JP3458351B2 - バックル - Google Patents

バックル

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    • B60R22/48Control systems, alarms, or interlock systems, for the correct application of the belt or harness
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    • B60R2022/4808Sensing means arrangements therefor
    • B60R2022/4816Sensing means arrangements therefor for sensing locking of buckle
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Buckles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、自動車その他の
交通機関の座席に装備されるシートベルト装置等の安全
ベルト装置に用いられているバックルの技術分野に属
し、特に、タングとバックルとのラッチによって切替作
動するバックルスイッチを備えているバックルの技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術分野】現在、自動車を始めとする各種交通
機関の座席には、衝突等の緊急時に乗員を保護するため
にシートベルト装置が取付けられている。この種のシー
トベルト装置を簡易に着脱するために、通常はバックル
が設けられており、一般にこのバックルはタングをラッ
チするラッチ部材をタングへのラッチ方向にばね付勢す
るとともに、ロック部材によりラッチ部材をタングとバ
ックルとのラッチ状態に保持するようにして構成されて
いる。
【0003】ところで、このようなバックルにおいて
は、タングとバックルとのラッチ状態を表示したり、タ
ングとバックルとのラッチ状態によりリトラクタ等のシ
ートベルト装置の他の装置やシートベルト装置の作動に
関係する車載の他の装置を作動制御したりするために、
ラッチ状態を検出するバックルスイッチが設けられてい
る。
【0004】従来のバックルスイッチとしては、一般
に、基板タイプスイッチやマイクロスイッチ等の接触方
式のスイッチが用いられているが、この接触方式のスイ
ッチでは、タングとバックルとがラッチしたり、ラッチ
が解除したりする度に、バックルスイッチの接点部の切
替が繰り返されるので、接点部が摩耗すること等によ
り、接触不良を発生するおそれがり、耐久性が必ずしも
良好であるとはいえない。
【0005】そこで、非接触方式のスイッチを用いたバ
ックルスイッチが、特開平10−155521号公報に
おいて提案されている。この公開公報に開示されている
非接触方式のバックルスイッチは、タングにラッチする
ラッチ部材に光反射装置のフィールド供給源装置から発
射された光をラッチ部材の反射面に照射し、この反射面
で反射した反射光を光反射装置のフィールドエッフェク
ト装置で検知することで、タングとバックルとのラッチ
および非ラッチを検出している。この非接触方式のバッ
クルスイッチによれば、接点部がないので、接点部の摩
耗等による接触不良が発生するおそれはなく、耐久性が
良好なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光反射
装置による非接触方式のバックルスイッチでは、ラッチ
部材と光反射装置との取付誤差による影響や、水やジュ
ース等の液状物あるいはほこり等の異物の影響、あるい
は液状物による錆の影響を受け易く、光反射装置により
反射光を受光し難くなり、確実に作動することが困難に
なるおそれが考えられる。なお、接触方式のスイッチで
も、水やジュース等の液状物あるいはほこり等の異物の
影響、あるいは液状物による錆の影響を受け易いという
問題がある。本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、耐久性を向上させながら、し
かも、より一層確実に作動することができるバックルス
イッチを備えたバックルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、両側壁を有するベースと、こ
のベースに長手方向に摺動可能に設けられ、タングの挿
入によって移動するとともに、タングとバックルとのラ
ッチ解除時にタングをバックルから脱出させるエジェク
タと、これらの側壁に非ラッチ位置とラッチ位置との間
で回動可能に支持されるとともに前記ラッチ位置の方へ
付勢され、タングが所定位置に挿入されたときラッチ位
置に回動してこのタングに係合するラッチ部材と、ラッ
チ状態にある前記タングと前記ラッチ部材とを解離する
ための操作部材と、前記両側壁に非ロック位置とロック
位置との間で移動可能に設けられ、前記タングと前記ラ
ッチ部材とのラッチ時、前記ロック位置に設定されて前
記ラッチ部材を前記ラッチ位置に保持させるとともに、
前記タングと前記ラッチ部材とのラッチを解除可能にす
る前記非ロック位置に前記操作部材によって移動される
ようになっているロック部材とを少なくとも備えている
バックルにおいて、更に、前記エジェクタ、前記ラッチ
部材、および前記ロック部材のいずれか1つの移動を検
知することで切り替えられる非接触方式のバックルスイ
ッチを備えており、このバックルスイッチはマグネット
とこのマグネットの磁界により起電力を発生するホール
素子とからなり、これらのマグネットおよびホール素子
のいずれか一方が前記エジェクタ、前記ラッチ部材、お
よび前記ロック部材のいずれか1つおよび固定部材のい
ずれか一方に取り付けられているとともに、マグネット
およびホール素子のいずれか他方が前記エジェクタ、前
記ラッチ部材、および前記ロック部材のいずれか1つお
よび固定部材のいずれか他方に取り付けられており、前
記バックルスイッチが、前記固定部材でありかつ前記ベ
ースに取り付けられたスイッチケースと、このスイッチ
ケースに、前記エジェクタ、前記ラッチ部材、および前
記ロック部材のいずれか1つの移動に追従して進退動可
能に設けられラッチ検出可動部材とを備え、前記マグネ
ットおよび前記ホール素子のいずれか一方が前記ラッチ
検出可動部材および前記スイッチケースのいずれか一方
に取り付けられているとともに、前記マグネットおよび
前記ホール素子のいずれか他方が前記ラッチ検出可動部
材および前記スイッチケースのいずれか他方に取り付け
られていることを特徴としている。
【0008】また、請求項2の発明は、前記マグネット
は磁界の方向の異なる2つのマグネット部材からなり、
タングとバックルとが非ラッチ状態では、前記2つのマ
グネット部材のうちいずれか一方が前記ホール素子に対
向するとともに、タングとバックルとがラッチ状態で
は、前記2つのマグネット部材のうちいずれか他方が前
記ホール素子に対向するようになっていることを特徴と
している。
【0009】更に、請求項3の発明は、前記スイッチケ
ース内には、前記非ラッチ状態から前記ラッチ状態への
移行の際に前記ラッチ検出可動部材を前記スイッチケー
ス外の方向へ移動させるように付勢する付勢手段が具備
されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】このように構成された本発明に係るバックルに
おいては、マグネットとホール素子とを用いてホール効
果によりスイッチの切替が非接触方式で行われるように
なる。したがって、接点部での摩耗等による接触不良が
発生するおそれがなく、基板タイプスイッチやマイクロ
スイッチ等の接触方式のスイッチに比べて耐久性がきわ
めて向上する。また、前述の公開公報の光反射装置によ
るバックルスイッチに比べて、取付誤差による影響や、
水やジュース等の液状物あるいはほこり等の異物の影
響、あるいは液状物による錆の影響を受け難く、より一
層確実に作動するようになる。
【0011】特に、請求項3の発明においては、バック
ルの非ラッチ状態からラッチ状態への移行の際に、付勢
手段の付勢力によりラッチ検出可動部材をスイッチケー
スから突出方向へ確実に移動させ、これにより、バック
ルスイッチの検出を安定かつ確実なものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係るバック
ルの実施の形態の一例を示す分解斜視図、図2はこの例
のバックルの、タングとの非ラッチ状態を示す断面図、
図3はこの例のバックルの、タングとのラッチ状態を示
す断面図、図4は、この例のベースの側壁に設けられた
ガイド孔、支持溝、およびガイド溝を示す図である。な
お、以下の説明に使用されている右、左は、図面におい
て右、左を表している。
【0013】図1ないし図4に示すように、この例のバ
ックル1は、両側壁2a,2bと底部2cとを有するU
字状フレームからなるベース2と、ベース2の両側壁2
a,2bに回動可能に支架され、タング3にラッチ可能
なラッチ部材4と、ベース2の両側壁2a,2bに移動
可能に設けられ、タング3とラッチ部材4とのラッチ時
にラッチ部材4のラッチ解除方向の移動を阻止するロッ
クピン5と、ベース2の両側壁2a,2bに長手方向に
移動可能に設けられた操作ボタン6と、ベース2の底部
2cにベース2の長手方向に摺動可能に設けられ、タン
グをバックル1から離脱させる方向に付勢可能なエジェ
クタ7と、ロックピン5を保持するロックピン保持部8
aを有するスライダ8と、このスライダ8とラッチ部材
4との間に縮設されてロックピン5がラッチ部材4の方
へ押圧されるようにスライダ8を常時付勢するスライダ
スプリング9と、操作ボタン6を常時付勢するボタンス
プリング10と、エジェクタ7を常時付勢するエジェク
タスプリング11と、ベース2の両側壁2a,2bに回
動可能にかつベース2の長手方向移動可能に支架され、
タング3とラッチ部材4とのラッチ時にロックピン5が
このラッチの解除位置に慣性移動するのを阻止する慣性
レバー部材12と、ベース2の両側壁2a,2bに支架
されて固定されたスプリングホルダ13と、慣性レバー
部材12とスプリングホルダ13との間に張設されたレ
バースプリング14と、これらの構成部品が組み付けら
れたベース2を上下方向から覆って互いに係合するアッ
パーカバー15、ロアカバー16、およびバックルスイ
ッチ17とから構成されている。
【0014】ベース2の両側壁2a,2bには、それぞ
れ、ラッチ部材4の回動軸4a,4bを回動可能に支持
する支持溝2d,2eと、ロックピン5の両端部5a,5
bを支持しかつ案内する凸状のガイド孔2f,2gと、
一方の側壁2bに設けられた、ボタンスプリング10の
一端を支持するスプリング支持部2iと、エジェクタス
プリング11の一端を支持するスプリング支持部2j
と、慣性レバー部材12の回転軸12a,12bを回動
可能にかつ長手方向に移動可能に支持するとともに、操
作ボタン6に押圧されることで慣性レバー部材12を作
動位置から非作動位置へ戻すための被押圧部12c,1
2dを収容するガイド溝2k,2mと、スプリングホル
ダ13の取付部13a,13bが嵌合されて着脱可能に
取り付けられる取付部2n,2oと、タング3の挿入時
にこのタング3を案内するガイド部2p,2qとを備え
ている。また、ベース2の底部2cには、エジェクタ7
のガイド溝7a,7bが摺動可能に嵌合されてエジェク
タ7を長手方向に案内するガイドレール2h(他の1つ
はガイドレール2hと長手方向軸に関して対称に設けら
れているが不図示)を備えている。
【0015】側壁2bに形成された支持溝2e、凸状の
ガイド孔2g、およびガイド溝2mは、図4に示す形状
とされている。すなわち、支持溝2eはラッチ部材4の
回動軸4bを回動可能に支持する軸支持部2e1を有し
ている。また、凸状のガイド孔2gは、長手方向に延び
る長手方向孔部2g1と、この長手方向孔部2g1の中間
から上下方向に延びる上下方向孔部2g2とからなって
いる。長手方向孔部2g1の左端部の上部は、後述する
ようにロックピン5がロック位置(図4に二点差線で示
す位置)にあるとき、このロックピン5を上方から抑え
てロックピン5の上方移動を阻止するロックピン抑え部
2g3となっている。また、上下方向孔部2g2の左端部
は、後述するようにロックピン5が非ロック位置(図4
に一点差線で示す位置)からロック位置の方へ移動する
とき、あるいはその逆方向へ移動するときに、このロッ
クピン5を案内するガイド部2g4となっている。この
ガイド部2g4は長手方向孔部2g1から右方に傾斜する
傾斜面に形成されている。ロックピン抑え部2g3とガ
イド部2g4との接続部は円弧状のR部2g5とされてお
り、後述するようにこのR部2g5の径はできるだけ小
さい方が望ましい。
【0016】更に、ガイド溝2mは、慣性レバー部材1
2の回動軸12bを支持する回動軸支持部2m1と、非
作動位置と作動位置のとの間の慣性レバー部材12の回
動時、図4に一点鎖線で示すようにその被押圧部12d
が通過可能な開口部2m2と、慣性レバー部材12が慣
性移動したとき、図4に二点鎖線で示すように被押圧部
12dが当接し、慣性レバー部材12の非作動位置方向
への回動を阻止する回動阻止部2m3とからなってい
る。
【0017】なお、図4には示されていないが、側壁2
aに形成された支持溝2d、ガイド孔2f、およびガイ
ド溝2kも、それぞれ支持溝2e、ガイド孔2g、およ
びガイド溝2mと同じ形状に形成されており、以後の説
明においては、各符号を図面には用いないが、長手方向
孔部2f1、上下方向孔部2f2、ロックピン抑え部2f
3、ガイド部2f4、およびR部2f5と記載する。更
に、側壁2bにはバックルスイッチ取付孔2rが穿設さ
れており、後述するようにこのバックルスイッチ取付孔
2rには、バックルスイッチ17が取り付けられるよう
になっている。
【0018】ラッチ部材4は、タング3とラッチするジ
ョグル部4cと、操作ボタン6によるタング3とバック
ル1とのラッチ解除時に、操作ボタン6の操作端と反対
側の端部が当接してラッチ部材4がラッチ解除方向に押
圧される解除操作力支持部4d,4eと、スライダスプ
リング9の一端を支持するスプリング支持部4fとを更
に備えている。このラッチ部材4は、タング3とラッチ
しない非ラッチ位置とタング3とラッチするラッチ位置
とが設定されているとともに、この非ラッチ位置とラッ
チ位置との間で、回動軸4a,4bを中心に回動可能と
されている。
【0019】ロックピン5は、その下端が常時ラッチ部
材4の上面に当接されており、スライダスプリング9の
ばね力で設定されて、凸状のガイド孔2f,2gの長手
方向孔部2f1,2g1に位置し、タング3とラッチ部材
4とのラッチ時にラッチ部材4をラッチ状態にロックす
る前述のロック位置と、操作ボタン6の解除操作力で設
定されて、凸状のガイド孔2f,2gの上下方向孔部2
2,2g2に位置し、ラッチ部材4をタング3とのラッ
チ解除状態にする、ロック位置より右方にある前述の非
ロック位置とが設定されている。また、このロックピン
5はその断面形状がほぼ矩形かまたは下辺が短いほぼ逆
台形状に形成されている。そして、ロックピン5の1つ
の角部5dが凸状のガイド孔2f,2gの各ガイド部2
4,2g4および各R部2f5,2g5に常時当接しながら移
動し、また、ロックピン5の上面5cが抑え部2f3,2
g3に当接しながら移動するようになっている。角部5d
はR部とされている。
【0020】更に、ロックピン5は、両側壁2a,2b
のガイド孔2f,2g間に架設されたときは、その両端
部がそれぞれこれらのガイド孔2f,2gを貫通して両
側壁2a,2bの外側に所定量突出するようになってい
る。そして、後述するように側壁2bから外側に突出す
るロックピン5の突出端部5aに、バックルスイッチ1
7のラッチ検出部17fが当接し、ロックピン5の動作
と連動して動作するようになっている。
【0021】操作ボタン6は、長手方向かつ幅方向に延
設された平板状部6aと、この平板状部6aの両側縁に
平板状部6aから折り曲げられて形成された両側壁6b
(他の1つは側壁6bと同様に設けられるが、不図示。
以下、説明の便宜上、符号6bで両側壁を表す)と、長
手方向中心から一側縁側寄りに偏心して設けられ、ボタ
ンスプリング10の他端を支持するスプリング支持部6
cを備えている。その場合、図2および図3に示すよう
に、操作ボタン6の平板状部6aおよび両側壁6bは横
断面がほぼコ字状に形成されていて、いずれも、慣性レ
バー部材12の回転軸12a,12bの位置より右方へ
延びて設けられている。更に、図1ないし図3には示さ
れていないが、操作ボタン6の両側壁6bの内側には、
慣性レバー部材12の被押圧部12c,12dを押圧し
て慣性レバー部材12を作動位置から非作動位置へ回動
させる、傾斜面からなる慣性レバー部材作動部が設けら
れている(図4に、慣性レバー部材作動部6dとして模
式的に示されている)。同様に図1ないし図3には示さ
れていないが、操作ボタン6の両側壁6bの内側には、
ロックピン5の両端部を押圧してこのロックピン5をロ
ック位置から非ロック位置へ移動させる、垂直面からな
るロックピン作動部が設けられている(同様に図4に、
ロックピン作動部6eとして模式的に示されている)。
【0022】そして、この例では、タング3とバックル
1とのラッチ状態からラッチ解除操作のために操作ボタ
ン6が解除操作されて右方へ移動したとき、まず、慣性
レバー部材作動部6dが慣性レバー部材12の被押圧部
12c,12dに当接してこれらの被押圧部12c,12
dを慣性レバー部材12の非作動位置の方へ押し上げ、
次いでロックピン作動部6eがロックピン5に当接して
このロックピン5をその非ロック位置の方へ移動するよ
うになっている。
【0023】エジェクタ7は、長手方向中心に設けら
れ、ラッチ部材4のジョグル部4cの底部が当接すると
きにほぼ点接触する突条7cと、エジェクタスプリング
11の他端を支持するスプリング支持部7dとを更に備
えている。スライダ8は、スライダスプリング9の他端
を支持するスプリング支持部8bを更に備えている。
【0024】慣性レバー部材12は、タング3とバック
ル1とのラッチ時に、慣性によるロックピン5および操
作ボタン6のラッチ解除位置への移動を阻止するショッ
クプルーフシステムを構成している。この慣性レバー部
材12は、レバー12e,12fと、重心Gがこれらの
レバー12e,12fとほぼ直交する位置に設定された
質量体12g,12hと、レバースプリング14の一端
を支持するスプリング支持部12iとを更に備えてい
る。その場合、質量体12g,12hの質量は、慣性に
より質量体12g,12hの重心Gに作用する慣性力に
よる回動軸12a,12bまわりのモーメントが操作ボ
タン6がラッチ解除方向に移動してその慣性レバー部材
作動部6dが慣性レバー部材12の被押圧部12c,1
2dを慣性レバー部材12の非作動位置の方へ押し上げ
る力による回動軸12a,12bまわりのモーメントよ
り大きくなるように設定されている。
【0025】スプリングホルダ13は、レバースプリン
グ14の他端を支持するスプリング支持部13cを更に
備えている。バックルスイッチ17は、図5(a)およ
び(b)に示すようにスイッチケース17a、このスイ
ッチケース17a内に摺動可能に収容された摺動部材1
7b、この摺動部材17bに固定され、この摺動部材1
7bとともに移動するマグネット(MG)17cと、ス
イッチケース17aに取り付けられ、マグネット17c
の移動軌跡に対向するようにしてICホール素子17d
と、摺動部材17bに連結されたアーム部17eと、こ
のアーム部17eの先端に取り付けたラッチ検出部17
fと、アーム部17eがスイッチケース17aから突出
する方向に摺動部材17bを常時付勢する、コイルスプ
リングからなるスイッチスプリング17gと、ICホー
ル素子17dを、図示しない表示ランプ等の表示装置を
作動制御する図示しない中央処理装置(以下、CPUと
もいう)に電気的に接続する導線17hとから構成され
ている。
【0026】マグネット17cは、バックルスイッチ1
7の左右方向(長手方向)中心位置を境に左側マグネッ
ト部材17c1と右側マグネット部材17c2とで磁界の
方向が異なる磁石とされている。また、ICホール素子
17dは、一様な電流が流れている状態でこの電流と垂
直に磁界を加えると、これらの電流と磁界に垂直な方向
に起電力を発生するものである。スイッチスプリング1
7gは、バックル1の非ラッチ状態からラッチ状態へ移
行する際アーム部17eを突出方向に確実に摺動させ
て、マグネット17cとICホール素子17dとからな
る非接触方式のバックルスイッチ17によるバックル1
のラッチ状態の検出を安定かつ確実なものにしている。
なお、図5(a),(b)に示すバックルスイッチ17
の状態は、アーム部17eが最大限に突出した状態とな
っている。ここで、スイッチケース17aが本発明の固
定部材に相当し、また、摺動部材17b、アーム部17
eおよびラッチ検出部17fとが本発明のラッチ検出可
動部材に相当している。
【0027】そして、このように構成されたバックルス
イッチ17は、側壁2bのバックルスイッチ取付孔2r
に、図6(a)ないし(c)に示すように取り付けられ
る。バックルスイッチ17が取り付けられた状態では、
スイッチスプリング17gのばね力でラッチ検出部17
fが側壁2bから外側に突出するロックピン5の突出端
部5aに当接されている。図6(a)に示す状態では、
非ロック位置にあるロックピン5にラッチ検出部17f
が当接しており、アーム部17eがスイッチケース17
a内に最も引っ込んだ状態となっている。このときに
は、マグネット17cはその左側マグネット部材17c
1がICホール素子17dに対向し、この左側マグネッ
ト部材17c1から磁界が加えられて、ICホール素子
17dは左側マグネット部材17c1の磁界の方向に対
応した方向の起電力を発生する。この起電力が導線17
hを介してCPUに送られる。
【0028】また、図6(b)に示すようにロックピン
5がロック位置になったときは、アーム部17eがスイ
ッチケース17aから最も突出した状態となる。このと
きには、図5(b)に示すようにマグネット17cはそ
の右側マグネット部材17c 2がICホール素子17d
に対向し、この右側マグネット部材17c2から磁界が
加えられる。ICホール素子17dは右側マグネット部
材17c2の磁界の方向に対応した方向の起電力を発生
し、同様にこの起電力が導線17hを介してCPUに送
られる。
【0029】そして、ICホール素子17dが発生した
起電力はCPUに送られるが、その場合、右側マグネッ
ト部材17c2の磁界の方向が左側マグネット部材17
1の磁界の方向と異なる、つまり逆方向となっている
ので、これらの起電力の方向も逆となる。CPUは、こ
の起電力の方向の変化つまりマグネット17cの磁界の
方向の変化を検知して、表示装置を作動し、この表示装
置はタング3とバックル1とが確実にラッチしたことを
表示する。
【0030】このようにして、マグネット17cとIC
ホール素子17dとを用いて、マグネット17cの磁界
の方向の変化を検知することで、ロックピン5が非ロッ
ク位置にあるとき、つまりタング3がバックル1にラッ
チされていないときには、表示装置の表示作動が行われ
なく、ロックピン5がロック位置にあるとき、つまりタ
ング3がバックル1にラッチされているときには、表示
装置の表示作動が行われるように、表示装置の作動の切
替が行われるようになっている。すなわち、この例のバ
ックル1では、マグネット17cとICホール素子17
dとにより、ホール効果を利用した非接触方式によるバ
ックルスイッチが構成されている。
【0031】更に、バックル1のベース2には、図示し
ないが公知のバックルプリテンショナーが連結されてお
り、このバックルプリテンショナーは、車両衝突時等の
緊急時に作動してベース2を右方に急速に引き込きみ、
乗員をシートベルトによって迅速に拘束するようになっ
ている。
【0032】次に、このような構成をしたこの例のバッ
クル1のタング3とのラッチ作動およびバックルスイッ
チの作動について説明する。図7は、この例のバックル
のタングとのラッチ作動およびラッチ状態での慣性抜け
防止作動を説明し、(a)はタングがラッチされない非
ラッチ状態を示す図、(b)はタングがバックルにラッ
チされたラッチ状態を示す図である。なお、作動の説明
の便宜上、図7においては、変則的に断面をとってある
とともに、説明の直接関係ない構成要素は一部図示を省
略してある。
【0033】タング3がラッチされないバックル1の非
ラッチ状態では、図2および図7(a)に示すようにエ
ジェクタ7がエジェクタスプリング11のばね力で左限
位置に設定される。エジェクタ7のこの左限位置では、
エジェクタ7はラッチ部材4のジョグル部4cを上方に
押し上げ、ラッチ部材4のジョグル部4cの底部4c 1
が、エジェクタ7の上面の突条7cにほぼ点接触で載っ
た状態となる。この状態では、ラッチ部材4はタング3
の挿入通路上からはずれ、タング3とラッチしない非ラ
ッチ位置に設定される。
【0034】また、このとき、ロックピン5はラッチ部
材4の上面に当接してこのラッチ部材4によって押し上
げられ、凸状のガイド孔2f,2gの上下方向孔部2
2,2g2の非ロック位置に設定されている。更に、バ
ックル1の非ラッチ状態では、慣性レバー部材12のレ
バー12e,12fがロックピン5の上に載った状態と
なっており、したがってロックピン5が非ロック位置に
押し上げられることで、慣性レバー部材12はそのレバ
ー12e,12fが図7(a)に点線で示す非作動位置
となるように設定されている。また、レバースプリング
14のばね力により右方へ引っ張られることで、慣性レ
バー部材12の回動軸12a,12bが2k1,2m1に当
接した状態となっている。
【0035】更に、ロックピン5が非ロック位置にある
ときには、図6(a)に示すようにバックルスイッチ1
7のアーム部17eがスイッチケース17a内に最も引
っ込んだ状態となっていて、前述のようにマグネット1
7cの左側マグネット部材17c1がICホール素子1
7dに対向している。
【0036】この図2および図7(a)に示すバックル
1の非ラッチ状態から、バックル1の左端部のタング挿
入口1aからタング3が挿入されると、タング3の右端
がエジェクタ7の左端に当接し、エジェクタ7が右方へ
押圧される。すると、エジェクタ7は、タングの挿入に
応じてエジェクタスプリング11を縮小させながら右方
へ移動するため、エジェクタ7の突条7cに載っていた
ラッチ部材4のジョグル部4cがエジェクタ7から外れ
る。すると、スライダスプリング9のばね力によりスラ
イダ8を介してロックピン5が下方に押圧されていて、
このロックピン5がラッチ部材4のジョグル部4cを押
圧しているので、ラッチ部材4が回動軸4a,4bを中
心に図において反時計方向に回動する。このため、ラッ
チ部材4のジョグル部4cがタング3の移動通路上に進
入してタング3の係止孔3aに嵌入し、ラッチ部材4は
ラッチ位置となる。そして、タング3の挿入力を解除す
ると、エジェクタスプリング11のばね力でエジェクタ
7がタング3の右端を押圧し、タング3の係止孔3aの
右端部がジョグル部4cに係合してタング3がバックル
1にラッチされ、タング3とバックル1は図3および図
7(b)に示すラッチ状態となる。
【0037】このとき、スライダスプリング9のばね力
により、ロックピン5は傾斜面のガイド部2f4,2g4
に案内されて上下方向孔2f2,2g2を下方へ移動した
後、長手方向孔2f1,2g1に進入して左方へ移動しロ
ック位置となる。このロックピン5のロック位置では、
ロックピン5の上面が抑え部2f3,2g3によって上方
から抑えられるので、ロックピン5の上方移動が阻止さ
れる。これにより、ロックピン5はラッチ部材4をラッ
チ位置に保持するので、ラッチ部材4はタング3の係止
孔3aから抜け出ることはなく、タング3とバックル1
とのラッチが堅固に保持される。
【0038】更に、このタング3とバックル1とのラッ
チ状態では、レバースプリング14のばね力で慣性レバ
ー部材12のスプリング支持部12iが引っ張られてい
るので、慣性レバー部材12が回動軸支持部2k1,2m
1に支持された回動軸12a,12bを中心に反時計方向
に回動する。このため、図7(b)に示すようにレバー
12e,12fの先端がロックピン5の非ロック位置へ
の移動通路上に位置するとともに、被押圧部12c,1
2dが開口部2k2,2m2を通過可能な位置となってい
て、慣性レバー部材12は作動位置となっている。この
慣性レバー部材12の作動位置では、ロックピン5が非
ロック位置へ移動しようとしてもレバー12e,12f
に当接するので、ロックピン5は非ロック位置への移動
が阻止される。
【0039】更に、ロックピン5の非ロック位置からロ
ック位置への移動時に、スイッチスプリング17gの付
勢力によりアーム部17eがスイッチケース17aから
突出する方向に摺動して、ラッチ検出部17fがこのロ
ックピン5の長手方向の移動に追従するので、このよう
にロックピン5がロック位置になったときには、図6
(b)に示すようにバックルスイッチ17のアーム部1
7eがスイッチケース17aから最も突出した状態とな
り、前述のようにマグネット17cの右側マグネット部
材17c2がICホール素子17dに対向している。す
ると、前述のようにマグネット17cの磁界の方向が逆
方向に変わり、ICホール素子17dが発生する起電力
の方向も逆方向に変わる。したがって、表示装置はIC
ホール素子17dの起電力の方向の変化、つまりマグネ
ット17cの磁界の方向の変化を検知して、ランプの点
灯等の表示具を表示作動する。このように、スイッチス
プリング17gが、バックル1の非ラッチ状態からラッ
チ状態へ移行する際アーム部17eを確実に突出させる
ので、マグネット17cとICホール素子17dとから
なる非接触方式のバックルスイッチ17が安定かつ確実
に作動してラッチ状態を検出するようになる。こうし
て、タング3はバックル1に確実にラッチされるととも
に、バックル1とタング3との解離が確実に防止され、
更に、タング3とバックル1とのが確実にラッチされた
ことが表示装置によって表示される。
【0040】タング3とバックル1とのラッチを解除す
るために、操作ボタン6を右方へ押すと、操作ボタン6
が右方へ移動して、前述のように、まずその慣性レバー
部材作動部6dが慣性レバー部材12の被押圧部12
c,12dを非作動位置の方へ押し上げるので、慣性レ
バー部材12は被押圧部12c,12dが開口部2k2,
2m2を通るようにしてその回動軸12a、12bを中
心に時計方向に回動する。このため、レバー12e,1
2fの先端がロックピン5の長手方向移動通路より上方
に移動する。
【0041】この状態で、更に操作ボタン6が右方へ移
動すると、ロックピン作動部6eがロックピン5を右方
へ移動する。ロックピン5が上下方向孔2f2,2g2
移動可能な位置までくると、ロックピン5は抑え部2f
3,2g3によって抑えられなくなるので、ラッチ部材4
は回動軸4a,4bを中心として時計方向へ回動可能と
なる。このとき、ロックピン5はレバー12e,12f
の直下に位置している。ロックピン5が抑え部2f3,2
3によって抑えられなくなることで、そして、エジェ
クタスプリング11のばね力でエジェクタ7がラッチ解
除方向に付勢されているので、エジェクタ7はラッチ部
材4を上方にはね上げ、ラッチ部材4は回動軸4a,4
bを中心として時計方向に回動し、ジョグル部4cがタ
ング3の係止孔3aから脱出すると同時に、タング3を
左方向にプッシュアウトする。このとき、ロックピン5
は、ラッチ部材4の時計まわりの回動とともにこのラッ
チ部材4におり押し上げられて上下方向孔2f2,2g2
内に進入する。更に、ロックピン5はレバー12e,1
2fを押し上げるので、慣性レバー12は回動軸12
a、12bを中心に時計方向に回動する。
【0042】そして、ラッチ部材4のジョグル部4cの
底部4c1がエジェクタ7の突条7cに載置し、最終的
に、エジェクタ7が左限位置となり、またラッチ部材4
が非ラッチ位置となり、更にロックピン5が非ロック位
置となり、更に慣性レバー部材12が非作動位置となっ
て、バックル1はタング3が解離した図2および図7
(a)に示す非ラッチ状態となる。
【0043】また、ロックピン5が非ロック位置になっ
たことで、バックルスイッチ17のアーム部17eが再
び6(a)に示すスイッチケース17a内に最も引っ込
んだ状態となり、マグネット17cの左側マグネット部
材17c1が再びICホール素子17dに対向するの
で、マグネット17cの磁界の方向が再び初期の方向に
変わる。これにより、CPUがこの磁界の変化を検知し
て表示装置の作動を停止する。
【0044】なお、バックルスイッチ17のマグネット
の磁界の方向の変化を検知して表示装置の作動を制御す
るCPUは、磁界の方向の変化を検知したとき、リトラ
クタ等のシートベルト装置の他の装置や、シートベルト
装置の作動に関係する車載の他の装置を作動制御するよ
うにすることもできる。
【0045】このように、この例のバックルスイッチ1
7によれば、非接触方式によるバックルスイッチを用い
ているので、摩耗等による接触不良が発生するおそれが
なく、基板タイプスイッチやマイクロスイッチ等の接触
方式のスイッチに比べて耐久性がきわめて向上する。
【0046】また、この非接触方式のバックルスイッチ
17をマグネット17cとICホール素子17dとを用
いてホール効果を利用しているので、前述の公開公報の
発光素子および受光素子によるバックルスイッチに比べ
て、取付誤差による影響や、水やジュース等の液状物あ
るいはほこり等の異物の影響、あるいは液状物による錆
の影響を受け難く、作動をより一層確実なものにするこ
とができる。
【0047】なお、前述の例ではロックピン5の非ロッ
ク位置とロック位置との間の移動に追従することでタン
グ3とバックル1とのラッチを検知し、バックルスイッ
チ17の切替を行うようにしているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、ラッチ部材4の非ラッチ位置
とラッチ位置との間の移動やエジェクタ7の非ラッチで
の位置とラッチでの位置との間の移動等のバックル1の
構成部材のうち、非ラッチでの位置とラッチでの位置と
の間を移動する移動構成部材の移動に追従することでタ
ング3とバックル1とのラッチを検知し、バックルスイ
ッチ17の切替を行うようにすることもできる。その場
合は、例えば移動構成部材にマグネット17cを取り付
けるとともに、スイッチケース17aにICホール素子
17dを取り付けるようにすればよい。
【0048】更に、マグネット17cは磁界の方向が異
なる2つのマグネット部材から構成する以外に、磁界の
方向が単一の1つのマグネット部材から構成することも
できる。また、マグネット17cをスイッチケ−ス17
a等の固定構成部材側に設け、ICホール素子17dを
ロックピン5等の移動構成部材側に設けることもでき
る。更に、マグネット17cおよびICホール素子17
dのうち、移動構成部材側に取り付けられるものは、こ
の移動構成部材に直接取り付けるようにすることもでき
る。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のバックルによれば、マグネットとホール素子とを用い
てホール効果によりスイッチの切替を非接触方式で行う
ようにしているので、接点部での摩耗等による接触不良
の発生が解消でき、基板タイプスイッチやマイクロスイ
ッチ等の接触方式のスイッチに比べて耐久性をきわめて
向上させることができる。また、前述の公開公報の光反
射装置によるバックルスイッチに比べて、取付誤差によ
る影響や、水やジュース等の液状物あるいはほこり等の
異物の影響、あるいは液状物による錆の影響を受け難
く、作動をより一層確実にすることができる。特に、請
求項3の発明によれば、バックルの非ラッチ状態からラ
ッチ状態への移行の際に、付勢手段の付勢力によりラッ
チ検出可動部材をスイッチケースから突出方向へ確実に
移動させるようにしているので、バックルスイッチの検
出を安定かつ確実なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバックルの実施の形態の一例を
示す分解斜視図である。
【図2】 この例のバックルの、タングとの非ラッチ状
態を示す断面図である。
【図3】 この例のバックルの、タングとのラッチ状態
を示す断面図である。
【図4】 この例のベースの側壁に設けられたガイド
孔、支持溝、およびガイド溝を示す図である。
【図5】 図1に示すバックルに用いられているバック
ルスイッチを示し、(a)はその平面図、(b)はその
正面図である。
【図6】 図5に示すバックルスイッチをベースに取り
付けた状態を示し、(a)はタングとの非ラッチ状態に
おけるバックルスイッチを示す正面図、(b)はタング
とのラッチ状態におけるバックルスイッチを示す正面
図、(c)は(b)における部分左側面図である。
【図7】 この例のバックルのタングとのラッチ作動を
説明し、(a)はタングとの非ラッチ状態を示す図、
(b)はタングとのラッチ状態を示す図である。
【符号の説明】
1…バックル、2…ベース、2a,2b…側壁、2c…
底部、2d,2e…支持溝、2f,2g…ガイド孔、2r
…バックルスイッチ取付孔、3…タング、3a…係止
孔、4…ラッチ部材、5…ロックピン、5a…端部(突
出端部)、5b…端部、5c…上面、5d…角部、6…
操作ボタン、7…エジェクタ、8…スライダ、12…慣
性レバー部材、15…アッパーカバー、16…ロアカバ
ー、17…バックルスイッチ、17a…スイッチケー
ス、17b…摺動部材、17c…マグネット、17c1
…左側マグネット部材、17c2…右側マグネット部
材、17d…ICホール素子、17e…アーム部、17
f…ラッチ検出部、17g…スイッチスプリング、17
h…導線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合良彦 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカ タ株式会社内 (72)発明者 浅子忠之 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカ タ株式会社内 (72)発明者 木村隆章 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカ タ株式会社内 (72)発明者 小泉浩文 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホシデン株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−230815(JP,A) 実開 平6−66315(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44B 11/25 B60R 22/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側壁を有するベースと、このベースに
    長手方向に摺動可能に設けられ、タングの挿入によって
    移動するとともに、タングとバックルとのラッチ解除時
    にタングをバックルから脱出させるエジェクタと、これ
    らの側壁に非ラッチ位置とラッチ位置との間で回動可能
    に支持されるとともに前記ラッチ位置の方へ付勢され、
    タングが所定位置に挿入されたときラッチ位置に回動し
    てこのタングに係合するラッチ部材と、ラッチ状態にあ
    る前記タングと前記ラッチ部材とを解離するための操作
    部材と、前記両側壁に非ロック位置とロック位置との間
    で移動可能に設けられ、前記タングと前記ラッチ部材と
    のラッチ時、前記ロック位置に設定されて前記ラッチ部
    材を前記ラッチ位置に保持させるとともに、前記タング
    と前記ラッチ部材とのラッチを解除可能にする前記非ロ
    ック位置に前記操作部材によって移動されるようになっ
    ているロック部材とを少なくとも備えているバックルに
    おいて、 更に、前記エジェクタ、前記ラッチ部材、および前記ロ
    ック部材のいずれか1つの移動を検知することで切り替
    えられる非接触方式のバックルスイッチを備えており、
    このバックルスイッチはマグネットとこのマグネットの
    磁界により起電力を発生するホール素子とからなり、こ
    れらのマグネットおよびホール素子のいずれか一方が前
    記エジェクタ、前記ラッチ部材、および前記ロック部材
    のいずれか1つおよび固定部材のいずれか一方に取り付
    けられているとともに、マグネットおよびホール素子の
    いずれか他方が前記エジェクタ、前記ラッチ部材、およ
    び前記ロック部材のいずれか1つおよび固定部材のいず
    れか他方に取り付けられており、 前記バックルスイッチは、前記固定部材でありかつ前記
    ベースに取り付けられたスイッチケースと、このスイッ
    チケースに、前記エジェクタ、前記ラッチ部材、および
    前記ロック部材のいずれか1つの移動に追従して進退動
    可能に設けられたラッチ検出可動部材とを備え、 前記マグネットおよび前記ホール素子のいずれか一方が
    前記ラッチ検出可動部材および前記スイッチケースのい
    ずれか一方に取り付けられているとともに、前記マグネ
    ットおよび前記ホール素子のいずれか他方が前記ラッチ
    検出可動部材お よび前記スイッチケースのいずれか他方
    に取り付けられて いることを特徴とするバックル。
  2. 【請求項2】 前記マグネットは磁界の方向の異なる2
    つのマグネット部材からなり、タングとバックルとが非
    ラッチ状態では、前記2つのマグネット部材のうちいず
    れか一方が前記ホール素子に対向するとともに、タング
    とバックルとがラッチ状態では、前記2つのマグネット
    部材のうちいずれか他方が前記ホール素子に対向するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1記載のバック
    ル。
  3. 【請求項3】 前記スイッチケース内には、前記非ラッ
    チ状態から前記ラッチ状態への移行の際に前記ラッチ検
    出可動部材を前記スイッチケース外の方向へ移動させる
    ように付勢する付勢手段が具備されていることを特徴と
    する請求項1または2記載のバックル。
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