JP3453982B2 - 光ディスク装置の対物レンズ駆動機構 - Google Patents

光ディスク装置の対物レンズ駆動機構

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JP3453982B2
JP3453982B2 JP01362996A JP1362996A JP3453982B2 JP 3453982 B2 JP3453982 B2 JP 3453982B2 JP 01362996 A JP01362996 A JP 01362996A JP 1362996 A JP1362996 A JP 1362996A JP 3453982 B2 JP3453982 B2 JP 3453982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置に係
り、特に、複数の対物レンズをレンズ切替機構により選
択し使用する光ディスク装置や光磁気ディスク装置など
の対物レンズ駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを用いた記録再生方式では、
何種類かの異なる記録再生方式が存在する。それら方式
間では一般に互換性がなく、使用者は適宜必要なディス
ク及びディスク装置を用意することで対応してきた。近
年、2種類以上の記録再生方式に対応するために、複数
の光学系を搭載した光ディスク記録再生装置が提案され
ている。例えば、図5、図6、図7に示すように、二つ
の対物レンズ1,2をレンズホルダ3上に搭載した対物
レンズ駆動機構が提案されている。図4は従来例におけ
る2レンズ方式の対物レンズ駆動機構の平面図、図5は
2レンズ方式の対物レンズ駆動機構の動作状態図であ
る。
【0003】図5で、対物レンズ1,2はレンズホルダ
3に一体保持されている。レンズホルダ3は軸部材4を
中心に回動自在、かつ軸方向に摺動可能な構成となって
いる。レンズホルダ3には、コイル11が搭載されてい
る。ヨーク9上にはマグネット10が搭載されており、
ヨーク9及びマグネット10で構成する磁気回路の中に
コイル11の一部分が存在するように構成されている。
コイル11に所定の電流を流すことにより、軸部材4を
中心に回動し、軸方向に摺動することができる。
【0004】図5(a)で、対物レンズ1は、図示しな
いディスクの最内周部分に情報を記録再生可能な位置に
ある。レンズホルダ3は軸部材4を中心に図中の矢印方
向に回動自在に保持されている。ヨーク9及びヨーク9
に搭載されているマグネット10により構成される磁気
回路中に存在するコイル11に所定の電流を流すことに
より、レンズホルダ3を軸部材4中心に微小駆動し、図
示しないディスクの半径方向T(トラッキング方向)に
位置決め可能である。対物レンズ駆動機構がディスク最
内周部に情報を記録再生可能な位置で、ディスクを裁置
するターンテーブル7、及びターンテーブル7を回転駆
動するスピンドルモータ8は、対物レンズ駆動機構と近
接した位置にある。図5(b)は、図示しない対物レン
ズ切換機構により図中の矢印方向にレンズホルダ3を軸
部材4を中心に回転させ、対物レンズ2を図示しないデ
ィスク最内周部分に情報を記録再生可能な位置に位置決
めした状態を示している。ここで、対物レンズ1、及び
レンズホルダ3はターンテーブル7とオーバラップして
いる位置にあるが、高さ方向にはクリアランスがあるよ
うに設定されている。以上により、記録再生するディス
クに応じて、図5(a),(b)の何れかの状態に対物
レンズを切換えている。
【0005】図6、図7で、ディスク5は透明基板層5
a上に記録再生層5bが張り合わされており、ディスク
6は透明基板層6a上に記録再生層6bが張り合わされ
ている。ここで、透明基板層6aの厚みは、透明基板層
5aの厚みに対して薄い。また、対物レンズ1は、ディ
スク5の記録再生層5bに記録再生を行い、対物レンズ
2は、ディスク6の記録再生層6bに記録再生を行う。
ターンテーブル7上には、ディスク5,6が載置可能と
なっている。ヨーク9及びヨーク9に搭載されているマ
グネット10により構成される磁気回路中に存在するコ
イル11に所定の電流を流すことにより、レンズホルダ
3は対物レンズ1,2と一体に、図中の矢印F方向(フ
ォーカス方向)に上下に移動する。これにより、対物レ
ンズ1,2は図示しない光源からの光ビームを記録再生
層5b,6bに集光する。
【0006】次に、異なる透明基板厚を持つディスクに
情報を記録再生する場合の動作について説明する。図6
(a)は、ディスク6の最内周部に記録再生を行う場合
で、ターンテーブル7に装着されたディスク6の記録再
生面6bに対物レンズ2を用いて、光ビームを集光して
いる状態を示している。ディスクは可能な限り多くの情
報を記述するために、ターンテーブル7の外周よりわず
かに外側より情報の記録再生エリアが始まっている。そ
のため、ディスク6の最内周部で記録再生動作を行う場
合、この図に示すように使用していない対物レンズ1は
ターンテーブル7の下に潜り込む構成とならざるを得な
い。また、図6(b)は、ディスク5の最内周部に記録
再生を行う場合で、ターンテーブル7に装着されたディ
スク5の記録再生面5bに対物レンズ1を用いて、光ビ
ームを集光している状態を示している。図示しない対物
レンズ切換機構により、ディスク5の最内周部に情報の
記録再生が可能な位置に、対物レンズ1を移動位置決め
し、フォーカス方向に対物レンズ1を動かすことによ
り、記録再生層5bに光ビームを集光している。このと
き、対物レンズ2はディスク5の外周方向に退避してい
るため、他の部材と干渉することはない。一般に光ディ
スク装置では、ディスクに記録された記録信号を再生す
ることにより、ディスクの識別を行っている。即ちディ
スク識別を行うために、何れかの対物レンズを用いてタ
ーンテーブルに装着されたディスクに記録された情報を
読みとる動作が必要となる。図7(a)は、透明基板層
5aを持つディスク5に対してディスク6記録再生用の
対物レンズ2を用いて記録再生を行おうとした場合、図
7(b)は、薄い透明基板層6aを持つディスク6に対
してディスク5記録再生用の対物レンズ1を用いて記録
再生を行おうとした場合の状態を示している。このよう
にターンテーブル7に装着されたディスクと対物レンズ
が正規の組合せでない場合では、図中に矢印Fで示した
フォーカス方向にレンズホルダ3を上下し、記録再生層
に対して集光動作ができるように対物レンズを上下する
ことになる。このとき、図7(b)のように対物レンズ
に対して透明基板層が薄いと対物レンズは下方に移動す
る。逆に、図7(a)のように対物レンズに対して透明
基板層が厚いと対物レンズは上方に移動する。
【0007】以上により、レンズホルダ上の対応する対
物レンズ1,2を軸部材4を中心に回転し適宜選択する
ことにより、一つの光ディスク装置で複数の記録再生方
式に対応している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような一つのレ
ンズホルダ上にある二つの対物レンズを切り換えて使用
する対物レンズ駆動機構では、図7(a)のように厚い
透明基板層5aにディスク外周側のディスク6記録再生
用の対物レンズ2を使用した場合に、対物レンズ2は上
方に移動する。そのため、ディスクの最内周位置に記録
再生を行う場合で、対物レンズ2と同時に上昇するディ
スクの回転中心により近い側の対物レンズ1は、ターン
テーブル7と干渉する場合があり、対物レンズ駆動機構
のフォーカス方向の可動域を十分に確保できないという
問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
はかかる問題点を解決するために、所定の厚みの基板層
を有する第1の光ディスクと、第1の光ディスクの基板
層の厚さよりも薄い厚さの基板層を有する第2の光ディ
スクから情報を再生する光ディスク装置であって、光デ
ィスクを選択的に載置し、回転駆動するターンテーブル
と、第1の光ディスクから情報を再生するための第1の
対物レンズと、第2の光ディスクから情報を再生するた
めの第2の対物レンズとを保持し、ターンテーブルに選
択的に載置された光ディスクの種類に応じて2つの対物
レンズを切り換え可能なレンズホルダと、を有し、レン
ズホルダは第1の対物レンズを選択しているときにター
ンテーブルの下方に位置し、かつ、第2の対物レンズ
を、第1の対物レンズに対して、ターンテーブルの回転
中心に近い位置に保持する。
【0010】請求項2に記載の発明では、かかる問題点
を解決するために、所定の厚みの基板層を有する第1の
光ディスクと、第1の光ディスクの基板層と厚さが異な
る基板層を有する第2の光ディスクから情報を再生する
光ディスク装置であって、光ディスクを載置し、回転駆
動するターンテーブルと、第1の光ディスクから情報を
再生するための第1の対物レンズと、第2の光ディスク
から情報を再生するための第2の対物レンズと、第2の
対物レンズが、第1の対物レンズよりもターンテーブル
の回転中心に近くなるように第1の対物レンズと第2の
対物レンズとを保持し、ターンテーブルに載置された光
ディスクの種類に応じて第1の対物レンズと第2の対物
レンズとを選択的に切り換え可能なレンズホルダと、を
有し、第1の対物レンズを選択しているときにターンテ
ーブルの下方に位置することを特徴とする光ディスク装
置において、レンズホルダは、第2の対物レンズとター
ンテーブルに載置された光ディスクとの距離が、第1の
対物レンズとターンテーブルに載置された光ディスクと
の距離よりも大きくなるように第1の対物レンズと第2
の対物レンズとを保持する。
【0011】本発明では、薄い透明基板層を持つディス
クに光ビームを集光する対物レンズを、ターンテーブル
に装着するディスクの回転中心側に配置する構成として
いる。そのため、ターンテーブルの下方に対物レンズが
位置する場合で、異なる厚みの透明基板層を持つディス
クに記録再生を行っても、対物レンズやレンズホルダが
ターンテーブル下面と干渉することがない。
【0012】他の発明では、ターンテーブルに装着する
ディスクの回転中心側の対物レンズの取り付け高さを下
方に設定する。そのため、外側にある対物レンズの高さ
変動に関係なく、回転中心側の対物レンズとターンテー
ブル下面が干渉することがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を用いて説明する。
【0014】本発明による光ディスク装置の対物レンズ
駆動機構の一実施例を図1から図3を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例における2レンズ方式の対物レ
ンズ駆動機構の斜視図、図2は2レンズ方式の対物レン
ズ駆動機構の平面図、図3は2レンズ方式の対物レンズ
駆動機構の動作状態図である。
【0015】図1で、対物レンズ1,2はレンズホルダ
3に一体保持されている。レンズホルダ3は軸部材4を
中心に回動自在、かつ軸方向に摺動可能な構成となって
いる。レンズホルダ3には、コイル11が搭載されてい
る。ヨーク9上にはマグネット10が搭載されており、
ヨーク9及びマグネット10で構成する磁気回路の中に
コイル11の一部分が存在するように構成されている。
コイル11に所定の電流を流すことにより、軸部材4を
中心に回動し、軸方向に摺動することができる。ミラー
12は図示しない光源より発光された光ビームを、ミラ
ー12の真上に位置決めした対物レンズ1、または2に
入射する。
【0016】図2で、対物レンズ1,2の切換動作を説
明する。図2(a)で、対物レンズ2は、図示しないデ
ィスクの最内周部分に情報を記録再生可能な位置にあ
る。レンズホルダ3は軸部材4を中心に図中の矢印方向
に回動自在に保持されている。ヨーク9及びヨーク9に
搭載されているマグネット10により構成される磁気回
路中に存在するコイル11に所定の電流を流すことによ
り、レンズホルダ3を軸部材4を中心に微小駆動し、図
示しないディスクの半径方向T(トラッキング方向)に
位置決め可能である。対物レンズ駆動機構がディスク最
内周部に情報を記録再生可能な位置で、ディスクを載置
するターンテーブル7、及びターンテーブル7を回転駆
動するスピンドルモータ8は、対物レンズ駆動機構と近
接した位置にある。図2(b)は、図示しない対物レン
ズ切換機構により図中の矢印方向にレンズホルダ3を軸
部材4を中心に回転させ、対物レンズ1を図示しないデ
ィスク最内周部分に情報を記録再生可能な位置に位置決
めした状態を示している。ここで、対物レンズ2、及び
レンズホルダ3はターンテーブル7とオーバラップして
いる位置にあるが、高さ方向にはクリアランスがあるよ
うに設定されている。以上により、記録再生するディス
クに応じて、図2(a),(b)の何れかの状態に対物
レンズを切換えている。
【0017】図3、図4で、ディスク5は透明基板層5
a上に記録再生層5bが張り合わされており、ディスク
6は透明基板層6a上に記録再生層6bが張り合わされ
ている。ここで、透明基板層6aの厚みは、透明基板層
5aの厚みに対して薄い。また、対物レンズ1は、ディ
スク5の記録再生層5bに記録再生を行うものであり、
対物レンズ2は、ディスク6の記録再生層6bに記録再
生を行う。ターンテーブル7上には、ディスク5,6が
載置可能な構成となっている。ヨーク9及びヨーク9に
搭載されているマグネット10により構成される磁気回
路中に存在するコイル11に所定の電流を流すことによ
り、レンズホルダ3は対物レンズ1,2と一体に、図中
の矢印F方向(フォーカス方向)に上下に移動する。こ
れにより、対物レンズ1,2は図示しない光源からの光
ビームを記録再生層5b,6bに集光する。
【0018】次に、異なる透明基板厚を持つディスクに
情報を記録再生する場合の動作について説明する。図3
(a)は、ディスク5の最内周部に記録再生を行う場合
で、ターンテーブル7に装着にされたディスク5の記録
再生面5bに対物レンズ1を用いて、光ビームを集光し
ている状態を示している。ディスクは可能な限り多くの
情報を記述するために、ターンテーブル7の外周よりわ
ずかに外側より情報の記録再生エリアが始まっている。
そのため、ディスク5の最内周部で記録再生動作を行う
場合、この図に示すように使用していない対物レンズ2
はターンテーブル7の下に潜り込む構成とならざるを得
ない。また、図3(b)は、ディスク6の最内周部に記
録再生を行う場合で、ターンテーブル7に装着されたデ
ィスク6の記録再生面6bに対物レンズ2を用いて、光
ビームを集光している状態を示している。図示しない対
物レンズ切換機構により、ディスク6の最内周部に情報
の記録再生が可能な位置に、対物レンズ2を移動位置決
めし、フォーカス方向に対物レンズ2を動かすことによ
り、記録再生層6bに光ビームを集光している。このと
き、対物レンズ1はディスク6の外周方向に退避してい
るため、他の部材と干渉することはない。一般に光ディ
スク装置では、ディスクに記録された記録信号を再生す
ることにより、ディスクの識別を行っている。即ちディ
スク識別を行うために、何れかの対物レンズを用いてタ
ーンテーブルに装着されたディスクに記録された情報を
読みとる動作が必要となる。図4(a)は、薄い透明基
板層6aを持つディスク6に対してディスク5記録再生
用の対物レンズ1を用いて記録再生を行おうとした場
合、図4(b)は、厚い透明基板層5aを持つディスク
5に対してディスク6再生用の対物レンズ2を用いて記
録再生を行おうとした場合の状態を示している。このよ
うにターンテーブル7に装着されたディスクと対物レン
ズが正規の組合せでない場合では、図中に矢印Fで示し
たフォーカス方向にレンズホルダ3を上下し、記録再生
層に対して集光動作ができるように対物レンズを上下す
ることになる。このとき、図4(a)のように対物レン
ズに対して透明基板層が薄いと対物レンズは下方に移動
する。逆に、図4(b)のように対物レンズに対して透
明基板層が厚いと対物レンズは上方に移動する。本発明
では、図4(b)のように対物レンズが上方に移動する
場合、ターンテーブル7の下方に対物レンズ1及びレン
ズホルダ3aが存在しない。そのため、透明基板層厚の
異なるディスクに対して、対物レンズ駆動機構の可動域
を考慮しても、十分にクリアランスを確保することがで
きる。
【0019】本発明の他の一実施例を図8、図9を用い
て説明する。図8、図9は、2レンズ方式の対物レンズ
駆動機構の構成及び動作状態図を示した。図8(a)に
示すように、ディスク回転中心により近い側にある対物
レンズ1は対物レンズ2に対して下方の位置にレンズホ
ルダ3dにより保持されている。図8(b)に示すよう
に、対物レンズ1を用いてディスク5に記録再生を行う
場合はレンズホルダ3を上方に位置決めして使用する。
このとき、対物レンズ1の下方へのずらし量をターンテ
ーブル7の厚み未満に押さえておけば、ディスク5の下
面と相対的に対物レンズ1の上方に位置する対物レンズ
2の干渉を確実に回避することが可能である。対物レン
ズとディスクの組合せが異なる場合は、図9(a)及び
図9(b)のようになる。図9(a)に示すように、デ
ィスク6記録再生用の対物レンズ2を用いて記録再生を
行う場合は、対物レンズ2が厚い透明基板層5aを持つ
ディスク5に記録再生を行うために上昇する。ターンテ
ーブル7の下方にある対物レンズ1は下方にずらしたた
め、対物レンズ1とターンテーブル7とのクリアランス
は十分に確保できる。図9(b)に示すように、ディス
ク5記録再生用の対物レンズ1を用いて薄い透明基板層
6aを持つディスク6に記録再生を行う場合は、対物レ
ンズ1は下方に移動するため問題はない。以上により、
二つの対物レンズの配置に関係なく、対物レンズ駆動機
構とターンテーブルとのクリアランスを十分に確保する
ことができる。
【0020】尚、本実施例では、レンズホルダ3が軸部
材4の中心に回動自在な軸摺動型の対物レンズ駆動機構
を用いて説明を行ったが、本発明は対物レンズの駆動方
式を限定するものではなく、他の駆動方式であっても良
い。また、対物レンズの個数も二つに限定するものでな
い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、二つのレンズを適宜選
択して使用する対物レンズ駆動機構で、薄い透明基板層
のディスクに光ビームを集光する対物レンズを、ディス
クの回転中心側に配置する構成としている。そのため、
ターンテーブルの下方に対物レンズが位置する場合で、
異なる厚みの透明基板層を持つディスクに記録再生を行
っても、対物レンズやレンズホルダがターンテーブル下
面と干渉することなく、十分なクリアランスを確保する
ことができる。
【0022】請求項2に記載の発明の構成は、レンズを
切り換えることができ、かつ、レンズホルダがターンテ
ーブルの回転中心により遠く配置された対物レンズを選
択しているときに、ターンテーブルの下方に位置し、タ
ーンテーブルに載置された光ディスクとターンテーブル
の回転中心により近く配置された対物レンズとの距離
が、ターンテーブルに載置された光ディスクとターンテ
ーブルの回転中心により遠く配置された対物レンズとの
距離よりも大きい構成である。そのため、2つの対物レ
ンズのいずれかをターンテーブルの回転中心により近く
に配置した場合でも、対物レンズとターンテーブル下面
とのクリアランスを十分に確保することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における2レンズ方式の対物
レンズ駆動機構の斜視図。
【図2】本発明の一実施例における2レンズ方式の対物
レンズ駆動機構の平面図。
【図3】本発明の一実施例における2レンズ方式の対物
レンズ駆動機構の動作状態の説明図。
【図4】本発明の一実施例における2レンズ方式の対物
レンズ駆動機構の動作状態の説明図。
【図5】従来例における2レンズ方式の対物レンズ駆動
機構の平面図。
【図6】従来例における2レンズ方式の対物レンズ駆動
機構の動作状態の説明図。
【図7】従来例における2レンズ方式の対物レンズ駆動
機構の動作状態の説明図。
【図8】本発明による他の実施例における2レンズ方式
の対物レンズ駆動機構の構成及び動作状態の説明図。
【図9】本発明による他の実施例における2レンズ方式
の対物レンズ駆動機構の構成及び動作状態の説明図。
【符号の説明】
1,2…対物レンズ、 3a,3b,3c,3d…レンズホルダ、 4…軸部材、 5a,6a…透明基板層、 5b,6b…記録再生層、 7…ターンテーブル、 8…スピンドルモータ、 9…ヨーク、 10…マグネット、 11…コイル、 12…ミラー、 T…トラッキング方向、 F…フォーカス方向。
フロントページの続き (72)発明者 乾 真朗 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事 業部内 (72)発明者 福井 幸夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所マルチメディアシステ ム開発本部内 (56)参考文献 特開 平9−190638(JP,A) 特開 平9−167351(JP,A) 特開 平9−161289(JP,A) 特開 平9−138960(JP,A) 特開 平9−115160(JP,A) 特開 平9−81945(JP,A) 特開 平9−35304(JP,A) 特開 平8−329517(JP,A) 特開 平6−333255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/22 G11B 19/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の厚みの基板層を有する第1の光ディ
    スクと、該第1の光ディスクの基板層の厚さよりも薄い
    厚さの基板層を有する第2の光ディスクから情報を再生
    する光ディスク装置であって、 前記光ディスクを載置し、回転駆動するターンテーブル
    と、 前記第1の光ディスクから情報を再生するための第1の
    対物レンズと、前記第2の光ディスクから情報を再生す
    るための第2の対物レンズとを保持し、前記ターンテー
    ブルに載置された光ディスクの種類に応じて前記2つの
    対物レンズを選択的に切り換え可能なレンズホルダと、 を有し、 前記レンズホルダは、前記第2の対物レンズを、前記第
    1の対物レンズよりも、前記ターンテーブルの回転中心
    に近い位置に保持し、かつ、前記第1の対物レンズを選
    択しているときに前記ターンテーブルの下方に位置する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】所定の厚みの基板層を有する第1の光ディ
    スクと、該第1の光ディスクの基板層と厚さが異なる基
    板層を有する第2の光ディスクから情報を再生する光デ
    ィスク装置であって、 前記光ディスクを載置し、回転駆動するターンテーブル
    と、 前記第1の光ディスクから情報を再生するための第1の
    対物レンズと、 前記第2の光ディスクから情報を再生するための第2の
    対物レンズと、 前記第2の対物レンズが、前記第1の対物レンズよりも
    前記ターンテーブルの回転中心に近くなるように前記第
    1の対物レンズと前記第2の対物レンズとを保持し、前
    記ターンテーブルに載置された光ディスクの種類に応じ
    て前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズとを選
    択的に切り換え可能なレンズホルダと、 を有し、 前記レンズホルダは、前記第2の対物レンズと前記ター
    ンテーブルに載置された光ディスクとの距離が、前記第
    1の対物レンズと前記ターンテーブルに載置された光デ
    ィスクとの距離よりも大きくなるように前記第1の対物
    レンズと前記第2の対物レンズとを保持し、かつ、前記
    第1の対物レンズを選択しているときに前記ターンテー
    ブルの下方に位置することを特徴とする光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、前記レンズホルダは、前記第2の対物レンズと前記
    ターンテーブルに載置された光ディスクとの距離が、前
    記第1の対物レンズと前記ターンテーブルに載置された
    光ディスクとの距離よりも大きくなるように前記第1の
    対物レンズと前記第2の対物レンズとを保持することを
    特徴とする光ディスク装置。
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