JP3456169B2 - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

Info

Publication number
JP3456169B2
JP3456169B2 JP18371399A JP18371399A JP3456169B2 JP 3456169 B2 JP3456169 B2 JP 3456169B2 JP 18371399 A JP18371399 A JP 18371399A JP 18371399 A JP18371399 A JP 18371399A JP 3456169 B2 JP3456169 B2 JP 3456169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
digital camera
image data
gradation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18371399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001016494A (ja
Inventor
和人 最上
幸弘 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP18371399A priority Critical patent/JP3456169B2/ja
Publication of JP2001016494A publication Critical patent/JP2001016494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3456169B2 publication Critical patent/JP3456169B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影対象からの光
をデジタルデータに変換して記録するデジタルカメラに
関するものであり、特に外部印刷装置に直接接続して印
刷を行うことができるデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD等の光センサにより光を電
気信号に変換し、その電気信号をデジタルデータに変換
してフラッシュメモリ等の記録媒体に記録するデジタル
カメラが普及してきている。デジタルカメラでは、パー
ソナルコンピュータ等を用いて画像データの保存や様々
な加工を個人で手軽に行えるほか、プリンタに画像デー
タを出力することによりフィルムの現像をすることなく
写真を印刷することができる。また、プリンタの印刷品
質の向上により、従来の銀塩写真とほとんど区別がつか
ないほど、品質の高い写真も印刷できるようになってき
ている。
【0003】上記のようなデジタルカメラの中には、プ
リンタと直接接続し、デジタルカメラ内に格納された印
刷プログラムを実行することにより、パーソナルコンピ
ュータなど他の処理装置を介さずに画像の印刷を行う、
いわゆるダイレクトプリントを行うことができるものも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェット式などのプリンタは一般に、C(シアン)、M
(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のドッ
トの有無を組み合わせることにより画像を印刷するた
め、多階調のデータを含む画像データを二値化したデー
タに変換してからプリンタに送信する必要がある。カラ
ー画像などの階調をもつ画像をきれいに印刷するために
は、複数のドットで元データの1画素を表現するため
に、画像データを解像度が高く、より画素数の多いデー
タに変換してから二値化する必要があった。画素数の多
い画像データの取り扱いには、多くのメモリ容量と処理
時間が必要になる。
【0005】また、特にデジタルカメラにおいては、本
体を小型化することが携帯性の点で重要であるため、制
御装置の処理速度や使用可能なメモリの容量がパーソナ
ルコンピュータなどと比較すると劣る場合が多く、その
ためにデジタルカメラから直接画像の印刷を行うと長時
間を要するいう問題があった。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、ダイレクトプリント時に画像の印刷を
高速化することのできるデジタルカメラを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1又は
記載のデジタルカメラによれば、画素毎に複数の階調を
示す階調データを含む前記画像データの複数画素分のデ
ータを、画像を横方向に拡大するため、階調データを補
間することなしに、予め記録されている繰り返し数を前
記画像データの画素毎に付加して階調データとその繰り
返し数とよりなる拡大データに変換し、拡大データを二
値化データに変換し、二値化データを外部印刷装置に出
力する。そのため、拡大データのデータ量が小さくな
り、少ないメモリ容量でも高速で処理を行うことがで
き、印刷速度が向上する。また二値化手段は、画像を縦
方向に拡大しながら二値化するため、くり返し入力され
る1ラインの拡大データに基づいて二値化データを作成
するため、少ないメモリ容量でも高速で処理を行うこと
ができ、印刷速度が向上する。拡大データは画像データ
の1ラインのデータから変換することにより、印刷に必
要なデータを少ないメモリ容量で作成することができ
る。
【0008】
【0009】本発明の請求項記載のデジタルカメラに
よれば、二値化手段は誤差拡散法により二値化する。そ
のため、多階調の画像データを肉眼で自然に見えるよう
に二値化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図2は本発明の一実施例のデジ
タルカメラ10の構造を説明するためのブロック図であ
る。デジタルカメラ10は、制御部11、集光レンズ1
2、撮像手段としてのCCD(Charge Coupled Devic
e)13、A/D変換器14、画像データを一時的に記
録するRAM(Random Access Memory)15、圧縮され
た画像データを記録可能なメモリカード16、メモリカ
ード16が着脱可能なカードスロット20、画像を表示
する液晶表示装置(LCD)21、LCD21に表示す
る画像のためのデータが格納されるVRAM18、メモ
リカード16内のデータを外部機器に出力するためのイ
ンターフェイス19などから構成される。本実施例のデ
ジタルカメラ10は、外部印刷装置としてのプリンタ2
2とインターフェイス19を介して接続することによ
り、いわゆるダイレクトプリントを行うことができる。
【0011】制御部11は制御部と、データの入出力手
段とを備え、制御プログラムを実行することにより、デ
ジタルカメラ10の様々な制御を行う。本実施例では、
デジタルカメラ10に内蔵されるフラッシュメモリなど
の記録装置にダイレクトプリントプログラムが格納され
ており、使用者の指示により制御部11がダイレクトプ
リントプログラムを実行することにより、ダイレクトプ
リントを行うことができる。
【0012】集光レンズ12には集光レンズ12に入力
される光量を調節するための絞り121が設けられてい
る。CCD13として、C(Cyan)、M(Magenta)、
Y(Yellow)、G(Green)の補色フィルタを有する複
数の撮像素子がマトリックス状に配置されたCCD13
を用いることにより、カラー画像を撮影することができ
る。補色フィルタは、C、M、Yの3色の場合もある。
R(Red)、G(Green)、B(Blue)の原色フィルタを
有するCCDを用いる場合もある。RAM15としては
セルフリフレッシュ機能をもつS−DRAM(Synchron
ous Dynamic RAM)が用いられる。
【0013】メモリカード16は、通電しなくても記録
内容を保持することのできる書換え可能な記憶媒体であ
るフラッシュメモリなどに画像データが記録され、デジ
タルカメラ10のカードスロット20に着脱自在に装着
されている。メモリカード16として例えばPCMCI
A規格に準拠したメモリカード、またはPCMCIAカ
ードアダプタに取付け可能なメモリカードを用いること
により、PCMCIAカード用スロットを有するパーソ
ナルコンピュータでメモリカード16の内容を直接読み
書きすることができる。
【0014】図3、図4は本実施例のデジタルカメラ1
0を示す背面図および平面図である。デジタルカメラ1
0は、使用者がLCD21またはビューファインダーと
しての光学ファインダーにより撮影範囲を決定し、シャ
ッターボタン101を押すことにより撮影が行われる。
制御部11は、シャッターボタン101を可動範囲の途
中まで押した「半押し」と、可動範囲の限界あるいは限
界近傍まで押した「全押し」を区別して認識することが
できる。使用者は、デジタルカメラの作動モードを切り
替えるモード切り替えダイヤル102により「ビューフ
ァインダーモード」、「LCDモード」、「Off」、
「プレイバックモード」、「ダイレクトプリントモー
ド」、「セットアップモード」の6つのモード中からい
ずれか1つを選択する。
【0015】「ビューファインダーモード」は、デジタ
ルカメラ10の消費電力を節約するために、光学ファイ
ンダーを用いて撮影を行うモードである。「LCDモー
ド」は、主にLCDをファインダーとして用いて撮影を
行うモードである。「プレイバックモード」は、すでに
撮影され、メモリカード16に記録された画像データに
基づく画像を表示するモードである。「ダイレクトプリ
ントモード」は、デジタルカメラ10を外部のプリンタ
にインターフェイスを介して接続し、画像を印刷するた
めのモードである。「セットアップモード」は、デジタ
ルカメラ10の撮影条件などの各種設定を行うモードで
ある。モード切り替えダイヤル102が「Off」の位
置にセットされた時は、デジタルカメラ10の電源はオ
フになる。
【0016】LCD21の周囲には、入力手段としての
入力キー103〜109が設けられている。制御部11
は、選択されたモードに応じた制御プログラムを実行す
る。そして、使用者によるシャッターボタン101や入
力キー103〜109の入力を検出し、それに対応した
制御を行う。また、デジタルカメラ10の上部には、画
質選択ボタン111、ストロボ選択ボタン112、モー
ド選択ボタン113が設けられている。画質選択ボタン
111を押すと、画像データの圧縮率や画素数を変更す
ることにより、記録画質が変更される。ストロボ選択ボ
タン112を押すと、ストロボの発光モードを自動発
光、常に発光、常に発光しないの中から選択できる。モ
ード選択ボタン113を押すと、通常の撮影モード、近
接撮影モード、、拡大撮影モード、パノラマ撮影モード
などの切り替えができる。各選択ボタン111、11
2、113により設定される内容は、セグメント式のL
CD114に表示される。
【0017】次に、本実施例のデジタルカメラ10の動
作を説明する。モード切り替えダイヤル102が「SH
1」の位置にセットされると、ビューファインダーモー
ドになる。LCD21には通電されず、LCD21は非
表示の状態である。通常はCCD13に通電されない状
態であり、使用者がシャッターボタン101を半押した
段階でCCD13の作動が開始し、制御部11により露
光の設定、焦点の設定、ホワイトバランスの設定などが
自動的に行われる。露光は、シャッタースピードと絞り
によって決定される。使用者は光学ファインダー110
を用いて撮影範囲を決定する。
【0018】使用者がデジタルカメラ10のシャッター
ボタン101を半押しすると、CCD13が認識する画
像に適切な露光やフォーカスが設定され、シャッターボ
タン101が半押しの間露光やフォーカスが固定され
る。
【0019】使用者がシャッターボタン101を全押し
すると、撮影が開始され画像データの作成が行われる。
まず、CCD13に蓄積された電荷が一旦すべて放電さ
れ、その後集光レンズ12により集光された光がCCD
13に入力される。CCD13では入力された光が光量
に応じた電荷に変換される。CCD13から出力された
電気信号は、A/D変換器14によりデジタル信号に変
換される。A/D変換器14から出力されるデジタルデ
ータは高速化のためDMA(Direct Memory Access)に
より制御部11を介さずに直接RAM15のアドレスを
指定して転送される。
【0020】CCD13から転送されたデータは、1画
素について1色相当の情報しかもたないため、RAM1
5に記録されたデータについて以下のように色補間処理
を行うことにより、例えば640×480画素の画像デ
ータを作成する。
【0021】まず、本実施例では画像データをJPEG
(Joint Photographic Experts Group)形式に圧縮して
記録するため、JPEG形式のデータを生成するのに必
要な画像の輝度成分Y成分を、 Y={G+M+Y+C}×1/4 = 1/4{2B+
3G+2R} の近似式で、また、クロマ(色差)成分を、 R−Y={(M+Y)−(G+C)}={2R−G} B−Y={(Mg+C)−(G+Y)}={2B−G} の近似式で、注目画素の周囲の色情報を用いて計算して
求める。このようにして算出した輝度信号Yと色差信号
UVの内、輝度成分は640×480の画素を計算し、
色差成分は水平方向の画素を2画素単位で計算して32
0×480の画素として算出する。この方法は、いわゆ
るJPEG圧縮の4:2:2と言われる方法で色成分の
情報を部分的に相加平均処理してデータの圧縮を図って
いる。以上の処理により、640×480画素のYデー
タと、320×480画素のUVデータが算出され、Y
UV形式の画像データが得られる。
【0022】次に、メモリカード16への記録枚数を多
くするためにYUV形式の画像データをJPEGの規格
による非可逆圧縮方式により圧縮し、容量の小さな圧縮
データを生成する。JPEGは一般に用いられるカラー
画像の圧縮方法であり、圧縮率を変更することにより保
存画質を調整することができる。JPEG圧縮は、画像
データを8×8画素を1単位としたブロックに分割し、
ブロック単位にDCT(離散コサイン変換)を行った後に
所定の量子化テーブルにより量子化し、さらにハフマン
符号化して圧縮する。JPEG圧縮は、制御部11によ
ってソフトウェア的に行うほか、高速化のために専用の
回路を用いることができる。JPEG圧縮された圧縮デ
ータは、メモリカード16に記録される。
【0023】モード切り替えダイヤル102が「SH
2」の位置にセットされたときは、LCDモードとな
り、LCD21に撮影対象が動画として表示される。使
用者がシャッターボタン101を全押しすると、ビュー
ファインダーモードと同様の手順で画像データの作成が
行われる。JPEG圧縮された圧縮データはメモリカー
ド16に記録される。画像データがメモリカード16に
記録開始されてから完了するまでには数秒から十数秒の
時間がかかる場合があるが、その間LCD21には画像
データに基づいた画像が表示され続ける。
【0024】モード切り替えダイヤル102が「DP」
の位置にセットされると、ダイレクトプリントモードに
なる。使用者は入力キーへの入力によりデジタルカメラ
10で撮影した写真画像を選択し、印刷サイズを指定し
てプリンタ22で印刷することができる。画像データの
画素数、プリンタ22の印刷解像度および印刷サイズに
応じて、画像データの拡大率が決定される。例えば、7
20dpiの印刷解像度をもつカラーインクジェットプ
リンタで印刷する場合、美しく印刷するためには画像デ
ータの解像度(ピクセル濃度)は、少なくとも240d
pi以上であること必要で、プリンタの解像度に近いこ
とがより望ましい。例えば、640×480画素の画像
を5.6×4.2cmの大きさで印刷しようとするとき
に720dpiの解像度を得るためには、画像データを
約2.5倍に拡大して1600×1200画素の画像デ
ータにする必要がある。
【0025】図1は、ダイレクトプリント時にデジタル
カメラ10により行われる処理の手順を示すフローチャ
ートである。図5は、制御部11がダイレクトプリント
を実行するために、デジタルカメラ10のフラッシュメ
モリ等に格納されるダイレクトプリントプログラム30
を構成するモジュール群を示すブロック図である。
【0026】ステップS101では、使用者が印刷を指
示した画像データを伸長モジュール301によりメモリ
カード16に記録されたJPEG形式からYUV形式に
伸長する。伸長はJPEGのブロック単位に行われ、縦
方向に8ラインずつ伸長される。ステップS102で
は、第1の補正モジュール302により、YUV形式の
画像データに対し、エッジ強調や色にじみの低減処理を
行う。ステップS103では、ラスタライザ303によ
り、YUV形式の画像データをR,G,Bの3原色に変
換し、それぞれの色毎にラスタ変換されたRGB多階調
(例えば、256階調)ビットイメージデータとしてR
AM15の所定の作業領域に展開する。ステップS10
4では第2の補正モジュール304により、コントラス
トの調整や彩度の強調を行う。これらの処理により、デ
ジタルカメラ10で撮影された画像が、プリンタ30で
印刷するのに適した画像に補正される。
【0027】ステップS105では、色補正モジュール
305により、RGB形式の画像データの横方向、イン
クジェットプリンタの例ではプリンタのヘッドの主走査
方向の所定のラインをCMYK形式に変換するととも
に、各色のデータについて横方向に拡大したデータを作
成する。RGBからCMYKへの変換は、RGBの値を
3軸とした空間に対応してあらかじめ計算されたCMY
K値が格納された変換テーブルを用いて行われる。
【0028】横方向の拡大は、例えば図6に示すよう
に、画像データのある色について横方向の階調データが
「140,32,45,208…」という数列を含み、
これを印刷サイズに合わせて2.5倍に拡大する場合
は、画像データの座標に対応して「2,3,2,3…」
という数列が記録された拡大テーブルを用いて、画像デ
ータの各画素の階調データに座標に応じて繰り返し数を
付加し、「140,2,32,3,45,2,208,
3…」という拡大データを作成し、RAM15に格納す
る。その他の倍率に拡大する場合でも同様で、例えば
3.3倍に拡大する場合は、「3,3,4,3,3,4
…」という拡大テーブルを用いて「140,3,32,
3,45,4,208,3…」という拡大データが作成
される。そのため、図6の比較例に示すように画像デー
タの各画素の階調データの数を拡大率の分だけ増加させ
るよりも、使用するRAM15の容量を少なくすること
ができる。
【0029】ステップS106では、ハーフトーンモジ
ュール306により、誤差拡散法を用いて拡大された画
像データを二値化する。例えば、明るさを示す階調デー
タの範囲を0〜255とし、しきい値を128すると
き、印刷色は階調データがしきい値より大なら暗(階調
度=255)、小なら明(階調度=0)となる。ここ
で、注目画素X1の階調データが140の場合を例とす
ると140>128から印刷色の階調度=255となる
が、これでは誤差が大きく実際の階調より暗過ぎること
となる(誤差:140−255=−115)。
【0030】そこで、誤差拡散法によるハーフトーン処
理ではその誤差(−115)を注目画素X1の近傍の画
素(図7の例では9画素)の階調度を明るい方にふって
誤差を拡散させる。このような操作を繰返すことにより
注目画素X1の近傍全体の階調バランスをとって画像全
体の階調を実際の階調に疑似的に近似させる。
【0031】ハーフトーン処理ではこのためにRAM1
5上にプログラムで規定するライン数分の誤差バッファ
を確保し、注目画素について演算結果の書込と補正演算
のための読み出しのサイクルを誤差バッファの個数分繰
返し、各色毎の二値化対象データ(画素)の全てについ
てそれを繰返す。なお、誤差バッファは少なくとも1ラ
イン分を要し、2ライン分、3ライン分、或いはそれ以
上を確保してもよい。図7は2ライン分の誤差バッファ
を確保した例であり、この例では誤差バッファは5個×
2ラインである。
【0032】ハーフトーンモジュール306に1ライン
分の階調データを入力する行程では、RAM15に記憶
されたデータを順に読み出した階調データと繰り返し数
を制御部のレジスタに格納し、階調データをハーフトー
ンモジュールに入力する毎に繰り返し数を1減少させ、
繰り返し数が0になると、次の階調データと繰り返し数
をRAM15から読み出す。例えば、図7でX1に対応
する座標から階調データ32が3回繰り返される場合に
は、RAM15には「32,3」のようにデータが記憶
され、X2、X3に対応する座標について二値化データ
を算出する時は、RAM15からデータを読み出すので
はなく、制御部11のレジスタに格納された「32」の
値を用いる。そのため、図7の比較例に示す拡大された
画像データの全ての画素の階調データをRAM15から
読み出す場合よりも、RAM15へのアクセス回数が減
少し、高速で処理を行うことができる。
【0033】ステップS107では、1ライン分のハー
フトーン処理が行なわれた処理結果が、RAM15から
順次取り出されて、インターフェイス19を介してプリ
ンタ22に送信され、プリンタ22では受け取ったデー
タに基づいて印刷処理が行われる。
【0034】ハーフトーンモジュール306に複数ライ
ンの階調データを入力する行程では、画像データの縦方
向、すなわちプリンタの紙送り方向の座標に対応した拡
大テーブルの値にしたがって、上記の1ライン分のデー
タについてハーフトーンモジュール306への入力を繰
り返す。拡大テーブルは横方向の拡大に用いたものと同
じでよい。そのため、作成する拡大データのライン数は
元の画像データのライン数と同じで、画像データを縦方
向に拡大したのと同様の効果が得られる。そのため、図
7の比較例に示すように画像データを拡大してライン数
の多い拡大データを作成した場合よりも処理速度を向上
させることができる。
【0035】ステップS108では、縦方向の拡大処
理、すなわちハーフトーンモジュール306へのデータ
入力の繰り返しが拡大テーブルの値の回数だけ完了した
か否かを判断し、まだ完了していなければステップS1
06へ戻り再びハーフトーン処理を行い、次のラインの
処理結果を得る。縦方向の拡大が完了していれば、ステ
ップS109へ進む。
【0036】ステップS109では、縦方向に1ブロッ
クの8ラインのデータについてCMYK変換が完了して
いるか否かを判断し、まだ完了していなければステップ
S105へ戻り、ブロック内の次のラインについてハー
フトーン処理を行う。縦方向の拡大が完了していれば、
ステップS110へ進む。
【0037】ステップS110では、全てのデータの処
理が完了しているか否かを判断し、まだ完了していなけ
ればステップS101へ戻りJPEG次の8ラインのデ
ータをYUVに伸長する。
【0038】以上説明した本発明の実施例では、データ
の繰り返し数を求めるのに座標に応じた繰り返し数が格
納された拡大テーブルを用いたが、繰り返し数を計算に
より求めてもよい。また、本実施例では、ダイレクトプ
リント時に処理を行う各モジュール301〜306はソ
フトウェアによって構成したが、同様の機能を有するハ
ードウェアを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデジタルカメラにより
ダイレクトプリントを行う手順を示すフローチャートで
ある。
【図2】本発明の一実施例によるデジタルカメラを示す
ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例によるデジタルカメラを示す
平面図である。
【図4】本発明の一実施例によるデジタルカメラを示す
背面図である。
【図5】本発明の一実施例によるデジタルカメラのダイ
レクトプリントプログラムの構造を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の一実施例によるデジタルカメラにより
生成される拡大データの構造を示す図である。
【図7】本発明の一実施例によるデジタルカメラにおい
て、誤差拡散法で用いる誤差バッファを説明する模式図
である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 11 制御部 12 集光レンズ 13 CCD(撮像手段) 15 RAM 16 メモリカード(記録手段) 18 VRAM 19 インターフェイス 22 プリンタ 30 ダイレクトプリントプログラム 301 伸長モジュール 302 第1の補正モジュール 303 ラスタライザ 304 第2の補正モジュール 305 色補正モジュール 306 ハーフトーンモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−51541(JP,A) 特開 平5−28071(JP,A) 特開 平11−112932(JP,A) 特開 昭61−141481(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/247

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影対象からの光を画像データに変換す
    る撮像手段と、前記画像データを記録する記録手段と、
    前記画像データに基づく画像を外部印刷装置に出力する
    手段とを備えるデジタルカメラであって、 画素毎に複数の階調を示す階調データを含む前記画像デ
    ータの複数画素分のデータを、画像を横方向に拡大する
    ため、階調データを補間することなしに、予め記録され
    ている繰り返し数を前記画像データの画素毎に付加して
    階調データとその繰り返し数とよりなる拡大データに変
    換する手段と、画像を縦方向に拡大しながら二値化するため、くり返し
    入力される1ラインの拡大データに基づいて二値化デー
    タを作成する二値化手段 と、 前記二値化データを外部印刷装置に出力する手段と、 を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記拡大データは、前記画像データの1
    ラインのデータから変換されることを特徴とする請求項
    1記載のデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記二値化手段は、誤差拡散法により二
    値化することを特徴とする請求項1、2のいずれか一項
    記載のデジタルカメラ。
JP18371399A 1999-06-29 1999-06-29 デジタルカメラ Expired - Fee Related JP3456169B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18371399A JP3456169B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 デジタルカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18371399A JP3456169B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 デジタルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001016494A JP2001016494A (ja) 2001-01-19
JP3456169B2 true JP3456169B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=16140664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18371399A Expired - Fee Related JP3456169B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 デジタルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3456169B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3873168B2 (ja) * 2001-07-03 2007-01-24 カシオ計算機株式会社 デジタルカメラ及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001016494A (ja) 2001-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4678188B2 (ja) 画像処理装置
CN100389592C (zh) 图像处理装置
JPH08317293A (ja) 撮像装置
JP2003204459A (ja) デジタルカメラ、及び画像再生装置
JP2004096505A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像記録装置、プログラム及び記録媒体。
JP4829391B2 (ja) 撮像装置
JP3702349B2 (ja) デジタルカメラ
JP3456169B2 (ja) デジタルカメラ
US20030161608A1 (en) Image reproducing apparatus and image reproducing method
JP3223972B2 (ja) デジタルカメラおよび画像データ処理方法
JP3223970B2 (ja) デジタルカメラ、画像処理装置および記録媒体
JP4281161B2 (ja) 電子カメラ
JP2000134525A (ja) デジタルカメラ
JP2000232618A (ja) フォトフィニッシング方法およびシステム並びに記録媒体
JP2004207987A (ja) 画像処理方法及びプリントシステム
JP5018828B2 (ja) 画像撮影装置及び画像撮影プログラム
KR19980019056A (ko) 디지털 카메라(digital camera)
JPH10341361A (ja) パノラマ画像撮影機能付デジタルカメラ
JP2951977B2 (ja) 画像処理装置
JP2002330387A (ja) 電子カメラ
JP2002218315A (ja) 画像撮影装置、画像出力装置および両装置を備えた画像処理システム
JP3915296B2 (ja) デジタルカメラ
JP3302648B2 (ja) デジタルカメラ用記憶媒体およびデジタルカメラ
JP3143458B2 (ja) 画像処理装置
JP5533918B2 (ja) 画像撮影装置及び画像撮影プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees