JP3501880B2 - 半導体集積回路装置の製造方法および半導体ウエハ - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法および半導体ウエハ

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JP3501880B2 JP19722795A JP19722795A JP3501880B2 JP 3501880 B2 JP3501880 B2 JP 3501880B2 JP 19722795 A JP19722795 A JP 19722795A JP 19722795 A JP19722795 A JP 19722795A JP 3501880 B2 JP3501880 B2 JP 3501880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
製造技術に関し、特に、高抵抗負荷型のメモリセルを備
えたSRAM(Static Random Access Memory) を有する
半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置としてのSRAMは、ワ
ード線と一対の相補性データ線との交差部に、フリップ
フロップ回路と2個の転送用MISFET(Metal Insul
ator Semiconductor Field Effect Transistor) とで構
成されたメモリセルを備えている。
【0003】上記フリップフロップ回路は、一例として
2個の駆動用MISFETと2個の高抵抗負荷素子とで
構成され、1ビットの情報を記憶する。2個の駆動用M
ISFETのそれぞれのゲート電極は、他方の駆動用M
ISFETのドレイン領域に接続され、それぞれのソー
ス領域は接地電位(GND)に固定される。2個の高抵
抗負荷素子のそれぞれの一端は、駆動用MISFETの
ドレイン領域に接続され、他端には電源電圧(Vcc)が
印加される。
【0004】一方の駆動用MISFETのドレイン領域
には、一方の転送用MISFETのソース領域が接続さ
れ、他方の駆動用MISFETのドレイン領域には、他
方の転送用MISFETのソース領域が接続される。2
個の転送用MISFETのそれぞれのドレイン領域には
相補性データ線が接続され、それぞれのゲート電極には
ワード線が接続される。
【0005】上記のような高抵抗負荷型のメモリセルを
備えたSRAMについては、例えば特開昭63−166
58号公報に記載がある。この公報に記載されたSRA
Mのメモリセルは、駆動用MISFETおよび転送用M
ISFETのそれぞれのゲート電極とワード線とを第1
層目の多結晶シリコン膜で構成し、高抵抗負荷素子を第
2層目の多結晶シリコン膜で構成している。そして、駆
動用MISFETのソース領域を接地電位に固定するた
めの接地電圧線を第3層目の多結晶シリコン膜で構成
し、データ線を接地電圧線の上層に形成したアルミニウ
ム(Al)配線で構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した高抵抗負荷型
のメモリセルを備えたSRAMは、メモリセルのサイズ
を縮小していくと、メモリセル内の2個の高抵抗負荷素
子の形状を同一にすることが困難となる。そのため、2
個の高抵抗負荷素子に流れる電流の特性がばらつき、メ
モリセルの特性が劣化する。
【0007】また、前記高抵抗負荷型のメモリセルに
は、高抵抗負荷素子をチャネル、その両側の低抵抗部を
ソース、ドレイン、高抵抗負荷素子の上層の導電層をゲ
ート電極とする寄生のMOSFETが形成される。その
ため、メモリセルのサイズを縮小していくと、上層の導
電層が高抵抗負荷素子に及ぼす寄生ゲートの影響が大き
くなり、これによって高抵抗負荷素子の電流特性が変動
するためにメモリセルの特性が劣化する。
【0008】これらの問題を改善する方法としては、例
えばウエハ状態で動作可能な良品チップ内のスタンバイ
電流特性をメモリテスタを使って測定し、その解析結果
をウエハプロセスや設計プロセスにフィードバックする
ことによって、2個の高抵抗負荷素子の電流特性を合わ
せ込むことが考えられる。
【0009】しかし、この方法は間接的な高抵抗特性で
あり、メモリセルがより微細化されていくと、メモリセ
ル部以外でのMOSトランジスタのリーク電流等も含ま
れる様になり、メモリテスタを使っての高抵抗特性を精
度良く測定することは次第に困難となる。そのため、2
個の高抵抗負荷素子の電流特性の合わせ込みを行うこと
も困難となり、メモリセル特性のばらつきが大きくなっ
てSRAMの性能や製造歩留まりの低下が懸念される。
【0010】本発明の目的は、SRAMのメモリセルを
構成する高抵抗負荷素子の電流特性を高精度に測定する
ことのできる技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、SRAMのメモリセ
ルを構成する高抵抗負荷素子に及ぼす寄生ゲートの影響
を高精度に測定することのできる技術を提供することに
ある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0014】(1)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、ワード線と一対の相補性データ線との交差部に
配置された2個の駆動用MISFETおよび2個の高抵
抗負荷素子からなるフリップフロップ回路と2個の転送
用MISFETとでメモリセルを構成したSRAMが形
成された半導体ウエハの一部に、前記2個の高抵抗負荷
素子と同一の形状で構成された2個のダミーの高抵抗負
荷素子を複数組備え、前記それぞれの組のダミーの高抵
抗負荷素子の一方が配線を介して並列に接続された第1
のTEGパターンと、前記2個の高抵抗負荷素子と同一
の形状で構成された2個のダミーの高抵抗負荷素子を複
数組備え、前記それぞれの組のダミーの高抵抗負荷素子
の他方が配線を介して並列に接続された第2のTEGパ
ターンとを形成し、前記第1のTEGパターンに形成さ
れた前記ダミーの高抵抗負荷素子の一方の電流特性と、
前記第2のTEGパターンに形成された前記ダミーの高
抵抗負荷素子の他方の電流特性とを個別に測定する工程
を有している。
【0015】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記第1および第2のTEGパターンに形成さ
れた前記ダミーの高抵抗負荷素子のそれぞれの上層に、
前記メモリセルの高抵抗負荷素子の上層に形成された導
電層と同一の導電層を形成するものである。
【0016】
【作用】上記した手段(1)によれば、第1のTEGパ
ターンに形成されたダミーの高抵抗負荷素子の電流特性
を測定することにより、メモリセルの一方の高抵抗負荷
素子の電流特性が判り、第2のTEGパターンに形成さ
れたダミーの高抵抗負荷素子の電流特性を測定すること
により、メモリセルの他方の高抵抗負荷素子の電流特性
が判る。
【0017】上記した手段(2)によれば、第1のTE
Gパターンに形成されたダミーの高抵抗負荷素子の電流
特性を測定することにより、メモリセルの一方の高抵抗
負荷素子の電流特性に及ぼす上層の導電層の寄生ゲート
の影響が判り、第2のTEGパターンに形成されたダミ
ーの高抵抗負荷素子の電流特性を測定することにより、
メモリセルの他方の高抵抗負荷素子の電流特性に及ぼす
上層の導電層の寄生ゲートの影響が判る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例であるSRAM
のメモリセルを示す等価回路図である。図示のように、
このSRAMのメモリセルは、一対の相補性データ線
(データ線DL、データ線バーDL)とワード線WLと
の交差部に配置されたフリップフロップ回路と2個の転
送用MISFETQt1,Qt2 とで構成されている。
【0020】フリップフロップ回路は、2個の駆動用M
ISFETQd1,Qd2 と2個の高抵抗負荷素子R1,R
2 とからなる一対のインバータ回路を交差結合した構成
になっている。すなわち、2個の駆動用MISFETQ
1,Qd2 のそれぞれのゲート電極は、他方の駆動用M
ISFETQd1,Qd2 のドレイン領域に接続され、そ
れぞれのドレイン領域には高抵抗負荷素子R1,R2 の一
端が接続される。駆動用MISFETQd1,Qd2 のそ
れぞれのソース領域は接地電位(GND)に固定され、
高抵抗負荷素子R1,R2 の他端には電源電圧(Vcc)が
印加される。
【0021】上記フリップフロップ回路の一方の入出力
端子(駆動用MISFETQd1 のドレイン領域)は転
送用MISFETQt1 のソース領域に接続され、他方
の入出力端子(駆動用MISFETQd2 のドレイン領
域)は転送用MISFETQt2 のソース領域に接続さ
れている。転送用MISFETQt1 のドレイン領域に
はデータ線DLが接続され、転送用MISFETQt2
のドレイン領域にはデータ線バーDLが接続されてい
る。
【0022】特に限定はされないが、本実施例のSRA
Mのメモリセルは、駆動用MISFETQd1,Qd2
ゲート電極、転送用MISFETQt1,Qt2 のゲート
電極およびワード線WLのそれぞれを第1層目の多結晶
シリコン膜(または多結晶シリコン膜と高融点金属シリ
サイド膜とを積層したポリサイド膜)で構成し、高抵抗
負荷素子R1,R2 を第2層目の多結晶シリコン膜で構成
している。そして、駆動用MISFETQd1,Qd2
ソース領域を接地電位に固定するための接地電圧線を第
3層目の多結晶シリコン膜(またはポリサイド膜)で構
成し、相補性データ線(データ線DL、データ線バーD
L)を接地電圧線の上層に形成したアルミニウム(A
l)配線で構成している。
【0023】図2(a)は、上記高抵抗負荷素子R1,R
2 の4ビット分を示す平面図、同図(b)は、高抵抗負
荷素子R1,R2 の1ビット分を示す拡大平面図である。
【0024】図示のように、本実施例のSRAMのメモ
リセルは、その占有面積が最小限となるように設計され
ているために、2個の高抵抗負荷素子R1,R2 の形状が
互いに異なっている。すなわち、その高抵抗負荷素子R
1 は直線状のパターンで形成され、高抵抗負荷素子R2
は「く」の字状のパターンで形成されている。
【0025】高抵抗負荷素子R1,R2 のそれぞれの両端
には、低抵抗部1a,1bが形成されている。低抵抗部
1a,1bは、高抵抗負荷素子R1,R2 と同じく第2層
目の多結晶シリコン膜で構成され、高抵抗負荷素子R1,
2 を構成する多結晶シリコン膜に比べて高濃度の不純
物(例えばリン)が導入されている。
【0026】一方の高抵抗負荷素子R1 は、低抵抗部1
aを介して駆動用MISFETQd2 のゲート電極に接
続され、かつ駆動用MISFETQd1 のドレイン領域
に接続されている。他方の高抵抗負荷素子R2 は、低抵
抗部1aを介して駆動用MISFETQd1 のゲート電
極に接続され、かつ駆動用MISFETQd2 のドレイ
ン領域に接続されている。高抵抗負荷素子R1,R2
は、低抵抗部1bを通じて回路の電源電圧(Vcc) が印
加される。高抵抗負荷素子R1,R2 および低抵抗部1
a,1bの上層には、駆動用MISFETQd1,Qd2
のそれぞれのソース領域に接続された接地電圧線3Aが
高抵抗負荷素子R1,R2 および低抵抗部1a,1bを覆
うように配置されている。
【0027】図3は、本実施例の第1のTEGパターン
(TEG1)を示す平面図、図4は、このTEGパター
ン(TEG1)内に配置されたダミーの高抵抗負荷素子
DR1,DR2 の各4個分を示す拡大平面図である。
【0028】図4に示すように、ダミーの高抵抗負荷素
子DR1 は、前述したメモリセルの高抵抗負荷素子R1
と同一の形状、同一のサイズで構成されており、ダミー
の高抵抗負荷素子DR2 は、メモリセルの高抵抗負荷素
子R2 と同一の形状、同一のサイズで構成されている。
すなわち、ダミーの高抵抗負荷素子DR1 は、メモリセ
ルの高抵抗負荷素子R1 と同じ直線状のパターンで形成
され、ダミーの高抵抗負荷素子DR2 は、メモリセルの
高抵抗負荷素子R2 と同じ「く」の字状のパターンで形
成されている。ダミーの高抵抗負荷素子DR1,DR
2 は、メモリセルの高抵抗負荷素子R1,R2 と同じ第2
層目の多結晶シリコン膜で構成されている。
【0029】上記ダミーの高抵抗負荷素子DR1,DR2
のそれぞれの両端には、低抵抗部2a,2bが形成され
ている。この低抵抗部2a,2bは、前述したメモリセ
ルの低抵抗部1a,1bと同じ第2層目の多結晶シリコ
ン膜で構成され、ダミーの高抵抗負荷素子DR1,DR2
を構成する多結晶シリコン膜に比べて高濃度の不純物
(例えばリン)が導入されている。
【0030】上記ダミーの高抵抗負荷素子DR1,DR2
および低抵抗部2a,2bの上層には、導電層3Bが形
成されている。この導電層3Bは、前述したメモリセル
の接地電圧線3Aと同一の形状、同一のサイズで構成さ
れ、かつ接地電圧線3Aと同じ第3層目の多結晶シリコ
ン膜(またはポリサイド膜)で構成されている。
【0031】図3に示すように、第1のTEGパターン
(TEG1)は、上記ダミーの高抵抗負荷素子DR1,D
2 をマトリクス状に多数個(例えば1000個程度)
配置した構成になっている。ダミーの高抵抗負荷素子D
1,DR2 は、ダミーの高抵抗負荷素子DR1 の低抵抗
部2aに接続された配線4Aと、低抵抗部2bに接続さ
れた配線5とを介して並列に接続されている。配線4
A,5は、低抵抗部2a,2bと同じ第2層目の多結晶
シリコン膜で構成されており、配線4Aの一端にはパッ
ド(P1)が接続され、配線5の一端にはパッド(P
2)が接続されている。ダミーの高抵抗負荷素子DR1,
DR2 および低抵抗部2a,2bの上層に形成された導
電層3Bには、この導電層3Bと同じ第3層目の多結晶
シリコン膜(またはポリサイド膜)で構成された配線6
が接続されており、この配線6の一端にはパッド(P
3)が接続されている。パッド(P1〜P3)は、メモ
リセルの相補性データ線と同層のAl配線で構成されて
いる。
【0032】図5は、本実施例の第2のTEGパターン
(TEG2)を示す平面図、図6は、このTEGパター
ン(TEG2)に形成されたダミーの高抵抗負荷素子D
1,DR2 の各4個分を示す拡大平面図である。
【0033】前記第1のTEGパターン(TEG1)
は、ダミーの高抵抗負荷素子DR1,DR2 のそれぞれ
が、ダミーの高抵抗負荷素子DR1 の低抵抗部2aに接
続された配線4Aと低抵抗部2bに接続された配線5と
を介して並列に接続されている。
【0034】これに対し、第2のTEGパターン(TE
G2)は、ダミーの高抵抗負荷素子DR1,DR2 のそれ
ぞれが、ダミーの高抵抗負荷素子DR2 の低抵抗部2a
に接続された配線4Bと低抵抗部2bに接続された配線
5とを介して並列に接続されている。
【0035】配線4Bは、配線4Aと同じ第2層目の多
結晶シリコン膜で構成されており、その一端にはパッド
(P4)が接続されている。また、配線5の一端にはパ
ッド(P5)が接続され、上層の導電層3Bに接続され
た配線6の一端にはパッド(P6)が接続されている。
パッド(P4〜P5)は、前記パッド(P1〜P3)と
同層のAl配線で構成されている。
【0036】上記のように構成された第1のTEGパタ
ーン(TEG1)および第2のTEGパターン(TEG
2)のそれぞれは、前記SRAMが形成された半導体ウ
エハの一部、例えばスクライブ領域に配置されている。
【0037】このように、本実施例のSRAMは、半導
体ウエハのスクライブ領域に、メモリセルの高抵抗負荷
素子R1,R2 と同一の形状、同一の寸法で構成されたダ
ミーの高抵抗負荷素子DR1,DR2 を含む第1のTEG
パターン(TEG1)および第2のTEGパターン(T
EG2)を形成したので、これらのTEGパターン(T
EG1およびTEG2)を使ってメモリセルの高抵抗負
荷素子R1,R2 の電流特性を測定することができる。
【0038】具体的には、前記図3に示す第1のTEG
パターン(TEG1)のパッド(P3)をオープン、パ
ッド(P2)をソース、パッド(P1)をドレインと
し、パッド(P2)に印加する電圧を変化させてダミー
の高抵抗負荷素子DR1 の電流特性を測定すれば、メモ
リセルの高抵抗負荷素子R1 の電流特性が判る。また、
前記図5に示す第2のTEGパターン(TEG2)のパ
ッド(P6)をオープン、パッド(P5)をソース、パ
ッド(P4)をドレインとし、パッド(P5)に印加す
る電圧を変化させてダミーの高抵抗負荷素子DR2 の電
流特性を測定すれば、メモリセルの高抵抗負荷素子R2
の電流特性が判る。
【0039】また、本実施例の第1のTEGパターン
(TEG1)および第2のTEGパターン(TEG2)
のそれぞれには、メモリセルの高抵抗負荷素子R1,R2
を覆う接地電圧線3Aと同一の形状、同一のサイズで構
成された導電層3Bが形成されている。
【0040】そこで、第1のTEGパターン(TEG
1)のパッド(P3)をゲート、パッド(P2)をソー
ス、パッド(P1)をドレインとし、パッド(P2)に
印加する電圧をVccにし、パッド(P3)に印加する
電圧を変化させてダミーの高抵抗負荷素子DR1 の電流
特性を測定すれば、メモリセルの高抵抗負荷素子R1
電流特性に及ぼす接地電圧線3Aの寄生ゲートの影響が
判る。また、第2のTEGパターン(TEG2)のパッ
ド(P6)をゲート、パッド(P5)をソース、パッド
(P4)をドレインとし、パッド(P5)に印加する電
圧をVccにし、パッド(P6)に印加する電圧を変化
させてダミーの高抵抗負荷素子DR2 の電流特性を測定
すれば、メモリセルの高抵抗負荷素子R2 の電流特性に
及ぼす接地電圧線3Aの寄生ゲートの影響が判る。
【0041】従って、これらの解析結果をウエハプロセ
スや設計プロセスにフィードバックすることにより、2
個の高抵抗負荷素子R1,R2 の電流特性を高精度に合わ
せ込むことが可能となるので、メモリセルを微細化した
場合でもメモリセル特性のばらつきを低減することがで
き、SRAMの信頼性や製造歩留まりを向上させること
ができる。
【0042】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0043】前記実施例では、多結晶シリコン三層、A
l一層でメモリセルを構成したSRAMに適用した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
メモリセルのフリップフロップ回路を2個の駆動用MI
SFETと2個の高抵抗負荷素子とで構成したSRAM
を有する半導体集積回路装置に広く適用することができ
る。
【0044】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0045】(1)本発明によれば、TEGパターンに
形成されたダミーの高抵抗負荷素子の電流特性を測定す
ることにより、メモリセルの高抵抗負荷素子の電流特性
を高精度に測定することができる。
【0046】(2)本発明によれば、TEGパターンに
形成されたダミーの高抵抗負荷素子の電流特性を測定す
ることにより、メモリセルの高抵抗負荷素子の電流特性
に及ぼす上層の導電層の寄生ゲートの影響を高精度に測
定することができる。
【0047】(3)上記(1)および(2)により、メ
モリセルの2個の高抵抗負荷素子の電流特性を高精度に
合わせ込むことが可能となるので、メモリセルを微細化
した場合でもメモリセル特性のばらつきを低減すること
ができ、SRAMの信頼性や製造歩留まりを向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSRAMのメモリセルを示す等価回路
図である。
【図2】(a)は、高抵抗負荷素子の4ビット分を示す
平面図、(b)は、高抵抗負荷素子の1ビット分を示す
拡大平面図である。
【図3】本発明の第1のTEGパターンを示す平面図で
ある。
【図4】本発明の第1のTEGパターン内に配置された
ダミーの高抵抗負荷素子の各4個分を示す拡大平面図で
ある。
【図5】本発明の第2のTEGパターンを示す平面図で
ある。
【図6】本発明の第2のTEGパターン内に配置された
ダミーの高抵抗負荷素子の各4個分を示す拡大平面図で
ある。
【符号の説明】
1a 低抵抗部 1b 低抵抗部 2a 低抵抗部 2b 低抵抗部 3A 接地電圧線 3B 導電層 4A 配線 4B 配線 5 配線 6 配線 DL データ線 バーDL データ線 DR1,DR2 ダミーの高抵抗負荷素子 P1〜P6 パッド Qd1 駆動用MISFET Qd2 駆動用MISFET Qt1 転送用MISFET Qt2 転送用MISFET R1,R2 高抵抗負荷素子 WL ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 幸博 北海道亀田郡七飯町字中島145番地 日 立北海セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 川島 行雄 北海道亀田郡七飯町字中島145番地 日 立北海セミコンダクタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−36803(JP,A) 特開 平7−7064(JP,A) 特開 昭63−16658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 H01L 27/10 371

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線と一対の相補性データ線との交
    差部に配置された2個の駆動用MISFETおよび2個
    の高抵抗負荷素子からなるフリップフロップ回路と2個
    の転送用MISFETとでメモリセルを構成したSRA
    Mを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、前
    記SRAMを形成した半導体ウエハの一部に、前記2個
    の高抵抗負荷素子と同一の形状で構成された2個のダミ
    ーの高抵抗負荷素子を複数組備え、前記それぞれの組の
    ダミーの高抵抗負荷素子の一方が配線を介して並列に接
    続された第1のTEGパターンと、前記2個の高抵抗負
    荷素子と同一の形状で構成された2個のダミーの高抵抗
    負荷素子を複数組備え、前記それぞれの組のダミーの高
    抵抗負荷素子の他方が配線を介して並列に接続された第
    2のTEGパターンとを形成し、前記第1のTEGパタ
    ーンに形成された前記ダミーの高抵抗負荷素子の一方の
    電流特性と、前記第2のTEGパターンに形成された前
    記ダミーの高抵抗負荷素子の他方の電流特性とを個別に
    測定する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記第1および第2のTEGパターン
    に形成された前記ダミーの高抵抗負荷素子のそれぞれの
    上層に、前記メモリセルの高抵抗負荷素子の上層に形成
    された導電層と同一の形状で構成された導電層を形成す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記第1および第2のTEGパターン
    に形成された前記ダミーの高抵抗負荷素子のそれぞれの
    下層に、前記メモリセルの高抵抗負荷素子の下層に形成
    された導電層と同一の形状で構成された導電層を形成す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 ワード線と一対の相補性データ線との交
    差部に配置された2個の駆動用MISFETおよび2個
    の高抵抗負荷素子からなるフリップフロップ回路と2個
    の転送用MISFETとでメモリセルを構成したSRA
    Mと、前記2個の高抵抗負荷素子と同一の形状で構成さ
    れた2個のダミーの高抵抗負荷素子を複数組備え、前記
    それぞれの組のダミーの高抵抗負荷素子の一方が配線を
    介して並列に接続された第1のTEGパターンと、前記
    2個の高抵抗負荷素子と同一の形状で構成された2個の
    ダミーの高抵抗負荷素子を複数組備え、前記それぞれの
    組のダミーの高抵抗負荷素子の他方が配線を介して並列
    に接続された第2のTEGパターンとを形成したことを
    特徴とする半導体ウエハ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体ウエハであって、
    前記第1および第2のTEGパターンに形成された前記
    ダミーの高抵抗負荷素子のそれぞれの上層に、前記メモ
    リセルの高抵抗負荷素子の上層に形成された導電層と同
    一の形状で構成された導電層を形成したことを特徴とす
    る半導体ウエハ。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の半導体ウエハで
    あって、前記第1および第2のTEGパターンをスクラ
    イブ領域に配置したことを特徴とする半導体ウエハ。
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