JP3512033B2 - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP3512033B2
JP3512033B2 JP2002147817A JP2002147817A JP3512033B2 JP 3512033 B2 JP3512033 B2 JP 3512033B2 JP 2002147817 A JP2002147817 A JP 2002147817A JP 2002147817 A JP2002147817 A JP 2002147817A JP 3512033 B2 JP3512033 B2 JP 3512033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源装置と、この
光源装置を収容する外装ケースとを備えるとともに、前
記光源装置から出射された光束を変調した後に拡大投写
して投写画像を形成するプロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、会議、学会、展示会等でのプレ
ゼンテーションにプロジェクタを用いることが知られて
いる。プロジェクタでは、光源から出射した光束を、画
像情報に応じて変調して光学像を形成し、当該光学像を
スクリーン等に拡大投写している。近年、このようなプ
ロジェクタを使用する環境が拡がりつつあり、社内会議
や出張先でのプレゼンテーションなどで用いられる他、
CAD/CAM/CAEのデータを取り込んで拡大投写
することで、研究開発部門等での技術検討会に用いられ
たり、各種セミナーや研修会、さらには視聴覚教育を行
う学校の授業でも用いられている。また、CTスキャン
やMRIなどの医療画像やデータを投写し、治療法の検
討、医療指導などに役立てたり、展示会や大勢が集まる
イベントなどを効果的に演出するのにも用いられる。
【0003】このようなプロジェクタとして、光源装置
と、この光源装置を収容する外装ケースとを備えるとと
もに、光源装置から出射された光束を変調した後に拡大
投写して投写画像を形成するものが知られている。プロ
ジェクタには、光源装置に寿命がきたとき等、当該光源
装置を取り出して交換できるように、光源装置の位置に
対応して開口が形成されている。通常、このような開口
は、外装ケースに着脱可能に設けられた蓋部で塞がれて
おり、光源装置交換時に、外装ケースから取り外せるよ
うになっている。このような蓋部としては、以下のよう
なものがある。 1)外装ケースの底面に配置されたもの。 2)外装ケースの天面側に配置されるとともに、天面に
沿ってスライドさせることで外装ケースに対して着脱可
能に設けられたもの。なお、このような蓋部の場合、蓋
部が外装ケースに対してスライドすることで当該外装ケ
ースから外れるように、外装ケースには、蓋部のスライ
ドのガイドとなる切り欠きが、天面から側面にかけて形
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような蓋部には、以下のような問題がある。1)の蓋
部は、外装ケースの底面に配置されているので、光源装
置を交換する際に、プロジェクタをひっくり返さなけれ
ばならない。このため、交換作業が終了した後に、スク
リーンに対するプロジェクタの姿勢調整を再び行う必要
があり、交換作業が面倒であるという問題がある。特
に、視聴覚室等でプロジェクタが利用される場合には、
天井面と外装ケースの底面とが向き合うような状態で、
プロジェクタが天井に取り付けられることが多い。この
ため、光源装置を交換する際、天井からプロジェクタを
一旦取り外してから交換作業を行わなければならず、作
業が非常に面倒となる。
【0005】一方、2)のスライド式の蓋部では、蓋部
がスライドする際のガイドを、外装ケースの天面から側
面にかけて切り欠きして形成する必要がある。このた
め、外装ケースの側面に配置される他の構成(たとえ
ば、冷却ファンからの排気を外部へ排出するための排気
口や、プロジェクタを持ち運びする際に使用されるハン
ドル等)と干渉するおそれがあり、設計の自由度が低下
するという問題がある。また、切り欠きが外装ケースの
天面から側面にかけて形成されるから、外観上好ましく
ないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、光源装置の交換作業を簡
単にできるとともに、設計の自由度を向上させることが
でき、かつ、外観を良好にできるプロジェクタを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプロジェクタ
は、光源装置と、この光源装置を収容する外装ケースと
を備えるとともに、前記光源装置から出射された光束を
変調した後に拡大投写して投写画像を形成するプロジェ
クタであって、前記光源装置の位置に対応して配置さ
れ、かつ前記外装ケースの天面のみに形成される開口
と、この開口を塞ぐとともに前記外装ケースの天面のみ
に配置され、かつ前記外装ケースに着脱可能に設けられ
る蓋部と、前記蓋部を前記外装ケースに係合させる第1
係合構造及び第2係合構造と、前記第2係合構造の係合
状態を解除させるように前記蓋部を付勢する第1付勢手
段と、前記第2係合構造の係合状態を解除させたとき、
前記蓋部を若干開いた状態で前記外装ケースに係止させ
る係止部と、前記第1係合構造の係合状態及び前記係止
部の係止状態を維持させるように付勢する第2付勢手段
を備えることを特徴とするものである。
【0008】この発明によれば、蓋部を外装ケースの天
面に配置しているので、光源装置を交換する場合、プロ
ジェクタの天面を上方へ向けた状態(つまり、テーブル
上にプロジェクタを載置する等、プロジェクタが通常使
用される姿勢の状態)のままで交換作業を行うことがで
き、従来と異なってプロジェクタをひっくり返す必要が
ない。このため、光源装置を交換した後に、プロジェク
タの姿勢や位置を再調整する必要がないから、光源装置
の交換作業を簡単にできる。また、天井にプロジェクタ
が取り付けられた場合であっても、下方へ向いた天面か
ら蓋部を外せるから、天井からプロジェクタを取り外す
必要がなく、光源装置の交換作業を容易に行うことがで
きる。さらに、蓋部を外装ケースの天面のみに配置した
ので、外装ケースの側面に配置される他の構成(たとえ
ば、冷却ファンからの排気を外部へ排出するための排気
口や、プロジェクタを持ち運びする際に使用されるハン
ドル等)と干渉することがない。従って、設計の自由度
を向上させることができる。また、蓋部を外装ケースの
天面のみに配置し、側面にはかからないようにしたの
で、外観も良好にできる。さらに、蓋部が若干開いた状
態を、係止部によって維持できるので、操作部で、蓋部
の係合状態を解放したと同時に蓋部が外れることがな
い。これにより、プロジェクタが天井に取り付けられて
いる場合、蓋部を外す際、操作部を操作すると同時に、
蓋部が外れ落ちることがなく、落下による蓋部の破損等
を防止できる。
【0009】本発明のプロジェクタでは前記外装ケー
スに設置されて操作により前記蓋部の第1係合構造の
合状態を解放する操作部とを備えることが望ましい。従
来のプロジェクタでは、蓋部が外装ケースにネジ止めさ
れたものが一般的である。このため、蓋部を外装ケース
から外す際、複数のネジを回して外すという作業が伴
い、非常に面倒であるという問題がある。本発明では、
蓋部を外装ケースに係合することによって取り付けると
ともに、蓋部の第1係合構造の外装ケースへの係合状態
を解放する操作部を設けたから、操作部を操作すること
で蓋部の係合状態を解放できる。つまり、ワンタッチで
蓋部を外装ケースから外すことができるので、光源装置
の交換作業をさらに簡単にできる。
【0010】本発明のプロジェクタでは、前記第1係合
構造及び前記第2係合構造は、前記外装ケースの内部側
に配置されるとともに、前記操作部は、前記蓋部から離
れて配置されることが望ましい。このように、蓋部と外
装ケースとの第1係合構造及び第2係合構造を外装ケー
スの内部側に配置するとともに、操作部を蓋部から離れ
た位置に配置したので、外部に露出される蓋部の外面
に、係合構造や操作部を形成するための切り欠き等を形
成しなくて済む。従って、外部に露出される蓋部の外面
と外装ケースの外面との間の隙間を最小限にでき、当該
隙間からの光源装置の光漏れを防止できるとともに、外
観を良好にできる。
【0011】本発明のプロジェクタでは、前記操作部
は、前記外装ケース内部側に窪んだ位置に配置されるこ
とが望ましい。このように、操作部を、外装ケース内部
側に窪んだ位置に配置したから、プロジェクタを持ち運
んだり、操作したりする際に、本発明における操作部に
触れて誤って操作することを防止でき、誤操作による予
期せぬ蓋部の落下を防止できる。操作部は、例えば係合
構造を解除可能な可動部などを利用した機械式の操作ス
イッチや、係合構造を解除する電気的可動部を制御する
電気的な操作スイッチ等とすることができる。更に、こ
のような操作スイッチに限らず、外部操作により蓋部と
外装ケースの係合状態を解除することができれば、他の
形態であってもよい。
【0012】本発明のプロジェクタでは、前記第1係合
構造及び第2係合構造は、前記蓋部に設けられるととも
に、前記外装ケースに差し込まれて係合される第1係合
部および第2係合部を含んで構成され、前記第1係合部
は、前記天面と略平行する方向に沿って前記外装ケース
に差し込まれ、前記第2係合部は、前記天面と略直交す
る方向に沿って前記外装ケースに差し込まれることが望
ましい。このように、外装ケースに対して互いに異なる
方向に差し込まれる第1係合部および第2係合部を蓋部
に設けるから、蓋部が外装ケースから外れにくくなり、
蓋部の外装ケースへの取り付けを確実なものにできる。
【0013】本発明のプロジェクタでは、前記第1付勢
手段は、前記蓋部の前記第2係合部の前記外装ケースに
対する差し込み方向と反対の方向に、前記蓋部を付勢す
ことが望ましい。このように、第2係合部の外装ケー
スから抜ける方向に蓋部を付勢する第1付勢手段を設け
たので、操作部による第2係合部の係合状態の解放に伴
って、第2係合部を外装ケースから抜ける方向に押し出
すことができて、蓋部を外装ケースから外れやすい状態
にすることができ、蓋部の取り外しを容易にできる。
【0014】本発明のプロジェクタでは、前記外装ケー
スの内面および前記蓋部の内面をそれぞれ覆うシールド
が設けられるとともに、前記第1付勢手段が、金属から
形成され、前記蓋部が前記外装ケースに取り付けられた
際、前記第1付勢手段は、一端が前記外装ケース内面を
覆うシールドに接するとともに他端が前記蓋部内面を覆
うシールドに接することが望ましい。このように、外装
ケース内面を覆うシールドと、蓋部内面を覆うシールド
とを設けるとともに、これらシールドを第1付勢手段に
よって電気的につないでいるので、外装ケース内部から
外部への電磁ノイズ漏れを防止できる。また、第1付勢
手段は、蓋部を所定方向へ付勢する役割と、シールド同
士を電気的に接続する役割との両方の役割を兼ねている
ので、部品点数を削減できる。
【0015】
【0016】本発明のプロジェクタでは、前記外装ケー
スには、前記蓋部の前記外装ケースへの着脱状態を検知
する検知手段が設けられ、前記検知手段は、前記蓋部の
前記係止部により操作されることが望ましい。このよう
にすれば、蓋部の外装ケースへの着脱状態を検知する検
知手段を設けるとともに、当該検知手段の操作を蓋部の
係止部によって行っているので、検知手段を操作するた
めに蓋部に別部材を設ける必要がなく、部品点数を削減
できる。また、蓋部の外装ケースへの着脱状態を検知す
る検知手段を設けたので、蓋部の外装ケースへの取り付
け忘れ等を防止できる。
【0017】本発明のプロジェクタでは、前記第2付勢
手段は、前記蓋部の前記第1係合部の前記外装ケースに
対する差し込み方向に、前記蓋部を付勢することが望ま
しい。このようにすれば、第1係合部の外装ケースに差
し込む方向に蓋部を付勢する第2付勢手段を設けたの
で、操作部によって第2係合部の係合状態の解放して
も、第1係合部は外装ケースから抜け落ちないようにな
っている。従って、操作部で、蓋部の係合状態を解放し
たと同時に蓋部が外れることがなく、プロジェクタが天
井に取り付けられている場合には、落下による蓋部の破
損等を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 〔1.プロジェクタの主な構成〕図1は、本実施形態に
係るプロジェクタ1を上方から見た全体斜視図、図2
は、プロジェクタ1を下方から見た全体斜視図、図3な
いし図5は、プロジェクタ1の内部を示す斜視図であ
る。具体的に図3は、図1の状態からプロジェクタ1の
アッパーケース21を外した図、図4は、図3の状態か
らシールド板80、ドライバーボード90、および上ラ
イトガイド472を外して後方側から見た図、図5は、
図4の状態から光学ユニット4を外した図である。プロ
ジェクタを構成するこれらの部品4,21,80,9
0,472については、以下に詳説する。
【0019】図1ないし図3において、プロジェクタ1
は、外装ケース2と、外装ケース2内に収容された電源
ユニット3と、同じく外装ケース2内に配置された平面
U字形の光学ユニット4とを備え、全体略直方体形状と
なっている。外装ケース2は、それぞれ樹脂製とされた
アッパーケース21、ロアーケース23、およびインタ
ーフェースカバー22で構成されている。インターフェ
ースカバー22は、プロジェクタ1の背面側に配置され
ている。なお、アッパーケース21、ロアーケース2
3、およびインターフェースカバーは、樹脂製でなくて
も、他の材質であってもよい。たとえば、マグネシウ
ム、アルミニウム、あるいは、これらを含んだ合金など
の金属であってもよい。
【0020】アッパーケース21は、プロジェクタ1の
天面、前面、および側面をそれぞれ構成する上面部21
1、前面部213、および側面部212とを含んで構成
されている。上面部211の前方側において、蓋部とし
てのランプカバー61が嵌め込み式で着脱可能に設けら
れ、ランプカバー61から離れた位置には、ランプカバ
ー61のロックを解除する操作部としての操作スイッチ
部652が設けられている。ここで、操作スイッチ部6
52は、外装ケース2の内部に配置されており、アッパ
ーケース21に形成されたスイッチ用孔621により、
外部からの操作が可能となっている。なお、このランプ
カバー61のアッパーケース21への取付構造について
は、後に詳細に説明する。また、アッパーケース21に
おいて、ランプカバー61の側方には、上面部211か
ら前面部213にかけて切欠部21Aが形成され、対応
して投写レンズ46が配置されている。ここで、投写レ
ンズ46は、その上面部分が露出した状態で切欠部21
Aに配置され、投写レンズ46のズーム操作、フォーカ
ス操作をレバーを介して手動で行えるようになってい
る。
【0021】このようなプロジェクタ1の前面側におい
て、投写レンズ46(切欠部21A)が設けられた側の
反対側には、内部の電源ユニット3の前方側に位置した
排気口212Bが設けられている。また、この排気口2
12Bには、冷却空気を画像投写領域から外れる方向、
すなわち図1中左側へ排気するとともに、遮光を兼ねた
排気用ルーバ26が設けられている。さらに、アッパー
ケース21の上面部211において、切欠部21Aの後
方側には、操作パネル25が設けられている。
【0022】ロアーケース23は、プロジェクタ1の底
面、側面、および背面をそれぞれ構成する底面部23
1、側面部232、および背面部233とを含んで構成
されている。底面部231の前方側には、プロジェクタ
1の前後方向での傾きを調整して投写画像の位置合わせ
を行う第1姿勢調整機構27が設けられている。また、
底面部231後方側の一方の隅部には、前後方向と略直
交する左右方向でのプロジェクタ1の傾きを調整する第
2姿勢調整機構28が設けられ、他方の隅部には、位置
を調整することはできないが、第2姿勢調整機構28に
対応したリアフット231Aが設けられている。さらに
底面部231には、冷却空気の吸気口231Bが設けら
れている。一方の側面部232には、コ字形のハンドル
29を回動自在に取り付けるための取付部232Aが設
けられている。
【0023】このような外装ケース2の一方の側面側に
おいては、アッパーケース21およびロアーケース23
の各側面部212,232には、ハンドル29を上側に
してプロジェクタ1を立てた場合の足となるサイドフッ
ト2A(図2)が設けられている。また、外装ケース2
の背面側には、インターフェースカバー22およびロア
ーケース23の背面部233に跨った凹部からなるイン
ターフェース部2Bが設けられ、このインターフェース
部2Bの内部側には、種々のコネクタが実装された図示
略のインターフェース基板が配置されるようになってい
る。また、インターフェース部2Bの左右両側には、イ
ンターフェースカバー22およびロアーケース23の背
面部233に跨ってスピーカ孔2Cおよび吸気口2Dが
設けられている。このうちの吸気口2Dは、内部の電源
ユニット3の後方側に位置している。
【0024】電源ユニット3は、図4に示すように、電
源31と、電源31の側方に配置されたランプ駆動回路
(バラスト)32とで構成されている。電源31は、電
源ケーブルを通して供給された電力をランプ駆動回路3
2やドライバーボード90(図3)等に供給するもので
あり、前記電源ケーブルが差し込まれるインレットコネ
クタ33(図2)を備えている。ランプ駆動回路32
は、電力を光学ユニット4の光源ランプ411に供給す
るものである。
【0025】光学ユニット4は、図4、図6、図7に示
すように、光源ランプ411から出射された光束を、光
学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成するユ
ニットであり、インテグレータ照明光学系41、色分離
光学系42、リレー光学系43、電気光学装置44、色
合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム45
(図7)、および投写光学系としての投写レンズ46を
備えている。
【0026】これら電源ユニット3および光学ユニット
4は、上下を含む周囲のアルミ製のシールド板80(図
3、図5)で覆われており、これによって、電源ユニッ
ト3等から外部への電磁ノイズの漏れを防止している。
【0027】〔2.光学系の詳細な構成〕図4、図7に
おいて、インテグレータ照明光学系41は、3枚の液晶
パネル441(赤、緑、青の色光毎にそれぞれ液晶パネ
ル441R,441G,441Bと示す)の画像形成領
域をほぼ均一に照明するための光学系であり、光源装置
413と、第1レンズアレイ418と、第2レンズアレ
イ414と、偏光変換素子415と、第1コンデンサレ
ンズ416と、反射ミラー424と、第2コンデンサレ
ンズ419とを備えている。
【0028】これらのうち、光源装置413は、放射状
の光線を出射する放射光源としての光源ランプ411
と、この光源ランプ411から出射された放射光を反射
するリフレクタ412とを有する。光源ランプ411と
しては、ハロゲンランプやメタルハライドランプ、また
は高圧水銀ランプが用いられることが多い。リフレクタ
412としては、放物面鏡を用いている。放物面鏡の
他、平行化レンズ(凹レンズ)と共に楕円面鏡を用いて
もよい。
【0029】第1レンズアレイ418は、光軸方向から
見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状
に配列された構成を有している。各小レンズは、光源ラ
ンプ411から出射される光束を、複数の部分光束に分
割している。各小レンズの輪郭形状は、液晶パネル44
1の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定
されている。たとえば、液晶パネル441の画像形成領
域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であ
るならば、各小レンズのアスペクト比も4:3に設定す
る。
【0030】第2レンズアレイ414は、第1レンズア
レイ418と略同様な構成を有しており、小レンズがマ
トリクス状に配列された構成を有している。この第2レ
ンズアレイ414は、第1コンデンサレンズ416およ
び第2コンデンサレンズ419とともに、第1レンズア
レイ418の各小レンズの像を液晶パネル441上に結
像させる機能を有している。
【0031】偏光変換素子415は、第2レンズアレイ
414と第1コンデンサレンズ416との間に配置され
るとともに、第2レンズアレイ414と一体でユニット
化されている。このような偏光変換素子415は、第2
レンズアレイ414からの光を1種類の偏光光に変換す
るものであり、これにより、電気光学装置44での光の
利用効率が高められている。
【0032】具体的に、偏光変換素子415によって1
種類の偏光光に変換された各部分光は、第1コンデンサ
レンズ416および第2コンデンサレンズ419によっ
て最終的に電気光学装置44の液晶パネル441R,4
41G,441B上にほぼ重畳される。偏光光を変調す
るタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種
類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を
発する光源ランプ411からの光のほぼ半分が利用され
ない。そこで、本実施形態のプロジェクタ1では、偏光
変換素子415を用いることにより、光源ランプ411
からの出射光を全て1種類の偏光光に変換し、電気光学
装置44での光の利用効率を高めている。なお、このよ
うな偏光変換素子415は、たとえば特開平8−304
739号公報に紹介されている。
【0033】色分離光学系42は、2枚のダイクロイッ
クミラー421,422と、反射ミラー423とを備
え、ダイクロイックミラー421、422によりインテ
グレータ照明光学系41から出射された複数の部分光束
を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有してい
る。
【0034】リレー光学系43は、入射側レンズ43
1、リレーレンズ433、および反射ミラー432、4
34を備え、色分離光学系42で分離された色光、青色
光を液晶パネル441Bまで導く機能を有している。
【0035】この際、色分離光学系42のダイクロイッ
クミラー421では、インテグレータ照明光学系41か
ら出射された光束の青色光成分と緑色光成分とが透過す
るとともに、赤色光成分が反射する。ダイクロイックミ
ラー421によって反射した赤色光は、反射ミラー42
3で反射し、フィールドレンズ417を通って赤色用の
液晶パネル441Rに達する。このフィールドレンズ4
17は、第2レンズアレイ414から出射された各部分
光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換
する。他の液晶パネル441G、441Bの光入射側に
設けられたフィールドレンズ417も同様である。
【0036】ダイクロイックミラー421を透過した青
色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー
422によって反射し、フィールドレンズ417を通っ
て緑色用の液晶パネル441Gに達する。一方、青色光
はダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系
43を通り、さらにフィールドレンズ417を通って青
色光用の液晶パネル441Bに達する。なお、青色光に
リレー光学系43が用いられているのは、青色光の光路
の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の拡散
等による光の利用効率の低下を防止するためである。す
なわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をその
まま、フィールドレンズ417に伝えるためである。
【0037】電気光学装置44は、3枚の光変調装置と
なる液晶パネル441R,441G,441Bを備え、
これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものであり、色分離光学系42で分離
された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,4
41G,441Bによって、画像情報に応じて変調され
て光学像を形成する。
【0038】クロスダイクロイックプリズム45は、3
枚の液晶パネルによって変調された画像を合成してカラ
ー画像を形成するものである。なお、クロスダイクロイ
ックプリズム45には、赤色光を反射する誘電体多層膜
と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリ
ズムの界面に沿って略X字状に形成され、これらの誘電
体多層膜によって3つの色光が合成される。そして、プ
リズム45で合成されたカラー画像は、投写レンズ46
から出射され、スクリーン上に拡大投写される。
【0039】以上説明した各光学系41〜45は、図
4、図6に示すように、合成樹脂製の光学部品用筐体と
してのライトガイド47内に収容されている。このライ
トガイド47は、前述の各光学部品414〜419,4
21〜424,431〜434を上方からスライド式に
嵌め込む溝部がそれぞれ設けられた下ライトガイド47
1と、下ライトガイド471の上部の開口側を閉塞する
蓋状の上ライトガイド472とで構成されている。ま
た、ライトガイド47の光出射側にはヘッド部49が形
成されている。ヘッド部49の前方側に投写レンズ46
が固定され、後方側に液晶パネル441R,441G,
441Bが取り付けられたプリズム45が固定されてい
る。
【0040】〔3.冷却構造〕本実施形態のプロジェク
タ1では、液晶パネル441R,441G,441Bを
主に冷却するパネル冷却系Aと、光源ランプ411を主
に冷却するランプ冷却系Bと、電源31を主に冷却する
電源冷却系Cとを備えている。
【0041】図2、図4、図5において、パネル冷却系
Aでは、投写レンズ46の両側に配置された一対のシロ
ッコファン51,52が用いられている。シロッコファ
ン51,52によって下面の吸気口231Bから吸引さ
れた冷却空気は、液晶パネル441R,441G,44
1Bを下方から上方に向けて冷却した後、ドライバーボ
ード90(図3)の下面を冷却しながら前方隅部の軸流
排気ファン53側に寄せられ、前面側の排気口212B
から排気される。
【0042】図4ないし図6において、ランプ冷却系B
では、光学ユニット4の下面に設けられたシロッコファ
ン54が用いられている。シロッコファン54によって
引き寄せられたプロジェクタ1内の冷却空気は、上ライ
トガイド472に設けられた図示しない開口部からライ
トガイド47内に入り込み、ユニット化された第2レン
ズアレイ414および偏光変換素子415間を通ってこ
れらを冷却した後、下ライトガイド471の排気側開口
471Aから出て該シロッコファン54に吸引され、吐
き出される。吐き出された冷却空気は、下ライトガイド
471の吸気側開口471Bから再度ライトガイド47
内に入り、光源装置413内に入り込んで光源ランプ4
11を冷却し、この後、ライトガイド47から出て、前
記軸流排気ファン53によって排気口212Bから排気
される。
【0043】図4において、電源冷却系Cでは、電源3
1の後方に設けられた軸流吸気ファン55が用いられ
る。軸流吸気ファン55によって背面側の吸気口2Dか
ら吸引された冷却空気は、電源31およびランプ駆動回
路32を冷却した後、他の冷却系統A,Bと同様に、軸
流排気ファン53によって排気口212Bから排気され
る。
【0044】〔4.ランプカバーの取付構造〕図8に
は、ランプカバー61を外装ケース2から取り外した状
態のプロジェクタ1が示されている。ランプカバー61
は、アッパーケース21の上面部211の前方側に形成
された開口63を塞ぐ蓋であり、平面略矩形状に形成さ
れている。開口63は、光源装置413の直上に配置さ
れており、当該開口63から、光源装置413をプロジ
ェクタ1から着脱できるようになっている。
【0045】ランプカバー61の外面61Aは、ランプ
カバー61がアッパーケース21に取り付けられた際
(図1参照)、アッパーケース21の上面部211と略
面一になるように、上面部211の外面形状に応じた滑
らかな平面に形成されている。
【0046】ランプカバー61の内面61Bには、図9
に示すように、アッパーケース21に差し込まれて係合
する複数(本実施形態では2つ)の第1係合部611お
よび複数(本実施形態では2つ)の第2係合部612
と、ランプカバー61が若干開いた状態でアッパーケー
ス21に係止される係止部613と、この係止部613
の近傍に配置された突出部615とが設けられている。
2つの第1係合部611は、ランプカバー61がアッパ
ーケース21に取り付けられた際に、奥側(プロジェク
タ1の後方側)に配置されるランプカバー61の奥側辺
縁61Cに沿って設けられている。これら第1係合部6
11は、奥側辺縁61Cの両端側にそれぞれ配置され、
当該ランプカバー61からプロジェクタ1の後方側に向
かって略水平方向に突出している。
【0047】2つの第2係合部612は、第1係合部6
11が配置されたランプカバー61の奥側辺縁61Cと
対向する手前側辺縁61Dに沿って設けられている。こ
れら第2係合部612は、手前側辺縁61Dの両端側に
それぞれ配置され、当該ランプカバー61から下方向に
向かって突出している。また、第2係合部612は、略
フック状に形成され、アッパーケース21側に係合する
爪部612Aを有している。
【0048】係止部613は、第2係合部612の近傍
に配置されるとともに、ランプカバー61から下方向に
向かって突出した状態で設けられている。また、係止部
613は、略フック状に形成され、アッパーケース21
側に係合する爪部613Aを有している。突出部615
は、ランプカバー61から下方向に向かって突出した状
態で設けられている。これら第1係合部611、第2係
合部612、係止部613、および突出部615は、ラ
ンプカバー61に一体に形成されている。また、ランプ
カバー61には、その内面61Bを覆うシールド板61
4が設けられている。
【0049】図8に戻って、アッパーケース21の開口
63の周囲の段差部分64は、上面部211の外面が略
矩形状(ランプカバー61の平面形状に応じた形状)に
切り欠きされて当該外面よりも一段低くなっており、ラ
ンプカバー61が外装ケース2に取り付けられた際に
は、この段差部分64の上面によって、ランプカバー6
1の周縁が支持されることとなる。ここで、段差部分6
4は、アッパーケース21の上面部211のみに形成さ
れており、前面部213や側面部212には形成されて
いない。
【0050】このような段差部分64には、ランプカバ
ー61の第1係合部611が挿入される第1係合部用孔
641と、2つの第2係合部612のうちの一方(図9
中右側の第2係合部612)が挿入される第2係合部用
孔642と、2つの第2係合部612のうちの他方(図
9中左側の第2係合部612)が挿入される第2係合部
用切り欠き部644と、係止部613が挿入される係止
部用孔643とが形成されている。このうち、第1係合
部用孔641は、その上方の奥側がアッパーケース21
で覆われるような状態で形成されている。これらの第1
係合部用孔641、第2係合部用孔642、第2係合部
用切り欠き部644、および係止部用孔643は、ラン
プカバー61の第1係合部611、第2係合部612、
および係止部613の各位置に対応してそれぞれ配置さ
れている。
【0051】アッパーケース21の内側において、段差
部分64には、図10に示すように、棒状のロックレバ
ー65および金属製の一対の板ばね66が装着されてい
る。ここで、図11に、図10の状態からロックレバー
65および板ばね66を外した状態を示す。図11にお
いて、段差部分64の第2係合部用孔642の一部、お
よび第2係合部用切り欠き部644の一部には、それぞ
れ溝部642A,644Aが形成されている。これらの
溝部642A,644Aの長手方向は、前述したランプ
カバー61の手前側辺縁61Dの方向に沿っている。上
述したロックレバー65は、これらの溝部642A,6
44Aに支持されて、アッパーケース21に取り付けら
れるようになっている。また、段差部分64には、一対
の板ばね66が取り付けられるばね取付部646が形成
されているとともに、板ばね66の一端をアッパーケー
ス21内部から外部へ露出させるためのばね露出用孔6
47が形成されている。さらに、アッパーケース21の
内側には、前述したスイッチ用孔621の周囲を囲む突
条部622が形成されている。
【0052】ロックレバー65は、図12にも示すよう
に、前述したアッパーケース21の溝部642A,64
4Aの各位置に対応して当該ロックレバー65の長手方
向に沿って配置される爪部651と、前述したアッパー
ケース21のスイッチ用孔621の位置に対応して配置
された操作スイッチ部652とを一体に有している。爪
部651は、ランプカバー61が外装ケース2に取り付
けられた際、ランプカバー61の第2係合部612の爪
部612Aと係合するものであり、ランプカバー61の
第2係合部612の数に対応した数だけ設けられ、本実
施形態では2つ設けられている。この爪部651には、
上方へ向いた傾斜面651Aが形成されている。また、
爪部651の下部には、アッパーケース21の溝部64
2A,644A内に配置されるとともに、当該溝部64
2A,644Aに摺動可能に設けられた摺動部655が
設けられている。
【0053】操作スイッチ部652の上面には、上方へ
開口した凹部652Aが形成されている。この操作スイ
ッチ部652は、アッパーケース21の突条部622内
に配置されるとともに、当該突条部622内を長手方向
に沿って移動可能とされている。また、アッパーケース
21のスイッチ用孔621によって、操作スイッチ部6
52の凹部652Aが外部に露出している。つまり、操
作スイッチ部652は、アッパーケース21の上面部2
11の外面から内部側に窪んだ位置に配置されることと
なる。
【0054】このようなロックレバー65をアッパーケ
ース21に取り付けるにあたっては、まず、アッパーケ
ース21の内側から、ロックレバー65の2つの爪部6
51を、それぞれアッパーケース21の第2係合部用孔
642および第2係合部用切り欠き部644内に挿入す
る。この後、ロックレバー65を溝部642A,644
A側に移動させ、摺動部655をアッパーケース21の
溝部642A,644A内に配置する。これにより、ロ
ックレバー65の爪部651が溝部642A,644A
上に配置されてアッパーケース21に支持され、図10
に示すように、ロックレバー65がアッパーケース21
に装着されることとなる。なお、ロックレバー65の摺
動部655の両側面には、それぞれ受け部656が設け
られ、ロックレバー65がアッパーケース21に取り付
けられた状態では、受け部656と爪部651とでアッ
パーケース21が挟まれることとなる。これにより、プ
ロジェクタ1をひっくり返しても、ロックレバー65が
アッパーケース21から外れないようになっている。
【0055】また、ロックレバー65は、一端がアッパ
ーケース21に固定され、他端がロックレバー65の一
端(操作スイッチ部652が設けられた端部)に形成さ
れたばね受け部653に取り付けられる圧縮ばね67に
より、長手方向に沿って、図10中右側から左側(図8
中左側から右側)へ向かって付勢されている。ここで、
前述したロックレバー65の爪部651の傾斜面651
Aは、ロックレバー65の付勢方向に向かって下方に傾
斜している。なお、圧縮ばね67の付勢力によって、ロ
ックレバー65の摺動部655が溝部642A,644
Aから抜けるのを防止するために、ロックレバー65に
は、当該ロックレバー65のスライド範囲を制限するス
トッパー部654(図12参照)が形成されている。こ
れにより、ロックレバー65が所定量スライドすると、
ストッパー部654がアッパーケース21の突条部62
2に接触して、ロックレバー65のスライド範囲が制限
されるようになっている。
【0056】図10に戻って、アッパーケース21の内
側に取り付けられる一対の板ばね66は、その略中央
が、ばね取付部646に取り付けられている。板ばね6
6の一側66Aは、略水平方向に延び、その先端が略逆
U字状に湾曲され、湾曲した部分がばね露出用孔647
から外部に露出している。ここで、前述したランプカバ
ー61の突出部615は、上方からばね露出用孔647
内に挿入可能とされているとともに、板ばね66の一側
66Aにおける湾曲した部分の側面と当接可能とされて
いる。板ばね66の他側66Bは、略斜め下方に延び、
その先端が略U字状に湾曲されている。この湾曲した部
分は、図13に示すように、外装ケース2の内面を覆う
シールド板80に接している。ここで、図13には、ラ
ンプカバー61が外装ケース2に取り付けられたときの
ランプカバー61と、外装ケース2のシールド板80
と、これらランプカバー61および外装ケース2のシー
ルド板80間に配置された板ばね66とが示されてい
る。なお、図13は、外装ケース2が図示されていない
状態の図である。この図13に示すように、ランプカバ
ー61を外装ケース2に取り付けた状態では、板ばね6
6の一側66Aの先端がランプカバー61のシールド板
614に接し、他側66Bの先端が外装ケース2のシー
ルド板80に接した状態にあり、ランプカバー61のシ
ールド板614と外装ケース2のシールド板80とが、
板ばね66により、電気的に接続される。
【0057】ここで、プロジェクタ1には、ランプカバ
ー61の外装ケース2への着脱状態を検知する検知手段
としてのカバーセンサ68(図3、図13)が設けられ
ている。このカバーセンサ68は、たとえば、電源ユニ
ット3のランプ駆動回路32と光源装置413とを電気
的に接続する電気回路の接続・遮断を行うスイッチの機
能を有している。このような外装ケース2の内部に取り
付けられており、ランプカバー61を外装ケース2に取
り付けたとき、係止部613の直下にくるような位置に
設置されている。
【0058】このようなカバーセンサ68において、ラ
ンプカバー61を外装ケース2に取り付けた場合には、
カバーセンサ68の弾性変形可能な金属レバー681
(図3)が、係止部613の先端で押し下げられ、前述
したランプ駆動回路32および光源装置413間の電気
回路が接続される。これにより、光源装置413の光源
ランプ411を点灯可能な状態となる。一方、ランプカ
バー61を外装ケース2から取り外したり、ランプカバ
ー61が外装ケース2に確実に装着されていない状態で
あったりした場合には、カバーセンサ68の金属レバー
681が、ランプカバー61の係止部613によって押
し下げられない、または十分に押し下げられないので、
前述したランプ駆動回路32および光源装置413間の
電気回路が遮断される。これにより、光源装置413の
光源ランプ411を点灯不可能な状態となる。このよう
なカバーセンサ68により、ランプカバー61を外装ケ
ース2に取り付け忘れたり、取り付け状態が不完全であ
ったりすると、光源ランプ411を点灯できないように
なっているから、ランプカバー61の取り付け忘れ等を
防止できるようになる。
【0059】次に、本実施形態におけるランプカバー6
1の外装ケース2への取り付け方および取り外し方につ
いて説明する。 (ランプカバーの取り付け方)まず、ランプカバー61
の第1係合部611を、上方より、手前側から奥側の斜
め方向に、アッパーケース21の第1係合部用孔641
内に挿入する。次いで、ランプカバー61の第1係合部
611を支点として、ランプカバー61の手前側辺縁6
1D側を下げ、第2係合部612の爪部612Aを、ロ
ックレバー65の爪部651の傾斜面651Aに当接さ
せる。ここから、さらに、ランプカバー61の手前側辺
縁61D側を下げると、第2係合部612がロックレバ
ー65の爪部651の傾斜面651Aを押圧するから、
当該傾斜面651Aの傾斜により、ロックレバー65が
圧縮ばね67に許容されて長手方向に沿って図8中右側
から左側にスライドする。これにより、ランプカバー6
1の手前側辺縁61D側をさらに下げることが可能とな
る。そして、さらに、ランプカバー61の手前側辺縁6
1D側を下げ、ランプカバー61の第2係合部612の
爪部612Aが、ロックレバー65の爪部651の位置
よりも下方にくると、ロックレバー65の爪部651の
傾斜面651Aを押圧するものがなくなるから、ロック
レバー65が圧縮ばね67に付勢されて元の位置に戻
る。これにより、ランプカバー61の第2係合部612
の爪部612Aと、ロックレバー65の爪部651とが
係合し、ランプカバー61がアッパーケース21に取り
付けられることとなる。
【0060】このように、ランプカバー61をアッパー
ケース21に取り付けた状態において、ランプカバー6
1の第1係合部611は、図14に示すように、アッパ
ーケース21の第1係合部用孔641内に収められてい
るとともに、その上面が当該第1係合部用孔641の上
方を覆うアッパーケース21の部分によって覆われ、第
1係合部611もアッパーケース21に係合した状態に
ある。従って、ランプカバー61は、2つの第1係合部
611および2つの第2係合部612の合計4つの係合
部611,612が、アッパーケース21に係合するこ
とによって、外装ケース2に取り付けられている。ま
た、ランプカバー61を外装ケース2に取り付けた状態
では、上述したように、板ばね66により、ランプカバ
ー61のシールド板614と外装ケース2のシールド板
80とが、電気的に接続された状態にある。ここで、板
ばね66の一側66Aは、ランプカバー61の内面61
Bに押圧されて下方向に弾性変形している。なお、ラン
プカバー61の突出部615は、アッパーケース61の
ばね露出用穴647内に挿入された状態にある。
【0061】(ランプカバーの取り外し方)まず、アッ
パーケース21に形成されたスイッチ用孔621内に、
細棒状部材P(図8中の二点鎖線を参照)の先端を挿入
し、ロックレバー65の操作スイッチ部652の凹部6
52A内に差し込む。この状態のまま、細棒状部材Pを
図8中右側から左側へ移動させる。これにより、圧縮ば
ね67に許容されて、ロックレバー65が図8中右側か
ら左側へスライドされるので、ロックレバー65の爪部
651と、ランプカバー61の第2係合部612の爪部
612Aとの係合が外れる。
【0062】すると、板ばね66の一側66Aが弾性変
形した分だけ元に戻ろうとするから、板ばね66によ
り、ランプカバー61が上方に付勢される。これによ
り、図15に示すように、ランプカバー61の手前側辺
縁61D側が、第1係合部611を支点として、若干持
ち上げられ、ランプカバー61が若干開く。つまり、板
ばね66の一側66Aは、ランプカバー61の第2係合
部602のアッパーケース21に対する差し込み方向と
反対の方向に、ランプカバー61を付勢する機能を有す
る。すなわち、板ばね66の一側66Aは、本発明の第
1付勢手段である。このように、ランプカバー61が若
干開いた状態では、係止部613がアッパーケース21
の係止部用孔643の周縁に係止しているとともに、第
1係合部611がアッパーケース21の第1係合部用孔
641に係合した状態にある。また、板ばね66によっ
て、ランプカバー61がその第1係合部611のアッパ
ーケース21への差込方向へ付勢された状態にある。具
体的には、ランプカバー61の突出部615が、板ばね
66の一側66Aにおける湾曲した部分の側面によっ
て、図15中左側から右側に向かって、すなわち、ラン
プカバー61の第1係合部611がアッパーケース21
の第1係合部用孔641内への差込方向へ付勢されてい
る。これにより、ランプカバー61の第1係合部611
と、アッパーケース21の第1係合部用孔641との係
合状態が維持できるようになっている。従って、たとえ
ば、プロジェクタ1が天井に取り付けられて、上面部2
11が下方を向いた場合であっても、ランプカバー61
が若干開いた状態を維持できるようになる。つまり、板
ばね66の一側66Aは、ランプカバー61の第1係合
部601のアッパーケース21に対する差し込み方向
に、ランプカバー61を付勢する機能を有する。すなわ
ち、板ばね66の一側66Aは、本発明の第2付勢手段
である。この後、ランプカバー61を奥側から手前側に
スライドさせることで、ランプカバー61の係止部61
3をアッパーケース21の係止部用孔643から外すこ
とができて、外装ケース2からランプカバー61を取り
外せるようになる。
【0063】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。本実施形態では、ランプカバー61を
アッパーケース21の上面部211に配置しているの
で、光源装置413を交換する場合、プロジェクタ1の
上面部211を上方へ向けた状態のままで交換作業を行
うことができ、従来と異なってプロジェクタ1をひっく
り返す必要がない。このため、光源装置413を交換し
た後、プロジェクタ1の姿勢や位置の再調整が不要にな
り、光源装置413の交換作業を簡単にできる。また、
天井にプロジェクタ1が取り付けられた場合であって
も、下方へ向いた上面部211からランプカバー61を
外せるから、天井からプロジェクタ1を取り外す必要が
なく、光源装置413の交換作業を容易に行うことがで
きる。
【0064】本実施形態では、ランプカバー61をアッ
パーケース21の上面部211のみに配置したので、ア
ッパーケース21の前面部213に形成された排気口2
12B等と干渉することがなく、設計の自由度を向上さ
せることができる。また、ランプカバー61をアッパー
ケース21の上面部211のみに配置し、前面部213
にはかからないようにしたので、外観も良好にできる。
【0065】ランプカバー61をアッパーケース21に
係合することによって取り付けるとともに、細棒状部材
Pで操作スイッチ部652をスライドさせることで、ラ
ンプカバー61のアッパーケース21への係合状態を解
放する操作スイッチ部652を設けたから、ワンタッチ
でランプカバー61を外装ケース2から外すことがで
き、光源装置413の交換作業をさらに簡単にできる。
【0066】ランプカバー61と外装ケース2との係合
構造において、当該係合構造を構成する第1係合部61
1、第2係合部612、ロックレバー65等を外装ケー
ス2およびランプカバー61の内部側に配置し、かつ、
操作スイッチ部652(スイッチ用孔621)をランプ
カバー61から離れた位置に配置したので、外部に露出
されるランプカバー61の外面に、上述した係合構造や
操作スイッチ部652を形成するための切り欠き等を形
成しなくて済む。従って、外部に露出されるランプカバ
ー61の外面61Aとアッパーケース21の上面部21
1の外面との間の隙間を最小限にでき、当該隙間からの
光源装置413の光漏れを防止できるとともに、外観も
良好にできる。
【0067】ロックレバー65の操作スイッチ部652
を、外装ケース2の内部に配置するとともに、スイッチ
用孔621から外部に露出するようにしたので、プロジ
ェクタ1を持ち運んだり、操作したりする際に、操作ス
イッチ部652に誤って触れてロックレバー65をスラ
イドさせてしまうことを防止でき、誤操作による予期せ
ぬランプカバー61の落下を防止できる。
【0068】ランプカバー61において、アッパーケー
ス21に対して互いに異なる方向に差し込まれる第1係
合部611および第2係合部612設けたので、ランプ
カバー61を外装ケース2から外れにくくすることがで
き、ランプカバー61の外装ケース2への取り付けを確
実なものにできる。また、2つの第1係合部611およ
び2つの第2係合部612の合計4つの係合部で、ラン
プカバー61の四隅を外装ケース2に取り付けているか
ら、外装ケース2への取り付けをさらに確実なものにで
きる。
【0069】ランプカバー61の第2係合部612がア
ッパーケース21から抜ける方向、すなわち上方向にラ
ンプカバー61を付勢する板ばね66を設けたので、操
作スイッチ部652をスライドさせて第2係合部612
の係合状態を解放すると、この解放に伴って、第2係合
部612を上方に押し出すことができ、ランプカバー6
1をアッパーケース21から外れやすい状態にすること
ができて、ランプカバー61の取り外しを容易にでき
る。
【0070】外装ケース2のシールド板80と、ランプ
カバー61のシールド板614とを設けるとともに、板
ばね66によって、これらのシールド板80,614を
電気的につないでいるから、外装ケース2内部から外部
への電磁ノイズ漏れを防止できる。
【0071】ランプカバー61に係止部613を設けた
ので、ランプカバー61が若干開いた状態を維持でき、
操作スイッチ部652を操作したと同時に、ランプカバ
ー61が外装ケース2から外れることがない。従って、
プロジェクタ1を天井に設置した場合、操作スイッチ部
652の操作と同時にランプカバー61が外れることが
ないので、ランプカバー61を手で押さえていなくても
落下を防止でき、作業性を容易にできる。
【0072】本実施形態では、ランプカバー61のアッ
パーケース21への着脱状態を検知するカバーセンサ6
8を設けるとともに、カバーセンサ68の操作をランプ
カバー61の係止部613によって行っているので、カ
バーセンサ68を操作するためにランプカバー61に別
部材を設ける必要がなく、部品点数を削減できる。ま
た、カバーセンサ68を設けたので、ランプカバー61
の外装ケース2への取り付け忘れ等を防止できる。
【0073】板ばね66によって、ランプカバー61が
その第1係合部611のアッパーケース21への差込方
向へ付勢されるように構成したので、操作スイッチ部6
52によって第2係合部612の係合状態の解放して
も、第1係合部611が外装ケース2から抜け落ちない
ようになっている。従って、操作スイッチ部652で、
ランプカバー61の係合状態を解放したと同時にランプ
カバー61が外れることがなく、プロジェクタ1が天井
に取り付けられている場合には、落下によるランプカバ
ー61の破損等を防止できる。
【0074】また、本実施形態において、板ばね66
は、ランプカバー61を上方へ付勢する役割(本発明の
第1付勢手段としての役割)と、シールド板80,61
4同士を電気的に接続する役割と、本発明の第2付勢手
段としての役割の3つの役割を兼ねているので、部品点
数を削減できる。
【0075】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。検知手段と
しては、たとえば、蓋部を外装ケースに取り付けた際に
係止部でレーザ光が途中で遮断されるもの等の検知手段
であってもよく、検知手段を操作するものとしては、係
止部に限らず、検知手段を操作する専用の部材を蓋部に
設けてもよい。
【0076】係止部は、1つに限らず、複数設けてもよ
く、第1係合部および第2係合部も、それぞれ3つ以上
設けてもよい。また、第1係合部は、1つのみ設けても
よく、このような場合、蓋部の奥側辺縁61Cの方向に
沿って長く配置されたものが望ましい。このようにすれ
ば、蓋部の奥側辺縁61C側を安定した状態で外装ケー
スに係合させることができる。
【0077】第1付勢手段としては、蓋部を所定方向へ
付勢する役割と、シールド同士を電気的に接続する役割
との両方の役割を兼ね備えたものに限らず、蓋部を所定
方向へ付勢する役割のみを果たすものであってもよく、
このような場合、樹脂製のばね材や、ゴム材等を用いる
ことができる。
【0078】また、第1付勢手段としては、外装ケース
内のシールド板の一部や、検出手段の弾性部材から構成
されたものに限らず、他の弾性部材等を別途用いて構成
されたものであってもよい。
【0079】蓋部の第1係合部および第2係合部として
は、外装ケースに対して互いに異なる方向に差し込まれ
るものに限らず、たとえば、両方ともに、天面と略直交
する方向に沿って外装ケースに差し込まれるものであっ
てもよく、このような場合も本発明に含まれる。
【0080】操作部としては、外装ケース内部側の窪ん
だ位置に配置されるものに限らず、外装ケース外面から
突出して設けたものであってもよい。また、蓋部の外装
ケースへの取付構造としては、外装ケース内部側に配置
された係合構造に限らず、外部に露出したものであって
もよく、また、ネジ止め等によるものであってもよい。
【0081】ランプカバー内面および外装ケース内に設
けられるシールドは、板状に限らず、蒸着によってラン
プカバー内面および外装ケース内面に形成されたもので
あってもよい。
【0082】本発明のプロジェクタとしては、光変調装
置として液晶パネルを用いたものに限らず、例えば、プ
ラズマ素子や、マイクロミラーを用いた光変調装置を備
えたものや、入射した光を反射しつつ変調して出射する
反射型の光変調装置を備えたものや、単板式、二枚式、
リアタイプのものが採用できる。要するに、光源ランプ
から出射された光束を、画像情報に応じて変調して光学
像を形成し、該光学像を拡大投写するプロジェクタであ
れば、この構成等は、実施に当たって適宜決めればよ
い。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、光源装置の交換作業を
簡単にできるとともに、設計の自由度を向上させること
ができ、かつ、外観を良好にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプロジェクタを上方
から見た全体斜視図である。
【図2】前記実施形態におけるプロジェクタを下方から
見た全体斜視図である。
【図3】図1の状態からアッパーケースを外した状態を
示す斜視図である。
【図4】図3の状態からシールド板、ドライバーボー
ド、および上ライトガイドを外して後方側から見た斜視
図である。
【図5】図4の状態から光学ユニットを外した状態を示
す斜視図である。
【図6】前記実施形態における光学ユニットを下方から
見た斜視図である。
【図7】前記実施形態における光学ユニットを模式的に
示す平面図である。
【図8】前記実施形態におけるランプカバーの取付構造
を示す斜視図である。
【図9】前記実施形態におけるランプカバーを下方から
見た斜視図である。
【図10】前記実施形態におけるランプカバーを外した
状態のアッパーケースを内側から見た斜視図である(ロ
ックレバーおよび板ばね付き)。
【図11】前記実施形態におけるランプカバーを外した
状態のアッパーケースを内側から見た斜視図である(ロ
ックレバーおよび板ばねなし)。
【図12】前記実施形態におけるロックレバーを上方か
ら見た斜視図である。
【図13】前記実施形態におけるランプカバー、外装ケ
ースのシールド板、および板ばねの位置関係を説明する
ための拡大斜視図である。
【図14】前記実施形態におけるランプカバーを取り付
けた状態のアッパーケースを内側から見た斜視図であ
る。
【図15】前記実施形態におけるランプカバーが若干開
いた状態を示す断面図である。
【符号の説明】 1 プロジェクタ 2 外装ケース 61 蓋部であるランプカバー 61B 内面 63 開口 66 第1付勢手段および第2付勢手段である板ばね 68 検知手段であるカバーセンサ 80 シールド板(外装ケース) 211 天面である上面部 413 光源装置 611 第1係合部 612 第2係合部 613 係止部 614 シールド板(蓋部) 652 操作部である操作スイッチ部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−237691(JP,A) 特開2000−56396(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 - 21/30

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源装置と、この光源装置を収容する外
    装ケースとを備えるとともに、前記光源装置から出射さ
    れた光束を変調した後に拡大投写して投写画像を形成す
    るプロジェクタであって、 前記光源装置の位置に対応して配置され、かつ前記外装
    ケースの天面のみに形成される開口と、 この開口を塞ぐとともに前記外装ケースの天面のみに配
    置され、かつ前記外装ケースに着脱可能に設けられる蓋
    部と 前記蓋部を前記外装ケースに係合させる第1係合構造及
    び第2係合構造と、 前記第2係合構造の係合状態を解除させるように前記蓋
    部を付勢する第1付勢手段と、 前記第2係合構造の係合状態を解除させたとき、前記蓋
    部を若干開いた状態で前記外装ケースに係止させる係止
    部と、 前記第1係合構造の係合状態及び前記係止部の係止状態
    を維持させるように付勢する第2付勢手段と を備えるこ
    とを特徴とするプロジェクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロジェクタにおい
    前記外装ケースに設置されて操作により前記蓋部の第1
    係合構造の係合状態を解放する操作部とを備えることを
    特徴とするプロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記第1係合構造及び前記第2係合構造は、前記外装ケ
    ースの内部側に配置されるとともに、 前記操作部は、前記蓋部から離れて配置されることを特
    徴とするプロジェクタ。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のプロジ
    ェクタにおいて、 前記操作部は、前記外装ケース内部側に窪んだ位置に配
    置されることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載のプロジェクタにおいて、 前記第1係合構造及び第2係合構造は、前記蓋部に設け
    られるとともに、前記外装ケースに差し込まれて係合さ
    れる第1係合部および第2係合部を含んで構成され、 前記第1係合部は、前記天面と略平行する方向に沿って
    前記外装ケースに差し込まれ、前記第2係合部は、前記
    天面と略直交する方向に沿って前記外装ケースに差し込
    まれることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプロジェクタにおい
    て、前記第1付勢手段は、 前記蓋部の前記第2係合部の前記
    外装ケースに対する差し込み方向と反対の方向に、前記
    蓋部を付勢することを特徴とするプロジェクタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記外装ケースの内面および前記蓋部の内面をそれぞれ
    覆うシールドが設けられるとともに、 前記第1付勢手段が、金属から形成され、 前記蓋部が前記外装ケースに取り付けられた際、前記第
    1付勢手段は、一端が前記外装ケース内面を覆うシール
    ドに接するとともに他端が前記蓋部内面を覆うシールド
    に接することを特徴とするプロジェクタ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載のプロジェクタにおいて、 前記外装ケースには、前記蓋部の前記外装ケースへの着
    脱状態を検知する検知手段が設けられ、 前記検知手段は、前記蓋部の前記係止部により操作され
    ることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項のいずれかに記
    載のプロジェクタにおいて、前記第2付勢手段は、 前記蓋部の前記第1係合部の前記
    外装ケースに対する差し込み方向に、前記蓋部を付勢す
    ことを特徴とするプロジェクタ。
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