JP3449490B2 - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JP3449490B2
JP3449490B2 JP22981892A JP22981892A JP3449490B2 JP 3449490 B2 JP3449490 B2 JP 3449490B2 JP 22981892 A JP22981892 A JP 22981892A JP 22981892 A JP22981892 A JP 22981892A JP 3449490 B2 JP3449490 B2 JP 3449490B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、イメージリーダやデジ
タル複写機等に用いられる画像読取り装置に関し、より
詳しくは、複数のCCDチップを用いてデジタル画像を
読み取る際にCCD各チップが有している読取りレベル
差をシェーディング板を用いてシェーディング補正する
画像読取り装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、CCDチップは、一画素毎に特
性が異なり、読取りレベルが異なる。このように、一画
素毎に特性の異なるCCDチップを用いた画像読取り装
置において、高画質の画像読取りを安定して実現するた
めには、CCD各チップの読取りレベル差を補正するこ
とが必要になる。 【0003】従来、CCDチップを用いた画像読取り装
置では、CCD各チップの読取りレベル差を補正するた
めの基準読取り板(以下シェーディング板という。)を
用い、このシェーディング板の読取りデータと実際の原
稿の読取りデータとを比較し、CCD各チップの読取り
レベル差を補正するシェーディング補正を行なうように
している。 【0004】この種の画像読取り装置において、シェー
ディング板上の僅かな汚れ、ゴミ、読取り光学系の汚れ
やCCDチップの異常があると、それに対応するシェー
ディング板の基準読取り出力が一様性のないものとな
り、このようなデータに基づいてシェーディング補正を
行った画像読取り出力により形成される画像には、上記
異常部分に縦筋が発生したり画質が悪化したりして、正
しい画像データを得ることができない。 【0005】画像読取り装置におけるこのような問題を
解消するため、シェーディング板のCCD読取りデータ
に異常があるときには、シェーディング板の読取り位置
を変化させるようにしたものが提案されている(たとえ
ば、特開平3−7466号公報参照)。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】シェーディング板のC
CD読取りデータに異常があるときに、上記のように、
シェーディング板の読取り位置を変化させれば、シェー
ディング板の汚れやゴミの影響は回避することができる
が、シェーディング板の大きな汚れや読取り光学系の汚
れ等の異常の場合は、その異常の検出およびその影響を
回避することができないという問題があった。 【0007】 【0008】 【0009】本発明にかかる画像読取り装置の目的は、
シェーディング板の大きな汚れや読取り光学系の汚れ等
の異常の場合、シェーディング板の汚れか、読取り光学
系の汚れか、またはCCDチップの異常かを判定するよ
うにすることである。 【0010】 【0011】 【0012】本発明にかかる画像読取り装置は、複数の
CCDチップを用いてデジタル画像を読み取る画像読取
り装置において、CCD各チップの読取りレベル差を補
正するための基準読取り板としてのシェーディング板
と、このシェーディング板の読取りデータを記憶すると
ともに現在の原稿読取り以前のシェーディング板の読取
りデータもしくは予め記憶させた標準のシェーディング
板の読取りデータを記憶するシェーディングデータ記憶
手段と、このシェーディングデータ記憶手段の出力と実
際の原稿の読取りデータとを演算し、CCD各チップの
読取りレベル差を補正するシェーディング補正手段と、
上記シェーディング板の各CCD毎の読取りデータから
その平均値、最大値および最小値を演算する演算手段
と、この演算手段の出力データにより上記シェーディン
グ板の読取りデータに異常が存在するか否かをチェック
し、上記シェーディング板の読取りデータが異常なと
き、各CCDに上記シェーディング板の別の場所を読み
取らせ、その読取りデータにより、読取りデータの異常
がシェーディング板の汚れに基づくものか上記CCDチ
ップの異常に基づくものかを判定する判定手段とを備え
たことを特徴とする。 【0013】 【0014】 【0015】【作用】 上記判定手段は、上記演算手段の出力データに
基づいてシェーディング板の読取りデータに異常が存在
するかチェックし、シェーディング板のCCDの読取り
データに異常があるとき、CCDに上記シェーディング
板の別の場所を読み取らせ、その読取りデータにより、
読取りデータの異常がシェーディング板の汚れに基づく
ものか上記CCDチップの異常に基づくものかを判定す
る。 【0016】 【0017】 【0018】【発明の効果】 本発明にかかる画像読取り装置によれ
ば、演算手段の出力データに基づいてシェーディング板
の読取りデータの異常を検出し、この異常がシェーディ
ング板の汚れに基づくものかCCDチップの異常に基づ
くものかを判定することができるので、画像読取り装置
のメンテナンスが容易になる。 【0019】 【実施例】以下に、添付の図面を参照して本発明の実施
例を説明する。 【0020】本発明の実施例にかかる画像読取り装置を
備えたデジタルカラー複写機(以下、単に、複写機と記
す。)を図1に示す。以下、項目を分けて順にその構成
を説明する。 【0021】(1)イメージリーダ部30 イメージリーダ部30は、原稿台31上に載置される原
稿の画像をスキャナ32によって露光走査し、複数並べ
て配置される光電変換部201のイメージセンサにて、
画像の反射光を光電変換処理した後、画像信号処理部3
30にて、所定の処理を施してレーザダイオード駆動用
のデジタル画像データを生成し、プリントヘッド(P
H)制御部335に伝送する。なお、スキャナ32の駆
動は、パルスモータ35によって行われる。 【0022】上記光電変換部201のイメージセンサの
構成の一例を図2に示す。上記イメージセンサ(カラー
用CCDセンサ)は、密着型カラーCCDセンサで、高
感度のCCDセンサチップを5個千鳥状に配列し、A4
判の原稿を400DPIの解像力で読み取ることができ
る。また、原稿からの反射光を色分解するため、1画素
それぞれにR,G,Bのフィルタを掛けており、実質的
には、白黒用CCDセンサの上にR、G,Bのフィルタ
を掛けたのと同じになる。また、上記カラー用CCDセ
ンサのフィルタは図3に示すように、45度傾けてあ
る。 【0023】図1に戻って、上記複写機には基準白出力
を得るための白色板からなるシェーディング板33が原
稿載置台31の所定位置に配置されている。このシェー
ディング板33の読取りデータと原稿読取りデータとを
演算し、露光ランプ、光学系の光量ムラおよび光電変換
部201のイメージセンサのCCDセンサチップのばら
つきを補正する。 【0024】(2)プリンタ部20 プリンタ部20は、作像部、現像ユニットおよび用紙処
理部から構成される。以下に、これら作像部、現像ユニ
ットおよび用紙処理部の構成を順に説明する。 【0025】(2−1)作像部 作像部は、上記デジタル画像データ等で駆動されるレー
ザ装置21によって、感光体ドラム4の表面に静電潜像
を書き込み、現像ユニット6によりトナー現像した後、
転写ドラム10上の用紙表面に転写する。感光体ドラム
4および転写ドラム10は、ドラム駆動モータ22によ
り同期して駆動される。 【0026】(2−2)現像ユニット6 現像ユニット6は、マゼンタトナーでの現像を行なうマ
ゼンタ現像器6M、シアントナーでの現像を行なうシア
ン現像器6C、イエロートナーでの現像を行なうイエロ
ー現像器6Y、ブラックトナーでの現像を行なうブラッ
ク現像器6Kを有する。現像ユニット6の上部には、現
像器6M,6C,6Yおよび6Kにそれぞれ対応する色
のトナーを供給するための4つのトナーホッパ(図示せ
ず。)が設けられている。上記現像ユニット6の上下方
向の移動は、現像ユニットモータ61によって行なわれ
る。 【0027】(2−3)用紙処理部 用紙処理部は、収納カセット42ないし44のいずれか
から引き出した用紙を搬送ローラ群により転写ドラム1
0に搬送し、この転写ドラム10に巻き付けた後、感光
体ドラム4上のトナー像を順次(最大4色分)転写させ
る。その後、転写ドラム10から分離して、定着装置4
8にて画像定着を行ない、搬送ベルト47により排紙ト
レー49に排紙する。 【0028】タイミングローラ対45は、レジストタイ
ミングをとるためのローラであり、搬送ローラ群、搬送
ベルト47等の駆動は、メインモータ41によって行な
われる。 【0029】転写ドラム10には、用紙先端をチャッキ
ングするための先端チャック爪(図示せず。)、用紙を
転写ドラム10に静電吸着させるための吸着チャージャ
11、用紙押えローラ12、感光体ドラム4上に顕像化
されているトナー像を用紙上に吸引して転写させるため
の転写チャージャ14、トナー像の転写終了後(フルカ
ラー現像の場合には、4色分のトナー像の転写終了後)
に、転写ドラム10を除電して用紙を分離させるための
除電チャージャ16、17および用紙を転写ドラム10
から剥離するための分離爪18等が配置されている。 【0030】中間収納部50へは、上記の複写工程を一
旦終了した用紙が導かれる。定着処理を終えた用紙は、
搬送経路内に設置された搬送経路切替え部53を切り替
えることによって、図1内の下方へ搬送される。 【0031】上記搬送経路内には、さらに搬送経路切替
え部54が設置されており、搬送されてきた用紙を反転
装置51でスイッチバック搬送した後、中間収納部50
に収納するか直接中間収納部50に収納するかを選択で
きる。この処理は結局、中間収納部50から給紙された
用紙が転写ドラム10に再搬送されたとき、もともと印
字された用紙面と同じ面に画像が転写されるか、裏面に
転写されるかを選択することになる。 【0032】基準位置センサ13は、転写ドラム10の
基準位置を検出する。アクチュエータ板13aは、基準
位置センサ13を作動させる。なお、基準位置の検出タ
イミングと、イメージリーダ部30およびプリンタ部2
0の動作については、後述する。 【0033】(3)イメージリーダ部30の画像処理部3
30 図4に、画像信号処理部330の構成を示す。スキャナ
32(図1参照)内に設置された光電変換部201のイ
メージセンサ(カラーCCDセンサ)で光電変換された
原稿画像の電気信号は、増幅部202で増幅され、A/
D変換部203でデジタル信号に変換される。 【0034】次に、露光ランプ250の光量むら、光電
変換部201のイメージセンサの画素毎の感度ばらつき
を補正するため、シェーディング補正部204で処理を
行なう。この処理を行なった後は、均一濃度原稿に対し
て各画素とも同レベルの画像信号が得られる。 【0035】上記シェーディング補正部204の出力
は、反射率濃度変換部205へ入力される。この反射率
濃度変換部205の前段の画像信号は、原稿からの反射
光量に比例した信号であるので、後段の処理が行い易い
ように、上記反射率濃度変換部205にて、反射率から
濃度への変換処理が実行される。また、上記反射率濃度
変換部205内で、ハイライト部強調、シャドウ部強調
などの調子再現処理も同時に行われる。この設定は、パ
ネル部300(図7参照)の設定により行われる。 【0036】イメージセンサ201から反射率濃度変換
部205までの各ブロックでは、読取り3原色(R、
G、B)をパラレルに処理する。 【0037】色補正部206では、上記3原色(R,
G,B)の画像信号を合成処理することにより、Y、
M、C、Kいずれかの印字出力信号を生成する。 【0038】編集制御部207は、たとえばトリミング
編集を行なうとき、指定領域外の消去を行なう。また、
MTF補正部208は、エッジ強調やスムージング処理
を行なう。変倍・移動部209は、主走査方向の画素密
度変換、画像のシフトおよび同一領域の繰り返し出力
(イメージリピート)を行なう。 【0039】ガンマ補正部211は、内蔵する種々のガ
ンマカーブ設定ROMを切換えることにより、画質、色
調等を変えることを可能にする。このガンマ補正部21
1の出力は、プリントヘッド制御部335に入力する。
このプリントヘッド制御部335の出力により、レーザ
を制御し、感光体4へ画像データを印字する。 【0040】上記光電変換部201ないしガンマ補正部
211の各ブロックは、制御信号発生部220から与え
られる信号(駆動パルス等)と、MPU210から与えら
れる動作パラメータとにしたがって動作する。 【0041】上記制御信号発生部220からは、シェー
ディング補正用データ取込み時に使用する周波数の低い
駆動クロック組の制御信号1と、実画像データ取込み時
に使用する周波数の高い駆動クロック組の制御信号2が
セレクタ221に対して出力される。 【0042】上記セレクタ221は、CPU230から
の選択信号によって、どちらの制御信号を選択するか制
御することができるようになっている。MPU230
は、この信号でモードに応じて駆動クロックの切替えを
実行する。 【0043】シェーディング補正用データ取込み時に駆
動クロックを遅くした場合には、光電変換部201のイ
メージセンサの蓄積時間が長くなるため、センサ出力が
飽和しないように、露光ランプ250へ印加する電圧を
低下させる必要がある。これは、電圧コントロール可能
な電源240の電圧コントロール入力部を、MPU23
0にて制御することで達成される。 【0044】上記MPU230は、複写機全体を管理す
るMPUブロック(MSC)から通信線を介して与えられ
る命令にしたがって動作を行なう。上記CPU230
は、外部装置と通信線で接続されており、外部装置と各
種データのやりとりができるようになっている。 【0045】(4)パネル部300 パネル部300は、複写機の使用者が複写機の動作モー
ドを指定するためのブロックである。 【0046】上記パネル部300は、図7に示すよう
に、複写機の操作情報およびシェーディング板33のC
CD読取りデータ等の複写機のメンテナンス情報を含む
各種メッセージ表示を行なう液晶表示装置301、コピ
ー枚数を設定する置数キー302、コピースタートキー
303、上記液晶表示装置301の表示内容に応じてそ
れぞれ異なった機能操作キーとなる各種操作キー30
4,305等を備える。 【0047】シェーディング板33のCCD読取りデー
タを、上記操作パネル300の液晶表示装置301に表
示した一例を次の表1に示す。 【0048】 【表1】 【0049】本実施例では、カラー用CCDセンサは、
5チップの各R,G,B読取り可能なCCDから構成さ
れていることから、上記表1に示すように、 I.1ないし5チップ … 1ないし5番まで
のCCDチップ II.R,G,B … R,G,Bの各読
取り値 III.Avr,Max,Min … 平均、最大、最
小値 のトータル49項目が表示される。 【0050】上記表示により、各CCDチップ毎に、正
常/異常の判定が可能となり、異常箇所の特定、原因究
明が容易となる。 【0051】(5)MPU部 実施例の複写機では、図5に示すように、各動作ブロッ
ク毎の制御を行なう複数のMPU210,420,43
0と、これらのMPU210,420,430の動作を
統轄するMPU410で構成される。 【0052】図5に示す複写機全体を統轄するMPU4
10は、MSC(マクロ・システム・コントローラ Ma
cro System Controler)と呼ばれ、MSU410
は、上記パネル部300、プリンタ部20およびイメー
ジリーダ部30に対して、目的とするモードの動作に必
要なコマンドを送信する。上記パネル部300、プリン
タ部20およびイメージリーダ部30は、与えられたコ
マンドに対応する動作を実行し、必要に応じて情報をM
SC410に提供する。このように、情報のやり取りは
上記MSC410を核として行ない、パネル部300と
プリンタ部20が直接送受信を実行することはない。 【0053】図4中のA/D変換部203、シェーディ
ング補正部204の構成の1例を図6に示す。なお、こ
の図6は、R,G,Bライン中のたとえばRラインの様
子を示す。その他のラインも同様の構成である。 【0054】A/D変換器1000は、入力された画像
データ(アナログ値)をたとえば8ビットのデジタル値
へ変換する。上記A/D変換器1000には、画像デー
タをデジタル変換するためのA/D変換クロックが入力
し、このA/D変換クロックの立下りのタイミングで、
上記A/D変換器1000は、データを出力する。 【0055】A/D変換器1000の出力は、ラッチ1
010に入力し、このラッチ1010は、ラッチ用クロ
ックaにて上記A/D変換器1000の出力をラッチす
る。ラッチ用のクロックaは、本実施例では、A/D変
換クロックと同じものを使用している。 【0056】シェーディング補正用データを取り込む場
合には、バッファ1040を通してメモリ1030へ書
き込む。メモリ1030のアドレスは、ラッチ用のクロ
ックaをもとにカウントするアドレスカウンタ部102
0から入力される。 【0057】実画像データ取込み時には、ラッチ101
0の出力は、メモリ1060のアドレスへ入力されると
ともに、メモリ1030の出力も、ラッチ1050を通
して、メモリ1060のアドレス端子へ入力される。シ
ェーディング補正用メモリ1060には、予めアドレス
入力値に対する出力データのデータが入力される。この
メモリ1060を画像データが通ることによって、シェ
ーディング補正が実行される。上記シェーディング補正
メモリ1060の出力は、図4の反射率濃度変換部20
5へ入力される。 【0058】なお、シェーディング補正用メモリ106
0は、上記した図5のIRMPU210から自由に読出
し可能となっており、これによって、IRMPU210
はシェーディング読取りしたデータの読出し、演算処理
を自由に行なうことが可能である。 【0059】メモリ1070は、正常時(または出荷
時)のシェーディング補正用データ格納メモリであり、
このメモリ1070も上記IRMPU210から読書き
が可能である。本メモリ1070はシェーディング補正
用データに異常が発生したとき、一時的に本メモリ10
70内のシェーディング補正用データを使用して画像劣
化を防止するために使用される。 【0060】(6)シェーディング異常検出処理 シェーディング板33の汚れ等により、シェーディング
板読取りデータが異常になると、図8に示すように、1
箇所のデータが大きくなったり小さくなったりする場合
が多く、これが読取り画像に筋となって現れる。 【0061】このシェーディング異常検出処理のフロー
を図9に示す。まず、ステップS1にて、シェーディン
グ板33の読取り処理を行なう。そして、読み取ったデ
ータは、シェーディング補正用メモリ1060内に格納
されるので、ステップS2でそのデータを解析し、デー
タ異常が存在するか否かをチェックする。データが正常
なとき(YES)は、ステップS7に進み、処理を終了
する。一方、データが異常なとき(NO)は、ステップ
S3へ移り、再度、シェーディング板33の別の場所の
読取りを行なう。 【0062】そして、ステップS4でその読取りデータ
を解析し、データが正常なとき(YES)は、シェーデ
ィング板33自体に異常があることになる(ステップS
6)。一方、データが異常な時(NO)は、逆に光学系
の汚れ、またはCCDチップ異常と判断する(ステップ
S5)。 【0063】上記のように、シェーディング板読取りデ
ータに異常が現れたときも、その原因がシェーディング
板33なのか、または光学系あるいはCCDチップなの
かを、特定することができ、故障診断をすばやく、正確
に行なうことができる。 【0064】(7)読取りデータの平均値、最大値およ
び最小値の演算 図10に示す読取りデータの平均値、最大値および最小
値の演算フローにおいて、まず、ステップS21で、図
10のフロー内で使用する変数の初期設定を行なう。変
数の内容は以下の通りである。 max … 最大値を求める変数、初期値0(最小値) min … 最小値を求める変数、初期値255(最大
値) ave … 平均値を求める変数、初期値0 【0065】次に、ステップS22にて、1チップの
R,G,Bいずれかの全データの処理が終了したかを判
断し、NOと判断すると、ステップS23に進む。 【0066】上記ステップS23では、1ドットのデー
タをシェーディング補正用メモリ1060から読み出
し、それを変数データとして一時的に記憶する。 【0067】次に、ステップS24では、それまでの最
大値maxと読出しデータとを比較し、データの方が大
きい場合(YES)には、ステップS25に進んで、デ
ータをmaxに格納する。このようにして、最大値が求
まる。 【0068】同様に、ステップS26とステップS27
で最小値を求める。 【0069】ステップS28は、平均値を最終的に求め
るため、まず各読出しデータdataをaveに加算し
ていく。 【0070】次に、S22で処理を終了したとき(N
O)、ステップS29に進む。ステップS28で加算し
てきたaveを総ドット数で割り、平均値を求める。 【0071】以上のフローを終了すると、各変数には、
最大値、最小値、平均値が入っていることになる。この
処理を1ないし5チップおよび各チップのR,G,Bデ
ータについて行い、操作パネル上に表示させる。 【0072】(8)シェーディング異常時の補正処理 シェーディング板33の汚れ等により、シェーディング
板読取りデータが異常になったときの補正処理フローを
図11に示す。 【0073】まず、ステップS10にてシェーディング
板読取り処理を行なう。そして、読み取ったデータは、
シェーディング補正用メモリ1060内に格納されるの
で、ステップS11でそのデータを解析し、データ異常
があるか否かをチェックする。そして、異常があるとき
は(YES)、ステップS12へ移り、そのときのシェ
ーディング補正用データを正常時データ格納用メモリ1
070へ格納する。この処理は、今後、シェーディング
補正用データに異常が発生したときに、常に最近の正常
であったときのデータを使用可能とするためである。次
いで、ステップS14を実行し、ステップS10にて読
み取ったシェーディング補正用データを使用して、シェ
ーディング補正処理を行なう。 【0074】一方、ステップS11で異常(NO)のと
きは、このシェーディング補正用データが使用できない
ことになる。そこで、ステップS13を実行し、異常時
のシェーディング補正処理を行なう。具体的には、上記
した正常時データ格納用メモリ1070から正常時のシ
ェーディング補正データを読み出し、これをシェーディ
ング補正用メモリ1060へ書き込む。そして、この書
き込まれたシェーディング補正用データによって、シェ
ーディング補正処理を行なう。 【0075】以上、説明した処理を行なうことにより、
万一、シェーディング補正データに異常が発生した場合
にも、それ以前の正常時のシェーディング補正データを
かわりに使用することにより、画像劣化を起こさずに画
像読取りを行なうことが可能になる。 【0076】上記実施例では、本発明を複写機に適用し
た実施例について説明したが、本発明は、複写機に限ら
ず、たとえばコンピュータに画像情報等を入力するため
の画像入力装置等、にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明にかかる画像読取り装置を備えた複写
機の構成を示す説明図である。 【図2】 イメージセンサの構造説明図である。 【図3】 図2のイメージセンサのフィルタの配置の説
明図である。 【図4】 図1の複写機における画像信号処理部の構成
の説明図である。 【図5】 図1の複写機のMPUの構成の説明図であ
る。 【図6】 図5のA/D変換部およびシェーディング補
正部の構成の一例を示す説明図である。 【図7】 図1の複写機の操作パネルの斜視図である。 【図8】 シェーディング板の汚れ等により異常が発生
したときのシェーディング板読取りデータの説明図であ
る。 【図9】 シェーディング異常の検出処理フローを示
す。 【図10】 シェーディング板読取りデータの最大値、
最小値、平均値算出のフローを示す。 【図11】 シェーディング板読取りデータが異常にな
ったときの補正処理のフローを示す。 【符号の説明】 30 イメージリーダ部 31 原稿台 32 スキャナ 32a 露光ランプ 33 シェーディング板(基準読取り板) 201 イメージセンサ 202 増幅部 203 A/D変換部 204 シェーディング補正部 205 反射率濃度変換部 206 色補正部 207 編集制御部 208 MTF補正ブロック 209 変倍移動部 211 ガンマ補正部 300 パネル部 330 画像信号処理部 335 パネル部 1060 シェーディング補正用メモリ 1070 正常時データ格納用メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−99369(JP,A) 特開 昭62−281675(JP,A) 特開 平4−119071(JP,A) 特開 平2−143678(JP,A) 特開 昭63−52575(JP,A) 特開 平4−271663(JP,A) 特開 昭63−290071(JP,A) 特開 平3−7466(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のCCDチップを用いてデジタル画
    像を読み取る画像読取り装置において、 CCD各チップの読取りレベル差を補正するための基準
    読取り板としてのシェーディング板と、 このシェーディング板の読取りデータを記憶するととも
    に現在の原稿読取り以前のシェーディング板の読取りデ
    ータもしくは予め記憶させた標準のシェーディング板の
    読取りデータを記憶するシェーディングデータ記憶手段
    と、 このシェーディングデータ記憶手段の出力と実際の原稿
    の読取りデータとを演算し、CCD各チップの読取りレ
    ベル差を補正するシェーディング補正手段と、 上記シェーディング板の各CCD毎の読取りデータから
    その平均値、最大値および最小値を演算する演算手段
    と、 この演算手段の出力データにより上記シェーディング板
    の読取りデータに異常が存在するか否かをチェックし、
    上記シェーディング板の読取りデータが異常なとき、各
    CCDに上記シェーディング板の別の場所を読み取ら
    せ、その読取りデータにより、読取りデータの異常がシ
    ェーディング板の汚れに基づくものか上記CCDチップ
    の異常に基づくものかを判定する判定手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像読取り装置。
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