JP3442902B2 - 車両のステアリングコントロール装置 - Google Patents

車両のステアリングコントロール装置

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JP3442902B2 JP12219395A JP12219395A JP3442902B2 JP 3442902 B2 JP3442902 B2 JP 3442902B2 JP 12219395 A JP12219395 A JP 12219395A JP 12219395 A JP12219395 A JP 12219395A JP 3442902 B2 JP3442902 B2 JP 3442902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のステアリングコ
ントロール装置に関する。詳しくは、静油圧トランスミ
ッション車両において、操作性を向上させたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンにより油圧を発生させ、発生し
た油圧をピストンモータへ吐出して車輪を駆動する静油
圧トランスミッション(Hydro Static Transmission:H
STという)を備えた車両は、摩擦による動力伝達ロス
が少ないという利点があり、特に、車輪に代えてクロー
ラを備えた覆帯式HST車両は、極定速で高トルクで走
行できるため、建設現場等に広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した覆帯式HST
車両として、二つの可変容量ポンプにより油圧を発生さ
せ、発生した油圧により左右のクローラをそれぞれピス
トンモータで駆動する2ポンプ2モータ方式が知られて
いる。しかしながら、このような2ポンプ2モータ方式
の覆帯式HST車両では、一般に、エンジン回転数をア
クセルレバーで制御する一方、T字レバーを前後に操作
することにより可変容量ポンプの油量を変化させて車速
を制御し、T字レバーを捻ることにより二つの可変容量
ポンプの油量差を設けて方向を転換するようにしてい
た。
【0004】そのため、不整地を走行する場合に、運転
者が不安定となり、T字レバーでは中立位置が出しづら
いため、誤操作する虞があった。また、T字レバーはリ
ンク機構に接続しているため、後退しながらの操向は、
T字レバーの回転方向と車両の旋回方向とが逆になる不
都合があった。本発明は、上記従来技術に鑑みてなされ
たものであり、シフトレバーにより前進、後退を選択で
き、丸ハンドルの操舵により操向させることができると
共にペダルの踏込量により車速を調整できる車両のステ
アリングコントロール装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の構成は、エンジンの回転に伴い圧油を吐出する2
台の可変容量ポンプと、該可変容量ポンプから吐出され
る圧油により左右の車輪を駆動回転させる2台のピスト
ンモータとを備えた車両のステアリングコントロール装
置において、前記2台の可変容量ポンプの容積を制御す
る2台の制御シリンダと、前記エンジンの回転に応じた
圧油を発生するチャージポンプと、運転者により足踏操
作されるペダルと、前記ペダルにより操作され前記チャ
ージポンプにより発生する圧油を減圧する減圧弁と、該
減圧弁により減圧された油圧を前記2台の制御シリンダ
へ調整して供給すると共に前進、中立又は後退の三つの
位置を切り換える2台の方向切替流量制御弁と、運転者
により前進、中立又は後退と手動操作されるシフトレバ
ーと、前記2台の方向切替流量制御弁を操作する2台の
ポンプ制御レバーと、前記シフトレバーの動作を前記2
台のポンプ制御レバーへと連動させるリンク機構と、運
転者により手動操作される丸ハンドルと、前記丸ハンド
ルの動作を前記2台のポンプ制御レバーへと連動させ、
且つ、前記2台のポンプ制御レバーの前進と後退の位置
により、前記丸ハンドルからの動作を前記ポンプ制御レ
バーへと逆転して伝達させる動作逆転機能付きケーブル
機構とを有することを特徴とする。
【0006】ここで、前記動作逆転機能付きケーブル機
構は、前記丸ハンドルに一端部がそれぞれ連結された2
本のハンドル側ケーブルと、前記2本のハンドル側ケー
ブルの他端部にそれぞれ連結され回動する2個のカムプ
レートと、前記2個のカムプレートにそれぞれ設けられ
る円弧状の長孔と、前記2台のポンプ制御レバーに一端
部がそれぞれ連結された2本のポンプ側ケーブルと、前
記2本のポンプ側ケーブルの他端部がそれぞれ固定され
る回動自在なガイドプレートと、前記2本のポンプ側ケ
ーブルの他端部先端に設けられ、前記長孔にそれぞれ嵌
合するピンと、前記リンク機構により前記2個のガイド
プレートを同時に連動させ、前記ピンを前記長孔に沿っ
て摺動させるバーとから構成されることを特徴とする。
【0007】更に、前記車両は、前記車輪に代えてクロ
ーラを用いた覆帯式車両であること、前記可変容量ポン
プとして、斜板の傾斜角度に応じた圧油を吐出する斜板
式の可変容量ポンプを用いることを特徴とする。
【0008】
【作用】エンジンの回転に伴って2台の可変容量ポンプ
から2台のピストンモータへ圧油を吐出させ、ピストン
モータにより車輪、例えば、クローラを駆動回転させる
ことにより、車両が走行する。ここで、シフトレバーか
らの動作を、リンク機構を通じてポンプ制御レバーへ伝
達することにより、方向切替流量制御弁を前進、中立又
は後退の三つの位置に切り換られる。
【0009】方向切替流量制御弁を中立位置とすると、
制御シリンダへは中立位置となり、可変容量ポンプから
ピストンモータへは圧油は供給されない。方向切替流量
制御弁を前進位置へ切り換えると、チャージポンプから
減圧弁を介して供給される圧力により、制御シリンダが
可変容量ポンプ、例えば斜板式の可変容量ポンプの斜板
を一方側に倒すため、可変容量ポンプからピストンモー
タへ供給される圧油により車両は前進する。方向切替流
量制御弁を前進位置へ切り換えると、チャージポンプか
ら減圧弁を介して供給される圧力により、制御シリンダ
が可変容量ポンプ、例えば斜板式の可変容量ポンプの斜
板を他方側に倒すため、可変容量ポンプからピストンモ
ータへ供給される圧油により車両は後退する。
【0010】更に、ペダルを足踏操作して、チャージポ
ンプから二つの可変容量ポンプへ供給される圧力を減圧
弁で減圧し、二つの可変容量ポンプの斜板を倒すことに
より、二つの可変容量ポンプから二つのピストンモータ
へ供給される圧油の圧力を増減することにより、車両を
直進させたまま増減速することができる。また、丸ハン
ドルの操作を、動作逆転機能付きケーブル機構により、
一方のポンプ制御レバーへ伝達することにより、方向切
替流量制御弁から制御シリンダへ供給される圧力が連続
的に変化し、一方の可変容量ポンプの斜板が倒れ、一方
のピストンモータへ供給される油圧が増減し、車両を旋
回させることができる。特に、動作逆転機能付きケーブ
ル機構は、ポンプ制御レバーが前進又は後退の位置によ
り、丸ハンドルの操作を、一方のポンプ制御レバーへ逆
転して伝達するため、後退する場合でも、ハンドルの回
転方向と旋回方向が一致する。
【0011】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。図1〜図5に本発明の一実施
例を示す。本実施例は、2ポンプ2モータ方式の覆帯式
HST車両に適用したものである。図2に示すように、
車両1には、その左右にそれぞれクローラ2,3が回転
駆動自在に配設されると共にこれらクローラ2,3を駆
動回転させるピストンモータ4,5が備えられている。
【0012】ピストンモータ4,5は、減速機6,7を
備えると共にそれぞれ油路を介して斜板式の可変容量ポ
ンプ(以下、斜板ポンプと略称する。)8,9に接続し
ている。斜板ポンプ8,9は、斜板8a、9aの傾斜角
を調節して容積を制御することにより、吐出される圧油
の流量及びその方向を調整することができ、斜板8a、
9aを垂直とすると吐出油量は零となる。斜板ポンプ
8,9は、エンジン10に同軸的に連結され、更に、チ
ャージポンプ11が同様に連結されている。
【0013】このチャージポンプ11は、エンジン10
の回転速度に比例した油量を吐出する固定容量式の油圧
ポンプである。エンジン10は、図示しないアクセルレ
バーに接続し、アクセルレバーを手動操作することによ
りエンジン10の回転数が変化する。従って、エンジン
10を回転させると、斜板ポンプ8,9が同一回転数で
回転し、斜板ポンプ8,9からピストンモータ4,5へ
圧油が吐出され、吐出される圧油の油圧、油量に応じ
て、ピストンモータ4,5がクローラ2,3を駆動回転
することとなる。
【0014】また、斜板ポンプ8,9の斜板8a,9a
の傾斜角を調節して、各斜板ポンプ8,9から吐出する
圧油に油量差を設定すると、左右のクローラ2,3の回
転速度に速度差が発生し、車両1を操向させることが可
能となる。
【0015】図3に、斜板ポンプ8,9の斜板8a,9
aの角度を調節するステアリングコントロール装置を示
す。図3に示すように、斜板ポンプ8,9の斜板8a,
9aには、制御シリンダ12,13が連結されている。
制御シリンダ12,13は、ピストン12a,13aに
仕切られた左右二つの油室内にスプリングを圧装したも
のであり、各油室にそれぞれ油路を介して方向切替流量
制御弁14,15が接続される。
【0016】方向切替流量制御弁14,15は、ポンプ
制御レバー16,17を操作することにより、F(前
進)、N(中立)又はR(後退)の三つの位置を切り換
えるられる。図中の状態は、N(中立)の状態である。
従って、方向切替流量制御弁14,15をF(前進)又
はR(後退)の状態としておくと、制御シリンダ12,
13へ供給される圧油の方向が異なり、また、方向切替
流量制御弁14,15をN(中立)の状態としておく
と、制御シリンダ12,13へ圧油は供給されず中立位
置となる。
【0017】その為、ポンプ制御レバー16,17をF
(前進)位置とし、方向切替流量制御弁14,15か
ら、斜板ポンプ8,9の図中右側の油室に圧油を供給す
ると、ピストン12a,13aが図中左方へ移動し、斜
板8a,9aが立ち上がる。逆に、ポンプ制御レバー1
6,17をR(後退)位置とし、斜板ポンプ8,9の図
中左方の油室に圧油を供給すると、ピストン12a,1
3aが図中右方へ移動し、斜板8a,9aが倒れること
となる。
【0018】更に、方向切替流量制御弁14,15は、
チャージポンプ11より吐出されリリーフ弁18、減圧
弁19を介して圧油が供給される。方向切替流量制御弁
14,15はは、減圧弁19により減圧した圧油を斜板
制御圧力として制御シリンダ12,13の何れかの油室
へ供給し、ポンプ制御レバー16,17を操作すること
により半開きとなり、斜板制御圧力を連続的に調節する
ことができる。リリーフ弁18は、斜板制御圧力を調整
するために設けられている。減圧弁19は、運転者によ
り足踏操作されるペダル20と接続しており、ペダル2
0のペダル角度に比例した圧力が減圧弁20の2次側に
発生する。
【0019】図1に、ポンプ制御レバー16,17を操
作するリンク機構及び動作逆転機能付きケーブル機構を
示す。図1に示すように、丸ハンドル22のシャフト2
2aにはアーム23が径方向に同軸一体に突出すると共
に二つのレバー24,25が回転自在に装着される。一
方、制御盤26上に、二つのカムプレート27,28が
それぞれ支点aを中心として回動自在に支持されてい
る。更に、これら二つのカムプレート27,28と二つ
のレバー24,25とはケーブル29,30を介して連
結されている。
【0020】従って、運転者が丸ハンドル22を回転操
作すると、アーム23が旋回し、何方か一方のレバー2
4又は25を押し回して、ケーブル29又は30が牽引
され、これによりカムプレート27又は28が支点aを
中心として回動することになる。更に、制御盤26上に
は、二つのガイドプレート31,32がそれぞれ支点b
を中心として回動自在に支持される一方、支持台33上
に前後プレート34が摺動自在に装着されている。この
前後プレート34と二つのガイドプレート31,32と
がケーブル35,36を介して結合されている。
【0021】上記カムプレート27,28には、円弧状
をなす長孔が形成されると共に二つのガイドプレート3
1,32に固定されたケーブル35,36の先端部のピ
ン37,38がこの長孔に摺動自在に係合している。一
方、前後プレート34に固定されたケーブル35,36
には、前記ポンプ制御レバー16,17が接続してい
る。従って、ガイドプレート31,32をそれぞれ支点
bを中心として回転させると、ケーブル35,36の先
端部のピン37,38はカムプレート27,28の長孔
に沿って移動することとなる。
【0022】そのため、図4に示すようにガイドプレー
ト31,32が図中上方向に移動した状態で、ケーブル
29,30を牽引すると、ケーブル35,36が牽引さ
れ、ポンプ制御レバー16,17が牽引されることとな
る。また、図4と逆方向に、ガイドプレート31,32
が図中下方向に移動した状態で、ケーブル29,30を
牽引すると、ケーブル35,36が押され、ポンプ制御
レバー16,17が押されることとなる。更に、制御盤
26上には、操作軸39が回動自在に立設されると共に
この操作軸39にアーム40が突設され、このアーム4
0と前記ガイドプレート31,32とがバー41により
連結されている。
【0023】また、操作軸39にはアーム42が突設さ
れると共にこのアーム42と前記前後プレート34とが
ロッド43にて連結され、更にこのアーム42とシフト
レバー45とがロッド44にて連結されている。従っ
て、運転者がシフトレバー45により、ロッド44を介
して操作軸39と共にアーム40を旋回させると、バー
41を摺動させて、ガイドプレート31,32が支点b
を中心として旋回することとなる。同時に、シフトレバ
ー45の動作がロッド43,44を介して前後プレート
34に伝達され、図5に示すように、前後プレート34
が摺動して、ポンプ制御レバー16,17が操作される
ことになる。
【0024】上記構成を有する本実施例のステアリング
コントロール装置は、丸ハンドル22、ペダル20及び
シフトレバー45の操作により、車両の車速及び操向を
制御することができる。即ち、運転者がシフトレバー4
5をF(前進)位置とすると、ロッド43,44を介し
て動作が伝達され、前後プレート34と共にポンプ制御
レバー16,17が移動し、方向切替流量制御弁14,
15をF(前進)位置へ移動させる。
【0025】この状態で、ペダル20を足踏操作して、
減圧弁19でチャージポンプ11から吐出される圧油を
減圧すると、方向切替流量制御弁14,15を経由して
制御シリンダ12,13へ供給される斜板制御圧力が同
量だけ増減し、2台の斜板ポンプ8,9の斜板8a,9
aを同一角度で傾斜させ、2台のピストンモータ4,5
によりクローラ2,3を増速、減速させることができ
る。更に、丸ハンドル22を右回転又は左回転させる
と、アーム23がレバー24又は25を押して、その動
作がケーブル29又は30を介して伝達され、カムプレ
ート27又は28が回動することとなる。
【0026】ここで、シフトレバー45をF(前進)位
置とした状態では、図4に示すようにガイドプレート3
1及び32は、図中で上方向に移動した状態となってい
るため、ケーブル29又は30の牽引により、カムプレ
ート27又は28が回動すると共にケーブル35又は3
6が牽引され、ポンプ制御レバー16又は17が牽引さ
れることとなる。
【0027】これにより、方向切替流量制御弁14又は
15が半開きとなり、制御シリンダ12又は13へ供給
される斜板制御圧力が連続的に増減し、2台の斜板ポン
プ8,9の斜板8a,9aの傾斜角に相違が生じて、2
台のピストンモータ4,5によりクローラ2又は3が増
減速して、車両1が旋回することとなる。一方、シフト
レバー45をR(後退)位置とすると、ロッド43、バ
ー41によって動作が伝達され、ガイドプレート31及
び32が図4中で下方向に移動した状態となる。
【0028】そのため、丸ハンドル22を右回転又は左
回転させると、その動作がケーブル29又は30を介し
て伝達され、ケーブル29又は30の牽引により、カム
プレート27又は28が回動すると共にケーブル35又
は36が押し出され、ポンプ制御レバー16又は17が
押し出されることとなる。つまり、シフトレバー45を
R(後退)位置としたときには、F(前進)位置とした
場合と比較し、ケーブル35,36、ポンプ制御レバー
16,17の動作が逆転することとなり、後退の場合に
も、ハンドルの回転と車両の旋回方向が一致することと
なる。
【0029】そのため、通常の車両と同様な操作フィー
リングで、覆帯式HST車両を運転することが可能とな
る。また、運転者がシフトレバー45をN(中立)位置
とすると、ガイドプレート31及び32が図4中で下方
向に移動した状態となるが、前後プレート34と共にポ
ンプ制御レバー16,17が移動し、方向切替流量制御
弁14,15をN(中立)位置へ移動させるため、この
状態では、ペダル20を足踏操作しても加減速せず、丸
ハンドル22を回転操作しても旋回しない。
【0030】尚、上述した実施例においては、可変容量
ポンプとして、斜板式のものを用いたが、これに限るも
のではなく、斜軸式のものを用いても良い。また、本実
施例では、車輪に代えてクローラを用いた覆帯式HST
車両であったが、通常の車輪を設けた車両においても、
同様に適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明では、丸ハンドル、ペダル及びシフト
レバーの操作で、前進又は後退、車速の増減及び操向を
制御することができるため、乗用車に近い運転操作とな
る。また、不整地の走行において、丸ハンドルに掴まる
ことにより、運転者は体を維持することができる。更
に、後退時に、丸ハンドルの動作が逆転してポンプ制御
レバーに伝達されるため、後退時にハンドルの回転方向
と車両の旋回方向とを一致させることができる。特に、
リンク機構、ケーブル機構等の機械的構造を使用するた
め、制御バルブを利用する油圧系統の場合に比較して、
調整が容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両のステアリングコ
ントロール装置の機械的構成図である。
【図2】覆帯式HST車両の概略図である。
【図3】本発明の一実施例に係る車両のステアリングコ
ントロール装置の油圧系統図である。
【図4】カムプレート及びガイドプレートの説明図であ
る。
【図5】前後プレートの説明図である。
【符号の説明】
1 車両 2,3 クローラ 4,5 ピストンモータ 6,7 減速機 8,9 可変容量ポンプ(斜板ポンプ) 10 エンジン 11 チャージポンプ 12,13 制御シリンダ 14,15 方向切替流量制御弁 16,17 ポンプ制御レバー 18 リリーフ弁 19 減圧弁 20 ペダル 22 丸ハンドル 23,40,42 アーム 24,25 レバー 26 制御盤 27,28 カムプレート 29,30,35,36 ケーブル 31,32 ガイドプレート 33 支持台 34 前後プレート 37,38 ピン 39 操作軸 41 バー 43,44 ロッド 45 シフトレバー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 11/04 B62D 5/18 B62D 5/26 B62D 5/07

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転に伴い圧油を吐出する2
    台の可変容量ポンプと、該可変容量ポンプから吐出され
    る圧油により左右の車輪を駆動回転させる2台のピスト
    ンモータとを備えた車両のステアリングコントロール装
    置において、前記2台の可変容量ポンプの容積を制御す
    る2台の制御シリンダと、前記エンジンの回転に応じた
    圧油を発生するチャージポンプと、運転者により足踏操
    作されるペダルと、前記ペダルにより操作され前記チャ
    ージポンプにより発生する圧油を減圧する減圧弁と、該
    減圧弁により減圧された油圧を前記2台の制御シリンダ
    へ調整して供給すると共に前進、中立又は後退の三つの
    位置を切り換える2台の方向切替流量制御弁と、運転者
    により前進、中立又は後退と手動操作されるシフトレバ
    ーと、前記2台の方向切替流量制御弁を操作する2台の
    ポンプ制御レバーと、前記シフトレバーの動作を前記2
    台のポンプ制御レバーへと連動させるリンク機構と、運
    転者により手動操作される丸ハンドルと、前記丸ハンド
    ルの動作を前記2台のポンプ制御レバーへと連動させ、
    且つ、前記2台のポンプ制御レバーの前進と後退の位置
    により、前記丸ハンドルからの動作を前記ポンプ制御レ
    バーへと逆転して伝達させる動作逆転機能付きケーブル
    機構とを有することを特徴とする車両のステアリングコ
    ントロール装置。
  2. 【請求項2】 前記動作逆転機能付きケーブル機構は、
    前記丸ハンドルに一端部がそれぞれ連結された2本のハ
    ンドル側ケーブルと、前記2本のハンドル側ケーブルの
    他端部にそれぞれ連結され回動する2個のカムプレート
    と、前記2個のカムプレートにそれぞれ設けられる円弧
    状の長孔と、前記2台のポンプ制御レバーに一端部がそ
    れぞれ連結された2本のポンプ側ケーブルと、前記2本
    のポンプ側ケーブルの他端部がそれぞれ固定される回動
    自在なガイドプレートと、前記2本のポンプ側ケーブル
    の他端部先端に設けられ、前記長孔にそれぞれ嵌合する
    ピンと、前記リンク機構により前記2個のガイドプレー
    トを同時に連動させ、前記ピンを前記長孔に沿って摺動
    させるバーとから構成されることを特徴とする請求項1
    記載の車両のステアリングコントロール装置。
  3. 【請求項3】 前記車両は、前記車輪に代えてクローラ
    を用いた覆帯式車両であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の車両のステアリングコントロール装置。
  4. 【請求項4】 前記可変容量ポンプとして、斜板の傾斜
    角度に応じた圧油を吐出する斜板式の可変容量ポンプを
    用いることを特徴とする請求項1,2又は3記載の車両
    のステアリングコントロール装置。
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