JP3460412B2 - 自動二輪車のキャリア装置 - Google Patents

自動二輪車のキャリア装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車のキャリ
ア装置に係り、特に単座式運転シートを備えた自動二輪
車のキャリア装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車においては物品搭載用のキャ
リアを備えているものがある。車体スペースに制限のあ
る自動二輪車では、一般に運転シートの後部にキャリア
を設けている。 【0003】ところで、スポーツ型の自動二輪車は、二
名乗車用の複座式運転シートが標準装備されているた
め、キャリアはこの複座式運転シートの後方に突出して
配置され、ステー等で支持されている。 【0004】一方、ビジネス型(実用型)の自動二輪車
は、一名乗車用の単座式運転シートが標準装備され、そ
の後部に大型のキャリアが配置されている。そして、こ
の大型キャリアは、後部車体フレームやリヤフェンダに
ボルト等で固着されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スポー
ツ型の自動二輪車を一名乗車に限定して単座式運転シー
トを配置し、その後部にキャリアを配置する場合、ビジ
ネス型自動二輪車のような配置方法では外観を損なって
好ましくない。また、キャリアを後部車体フレームやリ
ヤフェンダにボルト等で固着した場合、キャリアの盗難
の虞がある。 【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、外観が向上し、盗難の虞がない自動二輪車のキ
ャリア装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のキャリア装置は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、後部車体カバーリヤキャリ
一体的に組み付けてキャリア装置を構成し、このキ
ャリア装置を運転シートの後方に配置すると共に、上記
リヤキャリアを車体フレーム2取り付けるキャリアホル
ダの取付腕およびキャリア取付ブラケットを、上記車体
フレームのリヤチューブおよびリヤフェンダの上面と共
に上記後部車体カバーで覆う一方、上記キャリアホルダ
の取付腕を上記運転シートの下部に延出配置すると共
に、上記後部車体カバーに上記運転シートの後面を覆う
ように前面に開口する立上部を形成し、この後部車体カ
バーの立上部と上記運転シートとで上記キャリア装置の
取付腕を隠蔽したものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 【0009】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自
動二輪車1は、例えばダイヤモンド型の車体フレーム2
を有し、主にヘッドパイプ3、タンクレール4、ダウン
チューブ、メインチューブ6、リヤチューブ7およびシ
ートレール8から構成される。 【0010】ヘッドパイプ3の上端部にはタンクレール
4が接続され、後斜下方に延設される。また、ヘッドパ
イプ3の下端部にはダウンチューブが接続され、後斜下
方に延設される。タンクレール4の後端には左右一対の
メインチューブ6の上端部が左右に接続され、これらの
メインチューブ6は下方に延びる。メインチューブ6の
下部には左右一対のリヤチューブ7の下部が接続され、
後斜上方に延設された後、途中で略水平に折曲されて後
方に延びる。そして、このリヤチューブ7の折曲部7a
とメインチューブ6上部との間に左右一対のシートレー
ル8が架設される。 【0011】ヘッドパイプ3にはステアリング機構9が
設けられる。このステアリング機構9には前輪10を回
動自在に支持するフロントフォーク11やハンドルバー
12等が設けられ、左右に回動自在に枢着される。 【0012】一方、メインチューブ6下端部とリヤチュ
ーブ7との接続部に設けられたブラケット13にはピボ
ット軸14が架設され、このピボット軸14に後輪15
をスイング自在に支持するスイングアーム16がピボッ
ト軸14廻りに回動自在に枢着される。また、スイング
アーム16の自由端部側にはリヤショックアブソーバ1
7の下端部が取り付けられ、リヤショックアブソーバ1
7の上端部はリヤチューブ7の折曲部7aに設けられた
ブラケット18に取り付けられる。 【0013】車体フレーム2の中央下部にはエンジン1
9が搭載され、タンクレール4の上方には燃料タンク2
0が設置される。また、燃料タンク20の後方のシート
レール8上には一名乗車用の単座式運転シート21が設
けられる。そして、リヤチューブ7の略水平部7b間に
はリヤフェンダ22が配置される。 【0014】図1および図2に示すように、運転シート
21の後方、リヤチューブ7の略水平部7b上にはキャ
リア装置23が備えられる。 【0015】図3は、キャリア装置23の左側面図であ
り、図4は、キャリア装置23の平面図である。また、
図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6は図4のVI
−VI線に沿う断面図、図7は図4のVII −VII 線に沿
う断面図である。さらに、図8は、キャリア装置23の
組付図を示す。 【0016】図2〜図8に示すように、キャリア装置2
3は主に後部車体カバー24と、リヤキャリア25と、
キャリアホルダ26とから構成される。 【0017】後部車体カバー24は、例えば合成樹脂に
より一体成型されたもので、リヤチューブ7の略水平部
7b上面およびリヤフェンダ22の上面を覆う形状に、
かつ車体のデザインにマッチした形状および色彩に成型
される。後部車体カバー24の前面には開口された立上
部24aが設けられ、運転シート21の後面を覆うよう
に形成される。また、後部車体カバー24の背面にはそ
れぞれ左右一対の前部開口部24bおよび後部開口部2
4cが形成される。 【0018】リヤキャリア25は、例えばU字状に曲成
されたキャリアチューブ27を有し、その開放端側が車
体の前方を向くよう、水平よりやや前下がりに配置され
る。キャリアチューブ27の開放端部上面には逆U字状
に曲成されたフロントキャリアロッド28が架設され
る。また、キャリアチューブ27の対向する両直線部2
7a間には複数本の、例えば三本のセンタキャリアロッ
ド29が架設される。そして、キャリアチューブ27の
両直線部27aの下面には複数本の、例えば二対の荷掛
フック30が下方に向かって突設される。 【0019】キャリアホルダ26は、平板状のホルダ部
26aとこのホルダ部26aの前端から一旦下方に延び
た後、前方に向かって延びる車体側への取付部である一
対の取付腕26bとから構成される。ホルダ部26a
は、キャリアチューブ27の内側空間に収容可能な形状
を有し、その上面には後部車体カバー24取付用のナッ
ト31が複数個、例えば三個、固着されると共に、ホル
ダ部26aの下面には後述するキャリア取付けブラケッ
ト32取付用のナット33が複数個、例えば四個、固着
される。 【0020】リヤキャリア25の上方にはキャリアプレ
ート34が設けられる。キャリアプレート34は、キャ
リアチューブ27の内側空間に収容可能な形状を有し、
その上面にはキャリアマット35が載置される。また、
キャリアプレート34の下面にはキャリアホルダ26取
付用のボス36が複数個、例えば四個、設けられる。 【0021】ここで、図8を参照にキャリア装置23の
組み付けを説明する。まず、キャリアプレート34とキ
ャリアホルダ26のホルダ部26aとの間にリヤキャリ
ア25のセンタキャリアロッド29を挟み込むように
し、ホルダ部26a裏面からピン37を挿入してこれら
のピン37をキャリアプレート34下面のボス36に固
着する。これにより、キャリアプレート34とキャリア
ホルダ26とリヤキャリア25とが一体化される。な
お、キャリアマット35はその下面に突設されたピン3
8をキャリアプレート34上面の取付穴39に挿入する
ことにより固定される。 【0022】次に、キャリアホルダ26の取付腕26b
を後部車体カバー24背面の前部開口部24bに挿入し
て後部車体カバー24の前方に出し、キャリアホルダ2
6のホルダ部26aを後部車体カバー24の背面に載置
する。そして、後部車体カバー24の裏面からボルト4
0等をホルダ部26a上面のナット31に結合させるこ
とにより、上述したキャリアプレート34とキャリアホ
ルダ26とリヤキャリア25とが一体化されたものが後
部車体カバー24と一体化され、キャリア装置23が完
成する。 【0023】そして、後部車体カバー24の内側からホ
ルダ部26a下面のナット33にキャリア取付けブラケ
ット32の上部をボルト41等で固着することにより、
キャリア装置23の車体への取付け準備が完了する。な
お、上述した後部車体カバー24背面の後部開口部24
cはキャリア取付けブラケット32の取付けに干渉しな
い位置にあらかじめ形成される。 【0024】次に、キャリア装置23の車体への取付け
を図3を参照して説明する。図3に示すように、左右の
リヤチューブ7の折曲部7a上面で、かつ運転シート2
1の下部にはクロスメンバ42が架設され、その上部に
取付台座43が設けられる。一方、リヤチューブ7の後
端部にも取付ボス44が設けられる。そして、運転シー
ト21の車体への取付け前に、キャリアホルダ26の取
付腕26bを取付台座43にボルト45等で固着し、運
転シート21を車体へ取付ける。また、キャリア取付け
ブラケット32の下部を取付ボス44にボルト46等で
固着することにより、キャリア装置23の車体への取付
けが完了する。 【0025】上述したように、後部車体カバー24とリ
ヤキャリア25とを一体的に組み付けてキャリア装置2
3を構成することにより、従来ビジネス型自動二輪車に
備えられていたキャリア装置に比べ、外観が格別に向上
し、スポーツ性を損なうことがない。 【0026】また、キャリア装置23は車体に取り付け
られる前に部組されるため、後部車体カバー24とリヤ
キャリア25との合わせがよく、組み立てラインでの作
業性もよい。 【0027】さらに、車体側への取付部であるキャリア
ホルダ26の取付腕26bを運転シート21下部に隠蔽
して配置することによりキャリア装置23の盗難の虞が
なくなる。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のキャリア装置によれば、後部車体カバーとリヤ
キャリアとを一体的に組み付けてキャリア装置を構成す
ると共に、このキャリア装置を運転シートの後方に配置
し、その車体側への取付部を上記運転シート下部に隠蔽
して配置したため、外観が向上してスポーツ性を損なう
ことがなくなると共に、盗難の虞もない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動二輪車のキャリア装置の一実
施形態を示す自動二輪車の左側面図。 【図2】車体後部の斜視図。 【図3】キャリア装置の左側面図。 【図4】キャリア装置の平面図。 【図5】図4のV−V線に沿う断面図。 【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図。 【図7】図4のVII −VII 線に沿う断面図。 【図8】キャリア装置の組付図。 【符号の説明】 1 自動二輪車 2 車体フレーム 7 リヤチューブ 8 シートレール 19 エンジン 21 運転シート 23 キャリア装置 24 後部車体カバー 25 リヤキャリア 26 キャリアホルダ 26a ホルダ部 26b 取付腕(キャリア装置の車体側への取付部) 27 キャリアチューブ 32 キャリア取付けブラケット 34 キャリアプレート 35 キャリアマット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 後部車体カバー24リヤキャリア25
    一体的に組み付けてキャリア装置23を構成し、この
    キャリア装置23を運転シート21の後方に配置すると
    共に、上記リヤキャリア25を車体フレーム2へ取り付
    けるキャリアホルダ26の取付腕26bおよびキャリア
    取付ブラケット32を、上記車体フレーム2のリヤチュ
    ーブ7およびリヤフェンダ22の上面と共に上記後部車
    体カバー24で覆う一方、上記キャリアホルダ26の取
    付腕26bを上記運転シート21の下部に延出配置する
    と共に、上記後部車体カバー24に上記運転シート21
    の後面を覆うように前面に開口する立上部24aを形成
    し、この後部車体カバー24の立上部24aと上記運転
    シート21とで上記キャリア装置23の取付腕26bを
    隠蔽したことを特徴とする自動二輪車のキャリア装置。
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