JPH0634745Y2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JPH0634745Y2
JPH0634745Y2 JP1988170786U JP17078688U JPH0634745Y2 JP H0634745 Y2 JPH0634745 Y2 JP H0634745Y2 JP 1988170786 U JP1988170786 U JP 1988170786U JP 17078688 U JP17078688 U JP 17078688U JP H0634745 Y2 JPH0634745 Y2 JP H0634745Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は湯沸し可能な電気貯湯容器に関するものであ
る。
(従来の技術) この種の電気貯湯容器は、保温状態や、温度の低い内容
液を容れたときや、再沸騰を行うときの沸騰動作状態等
がそれぞれに専用のランプの点灯等によって表示するこ
とが行われている。
また、電気貯湯容器としては湯沸し機能を持った電気ポ
ットとして広く普及し、利用の拡がりと、マイクロコン
ピュータによる制御の採用ともに、カルキ除去モード
や、湯沸しの時間予約を行うタイマモードと云った各種
のモードが設けられ多機能化している。この多機能化は
また表示の複雑化を招いている。
特開昭58−108338号公報は、多機能の1つとして、湯沸
しモード時に、沸騰までに必要な時間を算出してこれを
表示する表示機能を開示している。
(考案が解決しようとする課題) しかし湯沸し状態であることは確認できても、内容液が
いつ沸騰するか分からず使用者にとってなお不便であ
る。
ところで、沸騰までに必要な時間は、液量や液温に依存
しているし、液温は湯沸しモードや保温モードでの加熱
制御、および両モードの切換制御にも必要であり、この
ような因子の検出が必須である。このような因子の検出
と表示が適時に行われると、使用者に便利である。
しかし、液量は別途表示されても、前記公開公報に記載
のもののように液温まで表示するものはないし、沸騰ま
でに必要な時間の残り時間をも減算表示することが望ま
れている上に、液温までも別途表示すると、多機能化に
よる表示の複雑化が勢い増し、使用者に便宜となり難
い。
本考案は、検出した液量または液温の表示と、これらか
ら判定した沸騰までに必要な時間の表示と、この時間表
示時点からの経過時間に基づく前記表示時間の減算表示
とを、1つの表示手段にて行える使用に便利な電気貯湯
容器を提供することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような課題を達成するために、液量を検
出してこの検出した液量を表示する手段を有し、湯沸し
モード時に、前記表示に係る検出液量に基づき沸騰まで
に必要とする時間を判定する必要時間判定手段と、この
判定した必要時間を前記液量表示に代えて前記表示手段
により表示し、この表示時間を時間表示時点からの経過
時間の基づき減算表示する制御手段とを設けたことを第
1の特徴とするものである。
また本考案は上記のような課題を達成するために、液温
を検出してこの検出した液温を表示する手段を有し、湯
沸しモード時に、前記表示に係る検出液温に基づき沸騰
までに必要とする時間を判定する必要時間判定手段と、
この判定した必要時間を前記液温表示に代えて前記表示
手段により表示し、この表示時間を時間表示時点からの
経過時間に基づき減算表示する制御手段とを設けたこと
を第2の特徴とするものである。
(作用) 本考案の第1の特徴の上記構成では、液量の検出が行わ
れ、この検出した液量が表示手段により表示されるし、
湯沸しモード時は判定手段によって沸騰までに必要とす
る時間が判定されるとともに、制御手段が働いて前記液
量の表示に代えて前記判定した必要時間を前記表示手段
を共用して表示し、かつこの表示時間を時間表示時点か
らの時間経過に基づき減算表示するので、液量の検出に
基づき、液量、湯沸しモード時の沸騰までの必要時間、
および残り時間が表示され、使用に便利なものとなる
し、これらの表示が1つの表示手段によって必要に応じ
行われて表示が簡単で見やすくなり、使用者に便宜を図
ることができる。
本考案の第2の特徴の上記構成では、液温の検出が行わ
れ、この検出した液温が表示手段により表示されるし、
湯沸しモード時は判定手段によって沸騰までに必要とす
る時間が判定されるとともに、制御手段が働いて前記液
温の表示に代えて前記判定した必要時間を前記表示手段
を共用して表示し、かつこの表示時間を時間表示時点か
らの時間経過に基づき減算表示するので、液温の検出に
基づき、液温、湯沸しモード時の沸騰までの必要時間、
および残り時間が表示され、使用に便利なものとなる
し、これらの表示が1つの表示手段によって必要に応じ
行われて表示が簡単で見やすくなり、使用者に便宜を図
ることができる。
(実施例) 第1図から第4図に示す本考案の第1の実施例につき説
明する。
本実施例は第1図に示すように、内容器2の底部下面に
ヒータ1を取付け、これをマイクロコンピュータ(以下
マイコンという)66を含む制御回路91(第3図)により
ヒータ駆動回路92を介し湯沸し状態と保温状態とに通電
制御して内溶液を適時に、また適温に加熱し、保温でき
るようにしてある。
内容器2は外装ケース3に収容保持され器体4を形成し
ている。内容器2の口部2aは外装ケース3の上端に合成
樹脂製の肩部材5によって連結され、肩部材5の後部鉤
型軸受9に軸6によって外蓋7が開閉および着脱自在に
枢着されている。外蓋7の下面には内容器2の口部2aに
施される内蓋8が取付けられ、外蓋7と一体的に開閉さ
れる。
外蓋7内には、外蓋7の上面押圧板10によって押動操作
されるベローズポンプ11が設けられ、内蓋8とベローズ
ポンプ底板12との間に設けられる給気通路13を通じて内
容器2内に加圧空気を送り込み、内容液を加圧するよう
になっている。給気通路13は分岐孔14を通じて外蓋7の
上面へ抜ける蒸気抜き通路15が設けられ、ヒータ1によ
る保温や沸騰の際に発生する蒸気を外部に逃し内容器2
内が異常昇圧しないようになっている。
前記分岐孔14は、ベローズポンプ11の押圧操作に連動し
て下動される弁36によって、ベローズポンプ底板12の給
気口16と切換え閉塞され、内容液加圧時に加圧空気が蒸
気抜き通路15へ逃げたり、貯湯状態のとき蒸気がベロー
ズポンプ11内に侵入したりすることが起きないようにな
っている。
前記加圧される内容液を内容器2の外部上方へ案内する
導出路17が、基端を内容器2の底部に接続して設けら
れ、内容器2と底部で通じかつ上端が外部に開放されて
いることにより、内容器2内の内容液42が常時流入して
同一レベルを保つようになっている。導出路17の上端に
は合成樹脂製エルボ20を接続してある。このエルボ20は
肩部材5の嘴状に一側へ張り出した嘴状部5aの裏側に固
着した逆U字管23に接続している。逆U字管23はエルボ
20との接続部直ぐ上に転倒時止水弁25を内蔵しており、
逆U字管23の先端の下向きの吐出口19はその前面側に下
端から内容器2の満水位置よりも上位にまで達するスリ
ット26が形成されている。
器体4の嘴状部5aの下には、嘴状部5aを包囲する形のパ
イプカバー27が設けられ、嘴状部5aおよび器体4の外装
ケース3に嵌め付けてある。パイプカバー27の底部に
は、逆U字管23の吐出口19からの吐出液を大気への開放
状態で受入れて下方へ流出させる注液ガイド管24を下方
から着脱自在に取付けてある。
この大気への開放状態での受入れには前記スリット26も
関係し、サイフォン、スプラッシュ現象および急激な注
出の場合の内容液吹き出しを確実に防止する。注液ガイ
ド管24は、肩部材5の嘴状部5aの部分に着脱可能に嵌め
付けられ、吐出口19からの吐出液をやや大きな口径で無
理なく受け入れ、以後適度に絞りながら静かに下方に流
下させる。
給気通路13には転倒時止水弁29が設けられている。
内容液の導出路17の立上がり部は液位検出部17bとし、
絶縁材料で形成してある。具体的にはガラスでもよいが
樹脂の方が誘電率がよく静電容量変化を得やすいし、液
面周囲の表面張力による盛上がりが原因した液面レベル
の不特定性を抑えることができる。液位検出部17bは合
成樹脂製の直状接続管17c、金属製曲管17a、合成樹脂製
エルボ17d、金属製接続口17eを介して内容器2の底部に
接続されている。
ここで液位検出部17bの外周にはアルミニウム箔41を巻
付けて第1の電極とし、液位検出部17b内の内容液に電
気的につながる前記曲管17aを第2の電極とし、第1の
電極41と第2の電極17aに通じた液位検出部17b内の内容
液42とが、液位検出部17bの絶縁周壁を介し対峙し、そ
の対峙領域の大きさ、つまり内容液42の液位高さに応じ
た静電容量を得られるようにしてある。
この液位に応じた静電容量の違いは、第1、第2の各電
極41、17aを第3図に示すように制御回路91のマイコン6
6にエンコーダAを介し接続することで、マイコン66に
入力するようにしている。これによりマイコン66はその
静電容量の違いに応じた入力によって内容液の液位を判
定し、その判定に応じてマイコン66に表示回路Bを介し
接続している外部表示用の発光ダイオード421、422…42
6を駆動し、液位を外部表示するようにしてある。特に
空炊き防止上給水が必要な程度にまで液位が下がったと
きは給水表示の発光ダイオード80を点灯させて給水を促
すようにしてある。なお液位の判定には静電容量と液位
の関係を必要段階にテーブル化しておき、このテーブル
に基いて判別するのが簡単である。
発光ダイオード421〜426は外装体1の前部に嵌め付けた
樹脂製パネル43に有する表示窓44を通じ点灯表示するよ
うにしてある。
またこれら表示部の下には沸騰、高温保温、80℃保温、
給水の各表示用ランプ46、47、79、80がそれぞれパネル
43の窓49を通じ点灯表示するように設けられ、これらも
それぞれの表示のために表示回路Bを介しマイコン66に
接続されている。
一方ヒータ1は保温ヒータ1aと湯沸しヒータ1bとに分設
してヒータ駆動回路92を介しマイコン66に接続され、両
ヒータ1a、1b双方を同時通電制御することにより内容液
を沸騰まで湯沸しすることができ、保温ヒータ1aのみを
通電制御することにより内容液を沸騰前の所定温度を保
つように加熱して保温することができるようになってい
る。
湯沸し状態の通電は温度センサ68(第1図、第3図)が
検知している内容液温度が保温温度よりも可成り低く湯
沸しが必要な温度である場合と、保温状態において再沸
騰スイッチ45がオンされたときに行われ、温度センサ68
が沸騰温度を検知したとき保温状態に戻される。
保温状態の通電は温度センサ68が所定の保温温度以下を
検知している間保温ヒータ1aを通電し所定保温温度を検
知したとき保温ヒータ1aの通電を停止する。
また、保温温度はコーヒーをたてる等に適した沸騰直後
の93〜95℃程度の高温の湯を得る高温保温か、それより
少し低いお茶をたてるのに適した80℃程度の通常温度の
湯を得る80℃保温かを、保温選択スイッチ69によって設
定可能にしてある。
ヒータ駆動回路92は前記湯沸しと保温とを行うために、
マイコン66によってオン、オフされるスイッチングトラ
ンジスタ101、102を有している。スイッチングトランジ
スタ101はリレー103をオン、オフしてそのリレー接点10
3aにより湯沸しヒータ1bをオン、オフする。スイッチン
グトランジスタ102はリレー104をオン、オフしてそのリ
レー接点104aにより保温ヒータ1aをオン、オフする。
これら通電制御のため再沸騰、保温選択の各スイッチ4
5、69の操作ボタン45a、69aが前記表示用発光ダイオー
ド46、47、79、80の近傍に設けられ、各スイッチ45、6
9、および温度センサ68がスイッチ回路C、水量センサ
回路Dおよび温度センサ回路Eを介しマイコン66に接続
されている。沸騰の検知は蒸気の温度を検出する蒸気セ
ンサで検出することもできる。パネル43の表面は透明な
樹脂カバーシート48が施され、その裏面は各種表示に対
する添え書き等が印刷されている。
さらに肩部材5の外部側周面には湯沸し動作の場合の沸
騰までの所要時間をカウントダウン表示する7セグメン
ト式のカウントダウン表示部105が設けられている。こ
の表示部105も表示回路Bを介しマイコン66に接続さ
れ、マイコン66は湯沸し動作時温度センサ68により検出
される内容液温度に応じた沸騰までの所要時間を順次段
階的に表示するようカウントダウン表示部105を制御す
る。この表示のために内容液温度と沸騰までの所要時間
との関係をテーブル化しておくのが好適である。このテ
ーブル化の一例をグラフで示せば第4図の通りである。
なお内容液が沸騰状態に達したとき所要時間の表示を0
にする。
内容液が実際に沸騰するまでの所要時間は液量の多少に
よって異なる。したがって前記テーブル化は適当な液量
ごとに設定しておき、それを検出される液量に応じて選
択的に利用する。これによって沸騰までの所要時間を液
量の違いに応じ適正にカウントダウン表示することがで
きる。
要するに本実施例では、内溶液を沸騰させるのに、液量
および液温の違いによって沸騰までに必要とする時間が
異なるのを判定して表示するので、使用者は湯沸しを行
ってからどの位いの時間で沸騰するのか知ることができ
る。また沸騰までに必要とする時間表示が、時間の経過
とともに減算表示されるので、加熱中の湯が後どれ位い
で沸騰するのかも使用者に知らせることができる。した
がって、沸騰に必要な時間や残りの所要時間を見ながら
他の調理等ができるので便利である。
しかし、前記沸騰までに必要とする時間を液量および液
温の一方によってのみ行っても、比較的正確に沸騰に必
要な時間を知ることができる。また、沸騰に必要な時間
を知るための要素は、以下に述べるようにこれらに限ら
ない。
一方内溶液の沸騰状態の検出を、温度センサ68の昇温率
変化をマイコンで判断して行うことができる。この場合
沸騰点での昇温率も内溶液の液量によって変化するの
で、液量と沸騰点での昇温率との関係をテーブル化して
おき、前記判断に供するとよい。この判断は温度センサ
68が感知する90℃程度の時点で開始するのが好適であ
る。
内溶液の液量はそれに応じた温度センサ68の昇温率の違
いから判定することもできる。このような判定方式を採
用して沸騰までの所要時間をカウント表示するようにし
た本考案の第2実施例について説明する。
先ず初期水温が20℃である場合、内溶液の液量Vと沸騰
までの所要時間T1との関係が第5図に示す通りであると
すると、 各液量での初期温度tと沸騰までの所要時間T2との関係
が第6図に示す通りであるとすると、 である。
したがって各液量における各温度での沸騰までの所要時
間Tは で表せる。
この関係から液量に応じた沸騰までの所要時間を内溶液
の温度が上昇するのに伴いカウントダウン表示すること
ができる。
その具体的な制御を第7図に示すカウントダウン表示サ
ブルーチンのフローチャートに基き説明する。
再沸騰スイッチ45によらないいわゆる一般湯沸し動作で
ある場合(ステップ#1)、水温の判定、水量の判定お
よびそれらによる沸騰までの所要時間Tの計算と設定を
行う(ステップ#2〜#4)。次いで設定した時間Tを
カウントダウン表示105に表示した後(ステップ#
5)、内溶液が90℃に到達するまで表示部105の表示時
間をリアルタイムで2分づつカウントダウンしながら表
示し(ステップ#6、#7)、90℃に達すると水量判定
および水温判定を再度行って沸騰までの所要時間Tを計
算して表示部105の表示を補正する(ステップ#8)。
次いで1分経過の都度沸騰かどうかの判別を行い、沸騰
でなければステップ#8の表示補正を行う(ステップ#
9、#10)。したがって沸騰までステップ#8の表示補
正が1分ごとに繰り返される。
ステップ#10で沸騰が確認されるとステップ#11で表示
部105の時間表示を0にし、沸騰を報知する。この報知
のためにマイコン66にブザーを接続しておくとよい。
以下、上記のような表示を行うのに有効な実施例を幾つ
か示す。
第8図、第9図に示す本考案の第3実施例は、肩部材5
の外部表面に第8図に示すように7セグメント式の表示
部151と、再沸騰操作ボタン152、温度確認操作ボタン15
3、保温選択操作ボタン154、湯沸しタイマー設定操作ボ
タン155等の操作メンバーとを集中的に配設してある。
表示部151は通常第9図(a)に示すように内容液の液
量を表示するのに用い、温度確認操作ボタン153が操作
されると、保温選択操作ボタン154によって設定した温
度例えば95℃を第9図(b)のように表示する。この表
示は所定時間自動継続するか、何れかの操作ボタンが操
作されるまで継続するようにする。
湯沸しタイマー設定操作ボタン155が操作されると、沸
騰した後の所定温度の内容液を得たい予定時刻までの時
間を設定するようにしてあるが、そのとき設定される時
間を第9図(c)のように表示し、以後時間の経過と共
に第9図(d)のようにカウントダウン表示するように
なっている。設定時間の表示はボタン155を操作する都
度ロータリ式に切換って行き、数種類の中から希望する
時間を設定できるようにする。
さらに保温選択操作ボタン154が操作されると保温温度
を80℃とそれより高温の95℃とに選択設定でき、そのと
き設定される温度も表示部151に第9図(e)のように
表示される。保温温度の表示はボタン154を操作する都
度ロータリ式に切換わり、保温温度を80℃、95℃の何れ
かに設定できるようにする。
再沸騰操作ボタン152が操作されたときその上の再沸騰
表示用発光ダイオード156が点灯しそれを表示するよう
になっている。
第10図から第12図に示す本考案の第4実施例は、湯沸し
状態での沸騰までの時間をカウントダウン表示すると共
に、特定の場合に内容液の吐出量をデジタル表示するよ
うにしてある。
このため第10図に示すように内容液の導出路17とは別
に、液位検出専用の連通路201を内容器に接続し、吐出
液の流れの影響なしに内容液の液量を終始適正に検出で
きるようにする。液量検出の方式は第1実施例同様に静
電容量の変化により検出すればよいが、他の知られた方
法によることもできる。
表示部151は第3実施例と同じような表示が行われるの
に加え、内容液の液量がデジタル表示されている通常の
状態で使用量スイッチボタン202(第11図)を押して注
出操作された場合に、この注出操作によって吐出された
使用液量を表示するようにしてある。
このための制御フローの主要部を第12図に示してある。
これを基に具体的に説明すると、通常の液量表示状態
(ステップ#21)で使用量スイッチボタン202が操作さ
れると表示部151の表示を0.0Lにし、使用量スイッチボ
タン202が操作されてから内容量の減量をマイコンによ
って順次判定し、それを使用量としてカウント表示する
(スイッチ#22、#23、#24)。この後使用量スイッチ
ボタン202の操作から例えば5分経過したとき内容液の
使用が終わったと判定して通常の液量表示に戻す(スイ
ッチ#25、#21)。内容液使用終了の判定は特別なスイ
ッチボタンの操作によるとか任意である。
なお表示部151はパネル43に設けられた使用量スイッチ
ボタン202および再沸騰スイッチボタン49aのすぐ横に設
けてある。
第13図から第16図に示す本考案の第5実施例は、タイマ
ー機能を持った時計表示部301を設け、リアルタイムで
沸騰予定時刻を設定することができ、再沸騰動作時は沸
騰動作開始時点より沸騰までの所要時間を残時間として
表示するようにしてある。また保温温度を設定する場合
の温度表示にも利用するようになっている。
具体的に説明すると、パネル43の下部に表示部301を設
け、その下に沸騰表示部46、保温表示部302を設けてあ
る。さらにその下に再沸騰スイッチボタン49a、保温温
度設定用の保温選択スイッチボタン69a、時間設定ボタ
ン303、セットボタン304を設けてある。
表示部301は第14図のように通常時計表示を行ってい
る。この状態で時間設定ボタン303を操作すると時間表
示が変化していき、セットボタン304が押されるとその
押されたとき表示している時刻が沸騰目標時刻としてセ
ットされ、その時刻に沸騰が終わるようにヒータが制御
される。
保温選択スイッチボタン69aが操作されると、表示部301
の表示が100℃となり、これが順次ドロップ表示されて
いき、セットボタン304が押されるとその押されたとき
第15図のように表示している温度が保温目標温度として
設定され、その温度に内容液を保つようヒータが制御さ
れる。
さらに再沸騰スイッチボタン49aが保温状態で操作され
ると、設定保温温度からの液温の立ち上がり勾配等によ
って液量が判定され、それに見合ったヒータ制御時間を
設定すると共に沸騰までの残時間を第16図のように表示
する。
要するに本考案は、以上各実施例で示した種々の具体例
において、液量を検出してこの検出した液量を表示する
手段としての表示部151や301を有し、湯沸しモード時
に、前記表示に係る検出液量に基づき沸騰までに必要と
する時間を判定するマイコン66等による必要時間判定手
段と、この判定した必要時間を前記液量表示に代えて前
記表示手段151や301により表示し、この表示時間を時間
表示時点からの経過時間に基づき減算表示するマイコン
66等による制御手段とを設けたことを第1の特徴とする
ものである。
この本考案の第1の特徴では、液量の検出が行われ、こ
の検出した液量が表示手段151や301により表示される
し、湯沸しモード時はマイコン66等による判定手段によ
って沸騰までに必要とする時間が判定されるとともに、
マイコン66等による制御手段が働いて前記液量の表示に
代えて前記判定した必要時間を前記表示手段151や301を
共用して表示し、かつこの表示時間を時間表示時点から
の時間経過に基づき減算表示するので、液量の検出に基
づき、液量、湯沸しモード時の沸騰までの必要時間、お
よび残り時間が表示され、使用に便利なものとなるし、
これらの表示が1つの表示手段によって必要に応じ行わ
れるて表示が簡単で見やすくなり、使用者に便宜を図る
ことができる。
また本考案は、前記液量の代わりに液温を検出してこれ
を表示する手段151や301を有し、湯沸しモード時に、検
出液温に基づく沸騰までの前記必要時間を判定するマイ
コン66等による必要時間判定手段と、この必要時間を前
記液温表示に代えて前記表示手段151や301により表示
し、この表示時間を時間表示時点からの経過時間に基づ
き減算表示するマイコン66等による制御手段とを設けた
ことを第2の特徴とするものである。
これによって、第1の特徴の液量の検出に変わる液温の
検出に基づき、液温、湯沸しモード時の沸騰までの必要
時間、および残り時間が表示され、使用に便利なものと
なるし、これらの表示が1つの表示手段151や301によっ
て必要に応じ行われて表示が簡単で見やすくなり、使用
者に便宜を図ることができる。
(考案の効果) 本考案の第1の特徴によれば、液量の検出が行われ、こ
の検出した液量が表示手段により表示されるし、湯沸し
モード時は判定手段によって沸騰までに必要とする時間
が判定されるとともに、制御手段が働いて前記液量の表
示に代えて前記判定した必要時間を前記表示手段を共用
して表示し、かつこの表示時間を時間表示時点からの時
間経過に基づき減算表示するので、液量の検出に基づ
き、液量、湯沸しモード時の沸騰までの必要時間、およ
び残り時間が表示され、使用に便利なものとなるし、こ
れらの表示が1つの表示手段によって必要に応じ行われ
て表示が簡単で見やすくなり、使用者に便宜を図ること
ができる。
本考案の第2の特徴によれば、液温の検出が行われ、こ
の検出した液温が表示手段により表示されるし、湯沸し
モード時は判定手段によって沸騰までに必要とする時間
が判定されるとともに、制御手段が働いて前記液温の表
示に代えて前記判定した必要時間を前記表示手段を共用
して表示し、かつこの表示時間を時間表示時点からの時
間経過に基づき減算表示するので、液温の検出に基づ
き、液温、湯沸しモード時の沸騰までの必要時間、およ
び残り時間が表示され、使用に便利なものとなるし、こ
れらの表示が1つの表示手段によって必要に応じ行われ
て表示が簡単で見やすくなり、使用者に便宜を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、第2図は
斜視図、第3図は制御回路図、第4図は液量と沸騰まで
の所要時間との関係をテーブル化して示すグラフ、第5
図〜第7図は本考案の第2実施例を示し、第5図は液量
と沸騰までの所要時間との関係を示すグラフ、第6図は
内容液の初期温度と沸騰までの所要時間の関係を示すグ
ラフ、第7図はカウントダウン表示のサブルーチンのフ
ローチャート、第8図は本考案の第3実施例を示す貯湯
容器一部の斜視図、第9図は表示部の各種表示状態を示
す状態説明図、第10図は本考案の第4実施例を示す貯湯
容器の概略図、第11図は樹脂パネルの一部正面図、第12
図はフローチャート、第13図は本考案の第5実施例を示
す樹脂パネルの一部正面図、第14図から第16図は表示部
の各種表示状態を示す正面図である。 1……ヒータ 1a……保温ヒータ 1b……湯沸しヒータ 42……内容液 49……再沸騰スイッチ 66……マイコン 68……温度センサ 91……制御回路 92……ヒータ駆動回路 151、301……表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−141334(JP,A) 特開 昭58−108338(JP,A) 特開 昭56−157730(JP,A) 実開 平1−135031(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液量を検出してこの検出した液量を表示す
    る手段を有し、湯沸しモード時に、前記表示に係る検出
    液量に基づき沸騰までに必要とする時間を判定する必要
    時間判定手段と、この判定した必要時間を前記液量表示
    に代えて前記表示手段により表示し、この表示時間を時
    間表示時点からの経過時間に基づき減算表示する制御手
    段とを設けたことを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】液温を検出してこの検出した液温を表示す
    る手段を有し、湯沸しモード時に、前記表示に係る検出
    液温に基づき沸騰までに必要とする時間を判定する必要
    時間判定手段と、この判定した必要時間を前記液温表示
    に代えて前記表示手段により表示し、この表示時間を時
    間表示時点からの経過時間に基づき減算表示する制御手
    段とを設けたことを特徴とする電気貯湯容器。
JP1988170786U 1988-12-29 1988-12-29 電気貯湯容器 Expired - Fee Related JPH0634745Y2 (ja)

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