JP3515942B2 - 電動吐出液体容器 - Google Patents

電動吐出液体容器

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JP3515942B2
JP3515942B2 JP2000082289A JP2000082289A JP3515942B2 JP 3515942 B2 JP3515942 B2 JP 3515942B2 JP 2000082289 A JP2000082289 A JP 2000082289A JP 2000082289 A JP2000082289 A JP 2000082289A JP 3515942 B2 JP3515942 B2 JP 3515942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動ポット等の電
動吐出液体容器、特にその吐出時に液体の飛び散りを防
止するようにした電動吐出液体容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の例えば湯沸かし器では、吐出スイ
ッチを押圧すると、電動ポンプがONして吐出が開始さ
れ、下向きに開口する吐出管よりカップ等に熱湯が注が
れる。そして、吐出スイッチの押圧を解除すると、電動
ポンプがOFFして吐出が終了する。したがって、電動
ポンプが一旦ONすると、OFFするまで最大流量で吐
出が行われる。このため、カップに注がれた熱湯が跳ね
返って飛び散り、火傷をする危険性があった。
【0003】そこで、特開平5−228057号公報で
は、吐出初期に小流量となるように電動ポンプの回転数
を制御するようにしたものが提案されている。また、特
開平10−314049号公報では、多量と少量の吐出
操作が選択できるようにし、多量の吐出操作が選択され
たときは一定時間の間だけ少量の吐出を行えるようにし
たものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
あっては、電動ポンプの回転数を制御する複雑な制御回
路が必要である一方、液位が低いときは吐出するまでに
時間がかかり、ユーザに出が悪いという印象を与える。
また、後者にあっては、多量を選択したにも拘わらず、
ユーザの意に反して少量が出るので、ユーザに不信感を
与えるという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、比較的簡単な制御によりユーザに悟られ
ない程度に流量を制御して吐出時の液体の飛び散りを防
止することができる電動吐出液体容器を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、液体を貯溜する容器と、該容
器の内部と連通し下向きに開口する吐出管と、該吐出管
を介して前記容器の液体を吐出する電動ポンプと、該電
動ポンプを駆動するために操作される吐出スイッチとを
有する電動吐出液体容器において、吐出初期に一時的に
電動ポンプを停止させるようにしたものである。
【0007】このように、一時的に電動ポンプを停止す
ることで、吐出管から下向きに流下する液体の流量が減
少し、液体の飛び散りが防止される。
【0008】容器内の液体の液位の高低により、液体が
吐出管の開口部(注口)に達するまでの時間が異なるの
で、前記容器内の液体の液位を検出する液位検出手段を
設け、該液位検出手段により検出した液位に応じて電動
ポンプを停止させる時期を決定するようにすることが好
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0010】図1は、本発明にかかる電動ポット1を示
す。このポット1は、本体2の内部に容器3が収容固定
され、該容器3は蓋体4によって開閉されるようになっ
ている。容器3の底には、該容器3内に入れられた水を
加熱して熱湯にし保温するヒータ5が配設されている。
また、容器3の底には、吐出管6が容器3内部と連通す
るように接続され、容器3に沿って立ち上がり、Uター
ンして下向きに配設されて、その先端は注口7となって
開口している。吐出管6の容器3との接続部の近傍に
は、容器3内の熱湯の液位を圧力でもって検出する圧力
センサ8が取り付けられている。吐出管6の下部には、
該吐出管6を介して前記容器3の熱湯を吐出する電動ポ
ンプ9が設けられている。また、吐出管6の上部には、
本体2の転倒時に容器3内の熱湯が流出するのを防止す
る弁セット10が設けらている。本体2の肩部には、前
記電動ポンプ9を駆動するために操作される吐出スイッ
チ11が設けられている。
【0011】前記電動ポット1には、中央演算処理部1
2、メモリ13およびタイマ14等を有するマイクロコ
ンピュータからなる制御装置15が設けられている。こ
の制御装置15は、前記ヒータ5を駆動して湯沸かしお
よび保温を行うとともに、前記吐出スイッチ11からの
操作信号と前記圧力センサ8からの液位信号に基づいて
前記電動ポンプ9の駆動を制御するようになっている。
【0012】次に、前記構成からなる電動ポット1の制
御装置15による吐出時の動作を図2に示すフローチャ
ートに従って説明する。
【0013】まず、ステップ101で、吐出スイッチ1
1がONされた否かを判断し、ONされていなければO
Nされるまで待機する。吐出スイッチ11がONされる
と、ステップ102でタイマ14をスタートするととも
に、圧力センサ8から検出信号に基づいて液位を検出す
る。次に、ステップ103で、電動ポンプ9をONして
吐出を開始する。そして、ステップ104でタイマ14
がt1時間をカウントしたか否かを検出し、t1時間を
カウントしていなければ電動ポンプのONを継続し、t
1時間をカウントしていればステップ105で電動ポン
プ9をOFFして、吐出を停止する。ここで、t1時間
は、検出された液位に応じて異なる値である。すなわ
ち、図3(A)に示すように液位が低い場合は、液位面
から弁セット10までの高さh1が高くて吐出管6を上
昇する時間が長いため、t1時間は大きくとり、図3
(B)に示すように液位が高い場合は、液位面から弁セ
ット10までの高さh2が低くて吐出管6を上昇する時
間が短いため、t1時間は小さくとる。
【0014】続いて、ステップ106でタイマ14がt
2時間をカウントしたか否かを検出し、t2時間をカウ
ントしていなければ電動ポンプ9のOFFを継続し、t
2時間をカウントしていればステップ107で電動ポン
プ9をONして、吐出を再開する。ここで、t2時間
は、(t2−t1)が一定になるように設定されてい
る。次に、ステップ108で、吐出スイッチ11がOF
Fされたか否かを判断し、OFFされていなければ電動
ポンプ9のONを継続し、吐出を続ける。吐出スイッチ
11がOFFされると、電動ポンプ9をOFFして吐出
を終了する。
【0015】以上説明したように、制御装置15による
吐出時の動作は、吐出スイッチ11が操作されてからt
1時間後の吐出初期に、(t2−t1)時間だけ一時的
に電動ポンプ9を停止させるようにしている。この動作
を図4、図5および図6に従ってさらに詳細に説明する
と、電動ポンプ9がONして熱湯が吐出管6を上昇して
弁セット10に達するまでの時間は、前述したように
液位によって異なる。熱湯が弁セット10を通過する時
間は液位に拘わらず一定である。熱湯が弁セット10
を通過した時点(+=t1)で、電動ポンプ9をO
FFする。しかし、ここで電動ポンプ9は惰性で回転す
るので、吐出管6内の熱湯は注口に達しカップ16に注
ぎ込まれる。このとき、電動ポンプ9がOFFしている
ので、図5(A),(B)に示すように流量が減少す
る。したがって、カップ16内に注ぎ込まれる累積湯量
は、図6に1点鎖線で示す従来の方法に比べて、図5
(A),(B)に1点鎖線で示すように緩やかに上昇す
るので、カップ16に注がれた熱湯が飛び散る危険性は
ない。
【0016】電動ポンプ9がOFFしてから、電動ポン
プ9は惰性で回転して熱湯が注口7から流下し始めるま
での時間が経過した時点(++=t2)で、電
動ポンプ9をONする。これ以降の時間は、電動ポン
プ9により最大流量で吐出される。
【0017】前記実施形態では、液体検出手段として圧
力センサを用いたが、これに限るものではなく、光セン
サ、静電容量センサ等を用いてもよい。
【0018】前記実施形態は、湯沸かしおよび保温が可
能な電動ポットについて説明したが、本発明は、このよ
うな電動ポットに限らず、電動吐出するものであれば如
何なる液体容器にも適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、吐出初期に一時的に電動ポンプを停止させる
ようにしたので、吐出管から下向きに流下する熱湯の流
量が減少し、熱湯の飛び散りが防止される。また、電動
ポンプも一時的に停止させるだけであるので、制御が簡
単になるうえ、ユーザに流量が減少したことを悟られる
ことがなく、使い勝ってがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電動ポットの概略構成図。
【図2】 図1の電動ポットの吐出時の動作を示すフロ
ーチャート。
【図3】 液位の高低による吐出管の液位面から弁セッ
トまでの距離の長短を説明する図。
【図4】 図1の電動ポットの吐出状況を示す図。
【図5】 図1の電動ポットの吐出時の電動ポンプの電
圧、流量および累積吐出量の時間的変化を示す図。
【図6】 従来の電動ポットの吐出時の電動ポンプの電
圧、流量および累積吐出量の時間的変化を示す図。
【符号の説明】
1 電動ポット(電動吐出液体容器) 3 容器 6 吐出管 8 圧力センサ(液位検出手段) 9 電動ポンプ 11 吐出スイッチ 15 制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯溜する容器と、該容器の内部と
    連通し下向きに開口する吐出管と、該吐出管を介して前
    記容器の液体を吐出する電動ポンプと、該電動ポンプを
    駆動するために操作される吐出スイッチとを有する電動
    吐出液体容器において、吐出初期に一時的に電動ポンプ
    を停止させるようにしたことを特徴とする電動吐出液体
    容器。
  2. 【請求項2】 前記容器内の液体の液位を検出する液位
    検出手段を設け、該液位検出手段により検出した液位に
    応じて電動ポンプを停止させる時期を決定するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の電動吐出液体容
    器。
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