JP3456509B2 - 光ディスク、光ディスク記録再生装置および方法 - Google Patents

光ディスク、光ディスク記録再生装置および方法

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JP3456509B2
JP3456509B2 JP17328196A JP17328196A JP3456509B2 JP 3456509 B2 JP3456509 B2 JP 3456509B2 JP 17328196 A JP17328196 A JP 17328196A JP 17328196 A JP17328196 A JP 17328196A JP 3456509 B2 JP3456509 B2 JP 3456509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光デ
ィスク記録再生装置および方法に関し、特に、グルーブ
トラックとランドトラックの両方にデータを記録する光
ディスクであって、グルーブトラックの両方の側壁をウ
ォブリングすることにより、アドレス情報を記録するこ
とができるようにした、光ディスク、光ディスク記録再
生装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクにデータを記録するには、デー
タを所定の位置に記録することができるようにアドレス
情報を記録する必要がある。従来より、記録再生用光デ
ィスクにおいてアドレス情報を記録する方法としては、
トラッキングを行うためにディスク上にスパイラル上に
予め形成されたプリグルーブを、アドレス情報に対応し
てウォブリングさせる方法が知られている。
【0003】すなわち、データを記録するトラックがプ
リグルーブとして予め形成されるが、このプリグルーブ
の側壁をアドレス情報に対応してウォブリングする(蛇
行させる)。このようにすると、ウォブリング情報から
アドレスを読み取ることができ、所望の位置にアクセス
し、データを記録することができる。
【0004】ところで、より高密度化を実現するため
に、プリグルーブ(グルーブ)を形成することにより、
相対的に形成されたランドにもデータを記録することが
提案されている。すなわち、この場合においては、グル
ーブとランドの両方がトラックとされ、グルーブトラッ
クとランドトラックの両方にデータが記録されることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにグルーブトラックとランドトラックの両方にデータ
を記録するようにした場合、ウォブリングによりアドレ
スを記録することが困難になる課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、グルーブトラックとランドトラックの両方
にデータを記録するディスクにおいても、ウォブリング
によりアドレスを記録することができるようにするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光ディ
スクは、グルーブトラックおよびランドトラックが交互
に形成されトラックは複数のフレームに分割され、当
該グルーブトラックは両側の側壁が同一のアドレス情報
に基づいてウォブリングされ、フレームのうちグルーブ
トラックに配置された第1のフレームには当該グルーブ
トラックのアドレス情報が記録され、第1のフレームに
隣接する第2のフレームには当該第1のフレームが配置
されたグルーブトラックに隣接するランドトラックのア
ドレス情報が記録されていることを特徴とする。
【0008】請求項に記載の光ディスク記録再生装置
は、ウォブリングにより記録されているアドレス情報を
読み取る読み取り手段と、アクセス点がグルーブトラッ
クとランドトラックのいずれにあるかを判定する判定手
段と、グルーブトラックとランドトラックのうちの一方
にアクセス点が位置するとき、読み取り手段により読み
取られたアドレス情報をアクセス点のアドレス情報とし
て検出し、グルーブトラックとランドトラックのうちの
他方にアクセス点が位置するとき、各フレームより読み
取られるアドレス情報の大きさを比較し、比較結果に対
応して、アクセス点のアドレスを検出する検出手段とを
備えることを特徴とする。
【0009】請求項10に記載の光ディスク記録再生方
法は、ウォブリングにより記録されているアドレス情報
を読み取り、アクセス点がグルーブトラックとランドト
ラックのいずれにあるかを判定し、グルーブトラックと
ランドトラックのうちの一方にアクセス点が位置すると
き、読み取られたアドレス情報をアクセス点のアドレス
情報として検出し、グルーブトラックとランドトラック
のうちの他方にアクセス点が位置するとき、各フレーム
より読み取られるアドレス情報の大きさを比較し、比較
結果に対応して、アクセス点のアドレス情報を検出する
ことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の光ディスクにおいては、
グルーブトラックおよびランドトラックが交互に形成さ
トラックは複数のフレームに分割され、当該グルー
ブトラックは両側の側壁が同一のアドレス情報に基づい
てウォブリングされ、フレームのうちグルーブトラック
に配置された第1のフレームには当該グルーブトラック
のアドレス情報が記録され、第1のフレームに隣接する
第2のフレームには当該第1のフレームが配置されたグ
ルーブトラックに隣接するランドトラックのアドレス情
報が記録される。
【0011】請求項に記載の光ディスク記録再生装置
および請求項10に記載の光ディスク記録再生方法にお
いては、グルーブトラックとランドトラックのうちの一
方にアクセス点が位置するとき、読み取られたアドレス
情報をアクセス点のアドレス情報として検出し、グルー
ブトラックとランドトラックのうちの他方にアクセス点
が位置するとき、各フレームより読み取られるアドレス
情報の大きさを比較し、比較結果に対応して、アクセス
点のアドレス情報が検出される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ディスクの構
成例を示している。同図に示したように、ディスク(光
ディスク)1には、グルーブトラック2がスパイラル状
に内周から外周に向かって予め形成されている。もちろ
ん、このグルーブトラック2は、同心円状に形成するこ
とも可能である。また、このようにグルーブトラック2
を予め形成することにより、相対的にグルーブトラック
2と隣接するグルーブトラック2の間にランドトラック
3が形成される。本発明においては、このグルーブトラ
ック2とランドトラック3の両方ともトラックとされ、
いずれにもデータが記録再生される。
【0013】また、このグルーブトラック2は、図1に
おいてその一部を拡大して示したように、その左右の側
壁が、アドレス情報に対応してウォブリングされ、所定
の周期で蛇行している。
【0014】図2と図3は、このようにしてグルーブト
ラック2とランドトラック3が形成された様子を示して
いる。図2の実施例においては、グルーブトラック2と
ランドトラック3が、それぞれ独立のスパイラルを形成
するように(トラックが1周すると偶数トラック分だけ
(この実施例の場合、トラック2本分だけ)半径方向に
変位するように)形成されている。
【0015】これに対して、図3の実施例においては、
1本のスパイラル上にグルーブトラック2とランドトラ
ック3が、1周毎に交互に(トラックを1周すると奇数
トラック分だけ(この実施例の場合、1トラック分だ
け)半径方向に変位するように)形成されている。
【0016】いずれの場合においても、本発明において
は、グルーブトラック2とランドトラック3のうち、一
方(この実施例の場合、グルーブトラック2)にのみア
ドレス情報がウォブリングにより記録される。また、グ
ルーブトラック2の左右の側壁は、同一のアドレス情報
に対応してウォブリングされる。
【0017】1つのトラック(1周のグルーブトラック
2)は、複数のウォブリングアドレスフレームに区分さ
れ、各ウォブリングアドレスフレームは、図4に示した
ような構成をなしている。
【0018】図4に示すように、ウォブリングアドレス
フレームは60ビットで構成され、最初の4ビットは、
ウォブリングアドレスフレームのスタートを示す同期信
号(Sync)とされる。次の4ビットは、複数の記録層の
うちいずれの層であるかを表すレイヤー(Layer)とさ
れている。次の20ビットはトラックアドレスとされ
る。さらに次の4ビットは、ウォブリングアドレスフレ
ームのフレーム番号を表すようになされている。その後
の14ビットは、誤り訂正符号(CRC)とされ、同期信
号(Sync)および後述するクロック同期マークエリア
(Sync mark)を除いたエラー検出符号が記録される。
次の12ビットは、クロック同期マークエリアとされて
いる(なお、図6を参照して後述するように、このエリ
アは、実際には、1ビットずつ、分散して配置されてい
る)。最後の2ビット(Reserved)は、将来のために予
備として確保されている。
【0019】例えば、ウォブリングアドレスフレーム
は、1トラック(1周)につき8フレーム形成され、デ
ィスクの回転角速度が一定のCAV(Constant Angular
Velocity)ディスク状に記録されている。
【0020】図5は、アドレス情報をグレイコード化す
る変換テーブルの例を示している。ここでは、分かりや
すくするために、便宜上グレイコード化された情報の単
位をch(チャンネル)で表すことにする。同図に示し
たように、グレイコードは、上位4chと下位4chが
それぞれ1of4のコードとなっている。すなわち、4
chの中の所定の1つのchが“1”であり、他の3つ
のchが“0”となっている。従って、上位chおよび
下位chは、それぞれ、“0001”、“0010”、
“0100”、および“1000”の4つのパターンの
うちのいずれかとなる。このように、上位chと下位c
hには、それぞれ4つのパターンを設定することが可能
であるので、上位chと下位chを組み合わせて8ch
としたとき、0乃至F(16進数)の16個の値を表現
することができる。
【0021】図4に示したように、ウォブリングアドレ
スフレームのアドレス情報のうち、トラックアドレスと
フレームアドレスが、図5に示した変換テーブルに基づ
いてグレイコード化される。トラックアドレスは20ビ
ットであるので、4ビットずつ5つのグループ(グルー
プTr1乃至グループTr5)に分けられる。すなわ
ち、各グループはそれぞれ4ビットとされる。次に、グ
ループTr1乃至グループTr5の各データが、図5に
示した変換テーブルにしたがって、それぞれ8chのグ
レイコードに変換される。一方、フレームアドレスは4
ビットであるので、そのまま図5に示した変換テーブル
にしたがって、8chのグレイコードに変換される。
【0022】このようにして、20ビットのトラックア
ドレスは、40chのグレイコードに変換され、4ビッ
トのフレームアドレスは8chのグレイコードに変換さ
れる。その他のアドレス情報はそのままである。その結
果、アドレスフレームは全体で84チャンネルのコード
に変換される。
【0023】また、図5に示したように、グレイコード
が対応づけられているデータが、値0から値Fに変化す
るのにしたがって、それに対応するグレイコードの下位
4chにおいては、“1”のchが1chずつ隣接する
chに移動する。値Fから値0に変化するときは、下位
chはそのままで上位chの“1”のchが移動するだ
けである。変化したch数またはビット数を「情報の変
化量」と定義すると、この場合の情報の変化量は、下位
chにおいては2以下である。
【0024】これに対して、値0を“0000”で表
し、値Fを“1111”で表すと、値Fから値0に変化
するときの情報の変化量は4となる。また、値0を“0
000”で表すと、全てのビットが0となるため、情報
として検出し難い場合がある。そこで、実施例のよう
に、グレイコード化するのがよい。
【0025】このように、グレイコード化することによ
って、情報の変化量を減少させることができ、情報の検
出を容易にすることができる。また、グレイコード化さ
れた情報は、上位chまたは下位chの全てのchが0
になることがないので、これによっても情報の検出が容
易になる。
【0026】例えば、シーク時などに光ヘッドが隣のト
ラックに移動し、そのトラックに記録されたトラックア
ドレスを再生する場合、トラックアドレスが上述したよ
うにしてグレイコード化されていると、トラックアドレ
スに対応するグレイコードの下位chは1chずつ順に
変化する。したがって、下位chだけを検出することに
より、隣のトラックに移動したことを認識するようにす
ることができる。このようにして、所定のトラックに高
速に移動(シーク)することができる。
【0027】このように、トラックアドレスおよびフレ
ームアドレスをグレイコード化することにより、下位ビ
ットだけを検出しながらシークすることができるので、
所望のトラックの所望のフレームへの高速なアクセスが
可能となる。
【0028】図6は、クロック同期マークエリアとクロ
ック同期マーク(Fine Clock Mark)をチャンネルで示
している。上述したように、各ウォブリングアドレスフ
レームは、84チャンネル(ch)のデータで構成され
る。1chが、同図に示したように、所定の周波数の信
号の7波(キャリア)により表されるものとすると、1
フレームには、588(=84×7)波が存在すること
になる。光ディスク1を例えば毎分1200回転させる
ものとすると、このキャリアの周波数は94.08(=
(588×8×1200/60)/1000)kHzと
なる。
【0029】図6に示したように、図4に示したウォブ
リングアドレスフレームの12ビットのクロック同期マ
ークエリアは、7ch毎に1chずつ配置されている。
すなわち、7chを周期としてデータが記録される。7
chのうち最初の1chは、クロック同期マーク(Fine
Clock Mark)を含む7波のキャリアとされ、残りの6
chは、ファインクロックマークを含まない実質的なア
ドレスデータにより変調された区間とされる。従って、
1フレーム中には、12(=84/7)ch(個)のフ
ァインクロックマークと、72(=84×6/7)ch
(個)のデータが記録されることになり、1回転(1ト
ラック)には、96(=12×8)ch(個)のファイ
ンクロックマークが記録されることになる。
【0030】アドレス情報に対応するグレイコードは、
バイフェーズ変調された後、グルーブトラック2を周波
数変調する(ウォブリングする)。クロック同期マーク
エリアでは、グルーブのウォブリング周波数は、アドレ
ス情報に対応するグレイコードの変調周波数の中心周波
数に設定される。あるいは、グレイコードの変調周波数
より高い所定の周波数に設定される。
【0031】クロック同期マークは、記録再生データの
変調を、CD等のEFM(Eight ToFourteen Modulatio
n:(8−14)変調)とした場合、波長が6乃至8T
の長さの1波長の信号として記録される。
【0032】図7は、グルーブトラック2をウォブリン
グさせるためのウォブリング信号を発生するウォブリン
グ信号発生回路の構成例を表している。発生回路11
は、例えば188.16kHzの周波数の信号を発生す
る。
【0033】発生回路11が発生する信号は、割算回路
12に供給され、値7で割算された後、周波数26.8
8kHzのバイフェーズクロック信号としてバイフェー
ズ変調回路13に供給されている。バイフェーズ変調回
路13にはまた、グレイコード変換回路16によりAD
IP(Address In Pre−groove)
データがグレイコードに変換されたデータが供給されて
いる。
【0034】このADIPデータは、例えば図6に示し
たようなウォブリングアドレスフレームに対応したデー
タとされる。
【0035】バイフェーズ変調回路13は、割算器12
より供給されるバイフェーズクロックを、グレイコード
変換回路16より供給されるグレイコードでバイフェー
ズ変調し、バイフェーズ信号をFM変調回路15に出力
している。FM変調回路15にはまた、発生回路11が
発生した188.16kHzの信号を、割算器14によ
り値2で割算して得られた周波数94.08kHzのキ
ャリアが入力されている。FM変調回路15は、この割
算器14より入力されるキャリアを、バイフェーズ変調
回路13より入力されるバイフェーズ信号で周波数変調
し、その結果得られるFM信号を出力する。ディスク1
のグルーブトラック2の左右の側壁は、このFM信号に
対応して形成(ウォブリング)される。
【0036】図8と図9は、バイフェーズ変調回路13
が出力するバイフェーズ信号の例を表している。データ
ビット(Data Bits)は、バイフェーズ変調され、チャ
ンネルビット(Channel Bits)に変換される。SYNC
は変調では現れない“outof rule(規則
外)”のパターンとされる。「Wave Form」
は、チャンネルビットの“1”をH、“0”をLのパタ
ーンに変換したものである。
【0037】この実施例においては、先行するビットが
0であるとき、図8に示すように、同期パターンとして
は、“11101000”が用いられ、先行するビット
が1であるとき、同期パターンとしては、図9に示すよ
うに、“00010111”が用いられる。
【0038】図10は、以上のようにして、各グルーブ
トラックにウォブリングにより記録されるトラック番号
を模式的に表している。
【0039】同図に示すように、グルーブトラックNに
おいては、その偶数フレーム(フレーム0、フレーム
2、フレーム4、フレーム6)に、自分自身のトラック
番号Nが記録される。これに対して、奇数フレーム(フ
レーム1、フレーム3、フレーム5、フレーム7)にお
いては、1トラック内周のトラック番号N−1が記録さ
れる。
【0040】また、1トラック外周のグルーブトラック
N+1においては、奇数フレームに、自分自身のトラッ
ク番号N+1が記録され、偶数フレームに、1トラック
内周のトラック番号Nが記録される。
【0041】さらに1トラック外周のグルーブトラック
N+2においては、グルーブトラックNと同様の規則に
よりトラック番号が記録され、それよりさらに外周のグ
ルーブトラックN+3(グルーブトラックNより1トラ
ック内周のグルーブトラックN−1も同様)において
は、グルーブトラックN+1と同様の規則に従って、ト
ラック番号が記録される。
【0042】すなわち、グルーブトラックNにアクセス
しているとき、偶数フレームからは自分自身のトラック
番号Nが読み取られ、奇数フレームからは、1トラック
内周のトラック番号N−1が読み取られる。これに対し
て、グルーブトラックN+1においては、奇数フレーム
から自分自身のトラック番号N+1が読み取られ、偶数
フレームからは、1トラック内周のトラック番号Nが読
み取られる。
【0043】換言すれば、グルーブトラックにおいて
は、各フレーム毎に読み取られる2つのトラック番号の
うち、大きい方が自分自身のトラック番号であることに
なる。
【0044】これに対して、ランドトラックNにアクセ
スしているとき、偶数フレームにおいては、自分自身の
トラック番号Nが読み取られるが、奇数フレームにおい
ては、内周側のトラックと外周側のトラックにおいて、
異なるトラック番号が記録されているので、読み取られ
たトラック番号はエラーとなる(実質的に読み取ること
ができない)。ランドトラックN+1を再生する場合に
おいては、奇数フレームにおいて、左右のグルーブトラ
ックから自己のトラック番号に対応するトラック番号N
+1を読み取ることができるのに対して、偶数フレーム
においては、左右のグルーブトラックから異なるトラッ
ク番号を読み取ることになり、実質的に正しいトラック
番号を読み取ることができない。
【0045】従って、ランドトラックを再生する場合に
おいては、正しく読み取ることができたトラック番号
が、自分自身のトラック番号ということになる。
【0046】光ディスク1上に形成された光スポット
(アクセス点)が、グルーブトラックとランドトラック
のいずれの上に位置するかは、トラッキングエラー信号
の極性が、アクセス点がグルーブトラック上に存在する
場合と、ランドトラック上に存在する場合とで、その極
性が反転するので、その極性から判断することができ
る。
【0047】図11は、グルーブトラックNとその外周
のランドトラックN、さらにその外周のグルーブトラッ
クN+1におけるデータビットとチャンネルビット、並
びにチャンネルビットに対応するバイフェーズ信号を表
している。
【0048】この実施例においては、データビット
“0”は、チャンネルビット“00”または“11”に
変換され、データビット“1”は、チャンネルビット
“01”または“10”に変換される。いずれのチャン
ネルビットが選択されるかは、先行するチャンネルビッ
トに依存しており、先行するチャンネルビットが“0”
である場合においては、先頭に“1”が存在する方が選
択され、先行するチャンネルビットが“1”である場合
においては、先頭に“0”が位置する方が選択される。
【0049】チャンネルビットの“0”は、3.5波の
波により表現され、チャンネルビットの“1”は、4波
の波により表される。いずれの波も正の半波から開始す
るか、負の半波から開始するかは、直前の波に依存し、
直前の波と連続するように先頭の波の位相が決定され
る。
【0050】図10を参照して説明したように、グルー
ブトラックNの偶数フレームでは、トラック番号Nが記
録され、奇数フレームにおいては、トラック番号N−1
が記録される。これに対して、グルーブトラックN+1
においては、偶数フレームに、トラック番号Nが記録さ
れ、奇数フレームに、トラック番号N+1が記録され
る。従って、偶数フレームにおけるトラック番号は、グ
ルーブトラックNとグルーブトラックN+1において同
一となり、奇数フレームにおいては、2ビットだけ異な
るものとなる。このため、バイフェーズ変調されたチャ
ンネルビットも2チャンネル異なることになる。
【0051】図11は、グルーブトラックNに図5のデ
ータ7に対応するグレイコード“00101000”の
うちの下位5ビット“01000”が、トラック番号N
−1として記録されており、グルーブトラックN+1
に、図5のデータ9に対応するグレイコード“0100
0100”の下位5ビット“00100”が、トラック
番号N+1として記録されている状態を表している。
【0052】図12は、グルーブトラック2とランドト
ラック3を有するディスク1を製造するための記録装置
の構成例を表している。ウォブリング信号発生回路21
は、図7に示したような構成とされ、FM信号を合成回
路22に出力している。マーク信号発生回路23は、同
期マークを形成するタイミングにおいてマーク信号を発
生し、合成回路22に出力している。合成回路22は、
ウォブリング信号発生回路21が出力するFM信号と、
マーク信号発生回路23が出力するマーク信号とを合成
し、記録回路24に出力している。記録回路24は、合
成回路22より供給された信号に対応して光ヘッド25
を制御し、原盤26にグルーブトラック2(ランドトラ
ック3)と同期マークを形成するためのレーザ光を発生
させる。スピンドルモータ27は、原盤26を所定の速
度で回転させるようになされている。
【0053】すなわち、ウォブリング信号発生回路21
が発生したFM信号が、合成回路22においてマーク信
号発生回路23より出力されたマーク信号と合成され、
記録回路24に入力される。記録回路24は、合成回路
22より入力された信号に対応して光ヘッド25を制御
し、レーザ光を発生させる。光ヘッド25より発生した
レーザ光は、スピンドルモータ27によって所定の速度
で回転されている原盤26に照射される。
【0054】原盤26を現像し、この原盤26からスタ
ンパを作成し、スタンパから多数のレプリカとしてのデ
ィスク1を形成する。これにより、上述したクロック同
期マークを有するグルーブトラック2が形成されたディ
スク1が得られることになる。ランドトラック3は、グ
ルーブトラック2を形成することで、相対的に形成され
る。
【0055】図13は、このようにして得られたディス
ク1に対して、データを記録または再生する光ディスク
記録再生装置の構成例を表している。スピンドルモータ
31は、ディスク1を所定の速度で回転するようになさ
れている。光ヘッド32(読み取り手段)は、ディスク
1に対してレーザ光を照射し、ディスク1に対してデー
タを記録するとともに、その反射光からデータを再生す
るようになされている。
【0056】トラッキングおよびフォーカシングサーボ
回路47は、プッシュプル法の原理に基づき、トラッキ
ングエラー信号を生成し、トラッキングエラー信号に対
応して、光ヘッド32をトラッキングサーボする。ま
た、非点収差法に基づき、フォーカシングエラー信号を
生成し、フォーカシングエラー信号に対応して、フォー
カシングサーボを実行する。トラッキングおよびフォー
カシングサーボ回路47はまた、トラッキングエラー信
号の極性を判定し、判定結果をフレームアドレス検出回
路37に出力している。
【0057】記録再生回路33は、図示せぬ装置から入
力される記録データをメモリ34に一旦記録させ、メモ
リ34に記録単位としての例えば1クラスタ分のデータ
が記憶されたとき、この1クラスタ分のデータを読み出
し、所定の方式で変調するなどして、光ヘッド32に出
力するようになされている。ここで、例えば1クラスタ
を8セクタで構成し、1セクタを28フレームで構成す
るようにすることができる。また、記録再生回路33
は、光ヘッド32より入力されたデータを適宜復調し、
図示せぬ装置に出力するようになされている。
【0058】アドレス発生読取回路35は、制御回路3
8からの制御に対応してトラック(グルーブトラックま
たはランドトラック)内に記録するアドレスを発生し、
記録再生回路33に出力している。記録再生回路33
は、このアドレスを図示せぬ装置から供給される記録デ
ータに付加して、光ヘッド32に出力している。また、
光ヘッド32がディスク1のトラックから再生する再生
データ中にアドレスデータが含まれるとき、これを分離
し、アドレス発生読取回路35に出力している。アドレ
ス発生読取回路35は、読み取ったアドレスを制御回路
38に出力するようになされている。
【0059】また、マーク検出回路36は、光ヘッド3
2が再生出力するRF信号からクロック同期マークに対
応する成分を検出している。フレームアドレス検出回路
37(検出手段)は、光ヘッド32が出力するRF信号
からウォブリング信号に含まれるアドレス情報に対応す
るグレイコード化された情報を読み取り、フレームアド
レスを検出し、クラスタカウンタ46に供給するように
なされている。
【0060】マーク周期検出回路40は、マーク検出回
路36がクロック同期マークを検出したとき出力する検
出パルスの周期性を判定する。すなわち、クロック同期
マークは一定の周期で発生するため、マーク検出回路3
6より入力される検出パルスが、この一定の周期で発生
した検出パルスであるか否かを判定し、一定の周期で発
生した検出パルスであれば、その検出パルスに同期した
パルスを発生し、後段のPLL回路41の位相比較器4
2に出力する。また、マーク周期検出回路40は、一定
の周期で検出パルスが入力されてこない場合において
は、後段のPLL回路41が誤った位相にロックしない
ように、所定のタイミングで疑似パルスを発生するよう
になされている。
【0061】PLL回路41は、位相比較器42の他、
ローパスフィルタ(LPF)43、電圧制御発振器(V
CO)44、および分周器45とを有している。位相比
較器42は、マーク周期検出回路40からの入力と、分
周器45からの入力との位相を比較し、その位相誤差を
出力する。ローパスフィルタ43は、位相比較器42の
出力する位相誤差信号の位相を補償し、VCO44に出
力する。VCO44は、ローパスフィルタ43の出力に
対応する位相のクロックを発生し、分周器45に出力す
る。分周器45は、VCO44より入力されるクロック
を所定の値で分周し、分周した結果を位相比較器42に
出力している。
【0062】VCO44の出力するクロックは、各回路
に供給されるとともに、クラスタカウンタ46にも供給
される。クラスタカウンタ46は、フレームアドレス検
出回路37より供給されるフレームアドレスを基準とし
て、VCO44の出力するクロックの数を計数し、その
計数値が予め設定された所定の値(1クラスタの長さに
対応する値)に達したとき、クラスタスタートパルスを
発生し、制御回路38に出力している。
【0063】スレッドモータ39は、制御回路38に制
御され、光ヘッド32をディスク1の所定のトラック位
置に移送するようになされている。また、制御回路38
は、スピンドルモータ31を制御し、ディスク1を所定
の速度で回転させるようになされている。
【0064】次に、その動作について説明する。ここで
は、データ記録時の動作について説明する。光ヘッド3
2は光ディスク1にレーザ光を照射し、その反射光から
得られるRF信号を出力している。トラッキングおよび
フォーカシングサーボ回路47は、プッシュプル法に基
づき、トラッキングエラー信号を生成するとともに、非
点収差法に基づき、フォーカシングエラー信号を生成す
る。そして、このトラッキングエラー信号とフォーカシ
ングエラー信号に対応して、トラッキングサーボとフォ
ーカシングサーボを実行する。
【0065】フレームアドレス検出回路37は、光ヘッ
ド32の出力するRF信号からウォブリング情報(アド
レス情報)に対応するグレイコード化された情報を読み
取り、検出したトラックアドレスおよびフレームアドレ
スを制御回路38に出力するとともに、クラスタカウン
タ46にも供給する。
【0066】ここで、トラックアドレスとフレームアド
レスの検出方法について説明すると次のようになる。す
なわち、トラッキングおよびフォーカシングサーボ回路
47は、トラッキングエラー信号の極性から光ヘッド3
2の出射するレーザ光が、光ディスク1上に生成する光
スポット(アクセス点)が、グルーブトラック2上に位
置するのか、ランドトラック3上に位置するのかを判定
する。そして、その判定結果をフレームアドレス検出回
路37に出力する。
【0067】すなわち、トラッキングおよびフォーカシ
ングサーボ回路47は、図14に示すように、グルーブ
トラック2をトラッキングする場合と、ランドトラック
3をトラッキングする場合とで、トラッキングエラー信
号の極性を切り替える回路を内蔵している。
【0068】光ディスク1からの反射光を受光する受光
素子61は、領域61Aと領域61Bとに、トラックと
平行な方向に2分割されている。そして、差動増幅器6
2は、領域61Aの出力から領域61Bの出力を減算し
てトラッキングエラー信号を生成し、差動増幅器63
は、逆に、領域61Bの出力から領域61Aの出力を減
算することによりトラッキングエラー信号を生成する。
スイッチ回路64は、差動増幅器62の出力するトラッ
キングエラー信号または差動増幅器63の出力するトラ
ッキングエラー信号のいずれか一方を、制御回路38よ
り供給される切替信号に対応して選択する。スイッチ回
路64は、切替信号により、グルーブトラック2をトラ
ッキング制御する場合においては、図中、上方に切り替
えられ、ランドトラック3をトラッキングする場合にお
いては、図中、下方に切り替えられる。
【0069】例えば図15に示すように、アクセス点が
グルーブトラック2上をトラッキングしている場合にお
いては、切替信号は低レベルとされ、スイッチ回路64
は、差動増幅器62の出力するトラッキングエラー信号
を選択する。これに対して、アクセス点がランドトラッ
ク3上をトラッキングする場合においては、切替信号が
高レベルに切り替えられて、スイッチ回路64が差動増
幅器63の出力するトラッキングエラー信号を選択す
る。このようにトラッキングエラー信号の極性を切り替
えることで、グルーブトラック2とランドトラック3の
いずれをも正しくトラッキングすることができる。
【0070】図10を参照して説明したように、アクセ
ス点がグルーブトラック2上に位置するとき、フレーム
アドレス検出回路37が検出するフレームアドレスのト
ラック番号は、偶数フレームと奇数フレームとにおいて
異なるトラック番号となる。そこで、フレームアドレス
検出回路37は、偶数フレームで検出されるトラック番
号と奇数フレームで検出されるトラック番号とを比較
し、その値の大きい方を、そのグルーブトラック2のト
ラック番号とする。
【0071】例えば図10に示すように、グルーブトラ
ックNにアクセスしている場合においては、偶数フレー
ムにおいて、トラック番号Nが読み取られ、奇数フレー
ムにおいて、フレーム番号N−1が読み取られる。この
とき、Nの方がN−1より大きいので、Nをグルーブト
ラックNのトラック番号として選択する。同様に、例え
ばグルーブトラックN+1にアクセスしている場合、偶
数フレームにおいてはトラック番号Nが読み取られ、奇
数フレームにおいてはトラック番号N+1が読み取られ
る。NよりN+1の方が大きいので、この場合において
は、N+1がグルーブトラックN+1のトラック番号と
して選択される。
【0072】一方、例えばアクセス点がランドトラック
Nをアクセスしている場合、偶数フレームにおいては、
左右に隣接するグルーブトラックに記録されているトラ
ック番号がいずれもNであるため、このトラック番号N
を読み取ることができる。これに対して奇数フレームに
おいては、内周側のグルーブトラックNに記録されてい
るトラック番号はN−1であり、外周側のグルーブトラ
ックN+1に記録されているトラック番号はN+1であ
るため、これを同時に読み取るとエラーが起こり、結果
的にトラック番号を正しく読み取ることができない。そ
こで、正しく読み取ることができたトラック番号Nを、
いまアクセスしているランドトラックNのトラック番号
として選択する。
【0073】同様に、例えばランドトラックN+1をア
クセスしている場合、奇数フレームにおいては、隣接す
るグルーブトラックN+1とN+2からトラック番号N
+1が読み取られるが、偶数フレームにおいては、内周
側のグルーブトラックからはトラック番号Nが再生さ
れ、外周側のグルーブトラックN+2からはトラック番
号N+2が再生される。従って、偶数フレームにおいて
は、エラーが発生してトラック番号を正しく読み取るこ
とができない。そこで、フレームアドレス検出回路37
は、正しく読み取ることができたトラック番号を、いま
アクセスしているランドトラック3のトラック番号とし
て選択する。
【0074】トラッキングおよびフォーカシングサーボ
回路47のスイッチ回路64を、グルーブトラック2を
トラッキングする極性に切り替えている場合(図14に
おいて、上方に切り替えている場合)、グルーブトラッ
ク2をアクセスしているとき、正しいトラッキングサー
ボが行われるが、ランドトラック3をアクセスしている
とき、トラッキングエラー信号の極性が逆の状態となる
ため、結局、トラッキングサーボの結果、アクセス点が
ランドトラック3からグルーブトラック2にジャンプし
て安定したサーボ状態となる。
【0075】逆に、スイッチ回路64をランドトラック
3の極性に切り替えているとすると(図14において、
下方に切り替えているとすると)、ランドトラック3を
トラッキングしている場合には正しいサーボが実現され
るが、グルーブトラック2をトラッキングしている場合
においてはサーボが安定せず、結局、ランドトラック3
上にアクセス点がジャンプする結果となる。従って、こ
のスイッチ回路64の切替状態から、アクセス点がグル
ーブトラック2とランドトラック3のいずれに位置する
のかを判定することができる。
【0076】図13の光ヘッド32の出力するRF信号
は、マーク検出回路36にも入力され、そこで、クロッ
ク同期マークが検出され、マーク周期検出回路40に供
給される。マーク周期検出回路40は、マーク検出回路
36より供給されるクロック同期マークの周期性を判定
し、それに対応した所定のパルスを発生し、PLL回路
41に出力する。PLL回路41からの出力は、クラス
タカウンタ46に供給される。
【0077】クラスタカウンタ46においては、PLL
回路41より供給されたクロック同期マークに対応する
信号が、フレームアドレス検出回路37より供給された
トラックアドレスやフレームアドレスに対応する信号に
基づいてカウントされ、所定のカウント値に達したと
き、クラスタスタートパルスが出力される。
【0078】制御回路38は、フレームアドレス検出回
路37より供給されるフレームアドレスと、ウォブリン
グアドレスフレームの構成とから、トラック1周におけ
る基準のクロック同期マークの位置を検出することがで
きる。例えばフレーム0の最初のクロック同期マークを
1回転(1周)の基準となるクロック同期マークとする
ことができる。これを基準として、クロックのカウント
値より、トラック上の任意の位置にアクセスすることが
可能となる。
【0079】なお、PLL回路41は、図10に示す奇
数フレームと偶数フレームのいずれにおいても、クロッ
ク同期マークを基にクロックを生成することができる。
【0080】このように、この実施例においては、グレ
イコード化されたウォブリングアドレス情報から、トラ
ックアドレスが検出される。上述したように、トラック
アドレスに対応するグレイコードは、隣接トラックに移
動したとき、下位アドレスの1のチャンネルの位置が隣
のチャンネルに順に移動し、下位アドレスの全てのチャ
ンネルが0になることはないので、下位アドレスのみを
検出して、所望のトラックをシークすることができる。
従って、従来のように、シーク時に上位アドレスと下位
アドレスの両方を検出する必要がなくなるので、高速な
アクセスが可能となる。
【0081】なお、上記実施例におけるウォブリングア
ドレスフレームの構成は一例であり、他の構成とするこ
とが可能である。
【0082】また、上記実施例において用いた具体的な
数値は例であって、これに限定されるものではない。
【0083】さらに、上記実施例における変換テーブル
は例であって、これに限定されるものではなく、他の変
換テーブルを定義してアドレス情報をグレイコード化す
ることも可能である。
【0084】また、上記実施例においては、光ディスク
記録再生装置の場合について説明したが、本発明は光デ
ィスクの再生だけ、または記録だけを行う装置にも応用
することが可能である。
【0085】さらに、本発明は、CD−ROM(Compac
t Disc Read Only Memory)やミニディスクなどに応用
することも可能である。
【0086】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の光ディスク
によれば、グルーブトラックとランドトラックの両方が
形成されている光ディスクにおいて、ウォブリングによ
るアドレス情報に対応して、任意の位置にアクセスする
ことが可能な光ディスクを実現することができる。
【0087】請求項に記載の光ディスク記録再生装置
および請求項10に記載の光ディスク記録再生方法によ
れば、アクセス点が、グルーブトラックとランドトラッ
クの一方に位置する場合、読み取られたアドレス情報を
アクセス点のアドレスとして検出し、アクセス点が他方
に位置する場合、各フレームより読み取られるアドレス
情報の大きさの比較結果に対応して、アクセス点のアド
レス情報を検出するようにしたので、グルーブトラック
とランドトラックの両方が形成されている光ディスクに
対して、任意の位置に確実にアクセスすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクがウォブリングされた状態
を説明する図である。
【図2】本発明の光ディスクのグルーブトラックとラン
ドトラックの構成を示す図である。
【図3】本発明の光ディスクのグルーブトラックとラン
ドトラックの他の構成を示す図である。
【図4】グレイコード化されたウォブリングアドレスフ
レームの構成例を示す図である。
【図5】グレイコード化の方法を説明するための図であ
る。
【図6】クロック同期マークエリアとクロック同期マー
クを示す図である。
【図7】ウォブリング信号発生回路の構成例を示す図で
ある。
【図8】図7のバイフェーズ変調回路13が出力するバ
イフェーズ信号の例を示す図である。
【図9】図7のバイフェーズ変調回路13が出力するバ
イフェーズ信号の他の例を示す図である。
【図10】グルーブトラックとランドトラックにおける
各フレームのトラック番号を説明する図である。
【図11】隣接する2つのグルーブトラック上のアドレ
スを説明する図である。
【図12】グルーブトラックとランドトラックを有する
ディスク1を製造するための記録装置の構成例を示す図
である。
【図13】本発明の光ディスク記録再生装置の構成例を
示す図である。
【図14】図13のトラッキングおよびフォーカシング
サーボ回路47のトラッキングサーボ回路の一部の構成
を示すブロック図である。
【図15】図14の実施例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 光ディスク, 2 グルーブトラック, 3 ラン
ドトラック, 11発生回路, 12,14 割算器,
13 バイフェーズ変調回路, 15 FM変調回
路, 16 グレイコード変換回路, 21 ウォブリ
ング信号発生回路, 22 合成回路, 23 マーク
信号発生回路, 24 記録回路, 25 光ヘッド,
26 原盤, 27 スピンドルモータ, 31 ス
ピンドルモータ, 32 光ヘッド, 33 記録再生
回路, 34 メモリ, 35アドレス発生読取回路,
36 マーク検出回路, 37 フレームアドレス検
出回路, 38 制御回路, 39 スレッドモータ,
40 マーク周期検出回路, 41 PLL回路,
46 クラスタカウンタ, 47 トラッキングサーボ
およびフォーカシングサーボ回路, 61 受光素子,
64 スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−219024(JP,A) 特開 平7−73508(JP,A) 特開 平4−172623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/007 G11B 7/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにおいて、グルーブトラック およびランドトラックが交互に形成さ
    前記トラックは複数のフレームに分割され、当該グ
    ルーブトラックは両側の側壁が同一のアドレス情報に基
    づいてウォブリングされ、 前記 フレームのうち前記グルーブトラックに配置された
    第1のフレームには当該グルーブトラックのアドレス情
    報が記録され、前記第1のフレームに隣接する第2のフ
    レームには当該第1のフレームが配置されたグルーブト
    ラックに隣接するランドトラックのアドレス情報が記録
    されていることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記第1のフレームは、奇数フレームと
    偶数フレームのうちの一方であり、前記第2のフレーム
    は、他方であることを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク。
  3. 【請求項3】 ウォブリングにより前記アドレス情報が
    記録されている前記トラックのうち、奇数番目のトラッ
    クと偶数番目のトラックのうちの一方においては、奇数
    フレームが前記第1のフレームとされ、他方において
    は、偶数フレームが前記第1のフレームとされることを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記トラックは、前記グルーブトラック
    とランドトラックが1トラックごとに交互に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】 前記アドレス情報には、少なくとも、 同期信号に対応するデータと、 トラックアドレスに対応するデータと、 フレームアドレスに対応するデータと、 誤り検出用の符号に対応するデータとが含まれることを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】 前記アドレス情報は、グレーコードに変
    換されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディ
    スク。
  7. 【請求項7】 グルーブトラックおよびランドトラック
    が交互に形成され前記トラックは複数のフレームに分
    割され、当該グルーブトラックは両側の側壁が同一の
    ドレス情報に基づいてウォブリングされており、かつ、
    前記フレームのうち前記グルーブトラックに配置された
    第1のフレームには当該グルーブトラックのアドレス情
    報が記録され、前記第1のフレームに隣接する第2のフ
    レームには当該第1のフレームが配置されたグルーブト
    ラックに隣接するランドトラックのアドレス情報が記録
    されている光ディスクに対して、データを記録または再
    生する光ディスク記録再生装置において、 前記ウォブリングにより記録されている前記アドレス情
    報を読み取る読み取り手段と、 アクセス点が前記グルーブトラックと前記ランドトラッ
    クのいずれにあるかを判定する判定手段と、 前記グルーブトラックと前記ランドトラックのうちの一
    方に前記アクセス点が位置するとき、前記読み取り手段
    により読み取られた前記アドレス情報を前記アクセス点
    のアドレス情報として検出し、前記グルーブトラックと
    前記ランドトラックのうちの他方に前記アクセス点が位
    置するとき、前記各フレームより読み取られる前記アド
    レス情報の大きさを比較し、比較結果に対応して、前記
    アクセス点のアドレス情報を検出する検出手段とを備え
    ることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、トラッキングエラー信
    号の極性から前記アクセス点が前記グルーブトラックと
    前記ランドトラックのいずれにあるかを判定することを
    特徴とする請求項7に記載の光ディスク記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は、前記グルーブトラック
    前記ランドトラックのうちの他方に前記アクセス点が
    位置するとき、前記各フレームより読み取られる前記ア
    ドレス情報のうち大きい方を、前記アクセス点のアドレ
    ス情報として検出することを特徴とする請求項7に記載
    の光ディスク記録再生装置。
  10. 【請求項10】 グルーブトラックおよびランドトラッ
    が交互に形成され前記トラックは複数のフレームに
    分割され、当該グルーブトラックは両側の側壁が同一の
    アドレス情報に基づいてウォブリングされており、か
    つ、前記フレームのうち前記グルーブトラックに配置さ
    れた第1のフレームには当該グルーブトラックのアドレ
    ス情報が記録され、前記第1のフレームに隣接する第2
    のフレームには当該第1のフレームが配置されたグルー
    ブトラックに隣接するランドトラックのアドレス情報が
    記録されている光ディスクに対して、データを記録また
    は再生する光ディスク記録再生方法において、 前記ウォブリングにより記録されている前記アドレス情
    報を読み取り、 アクセス点が前記グルーブトラックと前記ランドトラッ
    クのいずれにあるかを判定し、 前記グルーブトラックと前記ランドトラックのうちの一
    方に前記アクセス点が位置するとき、読み取られた前記
    アドレス情報を前記アクセス点のアドレス情報として検
    出し、前記グルーブトラックと前記ランドトラックのう
    ちの他方に前記アクセス点が位置するとき、前記各フレ
    ームより読み取られる前記アドレス情報の大きさを比較
    し、比較結果に対応して、前記アクセス点のアドレス情
    報を検出することを特徴とする光ディスク記録再生方
    法。
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