JP3480099B2 - 監視装置 - Google Patents

監視装置

Info

Publication number
JP3480099B2
JP3480099B2 JP04289895A JP4289895A JP3480099B2 JP 3480099 B2 JP3480099 B2 JP 3480099B2 JP 04289895 A JP04289895 A JP 04289895A JP 4289895 A JP4289895 A JP 4289895A JP 3480099 B2 JP3480099 B2 JP 3480099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resident
abnormality
information
measuring
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04289895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08241476A (ja
Inventor
徹 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP04289895A priority Critical patent/JP3480099B2/ja
Publication of JPH08241476A publication Critical patent/JPH08241476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3480099B2 publication Critical patent/JP3480099B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭の日常生活におい
て住人の生活情報を収集し、得られた生活情報から日常
生活における当該住人の健康状態異常を検出する監視装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の監視装置は、ガスメータの場合を
例にとると、通過ガス量を計測し、自殺、消し忘れ等の
ガスが異常な使われ方をした場合にガスを強制的に遮断
することで住人の安全を守っていた。
【0003】また、別の従来の監視装置は、心拍及び呼
吸数を検出し、住人の健康状態を監視するものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、住宅内全域で住人の健康状態を監視する
ことができず、例えば、早朝寝床を出て2、3歩歩いた
時や、トイレで排便を済ませ、立ち上がり2、3歩歩い
た時に、脳内出血による脳障害あるいは心筋梗塞等の身
体に異常が発生した場合のように、住宅内のトイレ、風
呂、キッチン、居間、寝室等の室内や住宅内の移動時
に、身体に異常が発生したとき、特に脳内出血による脳
障害が発生した時、呼吸や脈拍数だけでは異常状態を検
出することができないという課題があった。
【0005】本発明は、住人が室内や住宅内の移動時に
発生する脳内出血による脳障害などの身体異常を時系列
の生活パターンから推定することで、住人の健康状態を
監視する監視装置の提供を第1の目的としている。
【0006】また、第2の目的は住人が生活する上で必
要な水、ガス、電気の使用情報と住人の移動情報から、
住人が室内や住宅内の移動時に発生する脳内出血による
脳障害などの身体異常を推定し、住人の健康状態を監視
する監視装置の提供である。
【0007】また、第3の目的はジャイロ部を身体に固
定させ脈拍数を計測させることで、精度良く住人の位置
を計測することができるとともに、脈拍数を計測するこ
とで異常時の身体異常状態をより正確に把握できる監視
装置の提供である。
【0008】また、第4の目的は計測手段の計測情報を
無線で送出することにより、余分な配線工事を必要とせ
ず施工性が向上するとともに、コードレス化により住人
の行動範囲が制限されない監視装置の提供である。
【0009】また、第5の目的は時系列に住人の生活パ
ターンから抽出した住人の位置と滞在時間の関係で、住
人が室内や住宅内を移動時に発生する脳内出血などの身
体異常を高精度に判定する監視装置の提供である。
【0010】また、第6の目的は機器の設置位置情報を
記憶し、より正確な機器使用状態を推定することで、住
人が生活する上で必要な水、ガス、電気の使用情報と住
人の移動情報から、住人が室内や住宅内の移動時に発生
する脳内出血による脳障害などの身体異常をより精度よ
く推定する監視装置の提供である。
【0011】また、第7の目的は使用機器推定結果と機
器設置位置情報で位置推定部が推定した位置を補正する
ことで、その後の位置推定精度が向上し、住人が室内や
住宅内の移動時に発生する脳内出血による脳障害などの
身体異常をより正確に推定する監視装置の提供である。
【0012】また、第8の目的は機器が新たに設置され
たとき、機器推定部が機器設置位置情報を更新すること
で、機器が新たに設置されても特別な登録作業等がなく
ても住人が室内や住宅内の移動時に発生する脳内出血に
よる脳障害などの身体異常を推定する精度を維持する監
視装置の提供である。
【0013】また、第9の目的は住人が室内や住宅内の
移動時に発生する脳内出血による脳障害などの身体異常
を推定し、異常状態を確認することで正確に異常状態を
検出することができる住人の健康状態を監視する監視装
置の提供である。
【0014】また、第10の目的は住人の身体異常を推
定したとき住人の意識の有無、身体異常の段階を確認
し、救助が必要であれば外部緊急機関に連絡する監視装
置の提供である。
【0015】さらに、第11の目的は住人が室内や住宅
内の移動時に身体異常が発生したとき電気・ガス・水道
等の物理量の供給を停止し、火災やガス爆発及び浸水等
を防止する監視装置の提供である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、宅内外に設置され物理量を計測する
計測手段と、前記計測手段の計測値で物理量を消費する
機器の使用状況の変化を推定するとともに住人の宅内で
の位置を推定する推定手段と、前記推定手段の時系列推
定結果を記憶する記憶手段と、住人の健康状態の異常を
前記時系列推定結果から検出するために予め時系の列生
活パターンから抽出した異常判定基準値を設定する設定
手段と、前記時系列推定結果と前記異常判定基準値で住
人の健康状態の異常を判定する判定手段を備えたもので
ある。
【0017】また第2の目的を達成するために本発明の
計測手段は、ガス使用量を計測するガスメータまたは、
電気使用量を計測する電力メータまたは、水道使用量を
計測する水道メータまたは、住人の移動量を計測するジ
ャイロ部を備えたものである。
【0018】また第3の目的を達成するために本発明
は、計測手段がガス使用量を計測するガスメータまた
は、電気使用量を計測する電力メータまたは、水道使用
量を計測する水道メータまたは、人間の身体に固定させ
る構造を有し住人の移動量を計測するとともに脈拍数も
測定することを特徴とするジャイロ部を備えたものであ
る。
【0019】また第4の目的を達成するために本発明
は、宅内外に設置され物理量を計測し計測情報を無線で
送出する計測手段と、前記計測手段の計測値で物理量を
消費する機器の使用状況の変化を推定するとともに住人
の宅内での位置を推定する推定手段と、前記推定手段の
時系列推定結果を記憶する記憶手段と、住人の健康状態
の異常を前記時系列推定結果から検出するために予め時
系列生活パターンから抽出した異常判定基準値を設定す
る設定手段と、前記時系列推定結果と前記判定基準値で
住人の健康状態の異常を判定する判定手段を備えたもの
である。
【0020】また、第5の目的を達成するために本発明
は、住人の時系列生活パターンから時系列に住人の位置
と滞在時間の関係を算出し設定する設定手段を備えたも
のである。
【0021】また、第6の目的を達成するために本発明
の推定手段は、予め機器設置位置情報を記憶する機器設
置位置情報記憶部と、住人の移動情報から住人の位置を
推定する位置推定部と、前記機器設置位置情報と住人位
置情報と消費物理量から使用機器を推定する機器推定部
を備えたものである。
【0022】また、第7の目的を達成するために本発明
の推定手段は、予め機器設置位置情報を記憶する機器設
置位置情報記憶部と、住人の移動情報から住人の位置を
推定する位置推定部と、前記機器設置位置情報と住人位
置情報と消費物理量から使用機器を推定する機器推定部
と機器推定部が推定した機器情報と、機器設置位置情報
記憶部の記憶情報で位置推定部が推定した位置を補正す
る補正部を備えたものである。
【0023】また、第8の目的を達成するために本発明
の推定手段は、予め機器設置位置情報を記憶する機器設
置位置情報記憶部と、住人の移動情報から住人の位置を
推定する位置推定部と、前記機器設置位置情報と住人位
置情報と消費物理量から使用機器を推定するとともに機
器の新たな設置を推定したとき機器設置位置情報記憶部
を更新する機器推定部を備えたものである。
【0024】また、第9の目的を達成するために本発明
は、宅内外に設置され物理量を計測する計測手段と、前
記計測手段の計測値で物理量を消費する機器の使用状況
の変化を推定するとともに住人の宅内での位置を推定す
る推定手段と、前記推定手段の時系列推定結果を記憶す
る記憶手段と、住人の健康状態の異常を前記時系列推定
結果から検出するために予め時系列生活パターンから抽
出した異常判定基準値を設定する設定手段と、前記時系
列推定結果と前記判定基準値で住人の健康状態の異常を
判定する判定手段と、前記判定手段の結果で住人の状態
を確認する状態確認手段を備えたものである。
【0025】また、第10の目的を達成するために本発
明は、宅内外に設置され物理量を計測する計測手段と、
前記計測手段の計測値で物理量を消費する機器の使用状
況の変化を推定するとともに住人の宅内での位置を推定
する推定手段と、前記推定手段の時系列推定結果を記憶
する記憶手段と、住人の健康状態の異常を前記時系列推
定結果から検出するために予め時系列生活パターンから
抽出した異常判定基準値を設定する設定手段と、前記時
系列推定結果と前記判定基準値で住人の健康状態の異常
を判定する判定手段と、前記判定手段の結果で住人が保
持する意識の有無または身体異常の段階を検出する送受
信機の検出内容に応じて予め設定された処理を実施する
状態確認手段を備えたものである。
【0026】さらに、第11の目的を達成するために本
発明は、宅内外に設置され物理量を計測する計測手段
と、前記計測手段の計測値で物理量を消費する機器の使
用状況の変化を推定するとともに住人の宅内での位置を
推定する推定手段と、前記推定手段の時系列推定結果を
記憶する記憶手段と、住人の健康状態の異常を前記時系
列推定結果から検出するために予め時系列生活パターン
から抽出した異常判定基準値を設定する設定手段と、前
記時系列推定結果と前記判定基準値で住人の健康状態の
異常を判定する判定手段と、前記判定手段の結果で住人
の状態を確認する状態確認手段と、前記状態確認手段が
異常状態の発生を確認したときエネルギーの供給を停止
させる供給停止手段を備えたものである。
【0027】
【作用】本発明は、判定手段が推定手段の推定した住人
の日々の行動と、設定手段に記憶された異常状態判定値
である住人の健康な状態で抽出した時系列の生活パター
ンを比較し住人の健康状態を判定することで、住人が室
内や住宅内の移動時に発生する脳内出血などの脳障害に
よる身体異常を推定するよう作用し、住人の健康状態を
監視する。
【0028】また、住人が生活する上で必要な水、ガ
ス、電気の使用情報と住人の移動情報から推定手段が住
人の室内及び住宅内での行動を推定するよう作用し、推
定結果と異常状態判定値とから住人が室内及び住宅内の
移動時に発生する脳内出血などの脳障害を判定手段が検
出する。
【0029】また、ジャイロ部が人間の身体に固定する
構造及び脈拍数も測定する機能を有することで、住人の
位置をより正確に推定できるとともに、脈拍数を計測す
るよう作用し、判定手段が異常時の身体異常状態をより
正確に判定する。
【0030】また、計測手段の計測情報を無線で送出す
ることにより、余分な配線がなくなるよう作用し、余分
な配線工事を必要とせず施工性が向上するとともに住人
の行動が制限されない。
【0031】また、判定手段が時系列に住人の生活パタ
ーンから抽出した住人の宅内位置と滞在時間の関係を異
常状態判定基準値として異常状態を判定するよう作用
し、住宅内で住人に発生する脳内出血などの異常を精度
よく発見する。
【0032】また、推定手段が住宅内の機器設置位置情
報と住人の位置情報と消費物理量から使用機器を推定す
るよう作用し、住人が生活する上で必要な水、ガス、電
気の使用情報と住人の移動情報から住人の身体異常をよ
り精度よく推定するとともに身体異常が発生したときの
使用機器が正確にわかる。
【0033】また、補正部は機器が使用されたときの機
器使用位置で位置推定部が推定した住人の位置を補正す
るよう作用し、住人の位置推定精度が向上するとともに
住人が室内や住宅内の移動時に発生する身体異常をより
正確に推定する。
【0034】また、機器推定部が機器の新たな設置を推
定したとき機器設置位置情報記憶部を更新するよう作用
し、機器が新たに設置されても特別な登録作業を必要せ
ず住人の身体異常の推定精度を維持する。
【0035】また、状態確認手段は判定手段が異常を判
定したとき、住人の状態を確認するよう作用し、住人が
室内や住宅内を移動時に発生する脳内出血による脳障害
などの身体異常を確実に検出する。
【0036】また、住人の身体異常が推定されたとき、
状態確認手段が住人の保持する意識の有無または、身体
異常の段階を検出する送受信機の検出内容に応じて予め
設定された処理を実施するよう作用し、住人の異常状態
に応じた適切な救助体制を実施する。
【0037】さらに、状態確認手段が住人の身体に異常
が発生したことを確認したとき、供給停止手段がガス・
電気・水道等の物理量の供給を停止させるよう作用し、
住人の身体に異常が発生したときの火災やガス爆発及び
浸水等の発生を防止する。
【0038】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図1を
用いて説明する。図1において、1は宅内外に設置され
ガス・電気・水道等の物理量を計測する計測手段、2は
計測手段1が計測した計測値で物理量を消費する機器の
使用状況の変化を推定するとともに住人の宅内での位置
を推定する推定手段、3は推定手段2が推定した時系列
推定結果を記憶する記憶手段、4は推定手段2が推定し
た時系列推定結果から住人の健康状態の異常を検出する
ために予め住人の健康な状態での時系列生活パターンか
ら抽出した異常判定基準値を設定する設定手段、5は記
憶手段3が記憶する時系列推定結果と設定手段4が設定
する異常状態判定基準値で異常状態を判定する判定手段
である。6は判定手段5が異常であると判定した時、予
め設定された異常時対応を実施する対応手段である。
【0039】本実施例の動作について詳しく説明する。
計測手段1は、宅外設置機器と宅内設置機器のガス・電
気・水道等の物理量をそれぞれ計測するとともに、住人
の位置を検出するために宅内に設置された位置検出セン
サの出力レベルを計測する。
【0040】推定手段2は、計測手段1が計測した物理
量から機器の使用状態及び住人の位置を推定する。記憶
手段3は、時系列に推定手段2が推定した機器の使用状
態及び住人の位置を記憶する。設定手段4は推定手段2
が推定した時系列推定結果から住人の健康状態の異常を
検出するために予め住人の健康な状態での時系列生活パ
ターンから抽出した異常判定基準値を設定する。本実施
例では、例えば住人が台所で食事の支度をしている場
合、その時の台所ガス器具の使用ガス量から算出できる
爆発限界時間と、住人の朝・昼・晩の平均食事支度時間
にバラツキ(3σ)を加えた時間を比較し、短い方を判
定基準値とする。このように、本実施例では異常状態判
定基準値は住人の生活パターンから算出する平均行動時
間に安全率を乗じたものを設定する。判定手段5は、記
憶手段3が記憶する時系列推定結果と、設定手段4が設
定した異常状態判定基準値で異常状態を判定する。本実
施例では、住人が台所で食事の支度をしている場合、異
常状態判定基準値は60分と設定されており、住人が台
所を一歩もでないで60分が経過した時、判定手段5
は、台所で食事の支度をしている住人に異常が発生した
と判定する。対応手段6は、判定手段5が異常と判定し
たとき、出火原因となり得る機器の使用を停止させる動
作を行う。例えば、台所のガス器具及び電気コンロへの
エネルギーの供給を停止させるとともに、ガス及び電気
暖房機器へのエネルギーの供給を停止させる。
【0041】上記構成により、判定手段5が推定手段3
の推定した住人の行動と設定手段4が設定する異常状態
の判定基準値で住人の健康状態を判定するよう作用し、
住人が食事支度中に脳内出血による脳障害などの身体異
常をきたしても、火災やガス爆発やガス中毒死等の発生
を防止する効果がある。
【0042】なお、第1の実施例では食事支度中に発生
した住人の身体異常推定例をしめしたが、本発明は住宅
内のトイレ、風呂、居間、寝室等でも同様に、住人の身
体異常を推定し、火災やガス爆発やガス中毒死等の発生
を防止する効果がある。
【0043】本発明の第2の実施例について、図2を用
いて説明する。なお、第1実施例と同一部分には同一符
号を付与している。図2において、7は住人が使用した
ガスの使用量を計測するガスメータ、8は電気の使用量
を計測する電力メータ、9は水道水の使用量を計測する
水道メータ、10は住人が各々所持し各住人の腕に固定
し3次元の移動量を計測するとともに住人の脈拍数も計
測するジャイロ部である。本実施例のジャイロ部10は
防水構造を有しており、風呂場での装着も可能な構成と
している。11は宅内の各扉に設置され画像情報を計測
する入出検出部、12は寝具に組み込み住人の鼓動・脈
・体動等の生体信号を計測する生体信号検出部である。
13は無線通信ユニット子機であり、ガスメータ7から
生体信号検出部12は、無線通信ユニット子機13を各
々有して情報を送信する構成である。そして、ガスメー
タ7から無線通信ユニット子機13でもって計測手段1
が構成される。14は無線通信ユニット子機13が送信
した計測情報を受信する無線通信ユニット親機である。
2は計測手段1が計測したガス・電気・水道・住人の移
動量・各扉の入出情報・生体信号から各物理量の消費器
具であるガス器具あるいは電気器具を推定するとともに
住人の宅内での位置を推定する推定手段である。3は推
定手段2が推定した結果を時系列的に記憶する記憶手段
である。4は住人の起床後の洗顔、トイレ、朝食等の生
活パターンから抽出した時系列の行動に費やす時間に対
し予め設定した安全率を乗じた異常状態判定基準値を記
憶する設定手段、5は設定手段4が記憶する異常状態判
定基準値と記憶手段3が記憶する推定結果から異常状態
を判定する判定手段である。6は判定手段5が異常であ
ると判定した時、予め設定された異常時対応を実施する
対応手段である。
【0044】次に図3を用いて本実施例の動作について
詳しく説明する。計測手段1を構成するガスメータ7か
ら生体信号検出手段12の各々に接続されている無線通
信ユニット子機13は各々にIDを付与している。本実
施例では、ガスメータ7にID10、電力メータ8にI
D20、水道メータ9にID30、ジャイロ部10にI
D40、入出検出部11にID50、生体信号検出部1
2にID60を付与している。無線通信ユニット親機1
4は、ID10から60で無線通信ユニット子機13を
識別し、間欠的にID10からID60の無線通信ユニ
ット子機13から物理量の計測値を受信する。また、ジ
ャイロ部10は各住人に対応した器番を各々付与されて
おり、誰の移動及び脈拍のデータであるか判別できる。
例えば本実施例では、70才の男性にID41を、68
才の女性にID42を付与し、通信情報にID情報と器
番情報も付加することで、送信情報の識別も行う。ま
た、各扉に設置された入出検出部11は、玄関に設置さ
れたものを器番1、居間を器番2、寝室を器番3、キッ
チンを器番4、トイレを器番5、風呂を器番6とする。
まず、本実施例の動作は、玄関に設置された入出検出部
11の情報を無線通信ユニット子機13がID51を付
与して通信ユニット親機14に送信し、無線通信ユニッ
ト親機14は、送られた情報から住人の在宅を判定する
(S1)。在宅でなければ(No.)、在宅を検出するまで
同じループを繰り返す。住人が帰宅すれば(Yes.)計測手
段1が物理量の計測を開始する(S2)。本実施例で
は、無線通信ユニット親機14から、各計測手段1に接
続された無線通信ユニット子機13を呼び出し、各計測
手段1が計測した物理量の情報にID情報と器番情報を
付加し送信する(S3)。その送信データを無線通信ユ
ニット親機14が受信し、送信データのID番号と器番
情報から計測手段1の各構成部別にデータを記憶する
(S4)。次に無線通信ユニット親機14が記憶する計
測手段1の各構成部別の計測記憶データから、推定手段
2がガスまたは電気または水道水の消費機器を推定する
とともに住人の宅内での位置を推定する(S5)。設定
手段4は住人の起床後の洗顔、トイレ、朝食等の生活パ
ターンから抽出した時系列の行動に費やす時間に対し予
め設定した安全率を乗じた異常状態判定基準値を記憶す
る。例えば、70才の男性の風呂の平均使用時間を洗い
場と浴槽での時間を平均しバラツキ(3σ)を加えたも
のを異常判定時間として記憶する。本実施例では、洗い
場7分30秒、浴槽2分を異常状態判定基準値として記
憶する。今、70才の男性が位置推定及び使用機器推定
結果より風呂に入り浴槽でくつろいでいると推定した
時、浴槽での滞在時間が異常状態判定基準値の2分を越
えた場合、判定手段5は異常状態であると判定する(S
6)。対応手段6は、判定手段5が異常と判定したと
き、出火原因となり得る機器の使用を停止させる動作を
行う。例えば、台所のガス器具及び電気コンロへのエネ
ルギーの供給を停止させるとともに、ガス及び電気暖房
機器へのエネルギーの供給を停止させ、緊急機関に連絡
する。
【0045】上記構成により、住人が生活する上で必要
な水、ガス、電気の使用情報と住人の移動情報から推定
手段2が住人の室内及び住宅内での行動を推定するよう
作用し、判定手段5が推定結果と異常状態判定値とから
住宅内で70才の男性または68才の女性に発生する身
体異常を検出し適切な対応を行うことで、脳障害等の身
体異常を早期に発見し、蘇生率を向上させることができ
るとともに、火災やガス爆発及び、ガス中毒死等の発生
を防止することができる。
【0046】また、ジャイロ部10が人間の身体に固定
する構造を有することで、住人の移動量が正確に計測で
きるよう作用し、推定手段2が住人の位置をより正確に
推定することができるとともに、ジャイロ部10が脈拍
数も計測するよう作用し、判定手段が異常時の身体異常
状態をより正確に判定することができる。このことで緊
急隊員が出動する時に適切な装備を準備し出動でき、蘇
生率を大幅に向上することができる。また、防水構造を
有することで風呂場での装着が可能となり、24時間の
監視が可能となる。
【0047】また、計測手段1の計測情報を無線で送出
することにより、余分な配線がなくなるよう作用し、余
分な配線工事を必要とせず施工性が向上するとともに住
人の行動が制限されない為、住人の快適性を損なうこと
なく健康状態の監視を行うことができる。
【0048】また、判定手段5が時系列に住人の生活パ
ターンから抽出した住人の宅内位置と滞在時間の関係を
異常状態判定基準値として異常状態を判定するよう作用
し、住宅内で住人に発生する脳内出血などの異常を精度
よく発見することができる。
【0049】なお、推定手段2及び設定手段4及び判定
手段5に画期的学習型ニューロンである適応型増殖量子
化ニューロンを用いることで、異常状態を誤りなく発見
することができ脳内出血等による脳障害発生時の蘇生率
を向上させることができる。
【0050】なお、第2の実施例では風呂場で発生した
住人の身体異常推定例をしめしたが、本発明は住宅内の
トイレ、台所、居間、寝室等でも同様に、住人の身体異
常を推定し、火災やガス爆発等の発生を防止する効果が
ある。
【0051】なお、本実施例の設定手段4は、異常状態
判定基準値の学習期間(例えば2週間)を有し、自己学
習で設定する構成である。また、入浴時間等の季節によ
り変動のあるものは内部カレンダにより予め設定された
季節別安全率と学習機能の併用でより生活パターンにマ
ッチした異常判定基準値を設定する構成である。
【0052】本発明の第3の実施例について、図4を用
いて説明する。なお、第1実施例と同一部分には同一符
号を付与している。14はID10から60で無線通信
ユニット子機13を識別し、間欠的にID10からID
60の無線通信ユニット子機13から物理量の計測値を
受信する無線通信ユニット親機、15は予め住宅内外に
設置された機器の設置位置情報を記憶する機器設置位置
情報記憶部である。16は無線通信ユニット親機14が
受信した住人の移動情報から住人の位置を推定する位置
推定部、17は位置推定部16が推定した住人の位置情
報と無線通信ユニット親機14が受信した消費物理量か
ら使用機器を推定するとともに機器の新たな設置を推定
したとき仮登録を行い再度仮登録と同じ機器が使われた
場合、新たな機器が設置されたとして機器使用位置情報
を機器設置位置情報記憶部15に新たに記憶させる機器
推定部である。18は使われた機器から予め機器設置情
報記憶部15に記憶させて置いた住人の機器使用位置と
位置推定部16が推定した住人が機器を使用した時の位
置にズレがあれば補正する補正部である。そして、機器
設置位置情報記憶部15から補正部18でもって推定手
段2が構成される。
【0053】次に図5を用いて本実施例の動作について
詳しく説明する。位置推定部16は、無線通信ユニット
親機14が受信した70才の男性と68才の女性の移動
量情報をそれぞれ加算していき予め設定した閾値より大
きいかを判定する(S11)。大きくなれば、住人の位
置情報と移動量の加算値から新たな住人の位置を計算す
る(S12)。小さければ次の受信情報を待つ。機器推
定部17は、通信ユニット親機14が受信した物理量の
計測値から消費があったかどうかを判定する。例えば、
ガスまたは電気あるいは水道の場合、前回の測定値と今
回の測定値の差の絶対値が今回の測定値に予め設定した
閾値を乗じたものより大きければ消費があると判断し小
さければ消費はないとする(S13)。そして、消費が
あった場合、位置推定部16の推定結果と予め機器設置
位置情報記憶部15に記憶された機器設置位置情報と、
物理量の計測値から算出した消費量から新たな機器の使
用であるのか、いま使われている機器の状態変化である
のかを推定する(S14)。消費がない場合、次の受信
情報を待つ。補正部18は、住人が機器を使用したとき
機器設置位置情報記憶部15が予め記憶している住人の
機器使用位置情報と、位置推定部16が推定した位置が
予め設定した距離(本実施例では10cm)以上の差が
あれば(S15)位置推定部16が記憶する住人の位置
を補正する(S16)。
【0054】また、機器推定部17は、機器設置位置情
報記憶部15が記憶情報以外の機器の使用を推定したと
き(S17)、機器使用位置情報と検出フラグを立てて
おく。そして、2回同一機器使用位置情報の機器が推定
されたとき(S18)、機器設置位置情報記憶部15に
新たに設置された機器使用位置を記憶させる(S1
9)。
【0055】上記構成により、機器推定部16が住宅内
の機器設置位置情報と住人の位置情報と消費物理量から
使用機器を推定するよう作用し、住人が生活する上で必
要な水、ガス、電気の使用情報と住人の移動情報から住
人の身体異常をより精度よく推定するとともに身体異常
が発生したときの使用機器が正確にわかることで火災、
ガス爆発、ガス中毒死等が未然に防止できる。
【0056】また、補正部18は機器が使用されたとき
の機器使用位置情報で位置推定部16が推定した住人の
位置を補正するよう作用し、住人の位置推定精度が向上
することで住人が室内や住宅内の移動時に発生する身体
異常をより正確に推定することができる。
【0057】また、機器推定部16が機器の新たな設置
を推定したとき機器設置位置情報記憶部15を更新する
よう作用し、機器が新たに設置されても特別な登録作業
を必要とせず住人の身体異常の推定精度を維持すること
ができる。
【0058】本発明の第4の実施例について、図6を用
いて説明する。なお、第2実施例と同一部分には同一符
号を付与している。19は判定手段5が異常判定を行っ
たとき住人の状態を確認する状態確認手段である。
【0059】次に図7を用いて本実施例の動作について
詳しく説明する。玄関に設置された入出検出部11の情
報を無線通信ユニット子機13がID51を付与して通
信ユニット親機14に送信し、無線通信ユニット親機1
4は、送られた情報から住人(70才男性)の在宅を判
定する(S21)。在宅でなければ(No.)、在宅を検出
するまで同じループを繰り返す。住人が帰宅すれば(Ye
s.)計測手段1が物理量の計測を開始する(S22)。
本実施例では、無線通信ユニット親機14から、各計測
手段1に接続された無線通信ユニット子機13を呼び出
し、各計測手段1が計測した物理量の情報にID情報を
付加し送信する(S23)。その送信データを無線通信
ユニット親機14が受信し、送信データのID番号と器
番情報から計測手段1の各構成部別にデータを記憶する
(S24)。次に無線通信ユニット親機14が記憶する
計測手段1の各構成部別の計測記憶データから、推定手
段2がガスまたは電気または水道水の消費機器を推定す
るとともに住人の宅内での位置を推定する(S25)。
設定手段4は住人の起床後の洗顔、トイレ、朝食等の生
活パターンから抽出した時系列の行動に費やす時間に対
し予め設定した安全率を乗じた異常状態判定基準値を記
憶する。例えば、70才の男性の風呂の平均使用時間を
洗い場と浴槽での時間を平均しバラツキ(3σ)を加え
たものを異常判定時間として記憶する。本実施例では、
洗い場7分30秒、浴槽2分を異常状態判定基準値とし
て記憶する。今、70才の男性が位置推定及び使用機器
推定結果より風呂に入り浴槽でくつろいでいると推定し
た時、浴槽での滞在時間が異常状態判定基準値の2分を
越えた場合、判定手段5は異常状態であると判定する
(S26)。状態確認手段19は判定手段5が異常状態
であると判定した時、70才の老人の状態を浴槽に設置
された電話機を呼び出し応答または電話にでるようであ
れば誤推定と判断して監視を継続し、もしでないときに
は68才の女性に異常状態を知らせる。もし、68才の
女性が不在であれば外部の緊急機関に連絡する(S2
7)。
【0060】上記構成により、状態確認手段19は判定
手段5が異常を判定したとき、住人の状態を確認するよ
う作用し、住人が室内や住宅内を移動時に発生する脳内
出血による脳障害などの身体異常を誤推定なく正確に検
出することができ住人の健康状態を精度よく監視するこ
とができる。
【0061】本発明の第5の実施例について、図8を用
いて説明する。なお、第2実施例と同一部分には同一符
号を付与している。20は身体異常状態に応じて予め設
定された処理を記憶する処理記憶部、21は住人が保持
する意識の有無または身体異常の段階を検出する送受信
機からの情報で処理記憶部20に予め記憶された処理を
実行する実施部である。そして、処理記憶部20と実施
部21でもって状態確認手段19が構成される。
【0062】本実施例の動作について詳しく説明する。
判定手段5が住人の異常を判定したとき実施部21が、
住人が保持する受信機を呼びだし脈拍数、血圧、及び予
め取り決めている住人が意識のある場合に異常状態の段
階を住人が判断し応答する3段階の信号を受信し、その
受信結果により予め処理記憶部20に記憶された処理を
実施する。本実施例では、レベル1は正常状態。レベル
2は異常であるが軽症で自己処理が可能な状態。レベル
3は異常状態で第三者の助けが必要な状態と取り決めて
いる。そして、処理記憶部20には、レベル2の場合、
同居住人に連絡する。レベル3の場合は、同居住人に連
絡をし不在であれば予め取り決めた近所の住人に連絡す
る。次に応答がない場合についての動作を説明する。例
えば、70才の男性が廊下を歩行中に動作が止まり、判
定手段5が異常と判定した時、実施部21が70才の男
性が保持する受信機を呼び出し脈拍数、血圧を確認し、
心臓が停止している場合は、処理記憶部20に記憶され
ている処理を実施する。この場合は、68才の女性に連
絡し、救急車両の手配を行う。68才の女性が不在の場
合は、予め決められた近所の住人に異常状態を連絡し、
緊急車両到着までの応急処置を依頼する。また、70才
の男性が風呂の浴槽でくつろいでいる時、判定手段5が
異常状態を判定したとき、実施部21が心臓は動作は確
認したが、意識がなく応答信号が受信できない場合は、
浴槽の湯を排水し、68才の女性に連絡し、緊急車両の
手配を行う。68才の女性が不在の場合は、予め決めら
れた近所の住人に異常状態を連絡し、緊急車両到着まで
の応急処置を依頼する。
【0063】上記構成により、住人の身体異常が推定さ
れたとき、実施部21が住人の保持する意識の有無また
は、身体異常の段階を検出する送受信機の検出内容に応
じて予め処理記憶部20に記憶された処理を実施するよ
う作用し、住人の異常状態に応じた適切な救助体制を実
施することができ異常時の蘇生率を向上させることがで
きる。
【0064】本発明の第6の実施例について、図9を用
いて説明する。なお、第1実施例と同一部分には同一符
号を付与している。19は判定手段5の判定結果で住人
の状態を確認する状態確認手段、22は状態確認手段1
9が異常状態の発生を確認したときエネルギーの供給を
停止させる供給停止手段である。
【0065】本実施例の動作について詳しく説明する。
供給停止手段22は、状態確認手段19が異常状態を確
認したとき、出火原因となり得る機器の使用を停止させ
る動作を行う。例えば、台所のガス器具及び電気コンロ
へのエネルギーの供給を停止させるとともに、ガス及び
電気暖房機器へのエネルギーの供給を停止させる。
【0066】上記構成により、状態確認手段19が住人
の身体に異常が発生したことを確認したとき、供給停止
手段22がエネルギーの供給を停止させるよう作用し、
住人に異常が発生したときの火災やガス爆発及びガス中
毒死の発生を防止することができ、シルバー層の生活を
より安全なものにするとともに、付近の住人へ安心感を
与えることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明の監視装置
は、判定手段が推定手段の推定した住人の日々の行動
と、設定手段に記憶された異常状態判定値である住人の
健康な状態で抽出した時系列の生活パターンを比較し住
人の健康状態を判定することで、住人が室内や住宅内の
移動時に発生する脳内出血などの脳障害による身体異常
を早期に発見することができるよう作用し、住人の健康
状態を監視することができるとともに蘇生率を向上させ
ることができる。
【0068】また、住人が生活する上で必要な水、ガ
ス、電気の使用情報と住人の移動情報から推定手段が住
人の室内及び住宅内での行動を推定し、住人が室内及び
住宅内の移動時に発生する脳内出血による脳障害などの
身体異常を最小限の情報で監視することができる為、監
視装置の低コスト化が可能となる。
【0069】また、ジャイロ部が人間の身体に固定する
構造及び脈拍数も測定する構成を有することで、住人の
位置をより正確に推定するとともに、異常時の身体異常
状態が心臓停止か脳内出血であるかをより正確に判定す
ることができる為、緊急隊員は予め異常状況が判明し、
適切な対応が可能となり蘇生率が向上する。
【0070】また、計測手段の計測情報を無線で送出す
ることにより、余分な配線がなくなり、余分な配線工事
がなく施工性を向上することができるとともに住人の行
動が制限されない為、住人の快適な宅内生活を阻害せず
健康状態の監視を行うことができる。
【0071】また、判定手段が推定手段の推定した日々
の住人の宅内位置と滞在時間の関係と、設定手段に記憶
された異常状態判定値である住人の健康な状態の時系列
生活パターンから抽出した宅内位置と滞在時間の関係を
比較し、身体の異常状態を判定することで、住宅内で住
人に発生する脳内出血による脳障害などの身体異常を精
度よく発見することができる。
【0072】また、推定手段が住宅内の機器設置位置情
報と住人の位置情報と消費物理量から使用機器を推定す
ることで、住人が生活する上で必要な水、ガス、電気の
使用情報と住人の移動情報から住人の身体異常をより精
度よく推定することができるとともに身体異常が発生し
たときの使用機器が正確にわかることで火災及びガス爆
発及びガス中毒死及び浸水等の2次災害の発生を防止す
ることができる。
【0073】また、補正部は機器が使用されたときの機
器使用位置で位置推定部が推定した住人の位置を補正す
ることで、住人の位置推定精度が向上しさらに使用機器
の推定精度も向上することで、住人が室内や住宅内の移
動時に発生する身体異常をより正確に推定することがで
きる為、火災及びガス爆発及びガス中毒死及び浸水等の
2次災害の発生を防止することができる。
【0074】また、機器推定部が機器の新たな設置を推
定したとき機器設置位置情報記憶部を更新することで、
機器が新たに設置されても特別な登録作業を必要とせず
住人の身体異常の推定精度を維持することができる為、
メンテナンスフリーで住人が室内や住宅内の移動時に発
生する身体異常をより正確に推定することができるとと
もに、火災及びガス爆発及びガス中毒死及び浸水等の2
次災害の発生を防止することができる。
【0075】また、状態確認手段は判定手段が異常を判
定したとき、住人の状態を確認することで、住人が室内
や住宅内を移動時に発生する脳内出血などの身体異常を
できるかぎり早期に誤りなく確実に発見でき蘇生率を向
上させることができるとともに、火災及びガス爆発及び
ガス中毒死等の2次災害の発生を防止することができ
る。
【0076】また、住人の身体異常が推定されたとき、
状態確認手段が住人の保持する意識の有無または、身体
異常の段階を検出する送受信機の検出内容に応じて予め
設定された処理を実施することで、住人の異常状態に応
じた適切な救助体制を実施することができ蘇生率を大幅
に向上させることができる。
【0077】さらに、状態確認手段が住人に異常が発生
したことを確認したとき、供給停止手段がガス・電気・
水道等の物理量の供給を停止させることで、住人に異常
が発生したときの火災やガス爆発及びガス中毒死及び浸
水等の2次災害の発生を防止することができ、付近の住
人に対し安心感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における監視装置のブロッ
ク図
【図2】本発明の第2実施例における監視装置のブロッ
ク図
【図3】同装置における動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第3実施例における監視装置のブロッ
ク図
【図5】同装置における動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第4実施例における監視装置のブロッ
ク図
【図7】同装置における動作を示すフローチャート
【図8】本発明の第5実施例における監視装置のブロッ
ク図
【図9】本発明の第6実施例における監視装置のブロッ
ク図
【符号の説明】
1 計測手段 2 推定手段 3 記憶手段 4 設定手段 5 判定手段 7 ガスメータ 8 電力メータ 9 水道メータ 10 ジャイロ部 15 機器設置情報記憶部 16 位置推定部 17 機器推定部 18 補正部 19 状態確認手段 22 機器停止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 21/00 A61B 5/00 102

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】宅内外に設置され物理量を計測する計測手
    段と、前記計測手段の計測値に基づき物理量を消費する
    機器の使用状況の変化を判定するとともに住人の宅内で
    の位置を判定する推定手段と、前記推定手段が判定した
    時系列の結果を記憶する記憶手段と、前記時系列の判定
    結果から住人の健康状態の異常を検出するために予め時
    系列の生活パターンから抽出した時間情報及び機器の使
    用状況変化情報及び住人の位置情報とで構成した異常判
    定基準値を設定する設定手段と、前記時系列判定結果と
    前記異常判定基準値で住人の健康状態の異常を判定する
    判定手段を備えた監視装置。
  2. 【請求項2】計測手段は、物理量としてガス使用量を計
    測するガスメータまたは、電気使用量を計測する電力メ
    ータまたは、水道使用量を計測する水道メータまたは、
    住人の移動量を計測するジャイロ部から成る請求項1記
    載の監視装置。
  3. 【請求項3】ジャイロ部は、人間の身体に固定させる構
    造を有し住人の移動量を計測するとともに脈拍数も測定
    する請求項2記載の監視装置。
  4. 【請求項4】計測手段の計測情報を無線で推定手段に送
    出する請求項1記載の監視装置。
  5. 【請求項5】設定手段は、住人の時系列生活パターンか
    ら時系列に住人の位置と滞在時間の関係を算出し設定す
    る請求項1記載の監視装置。
  6. 【請求項6】推定手段は、予め機器設置位置情報を記憶
    する機器設置位置情報記憶部と、住人の移動情報から住
    人の位置を推定する位置推定部と、前記機器設置位置情
    報と住人の位置情報と消費物理量から使用機器を推定す
    る機器推定部とから成る請求項1記載の監視装置。
  7. 【請求項7】機器推定部が推定した機器情報と、機器設
    置位置情報記憶部の記憶情報で位置推定部が推定した位
    置を補正する補正部を備えた請求項6記載の監視装置。
  8. 【請求項8】機器推定部は、機器の新たな設置を推定し
    たとき機器設置位置情報記憶部を更新する請求項6記載
    の監視装置。
  9. 【請求項9】宅内外に設置され物理量を計測する計測手
    段と、前記計測手段の計測値に基づき物理量を消費する
    機器の使用状況の変化を判定するとともに住人の宅内で
    の位置を判定する推定手段と、前記推定手段の時系列判
    定結果を記憶する記憶手段と、前記時系列の判定結果か
    ら住人の健康状態の異常を検出するために予め時系列の
    生活パターンから抽出した時間情報及び機器の使用状況
    変化情報及び住人の位置情報とで構成した異常判定基準
    値を設定する設定手段と、前記時系列判定結果と前記判
    定基準値で住人の健康状態の異常を判定する判定手段
    と、前記判定手段の結果で住人の状態を確認する状態確
    認手段を備えた監視装置。
  10. 【請求項10】状態確認手段は、住人が保持する意識の
    有無または身体異常の段階を検出する送受信機の検出内
    容に応じて予め設定された処理を実施する請求項9記載
    の監視装置。
  11. 【請求項11】宅内外に設置され物理量を計測する計測
    手段と、前記計測手段の計測値に基づき物理量を消費す
    る機器の使用状況の変化を判定するとともに住人の宅内
    での位置を判定する推定手段と、前記推定手段の時系列
    判定結果を記憶する記憶手段と、前記時系列の判定結果
    から住人の健康状態の異常を検出するために予め時系列
    の生活パターンから抽出した時間情報及び機器の使用状
    況変化情報及び住人の位置情報とで構成した異常判定基
    準値を設定する設定手段と、前記時系列推定結果と前記
    判定基準値で住人の健康状態の異常を判定する判定手段
    と、前記判定手段の結果で住人の状態を確認する状態確
    認手段と、前記状態確認手段が異常状態の発生を確認し
    たとき物理量の供給を停止させる供給停止手段を備えた
    監視装置。
JP04289895A 1995-03-02 1995-03-02 監視装置 Expired - Lifetime JP3480099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04289895A JP3480099B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04289895A JP3480099B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08241476A JPH08241476A (ja) 1996-09-17
JP3480099B2 true JP3480099B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=12648857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04289895A Expired - Lifetime JP3480099B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3480099B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10234681A (ja) * 1997-02-24 1998-09-08 Toshio Fukuda 介護用ロボットおよび介護システム
JP3238113B2 (ja) * 1997-12-01 2001-12-10 財団法人新産業創造研究機構 健康管理装置
JPH11350563A (ja) * 1998-06-04 1999-12-21 Toto Ltd トイレ装置
JP3468705B2 (ja) * 1998-10-13 2003-11-17 松下電器産業株式会社 非観血連続血圧計
JP2000293774A (ja) * 1999-04-01 2000-10-20 Asuku Shinkyo:Kk 安否確認装置
JP3445188B2 (ja) * 1999-08-05 2003-09-08 松下電器産業株式会社 行動判定装置、ケアシステム、ケア住宅およびプログラム記録媒体
EP1071055B1 (en) 1999-07-23 2004-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Home monitoring system for health conditions
JP2002304681A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Sharp Corp 行動推測システム
JP3863811B2 (ja) * 2002-06-07 2006-12-27 三菱電機株式会社 移動体通信装置
JP3736640B2 (ja) * 2004-01-19 2006-01-18 株式会社エイティング 人身監視システム
JP4140635B2 (ja) * 2006-03-10 2008-08-27 松下電器産業株式会社 機器情報管理装置
JP4986120B2 (ja) * 2006-09-20 2012-07-25 学校法人金沢工業大学 監視方法および監視システム
JP2014053884A (ja) * 2012-08-06 2014-03-20 Ricoh Co Ltd 測位装置、プログラムおよび機器制御システム
JP6218705B2 (ja) * 2014-08-19 2017-10-25 シャープ株式会社 見守りシステム、システム側装置、見守り方法、表示端末、及びコンピュータプログラム
JP7012278B2 (ja) * 2016-09-27 2022-01-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示方法、プログラム及び表示システム
JP2021036383A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 東京瓦斯株式会社 無線通信システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS647198A (en) * 1987-06-30 1989-01-11 Nittan Co Ltd Environmental abnormality warning device
JP2862320B2 (ja) * 1990-03-23 1999-03-03 愛知時計電機株式会社 居住者の行動を検知するシステム
JP2781654B2 (ja) * 1990-11-15 1998-07-30 松下電工株式会社 トイレの緊急通報システム
JPH04354000A (ja) * 1991-05-31 1992-12-08 Aichi Tokei Denki Co Ltd 生活異変感知システム
JP2580421B2 (ja) * 1992-01-24 1997-02-12 東陶機器株式会社 バス内異常警報機能を有するサウナバス
JPH06333190A (ja) * 1993-05-21 1994-12-02 Aichi Tokei Denki Co Ltd 健康異変検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08241476A (ja) 1996-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3480099B2 (ja) 監視装置
EP0903707B1 (en) In-bed state detection system
EP1585078A2 (en) system and method for determining whether a resident is at home or away
US20060055543A1 (en) System and method for detecting unusual inactivity of a resident
JP7325651B2 (ja) ウェアラブルヘルスの充電時における健康の安全を確保するためのシステム
JP2000090366A (ja) 生活行動遠隔確認装置および生活行動遠隔確認システム
KR102285597B1 (ko) 웨어러블 단말 및 이를 이용한 간호지원 시스템
JP4944291B2 (ja) 照明システム
JP2001104429A (ja) 入浴行動支援装置
JP2919326B2 (ja) ヘルパーシステム
JP3352935B2 (ja) 離床在床検知システム、監視システム
JP2008004084A (ja) 緊急通報システム
Safavi et al. A remote elderly monitoring system with localizing based on Wireless Sensor Network
WO2017183527A1 (ja) 被監視者監視装置、該方法および被監視者監視システム
JP2006092257A (ja) 介護支援システム及び介護支援方法
JPWO2019212029A1 (ja) 要介護者見守り支援システム
US11094188B2 (en) System and method for monitoring an individual
JP2000306177A (ja) 独居者の生活行動監視装置
JP2012190294A (ja) 単身者世帯の単身者見守りシステム
JP2000099855A (ja) 入浴中の異状検出装置
SI25928A (sl) Sistem in postopek za sestrski klic ter upravljanje zdravstvene nege in oskrbe
JP7121688B2 (ja) 見守りシステム
JP3231286U (ja) 入浴状態見守り装置
JP2004133500A (ja) 浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システム
JP2003151051A (ja) 緊急通報システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 9