JP3467416B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP3467416B2
JP3467416B2 JP34614998A JP34614998A JP3467416B2 JP 3467416 B2 JP3467416 B2 JP 3467416B2 JP 34614998 A JP34614998 A JP 34614998A JP 34614998 A JP34614998 A JP 34614998A JP 3467416 B2 JP3467416 B2 JP 3467416B2
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
及びその製造方法に係り、より詳しくは、SRAM(Sta
tic Random Access Memory)からなる半導体記憶装置及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(大規模集積回路)の代表として
知られているメモリは、SRAMとDRAM(Dynamic R
andom Access Memory)とに分類される。これらのメモリ
はほとんどが、集積度の点で優れているMOS(Metal O
xide Semiconductor)トランジスタによって構成されて
いる。SRAMはDRAMに比較して動作が速いという
利点を備えているので、特に高速動作が要求されるキャ
ッシュメモリ等の用途に広く適用されている。
【0003】SRAMは、基本的にフリップフロップ回
路によって構成されている。このフリップフロップ回路
は、一対の駆動用MOSトランジスタを用いて互いの入
力電極と出力電極とを接続するとともに、各出力電極に
負荷素子(プルアップ素子)を接続したものである。そ
して、SRAMはそのフリップフロップ回路の負荷素子
としてMOSトランジスタを用いたCMOS(Complemen
tary Metal Oxide Semiconductor)型(図28参照)
と、同負荷素子として多結晶シリコン等の高抵抗薄膜を
用いた高抵抗負荷型(図29参照)とに大別され、一対
の出力電極に各々アドレス選択用MOSトランジスタを
接続することにより、1個のメモリセルが構成される。
なお、図28及び図29において、符号51、52はN
型MOSトランジスタからなる駆動用MOSトランジス
タ、符号53、54はP型MOSトランジスタからなる
負荷素子、符号55、56は高抵抗薄膜からなる負荷素
子、符号57、58はN型MOSトランジスタからなる
アドレス選択用MOSトランジスタを示している。
【0004】ここで、CMOS型SRAMは6個のMO
Sトランジスタで1個のメモリセルが構成されるので、
半導体基板内における1個のメモリセルの占有面積が大
きくなる欠点がある。この点で、高抵抗負荷型SRAM
は4個のMOSトランジスタで1個のメモリセルを構成
し、その高抵抗薄膜はMOSトランジスタの上部位置に
形成することができるので、セル面積の縮小を図ること
ができる。
【0005】ところで、高抵抗負荷型SRAMでセル面
積の縮小を図る場合は、ポリシリコン等からなる高抵抗
負荷素子を用いたメモリセルを限られたスペースに積層
構造で形成しなければならないので、メモリセル構造が
複雑になるのが避けられず、このため製造工程が増加す
ることになる。
【0006】図30は、そのような不都合を解消するた
めになされたSRAMのメモリセルを示すもので、特開
平7−302847号公報に開示されている構成を示す
ものである。同メモリセルは、N型MOSトランジスタ
からなる一対の駆動用MOSトランジスタ61、62
と、P型MOSトランジスタからなる一対のアドレス選
択用MOSトランジスタ63、64とから構成されて、
駆動用MOSトランジスタ61、62の出力ノード61
a、62aには負荷が接続されていない構成になってい
る。なお、65a、65bはビットライン、66はワー
ドライン、67は電源(Vcc)、68、69はパスト
ランジスタである。同メモリセルによれば、駆動用MO
Sトランジスタ61、62の出力ノード61a、62a
に通常接続される負荷素子を不要にしたことにより、メ
モリセル構造が複雑になるのを避けることができるの
で、製造工程の削減を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来のSRAMは、動作させる場合に中間電位
を必要としているので、電源電位(Vcc)と接地電位
(Vss)とに加えて3種類の電位が必要になるという
問題がある。すなわち、同公報のSRAMでは負荷素子
を不要にしたことにより、メモリセルに記憶されている
データを保持するために、待機時にアドレス選択用MO
Sトランジスタ63、64を負荷素子として動作させる
ようにして同MOSトランジスタ63、64に副しきい
電圧値(サブスレショルド)電流を流して、電荷消失を
補償するようにしているが、このサブスレショルド電流
を流すために同MOSトランジスタ63、64のゲート
に中間電位を与えている。
【0008】このように、本来必要な電源電位と接地電
位との2種類の電位以外に第3の電位となる中間電位を
設定することは、新たな電源回路の構成が必要になるの
で、SRAMの周辺回路を複雑にさせることになる。ま
た、中間電位を発生させる回路は一般的に待機時の消費
電流(スタンバイ電流)を増加させるという欠点もあ
る。
【0009】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、負荷素子を不要にしても電源構成を複雑にする
ことも、スタンバイ電流を増加させることもなく、メモ
リセルのデータを保持する半導体記憶装置及びその製造
方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、一方の入力電極と他方の出
力電極、及び一方の出力電極と他方の入力電極が、互い
に接続された、ともに第1導電型からなる一対の駆動用
MISトランジスタと、これら一対の駆動用MISトラ
ンジスタの上記各出力電極と対応するビットラインとの
間に介挿されるとともに、各入力電極が共通のワードラ
インに接続された、ともに第2導電型からなる一対のア
ドレス選択用MISトランジスタとが、第2導電型の半
導体基板内に形成されている半導体記憶装置であって、
上記各駆動用第1導電型のMISトランジスタのしきい
電圧値が、上記各アドレス選択用MISトランジスタの
それよりも0.1〜0.5V大きくなるように設定され
おりさらに、しきい電圧値が略等しく設定された第
1導電型及び第2導電型のMISトランジスタを含んだ
周辺回路を備えることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、一方の入力電極と
他方の出力電極、及び一方の出力電極と他方の入力電極
が、互いに接続された、ともに第1導電型からなる一対
の駆動用MISトランジスタと、これら一対の駆動用M
ISトランジスタの前記各出力電極と対応するビットラ
インとの間に介挿されるとともに、各入力電極が共通の
ワードラインに接続された、ともに第2導電型からなる
一対のアドレス選択用MISトランジスタとが、第2導
電型の半導体基板内に形成されている半導体記憶装置で
あって、前記各駆動用第1導電型のMISトランジスタ
のしきい電圧値が、前記各アドレス選択用MISトラン
ジスタのそれよりも0.1〜0.5V大きくなるように
設定されておりかつ、前記一対の駆動用MISトラン
ジスタ及び前記アドレス選択用MISトランジスタは、
それぞれを流れる電流の方向が略直交するように配置さ
れていることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体記憶装置に係り、上記第1導電型がN導電型
からなる一方、上記第2導電型がP導電型からなる構成
では、記憶保持時には、上記アドレス選択用のMISト
ランジスタのゲート電極には電源電位が与えられること
を特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体記憶装置に係り、上記駆動用の一対のN型のMIS
トランジスタのチャネル幅が、上記アドレス選択用の一
対のP型のMISトランジスタのそれよりも0.7〜
2.0倍大きくなるように設定されていることを特徴と
している。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体記憶装置に係り、上記第1導電型がP導電型
からなる一方、上記第2導電型がN導電型からなる構成
では、記憶保持時、上記アドレス選択用のMISトラン
ジスタのゲート電極には接地電位が与えられることを特
徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1に記載の半導体記憶装置に係り、しきい電圧
値が略等しく設定された第1導電型及び第2導電型のM
ISトランジスタを含んだ周辺回路が形成されているこ
とを特徴としている。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体記憶装置に係り、上記一対の駆動用MISトランジ
スタのしきい電圧値が、上記周辺回路の同一導電型のM
ISトランジスタのそれよりも大きく設定されているこ
とを特徴としている。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれか1に記載の半導体記憶装置に係り、上記一対の
駆動用MISトランジスタ及びアドレス選択用MISト
ランジスタは、それぞれを流れる電流の方向が略直交す
るように配置されていることを特徴としている。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8の
いずれか1に記載の半導体記憶装置に係り、上記一対の
駆動用MISトランジスタ及びアドレス選択用MISト
ランジスタを構成する活性領域の形状が略長方形である
ことを特徴としている。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
半導体記憶装置に係り、上記一対の駆動用MISトラン
ジスタを構成する活性領域がそれぞれ一直線状に配置さ
れる一方、上記一対のアドレス選択用MISトランジス
タを構成する活性領域がそれぞれに並行に配置されてい
ることを特徴としている。
【0020】また、請求項10記載の発明は、一方の入
力電極と他方の出力電極、及び一方の出力電極と他方の
入力電極が、互いに接続された、ともに第1導電型から
なる一対の駆動用MISトランジスタと、これら一対の
駆動用MISトランジスタの上記各出力電極と対応する
ビットラインとの間に介挿されるとともに、各入力電極
が共通のワードラインに接続された、ともに第2導電型
からなる一対のアドレス選択用MISトランジスタと
が、第2導電型の半導体基板内に形成されている半導体
記憶装置の製造方法であって、上記各駆動用MISトラ
ンジスタを形成するために、予め形成された第2導電型
のウエル内に、上記各アドレス選択用MISトランジス
タを形成するために、第1導電型のウエルを形成するウ
エル形成工程と、上記第1導電型のウエルを除いた領域
に第2導電型の不純物を導入して、上記各駆動用MIS
トランジスタのしきい電圧値が上記各アドレス選択用M
ISトランジスタのそれよりも大きくなるように調整す
るしきい電圧値調整工程と、上記半導体基板表面にゲー
ト絶縁膜を介してゲート電極を形成した後、該ゲート電
極をマスクとしたセルフアラインにより上記半導体基板
内に第1導電型の不純物を導入して、第1導電型のソー
ス領域及びドレイン領域を形成する駆動用MISトラン
ジスタ形成工程と、上記第1導電型のウエルにゲート絶
縁膜を介してゲート電極を形成した後、該ゲート電極を
マスクとしたセルフアラインにより上記ウエル内に第2
導電型の不純物を導入して、第2導電型のソース領域及
びドレイン領域を形成する各アドレス選択用MISトラ
ンジスタ形成工程と、上記各アドレス選択用MIS型ト
ランジスタ及び上記駆動用MISトランジスタの表面を
覆うように層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程
と、上記層間絶縁膜に開口部を形成する開口部形成工程
と、上記開口部を通じて上記ソース領域又はドレイン領
域と接続される導電層を形成する導電層形成工程と、を
含むことを特徴としている。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の半導体記憶装置の製造方法に係り、上記しきい電圧値
調整工程における上記第2導電型の不純物の導入をイオ
ン打ち込み法により行うことを特徴としている。
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である半導体記憶装置の
構成を示す平面図、図2は図1のX−X矢視断面図、図
3は図1のY−Y矢視断面図、また、図4乃至図20
は、同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す工程図
である。この例の半導体記憶装置は、図1乃至図3に示
すように、例えばSi単結晶からなるP型半導体基板1
にN型ウエル2nが形成されて、このN型ウエル2nに
はP型MOSトランジスタからなる一対のアドレス選択
用MOSトランジスタ5、6が形成されるとともに、P
型半導体基板1のP型ウエル2pにはN型MOSトラン
ジスタからなる一対の駆動用MOSトランジスタ3、4
が形成されている。そして、同MOSトランジスタ3、
4及び同MOSトランジスタ5、6は、図30に示した
のと同様なメモリセルを構成している。
【0024】駆動用MOS型トランジスタ3、4は、図
2に示すように、N型領域7aとN型領域7bとか
らなるN型ソース領域7及びN型領域8aとN型領
域8bとからなるN型ドレイン領域8を有し、N型ソー
ス領域7とN型ドレイン領域8との間のP型半導体基板
1の表面には、酸化膜(SiO2)等のゲート絶縁膜9
を介してゲート電極10が形成されている。また、ゲー
ト絶縁膜9及びゲート電極10の側面は、酸化膜等の絶
縁膜スペーサ11によって覆われている。なお、同図で
は紙面の都合で1個のMOSトランジスタ3のみを示し
ている。
【0025】一方、アドレス選択用MOSトランジスタ
5、6は、図3に示すように、P型領域13aとP
型領域13bとからなるP型ソース領域13及びP
領域14aとP型領域14bとからなるP型ドレイン
領域14を有し、P型ソース領域13とP型ドレイン領
域14との間のN型ウエル2nの表面には、酸化膜等の
ゲート絶縁膜15を介してゲート電極16が形成されて
いる。また、ゲート絶縁膜15及びゲート電極16の側
面は、酸化膜等の絶縁膜スペーサ17によって覆われて
いる。なお、同図では紙面の都合で1個のMOSトラン
ジスタ5のみを示している。ここで、ゲート電極16は
N型ウエル2nの上面で延長されてワードラインを構成
している。また、各N-型領域7a、8a及び各P
領域13a、14aは、いわゆるLDD(Lightly Doped
Drain)領域を構成している。
【0026】N型MOSトランジスタを形成するP型半
導体基板1と、P型MOSトランジスタを形成するN型
ウエル2nとの間には素子分離トレンチ19が形成され
て、両者間は電気的に絶縁されている。この素子分離ト
レンチ19は、半導体基板1の表面にエッチングにより
形成されたトレンチ内に酸化膜等の絶縁物が埋め込まれ
て構成されている。
【0027】ゲート電極10、16等の表面は、CVD
法等で形成された酸化膜、BSG(Boron-Silicate Glas
s)膜、PSG(Phospho-Silicate Glass)膜、BPSG(B
oron-Phospho-Silicate Glass)膜等からなる第1層間絶
縁膜20で覆われている。この第1層間絶縁膜20の、
MOSトランジスタ3、4のN型ソース領域7及びMO
Sトランジスタ5、6のP型ソース領域13の表面には
各々コンタクトホール21a、22aが形成されて、同
ホール21a、22a内には各々ソース電極となるタン
グステン(W)プラグ23a、24aが形成されてい
る。同様にして、第1層間絶縁膜20の、MOSトラン
ジスタ3、4のN型ドレイン領域8及びMOSトランジ
スタ5、6のP型ドレイン領域14の表面には各々コン
タクトホール21b、22bが形成されて、同ホール2
1b、22b内には各々ドレイン電極となるWプラグ2
3b、24bが形成されている。
【0028】Wプラグ23a、23b及びWプラグ24
a、24b等の表面は、CVD法等で形成された酸化
膜、BSG膜、PSG膜、BPSG膜等からなる第2層
間絶縁膜26で覆われている。そして、この第2層間絶
縁膜26にはビアホール27a、27bが形成されて、
同ビアホール27a、27b内には各々Wプラグ23a
とコンタクトするようにWプラグ28aが、Wプラグ2
4aとコンタクトするようにWプラグ28bが形成され
ている。第2層間絶縁膜26上には、接地電位を与える
第1金属配線29aがWプラグ28aと、また中間配線
29bがWプラグ28bとコンタクトするように形成さ
れている。
【0029】第1金属配線29a等の表面は、CVD法
等で形成された酸化膜、BSG膜、PSG膜、BPSG
膜等からなる第3層間絶縁膜30で覆われている。そし
て、この第3層間絶縁膜30にはビアホール31が形成
されて、同ホール31内には中間配線29bとコンタク
トするようにWビアプラグ32が形成されている。第3
層間絶縁膜30上には、ビットラインを構成する第2金
属配線33がWビアプラグ32とコンタクトするように
形成されている。一対の駆動用MOSトランジスタ3、
4及びアドレス選択用MOSトランジスタ5、6は、そ
れぞれを流れる電流の方向が略直交するように配置され
ている。また、各N型MOSトランジスタ3、4及びP
型MOSトランジスタ5、6を構成している、N型ソー
ス領域7及びドレイン領域8、P型ソース領域13及び
ドレイン領域14を含む活性領域は略長方形状に形成さ
れている。
【0030】ここで、N型MOSトランジスタからなる
一対の駆動用MOSトランジスタ3、4のしきい電圧値
Vthnは、同MOSトランジスタ3、4のチャネル領
域にしきい電圧値設定層34が形成されることにより、
P型MOSトランジスタからなる一対のアドレス選択用
MOSトランジスタ5、6のしきい電圧値Vthpより
も、絶対値で大きくなるように設定されている。(|V
thn|>|Vthp|) このため、同MOSトラン
ジスタ3、4の製造に際しては、後述するように予めN
型半導体基板1の表面にしきい電圧値を、上述の関係を
満足するように設定するためのP型不純物のイオン打ち
込みが行われる。
【0031】このように同MOSトランジスタ3、4の
しきい電圧値を設定するのは、負荷素子を不要にしたS
RAMにおいて、電源電位と接地電位との2種類の電位
以外の第3の電位を用いなくともメモリセルに記憶され
ているデータを保持できるようにするためである。すな
わち、上述したような関係を満足することにより、アド
レス選択用MOSトランジスタ5、6のリーク電流IL
pを、駆動用MOSトランジスタ3、4のリーク電流I
Lnよりも大きくすることができる。(ILp>IL
n) これによって、待機時にアドレス選択用MOSトランジ
スタ5、6のゲート電極に電源電位を与えたとき、同ト
ランジスタ5、6にサブスレショルド電流を流すことに
より電荷消失を補償することができるので、駆動用トラ
ンジスタ3、4の出力ノードを電源電位に保つことがで
きる。この結果、メモリセルの電荷消失を補償すること
ができるので、データを保持することができる。
【0032】また、N型MOSトランジスタからなる一
対の駆動用MOSトランジスタ3、4及びP型MOSト
ランジスタからなる一対のアドレス選択用MOSトラン
ジスタ5、6により構成されるメモリセルの周囲には、
N型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタを
含んだ周辺回路が形成されている。この周辺回路では、
通常、高速動作と待機時の低スタンバイ電流とを両立さ
せるために、上述のN型及びP型MOSトランジスタの
しきい電圧値は略等しく設定されている。ここで、上述
のN型MOSトランジスタからなる駆動用MOSトラン
ジスタ3、4のしきい電圧値は、周辺回路のN型MOS
トランジスタのそれよりも大きく設定されている
【0033】次に、図4乃至図20を参照して、この例
の半導体記憶装置の製造方法について工程順に説明す
る。まず、図4に示すように、予め素子分離トレンチ1
9を形成したP型半導体基板1を用いて、熱酸化法によ
り膜厚が略15nmの酸化膜36を形成する。なお、同
半導体基板1の中央部から右側領域にはメモリセルを形
成し、同中央部から左側領域には周辺回路を形成するも
のとする。続いて、メモリセルの一対のアドレス選択用
MOSトランジスタとなるP型MOSトランジスタを形
成する領域、及び周辺回路のP型MOSトランジスタを
形成する領域をフォトレジスト膜37でマスクする。続
いて、P型不純物としてボロン(B)を用いて、まずエ
ネルギーが略120Kevでドーズ量が略4×1012
cm2の条件でイオン打ち込みした後、同不純物を用い
てエネルギーが略30Kevでドーズ量が略5×1012
/cm2の条件でイオン打ち込みして、P型ウエル2p
を形成する。
【0034】次に、図5に示すように、P型半導体基板
1のN型MOSトランジスタを形成する領域をフォトレ
ジスト膜38でマスクする。続いて、N型不純物として
リン(P)を用いて、エネルギーが略300Kevでド
ーズ量が略4×1012/cm 2の条件でイオン打ち込み
した後、N型不純物として砒素(As)を用いて、エネ
ルギーが略100Kevでドーズ量が略5×1012/c
2の条件でイオン打ち込みして、N型ウエル2nを形
成する。この時点で、P型ウエル2pとN型ウエル2n
との不純物濃度は、各ウエル2p、2n内に形成される
N型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタのし
きい電圧値が略等しくなるように設定されている。
【0035】次に、図6に示すように、P型半導体基板
1のメモリセルの一対の駆動用MOSトランジスタを形
成する領域を除いた全面をフォトレジスト膜39でマス
クする。続いて、P型不純物としてボロンを用いて、エ
ネルギーが略30Kevでドーズ量が略2×1012/c
2の条件でイオン打ち込みして、しきい電圧値設定層
34を形成する。これによって、一対の駆動用MOSト
ランジスタを構成するN型MOSトランジスタの形成領
域のみに予めボロンを打ち込んで、この後の工程で形成
されるN型MOSトランジスタのしきい電圧値(Vth
n)を、一対のアドレス選択用MOSトランジスタを構
成するP型MOSトランジスタのそれ(Vthp)より
も大きくなるように設定(調整)する。
【0036】次に、図7に示すように、フォトレジスト
膜39を除去した後、酸化膜36上にCVD法等で膜厚
が略200nmの多結晶シリコン膜を形成した後、フォ
トリソグラフィ法で不要部を除去して、N型MOSトラ
ンジスタのゲート電極10及びP型MOSトランジスタ
のゲート電極16を形成する。
【0037】次に、図8に示すように、P型半導体基板
1のP型MOSトランジスタを形成する領域をフォトレ
ジスト膜40でマスクする。続いて、N型不純物として
Asを用いて、エネルギーが略20Kevでドーズ量が
略3×1013/cm2 の条件でイオン打ち込みして、N
型MOSトランジスタのN型ソース領域及びドレイン領
域のLDD領域となるN型領域7a及びN型領域8
aを形成する。これらの領域7a、8aはゲート電極1
0によるセルフアラインによって形成される。
【0038】次に、図9に示すように、P型半導体基板
1のN型MOSトランジスタを形成する領域をフォトレ
ジスト膜41でマスクする。続いて、P型不純物として
フッ化ボロン(BF2)を用いて、エネルギーが略10
Kevでドーズ量が略1×1013/cm2の条件でイオ
ン打ち込みして、P型MOSトランジスタのP型ソース
領域及びドレイン領域のLDD領域となるP型領域1
3a及びP型領域14aを形成する。これらの領域1
3a、14aはゲート電極16によるセルフアラインに
よって形成される。
【0039】次に、図10に示すように、フォトレジス
ト膜41を除去した後、全面にCVD法等で酸化膜等の
絶縁膜を形成した後、フォトリソグラフィ法で不要部を
除去して、ゲート絶縁膜9、ゲート電極10、ゲート絶
縁膜15及びゲート電極16を、またゲート電極10、
16の側面にそれぞれ絶縁膜スペーサ11、17を形成
する。この絶縁膜スペーサ11、17の形成は、この後
の工程で行われる不純物のイオン打ち込みからゲート絶
縁膜9、15を保護したり、あるいはゲートとソース及
びドレインとの間に形成される絶縁容量を減少させるこ
と等を目的として行われる。
【0040】次に、図11に示すように、P型半導体基
板1のP型MOSトランジスタを形成する領域をフォト
レジスト膜42でマスクする。続いて、N型不純物とし
てAsを用いて、エネルギーが略50Kevでドーズ量
が略3×1015/cm2の条件でイオン打ち込みして、
N型MOSトランジスタのゲート電極10の両側にN
型領域7b及びN型領域8bを形成する。これによっ
て、N型領域7aとN型領域7bとからなるN型ソ
ース領域7及びN型領域8aとN型領域8bとから
なるN型ドレイン領域8が、N型トランジスタの活性領
域として形成される。
【0041】次に、図12に示すように、P型半導体基
板1のN型MOSトランジスタを形成する領域をフォト
レジスト膜43でマスクする。続いて、P型不純物とし
てボロンを用いて、エネルギーが略5Kevでドーズ量
が略3×1015/cm2の条件でイオン打ち込みして、
P型MOSトランジスタのゲート電極16の両側にP
型領域13b及びP型領域14bを形成する。これに
よって、P型領域13aとP型領域13bとからな
るP型ソース領域13及びP型領域14aとP型領
域14bとからなるP型ドレイン領域14が、P型トラ
ンジスタの活性領域として形成される。
【0042】次に、図13に示すように、フォトレジス
ト43を除去することにより、P型半導体基板1のメモ
リセルに、N型MOSトランジスタからなる一対の駆動
用MOSトランジスタ3、4及びP型MOSトランジス
タからなる一対のアドレス選択用MOSトランジスタ
5、6の主要部が形成される。なお、同N型MOSトラ
ンジスタ及びP型MOSトランジスタは、紙面の都合で
各々1個のみ示している。同様にして、周辺回路にN型
MOSトランジスタ45及びP型MOSトランジスタ4
6が形成される。
【0043】次に、図14に示すように、P型MOSト
ランジスタのP型ソース領域13のP型領域13bの
表面に窓開けを行った後、全面にCVD法等で酸化膜、
BSG膜、PSG膜、BPSG膜等からなる第1層間絶
縁膜20を形成する。
【0044】次に、図15に示すように、MOSトラン
ジスタ5、6のP型ソース領域13の表面及びP型ドレ
イン領域14の表面にコンタクトホール22a、22b
を形成する。なお、同時に、MOSトランジスタ3、4
のN型ソース領域7の表面及びN型ドレイン領域8の表
面にもコンタクトホール21a、21b(図2参照)を
形成するが、紙面の都合で図時を省略している。続い
て、P型不純物としてBF2を用いて、エネルギーが略
20Kevでドーズ量が略5×1014/cm2の条件で
イオン打ち込みして、P型ソース領域13及びP型ドレ
イン領域14に高濃度コンタクト領域を形成する。
【0045】次に、図16に示すように、P型半導体基
板1のP型MOSトランジスタを形成する領域をフォト
レジスト膜44でマスクする。続いて、N型MOSトラ
ンジスタ3、4のN型ソース領域7の表面及びN型ドレ
イン領域8の表面にコンタクト領域を形成するために、
N型不純物としてリンを用いて、エネルギーが略40K
evでドーズ量が略2×1015/cm2の条件でイオン
打ち込みする。すなわち、各コンタクトホール21a、
21b内にイオン打ち込みするが、紙面の都合でコンタ
クト領域の図示を省略している。この工程のリンのドー
ズ量は、図15の工程のボロンのドーズ量よりも高いの
で、ボロンは完全に補償されて高濃度N型コンタクト領
域が形成される。
【0046】次に、図17に示すように、第1層間絶縁
膜20のコンタクトホール22a、22b内に、CVD
法等でWを埋め込むことにより、Wプラグ24a、24
bを形成する。なお、同時に、コンタクトホール21
a、21b内にもWプラグ23a、23b(図2参照)
を形成するが、紙面の都合で図時を省略している。
【0047】次に、図18に示すように、全面にCVD
法等で酸化膜、BSG膜、PSG膜、BPSG膜等から
なる第2層間絶縁膜26を形成した後、フォトリソグラ
フィ法によりビアホール27a、27bを形成する。続
いて、同ビアホール27a、27b内にCVD法等でW
を埋め込むことにより、各々Wプラグ28a、28bを
形成する。
【0048】次に、図19に示すように、全面にCVD
法等でW膜を形成した後、フォトリソグラフィ法により
不要部を除去して、Wプラグ28aとコンタクトするよ
うに接地電位を与える第1金属配線29a、及びWプラ
グ28bをビット線に接続するための中間配線29bを
形成する。
【0049】次に、図20に示すように、全面にCVD
法等で酸化膜、BSG膜、PSG膜、BPSG膜等から
なる第3層間絶縁膜30を形成した後、ビアホール31
を形成する。続いて、ビアホール31内にCVD法等で
Wを埋め込むことにより、中間配線29bとコンタクト
するWプラグ32を形成する。続いて、第3層間絶縁膜
30上にビットラインを構成する第2金属配線33をW
ビアプラグ32とコンタクトするように形成することに
より、この例の半導体記憶装置が製造される。
【0050】この例の半導体記憶装置において、前述し
たように(|Vthn|>|Vthp|)の関係を満足
させるには、2つの方法が考えられる。第1の方法は、
図6の工程で説明したように、メモリセルの駆動用MO
Sトランジスタを構成するN型MOSトランジスタの形
成領域のみに予めボロンを打ち込んでしきい電圧値設定
層34を形成して、N型MOSトランジスタのしきい電
圧値(Vthn)を高くする方法である。第2の方法
は、図示はしていないが、アドレス選択用MOSトラン
ジスタを構成するP型MOSトランジスタの形成領域の
みに予めボロンを打ち込んで、N型MOSトランジスタ
のしきい電圧値(Vthp)を低くする方法である。
【0051】図21及び図22は、各々上述の第1及び
第2の方法によって得られたメモリセルのスタテックノ
イズマージン特性を示している。図21において、横軸
は駆動用MOSトランジスタとなるN型MOSトランジ
スタのしきい電圧値を、縦軸はスタテックノイズマージ
ンを示している。このとき、しきい電圧は略−4.0V
に設定した。また、図22において、横軸は同様に駆動
用MOSトランジスタとなるP型MOSトランジスタの
しきい電圧値を、縦軸はスタテックノイズマージンを示
している。このときの、しきい電圧は略4.0Vに設定
した。図21及び図22において、特性Aは、駆動用M
OSトランジスタのチャネル幅とアドレス選択用トラン
ジスタのそれとの比率を略1:1に設定した場合を、特
性Bは同じく2:1に設定した場合を示している。各図
とも、特性Bの方が特性Aよりもスタテックノイズマー
ジンに余裕があることを示している。
【0052】ここで、チャネル幅の比はメモリセルの面
積に影響する。上述のようにチャネル幅の比を1:1に
設定した場合は、メモリセルの面積を最小になるように
設計できるのに対して、その比が大きくなると駆動用M
OSトランジスタの面積を大きく設計せざるを得ないの
で、メモリセルの面積が増加するという欠点が生ずる。
メモリを量産する場合に歩留を悪化させないためには、
一般に、略300mV以上のスタテックノイズマージン
を確保することが条件といわれているが、図21及び図
22から明らかなように、特性Aのようにチャネル幅の
比が1:1の場合でも、VthnとVthpとの絶対値
の差が0.5V以下(|Vthn|−|Vthp|<
0.5)であれば、メモリセルの安定性には問題がない
ことが理解される。また、さらにメモリセルに安定性を
持たせるためには、特性Bにより近い状態に、すなわち
駆動用MOSトランジスタのチャネル幅をアドレス用M
OSトランジスタの1.5〜2.0倍に大きくとれば良
い。しかしながら、この範囲は0.7〜2.0倍に選ん
でも実用上十分な効果が得られる。このように、メモリ
セルの安定性とセル面積とはトレードオフの関係にあ
り、用途に応じて適当なチャネル幅の比としきい電圧値
を選択することが望ましい。
【0053】また、駆動用MOSトランジスタのしきい
電圧値を、アドレス選択用MOSトランジスタのそれよ
りも0.1〜0.6V大きくなるように設定されていれ
ば、望ましい効果を得ることができる。上述のしきい電
圧値の範囲は、両MOSトランジスタのオフ電流で比較
すると、駆動用MOSトランジスタのオフ電流をアドレ
ス選択用MOSトランジスタのそれよりも1桁から5桁
ほど小さく設定することに相当する。すなわち、駆動用
MOSトランジスタのソースとゲートとが略同電位のと
きに流れるドレイン電流(オフ電流)が、アドレス選択
用MOSトランジスタのそれよりも10〜100000
分の1小さくなるように設定されていれば望ましい効果
が得られる。
【0054】また、図21と図22とを比較すると明ら
かなように、相対的に前者の方がスタテックノイズマー
ジンに余裕があることが理解できる。ここで、今後益々
微細化される(例えばゲート長が0.25μm以下)ロ
ジック製品では、周辺回路のしきい値は比較的低く設定
される(例えば0.4V以下)傾向にあり、このことを
考慮するとメモリセルを安定に動作させるには、スタテ
ックノイズマージンに余裕があることが有利になる。し
たがって、第1の方法により、N型MOSトランジスタ
のしきい電圧値(Vthn)を高くすることにより、上
述の関係を満足させることが望ましい。
【0055】図23は、周辺回路の構成を示す回路図で
ある。同周辺回路は、メモリセル70にデータを書き込
む書き込み部47と、メモリセル70と、ビット線に接
続された全てのメモリセルが非選択のときにビット線に
電源電位を供給しておくビット線プリチャージ部48
と、メモリセル70から読み出したデータを増幅してバ
スラインに転送するセンスアンプ49とを含んでいる。
【0056】同書き込み部47は、インバータ50と、
例えばN型MOSトランジスタからなるトランスファゲ
ートトランジスタQ4、Q5とから構成されている。同
ビット線プリチャージ部48は、P型MOSトランジス
タからなるトランスファゲートトランジスタQ1〜Q3
から構成されている。同トランスファゲートトランジス
タQ1〜Q3は、電源電位を完全にビット線に伝えると
いう役割を担うので、N型MOSトランジスタを用いた
場合は、ゲート・ソース間の電位差がなくなるので、そ
の役割を担うことができない。同センスアンプ49は、
例えばカレント・ミラー型アンプ等の増幅回路によって
構成されている。なお、周辺回路を構成している各トラ
ンジスタは、全て前述したしきい値に設定されている。
また、電源電圧は2.5Vに設定されている。
【0057】次に、図24の動作波形を参照して、周辺
回路の動作について説明する。書き込み動作は、ビット
線の一方の電位を引き下げることによってメモリセル7
0のデータを反転させる。読み出し時にビット線に出力
される信号は、ビット線プリチャージ部48のトランス
ファゲートトランジスタQ1〜Q3がP型MOSトラン
ジスタから構成されているため、低電位側の信号が接地
電位まで下がらないので、センスアンプ49によって増
幅されてバスラインに信号を出力する。
【0058】図24で、横軸は時間(sec)、縦軸は
電圧(volt)を示し、全ての信号振幅は略1.8V
を示している。同図は、プリチャージ、「0」書き込
み、プリチャージ、「0」読み出し、プリチャージ、
「1」書き込み、プリチャージ、「1」読み出し、の順
に動作している様子を示している。まず、プリチャージ
中には、プリチャージ制御信号PDLには「High]
が出力され、対になる2本のビット線はどちらも電源電
位になり、書き込み制御信号WSには「Low」、ワー
ド線SWLには「High]が出力され、書き込み部4
7もメモリセル70もビット線から切り離された状態に
ある。
【0059】書き込み動作時には、PDLが「Hig
h]となってビット線プリチャージ部48を電源から切
り離すと、略同時にワード線に「Low」が入力されて
メモリセル70がビット線と接続される。また、WSが
「High]となり入力信号INに入力された信号がM
OSトランジスタQ5を介して、またその反転信号がM
OSトランジスタQ4を介してビット線及びメモリセル
70に伝達される。
【0060】読み出し時には、PDLが「High]と
なってビット線をビット線プリチャージ部48から切り
離すと、略同時にワード線に「Low」が入力され、特
定のメモリセルが選択されてビットと接続される。ここ
までは書き込み動作と同じだが、WSは「High]の
ままなので、書き込み部47は切り離された状態で、ビ
ット線にメモリセル70の電位が出力された状態とな
る。具体的には、メモリセル70内のオン状態にある駆
動用MOSトランジスタを介して片方のビット線を接地
電位に接続する。このとき、波形からも明らかなよう
に、低電位側のビット線電位は接地電位まで下がらな
い。これは、メモリセルのワード線がP型MOSトラン
ジスタから構成されているからであるが、この相補信号
をセンスアンプ49で増幅してデータバスに出力するの
で特に問題が生じない。
【0061】以上の全ての動作状態で、メモリセル内接
点対の電位は、電源電位〜接地電位のフルスイング信号
が保たれている。これにより、十分なソフトエラー耐性
を得ることができる。また、この例のメモリセルを用い
る場合、動作波形に示したように一定サイクルでプリチ
ャージ動作にすることが必要である。なぜなら、書き込
みや読み出しの状態が続くとビット線の一方が電源電位
よりも低くなっているため、同じビット線に接続されて
いる(他のワード線に接続された)非選択セルの「Hi
gh]電位を維持できなくなるためである。特に、書き
込み状態が恒久的に続くと、アドレス選択用トランジス
タのリーク電流によって低電位側のビット線に接続され
た非選択セルの「High]電位が下がって、全てのセ
ルデータが破壊されてしまうことになる。このときに低
下したメモリセル内接点の電位は、略同じ時間のプリチ
ャージで回復するので、動作サイクル中の半分の時間を
プリチャージ期間に当てるのが望ましい。
【0062】このように、この例の構成によれば、負荷
素子を不要にした構成のSRAMのメモリセルにおい
て、N型MOSトランジスタからなる一対の駆動用MO
Sトランジスタ3、4のしきい電圧値(Vthn)を、
P型MOSトランジスタからなる一対のアドレス選択用
MOSトランジスタ5、6のそれ(Vthp)よりも大
きくなるように設定したので、第3の電位を用いること
なく通常の電源電位と接地電位との2種類の電位を用い
るだけで、メモリセルのデータを保持することができ
る。
【0063】すなわち、上述のように(|Vthn|>
|Vthp|)の関係を満足させることにより、アドレ
ス選択用MOSトランジスタ5、6のリーク電流ILp
と、駆動用MOSトランジスタ3、4のリーク電流IL
nとの関係を(ILp>ILn)に設定することができ
る。この結果、待機時に同MOSトランジスタ5、6の
ゲート電極に電源電位を与えたとき、同MOSトランジ
スタ5、6にサブスレショルド電流を流すことにより電
荷消失を補償することができるので、駆動用トランジス
タ3、4の出力ノードを電源電位に保つことにより、メ
モリセルのデータを保持することができる。また、2種
類の電位を用いるだけで第3の電位を不要にしたことに
より、SRAMの周辺回路を複雑にすることがなくな
る。
【0064】◇第2実施例 図25は、この発明の第2実施例である半導体記憶装置
の構成を示す平面図、図26は図25のX−X矢視断面
図、図27は図25のY−Y矢視断面図である。この例
の半導体記憶装置の構成が、上述した第1実施例の構成
と大きく異なるところは、駆動用MOSトランジスタと
アドレス選択用トランジスタとの配置を変更するように
した点である。この例の半導体記憶装置は、図25乃至
図27に示すように、N型MOSトランジスタからなる
一対の駆動用MOSトランジスタ103、104を構成
している活性領域であるN型ソース領域107及びドレ
イン108は、P型半導体基板1にそれぞれ一直線状に
配置されている。一方、P型MOSトランジスタからな
る一対のアドレス選択用MOSトランジスタ105、1
06を構成している活性領域であるP型ソース領域11
3及びドレイン114は、P型半導体基板1にそれぞれ
並行に配置されている。
【0065】特に、駆動用MOSトランジスタ103、
104の活性領域であるN型ソース領域107及びドレ
イン108を、上述したように一直線状に配置すること
により、一対の駆動用MOSトランジスタ103、10
4をバランスよく配置できるので、その特性を略一致さ
せることができるようになる。これにより、メモリセル
の特性を決定する駆動用MOSトランジスタ103、1
04の特性のばらつきを防止できるようになる。
【0066】駆動用MOSトランジスタ103、104
のドレイン電極となるWプラグ23bによってゲート電
極10とN型ドレイン領域8とが接続され、また、アド
レス選択用MOSトランジスタ105、106のドレイ
ン電極となるWプラグ24bによってゲート電極10と
P型ドレイン領域14とが接続されている。Wプラグ2
3a、23b及びWプラグ24a、24b上にはW等か
らなる局所配線25によって駆動用MOSトランジスタ
104のドレイン接点とアドレス選択用MOSトランジ
スタ105のドレイン接点とが接続されている。また、
この局所配線25は、上層配線との中継として駆動用M
OSトランジスタ103のドレイン接点とアドレス選択
用MOSトランジスタ106のドレイン接点とも接続し
ている。また、この局所配線25の表面はCVD法等で
形成された酸化膜、BSG膜、PSG膜、BPSG膜等
からなる第2層間絶縁膜26で覆われている。これ以外
は、上述した第1実施例と略同様であるので、図25乃
至図27において、図1乃至図3と対応する各部には、
同一の番号を付してその説明を省略する。
【0067】このように、この例の構成によっても、第
1実施例において述べたのと略同様の効果を得ることが
できる。加えて、この構成によれば、一対の駆動用MO
Sトランジスタの特性をばらつきなく形成することがで
きる。
【0068】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、MOS
トランジスタに限らず、酸化物(Oxide)に代えて、窒
素物(Nitride)あるいは酸化物と窒化物との二重膜等
を用いるようにしたMIS(Metal Insulator Semicondu
ctor)トランジスタに適用することができる。
【0069】また、半導体基板あるいは各半導体領域の
導電型は、N型とP型とを逆にしてもよい。すなわち、
駆動用MOSトランジスタをP型MOSトランジスタに
より構成し、アドレス選択用MOSトランジスタをN型
MOSトランジスタにより構成するようにしてもよい。
この場合には、メモリセルのデータを保持するには、駆
動用MOSトランジスタの出力ノードを接地電位に保つ
ようにする。また、MOSトランジスタのしきい電圧値
を設定する方法あるいは工程は、実施例に示した条件に
限らず、必要に応じて変更が可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の半導体
記憶装置によれば、一対の駆動用MISトランジスタの
しきい電圧値を、一対のアドレス選択用MISトランジ
スタのそれよりも大きくなるように設定したので、第3
の電位を用いることなく通常の電源電位と接地電位との
2種類の電位を用いるだけで、メモリセルのデータを保
持することができる。したがって、負荷素子を不要にし
ても電源構成を複雑にすることも、スタンバイ電流を増
加させることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である半導体記憶装置の
構成を示す平面図である。
【図2】図1のX−X矢視断面図である。
【図3】図1のY−Y矢視断面図である。
【図4】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す工
程図である。
【図5】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す工
程図である。
【図6】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す工
程図である。
【図7】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す工
程図である。
【図8】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す工
程図である。
【図9】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す工
程図である。
【図10】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図11】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図12】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図13】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図14】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図15】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図16】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図17】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図18】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図19】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図20】同半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す
工程図である。
【図21】同半導体記憶装置を製造する望ましい条件を
確認するための、N型MOSトランジスタのしきい電圧
値対スタテックノイズマージンとの関係を示す特性図で
ある。
【図22】同半導体記憶装置を製造する望ましい条件を
確認するための、P型MOSトランジスタのしきい電圧
値対スタテックノイズマージンとの関係を示す特性図で
ある。
【図23】同半導体記憶装置の周辺回路の構成を示す回
路図である。
【図24】同周辺回路の動作波形図である。
【図25】この発明の第2実施例である半導体記憶装置
の構成を示す平面図である。
【図26】図25のX−X矢視断面図である。
【図27】図25のY−Y矢視断面図である。
【図28】従来の半導体記憶装置を示す回路図である。
【図29】従来の半導体記憶装置を示す回路図である。
【図30】従来の半導体記憶装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2p P型ウエル 2n N型ウエル 3、4、103、104 駆動用MOSトランジス
タ(N型MOSトランジスタ) 5、6、105、106 アドレス選択用MOSト
ランジスタ(P型MOSトランジスタ) 7、107 N型ソース領域 8、108 N型ドレイン領域 7a、8a N型領域 7b、8b N型領域 9、15 ゲート絶縁膜 10、16 ゲート電極 11、17 絶縁膜スペーサ 13、113 P型ソース領域 14、114 P型ドレイン領域 13a、14a P型領域 13b、14b P型領域 19 素子分離トレンチ 20、26、30 層間絶縁膜 21a、21b、22a、22b コンタクトホー
ル 23a、23b、24a、24b、28a、28b
Wプラグ 25 局所配線 27a、27b、31 ビアホール 29a 第1金属配線 29b 中間配線 32 Wビアプラグ 33 第2金属配線 34 しきい電圧値設定層 36 酸化膜 37、38、39、40、41、43、44 フォ
トレジスト膜 45 周辺回路のN型MOSトランジスタ 46 周辺回路のP型MOSトランジスタ 47 書き込み部 48 ビット線プリチャージ部 49 センスアンプ 50 インバータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/11 H01L 21/8244 H01L 27/092 H01L 21/87238

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の入力電極と他方の出力電極、及び
    一方の出力電極と他方の入力電極が、互いに接続され
    た、ともに第1導電型からなる一対の駆動用MISトラ
    ンジスタと、これら一対の駆動用MISトランジスタの
    前記各出力電極と対応するビットラインとの間に介挿さ
    れるとともに、各入力電極が共通のワードラインに接続
    された、ともに第2導電型からなる一対のアドレス選択
    用MISトランジスタとが、第2導電型の半導体基板内
    に形成されている半導体記憶装置であって、 前記各駆動用第1導電型のMISトランジスタのしきい
    電圧値が、前記各アドレス選択用MISトランジスタの
    それよりも0.1〜0.5V大きくなるように設定され
    おり、 さらに、しきい電圧値が略等しく設定された第1導電型
    及び第2導電型のMISトランジスタを含んだ周辺回路
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の駆動用MISトランジスタの
    しきい電圧値が、前記周辺回路の同一導電型のMISト
    ランジスタのそれよりも大きく設定されていることを特
    徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 一方の入力電極と他方の出力電極、及び
    一方の出力電極と他方の入力電極が、互いに接続され
    た、ともに第1導電型からなる一対の駆動用MISトラ
    ンジスタと、これら一対の駆動用MISトランジスタの
    前記各出力電極と対応するビットラインとの間に介挿さ
    れるとともに、各入力電極が共通のワードラインに接続
    された、ともに第2導電型からなる一対のアドレス選択
    用MISトランジスタとが、第2導電型の半導体基板内
    に形成されている半導体記憶装置であって、 前記各駆動用第1導電型のMISトランジスタのしきい
    電圧値が、前記各アドレス選択用MISトランジスタの
    それよりも0.1〜0.5V大きくなるように設定され
    ており、かつ、前記一対の駆動用MISトランジスタ及
    び前記アドレス選択用MISトランジスタは、それぞれ
    を流れる電流の方向が略直交するように配置されている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の駆動用MISトランジスタの
    ソースとゲートとが略同電位のときに、前記各駆動用M
    ISトランジスタのオフ電流が、前記各アドレス選択用
    MISトランジスタのそれよりも10〜10000分の
    1小さくなるように設定されていることを特徴とする請
    求項記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1導電型がN導電型からなる一
    方、前記第2導電型がP導電型からなる構成では、記憶
    保持時には、前記各アドレス選択用MISトランジスタ
    のゲート電極には電源電位が与えられることを特徴とす
    請求項3又は4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 一対のN導電型の前記駆動用MISトラ
    ンジスタのチャネル幅が、一対のP導電型の前記アドレ
    ス選択用MISトランジスタのそれよりも0.7〜2.
    0倍大きくなるように設定されていることを特徴とする
    請求項記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1導電型がP導電型からなる一
    方、前記第2導電型がN導電型からなる構成では、記憶
    保持時、前記各アドレス選択用MISトランジスタのゲ
    ート電極には接地電位が与えられることを特徴とする
    求項3又は4記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の駆動用MISトランジスタ及
    び前記アドレス選択用MISトランジスタを構成する活
    性領域の形状が略長方形であることを特徴とする請求項
    1乃至のいずれか1に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記一対の駆動用MISトランジスタを
    構成する活性領域がそれぞれ一直線状に配置される一
    方、前記一対のアドレス選択用MISトランジスタを構
    成する活性領域がそれぞれに並行に配置されていること
    を特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 一方の入力電極と他方の出力電極、及
    び一方の出力電極と他方の入力電極が、互いに接続され
    た、ともに第1導電型からなる一対の駆動用MISトラ
    ンジスタと、これら一対の駆動用MISトランジスタの
    前記各出力電極と対応するビットラインとの間に介挿さ
    れるとともに、各入力電極が共通のワードラインに接続
    された、ともに第2導電型からなる一対のアドレス選択
    用MISトランジスタとが、第2導電型の半導体基板内
    に形成されている半導体記憶装置の製造方法であって、 前記各駆動用MISトランジスタを形成するために、予
    め形成された第2導電型のウエル内に、前記各アドレス
    選択用MISトランジスタを形成するために、第1導電
    型のウエルを形成するウエル形成工程と、 前記第1導電型のウエルを除いた領域に第2導電型の不
    純物を導入して、前記各駆動用MISトランジスタのし
    きい電圧値が前記各アドレス選択用MISトランジスタ
    のそれよりも大きくなるように調整するしきい電圧値調
    整工程と、 前記半導体基板表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極
    を形成した後、該ゲート電極をマスクとしたセルフアラ
    インにより前記半導体基板内に第1導電型の不純物を導
    入して、第1導電型のソース領域及びドレイン領域を形
    成する駆動用MISトランジスタ形成工程と、 前記第1導電型のウエルにゲート絶縁膜を介してゲート
    電極を形成した後、該ゲート電極をマスクとしたセルフ
    アラインにより前記ウエル内に第2導電型の不純物を導
    入して、第2導電型のソース領域及びドレイン領域を形
    成する各アドレス選択用MISトランジスタ形成工程
    と、 前記各アドレス選択用MIS型トランジスタ及び前記駆
    動用MISトランジスタの表面を覆うように層間絶縁膜
    を形成する層間絶縁膜形成工程と、 前記層間絶縁膜に開口部を形成する開口部形成工程と、 前記開口部を通じて前記ソース領域又はドレイン領域と
    接続される導電層を形成する導電層形成工程と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記しきい電圧値調整工程における前
    記第2導電型の不純物の導入をイオン打ち込み法により
    行うことを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
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