JP3452711B2 - 基板端縁処理装置 - Google Patents

基板端縁処理装置

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JP3452711B2
JP3452711B2 JP29873195A JP29873195A JP3452711B2 JP 3452711 B2 JP3452711 B2 JP 3452711B2 JP 29873195 A JP29873195 A JP 29873195A JP 29873195 A JP29873195 A JP 29873195A JP 3452711 B2 JP3452711 B2 JP 3452711B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトレジスト塗
布液、感光性ポリイミド樹脂、カラーフィルター用の染
色剤などの薄膜が表面に形成された液晶用のガラス基
板、フォトマスク用のガラス基板、あるいは半導体ウェ
ハなどの基板を対象とし、これら基板の端縁に形成され
た薄膜を取り除くための基板端縁処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば液晶表示器の製造工程にお
いて、表面にレジストの塗布された角形基板に対し、そ
の端縁に形成された不要薄膜を溶剤で溶解して除去する
処理が施される。不要薄膜を溶解除去する装置(基板端
縁処理装置)としては、特開平5−175117号公
報、特開平6−349729号公報、特開平7−378
04号公報等に開示されたものが知られている。
【0003】これらの公報に記載された装置は、水平姿
勢が維持された基板表面または表裏面の側端縁に溶剤を
供給する溶剤吐出ノズルと、これら溶剤吐出ノズルに対
応して設けられた溶剤を外方に吹き飛ばすガス噴射ノズ
ルと、吹き飛ばされた溶剤を捕捉して吸引する吸引手段
と、上記各溶剤吐出ノズルおよびガス噴射ノズルを基板
端縁に沿って移動または揺動させる移動機構とを備えて
形成されている。
【0004】従って、基板の端縁部を上記溶剤吐出ノズ
ルおよびガス噴射ノズルに対向させた状態で溶剤および
ガスを供給しながらこれらノズルを移動機構の駆動によ
って基板端縁に沿って移動または揺動させることによ
り、側端縁に形成された不要薄膜は溶剤に順次溶解さ
れ、ガス噴射ノズルからの気流によって不要薄膜を溶か
した溶剤が吹き飛ばされて吸引手段に吸引され、基板の
端縁は薄膜が除去された状態になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の基板
端縁処理装置においては、基板端縁処理を施す処理位置
と、基板から離間した待機位置との間で洗浄液吐出ノズ
ルと、ガス噴射ノズルとを移動させるようになってい
る。このため、待機位置において洗浄液吐出ノズルの洗
浄液吐出口から洗浄液の液滴が落下した場合、洗浄液吐
出口に対向して配置されたガス噴射ノズルのガス噴射口
に液滴が付着する。
【0006】そして、ガス噴射口に液滴が付着した状態
で処理位置においてガス噴射ノズルからガスを噴射する
と、ガス噴射口に付着した液滴が吹き飛ばされ、細かな
液滴となって基板の裏面に付着し、基板を汚染するとい
う問題点が発生する。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、基板の裏面に洗浄液を付着
させることのない基板端縁処理装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表面に薄膜が形成された基板の端縁の不要薄膜を除去す
る基板端縁処理装置において、基板を水平姿勢で保持す
る基板保持手段と、基板保持手段に保持された基板の表
面側端縁に向けて洗浄液を吐出する洗浄液吐出口を備え
た洗浄液吐出ノズルと、基板の表面側端縁に供給された
洗浄液を吸引する吸引手段と、基板の裏面側端縁に付着
した洗浄液を基板の端縁より外方に吹き飛ばすガス噴射
口を備えたガス噴射ノズルと、ガス噴射口が洗浄液吐出
口に対して基板の中心側に位置するように洗浄液吐出ノ
ズルとガス噴射ノズルとを支持するノズル支持手段と、
基板端縁処理を施す処理位置と、基板から離間した待機
位置との間で洗浄液吐出ノズルとガス噴射ノズルと吸引
手段とを一体的に進退させる進退手段が備えられ、 進退
手段は、洗浄液吐出ノズルが洗浄液を吐出する吐出位置
と、この吐出位置 より基板に対して後退した位置であ
り、かつガス噴射ノズルがガスを噴射する位置であるガ
ス噴射位置との間で洗浄液吐出ノズルとガス噴射ノズル
とガス噴射ノズルと吸引手段とを一体的に進退させるよ
うに構成されていることを特徴とするものである。
【0009】この発明によれば、基板を基板保持手段に
保持させた状態で洗浄液吐出ノズルの吐出口から洗浄液
を基板の表面側端縁に吐出することにより、基板端縁に
形成された不要薄膜は洗浄液に溶解する。上記洗浄液吐
出ノズルからの洗浄液の吐出に同期して吸引手段を駆動
させるとともに、ガス噴射ノズルからガスを噴射するこ
とにより、基板の裏面側端縁にまわり込んだ洗浄液はガ
ス噴射ノズルからの気流に吹き飛ばされ、不要薄膜を溶
解した洗浄液は吸引手段に吸引される。
【0010】そして、上記ガス噴射口は上記洗浄液吐出
口に対して上下で相互に対向する位置よりも基板の中心
側に設けられ、これによってガス噴射口は洗浄液吐出口
に対向した状態になっていないため、待機位置において
洗浄液吐出ノズルの洗浄液吐出口から洗浄液の液滴が落
下しても、それがガス噴射ノズルのガス噴射口に付着す
ることはなく、ガス噴射口に付着した液滴が吹き飛ばさ
れ、細かな液滴となって基板の裏面に付着し、基板を汚
染するという従来の不都合を確実に防止し得るようにな
る。
【0011】また、洗浄液吐出ノズルが洗浄液を吐出す
る吐出位置と、この吐出位置より基板に対して後退した
位置であり、かつガス噴射ノズルがガスを噴射する位置
であるガス噴射位置との間で洗浄液吐出ノズルとガス噴
射ノズルと吸引手段とを一体的に進退させる進退手段と
を有しているため進退手段によって洗浄液吐出ノズル
とガス噴射ノズルと吸引手段とを処理位置に移動させた
状態で、進退手段によって洗浄液吐出ノズル、ガス噴射
ノズルおよび吸引手段を進退させ、それらを洗浄液吐出
位置とガス噴射位置との間で往復動させることが可能に
なり、より木目の細かい確実な洗浄処理を施し得るよう
になる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の基
板端縁処理装置において、複数のガス噴射ノズルが分割
されたガス噴射管にそれぞれ装着されていることを特徴
とするものである。
【0013】この発明によれば、ガス噴射管が分割され
ているため、ガス噴射管内の圧力分布がより均等にな
り、これによってガス噴射ノズルによるガス噴射力のバ
ラツキが小さくなるため、基板の端縁の洗浄液を均等に
吹き飛ばすことが可能になり、液滴の残留が確実に防止
される。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の記載の基板端縁処理装置において、ガス噴射ノズ
ルが、ガス噴射管と、このガス噴射管の本体上部から上
方に突出した水平方向に延びる前方ノズル板と、この前
方ノズル板よりも高さ寸法が若干低い後方ノズル板とで
形成され、これら両ノズル板間に水平方向に延びるガス
噴射口が形成されていることを特徴とするものである。
【0015】この発明によれば、前方ノズル板が基板の
裏面側端縁の先端に到達した時点で、その上縁部が基板
の裏面から垂下している残留液滴に接触し、それを掻き
取る状態になるため、基板の端縁は残留した洗浄液で汚
染されることが確実に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る基板端縁処
理装置の適用された基板処理装置の一例を示す略平面
図であり、図2は、図1に示す基板処理装置の断面図で
ある。これらの図に示すように、基板処理装置1は、基
板Bの外周を囲繞する基板包囲容器2、この基板包囲容
器2内で基板Bを支持して回転させ、かつ、必要に応じ
て昇降させる基板支持機構3、この基板支持機構3に支
持された基板Bの表面に塗布液を供給する塗布液供給手
段4、および基板端縁処理装置5を備えた基本構成を有
している。
【0017】上記基板Bとしては、液晶用のガラス基
板、フォトマスク用のガラス基板、あるいは半導体ウェ
ハ基板などを挙げることができる。また、塗布液として
は、フォトレジスト液、感光性ポリイミド樹脂、カラー
フィルター用の染色剤などが用いられる。そして、上記
基板端縁処理装置5は、基板Bの端縁に形成された上記
塗布液に起因する不要薄膜を除去するものである。
【0018】上記基板包囲容器2は、上方が開放した偏
平な容器からなり、円形の底板21、この底板21の外
周縁部に径方向に延設された環状溝部22、この環状溝
部22の外周縁部から上窄みで斜め上方に突設された環
状堰部23を具備している。上記環状溝部22の底部は
底板21より低位に位置設定されているとともに、上記
環状堰部23の上縁部は底板21よりも高位に位置設定
されている。そして、底板21の上部にはこの環状堰部
23に囲繞された基板収納空間20が形成され、この基
板収納空間20に処理すべき基板Bが収容されるように
なっている。
【0019】上記環状溝部22の適所にはドレンパイプ
221が接続されている。塗布液は、上記塗布液供給手
段4から基板Bに供給され、基板Bの回転で飛ばされた
余剰分が環状堰部23に捕捉され、環状溝部22に捕集
されたのち上記ドレンパイプ221を通って系外に排出
されるようになっている。
【0020】上記基板支持機構3は、基板包囲容器2の
底板21の中心部分を上下方向に貫通した支持軸31、
この支持軸31の上端部に固定された水平姿勢の回転支
持板32、および上記支持軸31の下部に設けられた回
転昇降機構33(図2)を具備している。上記回転昇降
機構33は、図略の駆動手段が内装され、この駆動手段
の駆動によって上記支持軸31を回転させたり昇降させ
たりするものである。
【0021】また、上記回転支持板32は、その表面に
載置された基板Bを、周方向の移動が規制された状態で
支持するものであり、基板Bをこの回転支持板32に対
して給排するときには、図2に実線で示すように上記回
転昇降機構33の駆動による支持軸31の上昇によって
上方位置に押し上げられ、基板Bを回転させるときには
図2に二点鎖線で示すように基板収納空間20内の下部
に引き下げられるようになっている。そして基板Bは、
回転支持板32の下降により基板収納空間20内に装填
された状態で回転昇降機構33の回転駆動によって回転
するようになっている。
【0022】上記塗布液供給手段4は、基板包囲容器2
の近傍に立設された垂直軸41、この垂直軸41回りに
回動自在に軸支された回動アーム42、およびこの回動
アーム42の先端部に設けられた塗布液吐出ノズル43
とを備えている。この塗布液吐出ノズル43の吐出口は
下方に向けられている。上記回動アーム42は、塗布液
吐出ノズル43が回転支持板32上の基板Bの中心部分
に対向した塗布液供給位置と、基板包囲容器2の脇にそ
れた待機位置とに切り換え可能になっている。また、上
記塗布液吐出ノズル43には、塗布液タンク44に貯留
されている塗布液が塗布液ポンプ45の駆動によって供
給されるようにしている。
【0023】上記基板処理装置1の構成によれば、先の
工程で所定の処理が施された基板Bを上方位置にある回
転支持板32にセッティングし、その後、回転昇降機構
33の駆動により回転支持板32を下降させることによ
って回転支持板32は図2に二点鎖線で示す下方位置に
下降し、これによって基板Bは基板収納空間20内に装
填された状態になる。
【0024】この状態で塗布液供給手段4(図1)の回
動アーム42を垂直軸41回りに時計方向に回動し、塗
布液吐出ノズル43を基板Bの中心部分に対向させたの
ち、塗布液ポンプ45を駆動して塗布液吐出ノズル43
から塗布液を吐出させ、それを基板Bの表面の中心部分
に供給する。ついで回転昇降機構33の駆動によって支
持軸31を回転させる。そうすると、基板Bの表面に吐
出された塗布液は、遠心力によって基板B径方向に拡
散し、これによって基板Bの表面に塗布液の塗布による
均一な薄膜が形成された状態になる。
【0025】そして、基板Bの縁部から外方に飛び出し
た余分な塗布液は、基板包囲容器2の環状堰部23に捕
捉され、下方に流下して環状溝部22内を流れ、ドレン
パイプ221から系外に導出される。そして、所定時間
経過後、基板Bの回転を停止し、回転昇降機構33の駆
動によって支持軸31を上昇させ、基板Bを上方位置に
押し上げる。この状態で基板Bの表面全面に塗布液の薄
膜が形成された状態になっている。
【0026】図3は、基板処理装置1によって薄膜が形
成された直後の基板Bを示す一部切欠き斜視図である。
この図に示すように、基板処理装置1によって薄膜形成
処理が施された直後には、基板Bには、表面と端縁部と
裏面側縁部とに薄膜B0が形成された状態になってい
る。なお、基板Bの表面以外の端縁部および裏面側縁部
に薄膜が形成されるのは、基板Bの表面に供給された塗
布液がまわり込むからである。
【0027】ところで、基板Bに形成される薄膜B0の
うち、実際に有効な部分は、一点鎖線で囲んだ中央部分
の有効薄膜B1だけであり、この有効薄膜B1の外方に
存在するものが、いわゆる不要薄膜B2である。
【0028】この不要薄膜B2は、基板Bの表面側端縁
に形成された表面側不要薄膜B3と、基板Bの端縁部に
形成された端縁部不要薄膜B4と、基板Bの裏面側端縁
に形成された裏面側不要薄膜B5とからなり、いずれも
基板Bの機能には関わりはなく、逆にこのような不要薄
膜B2が存在した状態では、以後の基板Bの処理工程で
種々の不都合が生じることから、本発明に係る基板端縁
処理装置5で不要薄膜B2を洗浄除去するようにしてい
る。なお、本明細書では、上記表面側端縁と、端縁部
と、裏面側端縁とを合わせて端縁と呼んでいる。
【0029】そして、上記基板端縁処理装置5は、図1
および図2に示すように、先端側が基板Bの端縁に外嵌
される互いに対向して設けられた一対のノズルデッキ5
1、および基板Bに対してこれらノズルデッキ51を進
退させる一対のノズルデッキ進退手段55を備えてい
る。このノズルデッキ進退手段55は、ノズルデッキ5
1を、基板Bに洗浄処理を施す処理位置と、基板Bから
離間した待機位置との間で進退させるためのものであ
る。
【0030】また、このノズルデッキ進退手段55は、
後述する洗浄液吐出ノズル53aが洗浄液を吐出する洗
浄液吐出位置と、この位置よりも後退した位置であり、
ガス吐出ノズル54aがガスを噴射するガス噴射位置と
の間でのノズルデッキ51の進退をも行い得るようにな
っている。
【0031】かかるノズルデッキ進退手段55は、先端
側がノズルデッキ51に接続されたリンク機構56と、
このリンク機構56を動作させ、かつ、基板Bを平行に
揺動させ得る駆動部57とから構成され、駆動部57の
駆動によってリンク機構56が所定のリンク運動を行う
ようになっている。
【0032】上記各リンク機構56は、等長の4本のリ
ンク腕56aの2本ずつが屈折可能に軸支されて形成さ
れている。これらリンク腕56aは、2本ずつの各々の
先端側がノズルデッキ51に回動可能に軸支されている
とともに、基端側が駆動部57に連結され、駆動部57
の駆動による屈伸運動によって上方位置にある基板Bに
対して進退するようになっている。
【0033】上記ノズルデッキ51は、回転昇降機構3
3の駆動によって上方位置(塗布液供給位置)に位置し
た基板Bと同一の高さに設定されている。また、ノズル
デッキ51は、その長さ寸法が基板Bの長辺よりも若干
長く設定され、上記ノズルデッキ進退手段55による一
度の進退操作で基板B端縁の全長に亘って対応すること
ができるようになっている。
【0034】図4は、ノズルデッキ51の第1実施形態
を示す斜視図であり、図5は、その一部切欠き部分拡大
斜視図である。これらの図に示すように、ノズルデッキ
51は、水平方向に延びる吸引管(吸引手段)52、こ
の吸引管52の前方(図4の左方)上部に平行に設けら
れた洗浄液供給管53、および上記吸引管52の前方下
部に上記洗浄液供給管53に対向して設けられたガス噴
射管54を有している。そして、上記ガス噴射管54
は、洗浄液供給管53よりも基板Bの中心寄りに突出さ
れている。本実施形態においては、上記吸引管52が本
発明に係るノズル支持手段の役割を果たしている。
【0035】上記洗浄液供給管53は、その下部に長手
方向に亘って複数の洗浄液吐出口53b(図5)が等ピ
ッチで穿設されて形成された洗浄液吐出ノズル53aを
有しているとともに、上記ガス噴射管54の上部には長
手方向に穿設された長孔状のガス噴射口54bを有する
ガス噴射ノズル54aが装着されている。従って、上記
ガス噴射ノズル54aは、洗浄液吐出ノズル53aより
も基板Bの中心側に設けられた状態になっており、これ
によってガス噴射口54bは洗浄液吐出口53bよりも
基板Bの中心よりに位置した状態になっている。
【0036】これら両ノズル53a,54aの先端部間
に基板Bの端縁を離間状態で嵌挿し得る隙間が設けら
れ、この隙間によって吸引管52内に向かう水平方向に
延びた長尺開口58が形成されている。
【0037】なお、本実施形態においては、ガス噴射ノ
ズル54aのガス噴射口54bは長孔状に形成されてい
るが、本発明は、それが長孔状に形成されることに限定
されるものではなく、複数のガス噴射孔をガス噴射ノズ
ル54aの長手方向の全長に亘って並設してもよい。
【0038】上記吸引管52には、図1および図4に示
すように、その両側端底部に吸引支管52aが接続さ
れ、さらにこれら吸引支管52aには可撓管52bが接
続されている。この可撓管52bの下流端は所定の配管
およびバッファタンク59aを介して吸引ブロワ59に
接続され、この吸引ブロワ59の駆動によって外気が上
記長尺開口58から吸引管52内に吸引され、吸引支管
52a、可撓管52b、バッファタンク59aおよび吸
引ブロワ59を通って系外に導出されるようになってい
る。なお、上記バッファタンク59aは、吸引管52に
よって吸引された吸引物を気液分離するためのものであ
り、ここで分離された溶剤は別途バッファタンク59a
から抜き出され、溶剤の取り除かれた気のみが吸引ブ
ロワ59から系外に排出されるようにしている。
【0039】本実施形態においては、上記吸引ブロワ5
9の直上流側には第1制御弁81が設けられている。こ
の第1制御弁81を閉止することによって、吸引ブロワ
59を駆動した状態であっても、吸引管(溶解物吸引手
段)52による吸引動作が停止されるようになってい
る。そして本実施形態では、基板処理装置1の稼働中は
吸引ブロワ59は常に運転され、制御手段80からの制
御信号による第1制御弁81の開閉動作によって吸引管
52による吸引および吸引停止の切り換えを行うように
している。
【0040】また、溶剤供給管53に溶剤を供給するた
めの溶剤タンク61が設けられている。この溶剤タンク
61には、内部に高圧窒素ガスNを導入する窒素配管が
設けられ、この配管を介して溶剤タンク61内に貯供給
される高圧窒素ガスNの圧力によって溶剤が押し出さ
れ、これによって溶剤が塗布液吐出ノズル43から吐出
されるようになっている。上記窒素配管にはレギュレー
タ62が設けられているとともに、このレギュレータ6
2に圧力計63が設けられ、この圧力計63によって高
圧窒素ガスNの圧力管理を行うようにしている。また、
上記溶剤タンク61には内部が異常高圧になった場合に
開弁する安全弁64が設けられ、これによって安全を期
している。
【0041】本実施形態においては、溶剤タンク61の
直下流側に第2制御弁82が設けられ、この第2制御弁
82を開閉操作することによって溶剤供給管53への溶
剤の供給と供給停止との切り換え操作が行い得るように
している。そして本実施形態では、制御手段80からの
制御信号による第2制御弁82の開閉動作によって溶剤
供給管53への溶剤の供給および供給停止の切り換えが
行われるようにしている。
【0042】従って、ノズルデッキ51の長尺開口58
が基板Bの端縁に外嵌された状態で第2制御弁82を開
通し、かつ、吸引ブロワ59を駆動することにより、溶
剤タンク61内の溶剤は溶剤供給管53内に供給され、
溶剤吐出ノズル53aの吐出口53bから基板Bの表面
側端縁に向けて吐出され、基板Bの不要薄膜B2を洗浄
したのち外気に同伴して吸引管52内に吸引され、系外
に排出されることになる。
【0043】上記ガス噴射管54にはジョイント部材5
4cを介して吸引ホース71が接続されているととも
に、この吸引ホース71の上流端はガスボンベ72に接
続されている。本実施形態ではガスボンベ72内には高
圧窒素が封入されている。そして、基板Bの端縁を長尺
開口58に嵌挿した状態でガスボンベ72内のガスをガ
ス噴射管54に供給することによりガスボンベ72内の
ガスがガス噴射ノズル54aのガス噴射口54bから吐
出され、これによって基板Bの裏面側端縁にまわり込ん
だ洗浄液が吹き飛ばされることになる。
【0044】本実施形態においては、ガスボンベ72の
直下流側に第3制御弁83が設けられ、この第3制御弁
83を開閉操作することによってガスの吐出と吐出停止
との切り換え操作が行い得るようにしている。そして本
実施形態では、制御手段80からの制御信号により第3
制御弁83の開閉動作を行うようにしている。
【0045】上記洗浄液は、塗布液を溶解し得る溶剤が
用いられる。塗布液がフォトレジスト液である場合は、
洗浄液は、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類
や、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類や、トルエ
ン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素や、四塩化
炭素、トリクロルエチレン等のハロゲン化炭化水素など
が用いられる。また、塗布液が染色剤である場合は、洗
浄液は、30〜60℃の温湯や、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等の低級アルコールや、アセトンなど
が用いられる。
【0046】図6は、基板端縁処理装置5による基板端
縁処理の一例を示すタイムチャートである。また、図7
は、上記タイムチャートに対応した基板端縁処理装置5
の作用を説明するための説明図であり、(イ)はタイム
チャートのt1〜t2時点の状態、(ロ)は同t2〜t
3時点の状態、(ハ)は同t3〜t4時点の前半の状
態、(ニ)は同t3〜t4時点の後半の状態、(ホ)は
同t5時点以降の状態をそれぞれ示している。
【0047】まず、図7の(イ)においては(t1〜t
2時点)、ノズルデッキ51の前進によって基板Bの端
縁がノズルデッキ51の長尺開口58内に嵌挿され、制
御手段80からの制御信号により第1制御弁81(図
5)が開弁され、この開弁によって外気が吸引管52に
吸引されている状態になっている。そしてt2時点にな
ると、図7の(ロ)に示すように、制御手段80からの
制御信号によって第2制御弁82(図5)が開弁され、
これによる洗浄液吐出口53bから吐出された洗浄液に
よって基板Bの表面側端縁に形成されている表面側不要
薄膜B3が溶解される。
【0048】溶解した不要薄膜を含む洗浄液は長尺開口
58から吸引管52内に向かう気流に同伴して吸引管5
2内に吸引される。これによって基板Bの表面側縁に形
成されていた表面側不要薄膜B3は除去される。また、
洗浄液吐出ノズル53aから吐出された洗浄液は、基板
Bの端縁部および裏面側端縁にもまわり込むため、これ
らの部分に形成されていた端縁部不要薄膜B4および裏
面側不要薄膜B5も除去される。しかしながら、この状
態では、基板の端縁部が気流の死角になっているため、
この部分に溶剤の液滴(端縁部液滴B6)が付着した状
態になる。この端縁部液滴B6は容易になくならない。
【0049】ついで図6のタイムチャートのt3時点に
なると、図7の(ハ)に示すように、制御手段80から
の制御信号によって第2制御弁82(図5)が閉弁され
るとともに、第3制御弁83が開弁される。これによっ
て洗浄液供給管53からの洗浄液の吐出が停止されると
ともに、ガス噴射管54の吐出口54bからガスが噴射
される。この状態で制御手段80からの制御信号によっ
てノズルデッキ進退手段55(図1)を駆動させること
により白抜き矢印で示すように吸引管52が後退を開始
する。
【0050】そして、吸引管52の後退によってガス噴
射口54bが基板Bの端縁部に対向した位置に到達する
と、図7の(ニ)に示すように、ガス噴射口54bから
噴射される噴射気流によって裏面側不要薄膜B5が吹き
飛ばされ、これによって従来除去し得なかった基板Bの
端縁部の液滴が除去される。そして、t4時点になると
第3制御弁83が閉弁され、これによってt3〜t4時
点間は吸引管52内に外気のみが吸引される状態にな
り、この間に洗浄後の基板B端縁の乾燥処理が施され
る。
【0051】そして、t5時点になると第1制御弁81
が閉弁され、その後、吸引管52が最後退位置にまで後
退され、図7の(ホ)に示すように、この時点では基板
Bの端縁には洗浄液の液滴がまったく残留していない状
態になり、基板Bの互いに対向した端縁の洗浄処理が済
まされる。その後、基板Bを90°回転させて残りの2
辺の端縁の洗浄処理を同様に施すことにより、1枚の基
板Bの端縁処理が完了する。
【0052】そして、洗浄液吐出口53bとガス噴射口
54bとは水平方向に位置ずれしているため、洗浄液吐
出口53bからの洗浄液がガス噴射口54bに向かうこ
とはなく、洗浄液がガス噴射口54bから吐出されたガ
スに煽られたり、ガス噴射ノズル54aに衝突すること
がなく、これらに起因した洗浄液の跳ね返りなどによる
基板Bの汚染が確実に防止される。
【0053】図8は、ノズルデッキ51aの第2実施形
態を示す斜視図である。この実施形態においては、ガス
噴射管540は、3分割された左方吸引管541、中央
吸引管542および右方吸引管543から形成されてい
る。これら各吸引管541,542,543は、それぞ
れ他とは独立したガス噴射ノズル54aおよびジョイン
ト部材54cを有しており、各ジョイント部材54cは
それぞれ吸引ホース71を介してガスボンベ72に接続
されている。その他の構成は第1実施形態のノズルデッ
キ51と同様である。
【0054】このノズルデッキ51aによれば、ガス噴
射管540が3分割されているため、ガス噴射管540
内の圧力分布がより均等になり、これによってガス噴射
ノズル54aによるガス噴射力のバラツキが小さくな
り、基板Bの端縁の洗浄液を均等に吹き飛ばすことが可
能になり、液滴の残留が確実に防止される。
【0055】図9は、ノズルデッキ51bの第3実施形
態を示す図であり、(イ)は斜視図、(ロ)は(イ)の
A−A線断面図であって、ノズルデッキ51bが最先端
まで前進して基板Bの端縁に外嵌した状態、(ハ)は同
断面図であって、ノズルデッキ51が引き戻されつつあ
る状態をそれぞれ示している。
【0056】この実施形態のノズルデッキ51bにおい
ては、ガス噴射ノズル544aが、ガス噴射管544の
本体上部から上方に突出した水平方向に延びる前方ノズ
ル板544bと、この前方ノズル板544bよりも高さ
寸法が若干低い後方ノズル板544cとで形成され、こ
れら両ノズル板544b,544c間に水平方向に延び
るガス噴射口54bが形成されている。
【0057】そして、図9の(ロ)に示すように、上記
前方ノズル板544bは、ノズルデッキ51bの前進に
より基板Bが長尺開口58に嵌挿された状態で、その上
縁部が基板Bの裏面に近接するように寸法設定されてい
る。その他の構成は上記第1実施形態のノズルデッキ5
1と同じである。
【0058】第3実施形態のノズルデッキ51bによれ
ば、吸引管52による基板Bの端縁に付着した洗浄液の
吸引を停止したのち吸引管52を後退させると、図9の
(ハ)に示すように、前方ノズル板544bが基板Bの
裏面側端縁の先端に到達した時点で、その上縁部が基板
Bの裏面から垂下している裏面部残留液滴B7に接触
し、しかも吸引管52の後退によってそれを掻き取る状
態になる。そして、前方ノズル板544bの上縁部で掻
き取られた裏面部残留液滴B7は、ガス噴射口54bか
ら噴射されるガスによって吹き飛ばされるため、基板B
の端縁は残留した洗浄液で汚染されることが確実に防止
される。
【0059】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の実施形態をも採用し得るものであ
る。 (1)上記の実施形態においては、ノズルデッキ51,
51a,51b,51cは基板Bの長辺寸法よりも若干
長い長尺のものが採用されているが、かかる長尺のノズ
ルデッキを用いる代りに基板Bの辺よりも短いノズルデ
ッキを採用し、このノズルデッキを基板Bの端縁に沿っ
て移動させながら不要薄膜B2の除去処理を行うように
してもよい。 (2)上記の実施形態においては、洗浄液供給管53は
基板Bの表面側端縁にのみ洗浄液を供給するようにして
いるが、基板Bの裏面側端縁を対象とした洗浄液供給管
を配設し、これによって基板Bの裏面にも洗浄液を供給
するようにしてもよい。こうすることによって基板Bの
裏面にまわり込んだ塗布液による裏面側不要薄膜B5が
確実に溶解される。 (3)上記の実施形態において、基板Bの端縁がノズル
デッキ51の長尺開口58にセットされた状態で、ノズ
ルデッキ51を水平方向に基板Bの端縁に対して直交す
る方向や平行な方向に揺動させるようにしてもよい。こ
うすることにより、気流によって端縁部液滴B6に加わ
る力の方向が上記揺動に伴って変化し、端縁部液滴B6
が水平方向に振られることになるため、これによって端
縁部液滴B6はより吹き飛ばされ易くなる。 (4)上記実施形態の基板端縁処理装置5は、主に、フ
ォトレジスト塗布液、感光性ポリイミド樹脂、カラーフ
ィルター用の染色剤などの薄膜が表面に形成された液晶
用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、あるい
は半導体ウェハなどの基板Bの端縁に形成された不要薄
膜B2を取り除くために適用されるが、本発明はこのよ
うな不要薄膜除去のみの用途に限定されるものではな
く、現像前の基板Bの端縁に供給される現像液を洗浄液
とみなし、この現像液によって基板Bの端縁部分を現像
処理するいわゆる現像促進処理にも好適に適用可能であ
る。
【0060】
【発明の効果】上記請求項1記載の基板端縁処理装置
は、基板を水平姿勢で保持する基板保持手段と、基板保
持手段に保持された基板の表面側端縁に向けて洗浄液を
吐出する洗浄液吐出口を備えた洗浄液吐出ノズルと、基
板の表面側端縁に供給された洗浄液を吸引する吸引手段
と、基板の裏面側端縁に付着した洗浄液を基板の端縁よ
り外方に吹き飛ばすガス噴射口を備えたガス噴射ノズル
と、ガス噴射口が洗浄液吐出口に対して基板の中心側に
位置するように洗浄液吐出ノズルとガス噴射ノズルとを
支持するノズル支持手段と、基板端縁処理を施す処理位
置と、基板から離間した待機位置との間で洗浄液吐出ノ
ズルと、ガス噴射ノズルと吸引手段とを一体的に移動さ
せる進退手段とを有するものであるため、基板を基板保
持手段に保持させた状態で洗浄液吐出ノズルの吐出口か
ら洗浄液を基板の表面側端縁に吐出することにより、基
板端縁に形成された不要薄膜は洗浄液に溶解する。上記
洗浄液吐出ノズルからの洗浄液の吐出に同期して吸引手
段を駆動させるとともに、ガス噴射ノズルからガスを噴
射することにより、基板の裏面側端縁にまわり込んだ洗
浄液はガス噴射ノズルからの気流に吹き飛ばされ、不要
薄膜を溶解した洗浄液は吸引手段に吸引される。
【0061】そして、上記ガス噴射口は上記洗浄液吐出
口に対して上下で相互に対向する位置よりも基板の中心
側に設けられ、これによってガス噴射口は洗浄液吐出口
に対向した状態になっていないため、待機位置において
洗浄液吐出ノズルの洗浄液吐出口から洗浄液の液滴が落
下しても、それがガス噴射ノズルのガス噴射口に付着す
ることはなく、ガス噴射口に付着した液滴が吹き飛ばさ
れ、細かな液滴となって基板の裏面に付着し、基板を汚
染するという従来の不都合を確実に防止し得るようにな
る。
【0062】また、洗浄液吐出ノズルが洗浄液を吐出す
る吐出位置と、この吐出位置より基板に対して後退した
位置であり、かつガス噴射ノズルがガスを噴射する位置
であるガス噴射位置との間で洗浄液吐出ノズルとガス噴
射ノズルと吸引手段とを一体的に進退させる進退手段と
備えているため、進退手段によって洗浄液吐出ノズル
とガス噴射ノズルと吸引手段とを処理位置に移動させた
状態で、進退手段によって洗浄液吐出ノズル、ガス噴射
ノズルおよび吸引手段を進退させ、それらを洗浄液吐出
位置とガス噴射位置との間で往復動させることが可能に
なり、より木目の細かい確実な洗浄処理を施し得るよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板端縁処理装置の適用された基
板処理装置の一例を示す略平面図である。
【図2】図1の基板処理装置の断面図である。
【図3】基板処理装置によって薄膜が形成された直後の
基板を示す一部切欠き斜視図である。
【図4】ノズルデッキの第1実施形態を示す斜視図であ
る。
【図5】図4に示すノズルデッキの一部切欠き部分拡大
斜視図である。
【図6】基板端縁処理装置による基板端縁処理の一例を
示すタイムチャートである。
【図7】図6のタイムチャートに対応した基板端縁処理
装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)はタ
イムチャートのt1〜t2時点の状態、(ロ)は同t2
〜t3時点の状態、(ハ)は同t3〜t4時点の前半の
状態、(ニ)は同t3〜t4時点の後半の状態、(ホ)
は同t5時点以降の状態をそれぞれ示している。
【図8】ノズルデッキの第2実施形態を示す斜視図であ
る。
【図9】ノズルデッキの第3実施形態を示す図であり、
(イ)は斜視図、(ロ)および(ハ)は(イ)のA−A
線断面図であって、(ロ)はノズルデッキが最先端まで
前進して基板の端縁に外嵌した状態、(ハ)は吸引管が
引き戻されつつある状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 基板包囲容器 21 底板 22 環状溝部 23 環状堰部 3 基板支持機構 31 支持軸 32 回転支持板 33 回転昇降機構 4 塗布液供給手段 41 垂直軸 42 回動アーム 43 塗布液吐出ノズル 44 塗布液タンク 45 塗布液ポンプ 5 基板端縁処理装置 51 ノズルデッキ 52,521 吸引管 53 洗浄液供給管 53a 洗浄液吐出ノズル 53b 洗浄液吐出口 54,540,544 ガ
ス噴射管 541 左方吸引管 542 中央吸引管 543 右方吸引管 54a,544a ガス噴
射ノズル 544b 前方ノズル板 544c 後方ノズル板 54b ガス噴射口 54c ジョイント部材 55 ノズルデッキ進退手段 56 リンク機構 56a リンク腕 57 駆動部 58 長尺開口 59 吸引ブロワ 61 洗浄液タンク 62 レギュレータ 71 吸引ホース 72 ガスボンベ 80 制御手段 81 第1制御弁 82 第2制御弁 83 第3制御弁 B 基板 B0 薄膜 B1 有効薄膜 B2 不要薄膜 B3 表面側不要薄膜 B4 端縁部不要薄膜 B5 裏面側不要薄膜 B6 端縁部液滴 B7 裏面部残留液滴
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−37804(JP,A) 特開 平6−208948(JP,A) 特開 平5−175117(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 H01L 21/306 H01L 21/308

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に薄膜が形成された基板の端縁の不
    要薄膜を除去する基板端縁処理装置において、 基板を水平姿勢で保持する基板保持手段と、 基板保持手段に保持された基板の表面側端縁に向けて洗
    浄液を吐出する洗浄液吐出口を備えた洗浄液吐出ノズル
    と、 基板の表面側端縁に供給された洗浄液を吸引する吸引手
    段と、 基板の裏面側端縁に付着した洗浄液を基板の端縁より外
    方に吹き飛ばすガス噴射口を備えたガス噴射ノズルと、 ガス噴射口が洗浄液吐出口に対して基板の中心側に位置
    するように洗浄液吐出ノズルとガス噴射ノズルとを支持
    するノズル支持手段と、 基板端縁処理を施す処理位置と、基板から離間した待機
    位置との間で洗浄液吐出ノズルとガス噴射ノズルと吸引
    手段とを一体的に進退させる進退手段が備えられ、 進退手段は、洗浄液吐出ノズルが洗浄液を吐出する吐出
    位置と、この吐出位置より基板に対して後退した位置で
    あり、かつガス噴射ノズルがガスを噴射する位置である
    ガス噴射位置との間で洗浄液吐出ノズルとガス噴射ノズ
    ルとガス噴射ノズルと吸引手段とを一体的に進退させる
    ように構成されてい ることを特徴とする基板端縁処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板端縁処理装置におい
    て、複数のガス噴射ノズルが分割されたガス噴射管にそれぞ
    れ装着されてい ることを特徴とする基板端縁処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の記載の基板端縁
    処理装置において、 ガス噴射ノズルが、ガス噴射管と、このガス噴射管の本
    体上部から上方に突出した水平方向に延びる前方ノズル
    板と、この前方ノズル板よりも高さ寸法が若干低い後方
    ノズル板とで形成され、これら両ノズル板間に水平方向
    に延びるガス噴射口が形成されていることを特徴とする
    基板端縁処理装置。
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