JP3462539B2 - ナビゲーション装置における文字表示方法 - Google Patents
ナビゲーション装置における文字表示方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等内において表
示装置に地図表示を行い、運転者の道案内に供する車載
用ナビゲーション装置に関する。
示装置に地図表示を行い、運転者の道案内に供する車載
用ナビゲーション装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ナビゲーション装置の地図表示におい
て、地図は拡大／縮小等の処理対象となるのに対し、地
名等の文字は、その視認性の観点から所定の大きさで表
示することが行われている。そのため、文字データと、
これ以外の地図データ等（非文字データ）とは別個に記
憶され、別個に表示される。
て、地図は拡大／縮小等の処理対象となるのに対し、地
名等の文字は、その視認性の観点から所定の大きさで表
示することが行われている。そのため、文字データと、
これ以外の地図データ等（非文字データ）とは別個に記
憶され、別個に表示される。
【０００３】地図上に文字を表示する場合、限られた表
示領域内に文字、道路、建造物等を表示するために、文
字同士や文字と交差点とが重なりあわないような技術
が、例えば特開平２−１５７８９２号公報に提案されて
いる。
示領域内に文字、道路、建造物等を表示するために、文
字同士や文字と交差点とが重なりあわないような技術
が、例えば特開平２−１５７８９２号公報に提案されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、文字を道路や建造物等と重ねあわせて表示する
ことは避けられず、文字色と、道路や建造物等の色との
間で、その色味やコントラストが似通っている場合に
は、その文字が読みにくくなってしまうという問題があ
る。例えば、図７に示すような例では、表示文字である
「何々大学」の「大」の字が、道路を示す直線と重なり
あい、また、文字がその背景の色と近似していることに
より、文字の視認性が低下していることが分かる。
術では、文字を道路や建造物等と重ねあわせて表示する
ことは避けられず、文字色と、道路や建造物等の色との
間で、その色味やコントラストが似通っている場合に
は、その文字が読みにくくなってしまうという問題があ
る。例えば、図７に示すような例では、表示文字である
「何々大学」の「大」の字が、道路を示す直線と重なり
あい、また、文字がその背景の色と近似していることに
より、文字の視認性が低下していることが分かる。
【０００５】この問題を回避するために、文字数分の矩
形表示領域を塗り潰し表示し、その中に白抜き文字で、
地名を表示することが従来行われている（図３の「江戸
橋」、「宝町」、「京橋」等を参照）。
形表示領域を塗り潰し表示し、その中に白抜き文字で、
地名を表示することが従来行われている（図３の「江戸
橋」、「宝町」、「京橋」等を参照）。
【０００６】この場合には、文字表示のためにその文字
の背景の一部を塗り潰してしまうため、道路等の情報を
必要以上に損なってしまうという問題がある。
の背景の一部を塗り潰してしまうため、道路等の情報を
必要以上に損なってしまうという問題がある。
【０００７】本発明の目的は、車載用ナビゲーション装
置において、文字の下に描画された道路等の地図情報を
必要以上に損なうことなく、文字の視認性を向上させる
ことができる文字表示方法を提供することにある。
置において、文字の下に描画された道路等の地図情報を
必要以上に損なうことなく、文字の視認性を向上させる
ことができる文字表示方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるナビゲーション装置における文字表示
方法は、地図上に文字を重ねて表示する文字表示方法で
あって、第１の色の文字を前記地図上の与えられた表示
位置に表示する際、当該文字の表示位置の周囲の、予め
定められたドット数分ずれた複数の位置に、前記第１の
色と異なる第２の色で当該文字の描画を行い、その後、
前記表示位置に前記第１の色で当該文字の描画を行うよ
うにしたものである。
に、本発明によるナビゲーション装置における文字表示
方法は、地図上に文字を重ねて表示する文字表示方法で
あって、第１の色の文字を前記地図上の与えられた表示
位置に表示する際、当該文字の表示位置の周囲の、予め
定められたドット数分ずれた複数の位置に、前記第１の
色と異なる第２の色で当該文字の描画を行い、その後、
前記表示位置に前記第１の色で当該文字の描画を行うよ
うにしたものである。
【０００９】
【作用】本発明では、まず、地図上に書き込むべき文字
の周囲部分に、当該文字をその色とは異なる色（第２の
色）で本来の位置より数ドット分ずらして描画した後、
その文字の本来の色（第１の色）で本来の位置に重ねて
描画を行う。これにより、文字の周囲にその文字色とは
異なる色の縁取りを形成することができる。この縁取り
により、文字が表示される位置に関係なく、すなわち、
道路上であろうが、建造物上であろうが、その文字の視
認性を向上させることができる。
の周囲部分に、当該文字をその色とは異なる色（第２の
色）で本来の位置より数ドット分ずらして描画した後、
その文字の本来の色（第１の色）で本来の位置に重ねて
描画を行う。これにより、文字の周囲にその文字色とは
異なる色の縁取りを形成することができる。この縁取り
により、文字が表示される位置に関係なく、すなわち、
道路上であろうが、建造物上であろうが、その文字の視
認性を向上させることができる。
【００１０】前記縁取りは、文字の周囲に縁取り部分の
みを描画することによっても形成可能であるが、その場
合、縁取り部分のみの描画座標データの算出を必要とす
る。これに対して、本発明の手順によれば、異なる色で
文字をずらして描画した後、最後に本来の文字位置に本
来の文字色で文字の重ね書きを行うので、縁取りのみ描
画座標データの算出を必要とすることなく、極めて容易
に縁取りを形成することができる。
みを描画することによっても形成可能であるが、その場
合、縁取り部分のみの描画座標データの算出を必要とす
る。これに対して、本発明の手順によれば、異なる色で
文字をずらして描画した後、最後に本来の文字位置に本
来の文字色で文字の重ね書きを行うので、縁取りのみ描
画座標データの算出を必要とすることなく、極めて容易
に縁取りを形成することができる。
【００１１】また、前記縁取りは、文字の周囲の１ドッ
ト（または数ドット）分に限定され、従来のように文字
の矩形背景部分を塗り潰すことがないので、文字表示に
よる地図情報の欠損を最低限に抑えることができる。
ト（または数ドット）分に限定され、従来のように文字
の矩形背景部分を塗り潰すことがないので、文字表示に
よる地図情報の欠損を最低限に抑えることができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。
明する。
【００１３】まず、図４に、本発明が適用されるナビゲ
ーション装置のハードウエア構成を示す。この装置は、
車両の現在の進行方向を検出する進行方向検出装置４１
と、車両の走行距離を検出する走行距離検出装置４２
と、タッチパネル，キー等のユーザからの入力を受け付
ける入力装置４３と、これらを受けて装置全体の制御を
行う制御回路（マイクロプロセッサ、描画プロセッサ、
表示コントローラ等）４４と、表示データおよび各種デ
ータを格納し、また必要に応じてプログラムも格納する
ことができる揮発性メモリ（ＲＡＭ）４５と、各種制御
プログラムおよび固定的なデータを格納する不揮発性メ
モリ（ＲＯＭ）４６と、制御回路４４の制御下で道路情
報等を表示するディスプレイ４７と、道路情報等の比較
的大容量のデータを格納する光ディスク装置，磁気ディ
スク装置等の外部記憶装置４８とからなる。ＲＡＭ４５
には、表示データを格納する表示メモリ（ＶＲＡＭ）も
含む。進行方向検出装置４１は、例えば、地磁気セン
サ、光ファイバジャイロ等を用いて車両の進行方向を検
出する装置である。また、走行距離検出装置４２は、例
えば、車輪のＡＢＳ（アンチロックブレーキ）センサ
や、スピードメータにより走行距離を検出する装置であ
る。
ーション装置のハードウエア構成を示す。この装置は、
車両の現在の進行方向を検出する進行方向検出装置４１
と、車両の走行距離を検出する走行距離検出装置４２
と、タッチパネル，キー等のユーザからの入力を受け付
ける入力装置４３と、これらを受けて装置全体の制御を
行う制御回路（マイクロプロセッサ、描画プロセッサ、
表示コントローラ等）４４と、表示データおよび各種デ
ータを格納し、また必要に応じてプログラムも格納する
ことができる揮発性メモリ（ＲＡＭ）４５と、各種制御
プログラムおよび固定的なデータを格納する不揮発性メ
モリ（ＲＯＭ）４６と、制御回路４４の制御下で道路情
報等を表示するディスプレイ４７と、道路情報等の比較
的大容量のデータを格納する光ディスク装置，磁気ディ
スク装置等の外部記憶装置４８とからなる。ＲＡＭ４５
には、表示データを格納する表示メモリ（ＶＲＡＭ）も
含む。進行方向検出装置４１は、例えば、地磁気セン
サ、光ファイバジャイロ等を用いて車両の進行方向を検
出する装置である。また、走行距離検出装置４２は、例
えば、車輪のＡＢＳ（アンチロックブレーキ）センサ
や、スピードメータにより走行距離を検出する装置であ
る。
【００１４】図５に、図４の制御回路４４の果たす機能
構成を示す。本装置の機能としては、進行方向検出装置
４１および走行距離検出装置４２の両出力に基づいて、
車両の現在の位置を検出する現在地演算機能５１、検出
された現在地情報に基づいて表示すべきデータ（背景デ
ータ、道路データ、文字データ）をＲＯＭ４６から抽出
する表示データ検索機能５２と、この抽出された表示デ
ータをディスプレイ４７上に表示させる道路背景表示制
御機能５３と、さらに本発明に係る文字表示に関する制
御を行う文字表示制御機能５４とを有する。背景データ
は、陸地、水系、緑地、建造物等が多角形あるいは線デ
ータで定められている。道路データは、道路が線データ
で定められている。また、文字データは、文字・記号等
がコードで記述されている。
構成を示す。本装置の機能としては、進行方向検出装置
４１および走行距離検出装置４２の両出力に基づいて、
車両の現在の位置を検出する現在地演算機能５１、検出
された現在地情報に基づいて表示すべきデータ（背景デ
ータ、道路データ、文字データ）をＲＯＭ４６から抽出
する表示データ検索機能５２と、この抽出された表示デ
ータをディスプレイ４７上に表示させる道路背景表示制
御機能５３と、さらに本発明に係る文字表示に関する制
御を行う文字表示制御機能５４とを有する。背景データ
は、陸地、水系、緑地、建造物等が多角形あるいは線デ
ータで定められている。道路データは、道路が線データ
で定められている。また、文字データは、文字・記号等
がコードで記述されている。
【００１５】図６に、本実施例で用いる文字データの構
造を示す。地図内に表わすべき各文字データは、通常複
数の文字からなる文字列として定義される。各文字デー
タは、その文字数６１、文字種別６２、この文字データ
の位置を定めるＸ座標６３およびＹ座標６４、この文字
データを構成する１番目の文字の文字コード６５、２番
目の文字の文字コード６６、…、Ｎ番目の文字の文字コ
ード７０からなる。文字種別６２は、文字データが何の
名称であるかを区別するためのものであり、種別として
は、道路名称（高速道路名、国道名等）、地名、施設名
等がある。文字データの位置は、本実施例では、１番目
の文字の位置で定める。
造を示す。地図内に表わすべき各文字データは、通常複
数の文字からなる文字列として定義される。各文字デー
タは、その文字数６１、文字種別６２、この文字データ
の位置を定めるＸ座標６３およびＹ座標６４、この文字
データを構成する１番目の文字の文字コード６５、２番
目の文字の文字コード６６、…、Ｎ番目の文字の文字コ
ード７０からなる。文字種別６２は、文字データが何の
名称であるかを区別するためのものであり、種別として
は、道路名称（高速道路名、国道名等）、地名、施設名
等がある。文字データの位置は、本実施例では、１番目
の文字の位置で定める。
【００１６】文字の表示色（文字色）については、制御
プログラムの中に、文字種別６２と文字色との対応関係
を示すテーブル（図示せず）を有し、そのテーブルを参
照して文字色が決定される。
プログラムの中に、文字種別６２と文字色との対応関係
を示すテーブル（図示せず）を有し、そのテーブルを参
照して文字色が決定される。
【００１７】次に、図１のフローチャートにより本実施
例における文字表示の具体的な手順を説明する。この処
理は、地図データがＶＲＡＭに描画される毎に起動され
る。
例における文字表示の具体的な手順を説明する。この処
理は、地図データがＶＲＡＭに描画される毎に起動され
る。
【００１８】まず、車両の現在位置を算出し（Ｓ１
１）、その位置に対応した領域の背景データおよび道路
データを外部記憶装置４８から読み込む（Ｓ１２、Ｓ１
３）。同様に、当該領域内の該当箇所に表示すべき文字
データを読み込む（Ｓ１４）。文字属性の一つとして文
字色が割り当てられている。文字色としては、道路の種
別により固有の色を割り当てることができる。例えば、
国道名称には赤色、高速道路名称には青色のごとくであ
る。
１）、その位置に対応した領域の背景データおよび道路
データを外部記憶装置４８から読み込む（Ｓ１２、Ｓ１
３）。同様に、当該領域内の該当箇所に表示すべき文字
データを読み込む（Ｓ１４）。文字属性の一つとして文
字色が割り当てられている。文字色としては、道路の種
別により固有の色を割り当てることができる。例えば、
国道名称には赤色、高速道路名称には青色のごとくであ
る。
【００１９】続いて、読み込んだ背景データを描画した
後（Ｓ１６）、文字同士の重なり合いのチェックを行う
（Ｓ１７）。この判定は、前記文字データのＸ、Ｙ座標
とその文字数とに基づいて行うことができる。文字が重
なりあっていると判断された場合には（Ｓ１８）、その
文字の位置を変更する（Ｓ１９）。この変更された位置
で文字の重なりあいがなくなるまで、処理Ｓ１９を繰り
返す。文字の重なりあいがなければ、その文字データの
位置を表示位置座標（Ｘ，Ｙ）と決定する（Ｓ２０）。
後（Ｓ１６）、文字同士の重なり合いのチェックを行う
（Ｓ１７）。この判定は、前記文字データのＸ、Ｙ座標
とその文字数とに基づいて行うことができる。文字が重
なりあっていると判断された場合には（Ｓ１８）、その
文字の位置を変更する（Ｓ１９）。この変更された位置
で文字の重なりあいがなくなるまで、処理Ｓ１９を繰り
返す。文字の重なりあいがなければ、その文字データの
位置を表示位置座標（Ｘ，Ｙ）と決定する（Ｓ２０）。
【００２０】そこで、Ｓ２１〜Ｓ２８の８ステップにお
いて、座標（Ｘ，Ｙ）の隣接周囲の８点（Ｘ−１，
Ｙ），（Ｘ−１，Ｙ＋１），（Ｘ，Ｙ＋１），（Ｘ＋
１，Ｙ＋１），（Ｘ＋１，Ｙ），（Ｘ＋１，Ｙ−１），
（Ｘ，Ｙ−１），（Ｘ−１，Ｙ−１）で順次、当該文字
をその地図の背景色（Ａ色とする）で描画する。なお、
ここでいう背景色の「背景」は、道路、建造物等の表示
対象以外の部分を示すことに注意されたい。Ａ色として
は、背景色の代わりに、Ｂ色（文字色）とコントラスト
の大きい色（例えば、Ｂ色の補色）を選択するようにし
てもよい。また、Ｓ２１〜Ｓ２８の実行順はこの順序に
限るものではなく、任意の順序でよい。最後に、座標
（Ｘ，Ｙ）で当該文字の属性として指定されている文字
色でその文字の描画を行う（Ｓ２９）。文字データが複
数ある場合には各文字データに対して、ステップＳ１７
以降の処理を実行する。
いて、座標（Ｘ，Ｙ）の隣接周囲の８点（Ｘ−１，
Ｙ），（Ｘ−１，Ｙ＋１），（Ｘ，Ｙ＋１），（Ｘ＋
１，Ｙ＋１），（Ｘ＋１，Ｙ），（Ｘ＋１，Ｙ−１），
（Ｘ，Ｙ−１），（Ｘ−１，Ｙ−１）で順次、当該文字
をその地図の背景色（Ａ色とする）で描画する。なお、
ここでいう背景色の「背景」は、道路、建造物等の表示
対象以外の部分を示すことに注意されたい。Ａ色として
は、背景色の代わりに、Ｂ色（文字色）とコントラスト
の大きい色（例えば、Ｂ色の補色）を選択するようにし
てもよい。また、Ｓ２１〜Ｓ２８の実行順はこの順序に
限るものではなく、任意の順序でよい。最後に、座標
（Ｘ，Ｙ）で当該文字の属性として指定されている文字
色でその文字の描画を行う（Ｓ２９）。文字データが複
数ある場合には各文字データに対して、ステップＳ１７
以降の処理を実行する。
【００２１】図２に、図６で説明した「大」の文字の例
について図１の処理を適用した場合の描画結果を示す。
について図１の処理を適用した場合の描画結果を示す。
【００２２】まず、前述のＡ色で（Ｘ−１，Ｙ）に文字
を描画すると、描画結果２００が得られる。これは本来
の文字位置を左側に１ドット分ずらしたものである。次
に、Ａ色で（Ｘ−１，Ｙ＋１）に同文字を描画する。こ
れは本来の文字位置を左上に１ドットずらしたものであ
る。これにより、描画結果２０５が得られる。なお、図
ではその時点で描画したＡ色の文字を既に描画されたＡ
色の文字と区別するために便宜上両者の濃度を異ならせ
てあるが、実際には同じ色である。次に、Ａ色で（Ｘ，
Ｙ＋１）に同文字を描画する。これは本来の文字位置を
真上に１ドット分ずらしたものである。これにより、描
画結果２１０が得られる。同様に、本来の文字位置を右
上に１ドット分ずらした描画２１５（Ｘ＋１，Ｙ＋
１）、右側に１ドット分ずらした描画２２０（Ｘ＋１，
Ｙ）、右下に１ドット分ずらした描画２２５（Ｘ＋１，
Ｙ−１）、真下に１ドット分ずらした描画２３０（Ｘ，
Ｙ−１）、左下に１ドット分ずらした描画２３５（Ｘ−
１，Ｙ−１）と続き、最後に、本来の位置（Ｘ，Ｙ）で
本来の文字色Ｂ色で当該文字の描画を行う。これによ
り、最終的な描画結果２４０が得られる。従来の描画結
果２４５と比較すると分かるように、本実施例によれ
ば、文字の周囲に１ドット分のＡ色の縁取り部分が形成
されるので、文字の背景の如何に関わらず文字の視認性
が向上する。かつ、Ａ色に描画する部分は、文字周囲の
限られた面積のみなので、殆ど道路情報等を損なうこと
はない。
を描画すると、描画結果２００が得られる。これは本来
の文字位置を左側に１ドット分ずらしたものである。次
に、Ａ色で（Ｘ−１，Ｙ＋１）に同文字を描画する。こ
れは本来の文字位置を左上に１ドットずらしたものであ
る。これにより、描画結果２０５が得られる。なお、図
ではその時点で描画したＡ色の文字を既に描画されたＡ
色の文字と区別するために便宜上両者の濃度を異ならせ
てあるが、実際には同じ色である。次に、Ａ色で（Ｘ，
Ｙ＋１）に同文字を描画する。これは本来の文字位置を
真上に１ドット分ずらしたものである。これにより、描
画結果２１０が得られる。同様に、本来の文字位置を右
上に１ドット分ずらした描画２１５（Ｘ＋１，Ｙ＋
１）、右側に１ドット分ずらした描画２２０（Ｘ＋１，
Ｙ）、右下に１ドット分ずらした描画２２５（Ｘ＋１，
Ｙ−１）、真下に１ドット分ずらした描画２３０（Ｘ，
Ｙ−１）、左下に１ドット分ずらした描画２３５（Ｘ−
１，Ｙ−１）と続き、最後に、本来の位置（Ｘ，Ｙ）で
本来の文字色Ｂ色で当該文字の描画を行う。これによ
り、最終的な描画結果２４０が得られる。従来の描画結
果２４５と比較すると分かるように、本実施例によれ
ば、文字の周囲に１ドット分のＡ色の縁取り部分が形成
されるので、文字の背景の如何に関わらず文字の視認性
が向上する。かつ、Ａ色に描画する部分は、文字周囲の
限られた面積のみなので、殆ど道路情報等を損なうこと
はない。
【００２３】実際的な表示例を図３に示す。この例で
は、「日比谷公園」の文字に本実施例の方法を適用して
いる。図３においては、従来の表示結果との差異を示す
ために、他の文字については従来のままとしている。
は、「日比谷公園」の文字に本実施例の方法を適用して
いる。図３においては、従来の表示結果との差異を示す
ために、他の文字については従来のままとしている。
【００２４】上記実施例の説明では、文字をその本来の
表示位置から上下左右斜めの８方向にずらす量を１ドッ
トとしたが、１ドットでは効果が低い場合には数ドット
としてもよい。
表示位置から上下左右斜めの８方向にずらす量を１ドッ
トとしたが、１ドットでは効果が低い場合には数ドット
としてもよい。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、車載用ナビゲーション
装置において、文字の下に描画された道路等のデータを
必要以上に損なうことなく、文字の視認性を向上させる
ことができる。
装置において、文字の下に描画された道路等のデータを
必要以上に損なうことなく、文字の視認性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例に係る処理のフローチャート
である。
である。
【図２】 図１の処理の説明に供する描画結果の例の説
明図である。
明図である。
【図３】 図１の処理による実際的な表示画面例の説明
図である。
図である。
【図４】 本発明が適用される装置のハードウエア構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図５】 実施例における図４の制御回路の機能を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図６】 実施例における文字データの構成を示す説明
図である。
図である。
【図７】 従来の文字表示の説明図である。
４１…進行方向検出装置、４２…走行距離検出装置、４
３…入力装置、４４…制御回路、４５…ＲＡＭ、４６…
ＲＯＭ、…４７…ディスプレイ、４８…外部記憶装置、
５１…現在地演算機能、５２…表示データ検索機能、５
３…道路背景表示背御機能、５４…文字表示制御機能。
３…入力装置、４４…制御回路、４５…ＲＡＭ、４６…
ＲＯＭ、…４７…ディスプレイ、４８…外部記憶装置、
５１…現在地演算機能、５２…表示データ検索機能、５
３…道路背景表示背御機能、５４…文字表示制御機能。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 平野 英明
神奈川県座間市広野台２丁目4991番地
株式会社ザナヴィ・インフォマティクス
内
(72)発明者 吉岡 圭一
東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地
株式会社日立製作所 デザイン研究所
内
(56)参考文献 特開 平５−113751（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−240687（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−155116（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−257439（ＪＰ，Ａ)
特表 平５−507801（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G09B 29/00 - 29/14
G01C 21/00
G06T 17/50
G08G 1/0969
G09G 5/40
Claims (4)
- 【請求項１】地図を拡大または縮小して表示することが
可能であり、かつ、前記地図上の予め定められた表示位
置に、前記地図の拡大または縮小にかかわらず所定の大
きさの文字を重ねて表示するナビゲーション装置が文字
を表示する方法であって、前記文字を前記表示位置に第１の色で 表示する際、前記
表示位置の上下左右斜めの８方向のそれぞれへ予め定め
たドット数分だけずれた位置に、前記第１の色と異なる
第２の色で当該文字の描画を行うステップと、 前記表示位置に前記第１の色で当該文字の描画を行うス
テップとを有することを特徴とする文字表示方法。 - 【請求項２】地図を拡大または縮小して表示することが
可能であり、かつ、前記地図上の予め定められた表示位
置に所定の大きさの文字を重ねて表示するナビゲーショ
ン装置が文字を表示する方法であって、前記表示位置に前記文字を第１の色 で表示する際、前記
文字が道路名称、地名、または施設名のいずれであるか
に基づいて第１の色を定めるステップと、 前記第１の色に基づいて第１の色とは異なる第２の色を
定めるステップと、前記第２の色で縁取った前記第１の色の前記文字を 前記
表示位置に描画するステップとを有することを特徴とす
る文字表示方法。 - 【請求項３】地図を拡大または縮小して表示することが
可能であり、かつ、前記地図上の予め定められた表示位
置に所定の大きさの文字を重ねて表示するナビゲーショ
ン装置が地図および文字を表示する方法であって、 第１の色の背景領域と、第１の色とは異なる第２の色の
領域とを有する地図を描画するステップと、前記文字の 表示位置に、前記第１の色で縁取りをした、
前記第１の色とは異なる第３の色の前記文字を描画する
ステップとを有することを特徴とする表示方法。 - 【請求項４】第１の色の背景と、第１の色とは異なる第
２の色の道路あるいは建造物とを有する地図を拡大また
は縮小して表示し、前記第１の色とは異なる第３の色の
文字を前記地図上の予め定められた表示位置に所定の大
きさで表示するナビゲーション装置が地図および文字を
表示する方法であって、 前記道路あるいは建造物と前記文字とが重ならない状態
に、前記地図を表示するステップと、 前記地図を縮小して表示し、前記道路あるいは建造物と
前記文字とが重なる場合、前記文字を第１の色で縁取っ
て表示するステップとを有することを特徴とする表示方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25074993A JP3462539B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | ナビゲーション装置における文字表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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