JP3472716B2 - 回転射出成形用成形装置 - Google Patents

回転射出成形用成形装置

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JP3472716B2
JP3472716B2 JP02246099A JP2246099A JP3472716B2 JP 3472716 B2 JP3472716 B2 JP 3472716B2 JP 02246099 A JP02246099 A JP 02246099A JP 2246099 A JP2246099 A JP 2246099A JP 3472716 B2 JP3472716 B2 JP 3472716B2
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健二 村上
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ジー・ピー・ダイキョー株式会社
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities
    • B29C45/0062Joined by injection moulding

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転射出成形用
成形装置、より詳しく言えば、該成形装置のエジェクタ
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空状の樹脂成形品を射出成形で
得る成形法の一種として、互いに開閉可能で且つ相対的
に所定角度回転可能とされた一対の成形型を用いて行う
回転式射出成形法(所謂、ダイロータリ・インジェクシ
ョン(DRI)法)が知られている(例えば、特公平7
−4830号公報参照)。この射出成形法では、一対の
成形型の各々について、所定角度毎の回転方向に、雄/
雌/雌の繰り返し順序で、少なくとも1つの雄型成形部
と2つの雌型成形部とを有する成形部が設けられてお
り、この成形型の相対的な回転(例えば正逆反転)動作
毎に、中空状の成形品を構成する一対の半割体の成形
と、これら半割体どうしを衝合させてなるアッセンブリ
体の衝合部の接合とが行われ、成形型の各回転動作毎に
完成品が得られる。
【0003】上記DRI法で用いられる成形型では、通
常、射出成形機に結合される型を固定型とし、この固定
型に対して可動型が開閉される。そして、これら固定型
または可動型のいずれか一方は、該型の基部をなすベー
ス部と該ベース部に対して所定角度回転可能なロータ部
とで構成され、このロータ部の回転によって当該一方の
型の成形部を他方の型の成形部に対して回転させるよう
になっている。
【0004】ところで、周知のように、型締め状態の成
形型内に溶融樹脂を射出し成形した後、型を開いて成形
品を取り出す際に、該成形品および成形時の所謂「だ
肉」部分を成形型面から突き上げて確実に離型させるた
めに、通常、成形装置にはエジェクタ機構が設けられて
いる。尚、上記「だ肉」部分とは、成形時に生じる成形
品以外の不要な部分であり、例えば、成形キャビティに
材料樹脂を導くランナ部などに対応して発生する。上記
エジェクタ機構としては、型開きに伴なって或いはその
後にエジェクタピンを突き出すエジェクト機能と、次の
型合わせ工程までに上記エジェクタピンを後退させるリ
ターン機能とを備える必要があり、従来では、一般に、
エジェクタ機構専用のシリンダ装置やエジェクタ板リタ
ーン専用のリターンスプリングを組み込むなどして、こ
れら両機能を得るようにしている。
【0005】特に、DRI法に用いられる成形装置で
は、各サイクル(型合わせ/型締め/射出/型開き/ロ
ータ回転)毎に、成形品と半製品(半割体)とが成形さ
れ、エジェクタ機構は、次サイクルの型合わせまでに、
成形品および「だ肉」部分を型外に取り出すだけでな
く、成形された半割体を雌型成形部に保持させるべく、
各エジェクタピンの作動/不作動を制御する必要があ
る。しかも、両成形型の成形部どうしの組合せがロータ
回転動作に応じて変わるので、エジェクタ機構は、通常
の射出成形用のものに比べてかなり複雑なものとなる。
【0006】また、上記DRI法に用いられる成形型の
場合、一対の成形型を開閉させるだけでなく、この開閉
動作に連動して所定のタイミングで相対回転させる必要
があるので、通常の射出成形の場合に比して型構造はか
なり複雑で大掛かりなものとならざるを得ない。このた
め、成形品のサイズの割にはかなり大型の射出成形機が
必要とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、かかるDRI
法の成形装置のエジェクタ機構に、従来一般に用いられ
ているような構成を採用した場合には、成形型は、その
構造がより複雑なものとなり、その厚さやその他の諸寸
法も更に増して型のサイズがより一層大きくなる。特
に、ロータ回転機構を有する側の成形型の場合には、こ
の傾向がより顕著である。このため、適用すべき成形機
も更に大型化せざるを得なくなるという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、回転射出成形用成形
装置において、エジェクタ機構の構造をできるだけ簡素
化して成形型のコンパクト化を図ることを目的としてな
されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、互いに開
閉可能で且つ相対的に所定角度回転可能とされ、この所
定角度毎の回転方向に、雄/雌/雌の繰り返し順序で、
少なくとも1つの雄型成形部と2つの雌型成形部とを有
する成形部が設けられた一対の成形型を備え、この成形
型の1回の相対回転動作毎に、上記雄型成形部と雌型成
形部の組み合せで半割体を成形する1次成形キャビティ
と、雌型成形部どうしの組み合せで一対の半割体どうし
を接合する2次キャビティとが形成され、上記成形型の
1回の相対回転動作毎に完成した成形品を得るようにし
た回転射出成形用成形装置であって、少なくとも一方の
成形型の各雌型成形部の背面側には、エジェクタ板にエ
ジェクタピンとエジェクタ駆動ロッドとが固定されてな
るエジェクタ機構がそれぞれ設けられるとともに、他方
の成形型の型合わせ面には、型合わせ時に上記エジェク
タ駆動ロッドと対向する部位に第1嵌合孔および第2
合孔のいずれか一方が形成されており、上記エジェクタ
駆動ロッドは、ロッド本体の肩部に対して一定高さだけ
突出した所定外形寸法の円柱状の先端部を有し、上記第
1嵌合孔は上記エジェクタ駆動ロッドの先端部と略同径
もしくはそれよりも小径に形成される一方、上記第2嵌
合孔は上記エジェクタ駆動ロッドの先端部よりも大径
で、且つ、上記肩部よりも小径に形成されており、上記
エジェクタ駆動ロッドは、型合わせ時に上記第1嵌合孔
と組み合わされた場合には型開き動作に伴なってエジェ
クタ板をエジェクタピン突き出し方向へ駆動し、型合わ
せ時に上記第2嵌合孔と組み合わされる場合には、型合
わせ動作に伴なってエジェクタ板をエジェクタピンリタ
ーン方向へ駆動することを特徴としたものである。
【0010】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、型
わせ時に上記第1嵌合孔と組み合わされるエジェクタ駆
動ロッドは、型合わせ動作に伴なってその先端部が上記
第1嵌合孔に係合し、その後の型開き時において、両成
形型の離間距離が所定値に達するまでは、上記係合状態
が維持されてエジェクタ駆動ロッドがエジェクタピン突
き出し方向へ移動することを特徴としたものである。
【0011】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1または2の発明におい
、型合わせ時に上記第2嵌合孔と組み合わされるエジ
ェクタ駆動ロッドは、型合わせ動作に伴なってその先端
部が上記第2嵌合孔に隙間を持って嵌合するとともに先
端の肩部が他方の成形型の型合わせ面に当接してエジェ
クタピンリターン方向へ移動し、その後の型開き時には
型開き動作に伴なって、エジェクタ駆動ロッドの先端部
が上記第2嵌合孔から抜脱されることを特徴としたもの
である。
【0012】また更に、本願の請求項4に係る発明(以
下、第4の発明という)は、上記第1〜第3のいずれか
一の発明において、上記第1および第2の嵌合孔は、上
記他方の成形型の型合わせ面における雌型成形部および
雄型成形部にそれぞれ対応して設けられていることを特
徴としたものである。
【0013】また、本願の請求項5に係る発明(以下、
第5の発明という)は、互いに開閉可能で且つ相対的に
所定角度回転可能とされ、この所定角度毎の回転方向
に、雄/雌/雌の繰り返し順序で、少なくとも1つの雄
型成形部と2つの雌型成形部とを有する成形部が設けら
れた一対の成形型を備え、この成形型の1回の相対回転
動作毎に、上記雄型成形部と雌型成形部の組み合せで半
割体を成形する1次成形キャビティと、雌型成形部どう
しの組み合せで一対の半割体どうしを接合する2次キャ
ビティとが形成され、上記成形型の1回の相対回転動作
毎に完成した成形品を得るようにした回転射出成形用成
形装置であって、少なくとも一方の成形型の背面側に
は、各々エジェクタピンを有する複数のエジェクタ板
と、成形型の開閉動作に連動して上記エジェクタ板のう
ちの所定のものをエジェクタピン突き出し方向へ駆動す
るエジェクタ駆動機構とが設けられ、該エジェクタ駆動
機構は、突き出しロッドを有して上記複数のエジェクタ
板の配列方向に移動可能な移動基板と、該移動基板を支
持するとともに上記突き出しロッドの突き出し方向に移
動可能なメイン基板とを備えており、該メイン基板と上
記各エジェクタ板との間には、一端が上記エジェクタ板
に連結され、他端がメイン基板の背面側に係合可能な係
合部材が配設されていることを特徴としたものである。
【0014】更に、本願の請求項6に係る発明(以下、
第6の発明という)は、上記第5の発明において、上記
係合部材は他端側に頭部を有するボルト状に形成され、
上記メイン基板のエジェクタピンリターン方向への移動
時に、該メイン基板の背面側が上記係合部材の頭部に係
合してエジェクタ板をエジェクタピンリターン方向へ移
させることを特徴としたものである。
【0015】
【発明の作用および効果】本願の第1の発明によれば、
上記エジェクタ駆動ロッドは、型合わせ時に上記第1嵌
合孔と組み合わされた場合には型開き動作に伴なってエ
ジェクタ板をエジェクタピン突き出し方向へ駆動し、型
合わせ時に上記第2嵌合孔と組み合わされる場合には、
エジェクタ板がエジェクタピン突き出し位置(前進位
にあれば、型合わせ動作に伴なってエジェクタ板を
エジェクタピンリターン方向へ駆動するので、成形型の
開閉動作を利用して、エジェクタ板に固定されたエジェ
クタピンの前進(突き出し)および後退(リターン)を
行わせることができる。従って、従来のようにエジェク
タ板駆動専用のシリンダ装置やリターンスプリング等を
組み込む必要が無く、エジェクト機構を簡素化して成形
型のコンパクト化を図ることができる。
【0016】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、型合わせ時に上記第1嵌合孔と組み合わされ
るエジェクタ駆動ロッドは、型合わせ動作に伴なってそ
の先端部が上記第1嵌合孔に係合し、その後の型開き時
において、両成形型の離間距離が所定値に達するまで
は、上記係合状態が維持されてエジェクタ駆動ロッドが
(従って、エジェクト板およびエジェクタピンが)エジ
ェクタピン突き出し方向へ前進するので、成形型の型開
き動作を利用して確実にエジェクタピンを前進(突き出
し)させることができる。
【0017】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には上記第1または第2の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、型合わせ時に上記第2嵌合孔と組み
合わされるエジェクタ駆動ロッドは、型合わせ動作に伴
なってその先端部が上記第2嵌合孔に隙間を持って嵌合
するとともに先端の肩部が他方の成形型の型合わせ面に
当接してエジェクタピンリターン方向へ移動するので、
成形型の型合わせ動作を利用して確実にエジェクタピン
を後退(リターン)させることができる。また、その後
の型開き時には型開き動作に伴なって、エジェクタ駆動
ロッドの先端部が上記第2嵌合孔から抜脱されるので、
当該エジェクタ駆動ロッドに対応するエジェクタピンを
確実に不作動とする(突き出し動作を行わないようにす
る)ことができる。
【0018】また更に、本願の第4の発明によれば、基
本的には上記第1〜第3のいずれか一の発明と同様の効
果を奏することができる。特に、上記第1および第2の
嵌合孔は、上記他方の成形型の型合わせ面における雌型
成形部および雄型成形部にそれぞれ対応して設けられて
いるので、他方の成形型の成形部が雌型であるか雄型で
あるかに応じて、エジェクタピンの作動/不作動を自動
的に制御することができる。
【0019】また、本願の第5の発明によれば、突き出
しロッドを有して上記複数のエジェクタ板の配列方向に
移動可能な移動基板を支持するとともに上記突き出しロ
ッドの突き出し方向に移動可能なメイン基板と各エジェ
クタ板との間には、一端が上記エジェクタ板に連結され
他端がメイン基板の背面側に係合可能な係合部材が配設
されているので、メイン基板のエジェクタピンリターン
方向への移動動作に連動して上記係合部材を(従って、
これに連結されたエジェクト板およびエジェクタピン
を)後退(リターン)させることができる。従って、従
来のようにエジェクタ板専用のリターンスプリング等を
組み込む必要が無く、エジェクト機構を簡素化して成形
型のコンパクト化を図ることができる。
【0020】更に、本願の第6の発明によれば、基本的
には上記第5の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記係合部材は他端側に頭部を有するボルト
状に形成され、上記メイン基板のエジェクタピンリター
ン方向への移動(後退時に、該メイン基板の背面側が
上記係合部材の頭部に係合してエジェクタ板をエジェク
タピンリターン方向へ移動(後退させるので、メイン
基板の後退動作に連動して、確実に上記エジェクタピン
を後退させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいて詳細に説明する。本発明の実施の形態
に係る回転射出成形(DRI)用成形装置の具体的構造
の説明に先立って、まず、DRI成形法の基本概念を説
明する。図1はDRI成形法の基本概念を説明するため
のDRI用成形型の固定型1と可動型2との組み合わせ
の概念図、図2は上記固定型1の型面の平面説明図、ま
た、図3(a)及び(b)は、図1に示した成形型(固
定型1と可動型2)の型合わせ状態における図1のA−
A線断面図とB−B線断面図である。これらの図に示す
ように、上記DRI用成形型は、基本的には、固定型1
と可動型2とを組み合わせて構成され、可動型2が所定
のタイミングで固定型1に対して開閉されるようになっ
ている。
【0022】上記固定型1には、図12(a)に示される
ように中空状の成形品Wを左右に2分割したときの左半
割体31を形成する雌−雄型合わせの雄型成形部11
と、右半割体32を形成する雄−雌型合わせの雌型成形
部12と、左半割体31を保持しつつ、右半割体32と
の突き合わせ衝合部33を形成する雌−雌型合わせの一
方の雌型成形部13とが、360/3nにおいてn=1
で、即ち雄型−雌型−雌型の繰り返し順序が1回で、1
20度毎に配設されている。これら成形部11〜13
は、固定型1の中心部に位置するスプルー14に接続さ
れ、このスプルー14に射出成形機の射出ノズル(不図
示)のノズル孔が連通している。射出ノズルから射出さ
れた溶融状態の材料樹脂は、上記スプルー14及び放射
状に延びる共通ランナー15を順次介して、上記成形部
11〜13に供給されるようになっている。
【0023】一方、上記可動型2には、上記固定型1に
対応して左半割体31を形成する雌−雄型合わせの雌型
成形部21と、右半割体32を形成する雄−雌型合わせ
の雄型成形部22と、左半割体31を保持しつつ右半割
体32との突き合わせ衝合部33を形成する雌−雌型合
わせの他方の雌型成形部23とが120度毎に配設され
ている。各成形部21〜23は、固定側の中心部に位置
するスプルー14から放射状に延びる固定側ランナー1
5と相応して延びる共通ランナー25で材料樹脂が供給
されるようになっている。
【0024】上記可動型2には、具体的には図示しなか
ったが、該可動型2を回転させる回転機構が設けられて
いる。この回転機構としては種々の構造のものを適用で
きるが、例えば、可動型の外周部に設けられた円弧状の
ラック歯部と、このラック歯部と噛み合うピニオン歯車
と、該ピニオン歯車を回転駆動するための駆動源(例え
ば油圧モータ等)とを、基本的な構成要素として備え、
ピニオン歯車の回転に伴なって(つまり、このピニオン
歯車の回転方向および回転回数に応じて)可動型2を所
定方向に所定角度だけ回動させるようになっている。上
記ピニオン歯車の回転の制御(つまりロータの回転制
御)は、油圧モータ等の駆動源の作動を制御することに
よって行われる。上記ラック歯部は少なくとも120度
の角度に対応する円弧長さにわたって設けられており、
可動型2は、所定のタイミングで120度ずつ正方向と
逆方向とに交互に回動させられるように設定されてい
る。
【0025】尚、図1〜図3で示した例では、固定型1
および可動型2の型面に、120度毎に成形部を配列
し、120度毎の回転を行うようにしたが、図4(a)
及び(b)に示すように、固定型1’に雄11−雌12
−雌13と雄11’−雌12’−雌13’の型配列を繰
り返し、可動型2’に上記固定型1’と対応して雌21
−雄22−雌23と雌21’−雄22’−雌23’の型
配列を繰り返し、6個の型を60度毎に配列し、型盤を
60度の往復回転をさせるようにしてもよい。これによ
り一度に2個ずつの中空体が少ない回転角度で成形でき
ることになる。また、型の配列角度は図1の場合と同じ
であるが、図5(a)及び(b)に示すように、可動型
2の共通ランナー部分2aを固定し、型部分2bを回転
させるようにしてもよい。この場合、固定型1にはラン
ナーを設けず、可動型2に専ら、ランナー溝を形成する
ようにするのがよい。この構成では、周囲の型部分2b
だけを回転させることにより自動的にゲートカットがで
き、スプルー/ランナーに対応する「だ肉」の排除が可
能となる。尚、図4(a)及び(b)並びに図5(a)
及び(b)の説明においては、図1〜図3における場合
と同じものには同一の符号を付し、それ以上の説明は省
略する。
【0026】以下、図1〜図3に示した成形型を用いて
行う回転式射出成形(DRI成形)の概略を、その工程
順序に沿って説明する。図3(a)及び(b)は、上述
のように図1に示した固定型1と可動型2とを型合わせ
した状態における図1のA−A線断面図とB−B線断面
図であるが、これらの図に示すように、固定型1と可動
型2は、その初期状態においては、雄型成形部11と雌
型成形部21、雌型成形部12と雄型成形部22、雌型
成形部13と雌型成形部23が、それぞれ組み合わされ
て、各々キャビティ(空間部)を形成するように型合わ
せされる。
【0027】最初のショットにおいては、図6に示すよ
うに、雌型成形部13と雌型成形部23とで形成される
キャビティにはダミー製品Dを挿入しておき、溶融状態
の材料樹脂を図7に示すように注入する。これにより、
雄型成形部11/雌型成形部21の成形キャビティ(成
形空間)には左半割体31が、雌型成形部12/雄型成
形部22の成形キャビティには右半割体32が、それぞ
れ成形される。また、ダミー製品Dには衝合部に相当す
る部分Cが成形される。この状態から型開きすると、雌
型成形部21には左半割体31が残り、雌型成形部12
には右半割体32が残り、雌型成形部13−雌型成形部
23からはダミー製品Dに衝合部Cがくっついた形で型
離れすることになる(図8参照)。
【0028】次いで、図9に示すように、可動型2を時
計回り方向に120度回転させた後に型合わせを行う
と、図10に示すように、上記雌型成形部21の左半割
体31と雌型成形部12の右半割体32が突き合わされ
る。また、雄型成形部11と雌型成形部23とで左半割
体31を成形するキャビティ(図10(a)参照)が、
雌型成形部13と雄型成形部22とで右半割体32を成
形するキャビティ(図10(b)参照)が、それぞれ形
成される。この状態で、材料樹脂をスプール14から共
通ランナー15を介して供給すると、図11に示すよう
に、上記雌型成形部21の左半割体31と雌型成形部1
2の右半割体32との衝合部33が成形されるととも
に、雄型成形部11/雌型成形部23の成形キャビティ
には左半割体31が成形され、雌型成形部13/雄型成
形部22の成形キャビティには右半割体32が成形され
る。この状態から型開きすると、雌型成形部23には左
半割体31が、雌型成形部13には右半割体32が、そ
れぞれ残り、雌型成形部21/雌型成形部12のキャビ
ティからは、左右中空体製品Wに衝合部33がくっつい
た形で型離れすることになる(図12参照)。
【0029】そして、図13に示すように、可動型2を
120度反時計回り方向に反転させて元の状態に戻し、
型合わせすると、雌型成形部23の左半割体31と雌型
成形部13の右半割体32とが衝合しあうことになる。
即ち、この状態は図5においてダミー製品Dが左半割体
31と右半割体32の衝合体に変化しただけであるの
で、説明を省略する。以上の動作を繰り返すことによ
り、1ショット(1回の射出)で1個の衝合された成形
品(中空体製品)Wが順次成形されることになる。ま
た、1回の射出成形に要する樹脂量は、左右の半割体3
1、32と衝合部33と共通ランナーに対応する所謂
「だ肉」部分の合計量であり、これは、毎ショットごと
に同じである。
【0030】次に、本発明の実施の形態に係るDRI用
成形装置について説明する。図14および図15は、本
実施の形態に係るDRI用成形装置の固定型と可動型の
ある組合せ状態(以下、この組合せ状態を初期状態とい
う。)における固定型の正面説明図および可動型の型面
側からの正面説明図である。また、図16および図17
は、上記DRI用成形装置のロータが上記初期状態から
120度回動して両型が組み合わされた状態(以下、こ
の組合せ状態をロータ120度回動状態という。)にお
ける固定型の正面説明図および可動型の型面側からの正
面説明図である。
【0031】更に、図18〜図41は、上記成形装置お
よびそのエジェクタ機構の作動を説明するためのもの
で、図18〜図22,図29は、図14のYc−Yd線
および図15のXa−Xd線にほぼ沿った成形装置の一
連の縦断面説明図、図23〜図28は、図16のYb−
Yd線および図17のXa−Xd線にほぼ沿った成形装
置の一連の縦断面説明図、図30〜図34,図41は、
図14のYa−Yb線および図15のXb−Xc線にほ
ぼ沿った成形装置の一連の縦断面説明図、また、図35
〜図40は、図16のYa−Yc線および図17のXb
−Xc線にほぼ沿った成形装置の一連の縦断面説明図で
ある。
【0032】まず、上記成形装置の全体構成および固定
型側のエジェクタ機構について、主として図14,図1
5および図18,図30を参照しながら説明する。図1
8及び図30は、上記成形装置の成形型の型合わせ状態
を示している。尚、上記図14および図15は、図18
のY14−Y14方向およびY15−Y15方向からの
矢視図に相当する。これらの図に示すように、上記成形
型の固定型50は、該固定型50の基部をなすベース盤
51と、該ベース盤51に対して所定角度(120度)
回転可能なロータ52とを主要部として構成されてい
る。固定型50側の3つの成形部52A,52B及び5
2Cはこのロータ52に形成されている。尚、本実施の
形態では、上述の図1〜図13で示した概念説明の場合
とは違って、固定型側(つまりロータ52)が回転する
ようになっている。上記ベース盤51の中心部にはスプ
ルーブッシュ41が固定され、ロータ52は、このスプ
ルーブッシュ41により回転可能に支持されている。ま
た、このスプルーブッシュ41に、成形型内へ溶融樹脂
を射出供給する成形機の射出ノズル(不図示)が結合さ
れる。
【0033】また、具体的には図示しなかったが、上記
固定型50にはロータ52を回転させるロータ回転機構
が設けられている。このロータ回転機構は、例えば、ロ
ータ外周部に設けられた円弧状のラック歯部と、このラ
ック歯部と噛み合うピニオン歯車と、該ピニオン歯車を
回転駆動するための駆動源(例えば油圧モータ等)と
を、基本的な構成要素として備え、ピニオン歯車の回転
に伴なって(つまり、このピニオン歯車の回転方向およ
び回転回数に応じて)ロータ52を所定方向に所定角度
だけ回動させるようになっている。上記ピニオン歯車の
回転の制御(つまりロータの回転制御)は、油圧モータ
等の駆動源の作動を制御することによって行われる。本
実施の形態では、上記ラック歯部は少なくとも120度
の角度に対応する円弧長さにわたって設けられており、
上記ロータ52は、所定のタイミングで120度ずつ正
方向と逆方向とに交互に回動させられるように設定され
ている。このとき、ロータ52とベース盤51の間は、
両者の対向面で回転摺動動作が行われる。尚、ロータ回
転機構は、上記の例に限られるものではなく、従来公知
の種々の機構や機械要素を利用して、成形型の構造や特
性に適合するように、他の様々の構成のものを適用する
ことができる。
【0034】一方、上記可動型70は、該可動型70の
基部をなすベース盤71と、該ベース盤71に一体的に
固定された型盤72とを備えている。可動型70側の3
つの成形部72A,72B及び72Cはこの型盤72に
形成されている。尚、上記可動型70の固定型50に対
する開閉動作を行わせる機構は、従来から良く知られて
いるものと同じものであるので、その図示および説明は
省略する。上記ベース盤71の裏面側には、後で詳しく
説明する可動型側のエジェクタ機構が設けられている。
【0035】上記ロータ52には、各雌型成形部52B
及び52Cの背面側に空間部52Vが形成され、この各
空間部52Vにエジェクタ機構61B及び61Cがそれ
ぞれ配設されている。これらエジェクタ機構61B及び
61Cは同一の構成を有しており、雌型成形部52Cに
対応するもの(61C)を例にとって説明すれば、図1
8から良く分かるように、エジェクタ板62にエジェク
タピン64とロッド部材63(エジェクタ駆動ロッド)
とを固定して構成されている。上記エジェクタ板62は
空間部52V内で型の開閉方向に移動可能に収納され、
また、上記エジェクタピン64は雌型成形部52Cの型
面に対して、また、エジェクタ駆動ロッド63は上記雌
型成形部52Cの近傍の型合わせ面に対して、それぞれ
出没可能に設けられている。
【0036】上記エジェクタ駆動ロッド63は、図44
に詳しく示すように、本体の肩部63sに対して一定高
さだけ突出した所定外形寸法の円柱状の先端部63aを
有している。この先端部63aは、より好ましくは、テ
−パ部を有する芯部63cの外周部に所定の弾性を有す
る例えばゴム製もしくは軟質樹脂製のブッシュ63bを
固着して構成されている。従って、上記先端部63a
は、それよりも若干小径の孔に対しても、ブッシュ63
bの弾性によって変形しながら締まり嵌め状態で係合
し、上記ブッシュ63cの弾性力に対応した係合力を超
える抜脱力が係合部に加わるまでは、その係合状態が維
持される。
【0037】一方、可動型70の型盤72の型合わせ面
には、内径寸法の異なる2種類の孔部H1及びH2が設
けられている。これら孔部H1及びH2は、それぞれ型
合わせ時に上記エジェクタ駆動ロッド63と対向し得る
部位に設けられている。従って、各エジェクタ駆動ロッ
ド63は、型合わせ時にこれら孔部H1,H2のいずれ
かと組み合わされることになる。尚、上記2種類の孔部
H1及びH2うち、比較的小径の孔部H1が本願請求項
に記載した「第1嵌合孔」に相当し、比較的大径の孔部
H2が本願請求項に記載した「第2嵌合孔」に相当して
いる。
【0038】上記比較的小径の孔部H1(第1嵌合孔)
は、雌型成形部72B,72Cに対応して設けられてお
り、上記エジェクタ駆動ロッド63の先端部よりも所定
寸法だけ小径に形成されている。従って、固定型50に
対して可動型70が閉じられた型合わせ時、エジェクタ
駆動ロッド63がこの第1嵌合孔H1と組み合わされる
場合には、エジェクタ駆動ロッド63は、型合わせ動作
に伴って、図43に示すように、その先端部63aが第
1嵌合孔H1に係合し、一定の締め代をもった締まり嵌
め状態となる。つまり、先端部63aは第1嵌合孔H1
に対して一定の係合力をもって食い付いた状態となる。
そして、その後の型開き時、可動型70が固定型50か
ら離間(後退)するとき、エジェクタ駆動ロッド63は
(従って、エジェクタ板62及びエジェクタピン64
も)、その先端部63aの第1嵌合孔H1に対する係合
状態が維持されたままで型開き方向(前進方向)へ引っ
張られて移動する。この結果、エジェクタピン64も前
進して、対応する成形部の型面から突き出し、エジェク
ト動作を行うことになる。
【0039】上記エジェクタ駆動ロッド63の前進動作
は、可動型70の固定型50に対する離間量が一定値に
達し、エジェクタ板62が空間部52Vの前壁に当接す
るまで続く。更に、可動型70が後退すると、その後退
力がエジェクタ駆動ロッド63の先端部63aと第1嵌
合孔H1との係合部に作用し、その係合力よりも後退力
が大きくなった時点で、先端部63aが第1嵌合孔H1
から抜脱して両者の係合状態が解除されるようになって
いる。以上のように、エジェクタ駆動ロッド63が第1
嵌合孔H1と組み合わされる場合には、可動型70の型
開き動作を利用して、確実にエジェクタピン62を前進
(突き出し)させることができる。尚、第1嵌合孔H1
の内径寸法は、上記エジェクタ駆動ロッド63の先端部
63aよりも若干量小さいことが好ましいが、両者が同
径であっても摩擦力の作用により、型開き動作に伴って
エジェクト駆動ロッド63に前進動作させることも可能
である。
【0040】一方、比較的大径の孔部H2(第2嵌合
孔)は、雄型成形部72Aに対応して設けられており、
上記エジェクタ駆動ロッド63の先端部63aよりも所
定寸法だけ大径で、かつ、肩部63sよりも小径に形成
されている。従って、固定型50に対して可動型70が
閉じられた型合わせ時、前進位置にあるエジェクタ駆動
ロッド63がこの第2嵌合孔H2と組み合わされる場合
には、エジェクタ駆動ロッド63は、型合わせ動作に伴
って、図42に示すように、その先端部63aが第2嵌
合孔H2に対して一定の隙間をもって嵌合するととも
に、肩部63sが可動型70の型盤72の型合わせ面に
当接し、型閉じ方向(後退方向)へ押されて移動する。
この結果、エジェクタピン64も後退することになる。
このように、エジェクタ駆動ロッド63が第2嵌合孔H
2と組み合わされる場合には、可動型70の型合わせ動
作を利用して、突き出し状態にあるエジェクタピン62
を確実に後退(リターン)させることができる。そし
て、その後の型開き時、可動型70が固定型50から離
間(後退)するとき、エジェクタ駆動ロッド63の先端
部63aは第2嵌合孔H2から抜脱される。つまり、エ
ジェクト駆動ロッド63が型開き動作によって前進方向
へ引っ張られることはなく、当該エジェクタ駆動ロッド
63に対応するエジェクタピン62を確実に不作動とす
る(突き出し動作を行わないようにする)ことができ
る。
【0041】すなわち、上記エジェクト駆動ロッド63
は、型合わせ時に上記第1嵌合孔H1と組み合わされた
場合には、その後の型開き動作に伴ってエジェクタ板6
2を前進駆動する。また、型合わせ時に上記第2嵌合孔
H2と組み合わされる場合には、エジェクタ板62が前
進位置にあれば、型合わせ動作に伴ってエジェクタ板6
2を後退駆動するようになっている。このように、可動
型70の開閉動作を利用して、エジェクタ板62に固定
されたエジェクタピン64の前進(突き出し)および後
退(リターン)動作を行わせることができる。従って、
従来のように、狭い空間部52V内にエジェクタ板駆動
専用のシリンダ装置やリターンスプリング等を組み込む
必要がなくなり、エジェクタ機構61A,61Bを簡素
化して成形型(固定型50)のコンパクト化を図ること
ができるのである。
【0042】また、上記第1及び第2の嵌合孔H1及び
H2は、可動型70の型盤72の型合わせ面における雌
型成形部72B,72C及び雄型成形部72Aにそれぞ
れ対応して設けられているので、可動型70側の成形部
が雌型であるか雄型であるかによって、対応するエジェ
クタピン64の作動/不作動を自動的に制御することが
できる。尚、第1の嵌合孔H1と組み合わされて型開き
動作により前進させられたエジェクタ駆動ロッド63
は、ロータ52が120度回動すると、この回動状態で
は、第2嵌合孔H2と組み合わされ、このロータ回動状
態での型合わせ動作によって後退させられるようになっ
ている。
【0043】次に、可動型70側のエジェクタ機構およ
びその駆動機構について説明する。図30から良く分か
るように、可動型70の型盤72の背面側には空間部7
2Vが形成され、この空間部72V内に、複数(3枚)
のエジェクタ板84B,84C,84Dと、これら各エ
ジェクタ板84B,84C,84Dにそれぞれ固定され
たエジェクタピンJb,Jc,Jdとでなる可動型70
側のエジェクタ機構が収納されている。上記エジェクタ
板84B,84C及び84Dは、雌型成形部72B,7
2C及び型盤72の略中央から各成形部に向かって延び
るランナ部の背面にそれぞれ位置している。また、ベー
ス盤71には、これらエジェクタ板84B,84C,8
4Dの背面側に対応する部位にそれぞれ貫通孔71hが
設けられている。そして、上記エジェクタピンJb及び
Jcはそれぞれ雌型成形部72B及び72Cの型面に対
して出没可能に設けられ、また、エジェクタピンJdは
型盤72のランナ部の型面に対して出没可能に設けられ
ている。
【0044】また、可動型70のベース盤71の背面側
には、可動型70の開閉動作に連動して上記3つのエジ
ェクタ板のうちの所定の2つを前進駆動するエジェクタ
駆動機構が設けられている。すなわち、上記ベース板7
1の背面側にエジェクタ駆動機構の固定基板81がスペ
ーサブロック87,89を介して固定され、この固定基
板81とベース盤71の間には、エジェクタ駆動機構の
メイン基板82が配設されており、該メイン基板82
は、スプリング86によって固定基板82側に付勢され
ている。また、このメイン基板82には、該基板82が
ベース盤71側へ移動する際の移動動作をスムースに行
わせるために、可動型70のベース盤71及び型盤72
を挿通するガイドロッド85の基端部が固定されてい
る。
【0045】上記メイン基板82には、更に、2本の突
き出しロッド83Pを備えた移動基板83が取り付けら
れている。この移動基板83は、図47に示すように、
メイン基板82上に固定された一対のガイドレール83
Rに嵌合し、例えば油圧シリンダ等で成る駆動手段90
に対して図示しないブラケットを介して連結されてい
る。そして、この駆動手段90により、このガイドレー
ル83Rに沿ってメイン基板82上を移動できるように
なっている。この移動方向は、図47及び図18におけ
る紙面に垂直な方向で、換言すれば、上記3枚のエジェ
クタ板84B,84C,84Dの配列方向(図30参
照)である。上記移動基板83は、このようにしてエジ
ェクタ板84B,84C,84Dの配列方向に移動する
ことにより、エジェクタ板84B及び84Dに対応する
位置か、または、エジェクタ板84C及び84Dに対応
する位置のいずれかの位置をとるようになっている。こ
の移動基板83の位置の切換は、成形装置のコントロー
ラ(不図示)からの制御信号で上記駆動手段90の作動を
制御することにより、可動型70の開閉動作に対応して
(つまり、ロータ52の回動動作に対応して)行われる
ようになっている。
【0046】上記固定基板81の背面側(つまり、成形
型の外部)には、可動型70の開閉方向と同一の方向に
伸縮作動する例えば油圧式の駆動シリンダ(不図示)が配
置されており、該駆動シリンダが作動して、例えば図3
3に示すように、そのピストンロッド91が固定基板8
1の貫通孔81hを挿通して伸長動作することにより、
メイン基板82がスプリング86の付勢力に抗して前進
する(固定型側に移動する)。この結果、メイン基板8
2上の移動基板83も前進し、その2本の突き出しロッ
ド83Pがベース板71の貫通孔71hを挿通して前進
し、対応する2枚のエジェクタ板を(従って、エジェク
タピンを)前進駆動する。つまり、図33の例では、エ
ジェクタ板84B及び84Dが前進駆動され、各々のエ
ジェクタピンJb及びJdが突き出される。
【0047】本実施の形態では、エジェクタ駆動機構
は、上述のように、突き出しロッド83Pを有して上記
複数のエジェクタ板84B,84C,84Dの配列方向
に移動可能な移動基板83と、該移動基板83を支持す
るとともに上記突き出しロッド83Pの突き出し方向に
移動可能なメイン基板82とを備えており、更に、該メ
イン基板82と上記各エジェクタ板84B,84C,8
4Dとの間には、一端が上記エジェクタ板84B,84
C,84Dに連結され、他端がメイン基板82の背面側
に係合可能な係合部材Brが配設されている。これら係
合部材Brは、図45及び図46に詳しく示すように、
他端側(メイン基板82側)に頭部Br2を有するボル
ト状に形成されており、その本体部Br1が、ベース盤
71のガイド穴Hb1及びメイン基板82のガイド穴H
b2を挿通している。上記頭部Br2は、固定基板81
のガイド穴Hb3を挿通可能で、メイン基板82がスプ
リング86の付勢力に抗して前進した際には、固定基板
81のガイド孔Hb3を挿通した上で、ボルト頭部Br
2がメイン基板82の裏面側から離間する(図46参
照)。
【0048】そして、この状態から、上記スプリング8
6の付勢力によってメイン基板82が後退(図46にお
ける右方に移動)するとき、所定距離後退すると、該メ
イン基板82の背面が係合部材Brの頭部Br2に当接
し、それ以降、係合部材Brは、メイン基板82と共に
後退動作する。これにより、係合部材Brの先端部に連
結されたエジェクタ板が(従って、このエジェクタ板に
固定されたエジェクタピンも)後退するようになってい
る。尚、上記メイン基板82、移動基板83,突き出し
ロッド83Pおよび駆動手段90、スプリング86、係
合部材Br、並びに駆動シリンダ(不図示:ピストンロ
ッド91)等で、可動型70の開閉動作に連動して上記
3つのエジェクタ板のうちの所定の2つを前進駆動する
エジェクタ駆動機構、つまり、本願請求項に記載した
「エジェクタ駆動機構」が構成されている。
【0049】以上のように、突き出しロッド83Pを有
して上記複数のエジェクタ板84B,84C,84Dの
配列方向に移動可能な移動基板83を支持するとともに
上記突き出しロッド83Pの突き出し方向に移動可能な
メイン基板82と各エジェクタ板84B,84C,84
Dとの間には、一端が上記エジェクタ板84B,84
C,84Dに連結され他端がメイン基板82の背面側に
係合可能な係合部材Brが配設されているので、メイン
基板82の後退動作に連動して上記係合部材をBr(従
って、これに連結されたエジェクト板およびエジェクタ
ピンを)後退(リターン)させることができる。従っ
て、従来のように、狭い空間部72V内にエジェクタ板
専用のリターンスプリング等を組み込む必要が無く、エ
ジェクト機構を簡素化して成形型のコンパクト化を図る
ことができるのである。
【0050】また、特に、上記係合部材Brは他端側に
頭部Br2を有するボルト状に形成され、上記メイン基
板82が後退時に、該メイン基板82の背面側が上記係
合部材Brの頭部Br2に係合してエジェクタ板を後退
させるので、メイン基板82の後退動作に連動して、確
実に上記エジェクタピンを後退させることができる。
【0051】次に、上記固定型50側および可動型70
側それぞれのエジェクタ機構の作動について、これら成
形型50,70の開閉動作およびロータ52の回動状態
に対応させながら説明する。まず、図18および図30
に示す初期の型合わせ状態では、固定型50(ロータ5
2)と可動型70(型盤72)の各成形部の組合せ、およ
びそれによって形成されるキャビティは、以下のように
なっている。 ・雄型成形部52A/雌型成形部72C:1次成形キャ
ビティ ・雌型成形部52B/雌型成形部72B:2次成形キャ
ビティ ・雌型成形部52C/雄型成形部72A:1次成形キャ
ビティ 尚、上記1次成形キャビティは半割体を成形するキャビ
ティであり、2次成形キャビティは一対の半割体どうし
を接合するキャビティである。この2次キャビティで
は、前回の射出で成形された半割体どうしが接合され
る。
【0052】従って、図18および図30の型合わせ状
態で、型締めを行い、スプルー41から溶融樹脂を射出
することにより、上記各成形部の組合せで以下の成形体
が得られる。 ・雄型成形部52A/雌型成形部72C:右側半割体W
2 ・雌型成形部52B/雌型成形部72B:完成品W ・雌型成形部52C/雄型成形部72A:左側半割体W
【0053】上記型合わせ/型締め状態では、全てのエ
ジェクタピンは不作動位置(後退位置)にある。すなわ
ち、可動型70側については、メイン基板82が後退位
置にあり、また、固定型50側については、エジェクタ
機構61Cのエジェクタ駆動ロッド63は、第2嵌合穴
H2と組み合わされ、エジェクタ機構61Bのエジェク
タ駆動ロッド63は第1嵌合穴H1と組み合わされてい
る。そして、溶融樹脂を射出した後、図19〜図22お
よび図31から図34に示すように、可動型70を後退
させて型開きが行われる。
【0054】この型開き動作により、固定型50側のエ
ジェクタ機構61Bでは、第1嵌合穴H1と組み合わさ
れてこれに係合したエジェクタ駆動ロッド63が、この
係合状態を維持して引き出され、これに伴なって、エジ
ェクタ板62およびエジェクタピン64が前進させられ
る。このエジェクタピン64が前進した状態で、完成品
Wが可動型70側の雌型成形部72Bに保持される(図
31参照)。一方、エジェクタ機構61Cでは、第2嵌
合穴H2と組み合わされてこれに隙間を持って嵌合した
エジェクタ駆動ロッド63は、型開き動作に連動するこ
となく、その先端部63aがそのまま第2嵌合穴H2か
ら離脱する。つまり、このエジェクタ機構61Cではエ
ジェクタピン64は不作動である(図19参照)。ま
た、この時点では、可動型70側のエジェクタ機構はま
だ不作動状態である。
【0055】尚、上記の型開き動作により、雌型成形部
52Cと雄型成形部72Aとで形成された1次成形キャ
ビティでは、成形された左側半割体W1とランナ部に対
応する「だ肉」部分Wrとが、上記の型開き動作により
切断されて分離し、成形体(左側半割体W1)は雌型成
形部52C側に残り、だ肉部分Wrは可動側型盤72側
に残るようになっている(図19参照)。また、他の成
形キャビティでは、いずれも成形体W,W2及びWrは
可動型70側に残っている。上記図19及び図31の状
態から可動型70が更に後退すると、固定型50側のエ
ジェクタ機構61Bでは、エジェクタ駆動ロッド63の
先端部63aと第1嵌合穴H1との係合力を越える可動
型70の駆動力が作用する結果、両者が分離する(図3
2参照)。
【0056】次に、可動型70側のエジェクタ駆動機構
が作動させられる。すなわち、図21及び図33に示さ
れるように、金型外部に配設された駆動シリンダ(不図
示)を駆動してそのピストンロッド91を前進させるこ
とにより、メイン基板82を前進させて移動基板83上
の突き出しロッド83Pを突き出させ、エジェクト板8
4B及び84Dを前進させる。これにより、エジェクト
ピンJb及びJdが前進し、成形品Wおよびだ肉部分W
rを型盤72の型面から離型させる。尚、このとき、エ
ジェクト板84Cは(従って、エジェクタピンJcも)
不作動であるので、右側半割体W2は雌型成形部72C
に保持される。
【0057】この後、図22及び図34に示すように、
ピストンロッド91が後退させられ、スプリング86の
付勢力でメイン基板82が後退させられる。このメイン
基板82が後退(図22及び図34における右方に移
動)するとき、所定距離後退すると、該メイン基板82
の背面が係合部材Brの頭部Br2に当接し、それ以
降、係合部材Brは、メイン基板82と共に後退動作す
る。これにより、係合部材Brの先端部に連結されたエ
ジェクタ板が(従って、このエジェクタ板に固定された
エジェクタピンも)後退するようになっている。
【0058】次に、上記図23及び図34の状態から、
ロータ52が120度回動させられる。図16及び図1
7、図23及び図35はこのロータ120度回動状態を
示している。この状態では、可動型70側の全てのエジ
ェクタピンは後退位置にあり、固定型50側のエジェク
タ機構61Bのエジェクタピン64のみが前進位置(突
き出し位置)にある。このロータ52の回動動作に連動
して、可動型70側のエジェクタ駆動機構の駆動手段9
0が作動し、移動基板83をエジェクタ板84B,84
D,84Cの配列方向に移動させる。この結果、移動基
板83は、エジェクタ板84D及び84Cの背面側に対
応する位置に移動し、その突き出しロッド83Pは、エ
ジェクタ板84D及び84Cの背面側の各貫通孔71h
に対向する部位に位置することとなる。このようにロー
タ52を120度回動させた後、図24及び図36に示
すように、可動型70を前進させて型合わせする。
【0059】このとき、固定型50側のエジェクタ機構
61Bの突き出し位置にあったエジェクタ駆動ロッド6
3は、第2嵌合孔H2と組み合わされることになるが、
その先端部63aが第2嵌合孔H2に対して一定の隙間
をもって嵌合するとともに、肩部63sが可動型70の
型盤72の型合わせ面に当接し、型閉じ方向(後退方
向)へ押されて移動する。この結果、エジェクタピン6
4も後退することになる。このように、突き出し状態に
あったエジェクタ駆動ロッド63は(従って、エジェク
タピン64も)、可動型70の型合わせ動作を利用して
確実に後退(リターン)させられる。
【0060】上記の型合わせの結果、固定型50(ロー
タ52)と可動型70(型盤72)の各成形部の組合せ
は、以下のようになる。 ・雄型成形部52A/雌型成形部72B:1次キャビテ
ィ ・雌型成形部52B/雄型成形部72A:1次キャビテ
ィ ・雌型成形部52C/雌型成形部72C:2次キャビテ
ィ 尚、上記2次キャビティでは、前回の初期状態での射出
(図18及び図30参照)で成形された左右の半割体W
1,W2が衝合させられることになる。
【0061】従って、図24および図36の型合わせ状
態で、型締めを行い、スプルー41から溶融樹脂を射出
することにより、上記各成形部の組合せで以下の成形体
が得られる。 ・雄型成形部52A/雌型成形部72B:右側半割体W
2 ・雌型成形部52B/雌型成形部72A:左側半割体W
1 ・雌型成形部52C/雄型成形部72C:完成品W
【0062】上記型合わせ/型締め状態では、全てのエ
ジェクタピンは不作動位置(後退位置)にある。すなわ
ち、可動型70側については、メイン基板82が後退位
置にあり、また、固定型50側については、エジェクタ
機構61Cのエジェクタ駆動ロッド63は第1嵌合穴H
1と組み合わされ、エジェクタ機構61Bのエジェクタ
駆動ロッド63は第2嵌合穴H2と組み合わされてい
る。そして、溶融樹脂を射出した後、図25〜図28お
よび図37から図40に示すように、可動型70を後退
させて型開きが行われる。
【0063】この型開き動作により、固定型50側のエ
ジェクタ機構61Cでは、第1嵌合穴H1と組み合わさ
れてこれに係合したエジェクタ駆動ロッド63が、この
係合状態を維持して引き出され、これに伴なって、エジ
ェクタ板62およびエジェクタピン64が前進させられ
る。このエジェクタピン64が前進した状態で、完成品
Wが可動型70側の雌型成形部72Cに保持される(図
37参照)。一方、エジェクタ機構61Bでは、第2嵌
合穴H2と組み合わされてこれに隙間を持って嵌合した
エジェクタ駆動ロッド63は、型開き動作に連動するこ
となく、その先端部63aがそのまま第2嵌合穴H2か
ら離脱する。つまり、このエジェクタ機構61Bではエ
ジェクタピン64は不作動である(図25参照)。ま
た、この時点では、可動型70側のエジェクタ機構はま
だ不作動状態である。
【0064】尚、上記の型開き動作により、雌型成形部
52Bと雄型成形部72Aとで形成された1次成形キャ
ビティでは、成形された左側半割体W1とランナ部に対
応する「だ肉」部分Wrとが、上記の型開き動作により
切断されて分離し、成形体(左側半割体W1)は雌型成
形部52B側に残り、だ肉部分Wrは可動側型盤72側
に残る(図25参照)。また、他の成形キャビティで
は、いずれも成形体W,W2及びWrは可動型70側に
残っている。上記図25及び図37の状態から可動型7
0が更に後退すると、固定型50側のエジェクタ機構6
1Cでは、エジェクタ駆動ロッド63の先端部63aと
第1嵌合穴H1との係合力を越える可動型70の駆動力
が作用する結果、両者が分離する(図38参照)。
【0065】次に、可動型70側のエジェクタ駆動機構
が作動させられる。すなわち、図27及び図39に示さ
れるように、金型外部に配設された駆動シリンダ(不図
示)を駆動してそのピストンロッド91を前進させるこ
とにより、メイン基板82を前進させて移動基板83上
の突き出しロッド83Pを突き出させ、エジェクト板8
4C及び84Dを前進させる。これにより、エジェクト
ピンJc及びJdが前進し、成形品Wおよびだ肉部分W
rを型盤72の型面から離型させる。尚、このとき、エ
ジェクト板84Bは(従って、エジェクタピンJbも)
不作動であるので、右側半割体W2は雌型成形部72C
に保持される。
【0066】この後、図28及び図40に示すように、
ピストンロッド91が後退させられ、スプリング86の
付勢力でメイン基板82が後退させられる。このメイン
基板82が後退(図28及び図40における右方に移
動)するとき、所定距離後退すると、該メイン基板82
の背面が係合部材Brの頭部Br2に当接し、それ以
降、係合部材Brは、メイン基板82と共に後退動作す
る。これにより、係合部材Brの先端部に連結されたエ
ジェクタ板が(従って、このエジェクタ板に固定された
エジェクタピンも)後退するようになっている。
【0067】次に、上記図28及び図40の状態から、
ロータ52が120度回動させられてロータ52の回動
状態が初期状態に復帰する。このようにロータ52を初
期状態に復帰させた後、可動型70を前進させて型合わ
せすることにより、再び図18及び図30に示す型合わ
せ状態が得られ、これ以降、上述のステップが繰り返し
て行われるようになっている。
【0068】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、固定型50側のエジェクタ機構にあっては、可動
型70の開閉動作を利用して、エジェクタ板62に固定
されたエジェクタピン64の前進(突き出し)および後
退(リターン)動作を行わせることができる。従って、
従来のように、狭い空間部52V内にエジェクタ板駆動
専用のシリンダ装置やリターンスプリング等を組み込む
必要がなくなり、エジェクタ機構61A,61Bを簡素
化して成形型(固定型50)のコンパクト化を図ること
ができる。また、上記第1及び第2の嵌合孔H1及びH
2は、可動型70の型盤72の型合わせ面における雌型
成形部72B,72C及び雄型成形部72Aにそれぞれ
対応して設けられているので、可動型70側の成形部が
雌型であるか雄型であるかによって、対応するエジェク
タピン64の作動/不作動を自動的に制御することがで
きるのである。
【0069】また、可動型70側のエジェクタ機構にあ
っては、突き出しロッド83Pを有して上記複数のエジ
ェクタ板84B,84C,84Dの配列方向に移動可能
な移動基板83を支持するとともに上記突き出しロッド
83Pの突き出し方向に移動可能なメイン基板82と各
エジェクタ板84B,84C,84Dとの間には、一端
が上記エジェクタ板84B,84C,84Dに連結され
他端がメイン基板82の背面側に係合可能な係合部材B
rが配設されているので、メイン基板82の後退動作に
連動して上記係合部材をBr(従って、これに連結され
たエジェクト板およびエジェクタピンを)後退(リター
ン)させることができる。従って、従来のように、狭い
空間部72V内にエジェクタ板専用のリターンスプリン
グ等を組み込む必要が無く、エジェクト機構を簡素化し
て成形型のコンパクト化を図ることができるのである。
【0070】また、特に、上記係合部材Brは他端側に
頭部Br2を有するボルト状に形成され、上記メイン基
板82が後退時に、該メイン基板82の背面側が上記係
合部材Brの頭部Br2に係合してエジェクタ板を後退
させるので、メイン基板82の後退動作に連動して、確
実に上記エジェクタピンを後退させることができるので
ある。
【0071】尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転射出成形(DRI)法の基本概念を説明
するためのDRI用成形型の固定型と可動型との組み合
わせの概念図である。
【図2】 上記固定型の型面の平面説明図である。
【図3】(a) 上記固定型と可動型の型合わせ状態に
おける図1のA−A線縦断面説明図である。 (b) 上記固定型と可動型の型合わせ状態における図
1のB−B線縦断面説明図である。
【図4】(a) 本実施の形態の変形例に係る固定型の
型面の平面説明図である。 (b) 上記変形例に係る可動型の型面の平面説明図で
ある。
【図5】(a) 本実施の形態の他の変形例に係る固定
型の型面の平面説明図である。 (b) 上記他の変形例に係る可動型の型面の平面説明
図である。
【図6】(a) 上記固定型と可動型の型合わせ状態に
おける図1のA−A線縦断面説明図である。 (b) 上記固定型と可動型の型合わせ後ダミー製品を
キャビティにセットした状態における図1のB−B線縦
断面説明図である。
【図7】(a) 成形キャビティに樹脂を充填した状態
における図1のA−A線縦断面説明図である。 (b) 成形キャビティに樹脂を充填した状態における
図1のB−B線縦断面説明図である。
【図8】(a) 樹脂充填後の型開き状態における図1
のA−A線縦断面説明図である。 (b) 樹脂充填後の型開き状態における図1のB−B
線縦断面説明図である。
【図9】 図1の初期状態から固定型を120度回動さ
せた状態における固定型と可動型との組み合わせの概念
図である。
【図10】(a) 上記回動後の固定型と可動型の型合
わせ状態における図9のA−A線縦断面説明図である。 (b) 上記回動後の固定型と可動型の型合わせ状態に
おける図9のB−B線縦断面説明図である。
【図11】(a) 成形キャビティに樹脂を充填した状
態における図9のA−A線縦断面説明図である。 (b) 成形キャビティに樹脂を充填した状態における
図9のB−B線縦断面説明図である。
【図12】(a) 樹脂充填後の型開き状態における図
9のA−A線縦断面説明図である。 (b) 樹脂充填後の型開き状態における図9のB−B
線縦断面説明図である。
【図13】 図9の回動状態から固定型を120度反転
させた状態における固定型と可動型との組み合わせの概
念図である。
【図14】 本発明の実施の形態に係るDRI用成形装
置の型合わせされた固定型と可動型のロータ初期状態に
おける固定型の正面説明図(図18のY14−Y14方
向からの矢視図)である。
【図15】 上記型合わせされた固定型と可動型のロー
タ初期状態における可動型の型面側からの正面説明図
(図18のY15−Y15方向からの矢視図)である。
【図16】 上記型合わせされた固定型と可動型のロー
タ120度回動状態における固定型の正面説明図であ
る。
【図17】 上記型合わせされた固定型と可動型のロー
タ120度回動状態における可動型の型面側からの正面
説明図である。
【図18】 上記固定型および可動型の樹脂射出後の状
態を示す説明図で、図14のYc−Yd線および図15
のXa−Xd線に沿った固定型および可動型の縦断面説
明図である。
【図19】 上記固定型および可動型の型開き初期の状
態を示す説明図で、図14のYc−Yd線および図15
のXa−Xd線に沿った固定型および可動型の縦断面説
明図である。
【図20】 上記固定型および可動型の型開き終期の状
態を示す説明図で、図14のYc−Yd線および図15
のXa−Xd線に沿った固定型および可動型の縦断面説
明図である。
【図21】 可動型側のエジェクタ機構の作動状態を示
す説明図で、図14のYc−Yd線および図15のXa
−Xd線に沿った固定型および可動型の縦断面説明図で
ある。
【図22】 可動型側のエジェクタ機構の作動終了状態
を示す説明図で、図14のYc−Yd線および図15の
Xa−Xd線に沿った固定型および可動型の縦断面説明
図である。
【図23】 ロータ120度回動状態で型合わせ前の固
定型および可動型示す説明図で、図16のYb−Yd線
および図17のXa−Xd線に沿った固定型および可動
型の縦断面説明図である。
【図24】 ロータ120度回動状態で型合わせされた
上記固定型および可動型の樹脂射出後の状態を示す説明
図で、図16のYb−Yd線および図17のXa−Xd
線に沿った固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図25】 ロータ120度回動状態における上記固定
型および可動型の型開き初期の状態を示す説明図で、図
16のYb−Yd線および図17のXa−Xd線に沿っ
た固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図26】 ロータ120度回動状態における上記固定
型および可動型の型開き終期の状態を示す説明図で、図
16のYb−Yd線および図17のXa−Xd線に沿っ
た固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図27】 ロータ120度回動状態における可動型側
のエジェクタ機構の作動状態を示す説明図で、図16の
Yb−Yd線および図17のXa−Xd線に沿った固定
型および可動型の縦断面説明図である。
【図28】 ロータ120度回動状態における可動型側
のエジェクタ機構の作動終了状態を示す説明図で、図1
6のYb−Yd線および図17のXa−Xd線に沿った
固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図29】 ロータ反転状態で型合わせ前の固定型およ
び可動型示す説明図で、図14のYc−Yd線および図
15のXa−Xd線に沿った固定型および可動型の縦断
面説明図である。
【図30】 上記固定型および可動型の樹脂射出後の状
態を示す説明図で、図14のYa−Yb線および図15
のXb−Xc線に沿った固定型および可動型の縦断面説
明図である。
【図31】 上記固定型および可動型の型開き初期の状
態を示す説明図で、図14のYa−Yb線および図15
のXb−Xc線に沿った固定型および可動型の縦断面説
明図である。
【図32】 上記固定型および可動型の型開き終期の状
態を示す説明図で、図14のYa−Yb線および図15
のXb−Xc線に沿った固定型および可動型の縦断面説
明図である。
【図33】 可動型側のエジェクタ機構の作動状態を示
す説明図で、図14のYa−Yb線および図15のXb
−Xc線に沿った固定型および可動型の縦断面説明図で
ある。
【図34】 可動型側のエジェクタ機構の作動終了状態
を示す説明図で、図14のYa−Yb線および図15の
Xb−Xc線に沿った固定型および可動型の縦断面説明
図である。
【図35】 ロータ120度回動状態で型合わせ前の固
定型および可動型示す説明図で、図16のYa−Yc線
および図17のXb−Xc線に沿った固定型および可動
型の縦断面説明図である。
【図36】 ロータ120度回動状態で型合わせされた
上記固定型および可動型の樹脂射出後の状態を示す説明
図で、図16のYa−Yc線および図17のXb−Xc
線に沿った固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図37】 ロータ120度回動状態における上記固定
型および可動型の型開き初期の状態を示す説明図で、図
16のYa−Yc線および図17のXb−Xc線に沿っ
た固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図38】 ロータ120度回動状態における上記固定
型および可動型の型開き終期の状態を示す説明図で、図
16のYa−Yc線および図17のXb−Xc線に沿っ
た固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図39】 ロータ120度回動状態における可動型側
のエジェクタ機構の作動状態を示す説明図で、図16の
Ya−Yc線および図17のXb−Xc線に沿った固定
型および可動型の縦断面説明図である。
【図40】 ロータ120度回動状態における可動型側
のエジェクタ機構の作動終了状態を示す説明図で、図1
6のYa−Yc線および図17のXb−Xc線に沿った
固定型および可動型の縦断面説明図である。
【図41】 ロータ反転状態で型合わせ前の固定型およ
び可動型示す説明図で、図14のYa−Yb線および図
15のXb−Xc線に沿った固定型および可動型の縦断
面説明図である。
【図42】 固定型側のエジェクタ駆動ロッドの先端部
と第2嵌合孔との嵌合状態を拡大して示す縦断面説明図
である。
【図43】 上記エジェクタ駆動ロッドの先端部と第1
嵌合孔との係合状態を拡大して示す縦断面説明図であ
る。
【図44】 上記エジェクタ駆動ロッドの先端部を拡大
して示す縦断面説明図である。
【図45】 エジェクタ後退位置における可動型側の係
合部材を示す縦断面説明図である。
【図46】 エジェクタ前進位置における可動型側の係
合部材を示す縦断面説明図である。
【図47】 可動型側のエジェクタ駆動機構の移動基板
及びメイン基板を拡大して示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
50…固定型 51…(固定型の)ベース盤 52…ロータ 52A…(固定型の)雄型成形部 52B,52C…(固定型の)雌型成形部 61B,61C…(固定型側の)エジェクタ機構 62…エジェクタ板 63…エジェクタ駆動ロッド 63a…(エジェクタ駆動ロッドの)先端部 63s…(エジェクタ駆動ロッドの)肩部 64…(固定型側の)エジェクタピン 70…可動型 72…(可動型の)型盤 72A…(可動型の)雄型成形部 72B,72C…(可動型の)雌型成形部 81…固定基板 82…メイン基板 83…移動基板 83P…突き出しロッド 84B,84C,84D…(可動型側の)エジェクタ板 90…(移動基板の)駆動手段 91…ピストンロッド Br…係合部材 Br2…(係合部材の)頭部 H1…第1嵌合孔 H2…第2嵌合孔 Jb,Jc,Jd…(可動型側の)エジェクタピン W1,W2…半割体 W…成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三舟 滋治 広島県東広島市八本松町大字原175番地 の1 大協株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−15998(JP,A) 特開 平10−18923(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに開閉可能で且つ相対的に所定角度
    回転可能とされ、この所定角度毎の回転方向に、雄/雌
    /雌の繰り返し順序で、少なくとも1つの雄型成形部と
    2つの雌型成形部とを有する成形部が設けられた一対の
    成形型を備え、この成形型の1回の相対回転動作毎に、
    上記雄型成形部と雌型成形部の組み合せで半割体を成形
    する1次成形キャビティと、雌型成形部どうしの組み合
    せで一対の半割体どうしを接合する2次キャビティとが
    形成され、上記成形型の1回の相対回転動作毎に完成し
    た成形品を得るようにした回転射出成形用成形装置であ
    って、 少なくとも一方の成形型の各雌型成形部の背面側には、
    エジェクタ板にエジェクタピンとエジェクタ駆動ロッド
    とが固定されてなるエジェクタ機構がそれぞれ設けられ
    るとともに、他方の成形型の型合わせ面には、型合わせ
    時に上記エジェクタ駆動ロッドと対向する部位に第1
    合孔および第2嵌合孔のいずれか一方が形成されてお
    り、 上記エジェクタ駆動ロッドは、ロッド本体の肩部に対
    して一定高さだけ突出した所定外形寸法の円柱状の先端
    部を有し、 上記第1嵌合孔は上記エジェクタ駆動ロッドの先端部と
    略同径もしくはそれよりも小径に形成される一方、上記
    第2嵌合孔は上記エジェク駆動タロッドの先端部よりも
    大径で、且つ、上記肩部よりも小径に形成されており、 上記エジェクタ駆動ロッドは、型合わせ時に上記第1嵌
    合孔と組み合わされた場合には型開き動作に伴なってエ
    ジェクタ板をエジェクタピン突き出し方向へ駆動し、型
    合わせ時に上記第2嵌合孔と組み合わされる場合には、
    型合わせ動作に伴なってエジェクタ板をエジェクタピン
    リターン方向へ駆動することを特徴とする回転射出成形
    用成形装置。
  2. 【請求項2】合わせ時に上記第1嵌合孔と組み合わ
    されるエジェクタ駆動ロッドは、型合わせ動作に伴なっ
    てその先端部が上記第1嵌合孔に係合し、その後の型開
    き時において、両成形型の離間距離が所定値に達するま
    では、上記係合状態が維持されてエジェクタ駆動ロッド
    エジェクタピン突き出し方向へ移動することを特徴と
    する請求項1記載の回転射出成形用成形装置。
  3. 【請求項3】合わせ時に上記第2嵌合孔と組み合わ
    されるエジェクタ駆動ロッドは、型合わせ動作に伴なっ
    てその先端部が上記第2嵌合孔に隙間を持って嵌合する
    とともに先端の肩部が他方の成形型の型合わせ面に当接
    してエジェクタピンリターン方向へ移動し、その後の型
    開き時には型開き動作に伴なって、エジェクタ駆動ロッ
    ドの先端部が上記第2嵌合孔から抜脱されることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の回転射出成形用
    成形装置。
  4. 【請求項4】 上記第1および第2の嵌合孔は、上記他
    方の成形型の型合わせ面における雌型成形部および雄型
    成形部にそれぞれ対応して設けられていることを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれか一に記載の回転射出
    成形用成形装置。
  5. 【請求項5】 互いに開閉可能で且つ相対的に所定角度
    回転可能とされ、この所定角度毎の回転方向に、雄/雌
    /雌の繰り返し順序で、少なくとも1つの雄型成形部と
    2つの雌型成形部とを有する成形部が設けられた一対の
    成形型を備え、この成形型の1回の相対回転動作毎に、
    上記雄型成形部と雌型成形部の組み合せで半割体を成形
    する1次成形キャビティと、雌型成形部どうしの組み合
    せで一対の半割体どうしを接合する2次キャビティとが
    形成され、上記成形型の1回の相対回転動作毎に完成し
    た成形品を得るようにした回転射出成形用成形装置であ
    って、 少なくとも一方の成形型の背面側には、各々エジェクタ
    ピンを有する複数のエジェクタ板と、成形型の開閉動作
    に連動して上記エジェクタ板のうちの所定のものをエジ
    ェクタピン突き出し方向へ駆動するエジェクタ駆動機構
    とが設けられ、 該エジェクタ駆動機構は、突き出しロッドを有して上記
    複数のエジェクタ板の配列方向に移動可能な移動基板
    と、該移動基板を支持するとともに上記突き出しロッド
    の突き出し方向に移動可能なメイン基板とを備えてお
    り、 該メイン基板と上記各エジェクタ板との間には、一端が
    上記エジェクタ板に連結され、他端がメイン基板の背面
    側に係合可能な係合部材が配設されていることを特徴と
    する回転射出成形用成形装置。
  6. 【請求項6】 上記係合部材は他端側に頭部を有するボ
    ルト状に形成され、上記メイン基板のエジェクタピンリ
    ターン方向への移動時に、該メイン基板の背面側が上記
    係合部材の頭部に係合してエジェクタ板をエジェクタピ
    ンリターン方向へ移動させることを特徴とする請求項5
    記載の回転射出成形用成形装置。
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