JP3507671B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP3507671B2
JP3507671B2 JP26225697A JP26225697A JP3507671B2 JP 3507671 B2 JP3507671 B2 JP 3507671B2 JP 26225697 A JP26225697 A JP 26225697A JP 26225697 A JP26225697 A JP 26225697A JP 3507671 B2 JP3507671 B2 JP 3507671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
partition wall
heat
cooler
damper unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26225697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1194432A (ja
Inventor
健一 藤本
恵一 東口
慎哉 牛之濱
武久 岡本
義親 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26225697A priority Critical patent/JP3507671B2/ja
Publication of JPH1194432A publication Critical patent/JPH1194432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3507671B2 publication Critical patent/JP3507671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば断熱箱体内
の最下部に冷凍室を配したいわゆるボトムフリーザタイ
プのものに好適し、冷却器の周辺構成部品の組付け構造
を改良した冷蔵庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】家庭用の冷蔵庫にあっ
ては、中段あるいは上段に冷凍室を配したものが従来よ
り一般的であったが、近年では、下段に冷凍室を配して
中段を野菜室としたいわゆるボトムフリーザタイプのも
のも供されるようになってきている。この場合、冷蔵庫
においては、冷却器やその周辺構成部品(ファン装置,
冷気供給ダクト,ダンパ装置等からなる冷気流通機構)
を冷凍室の奥壁面部分(内箱の内面側)に配設すること
が行われるが、上記ボトムフリーザタイプの冷蔵庫にあ
っては、本体の背面側下部にコンプレッサ等を配設する
機械室が設けられているために、その分だけそれらの配
設位置を上方にずらせる必要がある。このため、野菜室
と冷凍室とを上下に仕切っている断熱仕切壁の上下に跨
がる高さに位置して、冷却器やその周辺構成部品を設け
なければならない事情が生じていた。
【0003】このため、従来のボトムフリーザタイプの
冷蔵庫では、例えば特開平8−247638号公報に示
されるように、野菜室と冷凍室とを仕切る断熱仕切壁を
前後に二分割した形態とし、そのうち前部側の第1の仕
切壁を断熱箱体に予め取付けておき、第2の仕切壁が抜
けている部分の空間を利用して冷却器やその周辺構成部
品の組付け作業を行い、その後、後部側の第2の仕切壁
を取付けて断熱仕切壁全体を構成するようにしていた。
【0004】ところで、野菜室と冷凍室とでは温度帯が
大きく異なるため、それらを仕切る断熱仕切壁の周縁部
と断熱箱体の内壁面との間の高いシール性が要求される
事情がある。しかしながら、上記特開平8−24763
8号公報に示された技術では、断熱仕切壁のうち第1の
仕切壁は、断熱箱体の発泡断熱材の発泡作業時に予め取
付けておくことにより、発泡圧によって第1の仕切壁の
側縁部と断熱箱体との間の高い密着性,固着性を得るこ
とができるものの、第2の仕切壁については発泡断熱材
の発泡作業後に着脱可能に取付けられるため、第2の仕
切壁と断熱箱体との間の密着性が自ずと小さくなり、そ
のままでは十分なシール性が得られず、例えば別途にシ
ール材を設けて厳重にシールするなどの対策が必要とな
る欠点があった。
【0005】さらに、上記従来のものでは、断熱仕切壁
を二分割してそのうち一部を着脱可能に取付ける構成と
するため、構成が比較的複雑となって必ずしも組立性が
良好であるとは言えず、また、サービス時においても一
旦第2の仕切壁を取外した後でないと、冷却器や冷気流
通機構の点検、部品交換等を行うことができないため、
サービス性にも劣っていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、断熱仕切壁の上下に跨がる高さに位置
して冷却器及び冷気供給ダクトを設けるものにあって、
断熱仕切壁とその周囲部との間の高いシール性を確保す
ることを可能としながらも、組立性,サービス性の向上
を図ることができる冷蔵庫を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫は、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填してなる断
熱箱体の内部に、該断熱箱体内を上下複数の貯蔵室に仕
切る断熱仕切壁を設けると共に、前記断熱仕切壁の奥部
側に上下に跨がる高さに位置して冷却器及びその冷却器
からの冷気を送り出すための冷気供給ダクトを設けるよ
うにしたものであって、前記断熱仕切壁は、その後端部
と前記内箱との間に組付用の開口部を形成した状態で、
前記発泡断熱材の発泡前に予め内箱に組付けられる構成
とされ、前記断熱箱体に前記断熱仕切壁が取付けられた
状態で、前記冷却器が前記開口部の奥側に位置して組付
けられると共に、熱絶縁体にダンパ装置を組込んで構成
され前記冷却器の前部に冷気供給ダクトを形成するダン
パユニットが、前記断熱仕切壁の開口部の上部に位置し
て組付けられる構成とされ、更に、前記ダンパユニット
の下端部と前記断熱仕切壁の上面部後辺部との間が、凹
凸による嵌合構造とされていることによりシールがなさ
れると共に、前記断熱仕切壁の後端部は、前記ダンパユ
ニットを構成する熱絶縁体の下端部後端縁よりも前方に
位置されているところに特徴を有する。
【0008】これによれば、断熱箱体内に断熱仕切壁が
取付けられた状態で、その断熱仕切壁の後端部と内箱と
の間の組付用の開口部部分に対して、冷却器及びダンパ
ユニットの組付けが可能とされる。この場合、ダンパユ
ニットは、熱絶縁体にダンパ装置を組込んでユニット化
されているので、組付性にも優れたものとなる。
【0009】このとき、前記断熱仕切壁の上下に跨がる
高さに位置して設けられる冷却器及び冷気供給ダクトの
構成部材を組付けるために、その断熱仕切壁を二分割し
たり後付けする必要はなくなり、断熱仕切壁を断熱箱体
内に予め組付けた上で発泡作業を行うことができるよう
になる。従って、発泡断熱材の発泡時の発泡圧によって
断熱仕切壁の側縁部と断熱箱体との間が強固に密着さ
れ、高いシール性を得ることができる。そして、断熱仕
切壁の上面部後辺部とダンパユニットの下端部との間に
ついても、凹凸による嵌合構造とされていることにより
十分なシール性を得ることができる。
【0010】 さらに、断熱仕切壁の後端部を、ダンパ
ユニットを構成する熱絶縁体の下端部後端縁よりも前方
に位置させる構成とすることにより、冷気供給ダクトを
構成する熱絶縁体の内壁を除霜水等の水滴が流下して
も、熱絶縁体の下端部後端縁から落下する水滴が断熱仕
切壁の後端部に付着することがなくなるので、断熱仕切
壁内へのその水滴の侵入を防止することができる。ま
た、冷気供給ダクト内の冷気の上板への伝導を抑えるこ
ともできる。
【0011】 本発明の請求項2の冷蔵庫は、内箱と外
箱との間に発泡断熱材を充填してなる断熱箱体の内部
に、該断熱箱体内を上下複数の貯蔵室に仕切る断熱仕切
壁を設けると共に、前記断熱仕切壁の奥部側に上下に跨
がる高さに位置して冷却器及びその冷却器からの冷気を
送り出すための冷気供給ダクトを設けるようにしたもの
であって、前記断熱仕切壁は、その後端部と前記内箱と
の間に組付用の開口部を形成した状態で、前記発泡断熱
材の発泡前に予め内箱に組付けられる構成とされ、前記
断熱箱体に前記断熱仕切壁が取付けられた状態で、前記
冷却器が前記開口部の奥側に位置して組付けられると共
に、熱絶縁体にダンパ装置を組込んで構成され前記冷却
器の前部に冷気供給ダクトを形成するダンパユニット
が、前記断熱仕切壁の開口部の上部に位置して組付けら
れる構成とされ、更に、前記ダンパユニットの下端部と
前記断熱仕切壁の上面部後辺部との間が、凹凸による嵌
合構造とされていることによりシールがなされると共
に、前記断熱仕切壁は、上板と下板との間に断熱材を配
して構成され、その上面部後端部には、後方に下降傾斜
する傾斜面が形成されており、前記下板の後端縁部は、
断熱材の後端部よりも前方側に位置して該断熱材内に食
い込む形態とされているところに特徴を有する。これに
よれば、上記請求項1と同様に、断熱箱体内に断熱仕切
壁が取付けられた状態で、組付用の開口部部分に対し
て、冷却器及びダンパユニットの組付けが可能とされ、
ダンパユニットは、熱絶縁体にダンパ装置を組込んでユ
ニット化されているので、組付性にも優れたものとな
る。また、断熱仕切壁を断熱箱体内に予め組付けた上で
発泡作業を行うことができ、発泡断熱材の発泡時の発泡
圧によって断熱仕切壁の側縁部と断熱箱体との間の高い
シール性を得ることができる。そして、断熱仕切壁の上
面部後辺部とダンパユニットの下端部との間について
も、凹凸による嵌合構造とされていることにより十分な
シール性を得ることができる。
【0012】ところで、上記断熱仕切壁は、上板と下板
との間に断熱材を配して構成されることが一般的である
が、上述のように冷気のシール性を確保することに加え
て、断熱仕切壁の上,下板と断熱材との間に除霜水等の
水が侵入することも避けなければならない。
【0013】 そこで、断熱仕切壁の上面部後端部に、
後方に下降傾斜する傾斜面を形成すると共に、下板の後
端縁部を、断熱材の後端部よりも前方側に位置して該断
熱材内に食い込む形態とすることにより、断熱仕切壁の
上面部後端部の傾斜面によって、ダンパユニットを流下
する水滴などが上板の後端部と断熱材との間に侵入する
ことを防止でき、これと共に、下板の後端縁部が絶縁材
に食い込む形態によって、下板の後縁部と断熱材との間
に水が侵入することを阻止することができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をいわゆるボトムフ
リーザタイプの冷蔵庫に適用したいくつかの実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、図1ないし図6を参照して、本発明の第1の実施
例について述べる。
【0017】図2は、本実施例に係る冷蔵庫の本体1の
構成を概略的に示している。ここで、本体1は、前面が
開口した縦長矩形箱状の断熱箱体2内に、上下3段に貯
蔵室を有して構成されている。前記断熱箱体2は、周知
のように、プラスチック製の内箱3と鋼板製の外箱4と
の間に、ウレタンフォーム等の発泡断熱材5をいわゆる
現場発泡方式で充填して構成されている。
【0018】また、前記本体1内に構成される3つの貯
蔵室は、上から順に、冷蔵室6、野菜室7、冷凍室8と
されており、そのうち冷蔵室6が最も大きい容積(高さ
方向寸法)を有して構成されている。この場合、前記冷
蔵室6及び野菜室7は、共に例えば約3℃の温度帯とさ
れ、それら両室の間は、仕切部9により上下に区画され
ている。この仕切部9は、図3等にも示すように、前部
側の仕切体9aと後部側のプラスチック製の底板9bと
から構成され、前記仕切体9a内には、スイッチ類等の
各種の電装部品や配線、防露パイプ等が配設されるよう
になっている。尚、仕切部9上には、冷凍室8内に設け
られる自動製氷装置(図示せず)に対して給水を行うた
めの給水ユニット10(図3,図4参照)等が設けられ
るようになっている。
【0019】そして、前記冷凍室8は、例えば約−18
℃の温度帯とされるようになっており、前記野菜室7と
この冷凍室8との間は、断熱仕切壁11により上下に仕
切られている。この断熱仕切壁11は、図1にも示すよ
うに、上板11a及び下板11b等からほぼ薄形矩形箱
状に構成されたプラスチック製の外殻体内に、発泡スチ
ロール等の断熱材11cを設けて構成されている。この
断熱仕切壁11の前端部には、内部に防露パイプ等が配
設される仕切カバー12が取付けられるようになってい
る。
【0020】また、図4に示すように、本実施例では、
断熱仕切壁11には、その後部右端部から後方に延びる
部位に、野菜室7から冷気を後述する冷却器19の下側
に戻すためのV室用リターンダクト13が一体に設けら
れるようになっている。従って、断熱仕切壁11は、上
面から見て、後辺部の右端部を除く部位に横長矩形状の
切欠が形成されている如き形態とされ、その切欠部分が
後述するように組付用の開口部34とされるようになっ
ている。そして、これも後述するように、断熱仕切壁1
1の後辺部(開口部の前端縁部)の上面部には、ダンパ
ユニット24が嵌合する嵌合凸部36が一体に形成され
ている。
【0021】尚、詳しい説明は省略するが、本体1の前
面には、各貯蔵室6,7,8を開閉するための扉14,
15,16が設けられている。また、本体1の背面側下
部には機械室17が設けられ、この機械室17内に、冷
凍サイクルの一部を構成する圧縮機18や、冷却ファ
ン、除霜水蒸発皿(いずれも図示せず)等が配設されて
いる。この機械室17の前面側の傾斜状の断熱壁や本体
1の底部等の部分は、前記断熱箱体2に対して別体に構
成されて取付けられるようになっている。
【0022】さて、本体1(断熱箱体2)内の奥壁面側
(内箱3の内面側)には、前記断熱仕切壁11の上下つ
まり野菜室7と冷凍室8とに跨がる高さに位置して、冷
却器19及びその冷却器19からの冷気を送り出すため
の冷気流通機構20が設けられる。このとき、前記冷却
器19は、断熱箱体2の内箱3の内面に沿って配設さ
れ、前記冷気流通機構20は、この冷却器19の前部側
から上部にかけて、後述する冷気供給ダクト29を形成
するように設けられている。
【0023】また、前記冷蔵室6の奥壁面側には、前記
冷気流通機構20(冷気供給ダクト30)の上端に連続
するようにして、冷蔵室6内に冷気を供給するための冷
蔵室ダクト21を形成すると共に要所に冷気吹出口22
aを有するダクト形成部材22(図3,図4参照)が設
けられている。以下、前記冷気流通機構20部分の構成
について、図1及び図3〜図6も参照して詳述する。
【0024】図1,図4等に示すように、この冷気流通
機構20は、大きく分けて、エバカバー23、ダンパユ
ニット24、冷凍室側前カバー25を備えて構成されて
いる。このうち、まずエバカバー23は、プラスチック
から全体としてほぼ矩形状に構成され、そのほぼ下半部
が冷却器19の前面を覆うように配置される板状をなす
と共に、それに連続する上半部が前方に膨らむ蓋状をな
して前記内箱3の内面との間に空間部を形成するように
なっている。
【0025】また、図5にも示すように、このエバカバ
ー23の上半部の左側部位には、ベルマウス23aが設
けられており、その裏面側に位置して、ファン装置26
が取付けられるファン取付部27(図1参照)が設けら
れている。さらに、本実施例では、エバカバー23の上
半部周囲(上部及び左右)のフランジ部23bの前面部
には、前記ダンパユニット24が着脱自在に結合される
いくつかの係合爪23cが設けられている。このエバカ
バー23は、後述するように、ダンパユニット24と一
体化された状態で内箱3の内面に取付けられるようにな
っており、このとき、前記内箱3には、前記ファン取付
部27に対応した凹部3a(図4,図6参照)が設けら
れている。
【0026】これにて、このエバカバー23により、前
記内箱3の内面との間で前記冷却器19が収容される冷
却器室が構成されるようになっており、前記ファン装置
26が駆動されることにより、空気が冷却器19を下か
ら上へ向けて通されて冷却された後、前方に吹き出され
るようになっている。
【0027】尚、このとき、各貯蔵室6,7,8にて食
品等の冷却に寄与した冷気は、前記V室用リターンダク
ト13を含むリターンダクト(全体としては図示せず)
により、冷却器19(冷却器室)の下部に戻されるよう
になっている。また、冷却器19の下方部には、除霜用
ヒータ28(図1,図2参照)が配設されていると共
に、その更に下方部には、除霜水を受けて前記機械室1
7内の除霜水蒸発皿に流下させる配水樋35が設けられ
ている。
【0028】前記冷凍室側前カバー25は、図3,図4
に示すように、プラスチックから板状に構成され、図1
に示すように、冷凍室8への冷気吹出口25aを有して
いる。この冷凍室前カバー25は、前記エバカバー23
の下半部のやや前方に位置して、前記断熱仕切壁11の
後端部下面部と、前記排水樋35との間に上下にかけ渡
される形態で取付けられるようになっている。これに
て、冷凍室側前カバー25が、冷凍室8の背面を構成す
ると共に、前記エバカバー23との間で冷気供給ダクト
29の下部部分を構成するようになっている。
【0029】そして、前記ダンパユニット24は、図
1,図5に示すように、ダンパカバー30、熱絶縁体3
1、ダンパ装置32、後部熱絶縁材33から構成されて
いる。このうち熱絶縁体31は、発泡スチロール等の断
熱材から構成され、図5に示すように、前記エバカバー
23の上半部を前面から覆って該エバカバー23の上半
部前面との間に冷気供給ダクト29の上部を構成する基
部31aと、その基部31aの上辺部左半部から上方に
延びるダンパ収納部31bとを一体に有して構成され、
その背面側には、冷気供給ダクト29を形成するための
凹部が上下方向に延びて形成されている。
【0030】前記ダンパ収納部31bにおいては、背面
側に開口した凹部の途中部に位置して前記ダンパ装置3
2が背面側から嵌込み固定されるようになっている。ま
た、前記後部熱絶縁材33は、前記ダンパ装置32の背
面側を押え付けるようにして前記ダンパ収納部31bの
凹部に対して圧入固定される。これにて、ダンパ装置3
2は、冷気供給ダクト29の途中部(上端部分)に挿設
された形態に設けられるようになっている。
【0031】詳しい図示及び説明は省略するが、前記ダ
ンパ装置32は、ケース内にダンパ板32a(図1参
照)やそれを駆動するモータ等を組込んで構成されてお
り、ダンパ板32aの開閉等により、冷気供給ダクト2
9から上方に供給される冷気の供給量を制御するように
なっている。
【0032】これに対し、前記ダンパカバー30は、プ
ラスチックから、前記熱絶縁体31の前面及び上下左右
の周囲部を覆うような形状に構成されている。また、こ
のダンパカバー30には、図5に示すように、前記エバ
カバー23のフランジ部23bに密着状態に重なり合う
フランジ部30aが形成され、そのフランジ部30aに
は、前記係合爪23cに係合する係合穴30bが形成さ
れている。
【0033】これにて、ダンパカバー30内に、ダンパ
装置32及び後部熱絶縁材33を組付けた熱絶縁体31
が、背面側から嵌込まれてダンパユニット24が構成さ
れ、ダンパユニット24は、前記エバカバー23に対
し、ダンパカバー30のフランジ部30aがエバカバー
23のフランジ部23bに着脱可能に係合されることに
より取付けられるようになっている。これにより、図1
に示すように、ダンパカバー30が、野菜室7の背面を
構成するようになっていると共に、前記エバカバー23
と熱絶縁体31との間に冷気供給ダクト29の上部が構
成され、その冷気供給ダクト29の上端部が、冷蔵室ダ
クト21(ダクト形成部材22)の下端部に連続される
ようになっている。
【0034】このとき、図1に示すように、前記断熱仕
切壁11の上面後端部には、開口部34の前端縁部に沿
って左右方向に延びる嵌合凸部36が形成されている。
この嵌合凸部36は、その上面部が、前方に向かって下
降する傾斜状に形成されている。一方、前記ダンパユニ
ット24(熱絶縁体31)の下端面部には、その嵌合凸
部36に嵌合する嵌合凹部37が形成されている。更
に、それら嵌合凸部36と嵌合凹部37との間には、エ
アシール用のソフトテープ38が介在されるようになっ
ている。また、断熱材11cがむき出しとなった断熱仕
切壁11の後端部は、ダンパユニット24の熱絶縁体3
1の下端部後端縁よりも前方に位置されるようになって
いる。
【0035】尚、本実施例では、ダンパユニット24の
上端部の高さ位置が、仕切部9(底板9b)よりも所定
寸法だけ低く構成されている。これにて、ダンパユニッ
ト24は、野菜室7内において、手前側に回動気味に引
張る等の操作によって取外しが可能とされている。また
逆の手順でダンパユニット24の取付けが可能であるこ
とは勿論である。
【0036】さて、後の組立工程の説明でも述べるよう
に、本実施例では、上記構成の冷却器19及び冷気流通
機構20を冷蔵庫本体1(断熱箱体2)に対して組付け
るには、断熱箱体2に予め断熱仕切板11が取付けられ
た状態で、その断熱仕切板11と内箱3と間に構成され
る組付用の開口部34(図6等参照)に対し、例えば冷
凍室8側から冷却器19を組付け、その後エバカバー2
3にダンパユニット24を取付けたものを冷蔵室6側か
ら野菜室7を通して嵌込んで組付けると共に、冷凍室8
側から冷凍室側前カバー25を組付けるといった手順に
て行われる。
【0037】このとき、前記断熱仕切板11は、断熱箱
体2を構成する発泡断熱材5の形成(発泡)時に、予め
内箱3の内部に取付けられるようになっている。また、
エバカバー23にダンパユニット24を取付けたものの
高さ方向の全長(長さ寸法)は、野菜室7の高さ寸法よ
りもやや長くなる(冷蔵室6の高さ寸法よりは小さい)
ため、その組付けは、仕切部9の少なくとも底板9bが
取付けられていない状態で行われるようになっている。
【0038】そして、ダンパユニット24の組付け状態
では、断熱仕切板11との間において、嵌合凸部36と
嵌合凹部37との嵌合及びソフトテープ38によりエア
シールがなされるようになっており、この際、ダンパユ
ニット24は後方(図1で矢印A方向)への押付力を伴
って取付けられるようになっている。
【0039】次に、上記構成の作用について述べる。上
記構成の冷蔵庫本体1を組立てるにあたっては、まず断
熱箱体2の形成工程において、断熱仕切壁11を予め取
付けておくことが行われる。具体的には、断熱箱体2を
製造するには、内箱3と外箱4とを組付け、その間に形
成される空間部に例えばウレタン原液等を注入し、成形
型で押えながら発泡,硬化させることにより、発泡断熱
材(ウレタンフォーム)5を充填状態とするのである
が、この発泡時に、内箱3の内部に予め断熱仕切壁11
を取付けておく。
【0040】すると、発泡断熱材5の発泡圧によって、
内箱3が庫内の内側に膨脹する方向の力を受け、断熱仕
切壁11の両側縁部と内箱3の内側壁とが強い力で密着
するようになり、それらの間の高いシール性を得ること
ができ、高価なシール材により後加工で厳重なシールを
施すことが不要となるのである。また、このとき、断熱
仕切壁11の後端部(右端部のV室用リターンダクト1
3の形成部分を除く)と内箱3との間には、冷却器19
及び冷気流通機構20が組付けられる組付用の開口部3
4が確保されていることになる。
【0041】そして、上記内箱3内の断熱仕切壁11の
奥部の開口部34に対して、冷却器19や、冷気流通機
構20を構成する部材を組付ける工程が、以下のように
して行われる。即ち、まず冷却器19を内箱3の内面に
沿って組付けることが行われる。この冷却器19の組付
けは、冷凍室8及び野菜室の開口の大きさに応じて、断
熱仕切壁11の下側の冷凍室8側あるいは上側の野菜室
7側から行われる。
【0042】次に、エバカバー23及びダンパユニット
24の組付けが行われるのであるが、ここでは、予め、
エバカバー23のファン取付部27にファン装置26を
取付けておくと共に、ダンパカバー30内にダンパ装置
32及び後部熱絶縁材33を組付けた熱絶縁体31を嵌
込んでダンパユニット24を構成しておく。そして、図
6に示すように、それらエバカバー23にダンパユニッ
ト24を取付けたものを、断熱仕切壁11の上方の冷蔵
室6及び野菜室7側から嵌込んで組付けるようにする。
【0043】このとき、エバカバー23にダンパユニッ
ト24を取付けたものの高さ方向の寸法は大きくなる
が、内箱3内に未だ仕切部9が取付けられていない状態
では、その作業を容易に行うことができる。そして、前
記断熱仕切壁11の上面部後辺部の嵌合凸部36の上面
(傾斜面)部分に、予めソフトテープ38を貼付けてお
いた状態で、ダンパユニット24が、熱絶縁体31の下
面部の嵌合凹部37がその嵌合凸部36に嵌合するよう
にして組付けられる。
【0044】これにて、嵌合凸部36と嵌合凹部37と
の嵌合構造により、断熱仕切壁11の上面部後辺部とダ
ンパユニット24の下端部との間の高いシール性が得ら
れる。また、この組付け状態では、ダンパユニット24
が、後方(図1で矢印A方向)に押付けられるので、そ
の力が嵌合凸部36の傾斜面に嵌合凹部37の内面がよ
り強く密着する方向に作用し、シールがより強固になさ
れるようになる。
【0045】この後、冷凍室8側から冷凍室側前カバー
25が組付けられ、しかる後、内箱3内に、ダクト形成
部材22や仕切部9等が組付けられる。これにて、図1
〜図3に示すように、断熱箱体2内の奥壁面側の断熱仕
切壁11の上下に跨がる高さに位置して、冷却器19及
びその冷却器19からの冷気を送り出すためのファン装
置26,冷気供給ダクト29,ダンパ装置32等からな
る冷気流通機構20を容易に組付けることができるもの
である。
【0046】ところで、冷蔵庫本体1の除霜時において
は、冷凍サイクルを停止した状態で、除霜用ヒータ28
を運転して冷却器19等に付着した霜を解かして排水樋
35を通して排出することが行われる。この場合、図1
に示すように、冷気供給ダクト29の内壁面等に付着し
ていた霜も解かされて水滴Wとなり流下することにな
る。本実施例では、断熱仕切壁11の後端部を、ダンパ
ユニット24を構成する熱絶縁体31の下端部後端縁よ
りも前方に位置させる構成としたので、その水滴が断熱
仕切壁11に付着することがなくなり、断熱仕切壁11
内への水滴Wの侵入を防止することができるのである。
【0047】このように本実施例によれば、断熱仕切壁
11の上下に跨がる高さに位置して冷却器19及び冷気
流通機構20を設けるものにあって、内箱3内に予め断
熱仕切壁11を取付けた状態で、それら冷却器19及び
冷気流通機構20の構成部材の組付けを可能としたの
で、その断熱仕切壁11を二分割したり後付けする必要
はなくなり、断熱仕切壁11を予め組付けた上で断熱箱
体2の発泡作業を行うことができるようになった。従っ
て、断熱仕切壁11の上下の室(野菜室7及び冷凍室
8)の間で温度帯が大きく異なる事情があっても、後に
別途のシール材を設けて厳重なシールを行うといった対
策が不要となり、断熱仕切壁11と断熱箱体2の内壁面
との間の高いシール性を確保することができるものであ
る。
【0048】しかも、嵌合凸部36と嵌合凹部37との
嵌合構造及び嵌合凸部36上面の斜面構造により、断熱
仕切壁11の上面部後辺部とダンパユニット24の下端
部との間の高いシール性が得られるので、やはり温度差
が大きくなる野菜室7と冷気供給ダクト29との間にお
けるエアシールを十分なものとすることができるもので
ある。
【0049】そして、冷気流通機構20を、ファン装置
26を取付けたエバカバー23、及び、熱絶縁体31内
にダンパ装置32を組込んでユニット化したダンパユニ
ット24から構成するようにし、それらを断熱仕切壁1
1の上方から嵌込み取付け可能に構成したので、組立性
の大幅な向上を図ることができる。特に本実施例では、
エバカバー23にダンパユニット24を取付けたものを
一度に組付け得る構成としたので、組立性を極めて良好
とすることができるものである。
【0050】また、断熱仕切壁11を取外したりするこ
となく、ダンパユニット24及びエバカバー23を容易
に取外すこともでき、冷却器19や冷気流通機構20の
点検や部品交換等の作業も容易となり、サービス性を向
上させることができる。この場合、特に本実施例では、
ダンパユニット24を、仕切部9を取外すことなく野菜
室7から着脱できる構成としたので、サービス性をより
一層良好とすることができるものである。
【0051】さらに、特に本実施例では、断熱仕切壁1
1の後端部をダンパユニット24を構成する熱絶縁体3
1の下端部後端縁よりも前方に位置させる構成としたの
で、除霜水等の水滴が断熱仕切壁11内へ侵入すること
を効果的に防止することができるものである。
【0052】(2)第2〜第4の実施例 次に、本発明の第2〜第4の実施例について順に述べ
る。尚、これら第2〜第4の実施例についても、冷蔵庫
本体1の全体的な構成や冷却器19や冷気供給ダクト2
9部分の基本的構成などは、上記第1の実施例と共通す
るので、共通する部分については、新たな図示や詳しい
説明を省略し、以下異なる点についてのみ説明すること
とする。
【0053】 図7は、本発明の第2の実施例を示して
いる。この第2の実施例が上記第1の実施例と異なる点
は、断熱仕切壁41の上面部後辺部とダンパユニット4
2の下端部との間のシール構造にあり、ここでは前後方
向に二重の凹凸による嵌合構造とされている。即ち、断
熱仕切壁41の上面部の後辺部には、後部側に位置して
後部嵌合凸部43が形成され、その前部に連続するよう
に前部嵌合凹部44が形成されている。これに対し、ダ
ンパユニット42の下端部には、前記後部嵌合凸部43
に嵌合する後部嵌合凹部45が形成されると共に、その
前部側(前端縁部まで)が前記前部嵌合凹部44に嵌合
する前部嵌合凸部46とされている。
【0054】また、ダンパユニット42前面のダンパカ
バー47の前面下辺部には、断熱仕切壁41の上面より
も若干高い位置に、前方へ突出するリブ47aが一体に
設けられている。そして、断熱仕切壁41の上板48の
上面部には、前記リブ47aの下面側に位置して上方に
突出するリブ48aが一体に設けられている。尚、断熱
仕切壁41の後端部は、ダンパユニット42を構成する
熱絶縁体49の下端部後端縁よりも前方に位置されてい
る。
【0055】かかる構成によれば、ダンパユニット42
の下端部と断熱仕切壁41の上面部後辺部との間におい
ては、着脱性を確保するために中央部分を固定しないこ
とに伴い、左右の両端部側に比べて中央部分でシールが
甘くなる傾向にあるが、シールが二重になされることに
なって、シール性をより一層高めることができる。ま
た、リブ47a及びリブ48aを設けたことにより、断
熱仕切壁41の上面部の前部嵌合凹部44に水滴W等が
侵入して溜まるといったことを防止することができるも
のである。
【0056】 図8及び図9は、本発明の第3の実施
示している。図9に示すように、この実施例における
断熱仕切壁51は、上記第1の実施例と同様、断熱仕切
壁51には、その後部右端部から後方に延びる部位(突
出部51aと称する)に、野菜室7から冷気を戻すため
のV室用リターンダクト13が一体に形成されており、
従って、断熱仕切壁51は、後辺部のうち右端部を除く
部位に横長矩形状の開口部34が形成されている。図8
に示すように、断熱仕切壁51は、前記突出部51aの
背面部が内箱3に密着するように取付けられるようにな
っている。
【0057】そして、図8にも示すように、断熱仕切壁
51の上面部には、開口部34の右側縁部(V室用リタ
ーンダクト13の左方)に沿って、上方に立上がるシー
ル壁部52が設けられている。このシール壁部52の上
端部は、V室用リターンダクト13の上端開口部よりも
高い位置にあり、前方に向けて下降傾斜する傾斜状とさ
れている。尚、断熱仕切壁51の上面部には、開口部3
4の前部(シール壁部52の前部)に位置して嵌合凹部
53が形成されている。
【0058】一方、図8に示すように、ダンパユニット
54は、やはり前記開口部34を上方から塞ぐように設
けられるのであるが、その下端部には前記嵌合凹部53
に嵌合する嵌合凸部55が設けられている。そして、ダ
ンパユニット54の右側壁部下端部には、斜面状をなし
前記シール壁部52の上端に密着する側部シール部56
が形成されている。また、ダンパユニット54の前面下
辺部には、前方へ突出するリブ54aが設けられている
と共に、断熱仕切壁51の上面部には、上方に突出する
リブ51bが設けられており、これらにより、嵌合凹部
53に水滴W等が侵入することが防止されるようになっ
ている。
【0059】かかる構成によれば、開口部34の前部側
における断熱仕切壁51の上面部とダンパユニット24
の下端部との間の高いシール性が得られることは勿論、
それに加えて、シール壁部52と側部シール部56とが
密着されることによって、開口部34の右側縁部部分に
おいても、断熱仕切壁51とダンパユニット54との間
の高いシール性が得られ、全体としての高いシール性を
確保することができるものである。
【0060】 最後に、図10は、本発明の第4の実施
例を示している。この実施例における断熱仕切壁61
は、やはり上板61aと下板61bとの間に発泡スチロ
ール等の断熱材61cを収容して構成されており、その
上面部後辺部には、嵌合凹部62が形成されている。そ
して、断熱仕切壁61の上面部後端部つまり嵌合凹部6
2の底面のうちの後端部部分が、後方に緩やかに下降傾
斜する傾斜面62aとされている。また、前記上板61
aの後端縁部は、断熱材61cの後端部よりも前方側つ
まり傾斜面62aの途中部に位置している。さらに、前
記下板61bの後端縁部61dは、断熱材61cの後端
部よりも前方側に位置すると共に、上方に鉤状に折曲し
た如き形態に形成され、その断熱材61c内に食い込む
ようになっている。
【0061】一方、ダンパユニット63は、その下端部
の前部側が前記嵌合凹部62に嵌合する嵌合凸部63a
とされ、その下面は前記傾斜面62aにも倣う形状とさ
れている。また、断熱仕切壁61(断熱材61c)の後
端部は、ダンパユニット63を構成する熱絶縁体64の
下端部後端縁よりも前方に位置されている。尚、嵌合凹
部62の上面にはソフトテープ66が貼着され、嵌合凸
部63aによって挟まれるようになっている。さらに、
ダンパユニット63のダンパカバー65の前面下辺部に
は、前方へ突出するリブ65aが形成されていると共
に、断熱仕切壁61の上板61aの上面部には、上方に
突出するリブ61eが設けられており、これらにより、
嵌合凹部62に水滴W等が侵入することが防止されるよ
うになっている。
【0062】これによれば、開口部34の前部側におけ
る断熱仕切壁61の上面部とダンパユニット63の下端
部との間の高いシール性が得られる。そして、それに加
えて、断熱仕切壁51の上面部後端部の傾斜面62aに
よって、ダンパユニット63の内壁面を流下する水滴W
などが上板61aの後端部と断熱材61cとの間に侵入
することを防止でき、これと共に、下板61bの後端縁
部61dが絶縁材61cに食い込む形態とされているこ
とによって、下板61bの後縁部と断熱材61cとの間
に水が侵入することも阻止することができる。この場
合、冷気供給ダクト29内の冷気の上板61aへの伝導
も抑えることができる。
【0063】尚、上記した第1の実施例では、エバカバ
ー23にダンパユニット24を取付けたものを一度に組
付ける構成としたが、ファン装置26を取付けたエバカ
バー23と、ダンパユニット24とを別々に組付けるよ
うにしても良く、かかる構成でも十分に組立性の向上を
図ることができる。その他、本発明は上記した各実施例
に限定されるものではなく、例えば冷蔵室と野菜室とを
仕切る仕切部をダンパユニットのすぐ上部に位置する構
成としても良く、また、エバカバーやダンパユニットの
構成等についても種々の変形が可能である等、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0064】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の冷蔵庫によれば、断熱仕切壁の上下に跨がる高さに位
置して冷却器及び冷気供給ダクトを設けるものにあっ
て、断熱箱体内に断熱仕切壁が発泡前に予め取付けられ
た状態で、該断熱箱体の内面と該断熱仕切壁の後端部と
の間に形成される組付用の開口部に対して、冷却器及び
ダンパユニットの組付けを可能な構成とすると共に、ダ
ンパユニットの下端部と断熱仕切壁との間を凹凸よる嵌
合構造としてエアシールする構成としたので、断熱仕切
壁とその周囲部との間の高いシール性を確保することを
可能としながらも、組立性,サービス性の向上を図るこ
とができるという優れた実用的効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、要部の縦
断側面図
【図2】冷蔵庫の縦断側面図
【図3】断熱箱体に冷気流通機構等を組付けた様子を示
す斜視図
【図4】断熱箱体に対して各部材が組付けられる際の様
子を示す分解斜視図
【図5】ダンパユニット及びエバカバーの分解斜視図
【図6】エバカバー及びダンパユニットの組付時の様子
を示す要部の斜視図
【図7】本発明の第2の実施例を示す要部の縦断側面図
【図8】本発明の第3の実施例を示す要部の縦断側面図
【図9】断熱仕切壁部分の斜視図
【図10】本発明の第4の実施例を示す要部の縦断側面
【符号の説明】
図面中、1は本体、2は断熱箱体、3は内箱、4は外
箱、5は発泡断熱材、6は冷蔵室、7は野菜室、8は冷
凍室、9は仕切部、11,41,51,61は断熱仕切
壁、11a,48,61aは上板、11b,61bは下
板、11c,61cは断熱材、19は冷却器、20は冷
気流通機構、23はエバカバー、24,42,54,6
3はダンパユニット、25は冷凍室側前カバー、26は
ファン装置、27はファン取付部、29は冷気供給ダク
ト、30,47,65はダンパカバー、31,49,6
4は熱絶縁体、32はダンパ装置、33は後部熱絶縁
材、34は開口部、36,55,63aは嵌合凸部、3
7,53,62は嵌合凹部、43は後部嵌合凸部、44
は前部嵌合凹部、45は後部嵌合凹部、46は前部嵌合
凸部、52はシール壁部、56は側部シール部、62a
は傾斜面を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 武久 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝 大阪工場内 (72)発明者 石川 義親 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝 大阪工場内 (56)参考文献 特開 平7−260316(JP,A) 特開 平8−247638(JP,A) 実開 昭62−130384(JP,U) 実開 平2−9787(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 19/00 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填し
    てなる断熱箱体の内部に、該断熱箱体内を上下複数の貯
    蔵室に仕切る断熱仕切壁を設けると共に、前記断熱仕切
    壁の奥部側に上下に跨がる高さに位置して冷却器及びそ
    の冷却器からの冷気を送り出すための冷気供給ダクトを
    設けるようにしたものであって、 前記断熱仕切壁は、その後端部と前記内箱との間に組付
    用の開口部を形成した状態で、前記発泡断熱材の発泡前
    に予め内箱に組付けられる構成とされ、 前記断熱箱体に前記断熱仕切壁が取付けられた状態で、
    前記冷却器が前記開口部の奥側に位置して組付けられる
    と共に、熱絶縁体にダンパ装置を組込んで構成され前記
    冷却器の前部に冷気供給ダクトを形成するダンパユニッ
    トが、前記断熱仕切壁の開口部の上部に位置して組付け
    られる構成とされ、 更に、前記ダンパユニットの下端部と前記断熱仕切壁の
    上面部後辺部との間が、凹凸による嵌合構造とされてい
    ることによりシールがなされると共に、 前記断熱仕切壁の後端部は、前記ダンパユニットを構成
    する熱絶縁体の下端部後端縁よりも前方に位置されてい
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填し
    てなる断熱箱体の内部に、該断熱箱体内を上下複数の貯
    蔵室に仕切る断熱仕切壁を設けると共に、前記断熱仕切
    壁の奥部側に上下に跨がる高さに位置して冷却器及びそ
    の冷却器からの冷気を送り出すための冷気供給ダクトを
    設けるようにしたものであって、 前記断熱仕切壁は、その後端部と前記内箱との間に組付
    用の開口部を形成した状態で、前記発泡断熱材の発泡前
    に予め内箱に組付けられる構成とされ、 前記断熱箱体に前記断熱仕切壁が取付けられた状態で、
    前記冷却器が前記開口部の奥側に位置して組付けられる
    と共に、熱絶縁体にダンパ装置を組込んで構成され前記
    冷却器の前部に冷気供給ダクトを形成するダンパユニッ
    トが、前記断熱仕切壁の開口部の上部に位置して組付け
    られる構成とされ、 更に、前記ダンパユニットの下端部と前記断熱仕切壁の
    上面部後辺部との間が、凹凸による嵌合構造とされてい
    ることによりシールがなされると共に、 前記断熱仕切壁は、上板と下板との間に断熱材を配して
    構成され、その上面部後端部には、後方に下降傾斜する
    傾斜面が形成されており、前記下板の後端縁部は、断熱
    材の後端部よりも前方側に位置して該断熱材内に食い込
    む形態とされていることを特徴とする 冷蔵庫。
JP26225697A 1997-09-26 1997-09-26 冷蔵庫 Expired - Lifetime JP3507671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26225697A JP3507671B2 (ja) 1997-09-26 1997-09-26 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26225697A JP3507671B2 (ja) 1997-09-26 1997-09-26 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1194432A JPH1194432A (ja) 1999-04-09
JP3507671B2 true JP3507671B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=17373261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26225697A Expired - Lifetime JP3507671B2 (ja) 1997-09-26 1997-09-26 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3507671B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4564994B2 (ja) * 2007-09-07 2010-10-20 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP5551884B2 (ja) * 2009-03-26 2014-07-16 ハイアールアジアインターナショナル株式会社 冷蔵庫
JP6398076B2 (ja) * 2014-07-01 2018-10-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1194432A (ja) 1999-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6209342B1 (en) Refrigerator evaporator housing
JP4821531B2 (ja) 冷蔵庫
JP2008075890A (ja) 冷蔵庫
JP3507671B2 (ja) 冷蔵庫
JP3507670B2 (ja) 冷蔵庫
JP3510770B2 (ja) 冷蔵庫
JP2008070052A (ja) 冷蔵庫
JP3464904B2 (ja) 冷蔵庫
JPH10259986A (ja) 冷蔵庫
KR100308090B1 (ko) 냉장고
JP3243180B2 (ja) 断熱箱体
JPH1194433A (ja) 冷蔵庫
JP2911334B2 (ja) 冷蔵庫等の扉装置
JP2000337748A (ja) 冷蔵庫
JP2002228346A (ja) 冷蔵庫の中仕切構造
KR200444500Y1 (ko) 서랍식 냉장냉동고
JPH08247638A (ja) 冷蔵庫
JP2003106759A (ja) 冷蔵庫
JPH10259985A (ja) 冷蔵庫
JPH10253219A (ja) 冷蔵庫
JPH08145546A (ja) 冷蔵庫等の扉装置
JPH11304345A (ja) 冷蔵庫
JP2004225946A (ja) 冷却貯蔵庫及び冷却貯蔵庫の仕切り部の製造方法
JPH0537183Y2 (ja)
JP2002156176A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term