JP3502244B2 - 自動車用扉のクロージャー装置 - Google Patents

自動車用扉のクロージャー装置

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JP3502244B2
JP3502244B2 JP27150197A JP27150197A JP3502244B2 JP 3502244 B2 JP3502244 B2 JP 3502244B2 JP 27150197 A JP27150197 A JP 27150197A JP 27150197 A JP27150197 A JP 27150197A JP 3502244 B2 JP3502244 B2 JP 3502244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、扉の周縁部また
は扉開口の周縁部の一方にストライカが配される一方、
他方の周縁部に前記ストライカに係脱するロック装置が
配されており、前記ストライカまたは前記ロック装置の
一方を動力により強制的に作動させて、半閉扉状態の扉
を完全に閉扉するようにした自動車用扉のクロージャー
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用扉のクロージャー装置と
しては、例えば、特開平7−269207号公報に開示
されたものがある。
【0003】すなわち、スライドドア閉装置のベースプ
レート2にハーフロックスイッチ7とニュートラルスイ
ッチ14とが設けられ、ハーフロックスイッチ7がオー
プンレバー5の動作を検出し、ニュートラルスイッチ1
4がクローズレバー8の動作を検出し、オープンレバー
5およびクローズレバー8の各動作に応じて、モータ1
2を駆動制御し、スライドドアを強制的に閉扉するよう
にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、ニュートラルスイッチ14が、ベースプ
レート2の外表面に設けられているために、スライドド
ア閉装置の搬送時あるいは、組付時に、ニュートラルス
イッチ14のスイッチ本体やスイッチ片が他の部品など
に接触して、場合により変形や破損が生じ、ニュートラ
ルスイッチ14の本来の機能を損ない、不良品が発生す
るという問題点があった。そこで、本発明は、このよう
な従来の問題点に着目してなされたもので、プロテクタ
の保護部が検知スイッチを外方から覆うようにして、検
知スイッチと他の部品との接触をなくし、変形や破損を
招かないで、不良品の発生を防止することができる自動
車用扉のクロージャー装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]扉の周縁部または扉開口(12)の周縁部の一方
にストライカ(17)が配される一方、他方の周縁部に
前記ストライカ(17)に係脱するロック装置(20)
が配されており、前記ストライカ(17)または前記ロ
ック装置(20)の一方を動力により強制的に作動させ
て、半閉扉状態の扉を完全に閉扉するようにした自動車
用扉のクロージャー装置において、前記クロージャー装
置は、ベース部材(71)、検知スイッチ(110)お
よび、プロテクタ(120)を備え、前記検知スイッチ
(110)は、前記ベース部材(71)の外表面に装着
されていて、前記クロージャー装置の作動を検出し、前
記プロテクタ(120)は、保護部(121)および、
被取付部(125)を有し、前記保護部(121)は、
前記検知スイッチ(110)を外方から覆うように略コ
字形断面形状に形成されており、天井部(122)と側
壁部(123)とを有し、前記被取付部(125)は、
前記側壁部(123)から前記ベース部材(71)の外
表面に沿って延設されており、前記被取付部(125)
または、前記ベース部材(71)の外表面の一方は突起
部(71a)を有し、前記被取付部(125)または、
前記ベース部材(71)の外表面の他方は、前記突起部
(71a)に外嵌する嵌合孔(126)を有しており、
前記突起部(71a)は、前記ベース部材(71)の外
表面に設けられた、動力源取付用のバーリングであるこ
とを特徴とする自動車用扉のクロージャー装置。
【0006】[2]前記検知スイッチ(110)は被検
出端部の作動を検出するものであり、前記天井部(12
2)は、前記検知スイッチ(110)のスイッチ片を保
護するための鍔部(124)を備え、前記鍔部(12
4)は、前記検知スイッチ(110)のスイッチ片を跨
いで前記被検出端部に上方から接近するように延ばされ
ていることを特徴とする[1]項に記載の自動車用扉の
クロージャー装置。
【0007】
【0008】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。 [1]項記載の自動車用扉のクロージャー装置では、検
知スイッチ(110)はベース部材(71)の外表面に
装着されているが、プロテクタ(120)の保護部(1
21)が検知スイッチ(110)を外方から覆うように
しているため、検知スイッチ(110)のスイッチ本体
やスイッチ片が他部品などの外部に接触することをなく
すことができる。また、プロテクタ(120)の被取付
部(125)が、その側壁部(123)からベース部材
(71)の外表面に沿って延設されているので、プロテ
クタ(120)を比較的簡易にベース部材(71)の外
表面に取り付けることができる。
【0009】プロテクタ(120)の被取付部(12
5)またはベース部材(71)の外表面の一方の突起部
(71a)に、被取付部(125)または前記ベース部
材(71)の外表面の他方の嵌合孔(126)が外嵌す
るようにしたので、プロテクタ(120)の取付位置の
位置決めがし易くなり、また、プロテクタ(120)の
取付位置の精度を高めることができる。
【0010】プロテクタ(120)の被取付部(12
5)またはベース部材(71)の外表面の一方に設けら
れる突起部(71a)が、ベース部材(71)の外表面
に設けられた動力源取付用のバーリングであるので、特
別に突起部(71a)を設ける必要がなく、例えば、プ
レス加工の工数を削減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態について説明する。各図は本発明の一実施の形
態を示している。図1〜図5に示すように、自動車の車
体10には後部開口12が開設され、後部開口12を開
閉するためのバックドア15が設けられている。後部開
口12の下縁部にはストライカ17が固設され、バック
ドア15には、ドアロック装置20が配設されている。
ドアロック装置20のロック本体21には、ラッチ部材
30が軸23により枢着され、ラッチ部材30には、ス
トライカ17に係脱可能な係合溝32が形成されてい
る。
【0012】ロック本体21には、ロッキングプレート
40が軸26により拘束位置と拘束解除位置とに揺動可
能に枢着されている。ロッキングプレート40は、ラッ
チ部材30に形成されたハーフラッチ係合部33または
フルラッチ係合部34に係脱可能な爪部42を有してい
る。拘束位置において、爪部42は、ハーフラッチ係合
部33またはフルラッチ係合部34に係合することによ
り、ラッチ部材30のオープン位置方向に向けての回動
を阻止するものである。
【0013】ロッキングプレート40は図示省略したば
ね部材により、ロッキングプレート40の爪部42がラ
ッチ部材30のハーフラッチ係合部33またはフルラッ
チ係合部34に係合する方向へ付勢されているととも
に、ラッチ部材30は同じく図示省略したばね部材によ
りオープン位置方向へ付勢されている。ロック本体21
には、ドアハンドルに連動するオープンレバー85が軸
27により支持されている。オープンレバー85には、
解錠位置ではロッキングプレート40の被押圧部43を
押し込んで、ロッキングプレート40を付勢力に抗して
拘束解除位置へ揺動可能にし、施錠位置ではロッキング
プレート40の被押圧部43近傍を通過するサブレバー
80が連結されている。ロック本体21には、キー操作
によりサブレバー80を施錠位置と解錠位置とに変位さ
せる施解錠レバー86が軸27により支持されている。
【0014】ラッチ部材30は、ストライカ17から離
脱したオープン位置と、係合溝32にストライカ17が
僅かに係合してロッキングプレート40の爪部42がハ
ーフラッチ係合部33に係合した図6および図9に示す
ハーフラッチ位置と、係合溝32にストライカ17が完
全に係合してロッキングプレート40の爪部42がフル
ラッチ係合部34に係合した図5に示すフルラッチ位置
とに回動可能に支持されている。ラッチ部材30にはス
イッチレバー38が一体的に固着され、スイッチレバー
38には被押動用のピン35が植設されている。スイッ
チレバー38を介してラッチ部材30がハーフラッチ位
置に回動したことを検出するための検出スイッチ36が
設けられている。
【0015】ロック本体21には、被押動用のピン35
を介してラッチ部材30をハーフラッチ位置からフルラ
ッチ位置さらには図8および図10に示すオーバートラ
ベル位置へ押し込むためのクローズレバー50が、軸2
8により回動可能に枢着されている。また、クローズレ
バー50は、引張ばね部材51により図5において時計
方向(被押動用のピン35から離間する方向)へ付勢さ
れている。クローズレバー50には、軸28を起点にし
て被押動用のピン35の方へ延びる一端部52と被押動
用のピン35とは反対の方向へ延びる他端部53とが形
成されている。ロック本体21には、後述する動力部7
0によってクローズレバー50を介してラッチ部材30
をハーフラッチ位置〜フルラッチ位置〜オーバートラベ
ル位置に強制的に回動するためのプッシュレバー60
が、同じく軸28により回動可能に支持されている。プ
ッシュレバー60は、軸28に巻着した巻ばね61によ
り図5において時計方向へ付勢されている。プッシュレ
バー60には軸28を起点にして互いに反対方向へ延び
る一端部65と他端部66とが形成されている。
【0016】図1〜図3に示すように、ロック本体21
には動力部70を支持するベース部材71が連結され、
動力部70はモータ72、減速機構73、および出力ピ
ニオン74を有して成る。ベース部材71には、セクタ
ギア91が軸98により回動可能に支持されている。セ
クタギア91の外周縁には、出力ピニオン74に噛合す
る歯部92が連設されている。セクタギア91には、プ
ッシュレバー60の一端部65に対向して、入力フラン
ジ95が形成されている。
【0017】プッシュレバー60の他端部66には、軸
101によりキャンセルレバー100が前進位置と後退
位置とに揺動可能に枢支されている。キャンセルレバー
100には、略半円断面形状の異形ピン105が植設さ
れている。キャンセルレバー100は、軸101に巻着
した巻ばね102により図5において反時計方向へ付勢
されている。異形ピン105は、キャンセルレバー10
0が前進位置に揺動すると動力伝達方向(異形ピン10
5がクローズレバー50の他端部53を押し込む方向)
に対して直交する方向から進出し、後退位置に揺動する
と前記直交する方向へ退避するものである。
【0018】オープンレバー85には、非作動位置から
作動位置に揺動して、キャンセルレバー100の揺動端
106を押し込んでキャンセルレバー100を後退位置
へ退避させるためのリリースレバー88が連結されてい
る。ロック本体21には、施解錠レバー86に連動する
連動レバー89が軸支されている。連動レバー89は、
キー操作によりリリースレバー88の押動端88aをキ
ャンセルレバー100の揺動端106に当接させない
で、揺動端106近傍を通過可能にするものである。
【0019】図1、図3、図11および、図12に示す
ように、クロージャー装置のベース部材71には、検知
スイッチ110および、プロテクタ120が設けられて
いる。
【0020】ベース部材71の外表面には、外側に切り
起こされた切起フランジ71bが形成されている。同じ
く、ベース部材71の外表面には切起フランジ71bに
隣接して、突起部71aが形成されている。突起部71
aは、動力源であるモータ72を取り付けるためのバー
リングにて構成されている。
【0021】切起フランジ71bには検知スイッチ11
0のスイッチ本体がビス止めされている。検知スイッチ
110は、クロージャー装置のセクタギア91の回動動
作を検出するものである。
【0022】検知スイッチ110を保護するためのプロ
テクタ120は、保護部121および被取付部125か
ら構成されている。保護部121は、検知スイッチ11
0を外方から覆うように略コ字形断面形状に形成されて
いて、天井部122と、一対の側壁部123とを有して
いる。
【0023】プロテクタ120の被取付部125が、一
方の側壁部123の下端部からベース部材71の外表面
に沿って延設されている。プロテクタ120の被取付部
125には、嵌合孔126が穿設されている。ベース部
材71に嵌合孔を設ける一方、他方のプロテクタ120
の被取付部125に突起部を設けてもよい。
【0024】前述のベース部材71の突起部71aは、
被取付部125の嵌合孔126が外嵌することで、プロ
テクタ120の位置決めに成っている。プロテクタ12
0の被取付部125とベース部材71とは、リベットで
止着されている。プロテクタ120の天井部122には
鍔部124が形成され、鍔部124が、検知スイッチ1
10のスイッチ片を跨いでセクタギア91の被検出端部
に上方から近接するように延ばされている。
【0025】次に、本実施の形態の作用を説明する。プ
ロテクタ120を装着した状態では、プロテクタ120
の保護部121が検知スイッチ110を外方から覆うよ
うにしているため、検知スイッチ120のスイッチ本体
やスイッチ片が、本装置の搬送時や組付時に他部品など
の外部に接触することがなく、変形や損傷に起因するス
イッチ本来の機能を損なうことがない。また、保護部1
21の鍔部124がスイッチ片を跨ぐようにしてセクタ
ギア91側に延ばされている上に、鍔部124の延設端
部がセクタギア91の被検出端部に上方から近接するよ
うに形成されているので、鍔部124の延設端部とセク
タギア91の被検出端部との間に例えば他部品が進入す
る隙間がなく、検知スイッチ110のスイッチ片が完全
に保護された形になる。
【0026】また、プロテクタ120に被取付部125
が形成されているので、特別な支持部材を設ける必要が
なく、部品点数が増えないとともに、プロテクタ120
を簡易にベース部材71の外表面に取り付けることがで
きる。
【0027】このとき、ベース部材71の突起部71a
に、プロテクタ120の被取付部125の嵌合孔126
が外嵌するようにしたので、プロテクタ120の取付位
置の位置決めがし易くなり、また、プロテクタ120の
取付位置の精度を高めることができ、さらに、突起部7
1aと嵌合孔126との嵌め合いによって、プロテクタ
120が所定の取付位置に維持されるので、特別な組付
治具などを不要にすることができる。
【0028】さらに、プロテクタ120の位置決めをす
るための突起部71aが、ベース部材71の外表面に設
けられたモータ取付用のバーリングであるので、ベース
部材71に特別に位置決め用の突起部を設ける必要がな
くなる。
【0029】次に本クロージャー装置の動作を説明す
る。ラッチ部材30がオープン位置にあるドア開扉状態
において、バックドアが閉じられて、ラッチ部材30が
ハーフラッチ位置(図6および図9に示す位置)を若干
越えた位置(図7に示す位置)に回動すると、スイッチ
レバー38が検出スイッチ36のスイッチ片に当接し
て、ラッチ部材30がハーフラッチ位置であることを検
出スイッチ36が検出して、モータ72が始動する。
【0030】モータ72が始動すると、減速機構73を
介して出力ピニオン74が回動し、出力ピニオン74に
噛合する歯部92が送り込まれて、セクタギア91が図
3において反時計方向へ回動し、セクタギア91の入力
フランジ95が、プッシュレバー60の一端部65を押
し込み、プッシュレバー60が巻ばね61の付勢力に抗
して図7において反時計方向へ回動する。このとき、キ
ャンセルレバー100は前進位置にあって、図7におい
て反時計方向へ揺動し、異形ピン105がクローズレバ
ー50の他端部53を押し込み、クローズレバー50が
引張ばね部材51の付勢力に抗して反時計方向へ回動
し、クローズレバー50の一端部52が被押動用のピン
35を押し込む。それにより、ラッチ部材30が図7に
おいて、時計方向へ回動し、ラッチ部材30がストライ
カ17を引き込む。
【0031】さらに、モータ72が回転すると、セクタ
ギア91が回転して、入力フランジ95が一端部65を
引き込んで、キャンセルレバー100の異形ピン105
を介してクローズレバー50が反時計方向へ回動する。
それにより、クローズレバー50が被押動用のピン35
をさらに押し込んで、ラッチ部材30がフルラッチ位置
に回動し、ロッキングプレート40の爪部42がフルラ
ッチ係合部34に係合して、ラッチ部材30は回動不能
にフルラッチ位置に拘束される。ラッチ部材30がフル
ラッチ位置からさらにオーバトラベル位置(図8および
図10に示す位置)に回動すると、それを検出スイッチ
37が検出して、モータ72が停止し、被押動用のピン
35が押し込まれなくなって、付勢力によりラッチ部材
30がフルラッチ位置に戻る。
【0032】図7に示すように、クローズレバー50が
ラッチ部材30をハーフラッチ位置からフルラッチ位置
に強制的に回動しているとき、バックドア15の下縁と
後部開口12の周縁部との間の隙間に物などが挟まれた
場合には、例えば、図外のドアハンドルを操作すればよ
い。ドアハンドルを操作すると、図4においてオープン
レバー85が反時計方向へ回動する。それにより、図4
においてリリースレバー88が左側へ押し出されるとと
もに、サブレバー80が右側へ押し出される。
【0033】リリースレバー88が左側へ押し出される
と、リリースレバー88の押動端がキャンセルレバー1
00の揺動端106を押し込み、キャンセルレバー10
0が前進位置から後退位置に揺動し、異形ピン105が
他端部53を押し込む方向とは直交する方向へ退避す
る。キャンセルレバー100が前進位置から退避位置に
揺動するとき、異形ピン105が他端部53からの摩擦
抵抗を受けるとともに、キャンセルレバー100の下孔
縁が軸101から摩擦抵抗を受けるが、キャンセルレバ
ー100の下孔縁の摩擦抵抗が生じる場所は、揺動中心
から極めて近いので、キャンセルレバー100が揺動す
る際の大きな抵抗にならず、また、異形ピン105の摩
擦抵抗も、異形ピン105が直交する方向へ退避するの
で、他端部53を押し込んだりしないためキャンセルレ
バー100が揺動する際の大きな抵抗にならない。
【0034】キャンセルレバー100が前進位置から後
退位置に揺動すると、プッシュレバー60からの動力が
クローズレバー50へ伝達されなくなり、被押動用のピ
ン35が押し込まれなくなる。また、サブレバー80が
右側へ押し出されると、サブレバー80がロッキングプ
レート40の被押圧部43を押し込み、ロッキングプレ
ート40が付勢力に抗して拘束位置から拘束解除位置に
揺動し、ロッキングプレート40の爪部42がラッチ部
材30のハーフラッチ係合部33に係合可能な位置から
退避する。
【0035】それにより、付勢力でラッチ部材30がハ
ーフラッチ位置からオープン位置に回動し、前述したよ
うに、キャンセルレバー100が揺動する際の抵抗も小
さいので、操作力も重くなく、クローズレバー50、そ
の他の動力部の構成部材の損傷を防止することができ
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、プロテク
タ120の保護部121がベース部材71の外表面に装
着された検知スイッチ110を外方から覆うようにして
いるため、検知スイッチ110のスイッチ本体やスイッ
チ片が他部品などの外部に接触することをなくすことが
でき、接触に起因する変形、損傷から検知スイッチを保
護することができ、検知スイッチ110の機能の損失を
なくし、不良品の発生を防止することができる。プロテ
クタ120に被取付部125が形成されているため、プ
ロテクタ120用の取付部材を特別に設ける必要がな
く、プロテクタ120を比較的簡易にベース部材の外表
面に取り付けることができる。
【0037】また、プロテクタの被取付部またはベース
部材の外表面の一方の突起部に、被取付部または前記ベ
ース部材の外表面の他方の嵌合孔が外嵌するようにした
ので、プロテクタを取り付ける際の位置決めがし易くな
り、また、取付位置の精度を高めることができる。
【0038】さらに、プロテクタの被取付部またはベー
ス部材の外表面の一方に設けられる突起部が、ベース部
材の外表面に設けられた動力源取付用のバーリングであ
るので、特別に突起部を設ける必要がなく、例えば、ベ
ース部材の加工工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置を取り付けた状態の要部側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置の平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置の部分平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置の部分正面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置の作用説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置の作用説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のクロ
ージャー装置の作用説明図である。
【図9】図6に対応させて要部を抜き出して示した作用
説明図である。
【図10】図8に対応させて要部を抜き出して示した作
用説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のク
ロージャー装置の側面図である。
【図12】本発明の一実施の形態を示す自動車用扉のク
ロージャー装置のプロテクタの取付状態説明図である。
【符号の説明】
10…車体 15…バックドア 17…ストライカ 20…ドアロック装置 21…ロック本体 30…ラッチ部材 40…ロッキングプレート 50…クローズレバー 60…プッシュレバー 70…動力部 71…ベース部材 71a…突起部 80…サブレバー 85…オープンレバー 88…リリースレバー 88a…リリースレバーの押動端 89…連動レバー 91…セクタギア 100…キャンセルレバー 105…異形ピン 106…キャンセルレバーの揺動端 110…検知スイッチ 120…プロテクタ 121…保護部 122…天井部 123…側壁部 124…鍔部 125…被取付部 126…嵌合孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉の周縁部または扉開口の周縁部の一方に
    ストライカが配される一方、他方の周縁部に前記ストラ
    イカに係脱するロック装置が配されており、前記ストラ
    イカまたは前記ロック装置の一方を動力により強制的に
    作動させて、半閉扉状態の扉を完全に閉扉するようにし
    た自動車用扉のクロージャー装置において、 前記クロージャー装置は、ベース部材、検知スイッチお
    よび、プロテクタを備え、 前記検知スイッチは、前記ベース部材の外表面に装着さ
    れていて、前記クロージャー装置の作動を検出し、 前記プロテクタは、保護部および、被取付部を有し、 前記保護部は、前記検知スイッチを外方から覆うように
    略コ字形断面形状に形成されており、天井部と側壁部と
    を有し、 前記被取付部は、前記側壁部から前記ベース部材の外表
    面に沿って延設されており、 前記被取付部または、前記ベース部材の外表面の一方は
    突起部を有し、前記被取付部または、前記ベース部材の
    外表面の他方は、前記突起部に外嵌する嵌合孔を有して
    おり、 前記突起部は、前記ベース部材の外表面に設けられた、
    動力源取付用のバーリングであることを特徴とする自動
    車用扉のクロージャー装置。
  2. 【請求項2】前記検知スイッチは被検出端部の作動を検
    出するものであり、 前記天井部は、前記検知スイッチのスイッチ片を保護す
    るための鍔部を備え、 前記鍔部は、前記検知スイッチのスイッチ片を跨いで前
    記被検出端部に上方から近接するように延ばされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用扉のクロー
    ジャー装置。
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