JP3483158B2 - ダンパー装置、フライホイール組立体及び動力伝達装置 - Google Patents
ダンパー装置、フライホイール組立体及び動力伝達装置Info
- Publication number
- JP3483158B2 JP3483158B2 JP02814094A JP2814094A JP3483158B2 JP 3483158 B2 JP3483158 B2 JP 3483158B2 JP 02814094 A JP02814094 A JP 02814094A JP 2814094 A JP2814094 A JP 2814094A JP 3483158 B2 JP3483158 B2 JP 3483158B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- input plate
- flywheel
- input
- viscous fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/1214—Folded springs, i.e. made of band-like material folded in an enclosing space
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/16—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2226/00—Manufacturing; Treatments
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2121—Flywheel, motion smoothing-type
- Y10T74/2122—Flywheel, motion smoothing-type with fluid balancing means
- Y10T74/2125—Flywheel, motion smoothing-type with fluid balancing means and elastic device
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンパー装置、特に、
粘性流体収容部を有し、流体の粘性によって振動を減衰
するダンパー装置に関する。また、本発明は、内部にダ
ンパー装置を有するフライホイール組立体に関する。さ
らに本発明は、動力伝達装置、特に内部にフライホイー
ル組立体を有する動力伝達装置に関する。
粘性流体収容部を有し、流体の粘性によって振動を減衰
するダンパー装置に関する。また、本発明は、内部にダ
ンパー装置を有するフライホイール組立体に関する。さ
らに本発明は、動力伝達装置、特に内部にフライホイー
ル組立体を有する動力伝達装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば車両においては、エンジン側の
部材とトランスミッション側の部材との間に、エンジン
のトルク変動を吸収するためにダンパー装置が配置され
ている。ダンパー装置は、互いに相対回転可能な入力側
部材及び出力側部材と、入力側部材と出力側部材とを弾
性的に連結するトーションスプリングと、動力伝達時の
捩じり振動（トルク変動）を減衰させるための振動減衰
装置とを含んでいる。
部材とトランスミッション側の部材との間に、エンジン
のトルク変動を吸収するためにダンパー装置が配置され
ている。ダンパー装置は、互いに相対回転可能な入力側
部材及び出力側部材と、入力側部材と出力側部材とを弾
性的に連結するトーションスプリングと、動力伝達時の
捩じり振動（トルク変動）を減衰させるための振動減衰
装置とを含んでいる。
【０００３】このような従来のダンパー装置を含むフラ
イホイール組立体が、たとえば特開昭６２−１１８１２
４号公報に示されている。この装置は、互いに相対回転
可能な第１フライホイール及び第２フライホイールと、
両フライホイールを弾性的に連結するコイルスプリング
と、両フライホイール間に配置された粘性減衰機構とを
備えている。第１フライホイールはエンジン側の部材に
連結可能であり、第２フライホイールはトランスミッシ
ョン側のクラッチ装置に連結可能である。
イホイール組立体が、たとえば特開昭６２−１１８１２
４号公報に示されている。この装置は、互いに相対回転
可能な第１フライホイール及び第２フライホイールと、
両フライホイールを弾性的に連結するコイルスプリング
と、両フライホイール間に配置された粘性減衰機構とを
備えている。第１フライホイールはエンジン側の部材に
連結可能であり、第２フライホイールはトランスミッシ
ョン側のクラッチ装置に連結可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のダンパー装
置では、捩じり振動を減衰することは可能であるが、エ
ンジンのクランク軸から伝達される曲げ振動を減衰する
ことは困難である。そこで、この曲げ振動を減衰あるい
は吸収するために、ダンパー装置を含むフライホイール
組立体とクランク軸とをフレキシブルプレートで連結す
ることが考えられている。しかし、フレキシブルプレー
トを固定するための構成が複雑になったり、部品が増加
するという問題がある。
置では、捩じり振動を減衰することは可能であるが、エ
ンジンのクランク軸から伝達される曲げ振動を減衰する
ことは困難である。そこで、この曲げ振動を減衰あるい
は吸収するために、ダンパー装置を含むフライホイール
組立体とクランク軸とをフレキシブルプレートで連結す
ることが考えられている。しかし、フレキシブルプレー
トを固定するための構成が複雑になったり、部品が増加
するという問題がある。
【０００５】本発明の目的は、簡単で安価な構成で捩じ
り振動及び曲げ振動を減衰することにある。本発明の他
の目的は、軸方向スペースを小さくすることにある。本
発明のさらに他の目的は、軽量化を図ることにある。本
発明のさらに他の目的は、軽量化が図れ、しかも振動吸
収に必要な慣性量を確保しやすいようにすることにあ
る。
り振動及び曲げ振動を減衰することにある。本発明の他
の目的は、軸方向スペースを小さくすることにある。本
発明のさらに他の目的は、軽量化を図ることにある。本
発明のさらに他の目的は、軽量化が図れ、しかも振動吸
収に必要な慣性量を確保しやすいようにすることにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダンパー装
置は、入力側回転体と出力側回転体との間に配置され、
両者間で動力を伝達するとともに両者間の捩じり振動を
減衰するための装置であり、フレキシブル入力プレート
と固定部材とサブプレートと弾性部材とを備えている。
フレキシブル入力プレートは入力側回転体に連結可能で
あり、板金製でかつ円環状に形成されている。固定部材
は、入力プレートの内周部に固定され、入力プレートを
入力側回転体に間接的に固定するための部材である。サ
ブプレートは入力プレートに固定され、入力プレートと
ともに内部に粘性流体を収容する粘性流体収容部を構成
する。弾性部材は粘性流体収容部内に収容され、入力プ
レート又はサブプレートと出力側回転体とを弾性的に連
結する。
置は、入力側回転体と出力側回転体との間に配置され、
両者間で動力を伝達するとともに両者間の捩じり振動を
減衰するための装置であり、フレキシブル入力プレート
と固定部材とサブプレートと弾性部材とを備えている。
フレキシブル入力プレートは入力側回転体に連結可能で
あり、板金製でかつ円環状に形成されている。固定部材
は、入力プレートの内周部に固定され、入力プレートを
入力側回転体に間接的に固定するための部材である。サ
ブプレートは入力プレートに固定され、入力プレートと
ともに内部に粘性流体を収容する粘性流体収容部を構成
する。弾性部材は粘性流体収容部内に収容され、入力プ
レート又はサブプレートと出力側回転体とを弾性的に連
結する。
【０００７】 前記固定部材は、板金製の複数のプレー
ト部材であるのが好ましい。前記弾性部材は曲がり板ば
ねであるのが好ましい。前記入力プレートの外周部に固
定されたリング部材をさらに備えているのが好ましい。
ト部材であるのが好ましい。前記弾性部材は曲がり板ば
ねであるのが好ましい。前記入力プレートの外周部に固
定されたリング部材をさらに備えているのが好ましい。
【０００８】 本発明に係るフライホイール組立体は、
エンジン側の部材とトランスミッション側の部材との間
に配置されるものであり、フレキシブル入力プレートと
固定部材とサブプレートとフライホイール本体と軸受と
弾性部材とを備えている。入力プレートはエンジン側部
材に連結可能であり、板金製でかつ円環状に形成されて
いる。固定部材は、入力プレートの内周部に固定され、
入力プレートをエンジン側部材に間接的に固定するため
の部材である。サブプレートは入力プレートに固定さ
れ、入力プレートとともに内部に粘性流体を収容する粘
性流体収容部を構成する。フライホイール本体は入力プ
レートに相対回転自在に支持されている。軸受はフライ
ホイール本体を入力プレートに回転自在に支持する。弾
性部材は粘性流体収容部内に収容され、入力プレート又
はサブプレートとフライホイール本体とを弾性的に連結
する。
エンジン側の部材とトランスミッション側の部材との間
に配置されるものであり、フレキシブル入力プレートと
固定部材とサブプレートとフライホイール本体と軸受と
弾性部材とを備えている。入力プレートはエンジン側部
材に連結可能であり、板金製でかつ円環状に形成されて
いる。固定部材は、入力プレートの内周部に固定され、
入力プレートをエンジン側部材に間接的に固定するため
の部材である。サブプレートは入力プレートに固定さ
れ、入力プレートとともに内部に粘性流体を収容する粘
性流体収容部を構成する。フライホイール本体は入力プ
レートに相対回転自在に支持されている。軸受はフライ
ホイール本体を入力プレートに回転自在に支持する。弾
性部材は粘性流体収容部内に収容され、入力プレート又
はサブプレートとフライホイール本体とを弾性的に連結
する。
【０００９】前記入力プレートは、内周端部をフライホ
イール本体側に折り曲げて形成された支持部を有し、前
記軸受は支持部に装着されているのが好ましい。また、
前記入力プレートは外周端部にフランジ部を有し、フラ
ンジ部に固定され外周部にリングギアが固定されたリン
グ部材をさらに備えているのが好ましい。さらに、前記
トランスミッション側の部材はエンジン側に突出するド
ライブ軸を含んでおり、前記フライホイール本体の内周
端部には、ドライブ軸を支持するためのパイロット軸受
の装着部が形成されているのが好ましい。
イール本体側に折り曲げて形成された支持部を有し、前
記軸受は支持部に装着されているのが好ましい。また、
前記入力プレートは外周端部にフランジ部を有し、フラ
ンジ部に固定され外周部にリングギアが固定されたリン
グ部材をさらに備えているのが好ましい。さらに、前記
トランスミッション側の部材はエンジン側に突出するド
ライブ軸を含んでおり、前記フライホイール本体の内周
端部には、ドライブ軸を支持するためのパイロット軸受
の装着部が形成されているのが好ましい。
【００１０】 本発明に係る動力伝達装置は、エンジン
側の部材からの動力をトランスミッション側の部材に伝
達するための装置であり、摩擦面を有しエンジン側の部
材に装着されるフライホイール組立体と、摩擦面に圧接
されるクラッチディスクを含みトランスミッション側の
部材に連結されるクラッチディスク組立体と、フライホ
イール組立体に装着されクラッチディスクを摩擦面に圧
接するためのクラッチカバー組立体とを備えている。そ
して、フライホイール組立体は、前記同様のフレキシブ
ル入力プレートと固定部材とサブプレートとフライホイ
ール本体と軸受と弾性部材とを備えている。
側の部材からの動力をトランスミッション側の部材に伝
達するための装置であり、摩擦面を有しエンジン側の部
材に装着されるフライホイール組立体と、摩擦面に圧接
されるクラッチディスクを含みトランスミッション側の
部材に連結されるクラッチディスク組立体と、フライホ
イール組立体に装着されクラッチディスクを摩擦面に圧
接するためのクラッチカバー組立体とを備えている。そ
して、フライホイール組立体は、前記同様のフレキシブ
ル入力プレートと固定部材とサブプレートとフライホイ
ール本体と軸受と弾性部材とを備えている。
【００１１】
【作用】本発明に係るダンパー装置では、入力側回転体
からの曲げ及び捩じり振動はフレキシブル入力プレート
及びサブプレートに伝達され、さらに粘性流体収容部内
の弾性部材を介して出力側回転体に伝達される。このと
き、粘性流体収容部内で弾性部材が弾性変形しながら振
動が伝達されるので、粘性流体収容部内において、弾性
部材の周囲を粘性流体が流通する。この粘性流体の流通
時に粘性抵抗が発生し、この粘性抵抗によって捩じり振
動が減衰される。一方、入力プレートは板金製のプレー
ト部材であり、フレキシブルであるので、この入力プレ
ートが撓むことによって曲げ振動が出力側に伝達されに
くい。
からの曲げ及び捩じり振動はフレキシブル入力プレート
及びサブプレートに伝達され、さらに粘性流体収容部内
の弾性部材を介して出力側回転体に伝達される。このと
き、粘性流体収容部内で弾性部材が弾性変形しながら振
動が伝達されるので、粘性流体収容部内において、弾性
部材の周囲を粘性流体が流通する。この粘性流体の流通
時に粘性抵抗が発生し、この粘性抵抗によって捩じり振
動が減衰される。一方、入力プレートは板金製のプレー
ト部材であり、フレキシブルであるので、この入力プレ
ートが撓むことによって曲げ振動が出力側に伝達されに
くい。
【００１２】ここでは、入力プレートがフレキシブルプ
レートとして機能しており、このため別にフレキシブル
プレートを設ける必要がない。したがって、構成が簡単
になり、安価となる。前記入力プレートの内周部に固定
され、入力プレートを入力側回転体に固定するための固
定部材をさらに備えた場合には、固定部は固定部材によ
り補強されるので入力プレートをより撓みやすく形成す
ることが可能となり、前記作用がより有効になる。前記
固定部材を板金製の複数のプレート部材で構成した場合
は、製造が簡単で安価となる。前記弾性部材を曲がり板
ばねとした場合は、コイルスプリングに比較して軸方向
のスペースが小さくなる。前記入力プレートの外周部に
固定されたリング部材をさらに設けた場合は、振動を吸
収するための慣性量をリング部材によって確保しやすく
なる。
レートとして機能しており、このため別にフレキシブル
プレートを設ける必要がない。したがって、構成が簡単
になり、安価となる。前記入力プレートの内周部に固定
され、入力プレートを入力側回転体に固定するための固
定部材をさらに備えた場合には、固定部は固定部材によ
り補強されるので入力プレートをより撓みやすく形成す
ることが可能となり、前記作用がより有効になる。前記
固定部材を板金製の複数のプレート部材で構成した場合
は、製造が簡単で安価となる。前記弾性部材を曲がり板
ばねとした場合は、コイルスプリングに比較して軸方向
のスペースが小さくなる。前記入力プレートの外周部に
固定されたリング部材をさらに設けた場合は、振動を吸
収するための慣性量をリング部材によって確保しやすく
なる。
【００１３】本発明に係るフライホイール組立体及び動
力伝達装置では、前記と同様の作用によって動力が伝達
され、粘性流体収容部において捩じり振動が減衰され
る。また、曲げ振動が入力プレートによって出力側に伝
達されにくい。このため、フレキシブルプレートが不要
になる。前記入力プレートが、内周端部をフライホイー
ル本体側に折り曲げて形成された支持部を有し、前記軸
受が支持部に装着されている場合は、曲げ振動がより出
力側に伝達されにくくなる。また、前記入力プレートが
外周端部にフランジ部を有し、フランジ部に固定され外
周部にリングギアが固定されたリング部材をさらに備え
ている場合は、リングギア及びリング部材によって慣性
量を確保でき、振動を吸収しやすい。さらに、前記フラ
イホイール本体の内周端部に、ドライブ軸を支持するた
めのパイロット軸受の装着部が形成されている場合は、
パイロット軸受が曲げ振動を受けにくく、長寿命化が図
れる。
力伝達装置では、前記と同様の作用によって動力が伝達
され、粘性流体収容部において捩じり振動が減衰され
る。また、曲げ振動が入力プレートによって出力側に伝
達されにくい。このため、フレキシブルプレートが不要
になる。前記入力プレートが、内周端部をフライホイー
ル本体側に折り曲げて形成された支持部を有し、前記軸
受が支持部に装着されている場合は、曲げ振動がより出
力側に伝達されにくくなる。また、前記入力プレートが
外周端部にフランジ部を有し、フランジ部に固定され外
周部にリングギアが固定されたリング部材をさらに備え
ている場合は、リングギア及びリング部材によって慣性
量を確保でき、振動を吸収しやすい。さらに、前記フラ
イホイール本体の内周端部に、ドライブ軸を支持するた
めのパイロット軸受の装着部が形成されている場合は、
パイロット軸受が曲げ振動を受けにくく、長寿命化が図
れる。
【００１４】
【実施例】図１及び図２は、本発明の一実施例によるダ
ンパー装置が採用されたフライホイール組立体を有する
動力伝達装置を示している。図において、Ｏ−Ｏは中心
線である。この動力伝達装置は、フライホイール組立体
１と、クラッチディスク組立体２と、クラッチカバー組
立体３とを備えている。
ンパー装置が採用されたフライホイール組立体を有する
動力伝達装置を示している。図において、Ｏ−Ｏは中心
線である。この動力伝達装置は、フライホイール組立体
１と、クラッチディスク組立体２と、クラッチカバー組
立体３とを備えている。
【００１５】フライホイール組立体１は、エンジン側の
部材であるクランク軸５に固定されるダンパー装置６
と、ダンパー装置６に軸受７を介して回転自在に支持さ
れたフライホイール本体８とを有している。ダンパー装
置６は、入力プレート１０と、入力プレート１０ととも
に粘性流体室１１を構成するサブプレート１２と、粘性
流体室１１内に収容された曲がり板ばね１３とを有して
いる。なお、粘性流体室１１内にはグリス等の粘性流体
が充填されている。
部材であるクランク軸５に固定されるダンパー装置６
と、ダンパー装置６に軸受７を介して回転自在に支持さ
れたフライホイール本体８とを有している。ダンパー装
置６は、入力プレート１０と、入力プレート１０ととも
に粘性流体室１１を構成するサブプレート１２と、粘性
流体室１１内に収容された曲がり板ばね１３とを有して
いる。なお、粘性流体室１１内にはグリス等の粘性流体
が充填されている。
【００１６】入力プレート１０は、プレート材を板金加
工により成形したものであり、ほぼリング状に形成され
ている。入力プレート１０の外周部１０ａはフライホイ
ール本体８側に折り曲げられ、さらにその先端は半径方
向外方に延びてフランジ部１０ｂとなっている。フラン
ジ部１０ｂには、リング部材１４がボルト１５により固
定されており、リング部材１４の外周にはスタータのピ
ニオンギアが噛み合うリングギア１６が固定されてい
る。また、入力プレート１０の内周端部はフライホイー
ル本体８側に折り曲げられて延びており、円筒状の支持
部１０ｃとなっている。この支持部１０ｃに軸受７が装
着されている。さらに、入力プレート１０の内周部には
２枚の板金製固定部材１７，１８がリベット１９により
固定されている。そして、入力プレート１０はこの２枚
の固定部材１７，１８を介してクランク軸５に固定され
ている。
工により成形したものであり、ほぼリング状に形成され
ている。入力プレート１０の外周部１０ａはフライホイ
ール本体８側に折り曲げられ、さらにその先端は半径方
向外方に延びてフランジ部１０ｂとなっている。フラン
ジ部１０ｂには、リング部材１４がボルト１５により固
定されており、リング部材１４の外周にはスタータのピ
ニオンギアが噛み合うリングギア１６が固定されてい
る。また、入力プレート１０の内周端部はフライホイー
ル本体８側に折り曲げられて延びており、円筒状の支持
部１０ｃとなっている。この支持部１０ｃに軸受７が装
着されている。さらに、入力プレート１０の内周部には
２枚の板金製固定部材１７，１８がリベット１９により
固定されている。そして、入力プレート１０はこの２枚
の固定部材１７，１８を介してクランク軸５に固定され
ている。
【００１７】サブプレート１２は、その外周部が入力プ
レート１０の外周部１０ａの内周面に接触するように配
置され、一部が溶接により入力プレート１０に固定され
ている。このサブプレート１２の内周端とフライホイー
ル本体８との間には、粘性流体室１１をシールするため
のシール部材２０が装着されている。曲がり板ばね１３
は、図２に示すように、複数のリング部２５と、リング
部２５同士を直列に連結するレバー部２６とから構成さ
れている。複数のリング部２５は、一方向に千鳥状に配
置されている。各リング部２５はほぼ同径の環状体であ
り、隣接する各リング部２０の間には自由状態で所定の
隙間が形成される。また、曲がり板ばね１３の幅は粘性
流体室１１の幅とほぼ等しく、曲がり板ばね１３の側部
と粘性流体室１１の側壁（入力プレート１１及びサブプ
レート１２）との間にはオリフィスが形成される。曲が
り板ばね１３にはサブプレート１２の一部が係止してい
る。なお、曲がり板ばね１３には、流体通過用の孔が形
成されていてもよい。
レート１０の外周部１０ａの内周面に接触するように配
置され、一部が溶接により入力プレート１０に固定され
ている。このサブプレート１２の内周端とフライホイー
ル本体８との間には、粘性流体室１１をシールするため
のシール部材２０が装着されている。曲がり板ばね１３
は、図２に示すように、複数のリング部２５と、リング
部２５同士を直列に連結するレバー部２６とから構成さ
れている。複数のリング部２５は、一方向に千鳥状に配
置されている。各リング部２５はほぼ同径の環状体であ
り、隣接する各リング部２０の間には自由状態で所定の
隙間が形成される。また、曲がり板ばね１３の幅は粘性
流体室１１の幅とほぼ等しく、曲がり板ばね１３の側部
と粘性流体室１１の側壁（入力プレート１１及びサブプ
レート１２）との間にはオリフィスが形成される。曲が
り板ばね１３にはサブプレート１２の一部が係止してい
る。なお、曲がり板ばね１３には、流体通過用の孔が形
成されていてもよい。
【００１８】フライホイール本体８は円板状の部材であ
り、外周部には筒状部８ａを有している。この筒状部８
ａの内周側には摩擦面８ｂが形成されている。さらに摩
擦面８ｂの内周側にはボス部８ｃが形成されており、こ
のボス部８ｃが軸受７に支持されている。また、ボス部
８ｃには、取付けロッド２７を介して係止プレート２８
が装着されている。係止プレート２８は、図２に示すよ
うにリング状であり、その一部には半径方向外方に突出
する突起部２８ａが形成されている。この突起部２８ａ
が曲がり板ばね１３の内周部に係止している。さらに、
フライホイール本体８の内周端部には、パイロット軸受
２９を装着するための装着部８ｄが形成されている。
り、外周部には筒状部８ａを有している。この筒状部８
ａの内周側には摩擦面８ｂが形成されている。さらに摩
擦面８ｂの内周側にはボス部８ｃが形成されており、こ
のボス部８ｃが軸受７に支持されている。また、ボス部
８ｃには、取付けロッド２７を介して係止プレート２８
が装着されている。係止プレート２８は、図２に示すよ
うにリング状であり、その一部には半径方向外方に突出
する突起部２８ａが形成されている。この突起部２８ａ
が曲がり板ばね１３の内周部に係止している。さらに、
フライホイール本体８の内周端部には、パイロット軸受
２９を装着するための装着部８ｄが形成されている。
【００１９】クラッチディスク組立体２は、フライホイ
ール本体８の摩擦面８ｂに圧接するクラッチディスク３
５と、クラッチディスク３５が装着されたスプラインハ
ブ３６とを有している。スプラインハブ３６の内周は、
トランスミッションのドライブ軸３７にスプライン嵌合
している。クラッチカバー組立体３は、フライホイール
本体８の摩擦面８ｂとの間でクラッチディスク３５を挟
持するプレッシャープレート４０と、フライホイール本
体８の筒状部８ａに固定されるクラッチカバー４１と、
プレッシャープレート４０をフライホイール本体８側に
押圧するためのダイヤフラムスプリング４２とを有して
いる。ダイヤフラムスプリング４２の内周部には、レリ
ーズ装置４３が配置されている。
ール本体８の摩擦面８ｂに圧接するクラッチディスク３
５と、クラッチディスク３５が装着されたスプラインハ
ブ３６とを有している。スプラインハブ３６の内周は、
トランスミッションのドライブ軸３７にスプライン嵌合
している。クラッチカバー組立体３は、フライホイール
本体８の摩擦面８ｂとの間でクラッチディスク３５を挟
持するプレッシャープレート４０と、フライホイール本
体８の筒状部８ａに固定されるクラッチカバー４１と、
プレッシャープレート４０をフライホイール本体８側に
押圧するためのダイヤフラムスプリング４２とを有して
いる。ダイヤフラムスプリング４２の内周部には、レリ
ーズ装置４３が配置されている。
【００２０】次に動作について説明する。エンジンのク
ランク軸５から固定部材１７，１８を介して入力プレー
ト１０に動力が伝達される。この動力は、サブプレート
１２を介して曲がり板ばね１３に伝達され、さらに曲が
り板ばね１３から係止プレート２８を介してフライホイ
ール本体８に伝達される。このとき、曲がり板ばね１３
はサブプレート１２と係止プレート２８との間で圧縮さ
れ、これにより粘性流体室１１内の粘性流体が曲がり板
ばね１３の周囲を相対的に移動することとなる。曲がり
板ばね１３の周囲の隙間は小さく、オリフィスとなって
いるので、曲がり板ばね１３が伸縮することによって粘
性流体がオリフィスを通過することとなり、このときの
粘性抵抗で捩じり振動が減衰される。
ランク軸５から固定部材１７，１８を介して入力プレー
ト１０に動力が伝達される。この動力は、サブプレート
１２を介して曲がり板ばね１３に伝達され、さらに曲が
り板ばね１３から係止プレート２８を介してフライホイ
ール本体８に伝達される。このとき、曲がり板ばね１３
はサブプレート１２と係止プレート２８との間で圧縮さ
れ、これにより粘性流体室１１内の粘性流体が曲がり板
ばね１３の周囲を相対的に移動することとなる。曲がり
板ばね１３の周囲の隙間は小さく、オリフィスとなって
いるので、曲がり板ばね１３が伸縮することによって粘
性流体がオリフィスを通過することとなり、このときの
粘性抵抗で捩じり振動が減衰される。
【００２１】また、入力プレート１０は板金製であり、
撓みやすく、フレキシブルプレートとして機能する。こ
のため、曲げ振動が出力側に伝達されにくい。しかも、
入力プレート１０の内周部を筒状に折り曲げて支持部１
０ｃを形成し、この支持部１０ｃに軸受７を装着してい
るので、出力側のフライホイール本体８に曲げ振動がよ
り伝わりにくい。なお、入力プレート１０は、固定部材
１７，１８を介してクランク軸５に固定されているの
で、十分な固定強度が確保されている。さらに、入力プ
レート１０の外周部にリング部材１４及びリングギア１
６を装着しているので、入力プレート１０自体の慣性量
は小さいが、リング部材１４及びリングギア１６を含む
全体の慣性量は大きい。このため、振動を十分に吸収で
きる。
撓みやすく、フレキシブルプレートとして機能する。こ
のため、曲げ振動が出力側に伝達されにくい。しかも、
入力プレート１０の内周部を筒状に折り曲げて支持部１
０ｃを形成し、この支持部１０ｃに軸受７を装着してい
るので、出力側のフライホイール本体８に曲げ振動がよ
り伝わりにくい。なお、入力プレート１０は、固定部材
１７，１８を介してクランク軸５に固定されているの
で、十分な固定強度が確保されている。さらに、入力プ
レート１０の外周部にリング部材１４及びリングギア１
６を装着しているので、入力プレート１０自体の慣性量
は小さいが、リング部材１４及びリングギア１６を含む
全体の慣性量は大きい。このため、振動を十分に吸収で
きる。
【００２２】さらに、弾性部材として曲がり板ばね１３
を用いているので、入力プレート１０を板金製としてい
ることと併せて軸方向のスペースが非常に小さくなる。
また、軽量化も実現できる。 〔変形例〕前記実施例では、弾性部材として曲がり板ば
ねを用いたが、コイルスプリングを用いてもよい。
を用いているので、入力プレート１０を板金製としてい
ることと併せて軸方向のスペースが非常に小さくなる。
また、軽量化も実現できる。 〔変形例〕前記実施例では、弾性部材として曲がり板ば
ねを用いたが、コイルスプリングを用いてもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明に係るダンパー装置
では、入力プレートを板金製のプレート部材としている
ので、この入力プレートが撓むことによって曲げ振動が
出力側に伝達されにくく、別にフレキシブルプレートを
設ける必要がない。したがって、構成が簡単になり、安
価となる。
では、入力プレートを板金製のプレート部材としている
ので、この入力プレートが撓むことによって曲げ振動が
出力側に伝達されにくく、別にフレキシブルプレートを
設ける必要がない。したがって、構成が簡単になり、安
価となる。
【００２４】入力プレートを入力側回転体に固定するた
めの固定部材をさらに備えた場合には、固定部が補強さ
れるので入力プレートをより撓みやすく形成することが
可能となり、前記効果がより顕著になる。前記固定部材
を板金製の複数のプレート部材で構成した場合は、製造
が簡単で安価となる。また、弾性部材を曲がり板ばねと
した場合は、コイルスプリングに比較して軸方向のスペ
ースが小さくなる。入力プレートの外周部にリング部材
をさらに設けた場合は、振動を吸収するための慣性量を
リング部材によって確保しやすくなる。
めの固定部材をさらに備えた場合には、固定部が補強さ
れるので入力プレートをより撓みやすく形成することが
可能となり、前記効果がより顕著になる。前記固定部材
を板金製の複数のプレート部材で構成した場合は、製造
が簡単で安価となる。また、弾性部材を曲がり板ばねと
した場合は、コイルスプリングに比較して軸方向のスペ
ースが小さくなる。入力プレートの外周部にリング部材
をさらに設けた場合は、振動を吸収するための慣性量を
リング部材によって確保しやすくなる。
【００２５】本発明に係るフライホイール組立体及び動
力伝達装置では、前記同様に、曲げ振動が入力プレート
によって出力側に伝達されにくい。このため、フレキシ
ブルプレートが不要になる。入力プレートの内周端部を
フライホイール本体側に折り曲げて支持部を形成し、こ
の支持部に軸受を装着した場合は、曲げ振動がより出力
側に伝達されにくくなる。また、入力プレートの外周端
部にリングギアを有するリング部材を設けた場合は、リ
ングギア及びリング部材によって慣性量を確保でき、振
動を吸収しやすい。さらに、フライホイール本体の内周
端部に、ドライブ軸を支持するためのパイロット軸受の
装着部を形成した場合は、パイロット軸受が曲げ振動を
受けにくく、長寿命化が図れる。
力伝達装置では、前記同様に、曲げ振動が入力プレート
によって出力側に伝達されにくい。このため、フレキシ
ブルプレートが不要になる。入力プレートの内周端部を
フライホイール本体側に折り曲げて支持部を形成し、こ
の支持部に軸受を装着した場合は、曲げ振動がより出力
側に伝達されにくくなる。また、入力プレートの外周端
部にリングギアを有するリング部材を設けた場合は、リ
ングギア及びリング部材によって慣性量を確保でき、振
動を吸収しやすい。さらに、フライホイール本体の内周
端部に、ドライブ軸を支持するためのパイロット軸受の
装着部を形成した場合は、パイロット軸受が曲げ振動を
受けにくく、長寿命化が図れる。
【図１】本発明の一実施例による動力伝達装置の縦断面
部分図。
部分図。
【図２】前記フライホイール組立体の正面部分図。
１ フライホイール組立体
２ クラッチディスク組立体
３ クラッチカバー組立体
５ クランク軸
６ ダンパー装置
７ 軸受
８ フライホイール本体
１０ 入力プレート
１１ 粘性流体室
１２ サブプレート
１３ 曲がり板ばね
１４ リング部材
１６ リングギア
１７，１８ 固定部材
２９ パイロット軸受
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平４−277348（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−149389（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−129127（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−172648（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−35134（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−278622（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−71587（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−67851（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−38447（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−40644（ＪＰ，Ｕ)
米国特許2775105（ＵＳ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F16F 15/12 - 15/18
F16D 3/50
F16H 41/24
Claims (9)
- 【請求項１】入力側回転体と出力側回転体との間に配置
され、両者間で動力を伝達するとともに両者間の捩じり
振動を減衰するためのダンパー装置であって、 前記入力側回転体に連結可能であり、板金製でかつ円環
状に形成されたフレキシブル入力プレートと、前記入力プレートの内周部に固定され、前記入力プレー
トを前記入力側回転体に間接的に固定するための固定部
材と、 前記入力プレートに固定され、前記入力プレートととも
に内部に粘性流体を収容する粘性流体収容部を構成する
サブプレートと、 前記粘性流体収容部内に収容され、前記入力プレート又
はサブプレートと出力側回転体とを弾性的に連結する弾
性部材と、 を備えたダンパー装置。 - 【請求項２】前記固定部材は板金製の複数のプレート部
材である、請求項１に記載のダンパー装置。 - 【請求項３】前記弾性部材は曲がり板ばねである、請求
項１または２に記載のダンパー装置。 - 【請求項４】前記入力プレートの外周部に固定されたリ
ング部材をさらに備えている、請求項１ないし３のいず
れかに記載のダンパー装置。 - 【請求項５】エンジン側の部材とトランスミッション側
の部材との間に配置されるフライホイール組立体であっ
て、 前記エンジン側部材に連結可能であり、板金製でかつ円
環状に形成されたフレキシブル入力プレートと、前記入力プレートの内周部に固定され、前記入力プレー
トを前記エンジン側部材に間接的に固定するための固定
部材と、 前記入力プレートに固定され、前記入力プレートととも
に内部に粘性流体を収容する粘性流体収容部を構成する
サブプレートと、 前記入力プレートに相対回転自在に支持されたフライホ
イール本体と、 前記フライホイール本体を前記入力プレートに回転自在
に支持する軸受と、 前記粘性流体収容部内に収容され、前記入力プレート又
はサブプレートと前記フライホイール本体とを弾性的に
連結するための弾性部材と、 を備えたフライホイール組立体。 - 【請求項６】前記入力プレートは、内周端部を前記フラ
イホイール本体側に折り曲げて形成された支持部を有
し、 前記軸受は前記支持部に装着されている、請求項５に記
載のフライホイール組立体。 - 【請求項７】前記入力プレートは外周端部にフランジ部
を有し、 前記フランジ部に固定され、外周部にリングギアが固定
されたリング部材をさらに備えている、請求項５又は６
に記載のフライホイール組立体。 - 【請求項８】前記トランスミッション側の部材はエンジ
ン側に突出するドライブ軸を含んでおり、 前記フライホイール本体の内周端部には、前記ドライブ
軸を支持するためのパイロット軸受の装着部が形成され
ている、請求項５ないし７のいずれかに記載のフライホ
イール組立体。 - 【請求項９】エンジン側の部材からの動力をトランスミ
ッション側の部材に伝達するための動力伝達装置であっ
て、 摩擦面を有し前記エンジン側の部材に装着されるフライ
ホイール組立体と、 前記摩擦面に圧接されるクラッチディスクを含み、前記
トランスミッション側の部材に連結されるクラッチディ
スク組立体と、 前記フライホイール組立体に装着され、前記クラッチデ
ィスクを前記摩擦面に圧接するためのクラッチカバー組
立体とを備え、 前記フライホイール組立体は、 前記エンジン側部材に連結可能であり、板金製でかつ円
環状に形成されたフレキシブル入力プレートと、前記入力プレートの内周部に固定され、前記入力プレー
トを前記エンジン側部材に間接的に固定するための固定
部材と、 前記入力プレートに固定され、前記入力プレートととも
に内部に粘性流体を収容する粘性流体収容部を構成する
サブプレートと、 前記入力プレートに相対回転自在に支持され、トランス
ミッション側の側面に前記摩擦面が形成されたフライホ
イール本体と、 前記フライホイール本体を前記入力プレートに回転自在
に支持する軸受と、 前記粘性流体収容部内に収容され、前記入力プレート又
はサブプレートと前記フライホイール本体とを弾性的に
連結するための弾性部材とを備えている、 動力伝達装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02814094A JP3483158B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ダンパー装置、フライホイール組立体及び動力伝達装置 |
| DE19506157A DE19506157C2 (de) | 1994-02-25 | 1995-02-22 | Schwungradeinheit |
| KR1019950003717A KR0136943B1 (ko) | 1994-02-25 | 1995-02-24 | 댐핑 장치가 통합된 플렉시블 입력측을 구비하는 파워 트레인 플라이휠 어셈블리 |
| US08/393,778 US5551318A (en) | 1994-02-25 | 1995-02-24 | Power train flywheel assembly with flexible input-side incorporating damping mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02814094A JP3483158B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ダンパー装置、フライホイール組立体及び動力伝達装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07238945A JPH07238945A (ja) | 1995-09-12 |
| JP3483158B2 true JP3483158B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=12240470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02814094A Expired - Lifetime JP3483158B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ダンパー装置、フライホイール組立体及び動力伝達装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5551318A (ja) |
| JP (1) | JP3483158B2 (ja) |
| KR (1) | KR0136943B1 (ja) |
| DE (1) | DE19506157C2 (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5868232A (en) * | 1995-08-24 | 1999-02-09 | Exedy Corporation | Clutch apparatus having a vibration dampensing mechanism, a reduced axial thickness and an undulated spring disposed within the vibration dampening mechanism |
| FR2738318B1 (fr) * | 1995-09-04 | 1997-10-24 | Valeo | Dispositif amortisseur de vibrations de torsion, notamment pour vehicules automobiles, et doubles volants amortisseurs equipes d'un tel dispositif |
| US6171192B1 (en) * | 1996-02-29 | 2001-01-09 | Exedy Corporation | Flywheel assembly employing a damper mechanism having an annular chamber filled with a dry lubricant |
| JPH1026146A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Exedy Corp | モジュラークラッチ |
| FR2762058B1 (fr) * | 1997-04-10 | 1999-05-14 | Valeo | Dispositif d'accouplement elastique entre deux arbres sensiblement alignes |
| DE19817910B4 (de) * | 1998-04-22 | 2014-11-20 | Rohs-Voigt Patentverwertungsgesellschaft Mbh | Torsionsschwingungsdämpfer und Verfahren zu dessen Herstellung |
| US6182531B1 (en) * | 1998-06-12 | 2001-02-06 | The Boeing Company | Containment ring for flywheel failure |
| DE19952143A1 (de) * | 1998-11-05 | 2000-05-11 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Bauteil zur Verbindung mit einer Kurbelwelle und Verfahren zu dessen Herstellung |
| US7597040B2 (en) * | 2003-07-30 | 2009-10-06 | The Boeing Company | Composite containment of high energy debris and pressure |
| US7008173B2 (en) * | 2003-07-30 | 2006-03-07 | The Boeing Company | High energy containment device and turbine with same |
| US7410035B2 (en) * | 2004-02-03 | 2008-08-12 | Metaldyne Company Llc | Damper and method for tuning a damper utilizing a surface contact reducing resilient member |
| US20050227822A1 (en) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Liou Jiann B | Exerciser having improved fan device |
| WO2007011212A1 (en) * | 2005-07-18 | 2007-01-25 | Dti Group B.V. | Clutch usable in a vehicle drive, as well as a drive provided with the clutch |
| CN106884853A (zh) * | 2015-12-15 | 2017-06-23 | 重庆同佳电子科技有限公司 | 设有双传动结构的转轴 |
| JP6888438B2 (ja) * | 2017-06-27 | 2021-06-16 | 株式会社アイシン | フライホイール装置 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1268632A (en) * | 1916-09-19 | 1918-06-04 | Emile Schauffelberger | Flexible coupling. |
| US1953211A (en) * | 1932-02-02 | 1934-04-03 | Hydraulic Press Mfg Co | Flexible elastic coupling |
| US2775105A (en) * | 1954-02-10 | 1956-12-25 | New Prod Corp | Torsional vibration absorber |
| US3275108A (en) * | 1964-10-23 | 1966-09-27 | Ford Motor Co | Damper for torque converter lock-up clutch |
| US3534807A (en) * | 1968-11-12 | 1970-10-20 | Gen Motors Corp | Regenerator rim spacer |
| AT361259B (de) * | 1979-07-16 | 1981-02-25 | Geislinger Co Schwingungstechn | Drehschwingungsdaempfer bzw. schwingungs- daempfende und drehelastische kupplung |
| ES2014063A6 (es) * | 1988-03-26 | 1990-06-16 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Instalacion para la amortiguacion de oscilaciones. |
| US5146811A (en) * | 1990-12-24 | 1992-09-15 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh | Vibration damping apparatus |
| FR2676789A1 (fr) * | 1991-05-23 | 1992-11-27 | Valeo | Amortisseur de torsion, notamment pour vehicules automobiles. |
| US5355747A (en) * | 1991-09-04 | 1994-10-18 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly |
| US5191810A (en) * | 1991-12-23 | 1993-03-09 | Chrysler Corp | Vehicle modular clutch attaching arrangement |
| BR9303267A (pt) * | 1992-08-03 | 1994-03-15 | Fichtel & Sachs Ag | Vilante de duas massas |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP02814094A patent/JP3483158B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-02-22 DE DE19506157A patent/DE19506157C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-24 US US08/393,778 patent/US5551318A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-24 KR KR1019950003717A patent/KR0136943B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19506157C2 (de) | 1999-07-22 |
| US5551318A (en) | 1996-09-03 |
| KR0136943B1 (ko) | 1998-04-24 |
| KR950024913A (ko) | 1995-09-15 |
| JPH07238945A (ja) | 1995-09-12 |
| DE19506157A1 (de) | 1995-08-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3483158B2 (ja) | ダンパー装置、フライホイール組立体及び動力伝達装置 | |
| GB2309283A (en) | Torsional vibration damper | |
| US6119549A (en) | Flywheel assembly and a torque converter | |
| JP3558462B2 (ja) | フライホイール組立体 | |
| JPH04211744A (ja) | 自動車用動力伝達装置 | |
| JPH01126435A (ja) | ねじり振動減衰機構 | |
| US5562541A (en) | Folded flat-spring and device into which the folded flat-spring is incorporated | |
| US6044942A (en) | Dynamic damper and flywheel assembly | |
| JP3669664B2 (ja) | フライホイール組立体 | |
| JPH09310725A (ja) | モジュラークラッチ | |
| JP2021055809A (ja) | トルクリミッタ及び動力伝達装置 | |
| JP2818084B2 (ja) | ダンパー装置及びフライホイール組立体 | |
| KR101552436B1 (ko) | 토크 리미터 기능을 갖춘 듀얼 매스 댐퍼 | |
| JP3408660B2 (ja) | ダンパー機構 | |
| JP3474621B2 (ja) | ダンパー装置 | |
| JP3474624B2 (ja) | ダンパー装置 | |
| JP3474626B2 (ja) | ダンパー装置 | |
| JP3299078B2 (ja) | トルクコンバータのロックアップクラッチ | |
| JP3805803B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
| KR100602305B1 (ko) | 마찰 클러치 디스크용 비틀림 댐퍼 | |
| EP0469366A2 (en) | Torsional vibration damper with composite springs | |
| JP2004003678A (ja) | 動力伝達装置 | |
| JP3474620B2 (ja) | ダンパー装置 | |
| JP3474622B2 (ja) | ダンパー装置 | |
| JP4221416B2 (ja) | 動力伝達装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141017 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |