JP3877287B2 - バックルおよびこれを備えたシートベルト装置 - Google Patents

バックルおよびこれを備えたシートベルト装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車その他の交通機関の座席に装備されて乗員を拘束保護するシートベルト装置に用いられているバックルおよびこれを備えたシートベルト装置の技術分野に属し、特に、タングとバックルとのラッチによって切替作動するバックルスイッチを備えているバックルおよびこれを備えたシートベルト装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術分野】
現在、自動車を始めとする各種交通機関の座席には、衝突等の緊急時に乗員を保護するためにシートベルト装置が取付けられている。この種のシートベルト装置を簡易に着脱するために、通常はバックルが設けられており、一般にこのバックルはタングをラッチするラッチ部材をタングへのラッチ方向にばね付勢するとともに、ロック部材によりラッチ部材をタングとバックルとのラッチ状態に保持するようにして構成されている。
【0003】
ところで、このようなバックルにおいては、タングとバックルとのラッチ状態を表示したり、タングとバックルとのラッチ状態によりリトラクタ等のシートベルト装置の他の装置やシートベルト装置の作動に関係する車載の他の装置を作動制御したりするために、ラッチ状態を検出するバックルスイッチが設けられている。
【0004】
従来のバックルスイッチとしては、一般に、基板タイプスイッチやマイクロスイッチ等の接触方式のスイッチが用いられているが、この接触方式のスイッチでは、タングとバックルとがラッチしたり、ラッチが解除したりする度に、バックルスイッチの接点部でのスイッチ端子の接触、非接触の切替が繰り返されるので、接点部が摩耗すること等により、接触不良を発生するおそれがり、耐久性が必ずしも良好であるとはいえない。
【0005】
そこで、接点部での接点の接触、非接触の切替を行わない非接触方式のスイッチによるバックルスイッチを用いたバックルが、特開2001−157603号公報において提案されている。この公開公報に開示されている非接触方式のバックルスイッチは、タングとバックルとの係合時にラッチ部材をラッチ位置にロックするロック部材の動作と連動するラッチ検出用のマグネットと、このマグネットに対向可能に配置されてマグネットが対向することで起電力を発生するICホール素子と設け、ロック部材のロック位置および非ロック位置にそれぞれ対応したマグネットの位置により、ICホール素子が発生する起電力の方向が変化することで、オン、オフするようになっている。
【0006】
この非接触方式のバックルスイッチによれば、接点部での接点の接触、非接触の切替が行われないことから、接点部での接点の摩耗等による接触不良が発生するおそれがないとともに、取付誤差による影響や接点部に侵入する異物の影響等を受け難くなるので、作動がより一層確実になり、かつ耐久性が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シートベルト装置は搭載される車種等に応じて種々の仕様のものが製造されることから、バックルもシートベルト装置の仕様に応じて種々の仕様のものが製造されている。このため、バックルスイッチはバックルの仕様に合わせてオン、オフの切替の動作特性を変化させる必要がある。
【0008】
そこで、前述の公開公報のバックルスイッチにおいて、バックルスイッチの動作特性を変化させるためには、マグネットの仕様を変えるか、ICホール素子の仕様を変えるか、これらのマグネットとICホール素子との相対的な仕様を変えるかすることが考えられる。しかし、このようにマグネットやICホール素子の仕様を単純に変えると、バックルスイッチをその都度設計しなければならなくなるため、バックルスイッチの部品の種類が多くなるばかりでなく、組立工程を変えなければならないという問題がある。
【0009】
また、ICホール素子等の磁気式近接スイッチを用いたバックルスイッチには、磁気式近接スイッチの種類によって、検出される磁界の小さい領域でオン、オフ動作が切り替わるスイッチがあり、このようなスイッチでは、外部磁界の影響を受け易いことが考えられる。
【0010】
更に、前述の公開公報のバックルでは、ケース内を摺動する摺動部材にマグネットを固定し、この摺動部材を、ロック部材の動作に連動するラッチ検出部とこのラッチ検出部および摺動部材間を連結するアーム部とを介してロック部材の動作に連動させて摺動させることで、マグネットの位置をロック部材の位置に対応するように制御しているため、マグネットの位置をロック部材の位置に対応させる構造が複雑になっている。
【0011】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートベルト装置の仕様に応じてバックルの動作特性を変化させることができるようにしながら、しかも、部品の種類を少なくできるとともに外部磁界の影響を受け難いバックルスイッチを備えたバックルおよびこれを備えたシートベルト装置を提供することである。
【0012】
前述の課題を解決するために、請求項1の発明は、両側壁を有するベースと、れらの側壁に非ラッチ位置とラッチ位置との間で回動可能に支持されるとともに前記ラッチ位置の方へ付勢され、タングが所定位置に挿入されたときラッチ位置に回動してこのタングに係合するラッチ部材と、前記ベースに長手方向に非ラッチでの位置とラッチでの位置との間で摺動可能に設けられ、タングの挿入によって移動するとともに、タングとバックルとのラッチ解除時にタングをバックルから脱出させるエジェクタと、ラッチ状態にある前記タングと前記ラッチ部材とを解離するための操作部材と、前記両側壁に非ロック位置とロック位置との間で移動可能に設けられ、前記タングと前記ラッチ部材とのラッチ時、前記ロック位置に設定されて前記ラッチ部材を前記ラッチ位置に保持させるとともに、前記タングと前記ラッチ部材とのラッチを解除可能にする前記非ロック位置に前記操作部材によって移動されるようになっているロック部材とを少なくとも備えているバックルにおいて、更に、前記エジェクタ、前記ラッチ部材、および前記ロック部材のいずれか1つの移動を検知することで切り替えられる非接触方式のバックルスイッチを備えており、このバックルスイッチが、前記エジェクタ、前記ラッチ部材、および前記ロック部材のいずれか1つに取り付けられたラッチ検出用マグネットと、このラッチ検出用マグネットの磁界により起電力を発生する磁気センサーと、この磁気センサーの動作点を調整するための動作点調整手段とからなることを特徴としている。
【0013】
また、請求項2の発明は、前記磁気センサーがホール素子からなることを特徴としている。
更に、請求項3の発明は、前記動作点調整手段が前記磁気センサーに磁界をかけてその動作点を調整するバイアス調整用マグネットからなることを特徴としている。
更に、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1記載のバックルを備えたシートベルト装置を特徴としている。
【0014】
【作用】
このように構成された本発明に係るバックルにおいては、ラッチ検出用マグネットと磁気センサーとを用いてスイッチの切替が非接触方式で行われるようになる。したがって、接点部での摩耗等による接触不良の発生が解消され、基板タイプスイッチやマイクロスイッチ等の接触方式のスイッチに比べて耐久性がきわめて向上する。
【0015】
また、本発明のバックルにおいては、バックルスイッチの構成部材がバックルの構成部材にまったく接触しないので、バックルスイッチの耐久性および作動確実性がより効果的に向上するとともに、バックルの可動構成部材の作動確実性も向上する。
【0016】
更に、磁気センサーの動作点を調整するための動作点調整手段で磁界の方向や磁界の強さを調整するか、動作点調整手段を所望の磁界の方向や所望の磁界の強さのものに交換するだけで、バックルの可動構成部材の移動を検出するラッチ検出用マグネット等の検出部材および磁気センサ−を共通にしながら、バックルスイッチの動作点が変更されるようになる。したがって、シートベルト装置の種類に対応したオン・オフの動作点を有する動作特性のバックルスイッチが得られ、バックルの部品の種類が低減し、またバックルスイッチの組立工程も一部が共通となり、バックルスイッチおよびバックルの組立がより簡単になる。
【0017】
更に、バックルスイッチに動作点調整手段を設けることで、バックルスイッチは外部磁界に対して影響されない強いスイッチとなる。
更に、本発明において、前述の公開公報に開示のバックルスイッチの作用も奏する。
【0018】
特に、請求項2の発明においては、磁気センサーが比較的安価なホール素子から構成されるので、バックルスイッチを安価にかつ簡単な構成のスイッチとなる。
また、請求項3の発明においては、動作点調整手段が磁気センサーに磁界をかけてその動作点を調整するバイアス調整用マグネットから構成されるので、バックルスイッチは更に安価にかつより一層簡単な構成となる。
更に、請求項4の発明においては、バックルスイッチのオン・オフの動作点がこのバックルスイッチが設けられたシートベルト装置の仕様に対応するようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るバックルの実施の形態の一例を示す分解斜視図である。図2はこの例のバックルの、タングとの非ラッチ状態を示す断面図、図3はこの例のバックルの、タングとのラッチ状態を示す断面図、図4は、この例のベースの側壁に設けられたガイド孔を示す図である。
【0020】
なお、本発明のバックルは、前述の公開公報に開示されているバックルに対してバックルスイッチおよびラッチ検出用のマグネットの位置をロック部材の位置に対応させる構造が異なり、その他の構成は前述の公開公報のバックルと実質的に同じである。
【0021】
したがって、本発明のバックルの構成および動作のうち、前述の公開公報のバックルと同じ部分についてはこの公開公報を参照すれば理解できるので、対応する構成要素に同じ符号を付すことでそれらの詳細な説明は省略するが、一応、本発明のバックルの構成について動作を含めて簡単に説明する。
【0022】
また、この例のバックルを示す各図は、バックルの左右を前述の公開公報に示す図と逆に示している。更に、以下の説明に使用されている右、左は、図面において右、左を表している。更に、以下の説明において明細書には記載されているが、その対応する図面には記載されていない符号は、バックルのベースの左右側壁に同じように設けられていること、およびこれらの左右側壁に対応して左右同じように設けられることを意味している。
【0023】
図中、1はバックル、2はベース、2a,2bは側壁、2cは底部、2d,2eは支持溝、2f,2gはガイド孔、2k,2mはガイド溝、2rはバックルスイッチ取付孔、3はタング、3aは係止孔、4はラッチ部材、4a,4bは回動軸、4cはジョグル部、5はロックピン、5bは突出端部、6は操作ボタン、7はエジェクタ、8はスライダ、9はスライダスプリング、10はボタンスプリング、11はエジェクタスプリング、12は慣性レバー部材、13はスプリングホルダ、14はレバースプリング、15はアッパーカバー、16はロアカバー、17はバックルスイッチ、17aはバックルスイッチハウジング、17cはラッチ検出用マグネット(MG;本発明の動作点調整手段に相当)、17dはICホール素子、17hは導線である。
【0024】
この例のバックル1は、図2に示すようにタング3(図2に不図示;図3に図示)がラッチされない非ラッチ状態では、エジェクタ7がエジェクタスプリング11のばね力で右限位置に設定される。エジェクタ7のこの右限位置では、エジェクタ7はラッチ部材4のジョグル部4cを上方に押し上げ、ラッチ部材4のジョグル部4cの底部4c1が、エジェクタ7の上面の突条7cに載った状態となっている。この状態では、ラッチ部材4はタング挿入口1aから連続するタング3の挿入通路1b上からはずれ、タング3とラッチしない非ラッチ位置に設定される。
【0025】
また、このとき、ロックピン5はラッチ部材4の上面に当接してこのラッチ部材4によって押し上げられ、図4に示すように凸状のガイド孔2f,2gの上下方向孔部2f2,2g2の非ロック位置に設定されている。更に、バックル1の非ラッチ状態では、図2に示すように慣性レバー部材12のレバー12e,12fがロックピン5の上に載った状態となっており、したがってロックピン5が非ロック位置に押し上げられることで、慣性レバー部材12はそのレバー12e,12fが図2に示す非作動位置に設定されている。
【0026】
図2に示すバックル1の非ラッチ状態から、図3に示すようにバックル1の右端部のタング挿入口1aからタング3が挿入されての挿入通路1b上に進入してくると、タング3の左端がエジェクタ7の右端に当接し、エジェクタ7が左方へ押圧される。すると、エジェクタ7は、タングの挿入に応じてエジェクタスプリング11を縮小させながら左方へ移動するため、エジェクタ7の突条7cに載っていたラッチ部材4のジョグル部4cがエジェクタ7から外れる。
【0027】
すると、スライダスプリング9のばね力によりスライダ8を介してロックピン5が下方に押圧されていて、このロックピン5がラッチ部材4のジョグル部4cを押圧しているので、ラッチ部材4が、支持溝2d,2eに回動自在に支持されている回動軸4a,4bを中心に図において時計方向に回動する。このため、ラッチ部材4のジョグル部4cがタング3の移動通路上に進入してタング3の係止孔3aに嵌入し、ラッチ部材4はラッチ位置となる。そして、タング3の挿入力を解除すると、エジェクタスプリング11のばね力でエジェクタ7がタング3の左端を押圧し、タング3の係止孔3aの左端部がジョグル部4cに係合してタング3がバックル1にラッチされ、タング3とバックル1は図3に示すラッチ状態となる。
【0028】
このとき、スライダスプリング9のばね力により、図4に示すようにロックピン5は非ロック位置から傾斜面のガイド部2f4,2g4に案内されて上下方向孔2f2,2g2を下方へ移動した後、長手方向孔2g1に進入して右方へ移動しロック位置となる。このロックピン5のロック位置では、ロックピン5の上面が押さえ部2f3,2g3によって上方から抑えられるので、ロックピン5の上方移動が阻止される。これにより、ロックピン5はラッチ部材4をラッチ位置に保持するので、ラッチ部材4はタング3の係止孔3aから抜け出ることはなく、タング3とバックル1とのラッチが堅固に保持される。
【0029】
更に、このタング3とバックル1とのラッチ状態では、慣性レバー部材12とスプリングホルダ13との間に張設されたレバースプリング14のばね力で慣性レバー部材12が引っ張られているので、図5(a)に示すように慣性レバー部材12がガイド溝2k,2mの回動軸支持部2k1,2m1に支持された回動軸12a,12bを中心に時計方向に回動する。このため、図6(a)に示すようにレバー12e,12fの先端がロックピン5の非ロック位置への移動通路上に位置して、慣性レバー部材12は作動位置となっている。この慣性レバー部材12の作動位置では、ロックピン5が非ロック位置へ移動しようとしてもレバー12e,12fに当接するので、ロックピン5は非ロック位置への移動が阻止される。
【0030】
すなわち、バックル1に作用する慣性によりロックピン5が非ロック位置へ移動して、ラッチ部材4が非ラッチ位置に設定されることで生じる、バックル1からのタング3の慣性抜けが防止される。また、バックル1に作用する慣性により慣性レバー部材12が図6(a)において右方へ移動しかつ回動しようとしても、同図に点線で示す位置になることで、慣性レバー部材12の被押圧部12c,12dが押さえ部2k3,2m3に当接するので、慣性レバー部材12が回動してガイド溝2k,2mから抜け出ることが防止される。
【0031】
こうして、タング3はバックル1に確実にラッチされるとともに、ロックピン5によりラッチ部材4がラッチ位置に保持されるので、バックル1とタング3との解離が確実に防止される。
【0032】
タング3とバックル1とのラッチを解除するために、操作ボタン6を左方へ押すと、操作ボタン6が左方へ移動して、まずその慣性レバー部材作動部が慣性レバー部材12の被押圧部12c,12dを非作動位置の方へ押し上げるので、慣性レバー部材12はその回動軸12a、12bを中心に反時計方向に回動する。このため、レバー12e,12fの先端がロックピン5の長手方向移動通路より上方に移動する。
【0033】
この状態で、更に操作ボタン6が左方へ移動すると、ロックピン作動部6eがロックピン5を左方へ移動する。ロックピン5が上下方向孔2f2,2g2へ移動可能な位置までくると、ロックピン5は押さえ部2f3,2g3によって抑えられなくなるので、ラッチ部材4は回動軸4a,4bを中心として反時計方向へ回動可能となる。このとき、ロックピン5はレバー12e,12fの直下に位置している。ロックピン5が押さえ部2f3,2g3によって抑えられなくなり、かつ、エジェクタスプリング11のばね力でエジェクタ7がラッチ解除方向に付勢されているので、エジェクタ7はラッチ部材4を上方にはね上げ、ラッチ部材4は回動軸4a,4bを中心として時計方向に回動し、ジョグル部4cがタング3の係止孔3aから脱出すると同時に、タング3を右方向にプッシュアウトする。このとき、ロックピン5は、ラッチ部材4の反時計まわりの回動とともにこのラッチ部材4により押し上げられて上下方向孔2f,2g内に進入する。更に、ロックピン5はレバー12e,12fを押し上げるので、慣性レバー12は回動軸12a、12bを中心に反時計方向に回動する。
【0034】
そして、ラッチ部材4のジョグル部4cの底部4c1がエジェクタ7の突条7cに載置し、最終的に、前述の図2に示すようにエジェクタ7が右限位置となり、またラッチ部材4が非ラッチ位置となり、更にロックピン5が非ロック位置となり、更に慣性レバー部材12が非作動位置となって、バックル1はタング3が解離した非ラッチ状態となる。
【0035】
更に、バックル1のベース2には、図示しないが公知のバックルプリテンショナーが連結されており、このバックルプリテンショナーは、車両衝突時等の緊急時に作動してベース2を左方に急速に引き込きみ、乗員をシートベルトによって迅速に拘束するようになっている。
【0036】
ところで、この例のバックル1に設けられるバックルスイッチ17は、図1、図5(a)および図6(a)に示すようにU字状フレームからなるベース2の側壁2aに取り付けられている。このバックルスイッチ17は、図2に示すようにバックルスイッチハウジング17aと、ロックピン5のバックルスイッチ17設置側の突出端部5bに固定されたラッチ検出用マグネット(MG;永久磁石)17cと、このマグネット17cによって作動するICホール素子17dと、このICホール素子17dの下面に固定されたバイアス調整用マグネット17iと、バックルスイッチハウジング17a内に配設されてこれらのICホール素子17dおよびバイアス調整用マグネット17iを固定する基板17jと、ICホール素子17dを、図示しない表示ランプ等の表示装置を作動制御する図示しない中央処理装置(以下、CPUともいう)に電気的に接続する導線17hと、バックルスイッチハウジング17aおよび基板17jを固定するためのスクリュー17kとから構成されている。
【0037】
そして、スクリュー17kによりバックルスイッチハウジング17aおよび基板17jがベース2の側壁2aに共締めで固定されている。基板17jが側壁2aに固定された状態では、図6(a)に示すようにロックピン5がロック位置に設定されたとき、ラッチ検出用マグネット17cがICホール素子17dの上方に位置するようにされている。
【0038】
バイアス調整用マグネット17iを有するこの例のバックルスイッチ17は、ロックピン5に固定されたラッチ検出用マグネット17cおよびベース2の側壁2aに固定されたICホール素子17dを共通にしつつ、シートベルト装置の種類に対応した動作点を有しかつ外部磁界に影響されないオン・オフ特性が設定可能となっている。以下に、これについて具体的に説明する。
【0039】
バイアス調整用マグネット17iは図7(b)に示すようにICホール素子17dに接触する面(図の上面)側をS極になるように設けることもできるし、また、図7(c)に示すようにICホール素子17dに接触する面(図の上面)側をN極になるように設けることもできる。
【0040】
そして、いま図7(a)に示すようにICホール素子17dの下面にバイアス調整用マグネット17iが設けられない場合において、ラッチ検出用マグネット17cがN極側を先頭にして図7(a)で左方から移動してきてその先端が位置X0の動作点に来たとき、ICホール素子17dがオフ(OFF)からオン(ON)に切り替わるオン・オフ特性を有するものとする。
【0041】
このようなICホール素子17dにおいて、図7(b)に示すようにバイアス調整用マグネット17iがICホール素子17dに接触する面(図の上面)側をS極となるように設けられた場合、ICホール素子17dにはバイアス調整用マグネット17iのS極側の磁場がバイアスとしてかかる。このため、ラッチ検出用マグネット17cが図7(b)において左方から右方へ移動してきてその先端が前述の位置X0に来ても、ICホール素子17dはオフからオンに切り替わらない。
【0042】
そして、ラッチ検出用マグネット17cが更に右方へ移動してその先端が位置X1の動作点に来たとき、ICホール素子17dがオフからオンに切り替わる。すなわち、バイアス調整用マグネット17iのICホール素子17d接触面側をS極とした場合には、バイアス調整用マグネット17iが設けられない場合の位置X0での動作点を通り越した位置X1での動作点で、ICホール素子17dがオフからオンに切り替わるオン・オフ特性となる。
【0043】
また、図7(c)に示すようにバイアス調整用マグネット17iがICホール素子17dに接触する面(図の上面)側をN極となるように設けられた場合、ICホール素子17dにはバイアス調整用マグネット17iのN極側の磁場がバイアスとしてかかる。このため、ラッチ検出用マグネット17cが図7(c)において左方から右方へ移動してきてその先端が位置X0よりも前の位置X2の動作点で、ICホール素子17dはオフからオンに切り替わる。すなわち、バイアス調整用マグネット17iのICホール素子17d接触面側をN極とした場合には、バイアス調整用マグネット17iが設けられない場合の位置X0での動作点より前の位置X2での動作点で、ICホール素子17dがオフからオンに切り替わるオン・オフ特性となる。
【0044】
このように、バイアス調整用マグネット17iの極の向きを変えて磁束方向を変えたり、あるいは他の方法、例えばバイアス調整用マグネット17i自体の磁場の強さを変えたりすることにより、ICホール素子17dの動作点を変えることができる。したがって、バイアス調整用マグネット17iの極の向きや磁場の強さをそのバックルスイッチ17が用いられるシートベルト装置に対応して調整したり、あるいはバイアス調整用マグネット17iをそのシートベルト装置に対応したものに交換するだけで、ラッチ検出用マグネット17cおよびICホール素子17dを変更せずに、そのシートベルト装置に対応した動作点のオン・オフ特性のバックルスイッチ17を得ることができる。
【0045】
これにより、バックルスイッチ17はラッチ検出用マグネット17cおよびICホール素子17dを共通にしながら、しかも、シートベルト装置の種類に対応した動作点を有するオン・オフ特性に設定することができ、部品の種類を低減でき、またバックルスイッチ17の組立工程も一部が共通となり、バックルスイッチ17およびバックル1の組立がより簡単になる。
【0046】
更に、ICホール素子17dの下面にバイアス調整用マグネット17iを設けることで、バックルスイッチ17は外部磁界に対して影響されない強いスイッチとなる。すなわち、例えば、ラッチ検出用マグネット17cの発する磁界のうち、ICホール素子17dにかかる磁界がラッチ検出用マグネット17cのストローク範囲で0mT〜250mTまで変化するように設定され、また、ICホール素子17dのオン・オフの境界が8mT〜20mTに設定されているとする。このとき、20mTの外部磁界がICホール素子17dにかかると、ラッチ検出用マグネット17cの発する磁界のうち、ICホール素子17dにかかる磁界0mTであっても、ICホール素子17dがオンになる信号を出力してしまう。そこで、バイアス調整用マグネット17iにより、常時、例えば−50mTの磁界をICホール素子17dにかかるように設定しておくと、20mTの外部磁界がICホール素子17dにかかったとしても、ICホール素子17dがオンになる信号を出力することはない。これにより、ICホール素子17dに対して外部磁界の影響をなくすことができるようになる。
【0047】
なお、前述の例ではバックルスイッチ17に用いる磁気センサとして、単にスイッチのオン・オフが認識できればよいことから安価なICホール素子17dを用いているが、これに限定されることなく、この磁気センサとしては、磁気抵抗素子や半導体磁気センサ等の他の磁気センサを用いることもできる。
【0048】
図5(a)および図6(a)に示すように、このように磁気センサとしてICホール素子17dを用いて構成されたこの例のバックルスイッチ17は、前述のようにベース2の側壁2aに形成されたバックルスイッチ取付孔2rにスクリュー17kにより取り付けられる。バックルスイッチ17が取り付けられた状態では、図6(a)から明らかなようにICホール素子17dはロック位置に設定されたときのロックピン5の真下に位置するようにされている。
【0049】
そして、図5(b)に示すようにロックピン5が非ロック位置にあるときは、ロックピン5に固定されたラッチ検出用マグネット17cはICホール素子17dの真上になくこのICホール素子17dから大きく離間した状態となっている。このときには、ラッチ検出用マグネット17cの磁界がICホール素子17dにはかからず、ICホール素子17dは起電力を発生しないので、バックルスイッチ17はオフとなる。このため、ICホール素子17dから出力信号(起電力)が導線17hを介してCPUに送られず、CPUはバックルスイッチ17がオフであることを検知して図示しない表示装置を作動しなく、この表示装置はタング3とバックル1とのラッチを表示しない。
【0050】
またタング3がバックル1にラッチして、図6(b)に示すようにロックピン5がロック位置になったときは、ロックピン5のラッチ検出用マグネット17cはICホール素子17dの真上に位置した状態となっている。このときには、ラッチ検出用マグネット17cの磁界がICホール素子17dにかかって、ICホール素子17dが起電力を発生するので、バックルスイッチ17はオンとなる。このため、ICホール素子17dから出力信号(起電力)が導線17hを介してCPUに送られ、CPUはバックルスイッチ17がオンになったことを検知して表示装置を作動し、この表示装置はタング3とバックル1とが確実にラッチしたことを表示する。
【0051】
すなわち、ラッチ検出用マグネット17cとICホール素子17dとを用いて、ラッチ検出用マグネット17cの磁界によりICホール素子17dの発生する起電力を検知することで、ロックピン5が非ロック位置にあるとき、つまりタング3がバックル1にラッチされていないときには、表示装置の表示作動が行われなく、ロックピン5がロック位置にあるとき、つまりタング3がバックル1にラッチされているときには、表示装置の表示作動が行われるように、表示装置の作動の切替が行われるようになっている。
【0052】
このとき、バイアス調整用マグネット17iにより、この例のバックルスイッチ17の動作点はこのシートベルト装置に対応しているとともに、バックルスイッチ17のオン・オフ特性は外部磁界に影響されないものとなっている。
【0053】
このようにして、この例のバックル1では、ラッチ検出用マグネット17cと、ICホール素子17dと、バイアス調整用マグネット17iとにより、ホール効果を利用し、外部磁界に影響されない非接触方式によるバックルスイッチが構成されている。
【0054】
なお、バックルスイッチ17のICホール素子17dのオン・オフ信号を検知して表示装置の作動を制御するCPUは、ICホール素子17dのオン・オフ信号を検知することで、リトラクタ等のシートベルト装置の他の装置や、シートベルト装置の作動に関係する車載の他の装置を作動制御するようにすることもできる。
【0055】
このように、この例のバックル1によれば、非接触方式によるバックルスイッチ1を用いているので、摩耗等による接触不良が発生するおそれがなく、基板タイプスイッチやマイクロスイッチ等の接触方式のスイッチに比べて耐久性がきわめて向上する。特に、前述の公開公報に開示のバックルスイッチでは、操作部材をロックピンに接触させてこのロックピンの移動に追従させているが、この例のバックルスイッチ17では、バックル1の構成部材であるロックピン5にバックルスイッチの構成部材をまったく接触させないので、バックルスイッチの耐久性および作動確実性をより効果的に向上できるとともに、バックル1のロックピン5等の可動構成部材の作動確実性も向上できる。
【0056】
また、バイアス調整用マグネット17iの磁界の方向や磁界の強さを調整するか、バイアス調整用マグネット17iを所望の磁界の方向や所望の磁界の強さのものに交換するだけで、ラッチ検出用マグネット17cおよびICホール素子17dを共通にしながら、バックルスイッチ17の動作点を変更することができるようになる。したがって、シートベルト装置の種類に対応した動作点を有するオン・オフ特性のバックルスイッチ17を得ることができ、バックル1の部品の種類を低減でき、またバックルスイッチ17の組立工程も一部が共通となり、バックルスイッチ17およびバックル1の組立がより簡単になる。
【0057】
更に、ICホール素子17dの下面にバイアス調整用マグネット17iを設けることで、バックルスイッチ17として外部磁界に対して影響されない強いスイッチを得ることができる。
更に、前述の公開公報に開示のバックルスイッチの効果も得られる。
【0058】
更に、比較的安価なICホール素子17dを用いることで、バックルスイッチ17を安価にかつ簡単な構成にできる。
また、ICホール素子17dに磁界をかけてその動作点を調整するバイアス調整用マグネット17iを用いているので、バックルスイッチ1を更に安価にかつより一層簡単にできる。
【0059】
なお、前述の例ではロックピン5に設けたラッチ検出用マグネット(MG)17cをロックピン5の非ロック位置とロック位置との間の移動に追従することでタング3とバックル1とのラッチを検知し、バックルスイッチ17のオン、オフの切替を行うようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラッチ部材4の非ラッチ位置とラッチ位置との間の移動やエジェクタ7の非ラッチでの位置とラッチでの位置との間の移動等のバックル1の構成部材のうち、非ラッチでの位置とラッチでの位置との間を移動する移動構成部材に設けたラッチ検出用マグネット(MG)17cをこの移動構成部材の移動に追従させることでタング3とバックル1とのラッチを検知し、バックルスイッチ17のオン、オフの切替を行うようにすることもできる。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のバックルによれば、ラッチ検出用マグネットと磁気センサーとを用いてスイッチの切替を非接触方式で行うようにしているので、接点部での摩耗等による接触不良の発生が解消でき、基板タイプスイッチやマイクロスイッチ等の接触方式のスイッチに比べて耐久性をきわめて向上させることができる。
【0061】
特に、本発明のバックルによれば、バックルスイッチの構成部材をバックルの構成部材に対してまったく摺動可能に接触させないので、バックルスイッチの耐久性および作動確実性をより効果的に向上できるとともに、バックルの可動構成部材の作動確実性も向上できる。
【0062】
また、磁気センサーの動作点を調整するための動作点調整手段で磁界の方向や磁界の強さを調整するか、動作点調整手段を所望の磁界の方向や所望の磁界の強さのものに交換するだけで、バックルの可動構成部材の移動を検出するラッチ検出用マグネット等の検出部材および磁気センサ−を共通にしながら、バックルスイッチの動作点を変更することができるようになる。したがって、シートベルト装置の種類に対応したオン・オフの動作点を有する動作特性のバックルスイッチを得ることができ、バックルの部品の種類を低減でき、またバックルスイッチの組立工程も一部が共通となり、バックルスイッチおよびバックルの組立がより簡単になる。
【0063】
更に、バックルスイッチに動作点調整手段を設けることで、バックルスイッチとして外部磁界に対して影響されない強いスイッチを得ることができる。
更に、本発明によれば、前述の公開公報に開示のバックルスイッチの効果も得られる。
【0064】
特に、請求項2の発明によれば、磁気センサーを比較的安価なホール素子から構成しているので、バックルスイッチを安価にかつ簡単な構成にできる。
また、請求項3の発明によれば、動作点調整手段を、磁気センサーに磁界をかけてその動作点を調整するバイアス調整用マグネットから構成しているので、バックルスイッチを更に安価にかつより一層簡単にできる。
更に、請求項4の発明によれば、バックルスイッチのオン・オフの動作点が対応しかつバックルスイッチが外部磁界に影響されることがないシートベルト装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバックルの実施の形態の一例を示す分解斜視図である。
【図2】 この例のバックルの、タングとの非ラッチ状態を示す断面図である。
【図3】 この例のバックルの、タングとのラッチ状態を示す断面図である。
【図4】 この例のベースの側壁に設けられたガイド孔を示す図である。
【図5】 (a)は図1に示すバックルに用いられているバックルスイッチをベースに取り付けた状態を示すとともに、バックルとタングとの非ラッチ状態を示す図、(b)はラッチ検出用マグネットおよびバイアス調整用マグネットの各磁界を示す図である。
【図6】 (a)は図1に示すバックルに用いられているバックルスイッチをベースに取り付けた状態を示すとともに、バックルとタングとのラッチ状態を示す図、(b)はラッチ検出用マグネットおよびバイアス調整用マグネットの各磁界を示す図である。
【図7】 本発明のバックルスイッチの一例を示し、(a)はICホール素子にバイアス調整用マグネットを設けない場合を示す図、(b)はICホール素子にバイアス調整用マグネットを、S極がICホール素子側になるように設けた場合を示す図、(b)はICホール素子にバイアス調整用マグネットを、N極がICホール素子側になるように設けた場合を示す図である。
【符号の説明】
1…バックル、2…ベース、2a,2b…側壁、2c…底部、2d,2e…支持溝、2f,2g…ガイド孔、2r…バックルスイッチ取付孔、3…タング、3a…係止孔、4…ラッチ部材、5…ロックピン、5b…突出端部、6…操作ボタン、7…エジェクタ、8…スライダ、12…慣性レバー部材、15…アッパーカバー、16…ロアカバー、17…バックルスイッチ、17a…バックルスイッチハウジング、17cはラッチ検出用マグネット(MG)、17dはICホール素子、17hは導線、17i…バイアス調整用マグネット、17j…基板

Claims (4)

  1. 両側壁を有するベースと、れらの側壁に非ラッチ位置とラッチ位置との間で回動可能に支持されるとともに前記ラッチ位置の方へ付勢され、タングが所定位置に挿入されたときラッチ位置に回動してこのタングに係合するラッチ部材と、前記ベースに長手方向に非ラッチでの位置とラッチでの位置との間で摺動可能に設けられ、タングの挿入によって移動するとともに、タングとバックルとのラッチ解除時にタングをバックルから脱出させるエジェクタと、ラッチ状態にある前記タングと前記ラッチ部材とを解離するための操作部材と、前記両側壁に非ロック位置とロック位置との間で移動可能に設けられ、前記タングと前記ラッチ部材とのラッチ時、前記ロック位置に設定されて前記ラッチ部材を前記ラッチ位置に保持させるとともに、前記タングと前記ラッチ部材とのラッチを解除可能にする前記非ロック位置に前記操作部材によって移動されるようになっているロック部材とを少なくとも備えているバックルにおいて、
    更に、前記エジェクタ、前記ラッチ部材、および前記ロック部材のいずれか1つの移動を検知することで切り替えられる非接触方式のバックルスイッチを備えており、
    このバックルスイッチは、前記エジェクタ、前記ラッチ部材、および前記ロック部材のいずれか1つに取り付けられたラッチ検出用マグネットと、このラッチ検出用マグネットの磁界により起電力を発生する磁気センサーと、この磁気センサーの動作点を調整するための動作点調整手段とからなることを特徴とするバックル。
  2. 前記磁気センサーはホール素子からなることを特徴とする請求項1記載のバックル。
  3. 前記動作点調整手段は前記磁気センサーに磁界をかけてその動作点を調整するバイアス調整用マグネットからなることを特徴とする請求項1または2記載のバックル。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1記載のバックルを備えたシートベルト装置。
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