JP3512742B2 - 移動データ通信のトラフィック制御方法、移動局装置および基地局装置 - Google Patents

移動データ通信のトラフィック制御方法、移動局装置および基地局装置

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JP3512742B2
JP3512742B2 JP2000587568A JP2000587568A JP3512742B2 JP 3512742 B2 JP3512742 B2 JP 3512742B2 JP 2000587568 A JP2000587568 A JP 2000587568A JP 2000587568 A JP2000587568 A JP 2000587568A JP 3512742 B2 JP3512742 B2 JP 3512742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、CDMA(Code Division Multiple Acces
s)等の拡散信号を用いる移動通信システムのうち、特に
データ通信を行う場合において物理チャネルの割当可否
を決定するトラフィック制御を行う移動データ通信のト
ラフィック制御方法、移動局装置および基地局装置に関
する。
背景技術 CDMA等を用いた移動データ通信システムにおい
て、無線基地局と無線基地局の支配するサービスエリア
内の移動無線機(移動局)との間で、実際の通信を行わ
せるチャネルには次の使用区分がある。
すなわち、1つは共通チャネル、他の1つは複数のチ
ャネルを有する個別チャネルであり、前者は複数のユー
ザが競合して使用する共通チャネルであり、あるユーザ
からのトラフィックが疎の時使用される。後者はユーザ
が占有して使用するチャネルで通信トラフィックが密の
時に使用されるように設定されている。そして、ユーザ
からのトラフィック状況に応じてこれら2種類のチャネ
ルを適応的に切り替えてのデータ通信を行っている。
また、CDMA等を用いた移動通信システムでは、無
線基地局において受信する干渉量の大きさや、無線基地
局から送信する電力レベルの情報と、それぞれに対して
予め定めたしきい値とを用いて、呼受付の可否の判定を
行っている。更に、移動無線機においては、無線基地局
より上り干渉量、下り送信電力の情報、しきい値の情報
等を報知チャネルを用いて報知を受けることにより、移
動無線機において自律的に呼受付を判断させることが可
能である。
しかしながら、前述したように物理チャネルを切り替
えながらデータをやりとりする移動データ通信において
は、従来、物理チャネルの切り替えに際して特に割当可
否判定を行っていなかったので、複数の移動局からのデ
ータトラフィックが集中した場合の品質の劣化を回避す
ることができなかった。
一方、従来から呼レベルで適用されている呼受付制御
はデータ通信にも適用可能であるが、この方法では共通
チャネルにおけるデータ送出を抑制できないため、その
ままでは全く適用の効果を得ることができないという重
大な問題点があった。すなわち、判定の結果受付否とな
った場合、移動局は共通チャネルにとどまり、共通チャ
ネルでデータの送信を行うことになるが、時としてこの
送信電波により、同一帯域で通信している他のユーザの
通信に干渉を与え、品質を劣化させる可能性があった。
発明の開示 本発明の目的は、CDMA等の拡散信号を用いる移動
通信システムの通信品質の向上および使用無線周波数の
有効利用を図り得る移動データ通信のトラフィック制御
方法、移動局装置および基地局装置を提供することにあ
る。
本発明は、共通チャネルと複数の個別チャネルの2種
類の通信チャネルを備え、共通チャネルは複数のユーザ
によって競合して使用され、各個別チャネルは1ユーザ
により専用して使用されるように定められているCDM
Aを含む拡散信号を用いる方式の移動通信システムにお
ける移動データ通信のトラフィック制御方法であって、
移動無線機と無線基地局の間で、共通チャネルと個別チ
ャネルを使用して通信を行い、該通信中に移動無線機に
おける通信トラフィックが疎の状態から密の状態に移行
しつつあるとき、無線基地局または移動無線機において
共通チャネルから個別チャネルへの移行の受付判定を行
うことを特徴とする移動データ通信のトラフィック制御
方法を提供する。
また、本発明では、前記共通チャネルから個別チャネ
ルへの移行の受付判定は、無線基地局においては、受信
する干渉量である上り干渉量および/または無線基地局
から送信する電力レベルである下り送信電力レベルの情
報に基づいて行い、移動無線機においては、無線基地局
から送信される前記上り干渉量および/または前記下り
送信電力レベルの情報を受信し、この受信した上り干渉
量および/または下り送信電力レベルの情報に基づいて
行うことを特徴とする。
また、本発明では、前記共通チャネルから個別チャネ
ルへの移行の受付判定の結果、移行受付不可となり、前
記通信を共通チャネルに留まらせる場合、前記通信につ
いて無線基地局および/または移動無線機に対し所定時
間データの送信を行わせないかまたは所定の頻度以内の
データの送信を行わせるように制御することを特徴とす
る。
また、本発明では、前記共通チャネルから個別チャネ
ルへの移行の受付判定の結果、移行受付不可となり、前
記通信を共通チャネルに留まらせ、前記通信について無
線基地局および/または移動無線機に対し所定時間デー
タの送信を行わせないかまたは所定の頻度以内のデータ
の送信を行わせる制御の後、再度共通チャネルから個別
チャネルへの移行を試みる場合には、個別チャネルの設
定動作再開のタイミングを他の移動無線機と異なるよう
に制御することを特徴とする。
また、本発明では、前記個別チャネルの設定動作再開
のタイミングは、乱数に基いて決定されることを特徴と
する。
さらに、本発明は、共通チャネルと複数の個別チャネ
ルの2種類の通信チャネルを備え、共通チャネルは複数
のユーザによって競合して使用され、各個別チャネルは
1ユーザにより専用して使用されるように定められてい
るCDMAを含む拡散信号を用いる方式の移動通信シス
テムにおける基地局装置であって、移動無線機との間
で、共通チャネルと個別チャネルを使用して通信を行う
通信部と、該通信中に移動無線機における通信トラフィ
ック状況が疎の状態から密の状態に移行しつつあると
き、共通チャネルから個別チャネルへの移行の受付判定
を行う受付判定部とを有することを特徴とする基地局装
置を提供する。
また、本発明では、前記受付判定部は、基地局装置に
おいて受信する干渉量である上り干渉量および/または
基地局装置から送信する電力レベルである下り送信電力
レベルの情報に基づいて受付判定を行うことを特徴とす
る。
また、本発明では、前記受付判定部による受付判定の
結果、移行受付不可となり、前記通信を共通チャネルに
留まらせる場合、前記通信について基地局装置および/
または移動無線機に所定時間データの送信を行わせない
かまたは所定の頻度以内のデータの送信を行わせるよう
に制御するデータ送信制御部を有することを特徴とす
る。
また、本発明では、前記受付判定部による受付判定の
結果、移行受付不可となり、前記通信を共通チャネルに
留まらせる場合、前記通信について基地局装置および/
または移動無線機に所定時間データの送信を行わせない
かまたは所定の頻度以内のデータの送信を行わせるよう
に制御した後、再度共通チャネルから個別チャネルへの
移行を試みる場合には、個別チャネルの設定動作再開の
タイミングを他の移動無線機と異なるように制御する送
信時刻制御部を有することを特徴とする。
また、本発明では、前記送信時刻制御部は、前記個別
チャネルの設定動作再開のタイミングを乱数に基いて決
定することを特徴とする。
さらに、本発明は、共通チャネルと複数の個別チャネ
ルの2種類の通信チャネルを備え、共通チャネルは複数
のユーザによって競合して使用され、各個別チャネルは
1ユーザにより専用して使用されるように定められてい
るCDMAを含む拡散信号を用いる方式の移動通信シス
テムにおける移動局装置であって、無線基地局との間
で、共通チャネルと個別チャネルを使用して通信を行う
通信部と、該通信中に移動局装置における通信トラフィ
ック状況が疎の状態から密の状態に移行しつつあると
き、共通チャネルから個別チャネルへの移行の受付判定
を行う受付判定部とを有することを特徴とする移動局装
置を提供する。
また、本発明では、前記受付判定部は、基地局装置に
おいて受信する干渉量である上り干渉量および/または
基地局装置から送信する電力レベルである下り送信電力
レベルの情報を無線基地局から受信し、この受信した上
り干渉量および/または下り送信電力レベルの情報に基
づいて受付判定を行うことを特徴とする。
また、本発明では、前記受付判定部による受付判定の
結果、移行受付不可となり、前記通信を共通チャネルに
留まらせる場合、前記通信について移動局装置および/
または無線基地局に所定時間データの送信を行わせない
かまたは所定の頻度以内のデータの送信を行わせるよう
に制御するデータ送信制御部を有することを特徴とす
る。
また、本発明では、前記受付判定部による受付判定の
結果、移行受付不可となり、前記通信を共通チャネルに
留まらせる場合、前記通信について移動局装置および/
または無線基地局に所定時間データの送信を行わせない
かまたは所定の頻度以内のデータの送信を行わせるよう
に制御した後、再度共通チャネルから個別チャネルへの
移行を試みる場合には、個別チャネルの設定動作再開の
タイミングを他の移動無線機と異なるように制御する送
信時刻制御部を有することを特徴とする。
また、本発明では、前記送信時刻制御部は、前記個別
チャネルの設定動作再開のタイミングを乱数に基いて決
定することを特徴とする。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施形態による移動データ通信の
トラフィック制御方法が適用される移動通信システムの
概略構成を示す図である。
図2は、図1に示す移動通信システムにおける共通チ
ャネルと個別チャネルの使用方法を説明するための図で
ある。
図3は、図1に示す移動通信システムにおける動作の
流れを示すシーケンス図である。
図4は、図1に示す移動通信システムにおける動作手
順の一例を示すフローチャートである。
図5は、図1に示す移動通信システムにおける動作手
順の他の例を示すフローチャートである。
図6は、本発明の一実施形態による基地局装置の構成
の第一の例を示すブロック図である。
図7は、本発明の一実施形態による基地局装置の構成
の第二の例を示すブロック図である。
図8は、本発明の一実施形態による基地局装置の構成
の第三の例を示すブロック図である。
図9は、本発明の一実施形態による基地局装置の構成
の第四の例を示すブロック図である。
図10は、本発明の一実施形態による基地局装置の構
成の第五の例を示すブロック図である。
図11は、本発明の一実施形態による基地局装置の構
成の第六の例を示すブロック図である。
図12は、本発明の一実施形態による移動局装置の構
成の第一の例を示すブロック図である。
図13は、本発明の一実施形態による移動局装置の構
成の第二の例を示すブロック図である。
図14は、本発明の一実施形態による移動局装置の構
成の第三の例を示すブロック図である。
図15は、本発明の一実施形態による移動局装置の構
成の第四の例を示すブロック図である。
図16は、本発明の一実施形態による移動局装置の構
成の第五の例を示すブロック図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明
する。図1は、本発明の一実施形態に係る移動データ通
信のトラフィック制御方法が適用される移動通信システ
ムの概略構成を示す。この移動通信システムでは、多数
の無線基地局1がそれぞれのサービスエリアを構成する
ように散在して設けられ、各無線基地局1が支配するサ
ービスエリア内には各無線基地局1と対向してデータ通
信を行う多数の移動無線機(移動局)2が存在し、実際
にデータ通信を行っている。なお、図1では、簡単化の
ため1つの無線基地局1と該無線基地局1と対向してデ
ータ通信を行っている1つの移動無線機2だけが図示さ
れ、他は省略されている。
ここで図2を参照して、図1に示す移動通信システム
における共通チャネルと個別チャネルの使用方法を説明
する。図2に示すように、移動通信システムには無線基
地局1と移動無線機2との通信のための共通チャネル5
と複数の個別チャネル7a〜7dの2種類の無線チャネ
ルが設けられ、共通チャネル5は、それぞれ移動無線機
2を有する複数のユーザによって競合して使用され、各
個別チャネル7は、移動無線機2を有する1ユーザによ
り専用して使用されるようになっている。
更に詳しくは、無線基地局1と移動無線機2との通信
において、送信するデータが疎である移動無線機2は他
の移動無線機2と共用して共通チャネル5を使用する。
また、送信するデータが密である移動無線機2は、個別
チャネル7を占有して無線基地局1との通信に使用す
る。更に、共通チャネル5を使用して通信していた移動
無線機2のデータが密になった場合には、個別チャネル
7が割り当てられ、個別チャネル7に移行する。逆に、
個別チャネル7を使用して通信していた移動無線機2の
送信データが疎になった場合には、共通チャネル5に戻
される。なお、これらのチャネルの移行の起動は移動無
線機2または無線基地局1のいずれでも行うことができ
る。
図2をより詳細に説明すると、移動無線機2aおよび
2bは、送信するデータが疎であるため、共通チャネル
5を共用して通信を行っている。また、移動無線機2c
は送信データが疎であったため、共通チャネル5を使用
して通信を行っていたが、途中から送信データが密にな
ったので、個別チャネル7aを割り当てられ、この個別
チャネル7aを使用して通信を行う。更に、移動無線機
2dは最初送信データが密であったため、個別チャネル
7cを使用して通信を行っていたが、途中から送信デー
タが疎になったので、共通チャネル5に戻って通信を継
続する。
次に、図3に示すシーケンス図を参照して、本実施形
態の移動通信システムにおける動作の流れ、特に移動無
線機2が無線基地局1との通信を共通チャネル5で行っ
ている最中に、通信されるデータトラフィックが変化し
た場合の状態の推移について説明する。
まず、無線基地局1と移動無線機2とは共通チャネル
5でデータ通信を行っている(1)が、この両者間のデ
ータのトラフィックが増加したことを移動無線機2が検
知した場合には、移動無線機2から無線基地局1に個別
チャネル7の割当を要求する(2)。無線基地局1は、
この要求に対して個別チャネル7の割当(共通チャネル
から個別チャネルへの移行の受付)の可否を判定し、割
当可と判定すると、個別チャネルの指定を含む個別チャ
ネル割当応答を移動無線機2に送信し(3)、移動無線
機2はこれに応じて個別チャネル7を設定して個別チャ
ネル7に移行し、移動無線機2と無線基地局1は個別チ
ャネル7でデータ通信を継続する(4)。
無線基地局1と移動無線機2が個別チャネル7を使用
したデータ通信中にデータのトラフィックが減少したこ
とを移動無線機2が検知した場合には、移動無線機2は
無線基地局1に対して個別チャネル7の解放を要求する
(5)。無線基地局1はこの要求に対して個別チャネル
7の解放応答を行い(6)、これにより個別チャネル7
は解放され、両者は共通チャネル5に移行し、共通チャ
ネル5でデータ通信を継続する(7)。
無線基地局1と移動無線機2が共通チャネル5を使用
したデータ通信中に移動無線機2でデータトラフィック
の増加を移動無線機2が再び検知した場合には、移動無
線機2は個別チャネル7の割当要求を無線基地局1に対
して行う(8)。無線基地局1は、この要求に対して個
別チャネルの割当可否を判定し、この判定結果、サービ
スエリア内のトラフィックが大きく、個別チャネルへの
移行は不可と判定した場合には、個別チャネル割当不可
応答を移動無線機2に送信する(9)。移動無線機2
は、この応答を受けて、タイマを設定し、共通チャネル
5でのデータ通信を継続する(10)。
移動無線機2でタイマ切れが検出されると、移動無線
機2は個別チャネル7の割当要求を再度行う(11)。
無線基地局1は、この要求に対して個別チャネル7の割
当可否を判定し、この判定結果、個別チャネル7への移
行は可であると判定した場合は、チャネルの指定を含ん
だ個別チャネル割当応答を移動無線機2に送信する(1
2)。移動無線機2はこれを受信し、個別チャネル7を
設定して個別チャネル7に移行し、移動無線機2と無線
基地局1は個別チャネル7でデータ通信を継続する(1
3)。
なお、図3においてデータトラフィックの増加または
減少の検知は無線基地局1側で行うようにしてもよい
し、無線基地局1と移動無線機2において各々独立に行
うようにしてもよい。
また、個別チャネルの割当可否判定は移動無線機2側
で行ってもよい。
また、タイマの設定およびタイマ切れの検出は無線基
地局1側で行ってもよい。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、本実施
形態の移動通信システムにおける動作手順の一例を詳細
に説明する。
まず、無線基地局1と移動無線機2が動作を開始する
と、無線基地局1と移動無線機2との間で論理的な通信
路が設定される(ステップS1、S2)。その後、無線
基地局1が共通チャネルで移動無線機2宛の通信信号の
送出を開始し(ステップS3),移動無線機2が無線基
地局1からの信号を受信して、無線基地局1へ共通チャ
ネルで通信信号の送出を開始し(ステップS4)、無線
基地局1が移動無線機2からの信号を受信する(ステッ
プS5)ことにより、無線基地局1と移動無線機2の間
で共通チャネルを用いたデータ通信状態となる(ステッ
プS6)。
次に、無線基地局1においてトラフィックの増加を検
出あるいは以下に述べるタイマが切れたことを検出する
ことにより、あるいは移動無線機2においてトラフィッ
クの増加を検出することにより、個別チャネル設定動作
が開始される(ステップS7、S8)。すると、無線基
地局1では、上り受信干渉レベル(上り干渉量)と下り
送信電力レベルの測定を行い(ステップS9)、上り受
信干渉レベルと下り送信電力レベルが各々に対応する所
定のしきい値以下か否か判定する(ステップS10)。
その結果、上り受信干渉レベルと下り送信電力レベルが
各々のしきい値より高いと判断した場合(ステップS1
0NO)は、このサービスエリア内の通信のトラフィッ
クが大きいため個別チャネルへの移行が不可能と判断
し、共通チャネルで通信を継続させるが、この時以下に
述べるように共通チャネルでの信号の送信動作に制限を
設ける(ステップS11)。ここでは無線基地局1の信
号の送信動作にのみ制限を設けてもよいし、無線基地局
1と移動無線機2の両方の信号の送信動作に制限を設け
てもよい。この代わりに、一定時間送信を禁止してもよ
い。これは、他の通信へ干渉の影響を減少させるためで
ある。
次に、無線基地局1では、乱数等によりタイマを設定
し(ステップS12)、ステップS7でタイマ切れ検出
により個別チャネル設定動作が再開されるようにした
後、ステップ6の共通チャネルを用いたデータ通信状態
に戻る。ここで、乱数等により個別チャネル設定動作の
再開のタイミングを決定する理由は、個別チャネル設定
動作再開のタイミングを他の移動無線機と異なるように
して干渉の増大を防止するためである。これによりシス
テムの周波数有効利用度が向上する。なお、この干渉の
増大防止のために効果的であれば必ずしも乱数を用いる
必要はなく、例えば移動無線機のIDを利用した方法な
ど他の方法を用いてもよい。
なお、ステップS12のタイマの設定とステップS7
のタイマ切れの検出は図3のように移動無線機2側で行
うようにしてもよい。
一方、ステップS10において、上り受信干渉レベル
と下り送信電力レベルの測定値が各々に対応する所定の
しきい値以下であると判断した場合(ステップS10Y
ES)には、サービスエリア内の通信のトラフィックが
余り大きくないので個別チャネルへの移行が可能と判断
し、直ちに共通チャネルでのデータ通信を個別チャネル
へ移行させる(ステップS14)。
ステップS10における共通チャネルから個別チャネ
ルへの移行の受付判定(個別チャネルの割当可否判定)
の結果は、無線基地局1から移動無線機2に通知され、
移動無線機2は、この受付判定結果が受付不可の場合
(ステップS13NO)にはステップ6の共通チャネル
を用いたデータ通信状態に戻るが、この受付判定結果が
受付可の場合(ステップS13YES)には直ちに共通
チャネルでのデータ通信を個別チャネルへ移行させる
(ステップS15)。
個別チャネルへの移行後、無線基地局1が個別チャネ
ルで移動無線機2宛の通信信号の送出を開始し(ステッ
プS16)、移動無線機2が無線基地局1からの信号を
受信して、無線基地局1へ個別チャネルで通信信号の送
出を開始し(ステップS17)、無線基地局1が移動無
線機2からの信号を受信する(ステップS18)ことに
より、無線基地局1と移動無線機2の間で個別チャネル
を用いたデータ通信状態となる(ステップS19)。
次に、図5のフローチャートを参照して、無線基地局
1で測定した上り受信干渉レベルと下り送信電力レベル
の測定値とこれら各々に対応する所定のしきい値の情報
とを移動無線機2へ連絡し、移動無線機2がデータ通信
の交信開始までの動作を主体的に行う場合の、本実施形
態の移動通信システムにおける動作手順について説明す
る。
図5においては、図4と同様に、まず、無線基地局1
と移動無線機2が動作を開始すると、無線基地局1と移
動無線機2との間で論理的な通信路が設定される(ステ
ップS21、S22)。その後、無線基地局1が共通チ
ャネルで移動無線機2宛の通信信号の送出を開始し(ス
テップS23),移動無線機2が無線基地局1からの信
号を受信して、無線基地局1へ共通チャネルで通信信号
の送出を開始し(ステップS24)、無線基地局1が移
動無線機2からの信号を受信する(ステップS25)こ
とにより、無線基地局1と移動無線機2の間で共通チャ
ネルを用いたデータ通信状態となる(ステップS2
6)。
次に、移動無線機2においてトラフィックの増加を検
出あるいは以下に述べるタイマが切れたことを検出する
ことにより、あるいは無線基地局1においてトラフィッ
クの増加を検出することにより、個別チャネル設定動作
が開始される(ステップS27、S28)。すると、無
線基地局1では、上り受信干渉レベル(上り干渉量)と
下り送信電力レベルの測定を行い(ステップS29)、
これら測定値をこれら各々に対応する所定のしきい値の
情報とともに共通チャネルにより移動無線機2へ連絡
し、この無線基地局1からの信号を移動無線機2が受信
する(ステップS30)。
そして、移動無線機2は上り受信干渉レベルと下り送
信電力レベルが各々に対応する所定のしきい値以下か否
か判定する(ステップS31)。その結果、上り受信干
渉レベルと下り送信電力レベルが各々のしきい値より高
いと判断した場合(ステップS31NO)は、このサー
ビスエリア内の通信のトラフィックが大きいため個別チ
ャネルへの移行が不可能と判断し、共通チャネルで通信
を継続させるが、この時以下に述べるように共通チャネ
ルでの信号の送信動作に制限を設ける(ステップS3
2)。ここでは移動無線機2の信号の送信動作にのみ制
限を設けてもよいし、無線基地局1と移動無線機2の両
方の信号の送信動作に制限を設けてもよい。この代わり
に、一定時間送信を禁止してもよい。これは、他の通信
へ干渉の影響を減少させるためである。
次に、移動無線機2では、乱数等によりタイマを設定
し(ステップS33)、ステップS27でタイマ切れ検
出により個別チャネル設定動作が再開されるようにした
後、ステップ6の共通チャネルを用いたデータ通信状態
に戻る。ここで、乱数等により個別チャネル設定動作の
再開のタイミングを決定する理由は、個別チャネル設定
どうか再開のタイミングを他の移動無線機と異なるよう
にして干渉の増大を防止するためである。これによりシ
ステムの周波数有効利用度が向上する。なお、この干渉
の増大防止のために効果的であれば必ずしも乱数を用い
る必要はなく、例えば移動無線機のIDを利用した方法
など他の方法を用いてもよい。
なお、ステップS33のタイマの設定とステップS2
7のタイマ切れの検出は無線基地局1側で行うようにし
てもよい。
一方、ステップS31において、上り受信干渉レベル
と下り送信電力レベルの測定値が各々に対応する所定の
しきい値以下であると判断した場合(ステップS31Y
ES)には、サービスエリア内の通信のトラフィックが
余り大きくないので個別チャネルへの移行が可能と判断
し、直ちに共通チャネルでのデータ通信を個別チャネル
へ移行させる(ステップS35)。
ステップS31における共通チャネルから個別チャネ
ルへの移行の受付判定(個別チャネルの割当可否判定)
の結果は、移動無線機2から無線基地局1に通知され、
無線基地局1は、この受付判定結果が受付不可の場合
(ステップS34NO)にはステップ26の共通チャネ
ルを用いたデータ通信状態に戻るが、この受付判定結果
が受付可の場合(ステップS34YES)には直ちに共
通チャネルでのデータ通信を個別チャネルへ移行させる
(ステップS36)。
個別チャネルへの移行後、移動無線機2が個別チャネ
ルで無線基地局1宛の通信信号の送出を開始し(ステッ
プS37)、無線基地局1が移動無線機2からの信号を
受信して、移動無線機2へ個別チャネルで通信信号の送
出を開始し(ステップS38)、移動無線機2が無線基
地局1からの信号を受信する(ステップS39)ことに
より、無線基地局1と移動無線機2の間で個別チャネル
を用いたデータ通信状態となる(ステップS40)。
以上の動作手順の説明は図3の処理の一部に関するも
のであるが、図3で示された他の状態変化に関する動作
も上記の図4や図5と同様の手順で実行される。
上記の図4や図5の動作手順において、無線基地局ま
たは移動無線機において個別チャネルの割当可否を判定
し、割当不可の場合に通信を共通チャネルに留まらせた
上で設ける共通チャネルでの信号の送信動作に対する制
限については、無線基地局または移動無線機に所定の時
間データの送信を行わせない、または所定の頻度以内の
データの送信を行わせるようにする等が挙げられる。こ
のような共通チャネルにおける送信制御を行うことによ
り、同一の周波数帯域で通信している他のユーザの通信
品質を劣化させないように出来る。
なお、このような共通チャネルにおける送信制御にお
いて用いる所定の時間や所定の頻度の値については、可
変としたり複数の候補から選択可能として、サービスエ
リア内のトラフィックに応じて適応的に制御することも
可能である。
また、無線基地局または移動無線機において用いられ
る上り受信干渉レベルと下り送信電力レベルの各々に対
応する所定のしきい値についても、可変としたり無線基
地局や移動無線機毎に異なるようにすることも可能であ
る。
なお、上述した図4や図5の動作手順は、個別チャネ
ルの割当可否判定時に、上り受信干渉レベルと下り送信
電力レベルの両方を用いてサービスエリア内のトラフィ
ックが大きいかどうか判断するものであるが、これら両
方を併用する必要は必ずしもなく、上り受信干渉レベル
と下り送信電力レベルのいづれか一方のみを用いてサー
ビスエリア内のトラフィックが大きいかどうか判断する
ようにしてもよい。
また、この割当可否判定には、上り受信干渉レベルや
下り送信電力レベル以外の判定基準を用いることも可能
である。例えば、移動通信システムにおいて使用可能な
拡散コードの数は有限であるので、使用可能な拡散コー
ドが無ければ割当不可、そうでなければ割当可と判定す
るようにしてもよい。この場合に移動局側で割当可否判
定を行う図5の形態なら、残り送受信機数か、使用可能
な送受信機の有無に関する情報を移動局に通知するよう
にすればよい。あるいは別の例として、使用可能な送受
信機が無ければ割当不可、そうでなければ割当可と判定
するようにしてもよい。この場合に移動局側で割当可否
判定を行う図5の形態なら、残り送受信機数か使用可能
な送受信機の有無に関する情報を移動局に通知すればよ
い。
また、上述した図4や図5の動作手順は、無線基地局
1と移動無線機2が各々独立に自局の送出するトラフィ
ックを監視してデータトラフィックの増加を検出するも
のであるが、無線基地局1あるいは移動無線機2のどち
らか一方において両局のトラフィックを同時に監視して
データトラフィックの増加を検出するようにしてもよ
い。いずれの場合においても、データトラフィックの増
加やタイマ切れを検出した側は、個別チャネルの設定動
作の再開を他方に知らせる必要がある。
次に、図6〜図11を参照して、本実施形態における
基地局装置の構成例について説明する。
図6は本実施形態における基地局装置の第一の構成例
を示す。この構成例では、基地局装置は、複数のユーザ
データ送受信部11、これらユーザデータ送受信部11
と繋がれたデータ交換部12、このデータ交換部12と
繋がれたひとつの共通チャネル用送受信機13と複数の
個別チャネル用送受信機14、これら共通チャネル用送
受信機13と個別チャネル用送受信機14と繋がれた無
線変復調装置15、この無線変復調装置15と繋がれた
アンテナ16、受付判定部17、データ交換部12と繋
がれたチャネル割り当て制御部18、制御部19、メモ
リ20、およびこれら受付判定部17、チャネル割り当
て制御部18、制御部19、メモリ20を互いに繋ぐバ
ス21からなる。
各ユーザデータ送受信部11は、ユーザデータの送出
および受信を行う。図6では、1ユーザあたりにひとつ
の送受信部を用いることを前提としてM個のユーザデー
タ送受信部11が示されている。
データ交換部12は、ユーザデータ送受信部11から
送出されたデータを、共通チャネルあるいは個別チャネ
ル上へマッピングする。
共通チャネル用送受信機13は、データ交換部12か
ら指定されたデータを共通チャネル上に送出するための
処理として、誤り訂正符号化、無線フレーム上へのマッ
ピング処理などを行う。また、共通チャネル上で移動局
から送出されたデータを無線フレーム上から抽出し、復
号する処理を行う。
各個別チャネル用送受信機14は、データ交換部12
から指定されたデータを個別チャネル上に送出するため
の処理として、誤り訂正符号化、無線フレーム上へのマ
ッピング処理などを行う。また、個別チャネル上で移動
局から送出されたデータを無線フレーム上から抽出し、
復号する処理を行う。
無線変復調装置15は、共通チャネル送受信機13あ
るいは個別チャネル送受信機14から送出された無線フ
レームに対して、拡散処理、無線周波数変調を行い、ア
ンテナ16へ送出する。また、アンテナ16から受信さ
れた電波に同調し、ベースバンド周波数への変換、逆拡
散処理を行う。
受付判定部17は、個別チャネルの割当可否判定(共
通チャネルから個別チャネルへの移行の受付可否判定)
を行う。
チャネル割り当て制御部18は、データ交換部12を
制御し、ユーザデータ送受信部11と共通チャネル送受
信機13あるいは個別チャネル送受信機14との対応づ
けを行う。
制御部19は、基地局装置全体の制御を行う。
メモリ20は、データを格納・記憶する。
図7は本実施形態における基地局装置の第二の構成例
を示す。この構成例は上り干渉量および/または下り送
信電力レベルを使う場合の構成例であり、上述した図6
の構成に、無線変復調装置15とバス21に繋がれた上
り干渉量測定部22と下り送信電力測定部23を加えた
構成となっている。
上り干渉量測定部22は、無線変復調装置15を制御
して上り干渉量の測定を行う。
下り送信電力測定部23は、無線変復調装置15を制
御して下り送信電力の測定を行う。
図8は本実施形態における基地局装置の第三の構成例
を示す。この構成例は使用可能な拡散コード数および/
または使用可能な送受信機数を使う場合の構成例であ
り、上述した図6の構成に、共通チャネル用送受信機1
3、個別チャネル用送受信機14とバス21に繋がれた
送受信機制御/管理部24を加えた構成となっている。
送受信機制御/管理部24は送受信機の使用状況を管
理し、また各送受信機への拡散コードの割り当てを制御
し、使用中の拡散コードの管理を行う。
図9は本実施形態における基地局装置の第四の構成例
を示す。この構成例は共通チャネルの送信頻度を制御す
る場合の構成例であり、上述した図6の構成に、ユーザ
データ送受信部11とバス21に繋がれた送信頻度制御
部25を加えた構成となっている。
送信頻度制御部25は、各ユーザデータ送受信部11
に対して、送信頻度の制御を行う。
図10は本実施形態における基地局装置の第五の構成
例を示す。この構成例は個別チャネルでの信号送信時刻
を制御する場合の構成例であり、上述した図6の構成
に、ユーザデータ送受信部11とバス21に繋がれた送
信時刻制御部26を加えた構成となっている。
送信時刻制御部26は、各ユーザデータ送受信部11
に対して、送信時刻の制御を行う。
図11は本実施形態における基地局装置の第六の構成
例を示す。この構成例は個別チャネルの信号送信時刻を
乱数に基いて制御する場合の構成例であり、上述した図
10の構成に、バス21に繋がれた乱数発生部27を加
えた構成となっている。
乱数発生部27は、送信時刻制御部26による送信時
刻制御のための乱数を発生する。
次に、図12〜図16を参照して、本実施形態におけ
る移動局装置の構成例について説明する。
図12は本実施形態における移動局装置の第一の構成
例を示す。この構成例では、移動局装置は、アンテナ3
1、このアンテナ31と繋がれた無線変復調装置32、
この無線変復調装置32と繋がれた送受信機33、この
送受信機33と繋がれたユーザデータ送受信部34、こ
のユーザデータ送受信部34と繋がれたユーザインタフ
ェース35、メモリ36、送受信機33と繋がれた拡散
コード割り当て制御部37、受付判定部38、制御部3
9、およびこれらメモリ36、拡散コード割り当て制御
部37、受付判定部38、制御部39を互いに繋ぐバス
40からなる。
無線変復調装置32は、送受信機33から送出された
無線フレームに対して、拡散処理、無線周波数変調を行
い、アンテナ31へ送出する。また、アンテナ31から
受信された電波に同調し、ベースバンド周波数への変
換、逆拡散処理を行う。
送受信機33は、ユーザデータ送受信部34から送出
されたデータを無線チャネル上に送出するための処理と
して、誤り訂正符号化、無線フレーム上へのマッピング
処理などを行う。また、無線チャネル上で基地局から送
出されたデータを無線フレーム上から抽出し、復号する
処理を行う。
ユーザデータ送受信部34は、ユーザデータの送出お
よび受信を行う。
ユーザインタフェース35は、移動局を操作するユー
ザとのインタフェースである。
メモリ36は、データを格納・記憶する。
拡散コード割り当て制御部37は、送受信機33を制
御し、拡散コードの割り当て制御を行う。
受付判定部38は、個別チャネルの割当可否判定(共
通チャネルから個別チャネルへの移行の受付可否判定)
を行う。
制御部39は、移動局装置全体の制御を行う。
図13は本実施形態における移動局装置の第二の構成
例を示す。この構成例は上述した図12の構成に、無線
変復調装置32と繋がれた制御情報受信機41と、この
制御情報受信機41とバス40に繋がれた制御情報処理
部42を加えた構成となっている。
制御情報受信機41は、基地局から送出された上り干
渉量や下り送信電力などの制御情報を受信し、制御情報
処理部42はこの受信された制御情報の処理を行う。
図14は本実施形態における移動局装置の第三の構成
例を示す。この構成例は共通チャネルの送信頻度を制御
する場合の構成例であり、上述した図12の構成に、ユ
ーザデータ送受信部34とバス40に繋がれた送信頻度
制御部43を加えた構成となっている。
送信頻度制御部43は、ユーザデータ送受信部34に
対して、送信頻度の制御を行う。
図15は本実施形態における移動局装置の第四の構成
例を示す。この構成例は個別チャネルの信号送信時刻を
制御する場合の構成例であり、上述した図12の構成
に、ユーザデータ送受信部34とバス40に繋がれた送
信時刻制御部44を加えた構成となっている。
送信時刻制御部44は、ユーザデータ送受信部34に
対して、送信時刻の制御を行う。
図16は本実施形態における移動局装置の第五の構成
例を示す。この構成例は個別チャネルの信号送信時刻を
乱数に基いて制御する場合の構成例であり、上述した図
15の構成に、バス40に繋がれた乱数発生部45を加
えた構成となっている。
乱数発生部45は、送信時刻制御部44による送信時
刻制御のための乱数を発生する。
以上説明したように、本発明によれば、移動無線機に
おける通信トラフィック状況が疎の状態から密の状態に
移行しつつある時、無線基地局と移動無線機との間で、
無線基地局または移動無線機において共通チャネルから
個別チャネルへの移行の受付判定を行うので、データト
ラフィックのスケジューリングを実現し、移動通信シス
テムの通信品質の向上および無線帯域の利用効率の向上
を図ることができる。
また、本発明によれば、共通チャネルから個別チャネ
ルへの移行の受付判定は、無線基地局においては、上り
干渉量および/または下り送信電力レベル情報に基づい
て行い、移動無線機においては、無線基地局から送信さ
れる前記上り干渉量および/または下り送信電力レベル
情報に基づいて行うので、データ通信を行っているチャ
ネルに対する干渉または他に与える干渉を低減でき、通
信品質の向上を図ることができる。
更に、本発明によれば、共通チャネルから個別チャネ
ルへの移行の受付判定の結果、移行受付不可となり、共
通チャネルに留まらせる場合、所定時間データの送信を
行わせないかまたは所定の頻度以内のデータの送信を行
わせるので、同一の周波数帯域で通信している他のユー
ザの通信品質を劣化させることがない。
更に、本発明によれば、一旦移行受付不可となった後
再度共通チャネルから個別チャネルへ移行させる場合に
は、個別チャネルの設定動作再開のタイミングを他の移
動無線機と異ならせるので、干渉の増大を低減すること
ができる。
また、本発明によれば、無線基地局でのチャネル毎の
逐次制御または移動無線機での自律制御により無線基地
局での集中制御を必要とせずにバースト的に発生するパ
ケットデータをスケジューリングするため、無線帯域を
効率的に使用することができる。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通チャネルと複数の個別チャネルの2
    種類の通信チャネルを備え、共通チャネルは複数のユー
    ザによって競合して使用され、各個別チャネルは1ユー
    ザにより専用して使用されるように定められているCD
    MAを含む拡散信号を用いる方式の移動通信システムに
    おける移動データ通信のトラフィック制御方法であっ
    て、 移動無線機と無線基地局の間で、共通チャネルと個別チ
    ャネルを使用して通信を行い、 該通信中に移動無線機における通信トラフィックが疎の
    状態から密の状態に移行しつつあるとき、無線基地局ま
    たは移動無線機において共通チャネルから個別チャネル
    への移行の受付判定を行い、 前記共通チャネルから個別チャネルへの移行の受付判定
    の結果、移行受付不可となり、前記通信を共通チャネル
    に留まらせる場合、前記通信について無線基地局および
    /または移動無線機に対し所定時間データの送信を行わ
    せないかまたは所定の頻度以内のデータの送信を行わせ
    るように制御する ことを特徴とする移動データ通信のトラフィック制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記共通チャネルから個別チャネルへの
    移行の受付判定の結果、移行受付不可となり、前記通信
    を共通チャネルに留まらせ、前記通信について無線基地
    局および/または移動無線機に対し所定時間データの送
    信を行わせないかまたは所定の頻度以内のデータの送信
    を行わせる制御の後、再度共通チャネルから個別チャネ
    ルへの移行を試みる場合には、個別チャネルの設定動作
    再開のタイミングを他の移動無線機と異なるように制御
    することを特徴とする請求項1記載の移動データ通信の
    トラフィック制御方法。
  3. 【請求項3】 前記個別チャネルの設定動作再開のタイ
    ミングは、乱数に基いて決定されることを特徴とする請
    求項2記載の移動データ通信のトラフィック制御方法。
  4. 【請求項4】 共通チャネルと複数の個別チャネルの2
    種類の通信チャネルを備え、共通チャネルは複数のユー
    ザによって競合して使用され、各個別チャネルは1ユー
    ザにより専用して使用されるように定められているCD
    MAを含む拡散信号を用いる方式の移動通信システムに
    おける基地局装置であって、 移動無線機との間で、共通チャネルと個別チャネルを使
    用して通信を行う通信部と、 該通信中に移動無線機における通信トラフィック状況が
    疎の状態から密の状態に移行しつつあるとき、共通チャ
    ネルから個別チャネルへの移行の受付判定を行う受付判
    定部と、 前記受付判定部による受付判定の結果、移行受付不可と
    なり、前記通信を共通チャネルに留まらせる場合、前記
    通信について基地局装置および/または移動無線機に所
    定時間データの送信を行わせないかまたは所定の頻度以
    内のデータの送信を行わせるように制御するデータ送信
    制御部と を有することを特徴とする基地局装置。
  5. 【請求項5】 前記受付判定部による受付判定の結果、
    移行受付不可となり、前記通信を共通チャネルに留まら
    せる場合、前記通信について基地局装置および/または
    移動無線機に所定時間データの送信を行わせないかまた
    は所定の頻度以内のデータの送信を行わせるように制御
    した後、再度共通チャネルから個別チャネルへの移行を
    試みる場合には、個別チャネルの設定動作再開のタイミ
    ングを他の移動無線機と異なるように制御する送信時刻
    制御部を有することを特徴とする請求項4記載の基地局
    装置。
  6. 【請求項6】 前記送信時刻制御部は、前記個別チャネ
    ルの設定動作再開のタイミングを乱数に基いて決定する
    ことを特徴とする請求項5記載の基地局装置。
  7. 【請求項7】 共通チャネルと複数の個別チャネルの2
    種類の通信チャネルを備え、共通チャネルは複数のユー
    ザによって競合して使用され、各個別チャネルは1ユー
    ザにより専用して使用されるように定められているCD
    MAを含む拡散信号を用いる方式の移動通信システムに
    おける移動局装置であって、 無線基地局との間で、共通チャネルと個別チャネルを使
    用して通信を行う通信部と、 該通信中に移動局装置における通信トラフィック状況が
    疎の状態から密の状態に移行しつつあるとき、共通チャ
    ネルから個別チャネルへの移行の受付判定を行う受付判
    定部と、 前記受付判定部による受付判定の結果、移行受付不可と
    なり、前記通信を共通チャネルに留まらせる場合、前記
    通信について移動局装置および/または無線基地局に所
    定時間データの送信を行わせないかまたは所定の頻度以
    内のデータの送信を行わせるように制御するデータ送信
    制御部と を有することを特徴とする移動局装置。
  8. 【請求項8】 前記受付判定部による受付判定の結果、
    移行受付不可となり、前記通信を共通チャネルに留まら
    せる場合、前記通信について移動局装置および/または
    無線基地局に所定時間データの送信を行わせないかまた
    は所定の頻度以内のデータの送信を行わせるように制御
    した後、再度共通チャネルから個別チャネルへの移行を
    試みる場合には、個別チャネルの設定動作再開のタイミ
    ングを他の移動無線機と異なるように制御する送信時刻
    制御部を有することを特徴とする請求項7記載の移動局
    装置。
  9. 【請求項9】 前記送信時刻制御部は、前記個別チャネ
    ルの設定動作再開のタイミングを乱数に基いて決定する
    ことを特徴とする請求項8記載の移動局装置。
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