JP3494285B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3494285B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナを備えた
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、特許第
2627357号に記載されたものがあり、その概略図
を図12及び図13に示した。コネクタ1は、内部に端
子金具を収容するキャビティが形成されたハウジング2
と、このハウジング2に対して端子金具の挿入方向と交
差する方向に組付け可能なリテーナ3とを備える。この
リテーナ3をハウジング2に対し正規深さ位置(本係止
位置)まで押し込むと、端子金具に係止して抜止め状態
となる。この後、ハウジング2を相手側ハウジング4の
フード部5内に挿入して両ハウジング2,4の嵌合を行
うのであるが、リテーナ3が本係止位置まで押し込まれ
ていない半嵌合の状態のときには、リテーナ3はハウジ
ングから突出されたままの状態にあって、両ハウジング
2,4の嵌合時に、リテーナ3がフード部5の開口縁と
干渉してしまう(図12参照)。このため、それ以上の
嵌合がなしえないことから、これをもって、リテーナ3
の半嵌合が検知される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たコネクタでは、ハウジング2とフード部5との間には
嵌合を容易にするため或いは寸法誤差のために予めクリ
アランスを設けており、リテーナ3が半嵌合の状態であ
っても、図13に示すように、ハウジング2からの突出
量が小さい場合、このクリアランスによって、両ハウジ
ング2,4が嵌合されてしまい、リテーナ3の半嵌合を
十分に検知できないことがあった。本発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、確実にリテーナの半嵌合を検
知することが可能なコネクタの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、内部に端子金具を収容する
キャビティが設けられかつ相手側ハウジングのフード部
内に嵌合されるハウジングと、前記ハウジングに対し前
記端子金具の挿入方向と交差する方向に挿入されかつ本
係止位置に係合されることで前記端子金具を前記キャビ
ティ内に抜止めするリテーナと、前記ハウジングに設け
られると共に撓み変形してから相手側ハウジングに係合
することで両ハウジングの嵌合解除を規制するロックア
ームとを備えたコネクタにおいて、前記リテーナにおけ
る前記ロックアームの撓み方向に対向する箇所には、前
記リテーナの本係止位置に至ったときにのみ前記ロック
アームの撓み変形を許容する逃し部を設けたところに特
徴を有する。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
コネクタにおいて、前記リテーナには、前記ハウジング
の側面に設けられた挿入口から前記ハウジングの内部に
挿入されて前記端子金具と係止して抜止する本体部と、
前記ハウジングの外部に配置されて前記ロックアームの
撓み方向に対向する検知片とが形成され、前記検知片に
は、前記逃し部と前記ハウジングと係合してリテーナ全
体の抜止をする係止部とが設けられているところに特徴
を有する。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2のいずれかに記載のコネクタにおいて、前記リテー
ナにおいて、前記本体部を挟んで前記検知片の反対側に
は、前記ハウジングの外部に配される挾持片が形成さ
れ、かつ、この挾持片にも、前記コネクタハウジングと
係合する係止部を備えているところに特徴を有する。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載のコネクタにおいて、前記リテーナ
は、前記ハウジングに対して、前記キャビティへの前記
端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と前記本係止位置
との間を移動可能としてあるところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
発明によれば、リテーナが本係止位置に係合されると、
逃し部がロックアームの撓み方向に整合して位置するた
め、ロックアームは、この逃し部に進入することで所定
量の撓み変形が許容される。その一方、リテーナが本係
止位置に至っていない半嵌合の状態では、逃し部が不整
合となるため、ロックアームの十分な撓み変形が許容さ
れず、ハウジングは相手側ハウジングのフード部への挿
入が規制される。このように、請求項1の発明は、撓み
変形するロックアームを検知手段とし、ハウジング同士
の嵌合の可否をもってリテーナの半嵌合検知を行うもの
である。すなわち、逃し部の深さを十分に確保しておけ
ば、嵌合を許すときと許さないときとのロックアームの
撓み量の差を十分に大きく取ることができる。これによ
って、従来のようなハウジングとフード部との間のクリ
アランスに起因する検知機能の低下を回避して、半嵌合
検知を確実に行うことが可能となる。
【0009】<請求項2の発明>請求項2の発明によれ
ば、ハウジングの外部において検知片をロックアームの
撓み方向に対向させて配置すると共に、この検知片が係
止部によってリテーナを確実に本係止位置に係合させて
逃し部をロックアームの撓み方向に確実に配置すること
ができるので、半嵌合検知をより確実に行うことが可能
となる。
【0010】<請求項3の発明>請求項3の発明によれ
ば、リテーナが検知片と挾持片とでハウジングを挟みつ
つ係合されるので、コネクタは、リテーナを安定して保
持することができる。
【0011】<請求項4の発明>請求項4の発明によれ
ば、コネクタは、リテーナを端子金具の挿抜を許容する
仮係止位置に係合して、ハウジングからの脱落を防止す
る。これにより、ハウジングにリテーナを組付けてから
端子金具を収容するるまでの間における運搬及びハウジ
ングへの端子金具の挿入が容易にできるので、コネクタ
は、組付け作業性を向上させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図11に基づいて説明する。本実施形態のコネクタ1
0は、図1に示すように、雄ハウジング12と雌ハウジ
ング11とからなる。雄ハウジング12は、合成樹脂製
で略角柱形状をなす本体12Bを有し、この本体12B
には複数のキャビティ12Cが前後に貫通形成され、そ
れぞれの内部には図示しない雄型の端子金具が収容可能
である。また、雄ハウジング12には本体12Bの前半
部を覆うようにして筒状のフード部12Aが備えられて
いる。また、フード部12Aにおける開口端縁の内側に
はハウジングロック13が突設されており、後述する雌
ハウジング11のロックアーム14と係合する。
【0013】雌ハウジング11は、合成樹脂製で略角柱
形状をなし、前後に貫通形成された複数のキャビティ1
1C内に図示しない雌型の端子金具を収容する。また、
雌ハウジング11の上面の幅方向の中央部には後方へ向
けてロックアーム14が片持ち状に設けられている。ロ
ックアーム14は上下方向へ撓み可能に形成され、その
後端の上面にはロック突部14Aが形成されている。ロ
ックアーム14は両ハウジング11,12の嵌合の際に
後端を下方へ撓み変形させつつハウジングロック13を
くぐり、両ハウジング11,12が正規に嵌合すると、
ハウジングロック13を通過して、弾性復帰する。これ
により、ロック突部14Aがハウジングロック13に係
合し、両ハウジング11,12が抜け止め状態に保持さ
れる。そして、この状態において、両ハウジング11,
12に収容される端子金具(図示なし)同士が嵌合され
て導通接続を図る。
【0014】また、雌ハウジング11の後端部には、雌
ハウジング11の全周に亘り径方向に突出すると共に上
半分がアーチ状をなす操作片11Aが形成されている
(図2参照)。作業者はこの操作片11Aを把持しなが
ら雄ハウジング12に対する嵌合、離脱操作を行うこと
ができる。
【0015】また、雌ハウジング11の上面と下面とに
はガイド突部11Hが突設されていると共に、それぞれ
のガイド突部11Hに対応させて雄ハウジング12のフ
ード部12A内には図示しないガイド溝が設けられてい
る。ガイド突部11Hとガイド溝とを嵌め合わせつつ雌
ハウジング11を挿入することで、両ハウジング11,
12はがたつくことなく、安定した嵌合を可能とする。
【0016】さらに、雌ハウジング11には、図示しな
い端子金具の差し込み方向と交差する方向へリテーナ収
容部16が設けられ、その一端は、挿入口16Aとして
雌ハウジングの一つの側面の中央部に開口している(図
3参照)。リテーナ収容部16は、各キャビティ11C
に連通するようにして形成されている。また雌ハウジン
グ11の上下両面であって、挿入口16A寄りの位置に
は係止凸部17が対称位置に突設されている(図5参
照)。
【0017】リテーナ15は、合成樹脂材により一体に
形成されると共に厚肉の板状をなす本体部15Aと、本
体部15Aの上下にそれぞれ隙間を介在しつつ配された
検知片15Bと挾持片15Cとを一体に備える(図6参
照)。本体部15Aは、リテーナ収容部16へ差し込み
可能に形成され、各キャビティ11Cと整合して連通可
能な連通孔15Hが貫通形成されている(図1、図6参
照)。リテーナ15の各連通孔15Hには係止部15R
が形成されており、本体部15Aが雌ハウジング11の
リテーナ収容部16内の正規位置(本係止位置)に収容
されると、この係止部15Rを雌型の端子金具(図示な
し)に係止させることによって、端子金具をキャビティ
11C内に抜止する。
【0018】また、検知片15Bは、本体部15Aの一
端側において撓み可能に接続され、本体部15Aに沿っ
て片持ち状に延びている。また、検知片15Bはリテー
ナ15をリテーナ収容部16に正規深さ位置まで差込ん
だときには、雌ハウジング11の上面に密接するように
位置し、かつ、その先端部がロックアーム14の下方を
横切ることができる長さに設定されている(図9参
照)。一方、挾持片15Cは、本体部15Aを挟んで検
知片15Bとは反対側に配され、検知片15Bが設けら
れているのと同じ側の端部より本体部15Aに沿って片
持ち状にかつ撓み可能に延びている。また、挾持片15
Cも、リテーナ15がリテーナ収容部16に差し込まれ
たときには、雌ハウジング11の下面に密接するように
位置する。但し、この実施形態では挾持片15Cは、検
知片15Bより短く形成されている。
【0019】また、検知片15B及び挾持片15Cの内
面側であって、本体部15Aと接触する側の端部寄りに
は、係止凹部18が上下対称位置に設けられている。係
止凹部18には、仮係止凹部18Aと本係止凹部18B
とが設けられており、前記した係止凸部17と選択的に
係止可能となっている(図5及び図9参照)。仮係止凹
部18Aと係止凸部17とが係合する場合には、リテー
ナ15は、雌ハウジング11に対して、キャビティ11
Cへの端子金具の挿抜を許容する仮係止位置に保持され
る(図5参照)。また、リテーナ15をリテーナ収容部
16に対しより深く差込んで本係止凹部18Bと係止凸
部17とを係合させたときには、リテーナ15は、雌型
の端子金具(図示なし)に係合して抜止め状態とする本
係止位置に保持される(図9参照)。
【0020】さて、リテーナ15の検知片15Bの上面
には、図7に示すように、ロックアーム14に対する逃
し部20が凹設されている。この逃し部20は、リテー
ナ15が本係止位置に係合された時に丁度ロックアーム
14の下方に対向する位置に配設されている(図8、図
9参照)。また、逃し部20の幅はロックアーム14の
幅とほぼ同じか僅かに広幅に設定されている。さらに、
逃し部20の底面は前側から後側に至るにつれて徐々に
深くなる斜面状に形成されて、ロック突部14Aがハウ
ジングロック13を通過するときのロックアーム14の
撓み角度に対応させて形成されている(図10参照)。
しかし、リテーナ15が本係止位置に至っていないとき
には、ロックアーム14が逃し部20に適合せずロック
アーム14は検知片15Bの上面に干渉し、ロック突部
14Aがハウジングロック13を通過できるまでの撓み
が許容されないようになっている(図11参照)。
【0021】次に、本実施形態の作用について説明す
る。まず、リテーナ15の本体部15Aを雌ハウジング
11の挿通口16Aからリテーナ収容部16内に挿入す
る。このとき、検知片15Bと挾持片15Cとで雌ハウ
ジング11を挟みながら差しこまれるので、リテーナ1
5は雌ハウジング11に対する差し込み案内がなされ
る。そして、検知片15Bと挾持片15Cとのそれぞれ
の仮係止凹部18Aと雌ハウジング11の係止凸部17
とが係合すると、リテーナ15は仮係止位置となり、雌
ハウジング11に組付けられる(図5参照)。こうし
て、コネクタ10は、リテーナ15と雌ハウジング11
とを一体に組付けた状態で端子挿入工程へ移送される。
リテーナ15が仮係止位置にあるときには、リテーナ1
5の各連通孔15Hに設けられた係止部15Rが各キャ
ビティ11C内に突出していないため、端子金具はその
ままキャビティ11C内に挿入される。
【0022】この後、仮係止位置のリテーナ15をさら
に押し込むと、検知片15Bと挾持片15Cとの仮係止
凹部18Aに係合していた係止凸部17が、検知片15
B及び挾持片15Cのそれぞれの拡開方向への撓みによ
り、仮係止凹部18Aから解離し、本係止凹部18Bへ
と係合位置を変更する結果、リテーナ15は本係止位置
となる(図9参照)。この位置では、リテーナ15の係
止部15Rがキャビティ11C内に突出して、キャビテ
ィ11C内の雌型の端子金具(図示なし)の一部に係止
するため端子金具は抜止状態となる。
【0023】上記の後、雌ハウジング11を雄ハウジン
グ12のフード部12Aに挿入させる。すると、ロック
アーム14はロック突部14Aがハウジングロック13
に当接して、ここをくぐり抜けるべく下方へ撓み変形す
る。ところで、リテーナ15が本係止位置まで正しく移
行していれば、逃し部20はロックアーム14の撓み方
向の真下で整合可能に位置しているので、ロックアーム
14は、この逃し部20に適合して正規の撓み変形がな
される(図10参照)。これにより、ロック突部14A
がハウジングロック13をくぐり抜けることができ、通
過後には図1に示すように、両者が係合して雄雌両ハウ
ジング11,12を正規の嵌合状態に保持する。リテー
ナ15が本係止位置に至っていない半嵌合の状態、例え
ば端子が不完全に挿入されリテーナ15が本係止位置へ
移行し得ない、或いは端子は完全に挿入されているがリ
テーナ15が本係止位置へ確実に移行させていなかった
ときの状態では、逃し部20がロックアーム14と不整
合の位置にあるため、ロックアーム14が検知片15B
と干渉してロックアーム14を正規量だけ撓み変形させ
ることができない。このため、ロックアーム14はロッ
ク突部14Aがハウジングロック13を通過させるだけ
の撓み変形をなし得ず、その結果、雌ハウジング11は
雄ハウジング12のフード部12Aへ挿入できない(図
11参照)。従って作業者は、両ハウジング11,12
同士の嵌合ができないことをもって、リテーナ15が半
嵌合であることを知る。
【0024】すなわち、本実施形態では雄雌両ハウジン
グ11,12の嵌合の可否をもって、リテーナ15の半
嵌合を検知するものである。従来のものは、前述の如
く、リテーナをハウジングから突出するような半嵌合の
ときに、相手側ハウジングと干渉し、両ハウジングの嵌
合不能を知るというリテーナの出代をもって検知手段と
するものであり、従ってリテーナの出代が小さい場合に
はこれがハウジング間の嵌合クリアランスで吸収され
て、検知不能に陥ることがあった。しかし、本実施形態
では、撓み変形するロックアーム14を検知手段として
選択しており、このロックアーム14の撓み変形量はハ
ウジング間の嵌合クリアランスとは別個に設定すること
ができる。これにより、逃し部20の深さを十分に確保
して、雄雌ハウジング11,12の嵌合を許すときのロ
ックアーム14の撓み位置と、雄雌ハウジング11,1
2の嵌合を許さないときのロックアーム14の撓み位置
との間の寸法を大きく取ることができる。従って、本実
施形態のコネクタ10によれば、組付け、或いは製造誤
差に起因した検知機能の低下を回避でき、半嵌合検知を
確実に行うことが可能となる。
【0025】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)上記実施形態では、ロックアーム14全体をリテ
ーナ15に設けた逃し部20に進入させることで撓み変
形を許容するものであったが、例えば、ロックアームに
凸部を突設し、この凹部と丁度嵌合する凹部からなる逃
し部を本係止位置のときのみに整合するようにして配設
することでロックアームの撓み変形を許容するものであ
っても良い。 (2)上記実施形態では、ハウジング11に雌型の端子
金具を収容したものであったが、雄型の端子金具を収容
するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの縦断面図
【図2】リテーナが仮係止位置における雌コネクタの正
面図
【図3】リテーナが仮係止位置における雌コネクタの側
面図
【図4】リテーナが仮係止位置における雌コネクタの平
面図
【図5】図4におけるX−X断面図
【図6】図4におけるY−Y断面図
【図7】ロックアームと逃し部との拡大斜視図
【図8】リテーナが本係止位置における雌コネクタの平
面図
【図9】図8におけるZ−Z断面図
【図10】リテーナが本係止位置のときの嵌合動作中に
おけるコネクタの縦断面図
【図11】リテーナが半嵌合のときの嵌合動作中におけ
るコネクタの縦断面図
【図12】従来例に係るリテーナが半嵌合のときの嵌合
動作中におけるコネクタの縦断面図
【図13】リテーナが半嵌合のままハウジング同士が嵌
合されたコネクタの縦断面図
【符号の説明】
10…コネクタ 11…雌ハウジング(ハウジング) 11C…キャビティ 12…ハウジング(相手側ハウジング) 14…ロックアーム 15…リテーナ 15A…本体部 15B…検知片 15C…挾持片 18…係止部 20…逃し部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に端子金具を収容するキャビティが
    設けられかつ相手側ハウジングのフード部内に嵌合され
    るハウジングと、 前記ハウジングに対し前記端子金具の挿入方向と交差す
    る方向に挿入されかつ本係止位置に係合されることで前
    記端子金具を前記キャビティ内に抜止めするリテーナ
    と、 前記ハウジングに設けられると共に撓み変形してから相
    手側ハウジングに係合することで両ハウジングの嵌合解
    除を規制するロックアームとを備えたコネクタにおい
    て、 前記リテーナにおける前記ロックアームの撓み方向に対
    向する箇所には、前記リテーナの本係止位置に至ったと
    きにのみ前記ロックアームの撓み変形を許容する逃し部
    を設けたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナには、前記ハウジングの側
    面に設けられた挿入口から前記ハウジングの内部に挿入
    されて前記端子金具と係止して抜け止めする本体部と、
    前記ハウジングの外部に配置されて前記ロックアームの
    撓み方向に対向する検知片とが形成され、 前記検知片には、前記逃し部と前記ハウジングと係合し
    てリテーナ全体の抜け止めをする係止部とが設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リテーナにおいて、前記本体部を挟
    んで前記検知片の反対側には、前記ハウジングの外部に
    配される挾持片が形成され、かつ、 この挾持片にも、前記ハウジングと係合する係止部を備
    えていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記リテーナは、前記ハウジングに対し
    て、前記キャビティへの前記端子金具の挿抜を許容する
    仮係止位置と前記本係止位置との間を移動可能としてあ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のコネクタ。
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