JP3471938B2 - Ledプリントヘッドの光量調整データ決定方法 - Google Patents

Ledプリントヘッドの光量調整データ決定方法

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JP3471938B2
JP3471938B2 JP30642394A JP30642394A JP3471938B2 JP 3471938 B2 JP3471938 B2 JP 3471938B2 JP 30642394 A JP30642394 A JP 30642394A JP 30642394 A JP30642394 A JP 30642394A JP 3471938 B2 JP3471938 B2 JP 3471938B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本願発明は、各LED素子の光量
のばらつきを発光時間により補正するための、LEDプ
リントヘッドの光量調整データ決定方法に関する。 【0002】 【従来の技術】プリンタやファクシミリ装置等に用いら
れるLEDプリントヘッドにおいては、LEDアレイチ
ップの製造プロセスにおける各種の要因から、LEDプ
リントヘッドを構成する複数のLEDアレイチップの各
LED素子毎に、供給電流値と光量との関係が異なるの
で、そのばらつきを補正して、各LEDアレイチップの
平均光量をほぼ等しくし、また、LEDアレイチップ内
の各LED素子の光量もほぼ等しくする必要がある。 【0003】このような補正の一例として、個々のLE
Dアレイチップの平均光量のばらつきに関しては、LE
Dアレイチップの全てのLED素子に供給する電流値に
よって補正し、LEDアレイチップ内の個々のLED素
子の光量のばらつきに関しては、補正すべきLED素子
に対してのみ、別途一定時間発光させるという方法があ
る。 【0004】このような補正を行う場合、LED素子に
供給する電流値のデータを個々のLEDアレイチップに
ついて決定し、また、いずれのLED素子を補正のため
に別途一定時間発光させるべきかについてのデータも予
め決定しておく必要があるが、従来のLEDプリントヘ
ッドの光量調整データ決定方法では、先ず、LEDアレ
イチップの平均光量が所定の目標光量となるように、個
々のLEDアレイチップのLED素子に供給する電流値
を決定し、しかる後に、LEDアレイチップ内の個々の
LED素子の光量から、補正すべきLED素子を決定し
ていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のLED
プリントヘッドの光量調整データ決定方法では、補正す
べきLED素子を決定する前に、LEDアレイチップの
平均光量を均一化すべくLED素子に供給する電流値を
決定していたので、補正した結果、LEDアレイチップ
の平均光量がばらついてしまい、それを補正するため
に、さらに別途一定時間発光させるLED素子を決定し
なければならなかった。この別途の発光は、最初の補正
のため以外に、複数回行わなければならない場合もあっ
た。 【0006】この結果、LEDプリントヘッドの使用時
に、補正のために特定のLED素子を発光させるという
プロセスを複数回繰り返さなければならず、印字速度の
高速化の妨げとなったり、制御のための回路等が複雑化
して製造コストを高価なものにするという課題があっ
た。 【0007】本願発明は上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、LEDプリントヘッドの使用時に、補正の
ために特定のLED素子を発光させるというプロセスを
1回で済ますことができる、LEDプリントヘッドの光
量調整データ決定方法を提供することを、その目的とし
ている。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。 【0009】 【0010】すなわち本願発明は、各LED素子の光量
のばらつきを発光時間により補正するための、LEDプ
リントヘッドの光量調整データ決定方法であって、LE
Dアレイチップの各LED素子に一定の電流を所定時間
流して各LED素子の光量を測定する光量測定ステップ
と、前記光量測定ステップにおいて測定された光量から
隣接LED素子間の光量の偏差を求めて光量のばらつき
が予め設定された複数のパターンのうちのいずれのパタ
ーンであるかを判別するパターン判別ステップと、前記
パターン判別ステップにおいて判別されたパターンに応
じて予め決められた判別条件に基づいて光量を補正すべ
きLED素子を決定する補正素子決定ステップと、前記
補正素子決定ステップにおいて決定されたLED素子の
光量を予め決められた補正条件で補正した場合のLED
アレイチップ全体の光量の仮想平均エネルギーを演算し
て、それが予め決められた目標平均エネルギーと一致す
るか否かを判断する一致判断ステップと、を実行し、前
記一致判断ステップにおいて一致していると判断されれ
ば、次のLEDアレイチップに対して同様に上記一連の
ステップを実行し、一致していないと判断されれば、各
LED素子に流す電流値を変更して上記一連のステップ
を繰り返すことにより、各LEDアレイチップ毎に、前
記LED素子に流す電流値のデータと、補正すべきLE
D素子のデータとを決定するとともに、これらのデータ
を当該LEDプリントヘッドに搭載される不揮発メモリ
に格納することを特徴としている。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【発明の作用および効果】すなわち、本願発明によれ
ば、先ず、光量測定ステップで、LEDアレイチップの
全てのLED素子に一定の電流を所定時間流して、各L
ED素子の光量を測定する。次に、パターン判別ステッ
プで、光量測定ステップにおいて測定された光量から隣
接LED素子間の光量の偏差を求めて、その結果から光
量のばらつきパターンを判別する。次に、補正素子決定
ステップで、パターン判別ステップにおいて判別された
パターンに応じて予め決められた判別条件に基づいて、
光量を補正すべきLED素子を決定する。次に、一致判
断ステップで、補正素子決定ステップにおいて決定され
たLED素子の光量を予め決められた補正条件で補正し
た場合のLEDアレイチップ全体の光量の仮想平均エネ
ルギーを演算して、それが予め決められた目標平均エネ
ルギーと一致するか否かを判断する。そして、一致判断
ステップにおいて一致していると判断されれば、LED
プリントヘッドの使用時に、補正すべきLED素子につ
いて別途所定時間発光させて補正を施した後のLEDア
レイチップ全体の光量が所定の目標値になるということ
であるので、このLEDアレイチップについての処理を
終了し、次のLEDアレイチップに対して、同様に上記
一連のステップを実行する。また、一致していないと判
断されれば、LEDプリントヘッドの使用時に、補正す
べきLED素子について別途所定時間発光させて補正を
施した後のLEDアレイチップ全体の光量が所定の目標
値にならないということであるので、LED素子に流す
電流値を変更して上記一連のステップを一致するまで繰
り返す。一致すれば、次のLEDアレイチップに対し
て、同様に上記一連のステップを実行する。かくして、
LEDプリントヘッドの全てのLEDアレイチップに対
して上記一連のステップを実行し、各LEDアレイチッ
プ毎に、LED素子に流す電流値のデータと、補正すべ
きLED素子のデータとを決定し、それらをROMなど
の不揮発性メモリに書き込む。 【0015】このように、補正すべきLED素子を決定
した後に、補正を施した結果の光量を含めて、LEDア
レイチップの平均光量が目標値に一致しているか否かを
判断するので、従来のように、補正した結果、LEDア
レイチップの平均光量がばらついてしまい、それを補正
するために、さらに別途一定時間発光させるLED素子
を決定しなければならないというような事態が発生せ
ず、LEDプリントヘッドの使用時に、補正のための別
途の発光を1回で済ますことができる。 【0016】この結果、LEDプリントヘッドの使用時
に、補正のために特定のLED素子を発光させるという
プロセスを複数回繰り返す必要がなくなり、印字速度の
高速化を図ることができると共に、制御のための回路等
を簡略化できるため製造コストを低減できる。 【0017】 【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。 【0018】図1は、本願発明に係るLEDプリントヘ
ッドの光量調整データ決定方法の実施に用いる光量調整
データ決定装置の概略全体構成図であって、LEDアレ
イチップ1に形成された複数のLED素子は、各々FE
T2を介して所定電圧の直流電源Vddに接続されてい
る。各FET2のゲートは、D/Aコンバータ3の出力
端に接続されており、LEDアレイチップ1には、複数
のホトトランジスタ等からなり、LEDアレイチップ1
の各LED素子の発光光量を個別に測定し、測定結果に
応じた信号を出力する光量測定手段4が近接して対向配
置されている。光量測定手段4の出力端およびD/Aコ
ンバータ3の入力端は、マイクロコンピュータなどから
なる制御手段5に接続されている。制御手段5は、パタ
ーン判別手段6と、補正素子決定手段7と、一致判断手
段8と、電流値信号出力手段9と、RAM10とを備え
ている。パターン判別手段6と、補正素子決定手段7
と、一致判断手段8と、電流値信号出力手段9とは、制
御手段5を構成するマイクロコンピュータにより実現さ
れている。パターン判別手段6は、光量測定手段4から
の信号に基づいて、LEDアレイチップ1の隣接LED
素子間の光量の偏差を求め、その結果から光量のばらつ
きパターンを判別する。補正素子決定手段7は、パター
ン判別手段6により判別されたパターンに応じて、予め
決められた判別条件に基づいて光量を補正すべきLED
アレイチップ1のLED素子を決定する。一致判断手段
8は、補正素子決定手段7により決定されたLEDアレ
イチップ1のLED素子の光量を、予め決められた補正
条件で補正した場合の、LEDアレイチップ1全体の光
量の仮想平均エネルギーを演算して、それが予め決めら
れた目標平均エネルギーと一致するか否かを判断する。
電流値信号出力手段9は、LEDアレイチップ1のLE
D素子に流すべき電流に対応したディジタルの電流値信
号を出力する。RAM10は、一致判断手段8により一
致していると判断されたときに、補正素子決定手段7に
より決定されたLED素子のデータと、電流値信号出力
手段9により出力された電流値のデータとを記憶する。 【0019】次に、本願発明に係るLEDプリントヘッ
ドの光量調整データ決定方法の手順の一例について、図
2に示すフローチャートを参照しながら説明する。 【0020】先ず制御手段5が、Nをnとする(ステッ
プS1)。このnは、LEDプリントヘッドに組み込ま
れるLEDアレイチップ1の個数である。 【0021】次に、電流値信号出力手段9が、初期電流
値に対応するディジタルデータからなる電流値信号をD
/Aコンバータ3に所定時間出力する(ステップS
2)。この電流値信号は、LEDアレイチップ1のLE
D素子に流れる電流を決定するものであって、例えば電
流値を0〜255の256段階に調整可能な場合、初期
電流値としては調整範囲の中央の127を出力する。 【0022】これにより、D/Aコンバータ3が、電流
値信号出力手段9からの電流値信号をアナログ電圧に変
換して、各FET2のゲートに印加する。これによりF
ET2が、D/Aコンバータ3からのゲート電圧に応じ
た電流をLEDアレイチップ1のLED素子に供給す
る。これによりLEDアレイチップ1のLED素子が所
定時間発光し、光量測定手段4が、個々のLED素子の
光量を測定して、その測定値に応じたディジタルデータ
をパターン判別手段6に出力する(ステップS3)。 【0023】次に、パターン判別手段6が、光量測定手
段4からのデータに基づいて、LEDアレイチップ1の
隣接LED素子間の光量の偏差を演算し、その演算結果
から光量のばらつきパターンを判別する(ステップS
4)。すなわち、LEDアレイチップ1の隣接LED素
子間の光量のばらつきには、例えば図3に示すようなパ
ターンが考えられるので、隣接LED素子間の光量の偏
差から、いずれのパターンに該当するかを判断する。図
3の(A)は比較的光量が揃ったパターン、図3の
(B)は一部のLED素子の光量が突出して大きいパタ
ーン、図3の(C)は一部のLED素子の光量が突出し
て小さいパターン、図3の(D)は光量が大きいものと
小さいものとに二分されたパターンである。 【0024】次に、補正素子決定手段7が、パターン判
別手段6により判別されたパターンに応じて予め決めら
れた判別条件に基づいて、光量を補正すべきLED素子
を決定する(ステップS5)。すなわち、LEDプリン
トヘッドの印字品質を総合的に考慮した場合、図3の
(A)(B)(C)(D)のいずれのパターンかによっ
て、補正すべきLED素子を決定する条件を異ならせる
のが好ましいので、各パターン毎に判別条件を設定す
る。 【0025】但し、ここでは、説明を判りやすくするた
めに、図4に示すような2つのパターンに分ける場合に
ついて、具体的に説明する。先ず、ステップS4におい
て、各LED素子の光量の測定結果について、最大光量
が100になるように正規化する。そして、そのように
正規化した最小光量が70以上であるか否かを判別し、
最小光量が70以上であれば、図4の(A)のパターン
であると判断して、ステップS5において、正規化した
光量が斜線で示すように81.41以下のLED素子を
補正すべきLED素子として決定する。また、ステップ
S4において、最小光量が70未満であれば、図4の
(B)のパターンであると判断して、LEDアレイチッ
プ1のLED素子の平均光量を算出し、その平均光量の
15%増しの光量が100になるように正規化しなお
し、ステップS5において、このように正規化した光量
がクロス線で示すように81.41以下でかつ70以上
のLED素子を補正すべきLED素子として決定する。
なお、正規化した光量が斜線で示すように100よりも
大きいかあるいは70よりも小さいLED素子について
は、特異なLED素子であるものとして、補正対象から
除外する。なお、図4の(A)のパターンは図3の
(A)(D)のパターンにほぼ対応しており、図4の
(B)のパターンは図3の(B)(C)のパターンにほ
ぼ対応している。 【0026】次に、一致判断手段8が、補正素子決定手
段7により決定されたLED素子の光量を予め決められ
た補正条件で補正した場合のLEDアレイチップ全体の
光量の仮想平均エネルギーを演算し(ステップS6)、
それが予め決められた目標平均エネルギーと一致するか
否かを判断する(ステップS7)。すなわち、図4の
(A)のパターンの場合、正規化した光量が81.41
以下のものを一律に1.163倍して、全体を平均する
ことにより、仮想平均エネルギーを演算する。また図4
の(B)のパターンの場合、正規化しなおした光量が8
1.41以下のものを一律に1.163倍して、全体を
平均することにより、仮想平均エネルギーを演算する。
このような算出方法は実験の結果求められたものであ
る。 【0027】仮想平均エネルギーが目標平均エネルギー
と所定の誤差の範囲で一致しなければ、LEDアレイチ
ップ1のLED素子に流す電流値を変えて、補正すべき
LED素子の決定を変更すべく、電流値信号出力手段9
が、電流値信号を変更してD/Aコンバータ3に出力す
る(ステップS8)。これにより、ステップS3以降の
動作が繰返えされる。なお、電流値信号の変更は、仮想
平均エネルギーが目標平均エネルギーよりも小さい場
合、128〜255の中央の191に設定し、仮想平均
エネルギーが目標平均エネルギーよりも大きい場合、0
〜127の中央の63に設定する。このようにして、電
流値信号の変更毎に、仮想平均エネルギーと目標平均エ
ネルギーとの大小関係に応じて範囲を半分にしぼりこん
でいけば、容易に仮想平均エネルギーが目標平均エネル
ギーと所定の誤差の範囲で一致するような電流値信号に
到達する。 【0028】仮想平均エネルギーが目標平均エネルギー
と所定の誤差の範囲で一致すれば、最後に電流値信号出
力手段9から出力された電流値信号のデータと、最後に
補正素子決定手段7により決定された補正すべきLED
素子のデータとを、RAM10に格納し、制御手段5
が、Nから1を減算して(ステップS9)、Nが0であ
るか否かを判断し(ステップS10)、0でなければス
テップS2に戻る。すなわち、1つのLEDアレイチッ
プ1についての処理が終了したので、Nから1を引き、
Nが0でない、すなわちLEDアレイチップ1の処理が
全数については終わっていないので、ステップS2に戻
って、次のLEDアレイチップ1の処理を開始するので
ある。 【0029】全てのLEDアレイチップ1について処理
が完了すれば、Nが0になるので、全てのLEDアレイ
チップ1についての、LED素子に流すべき電流値情報
と、補正すべきLED素子についての情報とを、RAM
10から、LEDプリントヘッドに備えられたRAMな
どの不揮発性メモリに格納し(ステップS11)、ルー
チンを終了する。すなわち、この時点では、全てのLE
Dアレイチップ1についての、LED素子に流すべき電
流値情報と、補正すべきLED素子についての情報と
が、RAM10に格納されているので、LEDプリント
ヘッドの使用時にそれらのデータを使用すべく、RAM
10からLEDプリントヘッドのROMなどに格納する
のである。 【0030】なお、上記実施例では、LEDアレイチッ
プを1個づつ光量調整データ決定装置にセットして光量
調整データを決定する例について説明したが、複数のL
EDアレイチップを光量調整データ決定装置にセットし
て、順次あるいは同時に光量調整データを決定するよう
に構成してもよい。 【0031】図5は、LEDプリントヘッドの要部の回
路図であって、所定数のLEDアレイチップ1の各LE
D素子は、FET11を介して所定電圧の直流電源Vd
dに接続されている。各FET11のゲートは、スイッ
チング素子12を介してD/Aコンバータ13の出力端
に接続されており、各スイッチング素子12の制御端
は、論理積回路14の出力端に接続されている。D/A
コンバータ13は、LEDアレイチップ1毎に別個に設
けられており、各LEDアレイチップ1毎に異なる電流
値をLED素子に供給できるようになされている。各論
理積回路14の一方の入力端は、データ制御回路15の
出力端に接続されており、データ制御回路15の入力端
は、印字データをラッチする印字データラッチ回路16
の出力端と、補正データをラッチする補正データラッチ
回路17の出力端とに接続されている。印字データラッ
チ回路16の入力端は、所定ビット数のシフトレジスタ
18の出力端に接続されており、D/Aコンバータ13
の入力端、データ制御回路15の制御端、印字データラ
ッチ回路16のタイミング制御端、補正データラッチ回
路17の入力端およびタイミング制御端、シフトレジス
タ18の入力端およびクロック入力端は、マイクロコン
ピュータ等からなる制御手段19に接続されている。制
御手段19には、上記光量調整データ決定装置により得
られたデータを格納しているROM20も接続されてい
る。なお、制御手段19と、補正データラッチ回路17
の入力端およびタイミング制御端、およびシフトレジス
タ18の入力端およびクロック入力端との接続線は、図
面を判りやすくするために、それぞれ1本の線により示
している。 【0032】次に動作を説明する。先ず、電源投入時な
どの初期設定時に、制御手段19が、ROM20に記憶
されている、補正すべきLED素子についてのデータを
ROM20から読出し、補正データラッチ回路17に予
め格納する。また、制御手段19が、ROM20に記憶
されている電流値のデータを電流値信号として各D/A
コンバータ13に出力する。これにより各D/Aコンバ
ータ13は、制御手段19からの電流値信号をアナログ
電圧に変換して、スイッチング素子12に供給する。 【0033】そして、制御手段19に印字指令が入力さ
れれば、制御手段19が、クロック信号に同期して、シ
フトレジスタ18に印字データをシリアル入力する。次
に、制御手段19が、印字データラッチ回路16のタイ
ミング制御端にラッチ信号を出力する。これにより、シ
フトレジスタ18から印字データラッチ回路16に、印
字データがパラレル入力される。そして、制御手段19
が、データ制御回路15の制御端に補正データの出力を
指示する旨の信号を出力する。これによりデータ制御回
路15が、補正データラッチ回路17にラッチされてい
る補正データと印字データラッチ回路16にラッチされ
ている印字データとの論理積を各ビット毎に演算して論
理積回路14の一方の入力端に出力する。 【0034】そして、制御手段19が、図6に示すよう
なストローブ信号のうち、補正用のパルスSTR1を、
各論理積回路14の他方の入力端にパラレル出力する。
これにより、印字データと補正データとのアンドデータ
が論理積回路14の出力端からスイッチング素子12の
制御端に出力され、アンドデータがハイレベルのビット
についてのみ、スイッチング素子12がオンして、FE
T11のゲートにD/Aコンバータ13の出力電圧が印
加される。これにより、直流電源VddからFET11
を通ってLEDアレイチップ1のLED素子に電流値信
号に応じた電流が流れ、LED素子が発光して、感光体
に照射される。ここで、印字データと補正データとのア
ンドデータを作成しているのは、印字不要なドットに対
応するLED素子が発光するのを阻止するためである。 【0035】さらに、制御手段19が、図6に示すよう
なストローブ信号のうち、印字用のパルスSTR2を、
各論理積回路14の他方の入力端にパラレル出力する。
これにより、印字データがスイッチング素子12の制御
端に出力され、印字データがハイレベルのビットについ
てのみ、スイッチング素子12がオンして、FET11
のゲートにD/Aコンバータ13の出力電圧が印加され
る。これにより、直流電源VddからFET11を通っ
てLEDアレイチップ1のLED素子に電流値信号に対
応した電流が流れ、LED素子が発光して、感光体に照
射される。 【0036】ここで、補正用のパルスSTR1のオン期
間と印字用のパルスSTR2のオン期間との時間の比率
は、例えば1:10であり、印字かつ補正すべきLED
素子に対応するドットについては、感光体に照射される
光量が10%増加する。補正用のパルスSTR1のオン
期間と印字用のパルスSTR2のオン期間とを時間的に
接近させているのは、補正用の照射位置と印字用の照射
位置とを感光体の副走査方向について可能な限り同じ位
置にするためである。また、D/Aコンバータ13から
スイッチング素子12を介してFET11のゲートに供
給される電圧は、直流電源VddからFET11を通っ
てLEDアレイチップ1のLED素子に供給される電流
が、上記光量調整データ決定装置により各LEDアレイ
チップ1毎に決定された電流値となるように設定されて
いる。したがって、光量が小さいLED素子について
は、その不足分を印字用のパルスSTR2のオン期間と
は別の補正用のパルスSTR1のオン期間におけるLE
D素子の発光により、結果として感光体に照射される光
量の増加を図っている。しかも、補正後のLEDアレイ
チップ1の仮想平均エネルギーを目標平均エネルギーと
一致させているので、各LEDアレイチップ1間の平均
光量のばらつきもなく、補正のための照射を1回で済ま
すことができる。この結果、照射時間やデータ転送時間
等を短縮でき、印字の高速化を実現できる。また、補正
データラッチ回路17が1個でよいので、ハードウエア
の小型化、低コスト化を実現できる。 【0037】図7は、LEDプリントヘッドの別の例の
要部の回路図であって、図5の回路との相違点は、デー
タ制御回路15および補正データラッチ回路17を省略
した点である。すなわち、この例では、データ制御回路
15および補正データラッチ回路17と同等の機能を制
御手段19がソフトウェアにより実現している。 【0038】次に動作を説明する。先ず、制御手段19
が、図8の(a)に示すクロック信号に同期して、図8
の(b)に示す補正データと印字データとの論理積デー
タDaをシフトレジスタ18にシリアル入力し、次に、
図8の(c)に示すラッチ信号を印字データラッチ回路
16のタイミング制御端に供給し、次に、図8の(d)
に示す補正用のパルスSTR1をストローブ信号として
論理積回路14の他方の入力端に出力する。これによ
り、パルスSTR1のオン期間にのみ、論理積データD
aのオンビットに対応するLED素子が発光し、感光体
が感光する。これで、補正用の露光が完了する。この
後、制御手段19が、図8の(a)に示すクロック信号
に同期して、図8の(b)に示す印字データDbをシフ
トレジスタ18にシリアル入力し、次に、図8の(c)
に示すラッチ信号を印字データラッチ回路16のタイミ
ング制御端に供給し、次に、図8の(d)に示す印字用
のパルスSTR2をストローブ信号として論理積回路1
4の他方の入力端に出力する。これにより、パルスST
R2のオン期間にのみ、印字データDbのオンビットに
対応するLED素子が発光し、感光体が感光する。これ
で、印字用の露光が完了する。すなわち、補正が必要な
LED素子については、他のLED素子よりもパルスS
TR1のオン期間の分だけ露光時間が長くなるので、発
光の光量が大きくなったのと同様の結果となり、光量の
補正が実現される。以下、同様の動作が繰り返される。
この例においても、図5に示す先の例と同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願発明に係るLEDプリントヘッドの光量調
整データ決定方法の実施に用いる光量調整データ決定装
置の概略全体構成図である。 【図2】本願発明に係るLEDプリントヘッドの光量調
整データ決定方法の実施に用いる光量調整データ決定装
置の動作を説明するフローチャートである。 【図3】LEDアレイチップの各LED素子の光量のば
らつきパターンの説明図である。 【図4】補正すべきLED素子の決定方法の説明図であ
る。 【図5】LEDプリントヘッドの一例の要部の回路図で
ある。 【図6】ストローブ信号の波形図である。 【図7】LEDプリントヘッドの別の例の要部の回路図
である。 【図8】LEDプリントヘッドの別の例の回路における
各部信号波形図である。 【符号の説明】 1 LEDアレイチップ 4 光量測定手段 6 パターン判別手段 7 補正素子決定手段 8 一致判断手段 9 電流値信号出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 H01L 33/00 H04N 1/036

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 各LED素子の光量のばらつきを発光時
    間により補正するための、LEDプリントヘッドの光量
    調整データ決定方法であって、 LEDアレイチップの各LED素子に一定の電流を所定
    時間流して各LED素子の光量を測定する光量測定ステ
    ップと、 前記光量測定ステップにおいて測定された光量から隣接
    LED素子間の光量の偏差を求めて光量のばらつきが予
    め設定された複数のパターンのうちのいずれのパターン
    であるかを判別するパターン判別ステップと、 前記パターン判別ステップにおいて判別されたパターン
    に応じて予め決められた判別条件に基づいて光量を補正
    すべきLED素子を決定する補正素子決定ステップと、 前記補正素子決定ステップにおいて決定されたLED素
    子の光量を予め決められた補正条件で補正した場合のL
    EDアレイチップ全体の光量の仮想平均エネルギーを演
    算して、それが予め決められた目標平均エネルギーと一
    致するか否かを判断する一致判断ステップと、 を実行し、前記一致判断ステップにおいて一致している
    と判断されれば、次のLEDアレイチップに対して同様
    に上記一連のステップを実行し、一致していないと判断
    されれば、各LED素子に流す電流値を変更して上記一
    連のステップを繰り返すことにより、各LEDアレイチ
    ップ毎に、前記LED素子に流す電流値のデータと、補
    正すべきLED素子のデータとを決定するとともに、こ
    れらのデータを当該LEDプリントヘッドに搭載される
    不揮発メモリに格納することを特徴とする、LEDプリ
    ントヘッドの光量調整データ決定方法。
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