JP3455679B2 - 収納体付き光コネクタ及びその接合解除工具 - Google Patents

収納体付き光コネクタ及びその接合解除工具

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JP3455679B2
JP3455679B2 JP22431898A JP22431898A JP3455679B2 JP 3455679 B2 JP3455679 B2 JP 3455679B2 JP 22431898 A JP22431898 A JP 22431898A JP 22431898 A JP22431898 A JP 22431898A JP 3455679 B2 JP3455679 B2 JP 3455679B2
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守 兵藤
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アダプタ等を別に
準備することなく、接合相手の光コネクタフェルールと
簡単に接合が可能な収納体付き光コネクタとその接合解
除工具に関する。
【0002】
【従来の技術】架に配線モジュール、分岐モジュール等
を収容する場合、架のパネル面に多数の光コネクタを配
列固定して、架内及びパネル前面側に配線される光コネ
クタ付き光テープ心線等との光コネクタによる接続を可
能ならしめる必要がある。この要求に対応する光コネク
タとしてJIC C 2982に規定するF13形多心
光コネクタがある。これは、いわゆるMPO(Mult
ipass PushOn)コネクタと呼ばれるもの
で、アダプタを介して2個のプラグを対向させて結合す
るものである。
【0003】図7はMPOコネクタの例を示す斜視図で
あって、21a、21bはフェルール、22aは光ファ
イバ、23はガイドピン、24a、24bはハウジン
グ、25a、25bは光テープ心線、26はアダプタ、
27aは係止爪、27bは爪受け、28はM型プラグ、
29はF型プラグである。
【0004】M型プラグ28の場合は、フェルール21
aのガイドピン孔にガイドピン23が挿入されその一部
が突き出しているのに対し、F型プラグ29の場合は、
フェルール21bのガイドピン孔は空孔のままである。
また、M型プラグ28のフェルール21aの光ファイバ
挿入孔には光テープ心線25aの光ファイバ22aの先
端部分が挿入され、フェルール21aの先端面と共に光
ファイバ22aの先端面も光軸に対して垂直方向から8
度傾けた面になるように研磨されている。また、F型プ
ラグ29も光テープ心線25bの端末にM型プラグと同
じ要領で取付けられる。
【0005】そして、アダプタ26の両側からM型プラ
グ28とF型プラグ29を差し込むことによって、M型
プラグ28側のガイドピン23の突き出し部が、F型プ
ラグ29側のフェルール21bのガイドピン孔に挿入さ
れ、2個のフェルール端面とそれぞれの光ファイバ端面
が対向して光結合がなされる。また、M型プラグ28及
びF型プラグ29とアダプタ26とは、係止爪27a及
び爪受け27bによって係止される。また、ハウジング
24a、24bにフェルール21a、21bを収納する
ため、ハウジング24a、24bは本体と後端押え部材
等の幾つかの部品に分離出来るようになっている。
【0006】また、この種のアダプタを介して結合する
光コネクタを架のパネルに固定するに当たっては、例え
ば図8に示す方法がある。図8(A)はその斜視図、図
8(B)はその縦断面図であって、26はアダプタ、3
0はパネル、31はアダプタ固定孔、32は固定爪、3
3はストッパである。アダプタ26は図7のアダプタと
同様のものであるが、パネルに固定するためアダプタの
側面には固定爪32とストッパ33が固着されている。
そして、アダプタ26をパネル30のアダプタ固定孔3
1に挿通させることによって、固定爪32とストッパ3
3にてパネル30にアダプタ26を固定するものであ
る。また図8に示すものの他、アダプタのパネルへの固
定方法としては、アダプタにフランジを付けておき、フ
ランジをパネル面にネジで止める方法もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すMPOコネ
クタの場合、フェルールをハウジングに収容してM型プ
ラグ又はF型プラグを形成し、2種のプラグをアダプタ
に両側から差し込んで結合するため、部品点数も多く価
格も高くなる。また、フェルールの上にハウジングとア
ダプタが二重に配置されるものであるため、全体の形状
が大きくなり、パネルへの実装密度を高め難いという問
題がある。
【0008】そこで、図9、図10に示す収納体付き光
コネクタが開発されつつある。図9(A)は収納体付き
光コネクタの部品展開平面図、図9(B)は収納体付き
光コネクタの部品展開側面図、図10は組み立てた収納
体付き光コネクタを使って相手コネクタと接続する例を
示す縦断面図である。図9、図10において、40は収
納体、40aは係止爪、41は第一フェルール、42は
ガイドピン、43はガイドピン保持部材、44は押圧バ
ネ、45はバネ押え、46は収納体付き光コネクタ、4
7は光テープ心線、48は第二フェルール、49は光テ
ープ心線である。
【0009】収納体付き光コネクタ46は、プラスチッ
ク樹脂等の成形体からなる収納体40と、その中に収納
された第一フェルール41と、第一フェルール41のガ
イドピン孔に挿入された2本のガイドピン42と、ガイ
ドピン42を後部から保持するガイドピン保持部材43
と、第一フェルール41及びガイドピン保持部材43を
後部から押圧する押圧バネ44と、バネ押え45とから
なる。
【0010】また、この収納体付き光コネクタ46は、
光テープ心線47に取付けて使用する。光テープ心線4
7への取付けに当たっては、光テープ心線47の端末に
おいて光ファイバを露出させ、第一フェルール41の光
ファイバ挿通孔に露出した光ファイバを挿通させて固定
し、第一フェルール41及び光ファイバの先端面を研磨
し、図10のように収納体40に第一フェルール41等
を収納して組み立てる。一方、接続相手となる光テープ
心線49の端末においても光ファイバを露出させ、第二
フェルール48の光ファイバ挿通孔に挿通固定して、第
二フェルール48及び光ファイバの先端面を研磨する。
【0011】そして、収納体付き光コネクタ46と第二
フェルール48の結合を行なうときには、図10に示す
ように収納体付き光コネクタ46の収納体40内の第一
フェルール41の先端側にある空間に第二フェルール4
8を差し込むことによって、押圧バネ44に抗して第一
フェルール41を後退させながら、第一フェルール41
と第二フェルール48との先端面同志を当接させる。ま
たこの時、ガイドピン42の先端突出部分は第二フェル
ール48のガイドピン孔に挿入され、位置合わせが行わ
れる。
【0012】更に、収納体40の先端に設けた2つの係
止爪40aは、弾性を持っているため、第二フェルール
48を挿入する途中ではその間隔が広がり、第二フェル
ール48が収納体40の内部空間に収納された時点では
先端間隔が狭くなって第二フェルール48を係止する。
【0013】この収納体付き光コネクタ46の場合も、
架のパネルに配列固定して使用する場合は、収納体40
の側面に図8に示す固定爪とストッパと同様のものを固
着して、パネルに設けた矩形孔に固定するか、収納体の
外周面にフランジを固着してフランジをパネルにネジ止
めすることによって固定する。
【0014】またパネルに配列固定した収納体付き光コ
ネクタ46に対しては、パネルの前面側から第二フェル
ール48を取付けた光テープ心線の接続、切替え等が繰
り返して行われるが、その時収納体40への第二フェル
ール48の挿抜が繰り返えされるため、その繰り返し挿
抜によって、収納体40の係止爪40aが破損すること
がある。
【0015】収納体40の係止爪40aが破損した場合
は、収納体付き光コネクタ46全体をパネルから外し
て、収納体付き光コネクタを分解して収納体を新しい収
納体と交換する必要がある。この時、パネルに配列固定
された多数の収納体付き光コネクタから収納体が破損し
た1個の収納体付き光コネクタの取外しが出来るように
するため、収納体付き光コネクタの配列間隔を大きくし
ておく必要がある。
【0016】図9、図10に示す収納体付き光コネクタ
の場合、収納体40が図7のMPOコネクタの場合のア
ダプタとハウジングの機能を兼ね備えているので、高
さ、幅は図7のMPOコネクタに比べて小さくすること
は出来、それなりにパネルへの実装密度を高くすること
は出来る。しかし、収納体付き光コネクタの収納体破損
による収納体交換時の作業性から配列間隔をあまり小さ
く出来ないという制限がある。また、収納体の交換に
は、上述するように手間がかかる。また、収納体への第
二フェルールの挿抜作業で手を入れる必要があるが、そ
のスペースも必要である。
【0017】本発明は、以上説明したような従来技術の
問題点を解消した小型でパネルへの実装密度を高くする
ことが可能で、かつ取扱いも容易な収納体付き光コネク
タとそれに使用する接合解除工具を提供するものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の収納体付き光コ
ネクタは、収納体と第一フェルールとを有する光コネク
タであって、前記収納体は分離可能な接合手段により接
合された本体部分と先端部分とからなり、前記収納体は
本体部分と先端部分に渡って連続して設けられた内部空
間を有し、前記第一フェルールは前記収納体の本体部分
側の該内部空間内に収納され、該第一フェルールの先端
側には第二フェルールを収納し得る前記内部空間の空部
分を有し、前記収納体の先端部分の先端には前記内部空
間の空部分に該第二フェルールを収納した時に第二フェ
ルールを係止する弾性を有する係止部を有するものであ
る。
【0019】また本発明の光コネクタの接合解除工具
は、基台とそれに固定した2つの板状突起とからなり、
該板状突起は縦断面鋭角の先端を有し、該2つの板状突
起の板面が同一平面上に位置し、かつ各先端が同一位置
に合わせて平行になるように基台に固定されており、該
板状突起を前記光コネクタを構成する収納体の本体部分
と先端部分との接合間隙に挿入することにより収納体の
本体部分から先端部分を接合解除することが出来るもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3は、本発明の収
納体付き光コネクタの実施形態を示すものである。図1
(A)(B)は収納体付き光コネクタの各部品の斜視図
で、図1(A)は外部に配置される部品を、図1(B)
は内部に配置される部品を示す。図2(A)は各部品の
平面図、図2(B)は各部品の側面図である。また、図
3は収納体付き光コネクタを組み立てたところを示す図
で、図3(A)はその平面図、図3(B)はその側面図
である。
【0021】図1、図2、図3において、1は収納体、
2は本体部分、2aは内部空間、2bは爪部、2cはパ
ネル係合溝、2dはバネ押え係合爪受け溝、3は先端部
分、3aは内部空間、3bは係止部、3cは爪部、4は
バネ押え、4aはバネ押え係合爪、5は第一フェルー
ル、6はガイドピン、7はガイドピン保持部材、8は押
圧バネ、9は光テープ心線である。
【0022】収納体1は成形樹脂等で形成され、分離接
合が可能な本体部分2と先端部分3とからなる。また収
納体1は、本体部分2と先端部分3に渡って連続して設
けられたほぼ直方体状の内部空間2a及び3aを有す
る。そして、本体部分2と先端部分3とは、爪部2bと
爪部3cとからなる接合手段によって接合されている。
また本体部分は、爪部2bと反対側の端部近くにバネ押
え係合爪受け溝2dを、外周側面に長手方向に対して垂
直方向のパネル係合溝2cを有する。また先端部分3
は、内部に内部空間3aを、先端に2つの爪状の係止部
3bを有する。係止部3bは、少なくとも2方向から中
心軸側に向かう爪状の弾性体である。
【0023】第一フェルール5の貫通したガイドピン孔
に2本のガイドピン6を挿入し、収容体1の内部空間2
b、3c内に、第一フェルール5を収容する。またガイ
ドピン6が第一フェルールの貫通したガイドピン孔から
後端側に抜けないようにガイドピン保持部材7で押え
る。そして第一フェルール5及びガイドピン保持部材7
の後方に、押圧バネ8及びバネ押え4を取付ける。収納
体付き光コネクタは、以上1から8の部品で構成され
る。なお、この収納体付き光コネクタは、光テープ心線
9の端末に取付けて使用する。
【0024】光テープ心線9への収納体付き光コネクタ
に取り付けに当たっては、光テープ心線9の端末におい
て被覆を除去して光ファイバを露出させ、露出した光フ
ァイバを第一フェルールの後端側から光ファイバ挿通孔
に挿通して光ファイバの先端面と第一フェルールの先端
面を合わせて接着材等で固定し、第一フェルールの先端
面及び光ファイバの先端面を研磨する。MPOコネクタ
と同様に弾性押圧接触によって屈折率整合剤を使用せず
に接続する場合は、研磨面は光ファイバ軸と垂直方向か
ら8度傾斜させて研磨する。また、弾性押圧接触とせ
ず、屈折率整合剤を使用して接続する場合は、光ファイ
バ軸と垂直に研磨すれば良い。
【0025】そして本体部分2と先端部分3を接合して
形成した収納体1の内部空間2a、3a内に、ガイドピ
ン6と光テープ心線9の光ファイバを取付けた第一フェ
ルール5を収納し、後部方向からガイドピン保持部材
7、押圧バネ8を挿入してバネ押え4にて収納体1の後
部に蓋をすることによって、収納体付き光コネクタを組
み立てる。なお、収納体1の内部空間2a、3a内で第
一フェルール5はほぼ半分の位置を占めるだけであり、
第一フェルール5の先端側には第二フェルールを収納す
るための内部空間の空部分が設けられている。
【0026】またこの収納体付き光コネクタは、組み立
てた後においても、先端部分3のみを接合解除すること
が出来る。また、本体部分2に第一フェルール5、ガイ
ドピン保持部材7、押圧バネ8等を収納して組み立てた
後に、本体部分2に先端部分3を接合して収納体1を完
成させることも可能である。
【0027】次に本発明の収納体付き光コネクタを取付
けた光テープ心線と、接続相手となる光テープ心線との
光コネクタ接続の方法について説明する。図4はその接
続状態を示す縦断面図であって、図1と同じ符号は同じ
ものを示す。10は接続相手となる光テープ心線、11
は第二フェルールである。第二フェルール11は第一フ
ェルール5と同じ形式のフェルールであって、第一フェ
ルール5の場合と同じ要領で第二フェルール11を光テ
ープ心線10の端末に取付ける。なお、第二フェルール
11のガイドピン孔にはガイドピンは挿通されていな
い。
【0028】このようにして光テープ心線10に取付け
た第二フェルール11を、本発明の収納体付き光コネク
タの先端側から差し込んで、第一フェルール5と第二フ
ェルール11の先端面を対向させて突き合わせることに
よって光結合を達成する。この第二フェルール11を差
し込んだ時、第二フェルール11の後端部は収納体1の
先端部分3に設けた係止部3bによって挟み付けられて
係止する。なお、必要によっては第一フェルールと第二
フェルールの先端面間に屈折率整合剤を満たす。
【0029】また、第二フェルール11の差し込みによ
って第一フェルール5が押圧バネ8に抗して少し後退し
て、押圧バネ8によって第一フェルール5と第二フェル
ール11間が押圧される。また、ガイドピン6の突出部
分は、第二フェルール11のガイドピン孔に挿入され、
光ファイバの精密な位置決めがなされる。
【0030】以上の図1、図2、図3、図4に基づく説
明では、収納体1の先端部分3に設けられた係止部3b
は、第二フェルール11の後端部を上下2方向から挟み
込んで係止する形式のものを説明したが、第二フェルー
ルの後端部を左右2方向から挟み込む形式のものであっ
てもかまわない。
【0031】また、収納体1の本体部分2と先端部分3
との接合手段の例として突起状の爪部2b、3cを図示
しているが、一方が突起で、他方が受け溝形式のもので
あってもかまわない。また、爪部2b、3cの位置も左
右2個所とは限らず、上下2箇所の場合もあるし、場合
によっては1箇所のものもある。
【0032】また、第一フェルール5及び第二フェルー
ル11のガイドピン孔は、フェルールの長手方向に貫通
する孔とした例を示しているが、フェルールの先端面近
くにのみ孔が設けられている不貫通孔形式のフェルール
も使用することが出来る。その場合は、ガイドピンがフ
ェルール後方に抜けることはないので、ガイドピン保持
部材7は不要である。また場合によっては、ガイドピン
を使わないで外筒で位置決めする形式の単心用フェルー
ルも本発明の収納体付き光コネクタとして使用が可能で
ある。
【0033】次に、光テープ心線9の端末に取付けた本
発明の収納体付き光コネクタの、筐体のパネルへの固定
方法について説明する。図5はその固定方法を説明する
斜視図であって、図1と同じ符号は同じものを示す。1
2はパネル、12aは切り欠きである。筐体のパネル1
2にはパネル面の方向に見て上部が開口したコの字型の
切り欠き12aを形成しておき、そこに収納体付き光コ
ネクタの本体部分2の側面に設けたパネル係合溝2cを
嵌め込んで固定する。なお、パネルの切り欠き12aの
開口部は、収納体付き光コネクタを嵌め込んだ後に、必
要によって蓋部材で塞ぐこともある。
【0034】また通常、パネル12の前面側に収納体1
の先端部分3が配置されるようにして、収納体付き光コ
ネクタが取付けられている光テープ心線9は、パネル1
2の背面側の筐体内に収容する。また、このようにパネ
ル12へ本発明の収納体付き光コネクタを嵌め込み固定
しておけば、収納体1の先端部分3はパネル12の外側
に突出しているので、収納体1の本体部分2をパネルに
固定して残したまま、先端部分3のみを接合解除するこ
とが可能である。従って、係止部3bが破損した場合、
先端部分3のみを接合解除して新しい先端部分を元の本
体部分に接合すれば、収納体全体を取り替えることなく
使用を継続することが出来る。
【0035】次に、先端部分の接合解除方法について説
明する。図6は接合解除方法の説明図で、図6(A)は
収納体付き光コネクタと接合解除工具の平面図、図6
(B)は収納体付き光コネクタと接合解除工具の側面
図、図6(C)は接合解除工具の斜視図である。図6に
おいて、図1と同じ符号は同じものを示す。
【0036】接合解除工具は基台13に2つの板状突起
14を設けたものであって、板状突起14は縦断面鋭角
の先端を有し、先端を揃えて板の板面が同一面になるよ
うに平行にして基台13に固定されている。また、接合
解除工具の材質は金属、セラミック又は硬質プラスチッ
ク等固いものであれば良い。
【0037】収納体の先端部分を接合解除するには、図
6(A)(B)に示すように接合手段である爪部2b、
3cの接合を外す必要があるので、接合解除工具の板状
突起12を爪部2b、3cの両側から本体部分2と先端
部分3の側壁間隙に押し込むことによって、先端部分3
の爪部3cの間隔を外側に広げる。この時、爪部3cの
部分が折れることもあるが、先端部分3を接合解除する
のは、先端部分3の係止部3bが破損した場合は主なの
で、接合解除時に爪部3cが破損してもあまり支障は生
じない。なお、先端部分3を分離した後には新しい先端
部分を、差し込んで接合すれば修復が完了する。
【0038】
【発明の効果】本発明の収納体付き光コネクタは、収納
体内の内部空間の一部分に第一フェルールを収納すると
共に該第一フェルールの先端側に第二フェルールを収納
し得る内部空間の空部分を有し、収納体の先端位置には
該第二フェルールを前記内部空間の空部分に収納した時
に第二フェルールを係止する弾性を有する係止部を有す
ると共に、収納体を分離・接合が可能な本体部分と先端
部分とから構成して、本体部分と先端部分とを爪等の接
合手段にて接合したものである。その結果、アダプタ等
別備品を使用することなく、相手フェルールと簡単に接
続することが出来る。
【0039】また、収納体がアダプタとハウジング機能
を兼ねているので、全体寸法を小さくすることが出来
る。更に、収納体付き光コネクタを光テープ心線の端末
に取付けた後であっても、収納体は分離・接合が可能な
本体部分と先端部分とから構成されているので、光コネ
クタ全体を解体することなく先端部分のみを新しいもの
と交換することが出来る。従って、第二フェルール係止
用の爪部が破損した時の破損部分の交換作業も容易であ
る。
【0040】また、収納体の本体部分の側面にパネル係
合溝を設けたので、パネルに本体部分に形成した切り欠
きに嵌め込むだけで固定することが出来、更に本体部分
をパネルへ固定したままで、収納体の先端部分のみの交
換も可能である。
【0041】基台とそれに固定した2つの板状突起とか
らなる光コネクタの接合解除工具を使えば、板状突起を
収納体の本体部分と先端部分との接合間隙に挿入するこ
とにより収納体の本体部分から先端部分を簡単に接合解
除することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納体付き光コネクタの実施形態を示
す各部品の斜視図で、(A)は外部に配置される部品
を、(B)は内部に配置される部品を示す。
【図2】本発明の収納体付き光コネクタの実施形態を示
す各部品の展開図であって、(A)はその平面図、
(B)はその側面図である。
【図3】本発明の収納体付き光コネクタを組み立てたと
ころを示す図で、(A)はその平面図、(B)はその側
面図である。
【図4】本発明の収納体付き光コネクタを使って相手方
の光コネクタと結合する方法を説明する縦断面図であ
る。
【図5】本発明の収納体付き光コネクタのパネルへの固
定方法を説明する斜視図である。
【図6】本発明の光コネクタの接合解除工具を使って接
合解除する方法を説明する図で、(A)は収納体付き光
コネクタと接合解除工具の平面図、(B)は収納体付き
光コネクタと接合解除工具の側面図、(C)は接合解除
工具の斜視図である。
【図7】従来技術によるMPOコネクタの例を示す斜視
図である。
【図8】従来技術による光コネクタのパネルへの固定方
法を説明する図であって、(A)は斜視図、(B)は縦
断面図である。
【図9】収納体付き光コネクタの例を示す図であって、
(A)は収納体付き光コネクタの部品展開平面図、
(B)は収納体付き光コネクタの部品展開側面図であ
る。
【図10】組み立てた収納体付き光コネクタと相手コネ
クタとの接続例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:収納体 2:本体部分 2a:内部空間 2b:爪部 2c:パネル係合溝 2d:バネ押え係合爪受け溝 3:先端部分 3a:内部空間 3b:係止部 3c:爪部 4:バネ押え 4a:バネ押え係合爪 5:第一フェルール 6:ガイドピン 7:ガイドピン保持部材 8:押圧バネ 9:光テープ心線 10:光テープ心線 11:第二フェルール 12:パネル 12a:切り欠き 13:基台 14:板状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵藤 守 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中尾 直樹 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−160969(JP,A) 特開 平10−239561(JP,A) 特許2771870(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納体と第一フェルールとを有する光コ
    ネクタであって、前記収納体は分離可能な接合手段によ
    り接合された本体部分と先端部分とからなり、前記収納
    体は本体部分と先端部分に渡って連続して設けられた内
    部空間を有し、前記第一フェルールは前記収納体の本体
    部分側の該内部空間内に収納され、該第一フェルールの
    先端側には第二フェルールを収納し得る前記内部空間の
    空部分を有し、前記収納体の先端部分の先端には前記内
    部空間の空部分に該第二フェルールを収納した時に第二
    フェルールを係止する弾性を有する係止部を有すること
    を特徴とする収納体付き光コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記収納体の本体部分の両側面には、収
    納体の長手方向に対して垂直な方向のパネル係合溝が形
    成され、該本体部分が取付けられるべき筺体のパネルに
    設けた切り欠きに嵌め込み可能であることを特徴とする
    請求項1に記載の収納体付き光コネクタ。
  3. 【請求項3】 基台とそれに固定した2つの板状突起と
    からなり、該板状突起は縦断面鋭角の先端を有し、該2
    つの板状突起の板面が同一平面に位置し、かつ各先端
    が同一位置に合わせて平行になるように基台に固定され
    ており、該板状突起を請求項1または2に記載の収納体
    付き光コネクタを構成する前記収納体の前記本体部分と
    前記先端部分との接合間隙に挿入することにより前記収
    納体の前記本体部分から前記先端部分を接合解除するこ
    とを特徴とする光コネクタの接合解除工具。
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