JP3505308B2 - 筆記具、筆記具の製造方法および雄・雌部材の嵌合構造 - Google Patents

筆記具、筆記具の製造方法および雄・雌部材の嵌合構造

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JP3505308B2
JP3505308B2 JP01840896A JP1840896A JP3505308B2 JP 3505308 B2 JP3505308 B2 JP 3505308B2 JP 01840896 A JP01840896 A JP 01840896A JP 1840896 A JP1840896 A JP 1840896A JP 3505308 B2 JP3505308 B2 JP 3505308B2
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    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
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    • B43K24/00Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K15/00Assembling, finishing, or repairing pens
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B37/00Nuts or like thread-engaging members
    • F16B37/005Nuts or like thread-engaging members into which threads are cut during screwing

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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールペン等の筆記具
に関するものであり、インキ芯の本体軸内への挿入が容
易であり、またインキ芯の抜き出しも簡単に行える筆記
具に関するものである。また本発明は、インキ芯の先端
部を保持する先栓のような雄部材を、インキ芯を収納す
る本体軸のような雌部材に嵌入・抜脱する雄・雌部材の
嵌合構造及び嵌脱方法に関し、詳しくは雄部材を雌部材
内に容易で確実に嵌入することができるようにするとと
もに、雄部材を雌部材から容易に抜脱することができる
ようにした雄・雌部材の嵌合構造及び嵌脱方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ボールペンのような筆記具にはインキ芯
が筒状の本体軸内に収納され、本体軸から突出している
インキ芯の先端部分を、本体軸と一体化される先栓によ
って固定するようにしたものがある。この構成の筆記具
では、本体軸には雄ネジが形成され、先栓には雌ネジが
形成され、本体軸の雄ネジと先栓の雌ネジとが螺合する
ことによって、本体軸と先栓とが一体化される。この構
成のボールペンは、インキ芯の抜き取りが容易であるた
め、インキが無くなった場合に、本体軸からインキ芯だ
けを抜き出し、インキ芯を取り替えることができる。本
構成のボールペンは、本体軸を再使用することができる
ため経済的であり、業務用のボールペンとして好まれ
る。しかし本構成のボールペンは、雄ネジと雌ネジとを
螺合する作業は大変、面倒であり、この構造は大量生産
には適していない。
【0003】雄ネジと雌ネジとを螺合し、雄ネジを形成
した本体軸と雌ネジを形成した先栓とを一体化するの
は、インキ芯が本体軸から抜け出ないようにするためで
ある。したがって、ネジを螺合するのではなく、本体軸
と先栓とを接着剤によって固着し、インキ芯が本体軸か
ら抜け出ないようにしたボールペンもある。本体軸と先
栓とは、接着剤が塗布されて嵌入するだけであるから大
量生産に適している。しかし、この接着剤によって本体
軸と先栓とを固着する方法は、インキ芯を抜き出すこと
ができないから、インキ芯のみを交換するタイプのボー
ルペンには適用することはできない。
【0004】そこで、組み立ての際にねじ込み作業を要
せず、且つインキ芯だけを取り替えることができる構成
のボールペンが望まれていた。そしてこの要求を満足す
るものとして、雄ネジを形成していない先栓とインキ筒
およびボールペンチップを一体化したインキ芯を予め作
り、雌ネジを形成していない本体軸内にインキ芯を圧入
するようにしたボールペンが開発されている。このボー
ルペンは、インキ芯の先栓部分を本体軸内に圧入するも
のであるから、先栓が本体軸から抜脱しにくく、インキ
芯が本体軸から抜け出ることはない。しかも、インキ芯
を本体軸に圧入する作業は極めて簡単であるため、大量
生産にも向いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したボールペン
は、組み立ての際にねじ込み作業を要せず、かつインキ
芯の取り替えも可能であるため、一応、前述の要求を満
足する。すなわち、このボールペンではインキがなくな
ると、インキ芯は先栓部分を掴んで本体軸から引き抜
き、インキ芯のみ新しいものと交換することができ、本
体軸は以前のものを使用し続けることができる。しか
し、雄ネジを形成していない先栓を、雌ネジを形成して
いない本体軸内に圧入するボールペンは、インキ芯が抜
脱しないようにするため、先栓部分と本体軸との嵌合力
が強くされており、しかも先栓は先細りで掴みにくいた
め、インキ芯を本体軸から抜脱しにくいといった不具合
があった。
【0006】そこで本発明は、インキ芯の本体軸への挿
入および固定が容易であり、且つインキ芯の抜き取りに
ついても簡便に行うことができる筆記具およびその製造
方法を提供することを目的とする。加えて本発明は、先
栓のような雄部材と本体軸のような雌部材とが容易で確
実に嵌入できるようにするとともに、雄部材を雌部材か
ら容易に抜脱できるようにした雄・雌部材の嵌合構造お
よび嵌脱方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の手段は、内部にインキが収納されたインキ筒の
先端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、
中空の本体軸を有し、前記インキ芯の先栓又は本体軸の
一方だけに螺旋形状が設けられており、インキ芯又は本
体軸の他方は、螺旋形状の先端が強く押しつけられた
際、極わずかに凹む程度の弾性を有し、インキ芯と本体
軸を相対的に回転することなく、インキ芯を本体軸に圧
入可能であり、螺旋形状の先端だけがわずかに食い込ん
だ状態となることを特徴とする筆記具である。
【0008】上記第1の手段によれば、筆記具を組み立
てる際には、従来技術と同様にインキ芯を本体軸に圧入
することによって行うことができる。従って本発明の筆
記具は、組み立てが容易であり、大量生産に適する。ま
たインキ芯又は本体軸のいずれかに螺旋形状が形成され
ており、この螺旋形状が他方と当接するので、従来技術
の構成に比べてインキ芯の引き抜きに対する強度が高
い。そして本発明の筆記具は、インキ芯を取り替える際
には、インキ芯を回す。するとインキ芯または本体軸に
螺旋形状が設けられているので、インキ芯は、螺旋形状
に沿って軸方向に進行し、本体軸から離れる。
【0009】上記第1の手段をさらに発展させた第2の
手段は、インキ芯又は本体軸の他方には軸方向に延びる
リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載
の筆記具である。
【0010】また請求項1記載の筆記具において、イン
キ芯又は本体軸の一方だけに螺旋形状が設けられてお
り、前記螺旋形状はインキ芯又は本体軸の他方に食い込
んでいる構成も可能である。
【0011】本手段によると、螺旋形状は、他方の部材
に食い込んでいるため、インキ芯を回転させた場合のイ
ンキ芯の軸方向への移動がより円滑である。
【0012】また同様の目的を達成するための第3の手
段は、内部にインキが収納されたインキ筒の先端に先栓
および筆記チップが設けられたインキ芯と、中空の本体
軸を有し、前記インキ芯の先栓又は本体軸の一方だけに
螺旋形状が設けられており、インキ芯又は本体軸の他方
には軸方向に延びるリブが形成され、インキ芯と本体軸
を相対的に回転することなく、インキ芯を本体軸に圧入
可能であることを特徴とする筆記具である。
【0013】上記第3の手段では螺旋形状と当接する部
位にリブが形成されているので、リブの先端部分が螺旋
形状と当接し、単位面積当たり、大きい力で両者は接す
る。そのため螺旋形状はリブに食い込み、より高い引き
抜き強度を発揮する。また螺旋形状のリブへの食い込み
がより顕著となるため、インキ芯を回転させた場合のイ
ンキ芯の軸方向への進行がより円滑となる。またリブの
谷間の部位を空気抜きの通路として利用することも可能
である。
【0014】また前述の目的を達成するための第4の手
段は、リブは本体軸にあり、リブの形状は、頂部分が直
線であり、円弧に対して弦を設けたような形状であるこ
とを特徴とする請求項2又は3に記載の筆記具である。
【0015】また請求項5に記載の発明は、内部にイン
キが収納されたインキ筒の先端に先栓および筆記チップ
が設けられたインキ芯と、中空の本体軸を有し、前記イ
ンキ芯の先栓又は本体軸の一方だけに螺旋形状が設けら
れており、前記インキ芯又は本体軸内面の他方は、多角
形であり、インキ芯と本体軸を相対的に回転することな
く、インキ芯を本体軸に圧入可能であり、螺旋形状はイ
ンキ芯又は本体軸内面の他方に食い込んでいることを特
徴とする筆記具である。
【0016】本手段は、インキ芯又は本体軸内面の内、
螺旋形状が設けられていない方の部材が多角形をしてい
る。そのため螺旋形状の部材とは部分的に強く当接しあ
い、螺旋形状は多角形の部分に食い込む。そのためイン
キ芯を回転させた場合のインキ芯の軸方向への進行がよ
り円滑となる。
【0017】さらに同様の目的を達成するための第
手段は、内部にインキが収納されたインキ筒の先端に先
栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中空の本
体軸を有し、前記インキ芯の先栓又は本体軸の一方に軸
方向に延びるリブが設けられ、前記リブに螺旋形状が形
成されており、インキ芯と本体軸を相対的に回転するこ
となく、インキ芯を本体軸に圧入可能であることを特徴
とする筆記具である。
【0018】本発明は、リブの位置を螺旋形状の部位に
置き換えたものである。本発明においても、螺旋形状と
他の部位の単位面積当たりの力が大きく、螺旋形状の食
い込みが顕著となる。
【0019】また前述の目的を達成するための第の手
段は、内部にインキが収納されたインキ筒の先端に先栓
および筆記チップが設けられたインキ芯と、中空の本体
軸を有し、インキ芯の先栓又は本体軸内面は多角形であ
り、当該多角形部分に螺旋形状が形成されており、イン
キ芯と本体軸を相対的に回転することなく、インキ芯を
本体軸に圧入可能であることを特徴とする筆記具であ
る。
【0020】本発明は、多角形の部位を螺旋形状の部位
に置き換えたものである。
【0021】また螺旋形状は、先栓の一部に設けられて
いる。
【0022】インキ筒は、一般的に長寸の筒を寸法切り
して用いられるので、螺旋形状の形成が困難である。こ
れに対して先栓は、一般に金属の切削加工や、樹脂の射
出成形によって作られるので、螺旋形状の形成は容易で
ある。
【0023】また前記目的を達成するための第8の手段
は、内部にインキが収納されたインキ筒の先端に先栓お
よび筆記チップが設けられたインキ芯と、中空形状の本
体軸を有し、前記インキ芯の先栓は、錐形の前端部と螺
旋形状部を有すると共に、前記前端部の螺旋形状部側に
は切り欠きが設けられ、前記本体軸の端部の内面には軸
方向に延びるリブが設けられ、前記インキ芯は本体軸内
に挿入され、先栓の螺旋形状部は本体軸のリブ部分に食
い込み、本体軸の内外は、前記先栓の切り欠および本
体軸のリブ間の隙間を経て連通していることを特徴とす
る筆記具である。
【0024】本発明の筆記具では、前述した各発明と同
様に、インキ芯を回転することにより、螺旋形状に沿っ
てインキ芯を進行させることができ、またリブを有する
ために食い込みが顕著である。そしてさらに本発明で
は、先栓に切り欠きが設けられ、この切り欠きおよび本
体軸のリブ間の隙間を経て先栓の内外が連通している。
この連通路は、空気抜きとして機能するので、本発明の
筆記具では、本体軸に空気抜き用の穴を設ける必要は無
い。
【0025】また前記目的を達成するための第9の手段
は、内部にインキが収納されたインキ筒の先端に先栓お
よび筆記チップが設けられたインキ芯と、中空形状の本
体軸を有し、前記インキ芯の先栓は、錐形の前端部と螺
旋形状部を有すると共に、前記前端部の螺旋形状部側に
は切り欠きが設けられ、前記本体軸の端部の内面は多角
形であり、前記インキ芯は本体軸内に挿入され、先栓の
螺旋形状部は本体軸の多角形部分に食い込み、本体軸の
内外は、前記先栓の切り欠を経て連通していることを
特徴とする筆記具である。
【0026】本手段は、前記した第8の手段に類似した
ものであり、リブに代わって本体軸の内面を多角形と
し、螺旋形状の食い込み性を向上させている。
【0027】また上記目的を達成するための第10の手
段は、上述の螺旋形状がネジであることを特徴とする筆
記具である。
【0028】また製造方法の発明は、内部にインキが収
納されたインキ筒の先端に、先栓と筆記チップが一体化
されていると共に、一部に螺旋形状が形成されたインキ
芯を作り、前記インキ芯を中空の本体軸に圧入すること
を特徴とする筆記具の製造方法である。
【0029】本発明の筆記具の製造方法では、インキ芯
を中空の本体軸に圧入することによって、インキ芯を本
体軸に固定することができる。また本発明の筆記具の製
造方法では、インキ芯として、一部に螺旋形状が設けら
れたものを採用しているので、インキ芯を回転せさるこ
とにより、インキ芯を抜き出すことができる。
【0030】また他の製造方法の発明は、内部にインキ
が収納されたインキ筒の先端に、先栓と筆記チップが一
体化されたインキ芯を、中空形状であって内周の一部に
螺旋形状が形成された本体軸内に圧入することを特徴と
する筆記具の製造方法である。
【0031】本発明の筆記具の製造方法は、前記した手
段の螺旋形状の部位を本体軸側に置き換えたものであ
る。
【0032】また上記した筆記具の製造方法において、
螺旋形状の部位は、圧入後に本体軸の内面又はインキ芯
の外周面に食い込むことが望ましい
【0033】さらに同様の目的を達成する他の手段は、
雄部材の嵌合部を雌部材に着脱自在に嵌入する雄・雌部
材の嵌合構造において、雄部材の嵌合部の外周に螺旋を
形成し、雌部材の材質を雄部材の螺旋が食い込む素材と
したことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造である。
【0034】本手段によれば、螺旋を形成した雄部材の
嵌合部を雌部材内に圧入すると、雄部材の螺旋が雌部材
に食い込んで、軸方向の力では抜けにくくなるにもかか
わらず、食い込みが螺旋状であるため、ネジを緩めるよ
うに雄部材を回すことによって、軽い力で雄部材を雌部
材から抜脱することができる。
【0035】前記目的を達成するための他の手段は、雄
部材の嵌合部を雌部材に着脱自在に嵌入する雄・雌部材
の嵌合構造において、雌部材の内周に螺旋を形成し、雄
部材の材質を雌部材の螺旋が食い込む素材としたことを
特徴とする雄・雌部材の嵌合構造である。
【0036】本手段によれば、螺旋を形成した雌部材内
に雄部材の嵌合部を圧入すると、雌部材の螺旋が雄部材
に食い込んで、軸方向の力では抜けにくくなるにもかか
わらず、食い込みが螺旋状であるため、ネジを緩めるよ
うに雄部材を回すことによって、軽い力で雄部材を雌部
材から抜脱することができる。
【0037】前記目的を達成するための他の手段は、上
記第14又は第15の手段の雄部材の嵌合部をテーパ状
としたことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造である。
【0038】本手段によれば、雄部材の嵌合部を縮径し
たテーパ状としたことにより、雄部材を雌部材に圧入し
やすくなる。
【0039】さらに同様の目的を達成するための他の手
段は、上記嵌合構造のいずれか一つに記載の雌部材の内
周面に、雄部材の嵌合部の外周と当接する長さ方向のリ
ブを突設したことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造で
ある。
【0040】本手段によれば、雄部材は雌部材のリブと
のみ接触し、両部材の接触面積が小さくなる。したがっ
て、雄部材と雌部材との摩擦力が小さくなるため、雄部
材を雌部材内に楽に圧入することができる。雄部材に集
中的に荷重が加えられたようになり、雌部材内に圧入さ
れた雄部材はリブが食い込んだ状態となるため、雄部材
は雌部材から外れにくくなる。しかし、雄部材とリブと
の接触面積はわずかであるから、ネジを緩めるように雄
部材を軽く回すだけで、雄部材を雌部材内から抜脱する
ことができる。
【0041】前記目的を達成するための他の手段は、上
嵌合構造のいずれか一つに記載の雄部材の嵌合部の外
周に、雌部材の内周面と当接する長さ方向のリブを突設
したことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造である。
【0042】本発明は、前述した手段のリブを雄部材側
に設けたものである。
【0043】前記目的を達成するための他の手段は、上
記のいずれか一つに記載の雌部材の内周面を多角形とし
たことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造である。
【0044】また前記目的を達成するための他の手段
は、上記のいずれか一つに記載の雄部材の嵌合部の外周
を多角形としたことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造
である。
【0045】本手段は、雌部材の内周面にまたは雄部材
を多角形とすることにより、螺旋形状の食い込み性を向
上させたものである。
【0046】さらに同様の目的を達成するためのさらに
他の手段は、上記記載の雄・雌部材の嵌合構造の、雄部
材の嵌合部を雌部材内に圧入することによって嵌入し、
雄部材を回すことによって雌部材から抜脱することを特
徴とする雄・雌部材の嵌脱方法である。ここで雄部材を
回すとは、雄部材が雌部材から相対的に回ることを言
う。
【0047】本手段によれば、雄部材を押し込むだけ
で、雄部材を雌部材に圧入することができ、また雄部材
を回すだけで雌部材から抜脱することができるため、雄
部材と雌部材との嵌合・抜脱の作業が極めて容易とな
る。また請求項15に記載の発明は、内部にインキが収
納されたインキ筒の先端に先栓および筆記チップが設け
られたインキ芯と、中空の本体軸と尾栓を有し、尾栓の
嵌合部又は本体軸の一方だけに螺旋形状が設けられてお
り、尾栓又は本体軸の他方は、螺旋形状の先端が強く押
しつけられた際、極わずかに凹む程度の弾性を有し、尾
栓と本体軸を相対的に回転することなく、尾栓を本体軸
に圧入可能であり、尾栓の先端だけがわずかに食い込ん
だ状態となることを特徴とする筆記具である。
【0048】
【実施例】本発明に係る実施例を図1乃至図8を参照し
て説明する。図1は、本発明に係る実施例1の斜視図で
ある。図2は、本発明に係る実施例1の要部をモデル化
した断面図である。図3は、本発明に係る実施例2の斜
視図である。図4は、本発明に係る実施例2の要部をモ
デル化した断面図である。図5(a)(b)は、本発明
に係る実施例3の要部をモデル化した断面図である。図
6(a)(b)は、本発明に係る実施例4の要部をモデ
ル化した断面図である。図7は、本発明に係る実施例5
の要部をモデル化した断面図である。図8は、本発明に
係る実施例6の要部をモデル化した断面図である。図9
は、本発明に係る実施例7の要部をモデル化した断面図
である。図10は、本発明に係る実施例8のボールペン
を表し、(a)はその斜視図、(b)はその正面図、
(c)は本体軸の端面図である。図11は、本発明に係
る実施例9のボールペンを表し、(a)はその斜視図、
(b)はその正面図、(c)は本体軸の拡大端面図であ
る。
【0049】本発明は図1に示すようなボールペンに応
用することができる。このボールペンは筒状の本体軸2
0内にインキ芯1を挿入したものである。本実施例で
は、インキ芯1は、インキ筒3と、先栓10およびボー
ルペンチップ2によって構成される。インキ筒3は、ポ
リプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂等で作られたチュ
ープであり、内部に公知の水性インキや、油性インキが
収納されている(図示せず)。
【0050】先栓10は、ポリプロピレン樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリアセタール樹脂等の樹脂が望ましく、
より好ましくは硬度の高いポリアセタール樹脂等の射出
成形によって作られたものであり、前端部分が円錐形で
あり、後端部は筒状である。そしてその中間部には、ネ
ジ(螺旋形状)11が形成されている。先栓10の中心
部には、インキを導通するための貫通穴(図示せず)が
設けられている。ボールペンチップ2は、金属製のボー
ルホルダーの中に、ボールが回転可能に挿入されたもの
である。インキ芯1は、前記したインキ筒3の先端に先
栓10が挿入され、さらに先栓10の先端にボールペン
チップ2が装着されて三者が一体化されたものである。
【0051】本発明は、上述の部材の内、先栓10が雄
部材として機能し、本体軸20が雌部材として機能す
る。先栓10と本体軸20とは図1の様な実施例1の形
態の他、実施例2乃至実施例9に示すような構造とする
ことができる。
【0052】実施例1では前述したように、図1及び図
2(a)のごとく、先栓10(雄部材)の外周にネジ1
1(螺旋形状)を形成している。その一方、本体軸(雌
部材)20には何らのネジも設けず、材質を前記ネジ1
1が食い込むような弾性体としたものである。また本体
軸20の材質は、前記した先栓10よりも硬度が低いも
のであることが望ましい。なお、図2は、図1と同一の
実施例を示すものであるが、機能の説明を容易にするた
めに要部をモデル化して表している。
【0053】逆に実施例2は図3、図4(a)に示すよ
うに、本体軸20の端部の内周にネジ21を形成し、先
栓10にはネジを設けずその材質を前記ネジ21が食い
込むような弾性体としたものである。ここで本発明にお
ける弾性体とは、ネジ11,21の先端が強く押しつけ
られた際、極わずかに凹む程度の弾性で足り、大きな変
形能力は必ずしも必要無い。したがって、本発明をボー
ルペンに応用する場合は、現在公知のボールペンの本体
軸をそのまま応用することができる。
【0054】また、先栓10の嵌合部12は、平行であ
っても良いが、端部がやや縮径したテーパ状とすること
により、先栓10の嵌合部12を本体軸20内に圧入し
やすいようにしておくこともできる。
【0055】 インキ芯1を本体軸20に圧入すると、
図2(b)及び図3に示すように、先栓10のネジ11
又は本体軸20のネジ21が、本体軸20の内周面又は
先栓10の外周面に食い込んだ状態に先栓10の嵌合部
12が本体軸20内に嵌合する。図面においては、ネジ
11,21が本体軸20の内周面又は先栓10の外周面
に完全に食い込んだ状態を示したが、ネジ11,21の
先端だけがわずかに食い込んだ状態であっても差し支え
ない。なお、ボールペンの構成としてネジ11,21の
先端部分だけを食い込ませる態様では、インキ芯1と本
体軸20の内面との間に、螺旋状の空間が形成され、空
間は本体軸20の内外を連通する。そのため当該部分は
空気抜き孔としても機能する。
【0056】先栓10又は本体軸20のネジ11,21
が本体軸20の内周面又は先栓10の外周面に食い込む
ことによって、インキ芯1は本体軸20から容易に抜脱
することがない。しかも、インキ芯1は先栓10部分を
圧入するだけで本体軸20内に嵌合されるため、迅速か
つ大量にボールペンを組み立てることができる。
【0057】すなわち、本実施例1のボールペンを組み
立てる際の手順は次の通りである。まず、図1に示した
様なインキ芯1と、本体軸20を予め成形する。具体的
には、インキ筒3の先端に、先栓10とボールペンチッ
プ2が一体化され、先栓10の中間部にネジ11が形成
されたインキ芯1を作る。また円筒形の本体軸20を作
る。そして次に前記したインキ芯1を中空の本体軸20
に圧入する。すなわちインキ芯1と本体軸20を相対的
に回転することなく、インキ芯1を本体軸20内に真っ
直ぐに挿入する。その結果、インキ芯1の先栓10に設
けられたネジ11が本体軸20に嵌入され、インキ芯1
は本体軸20に固定される。
【0058】また実施例2のボールペンを組み立てる際
の手順は、予めインキ芯1と本体軸20を成形しておく
ことは実施例1の場合と同一であるが、ネジ21は図3
の様に本体軸20の内側の端部だけに設け、先栓10に
はネジは設けない。そして先述の場合と同様にインキ芯
1を中空の本体軸20に圧入する。
【0059】インキ芯1内のインキがなくなり、インキ
芯1を交換する際は、使用者がインキ芯1の先栓10部
分を回しながらネジを緩めるように本体軸20から抜脱
する。この時、先栓10又は本体軸20に設けられたネ
ジ11,21は、他方の部材に食い込んでおり、他方の
部材に一時的なネジ形状を形成している。そのため先栓
10を回すことにより、先栓10と共にインキ芯1はネ
ジ11,21に沿って進行し、インキ芯1は本体軸20
から離れる。
【0060】インキ芯1の交換は、使用者が個人的に個
別に行うため、迅速かつ大量に処理する必要がない。ま
た、先栓10は圧入による摩擦力で嵌合を維持している
のではなく、ネジの食い込みによって軸方向の嵌合を維
持しているだけであるため、使用者が先栓10を多少、
掴みにくくても、回転に必要な力は弱くてよく、ネジを
緩めるように回すことによって、先栓10を本体軸20
から楽に抜脱することができる。
【0061】インキ芯1を固着している先栓10を抜脱
した後、先栓10のネジ11が食い込んでいた本体軸2
0の内周面(実施例1)、又は本体軸20のネジ21が
食い込んでいた先栓10の外周面(実施例2)は、多少
のキズや癖を残しての、かなりの部分が復元する。また
材質を適当に選択することにより、ネジ跡のない元の曲
面に戻る場合もある。そして新しいインキ芯1を固着し
ている先栓10を、本体軸20に圧入するだけで、先栓
10の嵌合部12は本体軸20と嵌合する。したがっ
て、使用者においても先栓10を本体軸20に嵌合する
作業は容易となる。尚、インキ芯1を取り替える場合に
は、古いインキ芯1によって本体軸20の内面等に雌ネ
ジ形状の癖がついているので、インキ芯1を本体軸20
に挿入してインキ芯1を回転させることによっても、先
栓10と本体軸20との嵌合は可能である。
【0062】本発明の基本的な構造及び使用方法は、上
記実施例1及び実施例2において説明したとおりである
が、実施例3乃至実施例9に変形例を説明する。実施例
3は図5に示すように、先栓10の嵌合部12の表面及
び拡径部13の内側面に連続する空気溝14を形成する
ものである。この構成は、特に本発明をボールペンに応
用する場合を前提としたものである。すなわち、ボール
ペンではインキ芯1内のインキがボールペンチップ2か
ら容易に排出されるように、本体軸20内に空気が導入
されるようにしておく必要がある。このため、本体軸2
0にピンホールを穿設する場合もあるが、ピンホールに
よって外観が損なわれるため、デザイン上、好ましいも
のではない。
【0063】したがって、先栓10である先栓10にピ
ンホールを穿設し、ピンホールが見えにくいようにした
ものがある。しかし、インキ芯1を固着した先栓10
は、嵌合部12の表面及び拡径部13の内側面が、本体
軸20の内周面及び端面と密着している。そこで、本体
軸20の内側面と端面との間に空隙を開けるように、先
栓10の嵌合部12の表面から拡径部13の内側面に連
続する空気溝14を形成し、空気が空気溝14を通過し
て本体軸20内に導入できるようにする(図5a)。ま
た一般的に、嵌合部12のネジ11と、本体軸20の内
面との間は、完全に密着することは少なく、ネジの溝の
部位に僅かな隙間ができるので、図5bの様に先栓10
の端面だけに切り欠きや、空気溝14を設けるだけで
も、本体軸20の内外は連通する。
【0064】実施例4は図6に示すように、尾栓Cにも
インキ芯と同様の嵌合構造を利用する場合であり、尾栓
Cの嵌合部12に切欠部15を形成する。この尾栓Cに
はインキ芯1が固着されていないため、切欠部15を形
成することができる。切欠部15によって嵌合部12が
縮径しやすくなるため、嵌合部12を本体軸20に一
層、圧入しやすくなる。尾栓Cの拡径部13に、切欠部
15と連続する浅溝16を形成することにより、切欠部
15と浅溝16とが空気孔として機能する。図6(a)
又は、図6(b)の様に、尾栓Cの嵌合部12又は本体
軸20のいずれか一方だけにネジを形成し、ネジが本体
軸20の内周面又は尾栓Cの嵌合部12の外周面に食い
込むようにする。
【0065】実施例5は図7に示すように、本体軸20
の内周面に先栓10の外周面と当接する複数本のリブ2
3を突設したものである。リブ23は本体軸20の長さ
方向に突設し、先栓10の嵌合部12の外周面に若干、
食い込むようなものとする。本実施例においても先栓1
0の嵌合部12又は本体軸20のいずれか一方だけにネ
ジが形成されている。
【0066】先栓10にネジを形成する場合は、先の実
施例と同様にネジは連続したものとなるが、本体軸20
にネジを形成する場合は、当該ネジはリブ23に形成さ
れ、不連続となる。本実施例では先栓10と本体軸20
はリブ23の部分で接する。したがって、先栓10と本
体軸20との接触面積は、両部材10,20が全周面で
接合する場合よりも小さくなるため、摩擦抵抗が小さく
なり、先栓10の嵌合部12を本体軸20内に圧入しや
すくなる。
【0067】先栓10の嵌合部12が本体軸20内に完
全に圧入されると、本体軸20のリブ23が先栓10の
嵌合部12の表面に食い込むことにより、先栓10の嵌
合部12はリブ23から集中的に荷重を受け、先栓10
は本体軸20から抜けにくくなる。しかし、先栓10の
嵌合部12と本体軸20との接触面積が小さいため、ネ
ジを緩めるような弱い力で先栓10を回すだけで、先栓
10を本体軸20から楽に抜脱することができる。
【0068】 実施例6,7もボールペンに応用したも
のであり、本体軸20を筒状の多角形としたものであ
る。すなわち実施例6では本体軸20を、図8に示す筒
状の六角柱としている。また実施例7では、本体軸20
図9に示す筒状の三角柱としたものである。本実施例
6,7においても先栓10の嵌合部12又は本体軸20
にネジが形成されている。本体軸20の外周面を多角形
とすることによりデザイン上の斬新さが発揮される。本
体軸20の内周面を先栓10の嵌合部12の外周面と密
着するような円形にすると、実施例1及び実施例2と同
様の構造となる。しかし、図8及び図9に示すように、
本体軸20の内周面を六角形や三角形とすると、本体軸
20と先栓10の嵌合部12とは線接触することとな
る。したがって、本体軸20と先栓10の嵌合部12と
の摩擦抵抗が小さくなるため、先栓10を本体軸20内
に圧入しやすくなる。また、ネジを緩めるような弱い力
で先栓10を回すだけで、先栓10を本体軸20から楽
に抜脱することもできる。
【0069】上記実施例5及び実施例6はいずれも、本
体軸20の内周面と先栓10の外周面との間に、空間4
が形成されるため、実施例3で説明したように、先栓1
0の拡径部13の内側面に溝(図示せず)を形成するこ
とにより、空間4を空気孔として利用することができ
る。
【0070】実施例8は、本体軸20の内外の連通をよ
り完全なものとする場合の例を示すものである。実施例
8のボールペンでは、図10の様にインキ芯1の形状等
は先の実施例1のそれと略同一であり、インキ芯1は、
インキ筒3と、先栓10およびボールペンチップ2によ
って構成され、先栓10は、前端部分が円錐形であり、
後端部は筒状をしていて、その中間部には、M6のネジ
(螺旋形状)11が形成されている。ここで本実施例で
採用する先栓10が先の実施例1のそれと異なる点は、
前端部分の段部、すなわち前端部分のネジ側の部位に切
り欠き18が設けられた点である。切り欠き18は、先
栓10の表面部分から、ネジ11の高さまで至ってい
る。
【0071】 一方、本体軸20は、端部の内面にリブ
19が設けられている。リブ19は、本実施例では、5
条設けられており、いずれも等角度に配置されている。
リブ19の高さは、0.3mm程度であって極低い。ま
たリブ19の形状は、畝状であって円弧形状をしてい
る。本実施例のボールペンの組み立て手順は、先の実施
例と同一であり、インキ芯1と本体軸20を成形した
後、インキ芯1を本体軸20内に圧入して先栓10のネ
ジ11部分を本体軸20の端部に真っ直ぐに押し込む。
その結果、ネジ11の先端がリブ19に食い込み、イン
キ芯1は、本体軸20に係止される。本実施例では、先
栓10に切り欠き18が設けられており、その切り欠き
18は、先栓10の表面からネジ11の高さまで至って
いる。また本体軸20のネジ11との当接部分には、リ
ブ19が設けられていて、本体軸20と先栓10との間
には空間があり、さらにネジ11は、本体軸20の内面
に食い込むとは言うものの、ネジ溝の底の部分と本体軸
20の内面との間にはいくらかの隙間がある。従って本
実施例では、先栓10の表面から切り欠き18、および
リブ19の間の隙間あるいはネジ11を経て、本体軸2
0の内外が連通している。
【0072】 図11に示す実施例9は、上述した実施
例8のリブの形状を変形したものである。すなわち実施
例9では、リブ19の形状は、頂部分が直線であり、円
弧に対して五つの弦を設けたような形状が採用されてい
る。実施例の本体軸20の端面の形状を観察すると、
頂部分が直線のリブ19と、円弧状の部位21が互い違
いに存在し、その形状は角に丸みを帯びた5角形をして
いると言える。この五角形の大きさの目安は、円弧状の
部位21の直径が例えば6mmであるとすると、五角形
部分の内接円の直径は、5.6mm程度が適当である。
本実施例においても、インキ芯1が本体軸20に挿入さ
れた状態のとき、先栓10のネジ11は、五角形部分の
一部に食い込む。また本実施例においても、先栓10の
表面から切り欠き18、およびリブ19の間の隙間ある
いはネジ11を経て、本体軸20の内外が連通してい
る。
【0073】本発明は筆記具の代表例として、ボールペ
ンを挙げて説明した。しかしながら、本発明は、筆記チ
ップがボール以外の筆記具、例えば樹脂製チップやフェ
ルト製チップを使用した筆記具にも応用することができ
る。また本発明の嵌合構造については、従来技術の最初
に説明した様な先栓とインキ芯が別体となったボールペ
ンの先栓と本体軸との結合にも応用できる。さらに本発
明の嵌合構造は、筆記具と言う範囲を離れて、雄部材と
メス部材が嵌合しあう、あらゆる製品に適用が可能であ
る。具体的には、雄・雌部材はボールペンの先栓や本体
軸に限定するものではなく、絵の具のキャップとチュー
ブなどにも適用することもできる。螺旋形状は、加工の
汎用性が高い点から、本実施例の様なネジを利用するこ
とが推奨されるが、他の形状であっても良い。ネジ以外
の形状としては、例えばドリル形状のものや、押出機の
芯形状のもの、凸条や凹溝が不連続のものがある。
【0074】
【発明の効果】本発明の筆記具は、筆記具を組み立てる
際には、従来技術と同様にインキ芯を本体軸に圧入する
ことによって行うことができ、大量生産に適する。一
方、インキ芯を取り替える際には、インキ芯を回すこと
によって、容易にインキ芯を抜き出すことができる。
【0075】また本発明によれば、雄部材を押し込むだ
けで雌部材に嵌入できるため、大量生産に供することが
できる。しかも、雄部材と雌部材とは螺旋によって嵌合
するため、雄部材は雌部材から引き抜きにくく、製品の
信頼性が向上する。さらに雄部材は回すだけで雌部材か
ら抜脱することができるため、その抜脱の作業が容易に
なり、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の斜視図である。
【図2】本発明に係る実施例1の要部をモデル化した断
面図である。
【図3】本発明に係る実施例2の斜視図である。
【図4】本発明に係る実施例2の要部をモデル化した断
面図である。
【図5】本発明に係る実施例3の要部をモデル化した断
面図である。
【図6】本発明に係る実施例4の要部をモデル化した断
面図である。
【図7】本発明に係る実施例5の要部をモデル化した断
面図である。
【図8】本発明に係る実施例6の要部をモデル化した断
面図である。
【図9】本発明に係る実施例7の要部をモデル化した断
面図である。
【図10】本発明に係る実施例8のボールペンを表し、
(a)はその斜視図、(b)はその正面図、(c)は本
体軸の端面図である。
【図11】本発明に係る実施例9のボールペンを表し、
(a)はその斜視図、(b)はその正面図、(c)は本
体軸の拡大端面図である。
【符号の説明】 10 先栓(雄部材) 11 ネジ(螺旋形状) 12 嵌合部 18 切り欠き 19 リブ 20 本体軸(雌部材) 21 ネジ(螺旋形状) 23 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16B 7/18 F16B 7/20 C 7/20 F16L 33/24 F16L 33/24 B43K 8/02 G (56)参考文献 特開 昭48−78517(JP,A) 特開 昭48−2725(JP,A) 実開 昭59−6683(JP,U) 実開 昭62−70981(JP,U) 実開 昭53−46461(JP,U) 実開 昭63−154893(JP,U) 実公 昭44−19247(JP,Y1) 実公 昭15−2978(JP,Y1) 実公 昭38−10707(JP,Y1) 実公 昭57−10872(JP,Y2) 米国特許4770560(US,A) 米国特許3797865(US,A) 米国特許3408092(US,A) 英国特許出願公開2244318(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 1/00 - 31/00 F16B 7/00 - 7/22 F16L 29/00 - 35/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にインキが収納されたインキ筒の先
    端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中
    空の本体軸を有し、前記インキ芯の先栓又は本体軸の一
    方だけに螺旋形状が設けられており、インキ芯又は本体
    軸の他方は、螺旋形状の先端が強く押しつけられた際、
    極わずかに凹む程度の弾性を有し、インキ芯と本体軸を
    相対的に回転することなく、インキ芯を本体軸に圧入可
    能であり、螺旋形状の先端だけがわずかに食い込んだ状
    態となることを特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】 インキ芯又は本体軸の他方には軸方向に
    延びるリブが形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 内部にインキが収納されたインキ筒の先
    端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中
    空の本体軸を有し、前記インキ芯の先栓又は本体軸の一
    方だけに螺旋形状が設けられており、インキ芯又は本体
    軸の他方には軸方向に延びるリブが形成され、インキ芯
    と本体軸を相対的に回転することなく、インキ芯を本体
    軸に圧入可能であることを特徴とする筆記具。
  4. 【請求項4】 リブは本体軸にあり、リブの形状は、頂
    部分が直線であり、円弧に対して弦を設けたような形状
    であることを特徴とする請求項2又は3に記載の筆記
    具。
  5. 【請求項5】 内部にインキが収納されたインキ筒の先
    端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中
    空の本体軸を有し、前記インキ芯の先栓又は本体軸の一
    方だけに螺旋形状が設けられており、前記インキ芯又は
    本体軸内面の他方は、多角形であり、インキ芯と本体軸
    を相対的に回転することなく、インキ芯を本体軸に圧入
    可能であり、螺旋形状はインキ芯又は本体軸内面の他方
    に食い込んでいることを特徴とする筆記具。
  6. 【請求項6】 内部にインキが収納されたインキ筒の先
    端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中
    空の本体軸を有し、前記インキ芯の先栓又は本体軸の一
    方に軸方向に延びるリブが設けられ、前記リブに螺旋形
    状が形成されており、インキ芯と本体軸を相対的に回転
    することなく、インキ芯を本体軸に圧入可能であること
    を特徴とする筆記具。
  7. 【請求項7】 内部にインキが収納されたインキ筒の先
    端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中
    空の本体軸を有し、インキ芯の先栓又は本体軸内面は多
    角形であり、当該多角形部分に螺旋形状が形成されてお
    り、インキ芯と本体軸を相対的に回転することなく、イ
    ンキ芯を本体軸に圧入可能であることを特徴とする筆記
    具。
  8. 【請求項8】 内部にインキが収納されたインキ筒の先
    端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中
    空形状の本体軸を有し、前記インキ芯の先栓は、錐形の
    前端部と螺旋形状部を有すると共に、前記前端部の螺旋
    形状部側には切り欠きが設けられ、前記本体軸の端部の
    内面には軸方向に延びるリブが設けられ、前記インキ芯
    は本体軸内に挿入され、先栓の螺旋形状部は本体軸のリ
    ブ部分に食い込み、本体軸の内外は、前記先栓の切り欠
    および本体軸のリブ間の隙間を経て連通していること
    を特徴とする筆記具。
  9. 【請求項9】 内部にインキが収納されたインキ筒の先
    端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、中
    空形状の本体軸を有し、前記インキ芯の先栓は、錐形の
    前端部と螺旋形状部を有すると共に、前記前端部の螺旋
    形状部側には切り欠きが設けられ、前記本体軸の端部の
    内面は多角形であり、前記インキ芯は本体軸内に挿入さ
    れ、先栓の螺旋形状部は本体軸の多角形部分に食い込
    み、本体軸の内外は、前記先栓の切り欠を経て連通し
    ていることを特徴とする筆記具。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9いずれかに記載の筆記
    具において、螺旋形状がネジであることを特徴とする筆
    記具。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    筆記具を製造する筆記具の製造方法において、インキ芯
    中空の本体軸に圧入する工程を有することを特徴とす
    る筆記具の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の筆記具の製造方法
    において、螺旋形状の部位は、圧入後に本体軸の内面又
    はインキ芯の外周面に食い込むことを特徴とする筆記具
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 雄部材の嵌合部を雌部材に着脱自在に
    嵌入する雄・雌部材の嵌合構造において、雄部材の嵌合
    部の外周が多角形であり、雄部材の嵌合部の外周に螺旋
    を形成し、雌部材の材質を雄部材の螺旋が食い込む素材
    としたことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造。
  14. 【請求項14】 雄部材の嵌合部を雌部材に着脱自在に
    嵌入する雄・雌部材の嵌合構造において、雌部材の内周
    に螺旋を形成し、雄部材の嵌合部の外周が多角形であ
    り、雄部材の材質を雌部材の螺旋が食い込む素材とした
    ことを特徴とする雄・雌部材の嵌合構造。
  15. 【請求項15】 内部にインキが収納されたインキ筒の
    先端に先栓および筆記チップが設けられたインキ芯と、
    中空の本体軸と尾栓を有し、尾栓の嵌合部又は本体軸の
    一方だけに螺旋形状が設けられており、尾栓又は本体軸
    の他方は、螺旋形状の先端が強く押しつけられた際、極
    わずかに凹む程度の弾性を有し、尾栓と本体軸を相対的
    に回転することなく、尾栓を本体軸に圧入可能であり、
    尾栓の先端だけがわずかに食い込んだ状態となることを
    特徴とする筆記具。
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