JP3511882B2 - 通信端末装置および通信端末用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信端末装置および通信端末用プログラムを記録した記録媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
画像データの送受信を行う通信端末装置に関するもので
あり、例えば、ファクシミリ装置や、ファックスモデム
を備え通信端末装置として機能するパーソナルコンピュ
ータ等に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の通信端末装置にお
いて、通信回線で接続された他の通信端末装置に蓄積さ
れた画像データをポーリング受信する場合、従来は、受
信したい画像データをファイル番号で指定していた。し
かし、蓄積されている画像データが多くなると、受信し
たい画像データをファイル番号などで指定するのが煩雑
となる。また、画像データを蓄積している通信端末装置
においては、画像データが多くなると、それらの管理が
困難となり、送信を要求された画像データを検索するた
めの処理にも時間を要するようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、他
の通信端末装置に蓄積された多くの画像データの中から
所望の画像データを通信回線を介して容易にかつ効率よ
く取り出すことのできる通信端末装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明に係る第1の通信端末装置は、画像デ
ータの送信を要求する信号と、画像データを階層的に指
定する情報を格納したファクシミリ手順信号とを、相手
通信端末装置に対して送出する送出手段を備え、前記送
出手段は、前記画像データを階層的に指定する情報を階
層毎に複数の情報に分割してそれぞれ複数のファクシミ
リ手順信号に格納して、前記相手通信端末装置に対して
送出することを特徴とする。
【0005】本発明に係る第2の通信端末装置は、階層
的に識別できる形態で複数の画像データを蓄積する画像
蓄積手段と、画像データの送信を要求する信号と画像デ
ータを階層的に指定する情報を格納したファクシミリ手
順信号とを外部通信端末装置から受信する受信手段と、
画像データを階層的に指定する前記情報に基づき前記画
像蓄積手段から画像データを読み出して外部通信端末装
置に対し送出する送出手段とを備え、前記受信手段は、
前記画像データを階層的に指定する情報が階層毎に複数
の情報に分割されてそれぞれ格納された複数のファクシ
ミリ手順信号を受信し、前記送出手段は、前記複数のフ
ァクシミリ手順信号に格納された、画像データを階層的
に指定する階層毎の複数の情報に基づき、前記画像蓄積
手段から画像データを読み出して外部通信端末装置に対
し送出することを特徴とする。
【0006】本発明に係る通信端末用プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記第1
または第2の通信端末装置が備える各手段としてコンピ
ュータを機能させる構成としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ本
発明の実施の形態について説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態で
あるファクシミリ装置100の構成を示すブロック図で
ある。このファクシミリ装置100は、主制御部10、
表示部12、操作部14、読取部16、記録部18、フ
ラッシュメモリ22、ROM(ReadOnly Memory)24、
RAM(Random Access Memory)26、画像メモリ28、
モデム30およびNCU(ネットワーク制御回路:Netw
ork Control Unit)32をバス40で接続した構成とな
っており、フラッシュメモリ22には外部媒体読取部2
0が接続されている。このファクシミリ装置100は、
バイナリー符号信号方式の伝送制御手順に基づき動作す
る。
【0008】上記構成のファクシミリ装置100におい
て、主制御部10は、CPUで構成されており、所定の
プログラムを実行することにより、本ファクシミリ装置
の各部を制御しつつ後述の機能を含む種々の機能を実現
する。
【0009】読取部16は、CCD等を利用したスキャ
ナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドット画像デ
ータを出力する。記録部18は、例えば電子写真方式等
のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置などの通
信端末装置から受信した画像データをプリント出力して
記録する。表示部12は、例えば液晶表示装置(LC
D)またはCRTディスプレイ等で構成され、当該ファ
クシミリ装置100の動作状態を表示したり、送信すべ
き原稿の画像データおよび受信した画像データを表示し
たりする。操作部14は、当該ファクシミリ装置100
を操作するために必要な文字キーや、ダイヤル用テンキ
ー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種
のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部
12をタッチパネル方式とすることにより、この操作部
14の各種キーのうちの一部または全部をそのタッチパ
ネルで代用するようにしてもよい。
【0010】外部媒体読取部20は、フロッピーディス
ク19aやCD−ROM(Compact Disk−Read Only Mem
ory)19b等の外部記録媒体に記録されたプログラムや
データを読み込む。フラッシュメモリ22は、外部記録
媒体読取部20によって読み込まれたプログラムやデー
タを格納する。後述のポーリング受信に対応した発呼端
末用プログラムおよび被呼端末用プログラム(以下、こ
れらのプログラムを総称して「通信端末用プログラム」
という)は、このフラッシュメモリ22に格納される。
【0011】ROM24は、主制御部10によって実行
される種々のプログラムを格納している。上記通信端末
用プログラムをフラッシュメモリ22に格納する代わり
に、予めROM24に格納しておいてもよい。RAM2
6は、不揮発性の半導体メモリを用いて実現されている
が、電池でバックアップされている。このため、当該フ
ァクシミリ装置100への電源が遮断されてもRAM2
6の内容は失われない。
【0012】画像メモリ28は、ダイナミックRAM
(DRAM)等を用いて実現され、送信すべき画像デー
タまたは受信した画像データを記憶する。この画像メモ
リ28も電池でバックアップされている。また、当該フ
ァクシミリ装置100が後述のポーリング受信における
被呼側の通信端末装置に相当する場合には、この画像メ
モリ28に、例えば図3に示すような階層構造のファイ
ル28aとして複数の画像データが格納されていて、ア
クセスしたい画像データを階層的に指定できるようにな
っている。この階層構造ファイル(以下「階層画像ファ
イル」という)28aの画像データにアクセスできる相
手通信端末装置は限定されており、アクセスが許容され
ている相手番号は、予め操作部14からの所定の操作に
よりRAM26内の要求者テーブル26aに登録されて
いる。なお、RAM26および画像メモリ28はハード
ディスク装置で構成されていてもよい。
【0013】モデム30は、通常のファクシミリ通信用
のファックスモデム機能を有している。NCU32は、
アナログの公衆電話回線Lの閉結および開放の動作を行
いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であ
り、モデム30を必要に応じて公衆電話回線Lに接続す
る。なお、NCU32を所定のターミナルアダプタおよ
びDSU(加入者終端装置:Digital Service Unit)を
介してベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えばI
SDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0014】次に、上記構成のファクシミリ装置の間で
のポーリング受信による画像データの伝送について説明
する。このポーリング受信動作の前提として既述のよう
に、被呼側のファクシミリ装置の画像メモリ28には、
図3に示すような階層画像ファイル28aとして複数の
画像データが蓄積されているものとする。この図3に示
した例は、衣服の販売に関する情報を表す画像データを
階層1〜3の3階層の階層構造ファイル28aとして蓄
積したものである。すなわち、この画像データによって
表される情報は、カタログに関する情報と販売店に関す
る情報の2つに大別され、前者は更にコートのカタログ
とジャケットのカタログについての情報に、後者は更に
大阪の販売店と京都の販売店についての情報にそれぞれ
分類される。そして、コートおよびジャケットのカタロ
グについての情報は、それぞれ男子用と女子用について
の情報から構成される。一方、大阪の販売店についての
情報は、市内、北部、南部の各販売店についての情報か
ら構成され、京都の販売店についての情報は、上京、中
京、下京の各販売店についての情報から構成される。図
3に示したファイル28aは、このような情報の分類ま
たは構造に応じた階層構造を有しており、最下位層であ
る階層3の各要素に対応する10種類の画像データが画
像メモリ28に蓄積されている。そして、階層3の各要
素に付された番号は、各画像データと1対1に対応する
ファイルを識別する番号であり、階層2の各要素に付さ
れた番号は、階層3のファイルを複数集めたファイルグ
ループを識別する番号であり、階層1の各要素に付され
た番号は、階層2のファイルグループを複数集めたファ
イルグループ群を識別する番号である。このような各階
層における各要素に付された番号を階層1〜3について
一つずつ指定情報として与えることにより、その10種
類の画像データのうちのいずれかが特定される。例え
ば、階層1について「002」、階層2について「00
1」、階層3について「001」を指定情報として与え
ると、大阪の市内の販売店についての情報を表す画像デ
ータが特定される。
【0015】図4は、ファクシミリ装置に蓄積された画
像データをポーリング受信により他のファクシミリ装置
から取り出すための信号シーケンス図である。ファクシ
ミリ装置が他のファクシミリ装置に蓄積されたデータを
ポーリング受信する際には、まず、そのファクシミリ装
置(発呼端末)から画像データの蓄積された他のファク
シミリ装置に対してダイヤルされる。これに対し、画像
データの蓄積されたファクシミリ装置(被呼端末)から
CED信号(被呼端末識別信号)とDIS信号(デジタ
ル識別信号)が送出される。発呼端末は、これらの信号
を受信すると、受信機となるためにDTC信号(デジタ
ル送信命令信号)を送出する。このとき、CIG信号
(発呼端末識別信号)およびSEP信号(選択ポーリン
グ信号)も共に送出され、複数フレーム設定がされてい
る場合にはPSA信号(サブアドレス)とSEPの双方
がDTC信号と共に送出される。これらSEP信号やP
SA信号には、FIF情報(ファクシミリインフォメー
ションフィールド情報)として、図5に示すような指定
情報が格納される。図5(a)は複数フレーム設定がさ
れていない例を示し、図5(b)は複数フレーム設定が
されている例を示している。これらの例に示された指定
情報は、共に、被呼端末から取り出すべき画像データと
して、大阪の市内の販売店についての情報を表す画像デ
ータを指定するものである(図3参照)。
【0016】被呼端末は、上記DTC信号等を受信した
後、DCS信号(デジタル命令信号)を送出する。これ
により、発呼側の受信、被呼側の送信が確定する。この
ようにして送信機と受信機が決定されると、以降におい
て、送信機から命令信号が送出され、それに対する応答
信号が受信機より送出される。このような信号の授受に
基づき、被呼端末(送信機)から発呼端末(受信機)
へ、指定された画像データがPIX信号として伝送さ
れ、最後に被呼端末からDCN信号(切断命令信号)が
送出される。
【0017】以上のようにして、画像データを階層的に
指定する情報(図5参照)をSEP信号やPSA信号に
格納して送出することにより、或る通信端末装置におい
て階層画像ファイル28aとして蓄積された複数の画像
データのうちの所望の画像データを、他の通信端末装置
からポーリング受信によって取り出すことができる。
【0018】以下、このようなポーリング受信により通
信回線を介して画像データを取り出すための発呼端末お
よび被呼端末のそれぞれの処理の詳細を説明する。
【0019】図6は、上記ポーリング受信により画像デ
ータを取り出すための発呼端末の処理を示すフローチャ
ートである。
【0020】発呼端末では、まず操作部14から階層1
〜3のそれぞれに対する番号を入力することにより、他
のファクシミリ装置(被呼端末)に蓄積されている画像
データのうち取り出したい画像データを指定する(ステ
ップS10)。次に、その画像データの蓄積されたファ
クシミリ装置の電話番号すなわち相手端末電話番号を入
力する(ステップS12)。このような操作の後、発呼
側ファクシミリ装置における主制御部10は、発呼端末
用プログラムに基づき以下の処理を実行する。
【0021】まず、入力された相手電話番号を回線に送
出し(ステップS14)、その後、被呼端末からDIS
信号を受信する(ステップS16)。次に、このDIS
信号に含まれるSEPビットを調べる(ステップS1
8)。SEPビットが「0」の場合は、有効なDIS信
号を受信しなかったため、回線切断を指示するDCN信
号を送出し(ステップS42)、表示部12に「相手機
は選択ポーリング不可能です。」というメッセージを表
示して(ステップS44)、発呼端末の処理を終了す
る。
【0022】ステップS18でSEPビットを調べた結
果、その値が「1」の場合は、ステップS20へ進み、
複数フレーム設定されているか否かを判定する。複数フ
レーム設定されていない場合には、図5(a)に示すよ
うにSEP信号にFIF情報として階層1、2および3
のそれぞれに対する番号を格納して送出する(ステップ
S22)。一方、ステップS20での判定の結果、複数
フレーム設定されている場合には、取り出したい画像デ
ータの指定情報を図5(b)に示すように複数のフレー
ムに分けて送出する。すなわち、まずPSA信号に階層
1に対する番号を格納して送出し(ステップS24)、
次にSEP信号に階層2および3のそれぞれに対する番
号を格納して送出する(ステップS26)。
【0023】上記のようにして複数フレームまたは単一
のフレームで画像データの指定情報を送出した後は、続
いて、CIG信号に自機の電話番号を格納して送出する
(ステップS28)。そして更に続いて、発呼端末が受
信機となるためにDTC信号を送出する(ステップS3
0)。その後、被呼端末から送出されたDCS信号を受
信し(ステップS32)、これにより発呼側の受信、被
呼側の送信が確定する。
【0024】その後、更にトレーニング信号を受信する
(ステップS32)。このトレーニング信号は、ファク
シミリメッセージを伝送するために高速モデムを調整す
ることを目的として被呼端末から送出された信号であ
る。このトレーニング信号により高速モデムの調整が完
了すると、CFR信号を送出し(ステップS34)、送
信機である被呼端末にメッセージの送出を促す。これに
対して被呼端末からファクシミリメッセージとして画像
データが送出されると、これを受信し、記録部18で印
字する(ステップS36)。指定された画像データの全
ページの伝送後、被呼端末からEOP信号(手順終了信
号)が送出される。発呼端末は、これを受信すると(ス
テップS38)、MCF信号(メッセージ確認信号)を
送出し(ステップS40)、発呼端末の処理を終了す
る。
【0025】図7は、ポーリング受信により画像データ
を取り出すための被呼端末の処理を示すフローチャート
である。この被呼端末の処理は、被呼側ファクシミリ装
置における主制御部10が被呼端末用プログラムを実行
することにより実現される。以下、被呼側の処理につい
て図7を参照しつつ説明する。
【0026】発呼端末からダイヤルされると、被呼端末
は、まずCED信号とDIS信号にSEPビットを立て
て送出する。次に被呼端末が応答受信する制御信号は、
一般的にはDCS信号またはDTC信号である。そこで
被呼端末は、次に受信した信号がDCS信号かDTC信
号かを判定する(ステップS52)。DCS信号を受信
した場合は、被呼端末は受信機となる。この場合は、発
呼端末から送出される画像データを受信して記録部18
でプリント出力する(ステップS82)。
【0027】本実施形態では、画像データをポーリング
受信するため、被呼端末は送信機となる。この場合、D
TC信号を受信する。発呼端末からはこのDTC信号と
共にCIG信号とSEP信号も送出(複数フレーム設定
の場合はPSA信号も送出)され、これらも被呼端末で
受信する。
【0028】被呼端末は、DTC信号を受信すると、C
IG信号に格納された相手番号がRAM26内の要求者
テーブル26aに登録されているか否かを調べる(ステ
ップS54)。その結果、相手番号が登録されていない
場合は、発呼端末は被呼端末に蓄積された画像データへ
のアクセスを許容されていないため、DCN信号を送出
して(ステップS84)、被呼端末の処理を終了する。
【0029】ステップS54で相手番号が登録されてい
ると判定された場合は、ステップS56へ進み、複数フ
レーム設定されているか否かを判定する。複数フレーム
設定されていない場合は、図5(a)に示すように、D
TC信号と共に受信されたSEP信号の中に、階層画像
ファイル28a(図3参照)の各階層に対する番号が画
像データの指定情報として格納されている。そこで、こ
の場合、受信したSEP信号のFIF情報から各階層に
対する番号を検出し(ステップS58)、検出した各階
層の番号を階層画像ファイル28a(図3参照)のディ
レクトリから検索する。すなわち、まず、検出した階層
1の番号(例えば「002」)を階層画像ファイル28
aのディレクトリから検索する(ステップS60)。そ
して階層1の番号がディレクトリにあれば、その番号に
対する階層1のファイルグループの下部の階層2のファ
イルグループ群を調べ、そのファイルグループ群に対応
する番号群(例えば「001」と「002」)から、検
出した階層2の番号(例えば「001」)を検索する
(ステップS68)。ここでも階層2の番号があれば、
その番号に対応する階層2のファイルグループの下部の
階層3のファイル群を調べ、そのファイル群に対応する
番号群(例えば「001」「002」「003」)か
ら、検出した階層3の番号を検索する(ステップS7
0)。なお、以上のステップS60、S68、S70に
おける各検索のいずれかで番号が見つからなかった場合
は、ステップS86へ進み(ステップS61、S69、
S71)、「該当ファイルはありません」というメッセ
ージを画像データとして送出する。その後、EOP信号
の送出(ステップS78)およびMCF信号の受信(検
出)(ステップS80)を経て、被呼端末の処理を終了
する。
【0030】ステップS56において複数フレーム設定
されていると判定された場合は、DTC信号と共にPS
A信号およびSEP信号を受信しており、図5(b)に
示すように、そのPSA信号に階層1の番号が格納さ
れ、SEP信号に階層2および階層3の各番号が格納さ
れている。この場合、まず、受信したPSA信号のFI
F情報から階層1の番号を検出し(ステップS62)、
その番号を階層画像ファイル28aのディレクトリから
検索する(ステップS64)。そして階層1の番号がデ
ィレクトリにあれば、受信したSEP信号のFIF情報
から階層2および3の番号を検出し(ステップS6
6)、ステップS68へ進む。ステップS68以降の処
理は、複数フレームの設定がされていない場合と同様で
ある。なお、ステップS64における検索の結果、階層
1の番号が見つからなかった場合は、ステップS86へ
進み(ステップS65)、既述のように「該当ファイル
ありません」というメッセージの送出、EOP信号の送
出(ステップS78)、およびMCF信号の受信(検
出)(ステップS80)を経て、被呼端末の処理を終了
する。
【0031】以上のようにして、受信したSEP信号や
PSA信号から検出された各階層の番号の検索が最下位
層である階層3まで成功すると、階層画像ファイル28
aとして蓄積された画像データのうちの上記各番号(指
定情報)によって指定された画像データが決定する。こ
の場合、被呼端末はDCS信号を送出する。これによ
り、発呼側の受信、被呼側の送信が確定する。その後、
トレーニング信号を送出し(ステップS72)、この応
答として発呼端末から送出されたCFR信号を受信(検
出)する(ステップS74)。CFR信号を受信する
と、各階層の番号からなる指定情報により決定された画
像データを階層画像ファイル28aから読み出して送出
する(ステップS76)。この画像データの全ページの
送出が終了すると、EOP信号の送出(ステップS7
8)、およびMCF信号の受信(検出)(ステップS8
0)を経て、被呼端末の処理を終了する。
【0032】以上説明したように本実施形態によれば、
画像データを階層的に指定する情報(図5参照)をSE
P信号やPSA信号に格納して送出することにより、或
る通信端末装置(被呼端末)に蓄積された所望の画像デ
ータを別の通信端末装置から取り出すことができる。し
たがって、多数の画像データが効率よく蓄積された階層
画像ファイルから所望の画像データを通信回線を介して
取り出す際に、発呼端末は画像データを効率よく指定で
き、非階層のファイル群から指定していた従来に比べ、
指定の煩雑さが回避される。また、画像データを要求さ
れた被呼端末においては、階層的に画像データを指定す
る指定情報を用いて画像データを検索するため、検索処
理を効率よく行うことができる。
【0033】<第2の実施形態>図2は、本発明の第2
の実施形態であるパーソナルコンピュータ(パソコン)
200の構成を示すブロック図である。このパソコン2
00は、主制御部50、表示部52、キーボード54、
プリンタ58、外部媒体読取部60、ハードディスク装
置66、メモリ64、およびモデム62をバス70で接
続した構成となっている。
【0034】上記構成のパソコン200において、主制
御部50は、CPUで構成されており、所定のプログラ
ムを実行することにより、各部を制御しつつ種々の機能
を実現する。これにより、パソコン200は、バイナリ
ー符号信号方式の伝送制御手順に基づくファクシミリ機
能を有する通信端末装置として動作することができる。
【0035】表示部52は、例えば液晶表示装置(LC
D)またはCRTディスプレイ等で構成され、ファクシ
ミリ機能を有する通信端末として動作しているときの動
作状態を表示したり、送信すべき画像データおよび受信
した画像データを表示したりすることができる。キーボ
ード54は第1の実施形態における操作部14に相当す
る。当該パソコン200のファクシミリ機能を利用する
ための操作をこのキーボード54から行うことができ
る。プリンタ58は、第1の実施形態(図1)における
記録部18に相当し、他のファクシミリ装置などの通信
端末装置から受信した画像データを出力することができ
る。
【0036】外部媒体読取部60は、フロッピーディス
ク59aやCD−ROM59b等の外部記録媒体に記録
されたプログラムやデータを読み込む。第1の実施形態
と同様のポーリング受信に対応した発呼端末用プログラ
ムおよび被呼端末用プログラムは、外部媒体読取部60
で読み取られハードディスク装置66に保存される。
【0037】ハードディスク装置66は、送信すべき画
像データまたは受信した画像データを記憶する。また、
当該パソコン200がポーリング受信における被呼端末
に相当する場合には、第1の実施形態と同様の階層画像
ファイル66a(図3参照)として多数の画像データが
ハードディスク装置66に蓄積されている。この場合、
階層画像ファイル66aへのアクセスが許容されている
相手番号が登録された要求者テーブル66bもハードデ
ィスク装置66に格納されている。
【0038】メモリ64は、DRAMを用いて実現され
ている。主制御部50が実行するプログラムや作業用の
データは、ハードディスク装置66や外部媒体読取部6
0からこのメモリ64に読み込まれる。
【0039】モデム62は、自動ダイヤル機能付きのネ
ットワーク制御が行えるファクシミリ通信用のファック
スモデム機能を有している。
【0040】上記構成のパソコン200は、図6に示し
た発呼端末の処理を実現する発呼端末用プログラムを主
制御部50が実行することにより、第1の実施形態にお
ける発呼端末と同様の動作を行うことができる。また、
このパソコン200は、図7に示した被呼端末の処理を
実現する被呼端末用プログラムを主制御部50が実行す
ることにより、第1の実施形態における被呼端末と同様
の動作を行うことができる。
【0041】したがって、本実施形態のパソコン200
を2台用意し、一方を発呼端末とし他方を被呼端末とし
て動作させることで、第1の実施形態の場合と同様、両
者の間でポーリング受信により画像データする伝送する
ことができる。すなわち、画像データを階層的に指定す
る情報をSEP信号やPSA信号に格納して(図5参
照)発呼端末であるパソコンから送出することにより、
被呼端末であるパソコンのハードディスク66に蓄積さ
れた所望の画像データを発呼端末から取り出すことがで
きる。したがって、第1の実施形態と同様、階層画像フ
ァイル66aから所望の画像データをポーリング受信に
より取り出す際に、発呼端末は画像データを効率よく指
定でき、指定の煩雑さが回避される。また、画像データ
を要求された被呼端末においては、階層的に画像データ
を指定する指定情報を用いることにより、検索処理を効
率よく行うことができる。
【0042】<変形例>上記第1及び第2の実施形態で
は、階層画像ファイルは3つの階層を有しているが(図
3参照)、この階層構造は2階層であってもよいし4階
層以上であってもよい。この場合、SEP信号やPSA
信号に格納される指定情報(図5参照)は、その階層数
に応じたものとなる。また、発呼端末におけるステップ
S22〜S26の処理や被呼端末におけるステップS5
8〜S71の処理もその階層数に応じたものとなる。
【0043】また、発呼端末から送出される画像データ
の指定情報が複数フレームに格納される場合、上記第1
および第2の実施形態では図5(b)に示すように指定
情報が分割されるとしているが、他の分割形態も可能で
ある。例えば、(1)PSA信号に階層1および2に対
する指定情報を格納しSEP信号に階層3に対する指定
情報を格納するという分割形態、(2)PSA信号また
はSEP信号を複数フレームとし各フレームに1階層に
対する指定情報を格納するという分割形態、または、こ
れら(1)と(2)を複合した分割形態などを採用して
もよい。
【0044】なお以上の説明において、発呼端末と被呼
端末は、第1の実施形態では共に図1に示した構成のフ
ァクシミリ装置100であり、第2の実施形態では共に
図2に示した構成のパソコン200であるが、発呼端末
と被呼端末うちの一方が図1の構成のファクシミリ装置
であり他方が図2の構成のパソコンであってもよい。
【0045】<通信端末用プログラムの提供>以上にお
いて説明した第1の実施形態のファクシミリ装置および
第2の実施形態のパソコンにおける機能は、主制御部1
0、50がCPUとして、図6に対応する発呼端末用プ
ログラム、および図7に対応する被呼端末用プログラム
を実行することにより実現される。このような通信端末
用プログラム(発呼端末用プログラムおよび被呼端末用
プログラム)は、フロッピーディスクや、磁気テープ、
CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に記録されて提供され、外部媒体読取装置20、60
によって装置内部へと読み込まれる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る第1の通信端末装置によれ
ば、他の通信端末装置において多数の画像データが効率
よく蓄積された階層画像ファイルから所望の画像データ
を取り出す際に、画像データを要求する信号と共に画像
データを階層的に指定する情報を格納したファクシミリ
手順信号を送出する送出手段を備え、前記送出手段は、
前記画像データを階層的に指定する情報を階層毎に複数
の情報に分割してそれぞれ複数のファクシミリ手順信号
に格納して、前記相手通信端末装置に対して送出する。
したがって、他の通信端末装置から画像データを取り出
す際に、画像データを効率よく指定することができ、指
定が煩雑になることがない。
【0047】本発明に係る第2の通信端末装置によれ
ば、階層的に識別できる形態で多数の画像データを蓄積
することができ、画像データの送信を要求する信号と画
像データを階層的に指定する情報を格納したファクシミ
リ手順信号とを受信すると、要求された画像データを画
像蓄積手段から読み出して送出する送出手段とを備え、
前記受信手段は、前記画像データを階層的に指定する情
報が階層毎に複数の情報に分割されてそれぞれ格納され
た複数のファクシミリ手順信号を受信し、前記送出手段
は、前記複数のファクシミリ手順信号に格納された、画
像データを階層的に指定する階層毎の複数の情報に基づ
き、前記画像蓄積手段から画像データを読み出して外部
通信端末装置に対し送出する。このとき、画像データを
階層的に指定する情報に基づき、要求されている画像デ
ータを読み出すため、その読み出しのための検索処理を
効率よく行うことができる。
【0048】本発明に係る通信端末用プログラムを格納
した記録媒体によれば、コンピュータに上記第1または
第2の通信端末装置と同様の機能を発揮させることがで
き、その結果、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態であるファクシ
ミリ装置の構成を示すブロック図。
【図2】 本発明に係る第2の実施形態であるパーソナ
ルコンピュータの構成を示すブロック図。
【図3】 画像データの蓄積されたファイルの階層構造
を示す図。
【図4】 ファクシミリ装置に蓄積された画像データを
ポーリング受信により他のファクシミリ装置から取り出
す場合の信号シーケンス図。
【図5】 SEP信号に格納された画像データ指定情報
を示す図(a)、およびPSA信号とSEP信号とに格
納された画像データ指定情報を示す図(b)。
【図6】 上記第1および第2の実施形態においてポー
リング受信により画像データを取り出すための発呼端末
の処理を示すフローチャート。
【図7】 上記第1および第2の実施形態においてポー
リング受信により画像データを取り出すための被呼端末
の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
10,50 …主制御部、 12,52
…表示部、14 …操作部、
18 …記録部、19a,59a…フロッピー
ディスク、 19b,59b…CD−ROM、20,6
0 …外部媒体読取部、 22 …フラ
ッシュメモリ24 …ROM、
26 …RAM、26a,66b…要求者テー
ブル、 28 …画像メモリ、28a,6
6a…階層画像ファイル、 30 …モデ
ム、32 …NCU、 54
…キーボード、58 …プリンタ、
100 …ファクシミリ装置、200
…パーソナルコンピュータ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44 H04N 1/21

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの送信を要求する信号と、画
    像データを階層的に指定する情報を格納したファクシミ
    リ手順信号とを、相手通信端末装置に対して送出する送
    出手段を備え 前記送出手段は、前記画像データを階層的に指定する情
    報を階層毎に複数の情報に分割してそれぞれ複数のファ
    クシミリ手順信号に格納して、前記相手通信端末装置に
    対して送出することを特徴とする 通信端末装置。
  2. 【請求項2】 階層的に識別できる形態で複数の画像デ
    ータを蓄積する画像蓄積手段と、画像データの送信を要
    求する信号と画像データを階層的に指定する情報を格納
    したファクシミリ手順信号とを外部通信端末装置から受
    信する受信手段と、画像データを階層的に指定する前記
    情報に基づき前記画像蓄積手段から画像データを読み出
    して外部通信端末装置に対し送出する送出手段とを備
    前記受信手段は、前記画像データを階層的に指定する情
    報が階層毎に複数の情報に分割されてそれぞれ格納され
    た複数のファクシミリ手順信号を受信し、 前記送出手段は、前記複数のファクシミリ手順信号に格
    納された、画像データを階層的に指定する階層毎の複数
    の情報に基づき、前記画像蓄積手段から画像データを読
    み出して外部通信端末装置に対し送出することを特徴と
    する 通信端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の通信端末装置が備
    える各手段としてコンピュータを機能させるための通信
    端末用プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能
    な記録媒体。
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