JP3485229B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3485229B2
JP3485229B2 JP31777596A JP31777596A JP3485229B2 JP 3485229 B2 JP3485229 B2 JP 3485229B2 JP 31777596 A JP31777596 A JP 31777596A JP 31777596 A JP31777596 A JP 31777596A JP 3485229 B2 JP3485229 B2 JP 3485229B2
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2300/00Aspects of the constitution of display devices
    • G09G2300/08Active matrix structure, i.e. with use of active elements, inclusive of non-linear two terminal elements, in the pixels together with light emitting or modulating elements
    • G09G2300/0809Several active elements per pixel in active matrix panels
    • G09G2300/0814Several active elements per pixel in active matrix panels used for selection purposes, e.g. logical AND for partial update
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    • G09G2300/0809Several active elements per pixel in active matrix panels
    • G09G2300/0842Several active elements per pixel in active matrix panels forming a memory circuit, e.g. a dynamic memory with one capacitor
    • G09G2300/0857Static memory circuit, e.g. flip-flop

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、行列状に配列され
た複数の画素により表示を行う表示装置に関し、特に画
素への画像信号を記録するメモリ回路を画素毎に有し、
前記メモリ回路から画素への画像信号書き込みを制御信
号に従って制御する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年パーソナルコンピュータ等のディジ
タル情報機器の高性能化は目覚しく、それら機器の情報
処理能力は飛躍的に向上してきている。それに伴い、そ
れら機器の情報処理結果を表示する表示装置も、表示容
量が拡大してきている。
【0003】しかしながら、従来から使用されてきたC
RT(cathode ray tube)表示装置は画面のサイズや表
示容量が多くなるにつれて大型になり、特に奥行きと重
量増加および消費電力増加が問題となっている。これら
の問題を軽減する手段として、フラットパネルディスプ
レイ、特にLCD(liquid crystal display)が使用さ
れているが、LCDは製造技術の困難さからCRT並の
大型化や高精細化には至っていない。
【0004】また、LCDではディジタル情報機器との
表示信号接続をディジタル信号で行うため、CRTのよ
うにアナログ信号で接続する場合に比較して、接続する
信号線の本数が格段に多く、また高速で画像信号を伝送
する必要がある。このような高速で多ビットの画像信号
伝送は電磁ノイズの発生や信号伝送電力の増加という問
題を発生させている。
【0005】さらに、画像信号の伝送量が増加した場合
には、一画面の画像信号の更新に多くの時間を必要と
し、画面の一部分のみの画像信号更新の場合と比較して
画面全体の画像信号更新は遅くなるため、表示画像の動
きの低下による動画像表示劣化等の問題を起こしてい
る。
【0006】また、近年、1画面に複数の画像を表示す
るマルチウインドウ化が進んでいるが、一度表示しても
裏側に隠れて見えなくなったウインドウ画像は、動画と
同様に再度、画像をビデオメモリを通して転送し直さな
ければならないので、画像を切り換える毎に消費電力を
増加させ、また切り替え時の時間差が大きくなるという
問題が生じている。
【0007】このような状況の中で、LCDに関しては
駆動電圧の低電圧化や駆動周波数の低減により低消費電
力化が進められているが、さらに低消費電力化できる構
造として、1画素毎にメモリを備えた構造が提案されて
いる(特開昭58−196582または特開平3ー77
922)。
【0008】この技術を採用することにより、静止画に
ついては1度画像信号を各画素に転送してしまえば、そ
の後はその画素のメモリに保持された信号でその画素を
常時表示すれば良いため、消費電力は理論上、極性反転
の為の消費電力だけになることから、“0”に限りなく
近づいてきている。
【0009】しかし、近年、マルチメディア化が進み、
動画像を表示する必要が増大している。動画像は画素情
報が速い速度で逐次変化する画像であるので、画素毎に
メモリを持たせていても、そのメモリには高頻度で画素
の信号を書き替える必要が生じる。そして、このように
高頻度で画素の書き替えを行うことになると、従来と同
様に大幅に電力を消費してしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
液晶表示装置では、表示画像の表示信号を画素毎に保持
できるようにした画素メモリ付き液晶表示装置とする
と、静止画表示に供する場合に、駆動周波数や静的消費
電力を低減する効果が期待できるが、動画表示の場合に
そのような消費電力低減効果が全く期待できないという
問題があった。
【0011】特に近年のように、マルチメディアの浸透
に伴い、動画表示は必須の要件であり、また、液晶表示
装置は、ノートパソコンや、ハンディターミナル、携帯
TV、携帯電話、電子手帳、ゲーム機などのような携帯
機器に用いられることが多いから、消費電力の問題は解
決しなければならない大きな課題の一つである。
【0012】すなわち、可般性の観点から、携帯機器の
主電源はバッテリーとならざるを得ないことから、小型
軽量化を図り、長時間、装置を使用できるようにするに
は、動画表示の際の消費電力低減は避けて通れない課題
である。
【0013】また、近年、1画面に複数の画像を表示す
るマルチウインドウ化が進んでいるが、一度表示しても
裏側に隠れて見えなくなったウインドウ画像は、動画と
同様に再度、画像をビデオメモリを通して転送し直さな
ければならないので、画像を切り換える毎に消費電力増
加させていた。
【0014】そこで、この発明の目的とするところは、
動画表示やマルチウインドウ表示にあたっても消費電力
を低減でき、バッテリー駆動時間をより長くできる表示
装置を提供することにある。
【0015】上記に付随して、複数の表示画像によって
グレイレベルを表示する場合に、画質が大幅に改善され
た表示装置を提供する。
【0016】また、消費電力が低減されたペン入力表示
装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様の表示装置(請求項1)は、基
板と、前記基板上に行列状に配列された複数の画素と、
前記複数の画素に、前記列毎に画像信号を供給する複数
の信号線と、前記複数の画素に、前記行毎にアドレス信
号を供給する複数のアドレス線と、前記複数の画素に、
列毎に書換信号を供給する複数の書換信号線と、前記複
数の画素の各々に設けられ、前記複数の書換信号線のう
ちの対応する1つから前記書換信号を受ける書換指示手
とを具備し、前記複数の画素の各々は、前記複数の信
号線の対応する1つから供給される前記画像信号を保持
するための複数のメモリ素子と、前記複数のメモリ素子
のうちの1つを選択するための選択手段と、選択された
前記複数のメモリ素子のうちの前記1つが保持する前記
画像信号に応じた輝度でドット表示をする表示素子とを
具備し、前記選択手段は、前記複数のアドレス線のうち
の対応する1つから活性化信号を受ける時に、同時に前
記複数の信号線のうちの対応する1つから受ける信号に
基づき、前記複数のメモリ素子の前記1つを選択し、前
記書換指示手段は、前記複数の書換信号線のうちの対応
する1つから活性化信号を受ける時、前記複数のメモリ
素子の書換指示を行うことを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】あるいは、上記表示装置は、前記複数の画
素に、前記行毎に行アドレス信号を供給する複数の行ア
ドレス線と、前記列毎に列アドレス信号を供給する複数
の列アドレス線と、それぞれが前記選択手段を駆動する
選択信号を供給する複数のメモリ選択信号線と、前記複
数のメモリ選択信号線を駆動するメモリ選択制御回路と
をさらに具備し、前記メモリ選択制御回路は、前記複数
の行アドレス線と前記複数の列アドレス線の活性化信号
に同期して、前記選択手段を駆動する選択信号を前記複
数のメモリ選択信号線に供給するようにしてもよい。
【0021】前記選択手段は、前記複数のメモリ素子の
前記1つに、前フレームの1画素の第1の画像信号が保
持され、現フレームの前記1画素に対応する画素の第2
の画像信号が前記第1の画像信号と実質的に同じとき
は、前記複数のメモリ素子の前記1つを選択し、前記第
1の画像信号が前記表示素子に供給されるようにするこ
とができる。
【0022】前記複数のメモリ素子の前記1つに保持さ
れている前記画像信号を、背景画像の画像信号とするこ
とができる。
【0023】前記複数のメモリ素子の少なくとも1つに
保持されている画像信号を、マルチウィンドウ画像の現
在表示されている画像以外の画像の画像信号とすること
もできる。
【0024】前記複数のメモリ素子の少なくとも1つ
が、前記画像信号を供給するホストシステム側でバック
グラウンド処理された、現画像信号以外のデータを保持
するようにしてもよい。
【0025】前記複数のメモリ素子が、前記複数の画素
の総数よりも大きい画素数に相当する画像信号を保持で
きるメモリ容量を有し、前記複数のメモリ素子に保持さ
れた前記画像信号を、実質的に前記複数の画素の前記総
数毎に切り替えて表示することにより、前記複数の画素
の前記総数よりも多い前記画像信号を表示することがで
きる。
【0026】前記複数のメモリ素子が、少なくとも1つ
のメモリ素子より成る第1のメモリ回路と、少なくとも
1つのメモリ素子より成る第2のメモリ回路とを形成
し、前記第1のメモリ回路が右目用の画像信号を、前記
第2のメモリ回路が左目用の画像信号を保持し、前記選
択手段が前記第1および第2のメモリ回路を高速で切り
替えることにより、立体表示用の画像を表示することが
できる。
【0027】本発明の第1の態様の表示装置は、各画素
に複数のメモリを有しており、各画素に画像信号とメモ
リ選択信号および書換指示信号を与えることにより、選
択されたメモリの画像信号書換えや、保持している画像
信号による液晶セルの駆動などが出来る。
【0028】動画像の場合、主として動くのはオブジェ
クト画像であり、シーンが変わったり、アングルが変わ
ったり、あるいは、ズーミングやテレワイドを行うとい
ったことが無ければ、一般的には背景は変化が無いか、
変化があってもその変化は少ない。また、マルチウイン
ドウの場合でも、基本的にはもともと前面にある画面へ
の書き換えが頻繁に発生するが、裏側のウインドウ画面
は前面に来るまで殆ど書き換えが発生しない。
【0029】本発明では、このことに着目し、背景(ま
たは裏面のウインドウ画像)とオブジェクト画像(また
は前面のウインドウ画像)は画素毎に別のメモリに保持
させ、その画素での画像表示がオブジェクトであるか、
背景であるかにより、メモリを切換えて画素表示に供す
るようにする。これにより、その画素で表示していたオ
ブジェクト画像が他へ移動した場合に、その画素の背景
用のメモリをつぎに選択できる。背景用のメモリに保持
している以前の背景画像の画像信号をそのまま利用でき
るときは、その背景画像信号をそのまま利用することに
より、従来ならばオブジェクト画像から背景画像にメモ
リ内容を書換えて改めなければならないものを、書換え
を行わずに済むようになる。
【0030】従って、本発明によれば、画素の表示内容
が変わる場合でも、画素毎にそれぞれ複数設けたメモリ
に蓄えられている信号と同じものを利用することが出来
る画像であれば、それらを選択する信号のみ与えれば良
いので、画像が変化した場合でも、液晶パネルをリフレ
ッシュする回数を大幅に低減することができ、省電力化
を図ることが出来るようになる。
【0031】さらに、表示素子に画像信号を供給してい
るメモリ以外の画像信号保持メモリが、表示装置に画像
信号を供給しているホストシステム側でバックグラウン
ド実行された結果により、メモリ内容の更新が行われ
る。これにより、ホストシステム側でアプリケーション
の切り替えが行われたときでも、高速に表示画像を切り
替えることができ、画面更新時間が短縮される。
【0032】また、表示素子に画像信号を供給している
メモリ以外の画像信号保持メモリを、仮想スクリーンと
して使用することができ、表示素子の総数よりも大容量
の表示信号をメモリすることができる。この仮想スクリ
ーンの画像信号と現画像信号とを高速に切り替えて表示
素子を駆動することにより、等価的に表示素子総数より
も多い表示画素数の画像を表示することが可能となり、
高精細で低消費電力の表示装置が実現される。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の説明に先立ち、
液晶表示装置の消費電力の問題について説明する。
【0057】一般的な液晶表示装置は、図27(a)の
ブロック図に示すように、液晶表示パネル10と、信号
線駆動回路11と、アドレス線駆動回路12と、バッフ
ァ回路13と、コモン駆動回路14と制御信号発生回路
15とを具備する。
【0058】液晶表示パネル10には、図27(b)に
示すように、複数個の微小な液晶表示セルCELが行列
状に配設されており、行毎の行走査線La1〜Lamと、列
毎の画素信号線Lb1〜Lbnにそれぞれ接続されている。
各液晶表示セルCELには、対応する行走査線によりス
イッチSWが駆動されることにより、画素信号線からの
画素信号が印加される。液晶表示セルCELは、この画
素信号線からの印加電位と、コモン電源VCOM の電位と
の電位差分の電圧が加えられることにより、その電圧に
対応して画素濃度を変化させる。
【0059】コモン電源VCOM は液晶表示セルの共通電
位の電源であり、これは図27(a)に示すコモン駆動
回路14により発生される。また、制御信号発生回路1
5は表示動作に必要な各種の制御信号を発生して各部に
与へ、所要の動作を行えるように制御している。
【0060】また、各液晶表示セルCELに対応して設
けられたスイッチSWは、TFT(Thin Film Transist
or)で構成されており、そのゲート端子は対応する行の
行走査線La1〜Lamに接続され、この行走査線の信号に
よりスイッチはオンオフ制御される。
【0061】また、各スイッチSWは、対応する列の画
素信号線Lb1〜Lbnと液晶表示セルCELとの間に、そ
のソースとドレインが接続され、ゲートに接続された行
走査線によりオンに駆動された時、信号線駆動回路11
の出力を液晶表示セルCELに与える。
【0062】アドレス線駆動回路12は、行走査線La1
〜Lamに順次駆動信号G1〜Gmを出力することによ
り、行単位で各液晶表示セルのスイッチSW(TFT)
のゲートに信号を与え、これらスイッチSWを駆動制御
する。このようにして、アドレス線駆動回路12によ
り、各行走査線が順次走査される。
【0063】一方、画像信号がバッファ回路13を介し
て信号線駆動回路11に与えられると、信号線駆動回路
11は、行走査線の走査に対応してその走査中の行の各
画素の状態を、画像信号に応じて制御する。すなわち、
その走査中の行の各画素の画像信号がそれぞれ各画素に
対応して出力されるように、この画像信号が画素信号線
Lb1〜Lbnに順次出力される。
【0064】このように図27(b)に示すような液晶
パネルにおいては、行走査線にON信号を出力すること
によって、その行対応の液晶セルの各SWをONさせる
と共に、信号線駆動回路11から、走査中の行の各画素
対応の画像信号を与えることによって、コモン駆動回路
14から与えられるコモン電圧と前記画像信号との電位
差分の電圧が、液晶セルCELに印加されて画素表示が
なされる。
【0065】ここで、液晶表示装置の駆動回路の消費電
力が、どの様な要因で決まるかを検討する。この場合、
消費電力は、直流的に流れるバイアス電流による消費電
力は含めないものとする。
【0066】液晶表示装置の駆動回路は上述したよう
に、基本的に、信号線駆動回路、バッファ回路、制御信
号発生回路、コモン駆動回路、アドレス線駆動回路に分
けられる。以下、それぞれについて詳細に述べる。
【0067】1)信号線駆動回路 信号線駆動回路は、デジタル方式とアナログ方式に大別
されるが、コンピュータ等の画像がデジタル方式による
ものであることから、整合性の良いデジタル方式につい
て消費電力を検討する。
【0068】デジタル方式の駆動ICは、基本的に信号
のサンプリング時間を決めるシフトレジスタ、デジタル
信号をラッチするラッチ回路、デジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換回路、信号線を駆動する出力
バッファからなる。この場合、消費電力を決める要因
は、ラッチ回路と出力バッファであるので、この2つの
みを考える。
【0069】ラッチ回路の最大消費電力P1 、画像信号
に関する入力等価容量をC1 、サンプリングクロックに
関する入力等価容量をCck、画像のサンプリング周波数
をfs 、ラッチ回路電源電圧をV1 でそれぞれ表すと以
下のようになる。
【0070】 P1 =(C1 +2Cck)×fs /2×V1 2 …(1) 出力バッファの最大消費電力Pobは、信号線容量をCs
s、水平駆動周波数をfh 、水平の画素数をNh 、信号
線電圧をVs でそれぞれ表すと以下のようになる。
【0071】 Pob=Nh ×Css×fh ×Vs 2 /2 …(2) 2)バッファ回路 バッファ回路は、入力のテジタル信号を受けてノイズ除
去や波形整形をして信号線駆動回路に安定な信号を供給
するための回路で、省略される場合もあるが基本的に必
要であるので考慮しておく。バッファ回路の最大消費電
力Pb は、クロックfs に関する回路の入力等価容量を
Cbc、画像信号に関する回路の入力等価容量をCbp、バ
ッファ回路の電源電圧をVb でそれぞれ表すと以下のよ
うになる。
【0072】 Pb =(2Cbc+Cbp)×fs /2×Vb 2 …(3) 3)制御信号発生回路 制御信号発生回路は、基本的にはゲートアレイで構成さ
れており、信号により内部の周波数が異なるが、主に画
像のサンプリングクロックfs に関係する消費電力が重
要なファクターと考えられる。ゲートアレイ全体の最大
消費電力Pgaは、クロックfs に関する回路の等価内部
容量をCgac 、画像信号に関する回路の入力等価容量を
Cgap 、ゲートアレイの電源電圧をVgaでそれぞれ表す
と以下のようになる。
【0073】 Pga=(2Cgac +Cgap )×fs /2×Vga2 …(4) 4)コモン駆動回路 コモン駆動回路は、コモン容量Cc を駆動するためのも
ので、コモン駆動回路の最大消費電力Pc は、コモンの
駆動周波数をfc 、コモン駆動回路の電源電圧をVc で
表すと以下のようになる。なお、コモン反転の場合、f
c は水平駆動周波数fh の半分である。
【0074】 Pc =Cc ×fc ×Vc 2 …(5) 5)アドレス線駆動回路 アドレスト線駆動回路は、アドレス線(ゲート線)の容
量Cg を駆動するためのもので、アドレスト線駆動回路
の最大消費電力Pg は、アドレス線の駆動周波数をfg
、アドレス線駆動回路の電源電圧をVg で表すと以下
のようになる。なお、アドレス線の駆動周波数fg は、
通常、水平駆動周波数fh である。
【0075】 Pg =Cg ×fh ×Vg 2 …(6) 6)回路全体の消費電力Pall 以上より、回路全体の消費電力Pall は、以下のように
なる。
【0076】 Pall =P1 +Pob+Pb +Pga+PC +Pg =(C1 +2Cck)×fs /2×V1 2 +Nh ×Cs ×fh ×Vs 2 /2+(2Cbc+Cbp)×fs /2×Vb 2 +(2Cgac +Cgap ) ×fs /2×Vga2 +Cc ×fc ×Vc 2 +Cg ×fh ×Vg 2 この場合、コモンは一定電圧でNh ×Css>>Cg とす
ると、 Pall =(C1 +2Cck+2Cbc+Cbp+2Cgac +Cgap ) ×(fs /2)×V2 +Nh ×Css×(fh /2)×V2 =Pall (C、f、V) …(7) となり、容量Cと駆動周波数f(水平周波数と画像のク
ロック周波数)とデジタル系の電源電圧Vの関数とな
る。
【0077】この場合、上記容量Cはデバイス構造、ま
た、上記電圧Vはプロセスおよび液晶のV−T特性など
ICおよび液晶パネル構造で決まる。しかし、周波数f
は画像の水平走査周波数やフリッカ特性など、システム
及び画質から決まるもので、駆動法により下げることが
可能である。
【0078】次に、液晶パネルの消費電力がどのような
要因で決まるかを検討する。液晶パネルは、基本的に図
27(a)と(b)に示すように、画素信号線と行走査
線(アドレス線)によってそれぞれ画像信号と走査信号
が伝達され、対応する画素が表示される。この時、画素
信号線と行走査線の容量Csig 、Cg を駆動するため
に、それぞれCsig ×f×V2 、Cg ×f×V2 の電力
が消費される。この電力消費分は液晶セルCELの表示
に直接的に寄与するものでないから損失分である。
【0079】これを低減するには容量C、周波数f、電
圧Vを下げる必要がある。そして、静止画であれば、周
波数fを“0”にすることができるが、動画であれば通
常これを“0”にすることはできないし、複雑な画像で
あれば各液晶セルCELの表示濃度が頻繁に変わること
になるので、そのために駆動する電力も増加してしま
う。
【0080】先に提案されている画素メモリ付きLCD
は、スイッチSWを介して得た表示信号をこれら画素メ
モリに保持させ、このメモリ内容を用いて画素の表示に
供するものであるが、これは静止画表示に供する場合
に、駆動周波数fや静的消費電力を低減する効果のある
技術であるものの、動画表示に供される場合には、当
然、駆動周波数fを上げる必要があり、そのために全体
の消費電力は増加してしまう。
【0081】以上のように、従来の液晶表示装置では、
表示画像の表示信号を画素毎に保持できるようにした画
素メモリ付き液晶表示装置とすると、静止画表示に供す
る場合に、駆動周波数fや静的消費電力を低減する効果
が期待できるが、動画表示の場合にそのような消費電力
低減効果が全く期待できないという問題があった。
【0082】そこで、この発明では、動画表示やマルチ
ウインドウ表示においても消費電力を低減でき、かつ表
示画面を高速に切り替えることができる液晶表示装置を
提供する。以下、本発明の実施の形態を具体的に説明す
る。
【0083】(第1の実施形態)図1と図2は、本発明
の第1の実施形態に係わる液晶表示装置の概略構成図、
図3は図2の構造における1画素分の要素を抽出してよ
り詳細に記述した構成図、図(a)と図4(b)は図3
の構成における動作例の詳細を示した図である。
【0084】図1、図2において、110は液晶パネル
(LCDパネル)、111は信号線駆動回路、112は
アドレス線駆動回路、La1〜Lamは行走査線、Lb1〜L
bnは画像信号線、Lc1〜Lcnは本実施例の特徴部分であ
る書換制御信号線である。
【0085】信号線駆動回路111は、画素毎にその表
示すべき画像が背景画像かオブジェクト画像かにより、
それに対応したメモリ選択信号をそれぞれの画素に発生
して画像素信号線Lb1〜Lbnに出力する。また、信号線
駆動回路111は、メモリ選択信号を発生するのと同じ
タイミングで、画素毎にその表示すべき画像の書換えの
要求により、書換え指示信号を発生して、それぞれ対応
する書換制御信号線Lc1〜Lcnに出力し、続いてつぎの
タイミングで各画素毎にその表示すべき画像の信号を、
画像信号線Lb1〜Lbnに出力する。
【0086】どの画素の表示画像が、背景画像である
か、オブジェクト画像であるか、また、書換えが必要な
のか不要であるのかといった情報は、ホストコンピュー
タ側で各画素毎に事前に処理して、画像信号と共に信号
線駆動制御回路111に与える。信号線駆動回路111
は、この情報と画像信号とを受けて、第1のタイミング
では書換指示信号とメモリ選択信号を各画素に出力し、
第2のタイミングでは画像信号を各画素に出力する。
【0087】また、アドレス線駆動回路112は、全行
走査線La1〜Lamを走査するに要する時間を周期とし
て、アドレス線(ゲート線)駆動信号G1〜Gmを順次
発生するもので、基本的には従来のものと変わりはな
い。なお、信号線駆動回路111は、このアドレス線駆
動回路112の動作に同期して動作する。
【0088】液晶パネル110は図2に示すように、複
数個の微小な液晶表示セルCELを行列状に配設したも
のであり、行方向に整列された表示セルを行単位で駆動
する行走査線La1〜Lamと、列方向に配列された表示セ
ルに列単位で画素信号を供給する画素信号線Lb1〜Lbn
が配列されている。各液晶表示セルCELは、それぞれ
対応する行走査線、画素信号線から信号を受ける。
【0089】さらに、書換制御信号線Lc1〜Lcnは、画
素信号線Lb1〜Lbnにそれぞれにペアで配置されてお
り、これにより、対応画素に書換制御信号を与えること
ができるようになっている。
【0090】各液晶表示セルCELには、画素表示制御
回路PDC120が設けられている。各PDC120に
は図3に示すように、画像信号(画素表示データ)を記
憶する複数のメモリが設けられている。この例では、説
明を簡単にするために、オブジェクト画像用の第1のメ
モリ素子121aと、背景画像用の第2のメモリ素子1
21bとの2メモリ素子構成を示してあるが、図5に示
すように、3メモリ素子以上の構成とすることも可能で
ある。
【0091】また、画素表示制御回路120は、メモリ
選択制御回路123と書換指示回路124と、メモリ出
力切換回路125を有している。
【0092】第1および第2のメモリ素子121a,1
21bは、画像信号線Lb1〜Lbnのうち、自己の所属す
る画素の列位置に対応する画像信号線より画像信号を受
取り、これを保持し、その書換え制御は書換指示回路1
24により行われる。
【0093】メモリ選択制御回路123は、行走査線L
a1〜Lamのうち、自己の所属する画素の行位置に対応す
る行走査線からゲート駆動信号を受けて、前記第1のタ
イミングの期間において、画像信号線Lb1〜Lbnのうち
の対応する画像信号線から信号Sbを取り込み、これよ
り、第1および第2のメモリ素子121a,121bの
うちのどのメモリ素子を選択するかを指示する信号Ss
を出力して、第1および第2のメモリ素子121a,1
21bおよびメモリ出力切換回路125に与える。
【0094】この例の場合、信号Ssが論理レベル
“L”の信号の場合は第1のメモリ素子121aの選択
指示であり、信号Ssが論理レベル“H”の信号の場合
は第2のメモリ素子121bの選択指示である。また、
信号Srが論理レベル“L”の信号の場合は“書換え
る”の指示であり、信号Srが論理レベル“H”の信号
の場合は“書換えない”の指示であるとする。
【0095】画素表示制御回路120のメモリ出力切換
回路125は、信号Ssを受けて第1のメモリ素子12
1aと第2のメモリ素子121bの出力のうち、一方を
選択するものであり、信号Ssが論理レベル“L”の信
号の場合は第1のメモリ素子121aを、信号Ssが論
理レベル“H”の信号の場合は第2のメモリ素子121
bを選択するように切り換える。
【0096】このメモリ出力切換回路125を介して得
られる第1または第2のメモリ素子の出力により、液晶
セルCELは、その出力に応じた画素表示を行う。液晶
表示セルCELはこの画像信号線からの印加電位と、コ
モン電源VCOM の電位との電位差分の電圧が加えられる
ことにより、その電圧に応じて画素濃度を変化させる。
【0097】本システムでは、図3に示すように各画素
はそれぞれ複数のメモリ素子を具備している。そして、
この複数のメモリ素子には、背景画像用の画素表示に供
する画像信号(画像データ)と、オブジェクト画像用の
画素表示に供する画像信号のうちのいずれか一つをそれ
ぞれ保持させるようにし、また、これらメモリ素子のい
ずれかを選択する信号を外部から与えてメモリ素子を選
択することによって、その選択したメモリ素子の内容を
画素の表示内容とするようにしている。
【0098】いずれのメモリ素子を選択するかは、各液
晶セルあてに出力される画像信号の出力動作に先立ち、
書換えの指示信号と共に信号線駆動回路111から各液
晶セルあてに出力され、その後に、画素別に画像信号が
各メモリ素子に供給される。
【0099】画像が変化する場合には、その変化を画素
に反映させるようにするため、選択されているメモリ素
子に対してその画像信号を書き込み、その書き込んだ画
像信号を用いて液晶セルCELを表示させ、また、画像
が変化しない場合には書き込みは行わず、その変化しな
い画像の画像信号を既に保持しているメモリ素子から読
出して、液晶セルCELの表示に供するようにする。
【0100】つぎの画面に1部分でも画像の変化部分が
ある場合、従来は外部からその画面用の画像信号(1画
面分)を入力し、それを用いて各液晶セルCELのメモ
リの内容を書換えると共に、その書換えた画像信号によ
り、液晶セルCELの画像表示を行うようにしていた。
【0101】本発明では、上記各液晶セルCELが有し
ている複数のメモリ素子のうちで、つぎに表示すべき画
像信号の内容に近い信号を保持したメモリ素子があれ
ば、そのメモリ素子が選択される。すなわち、変更の無
い画像信号の場合は、1画面分の画像信号の各メモリ素
子への書換えを行わずに、変更のあった画素についての
み、画像信号が書換えられる。
【0102】これにより、動画像のように画面内の多く
の部分は変わらず、1部分の画素のみが変化するような
画像の表示の場合に、変化のない画素は書換えを行わず
に前に保持している画像信号をそのまま流用するように
することになるので、各画素のメモリ内容を無用に書換
えし直す無駄を省くことができる。この結果、動画像表
示においても、電力消費の大きい書換え動作を行わずに
済む画素が多数にのぼることから、低消費電力化を図る
ことができるようになる。
【0103】次に、本実施例のさらに詳しい動作を例に
基づいて説明する。図3のように、各画素に持たせるメ
モリ素子を、第1のメモリ素子121aと第2のメモリ
素子121bの2つとし、第2のメモリ素子121bは
背景画像の情報を保持するためのメモリ素子として用い
た場合について考える。
【0104】まず、表示画像としては図4(a)に示す
ように、画面の背景Bが白の画像中において、画面位置
Pijにある1画素相当の黒の点OBJが(I)の状態か
ら、(II)の状態の画面右位置Pklに移動する場合につ
いて説明する。
【0105】液晶パネルには前述のように、各行に行走
査線La1〜Lamがあり、また、列方向にメモリ選択信号
と画像信号の伝達に用いられる第1の信号線Lb1〜Lbn
と書き換え信号伝達用の第2の信号線Lc1〜Lcnとがあ
る。
【0106】図4(b)に液晶セルにおける各信号のタ
イミングチャートをに示す。この場合、時刻t1 におい
て画面位置Pijに黒の画素が表示されている。白画面に
おいて、1画素の黒点が移動する例であるから、背景画
像としては最後まで白である。従って、各画素位置の液
晶セルの2つのメモリ素子121a,121bのうち、
背景用メモリ素子である第2のメモリ素子121bの内
容は、最初に背景画像用として与えられた白の画像信号
を保持した後は、背景用として書換える必要がない。
【0107】また、移動するオブジェクト画像である黒
の点の画像信号は、表示位置にある液晶セルの持つオブ
ジェクト画像用の第1のメモリ素子121aに書き込ま
れ、表示に供されることになるが、その前のフィールド
での黒の点(オブジェクト画像)の表示位置にある液晶
セルの第1のメモリ素子121aにも、さらにその前の
段階で既に黒の点の画像信号は書き込まれていて、背景
画像に戻すために、従来ならばこれを白に書換える必要
があった。
【0108】本発明では、このような背景画像への書き
戻しを不要にするために、液晶セル毎のメモリ素子を2
つ設けて、1つをオブジェクト画像用に、もう1つを背
景用に使用し、切換えて利用する。
【0109】図4(a)の例では、(I)において画面
位置Pijにおける画素は、その前のフィ−ルドでの黒表
示の状態をそのまま継続し、つぎのフィ−ルド(II)で
は黒の画像は画面位置Pklに移り、画面位置Pijにおけ
る画素は、黒の表示から白に変わる。各信号のシーケン
スを、図4(b)に従って説明する。画面位置Pijの画
素に対応する行走査線はLai、第1および第2の信号線
はLbj,Lcjであるとする。
【0110】画面位置Pijにおける画素は、ここに黒点
が表示される前に、既に背景画像の表示状態を経ている
とすれば、この画素位置における液晶セルの持つ第2の
メモリ素子121bには背景画像の画像信号が保持され
ている。そして、その後、この画面位置Pijにおける画
素に黒点表示がなされて図4(a)の(I)の状態に至
ったとすると、この画素位置における第1のメモリ素子
121aにはオブジェクト像の画像信号である黒の画像
信号がその時点で書き込まれ、保持されていることにな
る。
【0111】そして、時刻t1 時ではまだ画面位置Pij
に黒点を表示し、その後に、図4(a)の(II)の状態
に移るとすると、t1 時には第1のメモリ素子121a
の画像信号をそのまま表示に使用し、次にt2 時には第
2のメモリ素子121bに切換えて、この第2のメモリ
素子121bの保持している画像信号を使用して背景画
像の画素表示を行う。
【0112】この様子を図4(b)に従って詳細に説明
する。まず始めに、走査線Laiに行走査用のゲート駆動
信号が選択パルスP1 として入力されると(時刻t1
)、これに同期して第1の信号線Lbjには、第1のメ
モリ素子121aを選択するのか第2のメモリ素子12
1bを選択するのかを指示するための選択信号Sbが、
1水平走査期間の前半1/2周期の間に入力され、そし
て、時刻t2 の時点から始まる1水平走査期間の後半1
/2周期の間に、信号線Lcjにはメモリを書き換えるか
書き換えないかを決める書き換え信号Scが入力され、
また、この後半1/2周期の間には、第1の信号線Lbj
にこの水平走査位置に対応する画像信号が入力されるこ
とになる。
【0113】本発明では、画像信号を保持する第1およ
び第2のメモリ素子121a,121bの選択指令を信
号線Lbj上に出力した後、画像信号を信号線Lbj上に出
力するといった信号供給形態をとる。
【0114】そして、上述の時刻t1 においては、画面
位置Pijの画素は、それまでと同様に黒表示のままであ
るから、オブジェクト画像用の第1のメモリ素子121
aを選択するようにするために、メモリ選択回路123
は選択信号Ssとして第1のメモリ素子121a選択用
の信号である“L”なる信号を、そして、メモリ内容を
書換えないようにするために、書き換え指示回路124
は、信号Srとして書換えないことを意味する信号であ
る“H”なる信号を出力する。そして、その画素での画
像信号は、1水平走査期間の後半に、信号線Lbjに出力
される。
【0115】この画像信号は第1のメモリ素子121a
に与えらえるが、信号Srとして書換えないことを意味
する“H”なる信号が与えられているために、第1のメ
モリ素子121aの内容は書き変わらない。選択信号S
sである“L”の信号はメモリ出力切換回路125にも
与えられ、メモリ出力切換回路125は第1のメモリ素
子121aを選択することになる。
【0116】これらの動作により、前に保持した第1の
メモリ素子121aの内容が、メモリ出力切換回路12
5を介して液晶セルに与えられ、液晶セルはこの第1の
メモリ素子121aの内容に対応する階調で画素を表示
することになる。
【0117】つぎに、時刻t3 になると走査線Laiに行
走査用のゲート駆動信号が、選択パルスP1 として再び
入力される。そして、これに同期して第1の信号線Lbj
には第1/第2のメモリ素子121a,121bの選択
指示のための選択信号Sbが1水平走査期間の前半1/
2周期の間に出力され、そして、時刻t4 の時点から始
まる1水平走査期間の後半1/2周期の間に、信号線L
cjにはメモリ素子の書換え可否を決める書き換え信号S
rが、そして、第1の信号線Lbjにはその水平走査位置
対応の画像信号が入力されることになる。
【0118】t3 時点での画面位置Pijには、黒点は既
に移動して背景の画像表示に戻った状態の表示がなされ
ねばならないので、画面位置Pijにおける画素表示は背
景画像の白である。従って、第1/第2のメモリ素子の
選択信号Ssは、背景画像を保持している第2のメモリ
素子121bを選択する選択信号である“H”となる。
この信号はメモリ出力切換回路125にも与えられ、メ
モリ出力切換回路125は第2のメモリ素子121bを
選択することになる。
【0119】この結果、第2のメモリ素子121bが選
択され、このメモリ素子の保持している画像信号が液晶
セルに与えられ、この液晶セルを白画素として表示する
ことになる。
【0120】また、このとき、メモリ内容を書換えない
ようにするために、書換指示回路124は信号Srとし
て“H”を信号線Lcjに出力する。そして、1水平走査
期間の後半に、信号線Lbjにその画素での画像信号が入
力されるが、この画像信号は第1のメモリ素子121a
に与えらえるものの、信号Srとして“H”が与えられ
ているために、第1のメモリ素子121aの内容は書き
変わらない。
【0121】従って、液晶セルを白画素表示するために
使用された画像信号は、背景画像用の第2のメモリ素子
121bに保持されていた過去の画像信号であり、新た
に書換えをしない分、書換えに要する電力を消費せずに
済むようになる。
【0122】メモリ内容を書換えるときは、信号Srと
して“L”を与えると、第1および第2のメモリ素子1
21a,121bのうち、そのときに選択されているメ
モリ素子に、そのときに第1の信号線Lbjに出力されて
いる画像信号が与えられて書き込まれることになる。こ
の場合には、その選択されているメモリ素子に書き込ま
れた画像信号により画素の表示がなされることになる。
【0123】このように、動画像の場合、主として動く
のはオブジェクト画像であり、シーンが変わったり、ア
ングルが変わったり、あるいは、ズーミングやテレワイ
ドを行うといったことが無ければ、一般的には背景は変
化が無いか、変化があってもその変化は少ない。
【0124】本発明はこれに着目し、背景とオブジェク
ト画像は画素毎に別のメモリに保持させ、その画素での
画像表示がオブジェクトであるか、背景であるかによ
り、メモリを切換えて画素表示に供するようにしてい
る。
【0125】オブジェクト画像が動いた場合にも、保持
している背景画像の画像信号をそのまま利用できるとき
はその背景画像信号をそのまま利用することにより、従
来ならばオブジェクト画像から背景画像にメモリ内容を
書換えて改めなければならなかったものを、書換えを行
わずに済むようにしている。
【0126】その結果、液晶表示装置の周辺回路として
の信号線駆動回路やゲートアレイなどを、メモリ書換え
のための信号が通過するのを抑制できるようになるた
め、書替え頻度が頻繁な画像になればなる程、消費電力
を大幅に低減する効果が期待できる。
【0127】なお、本発明は上述した具体例に限定され
るものではなく、種々変形して利用可能である。例え
ば、マルチウインドウ化した場合に、隠れて見えなくな
ったウインドウ画面を複数のメモリに蓄積することによ
り、ビデオメモリからの読出しを行わずに、瞬時に前記
メモリより読出してウインドウを切り換えるという構成
も考えられる。また、さらに全く別の画像を入れておく
ことにより、見せたくない背景画像を自分好みの背景に
したりすることも可能である。
【0128】(第2の実施形態)図6に、本発明の第2
の実施形態に係わる液晶表示装置の構成を示す。本実施
形態の液晶表示装置は、通常の駆動回路に比較して、任
意の画素に対して独立に画像信号の書き込みを行うため
の行アドレス線駆動回路212と列アドレス線駆動回路
205を有し、これらのアドレス線駆動回路212、2
05を制御するためのアドレスデコーダ203、さらに
表示画像を切り換えを行うためのメモリ切換制御回路2
06を有していることが特徴である。
【0129】まず、液晶表示装置に画像信号を供給して
いるコンピュータなどの情報機器側(以下ホストシステ
ム側と称する)から供給された入力信号は、表示制御回
路201により信号線駆動回路202に供給される画像
信号と、アドレスデコーダ203に供給される制御信号
とに分離される。
【0130】信号線駆動回路202に供給された画像信
号は、表示に必要な所定の電圧に昇圧された画像信号2
21として表示パネル210に供給され、画像信号22
1は表示パネル210に内蔵されているメモリ回路に供
給される。制御信号は、アドレスデコーダー203に入
力され、そこで画像信号221を表示パネル210の中
のいずれの画素に書き込むかが決定される。また、この
アドレスデコーダ203により、表示パネル210内の
画像信号保持用メモリ回路のいずれのメモリに書き込む
かが決定される。
【0131】行アドレス線駆動回路212、列アドレス
線駆動回路205、メモリ切換制御回路206は、いず
れも信号線駆動回路202と同様に、アドレスデコーダ
203のデコード結果に従い入力された制御信号を、表
示パネル210の中のメモリ回路の内容更新に必要な電
圧に昇圧して、表示パネル210内部のメモリ回路に各
々制御信号を供給する。
【0132】図7に表示パネル210内部の回路構成の
一例を示す。この例では、信号線駆動回路202から供
給された画像信号221は、画像信号スイッチ271の
一方の端子に接続されている。画像信号スイッチ271
は、行アドレス線駆動信号241により導通状態(O
N)となる。
【0133】また、画像信号スイッチ271の他方の端
子は、列アドレス線駆動信号251により制御されるス
イッチ272の一方の端子に接続されている。従って、
スイッチ271および272が同時にONしないと、画
像信号221は画素内部のメモリ回路273に供給され
ない。換言すれば、行アドレスと列アドレスの組み合わ
せにより、任意の位置の画素に画像信号を書き込むこと
ができる。
【0134】また、メモリ回路内部のいずれのメモリ素
子を更新するか、またいずれのメモリ素子の値で液晶セ
ル210を駆動するかが、メモリ切換制御回路206か
ら供給される切換信号261により決定される。
【0135】図8にメモリ回路273の第1の構成例を
示す。この例のメモリ回路273では、スイッチ272
から供給される画像信号275が、切換信号261がハ
イレベルの場合にONするトランスファゲート232
a、232bと、切換信号261がローレベルの場合に
ONするトランスファゲート233a、233bに供給
される。切換信号261はトランスファゲート232
a、232bのゲート電極とインバータ回路231に供
給されている。インバータ回路231は切換信号261
を反転し、その反転信号はトランスファゲート233
a、233bのゲート電極に供給されている。
【0136】図8の例では、切換信号261がハイレベ
ルの場合、メモリ素子230aの表示信号の更新が行わ
れ、液晶セル276を駆動する液晶駆動信号274は、
メモリ素子230bの内容により決定される。また、メ
モリ素子230a、230bは、いずれもトランジスタ
とコンデンサで構成されたDRAM型であり、メモリ素
子の正確な動作のためには、ある一定周期でメモリ素子
230a、230bの内容を更新(リフレッシュ)する
必要がある。
【0137】図9にメモリ回路273の第2の構成例を
示す。この構成例はスタティック型で構成されているた
めリフレッシュの必要がない。従って、一度メモリ回路
273に画像信号の書込みを行えば、その状態が次の画
像信号更新まで保持される。なお、図9の構成例におい
ても書込みや液晶セル駆動については、図8の例と同様
に行われ、切換信号261がハイレベルの場合、メモリ
素子230a’の画像信号の更新が行われ、液晶セル2
76を駆動する液晶駆動信号274はメモリ素子230
b’の内容により決定される。
【0138】メモリ回路273が図9の構成例のような
スタティック型であれば、メモリ回路273に書込まれ
た画像信号は、表示画像内容が変更されたときのみに行
うことができる。従って、ホストシステム側から表示装
置側に伝送される画像データも画像信号が更新されると
きのみに行えばよい。
【0139】図10に画像信号伝送の例を示すタイミン
グチャートを示す。通常の表示では、表示装置を駆動す
るための同期信号に、画像信号を同期させて信号伝送を
行う必要があり、画像信号の伝送は常に行われている
が、メモリ回路273がスタティック型の場合は、同期
信号に合わせて画像信号を伝送する時間は、CPU側
(ホストシステム側)で画像信号更新が発生した後のみ
でよい。
【0140】従って、通常の表示装置に画像信号を伝送
する場合に比べて画像信号伝送時間は短時間で済むた
め、画像信号の伝送電力が削減でき、また画像信号の伝
送時に発生する電磁ノイズも低減することができる。
【0141】図9に示すように、液晶表示装置に画像を
表示する動作は、同期信号に同期して行われる画像信号
のリフレッシュや極性反転などとして、常に行われてい
るが、実質的な画像信号の更新の実行は、ホストシステ
ム側で表示データを格納しているビデオメモリを更新す
る時間と回数に依存する。従って実質的に表示画像を更
新するための更新スピードはホストシステム側のビデオ
メモリ更新速度に依存している。
【0142】ホストシステム側で有するビデオメモリ
が、液晶表示装置にある表示画素総数以上の容量を有す
る場合、ホストシステム側のビデオメモリ更新と同時
に、液晶パネルに内蔵されている画像信号メモリの中の
表示に使用していない画像信号メモリの内容を、表示で
きない、つまり表示画素総数以上に相当するビデオメモ
リのデータで更新することにより、見かけ上ホストシス
テム側のビデオメモリの更新速度以上の速度で画像信号
の切換が可能となる。
【0143】1例として図11に、画像信号の高速切換
を行う場合の画像信号伝送のタイミングチャートを示
す。例えば、フォアグラウンドでホストシステムのユー
ザーがワードプロセッサーなどを実行して、バックグラ
ウンドで通信を行いながらデータベースの検索を行うよ
うなマルチタスク処理を行っているとする。ワードプロ
セッサでの文書作成の場合などは、ユーザーからのキー
入力オフ時にはバックグラウンドのタスクが実行され
る。
【0144】バックグラウンドで前述のようなデータベ
ースの検索などを行った場合には、その実行結果を画面
に表示する必要がある。そのため、図11に示すよう
に、バックグラウンド処理のプログラムが計算処理(デ
ータベースの検索マッチングやその結果の取り出しなど
の処理)を終了した結果が、液晶表示装置側で内蔵され
ている画像信号メモリの中の表示に使用していない画像
信号メモリへ、バックグラウンドの画像信号として伝送
される。
【0145】つまり、ホストシステム側のバックグラウ
ンド処理では、液晶表示装置の画素内のメモリを仮想ス
クリーンとして、通常の液晶表示装置の画像信号更新と
同様な書込手段により、メモリ内容の更新が行われる。
途中でユーザーがシステムのアプリケーションをバック
グラウンドとフォアグラウンドで入れ替えを行った場合
には、図11に示すように、CPUがバックグラウンド
表示データ更新に要する時間よりも短い時間で、場合に
よっては時間差を生じることなく、ユーザーのアプリケ
ーション切換要求で表示画像の高速切換が可能になる。
【0146】このように、液晶パネルの画素内部のメモ
リをバックグラウンド表示画像により更新を行う場合で
も、画像信号自体の伝送は同期信号に同期させて常時行
う必要はなく、図11に示すように画像信号の更新が必
要なときだけ表示を行えば良い。従って、通常の表示装
置に画像信号を伝送する場合に比べて、画像信号伝送時
間は短時間で済む。このため、画像信号の伝送電力が削
減でき、また画像信号の伝送時に発生する電磁ノイズも
低減することができる。
【0147】次に、本発明の応用例として、液晶シャッ
タ付き眼鏡を利用した立体画像(3D)表示に付いて説
明を行う。一画面を時分割で右目用画像と左目用画像を
表示し、その表示タイミングに合わせてユーザーが掛け
ている液晶シャッター付き眼鏡の液晶シャッターを切換
動作させることにより、3D画像表示ができる。
【0148】3D画像の表示の場合には、例えば図12
に示すように、右目用画像または左目用画像のどちらか
一方を実スクリーン画像、他方を仮想スクリーン画像と
してホストシステム側で予め割付を決めておく。
【0149】ホストシステム側では、変更する必要の生
じた画像についてのみ書換を行えば良いので、従来の液
晶シャッター付き眼鏡のように右目用画像と左目用画像
の全画面を常時書換を行う必要が無く、液晶表示装置の
垂直同期信号タイミングにとらわれない画像信号の更新
が可能となる。
【0150】従来ならば、右目用画像と左目用画像の画
像信号の切換えは、ホストシステム側から送られてくる
垂直同期信号に同期した周期でなければ、画面の切換え
ができなかった。
【0151】通常は垂直同期信号は60Hzであるた
め、右目用画像または左目用画像は、それぞれ単独では
30Hzでしか表示できない。そのため、液晶表示装置
自体は60Hzで表示を行っているにも拘らず、30H
zのフリッカが視認されてしまうという問題があった
が、液晶表示装置表示画像を切換えるメモリ切換制御信
号261を高速に切り換えることにより、フリッカの無
い3D画像の表示が可能になる。
【0152】なお、メモリの切換制御や一画面の画像信
号の更新は、ホストシステム側の制御に従って行われる
必要がある。つまり、図8あるいは図9のメモリ回路構
成例の場合は、右目用画像が表示されている場合は、左
目用画像の更新しかできないため、ホストシステム側か
ら供給される画像信号の更新は、液晶表示装置で表示が
行われている表示画像とは逆の画像信号である必要があ
る。
【0153】この問題は、液晶表示装置の1画素内部の
メモリを、2組よりも多く持つことにより回避できる。
すなわち、1枚目と2枚目のメモリで切換表示する右目
用画像と左目用画像を保持しておき、この2枚に付いて
高速に切り換えて表示を行い、3枚目と4枚目のメモリ
について、次に表示を行う右目用と左目用画像の更新を
行えば、表示画像の切り換えスイッチの動作タイミング
に、画像信号の更新タイミングは制限を受けなくなる。
【0154】このようにしてメモリ切換制御信号261
を高速にするに従い、観察される画像は滑らかになり、
常時右目用画像と左目用画像の表示を行っている場合と
同等な表示が可能となる。
【0155】つまり、この様に高速にメモリを切り換え
て表示を切り換えることにより、等価的に液晶パネルの
画素数が、右目用画像と左目用画像の両方に対応した画
素数(2倍)まで増加したように観察され、表示品位が
向上する。従って、右目用画像と左目用画像を、表示装
置の同期信号に左右されず高速に切換えることにより、
フリッカーのない高品質な3D画像が表示可能になる。
【0156】以上のように本実施例によれば、表示素子
に画像信号を供給しているメモリ以外のメモリの画像信
号保持内容が、表示装置に画像信号を供給しているホス
トシステム側でバックグラウンド実行されている実行結
果により更新される。これにより、ホストシステム側で
アプリケーションの切替えが行われたときには、表示画
像とメモリ内画像信号を高速に切替えることができ、画
面更新時間を短縮することが可能となる。
【0157】また、行列状に配置された表示素子の素子
総数よりも、大容量の画像信号をメモリに保持し、その
メモリの画像信号と現画像信号とを高速に切替えて表示
素子を駆動することにより、等価的に表示素子総数より
も多い表示画素数の表示画像を表示することが可能とな
り、高精細でかつ低消費電力の表示装置が実現できる。
【0158】(第3の実施形態)図13は、本発明の第
3の実施形態に係わる液晶表示装置の要部の構成を示
す。本実施形態の液晶表示装置は、図に示すように、液
晶表示パネル310、信号線駆動回路311、アドレス
線駆動回路312、アドレス線カウンタ回路324、ア
ドレス線選択信号発生回路325、制御線駆動回路32
6、制御線カウンタ回路327、制御線選択信号発生回
路328を具備する。
【0159】信号線駆動回路311に画像信号S1 が入
力され、それに同期してアドレス線カウンタ回路324
の信号C1 に合わせて、アドレス線(不図示)が順次選
択されていく。任意のアドレス線の選択/非選択は、ア
ドレス線選択信号発生回路325より出力されたアドレ
ス線選択信号S2 によって決定される。同様にして、制
御線カウンタ回路327の信号C2 に合わせて、制御線
(不図示)が順次選択される。任意の制御線の選択/非
選択は、制御線選択信号発生回路328より出力された
制御線選択信号S3 によって決定される。
【0160】図14は、本実施形態の液晶表示パネルの
概略のセル構成を示している。基本的なセル構成は、液
晶容量CLCと、補助容量Cs とからなる液晶セルCEL
と、メモリ回路321と、スイッチSW1 、SW2 とか
ら成っている。
【0161】FETより成るスイッチSW1 のゲート電
極はアドレス線302に、ソース電極は信号線301に
夫々接続しており、スイッチSW1 のドレイン電極とス
イッチSW2 のソース電極との間にメモリ回路321が
接続され、スイッチSW2 のゲート電極が制御線306
に接続されている。
【0162】これにより、アドレス線駆動回路312よ
り各アドレス線302にON電圧が印加され、引き続き
制御線駆動回路316より制御線306にON電圧が印
加され、スイッチSW2 がONとなった画素CELへ
は、メモリ回路321より画素信号が印加される。
【0163】従来、行列状に配列された画素に画像信号
を書き込む場合、行方向に配列された複数のアドレス線
を上から順に走査していき走査されたアドレス線に接続
されている横1列の全スイッチがオンとなり、信号線か
らの信号が画素に書き込まれていた。
【0164】この場合、同一のアドレス線に接続されて
いる同一行のスイッチはすべてオンとなり、同一行に配
設された全ての画素に所望の信号を与えなければならな
い。つまり、前フィールドと次フィールドにおいて同じ
画像を表示する場合においても、同一の画像信号を供給
しなければならなかった。
【0165】本実施形態の構成であれば、制御線306
および制御線駆動回路316を設けて、画像情報が変わ
らない画素へのコンピュータ側からの画像信号の送信を
無くすことができるので、液晶セルおよび周辺回路の消
費電力を大幅に低減することができる。信号線を駆動す
るための電力は、液晶セルの表示電力に比べて格段に大
きいので、信号線の不必要な駆動を抑制できることの効
果は大きい。
【0166】図15は、本実施形態の液晶表示パネルの
セル構成の変形例として、メモリ回路毎に選択的に書き
込みを行える液晶パネルのセル構成を示す。本実施形態
では、列アドレス線335、列アドレス線駆動回路31
7、スイッチSW1 とメモリ回路331の間に挿入され
列アドレス線335でその導通が制御されるスイッチS
W3 をさらに具備するところに特徴がある。
【0167】メモリ回路331への書き込みは、行アド
レス線332および列アドレス線335に共にON電圧
が印加された交点の画素のメモリ素子について行われ
る。これにより行方向に配列したメモリ素子内において
も、選択的に書き込み動作をさせることができる。ま
た、連続した複数の行アドレス線332および連続した
複数の列アドレス線を駆動することにより、複数個のメ
モリ回路にブロック単位で選択的に書込むこともでき
る。
【0168】図16に、表示素子毎に選択的に書き込み
を行える液晶パネルのセル構成を示す。本例では、スイ
ッチSW3 がメモリ回路341とスイッチSW2 の間に
挿入されている。表示素子CELへの書込みは、ともに
ON電圧が印加された行制御線344および列制御線3
45の交点の表示素子に対して行われる。これにより行
方向に配列された複数の表示素子についても、選択的に
書込み動作をさせることができる。また、ブロック単位
で制御することで複数個の表示素子に選択的に書込むこ
ともできる。
【0169】上記図15と図16の実施形態において、
スイッチSW1 、SW2 、SW3 を適宜動作させること
により、表示素子への直接書込み、メモリ回路のみへの
書込み、書き込み無しなどの選択を任意に行うことがで
きる。
【0170】(第4の実施形態)第4の実施形態は、第
3の実施形態を応用して、表示色A、Bを切り換えるこ
とにより中間調を表示するFRC(Frame Rate Contro
l)に関するものであり、図17に概略のセル構成を示
す。第3の実施形態と同一箇所には同一番号を付して重
複する説明を省略する。
【0171】メモリ回路351内には、少なくとも2つ
以上の表示色を記録できる複数のメモリ素子を持ち、複
合同期信号355(以下ENABと呼ぶ)を変えること
によって、各メモリ素子には信号線353より表示色
A、もしくは表示色Bが印加される。
【0172】メモリ回路からの出力はクロック信号35
6の周波数に合わせて行われるが、書込み動作は制御線
354によってコントロールされる。よってメモリ素子
のクロックCLKを変えることで、FRCの切り換え周
波数も変えられるため、例えば切り換え周波数を120
Hzとすると、切り換えによるフリッカは60Hzとな
るため、フリッカが視認されない領域とすることができ
る。
【0173】また、画像情報は同じだが極性の異なる信
号を表示色AおよびBとすることでクロックに同期した
極性反転を行わせることもできる。
【0174】(第5の実施形態)第5の実施形態は、第
4の実施形態の変形例であり、表示色A、Bを空間的に
変調することにより中間調を表示するディザや誤差拡散
法等において、隣接するメモリ素子間で表示色の送受信
を行う場合に関するもので、図18に概略のセル構成を
示す。
【0175】隣接する画素CEL1 、CEL2 に付属す
るメモリ回路361、367において、ENABによっ
て画素への書き込み表示色が選択される。また、CLK
より発せられるクロック信号に同期して、メモリ回路3
61から367への画像情報のシフト、もしくはメモリ
回路367から361への画像情報のシフトが行われ
る。
【0176】これにより、例えば隣接画素間で空間変調
によって中間調をつくるディザー方式において、市松模
様を表示した場合に、従来では図19(b)のように一
方の表示色Aのみが表示されることになる。しかし、本
実施例では表示色Bを隣接画素から受け取ることができ
るため、表示色A、Bとも表示することができる(図1
9(a))。但しこの場合、変調は時間軸方向で行われ
る。
【0177】また、第4および第5の実施形態を組み合
わせることにより、画質をさらに改善することができ
る。
【0178】(第6の実施形態)第6の実施形態は、シ
フトレジスタ機能をもつメモリ回路と、画素電極へ画像
信号を入力できる別の手段を画素毎に持つ構成に関する
ものであり、図20は本実施例に係わるセル構成図であ
る。
【0179】シフトレジスタ機能を持つメモリ回路38
1は、クロック信号線388のクロックに同期して、デ
ータ転送線389によって隣接画素間でデータの送受信
を行う。この場合セレクト信号線390のセレクト信号
よって、左右もしくは上下でのデータの転送を選択す
る。
【0180】メモリ回路381への記録動作は、信号線
駆動回路311から信号線383を通して画像信号を受
け、アドレス線382にON電圧が印加されるとメモリ
回路381への記録が行われる。画素電極への書き込み
は、行制御線387および第1の列制御線385にON
電圧が印加された場合は、メモリ回路381からの画像
情報が書き込まれるが、行制御線387及び第2の列制
御線386にON電圧が印加された場合は、信号線38
4からの画像信号が直接書き込まれる。
【0181】換言すれば、本実施例の表示装置は1画素
に対して2つの画像入力手段を持つ。これにより背景画
像をメモリ回路に記録し、動体は第2の入力手段を用い
て直接画素へ書き込むようにすることができる。
【0182】また、静止画内に動画のウィンドウを表示
した場合において、静止画の画像情報はメモリ回路内に
記録し、動画は第2の入力手段を用いて直接表示素子に
書き込むことができる。このようにすれば、静止画は駆
動周波数を下げて表示し、動画は高い周波数で表示する
ことができるので、消費電力を下げられるばかりでな
く、画質をより改善することができる。
【0183】また、メモリ回路内に記録した画像に関し
ては、クロック信号とセレクト信号によって容易にスク
ロールすることができる。
【0184】(第7の実施形態)第3ないし第6の実施
形態において、メモリ回路内にいくつかのレジスタ部を
設ければ、ウィンドウ画像、初期画面、コンピュータの
立ち下げ時の画面を記録することができる。
【0185】第7の実施形態はこのような例で、この方
式を用いれば、スクリーンセーブ効果を持つ表示画像を
記録することによって、長時間にわたり書き込みを行わ
ない場合、メモリ回路内の画像情報を画素電極に書き込
むことで、スクリーンの焼き付きを防ぐこともできる。
この場合、コンピュータからの画像信号は送らずに、図
17に示したENAB信号によって制御できるため、消
費電力を低減することができる。
【0186】以上本発明の第3乃至第7に実施形態によ
れば、一旦メモリ回路内に記録した画像情報を用いて表
示素子への書き込み信号を決めるため、前フィールドと
次フィールドの間で画像情報が変わらない場合、ホスト
システム(コンピュータ)と液晶表示装置周辺回路間で
のデータの送信が無くなり、消費電力を低減することが
できる。また、メモリ回路に画像情報が保存されてお
り、表示素子への書込み回数を減らすことなく消費電力
の低減が行われる。
【0187】また、FRCまたはディザなど複数の表示
色によって中間調を表示する駆動方法において、ある一
定のパターンで駆動した場合に画像によってフリッカま
たは誤表示が生じる場合に、表示色を1画素内で切り換
えて表示することができるため、画質劣化を生じさせる
ことなく画質を改善できる。
【0188】また、スクロールする画像をメモリ素子内
に記録し、動体については直接表示素子への書き込みが
できるため、スクロールする画像に対するコンピュータ
から表示装置周辺回路への信号送信を大幅に低減でき、
消費電力を低減できるばかりでなく、動体については最
適の駆動周波数で書換えが行われるため、よりリアルな
表示を行うことができる。
【0189】また、色々な画像情報をメモリ素子内に記
録しておくことができるため、高速な画面の書換えが行
える。これは画像情報をホストシステム内のメモリから
呼び出し、表示装置周辺回路に送信する動作に伴う時間
差が、ウィンドウの切り換えなどで発生する場合に、一
旦表示画面の切り換えを行ってから画像情報をアクセス
するという構成を取れるため、ユーザーの使いやすさを
より改善する。
【0190】(第8の実施形態)これまでの実施例で
は、画像は1フレーム前の画像か背景画像等のように、
全く同じ画像が存在する時のみ消費電力を低減できる
が、第8の実施形態では、複数のメモリに保持された画
像の内最も相関の強い画像を選択するだけでなく、その
画像との違い、すなわち差分を伝送する方法について説
明する。画像が全く同じでなくとも差分のみ伝送すれば
よいので、駆動する電圧を大幅に低減でき、消費電力も
低減できる。
【0191】図21は、本発明の第8の実施形態に係わ
る液晶表示装置の概略の構成を示した図である。液晶表
示パネル410には、複数の画素が行列状に配列され、
列方向に画像信号を供給する信号線駆動回路411、行
単位にアドレス線を走査するアドレス線駆動回路41
2、画素内のメモリ回路を選択するメモリ選択信号を供
給する選択信号駆動回路418が具備されている。
【0192】液晶パネル410の中には、簡略化のため
に、1画素分のみが描かれている。各画素には、2つの
メモリ回路PM1 、PM2 と、第1および第2のメモリ
選択回路421、422、加算器425、信号線と加算
器425の間に挿入されたスイッチ426、選択信号駆
動回路418と第2のメモリ選択回路422の間に挿入
されたスイッチ427が含まれる。
【0193】液晶パネルの外部回路として、2つのメモ
リ回路FM1 、FM2 、第3および第4のメモリ選択回
路401、402、減算器405が設けられている。
【0194】まず始めに、画像を伝送する側の外部回路
で、複数の画像の内、最も相関の強い画像が選択され
る。この場合、2つの画像を考え、メモリ回路FM1 と
FM2にそれぞれが記憶されており、メモリ回路FM2
には例えば背景がメモリされているとする。2つの画像
から選択された画像と、入力された画像との違い(差
分)が減算器405により作成され、どの信号を選択し
たかが分かるような選択信号と差分信号が信号線駆動回
路411に伝送される。
【0195】受け側の液晶パネル410では、各画素の
メモリ回路PM1 ,PM2 の対応する1つに記憶された
画像信号と伝送された差分信号とを加算器425で加算
して、画像信号を再生する。メモリ回路PM1 、PM2
の選択は、第4のメモリ選択回路402より送られた選
択信号を受けた選択信号駆動回路418により、第2の
メモリ選択回路422が駆動されることにより行われ
る。この場合、再生された信号が背景である場合には、
背景メモリのデータが更新される。
【0196】このような外部回路で複数の画像の1つを
選択してその差分を伝送する方式は、現在伝送方式とし
て標準化された画像圧縮方式MPEG2等では既に行わ
れており、この画像圧縮方式と外部回路を共通にするこ
とも可能である。
【0197】従来は、このような圧縮方式を用いた画像
を再生する場合は、再生された信号を液晶パネルに加え
ているため、折角伝送信号として圧縮された信号がきて
も、表示する段階では通常の画像信号になってしまうた
めに無駄な情報量が増え、その分消費電力が増加してい
た。しかしながら本発明によれば、差分信号として圧縮
された信号が、画素に行き着くまで伝送されるので、無
駄な情報量の増加を防ぐことができる。
【0198】この実施例では、背景画像あるいは1フレ
ーム前の画像と、現画像とを比較して、相関のある方と
の差分を作成したが、1フレーム前の画像でも同じ位置
の画像だけでなく、別の位置の画像と動きベクトルを伝
送するMPEG方式と同様なプロセスで画像圧縮をし
て、それを画素内で再生する図22の方法でも実施する
ことができる。図22において、408は液晶パネル外
部に設けられた画像圧縮エンコーダであり、431は液
晶パネル410内の各画素に設けられたデコーダであ
る。
【0199】(第9の実施形態)各画素に複数のメモリ
を有する本発明の表示装置の構成は、ペン入力表示装置
に応用することができる。従来のペン入力表示装置の場
合、時間分解能が最低でも1秒当たり60ポイント必要
なため、ペン入力情報を約17msec毎にCPUに転
送する必要があった。このため、CPUが転送動作時間
の数%をペン入力に使用するとともに、ペン座標をCP
Uに転送するための駆動回路も17msec毎に動作し
なくてはならず低消費電力化の妨げとなっていた。(SI
D87 DIGESTAn Electronic Podium for the Classroom,
and SID94 DIJEST Electric Ink-ing System Performan
ce 参照)第9の実施形態は、CPUの負担を軽減さ
せ、ペン入力装置の低消費電力化を図った表示装置の例
である。
【0200】図23は本発明の第9の実施形態に係わる
ペン入力表示装置の構成図である。510は画素内部に
光センサーおよび複数のメモリ回路を有し、ペン入力機
能を備えた液晶表示パネル、511は表示パネル510
に信号電圧を印加する信号線駆動回路、512は表示パ
ネル510に配置されたスイッチング素子(図示せず)
をオンオフするアドレス線駆動回路、504は座標デー
タを表示パネル510より取り出す水平走査回路、50
5は表示パネル510に配置されたスイッチング素子
(図示せず)をオンオフする垂直走査回路、506は信
号線駆動回路511およびアドレス線駆動回路512を
制御する第1の制御回路、507は水平走査回路504
および垂直走査回路505を制御する第2の制御回路、
508は第1の制御回路506に表示情報を転送するC
PUで、第2の制御回路507からは座標情報を受け取
っている。
【0201】図23における基本的動作を説明すると以
下の通りである。表示パネル510にライトペン(図示
せず)などにより座標が指定され、表示パネル510が
備えたメモリ回路にその座標の位置データが保持され
る。垂直走査回路505により垂直走査線(図示せず)
が順次選択され、水平走査回路504によりメモリ回路
に保持された座標データが取り出される。
【0202】取り出された座標データは第2の制御回路
507に送られ、転送用の信号にフォーマットされCP
U508に転送される。CPU508では座標データお
よびその他の信号を処理して表示パネル510の画像情
報を作成し、第1の制御回路506へ転送する。
【0203】第1の制御回路506では画像情報を受け
取り、その画像情報に基づき表示パネル510を駆動す
るべき信号(信号線データ、アドレス線データ)を作成
し、信号線駆動回路511およびアドレス線駆動回路5
12へ信号を送る。表示パネル510では各画素が複数
のメモリ回路を持っており(図示せず)、各画素に対応
した画像信号がこれらのメモリ回路に保持される。
【0204】図24(a)と(b)に、表示パネル51
0が複数メモリ回路を持たない場合(従来技術)におけ
る動作タイミングと、表示パネル510が複数のメモリ
回路を持つ場合(本発明)における動作タイミングを比
較して示す。
【0205】表示パネル510の各画素が複数のメモリ
回路を持たない場合、DRAMと同様にデータを常にリ
フレッシュしなくてはならず、またフレーム毎に、画像
信号を第1の制御回路506に、座標データをCPU5
08に転送しなくてはならない。
【0206】しかし表示パネル510の各画素が複数の
メモリ回路を持つ場合、表示パネル510に入力された
画像信号は、各画素のメモリ回路に保持されるので、画
像信号が変化するまで、毎回画像信号を転送する必要が
ない。この間、表示パネル510では、保持された画像
信号に基づいた静止画の表示を行っている。
【0207】図24(b)のように第(n+6)番目の
フレームで画像信号が変化する場合、新しい画像信号が
転送される。また、表示パネル510が座標データ保持
用メモリを持っているので、時間分解能を上げるために
フレーム毎に座標データを転送する必要がない。時間分
解能は座標データをメモリ回路に保持するまでの動作速
度に依存しており、表示パネル510の座標データ検出
用光センサーにフォトダイオード等を使用すれば数ms
ec以下で保持することが可能である。
【0208】しかも座標データの転送を低速にできるの
で、水平走査回路504、垂直走査回路505および第
2の制御回路507における消費電力を低減することが
可能である。さらに、本発明では、表示パネル510に
保持されている画像信号と座標データの論理和信号を瞬
時に表示する機能があるので、以下に説明するように表
示上も全く問題ない。
【0209】図25に、表示パネル510の各画素の具
体的な構成例を示す。なお、図23と同一の部分には同
一符号をつけ、重複する説明を省略する。図23におい
て、CPU508より出力された画像情報は、第1の制
御回路506および信号線駆動回路511、アドレス線
駆動回路512によって各画素に対応した画像信号およ
び走査信号に変化する。
【0210】上記の画像信号は、図25に示すように、
信号線S1 、S2 を介して各画素制御回路(PC)52
1および各表示セル(CEL)522に送られる。なお
画素制御回路521と表示セル522とを合わせて画素
と称する。またG1 、G2 はゲート線(アドレス線)で
あり、アドレス線駆動回路512より選択された(オン
電圧が印加された)ゲートにつながった画素制御回路5
21に信号線駆動回路511より画像信号が送られ、画
素制御回路521に保持される。
【0211】D1 、D2 は水平走査線であり、それぞれ
水平走査回路504および画素制御回路521につなが
っている。A1 、A2 は垂直制御線であり、それぞれ垂
直走査回路505および画素制御回路521につながっ
ている。垂直走査回路505より選択された垂直走査線
(垂直走査線電圧がオン電圧になる)につながった画素
制御回路521に保持されていた座標データが、水平走
査回路504へ送られ、さらに第2の制御回路507を
経由してCPU508へと送られる。
【0212】図26に画素制御回路521の具体的な構
成例を示す。531は第1のメモリ回路であり、アドレ
ス線G1 が選択された場合、信号線S1 に送られている
表示信号を内部メモリ(不図示)に保持する。信号線S
1 から送られる表示信号はアナログ信号であるが、第1
のメモリ回路531での保持形態はデジタルまたはアナ
ログのどちらでもよい。第1のメモリ回路531に保持
された画像信号は、再度アドレス線G1 が選択され、新
たな画像信号が信号線S1 から送られるまで保持され
る。
【0213】532は第2のメモリ回路であり、ライト
ペン等(図示せず)より表示パネル510に与えられた
座標データを内部メモリ(不図示)に保持し、垂直走査
線A1 が選択されると保持された座標データを水平走査
線D1 を介して水平走査回路504へ転送する。533
はOR回路であり、第1のメモリ回路531および第2
のメモリ回路532にそれぞれ保持されている画像信号
と座標データの論理和をとる。その出力は、DAコンバ
ータ534を介してアナログ電圧に変換後、表示セル5
22に印加される。
【0214】本実施例では、画像信号および座標データ
とも2値信号(”1”または”0”)であるとし、”
1”の時黒を(一般的にペン座標では入力されたことを
意味することが多い)、”0”の時は白を表示するもの
とする。第1のメモリ回路531に”1”が、第2のメ
モリ回路532に”0”が保持されていれば、OR回路
533より表示セル522に”1”に対応した電圧を印
加しようとする。より正確に言えば、OR回路533の
次段のDAコンバータ534より、表示セル522を駆
動するのに適切な電圧が表示セル522に印加される
(たとえばTN液晶では5V)。
【0215】従って、第2のメモリ回路532の保持状
態が”1”であれば、その座標データが水平走査回路5
04に読み出されているか否かに拘らず、OR回路53
3、DAコンバータ534を介して表示セル522に5
V(TN液晶では)が印加されるので、水平走査回路5
04の読出し速度が遅くとも、表示特性上の不都合は生
じない。
【0216】また、第2のメモリ回路532に保持され
た座標データは、第1のメモリ回路531と同様に、垂
直走査線A1 が選択され第2のメモリ回路532に保持
された座標データが水平走査回路504に読み出される
と消去される。
【0217】第2のメモリ回路532には、ライトペン
(図示せず)より与えられた光エネルギーを電気エネル
ギーに変換するフォトダイオード535が接続されてお
り、ライトペンの座標データを提供する。メモリ素子5
32は、フォトダイオード535から得た座標データを
保持する。保持形態はアナログまたはデジタルのどちら
でもよく、デジタルの場合はフォトダイオード535の
信号をADコンバータ(図示せず)にてAD変換して保
持する。
【0218】以上説明したように、本発明に係わるペン
入力表示装置では、同一基板上に形成された光センサと
複数のメモリ回路を各画素に有し、光センサが座標デー
タを検出する。光センサにより検出された座標データ
は、複数のメモリ回路の1つに保存されるので、走査期
間中に行われる座標データの読出しの速度は遅くともよ
く、読出し回路(水平走査回路)およびデータ転送回路
の低消費電力化が実現される。
【0219】また、画像信号が複数のメモリ回路の1つ
に保存されており、座標データと画像信号の論理和の電
圧を表示素子に印加するので、読出し駆動周波数が遅い
にも拘らず瞬時に座標位置を表示することが可能であ
る。
【0220】以上本発明の実施例をフラットパネルディ
スプレイの一例として液晶表示装置を用いて説明してき
たが、本発明は液晶表示装置に限られるものではなく、
画素が行列状に状に配置されている表示装置ならば、プ
ラズマディスプレイ、ELディスプレイ、フィールドエ
ミッションディスプレイ(FED)、あるいはメカニカ
ルなディスプレイであっても適用可能であり、さらにフ
ラットパネルディスプレイを構成する材料や、種類で制
限されるものではない。
【0221】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
によれば、次の様な効果が得られる。
【0222】(1)一旦メモリ回路内に記録した画像情
報を用いて表示素子への書き込み信号を決めるため、前
フィールドと次フィールドの間で画像情報が変わらない
場合、ホストシステム(コンピュータ)と液晶表示装置
周辺回路間でのデータの送信が無くなるため、消費電力
を低減することができる。また、メモリ回路に画像情報
が保存されており、表示素子への書込み回数を減らすこ
となく消費電力の低減が為される。
【0223】(2)上記により、背景などの情報を1画
素毎に設けられた複数のメモリの1つに蓄えておくこと
ができるので、背景の前に動画像が表示され、1度消え
た後、新たに背景が出てきた場合、背景については信号
供給源をメモリを切り換えることにより再度表示するこ
とができ、新たに画像信号を伝送する必要がない。その
結果、消費電力を大幅に低減することが出来る。
【0224】特に動画像の場合、室内や背景が遠景であ
るといったような場合等では、一般的に、背景の状態は
変わらないか、変化が少ないのが普通である。変化のあ
るのは、オブジェクト、つまり、人物等の中心的な被写
体となるので、オブジェクトについて画像信号の通りに
変化をさせれば、背景は多少の変化があっても余り問題
とならない。
【0225】(3)テキストや動画をマルチウインドウ
化して表示する場合に、見えなくなったウインドウ画面
を1画素毎のメモリに蓄積しておくことにより、瞬時に
ウインドウを切り換えることができる。この場合、ビデ
オメモリからウインドウを変える毎に信号を伝送する必
要がないので、大幅に低消費電力化することができる。
【0226】(4)TV電話等で見せたくない背景を取
り除き、その代わりに自分好みの背景を表示するように
したり、アプリケーション実行時における計算処理等の
最中での待ち時間に、オペレータに退屈させないような
画面を表示させるようにしてユーザサービスを図ること
もできる。
【0227】(5)表示素子に画像信号を供給している
メモリ以外のメモリの画像信号保持内容を、ホストシス
テム側でバックグラウンド実行されている実行結果で更
新することができる。これにより、ホストシステム側で
アプリケーションの切替えが行われたときには、表示画
像とメモリ内画像信号を高速に切替えることができ、画
面更新時間を短縮することが可能となる。
【0228】(6)行列状に配置された表示素子の素子
総数よりも、大容量の画像信号をメモリに保持し、その
メモリの画像信号と現画像信号とを高速に切替えて表示
素子を駆動することにより、等価的に表示素子総数より
も多い表示画素数の表示画像を表示することが可能とな
り、高精細でかつ低消費電力の表示装置が実現できる。
【0229】(7)FRCまたはディザなど複数の表示
色によって中間調を表示する駆動方法において、ある一
定のパターンで駆動した場合に画像によってフリッカま
たは誤表示が生じる場合に、表示色を1画素内で切り換
えて表示することができるため、画質劣化を生じさせる
ことなく画質を改善できる。
【0230】(8)スクロールする画像をメモリ素子内
に記録し、動体については直接表示素子への書き込みが
できるため、スクロールする画像に対するコンピュータ
から表示装置周辺回路への信号送信を大幅に低減でき、
消費電力を低減できるばかりでなく、動体については最
適の駆動周波数で書換えが行われるため、よりリアルな
表示を行うことができる。
【0231】(9)色々な画像情報をメモリ素子内に記
録しておくことができるため、高速な画面の書換えが行
える。これは画像情報をホストシステム内のメモリから
呼び出し、表示装置周辺回路に送信する動作に伴う時間
差が、ウィンドウの切り換えなどで発生する場合に、一
旦表示画面の切り換えを行ってから画像情報をアクセス
するという構成を取れるため、ユーザーの使いやすさを
より改善する。
【0232】(10)本発明に係わるペン入力表示装置
では、各画素毎に設けられた光センサが座標データを検
出し、そのデータは各画素毎に設けられた複数のメモリ
回路の1つに保存される。このため、座標データの読出
しの速度は遅くともよく、読出し回路(水平走査回路)
およびデータ転送回路の低消費電力化が実現される。
【0233】また、画像信号が複数のメモリ回路の1つ
に保存されており、座標データと画像信号の論理和の電
圧を表示素子に印加するので、読出し駆動周波数が遅い
にも拘らず瞬時に座標位置を表示することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる液晶表示装置
の概略構成図
【図2】第1の実施形態における表示パネルの概略構成
図。
【図3】第1の実施形態における画素表示制御回路の回
路図。
【図4】第1の実施形態の動作を説明するための図で、
(a)は画像の変化を表した図、(b)は各信号のタイ
ミングチャート。
【図5】第1の実施形態における画素表示制御回路の変
形例の回路図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係わる液晶表示装置
の概略構成図。
【図7】第2の実施形態における液晶表示パネルの1画
素の回路図。
【図8】第2の実施形態における液晶表示パネルのメモ
リ回路の回路図の1例で、ダイナミック型の例。
【図9】第2の実施形態における液晶表示パネルのメモ
リ回路の回路図の他の1例で、スタティック型の例。
【図10】第2の実施形態における液晶表示装置の表示
信号伝送方式の第1の例を示すタイミングチャート。
【図11】第2の実施形態における液晶表示装置の表示
信号伝送方式の第2の例を示すタイミングチャート。
【図12】第2の実施形態を液晶シャッタ付き3D眼鏡
に応用した例を説明する為の図で、左右の眼用のメモリ
イメージを示す図。
【図13】本発明の第3の実施形態に係わる液晶表示装
置の概略構成図。
【図14】第3の実施形態における基本的な液晶表示パ
ネルの概略構成図。
【図15】第3の実施形態において、メモリ回路毎に選
択的に書き込みができるようにした液晶表示パネルの概
略構成図。
【図16】第3の実施形態において、画素毎に選択的に
書き込みができるようにした液晶表示パネルの概略構成
図。
【図17】本発明の第4の実施形態に係わる液晶表示パ
ネルの概略構成図。
【図18】本発明の第5の実施形態に係わる液晶表示パ
ネルの概略構成図。
【図19】市松模様の表示を第5の実施形態と従来技術
を比較して示したもので、(a)は第5の実施形態によ
る表示、(b)は従来の表示。
【図20】本発明の第6の実施形態に係わる液晶表示パ
ネルの概略構成図。
【図21】本発明の第8の実施形態に係わる液晶表示装
置の概略構成図。
【図22】第8の実施形態の変形例に係わる液晶表示装
置の概略構成図。
【図23】本発明の第9の実施形態に係わるペン入力付
き液晶表示装置の概略構成図。
【図24】ペン入力付き表示装置のデータ転送方式を、
従来技術と本発明とを比較して説明するための図で、
(a)が従来技術、(b)が本発明のタイミングチャー
ト。
【図25】第9の実施形態における液晶表示パネルの各
画素の概略構成図。
【図26】第9の実施形態における液晶表示パネルの画
素制御回路の回路図。
【図27】従来の液晶表示装置を説明する為の図で、
(a)は表示装置の概略構成図、(b)は表示パネルの
概略構成図。
【符号の説明】
110…液晶パネル(LCDパネル) 111…信号線駆動制御回路 112…アドレス線駆動回路 113…バッファ回路 114…コモン駆動回路 115…制御信号発生回路 La1〜Lam…行走査線 Lb1〜Lbn…画素信号線 Lc1〜Lcn…書換制御信号線 120…画素表示制御回路 121a…第1のメモリ素子 121b…第2のメモリ素子 123…メモリ選択制御回路 124…書換指示回路 125…メモリ出力切換回路。 CEL…液晶表示セル Ss …メモリ選択用の指示信号 Sr …メモリ書換え可否指示用の信号。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 剛 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株式会社東芝生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 平7−92935(JP,A) 特開 昭57−120992(JP,A) 特開 平7−199149(JP,A) 特開 平10−26945(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 G02F 1/133 505 - 580 H04N 5/66 - 5/74

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に行列状に配列された複数の画素と、 前記複数の画素に、前記列毎に画像信号を供給する複数
    の信号線と、 前記複数の画素に、前記行毎にアドレス信号を供給する
    複数のアドレス線と、 前記複数の画素に、列毎に書換信号を供給する複数の書
    換信号線と、 前記複数の画素の各々に設けられ、前記複数の書換信号
    線のうちの対応する1つから前記書換信号を受ける書換
    指示手段とを具備し、 前記複数の画素の各々は、 前記複数の信号線の対応する1つから供給される前記画
    像信号を保持するための複数のメモリ素子と、 前記複数のメモリ素子のうちの1つを選択するための選
    択手段と、 選択された前記複数のメモリ素子のうちの前記1つが保
    持する前記画像信号に応じた輝度でドット表示をする表
    示素子と、 を具備し、 前記選択手段は、前記複数のアドレス線のうちの対応す
    る1つから活性化信号を受ける時に、同時に前記複数の
    信号線のうちの対応する1つから受ける信号に基づき、
    前記複数のメモリ素子の前記1つを選択し、 前記書換指示手段は、前記複数の書換信号線のうちの対
    応する1つから活性化信号を受ける時、前記複数のメモ
    リ素子の書換指示を行うことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 基板と、 前記基板上に行列状に配列された複数の画素と、 前記複数の画素に、前記列毎に画像信号を供給する複数
    の信号線と、 前記複数の画素に、前記行毎に行アドレス信号を供給す
    る複数の行アドレス線と、 前記複数の画素に、前記列毎に列アドレス信号を供給す
    る複数の列アドレス線と、 を具備し、 前記複数の画素の各々は、 前記複数の信号線の対応する1つから供給される前記画
    像信号を保持するための複数のメモリ素子と、 前記複数のメモリ素子のうちの1つを選択するための選
    択手段と、 選択された前記複数のメモリ素子のうちの前記1つが保
    持する前記画像信号に応じた輝度でドット表示をする表
    示素子と、 を含み、それぞれが前記選択手段を駆動する選択信号を供給する
    複数のメモリ選択信号線と、 前記複数のメモリ選択信号線を駆動するメモリ選択制御
    回路と、 をさらに具備し、 前記メモリ選択制御回路は、前記複数の行アドレス線お
    よび前記複数の列アドレス線の活性化信号に同期して、
    前記選択手段を駆動する選択信号を前記複数のメモリ選
    択信号線に供給することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ選択制御回路は、前記複数の
    列アドレス線のうちの対応する1つから前記活性化信号
    を受ける時、前記複数のメモリ素子の書換指示を行うこ
    とを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
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