JP2002247639A - 無線チャネル設定制御方法、無線ネットワーク制御装置、基地局装置及び移動通信システム - Google Patents

無線チャネル設定制御方法、無線ネットワーク制御装置、基地局装置及び移動通信システム

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JP2002247639A
JP2002247639A JP2001039180A JP2001039180A JP2002247639A JP 2002247639 A JP2002247639 A JP 2002247639A JP 2001039180 A JP2001039180 A JP 2001039180A JP 2001039180 A JP2001039180 A JP 2001039180A JP 2002247639 A JP2002247639 A JP 2002247639A
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Yoshihiro Ishikawa
義裕 石川
Seizo Onoe
誠蔵 尾上
Takaaki Sato
隆明 佐藤
Yoshitaka Hiramoto
義貴 平本
Takehiro Nakamura
武宏 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA方式を用いた移動通信システムにお
いて、高い通信品質を維持することが可能な無線チャネ
ル設定制御方法及び該方法が適用される無線ネットワー
ク制御装置、基地局装置及び移動通信システムを提供す
る。 【解決手段】 無線ネットワーク制御装置は、移動局装
置からの無線チャネルの設定要求を受信すると、拡散コ
ードの割当可否を判定する。拡散コードが割当可能であ
る場合には、次に無線ネットワーク制御装置は、第2の
下り送信電力及び第2の上り干渉電力を算出し、無線資
源とハードウェア装置との割り当てを基地局装置に要求
する。基地局装置は、この要求に応じて無線資源及びハ
ードウェア資源の割り当て可否を判定し、判定結果を無
線ネットワーク制御装置へ通知する。無線ネットワーク
制御装置は、これらの判定結果に応じて無線チャネルを
設定する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局装置と、移
動局装置と、前記基地局装置を制御する無線ネットワー
ク制御装置とを有し、符号分割多元接続方式を用いる移
動通信システムにて、基地局装置と移動局装置との間の
通信に用いられる無線チャネルの設定を制御する無線チ
ャネル設定制御方法及び該方法が適用される無線ネット
ワーク制御装置、基地局装置及び移動通信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】現在普及している携帯電話システムを始
めとする移動通信システムでは、サービスエリア全体が
セルと呼ばれる比較的小さな無線ゾーンに分割されてい
る。このような移動通信システムは、分割された各無線
ゾーンをカバーする複数の基地局装置、これら基地局と
の間に無線チャネルを設定して通信を行う移動局装置、
無線ネットワーク制御装置により構成される。無線ネッ
トワーク制御装置は、複数の基地局装置を制御するが、
通常、移動通信システムには非常に多数の基地局装置が
存在するため、システム内には複数の無線ネットワーク
制御装置が存在する。
【0003】基地局装置と移動局装置との間に、ユーザ
情報をその伝送速度に比して広帯域の無線スペクトルに
拡散する符号分割多元接続方式(Code Division Multip
le Access : CDMA)を用いる移動通信システムにお
いては、無線チャネルは拡散コードにより構成される。
各ユーザが異なる拡散コードを用いることで、同一の無
線周波数帯域を共有する。勿論、ユーザ数の増大等に伴
い、このような複数のユーザに共有される無線周波数帯
域を複数用いることもできる。
【0004】ユーザ情報は、通常数十kbpsから数百kbps
程度であるが、CDMA方式では、これらユーザ情報を
上述の拡散コードにより数MHz の帯域幅に拡散する。例
えば、3GPP(The Third Generation Partnership P
roject )において標準規格が策定されているW−CD
MA(Wideband Code Division Multiple Access )方
式では、拡散コードのビットパタンが繰り返される速度
(チップレート)は3.84Mcpsである。
【0005】W−CDMA方式における拡散コードの使
用方法については、3GPPにおいて策定されているス
ペック(TS25.213“Spreading and Modulation(FDD) )
に詳細に説明されている。拡散コードは、長周期で基地
局装置毎に割り当てられるスクランブリングコードと、
短周期で全ての基地局装置において共通に用いられるチ
ャネラゼーションコードとによって構成される。各基地
局装置から送出される信号は、スクランブリングコード
とチャネラゼーションコードの両方を用いて拡散され
る。
【0006】スクランブリングコードは、システム全体
として予め複数のコードが定められている。システム設
計者がこれら複数のコードの中から各基地局装置に割り
当てるコードを選択し、割り当てる。各基地局装置毎に
異なるスクランブリングコードが割り当てられるように
コードの配置設計がなされるため、各基地局装置の無線
チャネルは、スクランブリングコードにより識別可能で
ある。
【0007】一方、同一基地局装置内の異なる無線チャ
ネルは、チャネラゼーションコードにより識別される。
チャネラゼーションコードは、コード相互間の干渉が打
ち消されるように、即ち符号系列が直交するように設計
されており、その数は限られている。スクランブリング
コードが異なれば、同一のチャネラゼーションコードで
あっても異なる無線チャネルとして識別可能である。こ
のため、スクランブリングコードが異なれば、同一のチ
ャネラゼーションコードを用いることができる。 実
際、W−CDMA方式を利用した移動通信システムで
は、各基地局装置において同一のチャネラゼーションコ
ードが用いられている。上述の通り、チャネラゼーショ
ンコードの数は有限であるため、全ての拡散コードが使
用中になる可能性がある。このため、拡散コードを割り
当てる際は、常に拡散コードの使用状況を把握し、割当
可能か否かを判定した上で割り当てる必要がある。
【0008】ところで、上述の通り、CDMA方式は多
数のユーザが同一の無線周波数帯域を共有する方式であ
るため、自通信波以外の信号は全て干渉となる。ユーザ
数が多くなると当然に干渉電力も大きくなるが、自通信
波を所定の品質で復調するためには、自通信波電力と干
渉電力との比は、その品質を満たす値以上であることが
必要である。即ち、干渉電力が無制限に大きくなること
は許されず、一定の限界がある。従って、収容可能なユ
ーザ数にも限界があるということになる。
【0009】CDMA方式においてユーザの収容状況を
観測し、新たな呼を受け付けるか否かを判定する方法と
しては、特開平8−19248「呼受付制御方法および
装置」や国際公開番号WO98/30057「CDMA
移動通信システムの呼受付制御方法および移動局装置」
にて開示されている技術がある。
【0010】特開平8−19148では、基地局装置に
おける干渉電力の予測に基づいて新たな呼を受け付ける
か否かを判定する方法が開示され、CDMA方式を用い
た移動通信システムの上り回線(移動局装置から基地局
装置に向かう回線)では、干渉電力が通信の品質上重要
であることが詳細に説明されている。
【0011】一方、国際公開番号WO98/30057
では、基地局装置から移動局装置に対して上り干渉電力
(移動局装置から基地局装置に向かう上り方向の干渉電
力の総和)や下り送信電力(基地局装置から移動局装置
に向かう下り方向の送信電力の総和)に関する情報を報
知し、移動局装置において新たな呼を受け付けるか否か
を判定する方法が開示され、CDMA方式を用いた移動
通信システムの下り回線(基地局装置から移動局装置に
向かう回線)では、基地局装置の送信電力が通信の品質
上重要であることが詳細に説明されている。
【0012】このように、W−CDMA方式では上り干
渉電力や下り送信電力によりユーザの収容能力が限界に
達することが起こり得るため、無線資源の容量は有限と
なる。従って、常にこれら上り干渉電力や下り送信電力
の状況を把握した上で、新たな呼を受け付けるか否か、
換言すれば、新たな無線チャネルを設定するか否かを判
定する必要がある。
【0013】また、W−CDMA方式を用いた移動通信
システムでは、基地局装置と移動局装置との間に無線チ
ャネルを設定して通信サービスを提供するために、基地
局装置内に、上述した拡散コードを設定し、ユーザ情報
の誤り訂正符号化、無線チャネルへのコーディング及び
拡散変復調を行ったり、変調された信号を無線信号とし
て送出し、移動局装置からの信号を受信するための所定
のハードウェア装置を備える必要がある。
【0014】通常、これらのハードウェア装置は、ユー
ザが通信を終了したり、他のセルへ移動したりすれば、
解放され、他の通信に使用することが可能になる。基地
局装置内のどの程度のハードウェア装置を実装するかに
ついては、そのセルにおけるトラフィック需要等を鑑み
て設計される。例えば、従来から用いられているErl
ang B式を用いて、全てのハードウェア装置が使用
中のために新たな無線チャネルを設定することができな
い状態が発生する時間率を十分に低い値(例えば数%)
に抑えることができるように、ハードウェア装置の数を
決定する。このような設計については、例えばL.Kl
einrock著「QueueingSystems」
(John Wiley & Sons,1975)等に詳細に説明されてい
る。このように、基地局装置におけるハードウェア装置
の使用状況を常に監視し、新たな無線チャネルを設定す
るか否かを判定する必要がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CDM
A方式の移動通信システムにおいては、上述した拡散コ
ードやハードウェア装置の使用状況を監視するだけで
は、高品質な通信を行うことができない場合がある。
【0016】例えば、あるセル(自セル)に着目した場
合、この自セルに隣接するセルのトラフィックが増大し
た状態を想定すると、これに伴って、自セルでは干渉電
力が増大する。このため、自セル内で通信中のユーザが
少なく、拡散コードやハードウェア装置に十分な余裕が
ある場合であっても、無線資源に余裕がないために新た
な無線チャネルを設定することができない状況になり得
る。
【0017】一方、隣接するセルにおけるトラフィック
による干渉が小さく、自セル内におけるトラフィックが
増大した状態を想定すると、無線資源には十分な余裕が
あっても、拡散コードやハードウェア装置に余裕がない
ために新たな無線チャネルを設定することができない状
況になり得る。
【0018】また、システムの設計者が自セルにおける
トラフィックを少なく見積もった場合等には、拡散コー
ドや無線資源には十分な余裕があっても、基地局装置内
に実装されているハードウェア装置の数が足りないため
に新たな無線チャネルを設定することができない状態に
なり得る。
【0019】このようにCDMA方式を用いた移動通信
システムでは、無線チャネルの設定に際して、複数の要
因を考慮してその設定が可能であるか否かを判定する必
要があり、従来のような個々の要因による判定では、高
い通信品質を維持することができない状況が発生し得る
ことになる。
【0020】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、その目的は、CDMA方式を用いた移動通信システ
ムにおいて、高い通信品質を維持することが可能な無線
チャネル設定制御方法及び該方法が適用される無線ネッ
トワーク制御装置、基地局装置及び移動通信システムを
提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は請求項1に記載されるように、基地局装置
と、移動局装置と、前記基地局装置を制御する無線ネッ
トワーク制御装置とを有し、符号分割多元接続方式を用
いる移動通信システムにて、前記基地局装置と前記移動
局装置との間の通信に用いられる無線チャネルの設定を
制御する無線チャネル設定制御方法において、前記通信
に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定し、前記
通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェア装
置の割り当て可否を判定し、前記通信に用いられる無線
資源の割り当て可否を判定し、前記拡散コード、所定の
ハードウェア装置及び無線資源を割り当て可能と判定し
た場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無
線チャネルを設定するようにした。
【0022】このような無線チャネル設定制御方法で
は、拡散コード、ハードウェア装置及び無線資源が割り
当て可能であるか否かを判定し、割り当て可能である場
合に、基地局装置と移動局装置との間に無線チャネルを
設定している。即ち、これら複数の要因を考慮して無線
チャネルの設定が可能であるか否かを判定するため、高
い通信品質を維持することが可能となる。
【0023】また、無線チャネルを設定する上で基地局
装置から移動局装置に向かう干渉電力の総和を考慮する
という観点から、本発明は請求項2に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、移動局装
置から基地局装置に向かう干渉電力の総和である第1の
上り干渉電力を測定し、前記測定した第1の上り干渉電
力が第1の閾値以下の場合に、前記無線資源を割り当て
可能と判定するようにした。
【0024】同様の観点から、本発明は請求項3に記載
されるように、前記無線チャネル設定制御方法におい
て、前記測定した第1の上り干渉電力が第1の閾値以下
の場合に、移動局装置から基地局装置に向かう上り回線
用の無線資源の割り当て可能と判定するようにした。
【0025】また、無線チャネルを設定する上で基地局
装置から移動局装置に向かう送信電力の総和を考慮する
という観点から、本発明は請求項4に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、基地局装
置から移動局装置に向かう送信電力の総和である第1の
下り送信電力を測定し、前記測定した第1の下り送信電
力が第2の閾値以下の場合に、前記無線資源を割り当て
可能と判定するようにした。
【0026】同様の観点から、本発明は請求項5に記載
されるように、前記無線チャネル設定制御方法におい
て、前記測定した第1の下り送信電力が第2の閾値以下
の場合に、基地局装置から移動局装置に向かう下り回線
用の無線資源を割り当て可能と判定するようにした。
【0027】また、本発明は請求項6に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、前記無線
ネットワーク制御装置は、前記通信に用いられる拡散コ
ードの割り当て可否を判定し、前記基地局装置は、前記
第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力とを測定し、
前記測定した第1の上り干渉電力と第1の送信電力とに
基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り当て可
否を判定し、前記通信に用いられる当該基地局装置内の
所定のハードウェア装置の割り当て可否を判定し、前記
無線資源及び所定のハードウェア装置の割り当て可否の
判定結果を前記無線ネットワーク制御装置に通知し、前
記無線ネットワーク制御装置は、前記拡散コード、所定
のハードウェア装置及び無線資源の割り当て可否の判定
結果が何れも割り当て可能である場合に、前記基地局装
置と前記移動局装置との間に無線チャネルを設定するよ
うにした。
【0028】また、本発明は請求項7に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、前記無線
ネットワーク制御装置は、前記通信に用いられる拡散コ
ードの割り当て可否を判定し、前記通信に用いられる基
地局装置内の所定のハードウェア装置の割り当て可否を
判定し、前記基地局装置は、前記第1の上り干渉電力と
第1の下り送信電力とを測定し、前記測定した第1の上
り干渉電力と第1の下り送信電力とに基づいて、前記通
信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、前記
無線資源の割り当て可否の判定結果を前記無線ネットワ
ーク制御装置に通知し、前記無線ネットワーク制御装置
は、前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線
資源の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能で
ある場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に
無線チャネルを設定するようにした。
【0029】また、本発明は請求項8に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、前記基地
局装置は、前記通信に用いられる基地局装置内の所定の
ハードウェア装置の割り当て可否を判定し、前記第1の
上り干渉電力と第1の下り送信電力とを測定し、前記所
定のハードウェア装置の割り当て可否の判定結果と、前
記測定した第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力と
を前記無線ネットワーク制御装置に通知し、前記無線ネ
ットワーク制御装置は、前記通信に用いられる拡散コー
ドの割り当て可否を判定し、前記基地局装置からの第1
の上り干渉電力と第1の下り送信電力とに基づいて、前
記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、
前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
チャネルを設定するようにした。
【0030】また、本発明は請求項8に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、前記無線
ネットワーク制御装置は、前記通信に用いられる拡散コ
ードの割り当て可否を判定し、前記通信に用いられる基
地局装置内の所定のハードウェア装置の割り当て可否を
判定し、前記基地局装置は、前記第1の上り干渉電力と
第1の下り送信電力とを測定し、前記測定した第1の上
り干渉電力と第1の下り送信電力とを前記無線ネットワ
ーク制御装置に通知し、前記無線ネットワーク制御装置
は、前記基地局装置からの第1の上り干渉電力と第1の
下り送信電力とに基づいて、前記通信に用いられる無線
資源の割り当て可否を判定し、前記拡散コード、所定の
ハードウェア装置及び無線資源の割り当て可否の判定結
果が何れも割り当て可能である場合に、前記基地局装置
と前記移動局装置との間に無線チャネルを設定するよう
にした。
【0031】また、無線チャネルを設定する上で基地局
装置から移動局装置に向かう干渉電力の総和を考慮する
という観点から、本発明は請求項10に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、前記通信
により新たに生じる移動局装置から基地局装置に向かう
第2の上り干渉電力を導出し、移動局装置から基地局装
置に向かう干渉電力の総和である第1の上り干渉電力を
測定し、前記測定した第1の上り干渉電力と前記導出し
た第2の上り干渉電力との和を算出し、前記算出した第
1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和が第3の
閾値以下の場合に、前記通信に用いられる無線資源を割
り当て可能と判定するようにした。なお、ここでは「導
出」とは、例えば計算により値を求める場合や、テーブ
ルを検索することにより値を求める場合等、値を求める
ことを総称する意味として用いている。以下においても
同様である。
【0032】同様の観点から、本発明は請求項11に記
載されるように、前記無線チャネル設定制御方法におい
て、前記算出した第1の上り干渉電力と第2の上り干渉
電力との和が第3の閾値以下の場合に、移動局装置から
基地局装置に向かう上り回線用の無線資源を割り当て可
能と判定するようにした。
【0033】前記第2の上り干渉電力は、請求項12に
記載されるように、前記通信の種別毎に導出される。ま
た、前記第2の上り干渉電力は、請求項13に記載され
るように、少なくとも、チップレート又は前記通信の情
報伝送速度と、該チップレート又は該通信の情報伝送速
度に対応した信号対雑音電力比と、上り干渉電力とに基
づいて導出される。
【0034】また、無線チャネルを設定する上で基地局
装置から移動局装置に向かう送信電力の総和を考慮する
という観点から、本発明は請求項14に記載されるよう
に、前記無線チャネル設定制御方法において、基地局装
置から移動局装置に向かう送信電力の総和である第1の
下り送信電力を測定し、前記通信のために必要な基地局
装置から移動局装置に向かう第2の下り送信電力を導出
し、前記測定した第1の下り送信電力と前記導出した第
2の下り送信電力との和を算出し、前記第1の下り送信
電力と前記第2の下り送信電力との和が第4の閾値以下
の場合に、前記通信に用いられる無線資源を割り当て可
能と判定するようにした。
【0035】同様の観点から、本発明は請求項15に記
載されるように、前記無線チャネル設定制御方法におい
て、前記算出した第1の下り送信電力と第2の下り送信
電力との和が第4の閾値以下の場合に、基地局装置から
移動局装置に向かう下り回線用の無線資源を割り当て可
能と判定するようにした。
【0036】前記第2の下り送信電力は、請求項16に
記載されるように、前記通信の種別毎に導出される。ま
た、前記第2の下り送信電力は、請求項17に記載され
るように、移動局装置におけるパイロットチャネルの品
質及び受信電力の少なくとも一方に基づいて導出され
る。あるいは前記第2の下り送信電力は、請求項18に
記載されるように、少なくとも、移動局装置におけるパ
イロットチャネルの1チップ当りの受信エネルギーと干
渉電力との比と、前記通信に用いられる物理チャネルの
スプレッティングファクタと、前記通信が要求する信号
対雑音電力比と、基地局装置におけるパイロットチャネ
ルの送信電力とに基づいて導出される。
【0037】また、本発明は請求項19に記載されるよ
うに、前記無線チャネル設定制御方法において、前記無
線ネットワーク制御装置は、前記通信に用いられる拡散
コードの割り当て可否を判定し、前記第2の上り干渉電
力と第2の下り送信電力の少なくとも一方を導出し、前
記第2の上り干渉電力を導出した場合には当該第2の上
り干渉電力を前記基地局装置へ送信し、前記第2の下り
送信電力を導出した場合には当該第2の下り送信電力を
前記基地局装置へ通知し、前記基地局装置は、前記第1
の上り干渉電力と第1の下り送信電力を測定し、前記第
2の上り干渉電力が前記無線ネットワーク制御装置から
送信された場合には前記測定した第1の上り干渉電力と
当該第2の上り干渉電力との和を算出し、前記第2の下
り送信電力が前記無線ネットワーク制御装置から送信さ
れた場合には前記測定した第1の下り送信電力と当該第
2の下り送信電力との和を算出し、前記第1の上り干渉
電力と第2の上り干渉電力との和と、前記第1の下り送
信電力と第2の下り送信電力との和の双方を算出した場
合にはこれらの和に基づいて、前記通信に用いられる無
線資源の割り当て可否を判定し、前記第1の上り干渉電
力と第2の上り干渉電力との和のみを算出した場合に
は、当該和と前記第1の下り送信電力とに基づいて、前
記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、
第1の下り送信電力と第2の下り送信電力との和のみを
算出した場合には、当該和と前記第1の上り干渉電力と
に基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り当て
可否を判定し、前記通信に用いられる当該基地局装置内
の所定のハードウェア装置の割り当て可否を判定し、前
記無線資源及び所定のハードウェア装置の割り当て可否
の判定結果を前記無線ネットワーク制御装置に通知し、
前記無線ネットワーク制御装置は、前記拡散コード、所
定のハードウェア装置及び無線資源の割り当て可否の判
定結果が何れも割り当て可能である場合に、前記基地局
装置と前記移動局装置との間に無線チャネルを設定する
ようにした。
【0038】また、本発明は請求項20に記載されるよ
うに、前記無線チャネル設定制御方法において、前記無
線ネットワーク制御装置は、前記通信に用いられる拡散
コードの割り当て可否を判定し、前記通信に用いられる
基地局装置内の所定のハードウェア装置の割り当て可否
を判定し、前記第2の上り干渉電力と第2の下り送信電
力の少なくとも一方を導出し、前記第2の上り干渉電力
を導出した場合には当該第2の上り干渉電力を前記基地
局装置へ送信し、前記第2の下り送信電力を導出した場
合には当該第2の下り送信電力を前記基地局装置へ通知
し、前記基地局装置は、前記第1の上り干渉電力と第1
の下り送信電力とを測定し、前記第2の上り干渉電力が
前記無線ネットワーク制御装置から送信された場合には
前記測定した第1の上り干渉電力と当該第2の上り干渉
電力との和を算出し、前記第2の下り送信電力が前記無
線ネットワーク制御装置から送信された場合には前記測
定した第1の下り送信電力と当該第2の下り送信電力と
の和を算出し、前記第1の上り干渉電力と第2の上り干
渉電力との和と、前記第1の下り送信電力と第2の下り
送信電力との和の双方を算出した場合にはこれらの和に
基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り当て可
否を判定し、前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉
電力との和のみを算出した場合には、当該和と前記第1
の下り送信電力とに基づいて、前記通信に用いられる無
線資源の割り当て可否を判定し、第1の下り送信電力と
第2の下り送信電力との和のみを算出した場合には、当
該和と前記第1の上り干渉電力とに基づいて、前記通信
に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、前記無
線資源の割り当て可否の判定結果を前記無線ネットワー
ク制御装置に通知し、前記無線ネットワーク制御装置
は、前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線
資源の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能で
ある場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に
無線チャネルを設定するようにした。
【0039】また、本発明は請求項21に記載されるよ
うに、前記無線チャネル設定制御方法において、前記基
地局装置は、前記通信に用いられる基地局装置内の所定
のハードウェア装置の割り当て可否を判定し、前記第1
の上り干渉電力と前記第1の下り送信電力とを測定し、
前記所定のハードウェア装置の割り当て可否の判定結果
と、前記測定した第1の上り干渉電力と前記第1の下り
送信電力とを前記無線ネットワーク制御装置に通知し、
前記無線ネットワーク制御装置は、前記通信に用いられ
る拡散コードの割り当て可否を判定し、前記第2の上り
干渉電力と第2の下り送信電力の少なくとも一方を導出
し、前記第2の上り干渉電力を導出した場合には前記測
定した第1の上り干渉電力と当該第2の上り干渉電力と
の和を算出し、前記第2の下り送信電力を導出した場合
には前記測定した第1の下り送信電力と当該第2の下り
送信電力との和を算出し、前記第1の上り干渉電力と第
2の上り干渉電力との和と、前記第1の下り送信電力と
第2の下り送信電力との和の双方を算出した場合にはこ
れらの和に基づいて、前記通信に用いられる無線資源の
割り当て可否を判定し、前記第1の上り干渉電力と第2
の上り干渉電力との和のみを算出した場合には、当該和
と前記第1の下り送信電力とに基づいて、前記通信に用
いられる無線資源の割り当て可否を判定し、第1の下り
送信電力と第2の下り送信電力との和のみを算出した場
合には、当該和と前記第1の上り干渉電力とに基づい
て、前記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判
定し、前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無
線資源の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能
である場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間
に無線チャネルを設定するようにした。
【0040】また、本発明は請求項22に記載されるよ
うに、前記無線チャネル設定制御方法において、前記無
線ネットワーク制御装置は、前記通信に用いられる拡散
コードの割り当て可否を判定し、前記通信に用いられる
基地局装置内の所定のハードウェア装置の割り当て可否
を判定し、前記第2の上り干渉電力と第2の下り送信電
力の少なくとも一方を導出し、前記基地局装置は、前記
第1の上り干渉電力と前記第1の下り送信電力とを測定
し、前記測定した第1の上り干渉電力と第1の下り送信
電力とを前記無線ネットワーク制御装置に通知し、前記
無線ネットワーク制御装置は、前記第2の上り干渉電力
を導出した場合には前記測定した第1の上り干渉電力と
当該第2の上り干渉電力との和を算出し、前記第2の下
り送信電力を導出した場合には前記測定した第1の下り
送信電力と当該第2の下り送信電力との和を算出し、前
記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和と、
前記第1の下り送信電力と第2の下り送信電力との和の
双方を算出した場合にはこれらの和に基づいて、前記通
信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、前記
第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和のみを
算出した場合には、当該和と前記第1の下り送信電力と
に基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り当て
可否を判定し、第1の下り送信電力と第2の下り送信電
力との和のみを算出した場合には、当該和と前記第1の
上り干渉電力とに基づいて、前記通信に用いられる無線
資源の割り当て可否を判定し、前記拡散コード、所定の
ハードウェア装置及び無線資源の割り当て可否の判定結
果が何れも割り当て可能である場合に、前記基地局装置
と前記移動局装置との間に無線チャネルを設定するよう
にした。
【0041】請求項23乃至37に記載された発明は、
前記無線チャネル設定制御方法に適した無線ネットワー
ク制御装置である。また、請求項38に記載された発明
は、前記無線チャネル設定制御方法に適した基地局装置
であり、請求項39に記載された発明は、前記無線チャ
ネル設定制御方法に適した移動通信システムである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る無線チャネル設定制御方法が適用される移動通信シス
テムの構成例を示す図である。
【0043】同図に示す移動通信システム100は、分
割された各無線ゾーンをカバーする複数の基地局装置1
11、これら基地局との間に無線チャネルを設定して通
信を行う移動局装置112、無線ネットワーク制御装置
113により構成される。無線ネットワーク制御装置1
13は、複数の基地局装置111を制御するが、通常、
移動通信システムには非常に多数の基地局装置が存在す
るため、システム内には複数の無線ネットワーク制御装
置113が存在する。
【0044】移動通信システム100は、基地局装置1
11と移動局装置112との間に、ユーザ情報をその伝
送速度に比して広帯域の無線スペクトルに拡散するCD
MA方式の1つであるW−CDMA方式を用いる。この
ため、移動通信システム100においては、無線チャネ
ルは拡散コードにより構成される。各ユーザが異なる拡
散コードを用いることで、同一の無線周波数帯域を共有
する。勿論、ユーザ数の増大等に伴い、このような複数
のユーザに共有される無線周波数帯域を複数用いること
もできる。
【0045】図2は、拡散コードの使用方法を説明する
ための概念図である。拡散コードは、長周期で基地局装
置毎に割り当てられるスクランブリングコードと、短周
期で全ての基地局装置において共通に用いられるチャネ
ラゼーションコードとによって構成される。各基地局装
置から送出される信号は、スクランブリングコードとチ
ャネラゼーションコードの両方を用いて拡散される。
【0046】スクランブリングコードは、システム全体
として予め複数のコードが定められ、各基地局装置に異
なるスクランブリングコードが割り当てられる。このた
め、各基地局装置の無線チャネルは、スクランブリング
コードにより識別可能である。
【0047】一方、同一基地局装置内の異なる無線チャ
ネルは、チャネラゼーションコードにより識別される。
チャネラゼーションコードは、コード相互間の干渉が打
ち消されるように設計されており、その数は限られてい
る。スクランブリングコードが異なれば、同一のチャネ
ラゼーションコードであっても異なる無線チャネルとし
て識別可能である。このため、スクランブリングコード
が異なれば、同一のチャネラゼーションコードを用いる
ことができる。
【0048】以下、本発明の第1実施例について説明す
る。図3は、本発明の第1実施例における無線ネットワ
ーク制御装置の構成例を示す図である。同図には、無線
ネットワーク制御装置113の様々な機能の内、基地局
装置111と移動局装置112との間に無線チャネルを
設定するために必要な機能のみが示されている。
【0049】図3に示す無線ネットワーク制御装置11
3は、モデム201、分離装置202、多重装置20
3、メッセージ送信器204、メッセージ受信器20
5、メッセージ処理部206、バス207、拡散コード
管理・割り当て処理部208、送信電力算出部209、
干渉電力算出部210、受付処理部211、メモリ21
2を備える。
【0050】モデム201は、配下の基地局装置111
との間で情報をやりとりする。モデム201は、基地局
装置111からの信号を受信すると、分離装置202へ
出力する。また、モデム201は、多重装置203から
の信号を基地局装置111へ送信する。分離装置202
は、基地局装置111からのメッセージやその他の信号
を分離するために用いられる。一方、多重装置203
は、基地局装置111へのメッセージやその他の信号を
多重するために用いられる。
【0051】メッセージ送信器204は、基地局装置1
11へ送信されるメッセージを多重装置203へ出力す
る。一方、メッセージ受信器205は、基地局装置11
1からのメッセージを受信する。メッセージ処理部20
6は、基地局装置111へ送信するメッセージの作成
や、基地局装置111からのメッセージの解読を行う。
【0052】メッセージ処理部206と、拡散コード管
理・割り当て処理部208、送信電力算出部209、干
渉電力算出部210、受付処理部211及びメモリ21
2とは、バス207を介して接続される。
【0053】拡散コード管理・割り当て処理部208
は、メモリ212に格納された拡散コード管理テーブル
に基づいて配下の基地局装置111における拡散コード
の使用状況の管理を行う。また、拡散コード管理・割り
当て処理部208は、基地局装置111と移動局装置1
12との間に無線チャネルを設定するように要求があっ
た場合に、基地局装置111において拡散コードを割り
当てることが可能か否かを判定する。更に、拡散コード
管理・割り当て処理部208は、基地局装置111と移
動局装置112との間の通信に際し、拡散コードの割り
当て処理を行う。
【0054】図4は、第1実施例における拡散コード管
理テーブルの一例を示す図である。この拡散コード管理
テーブルは、無線ネットワーク制御装置113の配下の
各基地局装置111毎に備えられており、チャネラゼー
ションコードと、そのチャネラゼーションコードの使用
状況を示す情報とによって構成される。
【0055】拡散コード管理・割り当て処理部208
は、メモリ212に格納された拡散コード管理テーブル
を参照し、空いているチャネラゼーションコードがあれ
ば、拡散コードを割り当て可能であると判定する。無線
チャネルが設定される場合には、拡散コード管理・割り
当て処理部208は、その空いているチャネラゼーショ
ンコードを割り当てて、対応する使用状況を「使用中
(1)」に変更する。そして、拡散コード管理・割り当
て処理部208は、無線チャネルの使用が終了し、チャ
ネラゼーションコードを解放した場合には、対応する使
用状況を「空き(0)」に変更する。
【0056】送信電力算出部209は、無線チャネルの
設定要求に応じて無線チャネルが設定されたと仮定した
場合に、その無線チャネルを利用した基地局装置111
と移動局装置112との間の通信のために必要となる、
該基地局装置111から移動局装置112に向かう下り
送信電力を算出する。
【0057】干渉電力算出部210は、無線チャネルの
設定要求に応じて無線チャネルが設定されたと仮定した
場合に、その無線チャネルを利用した基地局装置111
と移動局装置112との間の通信により生じる、該移動
局装置112から基地局装置111に向かう上り干渉電
力を算出する。
【0058】これら算出された下り送信電力及び上り干
渉電力は、基地局装置111へ送られる。
【0059】受付判定部211は、拡散コード管理・割
り当て処理部208における拡散コードの割り当て可否
の判定結果と、後述する基地局装置111における無線
資源及びハードウェア装置の割り当て可否の判定結果を
取得し、これらの判定結果に基づいて、無線チャネルを
設定可能か否かを判定する。無線チャネルを設定可能で
ある場合には、無線ネットワーク制御装置113は、無
線チャネルを設定する処理を行う。
【0060】図5は、本発明の第1実施例における基地
局装置の構成例を示す図である。同図には、基地局装置
111の様々な機能の内、移動局装置112との間に無
線チャネルを設定するために必要な機能のみが示されて
いる。
【0061】図5に示す基地局装置111は、モデム3
01、分離装置302、多重装置303、N個の送信ベ
ースバンド処理器304−1〜304−N、N個の受信
ベースバンド処理器305−1〜305−N、N個の送
受信機306−1〜306−N、共用器及び共通増幅器
307、アンテナ308、上り干渉電力測定器310、
下り送信電力測定器311、メッセージ送信器312、
メッセージ受信器313、メッセージ処理部314、バ
ス315、ハードウェア装置割り当て制御部316、割
当可否判定部317、メモリ318を備える。
【0062】モデム301は、無線ネットワーク制御装
置113との間で情報をやりとりする。モデム301
は、無線ネットワーク制御装置113からの信号を受信
すると、分離装置302へ出力する。また、モデム30
1は、多重装置303からの信号を無線ネットワーク制
御装置113へ送信する。
【0063】分離装置302は、無線ネットワーク制御
装置113からのメッセージやその他の信号を分離する
ために用いられる。一方、多重装置303は、無線ネッ
トワーク制御装置113へのメッセージやその他の信号
を多重するために用いられる。
【0064】N個の送信ベースバンド処理器304−1
〜304−Nは、それぞれ分離装置302からの信号を
処理し、対応する送受信機306−1〜306−Nへ出
力する。一方、N個の受信ベースバンド処理器305−
1〜305−Nは、それぞれ対応する送受信機306−
1〜306−Nからの信号を処理し、多重装置303へ
出力する。
【0065】N個の送受信機306−1〜306−N
は、対応する送信ベースバンド処理器304−1からの
信号を共用器及び共通増幅器307とアンテナ308と
を介して移動局装置112へ送信する。また、N個の送
受信機306−1〜306−Nは、移動局装置112か
らの信号を、アンテナ308と共用器及び共通増幅器3
07とを介して受信し、対応する受信ベースバンド処理
部305−1〜305−Nへ出力する。
【0066】1個の基地局装置111と1個の移動局装
置112との間で通信が行われる場合には、1個の送受
信機306がハードウェア装置として必要になる。
【0067】下り干渉電力測定器310は、共用器及び
共通増幅器307が出力する移動局装置112からの信
号に基づいて、設定要求に応じて無線チャネルを設定す
る前における現時点での移動局装置112から基地局装
置111に向かう干渉電力の総和(以下、「第1の上り
干渉電力」と称する)を測定する。
【0068】下り送信電力測定器311は、共用器及び
共通増幅器307が出力する移動局装置112への信号
に基づいて、設定要求に応じて無線チャネルを設定する
前における現時点での基地局装置111から移動局装置
112に向かう送信電力の総和(以下、「第1の下り送
信電力」と称する)を測定する。
【0069】メッセージ送信器312は、無線ネットワ
ーク制御装置113へ送信されるメッセージを多重装置
303へ出力する。一方、メッセージ受信器313は、
無線ネットワーク制御装置113からのメッセージを受
信する。メッセージ処理部314は、無線ネットワーク
制御装置113へ送信するメッセージの作成や、無線ネ
ットワーク制御装置113からのメッセージの解読を行
う。
【0070】メッセージ処理部314と、ハードウェア
装置割り当て制御部316、割当可否判定部317及び
メモリ318とは、バス315を介して接続される。
【0071】ハードウェア装置割り当て制御部316
は、メモリ318に格納されたハードウェア装置管理テ
ーブルに基づいて、送受信機306−1〜306−Nの
使用状況の管理を行う。また、ハードウェア装置割り当
て制御部316は、基地局装置111と移動局装置11
2との間に無線チャネルを設定するように要求があった
場合に、送受信機306−1〜306−Nを割り当てる
ことが可能か否かを判定する。更に、ハードウェア装置
割り当て制御部316は、基地局装置111と移動局装
置112との間の通信に際し、送受信機306−1〜3
06−Nを割り当てる処理を行う。
【0072】図6は、第1実施例におけるハードウェア
装置管理テーブルの一例を示す図である。このハードウ
ェア装置管理テーブルは、各ハードウェア装置(送受信
機306−1〜306−N)を識別するためのコード
と、各送受信機306−1〜306−Nの使用状況を示
す情報とによって構成される。
【0073】ハードウェア装置割り当て制御部316
は、メモリ318に格納されたハードウェア装置管理テ
ーブルを参照し、空いている送受信機306があれば、
割り当て可能であると判定する。無線チャネルが設定さ
れる場合には、ハードウェア装置割り当て制御部316
は、その空いている送受信機306を割り当てて、対応
する使用状況を「使用中(1)」に変更する。そして、
ハードウェア装置割り当て制御部316は、無線チャネ
ルの使用が終了し、送受信機306を解放した場合に
は、対応する使用状況を「空き(0)」に変更する。
【0074】割当可否判定部317は、基地局装置11
1と移動局装置112との間に無線チャネルを設定する
ように要求があった場合に、下り干渉電力測定器310
によって測定された第1の上り干渉電力と、無線ネット
ワーク制御装置113において算出され、送信された上
り干渉電力(以下、「第2の上り干渉電力」と称する)
との和を算出するとともに、下り送信電力測定器311
によって測定された第1の下り送信電力と、無線ネット
ワーク制御装置113において算出され、送信された下
り送信電力(以下、「第2の下り送信電力」と称する)
との和を算出する。
【0075】次に、割当可否判定部317は、算出した
第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和が予め
定められた所定の閾値以下である場合には、移動局装置
112から基地局装置111に向かう上り回線用の無線
資源が割り当て可能であると判定し、算出した第1の下
り送信電力と第2の下り送信電力との和が予め定められ
た所定の閾値以下である場合には、基地局装置111か
ら移動局装置112に向かう下り回線用の無線資源が割
り当て可能であると判定する。そして、割当可否判定部
317は、これら上り回線用及び下り回線用の双方の無
線資源が割り当て可能である場合に、無線資源を割り当
てることが可能であると判定する。
【0076】これら送受信機306−1〜306−Nの
割当可否の判定結果と、無線資源の割当可否の判定結果
とは、無線ネットワーク制御装置113へ送信される。
【0077】図7は、第1実施例における移動通信シス
テム100の動作を示すシーケンス図である。移動局装
置112は、基地局装置111を介して無線ネットワー
ク制御装置113に対して無線チャネルの設定を要求す
る(ステップ101)。
【0078】無線ネットワーク制御装置113は、この
無線チャネルの設定要求を受信すると、基地局装置11
1において拡散コードを割り当てることが可能か否かを
判定する(ステップ102)。拡散コードの割り当てが
不可である場合には、無線ネットワーク制御装置113
は、その旨を移動局装置112に通知して処理を終了す
る。
【0079】一方、拡散コードの割り当てが可能である
場合には、次に無線ネットワーク制御装置113は、第
2の下り送信電力及び第2の上り干渉電力を算出し(ス
テップ103)、無線資源とハードウェア装置との割り
当てを要求するメッセージを基地局装置111へ送信す
る(ステップ104)。このメッセージには、算出され
た第2の下り送信電力及び第2の上り干渉電力が含まれ
る。
【0080】基地局装置111は、このメッセージを受
信すると、測定した第1の下り送信電力及び第1の上り
干渉電力と、メッセージ内の第2の下り送信電力及び第
2の上り干渉電力とに基づいて無線資源の割り当て可否
を判定するとともに、ハードウェア装置の割り当て可否
を判定し(ステップ105)、これらの判定結果を無線
ネットワーク制御装置113へ通知する(ステップ10
6)。
【0081】無線ネットワーク制御装置113は、これ
ら通知された判定結果が何れも割り当て可能との判定結
果であった場合には、無線チャネルを設定する処理を行
う(ステップ107)。一方、無線ネットワーク制御装
置113は、これら通知された判定結果の何れかが割り
当て不可との判定結果であった場合には、その旨を移動
局装置112に通知して処理を終了する。
【0082】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図8は、本発明の第2実施例における無線ネットワ
ーク制御装置の構成例を示す図である。図8に示す無線
ネットワーク制御装置113は、図3に示す第1実施例
の無線ネットワーク制御装置113と比較すると、新た
にハードウェア装置管理・割り当て処理部213が備え
られている。
【0083】ハードウェア装置管理・割り当て処理部2
13は、メモリ212に格納されたハードウェア装置管
理テーブルに基づいて、基地局装置111内のハードウ
ェア装置(N個の送受信機)の使用状況の管理を行う。
また、ハードウェア装置管理・割り当処理部213は、
基地局装置111と移動局装置112との間に無線チャ
ネルを設定するように要求があった場合に、送受信機3
06−1〜306−Nを割り当てることが可能か否かを
判定する。更に、ハードウェア装置管理・割り当て処理
部213は、基地局装置111と移動局装置112との
間の通信に際し、基地局装置111に対して、ハードウ
ェア装置(送受信機)を割り当てるように指示する。
【0084】図9は、第2実施例におけるハードウェア
装置管理テーブルの一例を示す図である。このハードウ
ェア装置管理テーブルは、無線ネットワーク制御装置1
13の配下の各基地局装置111毎に備えられており、
各基地局装置111内のハードウェア装置(N個の送受
信機)を識別するためのコードと、各送受信機の使用状
況を示す情報とによって構成される。
【0085】ハードウェア装置管理・割り当て制御部2
13は、メモリ212に格納されたハードウェア装置管
理テーブルを参照し、空いている送受信機があれば、割
り当て可能であると判定する。無線チャネルが設定され
る場合には、ハードウェア装置管理・割り当て処理部2
13は、無線基地局111に対して、その空いている送
受信機を割り当てるように指示し、対応する使用状況を
「使用中(1)」に変更する。そして、ハードウェア装
置管理・割り当て処理部213は、無線チャネルの使用
が終了し、送受信機を解放した場合には、対応する使用
状況を「空き(0)」に変更する。
【0086】受付判定部211は、拡散コード管理・割
り当て処理部208における拡散コードの割り当て可否
の判定結果、ハードウェア装置管理・割り当て処理部2
13はにおけるハードウェア装置の割り当て可否の判定
結果及び基地局装置111における無線資源の割り当て
可否の判定結果を取得し、これらの判定結果に基づい
て、無線チャネルを設定可能か否かを判定する。無線チ
ャネルを設定可能である場合には、無線ネットワーク制
御装置113は、無線チャネルを設定する処理を行う。
【0087】図10は、本発明の第2実施例における基
地局装置の構成例を示す図である。図10に示す基地局
装置111は、図5に示す第1実施例の基地局装置11
1と比較すると、ハードウェア装置割り当て制御部31
6に代えてハードウェア装置制御部319を備える。
【0088】ハードウェア制御部319は、無線ネット
ワーク制御装置113からのハードウェア装置の割り当
て指示に応じて、基地局装置111と移動局装置112
との間の通信に際し、送受信機306−1〜306−N
を割り当てる処理を行う。
【0089】図11は、第2実施例における移動通信シ
ステム100の動作を示すシーケンス図である。移動局
装置112は、基地局装置111を介して無線ネットワ
ーク制御装置113に対して無線チャネルの設定を要求
する(ステップ201)。
【0090】無線ネットワーク制御装置113は、この
無線チャネルの設定要求を受信すると、基地局装置11
1において拡散コードを割り当てることが可能か否かを
判定する(ステップ202)。拡散コードの割り当てが
不可である場合には、無線ネットワーク制御装置113
は、その旨を移動局装置112に通知して処理を終了す
る。
【0091】一方、拡散コードの割り当てが可能である
場合には、無線ネットワーク制御装置113は、第2の
下り送信電力及び第2の上り干渉電力を算出する(ステ
ップ203)。次に無線ネットワーク制御装置113
は、基地局装置111内のハードウェア装置(送受信機
306)の割り当てが可能であるか否かを判定する(ス
テップ204)。ハードウェア装置の割り当てが不可で
ある場合には、無線ネットワーク制御装置113は、そ
の旨を移動局装置112に通知して処理を終了する。
【0092】一方、ハードウェア装置の割り当てが可能
である場合には、無線ネットワーク制御装置113は、
無線資源の割り当てを要求するメッセージを基地局装置
111へ送信する(ステップ205)。このメッセージ
には、ステップ203において算出された第2の下り送
信電力及び第2の上り干渉電力が含まれる。
【0093】基地局装置111は、このメッセージを受
信すると、測定した第1の下り送信電力及び第1の上り
干渉電力と、メッセージ内の第2の下り送信電力及び第
2の上り干渉電力とに基づいて無線資源の割り当て可否
を判定し(ステップ206)、この判定結果を無線ネッ
トワーク制御装置113へ通知する(ステップ20
7)。
【0094】無線ネットワーク制御装置113は、この
通知された判定結果が割り当て可能との判定結果であっ
た場合には、無線チャネルを設定する処理を行う(ステ
ップ208)。一方、無線ネットワーク制御装置113
は、この通知された判定結果が割り当て不可との判定結
果であった場合には、その旨を移動局装置112に通知
して処理を終了する。
【0095】次に、第3実施例について説明する。図1
2は、本発明の第3実施例における無線ネットワーク制
御装置の構成例を示す図である。図13に示す無線ネッ
トワーク制御装置113は、図3に示す第1実施例の無
線ネットワーク制御装置113と比較すると、新たに無
線資源割り当て判定部214が備えられている。
【0096】無線資源割り当て判定部214は、基地局
装置111と移動局装置112との間に無線チャネルを
設定するように要求があった場合に、基地局装置111
において測定され、通知される第1の上り干渉電力と、
干渉電力算出部210によって算出される第2の上り干
渉電力との和を算出するとともに、基地局装置111に
おいて測定され、通知される第1の下り送信電力と、送
信電力算出部209によって算出さる第2の下り送信電
力との和を算出する。
【0097】次に、無線資源割り当て判定部214は、
算出した第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との
和が予め定められた所定の閾値以下である場合には、移
動局装置112から基地局装置111に向かう上り回線
用の無線資源が割り当て可能であると判定し、算出した
第1の下り送信電力と第2の下り送信電力との和が予め
定められた所定の閾値以下である場合には、基地局装置
111から移動局装置112に向かう下り回線用の無線
資源が割り当て可能であると判定する。そして、割当可
否判定部317は、これら上り回線用及び下り回線用の
双方の無線資源が割り当て可能である場合に、無線資源
を割り当てることが可能であると判定する。
【0098】受付判定部211は、拡散コード管理・割
り当て処理部208における拡散コードの割り当て可否
の判定結果、無線資源割り当て判定部214における無
線資源の割り当て可否の判定結果及び基地局装置111
における該基地局装置111内のハードウェア装置(送
受信機)の割り当て可否の判定結果を取得し、これらの
判定結果に基づいて、無線チャネルを設定可能か否かを
判定する。無線チャネルを設定可能である場合には、無
線ネットワーク制御装置113は、無線チャネルを設定
する処理を行う。
【0099】図13は、本発明の第3実施例における基
地局装置の構成例を示す図である。図13に示す基地局
装置111は、図5に示す第1実施例の基地局装置11
1と比較すると、割り当て可否判定部317に代えて測
定制御部320を備える。
【0100】測定制御部320は、上り干渉電力測定器
310及び下り送信電力測定器311を制御し、これら
上り干渉電力測定器310によって測定された第1の上
り干渉電力と、下り送信電力測定器311によって測定
された第1の下り送信電力とを無線ネットワーク制御装
置113に通知する制御を行う。
【0101】図14は、第3実施例における移動通信シ
ステム100の動作を示すシーケンス図である。移動局
装置112は、基地局装置111を介して無線ネットワ
ーク制御装置113に対して無線チャネルの設定を要求
する(ステップ301)。
【0102】無線ネットワーク制御装置113は、この
無線チャネルの設定要求を受信すると、基地局装置11
1において拡散コードを割り当てることが可能か否かを
判定する(ステップ302)。拡散コードの割り当てが
不可である場合には、無線ネットワーク制御装置113
は、その旨を移動局装置112に通知して処理を終了す
る。
【0103】一方、拡散コードの割り当てが可能である
場合には、無線ネットワーク制御装置113は、第2の
下り送信電力及び第2の上り干渉電力を算出する(ステ
ップ303)。次に無線ネットワーク制御装置113
は、基地局装置111に対し、ハードウェア装置(送受
信機306)の割り当てを要求するメッセージを送信す
る(ステップ304)。
【0104】基地局装置111は、この要求に応じて、
ハードウェア装置(送受信機306)の割り当てが可能
であるか否かを判定し(ステップ305)、その判定結
果を無線ネットワーク制御装置113に通知する(ステ
ップ306)。次に、基地局装置111は、第1の上り
干渉電力及び第1の下り送信電力を測定し、その測定結
果を無線ネットワーク制御装置113に通知する(ステ
ップ307)。
【0105】無線ネットワーク制御装置113は、基地
局装置111からのハードウェア装置の割り当て可否の
判定結果がハードウェア装置の割り当てが不可であると
の判定結果である場合には、その旨を移動局装置112
に通知して処理を終了する。
【0106】一方、基地局装置111からのハードウェ
ア装置の割り当て可否の判定結果がハードウェア装置の
割り当てが可能であるとの判定結果である場合には、無
線ネットワーク制御装置113は、基地局装置111か
ら通知された第1の下り送信電力及び第1の上り干渉電
力と、算出した第2の下り送信電力及び第2の上り干渉
電力とに基づいて無線資源の割り当て可否を判定する
(ステップ308)。次に無線ネットワーク制御装置1
13は、この判定結果が無線資源を割り当て可能との判
定結果であった場合には、無線チャネルを設定する処理
を行う(ステップ309)。一方、無線ネットワーク制
御装置113は、この判定結果が無線資源を割り当て不
可との判定結果であった場合には、その旨を移動局装置
112に通知して処理を終了する。
【0107】なお、本シーケンス図では、基地局装置1
11が無線ネットワーク制御装置113からの要求に応
答する形で、第1の干渉電力及び第1の送信電力を測定
し、その測定結果を無線ネットワーク制御装置113に
通知するようにしたが、基地局装置111が定期的に第
1の干渉電力及び第1の送信電力を測定して、その測定
結果を通知し、無線ネットワーク制御装置113は、最
新の測定結果を用いて無線資源の割り当てが可能である
か否かを判定するようにしても良い。
【0108】次に、第4実施例について説明する。図1
5は、本発明の第4実施例における無線ネットワーク制
御装置の構成例を示す図である。図14に示す無線ネッ
トワーク制御装置113は、図3に示す第1実施例の無
線ネットワーク制御装置113と比較すると、新たにハ
ードウェア装置管理・割り当て処理部213と無線資源
割り当て判定部214とが備えられている。ハードウェ
ア装置管理・割り当て処理部213は、図8に示す第2
実施例の無線ネットワーク制御装置113内のハードウ
ェア装置管理・割り当て処理部213と同様であり、無
線資源割り当て判定部214は、図12に示す第3実施
例の無線ネットワーク制御装置113内の無線資源割り
当て判定部214と同様であるため、その説明は省略す
る。
【0109】受付判定部211は、拡散コード管理・割
り当て処理部208における拡散コードの割り当て可否
の判定結果、ハードウェア装置管理・割り当て処理部2
13における基地局装置111内のハードウェア装置
(送受信機)の割り当て可否の判定結果及び無線資源割
り当て判定部214における無線資源の割り当て可否の
判定結果を取得し、これらの判定結果に基づいて、無線
チャネルを設定可能か否かを判定する。無線チャネルを
設定可能である場合には、無線ネットワーク制御装置1
13は、無線チャネルを設定する処理を行う。
【0110】図16は、本発明の第4実施例における基
地局装置の構成例を示す図である。図16に示す基地局
装置111は、図5に示す第1実施例の基地局装置11
1と比較すると、ハードウェア装置割り当て制御部31
6に代えてハードウェア装置制御部319を備え、割り
当て可否判定部317に代えて測定制御部320を備え
る。ハードウェア装置制御部319は、図10に示す第
2実施例の基地局装置111内のハードウェア装置制御
部319と同様であり、測定制御部320は、図13に
示す第3実施例の基地局装置111内の測定制御部32
0と同様であるため、その説明は省略する。
【0111】図17は、第4実施例における移動通信シ
ステム100の動作を示すシーケンス図である。移動局
装置112は、基地局装置111を介して無線ネットワ
ーク制御装置113に対して無線チャネルの設定を要求
する(ステップ401)。
【0112】無線ネットワーク制御装置113は、この
無線チャネルの設定要求を受信すると、基地局装置11
1において拡散コードを割り当てることが可能か否かを
判定する(ステップ402)。拡散コードの割り当てが
不可である場合には、無線ネットワーク制御装置113
は、その旨を移動局装置112に通知して処理を終了す
る。
【0113】一方、拡散コードの割り当てが可能である
場合には、無線ネットワーク制御装置113は、第2の
下り送信電力及び第2の上り干渉電力を算出する(ステ
ップ403)。次に無線ネットワーク制御装置113
は、基地局装置111内のハードウェア装置(送受信機
306)の割り当てが可能であるか否かを判定する(ス
テップ404)。ハードウェア装置の割り当てが不可で
ある場合には、無線ネットワーク制御装置113は、そ
の旨を移動局装置112に通知して処理を終了する。
【0114】一方、ハードウェア装置の割り当てが不可
である場合には、無線ネットワーク制御装置113は、
無線基地局111に対し、第1の上り干渉電力及び第1
の下り送信電力の測定を要求する(ステップ405)。
【0115】基地局装置111は、この要求に応じて、
第1の上り干渉電力及び第1の下り送信電力を測定し、
その測定結果を無線ネットワーク制御装置113に通知
する(ステップ406)。
【0116】無線ネットワーク制御装置113は、基地
局装置111から通知された第1の下り送信電力及び第
1の上り干渉電力と、算出した第2の下り送信電力及び
第2の上り干渉電力とに基づいて無線資源の割り当て可
否を判定する(ステップ407)。
【0117】次に無線ネットワーク制御装置113は、
この判定結果が無線資源を割り当て可能との判定結果で
あった場合には、無線チャネルを設定する処理を行う
(ステップ408)。一方、無線ネットワーク制御装置
113は、この判定結果が無線資源を割り当て不可との
判定結果であった場合には、その旨を移動局装置112
に通知して処理を終了する。
【0118】なお、本シーケンス図では、基地局装置1
11が無線ネットワーク制御装置113からの要求に応
答する形で、第1の干渉電力及び第1の送信電力を測定
し、その測定結果を無線ネットワーク制御装置113に
通知するようにしたが、基地局装置111が定期的に第
1の干渉電力及び第1の送信電力を測定して、その測定
結果を通知し、無線ネットワーク制御装置113は、最
新の測定結果を用いて無線資源の割り当てが可能である
か否かを判定するようにしても良い。
【0119】次に上述した第1乃至第4の実施例におい
て、無線資源が割り当て可否を判定する際の具体例につ
いて説明する。図18は、基地局装置111において管
理される閾値テーブルの一例を示す図である。この閾値
テーブルは、第1実施例及び第2実施例に適用されるう
ものであり、基地局装置111内のメモリ318に格納
される。
【0120】閾値テーブルには、干渉電力閾値と送信電
力閾値とが記録される。基地局装置111内の割当可否
判定部317は、これら閾値を読み出して、干渉電力閾
値と、第1の上り干渉電力及び第2の上り干渉電力の和
を比較するとともに、送信電力閾値と、第1の下り送信
電力及び第2の下り干渉電力の和とを比較し、第1の上
り干渉電力及び第2の上り干渉電力の和が干渉電力閾値
以下であり、且つ、第1の下り送信電力及び第2の下り
送信電力の和が送信電力閾値以下である場合には、無線
資源を割当可能であると判定する。なお、干渉電力閾値
と送信電力閾値の何れか一方を閾値テーブルに記録する
ようにしてもよい。
【0121】一方、図19は、無線ネットワーク制御装
置113において管理される閾値テーブルの一例を示す
図である。この閾値テーブルは、第3実施例及び第4実
施例に適用されるものであり、無線ネットワーク制御装
置113内のメモリ212に格納される。
【0122】閾値テーブルには、無線ネットワーク制御
装置113配下の各基地局装置111毎に、干渉電力閾
値と送信電力閾値とが記録される。無線ネットワーク制
御装置113内の無線資源割り当て判定部214は、上
述した基地局装置111内の割当可否判定部317と同
様の方法で、無線資源の割当可否を判定する際に、この
閾値テーブルを利用する。
【0123】図20は、パラメータテーブルの一例を示
す図である。このパラメータテーブルは、第2の上り干
渉電力(干渉電力増大量)と、第2の下り送信電力(必
要な送信電力)とが記録される。これらの値は、各物理
チャネル毎に記録され、第2の上り干渉電力と、第2の
下り送信電力との導出に用いられる。
【0124】このパラメータテーブルは、無線ネットワ
ーク制御装置113内のメモリ212及び基地局装置1
12内のメモリ318の何れに格納しても良い。特に、
パラメータテーブルを基地局装置111内にメモリ31
8に格納する場合には、基地局装置112は無線ネット
ワーク制御装置113からこれらの電力値を取得する必
要がなくなる。なお、干渉電力増大量と必要な送信電力
の何れか一方をパラメータテーブルに記録するようにし
てもよい。
【0125】ところで、図20では、物理チャネルが求
まると、第2の上り干渉電力(干渉電力増大量)や第2
の下り送信電力(必要な送信電力)が一意に定まった
が、より精度の高い値を導出するためには以下のような
演算を行う。
【0126】干渉電力増大量Increaseは、例え
ばチップレートをRc[cps]、1チップ当りのエネ
ルギーEcと干渉電力密度Ioとの比の所要値をEc/
Io、現時点での上り干渉電力(拡散帯域中の全干渉電
力)の測定結果をI[W]として、Increase=
I×Ec/Io×Rcにより計算される。
【0127】あるいは、干渉電力増大量Increas
eは、情報ビットレートをRi[bps]、情報1ビッ
ト当りのエネルギーEbと干渉電力密度Ioとの比の所
要値をEb/Io、現時点での上り干渉電力(拡散帯域
中の全干渉電力)の測定結果をI[W]として、Inc
rease=I×Eb/Io×Riにより計算される。
【0128】新たな無線チャネルを設定することによる
干渉電力の増加は、現時点での干渉電力が大きいほど大
きくなるという性質を有するが、このような演算により
求めることで、より精度の高い値を導出することができ
る。なお、この計算例は一例に過ぎず、例えばこの計算
例に何らかの補正を行って更に精度を高めるようにした
り、安全係数をかける等により測定誤差に対する耐性を
高めるようにしても良い。
【0129】一方、必要な送信電力Pは、例えば移動局
装置において測定されるパイロットチャネルの1チップ
当りのエネルギーEcと干渉電力密度Ioとの比をEc
/Io、設定しようとする無線チャネルのスプレッディ
ングファクタをSF、通信が要求する信号対雑音電力比
をSIR、基地局装置におけるパイロットチャネルの送
信電力をPpilot[W]として、P=Ppilot
÷SF÷(Ec/Io)×SIRにより計算される。
【0130】新たに設定しようとする無線チャネルに必
要な送信電力は、基地局装置から常に所定の送信電力で
送信されているパイロットチャネルの移動局装置におけ
る受信電力が大きいか小さいか、換言すれば、移動局装
置が基地局装置の近くにいるか遠くにいるかによって変
わる。また、新たに設定しようとする無線チャネルに必
要な送信電力は、干渉の大きさによっても変わる。これ
らのファクタは、移動局装置において測定されるパイロ
ットチャネルのEc/Ioの値で代表されており、この
値を用いて必要な送信電力を計算することにより、より
精度の高い値を算出することが可能となる。
【0131】このような方法のほかにも、移動局装置に
おいて測定されるパイロットチャネルの受信レベルの大
小、換言すれば、基地局装置との遠近のみに基づいて、
移動局装置が基地局装置の近くにあれば小さな送信電力
となり、移動局装置が基地局装置の遠くにあれば大きな
送信電力となるような計算式を利用するようにしても良
い。なお、ここで説明した計算例は一例に過ぎず、例え
ば例えばこの計算例に何らかの補正を行って更に精度を
高めるようにしたり、安全係数をかける等により測定誤
差に対する耐性を高めるようにしても良い。
【0132】このように移動通信システム100では、
基地局装置111及び無線ネットワーク制御装置113
により、拡散コード、ハードウェア装置及び無線資源が
割り当て可能であるか否かを判定し、割り当て可能であ
る場合に、基地局装置と移動局装置との間に無線チャネ
ルを設定している。即ち、これら複数の要因を考慮して
無線チャネルの設定が可能であるか否かを判定するた
め、高い通信品質を維持することが可能となる。
【0133】なお、以上の説明において、無線チャネル
とは、例えば異なるシンボルレートや異なるスプレッデ
ィングファクタにより構成される物理チャネルであって
も良いし、同一の物理チャネルであるが、符号化方式等
の物理チャネルの使用方法が異なる為に別々のチャネル
になるものであっても良い。更には、物理チャネルやそ
の使用方法が同一であるが、提供されるサービスが異な
るために別々のチャネルになるものであっても良い。即
ち、上述した実施形態は、無線チャネルの分類方法を限
定するものではなく、どのような観点で無線チャネルが
分類されていても本発明を適用することができる。
【0134】また、上述した実施形態では、W−CDM
Aを例にとって説明しているが、これは本発明の適用対
象を限定するものではない。CDMA方式が適用される
移動通信システムである限りにおいて本発明の適用が可
能である。
【0135】また、上述した実施形態では、無線ネット
ワーク制御装置が無線チャネルの設定処理を行ったが、
基地局装置が行うようにしても良い。また、例えば基地
局装置が拡散コード、ハードウェア装置及び無線資源の
全てについて割り当て可否を判定するようにしても良
い。
【0136】また、上述した実施形態では、移動局装置
から無線チャネルの設定要求があった場合について説明
したが、固定電話ネットワーク上の固定電話機や、同一
の移動通信システム内の他の無線ネットワーク制御装置
の配下の基地局装置によって形成されるセル内の移動局
装置から無線チャネルの設定要求がなされた場合にも、
本発明の適用が可能である。
【発明の効果】上述の如く、本願発明は、拡散コード、
ハードウェア装置及び無線資源が割り当て可能であるか
否かを判定し、割り当て可能である場合に、基地局装置
と移動局装置との間に無線チャネルを設定している。即
ち、これら複数の要因を考慮して無線チャネルの設定が
可能であるか否かを判定するため、高い通信品質を維持
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムの構成例を示す図である。
【図2】拡散コードの使用方法を説明するための概念図
である。
【図3】第1実施例における無線ネットワーク制御装置
の構成例を示す図である。
【図4】第1実施例における拡散コード管理テーブルの
一例を示す図である。
【図5】第1実施例における基地局装置の構成例を示す
図である。
【図6】第1実施例におけるハードウェア装置管理テー
ブルの一例を示す図である。
【図7】第1実施例における移動通信システムの動作を
示すシーケンス図である。
【図8】第2実施例における無線ネットワーク制御装置
の構成例を示す図である。
【図9】第2実施例におけるハードウェア装置管理テー
ブルの一例を示す図である。
【図10】第2実施例における基地局装置の構成例を示
す図である。
【図11】第2実施例における移動通信システムの動作
を示すシーケンス図である。
【図12】第3実施例における無線ネットワーク制御装
置の構成例を示す図である。
【図13】第3実施例における基地局装置の構成例を示
す図である。
【図14】第3実施例における移動通信システムの動作
を示すシーケンス図である。
【図15】第4実施例における無線ネットワーク制御装
置の構成例を示す図である。
【図16】第4実施例における基地局装置の構成例を示
す図である。
【図17】第4実施例における移動通信システムの動作
を示すシーケンス図である。
【図18】基地局装置において管理される閾値テーブル
の一例を示す図である。
【図19】無線ネットワーク制御装置において管理され
る閾値テーブルの一例を示す図である。
【図20】パラメータテーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
100 移動通信システム 111 基地局装置 112 移動局装置 113 無線ネットワーク制御装置 201 モデム 202 分離装置 203 多重装置 204 メッセージ送信器 205 メッセージ受信器 206 メッセージ処理部 207 バス 208 拡散コード管理・割り当て処理部 209 送信電力算出部 210 干渉電力算出部 211 受付処理部 212 メモリ 213 ハードウェア装置管理・割り当て処理部 214 無線資源割り当て判定部 301 モデム 302 分離装置 303 多重装置 304−1〜304−N 送信ベースバンド処理器 305−1〜305−N、受信ベースバンド処理器 306−1〜306−N、送受信機 307 共用器及び共通増幅器 308 アンテナ 310 上り干渉電力測定器 311 下り送信電力測定器 312 メッセージ送信器 313 メッセージ受信器 314 メッセージ処理部 315 バス 316 ハードウェア装置割り当て制御部 317 割当可否判定部 318 メモリ 319 ハードウェア装置制御部 230 測定制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/30 (72)発明者 佐藤 隆明 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 平本 義貴 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 中村 武宏 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K022 EE01 5K067 CC10 DD25 DD44 DD48 DD57 EE02 EE10 EE16 EE66 GG01 GG11 HH22 JJ17 JJ21

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局装置、移動局装置及び前記基地局
    装置を制御する無線ネットワーク制御装置を有し、符号
    分割多元接続方式を用いる移動通信システムにて、前記
    基地局装置と前記移動局装置との間の通信に用いられる
    無線チャネルの設定を制御する無線チャネル設定制御方
    法において、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定し、 前記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定
    し、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    を割り当て可能と判定した場合に、前記基地局装置と前
    記移動局装置との間に無線チャネルを設定するようにし
    た無線チャネル設定制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線チャネル設定制御
    方法において、 移動局装置から基地局装置に向かう干渉電力の総和であ
    る第1の上り干渉電力を測定し、 前記測定した第1の上り干渉電力が第1の閾値以下の場
    合に、前記無線資源を割り当て可能と判定するようにし
    た無線チャネル設定制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無線チャネル設定制御
    方法において、 前記測定した第1の上り干渉電力が第1の閾値以下の場
    合に、移動局装置から基地局装置に向かう上り回線用の
    無線資源の割り当て可能と判定するようにした無線チャ
    ネル設定制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の無線チ
    ャネル設定制御方法において、 基地局装置から移動局装置に向かう送信電力の総和であ
    る第1の下り送信電力を測定し、 前記測定した第1の下り送信電力が第2の閾値以下の場
    合に、前記無線資源を割り当て可能と判定するようにし
    た無線チャネル設定制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の無線チャネル設定制御
    方法において、 前記測定した第1の下り送信電力が第2の閾値以下の場
    合に、基地局装置から移動局装置に向かう下り回線用の
    無線資源を割り当て可能と判定するようにした無線チャ
    ネル設定制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の無線チャネル設
    定制御方法において、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記基地局装置は、 前記第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力とを測定
    し、 前記測定した第1の上り干渉電力と第1の送信電力とに
    基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り当て可
    否を判定し、 前記通信に用いられる当該基地局装置内の所定のハード
    ウェア装置の割り当て可否を判定し、 前記無線資源及び所定のハードウェア装置の割り当て可
    否の判定結果を前記無線ネットワーク制御装置に通知
    し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5に記載の無線チャネル設
    定制御方法において、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定し、 前記基地局装置は、 前記第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力とを測定
    し、 前記測定した第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力
    とに基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り当
    て可否を判定し、 前記無線資源の割り当て可否の判定結果を前記無線ネッ
    トワーク制御装置に通知し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項4又は5に記載の無線チャネル設
    定制御方法において、 前記基地局装置は、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定し、 前記第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力とを測定
    し、 前記所定のハードウェア装置の割り当て可否の判定結果
    と、前記測定した第1の上り干渉電力と第1の下り送信
    電力とを前記無線ネットワーク制御装置に通知し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記基地局装置からの第1の上り干渉電力と第1の下り
    送信電力とに基づいて、前記通信に用いられる無線資源
    の割り当て可否を判定し、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項4又は5に記載の無線チャネル設
    定制御方法において、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定し、 前記基地局装置は、 前記第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力とを測定
    し、 前記測定した第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力
    とを前記無線ネットワーク制御装置に通知し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記基地局装置からの第1の上り干渉電力と第1の下り
    送信電力とに基づいて、前記通信に用いられる無線資源
    の割り当て可否を判定し、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の無線チャネル設定制
    御方法において、 前記通信により新たに生じる移動局装置から基地局装置
    に向かう第2の上り干渉電力を導出し、 移動局装置から基地局装置に向かう干渉電力の総和であ
    る第1の上り干渉電力を測定し、 前記測定した第1の上り干渉電力と前記導出した第2の
    上り干渉電力との和を算出し、 前記算出した第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力
    との和が第3の閾値以下の場合に、前記通信に用いられ
    る無線資源を割り当て可能と判定するようにした無線チ
    ャネル設定制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の無線チャネル設定
    制御方法において、 前記算出した第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力
    との和が第3の閾値以下の場合に、移動局装置から基地
    局装置に向かう上り回線用の無線資源を割り当て可能と
    判定するようにした無線チャネル設定制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11に記載の無線チャ
    ネル設定制御方法において、 前記第2の上り干渉電力は、前記通信の種別毎に導出さ
    れる値である無線チャネル設定制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12の何れかに記載の
    無線チャネル設定制御方法において、 前記第2の上り干渉電力は、少なくとも、チップレート
    又は前記通信の情報伝送速度と、該チップレート又は該
    通信の情報伝送速度に対応した信号対雑音電力比と、上
    り干渉電力とに基づいて導出される値である無線チャネ
    ル設定制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至3、10乃至13の何れ
    かに記載の無線チャネル設定制御方法において、 基地局装置から移動局装置に向かう送信電力の総和であ
    る第1の下り送信電力を測定し、 前記通信のために必要な基地局装置から移動局装置に向
    かう第2の下り送信電力を導出し、 前記測定した第1の下り送信電力と前記導出した第2の
    下り送信電力との和を算出し、 前記第1の下り送信電力と前記第2の下り送信電力との
    和が第4の閾値以下の場合に、前記通信に用いられる無
    線資源を割り当て可能と判定するようにした無線チャネ
    ル設定制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の無線チャネル設定
    制御方法において、 前記算出した第1の下り送信電力と第2の下り送信電力
    との和が第4の閾値以下の場合に、基地局装置から移動
    局装置に向かう下り回線用の無線資源を割り当て可能と
    判定するようにした無線チャネル設定制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15に記載の無線チャ
    ネル設定制御方法において、 前記第2の下り送信電力は、前記通信の種別毎に導出さ
    れる値である無線チャネル設定制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項14乃至16の何れかに記載の
    無線チャネル設定制御方法において、 前記第2の下り送信電力は、移動局装置におけるパイロ
    ットチャネルの品質及び受信電力の少なくとも一方に基
    づいて導出される値である無線チャネル設定制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項14乃至16の何れかに記載の
    無線チャネル設定制御方法において、 前記第2の下り送信電力は、少なくとも、移動局装置に
    おけるパイロットチャネルの1チップ当りの受信エネル
    ギーと干渉電力との比と、前記通信に用いられる物理チ
    ャネルのスプレッティングファクタと、前記通信が要求
    する信号対雑音電力比と、基地局装置におけるパイロッ
    トチャネルの送信電力とに基づいて導出される無線チャ
    ネル設定制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項14乃至18の何れかに記載の
    無線チャネル設定制御方法において、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記第2の上り干渉電力と第2の下り送信電力の少なく
    とも一方を導出し、 前記第2の上り干渉電力を導出した場合には当該第2の
    上り干渉電力を前記基地局装置へ送信し、前記第2の下
    り送信電力を導出した場合には当該第2の下り送信電力
    を前記基地局装置へ通知し、 前記基地局装置は、 前記第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力を測定
    し、 前記第2の上り干渉電力が前記無線ネットワーク制御装
    置から送信された場合には前記測定した第1の上り干渉
    電力と当該第2の上り干渉電力との和を算出し、前記第
    2の下り送信電力が前記無線ネットワーク制御装置から
    送信された場合には前記測定した第1の下り送信電力と
    当該第2の下り送信電力との和を算出し、 前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和
    と、前記第1の下り送信電力と第2の下り送信電力との
    和の双方を算出した場合にはこれらの和に基づいて、前
    記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、
    前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和の
    みを算出した場合には、当該和と前記第1の下り送信電
    力とに基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り
    当て可否を判定し、第1の下り送信電力と第2の下り送
    信電力との和のみを算出した場合には、当該和と前記第
    1の上り干渉電力とに基づいて、前記通信に用いられる
    無線資源の割り当て可否を判定し、 前記通信に用いられる当該基地局装置内の所定のハード
    ウェア装置の割り当て可否を判定し、 前記無線資源及び所定のハードウェア装置の割り当て可
    否の判定結果を前記無線ネットワーク制御装置に通知
    し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項14乃至18の何れかに記載の
    無線チャネル設定制御方法において、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定し、 前記第2の上り干渉電力と第2の下り送信電力の少なく
    とも一方を導出し、 前記第2の上り干渉電力を導出した場合には当該第2の
    上り干渉電力を前記基地局装置へ送信し、前記第2の下
    り送信電力を導出した場合には当該第2の下り送信電力
    を前記基地局装置へ通知し、 前記基地局装置は、 前記第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力とを測定
    し、 前記第2の上り干渉電力が前記無線ネットワーク制御装
    置から送信された場合には前記測定した第1の上り干渉
    電力と当該第2の上り干渉電力との和を算出し、前記第
    2の下り送信電力が前記無線ネットワーク制御装置から
    送信された場合には前記測定した第1の下り送信電力と
    当該第2の下り送信電力との和を算出し、 前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和
    と、前記第1の下り送信電力と第2の下り送信電力との
    和の双方を算出した場合にはこれらの和に基づいて、前
    記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、
    前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和の
    みを算出した場合には、当該和と前記第1の下り送信電
    力とに基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り
    当て可否を判定し、第1の下り送信電力と第2の下り送
    信電力との和のみを算出した場合には、当該和と前記第
    1の上り干渉電力とに基づいて、前記通信に用いられる
    無線資源の割り当て可否を判定し、 前記無線資源の割り当て可否の判定結果を前記無線ネッ
    トワーク制御装置に通知し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項14乃至18の何れかに記載の
    無線チャネル設定制御方法において、 前記基地局装置は、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定し、 前記第1の上り干渉電力と前記第1の下り送信電力とを
    測定し、 前記所定のハードウェア装置の割り当て可否の判定結果
    と、前記測定した第1の上り干渉電力と前記第1の下り
    送信電力とを前記無線ネットワーク制御装置に通知し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記第2の上り干渉電力と第2の下り送信電力の少なく
    とも一方を導出し、 前記第2の上り干渉電力を導出した場合には前記測定し
    た第1の上り干渉電力と当該第2の上り干渉電力との和
    を算出し、前記第2の下り送信電力を導出した場合には
    前記測定した第1の下り送信電力と当該第2の下り送信
    電力との和を算出し、 前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和
    と、前記第1の下り送信電力と第2の下り送信電力との
    和の双方を算出した場合にはこれらの和に基づいて、前
    記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、
    前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和の
    みを算出した場合には、当該和と前記第1の下り送信電
    力とに基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り
    当て可否を判定し、第1の下り送信電力と第2の下り送
    信電力との和のみを算出した場合には、当該和と前記第
    1の上り干渉電力とに基づいて、前記通信に用いられる
    無線資源の割り当て可否を判定し、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  22. 【請求項22】 請求項14乃至18の何れかに記載の
    無線チャネル設定制御方法において、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記通信に用いられる拡散コードの割り当て可否を判定
    し、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定し、 前記第2の上り干渉電力と第2の下り送信電力の少なく
    とも一方を導出し、 前記基地局装置は、 前記第1の上り干渉電力と前記第1の下り送信電力とを
    測定し、 前記測定した第1の上り干渉電力と第1の下り送信電力
    とを前記無線ネットワーク制御装置に通知し、 前記無線ネットワーク制御装置は、 前記第2の上り干渉電力を導出した場合には前記測定し
    た第1の上り干渉電力と当該第2の上り干渉電力との和
    を算出し、前記第2の下り送信電力を導出した場合には
    前記測定した第1の下り送信電力と当該第2の下り送信
    電力との和を算出し、 前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和
    と、前記第1の下り送信電力と第2の下り送信電力との
    和の双方を算出した場合にはこれらの和に基づいて、前
    記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定し、
    前記第1の上り干渉電力と第2の上り干渉電力との和の
    みを算出した場合には、当該和と前記第1の下り送信電
    力とに基づいて、前記通信に用いられる無線資源の割り
    当て可否を判定し、第1の下り送信電力と第2の下り送
    信電力との和のみを算出した場合には、当該和と前記第
    1の上り干渉電力とに基づいて、前記通信に用いられる
    無線資源の割り当て可否を判定し、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    の割り当て可否の判定結果が何れも割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定するようにした無線チャネル設定制御方
    法。
  23. 【請求項23】 符号分割多元接続方式を用いる移動通
    信システムにて、配下の基地局装置と移動局装置との間
    の通信を制御する無線ネットワーク制御装置において、 前記通信に用いられる拡散コード、基地局装置内の所定
    のハードウェア装置及び無線資源が割り当て可能である
    場合に、前記基地局装置と前記移動局装置との間に無線
    チャネルを設定する無線チャネル設定手段を備える無線
    ネットワーク制御装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の無線ネットワーク
    制御装置において、 前記拡散コードの割り当て可否を判定する拡散コード割
    当可否判定手段を備える無線ネットワーク制御装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の無線ネットワーク
    制御装置において、 前記基地局装置からの前記拡散コードの割り当て可否の
    判定結果を受信する拡散コード割当可否判定結果受信手
    段を備える無線ネットワーク制御装置。
  26. 【請求項26】 請求項23乃至25の何れかに記載の
    無線ネットワーク制御装置において、 前記所定のハードウェア装置の割り当て可否を判定する
    ハードウェア装置割当可否判定手段を備える無線ネット
    ワーク制御装置。
  27. 【請求項27】 請求項23乃至25の何れかに記載の
    無線ネットワーク制御装置において、 前記基地局装置からの前記所定のハードウェア装置の割
    り当て可否の判定結果を受信するハードウェア装置割当
    可否判定結果受信手段を備える無線ネットワーク制御装
  28. 【請求項28】 請求項23乃至27の何れかに記載の
    無線ネットワーク制御装置において、 前記無線資源の割り当て可否を判定する無線資源割当可
    否判定手段を備える無線ネットワーク制御装置。
  29. 【請求項29】 請求項23乃至27の何れかに記載の
    無線ネットワーク制御装置において、 前記基地局装置からの前記無線資源の割り当て可否の判
    定結果を受信する無線資源割当可否判定結果受信手段を
    備える無線ネットワーク制御装置。
  30. 【請求項30】 請求項23乃至29の何れかに記載の
    無線ネットワーク制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、移動局装置から基地
    局装置に向かう干渉電力の総和である第1の上り干渉電
    力が第1の閾値以下の場合に、前記無線資源を割り当て
    可能と判定するようにした無線ネットワーク制御装置。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の無線ネットワーク
    制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、前記第1の上り干渉
    電力が第1の閾値以下の場合に、移動局装置から基地局
    装置に向かう上り回線用の無線資源の割り当て可能と判
    定するようにした無線ネットワーク制御装置。
  32. 【請求項32】 請求項23乃至31の何れかに記載の
    無線ネットワーク制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、基地局装置から移動
    局装置に向かう送信電力の総和である第1の下り送信電
    力が第2の閾値以下の場合に、前記無線資源を割り当て
    可能と判定するようにした無線ネットワーク制御装置。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の無線ネットワーク
    制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、前記第1の下り送信
    電力が第2の閾値以下の場合に、基地局装置から移動局
    装置に向かう下り回線用の無線資源を割り当て可能と判
    定するようにした無線ネットワーク制御装置。
  34. 【請求項34】 請求項23乃至29の何れかに記載の
    無線ネットワーク制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、移動局装置から基地
    局装置に向かう干渉電力の総和である第1の上り干渉電
    力と前記通信により新たに生じる移動局装置から基地局
    装置に向かう第2の上り干渉電力との和が第3の閾値以
    下の場合に、前記無線資源を割り当て可能と判定するよ
    うにした無線ネットワーク制御装置。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の無線ネットワーク
    制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、前記第1の上り干渉
    電力と第2の上り干渉電力との和が第3の閾値以下の場
    合に、移動局装置から基地局装置に向かう上り回線用の
    無線資源を割り当て可能と判定するようにした無線ネッ
    トワーク制御装置。
  36. 【請求項36】 請求項23乃至31、34又は35の
    何れかに記載の無線ネットワーク制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、基地局装置から移動
    局装置に向かう送信電力の総和である第1の下り送信電
    力と前記通信のために必要な基地局装置から移動局装置
    に向かう第2の下り送信電力との和が第4の閾値以下の
    場合に、前記通信に用いられる無線資源を割り当て可能
    と判定するようにした無線ネットワーク制御装置。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の無線ネットワーク
    制御装置において、 前記無線資源割当可否判定手段は、前記第1の下り送信
    電力と第2の下り送信電力との和が第4の閾値以下の場
    合に、基地局装置から移動局装置に向かう下り回線用の
    無線資源を割り当て可能と判定するようにした無線ネッ
    トワーク制御装置。
  38. 【請求項38】 符号分割多元接続方式を用いる移動通
    信システムにて、無線ネットワーク制御装置による制御
    の下、移動局装置との間で通信を行う基地局装置におい
    て、 前記通信に用いられる拡散コード、基地局装置内の所定
    のハードウェア装置及び無線資源の少なくとも何れかに
    ついて、割当可能であるか否かを判定する割当可否判定
    手段を備え、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    が割り当て可能である場合に、当該基地局装置と前記移
    動局装置との間に無線チャネルが設定されるようにした
    基地局装置。
  39. 【請求項39】 基地局装置、移動局装置及び前記基地
    局装置を制御する無線ネットワーク制御装置とを有し、
    符号分割多元接続方式を用いる移動通信システムにおい
    て、 前記基地局装置又は無線ネットワーク制御装置の少なく
    とも何れかは、 前記基地局装置と前記移動局装置との間の通信に用いら
    れる拡散コードの割り当て可否を判定する拡散コード割
    当可否判定手段と、 前記通信に用いられる基地局装置内の所定のハードウェ
    ア装置の割り当て可否を判定するハードウェア装置割当
    可否判定手段と、 前記通信に用いられる無線資源の割り当て可否を判定す
    る無線資源割当可否判定手段と、 前記拡散コード、所定のハードウェア装置及び無線資源
    が割り当て可能と判定された場合に、前記基地局装置と
    前記移動局装置との間に無線チャネルを設定する無線チ
    ャネル設定手段と、 を備える移動通信システム。
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