JP3464262B2 - 防炎性黒色熱可塑性成形材料 - Google Patents

防炎性黒色熱可塑性成形材料

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JP3464262B2 JP00398194A JP398194A JP3464262B2 JP 3464262 B2 JP3464262 B2 JP 3464262B2 JP 00398194 A JP00398194 A JP 00398194A JP 398194 A JP398194 A JP 398194A JP 3464262 B2 JP3464262 B2 JP 3464262B2
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    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、 A)熱可塑性ポリアミド5〜98.9重量% B)赤リン1〜20重量% C)着色剤0.1〜5重量% D)ゴム弾性ポリマー0〜30重量% E)繊維−又は粒子状充填剤又はそれらの混合物0〜5
0重量% F)ポリフェニレンエーテル0〜70重量% G)慣例の添加剤及び加工助剤0〜30重量% (ここで、成分A〜Gの重量%は、そのつど100%に
なる)を含有する、防炎性黒色熱可塑性成形材料に関す
る。
【0002】更に、本発明は、このような成形材料の、
繊維、箔及び成形体の製造のための使用並びにその成形
材料から得られる成形体に関する。
【0003】熱可塑性樹脂、殊にポリアミドの染色は、
以前から公知である(例えばBASF AGのヘリオゲン(Heli
ogen;登録商標)-顔料に関する技術情報誌、1980参
照)。
【0004】ポリアミド用の防炎剤としての赤リンの使
用は、例えばドイツ国特許(DE−A)第193138
7号明細書又はドイツ国特許第1967354号明細書
(DE−A)から公知である。
【0005】黒色染色のためには、ポリアミドのため
に、通常、すす又はニグロシンが使用され、その際、こ
の添加の量又は欧州特許(EP−A)第157756号
から公知である他の着色剤との混合に応じて、あらゆる
色調の灰色から黒色が得られる。
【0006】有機顔料 ニグロシンで黒く染色されてい
るリン防炎性ポリアミドは、不十分なリン安定性並びに
光堅牢度を有し、かつ作業技術的に並びに環境面を考慮
すると危険である。すすで染色されたリンを含有するポ
リアミド成形体は、条件付けされた場合にのみ、電子工
学−及び電気産業での使用に適当である。それというの
も、漏電強度(Kriechstromfestigkeit)(CTI)及び
他の電気的特性が不十分であるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、良好な光堅牢度及び良好な電気的特性、殊に、漏電
強度を有し、か同時に良好なリン安定性を示す黒色防炎
性ポリアミド成形材料を提供することであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】それによって、冒頭で前
記した熱可塑性成形材料が見つけられた。有利な実施態
様は、後記のものから見て取れる。
【0009】成分A)として、本発明の成形材料は、熱
可塑性ポリアミドを5〜98.9重量%、有利には20
〜98重量%及び殊に30〜95重量%含有する。
【0010】本発明の成形材料のポリアミドは、一般的
に、相対粘度ηrel1.7〜5.0(96重量%硫酸中
の1重量%溶液中で、25℃で測定)を有し、これは、
K−値(フィケンチャーによる)50〜96に相当す
る。相対粘度2.3〜4.5、殊に2.5〜4.0を有
するポリアミドを使用することは有利である。
【0011】例えば米国特許第2071250号、同第
2071251号、同第2130523号、同第213
0948号、同第2241322号、同第231296
6号、同第2512606号及び同第3393210号
明細書中に記載されている、少なくとも5000の分子
量(重量平均値)を有する半結晶性又は無定形樹脂は、
有利である。
【0012】このための例は、7〜13員環を有するラ
クタムから誘導されるポリアミド、例えばポリカプロラ
クタム、ポリカプリルラクタム及びポリラウリンラクタ
ム、並びにジカルボン酸とジアミンとの反応により得ら
れるポリアミドである。
【0013】ジカルボン酸として、炭素原子6〜12
個、殊に6〜10個を有するアルカンジカルボン酸及び
芳香族ジカルボン酸を使用することができる。ここで
は、酸として、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカン二酸及びテレフタル酸及び/又はイソフタ
ル酸のみを挙げておく。
【0014】ジアミンとしては、殊に、炭素原子6〜1
2個、殊に6〜8個を有するアルカンジアミン並びにm
−キシレンジアミン、ジ−(4−アミノフェニル)メタ
ン、ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタン、2,
2−ジ−(4−アミノフェニル)−プロパン又は2,2
−ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−プロパンが適当
である。
【0015】有利なポリアミドは、ポリヘキサメチレン
アジピン酸アミド、ポリヘキサメチレンセバシン酸アミ
ド及びポリカプロラクタムである。
【0016】更に、例えば、高めた温度下での1,4−
ジアミノブタンとアジピン酸との縮合により得られるポ
リアミド(ポリアミド−4,6)も挙げられる。この構
造のポリアミドの製法は、欧州特許(EP−A)第38
094号明細書、欧州特許(EP−A)第38582号
明細書及び欧州特許(EP−A)第39524号明細書
中に記載されている。
【0017】更に、前記したモノマーのうち、2個以上
の共重合により得られるポリアミドか、又は複数のポリ
アミドの混合物が適当であり、その際、混合比は任意で
ある。
【0018】このような部分芳香族、部分結晶性コポリ
アミドは、 A1)テレフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
導される単位20〜90重量%、 A2)ε−カプロラクタムから誘導される単位0〜50
重量%及び A3)アジピン酸とヘキサメチレンジアミンから誘導さ
れる単位0〜80重量%、 A4)もう1つのポリアミド形成モノマー0〜40重量
% から形成されていて、その際、成分(A2)又は(A3
又は(A4)又はそれらの混合物の割合は、少なくとも
10重量%である。
【0019】成分A1)は、テレフタル酸とヘキサメチ
レンジアミンから誘導される単位を20〜90重量%含
有する。
【0020】テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンか
ら誘導される単位の他に、コポリアミドは、ε−カプロ
ラクタムから誘導される単位及び/又はアジピン酸とヘ
キサメチレンジアミンから誘導される単位及び/又はも
う1つのポリアミド形成モノマーから誘導される単位を
含有する。
【0021】ε−カプロラクタムから誘導される単位の
割合は、最大50重量%、特に20〜50重量%、殊に
25〜40重量%である一方、アジピン酸とヘキサメチ
レンジアミンから誘導される単位の割合は、80重量%
まで、特に30〜75重量%及び殊に35〜60重量%
である。
【0022】コポリアミドは、ε−カプロラクタムから
の単位も、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンからの
単位も含有していてよい;この場合、芳香族基を有しな
い単位の割合が、少なくとも10重量%、特に少なくと
も20重量%である場合が有利である。その際、ε−カ
プロラクタムから誘導される単位と、アジピン酸とヘキ
サメチレンジアミンからから誘導される単位の比は特に
制限がない。
【0023】テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンか
ら誘導される単位(単位A1)50〜80重量%、殊に
60〜75重量%及びε−カプロラクタムから誘導され
る単位(単位A2)20〜50重量%、特に25〜40
重量%を有するポリアミドは、多くの使用目的のために
殊に有利であることが判明した。
【0024】前記した単位A1)〜A3)の他に、部分芳
香族コポリマーは、他のポリアミドから公知であるもう
1つのポリアミド形成モノマーA4)を40重量%、特
に10〜30重量%及び殊に20〜30重量%含有して
いてよい芳香族ジカルボン酸A4)は、炭素原子8〜1
6個を有する。適当な芳香族ジカルボン酸は、例えば、
イソフタル酸、置換されたテレフタル−及びイソフタル
酸、例えば3−t−ブチルイソフタル酸、多核ジカルボ
ン酸、例えば4,4′−及び3,3′−ジフェニルジカ
ルボン酸、4,4′−及び3,3′−ジフェニルメタン
ジカルボン酸、4,4′−及び3,3′−ジフェニルス
ルホンジカルボン酸、1,4−又は2,6−ナフタリン
ジカルボン酸、フェノキシテレフタル酸であり、その
際、イソフタル酸は、殊に有利である。
【0025】もう1つのポリアミド形成モノマーA4
は、炭素原子4〜16個を有するジカルボン酸及び炭素
原子4〜16個を有する脂肪族又は脂環式ジアミン並び
に炭素原子7〜12個を有するアミノカルボン酸もしく
は相当するラクタムから誘導されうる。ここでは、この
タイプの適当なモノマーとして、脂肪族ジカルボン酸の
代表物としてのスベリン酸、アゼライン酸又はセバシン
酸、ジアミン及びカプリルラクタムの代表物としての
1,4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、
ピペラジン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン、2,2−(4,4′−ジアミンアミノジシクロヘキ
シル)プロパン又は3,3′−ジメチル−4,4′−ジ
アミノジシクロヘキシルメタン、ラクタムもしくはアミ
ノカルボン酸の代表物としてのエナントラクタム、ω−
アミノウンデカン酸及びラウリンラクタムが挙げられ
る。
【0026】ここで、次の組成の成分(A)は、殊に有
利である: A1)テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンから誘導
される単位65〜85重量%及び A4)イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンから誘導
される単位15〜35重量%又は、 A1)テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンから誘導
される単位50〜70重量%及び A3)アジピン酸とヘキサメチレンジアミンから誘導さ
れる単位10〜20重量%及び A4)イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンから誘導
される単位20〜30重量%。
【0027】成分(A4)が、カルボキシル基がp−位
に存在する対称ジカルボン酸を含有している場合、これ
らを、(A1)及び(A2)又は(A1)及び(A3)と共
に、3成分コポリアミドとして形成することが望まし
い。それというのも、それ以外の場合には、コポリアミ
ドは、高すぎる融点を有し、かつ分解下に融解してしま
うだけだからであり、このことは望ましくない。
【0028】更に、そのトリアミン含有率が0.5重量
%より、特に0.3重量%より少ないような部分芳香族
コポリアミドは、殊に有利なものであることが判明し
た。
【0029】多くの公知の方法(米国特許(US−A)
第4603166号明細書参照)により製造された部分
芳香族コポリアミドは、0.5重量%より高いトリアミ
ン含有率を有し、このことは、製品品質の劣悪化及び連
続製造の際の問題を生じる。これらの問題の原因である
トリアミンとして、殊に、製造の際に使用したヘキサメ
チレンジアミンから形成されるジヘキサメチレントリア
ミンが挙げられる。
【0030】低いトリアミン含有率を有するコポリアミ
ドは、高いトリアミン含有率を有する同じ組成の生成物
と比べて、同じ溶液粘度で、より低い溶融粘度を有す
る。これは、加工性も、製品特性も著しく改良する。
【0031】部分芳香族コポリアミドの融点は、270
〜325℃、有利には280〜310℃の範囲にあり、
その際、高い融点は、一般的に、75℃、殊に85℃よ
り高いガラス転位温度(乾燥状態で)とも結びついてい
る。
【0032】テレフタル酸、ヘキサメチレンジアミン及
びε−カプロラクタムを基礎とする2成分コポリアミド
は、テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンから誘導さ
れる単位約70重量%の含有率で、300℃の範囲内の
融点及び(乾燥状態で)110℃より高いガラス転位温
度を有する。
【0033】テレフタル酸、アジピン酸及びヘキサメチ
レンジアミンを基礎とする2成分コポリアミドは、テレ
フタル酸とヘキサメチレンジアミン(HMD)からの単
位約55重量%の低い含有率で、既に300℃以上の融
点に達し、その際、ガラス転位温度は、アジピン酸もし
くはアジピン酸/HMDの代わりにε−カプロラクタム
を含有する2成分コポリアミドの場合と同様に、それ程
高くない。
【0034】低いトリアミン含有率を有する有利な部分
芳香族コポリアミドの製造は、欧州特許(EP−A)第
129195号明細書及び同第129196号明細書に
記載の方法により行なうことができる。
【0035】本発明による成形材料は、成分(B)とし
て、赤リン1〜30重量%、有利には1〜15重量%及
び殊に3〜10重量%を、殊に、未処理形で使用されう
るガラス繊維強化成形材料と組み合わせて含有する。
【0036】しかしながら、その中のリンが表面的に、
低分子液体物質、例えばシリコーン油、パラフィン油又
はフタル酸又はアジピン酸のエステルで、又はポリマー
又はオリゴマー化合物で、例えばフェノール樹脂又はア
ミノプラスト並びにポリウレタンで被覆されている調合
物は、殊に適当である。
【0037】更に、例えばポリアミド又はエラストマー
中の赤リンの濃縮物は、防炎剤として適当である。殊
に、ポリオレフィンホモ−及び−コポリマーは、濃縮ポ
リマーとして殊に適当である。しかしながら、濃縮ポリ
マーの割合は、本発明による成形材料中、成分(A)及
び(B)の重量に対して35重量%より多くなくすべき
である。
【0038】成形材料中に分配されたリン粒子の平均粒
度(d50)は、0.0001〜0.5mm;殊に0.0
01〜0.2mmの範囲であるのが有利である。
【0039】本発明の成形材料中の成分B)の含有率
は、成分A)〜G)の合計に対する。
【0040】成分C)として、本発明の成形材料は、着
色剤を0.1〜5重量%、殊に0.4〜3重量%及び殊
に0.5〜1.5重量%含有する。
【0041】着色剤とは、一般的に、無機及び有機着色
剤に並びに天然及び合成着色剤に分類することができる
DIN55944による発色する全ての物質を表わす
(Roempps Chemie Lexikon,1981,第8版,1237頁参照)。
【0042】赤リンは、熱可塑性成形材料中で黄色から
濃赤色を有するので、望ましいような成形材料の黒い色
の成形材料を得るために、補色顔料C)として、緑、青
又は紫色顔料又はそれらの混合物を使用する。
【0043】顔料は、有機着色剤にも無機着色剤にも属
し、かつ顔料が溶液−及び/又は結合剤中に不溶の着色
剤である限り、染料と区別される。これらは、一般的
に、カラーインデックス(C.I)により分類され、そ
の際、系統又は慣用名に付加的に、はっきりとした分類
を可能にするC.I.名を添える。
【0044】有利な顔料として、緑又は青色を有する銅
フタロシアニン顔料が挙げられる。緑色は、一般的に、
多環式テトラアミンの水素を塩素原子に置換することに
より得られる。
【0045】もう1つの適当な顔料は、マンガン紫顔料
(化学量論組成の変化により、より青い又はより赤い色
を生じる、アンモニウムとマンガン(III)からなる
の式MnNH427のピロフタレート)、ウルトラマ
リン顔料(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸アルミニウム)、
スピネル構造を有する、例えば酸化クロム又は酸化コバ
ルトを基礎とする青色及び緑色顔料である。このような
顔料は、ヘリオゲン(登録商標)−青、ヘリオゲン(登
録商標)−緑、シコパル(Sicopal;登録商標)−緑、シ
コパル(登録商標)−青(BASF AGの登録商標
名)の市販名で、並びにウルトラマリン−、クロムオキ
シド−又はマンガン紫−顔料として市場で得られる。
【0046】有利な顔料は、C.I 第1部(Teil 1)に
よれば、ピグメントブルー15、ピグメントブルー1
5:2、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー
16、ピグメントブルー28、ピグメントブルー29、
ピグメントブルー36、ピグメントグリーン17、ピグ
メントグリーン24、ピグメントグリーン50、ピグメ
ントバイオレット15及びピグメントバイオレット16
であり、その際、ピグメントブルー15:1及び15:
3並びにピグメントグリーン7及び36が殊に有利であ
る。
【0047】顔料は、一般的に、平均粒径0.3〜8μ
m、有利には0.7〜7μmを有する。
【0048】もう1つの成分として、本発明によるコポ
リアミドは、繊維状又は粒子状充填剤(成分(B))又
はそれらの混合物を0〜40重量%、特に10〜35重
量%、殊に15〜35重量%を含有していてよい。
【0049】有利な繊維状強化剤は、炭素繊維、チタン
酸カリウムホイスカー、アラミド繊維及び殊に有利には
ガラス繊維である。ガラス繊維の使用時に、これらは熱
可塑性ポリアミド(A)との良好な相容性のために、層
及び定着剤を備えていてよい。一般的に、使用したガラ
ス繊維は、6〜20mmの範囲の直径を有している。
【0050】ガラス繊維の混和は、短いガラス繊維の形
でも、エンドレスストランド(Rovings)の形でも行なう
ことができる。できた射出成形品において、ガラス繊維
の平均長さは、0.08〜0.5mmの範囲にある。
【0051】粒子形の充填物質として、無定形ケイ酸、
炭酸マグネシウム(白亜)、カオリン(殊にか焼された
カオリン)、粉末化された水晶、雲母、タルク、長石及
び殊にケイ酸カルシウム、例えば珪灰石が適当である。
【0052】充填剤の有利な組み合わせは、例えば珪灰
石15重量%を有するガラス繊維20重量%及び珪灰石
15重量%を有するガラス繊維15重量%である。
【0053】成分(D)として、本発明による熱可塑性
成形材料は、ゴム弾性ポリマーを0〜30重量%、特に
5〜20重量%及び殊に5〜15重量%含有していてよ
い。有利なゴム弾性ポリマーは、次の成分から形成され
るオレフィンを基礎とするポリマーである: d1)C原子2〜8個を有するα−オレフィン少なくと
も40〜100重量% d2)ジエン0〜50重量% d3)アクリル酸又はメタクリル酸のC1〜C12−アルキ
ルエステル又はこのようなエステルの混合物0〜45重
量% d4)エチレン性不飽和モノ−又はジカルボン酸又はこ
のような酸の官能誘導体0〜40重量% d5)エポキシ基含有モノマー0〜40重量% d6)その他のラジカル重合可能なモノマー0〜5重量
%、 但し、成分(D)は、オレフィンホモポリマーではな
い。
【0054】第1の有利な基として、特にエチレン単位
対プロピレン単位の比40:60〜90:10を有する
いわゆるエチレン−プロピレン−(EPM)−もしくは
エチレン−プロピレン−ジエン−(EPDM)−ゴムが
挙げられる。
【0055】このような、特に架橋されていないEPM
−もしくはEPDM−ゴム(一般的に1重量%より低い
含有率)のムーニー粘度(MLI+4/100℃)は、
有利には、25〜100、殊に35〜90の範囲にある
(DIN53523により、100℃で4分の時間後に
大きなローターで測定)。
【0056】EPM−ゴムは、一般的に、実質的に二重
結合を有しない一方、EPDM−ゴムは、二重結合1〜
20個/C原子100個を有しうる。
【0057】EPDM−ゴムのためのジエンモノマーd
2)として、例えば、共役ジエン、例えば、イソプレン
及びブタジエン、C原子5〜25個を有する非共役ジエ
ン、ペンタ−1,4−ジエン、ヘキサ−1,4−ジエ
ン、ヘキサ−1,5−ジエン、2,5−ジメチルヘキサ
−1,5−ジエン及びオクタ−1,4−ジエン、環状ジ
エン、例えばシクロペンタジエン、シクロヘキサジエ
ン、シクロオクタジエン及びジシクロペンタジエン並び
にアルケニルノルボルネン、例えば5−エチリデン−2
−ノルボルネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネン、
2−メタリル−5−ノルボルネン、2−イソプロペニル
−5−ノルボルネン及びトリシクロジエン、例えば3−
メチル−トリシクロ(5.2.1.0.2.6)−3,
8−デカジエン又はそれらの混合物が挙げられる。ヘキ
サ−1,5−ジエン−5−エチリデン−ノルボルネン及
びジシクロペンタジエンは有利である。EPDM−ゴム
のジエン含有率は、オレフィンポリマーの全重量に対し
て特に0.5〜50重量%、殊に2〜20重量%及び殊
に有利には3〜15重量%である。
【0058】EPM−もしくはEPDM−ゴムは、特
に、反応性カルボン酸又はその誘導体ともグラフトしう
る。ここで、とりわけ、アクリル酸、メタクリル酸及び
それらの誘導体並びに無水マレイン酸が挙げられる。
【0059】有利なオレフィンポリマーのもう1つの群
は、C原子2〜8個を有するα−オレフィン、殊にエチ
レンと、アクリル酸及び/又はメタクリル酸のC1〜C
18−アルキルエステルとのコポリマーである。
【0060】アクリル酸又はメタクリル酸の全ての1級
及び2級C1〜C18−アルキルエステルが基本的に適当
であるが、C原子1〜12個、殊にC原子2〜10個を
有するエステルが有利である。
【0061】このための例は、メチル−、エチル−、プ
ロピル−、n−、i−ブチル−及び2−エチルへキシル
−、オクチル−及びデシルアクリレ−トもしくはメタク
リル酸の相当するエステルである。このうち、n−ブチ
ルアクリレート及び2−エチルへキシルアクリレート
は、殊に有利である。
【0062】オレフィンポリマーに対するメタクリル酸
エステル及びアクリル酸エステルd3)の割合は、0〜
60重量%、特に10〜50重量%及び殊に30〜45
重量%である。
【0063】エステルd3)の代わりに、又はこれに付
加的に、オレフィンポリマー中に、酸官能性及び/又は
潜伏(latent)酸官能性モノマー、エチレン性不飽和モノ
−又はジカルボン酸d4)又はエポキシ基含有モノマー
5)も含有していてよい。
【0064】モノマーd4)の例として、アクリル酸、
メタクリル酸、この酸の3級アルキルエステル、殊にt
−ブチルアクリレート及びジカルボン酸、例えばマレイ
ン酸及びフマル酸又はこれらの酸の誘導体並びにそれら
のモノマーが挙げられる。
【0065】潜伏酸官能性モノマーとして、重合条件下
で、もしくはオレフィンポリマーの成形材料中への混和
の際に、遊離酸基を形成するような化合物が挙げられ
る。この例として、C原子20個までを有するジカルボ
ン酸の無水物、無水マレイン酸及び前記酸の3級C1
12−アルキルエステル、殊にt−ブチルアクリレート
及びt−ブチルメタクリレートが挙げられる。
【0066】酸官能性もしくは潜伏酸官能性モノマー及
びエポキシ基含有モノマーは、特に、モノマー混合物へ
の一般式I〜IVの化合物の添加により、オレフィンポ
リマー中に取り込まれる。
【0067】
【化1】
【0068】[式中、R1〜R9は、水素又はC原子1〜
6個を有するアルキル基を表わし、かつmは0〜20の
整数及びnは0〜10の整数を表わす]。
【0069】有利には、R1〜R7は水素を表わす、mは
0又は1を表わし、nは1を表わす。相当する化合物
は、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、d4)も
しくはアルケニルグリシジルエーテル又はビニルグリシ
ジルエーテルd5)である。
【0070】式I、II、III及びIVの有利な化合
物は、成分d4)としてのマレイン酸及び無水マレイン
酸、及びアクリル酸及び/又はメタクリル酸のエポキシ
基含有エステルであり、その際、(成分d5としての)
グリシジルアクリレート及びグリシジルメタクリレート
は、殊に有利である。
【0071】成分d4)もしくはd5)の割合は、それぞ
れ、オレフィンポリマーの全重量に対して0.07〜4
0重量%、殊に0.1〜20重量%及び殊に有利には
0.15〜15重量%である。
【0072】エチレン 50〜98.9重量%、殊に6
0〜95重量%、グリシジルアクリレート及び/又はグ
リシジルメタクリレート、アクリル酸及び/又は無水マ
レイン酸 0.1〜20重量%、殊に0.15〜15重
量%、n−ブチルアクリレート及び/又は2−エチルへ
キシルアクリレート 1〜45重量%、殊に10〜35
重量%からなるオレフィンポリマーは、殊に有利であ
る。
【0073】アクリル酸及び/又はメタクリル酸のもう
1つの有利なエステルは、メチル−、エチル−、プロピ
ル−及びi−ブチルエステルである。
【0074】その他のモノマーd6)としては、例えば
ビニルエステル及びビニルエーテルが該当する。
【0075】前記エチレンコポリマーの製造は、自体公
知の方法により、特に、高圧及び高めた温度下でのラン
ダム共重合により、行なうことができる。
【0076】エチレンコポリマーのメルトインデックス
は、一般的に、1〜80g/10分の範囲にある(19
0℃及び負荷2.16kgで測定して)。
【0077】オレフィンを基礎とする前記した有利なゴ
ム弾性ポリマーの他に、エラストマー(D)として、例
えばエマルションポリマーが適当であり、その製造は、
例えばホウベン−ワイル(Houben-Weyl)、メトーデン・
デア・オルガニッシェン・ヒェミー(Methoden der orga
nischen Chemie,Band XII.I(1961))中に、並びにブラッ
クレイ(Blackley)において、モノグラフ[エマルショ
ン・ポリメリゼイション(Emulsion Polymerisatio
n)]中に記載されている。
【0078】基本的に、ランダムに形成されたエラスト
マー又は外皮構造(Schalenaufbau)を有するようなもの
を使用することができる。外皮様構造は、個々のモノマ
ーの添加順により決定される。
【0079】エラストマーの製造用のモノマーとして、
アクリレート、例えばn−ブチルアクリレート及び2−
エチルへキシルアクリレート、相当するメタクリレー
ト、並びにそれらの混合物が挙げられる。これらのモノ
マーは、もう1つのモノマー、例えばスチレン、アクリ
ルニトリル、ビニルエーテル及びもう1つのアクリレー
ト又はメタクリレート、例えばメチルメタクリレート、
メチルアクリレート、エチルアクリレート及びプロピル
アクリレートと共重合することができる。
【0080】表面に反応性の基を有するエマルションポ
リマーの使用は、有利である。このような基は、例えば
エポキシ基、カルボキシル基、潜伏カルボキシル基、ア
ミノ基又はアミド基である。
【0081】欧州特許(EP−A)第208187号明
細書中に記載のグラフトモノマーは、表面に反応性基を
導入するのに適当である。
【0082】更に、エマルションポリマーは、完全に又
は部分的に架橋されていてよい。架橋剤として作用する
モノマーは、例えばブタ−1,3−ジエン、ジビニルベ
ンゼン、ジアリルフタレート及びジヒドロジシクロペン
タジエニルアクリレート並びに欧州特許(EP−A)第
50265号明細書中に記載の化合物である。
【0083】更に、グラフト架橋するモノマー、すなわ
ち、重合の際に、異なる速度で反応する重合可能な二重
結合を2個以上有するモノマーを使用することができ
る。
【0084】このようなグラフト架橋モノマーの例は、
アリル基含有モノマー、殊にエチレン性不飽和カルボン
酸のアリルエステル、例えば、アリルアクリレート、ア
リルメタクリレート、ジアリルマレエート、ジアリルフ
マレート、ジアリルイタコネート又はこれらのジカルボ
ン酸の相当するモノアリル化合物である。その他に、更
に適当な、グラフト架橋する多くのモノマーが存在す
る;詳細には、ここで、米国特許(US−PS)第41
48846号明細書を参照されたい。
【0085】一般的に、成分(D)のこの架橋モノマー
の割合は、(D)に対して5重量%まで、特に3重量%
より多くない。
【0086】有利なエマルションポリマーの例は、n−
ブチルアクリレート/(メタ)アクリル酸−コポリマ
ー、n−ブチルアクリレート/グリシジルアクリレート
−又はn−ブチルアクリレート/グリシジルメタクリレ
ート−コポリマー、及びn−ブチルアクリレートからな
る内核及び前記コポリマーからなる外皮を有するグラフ
トポリマーである。
【0087】記載したエラストマー(D)は、他の慣例
の方法によって、例えば懸濁重合によっても製造するこ
とができる。
【0088】もう1つの成分として、本発明による熱可
塑性成形材料は、繊維−又は粒子状充填剤(成分
(E))又はそれらの混合物を0〜50重量%、特に1
0〜35重量%、殊に15〜35重量%含有していてよ
い。
【0089】有利な繊維状強化剤は、炭素繊維、チタン
酸カリウムホイスカー、アラミド繊維及び殊に有利には
ガラス繊維である。ガラス繊維の使用時に、これらは、
熱可塑性ポリアミド(A)との良好な相容性のために、
層及び定着剤を備えていてよい。一般的に、使用したガ
ラス繊維は、6〜20mmの範囲の直径を有している。
【0090】ガラス繊維の混和は、短いガラス繊維の形
でも、エンドレスストランド(Rovings)の形でも行なう
ことができる。できた射出成形品において、ガラス繊維
の平均長さは、0.08〜0.5mmの範囲にある。
【0091】粒子形の充填物質として、無定形ケイ酸、
炭酸マグネシウム(白亜)、カオリン(殊にか焼された
カオリン)、粉末化された水晶、雲母、タルク、長石及
び殊に ケイ酸カルシウム、例えば珪灰石が適当であ
る。
【0092】充填剤の有利な組み合わせは、例えば珪灰
石15重量%を有するガラス繊維20重量%及び珪灰石
15重量%を有するガラス繊維15重量%である。
【0093】成分(F)として、本発明による熱可塑性
成形材料は、場合により成分F)に対して50重量%ま
で、特に40重量%まで、ビニル芳香族ポリマーに代え
ることができるポリフェニレンエーテルを70重量%ま
で、有利には65重量%まで及び殊に50重量%まで含
有していてよい。
【0094】ポリフェニレンエーテルは、一般的に、1
0000〜80000、特に20000〜60000の
範囲の分子量(重量平均値)を有している。
【0095】これは、DIN53726により、クロロ
ホルム中の0.5重量%の溶液中で、25℃で測定した
場合に、0.2〜0.9dl/g、特に0.35〜0.
8dl/g及び殊に0.45〜0.6dl/gの還元比
粘度(ηred)に相当する。
【0096】適当なポリフェニレンエーテルf1)は、
自体公知であり、かつ特に、o−位で二置換されたフェ
ノールの酸化カップリングにより製造される。
【0097】置換基の例として、ハロゲン原子、例えば
塩素又は臭素、及び特に、α−位の3級水素原子を有し
ない、炭素原子1〜4個を有するアルキル基、例えばメ
チル−、エチル−、プロピル−又はブチル基が挙げられ
る。アルキル基は、更に、ハロゲン原子、例えば塩素又
は臭素又はヒドロキシル基により置換されていてよい。
可能な置換基の更なる例は、特に炭素原子4個までを有
するアルコキシ基又は場合によりハロゲン原子及び/又
はアルキル基により置換されたフェニル基である。同様
に、異なるフェノールのコポリマー、例えば2,6−ジ
メチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノール
からのコポリマーは好適である。もちろん、異なるポリ
フェニレンエーテルの混合物も使用することができる。
【0098】特に、ビニル芳香族ポリマーと相容性であ
る、すなわち完全又は十分にこのポリマー中に溶けるよ
うなポリフェニレンエーテルを使用する(A.Noshay,Blo
ck Copolymer,8〜10頁、Academic Press,1977及びO.
Olabisi,Polymer-Polymer Miscibility,1979,117〜
189頁参照)。
【0099】ポリフェニレンエーテルの例は、ポリ
(2,6−ジラウリル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレン
エーテル)、ポリ(2,6−ジメトキシ−1,4−フェ
ニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジエトキシ−1,4
−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メトキシ−6−エ
トキシ−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−エ
チル−6−ステアリルオキシ−1,4−フェニレンエー
テル)、ポリ(2,6−ジ−クロロ−1,4−フェニレ
ンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,
4−フェニレンエーテル、ポリ−(2,6−ジベンジル
−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エトキシ
−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ−(2−クロロ
−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,5−ジブ
ロモ−1,4−フェニレンエーテル)である。置換基が
炭素原子1〜4個を有するアルキル基であるポリフェニ
レンエーテル、例えばポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジエチル−
1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6
−エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−
メチル−6−プロピル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2,6−ジ−プロピル−1,4−フェニレ
ンエーテル)及びポリ(2−エチル−6−プロピル−
1,4−フェニレンエーテル)は、有利に使用される。
【0100】更に、ポリフェニレンエーテル及びビニル
芳香族ポリマーからのグラフトコポリマー、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン及びクロロ
スチレンは好適である。
【0101】例えば国際特許(WO−A)86/020
86号、同87/00540号明細書、欧州特許(EP
−A)222246号、同223116号及び同254
048号明細書から公知である官能化された又は変性さ
れたポリフェニレンエーテルを使用することは有利であ
る。
【0102】通常、その製造の際に、ポリフェニレンエ
ーテルf1)を、カルボニル基、カルボン酸基、酸無水
物基、酸アミド基、酸イミド基、カルボン酸エステル
基、カルボキシレート基、アミノ基、ヒドロキシル基、
エポキシ基、オキサゾリン基、ウレタン基、尿素基、ラ
クタム基又はハロゲンベンジル基少なくとも1種の取り
込みにより変性して、ポリアミドとのより良好な相容性
を得る。
【0103】変性は、一般的に、ポリフェニレンエーテ
ルf1)と、前記の基のうち少なくとも1種を有する変
性剤とを、溶液(国際特許(WO−A)86/2086
号明細書)、水性分散剤、気相法(欧州特許(EP−
A)第25200号明細書)又は溶融物中で、場合によ
り適当なビニル芳香族ポリマー又は衝撃強い変性剤の存
在下で反応させることにより実施され、この際、選択的
にラジカル開始剤を加えてもよい。
【0104】本発明による成形材料中、成分f)とし
て、 f1)変性されていないポリフェニレンエーテル70〜
99.95重量%、特に75〜95重量% f2)ビニル芳香族ポリマー0〜29.95重量%、特
に4.89〜20重量% f3) f31)α,β−不飽和ジカルボニル化合物 f32)重合可能な二重結合を有する、アミド基含有モノ
マー及び f33)重合可能な二重結合を有する、ラクタム基含有モ
ノマー から形成される基から成る化合物少なくとも1種0.0
5〜30重量%、特に0.1〜5重量% f4)ラジカル開始剤0〜5重量%、特に0.01〜
0.09重量% (ここで、重量%は、f1)〜f4)の合計に対する)
を、適当な混合−及び混和装置、例えば2軸スクリュー
押出機中で反応させることにより得られる、変性された
ポリフェニレンエーテルを使用することは有利である。
その際、滞留時間は、特に、240〜375℃の温度で
0.5〜15分の範囲にある。
【0105】ビニル芳香族ポリマーf2)は、特に、使
用したポリフェニレンエーテルと相容性である。
【0106】この自体公知の、市場で得られるポリマー
の分子量は、一般的に、1500〜2000000、特
に、70000〜1000000の範囲にある。
【0107】ポリフェニレンエーテルと相容性の有利な
ビニル芳香族ポリマーf2)の例は、既に前記したオラ
ビシ(Olabisi)のモノグラフ(Monographie)、224〜
230頁及び245頁から見て取れる。ここでは、代表
として、スチレン、クロロスチレン、α−メチルスチレ
ン及びp−メチルスチレンから成るビニル芳香族ポリマ
ーのみを挙げる;従属した割合で(特に20重量%、殊
に8重量%より多くない)、コモノマー、例えば(メ
タ)アクリルニトリル又は(メタ)アクリル酸エステル
も、形成において加えることができる。殊に有利なビニ
ル芳香族ポリマーは、ポリスチレン及び衝撃強く変性さ
れたポリスチレンである。このポリマーの混合物も使用
できることは自明である。製造は、特に、欧州特許(E
P−A)第302485号明細書中に記載された方法に
より行なう。
【0108】適当な変性剤f3)は、例えばマレイン
酸、メチルマレイン酸、イタコン酸、テトラヒドロフタ
ル酸、それらの無水物及びイミド、フマル酸、これらの
酸と例えばC1−及びC2〜C8−アルカノールとのモノ
−及びジエステル(モノマーf3 1)、これらの酸のモノ
又はジアミド、例えばN−フェニルマレインイミド(モ
ノマー32)及びマレインヒドラジドである。他の適当な
変性剤は、トリメリット酸無水物の酸塩化物、ベンゼン
−1,2−ジカルボン酸無水物−4−カルボン酸−酢酸
無水物、クロロエタノイルスクシンアルデヒド、クロロ
ホルムスクシンアルデヒド、クエン酸及びヒドロキシス
クシン酸である。モノマーf33)としては、例えばN−
ビニルピロリドン及び(メタ)アクリロイルカプロラク
タムが挙げられる。
【0109】ラジカル開始剤f4)として、次のものが
挙げられる;ジ−(2,4−ジクロロベンゾイル)ペル
オキシド、t−ブチルペルオキシド、ジ−(3,5,5
−トリメチルヘキサノール)ペルオキシド、ジラウロイ
ルペルオキシド、ジデカノイルペルオキシド、ジプロピ
オニルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、t−
ブチルペルオキシ−2−エチルヘキソエート、t−ブチ
ルペルオキシジエチルアセテート、t−ブチルペルオキ
シイソブチレート、1,1−ジ−t−ブチルペルオキシ
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチル
ペルオキシイソプロピルカルボネート、t−ブチルペル
オキシ−3,3,5−トリメチルへキソエート、t−ブ
チルペルアセテート、t−ブチルペルベンゾエート、
4,4−ジ−t−ブチルペルオキシ吉草酸−ブチルエス
テル、2,2−ジ−t−ブチルペルオキシブタン、ジク
ミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、
1,3−ジ(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベン
ゼン及びジ−t−ブチルペルオキシド。同様に、次のも
のも挙げられる;有機ヒドロペルオキド、例えばジ−イ
ソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、クモールヒド
ロペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、p−
メチルヒドロペルオキシド及びピナンヒドロペルオキシ
ド並びに一般構造式:
【0110】
【化2】
【0111】[式中、R1〜R6は、C原子1〜8個を有
するアルキル基、C原子1〜8個を有するアルコキシ
基、アリール基、例えばフェニル、ナフチル又はp−電
子系及びヘテロ原子として窒素、酸素又は硫黄を有する
5−又は6員のヘテロ環を表わす]の高分枝アルカン。
置換基R1〜R6は、それ自体、置換基としての官能基、
例えばカルボキシル基、カルボキシル誘導体基、ヒドロ
キシル基、アミノ基、チオール基又はエポキシ基を含有
していてよい。例えば、2,3−ジメチル−2,3−ジ
フェニルブタン、3,4−ジメチル−3,4−ジフェニ
ルヘキサン及び2,2,3,3−テトラフェニルブタン
である。
【0112】主な成分A)〜C)並びに場合によるD)
〜F)の他に、本発明による成形材料は、慣例の添加物
及び加工助剤G)を含有していてよい。その割合は、一
般的に、成分(A)〜(G)の全重量に対して30重量
%まで、特に15重量%までである。
【0113】慣例の添加物は、例えば安定剤及び酸化防
止剤、熱分解及び紫外線による分解に対する薬剤、平滑
剤及び離型剤、染料及び顔料及び可塑剤である。
【0114】付加的な顔料及び染料は、一般的に1重量
%、有利には0.6重量%及び殊に0.4重量%までの
量で含有される。このような顔料は、黒色の色濃化又は
異なるつや消し陰影づけ生じ、かつ一般的に公知である
(例えば、R.Gaechter und H.Mueller,Taschenbuch der
Kunststoffadditive,Carl Hanser Verlag,1983,494
〜510頁参照)。顔料の第1に有利な群として、白色
顔料、例えば酸化亜鉛、硫化亜鉛、鉛白(2PbCO3
・Pb(OH)2)、リトポン、アンチモン白及び二酸
化チタンが挙げられる。二酸化チタンのもっとも有益な
2つの結晶変性(ルチル−及びアナターゼ型)のうち、
殊に、ルチル型が、本発明の成形材料の濃淡付けのため
に使用される。
【0115】本発明により使用される黒色色顔料は、酸
化鉄黒(Fe34)、スピネル黒(Cu、(Cr、F
e)24)、マンガン黒(二酸化マンガン、二酸化ケイ
素及び酸化鉄からの混合物)、コバルト黒及びアンチモ
ン黒並びに殊に有利には大抵ファーネス−(Furnace-)又
はガスブラック(Gasruss)の形で使用されるすすである
(これに関して、G.Benzing,Pigmente fuer Anstrichmi
ttel,Expert-Verlag(1988),78頁以降参照)。
【0116】本発明による熱可塑性材料に付加すること
ができる酸化防止剤及び熱安定剤は、例えば場合により
銅−(I)−ハロゲン化物、例えば塩化物、臭化物又は
ヨウ化物と結合した、周期系のI族の金属のハロゲン化
物、例えばナトリウム−、カリウム−、リチウム−ハロ
ゲン化物である。更に、フッ化亜鉛及び塩化亜鉛を使用
することができる。更に、場合によりリン含有酸と結合
した、立体障害されたフェノール、ヒドロキノン、これ
らの基の置換された代表物、2級芳香族アミンもしくは
それらの塩、及びこれらの化合物の混合物を、特に混合
物の重量に対して1重量%までの濃度で使用することが
できる。
【0117】UV−安定剤の例は、一般的に、2重量%
までの量で使用される、種々に置換されたレゾルシン、
サリチル酸塩、ベンゾトリアゾール及びベンゾフェノン
である。
【0118】一般的に、熱可塑性材料の1重量%までの
量で加えられる平滑剤及び離型剤は、ステアリン酸、ス
テアリルアルコール、ステアリン酸アルキルエステル及
び−アミド並びにペンタエリトリットと長鎖脂肪酸との
エステルである。ステアリン酸のカルシウム、亜鉛又は
アルミニウムの塩並びにジアルキルケトン、例えばジス
テアリルケトンも使用することができる。
【0119】添加剤には、湿度及び大気酸素の存在下で
の赤リンの分解を避ける安定剤も存在する。例として、
カドミウム、亜鉛、アルミニウム、スズ、マグネシウ
ム、マンガン及びチタンの化合物が挙げられる。殊に有
利な化合物は、例えば前記金属の酸化物、更にカルボネ
ート又はオキシカルボネート、有機又は無機酸のヒドロ
キシド並びに塩、例えば酢酸塩又はリン酸塩もしくはリ
ン酸水素である。
【0120】本発明の熱可塑性成形材料は、自体公知の
方法により出発物質を慣例の混合装置、例えばスクリュ
ー押出機、ブラベンダーミル(Brabendermuehlen)又は
バンバリーミル中で混合し、かつ引き続き、押出すこと
により製造することができる。押出し後に、押出物を冷
却し、小さく砕く。
【0121】本発明による成形材料は、良好な光堅牢度
並びに良好な防炎特性、殊にリン安定性及び電気的特
性、殊に漏電強度に優れている。
【0122】従って、これは、殊に電気産業で、例えば
遮断器部分(Schalterteile)、巻枠(Spulenkoerper)、継
電器スイッチ(Schalt-Schuetze)等として使用される繊
維、箔及び成形体の製造に好適である。
【0123】
【実施例】次の成分を製造した: 成分A 相対粘度ηrel2.7(ISO307により、96重量
%のH2SO4中で、0.5重量%の溶液として、25℃
で測定)に相当する粘度数151ml/gを有するポリ
アミド−6.6(ポリヘキサメチレンアジピン酸アミ
ド) 成分B 45μmの平均粒度(d50)の赤リン。
【0124】成分C/1 Cu−フタロシアニン−顔料、ピグメントブルー15:
3又はC.I74160(第2部)(ヘリオゲン(登録
商標;Heliogen)−青K7090 BASFAG)。
【0125】成分C/2 Cu−フタロシアニン顔料;ピグメントグリーン7又は
C.I.74260(第2部)(ヘリオゲン(登録商
標)−緑K8730 BASF AG) 成分C/1V オリエントChem.Ltd.,JP社のニグロシンベ
ース(Nigrosinbase)SAPL(ニグロシン≒触媒とし
てFeCl3を用いるニトロベンゼン及びアニリンから
の縮合生成物)。
【0126】成分D 190℃及び1.16kgの負荷で10g/minのM
FIを有する、 エチレン60重量% n−ブチルアクリレート35重量% アクリル酸4.3重量% 無水マレイン酸0.7重量% からなるオレフィンポリマー。
【0127】成分E 平均直径10μmを有するガラス繊維。
【0128】成分F/1 酸化亜鉛。
【0129】成分F/2 105cm3/100g及び第1粒度16nmのDIN
53601によるジブチルフタレート−吸着剤(DBP
−吸着剤)を有するファーネスブラック(ブラック・パ
ールス(Black Pearls;登録商標)880 カボット(Ca
bot Corp.)社)。
【0130】成形材料の製造 成分A)〜F)を、2軸スクリュー押出機(120U/
min;30kg/h)で280℃上で調製し、押し出
し、かつ水浴中で冷却し、並びに顆粒化した。顆粒を、
80℃で、真空乾燥させ、かつ280℃で、射出成形機
上で標準試験体に加工した。
【0131】リン安定性の測定のために、それぞれ5つ
の同様の片(Streifen)に分けた試験体(6×4.5×
0.2cm)を100%相対湿度で、70℃で放置し、
その際14日後に、AASを用いる水溶性リン化合物の
測定のために、試料を取り出した。
【0132】漏電強度(CTI)の測定を、DIN11
2、ASTM−D3638により行なった。
【0133】DIN5033による比色分析: ΔE≒DIN6174による総合色差 ΔL≒明−暗方向における偏差(Abweichung) Δa≒赤−緑−偏差 Δb≒青−黄−偏差。
【0134】記号+/−は、標準もしくは基準点に対す
る偏差を定義し;この場合、基準点として、黒色染料と
してニグロシンを有する比較例6を使用した。
【0135】ΔL +より明かるい −より暗い Δa +より赤い −より緑 Δb +より黄色い −より青い 総合色差ΔEは、次の様にして計算する:
【0136】
【数1】
【0137】測定装置:データカラー(Datacolor)DC
3890 測定幾何学(Messgeometrie):d/8゜(拡散) 測定条件:光沢を含む(incl.Glanz) 光の種類:D65(昼光) 成形材料の組成及び測定の結果は、次の表から見て取れ
る。
【0138】
【表1】
【0139】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブリギッテ ガライス ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスハー フェン シラーシュトラーセ 65 (72)発明者 ハイナー ゲールリッセン ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスハー フェン イム ツィンキヒ 112 (72)発明者 カールハインツ ウルメリヒ ドイツ連邦共和国 ラムプスハイム エ ルツベルガーシュトラーセ 4アー (72)発明者 クラウス ミュールバッハ ドイツ連邦共和国 グリュンシュタット イム ツァウンリュッケン 20 (72)発明者 ミヒャエル ガル ドイツ連邦共和国 マンハイム カール −ルートヴィヒ−シュトラーセ 9 (56)参考文献 特開 昭63−43952(JP,A) 米国特許4314927(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 77/00 - 77/12 WPI/L(QUESTEL)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)熱可塑性ポリアミド5〜98.9重量
    % B)赤リン1〜20重量% C)緑、青または紫色の補色顔料又はそれらの混合物
    0.1〜5重量% D)ゴム弾性ポリマー0〜30重量% E)繊維−又は粒子状充填剤又はそれらの混合物0〜5
    0重量% F)ポリフェニレンエーテル0〜70重量% G)慣例の添加剤及び加工助剤0〜30重量%、その
    際、C)とは異なる付加的な顔料及び着色剤1質量%ま
    でを含有する(ここで、成分A〜Gの重量%は、そのつ
    ど100%になる)を含有する、防炎性黒色熱可塑性成
    形材料。
  2. 【請求項2】 成分C)は、銅フタロシアニン顔料であ
    る、請求項1に記載の防炎性黒色熱可塑性成形材料。
  3. 【請求項3】 成分C)は、マンガン紫又はウルトラマ
    リン顔料又はそれらの混合物から成る、請求項1または
    2に記載の防炎性黒色熱可塑性成形材料。
  4. 【請求項4】 成分C)は、酸化クロム又は酸化コバル
    トを基礎として構成される顔料から成る、請求項1から
    3までのいずれか1項に記載の防炎性黒色熱可塑性成形
    材料。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項に記
    載の防炎性黒色熱可塑性成形材料から得られる成形体。
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