JP3458810B2 - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JP3458810B2 JP2000047477A JP2000047477A JP3458810B2 JP 3458810 B2 JP3458810 B2 JP 3458810B2 JP 2000047477 A JP2000047477 A JP 2000047477A JP 2000047477 A JP2000047477 A JP 2000047477A JP 3458810 B2 JP3458810 B2 JP 3458810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像蓄積中継機能
付きの中継機に回線接続された画像通信装置、並びに、
複数種の通信回線に接続された少なくとも1つの画像蓄
積中継機能付きの中継機を介して画像通信する画像中継
システムのための中継機の画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ画像などの画像蓄積
中継機能付きの少なくとも1つの中継機を介して画像通
信する画像中継システムが実用化されている。この画像
中継システムにおいては、発信端末のファクシミリ装置
において、操作部を用いて中継機の電話番号と最終宛先
の電話番号を入力し、これらの電話番号のデータを例え
ばSUBアドレス信号に挿入して伝送することにより、
ファクシミリ画像などの画像データを中継伝送すること
ができる。
【0003】この従来例の画像中継システムにおいて
は、遠隔の複数の相手先に送信したいときに、遠距離通
信は中継機までの1回で済むので、通信料金を節約する
ことができる。また、1回の操作で複数の宛先に送信で
きるので、同じ操作を繰り返す必要がないという利点を
有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例の画像中継システムにおいては、上述のように、操
作者が、安価な通信を行うために最適な中継機の電話番
号を手動で選択した後、入力しなければならず、操作が
煩雑であるという問題点があった。
【0005】本発明の目的は以上の問題点を解決し、最
適な中継機の電話番号を手動で選択し入力することを必
要とせず、最適な通信経路を選択することができる画像
通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の画像通信装置は、画像蓄積中継機能付きの中継機に
回線接続された画像通信装置において、宛先毎に最適な
中継機への通信回線及び中継機の宛先を格納した回線選
択テーブルを記憶する記憶手段と、上記回線選択テーブ
ルに基づいて、指定された最終宛先から中継機への通信
回線及び中継機の宛先を選択して、自動キャリアルーテ
ィングの識別情報及び最終宛先情報をSUB信号に格納
し、選択された中継機に対して上記SUB信号及び画像
データを送信する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】また、本発明に係る請求項2記載の画像通
信装置は、複数種の通信回線に接続された少なくとも1
つの画像蓄積中継機能付きの中継機を介して画像通信す
る画像中継システムのための中継機の画像通信装置であ
って、宛先毎に最適な中継機への通信回線及び中継機の
宛先を格納した回線選択テーブルを記憶する記憶手段
と、相手先の画像通信装置から最終宛先情報を受信し、
上記回線選択テーブルに基づいて上記受信された最終宛
先情報から中継機への通信回線及び中継機の宛先を選択
して、自動キャリアルーティングの識別情報及び最終宛
先情報をSUB信号に格納し、選択された中継機に対し
上記SUB信号及び画像データを送信する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3記載の画像通信装置は、
請求項2記載の画像通信装置において、上記制御手段
は、受信された相手先の画像通信装置からのSUB信号
における自動キャリアルーティングの識別情報に基づい
て、当該SUB信号から最終宛先情報を取得し、上記回
線選択テーブルに基づいて上記受信された最終宛先情報
から中継機への通信回線及び中継機の宛先を選択するこ
とを特徴とする。さらに、請求項記載の画像通信装置
は、請求項2又は3記載の画像通信装置において、上記
複数種の通信回線は、公衆電話回線と、専用線と、イン
ターネットのうちの少なくとも2つを含むことを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0010】<実施形態>図1は、本発明に係る実施形
態である、画像蓄積中継機能を有するファクシミリ装置
20の構成を示すブロック図である。
【0011】この実施形態のファクシミリ装置20は、
画像中継システムにおける発信端末装置(中継依頼機)
として動作することができ、画像蓄積中継機能付きの中
継機に回線接続された画像通信装置であって、例えば表
1に示すように、最終宛先の市外局番毎に最適な中継機
への通信回線(すなわち、いわゆるキャリアと呼ばれる
電気通信事業者が提供する通信回線の経路をいう。)及
び中継機の宛先を格納した自動キャリアルーチング(Au
tomatic Carrier Routing)テーブル(以下、ACRテ
ーブルという。)7aをRAM7に記憶し、主制御部
(CPU)1は、ACRテーブル7aに基づいて、操作
部5を用いて入力されて指定された最終宛先の電話番号
のうちの市外局番から中継機への通信回線及び中継機の
宛先を選択して(図6のステップS31からS33)、
選択された中継機に対して画像データを送信する(図5
のステップS24,図6のステップS36,S44,S
45)ことを特徴としている。
【0012】また、この実施形態のファクシミリ装置2
0は、例えば図2に示すように、公衆電話回線(PST
N)L1、専用線(LC)及びインターネット(INE
T)を含む複数種の通信回線に接続された少なくとも1
つの画像蓄積中継機能付きの中継機を介して画像通信す
る画像中継システムのための中継機の画像通信装置とし
て動作可能であり、相手先の画像通信装置から最終宛先
情報を受信し(図7のステップS51,S55,S5
8)、上記ACRテーブル7aに基づいて上記受信され
た最終宛先情報から中継機への通信回線及び中継機の宛
先を選択して、選択された中継機に対して画像データを
送信する(図7のステップS59,図6のステップS3
6,S44,S45)ことを特徴としている。
【0013】専用線やインターネットは、一定の使用料
金は必要であるが、それ以外については、いくら使って
も使用料金は同じである。送信時に料金がかかるのは、
公衆電話回線(PSTN)を使用したときである。この
実施形態においては、専用線又はインターネットをより
多く使用しながら、完全従量制の回線経路である公衆電
話回線(PSTN)をより少なく使用しながら、最終宛
先にファクシミリの画像データを送信する。この実施形
態における操作及び処理の簡単な流れは以下のようにな
る。 (1)発信者Aが受信者Zの電話番号(ZZZZZ)を
入力して送信を行う。操作方法はいつもと同じである。 (2)専用線又はインターネットを経由して、受信者Z
に一番近い公衆電話回線(PSTN)の中継機Yに送信
する。 (3)公衆電話回線(PSTN)の中継機Yから受信者
ZにPSTN経由で送信する。 このために、発信端末および中継機に公衆電話回線(P
STN)、専用線又はインターネットを選択するための
ACRテーブル7aを登録しておく。なお、各中継機に
登録するACRテーブル7aが誤っていると、無限転送
なりの動作となってしまうので、分間違いのないよう
に、ACRテーブル7aを登録する必要がある。
【0014】図1において、ファクシミリ装置20は、
従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとと
もに、画像蓄積中継機能を備えている。主制御部1は具
体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以
下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御す
るほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行す
る。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原
稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデー
タを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリン
タ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ
通信により受信したイメージデータをハードコピーとし
てプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示
装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置で
あり、当該ファクシミリ装置20の動作状態を表示した
り、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイ
メージデータの表示を行う。
【0015】操作部5は、当該ファクシミリ装置20を
操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、
短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種
のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部
4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5
の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成し
てもよい。
【0016】ROM6は、当該ファクシミリ装置20の
動作に必要であって主制御部1によって実行される種々
のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当
該プログラムは、図3のACRテーブルデータ登録処
理、図4のACRテーブルデータ受信処理、図5の画像
送信処理、図6の回線経路選択送信処理、図7の画像受
信処理の各プログラムを含む。RAM7は、SRAM又
はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキ
ングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生
する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7として
フラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移
動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内
容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成さ
れ、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデ
ータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8をハ
ードディスクメモリで構成してもよい。
【0017】ここで、RAM7は、表1に示す形式で、
最終宛先の市外局番毎に最適な中継機への通信回線及び
中継機の宛先を格納したACRテーブル7aを備える。
なお、ACRテーブル7aに格納されていない市外局番
の最終宛先には、公衆電話回線(PSTN)L1を用い
て直接に、すなわち中継機を介することなく、画像デー
タを送信する。
【0018】
【表1】 ACRテーブル7aの格納項目 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 最終宛先の市外局番,中継機への通信回線、中継機の宛先 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0019】ファックスモデム10は、NCU11aを
介して公衆電話回線L1に接続され、もしくはNCU1
1bを介して専用回線L2の専用線(LC)に接続さ
れ、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機
能を有するモデムであり、FSK信号として受信される
発信電話番号情報のデータを復調して主制御部1に出力
する。NCU(ネットワーク制御回路:Network Contro
l Unit)11aは例えばアナログの公衆電話回線L1の
直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダ
イヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応
じてファックスモデム10を公衆電話回線L1に接続す
る。ここで、NCU11aは、発信電話番号通知サービ
スにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号
の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知
サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信
することができる。
【0020】また、NCU11bは、例えばアナログの
専用回線L2の直流ループなどの閉結及び開放の動作を
行う専用線用ネットワーク接続機能を有するハードウェ
ア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を専
用回線L2に接続する。なお、NCU11aや11bを
所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装
置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝
送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続
するようにしてもよい。
【0021】LANインターフェース12は、当該ファ
クシミリ装置20を、例えばイーサネットなどのローカ
ル・エリア・ネットワーク30に接続するために、信号
やデータの信号変換やプロトコル変換を行うインターフ
ェース回路であり、LAN30にはメールサーバ装置3
1とルータ装置32が接続される。さらに、ルータ装置
30は、専用回線L3、及び所定のインターネットのプ
ロバイダのルータ装置41を介してインターネット網4
0に接続されている。当該ファクシミリ装置20から画
像データをメール本文に添付してメール送信するとき
は、LANインターフェース12からLAN30を介し
て一旦メールサーバ装置31に送信した後、メールサー
バ装置31が当該インターネットメールを、LAN3
0、ルータ装置32、専用回線L3、インターネットプ
ロバイダのルータ装置41、インターネット網40、及
び相手先のメールサーバ装置(図示せず。)を介して最
終宛先又は中継機である相手先のファクシミリ装置にメ
ール送信する。なお、インターネット網40への回線接
続は、専用回線L3に限らず、公衆電話回線L1を用い
たダイヤルアップ接続でもよい。
【0022】以上のように構成された本実施形態のファ
クシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ
通信機能に加えて、画像蓄積中継機能を有している。フ
ァクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み
取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規
格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式
に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先の
ファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファ
クシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェア
によりイメージデータに復号化されて画像記録部3から
ハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8は
イメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶し
ているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0023】図3は、図1のファクシミリ装置の主制御
部1によって実行されるACRテーブルデータ登録処理
を示すフローチャートである。図3において、まず、ス
テップS1においてACRテーブルのデータを操作部5
を用いて入力し、ステップS2において入力されたAC
RテーブルのデータをRAM7内のACRテーブル7a
に格納する。以上でACRテーブルデータ登録処理を終
了する。
【0024】図4は、図1のファクシミリ装置の主制御
部1によって実行されるACRテーブルデータ受信処理
を示すフローチャートであり、図3のACRテーブルデ
ータ登録処理を用いた自局での入力登録処理に代えて、
図4の処理を実行して、センター装置からACRテーブ
ルをダウンロードしてRAM7に登録するようにしても
よい。図4においては、まず、ステップS11において
センター装置からファクシミリのECMデータの形式又
は電子メールの形式でACRテーブルのデータを受信
し、次いで、ステップS12において受信されたACR
テーブルのデータをRAM7内のACRテーブル7aに
格納する。以上でACRテーブルデータ受信処理を終了
する。
【0025】図5は、図1のファクシミリ装置の主制御
部1によって実行される画像送信処理を示すフローチャ
ートである。図5において、まず、ステップS21にお
いて最終宛先の電話番号を操作部5を用いて入力し、ス
テップS22においてスタートキーが押下されたか否か
が判断され、YESとなったときに、ステップS23に
おいて原稿画像を読み取り、その画像データを画像メモ
リ8に格納した後、ステップS24において図6の回線
経路選択送信処理を実行して当該画像送信処理を終了す
る。
【0026】図6は、図5及び図7のサブルーチンであ
る回線経路選択送信処理(ステップS24,S59)の
詳細を示すフローチャートである。図6において、ま
ず、ステップS31において最終宛先の番号がACRテ
ーブルにあるか否かが判断され、YESであるときは、
ステップS32において最終宛先への中継経路は専用線
か否かが判断され、ここで、NOであれば、ステップS
33において最終宛先への中継経路はインターネットか
否かが判断される。すなわち、ステップS31及びS3
2でともにYESであればステップS32に進み、ステ
ップS33でNOであればステップS41に進み、ステ
ップS31又はS33でNOであればステップS45に
進み、公衆電話回線(PSTN)L1を使用して最終宛
先にダイヤルした後、画像メモリ8内の画像データをフ
ァクス送信し、ステップS37で回線開放して元のメイ
ンルーチンに戻る。
【0027】ステップS34では、SUBアドレスにA
CR識別情報(#)を格納し、ステップS35において
SUBアドレスに最終宛先の電話番号を追加し、さら
に、ステップS36においてACRテーブル7aに登録
されている中継機宛てに専用回線L2を介してダイヤル
し画像メモリ8内の画像データをファクス送信した後、
ステップS37で回線開放して元のメインルーチンに戻
る。
【0028】また、ステップS41では、メールの本文
にACR識別情報を格納し、ステップS42においてメ
ール本文に最終宛先の電話番号を格納し、ステップS4
3において画像メモリ8内の画像データをメールの形式
に変換してメール本文に添付し、次いで、ステップS4
4において中継機のインターネットのメールアドレスに
インターネットを介してメール送信する。そして、ステ
ップS37で回線開放した後、元のメインルーチンに戻
る。
【0029】図7は、図1のファクシミリ装置の主制御
部1によって実行される画像受信処理を示すフローチャ
ートである。図7において、ステップS50で着呼した
か否かが判断され、YESとなったときに、ステップS
51において、例えばファクシミリ通信のトレーニング
やSUBアドレス信号の受信などの画像データの受信前
の通信手順処理を実行した後、ステップS52において
画像データを受信して画像メモリ8に格納し、ステップ
S53において画像データの後手順の処理を実行して回
線切断する。そして、ステップS54においてSUBア
ドレス信号を受信したか否かが判断され、YESのとき
はステップS55に進む一方、NOのときは通常のファ
クシミリの受信処理と判断して、ステップS56に進
み、受信した画像データの画像を画像記録部3を用いて
プリントした後、当該画像受信処理を終了する。
【0030】ステップS55では、SUBアドレスにA
CR識別情報があるか否かが判断され、YESのときは
ステップS58に進む一方、NOのときはステップS5
7に進み、ステップS57においてSUBアドレスに指
定された、例えば親展通信や掲示板通信などの所定の処
理を実行した後、当該画像受信処理を終了する。一方、
ステップS58においてSUBアドレスから最終宛先を
取得し、ステップS59において図6の回線経路選択送
信処理を実行した後、当該画像受信処理を終了する。
【0031】
【実施例】図2は、実施例に係る画像蓄積中継システム
の回線構成の一例を示すブロック図である。当該実施例
の画像蓄積中継システムにおいて、図2に示すように、
福岡に置かれた発信端末であるファクシミリ装置20A
と、横浜に置かれた最終宛先であるファクシミリ装置2
0Zとの間に、それぞれ大阪、名古屋、東京に置かれた
3台の中継機のファクシミリ送信20B,20C,20
Dが備えられているものとする。ここで、各ファクシミ
リ装置20A,20B,20C,20D,20Zには、
公衆電話回線(PSTN)が必ず回線接続され、ファク
シミリ装置20Bとファクシミリ装置20Cとの間は専
用線(LC)を介して回線接続され、ファクシミリ装置
20Bとファクシミリ装置20Dとの間はインターネッ
ト(INET)を介して回線接続される。この実施例に
おいて、ファクシミリ装置20A、20B、20Dに格
納されたACRテーブル7aの一例を次に示す。
【0032】
【表2】 ファクシミリ装置20A(福岡)のACRテーブル7a ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 市外局番 中継機への通信回線 中継機の電話番号 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 078 (神戸) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 06 (大阪) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 075 (京都) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 0734(和歌山)PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 052 (名古屋)PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 0263(松本) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 045 (横浜) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 03 (東京) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 043 (千葉) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 0429(所沢) PSTN ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0033】
【表3】 ファクシミリ装置20B(大阪)のACRテーブル7a ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 市外局番 中継機への通信回線 中継機の電話番号 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 052 (名古屋)専用線 ファクシミリ装置20C(名古屋)の電話番号 0263(松本) 専用線 ファクシミリ装置20C(名古屋)の電話番号 045 (横浜) INET ファクシミリ装置20D(東京)電子メールのアドレス 03 (東京) INET ファクシミリ装置20D(東京)電子メールのアドレス 043 (千葉) INET ファクシミリ装置20D(東京)電子メールのアドレス 0429(所沢) INET ファクシミリ装置20D(東京)電子メールのアドレス ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0034】
【表4】 ファクシミリ装置20D(東京)のACRテーブル7a ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 市外局番 中継機への通信回線 中継機の電話番号 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 078 (神戸) INET ファクシミリ装置20B(大阪)電子メールのアドレス 06 (大阪) INET ファクシミリ装置20B(大阪)電子メールのアドレス 075 (京都) INET ファクシミリ装置20B(大阪)電子メールのアドレス 0734(和歌山)INET ファクシミリ装置20B(大阪)電子メールのアドレス 052 (名古屋)INET ファクシミリ装置20B(大阪)電子メールのアドレス 0263(松本) INET ファクシミリ装置20B(大阪)電子メールのアドレス ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0035】このとき、福岡のファクシミリ装置20A
の操作者が横浜のファクシミリ装置20Zに画像データ
の送信を行なう場合の操作及び処理を例にとり説明す
る。
【0036】(1)福岡のファクシミリ装置20Aの発
信者が横浜のファクシミリ装置20Zの電話番号(04
5−ZZZ−ZZZZ)を入力して送信を行う。 (2)福岡のファクシミリ装置20Aは、自局のACR
テーブル7aを参照し、045(横浜)の局番を検索
し、「中継機への通信回線:PSTN;中継機の電話番
号:ファクシミリ装置20B(大阪)の電話番号」の情
報を取得する。なお、このとき、ACRテーブル7aに
登録されていない、086(岡山)については、公衆電
話回線(PSTN)を使用して直接に受信者のファクシ
ミリ装置にファックス送信する。 (3)福岡のファクシミリ装置20A(福岡)は、SU
Bアドレス信号に「045−ZZZ−ZZZZ」を設定
して、大阪のファクシミリ装置20Bの電話番号にダイ
ヤルしてファクシミリのFコード送信を行う。 (4)大阪のファクシミリ装置20Bでは、自局のAC
Rテーブル7aを参照して、045(横浜)の局番を検
索し、「中継機への通信回線:INET;中継機の電話
番号:ファクシミリ装置20D(東京)の電子メールア
ドレス」の情報を取得する。 (5)大阪のファクシミリ装置20Bは、最終宛先とし
て「045−ZZZ−ZZZZ」を設定して、インター
ネットを介してファクシミリ装置20D(東京)の電子
メールアドレスに電子メールで送信する。 (6)東京のファクシミリ装置20Dは、自局のACR
テーブル7aを参照し、045(横浜)の局番を検索
し、ACRテーブル7aには「045」が無いので、
「中継機への通信回線:PSTN;中継機の電話番号:
中継機なし」の情報を取得する。 (7)東京のファクシミリ装置20Dは、最終宛先のフ
ァクシミリ装置20Aの電話番号「045−ZZZ−Z
ZZZ」にPSTNを介して直接にファクシミリ送信す
る。以上でこの実施例の画像蓄積中継処理が終了する。
【0037】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ACRテーブル7aをRAM7に記憶し、主制御部
(CPU)1は、ACRテーブル7aに基づいて、操作
部5を用いて入力されて指定された最終宛先の電話番号
のうちの市外局番から中継機への通信回線及び中継機の
宛先を選択して(図6のステップS31からS33)、
選択された中継機に対して画像データを送信する(図5
のステップS24,図6のステップS36,S44,S
45)。従って、従来例のように中継機の選択や中継機
の電話番号の入力を行なう必要がなく、中継依頼機であ
る送信元端末の操作者は、通常の最終宛先の電話番号を
入力するだけで、最適な中継局を介して最終宛先に対し
て、安価に画像データを伝送できる。これにより、中継
依頼機での操作を大幅に簡単にすることができる。
【0038】また、本実施形態によれば、相手先の画像
通信装置から最終宛先情報を受信し(図7のステップS
51,S55,S58)、上記ACRテーブル7aに基
づいて上記受信された最終宛先情報から中継機への通信
回線及び中継機の宛先を選択して、選択された中継機に
対して画像データを送信する(図7のステップS59,
図6のステップS36,S44,S45)。従って、従
来例のように中継機の選択や中継機の電話番号の入力を
行なう必要がなく、中継依頼機である送信元端末の操作
者は、通常の最終宛先の電話番号を入力するだけで、最
適な中継局を介して最終宛先に対して、安価に画像デー
タを伝送できる。これにより、中継依頼機での操作を大
幅に簡単にすることができる。また、例えば、専用線と
インターネットなど複数の通信回線が中継機に混在して
接続されていても、最適な通信経路を選択できる。
【0039】さらに、上記複数種の通信回線は、公衆電
話回線と、専用線と、インターネットのうちの少なくと
も2つを含む。従って、多様な通信回線を使用して安価
に画像データを伝送することができ、特に、即時性や信
頼性、セキュリティを考慮して回線選択して画像データ
を中継できる。また、専用線を選択したときは、即時性
や信頼性、セキュリティなどが特に優れた専用線を介し
て画像データを伝送できる。
【0040】<変形例>以上の実施形態においては、フ
ァクシミリ装置20の例について述べているが、本発明
はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網な
どの公衆網、専用回線、及び/又はインターネットに接
続された、例えばデータ通信装置などを含む画像通信装
置に適用することができる。
【0041】以上の実施形態においては、公衆電話回線
と、専用線と、インターネットに接続されたファクシミ
リ装置20について説明しているが、少なくとも1つ又
は複数種の通信回線に接続するように構成してもよい。
専用線については、アナログ電話回線に限定されず、例
えば、デジタル回線、ATM通信回線やフレームリレー
通信回線などの種々の通信回線に適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の画像通信装置によれば、画像蓄積中継機能付き
の中継機に回線接続された画像通信装置において、宛先
毎に最適な中継機への通信回線及び中継機の宛先を格納
した回線選択テーブルを記憶する記憶手段と、上記回線
選択テーブルに基づいて、指定された最終宛先から中継
機への通信回線及び中継機の宛先を選択して、自動キャ
リアルーティングの識別情報及び最終宛先情報をSUB
信号に格納し、選択された中継機に対して上記SUB信
号及び画像データを送信する制御手段とを備える。従っ
て、従来例のように中継機の選択や中継機の電話番号の
入力を行なう必要がなく、中継依頼機である送信元端末
の操作者は、通常の最終宛先の電話番号を入力するだけ
で、最適な中継局を介して最終宛先に対して、安価に画
像データを伝送できる。これにより、中継依頼機での操
作を大幅に簡単にすることができる。
【0043】また、本発明に係る請求項2記載の画像通
信装置によれば、複数種の通信回線に接続された少なく
とも1つの画像蓄積中継機能付きの中継機を介して画像
通信する画像中継システムのための中継機の画像通信装
置であって、宛先毎に最適な中継機への通信回線及び中
継機の宛先を格納した回線選択テーブルを記憶する記憶
手段と、相手先の画像通信装置から最終宛先情報を受信
し、上記回線選択テーブルに基づいて上記受信された最
終宛先情報から中継機への通信回線及び中継機の宛先を
選択して、自動キャリアルーティングの識別情報及び最
終宛先情報をSUB信号に格納し、選択された中継機に
対して上記SUB信号及び画像データを送信する制御手
段とを備える。従って、従来例のように中継機の選択や
中継機の電話番号の入力を行なう必要がなく、中継依頼
機である送信元端末の操作者は、通常の最終宛先の電話
番号を入力するだけで、最適な中継局を介して最終宛先
に対して、安価に画像データを伝送できる。これによ
り、中継依頼機での操作を大幅に簡単にすることができ
る。また、例えば、専用線とインターネットなど複数の
通信回線が中継機に混在して接続されていても、最適な
通信経路を選択できる。
【0044】さらに、請求項記載の画像通信装置によ
れば、請求項2又は3記載の画像通信装置において、上
記複数種の通信回線は、公衆電話回線と、専用線と、イ
ンターネットのうちの少なくとも2つを含む。従って、
多様な通信回線を使用して安価に画像データを伝送する
ことができ、特に、即時性や信頼性、セキュリティを考
慮して回線選択して画像データを中継できる。また、専
用線を選択したときは、即時性や信頼性、セキュリティ
などが特に優れた専用線を介して画像データを伝送でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態である、画像蓄積中継
機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 実施例に係る画像蓄積中継システムの回線構
成の一例を示すブロック図である。
【図3】 図1のファクシミリ装置の主制御部1によっ
て実行されるACRテーブルデータ登録処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 図1のファクシミリ装置の主制御部1によっ
て実行されるACRテーブルデータ受信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 図1のファクシミリ装置の主制御部1によっ
て実行される画像送信処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】 図5及び図7のサブルーチンである回線経路
選択送信処理(ステップS24,S59)の詳細を示す
フローチャートである。
【図7】 図1のファクシミリ装置の主制御部1によっ
て実行される画像受信処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…主制御部、 2…画像読取部、 3…画像記録部、 4…表示部、 5…操作部、 6…ROM、 7…RAM、 7a…ACRテーブル、 8…画像メモリ、 10…ファックスモデム、 11a,11b…NCU、 12…LANインターフェース、 13…バス、 20,20A,20B,20C,20D,20Z…ファ
クシミリ装置、 30…ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、 31…メールサーバ装置、 32…ルータ装置、 40…インターネット網、 41…インターネットのプロバイダのルータ装置、 L1…公衆電話回線、 L2,L3…専用回線。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像蓄積中継機能付きの中継機に回線接
    続された画像通信装置において、宛先毎に最適な中継機
    への通信回線及び中継機の宛先を格納した回線選択テー
    ブルを記憶する記憶手段と、上記回線選択テーブルに基
    づいて、指定された最終宛先から中継機への通信回線及
    び中継機の宛先を選択して、自動キャリアルーティング
    の識別情報及び最終宛先情報をSUB信号に格納し、
    択された中継機に対して上記SUB信号及び画像データ
    を送信する制御手段とを備えたことを特徴とする画像通
    信装置。
  2. 【請求項2】 複数種の通信回線に接続された少なくと
    も1つの画像蓄積中継機能付きの中継機を介して画像通
    信する画像中継システムのための中継機の画像通信装置
    であって、宛先毎に最適な中継機への通信回線及び中継
    機の宛先を格納した回線選択テーブルを記憶する記憶手
    段と、相手先の画像通信装置から最終宛先情報を受信
    し、上記回線選択テーブルに基づいて上記受信された最
    終宛先情報から中継機への通信回線及び中継機の宛先を
    選択して、自動キャリアルーティングの識別情報及び最
    終宛先情報をSUB信号に格納し、選択された中継機に
    対して上記SUB信号及び画像データを送信する制御手
    段とを備えたことを特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、受信された相手先の画
    像通信装置からのSUB信号における自動キャリアルー
    ティングの識別情報に基づいて、当該SUB信号から最
    終宛先情報を取得し、上記回線選択テーブルに基づいて
    上記受信された最終宛先情報から中継機への通信回線及
    び中継機の宛先を選択することを特徴とする請求項2記
    載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 上記複数種の通信回線は、公衆電話回線
    と、専用線と、インターネットのうちの少なくとも2つ
    を含むことを特徴とする請求項2又は3記載の画像通信
    装置。
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