JP3467385B2 - スライド嵌合型コネクタ - Google Patents

スライド嵌合型コネクタ

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JP3467385B2 JP17223597A JP17223597A JP3467385B2 JP 3467385 B2 JP3467385 B2 JP 3467385B2 JP 17223597 A JP17223597 A JP 17223597A JP 17223597 A JP17223597 A JP 17223597A JP 3467385 B2 JP3467385 B2 JP 3467385B2
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利文 松浦
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、多極の雌,雄両コ
ネクタハウジングの嵌脱(嵌合、離脱)方向にスライド
部材を往復スライド移動させ、該スライド部材の小さな
操作力で回動するレバーのてこ作用により両コネクタハ
ウジング同士を容易に嵌脱させるようにしたスライド嵌
合型コネクタに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、てこ作用を利用したレバー式コ
ネクタとして、図6(a),(b)に示すものがある。
このレバー式コネクタ1は、多極の雌コネクタハウジン
グ2を備えていて、該雌コネクタハウジング2のフレー
ム支持部3にスライド溝4を形成してある。このスイラ
イド溝4には枠形のレバー5の一端下側に突設した摺動
軸6をスライド自在に支持してある。また、枠形のレバ
ー5内には、雌コネクタハウジング2に嵌脱される一対
の雄コネクタハウジング7,7を支軸8を介して回動自
在に支持してある。 【0003】そして、レバー5の他端上側に突設したレ
バー操作部9を上下方向に操作させて、摺動軸6を支点
としてレバー5を回動することにより両コネクタハウジ
ング2,7同士が相互に嵌脱されるようになっている。
尚、このレバー式コネクタ1に関する類似技術は、実開
平6−79080号公報等に開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のレバー式コネクタ1では、雌,雄両コネクタハウジ
ング2,7の嵌合状態は、例えば両コネクタハウジング
2,7間に設けられた図示しないロック機構によりロッ
クされ、また、この嵌合状態のロックを解除する場合に
は、例えば両コネクタハウジング2,7間の隙間にドラ
イバー等のロック解除治具を挿入することにより解除さ
れるようになっているため、両コネクタハウジング2,
7の嵌合状態のロックをロック解除治具により解除する
作業をしながらレバー5を操作する作業が必要となり、
ロック解除作業が熟練を要して煩雑であった。 【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、両コネクタハウジングの嵌合
状態を容易にロックすることができると共に、該嵌合状
態のロックを容易に解除することができる操作性の良い
スライド嵌合型コネクタを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雌,
雄両コネクタハウジングの一方のコネクタハウジングに
スライド部材を往復スライド移動自在に設け、このスラ
イド部材に該スライド部材の往復動により回動するレバ
ーの基端部を支軸を介して回動自在に支持し、このレバ
ーの中途部を前記一方のコネクタハウジングの作用点部
に連係させると共に、前記両コネクタハウジングを嵌脱
させる際に該レバーの先端部側を他方のコネクタハウジ
ングの一対の係合部に係合、離反自在にし、前記一方の
コネクタハウジングに前記スライド部材を前記両コネク
タハウジングの嵌脱方向に対して往復スライド移動自在
外装し、このスライド部材と前記一方のコネクタハウ
ジングとの間に前記レバーを設け、前記スライド部材の
往動時に前記レバーの先端部が前記他方のコネクタハウ
ジングの一方の係合部に係合して該他方のコネクタハウ
ジングに前記一方のコネクタハウジングを引き込んで両
コネクタハウジング相互を嵌合させると共に、該スライ
ド部材の復動時に前記レバーの先端部が前記他方のコネ
クタハウジングの他方の係合部に係合して前記両コネク
タハウジング相互を離脱させるように構成し、前記スラ
イド部材に係止部を設ける一方、前記他方のコネクタハ
ウジングに該スライド部材の係止部に係止、離脱される
係合部を設け、これら係止部と係合部との係止により前
記両コネクタハウジングの嵌合状態を係止自在にし、前
記係止部と係合部との係止状態を前記他方のコネクタハ
ウジングに設けられた解除部材により解除自在にしたス
ライド嵌合型コネクタであって、前記スライド部材に
撓性アームを形成し、この可撓性アーム上に前記係止部
を突出形成すると共に、該係止部の後側にテーパ面を設
け、この係止部と前記解除部材の解除部とを当接させ、
該解除部材の押圧操作時に前記可撓性アームを内側に撓
ませて前記解除部材の解除部と前記係止部のテーパ面と
を当接させるようにしたことを特徴とする。 【0007】このスライド嵌合型コネクタでは、両コネ
クタハウジングが嵌合されると同時に、他方のコネクタ
ハウジングの係合部にスライド部材の係止部が係止され
るので、両コネクタハウジングの嵌合状態は簡単にロッ
クされる。また、この嵌合状態のロックを解除する場合
には、他方のコネクタハウジングの解除部材により該他
方のコネクタハウジングの係合部とスライド部材の係止
部との係止状態が解除されることにより簡単かつスムー
ズに解除される。特に、両コネクタハウジングの嵌合状
態のロックを解除する場合に、他方のコネクタハウジン
グの解除部材を押圧操作すると、スライド部材の係止部
を突設させた可撓性アームが内側に撓んで解除部材の解
除部とスライド部材の係止部のテーパ面とが当接して他
方のコネクタハウジングの係合部とスライド部材の係止
部との係止状態が解除される。この際、他方のコネクタ
ハウジングの解除部材の解除部がスライド部材の係止部
のテーパ面を押圧して他方のコネクタハウジングからス
ライド部材を嵌合方向と反対側に少し押し出すので、解
除部材を押しながらスライド部材を引き抜くという煩雑
な作業や特殊なロック解除治具等を必要とせず、両コネ
クタハウジングの嵌合状態のロックは簡単かつスムーズ
に解除される。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 【0011】図1は本発明の一実施形態のスライド嵌合
型コネクタの嵌合前の状態を示す断面図、図2は同スラ
イド嵌合型コネクタの嵌合前の雌コネクタハウジングと
雄コネクタハウジングとを底面側から見た斜視図であ
る。 【0012】図1,図2に示すように、スライド嵌合型
コネクタ10は、後壁21より四角筒状のフード部22
内に複数の雄端子29が突設されると共に、該後壁21
の背面側が基板11に固定された合成樹脂製で雌型のコ
ネクタハウジング(他方のコネクタハウジング)20
と、この雌型のコネクタハウジング20のフード部22
内に往復スライド移動自在に遊嵌される合成樹脂製で四
角筒状のスライドカバー(スライド部材)30と、この
スライドカバー30内に往復スライド移動自在に支持さ
れた合成樹脂製の直方体状で一対の雄型のコネクタハウ
ジング(一方のコネクタハウジング)40,40と、上
記スライドカバー30の中央の一対の雄型のコネクタハ
ウジング40,40間に配設されて該スライドカバー3
0の往復スライド移動により揺動(回動)し、てこ作用
により固定側の雌型のコネクタハウジング20に可動側
の各雄型のコネクタハウジング40を嵌脱(嵌合、離
脱)させる合成樹脂製のレバー50とで構成されてい
る。 【0013】雌型のコネクタハウジング20のフード部
22の上壁22aの中央部には矩形の開口部23を形成
してある。この開口部23の前端からフード部22の上
壁22aの内面にはブロック状の突起部(一方の係合
部)24を一体突出形成してある。この突起部24の後
面と開口部23の前端面が係合面24aとなっている。
また、雌型のコネクタハウジング20のフード部22の
下壁22bの内面側中央には、前端から後壁21に連な
る溝状の凹部(レバー案内部)25を形成してある。こ
の凹部25の後端から上記開口部23に対向する後壁2
1の内面中央にはリブ(他方の係合部)26を一体突出
形成してある。このリブ26の凹部25側から中央まで
が平坦面26aになっていると共に,該中央から上記開
口部23にかけてテーパ面(斜面)26bを形成してあ
る。 【0014】さらに、雌型のコネクタハウジング20の
フード部22の一側壁22cの中央には、図2及び図5
(a),(b),(c)に示すように、略L字状で可撓
性の解除アーム(解除部材)27を一体突出形成してあ
る。この解除アーム27の基部の一側壁22cの連結部
を除いた周囲はコ字状に切り欠かれた係合孔(係合部)
28になっていて、該解除アーム27はその外面前側の
押圧部27aを押圧操作することにより、その内面前側
の前端角部(解除部)27bが内側(係合孔28側)に
突出するようになっている。 【0015】図2,図3に示すように、スライドカバー
30は合成樹脂により四角筒状に形成してあり、雄型の
各コネクタハウジング40に対して摺動自在に外装され
ていると共に、両コネクタハウジング20,40の嵌脱
時に雌型のコネクタハウジング20のフード部22内に
摺動自在になっている。この四角筒状のスライドカバー
30の外周面の前端側には環鍔状の操作部31を一体突
出形成してある。さらに、スライドカバー30の上,下
壁32,33の中央の相対向する位置には長短のスリッ
ト32a,33aをそれぞれ形成してあり、下側の短ス
リット(一方のスリット)33aの相対向する内面には
レバー50の基端部51を回動自在に支持する一対の支
軸34,34を一体突出形成してあると共に、上側の長
スリット(他方のスリット)32a内にはレバー50の
先端側を挿入、離反自在にしてある。 【0016】さらに、スライドカバー30の一側壁35
の中央前側には、可撓性アーム(可撓性部材)36を一
体形成してある。即ち、この可撓性アーム36はスライ
ドカバー30の一側壁35の前側に平行になるように形
成された一対の切欠部38,38間に薄肉状に一体形成
されていて、内側に弾性変形自在になっている。そし
て、この可撓性アーム36の中央には断面台形状の係止
部37を一体突出形成してある。この係止部37の後側
(雌型のコネクタハウジング20の解除アーム27側)
には図5(a)に示すようにテーパ面37bを形成して
あり、通常は該係止部37の平坦面37aと解除アーム
27の前端角部27bとが当接或いは近接して、可撓性
アーム36の係止部37と解除アーム27側の係合孔2
8との係止(ロック)により両コネクタハウジング2
0,40の嵌合状態を係止自在してある。また、解除ア
ーム27の押圧部27aの押圧操作時に係止部37の平
坦面37aが解除アーム27の前端角部27bに押され
て可撓性アーム36が内側に撓んで解除アーム27の前
角部27bと係止部37のテーパ面37bとが当接する
ことにより、可撓性アーム36の係止部37と解除アー
ム27側の係合孔28との係止状態(ロック状態)が解
除されると共に、雌型のコネクタハウジング20及び雄
型のコネクタハウジング40に対してスライドカバー3
0が外側に少し飛び出して該スライドカバー30が引き
出し易くなっている。 【0017】図2に示すように、雄型のコネクタハウジ
ング40は合成樹脂により略直方体状に形成してあり、
その前後面間にかけて複数の端子収容室41をそれぞれ
形成してある。この各端子収容室41には、両コネクタ
ハウジング20,40の嵌合時に、雌型のコネクタハウ
ジング20の各雄端子29と電気的に接続されて両コネ
クタハウジング20,40相互の電気的導通が図られる
図示しない雌端子が収容してある。この各雌端子には図
示しないワイヤハーネスを接続してある。また、雄型の
一対のコネクタハウジング40,40間にレバー50を
介在してある。即ち、雄型の各コネクタハウジング40
の相対向する側面の中央の前側には、レバー50の作用
点となる円柱状の支持ピン(作用点部)42を一体成
形、圧入等により突出形成してある。 【0018】レバー50は合成樹脂により略矩形板状に
形成してあり、その円弧状の基端部51の中央に丸孔5
2を形成してある。この丸孔52にスライドカバー30
の下側の短スリット33aの一対の支軸34,34を嵌
め込むことにより、レバー50の基端部51を回動自在
に枢支してある。また、レバー50の中途部53には長
孔(作用点受部)54を形成してあり、この長孔54を
雄型のコネクタハウジング40の支持ピン42に摺動自
在に係合してある。さらに、レバー50の先端側は前後
に略三角板状に突出した一対の先端部55,56となっ
ていて、前側の先端部(一方の先端部)55は雌型のコ
ネクタハウジング20の一方の係合部としての突起部2
4に係合、離反自在になっていると共に、後側の先端部
(他方の先端部)56は雌型のコネクタハウジング20
の他方の係合部としてのリブ26に係合、離反自在にな
っている。さらに、レバー50の基端部51から雄型の
コネクタハウジング40の支持ピン42に枢支(連係)
される中途部53までの距離を、該中途部53から先端
部55、56までの距離よりも長くなるように形成して
ある。 【0019】以上実施形態のスライド嵌合型コネクタ1
0によれば、図1,図2に示す雌型のコネクタハウジン
グ20と雄型の各コネクタハウジング40の嵌合前(分
離状態)においては、レバー50はスライドカバー30
の支軸34と雄型の各コネクタハウジング40の支持ピ
ン42間にて傾斜した状態になっている。この状態よ
り、図4(a)に示すように、固定側の雌型のコネクタ
ハウジング20のフード部22内に雄型の各コネクタハ
ウジング40を内包したスライドカバー30の先端側を
挿入して仮嵌合させた後、該スライドカバー30を両コ
ネクタハウジング20,40の嵌合方向(図4(a)中
矢印Aで示す往動方向)に押圧操作して押し込むと、レ
バー50の後側の先端部56が雌型のコネクタハウジン
グ20のフード部22内のリブ26の平坦面26aから
テーパ面26bに接することによりスライドカバー30
の初期の往動でレバー50だけが回転して該レバー50
の前側の先端部55が雌型のコネクタハウジング20の
開口部23内の上方に飛び出し、図4(b)に示すよう
に、レバー50の前側の先端部55が突起部24の係合
面24aと当接して支点を形成する。 【0020】この状態より、図4(c)に示すように、
スライドカバー50を嵌合方向にさらに押圧操作して押
し込むと、レバー50のてこ作用(レバー50の基端部
51の丸孔52を力点、雄型のコネクタハウジング40
の支持ピン42を作用点、レバー50の前側の先端部5
5を支点とするてこ作用)により、雌型のコネクタハウ
ジング20のフード部22内に雄型の各コネクタハウジ
ング40が引き込まれて両コネクタハウジング20,4
0相互が嵌合する。この嵌合時に、図5(a)に示すよ
うに、雌型のコネクタハウジング20の係合孔28にス
ライドカバー30の係止部37が係止されることによ
り、両コネクタハウジング20,40の嵌合状態はロッ
クされる。詳述すると、両コネクタハウジング20,4
0相互の嵌合時の直前に、雌コネクタハウジング20の
フード部22の一側部22cの内縁にスライドカバー3
0の係止部37のテーパ面37bが当接して該係止部3
7を突設させた可撓性アーム36が内側に撓んだ後、雌
型のコネクタハウジング20の係合孔28にスライドカ
バー30の係止部37が係止されると同時に、可撓性ア
ーム36が元の状態に復帰することにより、両コネクタ
ハウジング20,40の嵌合状態は容易かつスムーズに
ロックされる。また、スライドカバー30の係止部37
が雌型のコネクタハウジング20の係合孔28にロック
されるまでの間レバー50の基端部51が雌型のコネク
タハウジング20の凹部25に案内されることにより、
スライドカバー50はガタ付くことなくスムーズにスラ
イド移動する。 【0021】この嵌合状態のロックを解除する場合に
は、図5(b)に示すように、雌型のコネクタハウジン
グ20の解除ア−ム27の押圧部27aを押圧操作する
と、スライドカバー30の係止部37の平坦面37aが
上記解除アーム27の前端角部27bにより押され、こ
れにより、スライドカバー30の可撓性アーム36が内
側に撓んで解除アーム27の前角部27bと係止部37
のテーパ面37bとが当接するため、図5(c)に示す
ように、可撓性アーム36の係止部37と解除アーム2
7側の係合孔28とのロック状態が解除されると共に、
雌型のコネクタハウジング20及び雄型のコネクタハウ
ジング40に対してスライドカバー30が少し外側(図
5(c)中矢印Dに示す方向)に押し出されて該スライ
ドカバー30が引き抜き易くなる。これにより、両コネ
クタハウジング20,40を離脱させる場合は、スライ
ドカバー30を復動方向(図4(c)の矢印Bに示す方
向)に引き抜くと、リブ26のテーパ面26bと当接し
たレバー50の後側の先端部56が支点となり、スライ
ドカバー30の引き抜きに伴って、レバー50のてこ作
用(レバー50の基端部51の丸孔52を力点、雄型の
コネクタハウジング40の支持ピン42を作用点、レバ
ー50の後側の先端部56を支点とするてこ作用)によ
り両コネクタハウジング20,40相互が離脱する。 【0022】このように、スライドカバー30を両コネ
クタハウジングの嵌脱方向に往復スライド移動自在に設
け、このスライドカバー30の往動時にレバー50の前
側の先端部55が雌型のコネクタハウジング20の突起
部24の係合面24aに当接して該雌型のコネクタハウ
ジング20に雄型の各コネクタハウジング40を引き込
んで両コネクタハウジング20,40相互を嵌合させる
と共に、該スライドカバー30の復動時にレバー50の
後側の先端部56が雌型のコネクタハウジング20のリ
ブ26のテーパ面26bに当接して両コネクタハウジン
グ20,40相互を離脱させるようにしたことにより、
スライドカバー30を嵌脱方向に小さな操作力によりス
ライド操作するだけで、両コネクタハウジング20,4
0相互の嵌脱作業を容易に行うことができる。特に、両
コネクタハウジング20,40の嵌合時には、スライド
カバー30を嵌合方向に押すだけでその嵌合作業ができ
るため、例えば固定側の雌型のコネクタハウジング20
が見えない部位での狭い取付空間等の作業でも、両コネ
クタハウジング20,40相互を熟練を要することなく
スムーズかつ短時間に嵌合させることができる。 【0023】また、レバー50がスライドカバー30に
内包されて外側に突出することがないので、外的負荷力
等によるレバー50の破損を確実に防止することができ
る。これにより、レバー50のてこ作用の機能(小操作
力による嵌合機能)が損なわれることなく、常に安定し
た状態で両コネクタハウジング20,40同士の嵌脱を
容易かつ確実に行うことができる。さらに、レバー50
の長さを可及的に短くすることができ、その分コネクタ
全体の小型化を図ることができる。さらに、スライドカ
バー30の中央に設けられた1つのレバー50のてこ作
用により多極の雌,雄両コネクタハウジング20,40
相互の嵌脱作業を容易かつ確実に行うことができると共
に、部品点数を削減することができてコネクタ全体の低
コスト化を図ることができる。 【0024】さらに、両コネクタハウジング20,40
の嵌合状態のロックを解除する場合には、雌型のコネク
タハウジング20の解除ア−ム27の押圧部27aを押
圧操作して、スライドカバー30の係止部37を突設さ
せた可撓性アーム36を内側に撓ませ、解除アーム27
の解除部としての前端角部27bとスライドカバー30
の係止部37のテーパ面37bとを当接させることによ
り、雌型のコネクタハウジング20の係合孔28とスラ
イドカバー30の係止部37との係止状態を容易に解除
することができる。この際、雌型のコネクタハウジング
20の解除アーム27の前端角部27bがスライドカバ
ー30の係止部37のテーパ面37bを押圧して雌型の
コネクタハウジング20からスライドカバー30を外に
少し押し出すので、解除アーム27を押しながらスライ
ドカバー30を引き抜くという煩雑な作業やドライバー
等のロック解除治具を必要とせず、両コネクタハウジン
グ20,40の嵌合状態のロックを容易かつスムーズに
解除することができる。 【0025】尚、前記実施形態によれば、レバーをスラ
イドカバーの中央に1つだけ設けたが、2つ以上設けて
もよい。また、レバーを雄型のコネクタハウジング側に
設けたが、レバーを雌型のコネクタハウジング側に設け
てもよい。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、両コネクタハウジングが嵌合されると同時に、
他方のコネクタハウジングの係合部にスライド部材の係
止部が係止されるので、両コネクタハウジングの嵌合状
態を容易かつスムーズにロックすることができ、また、
この嵌合状態のロックを解除する場合には、他方のコネ
クタハウジングの解除部材により該他方のコネクタハウ
ジングの係合部とスライド部材の係止部との係止状態を
解除することにより、ロック解除治具等を用いることな
く容易かつスムーズに解除することができる。特に、両
コネクタハウジングの嵌合状態のロックを解除する場合
に、他方のコネクタハウジングの解除部材を押圧操作
し、スライド部材の係止部を突設させた可撓性アームを
内側に撓ませて解除部材の解除部とスライド部材の係止
部のテーパ面とを当接させることにより、他方のコネク
タハウジングの係合部とスライド部材の係止部との係止
状態を容易に解除することができる。この際、他方のコ
ネクタハウジングの解除部材の解除部がスライド部材の
係止部のテーパ面を押圧して他方のコネクタハウジング
からスライド部材を嵌合方向と反対側に押し出すので、
解除部材を押しながらスライド部材を引き抜くという煩
雑な作業やロック解除治具等を必要とせず、両コネクタ
ハウジングの嵌合状態のロックを容易かつスムーズに解
除することができる。 【0027】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態のスライド嵌合型コネクタ
の嵌合前の状態を示す断面図である。 【図2】上記スライド嵌合型コネクタの嵌合前の雌コネ
クタハウジングと雄コネクタハウジングとを底面側から
見た斜視図である。 【図3】上記雄コネクタハウジングに外装されるスライ
ドカバーと該スライドカバーに可動自在に支持されるレ
バーを底面側から見た斜視図である。 【図4】(a)は上記雌,雄コネクタハウジング同士の
嵌合開始時の断面図、(b)は同嵌合途中の断面図、
(c)は同嵌合終了時の断面図である。 【図5】(a)は上記スライド嵌合型コネクタの雌,雄
コネクタハウジング同士の嵌合時のロック状態を示す断
面図、(b)は同ロック状態のロック解除途中の状態を
示す断面図、(c)は同ロック状態が解除された状態を
示す断面図である。 【図6】(a)は従来例のレバー式コネクタを示す説明
図、(b)は同レバー式コネクタのレバー側の斜視図で
ある。 【符号の説明】 10 スライド嵌合型コネクタ 20 雌型のコネクタハウジング(他方のコネクタハウ
ジング) 24 突起部(一方の係合部) 26 リブ(他方の係合部) 27 解除アーム(解除部材) 27b 前端角部(解除部) 28 係合孔(係合部) 30 スライドカバー(スライド部材) 34 支軸 36 可撓性アーム 37 係止部 37b テーパ面 40 雄型のコネクタハウジング(一方のコネクタハウ
ジング) 42 支持ピン(作用点部) 50 レバー 51 基端部 53 中途部 54 長孔 55,56 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−231831(JP,A) 特開 平10−334988(JP,A) 特開 平5−135823(JP,A) 特開 平6−333639(JP,A) 特開 平2−56875(JP,A) 特開 平6−243929(JP,A) 実開 平4−85674(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/629

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 雌,雄両コネクタハウジングの一方のコ
    ネクタハウジングにスライド部材を往復スライド移動自
    在に設け、このスライド部材に該スライド部材の往復動
    により回動するレバーの基端部を支軸を介して回動自在
    に支持し、このレバーの中途部を前記一方のコネクタハ
    ウジングの作用点部に連係させると共に、前記両コネク
    タハウジングを嵌脱させる際に該レバーの先端部側を他
    方のコネクタハウジングの一対の係合部に係合、離反自
    在にし、前記一方のコネクタハウジングに前記スライド
    部材を前記両コネクタハウジングの嵌脱方向に対して
    復スライド移動自在に外装し、このスライド部材と前記
    一方のコネクタハウジングとの間に前記レバーを設け、
    前記スライド部材の往動時に前記レバーの先端部が前記
    他方のコネクタハウジングの一方の係合部に係合して該
    他方のコネクタハウジングに前記一方のコネクタハウジ
    ングを引き込んで両コネクタハウジング相互を嵌合させ
    ると共に、該スライド部材の復動時に前記レバーの先端
    部が前記他方のコネクタハウジングの他方の係合部に係
    合して前記両コネクタハウジング相互を離脱させるよう
    に構成し、前記スライド部材に係止部を設ける一方、前
    記他方のコネクタハウジングに該スライド部材の係止部
    に係止、離脱される係合部を設け、これら係止部と係合
    部との係止により前記両コネクタハウジングの嵌合状態
    を係止自在にし、前記係止部と係合部との係止状態を前
    記他方のコネクタハウジングに設けられた解除部材によ
    り解除自在にしたスライド嵌合型コネクタであって、 前記スライド部材に可撓性アームを形成し、この可撓性
    アーム上に前記係止部を突出形成すると共に、該係止部
    の後側にテーパ面を設け、この係止部と前記解除部材の
    解除部とを当接させ、該解除部材の押圧操作時に前記可
    撓性アームを内側に撓ませて前記解除部材の解除部と前
    記係止部のテーパ面とを当接させるようにしたことを特
    徴とするスライド嵌合型コネクタ。
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