JP3453740B2 - 通話装置 - Google Patents

通話装置

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JP3453740B2
JP3453740B2 JP19135393A JP19135393A JP3453740B2 JP 3453740 B2 JP3453740 B2 JP 3453740B2 JP 19135393 A JP19135393 A JP 19135393A JP 19135393 A JP19135393 A JP 19135393A JP 3453740 B2 JP3453740 B2 JP 3453740B2
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ringing
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、呼出し音としてメロデ
ィを用いた通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインターホン装置においては、呼
出し音として周波数が異なる2つの減衰音を発音する呼
出回路、所謂、ピンポン呼出回路を備えたものがある。
このピンポン呼出回路は、1つの発振回路の発振周波数
を変化させて呼出し音を発生するものであり、ピンポン
呼出回路からの音声信号はアンプによって増幅されて出
力される。この場合には、消費電力を低減させるため
に、音声信号の発生時にのみアンプに電源電圧を供給す
るようになっている。
【0003】図3はこのような従来のインターホン装置
を示すブロック図である。
【0004】ドアホン子機1は図示しない押しボタンス
イッチが配設されており、押しボタンスイッチのオンオ
フによって呼出し音を発生させるようになっている。即
ち、外来者がドアホン子機1の押しボタンスイッチを押
すと、ボタン状態検出回路2はボタンのオンを検出して
検出信号を周波数可変発振器3及び電源回路4に出力す
る。電源回路4は検出信号が入力されると電源電圧をア
ンプ6に供給する。
【0005】周波数可変発振器3は検出信号が入力され
ると所定の周波数で発振し、発振出力を変調回路5に与
える。変調回路5は発振出力を減衰波で振幅変調する。
これにより、発振出力の振幅は漸次小さくなる。変調回
路5の出力はアンプ6によって増幅された後、図示しな
い親機本体及びドアホン子機に設けられたスピーカー7
から音声出力される。これにより、押しボタンスイッチ
のオン操作から所定時間後に減衰して消滅するピンとい
う音が親機及び子機から聞かれる。
【0006】外来者はドアホン子機2の押しボタンスイ
ッチの押圧操作から所定時間後に手を離す。そうする
と、ボタン状態検出回路2は押しボタンスイッチのオフ
操作を検出して検出信号を周波数可変発振器3及びタイ
マー8に出力する。周波数可変発振器3は検出信号が入
力されると発振周波数を変化させる。発振出力は変調回
路5によって変調され、減衰音がアンプ6によって増幅
された後スピーカー7から音声出力される。即ち、外来
者の押しボタンスイッチのオフ操作から所定時間後に減
衰して消滅するポンという音が発生する。
【0007】一方、タイマー8は押しボタンスイッチの
オフ操作に基づく検出信号の入力からの時間を求める。
タイマー8は抵抗及びコンデンサから成る時定数回路で
構成されており、検出信号の入力から所定時間が経過す
ると、停止信号を発生して電源回路4に出力する。この
停止信号によって電源回路4はアンプ6への電源電圧の
供給を停止する。こうして、押しボタンスイッチのオフ
操作から所定時間後に呼出しを終了させ、待ち受け状態
に戻して消費電力の低減を図っている。
【0008】ところで、従来、メロディICを用いて、
呼出し音としてメロディを発生する呼出回路が採用され
ることがある。この場合にも、外来者の押しボタンのオ
ン操作によってメロディの出力を開始させる。メロディ
ICとして電源端子、GND端子及びメロディ出力端子
の3端子を有する低価格の3端子型メロディICを採用
するものとすると、メロディICからメロディを出力中
であることを示すビジー信号が出力されないので、待ち
受け状態への復帰にはタイマー回路を用いなければなら
ない。即ち、呼出し状態を終了させるために、ピンポン
呼出回路と同様に、外来者の押しボタンのオフ操作によ
ってタイマーを起動させ、メロディの終了後にアンプを
オフにする。
【0009】ところが、メロディは20乃至30秒とい
う比較的長い時間出力されることから、時定数回路で構
成したタイマー(以下、CRタイマーという)の精度
上、メロディの終了直後に正確に停止信号を発生させる
ことは困難である。また、メロディICのばらつきも考
慮すると、CRタイマーを用いた制御では、メロディ終
了直後に待ち受け状態に確実に復帰させることはでき
ず、例えば、メロディが流れている途中で停止信号が発
生して待ち受け状態に戻ってしまうこともあり、また、
逆に、メロディ終了後もしばらくは待ち受け状態に復帰
せず、消費電力が大きくなってしまうこともある。
【0010】そこで、メロディの出力中はビジー信号を
出力する端子を設けた多ピン型のメロディICを採用し
て、呼出し状態を終了させる方法が採用される。即ち、
この場合には、CRタイマーを用いることなく、ビジー
信号によってアンプへの電源電圧の供給を制御する。
【0011】しかしながら、多ピン型のメロディICは
高価であり、また、多ピン型であることから基板の占有
面積が大きいという欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のインターホン装置においては、安価な3端子型メ
ロディICを採用すると呼出し状態から待ち受け状態へ
の復帰が正確に行われないので、高価で基板占有面積が
大きい多ピン型のメロディICを用いなければならない
という問題点があった。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、いかなる呼出し回路を採用した場合でも呼
出し状態から待ち受け状態への復帰を確実に制御可能に
することができる通話装置を提供することを目的とす
る。
【0014】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係る通話装置
は、待ち受け状態においてユーザーからの呼出し情報を
検出して呼出し検出信号を出力する呼出し検出回路と、
前記呼出し検出信号によって前記待ち受け状態から呼出
し状態に移行し、呼出し音を出力する呼出し音発生回路
と、前記呼出し音が出力されていることを検出する呼出
し音検出回路と、この呼出し音検出回路によって前記呼
出し音が出力されていることが検出された場合には、
記呼出し音発生回路を継続して動作させ、前記呼出し音
検出回路により前記呼出し音の出力が終了したことが検
出されることによって前記呼出し状態から前記待ち受け
状態に復帰させる呼出し起動制御回路と、を具備したも
のである。
【0015】
【作用】本発明においては、呼出し検出回路がユーザか
らの呼出し情報を検出することによって、呼出し音発生
回路から呼出し音が発生される。呼出し音検出回路は呼
出し音が発生していることを検出する。この呼出し音検
出回路によって呼出し音が出力されていることが検出さ
れた場合には、呼出し音発生回路を継続して動作させ、
呼出し音検出回路によって、呼出し音の出力が終了した
ことが検出されることによって、呼出し起動制御回路は
呼出し状態から待ち受け状態に復帰させる。これによ
り、呼出し音が最後まで出力されることになり、呼出し
音終了後には確実に待ち受け状態に復帰する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る通話装置の一実施例を
示す回路図である。
【0017】ドアホン端子11と基準電位端子12との間に
は図示しないドアホン子機が接続される。電源端子13に
は電源電圧Vccが供給されている。ドアホン端子11
は、呼出し検出回路14を構成するトランジスタQ1 のベ
ースに接続される。
【0018】端子11,12相互間はドアホン子機に配設さ
れた押しボタンスイッチによって接続されるようになっ
ている。押しボタンスイッチがオフの場合には、トラン
ジスタQ1 はオンであり、コレクタはローレベル(以
下、“L”という)を呈する。押しボタンスイッチがオ
ンの場合には、トランジスタQ1 はオフとなり、コレク
タはハイレベル(以下、“H”という)を呈するように
なっている。即ち、トランジスタQ1 のコレクタ電圧に
よって押しボタンスイッチの状態検出が可能である。
【0019】トランジスタQ1 のコレクタはインバータ
I1 、ダイオードD2 及び抵抗R9を介して呼出し起動
制御回路15のインバータI2 に接続される。インバータ
I2の出力端はトランジスタQ3 のコレクタエミッタ路
を介して基準電位点に接続されている。トランジスタQ
3 のコレクタエミッタ路には抵抗R15,R16が並列接続
されており、抵抗R15,R16の接続点はトランジスタQ
3 のベースに接続されている。インバータI2 の出力端
の電圧が呼出し音発生回路26を構成するメロディIC1
6,17の電源電圧となる。
【0020】即ち、メロディIC16,17はインバータI
2 の出力端が“H”となることによって動作可能とな
る。メロディIC16,17は基準端子が夫々ダイオードD
5 ,D6 を介してフリップフロップ18の出力端Q及び反
転出力端Qに接続されており、フリップフロップ18の出
力に応じていずれか一方が動作する。メロディIC16,
17は図示しないROMに格納されたメロディデータを読
出して、音声信号に変換して出力するようになってい
る。メロディIC16の出力はコンデンサC5 及び抵抗R
12を介して出力され、メロディIC17の出力はコンデン
サC7 及び抵抗R14を介して出力される。抵抗R12,R
14は共通接続され、メロディIC16,17の出力は抵抗R
12,R14の接続点からコンデンサC9 及び抵抗R17を介
してパワーアンプ19に供給される。
【0021】パワーアンプ19の電源端子はトランジスタ
Q4 のコレクタエミッタ路を介して電源端子13に接続さ
れており、トランジスタQ4 のオン時に電源電圧Vcc
が供給されるようになっている。パワーアンプ19は電源
電圧が供給されて、メロディIC16,17からの音声信号
を増幅してトランス20の1次巻線に供給する。トランス
20の1次巻線に供給された音声信号はフックスイッチS
2 を介してスピーカー端子21に出力されると共に、トラ
ンス20の2次巻線を介してスピーカー22にも供給される
ようになっている。
【0022】本実施例においては、メロディの切換えは
押しボタンスイッチ23によって行うようになっている。
電源端子13は抵抗R6 及び押しボタンスイッチ23を介し
て基準電位点に接続されており、抵抗R6 と押しボタン
スイッチ23との接続点はダイオードD3 ,D2 を介して
インバータI1 の出力端に接続される。また、電源端子
13は抵抗R7 を介してフリップフロップ18の入力端に接
続されており、フリップフロップ18の入力端はコンデン
サC2 を介して抵抗R6 及び押しボタンスイッチ23の接
続点に接続される。押しボタンスイッチ23のオン操作に
よって、コンデンサC2 にトリガパルスが発生し、フリ
ップフロップ18の出力を反転させる。フリップフロップ
18の出力端Qが“L”となることによってメロディIC
16が動作し、反転出力端Qが“L”となることによって
メロディIC17が動作する。
【0023】本実施例においては、呼出し音発生回路26
の出力端である抵抗R12,R14とコンデンサC9 との接
続点は、呼出し音検出回路24を構成するトランジスタQ
2 のベースにも接続されている。トランジスタQ2 のコ
レクタはダイオードD2 のカソードに接続され、エミッ
タは基準電位点に接続され、ベースはダイオードD4を
介して基準電位点にも接続される。トランジスタQ2 の
コレクタは平滑用のコンデンサC3 を介して基準電位点
にも接続されている。トランジスタQ4 はメロディIC
16,17からの正極性出力によってオンとなって、コレク
タ電圧を“L”にするようになっている。即ち、メロデ
ィIC16,17から音声信号が出力されている場合には、
呼出し音検出回路24の出力は常に“L”となる。
【0024】ところで、パワーアンプ19に対する電源電
圧の供給はトランジスタQ4 によって制御している。ト
ランジスタQ4 はベースが抵抗R18及びインバータI3
を介してインバータI2 の出力端に接続されており、イ
ンバータI2 の出力が“H”となることによってオンと
なる。また、電源端子13は抵抗R21及びコンデンサC10
を介して基準電位点に接続されており、抵抗R21とコン
デンサC10との接続点は図示しない親機本体のハンドセ
ットに連動したフックスイッチS1 及び抵抗R22を介し
てコンデンサマイク25に接続されている。フックスイッ
チS1 と抵抗R22との接続点は抵抗R20、インバータI
4 及び抵抗R19を介してトランジスタQ4 のベースにも
接続されており、抵抗R20とインバータI4 との接続点
はダイオードD7 を介してインバータI2 の入力端に接
続されている。即ち、フックスイッチS1 がオンとなる
ことによって、コンデンサマイク25及びパワーアンプ19
に電源電圧を供給すると共に、インバータI2 の出力を
“L”とするようになっている。なお、コンデンサマイ
ク25はコンデンサC11を介してパワーアンプ19の入力端
に接続されている。
【0025】次に、このように構成された実施例の動作
について図2のタイミングチャートを参照して説明す
る。図2(a)はドアホン子機に設けられた押しボタン
スイッチのオンオフ状態を示し、図2(b)はインバー
タI2 の出力を示し、図2(c)はメロディIC16,17
の出力を示し、図2(d)はトランジスタQ2 のコレク
タ電圧を示している。
【0026】端子11,12が図示しないドアホン子機の押
しボタンスイッチのオフによって開放状態となっている
場合には、トランジスタQ1 のベースは“H”である。
従って、この場合には、トランジスタQ1 のコレクタは
“L”である。即ち、ドアホン子機の押しボタンスイッ
チのオフ時にはインバータI1 の出力端は“H”であ
り、呼出し起動制御回路15を構成するインバータI2 の
出力端は“L”である。このため、メロディIC16,17
には電源電圧が供給されずオフ状態である。また、イン
バータI2 の“L”出力はインバータI3 によって反転
されてトランジスタQ4 に与えられており、この場合に
はトランジスタQ4 もオフでパワーアンプ19には電源電
圧が供給されていない。
【0027】ここで、外来者がドアホン子機の押しボタ
ンスイッチを押してオンにするものとする。そうする
と、トランジスタQ1 のベース電位が低下してトランジ
スタQ1 はオフとなる。トランジスタQ1 のコレクタに
は抵抗R3 を介して電源端子13から電源電圧が供給され
ており、インバータI1 の入力端は“L”から“H”に
変化して、図2(a),(b)に示すように、インバー
タI2 の出力端も“L”から“H”に変化する。これに
より、メロディIC16,17に電源電圧が供給される。フ
リップフロップ18の反転出力端Qが“L”である場合に
はメロディIC17が動作し、出力端Qが“L”である場
合にはメロディIC16が動作する。
【0028】メロディIC16,17のいずれか一方からメ
ロディの音声信号が出力され、この音声信号はコンデン
サC9 及び抵抗R17を介してパワーアンプ19に供給され
る。一方、インバータI2 の“H”出力はインバータI
3 によって反転されてトランジスタQ4 に与えられてお
り、トランジスタQ4 は電源電圧をパワーアンプ19に供
給している。パワーアンプ19はメロディの音声信号を増
幅し、トランス20を介してスピーカー22に与える。こう
して、スピーカー22からメロディが音響出力される。
【0029】外来者は押しボタンスイッチのオン操作か
ら所定時間後に指を離して押しボタンスイッチをオフに
する。そうすると、再度トランジスタQ1 のコレクタ電
圧は“L”に復帰して、インバータI1 の出力は“H”
になる。しかし、この場合には、呼出し音検出回路24の
動作によって、インバータI2 の入力端は“L”に維持
される。即ち、メロディIC16,17のいずれか一方の出
力は抵抗R12,R14の接続点を介して呼出し音検出回路
24を構成するトランジスタQ2 のベースに与えられてい
る。トランジスタQ2 は図2(c)に示すメロディIC
16,17の音声信号の正極性時にオンとなる。トランジス
タQ2 は音声信号の負極性時にはオフとなるが、コンデ
ンサC3 の平滑動作によって、トランジスタQ2 のコレ
クタ電圧は略“L”を維持する(図2(d)参照)。こ
れにより、インバータI2 の出力端は“H”を維持し、
メロディIC16,17は動作を継続する。
【0030】即ち、一旦メロディが発生すると、ドアホ
ン子機の押しボタンスイッチの状態に拘らず、メロディ
が終了するまではトランジスタQ2 のコレクタ電圧が
“L”を維持して、パワーアンプ19に電源電圧が供給さ
れ続ける。
【0031】メロディが終了してメロディIC16,17か
ら音声信号の出力が停止すると、トランジスタQ2 はオ
フとなり、トランジスタQ2 のコレクタ電圧はしだいに
上昇する。トランジスタQ2 のコレクタ電圧がインバー
タI2 の閾値を越えると、インバータI2 の出力は
“H”から“L”に変化して、メロディIC16,17への
電源電圧の供給が停止する。また、インバータI3 の出
力端は“H”に変化して、トランジスタQ4 はオフとな
る。これにより、パワーアンプ19への電源電圧の供給が
停止して待ち受け状態に戻る。
【0032】いま、呼出し音発生中又は呼出し音終了後
に親機本体のハンドセットを取り上げるものとする。そ
うすると、フックスイッチS1 はオンとなり、電源端子
13から抵抗R21、スイッチS1 及び抵抗R22を介してコ
ンデンサマイク25に電源電圧が供給される。フックスイ
ッチS1 に現れる“H”の電圧は抵抗R20,ダイオード
D7 を介してインバータI2 の入力端に与えられる。こ
れにより、インバータI2 の出力端は強制的に“L”と
なり、メロディIC16,17の動作が停止して、メロディ
の出力が停止する。一方、この場合には、インバータI
4 の出力端は“L”であるので、トランジスタQ4 はオ
ン状態を維持する。従って、パワーアンプ19には電圧が
供給され、コンデンサマイク25からの音声信号はパワー
アンプ19において増幅されて出力される。パワーアンプ
19からの音声信号は、トランス20及びフックスイッチS
3 を介してドアホン子機側に伝送されて音声出力され
る。なお、ハンドセットを元に戻すと、フックスイッチ
S1 がオフとなって、トランジスタQ4 がオフとなり、
パワーアンプ19への電源電圧の供給が停止して待ち受け
状態に戻る。
【0033】このように、本実施例においては、メロデ
ィIC16,17からメロディの音声信号が一旦発生する
と、メロディが終了するまで、呼出し音検出回路24のト
ランジスタQ2 のコレクタ電圧が“L”を維持する。こ
れにより、ドアホン子機の押しボタンスイッチのオフ操
作に拘らず、メロディを最後まで音響出力させることが
できる。メロディが終了すると、トランジスタQ2 はオ
フとなって、パワーアンプ19への電源電圧の供給が停止
して待ち受け状態に復帰する。ばらつきが大きいタイマ
ー回路及び高価な他ピン型メロディICを採用しておら
ず、簡単で安価な構成によって、メロディ終了を確実に
検出して待ち受け状態に戻すことができる。
【0034】ところで、本実施例においては、2つのメ
ロディIC16,17を備えており、押しボタンスイッチ23
によっていずれか一方のメロディを選択することができ
るようになっている。いま、ダイオードD5 が接続され
たフリップフロップ18の出力端Qが“L”で、ダイオー
ドD6 が接続された反転出力端Qが“H”であるものと
する。この場合には、メロディIC16が動作可能状態で
ある。ここで、例えばハンドセットに設けられた押しボ
タンスイッチ23をオンにする。そうすると、端子電圧が
0であったコンデンサC2 の一端が基準電位点に接続さ
れて、フリップフロップ18の入力端側の端子電圧が瞬時
に“L”に変化した後、元の“H”に復帰する。即ち、
押しボタンスイッチ23のオン操作によってフリップフロ
ップ18にはトリガパルスが入力される。
【0035】フリップフロップ18はトリガパルスの入力
毎に出力が反転する。つまり、出力端Qが“H”、反転
出力端Qが“L”となり、反転出力端Qに接続されたダ
イオードD6 を介して電流が流れて、メロディIC17が
動作状態となる。こうして、押しボタンスイッチ23の操
作によって、メロディICを切換えて呼出し音のメロデ
ィを変えることができる。
【0036】更に、フリップフロップ18の出力端Q及び
反転出力端Qに夫々フリップフロップを接続することに
より、これらのフリップフロップの出力から4個のメロ
ディICの選択が可能となる。この場合も、押しボタン
スイッチ23の操作のみによって、これらの4個のメロデ
ィICの切換えを行うことができる。このように、本実
施例においては、メロディICの数を増加させた場合で
も、これらのメロディICを選択するために広いスペー
スを占有するスライドスイッチ等を設ける必要はなく、
押しボタンスイッチ23の操作のみによって選曲操作が可
能である。従って、選曲するための操作スイッチの小ス
ペース化が図れ、ハンドセット上に設けた場合でも操作
性に支障をきたすことはない。
【0037】ところで、スライドスイッチ等と異なり、
押しボタンスイッチ23の状態を見ただけではいずれのメ
ロディICが選択されているかを確認することができな
い。そこで、本実施例においては、押しボタンスイッチ
23の操作によって、実際にメロディを出力させるように
なっている。即ち、ダイオードD2 と抵抗R9 との接続
点はダイオードD3 及び押しボタンスイッチ23を介して
基準電位点に接続されている。待ち受け状態において、
押しボタンスイッチ23をオンにすると、ダイオードD2
と抵抗R9 との接続点はダイオードD3 を介して基準電
位点に接続されることになり、インバータI2 の出力端
は強制的に“H”となる。これにより、メロディIC1
6,17のいずれかが動作すると共に、パワーアンプ19に
も電源電圧が供給されて、選曲したメロディが音響出力
される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、待
ち受け状態においてユーザーからの呼出し情報を検出し
て呼出し検出信号を出力する呼出し検出回路と;前記呼
出し検出信号によって前記待ち受け状態から呼出し状態
に移行し、呼出し音を出力する呼出し音発生回路と;前
記呼出し音が出力されていることを検出する呼出し音検
出回路と;この呼出し音検出回路によって前記呼出し音
が出力されていることが検出された場合には、前記呼出
し音発生回路を継続して動作させ、前記呼出し音検出回
路により前記呼出し音の出力が終了したことが検出され
ることによって前記呼出し状態から前記待ち受け状態に
復帰させる呼出し起動制御回路と;を具備したので、呼
出し音が最後まで出力されることになり、呼出し音終了
後には確実に待ち受け状態に復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通話装置の一実施例を示す回路
図。
【図2】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート。
【図3】従来のインターホン装置を示すブロック図。
【符号の説明】
14…呼出検出回路、15…呼出し起動制御回路、18…フリ
ップフロップ、19…パワーアンプ、24…呼出し音検出回
路、26…呼出し音発生回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 9/00 - 9/10 H04M 1/00 H04M 1/725

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待ち受け状態においてユーザーからの呼
    出し情報を検出して呼出し検出信号を出力する呼出し検
    出回路と; 前記呼出し検出信号によって前記待ち受け状態から呼出
    し状態に移行し、呼出し音を出力する呼出し音発生回路
    と; 前記呼出し音が出力されていることを検出する呼出し音
    検出回路と; この呼出し音検出回路によって前記呼出し音が出力され
    ていることが検出された場合には、前記呼出し音発生回
    路を継続して動作させ、前記呼出し音検出回路により前
    記呼出し音の出力が終了したことが検出されることによ
    って前記呼出し状態から前記待ち受け状態に復帰させる
    呼出し起動制御回路と;を具備したことを特徴とする通
    話装置。
  2. 【請求項2】 前記呼出し起動制御回路は、前記所定の
    呼出し音が出力されている際に被ユーザが通話可能状態
    とすると、強制的に前記呼出し音の出力を停止させる強
    制停止回路を具備することを特徴とする請求項1に記載
    の通話装置。
  3. 【請求項3】 前記呼出し音検出回路は、コレクタが前
    記呼出し起動制御回路に接続され、エミッタが基準電位
    点に接続され、ベースに前記呼出し音が供給されるトラ
    ンジスタと; 前記コレクタとエミッタとの間に接続されるコンデンサ
    と;を具備したことを特徴とする請求項1に記載の通話
    装置。
  4. 【請求項4】 前記呼出し音発生回路は、ユーザー操作
    に基づいて切換信号を発生する切換手段によって、複数
    種類の呼出し音のいずれか1つが選択されることを特徴
    とする請求項1に記載の通話装置。
  5. 【請求項5】 前記切換手段は、 ユーザー操作に基づいてメーク信号を発生するメーク信
    号発生素子と; 前記メーク信号によって出力極性を反転させて前記複数
    種類の呼出し音のいずれか1つを選択する1個以上のフ
    リップフロップと;を具備したことを特徴とする請求項
    3に記載の通話装置。
  6. 【請求項6】 前記メーク信号発生素子は、 前記呼出し起動制御回路の入力端に接続されて、前記メ
    ーク信号発生時に前記呼出し起動制御回路を制御して前
    記呼出し音発生回路に所定の呼出し音を発生させること
    を特徴とする請求項4に記載の通話装置。
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