JP3450682B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
びその製造方法に関するもので、特にトレンチキャパシ
タを有するRAM(Random Access Memory)に使用され
るものである。
トレンチキャパシタであるRAMが広く使用されてい
る。このようなRAMの平面図を図22に示し、切断線
A−A′で切断した断面図を図23に示す。同一のビッ
ト線50に接続されるメモリセルは2個のメモリセルが
1組となって一列に配置される。同一組内のメモリセル
は、構成要素であるセルトランジスタ301 ,302 の
ドレイン35bが共通となるように構成されてれおり、
このドレイン35bにコンタクト55を介して上記ビッ
ト線が接続される(図2参照)。またセルトランジスタ
301 ,302 のソース35a1 ,35a2 にはトレン
チキャパシタ601 ,602 が接続される。そして各セ
ルトランジスタ30i (i=1,2)のゲート電極31
i はセルトランジスタ30i が含まれるメモリセルに接
続されるワード線となっている。
する組のメモリセルのトレンチキャパシタ、例えばトレ
ンチキャパシタ601 とトレンチキャパシタ603 は絶
縁膜25によって電気的に分離されている。そして同一
のビット線に接続されるメモリセルのトレンチキャパシ
タ601 ,602 ,603 は一列に配置される。
2,3)上にはパスワード線33i が設けられている。
このパスワード線33i (i=1,2,3)は上記トレ
ンチキャパシタ60i が含まれるメモリセルが接続する
ビット線50に隣接するビット線に接続されるメモリセ
ルのワード線となる。
ャパシタである従来のRAMのメモリセルの断面を図2
1に示す。RAMは、複数のメモリセルを有している。
各メモリセルは1個のセルトランジスタ30と、トレン
チキャパシタ60とを有している。セルトランジスタ3
0は、p型のシリコン基板1上にゲート絶縁膜29を介
して形成されたゲート電極31と、このゲート電極を挟
むようにシリコン基板1に形成されたn型の拡散領域か
らなるソース領域35aおよびドレイン領域35bとを
有している。
ン基板1内に設けられたトレンチの壁面に形成されるキ
ャパシタ絶縁膜7と、上記トレンチ内に埋込まれた、多
結晶シリコン膜からなるストレージノード9と、このス
トレージノード9上に形成された多結晶シリコン膜から
なるストレージノード電極41と、シリコン基板1内に
形成されたn型の拡散層からなるプレート電極27とを
備えている。なお、ストレージノード9およびストレー
ジノード電極41は構成する多結晶シリコン膜にはn型
の不純物が添加されている。
タクト42を介してセルトランジスタ30のソース領域
35aと電気的に接続される。なお、このストレージノ
ード電極41の下方の側部には縦形の寄生トランジスタ
が形成されるのを防止するための厚い絶縁膜40が形成
されている。またストレージノード電極41の上部に
は、トレンチキャパシタ60上に設けられたパスワード
線33と電気的に分離するための絶縁膜44が形成され
ている。そして隣接するメモリセルのトレンチキャパシ
タは絶縁膜25によって電気的に分離される。
AMにおいては、トレンチキャパシタ60の上部に厚い
絶縁膜44が形成されているため、側壁コンタクト42
の下面が深くなって上記下面がソース領域35aの下に
なる。このような状態においては、pウェル2とストレ
ージノード9との間のpn接合の空乏層が側壁コンタク
ト42にかかる。このため、リーク電流が増加し、メモ
リセルの電荷保持特性が劣化する。なお、電荷保持特性
を防ぐために、ソース領域35aを深くすることが考え
られるが、この場合は、セルトランジスタ30のパンチ
スルー耐圧が劣化するという問題が生じる。
であって、セルトランジスタの性能を低下させることな
く、メモリセルの電荷保持特性が可及的に良好な半導体
記憶装置およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
装置は、第1導電型の半導体基板と、この半導体基板に
形成された第1導電型の半導体領域と、この半導体領域
の表面に形成された前記第1導電型と異なる第2導電型
の拡散領域と、この拡散領域に隣接するように前記半導
体基板に形成されたトレンチと、このトレンチの所定の
深さから底部までの側面および底面に形成されたキャパ
シタ絶縁膜と、前記トレンチ内に埋込まれた表面が前記
所定の深さとなるように形成されたストレージノード
と、前記トレンチの前記所定の深さの位置から上方の側
面に形成されて前記拡散領域と接する領域に窓部を有す
る第1の絶縁膜と、前記トレンチを埋込むように前記ス
トレージノード上に形成されて、前記窓部を介して前記
拡散領域と接する領域の最上面が単結晶シリコン領域か
らなるストレージノード電極と、このストレージノード
電極上に形成された第2の絶縁膜と、を備え、前記第1
の絶縁膜は前記拡散領域側の上部の膜厚が下部の膜厚よ
り薄くなるように形成されていることを特徴とする。
スタが形成され、前記拡散領域は前記MISトランジス
タのソース領域およびドレイン領域の一方の領域である
ことが好ましい。
の上部の膜厚が下部の膜厚より薄くなるように形成され
ていることが好ましい。
1導電型の半導体基板と、この半導体基板に形成された
第1導電型の半導体領域と、この半導体領域の表面に形
成された前記第1導電型と異なる第2導電型の拡散領域
と、この拡散領域に隣接するように前記半導体基板に形
成されたトレンチと、このトレンチの所定の深さから底
部までの側面および底面に形成されたキャパシタ絶縁膜
と、前記トレンチ内に埋込まれた表面が前記所定の深さ
となるように形成されたストレージノードと、前記トレ
ンチの前記所定の深さの位置から上方の側面に形成され
て前記拡散領域と接する領域に窓部を有する第1の絶縁
膜と、前記トレンチを埋込むように前記ストレージノー
ド上に形成されて、前記窓部を介して前記拡散領域と接
する領域の最上面が単結晶シリコン領域からなるストレ
ージノード電極と、このストレージノード電極上に形成
された第2の絶縁膜と、を備え、前記ストレージノード
電極には前記単結晶シリコン領域に接続する多結晶シリ
コンからなる領域が設けられており、前記第1の絶縁膜
は前記単結晶シリコン領域に形成された第3の絶縁膜
と、前記多結晶シリコン領域に形成されて前記第3の絶
縁膜より膜厚の厚い第4の絶縁膜からなることを特徴と
する。
ノード電極に埋込まれていることが好ましい。
方法は、第1導電型の半導体領域が形成された単結晶半
導体基板に前記半導体領域に隣接するようにトレンチを
形成する工程と、前記トレンチの内側をキャパシタ絶縁
膜で被覆する工程と、導電性材料を前記トレンチ内に埋
込むことにより上面が前記半導体基板表面より低いスト
レージノードを形成する工程と、前記トレンチの側面に
露出している前記キャパシタ絶縁膜を除去した後、前記
トレンチの側面に第1の絶縁膜を形成する工程と、導電
性材料を前記トレンチ内に埋込むことにより上面が前記
半導体基板表面より低い第1の導電層を形成する工程
と、前記トレンチの側面に露出している前記第1の絶縁
膜を除去した後、前記トレンチの側面に前記第1の絶縁
膜より膜厚の薄い第2の絶縁膜を形成する工程と、導電
性材料を前記トレンチ内に埋込むことにより第2の導電
層を形成する工程と、前記トレンチの側面に露出してい
る前記第2の絶縁膜を除去することにより前記トレンチ
の側面に前記半導体領域を露出させる工程と、アモルフ
ァスシリコン層を、前記トレンチを埋込むように堆積
し、最上面の前記半導体領域と接する領域では単結晶シ
リコンからなり、その他の領域では多結晶シリコンから
なる第3の導電層を形成する工程と、前記第3の導電層
の上面の中央に凹部を形成する工程と、前記半導体領域
と接する側の単結晶領域および前記凹部の少なくとも一
部をマスクして前記第3の導電層および前記半導体基板
をエッチングする工程と、前記第3の導電層上に絶縁膜
を形成する工程と、を備えていることを特徴とする。
シリコンが単結晶シリコンよりエッチング速度の速い異
方性エッチングを用いて行うことが好ましい。
に開口を有する絶縁膜のパターンを前記第3の導電層上
に形成し、このパターンをマスクにして異方性エッチン
グにより行うことが好ましい。
法は、第1導電型の半導体領域が形成された単結晶半導
体基板に前記半導体領域に隣接するようにトレンチを形
成する工程と、前記トレンチの内側をキャパシタ絶縁膜
で被覆する工程と、導電性材料を前記トレンチ内に埋込
むよことにより上面前記半導体基板表面より低いストレ
ージノードを形成する工程と、前記トレンチの側面に露
出している前記キャパシタ絶縁膜を除去した後、前記ト
レンチの側面に第1の絶縁膜を形成する工程と、導電性
材料を前記トレンチ内に埋込むことにより上面が前記半
導体基板表面より低い第1の導電層を形成する工程と、
前記トレンチの側面に露出している前記第1の絶縁膜を
除去したことにより前記トレンチの側面に前記半導体領
域を露出させる工程と、前記第1導電型と異なる第2導
電型の不純物が添加されたアモルファスシリコン層を前
記トレンチを埋込むように堆積し、最上面の前記半導体
領域と接する領域では単結晶シリコンからなり、その他
の領域では多結晶シリコンからなる第2の導電層を形成
する工程と、前記第2の導電層の上面の中央に凹部を形
成する工程と、前記半導体領域と接する側の単結晶領域
および前記凹部をマスクして前記第2の導電層および前
記半導体基板をエッチングする工程と、前記第2の導電
層上に絶縁膜を形成する工程と、を備えていることを特
徴とする。
して説明する。
示す。この第1の実施の形態は複数のメモリセルを有し
ているRAMであって、各メモリセルは1個のセルトラ
ンジスタ30と、1個のトレンチキャパシタ60とを備
えている。なおメモリセルの配列は従来の場合と同様、
図22に示すように配列されている。
Insulator Semiconductor)トランジスタからなり、シリ
コン基板1に設けられたpウェル2上にゲート絶縁膜2
9を介して形成されるゲート電極31と、このゲート電
極31を挟むように上記pウェル2に形成されたn型不
純物領域からなるソース領域35aおよびドレイン領域
35bとを備えている。
基板1内に設けられたトレンチの壁面に形成されるキャ
パシタ絶縁膜7と、上記トレンチ内に埋込まれた多結晶
シリコン膜からなるストレージノード9と、このストレ
ージノード9上に形成された多結晶シリコン膜からなる
ストレージノード電極20と、シリコン基板1内に形成
されたn型拡散層からなるプレート電極27とを備えて
いる。なお、ストレージノード9およびストレージノー
ド電極20の、多結晶シリコン膜にはn型の不純物が添
加されている。
面に厚い絶縁膜11が形成されている。更にその絶縁膜
11の上部にストレージノード電極20の側面に、上記
絶縁膜11より薄い絶縁膜13が形成されている。この
絶縁膜13は、ソース領域と接する領域には窓が設けら
れており、ソース領域35aを完全に覆うことはない。
なお、ストレージノード電極20とpウェル2とは絶縁
膜11,13によって絶縁される。
はn型の不純物が添加された単結晶シリコン領域19a
と、厚い絶縁膜25aとが並列に形成されている。そし
てストレージノード電極20は単結晶シリコン領域19
aを介してセルトランジスタ30のソース領域35aと
電気的に接続されている。したがって単結晶シリコン領
域19aとソース領域35aとの境界面が側壁コンタク
ト18となる。
5a上にはゲート絶縁膜29を介してパスワード線33
が形成される。このパスワード線33とストレージノー
ド電極20とは絶縁膜25aによって電気的に分離され
る。なお隣接するメモリセルのトレンチキャパシタは絶
縁膜25によって電気的に分離される。
の実施の形態の半導体装置においては、従来の場合と異
なり側壁コンタクト18の上部には厚い絶縁膜25aが
存在せず、かつpウェル2とストレージノード電極20
とが絶縁膜13によって絶縁されるため、側壁コンタク
ト部18がソース領域35a下のpウェルにかかること
を防止することができる。これにより、接合リーク電流
を抑えることが可能となり、良好な電荷保持特性を得る
ことができる。
と絶縁膜25aとの間の間隔を可及的に広くすることが
可能となり、ストレージノード電極20の側壁コンタク
ト部における抵抗を低くすることができる。
29の下の領域は単結晶シリコン領域19aとなってい
るため、パスワード線33とストレージノード電極20
との分離耐圧は十分に保証される。
る。この第2の実施の形態は、図1に示す第1の実施の
形態の半導体記憶装置の製造方法であって、その製造工
程断面図を図2乃至図11に示す。
ことによりシリコン酸化膜3を形成する(図2参照)。
続いてシリコン酸化膜3上にシリコン窒化膜5およびボ
ロンを含むシリコン酸化膜(以下、BSG膜ともいう)
38を堆積する(図2参照)。その後、トレンチキャパ
シタ形成領域上に開孔を有するフォトレジストパターン
(図示せず)をシリコン窒化膜5上に形成し、このフォ
トレジストパターンをマスクにしてシリコン窒化膜5を
異方性エッチング、例えばRIE(Reactive Ion-Etchi
ng)を用いてパターニングする。そしてこのパターニン
グされたシリコン窒化膜5とBSG膜38をマスクにし
て酸化膜3およびシリコン基板1を異方性エッチングを
用いてエッチングし、例えば深さが7μmのトレンチ6
を形成する(図2参照)。
続いて熱酸化法およびCVD(Chemical Vapor Deposit
ion)法を用いて、トレンチ6の表面にシリコン窒化膜お
よびシリコン酸化膜からなるキャパシタ絶縁膜7を形成
する(図3参照)。その後、n型不純物(例えばAs)
がドープされたアモルファスシリコン膜8をトレンチ6
を埋込むように基板全面に堆積する(図3参照)。
さまでのアモルファスシリコン膜8をエッチングするこ
とにより除去し、トレンチ6内にアモルファスシリコン
からなるストレージノード9を形成する(図4参照)。
続いて露出しているキャパシタ絶縁膜7を除去した後、
シリコン酸化膜を基板全面に堆積し、異方性エッチング
を行うことにより、トレンチ6の側面にシリコン酸化膜
からなる側壁11を形成する(図4参照)。
n型不純物が添加されたアモルファスシリコンを堆積し
た後、このアモルファスシリコンをエッチバックするこ
とにより、ストレージノード9上に導電層15を形成す
る(図5参照)。続いて例えばHF溶液を用いて絶縁膜
11の上部を除去し、導電層15よりも側壁11の高さ
を低くする(図5参照)。そしてシリコン酸化膜を基板
全面に堆積し、このシリコン酸化膜を異方性エッチング
することにより、側壁11より薄い膜厚のシリコン酸化
膜からなる側壁(絶縁膜)13を形成する(図5参
照)。
n型不純物が添加されたアモルファスシリコンを堆積し
た後、このアモルファスシリコンをエッチバックするこ
とにより、導電層16を形成する(図6参照)。この導
電層16は図5に示す導電層15を含んでいる。続いて
例えばHF溶液を用いて絶縁膜13の上部を除去するこ
とによりトレンチ6の上方の側部に側壁コンタクト部1
8を形成する(図6参照)。この絶縁膜13は薄いた
め、絶縁膜11に比べてエッチングの際に剥離するため
の時間も短く、オーバエッチング量も少なくて済む。こ
れにより、側壁コンタクト部18の深さの制御が安定
し、深さが深くなる方向にエッチングされるのを抑制す
ることが可能となり、リーク電流を抑制することができ
る。
H2 )雰囲気のチャンバー内に基板1を置くことにより
導電層16および側壁コンタクト部18の表面の自然酸
化膜を除去する。続いて同じチャンバー内に基板を置い
たまま、アモルファスシリコン膜19を堆積する(図7
参照)。このとき、側壁コンタクト部18に露出してい
るシリコン基板1を種として側壁コンタクト部18から
単結晶シリコンが成長し、単結晶シリコン領域19aが
形成される(図7参照)。
結晶シリコンと選択比の取れるエッチング条件でエッチ
ングし、ストレージノード電極20を形成する。このス
トレージノード電極20はアモルファスシリコン層16
と、アモルファスシリコン膜19と、単結晶シリコン領
域19aとからなっており、上面のアモルファスシリコ
ン領域に凹部21が形成されている(図8参照)。
ターン23を形成し、このフォトレジストパターンをマ
スクにして異方性エッチングすることにより素子分離形
成領域にトレンチ6に比べて浅いトレンチ24を形成す
る。続いてフォトレジストパターン23を除去した後、
図10に示すように上記凹部21および上記トレンチ2
4を絶縁膜、例えばシリコン酸化膜で埋込むことによ
り、分離絶縁膜25aおよび素子分離絶縁膜25を形成
する。そして図9に示すシリコン窒化膜5を剥離した
後、n型不純物例えばリンを基板全面に所定の条件でイ
オン注入することにより、プレート電極となる拡散層2
7を形成する(図10参照)。これにより拡散層27の
シリコン基板1の領域はpウェル2となる。続いて酸化
膜3(図9参照)を剥離した後、図10に示すように基
板全面にゲート絶縁膜29を形成する。
結晶シリコンの膜を堆積し、この多結晶シリコン膜をパ
ターニングすることにより、セルトランジスタ30のゲ
ート電極となるワード線31およびパスワード線33を
形成する(図11参照)。そしてこれらのゲート電極を
マスクにしてn型不純物を所定の条件でイオン注入する
ことにより、ソース領域35aおよびドレイン領域35
bを形成する。このときソース領域35aの深さは側壁
コンタクト部18の深さよりも深くなるようにすること
が好ましい。
ジノード電極20はアモルファスシリコンから形成され
たが、セルトランジスタ30およびトレンチキャパシタ
60を形成する熱工程(例えば、素子分離絶縁膜25の
堆積工程や、ソース・ドレイン領域の活性化工程等)に
よってアモルファスシリコンは多結晶シリコンに変化す
る。
製造された半導体記憶装置も第1の実施の形態と同様の
効果を奏することは云うまでもない。
至図20を参照して説明する。この第3の実施の形態は
図1に示す第1の実施の形態の半導体記憶装置の製造方
法であって、その製造工程を図12乃至図20に示す。
す工程と同一の工程を行って導電層16を形成するとと
もに側壁コンタクト部18を形成する(図12参照)。
H2 )雰囲気のチャンバー内に基板1を置くことにより
導電層16および側壁コンタクト部18の表面の自然酸
化膜を除去する。続いて同じチャンバー内に基板を置い
たまま、アモルファスシリコン膜19を堆積する(図1
3参照)。このとき、側壁コンタクト部18に露出して
いるシリコン基板1を種として側壁コンタクト部18か
ら単結晶シリコンが成長し、単結晶シリコン領域19a
が形成される(図13参照)。
ン基板1の表面と同じ高さとなるまでエッチバックする
(図14参照)。このとき図14に示すようにアモルフ
ァスシリコン膜19は単結晶シリコン領域19aと同一
の高さとなる。そして導電層16、アモルファスシリコ
ン膜19、および単結晶シリコン領域19aからストレ
ージノード電極20が形成される。
化膜からなる絶縁膜22を基板全面に堆積した後、この
絶縁膜22を異方性エッチングを用いてエッチングする
ことより、シリコン窒化膜5の側部にのみ絶縁膜22を
残置させる(図16参照)。次に絶縁膜22をマスクに
してストレージノード電極20のアモルファスシリコン
領域を異方性エッチングを用いてエッチングすることに
より、ストレージノード電極20に凹部21を形成する
(図17参照)。
除去した後、図18に示すようにフォトレジストパター
ン23を形成し、このフォトレジストパターン23をマ
スクにして異方性エッチングを行うことにより、トレン
チ6に比べて浅いトレンチ24を形成する。
した後、図19に示すように、上記凹部21および上記
トレンチ24を絶縁膜、例えばシリコン酸化膜で埋込む
ことにより、分離絶縁膜25aおよび素子分離絶縁膜2
5を形成する。そして図18に示すシリコン窒化膜5を
剥離した後、n型不純物、例えばリンを基板全面に所定
の条件でイオン注入することにより、プレート電極とな
る拡散層27を形成する(図19参照)。これにより拡
散層27のシリコン基板1の領域はpウェル2となる。
続いて酸化膜3(図18参照)を剥離した後、図19に
示すように基板全面にゲート絶縁膜29を形成する。
結晶シリコンの膜を堆積し、この多結晶シリコン膜をパ
ターニングすることにより、セルトランジスタ30のゲ
ート電極となるワード線31およびパスワード線33を
形成する(図20参照)。そしてこれらのゲート電極を
マスクにしてn型不純物を所定の条件でイオン注入する
ことにより、ソース領域35aおよび35bを形成す
る。このときソース領域35aの深さは側壁コンタクト
部18の深さよりも深くなるようにすることが好まし
い。
ジノード電極20はアモルファスシリコンから形成され
たが、セルトランジスタ30およびトレンチキャパシタ
60を形成する熱工程(例えば、素子分離絶縁膜25の
堆積工程や、ソース・ドレイン領域の活性化工程等)に
よってアモルファスシリコンは多結晶シリコンに変化す
る。
実施の形態と同様の効果を奏することは云うまでもな
い。
いては、ストレージノード9、および導電層15,16
の形成はアモルファスシリコンを用いたが、他の導電性
材料例えば、不純物がドープされた多結晶シリコン、金
属等を用いても良い。
いては、膜厚の異なる側壁11および13を形成した
が、同じ膜厚とすることも可能である。この場合側壁1
3の形成と、導電層15の形成は行う必要がなくなる。
n型不純物をp型不純物に変えてトレンチキャパシタお
よびセルトランジスタを形成しても良いことは云うまで
もない。このときシリコン基板はn型シリコン基板が用
いられる。
トランジスタの性能を低下させることなく、メモリセル
の電荷保持特性が可及的な半導体記憶装置を得ることが
できる。
構成を示す断面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
断面図。
図。
RAMの断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】半導体基板と、 この半導体基板に形成された第1導電型の半導体領域
と、 この半導体領域の表面に形成された前記第1導電型と異
なる第2導電型の拡散領域と、 この拡散領域に隣接するように前記半導体基板に形成さ
れたトレンチと、 このトレンチの所定の深さから底部までの側面および底
面に形成されたキャパシタ絶縁膜と、 前記トレンチ内に埋込まれた表面が前記所定の深さとな
るように形成されたストレージノードと、 前記トレンチの前記所定の深さの位置から上方の側面に
形成されて前記拡散領域と接する領域に窓部を有する第
1の絶縁膜と、 前記トレンチを埋込むように前記ストレージノード上に
形成されて、前記窓部を介して前記拡散領域と接する領
域の最上面が単結晶シリコン領域からなるストレージノ
ード電極と、 このストレージノード電極上に形成された第2の絶縁膜
と、 を備え、前記第1の絶縁膜は前記拡散領域側の上部の膜
厚が下部の膜厚より薄くなるように形成されていること
を特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】半導体基板と、 この半導体基板に形成された第1導電型の半導体領域
と、 この半導体領域の表面に形成された前記第1導電型と異
なる第2導電型の拡散領域と、 この拡散領域に隣接するように前記半導体基板に形成さ
れたトレンチと、 このトレンチの所定の深さから底部までの側面および底
面に形成されたキャパシタ絶縁膜と、 前記トレンチ内に埋込まれた表面が前記所定の深さとな
るように形成されたストレージノードと、 前記トレンチの前記所定の深さの位置から上方の側面に
形成されて前記拡散領域と接する領域に窓部を有する第
1の絶縁膜と、 前記トレンチを埋込むように前記ストレージノード上に
形成されて、前記窓部を介して前記拡散領域と接する領
域の最上面が単結晶シリコン領域からなるストレージノ
ード電極と、 このストレージノード電極上に形成された第2の絶縁膜
と、 を備え、前記ストレージノード電極には、前記単結晶シ
リコン領域と接続する多結晶シリコンからなる領域が設
けられており、前記第1の絶縁膜は前記単結晶シリコン
領域に形成された第3の絶縁膜と、前記多結晶シリコン
領域に形成されて前記第3の絶縁膜より膜厚の厚い第4
の絶縁膜からなることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項3】前記半導体領域にはMISトランジスタが
形成され、前記拡散領域は前記MISトランジスタのソ
ース領域およびドレイン領域の一方の領域であることを
特徴とする請求項1または2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】前記第4の絶縁膜は前記ストレージノード
電極に埋込まれていることを特徴とする請求項2記載の
半導体記憶装置。 - 【請求項5】第1導電型の半導体領域が形成された単結
晶半導体基板に前記半導体領域に隣接するようにトレン
チを形成する工程と、 前記トレンチの内側をキャパシタ絶縁膜で被覆する工程
と、 導電性材料を前記トレンチ内に埋込むことにより上面が
前記半導体基板表面より低いストレージノードを形成す
る工程と、 前記トレンチの側面に露出している前記キャパシタ絶縁
膜を除去した後、前記トレンチの側面に第1の絶縁膜を
形成する工程と、 導電性材料を前記トレンチ内に埋込むことにより上面が
前記半導体基板表面より低い第1の導電層を形成する工
程と、 前記トレンチの側面に露出している前記第1の絶縁膜を
除去した後、前記トレンチの側面に前記第1の絶縁膜よ
り膜厚の薄い第2の絶縁膜を形成する工程と、 導電性材料を前記トレンチ内に埋込むことにより第2の
導電層を形成する工程と、 前記トレンチの側面に露出している前記第2の絶縁膜を
除去することにより前記トレンチの側面に前記半導体領
域を露出させる工程と、 アモルファスシリコン層を、前記トレンチを埋込むよう
に堆積し、最上面の前記半導体領域と接する領域では単
結晶シリコンからなり、その他の領域では多結晶シリコ
ンからなる第3の導電層を形成する工程と、 前記第3の導電層の上面の中央に凹部を形成する工程
と、 前記半導体領域と接する側の単結晶領域および前記凹部
の少なくとも一部をマスクして前記第3の導電層および
前記半導体基板をエッチングする工程と、 前記第3の導電層上に絶縁膜を形成する工程と、 を備えていることを特徴とする半導体記憶装置の製造方
法。 - 【請求項6】前記凹部を形成する工程は、多結晶シリコ
ンが単結晶シリコンよりエッチング速度の速い異方性エ
ッチングを用いて行うことを特徴とする請求項5記載の
半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項7】前記凹部を形成する工程は、中央部に開口
を有する絶縁膜のパターンを前記第3の導電層上に形成
し、このパターンをマスクにして異方性エッチングによ
り行うことを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項8】第1導電型の半導体領域が形成された単結
晶半導体基板に前記半導体領域に隣接するようにトレン
チを形成する工程と、 前記トレンチの内側をキャパシタ絶縁膜で被覆する工程
と、 導電性材料を前記トレンチ内に埋込むよことにより上面
が前記半導体基板表面より低いストレージノードを形成
する工程と、 前記トレンチの側面に露出している前記キャパシタ絶縁
膜を除去した後、前記トレンチの側面に第1の絶縁膜を
形成する工程と、 導電性材料を前記トレンチ内に埋込むことにより上面が
前記半導体基板表面より低い第1の導電層を形成する工
程と、 前記トレンチの側面に露出している前記第1の絶縁膜を
除去したことにより前記トレンチの側面に前記半導体領
域を露出させる工程と、 前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物が添加され
たアモルファスシリコン層を前記トレンチを埋込むよう
に堆積し、最上面の前記半導体領域と接する領域では単
結晶シリコンからなり、その他の領域では多結晶シリコ
ンからなる第2の導電層を形成する工程と、 前記第2の導電層の上面の中央に凹部を形成する工程
と、 前記半導体領域と接する側の単結晶領域および前記凹部
をマスクして前記第2の導電層および前記半導体基板を
エッチングする工程と、 前記第2の導電層上に絶縁膜を形成する工程と、 を備えていることを特徴とする半導体記憶装置の製造方
法。
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