JP3477877B2 - 織布検反装置 - Google Patents

織布検反装置

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JP3477877B2
JP3477877B2 JP01407295A JP1407295A JP3477877B2 JP 3477877 B2 JP3477877 B2 JP 3477877B2 JP 01407295 A JP01407295 A JP 01407295A JP 1407295 A JP1407295 A JP 1407295A JP 3477877 B2 JP3477877 B2 JP 3477877B2
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    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
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    • G01N21/89Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受光量に応じた電気信
号を出力する光電センサを用いて織布の欠点を検出する
織布検反装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、製織された織布は検反工程に通さ
れ、この検反工程で織布上の欠点の有無が調べられる。
しかし、筬の筬羽間への経糸通し異常による欠点は所謂
経筋として織布の経糸方向に連続的に生じるため、製織
後の検反工程での欠点調査では遅すぎる。特開昭60−
231850号公報、特開平3−249243号公報で
は織機上に検反装置を装着し、織機上で織布の検反を行
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
検反装置は織機上に装着するため、織機1台に検反装置
が1つ必要となる。しかも、光電センサを備えた走行体
を織幅方向へ走らせるための走行装置も必要となる。そ
のため、検反のためのコストが大層高くつく。
【0004】本発明は、検反のためのコストを低減し得
る織布検反装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、車輪を備え、人手の操作によって織布上で走ら
せる走行体と、前記走行体に備えられた光電センサと、
前記織布と前記走行体との間の相対速度を検出するよう
に前記走行体に備えられた速度検出手段と、前記走行体
に備えられ、前記光電センサから得られる電気信号の信
号パターンを前記速度検出手段によって検出された検出
速度に基づいて基準速度状態における信号パターンに補
正するパターン補正手段と、前記走行体に備えられ、
準速度状態における基準信号パターンを記憶する記憶手
段と、前記走行体に備えられ、補正された信号パターン
と基準信号パターンとを比較して欠点有無の判定を行な
い、欠点有の判定のときには欠点検出信号を出力する判
定手段と、前記走行体に備えられ、前記欠点検出信号の
出力に基づいて欠点有検出を警告する警告手段とを備え
た織布検反装置を構成した。
【0006】請求項2の発明では、請求項1において、
織布の経糸ピッチの変更に応じて、基準信号パターン記
憶手段に記憶されている基準信号パターンを変更する基
準信号パターン変更手段を備えた織布検反装置を構成し
た。請求項3の発明では、車輪を備え、人手の操作によ
って織布上で走らせる走行体と、前記走行体の走行方向
に並べて走行体に配設された複数の光電センサと、前記
走行体に備えられ、前記複数の光電センサのうちの少な
くとも1つの電気信号と他の光電センサの電気信号との
差を演算する差演算手段と、前記走行体に備えられ、
準値を記憶する基準値記憶手段と、前記走行体に備えら
れ、差演算手段の演算によって得られた差値と前記基準
値との比較に基づいて欠点有無の判定を行ない、欠点有
の判定のときには欠点検出信号を出力する判定手段と、
前記走行体に備えられ、前記欠点検出信号の出力に基づ
いて欠点有検出を警告する警告手段とを備えた織布検反
装置を構成した。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、織布上で織幅方向へ走行
体を走らせると、速度検出手段が織布と走行体との間の
相対速度を検出する。パターン補正手段は光電センサか
ら得られる信号パターンを検出された速度に基づいて基
準速度状態における信号パターンに補正する。判定手段
は補正された信号パターンと基準信号パターンとを比較
し、欠点有りの判定のときには欠点検出信号を出力す
る。警告手段は欠点検出信号の出力に基づいて欠点有を
警告する。走行体の走行は人手によって操作される
で、この発明の織布検反装置は、複数の織機で共用で
き、検反のためのコストを低減できる。
【0008】請求項2の発明では、基準信号パターン変
更手段の操作によって基準信号パターン記憶手段に記憶
されている基準信号パターンが変更される。この変更は
織布の経糸ピッチの変更に応じて行われる。
【0009】請求項3の発明では、人手によって走行体
を走行させると、複数の光電センサのうちの少なくとも
1つの電気信号と他の光電センサの電気信号との差が差
演算手段によって演算される。前記差の演算は照明光、
風綿といった外乱の影響による電気信号の変化を排除す
る。判定手段はこの演算された差と予め設定された基準
値とを比較する。演算された差が基準値を越える場合に
は判定手段が欠点検出信号を出力する。警告手段は欠点
検出信号の出力に基づいて欠点有を警告する。走行体の
走行は人手によって操作されるので、この発明の織布検
反装置は、複数の織機で共用でき、検反のためのコスト
を低減できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図1
〜図4に基づいて説明する。図1は走行体1の内部を示
す。走行体1内には投光器2、受光器3、光学システム
4,5が収容されている。受光器3は単一の受光素子3
-1を備えている。走行体1には車輪6,7が車軸8,9
を介して取り付けられている。前側の車軸8には円板1
0が止着されており、円板10の周面には微細な突起1
0-1が等ピッチで周方向に配列されている。円板10の
周面の近傍には投受光方式の速度検出器11が設置され
ている。図3に示すように、速度検出器11は、投光素
子11-1と受光素子11-2とクロック11-3と速度算出
回路11-4とからなる。投光素子11-1から投射された
光は円板10の周面に当たって反射し、円板10が回転
していれば円板10からの反射光がパルス状態となって
受光素子11-2に捉えられる。速度算出回路1-4は受光
素子11-2から得られるパルス信号のパルス間隔をクロ
ック11-3で計測して速度を算出する。
【0011】車輪6,7が織布W上に接しているとき、
投光器2から投射された光は光学システム4を介して織
布W上を照らし、織布Wから反射した光は光学システム
5を介して受光素子3-1で受光される。受光素子3-1は
受け取った光を電流に変換する。この変換電流信号は受
光強度に応じた電気信号となる。
【0012】走行体1内には検反制御回路12が組み込
まれている。図3に示すように、検反制御回路12は、
電流−電圧変換回路13と、補正回路14と、記憶回路
15と、比較回路16と、出力回路17とからなる。走
行体1の上面には基準信号パターン入力装置18が配設
されている。基準信号パターン入力装置18は記憶回路
15に基準信号パターンを入力設定するためのものであ
る。この場合の基準信号パターンは一定の基準時間t0
である。
【0013】走行体1の上面には電源スイッチ19及び
警告ランプ20が配置されている。電源スイッチ19を
ON操作すると、投光器2が光を投射すると共に、受光
素子3-1の光電変換機能、速度検出器11の速度検出機
能、検反制御回路12の制御機能が作動する。警告ラン
プ20は出力回路17からの動作信号の出力に基づいて
点灯する。織布Wの検反は電源スイッチ19をONした
状態で図2に示すように走行体1を織布W上に乗せて緯
糸Yの糸方向に走行させる。
【0014】受光素子3-1は変換電流信号を電流−電圧
変換回路13に出力する。電流−電圧変換回路13は変
換電流信号を電圧信号に変換して補正回路14に出力す
る。図4(a)の波形S1 は電圧信号の一例である。電
圧信号S1 は検出された電気信号の信号パターンを表
す。補正回路14は、速度検出器11によって検出され
た検出速度K1 と基準速度K0 とに基づいて電圧信号S
1 を基準速度状態における電圧信号に補正する。図4
(b)の波形S2 は補正された電圧信号S2 を表す。電
圧信号S2 は補正された電気信号の信号パターンを表
す。補正回路14は補正した電圧信号S2 を比較回路1
6に出力する。
【0015】図4(a)におけるt1,1 ,t2,1 ,t
3,1 ,t4,1 ,t5,1 は電圧信号S1の波頂部の時間位
置を表す。図4(b)におけるt1,2 ,t2,2
3,2 ,t4, 2 ,t5,2 は電圧信号S2 の波頂部の時間
位置を表す。波頂部は経糸Tの配列位置に対応する。検
出速度K1 、基準速度K0 、時間差(tm+1,1
m,1 )(m=1〜4)、時間差(tm+1,2 −tm,2
(m=1〜4)の間には次式の関係がある。 V1 /V0 =(tm+1,2 −tm,2 )/(tm+1,1 −t
m,1 ) 検出速度K1 が基準速度K0 よりも大きい場合には時間
差(tm+1,1 −tm,1)が拡大補正され、検出速度K1
が基準速度K0 よりも小さい場合には時間差(tm+1,1
−tm,1 )が縮小補正される。V1 =V0 の場合には電
圧信号S2 は電圧信号S1 と変わらない。図示の場合に
は検出速度K1 が基準速度K0 よりも大きい。
【0016】比較回路16は、基準時間t0 と補正され
た時間差(tm+1,2 −tm,2 )とを比較する。両者の差
〔(tm+1,2 −tm,2 )−t0 〕の絶対値が許容差Δt
0 を越える場合には比較回路16は欠点有りの判定を行
ない、欠点検出信号を出力回路17に出力する。両者の
差〔(tm+1,2 −tm,2 )−t0 〕の絶対値が許容差Δ
0 以内の場合には比較回路16は欠点無しの判定を行
ない、欠点検出信号の出力は行わない。出力回路17は
欠点検出信号の入力に応答して警告ランプ20を点灯さ
せる。
【0017】織布W上の経糸Tのピッチが一定のとき、
走行体1の走行速度K1 が一定とすると、時間差(t
m+1,1 −tm,1 )は略一定となり、補正された時間差
(tm+1, 2 −tm,2 )も略一定となる。この状態は経糸
Tに関して配列状態に欠点がない状態である。織布上の
欠点である所謂経筋は筬羽間への経糸の通し違いによっ
て生じるものである。例えば或る経糸が本来の筬羽間の
隣の筬羽間に通されたとすると、検出された電圧信号に
関しては本来の筬羽間に対応する時間位置及び隣の筬羽
間に対応する時間位置における電圧信号値が正常な場合
とは異なる。図4(c)の波形S3 は経筋発生位置にお
ける補正された電圧信号を表す。t1,3 ,t 2,3 ,t
4,3 ,t5,3 は電圧信号S3 の波頂部の時間位置を表
す。経筋がある場合には経筋部分に対応する隣合う波頂
部の間隔(t4,3 −t2,3 )が経筋のない場合に比べて
拡がる。この拡がりが(tm+1,2 −tm,2 )>t0 に対
応する。
【0018】基準時間t0 は基準速度K0 と経糸Tの設
定ピッチとから決まり、経糸Tの設定ピッチは織物組織
によって異なる。図1の織布Wの経糸ピッチと異なる他
の織布の検反を行なう場合には、基準信号パターン入力
装置18の操作によって基準時間t0 を経糸ピッチに合
わせて変更すればよい。
【0019】本実施例の検反装置による検反は、経糸切
れ発生に伴って行われる筬羽間への経糸通し作業の後、
あるいは何らかの理由で織機が停止しているときに行わ
れる。人手の操作によって走行体1を常に一定速度で走
らせることはできない。しかし、検出速度K1 と基準速
度K0 とに基づいて検出された電圧信号S1 を基準速度
状態における電圧信号S2 に補正することによって正確
な検反が行える。このような補正を行なって検反する装
置は他の織機でも使え、織機1台毎に検反装置を装着す
る従来の装置に比してコスト的に大変有利である。又、
走行体1を走行させるための駆動機構、ガイド機構が不
要となり、検反装置自体のコストも従来の検反装置より
も低減する。
【0020】次に、図5〜図7の実施例を説明する。第
1実施例と同じ構成部材には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。図5に示すように受光器21は一対の
受光素子22,23を備えており、受光素子22,23
は走行体1の走行方向に並んで配設されている。第1実
施例における円板10、速度検出器11は走行体1に組
み込まれていない。走行体1は緯糸Yの糸方向に走行さ
れる。
【0021】図6に示す22-1は受光素子22による織
布W上の検知範囲を表し、23-1は受光素子23による
織布W上の検知範囲を表す。織布Wの経糸Tは筬(図示
略)の筬羽間に数本単位で通されており、検知範囲22
-1,23-1の緯糸Yの方向の幅は筬羽のピッチ程度に設
定されている。検知範囲22-1,23-1の経糸Tの方向
の幅は緯糸Yの方向の幅よりも数倍の大きさにしてあ
る。
【0022】走行体1に組み込まれた検反制御回路24
は図6に示すように第1実施例の検反制御回路12とは
異なる。受光素子22,23は受け取った光を電流に変
換する。受光素子22は変換電流信号を電流−電圧変換
回路25に出力し、受光素子23は変換電流信号を電流
−電圧変換回路26に出力する。電流−電圧変換回路2
5,26は変換電流信号を電圧信号E1 ,E2 に変換し
て差演算回路27に出力する。差演算回路27は両電流
−電圧変換回路25,26から入力する電圧信号E1
2 の値の差を演算する。この演算では電圧信号E1
値から電圧信号E2 の値が減算される。差演算回路27
は演算して得られた差信号ΔE12を比較回路28に出力
する。比較回路28は入力した差信号ΔE12と予め基準
値設定装置29によって記憶回路30,31に設定され
た基準値V1 ,V2 とを比較する。基準値V1 は正、基
準値V2 は負である。差信号ΔE12の値が範囲〔V1
2 〕から外れた場合には比較回路28は出力回路17
に欠点検出信号を出力する。差信号ΔE12の値が範囲
〔V1 ,V2 〕内にある場合には比較回路28は出力回
路17に欠点検出信号を出力しない。
【0023】図7(a)の波形E1 は電流−電圧変換回
路25から出力される電圧信号E1を表し、図7(b)
の波形E2 は電流−電圧変換回路26から出力される電
圧信号E2 を表す。図7(c)の波形E3 は波形E1
値から波形E2 の値を引いて得られた差信号ΔE12を表
す。図7(d)の方形波E4 ,E5 は比較回路28から
出力された欠点検出信号を表す。図4(a)〜図4
(d)の横軸はいずれも時間を表す。図4(a)〜図4
(c)の縦軸はいずれも電圧を表す。
【0024】波形E1 の突出部E1-1 は受光素子22に
よって検出された経糸に関する異常を表す。波形E2
突出部E2-1 は受光素子23によって検出された経糸に
関する異常を表す。突出部E1-1 ,E2-1 の時間差は緯
糸Yの方向に移動する受光素子22,23を緯糸Yの方
向に並べたことによって生じる。波形E3 の突出部E
3-1 は、突出部E1-1 とこの突出部E1-1 の時間領域に
対応する波形E2 の略平坦な部分との差である。波形E
3 の突出部E3-2 は、突出部E2-1 とこの突出部E2-1
の時間領域に対応する波形E1 の略平坦な部分との差で
ある。方形波E4の時間幅t1 は基準値V1 を正の側へ
越える突出部E3-1 の時間幅に対応し、方形波E5 の時
間幅t2 は基準値V2 を負の側へ越える突出部E3-2
時間幅に対応する。
【0025】受光素子22,23の検知範囲22-1,2
3-1の緯糸Yの方向の範囲は筬羽のピッチ程度に設定し
てある。従って、受光素子22,23における受光量は
織布W上の経筋部分と正常部分とでは異なり、波形
1 ,E2 の突出部E1-1 ,E2- 1 で示すような電圧信
号E1 ,E2 の変動が得られる。
【0026】方形波E4 ,E5 によって表される欠点検
出信号の出力は、受光素子22,23から得られる電圧
信号E1 ,E2 の差信号ΔE12と基準値V1 ,V2 との
比較結果に基づいて判定される。検反装置以外の照明光
の存在、あるいは風綿の存在といった外乱が電圧信号E
1 ,E2 を変化させる。即ち、電圧信号E1 ,E2 には
外乱による変化分が入り込んでいる。このような電圧信
号E1 ,E2 の変化は織布の織り状態を正しく反映せ
ず、これら電圧信号E1 ,E2 と基準値との比較結果に
基づいて織布上の欠点有無を判定した場合には誤検反が
起きる。しかし、電圧信号E1 ,E2 の差をとった差信
号ΔE12では各電圧信号に入り込んでいた前記外乱によ
る変化分がほぼ相殺される。従って、差信号ΔE12は経
糸Tに関する異常の有無を高精度で反映しており、差信
号ΔE12と基準値V1 ,V2 との比較は経糸に関する異
常の有無の検出という検反の精度を高める。しかも、こ
の実施例では欠点有無の判定が走行体1の走行速度の影
響を受けることはない。
【0027】この実施例においても第1実施例と同様に
コスト上の有利性が得られる。又、経糸の密度が変われ
ば受光強度が変化するため、基準値V1 ,V2 も変える
必要があるが、基準値設定回路29の操作によって基準
値を容易に変更でき、織物組織の変更に容易に対処でき
る。
【0028】前記各実施例では投光器2の照射域が前後
の車輪6,7間に設定されているが、図8に示すように
前輪6の前側に投光器2及び受光器3(又は21)を配
置し、投光器2の照射域が前輪6の前側にくるようにし
た実施例も可能である。このようにすれば車輪6,7が
織布W上に乗っている状態で織布Wの端部の検反を行な
うことができる。照射域と光学システム4,5との間の
距離が変化すれば誤検反がおきるおそれがあるが、車輪
6,7が常に織布W上にある状態では照射域と光学シス
テム4,5との間の距離が変化することはなく、誤検反
のおそれはない。なお、後輪7の後ろ側に照射域がくる
ようにしてもよい。
【0029】又、第1実施例では滑り止めを施した前輪
6の採用が望ましい。前輪6の滑りは速度検出器11に
よる誤検出をもたらす。滑り止めとしては例えば前輪6
の周面に細針を植設したり、織布に引っ掛かる多数の小
突起を設けたりして構成すればよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項3のいずれにおいても、人手の操作によって走行体を
織布上で走らせるようにしたので、検反のためのコスト
を低減し得る。又、請求項1の発明では、人手によって
織布上を走行させる検反装置に速度検出器を組み込み、
基準速度状態における基準信号パターンと検出された信
号パターンとの比較に基づいて欠点の有無を判定するよ
うにしたので、精度の高い検反を確保し得る。
【0031】又、請求項2の発明では、基準信号パター
ンを変更できるようにしたので、コスト低減の効果に加
え、経糸ピッチの変更に対しても精度の高い検反を行な
い得る。又、請求項3の発明では、走行体の走行方向に
並設された光電センサから得られる電気信号の差をとる
検反装置を織布上で走らせるようにしたので、精度の高
い検反を確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す織布検反装置の正断
面図。
【図2】織布検反装置の平面図。
【図3】検反制御回路を示す回路図。
【図4】(a),(b),(c)は電圧信号の補正を説
明するグラフ。
【図5】別例を示す織布検反装置の正断面図。
【図6】織布上の検知範囲と検反制御回路との組合わせ
図。
【図7】(a)〜(d)は検反制御回路における信号処
理を説明するグラフ。
【図8】別例を示す平面図。
【符号の説明】
1…走行体、3-1,22,23……光電センサとなる受
光素子、11…速度検出器、14…パターン補正手段と
なる補正回路、15…基準信号パターン記憶手段となる
記憶回路、16…判定手段となる比較回路、18…基準
信号パターン変更手段となる基準信号パターン入力装
置、20…警告手段となる警告ランプ、30,31…基
準値記憶手段となる記憶回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 G01N 21/84 - 21/958 PATOLIS

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受光量に応じた電気信号を出力する光電セ
    ンサを用いて織布の欠点を検出する織布検反装置におい
    て、車輪を備え、人手の操作によって 織布上で走らせる走行
    体と、前記走行体に備えられた光電センサと、 前記織布と前記走行体との間の相対速度を検出するよう
    に前記走行体に備えられた速度検出手段と、前記走行体に備えられ、 前記光電センサから得られる電
    気信号の信号パターンを前記速度検出手段によって検出
    された検出速度に基づいて基準速度状態における信号パ
    ターンに補正するパターン補正手段と、前記走行体に備えられ、 基準速度状態における基準信号
    パターンを記憶する記憶手段と、前記走行体に備えられ、 補正された信号パターンと基準
    信号パターンとを比較して欠点有無の判定を行ない、欠
    点有の判定のときには欠点検出信号を出力する判定手段
    と、前記走行体に備えられ、 前記欠点検出信号の出力に基づ
    いて欠点有検出を警告する警告手段とを備えた織布検反
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、織布の経糸ピッチの変
    更に応じて、基準信号パターン記憶手段に記憶されてい
    る基準信号パターンを変更する基準信号パターン変更手
    段を備えている織布検反装置。
  3. 【請求項3】受光量に応じた電気信号を出力する光電セ
    ンサを用いて織布の欠点を検出する織布検反装置におい
    て、車輪を備え、人手の操作によって織布上で 走らせる走行
    体と、前記走行体の走行方向に並べて走行体に配設された複数
    の光電センサと、 前記走行体に備えられ、 前記複数の光電センサのうちの
    少なくとも1つの電気信号と他の光電センサの電気信号
    との差を演算する差演算手段と、前記走行体に備えられ、 基準値を記憶する基準値記憶手
    段と、前記走行体に備えられ、 差演算手段の演算によって得ら
    れた差値と前記基準値との比較に基づいて欠点有無の判
    定を行ない、欠点有の判定のときには欠点検出信号を出
    力する判定手段と、前記走行体に備えられ、 前記欠点検出信号の出力に基づ
    いて欠点有検出を警告する警告手段とを備えた織布検反
    装置。
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