JP3485985B2 - 区分処理システム - Google Patents

区分処理システム

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JP3485985B2
JP3485985B2 JP01405895A JP1405895A JP3485985B2 JP 3485985 B2 JP3485985 B2 JP 3485985B2 JP 01405895 A JP01405895 A JP 01405895A JP 1405895 A JP1405895 A JP 1405895A JP 3485985 B2 JP3485985 B2 JP 3485985B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は区分処理システムに係
り、特に郵便物などの区分を効率的かつ正確に行なうこ
とが可能なコーディングシステムを備えて、効率的かつ
正確な区分機能を実現する郵便物区分処理システムのよ
うな区分処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば郵便物区分処理システムの
ような分野でビデオコーディングデスクを備えた区分処
理システムが開発され、郵便物仕分け作業などに導入さ
れている。
【0003】このような郵便物区分処理システムは、例
えば郵便物上に記載された宛名や郵便番号のようないわ
ゆる宛名書を、光学的読取装置などで光学的に読み取っ
た後、その画像をデータ化し、この画像データを予め区
分処理システム内に設定してある認識基準用データと照
合させて、その郵便物を宛名書に対応した配達地域ごと
に区分する。ここで宛名書の画像データからその宛名書
に対応した配達地域が認識できなかった郵便物について
は、その光学的に読み取ってある全体画像をビデオコー
ディングデスクの表示装置に表示させ、オペレータがそ
れを目視しながら、未認識だった宛名書を入力(コーデ
ィング処理)することで、郵便物区分を完遂する。この
ように、従来の区分処理システムでは、システム内の認
識系で認識されなかった宛名書を、オペレータがマニュ
アルに(人的に)補うことで機械区分の限界を補ってい
る。
【0004】しかし、従来のビデオコーディング装置を
用いた区分処理システムでは、宛名書が装置で読み取れ
ないためにリジェクトされた郵便物の画像を各ビデオコ
ーディングデスクへ単純に順番で割り振っていた。従っ
て各ビデオコーディングデスクのオペレータそれぞれに
送られる郵便物には、宛名が手書きのものや、印刷され
たものや、マークシート方式などの所定のコードで予め
ユーザサイドの段階から記入されたものなど種々がラン
ダムに存在しており、オペレータがその種別を即座に判
断してコーディングの打鍵を正確に行なうことは容易で
はない。特に、オペレータによるコーディングは郵便物
が宛名書を読み取られてからコード印刷工程にまで搬送
される間の僅かな時間内に正確に行なわなくてはならな
いので、これはオペレータにとって容易ではなく、オペ
レータの習熟が必要で、またこのような人的作業には長
時間の疲労が生じミスも生じやすく信頼性が低下する確
率も高く、また効率も悪いという問題がある。またその
ような作業に十分な時間に対応すべく搬送系を長くする
ことも考えられるが、処理時間が長くなるという問題
や、搬送系が大型化するというスペースユーティリティ
の問題もあって、好ましくない。
【0005】そこで、宛名書の機械認識ができなかった
郵便物についてのコーディングをオペレータが補助する
にあたっては、各ビデオコーディングデスクをそれぞれ
手書き対応専用、印刷活字対応専用、のように専用化さ
せ、機械認識ができなかった郵便物の宛名書が手書か印
刷かをシステムが認識して、それに対応する専用のビデ
オコーディングデスクに分配する、という技術が既に提
案されている。これは同一の作業を専用化して行なうこ
とで、種別の判断動作やキーイン動作に要する注意力や
労力や時間などの無駄を省くことを意図したものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ムが宛名書を手書か印刷かを認識する際に、それを誤っ
て認識してしまい、誤った専用ビデオコーディングデス
クに投入してしまう場合がある。すると、受け持ちの決
っているオペレータは不慣れな作業を行なわなくてはな
らず、受け持ちが汎用の場合よりもむしろ効率や信頼性
が低下するという問題がある。
【0007】このように誤って投入された場合には、オ
ペレータはその郵便物を自分のデスクからリジェクト
し、後でシステムに再投入するか正しい専用デスクに回
送すればよいとも考えられるが、しかし折角途中まで認
識処理が行なわれてその宛名書の画像もデータとして記
憶されているのに、ここでリジェクトしては、それらの
データ処理や操作およびそれに要した時間が無駄とな
る。従ってこちらの場合も極めて非効率であるという問
題がある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたもので、その目的は、特に郵便物の区分など
に用いられる区分処理システムにおいて、オペレータの
軽い負担でバックアップされつつ効率的かつ正確にコー
ディングを行なうことが可能なコーディングシステムを
備えて、効率的かつ正確な区分機能を実現する区分処理
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の区分処理システムは、異なる認識方法によ
って認識される区分情報がそれぞれ記載された複数の被
区分対象物が投入されると、該被区分対象物の前記区分
情報を読み取る読取手段と、該読み取られた区分情報に
対応した認識方法に従って該区分情報を認識する認識手
段と、該区分情報に基づいて前記被区分対象物を区分す
る区分手段とを備えた区分処理システムにおいて、前記
読取手段で読み取られた区分情報の認識を行なうととも
に、該区分情報が認識できたか否かを検知する認識手段
と、前記認識できなかった区分情報を有する被区分対象
物の、前記区分情報を含んだ画像をデータ化して画像情
報として取り込むとともに、前記区分情報に対応した認
識方法の種別を属性としてとらえて該属性の情報も前記
画像情報と併せて蓄積する画像蓄積手段と、前記画像情
報を視覚的に作業者が確認できる画像として表示する表
示手段と、前記属性の情報に従って前記画像情報を分別
し、前記表示手段のうち前記属性ごとに対応した表示手
段に対して、前記分別された画像情報をそれぞれ分配す
る画像情報分配手段と、前記被区分対象物の属性が誤っ
て認識されて、誤った属性に対応した表示手段に対して
該被区分対象物の画像情報が分配された場合に、前記作
業者によって正しい属性の情報が前記画像情報に付与さ
れて該画像情報を前記画像蓄積手段に新たに記憶させる
属性補正手段と、前記認識できなかった区分情報を有す
る被区分対象物を、前記区分情報が認識された被区分対
象物とは別に区分する区分手段と、前記被区分対象物上
に記載されたID番号を読み取るID番号読取手段と、
前記ID番号が読み取れなかった場合に前記被区分対象
物上に読み取り可能なID番号を新たに書き込むととも
に、該ID番号をこれに対応する被区分対象物の画像情
報にも付与するID番号書込手段と、を具備することを
特徴としている。
【0010】また、上記の区分処理システムにおいて、
前記分配装置が、前記正しい属性の付与された画像情報
を前記画像蓄積手段から読み出して、該正しい属性に対
応した表示手段に表示させるように再分配することを特
徴としている。
【0011】また、上記の区分処理システムにおいて、
前記認識できなかった区分情報を有する被区分対象物が
再投入されると、該被区分対象物に付与された前記ID
番号に対応して、前記分配装置が前記正しい属性の付与
された画像情報を前記画像蓄積手段から読み出して、該
画像情報を正しい属性に対応した表示手段に再分配し、
該表示手段に表示させることを特徴としている。
【0012】また、上記のうちいずれかの区分処理シス
テムにおいて、前記被区分対象物の区分情報を、前記認
識手段にとって統一した一つの認識方法での認識可能な
情報として表現された区分情報コード、および前記認識
手段が認識可能な前記画像情報の前記正しい属性を表現
した属性コード、および前記認識手段が認識可能な前記
ID番号を表現したID番号コードのうち、少なくとも
いずれか一つのコードを前記被区分対象物に書き込むコ
ード書き込み手段を具備することを特徴としている。
【0013】また、本発明の区分処理システムは、宛先
区分情報として、宛名書および郵便番号のうち少なくと
も宛名書が、手書きまたは印刷された情報として記載さ
れた複数の被区分対象物である郵便物が投入されると、
該郵便物の前記宛先区分情報を読み取る読取手段と、該
読み取られた宛先区分情報のに対応した認識方法に従っ
て該宛先区分情報を認識する認識手段と、該宛先区分情
報の手書きまたは印刷された情報の区別に応じて基づい
て手書き情報に対する認識方法または印刷された情報に
対する認識方法に従って前記郵便物の宛先を認識してこ
れを区分する区分手段とを備えた区分処理システムにお
いて、前記読取手段で読み取られた宛先区分情報の認識
を行なうとともに、該宛先区分情報が認識できたか否か
を検知する認識手段と、前記認識できなかった宛先区分
情報を有する郵便物上の、前記宛先区分情報を含んだ表
面全体の画像をデータ化して画像情報として取り込むと
ともに、前記宛先区分情報が手書きか印刷かを判別し、
これに対応した認識方法の種別を属性としてとらえて該
属性の情報も前記画像情報と併せて蓄積する画像蓄積手
段と、前記画像情報を視覚的に作業者が確認できる画像
として表示する表示手段と、前記属性の情報に従って前
記画像情報を分別し、前記表示手段のうち前記属性ごと
に対応した表示手段に対して、前記分別された画像情報
をそれぞれ分配する画像情報分配手段と、前記郵便物の
属性が誤って認識されて、誤った属性に対応した表示手
段に対して該郵便物の画像情報が分配された場合に、前
記作業者によって正しい属性の情報が前記画像情報に付
与されて該画像情報を前記画像蓄積手段に新たに記憶さ
せる属性補正手段と、前記認識できなかった宛先区分情
報を有する郵便物を、前記区分情報が認識可能で区分さ
れた郵便物とは別に区分する区分手段と、前記郵便物物
上に記載されたID番号を読み取るID番号読取手段
と、前記ID番号が読み取れなかった場合に、前記ID
番号読取手段にとって読み取り可能なID番号を前記郵
便物上に新たに書き込むとともに、該ID番号をこれに
対応する郵便物の画像情報にも付与するID番号書込手
段と、を具備することを特徴とする郵便物の区分処理シ
ステムである。
【0014】
【作用】本発明によれば、特に郵便物の区分などに用い
られる区分処理システムにおいて、システムで機械的に
は認識できなかった区分対象物(被区分対象物)のう
ち、属性が異なったものがそれとは異なる属性のものを
担当しているオペレータのデスク等に分配されて来たと
きにオペレータはその属性が正しくないこと、およびそ
の正しい属性を入力することのみを行なえばよい。従っ
て、オペレータの軽い負担でバックアップされつつ効率
的かつ正確にコーディングを行なうことが可能である。
本発明に係る区分処理は、このようなコーディングシス
テムを備えていることにより効率的かつ正確な区分行な
うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る郵便物区分処理システム
の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明に係る郵便物区分処理システ
ムの構成の概要の一実施例を示す図である。
【0017】この郵便物区分処理システム全体の概要構
成は、読取区分装置100とビデオコーディング装置2
00とから構成されている。
【0018】読取区分装置100は、郵便物300上の
宛名、郵便番号のようないわゆる宛名書を読み取り、そ
の読取内容から宛名、郵便番号を認識して、この宛名、
郵便番号の認識結果あるいはビデオコーディング装置2
00から読み取られる宛名、郵便番号によって郵便物3
00を最終的に別の区分箱(区分棚)に区分する区分装
置であって、宛名、郵便番号の認識結果の情報に対応し
たバーコードを各郵便物300上に印刷するものであ
る。
【0019】読取区分装置100は、例えば手書きや印
刷活字で宛名等が記入された種々の郵便物300が混在
状態でセットされると、この郵便物300を 1通ずつ供
給する供給部10、この供給部10によって供給される
郵便物300を 1通ずつその郵便物300上全体の画像
を読み取るCCD撮像素子を備えた走査部11、この走
査部11を通過した郵便物300の画像および宛名、郵
便番号等の認識に要する時間と郵便物300を次の処理
工程に投入するタイミングとを合わせるにためにその郵
便物300の搬送時間を制御しながら搬送する搬送部1
2、この搬送部12を通過する郵便物300上の宛名、
郵便番号を示す内容のバーコードを読み取るメールID
読取部13aとそのようなバーコードを印刷するメール
ID印刷部13bと、認識コードを印刷するコード印刷
部13cとコード読取部13dとを備えたバーコード処
理部13、このバーコード処理部13を通過した郵便物
300を、その宛名、郵便番号の認識結果あるいはビデ
オコーディング装置200からの宛名、郵便番号入力結
果に対応した所定の区分情報(区分箱番号)に基づいて
該当する各区分箱に区分する区分集積部14、走査部1
1のCCD撮像素子からの画像から宛名、郵便番号を認
識する住所認識部15、および住所認識部15をはじめ
上記の各部位の動作を制御する制御部16とからその主
要部が構成されている。
【0020】搬送部12は、住所認識部15で認識でき
ずにリジェクトされた郵便物300に対応する宛名、郵
便番号を入力するためのビデオコーディング装置200
からの情報が得られるまでの時間に対して十分な時間
(遅延時間;例えば本実施例では8 〜12秒間)が確保で
きるだけの長さの経路が設定されいる。
【0021】一方、ビデオコーディング装置200にお
いては、住所認識部15は、走査部11のCCD撮像素
子(図示省略)で読み取られた画像から読取対象領域の
位置や形等に基づいて郵便物300の宛名、郵便番号が
記載されている領域を検出し、この検出された領域内の
宛名、郵便番号が記載されている文字行を検出し、さら
にその文字行の文字(つまり郵便番号や住所)を 1文字
ずつ検出し、予めROM的に記憶されている一定方向の
基準パターンおよびそれに対して90度回転させた方向の
基準パターンに対して 1文字ごとに比較対照してパター
ンマッチング法等により文字認識するとともに、リジェ
クト属性すなわち手書きか印刷活字かの区別/リジェク
トの原因となった文字の情報/読み取れてかつ認識でき
た文字(及び単語)の認識結果や、この認識結果に応じ
たリジェクトデータを生成して制御部16に送る。
【0022】この住所認識部15はまた、郵便物300
上の宛名や郵便番号等が手書きか印刷活字かの判別や、
郵便物300上の宛名や郵便番号の記載方向(縦書きか
横書きか)の判別をも行なう。このような判別方法自体
については、例えば特開昭64-14682号公報に記載されて
いるように、工学的に読み取られた文字からその特徴と
なるパラメータ(文字の高さや位置や行間隔や行の角度
など)を抽出し、このパラメータを基準値と比較対照す
ることにより判別することができる。また、宛名や郵便
番号の記載方向については、予め記憶してある 2通りの
方向の基準パターンのうちいずれの方向のパターンによ
って認識が為されたかによって記載方向の判別を行なう
ことができる。
【0023】制御部16は、区分情報が認識できた郵便
物300には、該当する郵便物300がコード印刷部1
3cを通過する際にその郵便物300上に、区分情報に
対応するコードを印刷する。一方、認識できなかった郵
便物300には、メールID印刷部13bを通過する際
にそのメールID印刷部13bによってID番号が印刷
される。
【0024】郵便物300上に印刷されたコードはコー
ド読取部13dで読み取られて、そのコードの意味する
区分に従って区分集積部14が郵便物300を区分す
る。
【0025】そして、図示は省略したが、区分された郵
便物300は、区分集積部14の区分棚等から取り出さ
れて発送や配達の処理に回される。
【0026】上記の宛名、郵便番号が印刷活字の郵便物
300の一例を図2(a)に、また手書きの郵便物30
0の一例を図2(b)に、それぞれ示す。
【0027】ビデオコーディング装置200は、分配装
置3、画像蓄積部4、コーディングデスク5から、その
主要部が構成されている。
【0028】区分情報が認識できずにメールIDが印刷
された郵便物300の画像データおよび属性の情報は、
そのメールIDとともに画像蓄積部4および分配装置3
に送られる。
【0029】分配装置3は、リジェクト属性、画像デー
タ(光学的画像を信号に変換したデータ)、認識結果の
各情報を一組にして制御部16から送られてくるリジェ
クトデータを、そのリジェクト属性に対応した手書き用
あるいは印刷活字用の各コーディングデスク5に分配す
る。つまり、供給された画像データに付属しているリジ
ェクトデータのリジェクト属性、認識結果を予め設定さ
れて記憶されている分配規則テーブル(図示省略)と比
較対照し、画像データを手書き用あるいは印刷活字用の
うちどちらのコーディングデスク5に分配するかを決定
しそれを実行する。
【0030】複数台配置されたコーディングデスク5
は、その各々がCRTや液晶表示パネルのようなディス
プレイデバイスを用いた表示部とキーボードのような入
力部とを備えており、分配装置3で分配されて送られて
きた画像データに基づいて、宛名、郵便番号の認識され
ている部分と認識されていない未認識部分とが下線の付
与の有無等によって区別可能な状態の画像を表示する。
このコーディングデスク5には、それぞれ担当する属性
が決まっているオペレータ(図示省略)が対応してお
り、あるオペレータは自分の担当する端末に向かって宛
名書が手書きで郵便物300の区分作業および認識情報
の不足分の入力を行ない、別のオペレータは自分の担当
する端末に向かって宛名書が印刷用活字で記載された郵
便物300の区分作業および認識情報の不足分の入力を
行なう。つまり宛名、郵便番号のうち、認識されていな
いことを表示されている部分は、オペレータによって入
力される。このように認識されていなかった宛名、郵便
番号の認識情報はコーディングデスク5から入力される
ことでフォローアップされる。
【0031】もしここで、そのデスクが専門に担当して
いる属性以外の郵便物300の画像が来た場合、そのデ
スクのオペレータは、郵便物300の属性の種別情報の
みを入力する。例えば印刷活字担当のデスクに誤って手
書きの画像が来た場合には、そのデスクのオペレータは
印刷活字の属性を入力するための予め設定されたキーを
押すなどして、簡易かつ迅速に入力することができる。
【0032】入力された区分情報はメールIDと共に分
配装置3を経由して画像蓄積部4へ戻されるか、あるい
は分配装置3内に一旦蓄えておいて、後述するメールI
Dが読み取られた際に、制御部16がそのメールIDを
読み出しコマンドと共に分配装置3に送って、その区分
情報を問いかける。
【0033】次に、上記でオペレータが区分情報のキー
入力を終了した以降の段階で、認識できなかったものと
して区分集積部14に区分されていた郵便物300を再
度供給部10に投入すると、その郵便物300上のメー
ルIDがメールID読取部13aで読み取られる。
【0034】この読み取られたメールIDは制御部16
に送られ、この制御部16は分配装置3または画像蓄積
部4に蓄えられていたメールIDに対応する区分情報を
取り出す。
【0035】そして制御部16はコード印刷部13cを
制御して、該当する郵便物300がコード印刷部13c
を通過する際にその郵便物300上に前記の区分情報に
対応するコードを印刷させる。こうして郵便物300上
に印刷されたコードをコード読取部13dが読み取り、
このコードの意味する区分に従って区分集積部14が郵
便物300を区分する。
【0036】図3は、本実施例の郵便物区分システムの
動作の概要を示すフローチャートである。同図に基づい
て本システムの動作の概要を次に述べる。
【0037】走査部11およびメールID読取部13a
で、郵便物300の宛名書の画像、その属性、メールI
Dを、読み取る(ステップ401;以下、401のよう
に記載)。
【0038】上記の情報を併せて分配装置3または画像
蓄積部4にまず一旦、蓄積する(402)。一方、コー
ディングデスク5側では、上記の情報のうち特に認識で
きなかった郵便物300の情報を、宛名書の画像を主体
として視覚的に表示する(403)。そしてオペレータ
がその表示をチェックして、自分の受け持ちの属性の画
像か否かを確認し(404)、そうであれば(Y)、区
分情報を入力する(405)。あるいはそうでなく誤っ
た属性であれば(N)、その正しい属性を指定し入力す
る(406)。
【0039】すると、分配装置3側は、前記のコーディ
ングデスク5からの属性変更の入力が有る(Y)か無い
(N)かを確認し(407)、有る(Y)場合にはその
入力された指定に従って属性の情報を変更する(40
8)。あるいは無い(N)場合には、読み取られた属性
のままでその画像データ(およびメールID等を合わせ
た情報)を、その属性に対応した所定のコーディングデ
スク5に分配するための準備に入る(409)。
【0040】ここで、分配先のコーディングデスク5に
は、分配しても処理可能な空き容量(または作業状態)
が有るか否かのチェックを行ない(410)、OK
(Y)であれば該当するコーディングデスク5に転送を
行なう(411)。あるいは空き容量が無ければ
(N)、例えば空きスペース要求またはリセット要求を
出すなどする(412)。
【0041】一方、コーディングデスク5側では、前記
の如く正しい属性の画像データが分配された後、オペレ
ータによって区分情報が入力されると、入力された区分
情報はそれに対応した画像データおよびそのメールID
とともに分配装置3に転送される(413)。あるいは
誤った属性の画像データであることがチェックされその
正しい属性が指定(入力)されると、分配装置3にその
正しい属性の情報が送られて、その分配装置3等に蓄え
られた画像データの属性情報が書き替えられる(41
4)。
【0042】以上のようにして、たとえシステムで機械
的には認識できずしかも誤った属性のコーディングデス
ク5に分配されてトラブルの元となっていた郵便物30
0の、宛名書の区分情報および属性を、簡易かつ確実に
システムで機械的に認識可能なコードの形に記載するこ
とができる。
【0043】なお、上記実施例においては、区分対象物
として郵便物の場合の一例を示したが、本発明の適用は
これのみには限定されないことは言うまでもない。
【0044】この他にも、区分対象物として郵便物以外
にも、例えば宅急便を区分するためのシステムや、ある
いは企業内で回覧される手書きのレポートと印刷された
レポートとを区分するための区分システム等にも適用可
能であることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、特に郵便物の区分などに用いられる区分
処理システムにおいて、オペレータの軽い負担でバック
アップされつつ効率的かつ正確にコーディングを行なう
ことが可能なコーディングシステムを備えて効率的かつ
正確な区分機能を実現する区分処理システムを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る郵便物区分処理システムの構成の
概要の一実施例を示す図である。
【図2】手書き(b)および印刷活字(a)の宛名、郵
便番号が記載された郵便物300の宛名書きの一例を示
す図である。
【図3】本実施例の郵便物区分システムの動作の概要を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…供給部 11…走査部 12…搬送部 13…バーコード処理部 14…区分集積部 15…住所認識部 16…制御部 100…読取区分装置 200…ビデオコーディング装置 300…郵便物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07C 1/00 - 9/00 G06K 9/00 - 9/82

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる認識方法によって認識される区分
    情報がそれぞれ記載された複数の被区分対象物が投入さ
    れると、該被区分対象物の前記区分情報を読み取る読取
    手段と、該読み取られた区分情報に対応した認識方法に
    従って該区分情報を認識する認識手段と、該区分情報に
    基づいて前記被区分対象物を区分する区分手段とを備え
    た区分処理システムにおいて、 前記読取手段で読み取られた区分情報の認識を行なうと
    ともに、該区分情報が認識できたか否かを検知する認識
    手段と、 前記認識できなかった区分情報を有する被区分対象物
    の、前記区分情報を含んだ画像をデータ化して画像情報
    として取り込むとともに、前記区分情報に対応した認識
    方法の種別を属性としてとらえて該属性の情報も前記画
    像情報と併せて蓄積する画像蓄積手段と、 前記画像情報を視覚的に作業者が確認できる画像として
    表示する表示手段と、 前記属性の情報に従って前記画像情報を分別し、前記表
    示手段のうち前記属性ごとに対応した表示手段に対し
    て、前記分別された画像情報をそれぞれ分配する画像情
    報分配手段と、 前記被区分対象物の属性が誤って認識されて、誤った属
    性に対応した表示手段に対して該被区分対象物の画像情
    報が分配された場合に、前記作業者によって正しい属性
    の情報が前記画像情報に付与されて該画像情報を前記画
    像蓄積手段に新たに記憶させる属性補正手段と、 前記認識できなかった区分情報を有する被区分対象物
    を、前記区分情報が認識された被区分対象物とは別に区
    分する区分手段と、 前記被区分対象物上に記載されたID番号を読み取るI
    D番号読取手段と、 前記ID番号が読み取れなかった場合に前記被区分対象
    物上に読み取り可能なID番号を新たに書き込むととも
    に、該ID番号をこれに対応する被区分対象物の画像情
    報にも付与するID番号書込手段と、を具備することを
    特徴とする区分処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の区分処理システムにおい
    て、 前記分配装置が、前記正しい属性の付与された画像情報
    を前記画像蓄積手段から読み出して、該正しい属性に対
    応した表示手段に表示させるように再分配することを特
    徴とする区分処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の区分処理システムにおい
    て、 前記認識できなかった区分情報を有する被区分対象物が
    再投入されると、該被区分対象物に付与された前記ID
    番号に対応して、前記分配装置が前記正しい属性の付与
    された画像情報を前記画像蓄積手段から読み出して、該
    画像情報を正しい属性に対応した表示手段に再分配し、
    該表示手段に表示させることを特徴とする区分処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれかに記載の
    区分処理システムにおいて、 前記被区分対象物の区分情報を、前記認識手段にとって
    統一した一つの認識方法での認識可能な情報として表現
    された区分情報コード、および前記認識手段が認識可能
    な前記画像情報の前記正しい属性を表現した属性コー
    ド、および前記認識手段が認識可能な前記ID番号を表
    現したID番号コードのうち、少なくともいずれか一つ
    のコードを前記被区分対象物に書き込むコード書き込み
    手段を具備することを特徴とする区分処理システム。
  5. 【請求項5】 宛先区分情報として、宛名書および郵便
    番号のうち少なくとも宛名書が、手書きまたは印刷され
    た情報として記載された複数の被区分対象物である郵便
    物が投入されると、該郵便物の前記宛先区分情報を読み
    取る読取手段と、該読み取られた宛先区分情報のに対応
    した認識方法に従って該宛先区分情報を認識する認識手
    段と、該宛先区分情報の手書きまたは印刷された情報の
    区別に応じて基づいて手書き情報に対する認識方法また
    は印刷された情報に対する認識方法に従って前記郵便物
    の宛先を認識してこれを区分する区分手段とを備えた区
    分処理システムにおいて、 前記読取手段で読み取られた宛先区分情報の認識を行な
    うとともに、該宛先区分情報が認識できたか否かを検知
    する認識手段と、 前記認識できなかった宛先区分情報を有する郵便物上
    の、前記宛先区分情報を含んだ表面全体の画像をデータ
    化して画像情報として取り込むとともに、前記宛先区分
    情報が手書きか印刷かを判別し、これに対応した認識方
    法の種別を属性としてとらえて該属性の情報も前記画像
    情報と併せて蓄積する画像蓄積手段と、 前記画像情報を視覚的に作業者が確認できる画像として
    表示する表示手段と、 前記属性の情報に従って前記画像情報を分別し、前記表
    示手段のうち前記属性ごとに対応した表示手段に対し
    て、前記分別された画像情報をそれぞれ分配する画像情
    報分配手段と、 前記郵便物の属性が誤って認識されて、誤った属性に対
    応した表示手段に対して該郵便物の画像情報が分配され
    た場合に、前記作業者によって正しい属性の情報が前記
    画像情報に付与されて該画像情報を前記画像蓄積手段に
    新たに記憶させる属性補正手段と、 前記認識できなかった宛先区分情報を有する郵便物を、
    前記区分情報が認識可能で区分された郵便物とは別に区
    分する区分手段と、 前記郵便物物上に記載されたID番号を読み取るID番
    号読取手段と、 前記ID番号が読み取れなかった場合に、前記ID番号
    読取手段にとって読み取り可能なID番号を前記郵便物
    上に新たに書き込むとともに、該ID番号をこれに対応
    する郵便物の画像情報にも付与するID番号書込手段
    と、を具備することを特徴とする郵便物の区分処理シス
    テム。
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