JP3458893B2 - 回線切り替え器及び回線切り替え方法 - Google Patents

回線切り替え器及び回線切り替え方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線切り替え器及
び回線切り替え方法に関し、特に現用回線の劣化により
予備回線へ切り替える際の位相変動を抑制することで、
PLL回路の同期はずれを防止し、回線切り替えを速や
かに行うことのできる回線切り替え器及び回線切り替え
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回線切り替え器を用いたものとし
て、例えば、無線伝送システムがある。この無線伝送シ
ステムにおいては、無線回線のフェージング対策用とし
て現用N回線(N≧1)に対して予備回線を1回線設け
ている。フェージング等により現用回線の無線区間にお
ける回線品質が劣化した場合においても、一定の通信を
確保するために予備回線に切り替える機能を有して構成
されるものが知られている。
【0003】この予備回線は、通常状態ではパイロット
信号により回線状態を監視され、現用回線の劣化時にお
いては、劣化した現用回線信号を伝送するものである。
従って、回線切り替え器は、パイロット信号から現用回
線信号への切り替え時における位相調整を行うPLL(P
hase Looked Loop) 回路を有して構成される。
【0004】このPLL回路においては、入力されたク
ロックを分周器で位相比較回路にて必要な周波数に分周
し、同様に電圧制御発振回路から出力されたクロックも
分周器で位相比較回路にて必要な周波数に分周する。位
相比較回路では、分周されたクロック同士の位相比較を
行い、入力クロックに同期した伝送クロックを生成す
る。この生成された伝送クロックを用いて予備回線の信
号を伝送する。
【0005】無線回線の劣化時に伝送信号をパイロット
信号から現用回線信号に切り替える場合には、PLL回
路への入力クロックもパイロット信号のクロックから現
用回線信号クロックへと切り替えて伝送クロックを生成
するものである。
【0006】図9は、従来の回線切り替え器の構成を示
すブロック図である。図9に示される従来の回線切り替
え器300は、パイロット信号生成回路301と、選択
データ出力回路302と、制御回路303と、L分周回
路304と、位相比較回路305と、ループフィルタ回
路306と、電圧制御発振回路307と、M分周回路3
08と、選択クロック出力回路309と、を有して構成
される。
【0007】図10は、図9に示される従来の回線切り
替え器300における回線切り替えを示すタイミングチ
ャートである。図10において、位相比較回路305に
は、選択クロック出力回路309から出力された選択ク
ロックcをL分周回路304で8分周したL分周回路ク
ロックeと、電圧制御発振回路307から出力される電
圧制御発振回路クロックdをM分周回路308で4分周
したM分周回路クロックfとが入力される。この入力さ
れたL分周回路クロックeとM分周回路クロックfとの
位相差は、t2’−t1’の位相差となり、この位相比
較回路305からの位相比較結果gはt1’〜t3’間
において、ハイレベル(H)とロウレベル(L)とのデ
ューティ比が50%に等しい状態で同期している様子が
示されている。
【0008】一方、図11は、現用第1回線信号の無線
区間が劣化し、予備回線に現用第1回線信号を伝送する
ため、制御回路303からの制御信号iに基づいてパイ
ロット信号から現用第1回線信号に切り替えた場合を示
すタイミングチャートである。図11に示されるよう
に、現用第1回線信号の無線区間の劣化により、時刻t
a’’において制御回路303からの制御信号iに基づ
いて現用第1回線を選択する。選択クロック出力回路3
09は、現在選択しているクロックをパイロット信号ク
ロックaから現用第1回線クロックbに切り替えてL分
周回路304に送出する。L分周回路304では、切り
替えられた選択クロックcを8分周してL分周回路クロ
ックeとして出力する。この時のL分周回路クロックe
とM分周回路クロックfとの位相差は、tb’’−t
c’’の位相差となり、位相比較結果gはtb’’〜t
d’’間において、ハイレベル(H)とロウレベル
(L)とのデューティ比が69%となり、ループフィル
タ回路306で高周波成分がカットされて制御信号iの
電圧が上昇することにより、電圧制御発振回路307か
ら出力される電圧制御発振回路クロックdのクロック周
波数が上昇する。M分周回路308で生成したM分周回
路クロックfのクロック周波数も上昇するので、L分周
回路304のL分周回路クロックeとの位相差が変化
し、PLL回路の動作として図10の位相関係になるよ
うな回路動作が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示される回線切り替え器においては、以下に示さ
れるような問題点がある。
【0010】第1の問題点は、無線区間の劣化による予
備回線の切り替えが発生した場合、パイロット信号クロ
ックaと現用第1回線クロックbとの位相差によっては
PLL回路の位相変動が大きくなるという問題がある。
【0011】この理由は、パイロット信号クロックaと
現用回線信号との位相差は、無線装置内部において同一
クロックを使用していたとしても各現用回線によって遅
延が異なるためである。ここでパイロット信号クロック
aと現用第1回線クロックbとの位相差が、それぞれπ
/2、π、3π/2となる場合で、時刻ta’’におい
て制御回路303からの制御信号iに基づいてパイロッ
ト信号クロックaから現用第1回線クロックbに切り替
えた場合の位相変動量を図11、図12、図13を参照
しながら説明する。
【0012】(1)位相差π/2の場合 図11には、上述されるように、パイロット信号クロッ
クaと現用第1回線クロックbとの位相差がθph1=
π/2となる場合のタイミングチャートが示されてい
る。この場合、切り替え後に位相比較回路305から出
力される位相比較結果gのハイレベル(H)とロウレベ
ル(L)とのデューティ比は69%となる。
【0013】(2)位相差πの場合 図12には、パイロット信号クロックaと現用第1回線
クロックbとの位相差がθph2=πとなる場合のタイ
ミングチャートが示されている。この場合、切り替え後
に位相比較回路305から出力される位相比較結果gの
ハイレベル(H)とロウレベル(L)とのデューティ比
は62%となる。
【0014】(3)位相差3π/2の場合 図13は、パイロット信号クロックaと現用第1回線ク
ロックbとの位相差がθph3=3となる場合のタイミ
ングチャートが示されている。この場合、切り替え後に
位相比較回路305から出力される位相比較結果gのハ
イレベル(H)とロウレベル(L)とのデューティ比は
56%となる。
【0015】図14は、上記結果をまとめて、パイロッ
ト信号クロックaと現用第1回線クロックbとの位相差
と位相比較結果gのハイレベル(H)とロウレベル
(L)とのデューティ比とが示されている。このグラフ
より、2つのクロックの位相差が小さいほど位相比較結
果gのデューティ比が大きくなる。すなわち、位相変動
量が大きくなる。このため、位相差が小さい時に切り替
えが発生すると大きな位相変動を生じ、PLL回路の同
期はずれが生じるという問題がある。
【0016】このような問題点を回避するために従来で
は、PLL回路のロックレンジ(同期保持範囲)やキャ
プチャレンジ(周波数引き込み範囲)を送信切替器<変
調器<復調器となるようなPLL回路のパラメータを採
用してきた。
【0017】しかし、変調器や復調器のロックレンジや
キャプチャレンジを広げると、無線区間の伝送特性の劣
化や出力信号におけるジッタの増加が生じるため、あま
り大きく広げることができなかった。
【0018】第2の問題点は、復調器のPLL同期はず
れが発生した場合に不要なアラームが発生することであ
る。その理由は、復調器のPLLクロック同期はずれが
発生する時に、無線フレーム同期はずれ等のアラームが
発生し、復調器のPLLクロック同期確立後にアラーム
が復旧する。しかし、このアラームは、無線回線の回線
品質劣化により発生したアラームではなく、PLLクロ
ックの同期はずれによって発生したアラームだからであ
る。
【0019】本発明は、上記各問題点に鑑みて成された
ものであり、通常状態時のパイロット信号クロックと現
用回線信号クロックとの位相差を検出して現用回線の位
相を制御することで、現用回線の回線劣化時に予備回線
の信号をパイロット信号から現用回線信号に切り替える
際のPLL回路の位相変動を小さくすることでPLL回
路のクロック同期はずれを防止する回線切り替え器及び
回線切り替え方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の現用回線に対して予
備回線を備える無線伝送システムの回線切り替え器にお
いて、予備回線の回線品質を監視するパイロット信号を
生成し、該パイロット信号と共にパイロット信号クロッ
クを出力するパイロット信号生成回路と、パイロット信
号または現用回線による現用回線信号のいずれを予備回
線に出力するかを制御する制御信号を出力する制御回路
と、制御信号に基づいてパイロット信号または現用回線
信号のいずれかを選択して出力する選択出力回路と、パ
イロット信号クロック及び現用回線の現用回線信号クロ
ックとが入力され、該入力された各々のクロックの位相
差を検出して位相制御信号を出力する位相差検出回路
と、位相制御信号に基づいて現用回線信号クロックの位
相を調節し、該調節された現用回線信号クロックとパイ
ロット信号クロックとのいずれかを制御信号に基づいて
選択し、選択クロックとして出力する選択クロック制御
回路と、選択クロック制御回路から出力される選択クロ
ック信号の位相を同期させて位相同期信号を出力する位
相同期回路と、を有して構成されることを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、位相同期回路は、選択クロック制御回路か
らの選択クロック信号を分周する第1の分周回路と、第
1の分周回路により分周された信号と第2の分周回路に
より分周された信号との位相比較結果を位相差信号とし
て出力する位相比較回路と、位相比較回路からの位相差
信号の高周波成分を抑圧して直流成分の信号を出力する
ループフィルタ回路と、ループフィルタ回路から出力さ
れる直流成分の信号の電圧に応じて周波数を可変した信
号を出力する電圧制御発振回路と、電圧制御発振回路か
らの周波数を可変された信号を分周して位相比較回路に
出力する第2の分周回路と、を有して構成されることを
特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、選択出力回路は、パイロット信号
クロックのタイミングによるパイロット信号と現用回線
信号クロックのタイミングによる現用回線信号とを記憶
する記憶手段と、制御信号に基づいて記憶手段により記
憶されたパイロット信号と現用回線信号とのいずれかを
選択する選択手段と、選択手段により選択された信号を
位相同期信号のクロックに応じて出力する出力手段と、
を有することを特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれか1項に記載の発明において、位相差検出回路
は、パイロット信号生成回路から出力されるパイロット
信号クロックと現用回線信号クロックとの位相差θが、
0≦θ≦πの場合にハイレベル、π<θ<2πの場合に
ロウレベル、の位相制御信号を出力することを特徴とす
る。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれか1項に記載の発明において、選択クロック制御
回路は、現用回線信号クロックと該現用回線信号クロッ
クの位相を反転させた位相反転クロックとが入力され、
位相制御信号に基づいてクロックを選択し、該選択され
たクロックを選択クロックとして出力するSELと、制
御信号に基づいてSELからの選択クロックとパイロッ
ト信号クロックとのどちらを出力するか選択する選択ク
ロック出力回路と、を有して構成されることを特徴とす
る。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、SELは、位相制御信号がハイレベルの場
合に位相反転クロックを選択し、位相制御信号がロウレ
ベルの場合に現用回線信号クロックを選択することを特
徴とする。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項5または6
記載の発明において、SELは、現用回線毎に設けられ
ていることを特徴とする。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項2から7の
いずれか1項に記載の発明において、位相比較回路は、
排他的論理和回路により構成されることを特徴とする。
【0028】請求項9記載の発明は、複数の現用回線に
対して予備回線を備える無線伝送システムの回線切り替
え器において、予備回線の回線品質を監視するパイロッ
ト信号を生成し、該パイロット信号と共にパイロット信
号クロックを出力するパイロット信号生成回路と、パイ
ロット信号または現用回線による現用回線信号のいずれ
を予備回線に出力するかを制御する制御信号を出力する
制御回路と、制御信号に基づいてパイロット信号または
現用回線信号のいずれかを選択して出力する選択出力回
路と、制御信号に基づいて現用回線信号クロック及びパ
イロット信号クロックのいずれかを選択し、選択クロッ
クとして出力する選択クロック制御回路と、選択クロッ
ク制御回路から出力される選択クロック信号の位相を同
期させて位相同期信号を出力する位相同期回路とを備
え、選択クロック制御回路は、パイロット信号クロック
の位相を反転させた反転クロック信号と制御信号とに基
づいて切り替え制御信号を出力する制御マスク回路と、
パイロット信号クロックと現用回線信号クロックとが入
力され、切り替え制御信号に基づいてクロック切り替え
を制御するクロック制御回路と、を有して構成されるこ
とを特徴とする。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、切り替え制御信号は、反転クロック信号
がハイレベルの時にパイロット信号クロックから現用回
線信号クロックに切り替え、反転クロック信号がロウレ
ベルの時に現用回線信号クロックからパイロット信号ク
ロックに切り替える信号であることを特徴とする。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項9または
10記載の発明において、位相同期回路は、選択クロッ
ク制御回路からの選択クロック信号を分周する第1の分
周回路と、第1の分周回路により分周された信号と第2
の分周回路により分周された信号との位相比較結果を位
相差信号として出力する位相比較回路と、位相比較回路
からの位相差信号の高周波成分を抑圧して直流成分の信
号を出力するループフィルタ回路と、ループフィルタ回
路から出力される直流成分の信号の電圧に応じて周波数
を可変した信号を出力する電圧制御発振回路と、電圧制
御発振回路からの周波数を可変された信号を分周して位
相比較回路に出力する第2の分周回路と、を有して構成
されることを特徴とする。
【0031】請求項12記載の発明は、請求項9から1
1のいずれか1項に記載の発明において、選択出力回路
は、パイロット信号クロックのタイミングによるパイロ
ット信号と現用回線信号クロックのタイミングによる現
用回線信号とを記憶する記憶手段と、制御信号に基づい
て記憶手段により記憶されたパイロット信号と現用回線
信号とのいずれかを選択する選択手段と、選択手段によ
り選択された信号を位相同期信号のクロックに応じて出
力する出力手段と、を有することを特徴とする。
【0032】請求項13記載の発明は、請求項9から1
2のいずれか1項に記載の発明において、位相比較回路
は、排他的論理和回路により構成されることを特徴とす
る。
【0033】請求項14記載の発明は、複数の現用回線
に対して予備回線を備える無線伝送システムの回線切り
替え方法において、予備回線の回線品質を監視するパイ
ロット信号を生成し、該パイロット信号と共にパイロッ
ト信号クロックを出力するパイロット信号生成工程と、
パイロット信号または現用回線による現用回線信号のい
ずれを予備回線に出力するかを制御する制御信号を出力
する制御信号出力工程と、制御信号に基づいてパイロッ
ト信号または現用回線信号のいずれかを選択して出力す
る選択出力工程と、パイロット信号クロック及び現用回
線の現用回線信号クロックとが入力され、該入力された
各々のクロックの位相差を検出して位相制御信号を出力
する位相差検出工程と、位相制御信号に基づいて現用回
線信号クロックの位相を調節し、該調節された現用回線
信号クロックとパイロット信号クロックとのいずれかを
制御信号に基づいて選択し、選択クロックとして出力す
る選択クロック出力工程と、選択クロック出力工程によ
り出力される選択クロック信号の位相を同期させて位相
同期信号を出力する位相同期工程と、を有して構成され
ることを特徴とする。
【0034】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の発明において、位相同期工程は、選択クロック制御工
程からの選択クロック信号を分周する第1の分周工程
と、第1の分周工程により分周された信号と第2の分周
工程により分周された信号との位相比較結果を位相差信
号として出力する位相比較工程と、位相比較工程からの
位相差信号の高周波成分を抑圧して直流成分の信号を出
力する高周波成分抑圧工程と、高周波成分抑圧工程によ
り高周波成分を抑圧された直流成分の信号の電圧に応じ
て周波数を可変した信号を出力する電圧制御発振工程
と、電圧制御発振工程からの周波数を可変された信号を
分周して位相比較工程に出力する第2の分周工程と、を
有して構成されることを特徴とする。
【0035】請求項16記載の発明は、請求項14また
は15記載の発明において、選択出力工程は、パイロッ
ト信号クロックのタイミングによるパイロット信号と現
用回線信号クロックのタイミングによる現用回線信号と
を記憶する記憶工程と、制御信号に基づいて記憶工程に
より記憶されたパイロット信号と現用回線信号とのいず
れかを選択する選択工程と、選択工程により選択された
信号を位相同期信号のクロックに応じて出力する出力工
程と、を有することを特徴とする。
【0036】請求項17記載の発明は、請求項14から
16のいずれか1項に記載の発明において、位相差検出
工程は、パイロット信号生成工程により出力されるパイ
ロット信号クロックと現用回線信号クロックとの位相差
θが、0≦θ≦πの場合にハイレベル、π<θ<2πの
場合にロウレベル、の位相制御信号を出力することを特
徴とする。
【0037】請求項18記載の発明は、請求項14から
17のいずれか1項に記載の発明において、選択クロッ
ク制御工程は、現用回線信号クロックと該現用回線信号
クロックの位相を反転させた位相反転クロックとが入力
され、位相制御信号に基づいてクロックを選択し、該選
択されたクロックを選択クロックとして出力する第1の
選択クロック出力工程と、制御信号に基づいて第1の選
択クロック出力工程による選択クロックとパイロット信
号クロックとのどちらを出力するか選択する第2の選択
クロック出力工程と、を有して構成されることを特徴と
する。
【0038】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の発明において、第1の選択クロック出力工程は、位相
制御信号がハイレベルの場合に位相反転クロックを選択
し、位相制御信号がロウレベルの場合に現用回線信号ク
ロックを選択することを特徴とする。
【0039】請求項20記載の発明は、複数の現用回線
に対して予備回線を備える無線伝送システムの回線切り
替え方法において、予備回線の回線品質を監視するパイ
ロット信号を生成し、該パイロット信号と共にパイロッ
ト信号クロックを出力するパイロット信号生成工程と、
パイロット信号または現用回線による現用回線信号のい
ずれを予備回線に出力するかを制御する制御信号を出力
する制御工程と、制御信号に基づいてパイロット信号ま
たは現用回線信号のいずれかを選択して出力する選択出
力工程と、制御信号に基づいて現用回線信号クロック及
びパイロット信号クロックのいずれかを選択し、選択ク
ロックとして出力する選択クロック制御工程と、選択ク
ロック制御工程から出力される選択クロック信号の位相
を同期させて位相同期信号を出力する位相同期工程とを
備え、選択クロック制御工程は、パイロット信号クロッ
クの位相を反転させた反転クロック信号と制御信号とに
基づいて切り替え制御信号を出力する制御マスク工程
と、パイロット信号クロックと現用回線信号クロックと
が入力され、切り替え制御信号に基づいてクロック切り
替えを制御するクロック制御工程と、を有して構成され
ることを特徴とする。
【0040】請求項21記載の発明は、請求項20記載
の発明において、切り替え制御信号は、反転クロック信
号がハイレベルの時にパイロット信号クロックから現用
回線信号クロックに切り替え、反転クロック信号がロウ
レベルの時に現用回線信号クロックからパイロット信号
クロックに切り替える信号であることを特徴とする。
【0041】請求項22記載の発明は、請求項20また
は21記載の発明において、位相同期工程は、選択クロ
ック制御工程からの選択クロック信号を分周する第1の
分周工程と、第1の分周工程により分周された信号と第
2の分周工程により分周された信号との位相比較結果を
位相差信号として出力する位相比較工程と、位相比較工
程からの位相差信号の高周波成分を抑圧して直流成分の
信号を出力する高周波成分抑圧工程と、高周波成分抑圧
工程により高周波成分を抑圧された直流成分の信号の電
圧に応じて周波数を可変した信号を出力する電圧制御発
振工程と、電圧制御発振工程からの周波数を可変された
信号を分周して位相比較工程に出力する第2の分周工程
と、を有して構成されることを特徴とする。
【0042】請求項23記載の発明は、請求項20から
22記載の発明において、選択出力工程は、パイロット
信号クロックのタイミングによるパイロット信号と現用
回線信号クロックのタイミングによる現用回線信号とを
記憶する記憶工程と、制御信号に基づいて記憶工程によ
り記憶されたパイロット信号と現用回線信号とのいずれ
かを選択する選択工程と、選択工程により選択された信
号を位相同期信号のクロックに応じて出力する出力工程
と、を有することを特徴とする。
【0043】〈作用〉以上のように構成される本発明の
回線切り替え器及び回線切り替え方法によれば、現用回
線の無線区間において、フェージング等により回線品質
が劣化し、予備回線への切り替えが生じた場合でも、パ
イロット信号クロックと現用回線信号クロックとの位相
差をπ<θ<2πとする制御を行った後、回線の切り替
えを実施する。
【0044】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の実施形態である回線切り替え器及び回線切り替え方法
を詳細に説明する。図1から図8を参照すると、本発明
による回線切り替え器及び回線切り替え方法の実施の形
態が示されている。
【0045】〈第1の実施形態〉図1は、本発明の第1
の実施形態である回線切り替え器の構成を示す回路図で
ある。図1において、本発明の第1の実施形態である回
線切り替え器100の主な構成は、パイロット信号生成
回路1と、選択出力回路2と、制御回路3と、L分周回
路4と、位相比較回路5と、ループフィルタ回路6と、
電圧発振制御回路7と、M分周回路8と、選択クロック
制御回路9と、位相差検出回路10と、を有して構成さ
れる。
【0046】パイロット信号生成回路1は、通常状態時
に予備回線の回線品質を監視するためのパイロット信号
とパイロット信号クロックaを選択出力回路2に送出す
ると共に、パイロット信号クロックaを後述される選択
クロック制御回路9と位相差検出回路10とに供給す
る。
【0047】選択出力回路2は、パイロット信号生成回
路1からのパイロット信号とパイロット信号クロック及
び各現用回線からの現用回線信号(データ)と現用回線
クロックとが入力され、それぞれのクロックタイミング
で記憶される。この記憶された2つの信号は、制御信号
iに基づいていずれか一方が選択され、後述される電圧
制御発振回路7から出力される電圧制御発振回路クロッ
クdのタイミングに応じて選択された信号を予備回線上
に設けられた図示されない変調器に対して出力する。
【0048】制御回路3は、予備回線に伝送する信号と
して、パイロット信号または現用回線信号のどちらを伝
送するかを選択するための制御信号iを選択出力回路2
及び後述される選択クロック制御回路9に出力する。
【0049】L(L≧2)分周回路4は、選択クロック
制御回路9から出力される選択クロックcをL分周した
L分周クロックeを位相比較回路5に出力する。
【0050】位相比較回路5は、L分周回路4からのL
分周クロックeと後述されるM(M≧2)分周回路8か
らのM分周クロックfとの位相比較を行い、その結果を
位相比較結果gとしてループフィルタ回路6に出力す
る。
【0051】ループフィルタ回路6は、位相比較回路5
から出力された位相比較結果gにおける高周波成分を抑
圧し、直流成分の制御信号hを電圧制御発振回路7に出
力する。
【0052】電圧制御発振回路7は、ループフィルタ回
路6から出力された制御信号hの電圧に応じて周波数を
可変させる発振回路であり、その出力である電圧制御発
振回路クロックdを選択出力回路2とM分周回路8とに
送出する。
【0053】M分周回路8は、電圧制御発振回路7から
出力された電圧制御発振回路クロックdをM分周したM
分周クロックfを位相比較回路5に出力する。
【0054】選択クロック制御回路9は、後述される位
相差検出回路10からの位相制御信号jを用いて現用回
線信号クロックの位相を調整し、制御回路3からの制御
信号iに基づいてパイロット信号生成回路1からのパイ
ロット信号クロックaまたは位相を調整された現用回線
信号クロックbとのいずれかを選択し、当該選択された
クロックを選択クロックcとしてL分周回路4に出力す
る。
【0055】位相差検出回路10は、パイロット信号生
成回路1からのパイロット信号クロックaと各現用回線
の現用回線信号クロックbとの位相差をそれぞれ比較
し、パイロット信号クロックaを基準とした場合、パイ
ロット信号クロックaと現用回線信号クロックbとの位
相差が、0≦θ≦πとなる時にはハイレベル(H)、π
<θ<2πとなる時にはロウレベル(L)となる位相制
御信号jを選択クロック制御回路9に出力する。
【0056】図2は、選択クロック制御回路の詳細な構
成を示す回路図である。図2において、選択クロック制
御回路9は、現用回線の現用回線クロック(b1 〜bn
)と当該現用回線クロック(b1 〜bn )をインバー
タにより反転させた反転クロック(b1 ’〜bn ’)と
が入力され、図示されない位相差検出回路から送出され
る位相制御信号jに基づいて、入力された2つのクロッ
クのいずれを出力するかを制御し、SELクロック(k
1 〜kn )として後段の選択クロック出力回路94へ送
出するSEL91〜93と、SEL91〜93から出力
されたSELクロック(k1 〜kn )とパイロット信号
クロックaが入力され、図示されない制御回路からの制
御信号iに基づいていずれのクロックを出力するか選択
する選択クロック出力回路94と、により構成される。
【0057】上述されるSEL91〜93は、現用第1
回線クロックb1 または反転クロックb1 ’に対してS
EL91、現用第2回線クロックb2 または反転クロッ
クb2 ’に対してSEL92、現用第N回線クロックb
n または反転クロックbn ’に対してSEL93という
ように、設置される現用回線毎にそれぞれ設けられてい
る。
【0058】位相差検出回路10から出力された位相制
御信号jは、各SEL91〜93に送られ、当該SEL
91〜93のそれぞれに入力された現用回線クロック
(b1〜bn )と反転クロック(b1 ’〜bn ’)との
いずれをSELクロックとして出力するかの基準信号と
なる。SEL91〜93は、位相制御信号jがロウレベ
ル(L)なら同じ位相のクロック、すなわち、現用回線
クロック(b1 〜bn )、ハイレベル(H)なら入力ク
ロックの位相をπ移動させたクロック、すなわち反転ク
ロック(b1 ’〜bn ’)をSELクロック(k1 〜k
n )として選択クロック出力回路94に出力する。
【0059】選択クロック出力回路94は、各SEL9
1〜93により選択出力されたSELクロック(k1 〜
k3 )とパイロット信号クロックaとの何方のクロック
を後段のL分周回路4へ出力するかを、制御回路3から
の制御信号iに基づいて選択し、選択されたクロックを
選択クロックcとしてL分周回路4へ出力する。
【0060】図3は、上述される回線切り替え器100
を無線伝送システムに適応した場合のシステム構成図で
ある。この無線伝送システムは、入力端子11〜1n
と、入力インタフェース盤21〜2nと、本発明の第1
の実施形態である回線切り替え器100と、変調器30
〜3nと、送信器40〜4nと、受信機50〜5nと、
復調器60〜6nと、無瞬断切り替え器71〜7nと、
出力インタフェース盤81〜8nと、出力端子91〜9
nと、を有して構成される。
【0061】入力端子11〜1nにより入力された信号
は、入力インタフェース盤21〜2nによって受信され
る。この受信された信号は、現用回線が劣化していない
場合は、変調器31〜3nにより変調され、送信器41
〜4nによりそれぞれの現用無線回線(1〜N)を介し
て送信される。
【0062】現用無線回線(1〜N)を介して送信され
た信号は、受信器51〜5nにより受信され、復調器6
1〜6nにより元の信号に復調されて無瞬断切り替え器
71〜7n、出力インタフェース盤81〜8nを介して
出力端子91〜9nにより出力される。
【0063】次に、現用無線回線において劣化が生じた
場合を説明する。現用無線回線において劣化または障害
等が発生した場合は、当該現用無線回線を使用すること
ができない。従って、予備無線回線に信号を伝送するこ
とにより回線が切断されるのを防止するものである。以
下、図3に基づいて説明する。
【0064】例えば、入力端子12に入力された信号
は、入力インタフェース盤22により受信される。受信
された信号は、変調器32に出力されると同時に、回線
切り替え器100にも出力される。ここで、現用第2無
線回線において劣化が生じた場合、現用第2無線回線の
使用を中止し、回線切り替え器100を介して予備無線
回線を使用するように切り替える。回線切り替え器10
0から出力された信号は、変調器30により変調され、
送信器40から予備無線回線を使用して送信される。
【0065】予備無線回線を介して送信された信号は、
受信器50により受信され、復調器60により復調され
て、無瞬断切り替え器72により現用第2無線回線から
予備無線回線へと切り替えて出力インタフェース盤82
を介して出力端子92により出力される。現用第N無線
回線を用いる場合においても同様である。
【0066】従って、無線伝送システムに本発明の第1
の実施形態である回線切り替え器を適用すると、現用無
線回線において障害が発生した場合であっても、回線を
切断することなく信号を送出することができる。
【0067】図4及び図5は、本発明の第1の実施形態
である回線切り替え器100における動作例を示すタイ
ミングチャートである。図1及び図2を参照しながら、
本発明による動作例を説明する。
【0068】通常状態においては、予備回線の伝送クロ
ックは、選択クロック出力回路91においてパイロット
信号生成回路1からのパイロット信号クロックaを選択
し、現用第1回線の無線区間の劣化により現用第1回線
クロックbに切り替えるとする。この時、L分周回路1
05は8分周( L=8)、M分周回路109は4分周(
M=4)とし、位相比較回路5は排他的論理和(EX−
OR)とする。
【0069】図4は、パイロット信号クロックaと現用
第1回線クロックbとの位相差がπ/2(0≦θ≦π)
時の動作を示すタイミングチャートである。図4におい
て、時刻ta以前の通常状態時において、制御回路3
は、予備回線の信号としてパイロット信号を選択する。
この時、位相差検出回路10は、パイロット信号クロッ
クaと各現用回線クロックbとの位相差を検出する。
【0070】位相差検出回路10によりパイロット信号
クロックaと各現用回線クロックbとの位相差検出時に
おいて、パイロット信号クロックaと現用第1回線クロ
ックbとの位相差θがπ/ 2より、位相制御信号jをハ
イレベル(H)として選択クロック制御回路9に送出す
る。
【0071】選択クロック制御回路9において、SEL
91〜93は、位相制御信号jに基づいて選択クロック
出力回路94に出力するクロックを選択する。SEL9
1は、位相制御信号jがハイレベル(H)の場合に入力
された現用第1回線クロックb1 の位相をπ移動した反
転クロックb' をSELクロックk1 として選択クロッ
ク出力回路94に送出する。選択クロック出力回路91
は、制御回路3からの制御信号iに基づいて選択クロッ
クcとしてパイロット信号クロックaをL分周回路4に
送出する。L分周回路9は、選択クロックcを8分周し
たL分周クロックeを位相比較回路5に送出する。ま
た、M分周回路8では、電圧制御発振回路クロックdを
4分周したM分周クロックfを位相比較回路5に送出す
る。
【0072】位相比較回路5は、L分周クロックeとM
分周クロックfの位相比較を行い、位相比較回路5が排
他的論理和(EX−OR)より、L分周クロックeとM
分周クロックfの位相差がπ/2(位相比較結果gのデ
ューティ比が50%)となる制御を行い、位相比較結果
gをループフィルタ回路6に送出する。ループフィルタ
回路6は、位相比較結果gの高周波成分を抑圧して直流
成分の制御信号hを電圧制御発振回路7に送出する。電
圧制御発振回路7は、制御電圧hに応じた周波数クロッ
クである電圧制御発振回路クロックdを選択出力回路2
とM分周回路8とに送出する。選択出力回路2は、電圧
制御発振回路クロックdを用いてパイロット信号を予備
回線上に設けられた変調器に送出する。
【0073】現用第1回線の無線区間が劣化して制御信
号iがパイロット信号から現用第1回線に切替わる時刻
taにおいて、選択クロック出力回路91は、選択クロ
ックcとして制御信号iによりパイロット信号クロック
aから現用第1回線クロックbに出力を切り替える。L
分周回路4は、切り替えた選択クロックcを用いて8分
周を行ったL分周クロックeを位相比較回路5に送出す
る。位相比較回路5は、位相の変わったL分周クロック
eとM分周クロックfとの位相比較を行い、位相比較結
果g(”H”パルスのデューティ比が56%)をループ
フィルタ回路6に送出する。
【0074】図5は、パイロット信号クロックaと現用
第1回線クロックbとの位相差が3π/2(π<θ<2
π)時の動作を示すタイミングチャートである。図5に
おいて、時刻ta’以前の通常状態時において、制御回
路3は、予備回線の信号としてパイロット信号を選択す
る。この時、位相差検出回路10は、パイロット信号ク
ロックaと各現用回線クロックとの位相差を検出する。
【0075】位相差検出回路10によりパイロット信号
クロックaと現用第1回線クロックbとの位相差検出時
において、パイロット信号クロックaと現用第1回線ク
ロックbとの位相差θが3π/ 2より、位相制御信号j
をロウレベル(L)として選択クロック制御回路9に送
出する。選択クロック制御回路9は、位相制御信号jよ
り選択クロック出力回路94に出力するクロック(SE
Lクロック)を選択する。この時、現用第1回線クロッ
クは、位相制御信号jがロウレベル(L)よりSEL9
1は、現用第1回線クロックbと同じ位相のクロックを
SELクロックk1 として選択クロック出力回路94に
送出する。選択クロック出力回路94は、制御信号iが
パイロット信号選択より選択クロックcとしてパイロッ
ト信号aをL分周回路4に送出する。L分周回路4は、
選択クロックcを8分周したL分周クロックeを位相比
較回路5に送出する。また、M分周回路8は、電圧制御
発振回路回路クロックdを4分周したM分周クロックf
を位相比較回路5に送出する。
【0076】位相比較回路5は、L分周クロックeとM
分周クロックfとの位相比較を行い、位相比較回路5が
排他的論理和(EX−OR)より、L分周クロックeと
M分周クロックfとの位相比較結果gをHパルスのデュ
ーティ比が50%となるような制御を行い、位相比較結
果gをループフィルタ回路6に送出する。ループフィル
タ回路6は、位相比較結果gの高周波成分を抑圧して直
流成分の制御信号hを電圧制御発振回路7に送出する。
電圧制御発振回路7は、制御信号hの電圧に応じた周波
数クロックである電圧制御発振回路クロックdを選択出
力回路2とM分周回路8とに送出する。選択出力回路2
は、電圧制御発振回路クロックdを用いてパイロット信
号を予備回線上に設けられた変調器に送出する。
【0077】現用第1回線の無線区間が劣化して制御信
号iがパイロット信号から現用第1回線に切り替わる時
刻ta’において、選択クロック出力回路91は、選択
クロックcとして制御信号iによりパイロット信号クロ
ックaから現用第1回線クロックbに出力を切り替え
る。L分周回路4は、切り替えられた選択クロックcを
用いて8分周を行ったL分周クロックeを位相比較回路
5に送出する。位相比較回路5は、位相の変わったL分
周クロックeとM分周クロックfとの位相比較を行い、
位相比較結果g(”H”パルスのデューティ比が56
%)をループフィルタ回路6に送出する。
【0078】〈第2の実施形態〉図6は、本発明の第2
の実施形態である回線切り替え器の構成を示すブロック
図である。本発明の第1の実施形態による回線切り替え
器と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0079】図6に示される本発明の第2の実施形態に
おいては、図1に示される位相差検出回路10を設けな
い構成が示されている。本発明の第2の実施形態におい
ては、パイロット信号クロックaと現用第1回線クロッ
クbとの位相差が0≦θ≦π時における位相変動を小さ
くするために、パイロット信号クロックaの位相が0≦
θ≦π( ”H”パルス) 間における制御信号iを制御マ
スク回路95でマスクし、パイロット信号クロックaの
位相がπ<θ<2π( ”L”パルス) 間に制御信号iの
制御を実現するものである。
【0080】本発明の第2の実施形態において、通常状
態時には、本発明の第1の実施形態に示される選択クロ
ック出力回路9の動作と同様であるが、位相差検出回路
10の位相比較動作や現用クロック選択動作を設ける必
要がなくなる。
【0081】図7は、本発明の第2の実施形態である回
線切り替え器200の動作例を示すタイミングチャート
である。図7に示されるように、回線劣化となる時刻t
a1において、制御回路3は、パイロット信号から現用
回線信号に切り替える制御信号iを制御マスク回路95
に送出するが、制御マスク回路95ではパイロット信号
クロックaを反転した制御マスク信号lがハイレベル
(H)時のみマスクした後、制御信号mを変更できるの
で時刻tb1となるまでは切り替え制御が発生しない。
制御マスク信号lがハイレベル(H)となる時刻tb1
にマスクした後、制御信号mをパイロット信号から現用
回線信号の選択に切り替えてクロック制御回路96に送
出する。クロック制御回路96では、現用回線信号の選
択に切り替えられた制御信号mに基づいて現用第1回線
クロックbを選択クロックcとして後段のL分周回路4
へ送出する。L分周回路4で分周されたL分周回路クロ
ックeとM分周回路8で分周されたM分周回路クロック
fは、位相比較回路5で位相比較を行い、その結果とし
て得られた位相比較結果g(”H”パルスのデューティ
比が44%。図4はデューティ比56% で変動量は同じ
6%)をループフィルタ回路6に送出する。
【0082】図8は、本発明の第2の実施形態におい
て、図5に示される位相変動と同じになる例を示すタイ
ミングチャートである。動作に関しては、上述される説
明と同様であるので省略する。
【0083】位相比較回路5では、L分周回路4で分周
されたL分周回路クロックeとM分周回路8で分周され
たM分周回路クロックfとの位相比較を行い、その結果
として得られた位相比較結果g(”H”パルスのデュー
ティ比が44%。図5はデューティ比56% で変動量
は、同じ6%)をループフィルタ回路6に送出する。こ
の後の動作に付いては、図4及び図5に示されるものと
同様である。
【0084】従って、本発明の第2の実施形態によれ
ば、本発明の第1の実施形態に示されるように位相差検
出回路10、SEL91〜93、クロック選択回路94
等を設ける構成が不要となるので、回線切り替え器の回
路構成を簡素化することができる。
【0085】なお、上述される実施形態は、本発明の好
適な実施形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変形実施することが可能である。
【0086】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の回線切り替え器及び回線切り替え方法によれば、無線
区間の劣化により現用回線から予備回線への切り替えが
発生した場合でも、高速な切り替えを行うことができ
る。その理由は、現用第1回線の無線区間においてフェ
ージング等により回線劣化となり予備回線への切り替え
が発生しても、パイロット信号生成回路から出力された
パイロット信号のクロックと現用第1回線信号のクロッ
クとの位相差をπ<θ<2πとする制御を行うことで切
り替えを実施することで、切り替えに伴う位相変動量を
小さくすることができる。従って、無線伝送システムに
適用された場合の変調器や復調器のPLL回路における
同期はずれを防止することができ、高速な切り替えを実
現することができる。
【0087】また、本発明の回線切り替え器及び回線切
り替え方法によれば、回線切り替え器、変調器、復調器
等におけるPLL回路のロックレンジやキャプチャレン
ジを、従来よりも狭くすることができる。これにより、
出力ジッタはPLL回路のロックレンジやキャプチャレ
ンジを狭くすることによりジッタ量を小さくするこがで
き、通常状態での出力ジッタを低く抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である回線切り替え器
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における選択クロック
制御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を用いた無線伝送シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作例を示す第1の
タイミングチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態の動作例を示す第2の
タイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態である回線切り替え器
の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の動作例を示す第1の
タイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態の動作例を示す第2の
タイミングチャートである。
【図9】従来の回線切り替え器の構成を示すブロック図
である。
【図10】従来の回線切り替え器の動作例を示す第1の
タイミングチャートである。
【図11】従来の回線切り替え器の動作例を示す第2の
タイミングチャートである。
【図12】従来の回線切り替え器の動作例を示す第3の
タイミングチャートである。
【図13】従来の回線切り替え器の動作例を示す第4の
タイミングチャートである。
【図14】従来の回線切り替え器における位相比較結果
のデューティ比を示すグラフである。
【符号の説明】
1 パイロット信号生成回路 2 選択出力回路 3 制御回路 4 L分周回路 5 位相比較回路 6 ループフィルタ回路 7 電圧制御発振回路 8 M分周回路 9 選択クロック制御回路 10 位相差検出回路 100 回線切り替え器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/74 H04L 1/22 H04L 7/00

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の現用回線に対して予備回線を備え
    る無線伝送システムの回線切り替え器において、 前記予備回線の回線品質を監視するパイロット信号を生
    成し、該パイロット信号と共にパイロット信号クロック
    を出力するパイロット信号生成回路と、 前記パイロット信号または前記現用回線による現用回線
    信号のいずれを前記予備回線に出力するかを制御する制
    御信号を出力する制御回路と、 前記制御信号に基づいて前記パイロット信号または前記
    現用回線信号のいずれかを選択して出力する選択出力回
    路と、 前記パイロット信号クロック及び前記現用回線の現用回
    線信号クロックとが入力され、該入力された各々のクロ
    ックの位相差を検出して位相制御信号を出力する位相差
    検出回路と、 前記位相制御信号に基づいて前記現用回線信号クロック
    の位相を調節し、該調節された現用回線信号クロックと
    前記パイロット信号クロックとのいずれかを前記制御信
    号に基づいて選択し、選択クロックとして出力する選択
    クロック制御回路と、 前記選択クロック制御回路から出力される前記選択クロ
    ック信号の位相を同期させて位相同期信号を出力する位
    相同期回路と、 を有して構成されることを特徴とする回線切り替え器。
  2. 【請求項2】 前記位相同期回路は、 前記選択クロック制御回路からの前記選択クロック信号
    を分周する第1の分周回路と、 前記第1の分周回路により分周された信号と第2の分周
    回路により分周された信号との位相比較結果を位相差信
    号として出力する位相比較回路と、 前記位相比較回路からの前記位相差信号の高周波成分を
    抑圧して直流成分の信号を出力するループフィルタ回路
    と、 前記ループフィルタ回路から出力される前記直流成分の
    信号の電圧に応じて周波数を可変した信号を出力する電
    圧制御発振回路と、 前記電圧制御発振回路からの周波数を可変された前記信
    号を分周して前記位相比較回路に出力する第2の分周回
    路と、 を有して構成されることを特徴とする請求項1記載の回
    線切り替え器。
  3. 【請求項3】 前記選択出力回路は、 前記パイロット信号クロックのタイミングによる前記パ
    イロット信号と前記現用回線信号クロックのタイミング
    による前記現用回線信号とを記憶する記憶手段と、 前記制御信号に基づいて前記記憶手段により記憶された
    前記パイロット信号と前記現用回線信号とのいずれかを
    選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された信号を前記位相同期信号
    のクロックに応じて出力する出力手段と、 を有することを特徴とする請求項1または2記載の回線
    切り替え器。
  4. 【請求項4】 前記位相差検出回路は、 前記パイロット信号生成回路から出力される前記パイロ
    ット信号クロックと前記現用回線信号クロックとの位相
    差θが、 0≦θ≦πの場合にハイレベル、 π<θ<2πの場合にロウレベル、 の位相制御信号を出力することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか1項に記載の回線切り替え器。
  5. 【請求項5】 前記選択クロック制御回路は、 前記現用回線信号クロックと該現用回線信号クロックの
    位相を反転させた位相反転クロックとが入力され、前記
    位相制御信号に基づいてクロックを選択し、該選択され
    たクロックを選択クロックとして出力するSELと、 前記制御信号に基づいて前記SELからの前記選択クロ
    ックと前記パイロット信号クロックとのどちらを出力す
    るか選択する選択クロック出力回路と、 を有して構成されることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載の回線切り替え器。
  6. 【請求項6】 前記SELは、 前記位相制御信号がハイレベルの場合に前記位相反転ク
    ロックを選択し、 前記位相制御信号がロウレベルの場合に前記現用回線信
    号クロックを選択することを特徴とする請求項5記載の
    回線切り替え器。
  7. 【請求項7】 前記SELは、 前記現用回線毎に設けられていることを特徴とする請求
    項5または6記載の回線切り替え器。
  8. 【請求項8】 前記位相比較回路は、排他的論理和回路
    により構成されることを特徴とする請求項2から7のい
    ずれか1項に記載の回線切り替え器。
  9. 【請求項9】 複数の現用回線に対して予備回線を備え
    る無線伝送システムの回線切り替え器において、 前記予備回線の回線品質を監視するパイロット信号を生
    成し、該パイロット信号と共にパイロット信号クロック
    を出力するパイロット信号生成回路と、 前記パイロット信号または前記現用回線による現用回線
    信号のいずれを前記予備回線に出力するかを制御する制
    御信号を出力する制御回路と、 前記制御信号に基づいて前記パイロット信号または前記
    現用回線信号のいずれかを選択して出力する選択出力回
    路と、 前記制御信号に基づいて前記現用回線信号クロック及び
    前記パイロット信号クロックのいずれかを選択し、選択
    クロックとして出力する選択クロック制御回路と、 前記選択クロック制御回路から出力される前記選択クロ
    ック信号の位相を同期させて位相同期信号を出力する位
    相同期回路とを備え、 前記選択クロック制御回路は、 前記パイロット信号クロックの位相を反転させた反転ク
    ロック信号と前記制御信号とに基づいて切り替え制御信
    号を出力する制御マスク回路と、 前記パイロット信号クロックと前記現用回線信号クロッ
    クとが入力され、前記切り替え制御信号に基づいてクロ
    ック切り替えを制御するクロック制御回路と、 を有して構成されることを特徴とする回線切り替え器。
  10. 【請求項10】 前記切り替え制御信号は、 前記反転クロック信号がハイレベルの時に前記パイロッ
    ト信号クロックから前記現用回線信号クロックに切り替
    え、 前記反転クロック信号がロウレベルの時に前記現用回線
    信号クロックから前記パイロット信号クロックに切り替
    える信号であることを特徴とする請求項9記載の回線切
    り替え器。
  11. 【請求項11】 前記位相同期回路は、 前記選択クロック制御回路からの前記選択クロック信号
    を分周する第1の分周回路と、 前記第1の分周回路により分周された信号と第2の分周
    回路により分周された信号との位相比較結果を位相差信
    号として出力する位相比較回路と、 前記位相比較回路からの前記位相差信号の高周波成分を
    抑圧して直流成分の信号を出力するループフィルタ回路
    と、 前記ループフィルタ回路から出力される前記直流成分の
    信号の電圧に応じて周波数を可変した信号を出力する電
    圧制御発振回路と、 前記電圧制御発振回路からの周波数を可変された前記信
    号を分周して前記位相比較回路に出力する第2の分周回
    路と、 を有して構成されることを特徴とする請求項9または1
    0記載の回線切り替え器。
  12. 【請求項12】 前記選択出力回路は、 前記パイロット信号クロックのタイミングによる前記パ
    イロット信号と前記現用回線信号クロックのタイミング
    による前記現用回線信号とを記憶する記憶手段と、 前記制御信号に基づいて前記記憶手段により記憶された
    前記パイロット信号と前記現用回線信号とのいずれかを
    選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された信号を前記位相同期信号
    のクロックに応じて出力する出力手段と、 を有することを特徴とする請求項9から11のいずれか
    1項に記載の回線切り替え器。
  13. 【請求項13】 前記位相比較回路は、排他的論理和回
    路により構成されることを特徴とする請求項9から12
    のいずれか1項に記載の回線切り替え器。
  14. 【請求項14】 複数の現用回線に対して予備回線を備
    える無線伝送システムの回線切り替え方法において、 前記予備回線の回線品質を監視するパイロット信号を生
    成し、該パイロット信号と共にパイロット信号クロック
    を出力するパイロット信号生成工程と、 前記パイロット信号または前記現用回線による現用回線
    信号のいずれを前記予備回線に出力するかを制御する制
    御信号を出力する制御信号出力工程と、 前記制御信号に基づいて前記パイロット信号または前記
    現用回線信号のいずれかを選択して出力する選択出力工
    程と、 前記パイロット信号クロック及び前記現用回線の現用回
    線信号クロックとが入力され、該入力された各々のクロ
    ックの位相差を検出して位相制御信号を出力する位相差
    検出工程と、 前記位相制御信号に基づいて前記現用回線信号クロック
    の位相を調節し、該調節された現用回線信号クロックと
    前記パイロット信号クロックとのいずれかを前記制御信
    号に基づいて選択し、選択クロックとして出力する選択
    クロック出力工程と、 前記選択クロック出力工程により出力される前記選択ク
    ロック信号の位相を同期させて位相同期信号を出力する
    位相同期工程と、 を有して構成されることを特徴とする回線切り替え方
    法。
  15. 【請求項15】 前記位相同期工程は、 前記選択クロック制御工程からの前記選択クロック信号
    を分周する第1の分周工程と、 前記第1の分周工程により分周された信号と第2の分周
    工程により分周された信号との位相比較結果を位相差信
    号として出力する位相比較工程と、 前記位相比較工程からの前記位相差信号の高周波成分を
    抑圧して直流成分の信号を出力する高周波成分抑圧工程
    と、 前記高周波成分抑圧工程により高周波成分を抑圧された
    前記直流成分の信号の電圧に応じて周波数を可変した信
    号を出力する電圧制御発振工程と、 前記電圧制御発振工程からの周波数を可変された前記信
    号を分周して前記位相比較工程に出力する第2の分周工
    程と、 を有して構成されることを特徴とする請求項14記載の
    回線切り替え方法。
  16. 【請求項16】 前記選択出力工程は、 前記パイロット信号クロックのタイミングによる前記パ
    イロット信号と前記現用回線信号クロックのタイミング
    による前記現用回線信号とを記憶する記憶工程と、 前記制御信号に基づいて前記記憶工程により記憶された
    前記パイロット信号と前記現用回線信号とのいずれかを
    選択する選択工程と、 前記選択工程により選択された信号を前記位相同期信号
    のクロックに応じて出力する出力工程と、 を有することを特徴とする請求項14または15記載の
    回線切り替え方法。
  17. 【請求項17】 前記位相差検出工程は、 前記パイロット信号生成工程により出力される前記パイ
    ロット信号クロックと前記現用回線信号クロックとの位
    相差θが、 0≦θ≦πの場合にハイレベル、 π<θ<2πの場合にロウレベル、 の位相制御信号を出力することを特徴とする請求項14
    から16のいずれか1項に記載の回線切り替え方法。
  18. 【請求項18】 前記選択クロック制御工程は、 前記現用回線信号クロックと該現用回線信号クロックの
    位相を反転させた位相反転クロックとが入力され、前記
    位相制御信号に基づいてクロックを選択し、該選択され
    たクロックを選択クロックとして出力する第1の選択ク
    ロック出力工程と、 前記制御信号に基づいて前記第1の選択クロック出力工
    程による前記選択クロックと前記パイロット信号クロッ
    クとのどちらを出力するか選択する第2の選択クロック
    出力工程と、 を有して構成されることを特徴とする請求項14から1
    7のいずれか1項に記載の回線切り替え方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の選択クロック出力工程は、 前記位相制御信号がハイレベルの場合に前記位相反転ク
    ロックを選択し、 前記位相制御信号がロウレベルの場合に前記現用回線信
    号クロックを選択することを特徴とする請求項18記載
    の回線切り替え方法。
  20. 【請求項20】 複数の現用回線に対して予備回線を備
    える無線伝送システムの回線切り替え方法において、 前記予備回線の回線品質を監視するパイロット信号を生
    成し、該パイロット信号と共にパイロット信号クロック
    を出力するパイロット信号生成工程と、 前記パイロット信号または前記現用回線による現用回線
    信号のいずれを前記予備回線に出力するかを制御する制
    御信号を出力する制御工程と、 前記制御信号に基づいて前記パイロット信号または前記
    現用回線信号のいずれかを選択して出力する選択出力工
    程と、 前記制御信号に基づいて前記現用回線信号クロック及び
    前記パイロット信号クロックのいずれかを選択し、選択
    クロックとして出力する選択クロック制御工程と、 前記選択クロック制御工程から出力される前記選択クロ
    ック信号の位相を同期させて位相同期信号を出力する位
    相同期工程とを備え、 前記選択クロック制御工程は、 前記パイロット信号クロックの位相を反転させた反転ク
    ロック信号と前記制御信号とに基づいて切り替え制御信
    号を出力する制御マスク工程と、 前記パイロット信号クロックと前記現用回線信号クロッ
    クとが入力され、前記切り替え制御信号に基づいてクロ
    ック切り替えを制御するクロック制御工程と、 を有して構成されることを特徴とする回線切り替え方
    法。
  21. 【請求項21】 前記切り替え制御信号は、 前記反転クロック信号がハイレベルの時に前記パイロッ
    ト信号クロックから前記現用回線信号クロックに切り替
    え、 前記反転クロック信号がロウレベルの時に前記現用回線
    信号クロックから前記パイロット信号クロックに切り替
    える信号であることを特徴とする請求項20記載の回線
    切り替え方法。
  22. 【請求項22】 前記位相同期工程は、 前記選択クロック制御工程からの前記選択クロック信号
    を分周する第1の分周工程と、 前記第1の分周工程により分周された信号と第2の分周
    工程により分周された信号との位相比較結果を位相差信
    号として出力する位相比較工程と、 前記位相比較工程からの前記位相差信号の高周波成分を
    抑圧して直流成分の信号を出力する高周波成分抑圧工程
    と、 前記高周波成分抑圧工程により高周波成分を抑圧された
    前記直流成分の信号の電圧に応じて周波数を可変した信
    号を出力する電圧制御発振工程と、 前記電圧制御発振工程からの周波数を可変された前記信
    号を分周して前記位相比較工程に出力する第2の分周工
    程と、 を有して構成されることを特徴とする請求項20または
    21記載の回線切り替え方法。
  23. 【請求項23】 前記選択出力工程は、 前記パイロット信号クロックのタイミングによる前記パ
    イロット信号と前記現用回線信号クロックのタイミング
    による前記現用回線信号とを記憶する記憶工程と、 前記制御信号に基づいて前記記憶工程により記憶された
    前記パイロット信号と前記現用回線信号とのいずれかを
    選択する選択工程と、 前記選択工程により選択された信号を前記位相同期信号
    のクロックに応じて出力する出力工程と、 を有することを特徴とする請求項20から22のいずれ
    か1項に記載の回線切り替え方法。
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