JP3498271B2 - 熱ローラタイプ定着器用の温度コントローラを備えた画像記録装置 - Google Patents

熱ローラタイプ定着器用の温度コントローラを備えた画像記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、熱ローラタイプの定
着器において、ホットオフセットや定着アンダなどの不
具合が生じない温度コントローラを備えた画像記録装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、熱ローラ定着において、定着
ローラの小サイズ通紙部相当部分を、加熱するヒータ1
(その電力W1)と定着ローラーの小サイズ非通紙部相
当部分を加熱するヒータ2(その電力W2)の2つのヒ
ータを用いることにより、定着ローラの温度分布をなる
べく均一にする方法がある(W1+W2の値は一定値以
下に制限されている)。 【0003】即ち2つのヒータは、それぞれの発熱部に
相当する位置のローラ温度を検知することにより制御さ
れており、通常は、2つのヒータをコントロールする温
度は同一である。小サイズ通紙時には、ヒータ1はロー
ラー温度が低下するのでON状態が続くが、ヒータ2は
非通紙部のローラ温度が低下しないため、ON/OFF
状態になる。このため、コピー中、W2の電力は有効に
使われているとは言えない。しかしながらヒータ2をヒ
ータ1と同じくONし続けると通紙部の温度低下は低減
されるが、2本のヒータにした意味が無くなり、非通紙
部のローラ温度が異常に高くなるため部品が劣化した
り、小サイズコピー後の大サイズコピーで、微小のトナ
ーが熱ローラ表面に付着するいわゆるホットオフセット
現象が起こってしまう。 【0004】また、定着ローラの温度検知として非接触
型温度センサを用いた定着器においては、定着器が冷え
た状態からヒータをONしウォーミングアップした直後
と、定着器が温まっている場合とでは、ローラ表面温度
TRとセンサ検知温度TSとの差TRーTS=ΔTの値
が異なるため、同じ設定温度で温度コントロールした場
合ローラー表面温度は図1のようになる(ウォーミング
アップ直後はセンサー周囲温度が十分温まっていないの
でΔTが大きい)。即ち、ウォームアップ直後のローラ
温度が極めて高くなり、ローラ寿命低下、ホットオフセ
ットなどが、生じることがある。またコピーが行なわれ
た場合(ローラが回転した場合)とスタンバイ時(ロー
ラが停止している場合)とでは、同じ時間が経過しても
センサ周囲の温まり方が異なるので、ローラの回転の有
無などを考慮しないと狙いのローラー温度に制御するこ
とが難しい。 【0005】さらにまた、熱ローラ定着において、ヒー
タ発熱部より短い幅の紙を連続コピー中に温度切り替え
をしない場合には、図2(a)に示す通りヒータ発熱部
で且つ非通紙部の温度が上昇し、ホットオフセットの発
生やローラ寿命の低下などの不具合が発生する。定着ロ
ーラのヒータ発熱部で、且つ非通紙部の温度上昇を抑え
る手段として次のことが提案されている。特開昭60-247
277号では、コピー開始から一定枚数コピー後、逐次定
着ローラ設定温度を低い方に順次切り替える。また、実
開昭63-105169号では、コピー開始から一定時間後、定
着ローラ設定温度を低い温度に切り替える。しかし、特
開昭60-247277号の提案は、熱供給量が一定値と仮定し
た場合の見込み制御でありホットオフセットや定着アン
ダは発生しないこともあるが、例えば電源電圧が低めの
場合、図2(b)に示すように定着アンダとなってしま
うことも有りうる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の不具
合点に着目し、なされたものであり、定着ローラの温度
検知として、非接触温度センサを用いた熱ローラタイプ
の定着器において、定着ローラの表面温度を精度よくコ
ントロールできる熱ローラタイプ定着器用の温度コント
ローラを備えた画像記録装置の提供にある。 【0007】 【0008】 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的は、次の手
により達成される。 【0010】 ヒータを内蔵する定着ローラと、この定
着ローラと圧接し協同回転する圧接ローラと、この定着
ローラ外周面の温度検知を行なう近接して非接触な温度
センサ、とを用いた熱ローラタイプ定着器用の温度コン
トローラを備えた画像記録装置において、ヒータをON
/OFFする複数の制御温度と、メインスイッチON時
の前記制御温度を変化させる設定温度を有し、前記温度
コントローラはメインスイッチONによるヒータON時
の検知温度が前記設定温度以下の場合は、制御温度を最
も低い制御温度にし、ついで、ウォームアップ完了から
の経過時間及び/又は定着ローラ回転時間を検知し、そ
の検知結果に基づき制御温度を更に高い温度につぎつぎ
と最も高い制御温度まで切り替え、メインスイッチON
によるヒータON時の検知温度が前記設定温度以下でな
い場合は制御温度を最も高い制御温度にするものである
ことを特徴とする熱ローラタイプ定着器用の温度コント
ローラを備えた画像記録装置。 【0011】 【0012】 【0013】 【作用】メインスイッチONによるヒータON前の検知
温度、ウォームアップ完了からの経過時間、定着ローラ
回転時間(コピー枚数)等を検知し、その検知結果に基
づいて、ヒータをON/OFFするコントロール制御温
度を複数通りに変化させる、温度コントローラ(制御
部)を備えた画像記録装置であり、ウォームアップ後の
経過時間や、その時点における温度センサによって検出
される定着ローラ表面温度に応じて定着ローラの制御温
度を適切に切り替えており、ホットオフセットや定着ア
ンダを起こさない温度コントロールを行なっている。 【0014】 【0015】 【0016】 【実施例】本発明による画像記録装置の実施例1を図3
ないし図7によって説明する。 【0017】図3は本発明による画像記録装置の要部を
示したもので、感光体ドラム1は矢示方向に回転しつつ
帯電器2により感光体の外周に電位が与えられ、さらに
露光部3における原稿画像の投影により潜像が形成され
る。 【0018】前記の潜像は現像器4によって顕像化され
てトナー像とされ、転写器5において、給紙カセット6
から給紙されタイミングローラ7によりトナー像と合致
するように、記録紙上に転写される。トナー像の転写を
受けた記録紙は、分離器8により感光体1の周面から分
離し、搬送ベルト9の上を通って後述する熱ローラ定着
装置10に搬送され、トナー像の加熱定着処理を受けて
画像形成物として出力される。 【0019】記録紙に対するトナー像転写後の感光体
は、クリーニング装置(図示せず)により残りトナーの
除去を受けてクリーニングされて繰り返し作像に供され
る。 【0020】本実施例の画像記録装置においては、記録
紙は片側搬送基準で装置内を給搬送される。 【0021】図4は、図3に示す前記の熱ローラ定着装
置10の拡大図である。前記定着装置10内の12は、
ヒータA14およびヒータB15を内蔵し、ローラの表
面にふっ素樹脂またはシリコンゴム等の離形性材料の層
を被覆したもので、転写材である記録紙上のトナー像を
溶融定着する加熱ローラである定着ローラ、13は加熱
手段を内蔵しないローラ表面にシリコンゴムなどを被覆
して定着ローラ12に圧接しながら協同回転する圧接ロ
ーラである。また図5に示すとおり、ヒータAは定着ロ
ーラ内にローラ軸に平行に設けられたハロゲンランプな
どからなる小サイズ通紙部に発熱部を持つヒータであ
り、ヒータBは同じく定着ローラ内にヒータAと共に設
けられ、小サイズ非通紙部に発熱部を持つハロゲンラン
プなどから成るヒータである。18は記録紙の定着ロー
ラ周面への巻き付きを防止する分離爪、20は画像記録
装置本体内に設けられた制御部である。21Aおよび2
1Bは、それぞれヒータAとヒータBの位置に対応する
定着ローラ12の表面温度を検出するための例えばサー
ミスタなどから成る温度検知手段である温度センサであ
り、定着ローラ12の外周面上もしくは外周面から少し
離間させて設けてある。22はコピーボタン、23は記
録紙サイズやコピー枚数等を入力するための例えばテン
キ等の入力キー、24および25はそれぞれヒータAと
ヒータBに電力の供給と制御部20の制御により電力供
給をON/OFFするヒータ電源である。 【0022】次に実施例1の温度制御のシーケンスを図
6のフローチャートおよび図7に示すローラ表面温度の
制御状態を表わす図に基づいて説明する。 【0023】まず、ヒータA、Bそれぞれの制御温度T
a、Tbを同じ規定温度T1に予め設定しておく(ステ
ップ1)。図示しないメインスイッチをONして電源を
いれると、制御部はヒータ電源24、25を介してヒー
タA、BをONとし、定着ローラ12を内部より加熱し
定着ローラの外周表面温度が上昇しコピー時の制御温度
より低温の規定温度T1に達すると温度センサ21A、
21Bの温度信号により制御部20はヒータA、BをO
FFし、ウォームアップを完了し以後コピースタートま
でこの規定温度で制御される。ウォームアップ完了の
後、コピースタートボタンを押し(ステップ2)、使用
される記録紙サイズ幅が判定され(ステップ3)、A4
幅以下の場合は(ステップ4)、ヒータAの制御温度T
aを規定温度T2に、またヒータBの制御温度Tbを規
定温度T2より高い規定温度T3(T2<T3)にそれ
ぞれ設定し直され(ステップ4)コピーをおこなう。コ
ピーが終了すると(ステップ5)、ヒータAおよびヒー
タBの制御温度TaおよびTbはいずれもウォームアッ
プ時の規定温度T1に設定し直される(ステップ6)。
一方、使用される記録紙サイズ幅がA4幅以上の場合
(ステップ7)は、ヒータAおよびヒータBの制御温度
Ta、Tb共に規定温度T2に設定し直され(ステップ
4)コピーをおこなう。コピーが終了すると(ステップ
8)、上記のとおりヒータAおよびヒータBの制御温度
TaおよびTbはいずれもウォームアップ時の規定温度
T1に設定し直される。なお、ヒータAおよびヒータB
のON/OFF制御は、温度センサ21A、21Bによ
る検知温度が、制御温度未満の場合は、ヒータON、制
御温度以上の場合は、ヒータOFFになるようにいずれ
も独立に制御される。 【0024】この実施例1によって、非通紙部の異常な
温度上昇によるホットオフセットなどの不具合を防止し
つつ、通紙部の温度低下をできる限り低減できる。 【0025】また、本実施例では、片側基準の給紙の場
合について述べたが、センタ基準の給紙の場合について
も、小サイズ通紙部のみ加熱するヒータと小サイズ非通
紙部のみ加熱するヒータを用いて、上記の制御方法によ
って同様な効果が得られる。 【0026】次に、本発明による画像記録装置の実施例
2を図8、9によって説明する。 【0027】図8は、図3に示す画像記録装置に用いら
れる熱ローラ定着装置10の実施例2の拡大図である。
定着装置10内は、ハロゲンランプなどから成る少なく
とも一つのヒータHを内蔵する定着ローラ12、この定
着ローラに対し真下より圧接する圧接ローラ13から構
成されていて、それぞれ矢示方向に回転し、その圧接部
により記録紙を搬送しつつトナー像を溶融し定着する。 【0028】前記定着ローラ12には、この定着ローラ
12の周面温度を検出するための温度センサSが周面に
対し非接触の状態で配置されている。 【0029】 前記の非接触型の温度センサSによって
検出される温度は、記録装置本体の制御部にフィードバ
ックされ、制御部(温度コントローラ)はその温度デー
タに応じて駆動系を介してヒータ電源を作動し、前記ヒ
ータHに電流を断続して定着ローラの温度コントロール
を行なう。この制御部(温度コントローラ)により、温
度センサーSによるヒータHがONする前の検知温度、
ウォームアップ完了からの経過時間、コピー枚数に相当
する定着ローラ12の回転時間、などを検知した結果に
基づいて、ヒータHをON/OFFする制御(設定)温
度を複数通りに変化させる。以下図9に示すフローチャ
ートおよび図10に示すローラ温度制御の状態を表わす
図に基づいて、温度制御のシーケンスを説明する。 【0030】 記録装置のメインスイッチMSWがon
の時、定着検知温度が通常の設定温度T1以下の場合は
(ステップ1)、制御温度をT1より高いT20に変化
させ(ステップ2)、定着検知温度が通常の設定温度T
以下でない場合は、最も高い制御温度T2nに変化さ
せる(ステップ3)、ついでウォームアップ完了から所
定の時間A分以上経過もしくは定着ローラの回転がA′
分以上経過した場合は(ステップ4)、T20よりさら
に高い制御温度T21に変化させる(ステップ5)。ウ
ォームアップ完了から所定の時間A分以下の経過もしく
は定着ローラの回転がA′分以下の経過の場合は、制御
温度T20は変化させない。さらに、時間が経過し、ウ
ォームアップ完了から所定の時間B分以上経過もしくは
定着ローラの回転がB′分以上経過した場合は(ステッ
プ6)、T21よりさらに高い制御温度T22に変化さ
せる(ステップ7)。ウォームアップ完了から所定の時
間B分以下の経過もしくは定着ローラの回転がB′分以
下の経過の場合は、制御温度T21は変化させない。こ
のようにして、さらに、時間が経過し、ウォームアップ
完了からさらに長い所定時間以上の経過もしくは定着ロ
ーラの回転が所定時間以上経過した場合に応じて、制御
温度をT22よりさらに高い制御温度T23、T24、
T25、・・・・T2nのように、複数の制御温度につ
ぎつぎと切り替え変化させる(ステップ8)。 【0031】この実施例2によって、非接触型センサで
も定着ローラ表面温度を精度よく制御できる。 【0032】次に、本発明による画像記録装置の実施例
3を図11、12によって説明する。 【0033】この実施例3の熱ローラ定着装置10は、
前述の実施例2に用いられている熱ローラ定着装置10
の構成と基本的に同じである。定着ローラ12には、こ
の定着ローラの周面温度を検出するための温度センサS
が、外周面上もしくは外周面から少し離間させた状態で
配置されている。 【0034】この温度センサSは、通紙部における所定
の制御温度を常時検出できるようにヒータHに対する通
電が制御され、それによって定着ローラ12の周面が定
着に適した温度に維持される。 【0035】以下、図11に示すフローチャートおよび
ローラ温度制御の状態を表わす図12(a)、12
(b)に基づいて温度制御のシーケンスを説明する。 【0036】この実施例3の熱ローラ定着装置10にお
いて、定着ローラの通常の制御温度をT1、第2の制御
温度をT2、第3の制御温度をT3とする(T1>T2
≧T3)。 【0037】まず、ヒータHの設定温度を予め通常の制
御温度T1に設定しておく(ステップ1)。図示しない
メインスイッチをONして電源をいれると、制御部はヒ
ータ電源24、25を介してヒータをONとし、定着ロ
ーラ12を内部より加熱し定着ローラの表面温度が上昇
し制御温度T1に達すると、温度センサ21の温度信号
により制御部20はヒータHをOFFし、ウォームアッ
プを完了する。ウォームアップ完了後、コピースタート
ボタンを押す(ステップ2)と、定着ローラの表面温度
は制御温度T1で制御される(ステップ3)。コピーが
進むにつれて、定着ローラを通過する記録紙に熱を奪わ
れて通紙部の定着ローラの表面温度が次第に下降する。
しかし、定着ローラの検知温度がT1より低い温度であ
るT2以下に一旦低下した後、熱供給量に余裕があって
再びT2に上昇した場合には(ステップ4)、制御温度
をT1から、T2よりさらに低い温度であるT3に、切
り替える(ステップ5)。なお、このような制御温度の
T1からT3への切り替え動作は繰り返してもよい。こ
のようにして、制御温度をT3に切り替えたままコピー
を続け終了したら(ステップ6)、最初に設定した制御
温度T1に戻すように切り替える(ステップ7)。ただ
し、上記ステップ4で熱供給量に余裕が無く再びT2に
上昇しない場合には、制御温度はT1をそのまま続け切
り替えを行なわない。 【0038】図12(a)は、本発明の画像記録装置の
電源電圧が低い場合の、定着ローラ温度制御の状態を示
す。即ち、通常の制御温度T1に設定されたコピー中の
ローラ温度は次第に低下し、一旦T2から低下した後、
T2に再び上昇することはないので、非通紙部の温度上
昇も問題にならない程度と考えられるため、通常の制御
温度T1からの温度切り替えは行なわない。しかし、低
い温度への切り替えをしないので、定着アンダになるよ
うな温度低下は起きない。 【0039】図12(b)は、電源電圧が高い場合の、
定着ローラ温度制御の状態を示す。即ち、通常の制御温
度T1に設定されたコピー中のローラ温度は次第に低下
するが、一旦T2から低下した後、T2に再び上昇する
ので、このままコピーを続けると非通紙部の温度上昇が
問題となってくると考えられるので、制御温度をT1か
らT3に切り替える。しかし、電源電圧が高いので制御
温度を低い方に切り替えて設定しても、定着アンダにな
るような温度低下は起きない。 【0040】 【発明の効果】上記実施例の構成により次の様な効果が
得られる。 【0041】(1)非通紙部の異常な温度上昇によるホ
ットオフセット現象を防止しつつ通紙部の温度低下をで
きる限り低減できる。 【0042】(2)非接触センサでもオーバーシュート
を防止しつつ、定着ローラ表面温度が、精度よくコント
ロールできる。 【0043】(3)電源電圧が低い場合、非通紙部の温
度上昇も少ないと考えられるので、制御温度を低い温度
への切り替えを行なわない。温度切り替えを行なわない
ので、通紙部は定着アンダに到るまでの温度低下は起き
ない。また、電源電圧が高い場合、制御温度を切り替え
ても、通紙部は定着アンダになるまでの温度低下は起き
ない。
【図面の簡単な説明】 【図1】非接触型温度センサを用いた従来例の定着器に
おける温度コントロールの状況を表わす図。 【図2】従来例における、定着ローラの設定温度を切り
替えない場合や電源電圧が低い場合の、上ローラ温度変
化の状況を示す図2(a)および図2(b)。 【図3】本発明による、画像記録装置の要部を示す図。 【図4】上記図3に示す熱ローラ定着装置の拡大図。 【図5】実施例1に用いられるヒータと温度センサとの
位置関係を示す図。 【図6】実施例1の温度制御のシーケンスを表わすフロ
ーチャート。 【図7】本発明の第1の実施例による通紙部、非通紙部
の温度コントロールの状況を従来例と対比させて示す
図。 【図8】非接触型温度センサを用いた本発明の第2の実
施例の定着装置の拡大図。 【図9】本発明の第2の実施例の、温度制御のフローチ
ャートを示す図。 【図10】温度コントロールの状況を表わす図。 【図11】本発明の第3の実施例の、温度制御のフロー
チャートを示す。 【図12】本発明の第3の実施例において、電源電圧が
低い場合の、上ローラ温度変化の状況を示す図12
(a)、および電源電圧が高い場合の、上ローラ温度変
化の状況を示す図12(b)。 【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 帯電器 3 露光部 4 現像器 5 転写器 6 給紙カセット 7 タイミングローラ 8 分離器 9 搬送ベルト 10 熱ローラ定着装置 12 定着ローラ 13 圧接ローラ 14,15 ヒータA、B H ヒータ S 温度センサ
フロントページの続き (72)発明者 石井 一美 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−177581(JP,A) 特開 平5−289574(JP,A) 特開 平5−181546(JP,A) 特開 平4−139480(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ヒータを内蔵する定着ローラと、この定
    着ローラと圧接し協同回転する圧接ローラと、この定着
    ローラ外周面の温度検知を行なう近接して非接触な温度
    センサ、とを用いた熱ローラタイプ定着器用の温度コン
    トローラを備えた画像記録装置において、ヒータをON
    /OFFする複数の制御温度と、メインスイッチON時
    の前記制御温度を変化させる設定温度を有し、前記温度
    コントローラはメインスイッチONによるヒータON
    の検知温度が前記設定温度以下の場合は、制御温度を最
    も低い制御温度にし、ついで、ウォームアップ完了から
    の経過時間及び/又は定着ローラ回転時間を検知し、そ
    の検知結果に基づき制御温度を更に高い温度につぎつぎ
    最も高い制御温度まで切り替え、メインスイッチON
    によるヒータON時の検知温度が前記設定温度以下でな
    い場合は制御温度を最も高い制御温度にするものである
    ことを特徴とする熱ローラタイプ定着器用の温度コント
    ローラを備えた画像記録装置。
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