JP3462854B2 - 水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖空間の気密検査方法及び気密検査装置 - Google Patents

水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖空間の気密検査方法及び気密検査装置

Info

Publication number
JP3462854B2
JP3462854B2 JP2000555069A JP2000555069A JP3462854B2 JP 3462854 B2 JP3462854 B2 JP 3462854B2 JP 2000555069 A JP2000555069 A JP 2000555069A JP 2000555069 A JP2000555069 A JP 2000555069A JP 3462854 B2 JP3462854 B2 JP 3462854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed space
pressure
water vapor
airtightness
airtightness inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000555069A
Other languages
English (en)
Inventor
都孝 溝部
Original Assignee
都孝 溝部
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 都孝 溝部 filed Critical 都孝 溝部
Application granted granted Critical
Publication of JP3462854B2 publication Critical patent/JP3462854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/26Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors
    • G01M3/32Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors for containers, e.g. radiators
    • G01M3/3236Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors for containers, e.g. radiators by monitoring the interior space of the containers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、特殊な防水膜とその配列で水蒸気の移動方
向を制御することによって、加湿装置、除湿装置、調湿
装置等として利用される水蒸気移動制御装置を備えた閉
鎖空間の気密検査方法及び気密検査装置に関する。
技術背景 本発明者において、既に特開平5−322060号に
より水蒸気移動制御装置を提案している。この水蒸気移
動制御装置は、一方の通気口が函体〔閉鎖空間)の内部
に連通され、他方の通気口が大気に開放され、この二つ
の通気口間に複数の小室が通気性及び透湿性を有する防
水膜によって区画形成されている。そして、各防水膜の
通気度及び透湿度を使用して、外気と函体の温度変動速
度により、函体の内部を除湿又は加湿又は調湿するよう
に水蒸気の移動を制御するものであった。
そして、この水蒸気移動制御装置は、上記したよう
に、函体(閉鎖空間)に取り付けられるもので、この函
体(閉鎖空間)の気密保持を前提として水蒸気移動制御
装置が機能することになる。ただ、水蒸気移動制御装置
の調湿能力を下回る漏洩については、これを水蒸気移動
制御装置自体の調湿能力によってカバーすることができ
るため、この程度の漏洩は許容している。
しかしながら、この函体(閉鎖空間)の気密状態を確
認する手段については、確立されておらず、応急の防滴
構造を採用したり、気密構造を採用して気密保持を図る
程度であり、函体(閉鎖空間)に水蒸気移動制御装置を
取り付けた状態で、函体の気密状態を確認する手段は見
受けられない。
本発明は、このような実状に鑑みなされたもので、水
蒸気移動制御装置を取り付けるための前提となる閉鎖空
間の気密状態を確認することができる閉鎖空間の気密検
査方法及び気密検査装置を提供することを目的としてい
る。
発明の開示 本発明の気密検査方法は、一方の通気口が閉鎖空間の
内部に連通され、他方の通気口が大気に開放され、この
二つの通気口間に複数の小室が通気性及び透湿性を有す
る防水膜によって区画形成されて、両通気口間での水蒸
気の移動を制御する水蒸気移動制御装置を備えている閉
鎖空間を対象とした気密検査方法であって、閉鎖空間へ
の送気通路から閉鎖空間内部に一定圧力の気体を注入し
ながら、閉鎖空間からの排気通路で圧力測定し、その測
定圧力値を注入圧力値と比較して、その測定圧力値と注
入圧力値とが等しい場合は閉鎖空間の気密が保持され、
測定圧力値が注入圧力値よりも低い場合には閉鎖空間の
気密が漏洩していると認定する構成とした。
この気密検査方法に対応した気密検査装置は、閉鎖空
間の内部に連通する送気通路及び排気通路を備え、送気
通路には気体を一定圧力で供給する気体注入装置が接続
され、排気通路には圧力測定計が接続されている構成と
した。
また、本発明の気密検査方法は、閉鎖空間の内部に通
気路を介して連通したテストスペースに一定圧力の気体
を注入しながら、このテストスペース内で圧力測定し、
その測定圧力値が気体の注入前の圧力値よりも上昇して
いる場合は閉鎖空間の気密が保持され、測定圧力値が注
入前の圧力値と変わりない場合には閉鎖空間の気密が漏
洩していると認定する構成とした。
この気密検査方法に対応した気密検査装置は、閉鎖空
間の内部に通気路を介して連通するテストスペースと、
このテストスペース内に気体を一定圧力で供給する気体
注入装置と、テストスペース内の圧力を測定する圧力測
定計を備えている構成とした。
また、前記気密検査装置において、送気通路を形成す
る内管と、排気通路を形成する外管とによる2重管で形
成された閉鎖空間接続部材が設けられ、この閉鎖空間接
続部材は、閉鎖空間に形成された接続穴に着脱可能に連
結され、かつ内管が外管口部から延出して、外管口部と
内管口部とが離反した位置で開口している態様がある。
この場合、内管が伸縮可能に形成され、その伸長状態で
内管が外管口部から延出する態様がある。
尚、前記気密検査方法において、閉鎖空間の気密が漏
洩していると認定した場合でも、その漏洩が水蒸気移動
制御装置の調湿能力を下回る程度であれば、水蒸気移動
制御装置は、その機能を果たすことができ、漏洩が直ち
に不良と認定されることはない。
図面の簡単な説明 第1図はこの発明にかかる気密検査装置の実施の第1
形態を示す説明図、第2図はこの気密検査装置の外観
図、第3図はこの気密検査装置に設けられた函体接続部
材(プローブ)の先端部を示す断面図、第4図〜第7図
はそれぞれこのプローブに設けられた内管口部の例を示
す断面図、第8図は函体接続部材の他例を示す断面図で
ある。また、第9図はこの発明にかかる気密検査装置の
実施の第2形態を示す説明図、第10はこの発明にかか
る気密検査装置の実施の第3形態を示す説明図である。
第11図はこの気密検査装置の外観図である。第12図
はこの気密検査装置の一部拡大断面図、第13図はこの
気密検査装置に設けられたシート状ヒータ及びペルチェ
素子による温度変化グラフ図である。第14図は気密検
査装置の他の使用例を示す説明図、第15図は水蒸気圧
と温度との関係を示すグラフ図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。ま
ず、第1図に示す気密検査装置を説明する。尚、以下の
実施の形態では、閉鎖空間として函体を対象とした例を
示している。以下の各実施の形態において、同一構成部
分については図面の符号を同一にしている。
この気密検査装置Aは、水蒸気移動制御装置Sを備え
た閉鎖空間としての函体1をその検査対象としている。
尚、閉鎖空間としては、函体1のほか、例えば、ビルの
屋上に設置されている電源キュービクル、制御ボック
ス、スイッチボックス、このほか配電ボックスや一定の
閉路を有する空間等を想定している。
前記水蒸気移動制御装置Sは、3枚の膜2,2,2に
よって2個の小室20,20が通気口21,21間に区
画形成され、この両通気口21,21間で水蒸気の移動
を制御するものとなっている。即ち、一方の通気口21
を外気に開放し、他方の通気口21を函体1の内部に接
続する状態にして使用されるもので、前記各膜2の通気
度及び透湿度を使用して、外気と函体1の温度変動速度
により、函体1の内部を除湿又は加湿(調湿)するよう
に水蒸気の移動を制御する。
尚、この水蒸気移動制御装置Sとしては、周囲の温度
変動のみを駆動源とするタイプと、周囲の温度変動に加
えて微小電力で作動する機器(例えば、ペルチェ素子付
与型、駆動ファン内蔵型、ヒータ内蔵型、振動圧付与
型)を単独あるいは組み合わせて駆動源とするタイプと
があり、この両タイプを適用することができる。後者の
タイプでは、水蒸気が装置内部から拡散して調湿対象で
ある閉鎖空間の反調湿現象が発生しないように、温度変
動を利用しながら、その目的とする機能の反対の方向へ
の水蒸気移動を阻止するのに有効である。また、この水
蒸気移動制御装置Sの函体1に対する取付位置は、函体
1の上面、下面、側面のいずれでもよく、状況に応じて
適宜に決定する。
そして、気密検査装置Aは、函体1の内部に連通する
送気通路30及び排気通路31を備え、送気通路30に
は気体を一定圧力で供給する気体注入装置32が接続さ
れ、排気通路31は圧力測定計33及び流量計42が設
けられている。
前記気体注入装置32には、空気吸入口34が形成さ
れたエアドライヤ35と、このエアドライヤ35により
乾燥された乾燥空気を貯留するエア貯留槽36と、この
エア貯留槽36から乾燥空気を一定圧力で送気通路30
に送気するダイヤフラムポンプ37と、送気通路30の
途中に設けられた圧力計38及び流量計39及びダイヤ
フラムポンプ37からの脈動をフラットにする緩衝槽4
0が備えられている。尚、41はバッテリーで、前記エ
アドライヤ35及びダイヤフラムポンプ37の駆動電源
となる。また、前記エアドライヤ35の代わりに、本発
明者が提案した水蒸気移動制御装置(特開平5−322
060号)を用いた除湿装置やシリカゲル等の乾燥剤を
充填した筒内を空気が通過するようにした除湿装置を用
いることができるもので、この両除湿装置を併用するこ
とにより極めて低い湿度の乾燥空気を得ることができ
る。
次に、この気密検査装置Aを用いた気密検査方法を説
明する。
まず、送気通路30及び排気通路31を函体1に接続
してから、エアドライヤ35及びダイヤフラムポンプ3
7を作動し、エア貯留槽36からの乾燥空気を送気通路
30を経て函体1に一定圧力で注入する。このようにし
て乾燥空気を注入しながら、排気通路31の圧力測定計
33で圧力測定し、その測定圧力値を送気通路30の圧
力計38が示す注入圧力値と比較する。そして、その測
定圧力値と注入圧力値とがほぼ等しい場合は函体1の気
密が保持されていると認定することができ、一方、測定
圧力値が注入圧力値よりも低い場合には函体1の気密が
漏洩していると認定することができる。即ち、函体1の
気密が漏洩していると、空気の漏れが生じ、測定圧力値
が注入圧力値よりも低くなる。ただ、このように気密が
漏洩していると認定した場合でも、その漏洩が水蒸気移
動制御装置Sの調湿能力を下回る程度であれば、水蒸気
移動制御装置Sは、その機能を果たすことができ、漏洩
が直ちに不良と認定されることはない。
尚、この検査時において、函体1に注入する乾燥空気
の圧力は、函体1の密閉構造や函体1の内部に設置され
た各種の装置にストレスを加えることがないように、で
きるだけ大気圧に近い圧力、例えば、JIS−P−81
17(1980)による膜の検査に使用する圧力0.0
84atm程度の低い与圧に設定することが好ましい。
また、水蒸気移動制御装置Sからの空気の漏れを防止
するため、水蒸気移動制御装置Sの通気口21に蓋を被
せて、通気口21を塞いでおくことになる。ただ、注入
圧力を大気圧に近い圧力に設定しておくと、水蒸気移動
制御装置Sの膜2が抵抗となって空気の通過が規制され
るため、必ずしも通気口21を蓋で塞いでおく必要はな
い。この点に関し、検査対象となる函体1にはもともと
水蒸気移動制御装置Sが取り付けられていて、この水蒸
気移動制御装置Sが機能する状態での気密性を確保して
いるか否かを検査するのが本来の目的であるため、水蒸
気移動制御装置Sを塞ぐことなく、そのままにして検査
することが好ましい。このことから、注入圧力を大気圧
に近い圧力に設定しておくのが望ましい。
また、函体1に注入する乾燥空気の量は、検査時間の
短縮を図る上からも必要最小限にすることが好ましい。
このためには、函体1の実内容積を測定する必要があ
り、このため、送気通路30及び排気通路31に流量計
39,42を配設している。尚、函体1の実内容積は、
理想気体と仮定すると次式により求めることができる。
PV=nRT (P;圧力、V;容積、n;気体のモル数、R;気体定
数、T;温度) そして、函体1への乾燥空気の注入によって、函体1
の内部が検査前の雰囲気から次第に乾燥空気が充満した
乾燥雰囲気に置き代わっていき、完全に函体1の内部が
乾燥空気に置き代わった時点で、検査を行うことが最も
好ましい。ただ、函体1の内部に水蒸気が充満していた
り、結露が生じていると、この置き代え状態になるまで
には長時間を必要とし、検査に時間がかかりすぎること
になる。これに対処するため、送気通路30を通る乾燥
空気及び排気通路31を通る空気の温度、湿度、濃度を
それぞれ温度計、湿度計等(図示せず)で測定し、これ
に函体1に注入する乾燥空気の量及び函体1の実内容積
を加味しながら総合的に判断して、測定圧力値を補正
し、その補正した測定圧力値と注入圧力値とを比較判断
することになる。また、乾燥空気を函体1に注入するの
は、検査終了後の減圧に伴う結露を予防するためでもあ
る。
尚、この検査方法において、函体1の内部空間状態
と、気体注入装置32の内部空間状態との格差をもと
に、例えば、函体1の内部空間の温度が気体注入装置3
2の内部空間の温度よりも高い場合には、注入したガス
は加熱され、膨張するので、注入時の圧力を越えて排出
されることになる。一方、函体1の内部空間の温度が気
体注入装置32の内部空間の温度よりも低い場合には、
注入したガスは冷却され、収縮するので、注入時の圧力
を下回って排出されることになる。尚、注入するガスと
して乾燥空気を使用すると、このような温度変動に伴う
水蒸気圧による変動因子を避けることができる。
例えば、函体1の内部空間の温度が気体注入装置32
の内部空間の温度よりも高い場合には、注入した乾燥空
気は加熱膨張し、さらに露点が高い位置にある場合には
函体1の内部空間にもともと存在した水蒸気成分又は水
によって影響を受けることは少ない。逆に函体1の内部
空間の温度が気体注入装置32の内部空間の温度よりも
低い場合には、注入した乾燥空気は冷却収縮し、また、
函体1の内部空間にもともと存在した水蒸気成分又は水
は露点が低い位置にあり、さらに圧力関係でこの露点が
検査に影響する程度である場合には、注入した空気が完
全に乾燥した空気でないすると、注入した空気の圧力成
分の中で、水蒸気が水として結露した圧力成分がさらに
減少することになる。
水蒸気圧並びに露点を求める関係式は以下のように記
載される。
水蒸気圧e求める式:e=Ues/100 U:相対湿度 es:温度Tに対する飽和水蒸気圧
T:絶対温度 es=exp{−6096.9385T-1+21,2409642− 2711193*10-2T+1.673952*10-52 + 2.4335021n(T)} 蒸気圧esから露点tdを与える式 y=1n(es/611.213Pa) yが0以上であるとき td=13.715y+8.4262*10-12 +1.9048*10-2
3 +7.8158*10-34 yが0よりも小さいとき td=13.7204y+7.36631*10-12 +3.32136*1
-23 +7.78591*10-44 尚、上記式において、esのs及びtdのdは、本来
は下添字である。
例えば、第15図に示すように、温度T3における飽
和水蒸気圧P3から温度が降下した場合を仮定すると、
温度T3から温度T2への下降では、水蒸気圧P3−P
2が水になった場合減少し、また温度T3から温度T1
への下降では、水蒸気圧P3−P1が水になった場合減
少する圧となる。
逆に上昇の場合には、これらとは逆に、該当する水蒸
気圧が理想気体として考慮した場合には上昇することに
なる。
また、大気圧にほぼ近似した圧力を使用してこれらの
検査を行う場合に有効な方法として、臨界圧縮因子を用
いる方法がある。この方法を使用することにより、排出
側に得られた圧力結果に対して、水蒸気成分による誤差
補正を加えることができる。
そして、これらの関係をマイコンにて算出し、自動的
に背圧成分を求めることができるように設定すれば、ハ
ンディな気密検査装置として有効に使用できる。また、
本検査装置では、函体1の実内容積を測定し、その測定
結果を基にして水蒸気移動制御装置のサイズを選定した
り、前記した補正条件とすることになる。この場合、圧
力計38と圧力計33とが同一になるまでのタイムラグ
あるいは流量計39と流量計42とが同一になるまでの
タイムラグを測定することによって実内容積を測定する
ことができる。
次に、第2図に示すように、気密検査装置Aは、前記
した気体注入装置32や圧力測定計33等の各部品を収
容するケーシング43を備え、このケーシング43から
送気通路30を形成する内管30aと、排気通路31を
形成する外管31aとによる2重管で形成されたプロー
ブ44(函体接続部材)が延出している。
前記ケーシング43には、起動スイッチ45及びその
パイロットランプ46、加圧表示ランプ47、正常表示
ランプ48、漏洩表示ランプ49、それに注入量調整ス
イッチ50が表面に取り付けられ、また、測定圧力値と
注入圧力値との比較判断は、内蔵したマイクロコンピュ
ータによる演算制御によって行われる。前記プローブ4
4は、絶縁材料によりフレキシブルに形成され、その基
端はケーシング43から突出した接続口44aに着脱可
能に接続され、先端はコネクタ51が取り付けられてい
る。このプローブ44を第3図により説明すると、函体
1の適宜位置に形成されたテーパ穴による接続穴10に
ワンタッチで着脱可能に嵌合するテーパ筒部52がコネ
クタ51の先端部に形成され、このコネクタ51の先端
面に外管口部31bが開口している。一方、内管30a
の先端部には外管口部31bから延出した先端内管部3
0bが形成され、その先端内管部30bの内管口部30
cが外管口部31bから離反した函体1の奥部で開口す
るように形成されている。このように内管口部30cを
外管口部31bから離反させたのは、内管口部30cと
外管口部31bが近接していると、内管30aから注入
された乾燥空気が函体1に充満する前に外管31aによ
って排気されてしまうからで、これを防止しながら検査
前の内部空気を効率よく排気して乾燥空気への置き換え
ができるようにするためである。尚、前記コネクタ51
及び先端内管部30bについても絶縁材料により形成さ
れている。
また、前記先端内管部30bは、先端に向けて次第に
小径になった管材を摺動可能に連結することにより伸縮
可能に形成され、その伸長状態で先端内管部30bが外
管口部31bから延出し、短縮状態ではコネクタ51内
に退入するようになっている。
尚、第2図において、80はアース線で、先端にはワ
ニ口クリップ81が設けられ、その基端がケーシング4
3から突出したターミナル82に着脱可能に接続されて
いる。
次に、第4図〜第7図はそれぞれ内管口部30cの例
を示している。第4図は先端内管部30bの先端を斜め
に屈折して、内管口部30cを斜め方向に向けて開口さ
せた例、第5図は先端内管部30bの先端面を閉鎖し
て、その先端部外周に1個の内管口部30cを横向きに
開口させた例、第6図は先端内管部30bの先端部外周
に反対方向に向けて2個の内管口部30c,30cを横
向きに開口させた例である。また、第7図の例では、先
端内管部30bの先端部外周に1個の下側内管口部30
c−1を横向きに開口させると共に、その下側内管口部
30c−1より先端側に2個の上側内管口部30c−
2,30c−2を反対方向に向けて横向きに開口させ、
先端内管部30bの先端に螺合した昇降ネジ53の先端
に前記上側内管口部30c−2を開閉する栓体54を取
り付けている。従って、昇降ネジ53を降下させておく
と、2個の上側内管口部30c−2が閉鎖して1個の下
側内管口部30c−1のみが開放し、昇降ネジ53を上
昇させておくと、2個の上側内管口部30c−2及び1
個の下側内管口部30c−1が開放する。これにより函
体1の大きさや形状に応じた乾燥空気の注入ができるよ
うになる。尚、内管口部30cを斜めや横向きに開口し
た場合、コネクタ51の接続時においてその開口方向を
認識できるように、コネクタ51の側面に目印を表示し
ておくのが好ましい。
また、第8図はプローブ44の他例を示す断面図であ
る。この例では、函体1の適宜位置に形成した接続穴1
0に予め外管部材55が取り付けられ、一方、プローブ
44の先端には、前記外管部材55内に挿通する内管部
材56が突設されている。そして、外管部材55には、
その途中に開閉バルブ59が取り付けられ、この開閉バ
ルブ59には内管部材56を連通させる管穴57が形成
されている。従って、螺片60を摘んで開閉バルブ59
を90度回転させれば、管穴57が横向きになって開閉
バルブ59が閉鎖する。そして、この位置から開閉バル
ブ59を90度回転させれば開閉バルブ59の管穴57
が開放し、この状態で内管部材56を外管部材55に挿
入すれば、内管部材56が管穴57を挿通して函体1の
内部に差し込まれる。尚、図中58はコネクタ部で、プ
ローブ44の先端に形成され、外管部材55の下端に着
脱可能に嵌合する。
次に、第9図は気密検査装置の実施の第2形態を示す
説明図である。この気密検査装置Bは、函体1の内部に
通気路70を介して連通するテストスペース71と、こ
のテストスペース71内に気体を一定圧力で供給する気
体注入装置72と、テストスペース71内の圧力を測定
する圧力測定計73を備えている。この場合、気体注入
装置72は、乾燥空気が圧縮封入されたエアボンベ74
が送気通路75によってテストスペース71に接続され
たものとなっており、この送気通路75には圧力調整弁
76及び圧力計77が設けられている。
この気密検査装置Bを使用した気密検査では、通気路
70を函体1に連結したのち、エアボンベ74からの乾
燥空気を圧力調整弁76でテストスペース71に一定圧
力で注入しながら、このテストスペース71内の圧力を
圧力測定計73で測定する。そして、その測定圧力値が
気体の注入前の圧力値よりも上昇している場合は函体1
の気密が保持され、測定圧力値が注入前の圧力値とほぼ
変わりない場合には函体1の気密が漏洩していると認定
することになる。
また、この場合、函体1の実内容積の測定は、圧力測
定計73と圧力計77とが同一になるまでのタイムラグ
を測定することによって行われる。
次に、第10図は気密検査装置の実施の第3形態を示
す説明図である。この気密検査装置Cでは、函体1とテ
ストスペース71とが大径通気路70a及び小径通気路
70bを介して連通されている点に特徴がある。このよ
うにすると、空気の注入に伴い大径通気路70aと小径
通気路70bとの管内抵抗の差によって函体1の空気が
テストスペース71へ一定量流入し、函体1の雰囲気を
テストスペース71内に取り込むことができる。そし
て、この函体1の雰囲気(温度、湿度、露点等)を測定
することによって気密検査時の誤差条件とし、併せて函
体1の実内容積の算出することができる。
尚、前記した気密検査装置C(又は気密検査装置B)
は、第11図に示すように、エアボンベの収納部90、
バッテリー収納部91、その他図示してないが気体注入
装置や圧力測定計、それにテストスペース71等の各部
品を収容するケーシング92を備え、このケーシング9
2から送気通路30a,30b(又は送気通路30)を
形成するプローブ44が延出されている。
前記ケーシング92には、起動スイッチ45及びその
パイロットランプ46、加圧表示ランプ47、正常表示
ランプ48、漏洩表示ランプ49、それに注入量調整ス
イッチ50が表面に取り付けられ、また、測定圧力値と
注入圧力値との比較判断は、内蔵したマイクロコンピュ
ータによる演算制御によって行われる。
尚、前記気密検査装置B及び気密検査装置Cについて
は、検査前準備として、外形から概算した函体1の実内
容積の設定を行う。この場合、函体1の容器外形と実装
物外形の容積により概略の実内容積を設定する方法と、
一定圧力の送気による圧力上昇時間から実内容積を算出
する方法がある。
次に、テストスペース71の温度調整を行うもので、
これはテストスペース71の温度ならびに湿度の測定に
より行う。
そして、検査開始に際しては、通気路70又は通気路
70a,70bを構成するプローブ44を挿入固定し、
エアボンベ74のバルブを開放して送気通路75から乾
燥空気を注入する。尚、検査開始ボタンは別途本体に設
定してもよい。
検査中は圧力計77,73による圧力の上昇確認し、
上昇が確認されると、気密性が良好であると判断する。
この場合、圧力計77,73の接点情報の出力が得られ
るタイミングは検査する函体1の容積により異なるの
で、容量の設定はタイマーによりエアボンベ74のバル
ブ開放を行う時間に対応させる。気密性が確保されてい
る場合には、容積に対応した時間を駆動することにより
圧力は上昇する。気密性が確保されていない場合には、
容積に対応した時間を駆動しても圧力は上昇しない。
検査予圧については、本検査方法は水蒸気移動制御装
置Sに対応し、該装置Sの機構に過剰な負担をかけない
低圧の変動を検出することができるセンサーを使用し、
主として、各装置の膜の最小透気度から逆算した時間な
らびに透湿度および透気度から得られる透過加速度を用
いて圧力の変動に換算し、また、必要最小限の時間によ
り気密検査を行う。
圧力測定時間と、検査のための与圧時間の関係につい
ては、与圧駆動と圧力上昇検知がONのとき、タイマー
駆動開始し、あるいは自己保持回路またラッチングリレ
ーの駆動を行い、タイマーを駆動開始する。そして、タ
イマーの一定時間経過後は自己保持回路のリセットまた
はラッチングリレーを逆接点側に移動することにより与
圧駆動を停止する。
また、プローブ44のセットを接点にて検出してリレ
ーを駆動し、この接点情報を活用して次回検査開始まで
圧力上昇の検出の表示を一定時間表示する。
また、全体の起動スイッチ45を入れたときに、リレ
ー又は多回路スイッチによる接点情報を検出し、この時
点から最大検査容積の時間を若干上回る時間経過後まで
の時間タイマーを駆動し、検査しない場合のバッテリー
の電源消費節減を行う。
また、全体の起動スイッチ45を入れたときから一定
時間以内に検査が開始されない時にはアラーム鳴動を行
うか表示点灯を行い、準備から再始動することにより測
定誤差の低減を図る。
バッテリーは充電式電池(カドニカ電池等)を用い、
電源の検査用の小さなメータを内蔵し、電池電源の不備
による測定誤動作を避ける表示を行う。
送気通路75やプローブ44は熱伝導速度が遅い物質
にて構成する。特に、プローブ44は、温度が容易にテ
ストスペース71より反映を受ける物質、PVCや塩化
ビニル、ポリエチレンなど吸水性の低い物質を使用す
る。このことにより、テストスペース71の温度並びに
湿度環境がプローブ44に容易に反映されやすいと共
に、プローブ44や送気通路75などの管路内部におけ
る結露を防止することができ、測定誤差を低減し、機器
の障害発生を防止することができる。
テストスペース71は銅、真鍮、ステンレス、アルミ
鋳物などで作成し、周囲を保温材にて保温する。テスト
スペース71の温度調整を精密に行うために、このよう
な温度伝導速度が速い物質で構成し、温度調整を第11
図及び第12図で示すように、シート状ヒータ93やペ
ルチェ素子94などを使用して微調整を行い、テストス
ペース71の空間内部の結露の排水はドレンから行う。
尚、第12図において、96は保温材で、多孔質セラミ
ック等が用いられる。
テストスペース71の冷却は、テストスペース71に
冷却面を密接させると共に、ケーシング92の外面に露
出したヒートシンク94aを放熱面に密接させるペルチ
ェ素子94により行う。検査に伴う操作は、通常左手で
本体を把持し、又は測定結果が表示される方向に静置す
るので、装置の下方にシート状ヒータ93を配置し、テ
ストスペース71の内部の対流を促し、測定誤差の発生
を予防する。また、テストスペース71内部にブラシレ
スファンなどを設定し、テストスペース71の内部を撹
拌して内部の温度分布を小さくしても良い。
又、十分なテストスペース内の熱伝導がテストスペー
ス容器71aにより確保される場合、第11図の平行斜
線部で示すように、重合部95が生じるように、シート
状ヒータ93とペルチェ素子94を重ね合わせることに
より、第13図の温度変化グラフ図で示すように、起点
Tから目的とする温度Tq又は温度Tnに到達させる場
合、例えば温度Tqに到達させる時にヒータ駆動を行
い、次いで過剰な温度上昇を避けるためにペルチェ素子
94の冷却を行って、独立した個別の温度伝導を抑制す
る。逆方向の温度移動でも同様に逆方向の温度変動移動
を一時的に行い、目的温度とする。又、これらの能力
は、シート状ヒータ93の面積と能力、ペルチェ素子9
4の能力を考慮して設定する。
このようなシート状ヒータ93とペルチェ素子94と
の重ね合わせは、例えば、テストスペース71内部の加
熱を行う場合には、ヒータ93の加熱によりテストスペ
ース容器71aが加熱され、かつ該テストスペース容器
71aに密接するペルチェ素子94及びヒートシンク9
4aに熱エネルギーが伝達される。
ところが、目的とする温度に到達させ、その目標を越
えて変動させてはならないという大前提が、本測定装置
では必要である。これは短時間で測定操作を完結するた
めに必要であり、測定精度を向上させるためにも必要な
手段である。
ところで、テストスペース71及びペルチェ素子94
その他付属する部品において、熱伝導性を有する物質は
全て測定前の環境温度に依存した状況にあり、この温度
を目的とする温度に測定開始から早急に到達させなけれ
ばならない。
しかも、これらの付属する全ての部品は、ある質量を
有し、このために、例えば、加熱過程で適度な加熱を一
定時間行い、目的温度に到達させた場合には、熱のたま
りとなっている付属する全ての周囲部品からのテストス
ペース71への移動により過剰な温度上昇となってしま
うので、この温度をペルチェ素子94により余剰な熱を
放散して過剰な温度上昇を防止する。
この過程を考慮して、付属する全ての部品の中で温度
伝導速度の早い物質にて構成されるテストスペース71
の温度管理において最も相反する熱運動が発生するもの
同士の熱伝達が良好に行われれば、これらの過剰な温度
変動は良好に抑制されることになる。
ひいては、目的とする温度を達成するために加熱又は
冷却に要する消費エネルギーが測定装置が置かれる周囲
環境温度により影響を受ける程度が相対的に減少するこ
とになり、結果として、測定に要する時間を短縮するこ
とができる。
たとえば、加熱後に放置する場合、温度は周囲温度に
より影響されつつ、測定装置の置かれる周囲環境に影響
されつつ温度上昇する。この過程は環境温度によりさま
ざまな特性が出現してしまうことを意味し、例えば、温
かいときには余剰に加熱してしまい易いし、寒いときに
は時間がかかりすぎるという結果となりやすい。
この結果、最終的に温度変動をヒータ93とペルチェ
素子94により併用し、目的とする至適温度、例えば、
摂氏20度、相対湿度65%をテストスペース71に確
保する駆動を行った場合、最も問題にすべき対象は、熱
変動素子自体の温度変動であることになる。つまり、テ
ストスペース71の加熱後のテストスペース容器71a
の冷却と、冷たい状況に置かれたヒートシンク94aの
加熱という相反する問題を解決するために、前記重合部
95を設けると、効率よく温度設定することができる。
尚、テストスペース容器71aが十分な熱伝導速度を有
する場合、重合部95を設定しなくてもよい。
次に、第14図は、本発明の検査装置(気密検査装置
A又はB又はC)を水蒸気移動制御装置Sの気密検査用
として用いた例を示している。例えば、落雷や電気機器
の障害により、函体1の内部に焼損が発生し、これが急
激であったとき、内圧の急激な上昇に耐えられずに水蒸
気移動制御装置Sの膜2が破れることがある。このよう
なとき、検査装置により函体1の気密漏洩として検出で
きるが、水蒸気移動制御装置Sの膜2の破れの有無につ
いても検査することができる。
即ち、水蒸気移動制御装置Sの一方の通気口21に接
続用アダプタ96を取り付け、この接続用アダプタ96
の接続口97に検査装置A又はB又はCのプローブ44
を取り付け、前述した要領で検査を行い、気密が保持さ
れていると認定された場合には、膜の破れはなく、気密
が漏洩していると認定された場合には、膜の破れが生じ
ていると判断することになる。尚、この検査に際し、函
体1は密閉状態でも開放状態でもよい。
尚、本発明の検査方法及び検査装置は、水蒸気移動制
御装置を備えている閉鎖空間を対象として使用されるも
のであるが、水蒸気移動制御装置を備える以前の閉鎖空
間に使用することは任意である。
産業上の利用可能性 以上説明してきたように、本発明の気密検査方法及び
気密検査装置は、水蒸気移動制御装置を取り付けるため
の前提となる函体の気密状態を確認することができる。
従って、水蒸気移動制御装置の品質及び性能を保証する
ための裏付けを得る技術として有用に使用することがで
きる。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の通気口が閉鎖空間の内部に連通さ
    れ、他方の通気口が大気に開放され、この二つの通気口
    間に複数の小室が通気性及び透湿性を有する防水膜によ
    って区画形成されて、両通気口間での水蒸気の移動を制
    御する水蒸気移動制御装置を備えている閉鎖空間を対象
    とした気密検査方法であって、 閉鎖空間への送気通路から閉鎖空間内部に一定圧力の気
    体を注入しながら、閉鎖空間からの排気通路で圧力測定
    し、 その測定圧力値を注入圧力値と比較して、その測定圧力
    値と注入圧力値とがほぼ等しい場合は閉鎖空間の気密が
    保持され、測定圧力値が注入圧力値よりも低い場合には
    閉鎖空間の気密が漏洩していると認定することを特徴と
    した水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖空間の気密検査方
    法。
  2. 【請求項2】一方の通気口が閉鎖空間の内部に連通さ
    れ、他方の通気口が大気に開放され、この二つの通気口
    間に複数の小室が通気性及び透湿性を有する防水膜によ
    って区画形成されて、両通気口間での水蒸気の移動を制
    御する水蒸気移動制御装置を備えている閉鎖空間を対象
    とした気密検査装置であって、 閉鎖空間の内部に連通する送気通路及び排気通路を備
    え、 送気通路には気体を一定圧力で供給する気体注入装置が
    接続され、排気通路には圧力測定計が接続されているこ
    とを特徴とした水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖空間の
    気密検査装置。
  3. 【請求項3】一方の通気口が閉鎖空間の内部に連通さ
    れ、他方の通気口が大気に開放され、この二つの通気口
    間に複数の小室が通気性及び透湿性を有する防水膜によ
    って区画形成されて、両通気口間での水蒸気の移動を制
    御する水蒸気移動制御装置を備えている閉鎖空間を対象
    とした気密検査方法であって、 閉鎖空間の内部に通気路を介して連通したテストスペー
    スに一定圧力の気体を注入しながら、このテストスペー
    ス内で圧力測定し、 その測定圧力値が気体の注入前の圧力値よりも上昇して
    いる場合は閉鎖空間の気密が保持され、測定圧力値が注
    入前の圧力値とほぼ変わりない場合には閉鎖空間の気密
    が漏洩していると認定することを特徴とした水蒸気移動
    制御装置を備えた閉鎖空間の気密検査方法。
  4. 【請求項4】一方の通気口が閉鎖空間の内部に連通さ
    れ、他方の通気口が大気に開放され、この二つの通気口
    間に複数の小室が通気性及び透湿性を有する防水膜によ
    って区画形成されて、両通気口間での水蒸気の移動を制
    御する水蒸気移動制御装置を備えている閉鎖空間を対象
    とした気密検査方法であって、 閉鎖空間の内部に通気路を介して連通するテストスペー
    スと、 このテストスペース内に気体を一定圧力で供給する気体
    注入装置と、 テストスペース内の圧力を測定する圧力測定計を備えて
    いることを特徴とした水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖
    空間の気密検査装置。
  5. 【請求項5】請求項2又は請求項4記載の気密検査装置
    において、送気通路を形成する内管と、排気通路を形成
    する外管とによる2重管で形成された閉鎖空間接続部材
    が設けられ、 この閉鎖空間接続部材は、閉鎖空間に形成された接続穴
    に着脱可能に連結され、かつ内管が外管口部から延出し
    て、外管口部と内管口部とが離反した位置で開口してい
    る気密検査装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の気密検査装置において、内
    管が伸縮可能に形成され、その伸長状態で内管が外管口
    部から延出する気密検査装置。
JP2000555069A 1998-06-17 1998-06-17 水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖空間の気密検査方法及び気密検査装置 Expired - Fee Related JP3462854B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP1998/002683 WO1999066300A1 (fr) 1998-06-17 1998-06-17 Procede et appareil permettant de tester l'etancheite a l'air d'un espace clos equipe d'un dispositif de commande du mouvement de la vapeur

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3462854B2 true JP3462854B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=14208418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000555069A Expired - Fee Related JP3462854B2 (ja) 1998-06-17 1998-06-17 水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖空間の気密検査方法及び気密検査装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6494082B1 (ja)
JP (1) JP3462854B2 (ja)
CA (1) CA2335424A1 (ja)
DE (1) DE19883003T1 (ja)
GB (1) GB2354591B (ja)
WO (1) WO1999066300A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10047916C2 (de) * 2000-09-27 2003-01-09 Siemens Ag Vorrichtung zur Erfassung ionisierender Strahlung
JP2005091042A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Olympus Corp リークテスタ
DE102004040355B3 (de) * 2004-08-20 2005-12-22 Bayer Gmbh Maschinenfabrik Verfahren und Prüfanordnung zur Dichtigkeitsmessung
JP4511447B2 (ja) * 2005-11-01 2010-07-28 株式会社九州山光社 水蒸気移動制御装置を取り付けるための箱体を検査対象とした気密検査装置
DE102005055746A1 (de) * 2005-11-23 2007-05-24 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Ermittlung der hydraulischen Leckrate von flüssigkeitsführenden Teilen, insbesondere Einspritzventilen für Brennkraftmaschinen
EP2107869A2 (en) * 2006-11-22 2009-10-14 Basf Se Liquid water based agrochemical formulations
PE20090748A1 (es) * 2007-08-08 2009-07-23 Basf Se Microemulsiones acuosas que contienen compuestos insecticidas organicos
WO2010010005A2 (de) * 2008-07-24 2010-01-28 Basf Se Öl-in-wasser emulsion umfassend lösungsmittel, wasser, tensid und pestizid
UA106213C2 (ru) * 2008-10-10 2014-08-11 Басф Се Жидкие препараты для защиты растений, содержащие пираклостробин
TW201018400A (en) 2008-10-10 2010-05-16 Basf Se Liquid aqueous plant protection formulations
JP2018087713A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 アズビル株式会社 ヘリウムリークディテクタ用ノズルおよびヘリウムリークディテクタシステム
CN111999013B (zh) * 2020-09-07 2022-08-19 湖南钒谷新能源技术有限公司 一种隔膜气密性检测装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291830A (ja) * 1985-10-18 1987-04-27 Ohbayashigumi Ltd 気密保持室内における気密性能の評価方法
JPS6478370A (en) * 1987-09-19 1989-03-23 Hitachi Software Eng Syntax analysis system for translating machine
US5096586A (en) * 1990-08-28 1992-03-17 Regents Of The University Of California Membranes having selective permeability
JP2987412B2 (ja) * 1990-10-19 1999-12-06 清水建設株式会社 気密度測定装置及びその測定方法
US5131929A (en) * 1991-05-06 1992-07-21 Permea, Inc. Pressure control for improved gas dehydration in systems which employ membrane dryers in intermittent service
JP2673477B2 (ja) * 1992-05-22 1997-11-05 都孝 溝部 除湿装置
US5762690A (en) * 1992-11-25 1998-06-09 Andrew Corporation Dehumidifier for supplying air using variable flow rate and variable pressure in a membrane dryer
US5681368A (en) * 1995-07-05 1997-10-28 Andrew Corporation Dehumidifier system using membrane cartridge
GB2321206B (en) * 1997-01-10 2001-05-09 Honda Motor Co Ltd Method and apparatus for testing functions of painting apparatus
GB2325525B (en) * 1997-03-20 2001-08-22 Carl Denby Testing storage tanks
US5928409A (en) * 1997-11-12 1999-07-27 New Jersey Institute Of Technology Method and apparatus for gas removal by cyclic flow swing membrane permeation

Also Published As

Publication number Publication date
US6494082B1 (en) 2002-12-17
DE19883003T1 (de) 2001-05-10
GB0029646D0 (en) 2001-01-17
CA2335424A1 (en) 1999-12-23
GB2354591A (en) 2001-03-28
WO1999066300A1 (fr) 1999-12-23
GB2354591B (en) 2002-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3462854B2 (ja) 水蒸気移動制御装置を備えた閉鎖空間の気密検査方法及び気密検査装置
JP4684270B2 (ja) 呼吸用気体絶対湿度センサの精度を自動的に検査するシステム及び方法
JP6225110B2 (ja) 気体圧力に基づく漏れ検査モジュール
CN104040317B (zh) 尺寸稳定/松弛包装的没有附加的测量气体的快速泄漏检测
JPWO2011132391A1 (ja) 透湿度測定装置及び透湿度測定方法
US20200249184A1 (en) Gas sensor
SE1050265A1 (sv) Sätt och anordning för självkalibrerande och luftomsättande termo-hygrodynamisk avfuktning
US20070045129A1 (en) Gas sensor
CN103969175A (zh) 一种臭氧老化试验箱
JP2007218918A (ja) 特に自動車分野の好ましくは摺動リングシールにおける、少なくとも1つの漏れ箇所の蒸気放出を検出するための検査装置
US20110094292A1 (en) Apparatus for air property measurement
JP2006196265A (ja) パッケージ型発電装置とその換気制御方法
US8720255B2 (en) Water uptake measurement system
JP2002350380A (ja) ガス検出装置及びその装置を用いた空気調和機
JPH1164207A (ja) 水蒸気移動制御装置の検査方法
JPH09159561A (ja) 圧力センサ及びこの圧力センサを用いたガス異常監視装置
JP4097441B2 (ja) 透湿膜の透湿特性の算出法
JP3631196B2 (ja) 水蒸気移動制御装置の性能試験装置
JP4979635B2 (ja) 気密判定装置及び気密判定方法
KR101753998B1 (ko) 저온 열화 시험용 장치
JP2016176871A (ja) リーク検査装置リーク検査方法
TW201512656A (zh) 校正氣體濃度偵測儀之測試腔體結構
JPH0669805U (ja) 試料蒸散ガス収集用ハウジングの圧力変動吸収用バッグ
JP2005172655A (ja) ガスセンサとそれを用いた燃料電池システムおよび自動車
JP2016176868A (ja) リーク検査装置リーク検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030708

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees