JP3467456B2 - 印刷用ブランケット - Google Patents

印刷用ブランケット

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誠二 伴野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に高速オフセッ
ト印刷に適し、耐久性および生産性のよい円筒状印刷用
ブランケットに関する。
【0002】
【従来の技術】印刷用ブランケットは、これまでにいく
つかのタイプのものが開発、使用されてきた。その一つ
は、シート状ブランケットであって下層布、多孔質耐油
性ゴムからなる圧縮層、上層布およびNBR(アクリロ
ニトリル-ブタジェン共重合ゴム)耐油性ゴムを積層さ
せた構造を有するものである。このシート状ブランケッ
トは、その両端に取り付た金具を印刷機シリンダーに設
けた溝(ギャップ)にはめ込むとともに、シリンダー内
に設けた巻き込み機構によって、両端金具を引っ張り、
ブランケットに張力をかけて、シリンダー上に固定する
ものである。
【0003】しかし、このシート状ブランケットには、
1)印刷機のシリンダーの回転中にギャップ部分がニッ
プを通過する際に、振動が発生し、印刷品質にショック
目等の悪影響を与えるために1000rpm以上の高速
印刷ができない、 2)ブランケットの交換に、1回に
つき30分もの時間がかかり、交換作業性が良くない、
3)張力をかけてシリンダー上に固定するため、使用
時は常にブランケットが張力を受けるので、厚みにへた
りが生じやすい、という問題点があった。
【0004】そこで、次に周方向に継ぎ目のない円筒状
印刷用ブランケットが開発された。この印刷用ブランケ
ットの一般的な構造は、ブランケット胴軸に外挿される
円筒状のスリーブの外周面に、多孔質耐油性ゴムからな
りかつ継ぎ目のない圧縮性層と、非伸縮性層と、そして
NBR耐油性ゴムからなる継ぎ目のない表面印刷層と
を、それぞれエラストマーからなる、継ぎ目のない接着
層を介して、この順に積層したものである(特開平5−
301483号公報)。この円筒状ブランケットは、ギ
ャップのない印刷機シリンダーに挿入して取り付けて用
いられる。スリーブはシリンダー外径と同一または僅か
に小さい内径を持ち、通常はシリンダーに強固に係合し
ているが、内側から圧力が加わると、径方向に僅かに拡
張してシリンダー上にスリーブが着脱できる。そして、
シリンダー内には、圧力ガスをスリーブ内面に供給する
ための通気孔が形成されている。
【0005】この円筒状のブランケットは、前記シート
タイプに比較して、1)印刷機シリンダーにギャップが
なく、回転中に振動の発生がないために、印刷物にショ
ック目がでないので、高速印刷が可能であり、また印刷
物の生産性がよい、2)ブランケットの交換時間が1分
/回と短いうえに、シート状ブランケットのように、張
力の調整が不要で、交換作業が容易であり熟練を必要と
しない、という点で有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
シート状ブランケットを印刷に用いる場合、上記1)〜
3)の問題点がある。この問題点を解消する目的で円筒
状ブランケットが開発されたが、このブランケットには
さらに次のような改善すべき課題が残されている。 1)印刷品質への影響 シート状ブランケットのショック目は,スリーブ化する
ことによって解決されたが、従来の円筒状ブランケット
では、周方向にらせん状に糸を巻き回している。この糸
層の機能は、印刷時に表面印刷ゴム層、および圧縮性層
に加わる回転方向へのせん断変形を防止することにあ
り、支持層ともいう。この支持層は、従来、安定化層と
も呼ばれ前記の機能のみ認識されていた。シート状ブラ
ンケットの布層がこの糸層に相当するが、円筒状ブラン
ケットの場合はブランケット形状が円筒状であることか
ら糸を周方向に巻きまわしているために、印刷物には糸
目に沿って濃淡ができやすく印刷障害が起り易くなる。
すなわち、糸層のピッチ間は拘束力が弱いので、表面ゴ
ムのせん断変形に差が生じこれが印刷ムラの原因にな
る。これを防ぐために糸層の上に設けた表面印刷ゴム層
の厚みを大きくするとバルジ、スラー等の印刷障害が発
生しやすくなる。
【0007】2)圧縮性層のへたり発生 ブランケットを円筒化し、装着機構が変わったので、シ
ート状ブランケットにおけるような張力によるへたりは
発生しない。ところが、円筒状ブランケットの場合は周
方向に圧縮性層上に張力をもって巻き回された糸層が圧
縮性ゴム層を常に押さえ込んでいるため、圧縮性層にへ
たりが生じやすい。 3)ブランケットの生産性の問題 スリーブ状ブランケットは、幅広長尺で製造することが
困難であり、製品1個ずつに複数の積層構造(ベース
層、圧縮層、糸層、表面ゴム層)を作製する必要があ
る。従って、生産性の効率が低い。
【0008】そこで、この発明の目的は、従来の円筒状
ブランケットの問題点を解決し、通常の印刷から高速印
刷まで、幅広い範囲において高品質の印刷物を得ること
ができるとともに、高強度で取り扱いが容易であり、し
かも長寿命で、かつスリーブ等の再利用も容易な、円筒
状印刷用ブランケットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
者らは、上記課題を解決するために、円筒状ブランケッ
トの構造に検討を加えて本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は次の印刷用ブランケットに関する。 1)印刷用ブランケットにおいて、継ぎ目のないスリー
ブの外周に、布層と圧縮性層および表面印刷層を有する
シート状ブランケットを貼付して構成したことを特徴と
する円筒状印刷用ブランケット。 2)接着エラストマー層を介してスリーブ上にらせん状
に巻き回された糸層を介して前記シート状ブランケット
が貼付されている上記1)項記載の円筒状印刷用ブラン
ケット。 3)前記円筒状ブランケットを装着する印刷機のシリン
ダーの直径に対してその直径よりも0.05〜1.0%
小さい直径を有するシリンダーにその径と同じかわずか
に小さい径の締め代を有するスリーブを仮装着し、当該
スリーブに糸がらせん状に巻き回されている上記2)項
記載の円筒状印刷用ブランケット。 4)前記シート状ブランケットのスリーブ上の継ぎ目に
おいて、少なくともその端面は液状物が浸透しないよう
に処理されている上記2)項記載の円筒状印刷用ブラン
ケット。 5)前記処理が液状物不透過の被膜を被覆することによ
りなされている上記4)項記載の円筒状印刷用ブランケ
ット。 6)前記シート状ブランケットを貼付して生じた不連続
溝部分にエラストマーを充填してなる上記2)項記載の
円筒状印刷用ブランケット。 7)前記不連続部分に圧縮性エラストマーを充填してな
る上記6)項記載の円筒状印刷用ブランケット。
【0010】本発明の印刷用ブランケットは、スリーブ
の外周に、少なくとも1枚の布層と表面印刷ゴム層をも
ったシート状ブランケットが貼り付けられて接着固定さ
れており、非連続となっている継ぎ目部分は少なくとも
その端面は液状物が不透過性となるように処理されてい
ることを特徴としている。すなわち、前記従来の円筒状
印刷用ブランケットにおいては表面印刷層の支持層ない
し安定化層としてスパイラルに張力をかけて巻かれてい
た糸層を、本発明においてはこれを除去して布層に換え
ているものである。そして、前記糸層はスリーブ上に巻
き付けることにより、シリンダー上にスリーブを密着保
持しやすくさせ、またスリーブの耐久性を向上させる役
割を担わせている。スリーブ上に、必要に応じて接着剤
層を介して直接糸層を設けることにより、また、シート
状ブランケットを貼付すること等、加工、取り扱いも容
易になる。
【0011】従来の円筒状印刷用ブランケットにおいて
は、スリーブ自体に前記シリンダー上の保持性およびひ
び割れ等の耐久性を期待する考えかたであったが、糸層
の重要な役割を発見することにより本発明を完成するに
至ったものである。そして、本発明の円筒状印刷用ブラ
ンケットは次の効果を有する。 1)印刷品質がよい ブランケットが円筒状化されているので、ショック目は
発生しない。本発明のブランケットは印刷機シリンダー
に装着時するには、版の継ぎ目の位置と本ブランケット
の継ぎ目の位置を合わせて使用する。従来のように表面
印刷ゴム層の直下には糸層ではなく、織布または不織布
が使用され、一般的には平織の布層が形成されているの
で、糸目の凹凸による印刷ムラが発生しない。
【0012】2)へたりの抑制 従来の円筒状ブランケットのように、糸層による圧縮性
層の押さえ込みがなく、へたりが少ない。また、従来の
シート状ブランケットのように装着時に常に張力が加え
られてはいないので、これによってもへたりが少ない。 3)生産性がよい 本発明の印刷用ブランケットは、予め別ラインでシート
状のブランケットを幅広長尺サイズで製造しておき、こ
れを適宜カットして支持体であるスリーブに接着するこ
とにより作製できる。従って、生産効率が極めてよい。
【0013】4)印刷生産性がよい。 従来の円筒状ブランケットに対する技術思想から見る
と、本発明のようにシンプルな構造を有する円筒状ブラ
ンケットが高速印刷に使用可能であるとは予測し得ない
にもかかわらず、スリーブを糸層で保持する構造にする
ことによって意外にも耐久性が高くなることが判明し
た。従来のブランケットに比べて単位ブランケット当た
りの印刷量が多少、少ない場合でも、前記ブランケット
の生産性がよいため、ブランケットの単位価格当たりの
印刷可能量を増加させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の円筒状印刷用ブランケッ
ト1は、スリーブ2と、この周辺上に布層5、圧縮性層
6および表面印刷ゴム層7からなるシート状ブランケッ
ト部材Sを貼リ付けたことを基本構成とする。シート状
ブランケット部材Sは、通常、スリーブ2にらせん上に
巻き回された糸層4を介して貼り付けられる。この印刷
用ブランケットについて、その一実施例を示す図面を参
照しつつ説明する。図1は、本印刷用ブランケットの一
実施例であり、その一部切り欠き斜面図を示す。図2
は、図1に示す印刷用ブランケットの断面図である。 (1)スリーブへの接着層および糸層の設置 [スリーブ2] スリーブは、ブランケット胴軸(シリンダー)の外径と
一致するか、あるいはそれより僅かに小さい径を有し、
通常は、ブランケット胴軸と強固に係合しているが、内
側から圧が加えられた際に、径方向に僅かに拡張して、
ブランケット胴軸に対して着脱できるように形成されて
いる。そして、上記スリーブに内側から圧を加えるべ
く、当該スリーブが装着されるブランケット胴軸内に
は、圧力ガスをスリーブ内面に供給するための通気孔が
形成されている。
【0015】本発明の印刷用ブランケットにおいて、円
筒状スリーブ2としては、継ぎ目のないごく薄い金属材
料からなるものや、あるいはガラス繊維強化プラスチッ
ク等を用いて形成されたもの等、従来公知の種々のスリ
ーブが、いずれも使用可能である。とくにその剛性、強
度および弾性を考慮して、厚み0.15mm程度のニッ
ケル製のスリーブが好適に使用される。 [接着層3a、3b] スリーブ2に糸層4を設ける場合、予め接着処理を施し
接着層3aを形成させる。この接着層3aとしては、た
とえばスリーブ2が金属製である場合、金属ならびに糸
層4の下に設けた接着エラストマー層3bとの接着性に
すぐれた接着剤の層が好適に採用される。
【0016】かかる接着剤としては、とくに金属との接
着にすぐれた接着剤と、エラストマーとの接着性にすぐ
れた接着剤を併用するのが好ましい。より具体的には、
金属との接着性にすぐれた接着剤を、ドクターブレード
やドクターロール等を使用してスリーブ2の表面に塗布
して乾燥させた後、その上に、エラストマー層3bを接
着するのにすぐれた接着剤を同様にして塗布して乾燥さ
せた、2層構造の接着層を構成させる。この接着エラス
トマー層3bは、NBR等の耐油性ポリマーを主成分と
するエラストマーからなる。
【0017】この2層構造の接着層を構成する2種の接
着剤のうち、前者の、金属との接着性にすぐれた接着剤
としては、これに限定されないが、たとえばロードケミ
カル(Lord Chemical)社製の商品名ケム
ロック(Chemlock)205があげられる。さら
に好ましくは、接着層3aは、3a−1、3a−2の2
層からなり、金属との接着性にすぐれた3a−1、エラ
ストマーとの接着にすぐれた3a−2をこの順にニッケ
ルスリーブに積層した後、接着エラストマー層3bを形
成させる。
【0018】この場合、3a−1としてはケムロック2
05、また3a−2としてはケムロック252Xがあげ
られる。上記接着層の厚みはとくに限定されないが、上
記2層構造の接着層の場合、2層の合計の厚みが0.0
2〜0.25mmの範囲内であるのが好ましい。接着層
の厚みが上記範囲未満では、十分な接着強度が得られな
いおそれがあり、逆に上記範囲を超えた場合には、他の
層の機能を妨げるおそれがある。
【0019】[糸層4]前記の接着層を施されたスリー
ブ2には、通常、糸層4(スレッドワインディング)を
設けておくことが好ましい。このスレッドワインディン
グは、スリーブ2をシリンダーに挿入して一定の張力を
かけて巻き回していくが、このシリンダーの直径は、こ
のブランケットを装着しようとする印刷機のシリンダー
よりも小さめにしておくこと、すなわち締め代を有する
ことが好ましい。この締め代は通常0.05〜1.0%
であり、好ましくは0.3〜0.7%である。ブランケ
ット1は、このように締め代を設けることと、直径およ
び材質が均一なスリーブを用いることにより、印刷機シ
リンダー上で滑らないように取り付けることができる。
この方法は、例えば特開平10−58853号公報には
スリーブ上の突き合わせ部位と圧縮性層に設けられた突
き合わせ部位とを突き合わせる方法では寸法等の精度上
の問題からすべりが生ずることを避け難いのに比べて有
利である。
【0020】糸材としては、らせん状に巻き回しする際
の作業のしやすさ、接着層3bに対するなじみの良さ、
引張強さ等を考慮して選択されるが、通常、木綿糸、ポ
リエステル糸、レーヨン糸等が好適に使用される。糸材
の直径は、一般に0.1〜0.8mm程度が好ましい。
糸材の直径が上記範囲未満では、らせん状に巻きつける
作業が困難となるおそれがあり、逆に上記範囲を超えた
場合には、ブランケット1本当たりの糸の巻き数(打ち
込み本数)が少なくなり、すべりを防止する効果が乏し
くなる。糸材の直径は、上記範囲内でもとくに、0.1
5〜0.60mmであるのが好ましく、0.20〜0.
40mmであるのがさらに好ましい。
【0021】上記糸材をらせん状に巻き回しする際の、
隣り合う糸材同士の間隔についてはとくに限定されない
が、その間隔は0.05mm以下であるのが好ましく、
隣り合う糸材同士がほぼ隙間なく接するように巻き回し
するのがより好ましい。糸材をらせん状に巻き回しする
際の、隣り合う糸材同士の間隔が上記範囲を超えた場合
には、糸材の間隔がまばらになって、シート状ブランケ
ット(S)の布層5との接着面が不均一になりやすい。
糸材をらせん状に巻き回しする際の張力は、たとえば糸
材が木綿糸の場合、100〜800gであるのが好まし
い。張力が上記範囲未満の場合、製造上、糸同士が重な
るためスレッドワインディングが困難になりやすい。ま
た糸を重なることなく巻けたとしても、すべりを防止す
る効果が乏しくなる。一方、張力が上記範囲を越えた場
合、製造時、ブランケットを製造するための仮装着シリ
ンダー上で、糸巻き後、ブランケットが極めて強固に固
着され、シリンダーから抜き取ることが困難になる。
【0022】なお、糸材をらせん状に巻回する際の張力
は、上記範囲内でもとくに、200〜700gであるの
が好ましく、300〜500gであるのがさらに好まし
い。前記の接着層3bおよび3cと糸層4は、一体とな
って形成される。 (2)シート状ブランケット部材S 本発明におけるシート状ブランケット部材Sは、布層5
a、圧縮性層6、布層5bおよび表面印刷ゴム層7から
構成されるものであり、通常、この順序に積層するのが
好ましい実施態様である。シート状ブランケット部材S
は、その布層5(5a)と前記糸層4を接着することに
よってスリーブ外周上に貼付され、圧縮性層6と表面印
刷ゴム層7との間に、布層5(5b)を設けているが、
この布層5(5b)は省略することもできる。
【0023】[布層5a/5b]布層5のうち5aは、
基布を1枚以上、通常は2〜4枚を接着層に積層したも
のである。図2においては、接着層3dおよび3eによ
り基布3枚を積層した例が示されている。この布層の厚
さは、通常0.1〜1.5mm程度である。また、圧縮
性層6と表面印刷ゴム層7との間の布層5bの厚さは、
通常、0.1〜0.5mm程度である。
【0024】前記基布としては、例えば綿、ポリエステ
ル、レーヨン等の織布が使用される。含浸させるゴム材
としては、例えばアクリロニトリル−ブタジェン共重合
ゴム(NBR)やクロロプレンゴム(CR)等があげら
れる。これらのゴム材は所定量の架橋剤、架橋促進剤お
よび要すれば増粘剤等を含有する。前記ゴム材は、ブレ
ードコーティング法等の適当な塗布手段により織布にコ
ーティングされる。 [圧縮性層6]上記布層5aの上に、接着層(図2の例
では接着層3f)を介して形成される圧縮性層6は、振
動吸収性にすぐれた多孔質状に形成される。多孔質の構
造には、層内の空隙が連通した連続気孔構造と、上記空
隙がそれぞれ独立した独立気孔構造とがある。
【0025】かかる圧縮性層6の、空隙の割合を示す空
隙率は、本発明においてはとくに限定されないが、30
〜60%であるのが好ましい。圧縮性層6の空隙率が上
記範囲未満では、当該圧縮性層6が、十分な衝撃吸収性
を発現しなくなるおそれがあり、逆に空隙率が上記範囲
を超えた場合には、圧縮性層6の強度が低下して、前述
したへたり等を生じやすくなり、印刷用ブランケット1
の寿命が短くなるおそれがある。
【0026】なお、圧縮性層6の空隙率は、上記範囲内
でもとくに、35〜55%であるのが好ましく、35〜
45%であるのがさらに好ましい。上記圧縮性層6を構
成するエラストマーとしては、耐油性にすぐれたものが
好適に使用され、その具体例としては、種々の合成ゴム
や熱可塑性エラストマーがあげられるが、とくに振動や
衝撃荷重を吸収する効果に優れ振動に対して高減衰性を
有するエラストマーが好ましい。また上記エラストマー
は、印刷インキ等に対する耐性を考慮すると、耐油性に
優れていることが好ましい。かかるエラストマーの具体
例としては、例えばアクリロニトリル−ブタジェン共重
合ゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ウレタ
ンゴム(U)等の合成ゴムがあげられる。
【0027】圧縮性層6の厚みは、0.15〜0.6m
mであるのが好ましい。圧縮性層6の厚みが上記範囲未
満では、当該圧縮性層6による、版胴が圧接された際の
圧力を吸収する作用が低下して、印刷用ブランケット1
の表面が、版胴の圧接によって大きく変形する、いわゆ
るバルジを生じやすくなり、その結果、周長変化率が大
きくなるため、印刷画像が不鮮明化して、印刷品質が悪
化するおそれがある。一方、圧縮性層6の厚みが上記範
囲を超えた場合には、印刷用ブランケット1の、版胴や
紙等への圧接力が低下するため、印刷画像のべた部分に
おけるインキののりが悪くなる、いわゆるべた着肉性の
低下によって、上記べた部にかすれ等が発生するおそれ
がある。また印刷時には、印刷用ブランケット1の回転
方向下流側へ、当該ブランケットを構成する各層がずれ
を起こしやすくなり、その結果、印刷時にインキの転写
ずれ等が発生するおそれがある。さらに、圧縮性層6の
強度が低下して、前述したへたり等を生じやすくなり、
印刷用ブランケット1の寿命が短くなるおそれもある。
【0028】なお圧縮性層6の厚みは、上記範囲内でも
とくに0.2〜0.5mmの範囲内であるのが好まし
く、0.3〜0.4mmの範囲内であるのがさらに好ま
しい。連続気孔構造を有する圧縮性層6の場合は液体可
溶性物質を用いるいわゆるリーチング法が適用され、独
立気泡構造の圧縮性層を形成する場合は未発泡または発
泡済みのマイクロバルーンを用いて形成される。連続気
孔構造の場合は、具体的にはまず、未加硫ゴムに、前述
した各種添加剤と、食塩等の水溶性粉体とを添加したゴ
ム糊を、接着層3bを形成した布層5aの表面に、ドク
ターブレードやドクターロール等を使用して所定の厚み
に塗布(糊引き)した後、加圧、加熱して加硫させて、
加硫ゴム層を形成する。
【0029】加硫ゴム層は、上記各成分を含む未加硫コ
ンパウンドからなるシートを、接着層3bを形成した布
層5aの表面に貼りつけ、加熱して加硫させることでも
形成できる。この加硫ゴム層まで形成された段階の印刷
用ブランケット1を、60〜100℃程度の温水中に、
6〜10時間程度浸漬して、水溶性粉体を溶出、除去さ
せた後、十分に乾燥させて水分を除去すると、水溶性粉
体の跡が連続気孔構造となった、多孔質の圧縮性層6が
形成される。
【0030】このリーチング法で形成される圧縮性層6
の空隙率は、以上の説明からわかるように、ゴム糊や未
加硫コンパウンドへの、水溶性粉体の添加量によって決
まる。つまり水溶性粉体を多量に配合すれば、空隙率が
増加し、配合量を少量にすれば、空隙率が減少する。よ
って、目的とする空隙率に合わせた量の水溶性粉体を、
ゴム糊や未加硫コンパウンドに添加すればよい。独立気
孔構造の圧縮性層6を形成する場合は、上記ゴム糊や未
加硫コンパウンドに中空マイクロバルーンを配合して加
硫する方法が好適に採用される。また、発泡剤を添加し
て、加硫と同時に発泡させることもできる。
【0031】[表面印刷ゴム層7]表面印刷ゴム層7を
構成するエラストマーとしては、振動や衝撃荷重を吸収
する効果にすぐれた、振動に対して高減衰性を有すると
ともに、耐油性にすぐれたものが好適に使用され、その
具体例としては、前記圧縮性層6において例示したもの
と同じ合成ゴムがあげられる。また、多硫化ゴムや水素
添加NBR等を使用することもできる。
【0032】表面印刷層7の厚みは、0.1〜0.4m
mであるのが好ましい。表面印刷層7の厚みが上記範囲
未満では、べた着肉性の低下によって、べた部にかすれ
等が発生するおそれがある。また逆に、表面印刷ゴム層
7の厚みが上記範囲を超えた場合には、印刷時に、印刷
用ブランケットの回転方向下流側への、表面印刷ゴム層
7のずれが大きくなり、その分だけ周長変化率が大きく
なるため、印刷画像が不鮮明化して、印刷品質が悪化す
るおそれがある。
【0033】なお表面印刷ゴム層7の厚みは、上記範囲
内でもとくに、0.1〜0.3mmであるのが好まし
く、0.15〜0.3mmであるのがさらに好ましい。
表面印刷ゴム層7を、前記合成ゴムによって形成する場
合には、まず、未加硫ゴムに、前述した各種添加剤を添
加したゴム糊を、圧縮性層または圧縮性層に設けた布層
5bの表面に(図2は、布層5bを設けた例を示す)、
ドクターブレードやドクターロール等を使用して所定の
厚みに塗布(糊引き)した後、加圧、加熱して加硫させ
ればよい。
【0034】上記のようにして形成された表面印刷ゴム
層7の表面は研磨により所定の表面粗さならびに所定の
厚みに仕上げるのが好ましい。表面印刷ゴム層7の表面
粗さは、印刷精度と密接に係わっているので、とくに厳
密に仕上げる必要がある。その表面粗さの具体的な範囲
は、とくに限定されないが、10点平均粗さ(Rz)で
表して、1〜10μmの範囲内であるのが好ましい。ま
た表面粗さは、上記範囲内でもとくに、10点平均粗さ
(Rz)で表して、2〜8μmの範囲内であるのが好ま
しく、3〜6μmの範囲内であるのがさらに好ましい。
【0035】[接着層3f、3h]圧縮層6と布層5a
の間に設けられる接着層3f、および布層5bと表面印
刷ゴム層7の間に設けられる接着層3hはいずれも、エ
ラストマーであることが好ましく、とりわけ前述した耐
油性にすぐれた合成ゴムにより形成されることが好まし
い。このうち接着層3fは、上記合成ゴムの未加硫ゴム
を含むゴム糊を、ドクターブレードやドクターロール等
を使用して、布層5aの表面に塗布した後、その上に形
成される圧縮性層6の加硫時に同時に加硫することで形
成される。
【0036】上記各接着層3f、3hの厚みはとくに限
定されないが、0.01〜0.1mmの範囲内であるの
が好ましい。各接着層の厚みが上記範囲未満では、十分
な接着強度が得られないおそれがあり、逆に上記範囲を
超えた場合には、他の層の機能を妨げるおそれがある。 [継ぎ目8]本発明において、上記のように構成される
シート状ブランケット部材Sがスリーブ2の糸層4を介
して貼付される。通常の場合、このシート状ブランケッ
トは表面印刷ゴム層まで加硫済みのものを用いる。その
結果、図2に示すように、シートブランケットの両端部
は継ぎ目8を介して接続される。この継ぎ目8は、通常
は、上部の長さが0.5〜2mm程度のギャップとして
構成される。
【0037】この不連続部分の端部は、インキ等の液体
の浸透を防止するため、少なくとも液体が浸透しないよ
うに処理する必要がある。例えばシリコン樹脂、フッソ
樹脂等を液状で塗布し、含浸させてから乾燥し、要すれ
ば加熱することにより不浸透性とする処理を行う。ある
いは、液体不浸透性の材料、例えばゴム、熱可塑性樹脂
等で被覆することができる。また、より好ましくは、非
圧縮性または圧縮性のエラストマー9を充填して、洗浄
液、インキ等の侵入を防止することができる。このエラ
ストマーとしては、前記3b、3f、3hと同様のエラ
ストマーを用いる。この場合一般に、シートの継ぎ目に
充填されたエラストマー9はシート状ブランケットを貼
付け接着加硫されると同時に加硫される。
【0038】圧縮性エラストマーを作製する手段として
は、接着層3b、3f、3hと同様のエラストマー配合
物中に未発泡マイクロバルーンを含有させまたは発泡済
みマイクロバルーンを添加して加硫させることができ
る。発泡剤を使用して、加硫時に発泡させて、圧縮性と
することもできる。これらのなかでは、ガスの発生によ
ってシート状ブランケットの接着層に悪影響を及ぼさな
いという観点から、発泡済みマイクロバルーンの使用が
より好ましい。また、抽出法により、連続気泡形態の圧
縮性エラストマーとしてもよい。継ぎ目部分について
は、充填されていない場合よりも充填されている方が好
ましい。充填されるエラストマーについては、非圧縮性
よりも圧縮性の方が好ましく、貼り付けたシートブラン
ケットと同程度以下の圧縮性であることが好ましい。空
隙率は、20〜60%でよいが、さらに好ましくは30
〜50%である。空隙率が高すぎると、ゴム自体の強度
が弱くなり、印刷回転時に受けるせん断変形により破壊
が起りやすく、ブランケットの寿命が短くなる。圧縮性
にした場合、特に高速印刷時でも耐久性がよく維持さ
れ、印刷時に受けるさまざまな変形に対して追従性がよ
く、破壊が起りにくい。
【0039】本発明において、未加硫ゴムに添加される
添加剤としては、たとえば充填剤、可塑剤、老化防止
剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤
(加硫調整剤)等があげられる。これら添加剤の添加量
は、従来と同程度でよい。具体的には、未加硫ゴム10
0重量部に対して、カーボンブラック等の充填剤は30
〜100重量部、ステアリン酸等の可塑剤は0.5〜
1.5重量部、老化防止剤は1〜4重量部、硫黄等の加
硫剤は合計で0.5〜3重量部、加硫促進剤は0.5〜
3重量部(2種以上併用する場合はそれぞれを0.5〜
3重量部)、酸化亜鉛等の加硫促進助剤は3.0〜5.
0重量部、加硫遅延剤は0〜0.5重量部程度添加する
のが好ましい。
【0040】[製造工程]本発明の円筒状印刷用ブラン
ケットの製造工程例を下記の表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】この表に示されるように、スリーブ受け入
れとその接着前処理の工程と、シート状ブランケット部
材を作製する工程とを別個に実施した後、該シート状ブ
ランケット部材をスリーブに貼り付ける工程に付するこ
とができる。本発明におけるシート状ブランケットは、
布層5a、圧縮層6および表面印刷ゴム層7から構成さ
れるものであり、通常は圧縮性層6と表面印刷ゴム層7
は布層5bを介して積層される。
【0043】シート状ブランケットを公知の製法により
別工程で長尺で作製してから、所定寸法にカットし、ス
リーブ外周面に貼りつけることにより主として作製され
る。場合によっては各部材を順次積層することにより製
造することもできる。一方、従来のギャップレスの印刷
用ブランケットは、下記の表2に示すような工程によっ
て製造される。
【0044】
【表2】
【0045】両製造工程を比較すれば明らかなように、
本発明の印刷用ブランケット1はシート状ブランケット
部材を別工程により例えば予め作製しプールしておくこ
ともできるので、生産効率を高めることができる。これ
に対して、従来のギャップレス印刷用ブランケットは、
スリーブの受け入れ以降、製品の完成までが一貫工程と
ならざるを得ず、作業日程の硬直化を招き、生産効率を
高めることが困難である。
【0046】以上のように、この発明の印刷用ブランケ
ットは、円筒状のスリーブの外周面に、シート状ブラン
ケットを貼り付けて構成される。その印刷性能と耐久性
が非常に高く、また通常の印刷から高速印刷まで、幅広
い範囲において高品質の印刷ができる。さらに、本印刷
用ブランケットは生産性も高く製造コストを低減化で
き、印刷機への取り付け作業等も容易である。
【0047】
【実施例】以下に比較例および実施例をあげて本発明を
さらに具体的に説明する。 実施例1 <スリーブ2と接着層の作製>内径169.5mm、長
さ910mm、厚み0.15mmのニッケル製のスリー
ブ2(太洋工業(株)製)を、前述したブランケット胴
軸と同様の、圧力ガスによるスリーブの着脱機構を有す
る加硫用マンドレルに装着し、その外周面に、まず前述
したロードケミカル社製のケムロック205を塗布して
乾燥させ、ついで、ケムロック252Xを塗布して乾燥
させて、接着層3a(ケムロック205と252Xとの
積層体、厚み0.02mm)および3b(下記表3の組
成の接着層ゴム0.01mmをケムロック252X上に
回転体糊引機にて糊引きし形成した)からなる2層構造
の接着層を形成した。 <長尺のシート状ブランケットSの作製> (工程A:布層5bと圧縮性層6との接着)布層(5
b)となる基布(材質:綿、幅910mm、厚さ0.2
3mm、長さ25m)の表面に、接着層3gを形成させ
るために、下記の表3の配合組成を有する合成ゴムの未
加硫ゴムを含むゴム糊をドクターブレードにより糊引き
した後、1時間、自然乾燥した。
【0048】
【表3】
【0049】上記の接着層3g上に、下記表4の配合組
成からなる圧縮性ゴム層用の未加硫ゴム糊をドクターブ
レードにより糊引きし、12時間、自然乾燥させた後、
圧縮性層6を形成させた。この長尺シートをドラム(φ
500mm)に巻取り、加硫缶(1000×2000m
m、KANSAI ROLL社製)にて、140℃、3
kg/cm2 、90分の条件で加硫した。
【0050】
【表4】
【0051】次に、70℃の温水に12時間浸漬して食
塩を溶出、除去し、その後オーブンにて100℃、60
分間、加熱乾燥させた後、その表面を長尺シート研磨機
[住友ゴム工業(株)製]で研磨して、厚み0.3mm
(寸法公差±0.01mm以内)、空隙率35%の、連
続気孔構造を有する多孔性の圧縮性層6を形成した。か
くして、布層5b(0.23mm)と圧縮性層6(0.
30)を接着層3g(厚み0.01mm)を介して接着
させたシート状部材を得た。
【0052】(工程B:複数布層5aの接着)工程Aに
おけると同様の基布(但し、厚み:0.30mm)を3
枚用意した。1枚目の基布上に、上記表3の接着層用ゴ
ム糊をドクターブレードにより糊引きした後、1時間、
自然乾燥して、接着層3eを有する1枚目の布層5aを
作製した。このシートに2枚目の基布を、接着層3eを
介して張り合わせ、さらに3枚目の基布を、接着層3d
を介して張り合わせた。かくして、布層5a×3のシー
ト状部材を作製した。
【0053】(工程C:シート状部材の接着)工程Aで
得たシート状部材の圧縮性層側に前記表3の接着剤をド
クターブレードにより0.01mmの厚さに糊引きした
後、1時間、自然乾燥し、その上に、工程Bで得た布層
5aの積層体を張り合わせて、両シート状部材を接着さ
せた。 (工程D:表面印刷層の形成〉工程Cで合体させたシー
ト状部材の布層5b側に、前記表3の接着層用ゴム糊
を、前出のドクターブレードにて塗布して30分間、自
然乾燥させて接着層3h(厚み0.01mm)を形成し
た。
【0054】次に、この接着層3hの上に、下記表5の
成分からなる表面印刷層用ゴム糊をドクターブレードに
て糊引きし、12時間自然乾燥させた後、この長尺シー
トをドラム(φ500mm)に巻き取り、加硫缶にて、
140℃、3kg/cm2、90分の条件で加硫させ
た。加硫後の長尺シートの表面を長尺シート研磨機[住
友ゴム工業(株)製]にてバフ(研石)し、シートの厚
みが2.00mmになるように調整した。
【0055】かくして、布層、圧縮性層および表面印刷
層を有するシート状ブランケット部材Sを得た。
【0056】
【表5】
【0057】<スリーブへのシート状ブランケット貼付
>上記で得た長尺シート状ブランケット部材を、前記の
スリーブ2の外周に合わせて切断し、貼付した。ここ
で、切断されたシートは、スリーブ外周上の継ぎ目部分
において、約1mmの継ぎ目8aを有するように貼付し
た。<継ぎ目部分の充填>シート状ブランケットを貼付
した後、継ぎ目8に前記表3の接着層用ゴム糊にマイク
ロバルーンを混合したゴム糊(表3のゴム糊:マイクロ
バルーン=100:10の重量比)を充填し、前出の加
硫缶にて、140℃、3kg/cm2、90分の条件で
加硫させた。その後、その表面を、前出の円筒研削機に
よって研磨して、全体として均一化された、厚み0.2
5mm(寸法公差±0.01mm以内)、10点平均粗
さRz=3〜5μmの表面印刷層を形成させた。
【0058】かくして、継ぎ目のないスリーブの外周
に、布層、圧縮性層および表面印刷層を有するシート状
ブランケットを貼付してなる本発明の円筒状印刷用ブラ
ンケットを得た。 実施例2〜25 実施例1において、スリーブ2に接着層3bを形成させ
た後、スリーブ上に、所定の直径を有する木綿糸を、所
定の張力をかけながららせん状に巻き回した。
【0059】このとき、隣り合う線材同士の間隔は0.
05mm以下となるようにした。また木綿糸の巻回に
は、円筒体成形機(住友ゴム工業(株)製)を用いた。
一方、印刷機用シリンダーよりも小さめの直径を有する
シリンダー、すなわち所定の締め代を有するシリンダー
を用意し、これに上記の接着層3bを形成させスリーブ
を仮装着した後、所定の張力で上記の方法に従って糸層
を形成した。上記の操作において、糸の張力、締め代、
糸径は表6のような条件でそれぞれ行った。
【0060】次に、巻回した木綿糸の表面に回転体糊引
機にて、表3の組成のゴム糊3cを糊引きした。上記の
ように作製されたスリーブを用いた以外は、実施例1と
同様の工程により、実施例2〜25の各円筒状印刷用ブ
ランケットを得た。
【0061】
【表6】
【0062】実施例26 実施例1と同様にスリーブ(糸層なし)にシート状ブラ
ンケット貼付したあと、継ぎ目には表3の成分からなる
非圧縮性エラストマー(空隙率0%)を充填して円筒状
印刷用ブランケットを作製した。 実施例27 実施例26において、糸層を形成したスリーブを用いた
以外は、同様の手順により円筒状印刷用ブランケットを
作製した。 実施例28 実施例26において、シート状ブランケットの継ぎ目部
分に充填物を充填しなかったこと以外は、同様の手順に
より円筒状印刷用ブランケットを作製した。 実施例29 実施例27において、シート状ブランケットの継ぎ目部
分に充填物を充填しなかったこと以外は、同様の手順に
より円筒状印刷用ブランケットを作製した。 実施例30〜35 実施例2において、継ぎ目に充填した圧縮性エラストマ
ーの空隙率がそれぞれ10%、20%、30%、50
%、60%または70%であるものを用いた以外は、同
様の手順により各円筒状印刷用ブランケットを作製し
た。 比較例1 表面印刷ゴム層(0.45mm)、基布層(0.25m
m)、圧縮性層(0.30mm)および基布層(0.3
0mm、3枚)をこの順序で積層させたシート状ブラン
ケットを作製した。このときの原材料は、実施例1にお
けると同様のものを用いた。このようにして得られたシ
ートを印刷機のシリンダーに巻き付けて、その両端に備
えた金具をシリンダーに設けた溝(ギャップ)にはめ込
み、シリンダー内に設けた巻き込み機構によって、両端
金具を引っ張り、ブランケットに張力をかけて、シリン
ダー上に固定した。 比較例2 特開平8−216548号公報の実施例3の方法によ
り、スリーブ(0.15mm)にベース層(1.25m
m)、圧縮性層(0.3mm)、糸層(0.3mm)お
よび表面印刷層(0.2mm)を順次形成させることに
より、印刷用ブランケットを作製した。ここで、各層の
形成には、実施例1におけると同様の原材料を用いた。
【0063】なお、ベース層の作製には、下記の表7に
示すコンパウンドを用いた。
【0064】
【表7】
【0065】<評価試験> へたり量測定 各実施例、比較例の印刷用ブランケットについて、特開
平8−216548号公報に記載の方法に従って、その
へたり量(mm)を測定し、その結果から、実施例、比
較例の印刷用ブランケットの耐久性を評価した。いうま
でもなく、へたり量が小さいほど、印刷用ブランケット
の耐久性は良好である。
【0066】具体的には、ドラム7の印刷用ブランケッ
トBへの押し込み量0.15mm、駆動軸5の回転速度
1300rpmの条件で、100時間、連続回転させた
後、ブランケットの厚みの減少量(mm)を測定して、
へたり量とした。 印刷試験 ギャップレス印刷機を用いて、版胴のブランケット胴へ
の押し込み量0.15mmで、表9の示す各回転速度で
印刷試験を行った。 すべり量 表6に示したように、上記へたり量測定に用いたと同様
の試験機を利用して、押し込み量;0.15mm、回転
速度;1300rpmの条件で50万回転、連続回転さ
せた後、すべり量を測定した。すなわち、回転前にブラ
ンケットシリンダーに設けた基準線をブランケットの継
ぎ目を位置合わせし、50万回転終了後に継ぎ目とシリ
ンダー基準線のズレ量を測定した。 <構造および特性の比較>上記の比較例1および2、実
施例1と実施例2、26〜35の印刷用ブランケットに
ついて、構造および特性を比較して表8および表9に示
す。
【0067】表8において、従来の円筒状ブランケット
である比較例2は圧縮性層の上、印刷層の下に張力をか
けて巻いた糸層があり圧縮層以下の層にテンションがか
かっているため、クリープ等により上層の沈み込みが早
い。これに比べて本発明の円筒状ブランケットは圧縮性
層等へのテンションはかからないので、早期のへたりは
ない。この関係を図式的に示すと、図3のとおりとな
る。
【0068】
【表8】
【0069】
【表9】
【0070】表9における符号、用語は以下の意味を示
す。 *:従来のシートブランケット ** :ギャップレス型 剥離 :貼付したシート状ブランケットが剥離したこと
を示す。 圧縮性:充填物が圧縮性エラストマーであることを示
す。 非圧縮性:充填物が非圧縮性エラストマーであることを
示す。
【0071】○:比較例2に比べてよいことを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本印刷用ブランケットの一実施例であり、その
一部切り欠き斜面図を示す。
【図2】図1に示す印刷用ブランケットの断面図であ
る。
【図3】本発明の印刷用ブランケットと従来のギャップ
レス印刷用ブランケットについて、印刷量とへたりの関
係を模式的に比較したグラフである。
【符号の説明】
1: 印刷用ブランケット 2: スリーブ 3a〜3h: 接着層 4: 糸層 5a,5b: 布層 6: 圧縮性層 7: 表面印刷ゴム層 8: 継ぎ目 9: 充填エラストマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴野 誠二 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9 号 住友ゴム工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−58853(JP,A) 特開 平6−48063(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41N 10/00 - 10/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷用ブランケットにおいて、継ぎ目のな
    いスリーブの外周に、布層と圧縮性層および表面印刷層
    を有するシート状ブランケットを貼付して構成したこと
    を特徴とする円筒状印刷用ブランケット。
  2. 【請求項2】接着エラストマー層を介してスリーブ上に
    らせん状に巻き回された糸層を介して前記シート状ブラ
    ンケットが貼付されている請求項1記載の円筒状印刷用
    ブランケット。
  3. 【請求項3】前記円筒状ブランケットを装着する印刷機
    のシリンダーの直径に対してその直径よりも0.05〜
    1.0%小さい直径のシリンダーにその径と同じかわず
    かに小さい径の締め代を有するスリーブを仮装着し、
    該スリーブに糸がらせん状に巻き回されている請求項2
    記載の円筒状印刷用ブランケット。
  4. 【請求項4】前記シート状ブランケットのスリーブ上の
    継ぎ目において、少なくともその端面は液状物が浸透し
    ないように処理されている請求項2記載の円筒状印刷用
    ブランケット。
  5. 【請求項5】前記処理が液状物不透過の被膜を被覆する
    ことによりなされている請求項4記載の円筒状印刷用ブ
    ランケット。
  6. 【請求項6】前記シート状ブランケットを貼付して生じ
    た不連続溝部分にエラストマーを充填してなる請求項2
    記載の円筒状印刷用ブランケット。
  7. 【請求項7】前記不連続部分に圧縮性エラストマーを充
    填してなる請求項6記載の円筒状印刷用ブランケット。
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