。図20では拘束材3に張出部3aの他、ブレース72
と接続される接続部3bを形成し、ブレース72の端部を接
続部3bに突き合わせるか重ね、両者に跨るスプライスプ
レート21を用いてブレース72の端部を拘束材3に接続し
ている。
【0061】図20では交差するブレース72,72の内の一
方のブレース72に、束柱1,1の対角線方向に対向する
拘束材3,3間に跨る長さを与え、その一方のブレース
72の中間部に、他方のブレース72を突き合わせて接合す
ることで、交差するブレース72,72を同一面内に架設し
ているが、両ブレース72,72に束柱1,1の対角線方向
に対向する拘束材3,3間に跨る長さを与え、梁5を挟
んで対向する拘束材3,3間距離の範囲内で、両ブレー
ス72,72を梁5の幅方向にずらして架設する場合もあ
る。
【0062】
【発明の効果】左右の柱間に、上下の梁間に架設され、
各梁に直接、もしくは間接的に接合される束柱本体と、
束柱本体に一体化し、各梁の両側面に重なって梁に接合
される拘束材からなる束柱によってフレームを構成す
る柱と耐震要素を分離させるため、耐震要素が鉄筋コン
クリート造の耐震壁である場合に耐震壁に発生するひび
割れの柱への伸展を抑制することができる。
【0063】また拘束材に束柱本体の位置から柱にまで
跨る長さを与え、梁の、束柱本体から柱までの区間を拘
束材によって両側から拘束しながら、せん断補強するた
め、束柱本体と柱間に開口部が形成されることに伴う梁
の、開口部の区間におけるせん断破壊を防止することが
できる。
【0064】更に左右の柱と束柱によって区画された複
数の開口部の少なくともいずれかに耐震要素を配置する
ため、フレームの耐震性能を自由に向上させることがで
きる。
【0065】請求項2では拘束材に梁の全長に亘る長さ
を与えるため、梁のせん断破壊を全長に亘って回避する
ことができる。
【0066】請求項3では束柱本体と拘束材が予め分離
しているため、束柱の設置対象が既存建物である場合
に、既存の梁を使用状態に置いたまま束柱を設置するこ
とができる。
【0067】請求項4では束柱が束柱本体と拘束材とに
分離する場合に、拘束材が梁の側面に重なったときに、
その梁から上下いずれかの梁側へ張り出す張出部を有す
るため、梁の側面に重なって対向している拘束材の張出
部に束柱本体を挟んだ状態で接合することができ、拘束
材の梁への接合後の、束柱本体の設置と拘束材への接合
時の位置決めがし易く、接合作業が容易に行える。
【0068】請求項では左右の柱間に、複数本の束柱
を配置する場合に、各束柱本体に接続される拘束材を左
右の柱間で連続させるため、梁を全長に亘ってせん断補
強することができ、隣接する柱と束柱間、または束柱間
に耐震要素が配置されない場合でも梁のせん断破壊を全
長に亘って回避することができる。
【0069】請求項では拘束材をそれに重なる台座と
共に梁に圧着接合するため、PC鋼材を用いて接合する
場合にPC鋼材に導入される張力の損失を防止すること
ができる。
【0070】束柱は上下の梁間に架設されることで、上
側の梁が負担すべき鉛直荷重の一部を下側の梁に伝達す
る機能も持つため、上側の梁が曲げ、もしくはせん断破
壊を起こし、荷重支持能力を失うことがあった場合に
も、建物の崩壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は拘束材を有する束柱と耐震要素を配置し
たフレームを示した立面図、(b) は(a) の拘束材部分の
平面図である。
【図2】図1のフレームに水平力を繰り返して加えたと
きの荷重−変形曲線を示したグラフである。
【図3】拘束材のない束柱と耐震要素を配置したフレー
ムを示した立面図である。
【図4】図3のフレームに水平力を繰り返して加えたと
きの荷重−変形曲線を示したグラフである。
【図5】拘束材を有する束柱と耐震要素を配置した他の
フレームを示した立面図である。
【図6】図5のフレームに水平力を繰り返して加えたと
きの荷重−変形曲線を示したグラフである。
【図7】拘束材を有する束柱と耐震要素を配置した他の
フレームを示した立面図である。
【図8】図7のフレームに水平力を繰り返して加えたと
きの荷重−変形曲線を示したグラフである。
【図9】図1の場合のフレームと耐震壁の配筋状態を示
した立面図である。
【図10】梁への束柱の接合例を示した立面図である。
【図11】図10のx−x線断面図である。
【図12】図10のy−y線断面図である。
【図13】図11の一部拡大図である。
【図14】梁と束柱への耐震壁の接合例を示した立面図
である。
【図15】図14のx−x線断面図である。
【図16】図14のy−y線断面図である。
【図17】図14のz−z線断面図である。
【図18】束柱と耐震壁を4層のフレームに連続的に設
置した場合を示した立面図である。
【図19】複数層の内の特定のフレームに対して束柱と
耐震壁を設置した場合を示した立面図である。
【図20】束柱とブレースを4層のフレームに連続的に
設置した場合を示した立面図である。
【符号の説明】
1……束柱、2……束柱本体、2a……フランジ、2b……
ウェブ、2c……エンドプレート、2d……シアコネクタ、
2e……スチフナ、3……拘束材、3a……張出部、3b……
接続部、4……フレーム、5……梁、6……柱、7……
耐震壁、71……壁板、7a……横筋、7b……定着筋、7c…
…縦筋、7d……定着筋、7e……定着筋、7f……プレー
ト、7g……アンカー筋、72……ブレース、8……開口
部、9……反力台、10……PC鋼棒、11……ボルト、12
……充填材、13……スラブ、14……フィラープレート、
15……台座、16……縦筋、17……アンカー、18……横
筋、19……プレート、20……メタルラス、21……スプラ
イスプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益山 徹 東京都千代田区西神田3−8−1 太平 洋セメント株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−336334(JP,A) 特開 平11−229632(JP,A) 登録実用新案3040095(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の梁と左右の柱から構成されるフレ
    ームの構面内に、上下の梁間に架設され、各梁に直接、
    もしくは間接的に接合される束柱本体と、束柱本体の上
    下端部に一体化し、各梁の両側面に重なって梁に接合さ
    れる拘束材からなり、拘束材束柱本体の位置から、フ
    レームを構成する少なくともいずれか一方の柱までに跨
    る長さを有する耐震補強用束柱が配置されると共に、前
    記上下の梁と、左右のいずれかの柱とそれに隣接する束
    柱とで囲まれた開口部、または上下の梁と、隣接する2
    本の束柱とで囲まれたいずれかの開口部のフレームの構
    面内に耐震要素が配置され、耐震要素は前記束柱本体と
    拘束材とによってフレームを構成する柱から分離してい
    る耐震補強フレーム
  2. 【請求項2】 拘束材は梁の全長に亘る長さを有してい
    る請求項1記載の耐震補強フレーム
  3. 【請求項3】 束柱本体と拘束材は予め互いに分離して
    いる請求項1、もしくは請求項2記載の耐震補強フレー
  4. 【請求項4】 拘束材は梁の側面に重なったときに、そ
    の梁から上下いずれかの梁側へ張り出す張出部を有し、
    束柱本体は、梁の側面に重なって対向する拘束材の張出
    部に挟まれて接合されている請求項3記載の耐震補強フ
    レーム
  5. 【請求項5】 左右の柱間に、複数本の束柱が配置さ
    れ、柱に隣接する束柱の拘束材は束柱本体の位置からそ
    の側の柱までに跨る長さを有している請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の耐震補強フレーム。
  6. 【請求項6】 各束柱本体に接合される拘束材は左右の
    柱間で連続している請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の耐震補強フレーム
  7. 【請求項7】 拘束材はそれに重なる台座と共に、PC
    鋼材により梁に圧着接合されている請求項乃至請求項
    のいずれかに記載の耐震補強フレーム。
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