JP2010122281A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】部材点数を低減できるとともに、外観の好ましいプロジェクタを提供する。
【解決手段】プロジェクタ1において、吸気孔28の周縁部分には、外装筐体2内部の制御装置CLに電気的に接続し制御装置CLとの間で情報を入出力する入出力装置LUが着脱自在に装填される装填部240が設けられている。フィルタカバー6は、吸気孔28および装填部240を覆い、エアフィルタ5および入出力装置LUの双方を保護する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、プロジェクタにおいて、内部の冷却対象(光源装置や、液晶パネル等の光変調装置)を冷却するために、外装筐体に形成した吸気孔を介して外装筐体外部の空気を導入し、導入した空気を冷却対象に送風する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、外装筐体の底面に吸気孔を形成している。また、空気とともに塵埃が導入することを防止するために、吸気孔の周縁部分に凹部を設け、空気に含まれる塵埃を捕捉するエアフィルタを凹部に収納している。さらに、エアフィルタの保護、および交換を可能とするために、凹部の開口面に係止により着脱自在とする交換蓋を取り付けている。
特開2004−109781号公報
ところで、近年では、無線LAN(Local Area Network)カード等を装填可能とし、ネットワークを介して、外部のPC等にて遠隔操作可能とするプロジェクタも提案されている。
このようなプロジェクタにおいて、使用時等における無線LANカードや当該プロジェクタの故障を防止するためには、上述した交換蓋と同様の蓋体にて無線LANカードを覆って保護する必要がある。
しかしながら、上述した交換蓋の他、無線LANカードを保護する蓋体をも設けた場合には、部材点数が増加する、という問題がある。
また、上記の場合には、外装を構成する各部材(外装筐体、交換蓋、および無線LANカードを保護する蓋体)の境界部分が多くなるため、プロジェクタの外観上も好ましくない。
本発明の目的は、部材点数を低減できるとともに、外観の好ましいプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、吸気孔が形成された外装筐体と、前記吸気孔を介して導入された空気に含まれる塵埃を捕捉するエアフィルタと、前記外装筐体に取り付けられ前記エアフィルタを保護するフィルタカバーとを備えたプロジェクタであって、前記吸気孔の周縁部分には、前記外装筐体内部の制御装置に電気的に接続し前記制御装置との間で情報を入出力する入出力装置が着脱自在に装填される装填部が設けられ、前記フィルタカバーは、前記吸気孔および前記装填部を覆い、前記エアフィルタおよび前記入出力装置の双方を保護することを特徴とする。
ここで、入出力装置としては、装填部に装填することで制御装置に電気的に接続し、制御装置との間で情報を入出力する装置であれば、いずれの装置でもよく、例えば、上述した無線LANカードや、メモリカード等が例示できる。
また、フィルタカバーとしては、従来と同様に、外装筐体に対して着脱することで、エアフィルタを交換する構成としてもよく、あるいは、外装筐体に回動自在に軸支され、回動させることでエアフィルタを交換する構成としてもよい。
本発明では、吸気孔の周縁部分に装填部が設けられ、フィルタカバーは、吸気孔および装填部を覆い、エアフィルタおよび入出力装置の双方を保護する。このことにより、エアフィルタ用のカバーと入出力装置用のカバーとを1つのフィルタカバーで共通化でき、部材点数を低減できる。このため、プロジェクタの低コスト化が図れる。
また、エアフィルタ用のカバーと入出力装置用のカバーとを1つのフィルタカバーで構成することで、外装を構成する各部材(外装筐体およびフィルタカバー)の境界部分も少なくすることができ、プロジェクタの外観も良好なものとすることができる。
本発明のプロジェクタでは、前記吸気孔は、前記外装筐体における鉛直方向に沿う側壁部に形成され、前記装填部は、前記吸気孔に対して前記外装筐体における前記側壁部に交差する天面部側に設けられ、前記フィルタカバーは、前記側壁部および前記天面部に跨るように構成されていることが好ましい。
本発明では、装填部は、吸気孔に対して天面部側に設けられている。このことにより、装填部は、プロジェクタが正置き姿勢(天面部が上方側に向く姿勢)および天吊り姿勢(天面部が下方側に向く姿勢)のいずれの姿勢で設置された場合であっても、設置面(机や天井等)から離間した側に位置付けられる。このため、例えば、無線LANカード等の入出力装置を装填部に装填した場合には、プロジェクタが上記のいずれの姿勢で設置されても、入出力装置に外部のPC等との間で情報を良好に送受信させることができる。
また、フィルタカバーが側壁部および天面部に跨るように構成されているので、上述した送受信を良好とする構成としながらも、エアフィルタおよび入出力装置の双方を確実に保護できる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの外観構成〕
図1は、プロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。
図2は、プロジェクタ1の内部構造を模式的に示す図である。
なお、以下で記載する「上」、「下」、「左」、「右」は、図1における図面視において、上下左右に相当するものである。また、以下で記載する「前面」、「背面」は、プロジェクタ1において投射側(投射レンズ37が配置された側)を前面とし、その反対側を背面とする。
プロジェクタ1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1または図2に示すように、外装を構成する外装筐体2と、光学ユニット3(図2)と、冷却装置4(図2)とで大略構成されている。
外装筐体2は、図1または図2に示すように、略直方体形状を有し、光学ユニット3および冷却装置4を内部に収納する。
なお、具体的な図示は省略したが、外装筐体2は、光学ユニット3および冷却装置4の他、内部の各構成部材に電力を供給する電源装置や、内部の各構成部材の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)等を有する制御装置CL(図3参照)等も収納するものである。
この外装筐体2は、図1に示すように、アッパーケース2Aと、ロアーケース2Bとを備える。
また、外装筐体2には、図1に示すように、後述するエアフィルタ5や無線LANユニットLUを保護するとともに、外装の一部を構成するフィルタカバー6が取り付けられている。
アッパーケース2Aは、プロジェクタ1の天面、前面、左右両側面の一部、および背面の一部をそれぞれ構成する。
このアッパーケース2Aにおいて、右側面部(側壁部)21の前面側には、右側面部21から天面部22にかけて切り欠かれた平面視U字状の上側切欠部23が形成されている。
図3は、外装筐体2の右前方側の角部分を拡大した図である。
なお、図3では、エアフィルタ5を交換可能とする交換位置にフィルタカバー6を回動させた状態を示している。
また、図3では、説明の便宜上、外装筐体2の右前方側の角部分の他、外装筐体2内部に配設される制御装置CLも模式的に図示している。
図4は、図3の状態において、外装筐体2、フィルタカバー6、および無線LANユニットLUを分解した分解斜視図である。
上側切欠部23の縁部分は、図3または図4に示すように、外装筐体2内部に向けて段落ち形成され、フィルタカバー6が後述する保護位置に位置付けられた際にフィルタカバー6を構成する後述するカバー本体61の裏面に当接する設置受け部231が形成されている。
また、上側切欠部23における上方側(天面部22側)には、設置受け部231から下方側に段落ち形成され、天面部22に略平行して延びる係合用凹部24が形成されている。
この係合用凹部24は、フィルタカバー6が保護位置に位置付けられた際に、フィルタカバー6に取り付けられた後述する操作レバー7に係合する部分である。
なお、図3および図4では、説明の便宜上、操作レバー7を省略して図示している。この操作レバー7の詳細な構成については、後述する。
具体的に、係合用凹部24の上面において、前面側および背面側には、図3または図4に示すように、操作レバー7に係合する第1の係合受け部241がそれぞれ形成されている。
各第1の係合受け部241は、略同一の形状を有し、右側に延出するとともに、先端部分が背面側に向けて(フィルタカバー6の回動方向に交差する方向に)延出する平面視略L字形状を有している。
また、第1の係合受け部241において、背面側に向けて延出する部位の先端部分には、右側に向けて突出し、フィルタカバー6が保護位置に向けて回動する際に操作レバー7の後述する傾斜面731に当接する当接部2411が形成されている。
また、係合用凹部24は、操作レバー7に係合する機能の他、入出力装置としての無線LANユニットLUを支持する機能も有する。
具体的に、係合用凹部24において、前後方向の略中央部分には、図3または図4に示すように、装填部としてのスロット240が設けられている。
スロット240は、無線LANユニットLUが挿入される挿入口である。このスロット240は、図4に示すように、無線LANユニットLUの外形形状に対応し、係合用凹部24における略中央部分から天面部22に沿って左側に向けて外装筐体2内部まで延びるように形成されている。
そして、スロット240の底部分には、無線LANユニットLUに接続する接続端子CN(図3)が設けられている。
ここで、無線LANユニットLUは、LANインターフェースで構成され、外部機器との間で情報を送受信する機能を有する。また、無線LANユニットLUは、スロット240に挿入され接続端子CNに接続することで、制御装置CLと電気的に接続する。すなわち、無線LANユニットLUは、スロット240に対して着脱自在に設けられている。
例えば、無線LANユニットLUは、外部のPC(図示略)等から制御指令を受信し、受信した制御指令をLANインターフェース規格に応じた情報に変換して制御装置CLに出力する。また、無線LANユニットLUは、制御装置CLから出力された情報をLANインターフェース規格に応じた情報に変換して前記外部のPC等に送信する。
ロアーケース2Bは、プロジェクタ1の底面、左右両側面の一部、および背面の一部をそれぞれ構成する。
このロアーケース2Bにおいて、右側面部21の前面側には、図1、図3または図4に示すように、各ケース2A,2Bを組み合わせた際に、上側切欠部23に連続する下側切欠部25が形成されている。
この下側切欠部25の縁部分において、下方側(底面部26側)には、フィルタカバー6を回動自在に軸支する軸受け部27が設けられている。
軸受け部27は、図3または図4に示すように、下側切欠部25における下方側の縁部分において、前面側および背面側の双方に設けられ、フィルタカバー6の後述する軸支部62を前後方向から挟持する。
そして、各ケース2A,2Bを組み合わせた状態では、設置受け部231における右側面部21側の端縁、係合用凹部24の端縁、および下側切欠部25の縁部分により、図3または図4に示すように、平面視略矩形状の吸気孔28が形成される。
この吸気孔28は、冷却装置4により外装筐体2外部の空気を内部に導入するための孔である。そして、この吸気孔28には、図3または図4に示すように、吸気側ダクト29が嵌め込まれている。
吸気側ダクト29は、吸気孔28と略同一の大きさを有する平面視矩形形状を有し、左右方向に延びる筒体で構成されている。そして、吸気側ダクト29は、冷却装置4と接続し、吸気孔28から導入された空気を冷却装置4に導く。
この吸気側ダクト29は、エアフィルタ5(図3)を保持する機能も有する。
具体的に、吸気側ダクト29において、内部には、図4に示すように、筒状軸に略直交して格子状に延びる複数のリブ291が形成されている。そして、複数のリブ291のうち、前後方向の略中央部分には、上下方向に並設され、エアフィルタ5を保持する一対の保持部292が形成されている。
各保持部292は、同一の形状を有し、右側に突出する保持爪292A,292Bが上下方向に並設してそれぞれ構成されている。
各保持爪292A,292Bは、互いに離間する方向に屈曲した平面視L字形状を有している。そして、各保持爪292A,292Bは、その材料や形状により弾性を有し、基端部分を支点として上下方向に屈曲可能に構成されている。
また、吸気側ダクト29は、無線LANユニットLUの盗難を防止する機能も有する。
具体的に、吸気側ダクト29において、上方側における前後方向の略中央部分には、図4に示すように、ネジSc(図3)が取り付けられるネジ孔293が形成されている。
そして、図3に示すように、無線LANユニットLUがスロット240に挿入された状態で、ネジ孔293にネジScを螺合することで、無線LANユニットLUをスロット240から取り外す際にネジScのネジ頭が当接することとなる。すなわち、無線LANユニットLUがスロット240から取り外されることを防止している。
図5は、エアフィルタ5の構成を示す図である。具体的に、図5(A)はエアフィルタ5を表側(右側)から見た斜視図であり、図5(B)はエアフィルタ5を裏側(左側)から見た斜視図である。
エアフィルタ5は、吸気孔28から導入される空気に含まれる塵埃を捕捉する。このエアフィルタ5は、図5に示すように、フィルタ本体51と、フィルタ保持枠52とを備える。
フィルタ本体51は、2つで構成され(図5(A))、空気を通過させながら該空気に混入した塵埃を捕捉する。
フィルタ保持枠52は、略矩形枠形状を有し、枠内側にて2つのフィルタ本体51を保持する。
このフィルタ保持枠52において、裏側には、図5(B)に示すように、枠内側に向けて格子状に延びる複数のリブ521が形成されている。そして、2つのフィルタ本体51は、フィルタ保持枠52の表側から枠内側に挿入され複数のリブ521に当接されることで、フィルタ保持枠52に保持される。
また、フィルタ保持枠52において、複数のリブ521のうち、吸気側ダクト29の一対の保持部292に対応する各位置には、一対の保持部292にそれぞれ係合する一対の係合孔522が形成されている。
さらに、フィルタ保持枠52の表側には、図5(A)に示すように、一対の係合孔522の間から突出し、利用者にエアフィルタ5を把持させるための把持部523が形成されている。
そして、利用者は、吸気側ダクト29からエアフィルタ5を取り外す際には、図3に示す状態において、把持部523を把持し、吸気側ダクト29に対して吸気孔28の開口面に略直交する方向にエアフィルタ5を引き抜くことにより、一対の保持部292と一対の係合孔522との係合が解除される。
また、利用者は、吸気側ダクト29にエアフィルタ5を取り付ける際には、図4に示す状態において、把持したエアフィルタ5における一対の係合孔522を一対の保持部292にあてがう。そして、吸気側ダクト29に対して吸気孔28の開口面に略直交する方向にエアフィルタ5を押し付けることにより、係合孔522における裏側の周縁部分に形成された斜面により保持爪292A,292Bが互いに近接する方向に屈曲して係合孔522内部に挿通され、保持爪292A,292Bの先端部分が係合孔522における表側の周縁部分に係止される(図3に示す状態)。
フィルタカバー6は、図1に示すように、上側切欠部23および下側切欠部25に対応し、右側面部21および天面部22に跨る側面視略L字形状を有する。そして、フィルタカバー6は、上述した軸受け部27に対して、エアフィルタ5および無線LANユニットLUを保護するための保護位置(図1)と、エアフィルタ5を交換、あるいは無線LANユニットLUを取り外すための交換位置(図3)とに回動自在に軸支される。
なお、フィルタカバー6の詳細な構成については、後述する。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット3は、制御装置(図示略)により制御の下、画像情報に応じて画像光を形成するものであり、外装筐体2の背面に沿って左側から右側に延出し、さらに前面側に屈曲して延出する平面視略L字形状を有している。
この光学ユニット3は、図2に示すように、光源ランプ311およびリフレクタ312を有する光源装置31と、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を有する照明光学装置32と、ダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を有する色分離光学装置33と、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を有するリレー光学装置34と、光変調装置としての3つの液晶パネル351(赤色光側の液晶パネルを351R、緑色光側の液晶パネルを351G、青色光側の液晶パネルを351Bとする)、3つの入射側偏光板352、3つの射出側偏光板353、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム354を有する光学装置35と、光学部品用筐体36と、投射光学装置としての投射レンズ37とを有する。
そして、光学ユニット3では、上述した構成により、光源装置31から射出され照明光学装置32を介した光束は、色分離光学装置33にてR,G,Bの3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル351にて画像情報に応じてそれぞれ変調され、色光毎の画像光が形成される。色光毎の画像光は、クロスダイクロイックプリズム354にて合成され、投射レンズ37にてスクリーン(図示略)に拡大投射される。
なお、上述した各部材31〜37については、種々の一般的なプロジェクタの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略する。
〔冷却装置の構成〕
冷却装置4は、図2に示すように、投射レンズ37に近接して配設された冷却ファン41を有し、吸気孔28から吸気側ダクト29を介して導入した空気を冷却対象(例えば、光学装置35や偏光変換素子323等)に送風して冷却する。
〔フィルタカバーの構成〕
図6および図7は、フィルタカバー6の構成を示す図である。具体的に、図6はフィルタカバー6を表側から見た斜視図であり、図7はフィルタカバー6を裏側から見た斜視図である。また、図6(A)、図7(A)は操作レバー7が後述する係合位置に位置付けられた状態を示し、図6(B)、図7(B)は操作レバー7が後述する非係合位置に位置付けられた状態を示している。
フィルタカバー6は、図6または図7に示すように、カバー本体61と、軸支部62とを備える。
カバー本体61は、右側面部21および天面部22に跨る側面視略L字形状を有し、エアフィルタ5を保護する。
このカバー本体61において、右側面部21には、図6または図7に示すように、吸気孔28に対応した位置に第1開口部611が形成されている。
また、カバー本体61において、第1開口部611の上方側で背面側には、図6に示すように、操作レバー7の一部を外部に露出するための第2開口部612が形成されている。
さらに、カバー本体61には、図7に示すように、裏面の第1開口部611の上方側から突出し、後述するコイルバネ75の一端に当接してコイルバネ75の移動を規制するバネ規制部613が形成されている。
軸支部62は、図6または図7に示すように、カバー本体61における下方側の端縁において、前面側および背面側の双方に設けられ、各軸受け部27に対して軸支される。
各軸支部62は、前後方向に沿って互いに離間する方向に突出する円柱形状を有し、各軸受け部27に形成された各円孔(図示略)に挿通することで、各軸受け部27に回動自在に軸支される。
〔操作レバーの構成〕
図8は、操作レバー7の構成を示す図である。具体的に、図8(A)は操作レバー7を表側から見た斜視図であり、図8(B)は操作レバー7を裏側から見た斜視図である。
操作レバー7は、図7に示すように、カバー本体61の裏面に取り付けられ、利用者により外部から操作されることで、各第1の係合受け部241に係合する係合位置(図7(A))、各第1の係合受け部241との係合が解除された非係合位置(図7(B))に移動する。
なお、操作レバー7の動作については、後述する。
この操作レバー7は、図7または図8に示すように、レバー本体71と、操作部72と、第1の係合突起部73と、第2の係合突起部74とが一体化されたものである。
レバー本体71は、前後方向に延びる板体形状を有し、カバー本体61における右側面部21および天面部22の角部分の裏面に倣う側面視略L字形状を有する。
このレバー本体71において、前面側および背面側には、操作レバー7をカバー本体61に取り付けるための取付用孔711がそれぞれ形成されている。
これら取付用孔711は、前後方向に延びるトラック孔として構成されている。このため、操作レバー7は、図7に示すように、各取付用孔711を介して各ネジScにてカバー本体61に取り付けられた状態で、前後方向に移動可能となる。
また、レバー本体71において、各取付用孔711の間には、図7または図8に示すように、収納用凹部712が形成されている。
収納用凹部712は、前後方向に延びるように形成され、付勢部材としてのコイルバネ75を収納するための凹部である。
そして、収納用凹部712にコイルバネ75を収納し、操作レバー7をカバー本体61に取り付けた状態では、コイルバネ75の一端がバネ規制部613に当接し、他端が収納用凹部712における前面側の側壁に当接する。すなわち、上記の状態において、コイルバネ75は、操作レバー7を前面側(係合位置)に付勢する。
操作部72は、利用者により外部から操作される部分である。この操作部72は、図7または図8に示すように、レバー本体71の背面側において、下方側の端縁から下方側に向けて延出する平面視矩形形状を有する。
この操作部72において、右側の端面には、図6または図8(A)に示すように、右側に向けて膨出し、操作レバー7をフィルタカバー6に取り付けた状態で第2開口部612から露出する摘み部721が設けられている。
この摘み部721は、フィルタカバー6の表側から利用者が操作する部分である。
第1の係合突起部73は、第1の係合受け部241に係合する部分である。この第1の係合突起部73は、図8に示すように、レバー本体71における上方側の端縁において、前面側および背面側の双方にそれぞれ設けられている。
各第1の係合突起部73は、略同一の形状を有し、左側に向けて(フィルタカバー6の回動方向に沿って)突出するとともに、先端部分が前面側に向けて(フィルタカバー6の回動方向に交差して)突出した平面視略L字形状を有する。
これら第1の係合突起部73において、先端部分には、図7または図8(B)に示すように、外装筐体2に対向する位置に、前面側から背面側に向う(係合位置側から非係合位置側に向う)にしたがって、外装筐体2に近接する方向(左側)に傾斜した傾斜面731がそれぞれ形成されている。
第2の係合突起部74は、レバー本体71の前面側の端縁から段落ち形成され、前面側に突出する。
ここで、設置受け部231における前面側の部位の端縁には、図3に示すように、天面部22から右側面部21にかけて(フィルタカバー6の回動方向に沿って)延び、第2の係合突起部74の外形形状に対応した凹状の第2の係合受け部232が形成されている。
そして、第2の係合突起部74は、操作レバー7が係合位置に位置付けられた状態で、第2の係合受け部232内部に挿通され、外面が第2の係合受け部232の内面に当接する。
〔操作レバーの動作〕
次に、上述した操作レバー7の動作について説明する。
先ず、フィルタカバー6が保護位置に位置付けられている状態(図1)では、上述したようにコイルバネ75の付勢力により、操作レバー7が係合位置に位置付けられている(図7(A))。
上記の状態では、各第1の係合突起部73の先端部分が各第1の係合受け部241におけるL字内側に配設され、すなわち、各第1の係合突起部73と各第1の係合受け部241とが係合した状態となる。
また、上記の状態では、第2の係合突起部74が第2の係合受け部232内部に挿通され、すなわち、第2の係合突起部74と第2の係合受け部232とが係合した状態となる。
そして、第1の係合突起部73と第1の係合受け部241との係合により、フィルタカバー6の交換位置への回動が規制される。
また、第2の係合突起部74と第2の係合受け部232との係合により、フィルタカバー6の上方側(フィルタカバー6の回動方向に交差する方向)への移動も規制される。
上記の状態において、利用者は、エアフィルタ5を交換、あるいは無線LANユニットLUを取り外すために、フィルタカバー6を交換位置に回動させる際には、摘み部721を背面側に移動させる(図6(B))。
この状態では、コイルバネ75の付勢力に抗して操作レバー7が背面側に移動し、操作レバー7が非係合位置に位置付けられる(図7(B))。
上記の状態では、各第1の係合突起部73の先端部分は、各第1の係合受け部241におけるL字内側から背面側に移動し、すなわち、各第1の係合受け部241との係合が解除された状態となる。
また、上記の状態では、第2の係合突起部74は、第2の係合受け部232内部から引き出され、すなわち、第2の係合受け部232との係合も解除された状態となる。
すなわち、利用者は、上記の状態において、フィルタカバー6の上方側を手で押えながら右側に力を加えることで、フィルタカバー6を回動させることができ、フィルタカバー6を交換位置に位置付けることができる(図3)。
一方、利用者は、フィルタカバー6を交換位置から保護位置に位置付ける際には、摘み部721を操作することなく、フィルタカバー6の上方側を手で押えながらフィルタカバー6を保護位置に向けて回動させ、さらに、フィルタカバー6を外装筐体2に押し付ける。
具体的に、利用者が摘み部721を操作していない状態、すなわち、摘み部721を背面側に移動させていない状態(図6(A))では、上述したように、コイルバネ75の付勢力により操作レバー7が係合位置に位置付けられている(図7(A))
この状態において、フィルタカバー6を保護位置に向けて回動させると、各第1の係合突起部73の傾斜面731が各第1の係合受け部241における当接部2411に当接する。傾斜面731に当接部2411が当接した状態で、フィルタカバー6を外装筐体2に押し付けると、コイルバネ75の付勢力に抗して当接部2411上を傾斜面731が摺動しつつ操作レバー7が背面側に移動する。そして、操作レバー7が非係合位置に位置付けられた際に、各第1の係合突起部73が各当接部2411を乗り越え、コイルバネ75の付勢力により、再度、操作レバー7が前面側に移動して係合位置に位置付けられる。
上述した本実施形態においては、以下の効果がある。
本実施形態では、吸気孔28の周縁部分にスロット240が設けられ、フィルタカバー6は、吸気孔28およびスロット240を覆い、エアフィルタ5および無線LANユニットLUの双方を保護する。このことにより、エアフィルタ5用のカバーと無線LANユニットLU用のカバーとを1つのフィルタカバー6で共通化でき、部材点数を低減できる。このため、プロジェクタ1の低コスト化が図れる。
また、エアフィルタ5用のカバーと無線LANユニットLU用のカバーとを1つのフィルタカバー6で構成することで、外装を構成する各部材(外装筐体2およびフィルタカバー6)の境界部分(切欠部23,25等)も少なくすることができ、プロジェクタ1の外観も良好なものとすることができる。
さらに、スロット240は、吸気孔28に対して天面部22側に設けられている。このことにより、スロット240は、プロジェクタ1が正置き姿勢(天面部22が上方側に向く姿勢)および天吊り姿勢(天面部22が下方側に向く姿勢)のいずれの姿勢で設置された場合であっても、設置面(机や天井等)から離間した側に位置付けられる。このため、プロジェクタ1が上記のいずれの姿勢で設置されても、無線LANユニットLUに外部のPC等との間で情報を良好に送受信させることができる。
また、フィルタカバー6が右側面部21および天面部22に跨るように構成されているので、上述した送受信を良好とする構成としながらも、エアフィルタ5および無線LANユニットLUの双方を確実に保護できる。
なお、本発明が前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、本発明に係る入出力装置として、無線LANユニットLUを採用していたが、これに限らず、外装筐体2に取り付けられることで制御装置CLに電気的に接続し、制御装置CLとの間で情報を入出力する装置であれば、いずれの装置でもよく、例えば、メモリカード等が例示できる。
前記実施形態では、フィルタカバー6は、外装筐体2に対して保護位置および回転位置に回動自在に軸支されていたが、これに限らず、例えば、従来と同様に、外装筐体2に対して着脱自在とする構成としてもよい。
前記実施形態では、操作レバー7がフィルタカバー6に取り付けられ、第1の係合受け部241が外装筐体2に設けられていたが、これに限らず、操作レバー7が外装筐体2に取り付けられ、第1の係合受け部241がフィルタカバー6に設けられていても構わない。コイルバネ75、軸支部62、軸受け部27、第2の係合突起部74、および第2の係合受け部232も同様である。
前記実施形態では、フィルタカバー6は、右側面部21および天面部22に跨るように構成されていたが、これに限らず、例えば、外装筐体2におけるいずれかの側壁部のみに取付けられてもよく、あるいは、天面部22と左側面部、前面部、あるいは背面部とに跨るように構成しても構わない。
前記実施形態では、エアフィルタ5が外装筐体2(吸気側ダクト29)に取り付けられていたが、これに限らず、エアフィルタ5をフィルタカバー6の裏面に取り付けても構わない。
前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
前記各実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記各実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
本発明のプロジェクタは、エアフィルタの交換時の操作性を向上できるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタとして利用できる。
本実施形態におけるプロジェクタを前面上方側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの内部構造を模式的に示す図。 前記実施形態における外装筐体の右前方側の角部分を拡大した斜視図。 図3の状態において、外装筐体、フィルタカバー、および無線LANユニットを分解した分解斜視図。 前記実施形態におけるエアフィルタの構成を示す図。 前記実施形態におけるフィルタカバーの構成を示す図。 前記実施形態におけるフィルタカバーの構成を示す図。 前記実施形態における操作レバーの構成を示す図。
符号の説明
1・・・プロジェクタ、2・・・外装筐体、5・・・エアフィルタ、6・・・フィルタカバー、21・・・右側面部(側壁部)、22・・・天面部、28・・・吸気孔、240・・・スロット(装填部)、CL・・・制御装置、LU・・・無線LANユニット(入出力装置)。

Claims (2)

  1. 吸気孔が形成された外装筐体と、前記吸気孔を介して導入された空気に含まれる塵埃を捕捉するエアフィルタと、前記外装筐体に取り付けられ前記エアフィルタを保護するフィルタカバーとを備えたプロジェクタであって、
    前記吸気孔の周縁部分には、
    前記外装筐体内部の制御装置に電気的に接続し前記制御装置との間で情報を入出力する入出力装置が着脱自在に装填される装填部が設けられ、
    前記フィルタカバーは、
    前記吸気孔および前記装填部を覆い、前記エアフィルタおよび前記入出力装置の双方を保護する
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記吸気孔は、
    前記外装筐体における鉛直方向に沿う側壁部に形成され、
    前記装填部は、
    前記吸気孔に対して前記外装筐体における前記側壁部に交差する天面部側に設けられ、
    前記フィルタカバーは、
    前記側壁部および前記天面部に跨るように構成されている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012077211A1 (ja) * 2010-12-09 2012-06-14 Necディスプレイソリューションズ株式会社 投写型表示装置のカバー部材
JP2014235360A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
US9547223B2 (en) 2013-03-27 2017-01-17 Seiko Epson Corporation Air filter including a holding frame formed of a resilient material and projector

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