JP3442683B2 - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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- JP3442683B2 JP3442683B2 JP05332399A JP5332399A JP3442683B2 JP 3442683 B2 JP3442683 B2 JP 3442683B2 JP 05332399 A JP05332399 A JP 05332399A JP 5332399 A JP5332399 A JP 5332399A JP 3442683 B2 JP3442683 B2 JP 3442683B2
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- lock
- ball
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/22—Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained by means of balls, rollers or helical springs under radial pressure between the parts
- F16L37/23—Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained by means of balls, rollers or helical springs under radial pressure between the parts by means of balls
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
手に関する。
自在に連結されるソケットとプラグを備え、ソケットの
外周上で前後方向にスライド操作させるスリーブを備え
た構造のものが周知である。この場合、ソケットとプラ
グを連結したプラグイン状態において、スリーブは前進
位置にあって施錠子の遠心方向への移動を抑止してロッ
ク状態とする。このロック状態からプラグを分離すると
きは、スリーブを引き操作して後退させることにより施
錠子の抑止を解除する。
スリーブのスライド操作構造を採用した従来の管継手に
あっては、プラグを連結した接続側のスリーブの端部に
予期せぬ打撃力や衝撃外力が働いた際、プラグが不用意
に抜脱することも考えられる。
されてスリーブを引く(後退)方向へのスライド操作が
困難または不可の場合、管継手を予定場所に使用できな
いといった事態が発生する。
意の抜脱を防止し、また設置スペースや作業スペースに
制約される場合でも操作性に優れた管継手を提供するこ
とにある。
記載の管継手は、ロックボールを備えたソケットとロッ
クボール係合溝を形成したプラグとからなり、ソケット
の外周に嵌合したスリーブを回転操作してロックボール
によりソケットとプラグとを着脱自在に連結する管継手
であって、前記ソケットの先端部に軸方向に長孔となる
ロックボール嵌合孔を形成して、該ロックボール嵌合孔
にロックボールを求遠心方向に出没自在に且つ軸方向に
移動自在に嵌合し、また、前記スリーブの内周面には、
前記ロックボール嵌合孔の先端側に移動しているロック
ボールを求心方向へ押圧する押圧部とロックボールを遠
心方向に逃がす押圧解除凹部をロックボールに対応させ
て円周方向に連設し、そして、前記スリーブとソケット
との間には、前記スリーブの内周面に円周方向に連設し
た押圧部と押圧解除凹部がソケットのロックボール上を
移動する範囲でスリーブの回転を可能にする回転規制部
を設け、更に、前記スリーブの内周には、ロックボール
嵌合孔に嵌合したロックボールが後端側へ移動したとき
遠心方向へ逃がす大径内周空間部を形成し、該大径内周
空間部には、コイル状のスプリングの軸方向への弾発力
で先端方向に付勢されロックボールを先端側へ押圧する
カラーを軸方向に移動自在に嵌合し、更に、前記スリー
ブの大径内周空間部の内周面に凹溝を軸方向に形成し、
カラーの外周には前記凹溝に摺動自在に嵌合する突起を
形成し、更に、前記コイル状のスプリングの一端を係止
するとともに他端をソケットに係止し、該コイル状のス
プリングの周方向への弾発力により、前記カラーを介し
て前記スリーブを、該スリーブの押圧部がロックボール
を押圧する位置に保持するようにしたことを特徴とす
る。
続・分離に際し、スリーブは従来のように進退方向へス
ライド操作させるのではなく、ソケット本体の外周同軸
上で回転操作する。スリーブはコイル状のスプリングの
周方向の弾発力により前記カラーを介して、該スリーブ
の押圧部がロックボールを押圧する位置にあり、ソケッ
トとプラグの接続時に、ソケットにプラグを挿入する
と、プラグに押されてロックボールが後退し、ロックボ
ールの後退によりカラーもコイル状のスプリングの軸方
向の弾発力に抗して後退し、ロックボールがスリーブの
押圧部から大径内周空間部に逃れてプラグの挿入を可能
にする。プラグのロックボール係合溝が前記ロックボー
ルの下位に達すると、ロックボールはコイル状のスプリ
ングで付勢されているカラーにより押されてロックボー
ル係合溝に係合するとともに前記スリーブの押圧部のし
たに押し込められ、これによりソケットとプラグが接続
される。ソケットとプラグの分離時には、スリーブを前
記コイル状のスプリングの周方向の弾発力に抗して回転
させ、押圧解除凹部をロックボール上に位置させると、
ロックボールが押圧解除凹部無いに逃げ、ロックボール
係合溝から外れ、ソケットとプラグとが分離される。ソ
ケットとプラグとを分離したら、前記スリーブの回転を
開放すると、スリーブはコイル状のスプリングの周方向
の弾発力により、前記カラーを介して該スリーブの押圧
部がロックボールを押圧する位置に自動的に復帰する。
従って、ソケットとプラグの接続・分離作業が簡単な操
作で行え る。請求項2に記載の管継手は、ロックボール
を備えたソケットとロックボール係合溝を形成したプラ
グとからなり、ソケットの外周に嵌合したスリーブを回
転操作してロックボールによりソケットとプラグとを着
脱自在に連結する管継手であって、前記ソケットの先端
部に軸方向に長孔となるロックボール嵌合孔を形成し
て、該ロックボール嵌合孔にロックボールを求遠心方向
に出没自在に且つ軸方向に移動自在に嵌合し、また、前
記スリーブの内周面には、前記ロックボール嵌合孔の先
端側に移動しているロックボールを求心方向へ押圧する
押圧部とロックボールを遠心方向に逃がす押圧解除凹部
をロックボールに対応させて円周方向に連設し、そし
て、前記スリーブとソケットとの間には、前記スリーブ
の内周面に円周方向に連設した押圧部と押圧解除凹部が
ソケットのロックボール上を移動する範囲でスリーブの
回転を可能にする回転規制部を設けるとともに、押圧部
によってロックボールが押圧される回転方向へスリーブ
を付勢するスプリングを介装し、更に、前記スリーブの
内周には、ロックボール嵌合孔に嵌合したロックボール
が後端側へ移動したとき遠心方向へ逃がす大径内周空間
部を形成し、該大径内周空間部には、スプリングで先端
方向に付勢されロックボールを先端側へ押圧するカラー
を軸方向に移動自在に嵌合し、更に、前記ソケットの外
周に嵌合したスリーブを、前進位置でソケットの外周を
前後方向にのみ移動自在で且つ後退位置で回転可能と
し、該スリーブをスプリングで前進方向に付勢してなる
ことを特徴とする。
続・分離に際し、スリーブは従来のように進退方向へス
ライド操作させるのではなく、ソケット本体の外周同軸
上で回転操作する。したがって、スリーブの端部に何ら
かの衝撃外力などが働いてスリーブがスライドし、プラ
グが不用意に抜脱するといった事態を免れることができ
る。しかも、前記ソケットの外周に嵌合したスリーブ
を、前進位置でソケットの外周を前後方向にのみ移動自
在で且つ後退位置で回転可能とし、該スリーブをスプリ
ングで前進方向に付勢してなるので、プラグ分離の際、
操作の第1段階でスリーブを引き操作した後、第2段階
でスリーブの回転を可能にする。それによって、管継手
として使用中の床上などにおいて何かの拍子でスリーブ
が不用意に回転することが防止され、プラグが突発的に
抜脱するのを未然に防止する。
1又は2に記載の、前記スリーブの外周に、求心方向に
可撓可能な筒壁を有する保護筒体を回転自在に設け、該
保護筒体の筒壁を求心方向に押圧してスリーブの外周面
に圧接することにより保護筒体の回転をスリーブに伝達
可能としたことを特徴とするものである。
記載の発明の技術思想と同様に、スリーブの不用意な回
転を防止するために、スリーブの外周同軸上に弾性撓み
が可能な材質の保護筒体を被着しており、プラグ分離の
際、その保護筒体を把持したときの握力で弾性変形さ
せ、内部のスリーブに係合(グリップ)させることで、
保護筒体と一体にスリーブを回転させる。すなわち、保
護筒体を押圧操作しない限り、スリーブを回転できな
い。
の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
手1を示す。図1において、まず管継手1の構造を概略
的に示すに、着脱自在に連結されるソケット2とプラグ
3とからなり、ソケット2はソケット本体10,スリー
ブ20およびアダプタ30などからなっており、ソケッ
ト本体10の前端面11からプラグ3が挿入される。本
発明の要部であるスリーブ20は、後述するように、手
動操作によりソケット本体10に対して継手軸線C−C
を回転軸にして規制された所定の回転角度だけで回転可
能となっている。
へロックボール15を案内する漸次拡径したテーパ部3
aが設けられ、これに後続してロックボール(施錠子)
15が落ち込むことにより連結をロック状態にするため
のロックボール係合溝3cが形成されている。また、ア
ダプタ30にはウレタンホース等(図示せず)が連結さ
れ、ソケット本体10の大径部13の後端部に設けた嵌
合孔13bにアンダーカット嵌合などさせて連結されて
いる。このアダプタ30の後端部には、ウレタンホース
を嵌め込んで連結する部分のホース接続部31、そして
袋ナット(図示せず)が螺着される外周ねじ32が設け
られている。この外周ねじ32に袋ナットをねじ込むこ
とにより、ホース接続部31に嵌め込まれたウレタンホ
ースを緊締できるようになっている。
の間には弁機構が介装されている。この弁機構は、アダ
プタ30の前端部とソケット本体10の大小径部12,
13の境界段部との間に、環状のパッキンホルダ40と
弁座部材41を抱き合わせて備えている。上記パッキン
ホルダ40の内周にはOリング42が設けられている。
また、弁座部材41の内周面には継手軸線C−C上で移
動する弁体43が設けられている。この弁体43の前部
は環状の当接部43aとなっており、周に沿って複数の
流通孔43bが放射状に設けられている。そうした当接
部43aに、継手軸線C−C上を前方から挿入されたプ
ラグ3の先端面3aが当接するようになっている。係る
弁体43の全体は、背後からアダプタ30との間に装着
した弁ばね44によって前方へ付勢され、上記弁座部材
41の内周面に当接している。
まずソケット本体10の構成については、前部の小径部
12および後部の大径部13からなる筒形状であり、小
径部13には軸方向へ長い溝孔となっている複数のロッ
クボール嵌合孔14が周方向へ等間隔に設けられてい
る。このロックボール嵌合孔14は、長孔両面が内側へ
狭まったテーパ形状となっており、鋼球などによるロッ
クボール(施錠子)15が軸方向へ自由に移動でき、ま
た筒体の求遠心方向に出没可能となっている。
構造について、図4とこの図中矢印A1からの断面図で
ある図6(a)、そして図5とこの図中矢印A2からの
断面図である図6(b)を参照して示す。
押圧部17と押圧解除凹部18が交互に連なって上記ソ
ケット本体10側のロックボール嵌合孔14に対応する
数だけ設けられている。押圧部17はロックボール嵌合
孔14内を先端側に移動している上記ロックボール15
を求心方向へ押圧し、押圧解除凹部18はそのロックボ
ール15を遠心方向へ逃がす部分となっている。
について、図4とこの図中矢印B1からの断面図である
図7(a)、そして図5とこの図中矢印B2からの断面
図である図7(b)を参照して示す。
端内周面に設けた上記押圧解除凹部18がソケット本体
10側のロックボール15上を移動する範囲内で、スリ
ーブ20の回転を規制する。
ケット本体10の大径部13の外周に設けられた回転規
制凸部13cとスリーブ20の後端部内周に設けられた
回転規制凹部21で構成されている。すなわち、図7
(a),(b)に示すように、ソケット本体10の大径
部13の外周に、たとえば180゜位相する2個所に回
転規制凸部13cが設けられている。これら回転規制凸
部13cに対応する部分のスリーブ20の後端部内周に
は、その180゜位相する2個所に円弧状の回転規制凹
部21が設けられている。それら凹凸関係の回転規制凸
部13cと回転規制凹部21は互いに係合し、円弧長さ
L1の距離の回転規制凹部21内で長さL2の回転規制
凸部13cが相対に移動することで、スリーブ20をソ
ケット本体10に対して規制された回転角度だけ回転可
能にしている。
述するコイル状のスプリング26でスリーブ20を原位
置に戻す逆転方向へ復帰付勢している。すなわち、コイ
ル状のスプリング26は、スリーブ20側に設けた上記
押圧部17によってロックボール15を押圧する方向に
スリーブ20を復帰付勢している。
ボール15がロックボール嵌合孔14内で後端側へ移動
したとき、そのロックボール15を遠心方向へ逃がすた
めの大径内周空間部24がソケット本体10との間に形
成されている。この大径内周空間部24にはカラー25
が軸方向へ移動自在に嵌合されており、このカラー25
を上記コイル状のスプリング26によって先端の前進方
向へ付勢している。
5の移動構造について、図4とこの図中矢印C1による
断面図の図8(a)、そして図5とこの図中矢印C2に
よる断面図の図8(b)を参照して示す。
て、その内周面のたとえば180゜位相する2個所に溝
27が軸方向へ長く形成されている。また、上記カラー
25の外周には、スリーブ20側のそれら溝27に対応
する180゜位相の2個所に凸形状の突起25aが突設
されている。そうしたカラー25の外周の突起25aを
スリーブ内周面の凹溝27に摺動自在に嵌合させること
により、カラー25の軸方向へのスライド移動が可能と
なる。
24における溝27の先端側は段部24aとなってい
て、この段部24aにコイル状のスプリング26が上記
カラー25を押し当てる方向へ前進付勢している。カラ
ー25の前進力を背後から受けることにより、ロックボ
ール15はロックボール嵌合孔14内の先端側に向かっ
て押圧されることになる。
6としては、一端部がカラー25に設けたばね係止孔2
5bに係止され、他端部がソケット本体10側の大径部
13に設けたばね係止孔13aに係止されている。すな
わち、1つのコイル状のスプリング26でもって、ロッ
クボール15とカラー25を最先端の前進位置に向かっ
て復帰付勢し、同時に継手軸線C−Cを回転軸にして規
制回転角度だけ回転させたスリーブ20を元の原位置に
逆転させて戻す方向へ復帰付勢している。
では、係るスリーブ20の外周全域にわたって縦筋形状
に滑り止め20aが刻設され、作業者がスリーブ20を
把持して回転操作し易くしている。
よる管継手の動作および作用について、図2〜図8の各
図を参照して説明する。
0の前端部11からプラグ3が挿入される。プラグ挿入
により、プラグ3のテーパ部3aでロックボール15が
押し込まれてロックボール嵌合孔14を後退方向へ移動
し、それによりカラー部材25もまたコイル状のスプリ
ング26に抗して図の左方向へ後退する。カラー部材2
5の後退で、ロックボール15はスリーブ20の先端内
周の押圧部17から外れ、大径内周空間部24に逃げ
る。
が弁体43の当接部43aに当接してからなおもプラグ
3を押し込むと、弁体43が弁ばね44に抗して押し込
まれて後退し、弁座部材41の内周面との間に空隙が生
じる。さらに、図4に示すように、プラグ3の完全挿入
によって、このプラグ3のロックボール係合溝3cにロ
ックボール15が落ち込み、プラグ連結をロック状態に
する。ロックボール15がロックボール係合溝3cに落
ち込むことにより、ロックボール15およびカラー部材
25は共にコイル状スプリング26の弾発力で図1に示
す最先端部の定位置に戻る。そうした図4に示すロック
状態によって、Oリング42はパッキンホルダ40の内
周面とプラグ3の外周面に密接し、弁体43の流通孔4
3bを通りプラグ3側とアダプタ30側のウレタンホー
ス同士が互いに連通可能になる。
(a)に示すように、ロック状態ではロックボール嵌合
孔14内のロックボール15はスリーブ20内周面の押
圧解除凹部18から外れて押圧部17に押圧され、遠心
方向に突出移動するのを抑止された状態となっている。
また、このロック状態で、図7(a)に示すように、ス
リーブ20の回転を規制する回転規制部を構成する、前
記ソケット本体10側の回転規制凸部13cはスリーブ
20側の回転規制凹部21内の定位置に止まった状態に
なっている。
する場合、スリーブ20を把持して図6(b)に示すよ
うに矢印R方向へ回転操作する。スリーブ20の回転に
よって、スリーブ内周面の押圧解除凹部18の位置が変
位し、プラグ3のロックボール係合溝3cに落ち込んで
いる状態のロックボール15の位置と合致する。する
と、それまでスリーブ内周面の押圧部17に押圧されて
遠心方向への移動を拘束されていたロックボール15
は、押圧解除凹部18に入り込む(図5参照)。
上記スリーブ20の矢印R方向への回転操作により、ス
リーブ20の回転を規制する回転規制部を構成する、前
記スリーブ20の回転規制凹部21がその長さL1の距
離範囲でソケット本体10側の回転規制凸部13cと相
対に移動する。
作により、ロックボール15が遠心方向へ移動可能にな
って押圧解除凹部18に係入すると、弁体43が背後か
ら弁ばね44の弾発力を受けて前進し、当接部43aに
当接しているプラグ3を図の右方向へ押し戻す。プラグ
3の押し戻しによる後退で、ロックボール係合溝3c内
のロックボール15が押圧解除凹部18に完全に係入し
て逃げる。ロックボール15との係合が解除されたプラ
グ3は、そのままソケット本体10の前端部11から分
離可能となる。
っては、プラグ3の接続時はスリーブ20の回転操作無
しでプラグ3を押し込むだけで連結が完了する他、プラ
グ3の分離時においてもスリーブ20を所定方向へ回転
操作するだけでプラグ3を分離させることができる。
のように、図4に示すロック状態での使用中、万が一に
もスリーブ20が床上などで何かの拍子で回転した場
合、不用意にプラグ3が抜脱する懸念がある。そうした
懸念を払拭するために、本発明では、次の図9(a),
(b)〜図11(a),(b)に示す第2実施の形態構
造とすることで万全を期すことができる。
各部材,各部と同一または共通する部分に同一符号を付
してある。
0の操作を適度な引き動作と前述の回転動作を組み合わ
せることにより、不用意なスリーブ回転を防止する構造
である。
に、前記ソケット2の外周に嵌合したスリーブ20を、
前進位置でソケット2の外周を前後方向にのみ移動自在
としている。すなわち、ソケット本体10とスリーブ2
0のそれぞれ前端部12a,29の内外周同士を凹凸係
合構造とすることで操作初期の回転を防止するようにし
ている。詳細には、図9(a)の一部を模式的な展開図
で示すように、ソケット本体10の前端部12aの外周
面とスリーブ20の前端部29の内周面とにおいて、そ
の一方側のたとえばソケット本体10の前端部12aの
外周面に沿って適度な位相で複数個所に回り止め凹部1
2bと回り止め凸部12cを設け、回り止め凸部12c
を除いた引き規制段部12dまでの部分全周を回転させ
るための凹部12eとして設けている。これに対応する
他方側のスリーブ20においては、上記回り止め凹部1
2bに対応する数と位置に回り止め凸部29aが設けら
れ、この回り止め凸部29aの引き動作をソケット本体
10側の上記引き規制段部12dで規制している。
リーブ20を、後退位置でソケット2の外周回転可能と
し、該スリーブ20を前記コイル状のスプリング26で
前進方向に付勢している。詳細には、ソケット本体10
およびスリーブ20のそれぞれ回り止め凹凸部の奥行き
寸法つまり引き寸法は、設置や作業のスペースに制約さ
れる場合であっても、作業に支障のない程度に適度な最
短長さとなっている。すなわち、スリーブ20を僅かに
引き動作するだけで、凹凸係合が外れて第2段階のスリ
ーブ回転操作が可能となるように設定されている。
の動作および作用について説明する。なお、第2段階の
スリーブ20の回転操作に関連する構造は上記第1実施
の形態と同様であるので、ここではそれらの説明を省略
する。
態となっているプラグ接続状態では、ソケット本体10
の前端部12の回り止め凹凸部12b,12cが、スリ
ーブ20の前端部29の回り止め凹凸部29bと凸部2
9aにそれぞれ互いに噛み合っている。
図10(a)に示すように、まず第1段階でスリーブ2
0を矢印S方向へ僅かばかり引いて後退させる。する
と、ソケット本体10側の隣り合う回り止め凸部12
c,12c間の回り止め凹部12bに係合していたスリ
ーブ20側の回り止め凸部29aがそこから離脱する。
すように、その引いた状態のままでスリーブ20を所定
の矢印R方向へ回転させる。回転角度は上記第1実施の
形態で示されたように規制距離内である。係るスリーブ
20の引き操作と回転操作による両動作で、スリーブ2
0の各回り止め凸部29aがソケット本体10側の凹部
12e内を回転させて各回り止め凸部12cの背後に回
り込むようにする。
て、第1実施の形態と同様な動作手順でプラグ3が分離
する。以上から明らかなように、スリーブ20の引き動
作を第1段階で行わない限り、スリーブ20を回転させ
ることはできず、不用意なプラグ3の抜脱を未然に防止
できる。
よる第3実施の形態の管継手を示している。上記第1,
第2実施の形態で示された各部材や各部と共通する部分
には同一符号を付してある。
の形態によるスリーブ20の引き操作構造を採用する代
わりに、スリーブ20全体を安全カバーとしての保護筒
体50で外側から覆った構造である。この保護筒体50
は、スリーブ20を完全に外側から覆う筒形状であり、
弾性や可撓性を有する材質ゴム,プラスチック等のもの
で成形されている。
断面図である図12(b)に示すように、保護筒体50
の内周一円に歯形状もしくはスプロケット形状の係合歯
51が等間隔に形成されている。スリーブ20の外周一
円にはその保護筒体50の内周の係合歯51に噛合可能
な同形状の係合歯28aが形成されている。双方の係合
歯51と係合歯28aは常態時に噛み合わないよう、両
歯先間にクリアランスcが生じる寸法関係となってい
る。
に環状凸条52が設けられ、スリーブ20の前端部の外
周面に設けられた環状凹溝28bに係合している。この
環状凸条52が環状凹溝28bに係合して案内されるこ
とにより、安全カバー50がスリーブ20に対して上記
クリアランスcによる不干渉状態で空転できるようにな
っている。
(a)に示すロック状態のプラグ接続状態からプラグ3
を分離させるにあたって、まず保護筒体50を把持して
握り締めるように操作する。この握力によって保護筒体
50が縮径方向へ弾性変形し、その内周の係合歯51が
スリーブ20の外周の係合歯28aに係合し、圧接して
噛み合う。
のスリーブ20に噛み合わせたままで所定方向へ回転操
作すると、内側のスリーブ20が上記第1,第2実施の
形態で示された矢印R方向へ規制角度で回転する。この
スリーブ20の回転動作によって前述した一連の動作手
順でプラグ3が分離可能な状態になる。
筒体50の変形例を示す単体斜視図であり、この場合保
護筒体50に少なくとも1個所、好ましくは外周方向の
数カ所に切り込みスリット53を形成し、このスリット
53で囲まれる部分を弾性撓みが可能な舌片54とした
構造である。この場合、舌片54の内周面と上記スリー
ブ20の外周面に、それぞれ上記係合歯51,28aを
設けてもよいし、あるいはそれに代わる一方に凹部と他
方に凸部を設けることができる。
る舌片54を把持して押し込むことにより、内側のスリ
ーブ20の外周面と凹凸係合させた状態で、保護筒体5
0とスリーブ20を前述のように規制角度範囲で一体に
回転操作する。
手は、プラグを接続するときにはスリーブを操作せず、
ロックボール(施錠子)を軸方向に移動させるだけで簡
単に接続でき、プラグを分離するときは、スリーブを従
来のように進退方向へスライド操作する構造ではなく、
回転させる構造としたので、スリーブの端部に何かの拍
子で衝撃外力などが働いて不測にスライドした場合に、
プラグが突発的に抜脱する懸念があったが、そうした不
都合をスライド方式に代えてスリーブをソケット本体の
外周同軸上で回転操作することで解消できる。
さらにスリーブに適度な進退方向への引き操作を加え
て、プラグ分離の際、操作の第1段階でスリーブを引き
操作した後、第2段階でスリーブの回転を可能にする。
それによって、管継手として使用中の床上などにおいて
何かの拍子でスリーブが不用意に回転したりした場合
に、プラグが突発的に抜脱するのを防止できる。ただ
し、この場合の第1段階のスリーブ引き操作の動作距離
は適当とする僅少に抑えてあり、設置や作業のスペース
に制約される場合でも、支障なく操作できる。
意な回転を防止するために、プラグ分離の際、安全カバ
ーを把持した握力で弾性変形させ、内部のスリーブをグ
リップして保護筒体と一体にスリーブを回転させる。す
なわち、保護筒体を押圧操作しない限り、スリーブは不
用意に回転しない。
立側面断面図である。
態様を示す側面断面図である。
の態様を示す側面断面図である。
ラグ挿入連結ロック状態の態様を示す側面断面図であ
る。
ってプラグのロック状態解除の態様を示す組立側面断面
図である。
手において、ロック状態を示す図4の矢印A1線による
縦断面図と、ロック解除状態を示す図5の矢印A2線に
よる縦断面図である。
手において、ロック状態を示す図4の矢印B1線による
縦断面図と、ロック解除状態を示す図5の矢印B2線に
よる縦断面図である。
手において、ロック状態を示す図4の矢印C1線による
縦断面図と、ロック解除状態を示す図5の矢印C2線に
よる縦断面図である。
の形態の管継手において、ソケット本体とプラグの接続
状態を一部模式的展開によって示す組立側面断面図と、
その展開部分の縦断面図である。
継手において、プラグ分離操作時にスリーブの第1段階
引き操作状態を一部模式的展開によって示す組立側面断
面図と、その展開部分の縦断面図である。
継手において、プラグ分離操作時にスリーブの第2段階
回転操作状態を一部模式的展開によって示す組立側面断
面図と、その展開部分の縦断面図である。
施の形態の管継手において、ソケット本体とプラグの接
続状態を示す組立側面断面図と、その要部である保護筒
体とスリーブの取り合いを示す縦断面図である。
の変形例を示す単体斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ロックボールを備えたソケットとロック
ボール係合溝を形成したプラグとからなり、ソケットの
外周に嵌合したスリーブを回転操作してロックボールに
よりソケットとプラグとを着脱自在に連結する管継手で
あって、前記ソケットの先端部に軸方向に長孔となるロ
ックボール嵌合孔を形成して、該ロックボール嵌合孔に
ロックボールを求遠心方向に出没自在に且つ軸方向に移
動自在に嵌合し、 また、前記スリーブの内周面には、前記ロックボール嵌
合孔の先端側に移動しているロックボールを求心方向へ
押圧する押圧部とロックボールを遠心方向に逃がす押圧
解除凹部をロックボールに対応させて円周方向に連設
し、 そして、前記スリーブとソケットとの間には、前記スリ
ーブの内周面に円周方向に連設した押圧部と押圧解除凹
部がソケットのロックボール上を移動する範囲でスリー
ブの回転を可能にする回転規制部を設け、更に、前記ス
リーブの内周には、ロックボール嵌合孔に嵌合したロッ
クボールが後端側へ移動したとき遠心方向へ逃がす大径
内周空間部を形成し、 該大径内周空間部には、コイル状のスプリングの軸方向
への弾発力で先端方向に付勢されロックボールを先端側
へ押圧するカラーを軸方向に移動自在に嵌合し、更に、
前記スリーブの大径内周空間部の内周面に凹溝を軸方向
に形成し、カラーの外周には前記凹溝に摺動自在に嵌合
する突起を形成し、更に、前記コイル状のスプリングの
一端を係止するとともに他端をソケットに係止し、該コ
イル状のスプリングの周方向への弾発力により、前記カ
ラーを介して前記スリーブを、該スリーブの押圧部がロ
ックボールを押圧する位置に保持するようにしたことを
特徴とする管継手。 - 【請求項2】 ロックボールを備えたソケットとロック
ボール係合溝を形成したプラグとからなり、ソケットの
外周に嵌合したスリーブを回転操作してロックボールに
よりソケットとプラグとを着脱自在に連結する管継手で
あって、 前記ソケットの先端部に軸方向に長孔となるロックボー
ル嵌合孔を形成して、該ロックボール嵌合孔にロックボ
ールを求遠心方向に出没自在に且つ軸方向に移動自在に
嵌合し、 また、前記スリーブの内周面には、前記ロックボール嵌
合孔の先端側に移動しているロックボールを求心方向へ
押圧する押圧部とロックボールを遠心方向に逃がす押圧
解除凹部をロックボールに対応させて円周方向に連設
し、 そして、前記スリーブとソケットとの間には、前記スリ
ーブの内周面に円周方向に連設した押圧部と押圧解除凹
部がソケットのロックボール上を移動する範囲でスリー
ブの回転を可能にする回転規制部を設けるとともに、押
圧部によってロックボールが押圧される回転方向へスリ
ーブを付勢するスプリングを介装し、 更に、前記スリーブの内周には、ロックボール嵌合孔に
嵌合したロックボールが後端側へ移動したとき遠心方向
へ逃がす大径内周空間部を形成し、 該大径内周空間部には、スプリングで先端方向に付勢さ
れロックボールを先端側へ押圧するカラーを軸方向に移
動自在に嵌合し、更に、前記ソケットの外周に嵌合した
スリーブを、前進位置でソケットの外周を前後方向にの
み移動自在で且つ後退位置で回転可能とし、該スリーブ
をスプリングで前進方向に付勢してなることを特徴とす
る管継手。 - 【請求項3】 前記スリーブの外周に、求心方向に可撓
可能な筒壁を有する保護筒体を回転自在に設け、該保護
筒体の筒壁を求心方向に押圧してスリーブの外周面に圧
接することにより保護筒体の回転をスリーブに伝達可能
としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の管継
手。
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