JP4787775B2 - 管継手及びソケット - Google Patents

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Description

本発明はソケット及びプラグからなる管継手に関し、特に、プラグをソケットに挿入するだけで両者の連結ができる、いわゆるワンタッチ連結式の管継手に関する。
ワンタッチ連結式の管継手は、プラグ(雄型継手部材)をソケット(雌型継手部材)に挿入するだけで、当該ソケットが備える球形の施錠子が、挿入されたプラグの外表面に形成された施錠凹部に係合することにより施錠が行われ、同プラグが引き抜かれないようにするものであり、これまで幾つかの形式のものが開発されている。
1つは、下記特許文献1に開示されるように、ソケットのプラグ挿入孔の内壁面に当該ソケットの軸線方向で摺動可能とした施錠子保持部材により、施錠子が同挿入孔内に入るのを阻止するように保持しておき、挿入されるプラグの先端が、施錠子を通過しながら同施錠子保持部材をプラグ挿入孔内に押し込み、同プラグが所定長さだけプラグ挿入孔内に挿入されたときに、当該施錠子が、該プラグの外周面に形成されている施錠凹部に入るようにしたものである。具体的には、ソケットの外周にはスリーブが、同ソケット上で可動に取り付けられており、施錠子が施錠凹部に入ると、該施錠子のスリーブとの係合が外れ、該スリーブがバネによって、初めは軸線方向に、次いで、周方向に変位されて、該施錠子を半径方向外側から押圧係合し施錠するようになる。スリーブは軸線方向に延びる溝を有し、ソケットは、該溝に入る案内部材を有し、施錠子がプラグの施錠凹部に入り、スリーブが上記のように軸方向で動くときには、該溝は、該案内部材に沿って案内される。該溝は、そのように案内されたときに該案内部材に周方向で整合する周方向延長部を有しており、スリーブの上記周方向での変位を許容する。これにより、スリーブが衝撃などによって偶発的に軸線方向で元の位置に戻されて施錠子の押さえが外れ、プラグの施錠が解除されるのを防止するようにしている。
しかしながら、この形式の管継手においては、施錠子保持部材を不適正な状態で押込んでしまい、プラグが施錠位置に達していないのにもかかわらず、施錠子が半径方向内側に変位してスリーブが変位してしまうことがある。この場合、作業者は、スリーブの変位したのを見て、プラグの連結施錠が適正に行われたものと見間違う虞がある。
他の1つの形式は、上記のような問題のある該施錠子保持部材を設けずに施錠子を部分的にソケットのプラグ挿入孔内に突出させ、スリーブの内周面に設けた軸線方向に延びる傾斜面を該施錠子に係合させた状態としておき、該挿入孔内にプラグを挿入する際に、該プラグの先端で該施錠子を半径方向外側に押圧して該傾斜面を介して該スリーブに軸線方向での力を加え、当該スリーブをバネに抗して軸線方向で変位し、それにより同施錠子が半径方向外側へ変位してプラグの挿入を許容し、最終的には、該施錠子がプラグの外周面に設けた施錠凹部に入り、それによりスリーブがバネによって軸線方向で戻されて該傾斜面が再び該施錠子と係合して半径方向外側から押さえて該施錠子が施錠凹部から出るのを阻止することにより該プラグを連結施錠するものである。例えば、下記特許文献2は、この形式のプラグに類似したものを開示している。
この管継手においては、施錠子の押さえを上記のようにスリーブ内周面に設けた傾斜面で行っているため、該プラグに所定以上の引抜力がかかると、施錠部材は、施錠凹部の(傾斜している)側壁面によって再び半径方向外側へ付勢され、挿入のときと同様に、該筒状部材を軸線方向に変位させながら半径方向外側に変位し、当該プラグはソケットから引き抜かれることになる。
別の形式は、下記特許文献3に示されるように、該第2の形式のものに類似するものであるが、ソケットの施錠子よりもプラグ受入口に近い位置に半径方向で変位可能なスリーブ操作子を設け、ソケットに挿入されるプラグの先端で該スリーブ操作子を半径方向外側に変位し、上記第2の形式における施錠子によるスリーブの変位と同様にして、スリーブを軸線方向で変位し、続いて、上記第2の形式における場合と同様に、該プラグの先端が施錠子を半径方向外側に変位しながら挿入孔内を進められて、最終的には、施錠子がプラグの外周面に設けた施錠凹部に入り、それによりスリーブがバネによって戻されて該施錠子を半径方向外側から押さえて該施錠子が施錠凹部から出ることを阻止することにより該プラグの連結を行うものである。
この管継手においては、プラグが挿入されていない状態において、スリーブ操作子はスリーブの傾斜面と係合され、施錠子はスリーブの軸線方向に平行な(すなわち傾斜していない)面と係合された状態とされており、プラグの挿入によってスリーブ操作子がスリーブの傾斜面を押圧して当該スリーブを僅かに変位させたときに、該傾斜面が施錠子と係合する状態としなければならない。すなわち、プラグを挿入していない状態において施錠子は傾斜面に近接した位置としなければならない。言い換えれば、施錠子が施錠凹部に入ることにより、スリーブがバネにより初めの状態(すなわち、プラグが挿入される前の状態)に戻されて、該スリーブの平行な面が該施錠子を半径方向外側から押圧する位置となったとき、該施錠子は該傾斜面に近接した位置にあることになる。このため、この形式の管継手においては、連結施錠されたソケット及びプラグが、ある程度の衝撃を受けてスリーブが僅かに変位することにより、傾斜面が施錠子に係合する位置となり、プラグがソケットから外れる虞がある。
実公平2−34553 実公昭47−42013 特開2005-090669
本発明は、上記のような従来のワンタッチ式管継手における問題点を解消することを目的とする。
すなわち、本発明は、
ソケット(以下に述べる実施形態において参照番号12で示す)と、該ソケットに挿入されて連結されるプラグ(14)とからなる管継手(10)におけるソケット(12)であって、
半径方向で貫通するように設けられた貫通孔(18−1)を有する筒状のソケット本体(18)と;
貫通孔内に半径方向で可動とされた施錠子(20)であって、
当該ソケット(12)に挿入されたプラグ(14)の周面に形成された施錠凹部(14−2)に係合して、該プラグ(14)のソケット(12)からの引抜を阻止するための第1半径方向位置と、
該第1半径方向位置から半径方向外側に変位して、該施錠凹部(14−2)からはずれ、該プラグ(14)の該ソケット(12)に対する挿入引抜きを可能とする第2半径方向位置と
の間で変位可能とされた施錠子(20)と;
該ソケット本体(18)の周囲に変位可能に取り付けられ、該ソケット本体の外周面と摺動可能にされた内周面(22−1)を有するスリーブ(22)であって、該内周面(22−1)が、該施錠子(20)が半径方向外側に動いて該第2半径方向位置となるのを許容する開放部(23−4)と、該開放部(23−4)に周方向で隣接する施錠子係合部(23−3)とを有するスリーブ(22)と;
該ソケット本体(18)とスリーブ(22)との間に設定されたバネ部材(24)と;
該スリーブ(22)を、該ソケット本体(18)上における所定の位置に保持するとともに、該スリーブ(22)のソケット本体(18)上での変位を案内するスリーブ保持ガイド手段(同実施形態においては、溝30及び突起32により構成される)であって、
該ソケット(12)に該プラグ(14)が挿入されない状態において、該スリーブ(22)を該バネ部材(24)の軸線方向でバネ力に抗して、該スリーブ(22)の施錠子係合部(23−3)が、該施錠子(20)と半径方向で整合する位置に保持すると共に、
該プラグ(14)が挿入されて該プラグにより半径方向外側に押し出される施錠子(20)によって該施錠子係合部(23−3)を介して当該スリーブ(22)にかけられる周方向での力によって該スリーブ(22)が該バネ部材(24)に抗して該開放部(23――4)が該施錠子(20)に係合する位置に向かって周方向で変位されるのを許容し、
それにより該施錠子(20)が該開放部(23−4)に係合して該第2半径方向位置となり、該プラグ(14)が更に挿入されて該プラグ(14)の該施錠凹部(14−2)が該施錠子(20)と半径方向で整合し、該施錠子(20)が該開放部(23−4)から外れて該施錠凹部(14−2)に入って該スリーブ(22)との係合から外れるのが可能とする位置とされたときに、該バネ部材(24)の軸線方向での付勢力によって該スリーブ(22)が軸線方向で変位されるのを案内し、
更に、該スリーブ(22)が該バネ部材(24)に畜勢された周方向での付勢力により周方向で戻されるのを案内し、戻された位置に保持するするスリーブ保持ガイド手段と;
を有する管継手におけるソケットを提供する。
すなわち、このソケット(12)を用いた管継手(10)においては、上記第1の従来管継手のように施錠子保持部材を用いる必要がなく、従って、施錠子保持部材による上述の如き問題の生じることないプラグのワンタッチ式挿入連結を可能にする。また、プラグが連結された状態となるまでには、スリーブ(22)は、先ず周方向で変位し、次に、軸線方向で変位し、更に、周方向で戻されるように変位しているので、プラグ(14)はスリーブ(22)が周方向で変位し、軸線方向で変位しない限り、ソケット(12)から外すことはできない。このため、上記第2及び第3の従来の管継手のようにプラグが偶発的にソケットから外れる可能性を大幅に低減することができる。
具体的には
該保持ガイド手段が、
該ソケット本体(18)の外周面上の所定位置に固定された保持ガイド部材(同実施形態においては、突起32として実施化)と;
該スリーブ(22)に設けられて該保持ガイド部材(32)を受入れて案内するガイド溝(30)であって、軸線方向に延びる軸線方向部(30−2)と、該軸線方向部の一端から周方向に延びる第1周方向部(30−1)と、該軸線方向部(30−2)の他端から第1周方向部(30−1)と同じ周方向に延びる第2周方向部(30−3)とを有し、
第1周方向部(30−1)は、該ソケット(12)に該プラグ(14)が挿入されない状態において、該保持ガイド部材(32)を受け入れて、該バネ部材(24)の軸線方向でバネ力に抗して、該施錠子係合部(23−3)が、該施錠子(20)と半径方向で整合する位置に保持し、
該軸線方向部(30−2)は、該プラグ(14)が挿入されて、該施錠子(20)により該スリーブ(22)が周方向で変位され、該開放部(23−4)が該施錠子(20)と半径方向で係合する位置となったときに、該軸線方向部(30−2)の該一端に該保持ガイド部材(32)を受け入れ、その後、該施錠子(20)が該プラグ(14)の施錠凹部(14−2)に入り、スリーブ(22)との係合が外れたときに、該スリーブ(22)が該バネ部材(24)の軸線方向の付勢力で軸線方向に変位されるときに該保持ガイド部材(32)に沿って動いて該スリーブを案内し、
該第2周方向溝(30−3)は該スリーブ(22)が軸線方向で変位され、該軸線方向部(30−2)の該他端が該保持ガイド部材(32)に達したときに、該保持ガイド部材(32)の受入を可能とし、該バネ部材(24)の周方向での付勢力により該スリーブ(22)が該バネ部材(24)の該周方向での付勢力によって周方向で変位するのを許容するようにしたものとすることができる。
また、本発明に係る管継手は、
ソケット本体(18)の外周面に取り付けられた連結表示部材(34)であって、プラグ(14)が挿入される前で該スリーブ(22)が軸線方向で変位される前の状態においては、該スリーブ(22)に係合されて、ソケット本体から取り外せない状態とされ、プラグ(14)が挿入連結された後は、該スリーブ(22)が軸線方向で変位していることにより該スリーブ(22)による係合が外され、該ソケット本体(18)から取り外し可能とした連結表示部材を有するようにすることができる。
作業者は、連結表示部材(34)をソケット本体から取り外せることを確認することによって、プラグの挿入連結が完了していることを確認することができる。
具体的には、
該連結表示部材(34)は、該ソケット本体(18)の外周面に形成された周方向に延びる環状溝(36)に嵌合される円弧状部分(34−1)を有し、該円弧状部分(34−1)は、プラグが挿入される前で該スリーブ(22)が軸線方向で変位される前の状態のスリーブ(22)に半径方向外側から係合されるようにすることができる。
また、連結表示部材(34)が、円弧状部分から半径方向外側へ突出する摘み部分(34−2)を有するようにすることができる。
更に、連結表示部材(34)が、該環状溝(36)から取り外されることに応答して、ソケット本体(18)の外表面から突出して、スリーブ(22)と係合して該スリーブ(22)の周方向での変位を阻止する回転阻止部材を設けることもできる。
また、本発明にかかる上述の保持ガイド部材及びガイド溝を有するソケットにおいて、
該ガイド溝(30)の該第1周方向部(30−1)が、該軸線方向部から所定長さ離れた位置に終端部を備え、
該バネ部材(24)が、該ソケットに該プラグが挿入されない状態において、該第1周方向部(30−1)の終端部を該保持ガイド部材(32)に押圧した状態とする該周方向でのバネ力を備えるようにすることができる。
バネ部材(24)が予めバネ力を備えるようにすることにより、第1若しくは第2周方向部(30−1,30−3))内に保持ガイド部材(32)があるときに、不用意にスリーブ(22)が周方向で動くのを阻止するものである。
具体的には、
該第2周方向部(30−3)が、該第1周方向部(30−1)よりも、該軸線方向部(30−2)から長い距離に離れた位置に終端部を備え、
該スリーブ(22)が該バネ部材(24)により周方向で変位されて保持ガイド部材(32)が第2周方向部(39−3)内に位置するようにされたときに、該第2周方向部の終端部が該バネ部材(24)のバネ力により該保持ガイド部材(32)に押圧されるようにすることができる。
要するに、このようにすることにより、ソケット(12)にプラグ(14)が挿入されない状態において、保持ガイド部材(32)が第1周方向部(30−1)内に位置するときには、該第1周方向部(30−1)の終端部が該保持ガイド部材(32)に対して、該第2周方向部(30−3)の終端部が保持ガイド部材(32)に対するよりも強く押圧された状態とされる。すなわち、このようにすることにより、ソケット(12)にプラグ(14)が挿入されない状態におけるスリーグ(22)が不用意に周方向で変位しないようにすることができる。スリーブ(22)が不用意に周方向で変位されてガイド溝(30)の軸線方向部(30−2)と一致し、バネ部材(24)の軸線方向のバネ力によってスリーブ(22)が軸線方向で変位されると、施錠子(20)が第2半径方向位置となることができなくなり、ワンタッチ式でのプラグ挿入ができなくなるのを防止しようとするものである。
本発明に係るソケットにおいてはまた、
該ソケットに該プラグが挿入されない状態において、該スリーブ(22)の該開放部(23−4)が該施錠子(20)と半径方向で整合する位置に向けて該スリーブ(22)が周方向で変位するのを阻止する周方向変位阻止手段(以下に述べる実施形態においては、連結表示部材34等により構成)を有し、該周方向阻止手段が、該スリーブ(22)の該周方向での変位阻止を解除可能とされるようにすることができる。
具体的には、
周方向変位阻止手段が、
ソケット本体(18)の外周面に周方向で変位可能に取り付けられた周方向変位阻止部材(同実施形態においては連結表示部材34が周方向変位阻止部材を兼ねる)と、
ソケット本体(18)に設けられ、該周方向変位部材(34)を周方向で係止する係止部材と、
を有し、該周方向変位阻止部材(34)は、該ソケット(12)に該プラグ(14)が挿入されない状態における該スリーブ(22)に係合して、該スリーブが該バネ力に抗して周方向で動くのを阻止する阻止位置と、該阻止位置から周方向で変位して該スリーブとの係合が解除されて、該スリーブ(22)が該バネ力に抗して周方向で動かされるのを可能とする阻止解除位置との間で変位可能とされ、
該係止部材が、該周方向阻止部材(34)が該阻止位置にあるときに、該周方向阻止部材と係合するようにすることができる。
すなわち、プラグが挿入されていない状態におけるソケットにおけるスリーブの不用意な周方向での動きをより確実に阻止しようとするものである。
更に具体的には、
該周方向変位阻止部材(34)が、プラグ(14)が挿入される前で該スリーブ(22)が軸線方向で変位される前の状態においては、該スリーブ(22)に係合されて、ソケット本体(18)から取り外せない状態とされ、プラグ(14)が挿入連結された後は、該スリーブ(22)が軸線方向で変位していることにより該スリーブ(22)による係合が外され、該ソケット本体(18)から取り外し可能とすることができる。
この場合の周方向変位阻止部材は、上述の連結表示部材(34)としても機能することができる。
本発明はまた、上記の如きソケットと、該ソケットに挿入連結されるプラグとからなる管継手を提供する。
以下、本発明に係る管継手を添付図面に示した図面に基づき詳細に説明する。
図示のように、本発明に係る管継手10は、通常のものと同様、ソケット12と、該ソケット12に挿入されて連結されるプラグ14とからなる。添付図面においては図1乃至図8は、プラグの挿入を開始するときからプラグの挿入施錠が完了するまでの変化を経時的に示す。各図は、本発明に係る管継手10の構造及び作用を分かりやすくするために、プラグ14とソケット12との経時的相互関係を示すための縦断面側面図(a)と、該断面図に示されるソケットの側面図(b)と、同ソケットの端面図(c)と、同ソケットの横断面図(d)とを含む。各図面における(a)は、(c)におけるa−a線に沿って見た図、(d)は(a)におけるd-d線に沿って見た図である(但し、a−a線及びd-d線は、図1にのみ示す)。
ソケット12は、半径方向で貫通するように設けられた複数の貫通孔18−1を有する筒状のソケット本体18と、貫通孔18−1内に半径方向で可動とされた施錠子20と、ソケット本体18の周囲に取り付けられたスリーブ22と、ソケット本体18及びスリーブ22の間に設けられたバネ部材、具体的にはコイルバネ24とを有する。図示の例において、施錠子20は球体とされている。
施錠子20は、当該ソケット12に挿入されたプラグ14の周面14−1に形成された施錠凹部14−2に係合して、該プラグのソケットからの引抜を阻止するための第1半径方向位置(図7〜図9)と、第1半径方向位置から半径方向外側に変位して、施錠凹部14−2からはずれ、プラグ14のソケット12に対する挿入引抜きを可能とする第2半径方向位置(図5)との間で変位可能とされている。
スリーブ22は、ソケット本体の周囲に変位可能に取り付けられ、該ソケット本体の外周面と摺動可能にされた内周面22−1を有し、該内周面には、図1乃至図9の(d)に示すように、周方向で90°の間隔で凹部23が形成されている。凹部23は施錠子20の直径に略等しい幅で(各図の(a)参照)、周方向に延びるようにされている。該凹部23は、周方向で延びて相互に交わり該凹部を画定する一対の僅かに円弧状とされた傾斜面23−1,23−2を有しており、傾斜面23−1は、図5の(d)に示すように、施錠子20が半径方向外側に動いて第2半径方向位置(すなわち、プラグの挿入引抜きを可能とする位置)となるのを許容する開放部23−4と、プラグ14が挿入されていない状態(図1)において施錠子20が当該傾斜部に係合した場合に、該施錠子20がソケット本体18のプラグ挿入孔18−2内に部分的に突出した状態となるようにする施錠子係合部23−3とを有する。
スリーブ22は、図1に示すプラグを挿入していない状態から図8に示すプラグが挿入連結された状態とされるのにともなって、ソケット本体18上で周方向及び軸線方向で摺動する。
すなわち、先ず、プラグ14をソケット本体18のプラグ挿入孔18-2内に挿入を始めると、該プラグの小径とされた先端部分14−3は、プラグ挿入孔内に部分的に突出している施錠部材20を通過して、該先端部分14−3に続く傾斜部14-4が施錠子20に係合するようになる(図2)。
この状態でプラグの挿入を続けると、施錠子20はプラグ14の傾斜部14-4によって半径方向外側に押し出され、スリーブ内周面の施錠子係合部23−3を押圧し、このため、スリーブ22は、図1乃至図9の各図の(d)で見て、時計方向に変位され、最終的には、スリーブ内周面の開放部23−4が施錠子20に係合する状態になる(図5)。このとき施錠子20は、貫通孔18−1内に押込まれた状態とされ、プラグ14の傾斜部14−4のもっとも径の大きい部分が、該施錠子20を通過してプラグ挿入孔18-2内に入るのを許容するようになる。
プラグ14は、傾斜部14-4に続いて施錠凹部14−2を有しており、該プラグの挿入が続けられると、該施錠凹部14−2が施錠子20と半径方向で整合するようになる。施錠凹部14−2の深さと貫通孔18−1の長さとは、施錠子の直径とほぼ同じサイズとされており、従って、施錠凹部14−2が施錠子20と半径方向で整合して施錠子が施錠凹部に入ると、該施錠子20によるスリーブ22のソケット本体18に対する係止は外され、それによりコイルバネ24が該スリーブを軸線方向(図1乃至図9の(a)、(b)で見て右方)に変位させる(図6、図7)。スリーブ22がこのように軸線方向で変位されると、スリーブ22の凹部23と施錠子20の半径方向での整合は外れ、スリーブ内周面22−1が、施錠子20を施錠凹部14-2内に押圧する状態となり、施錠子20は第1半径方向位置となる。スリーブ22の上記軸線方向での動きは、図示しない係止部材によって停止されるようになっている。
図1乃至図9の(b)に示すように、スリーブ22には溝30が形成され、ソケット本体18には、その外表面から該溝30に受け入れられるようにされた突起32が設けられており、スリーブ22が上記のように時計方向(周方向)及び軸線方向で動くときに、該溝30の側壁面が該突起32と摺動係合することにより、このスリーブの動きを案内するようになっている。
図示のように、該溝30は、スリーブ22の時計方向での動きを許容する第1周方向部30−1と、スリーブ22の軸線方向での動きを案内する軸線方向部30−2と、該軸線方向部に続く第2周方向部30−3とを有している。第2周方向部30−3は、スリーブ22が上記のように軸線方向で動かされた後に停止されたときに、突起32と周方向で整合されるように配置されている。また、第2周方向部30−3は、その終端部が、第1周方向部30−1より、軸線方向部30−2から離れた位置とされている。
プラグがソケットに挿入されていない状態においては、図1に示すように、突起32が第1周方向部30−1の終端部に押圧された状態とされ、この状態ではスリーブ22は、コイルバネ24によって(図1の(a)で見て)軸線方向右方に付勢され、且つ、(図1の(c)で見て)反時計方向に付勢されるようになされている。
スリーブ22が上記のように軸線方向で動かされ、図示しない係止部材によって停止される状態になると、溝30の第2周方向部30−3が突起32と周方向で整合するようになり(図7)、コイルバネ24の周方向での付勢力によって、スリーブ22が周方向で戻され、突起32が図8に示されるような第2周方向部30−3の終端部に押圧された状態となる。この状態では、上述のように、スリーブ22の内周面22−1が、施錠子20を施錠凹部14−2に押圧する状態となっており、この押圧状態を解除するには、スリーブ22を上記とは逆に、先ず周方向で回動し、次に軸線方向で動かすことが必要となる状態であり、当該プラグ14のソケット12に対する挿入施錠が完了された状態となる。尚、この状態のときに、スリーブが偶発的又は故意に周方向で回動され、溝30の軸線方向部30−2内に突起32が入り、該プラグの引抜が可能な状態となったとしても、その引き抜きは軸線方向部30−2内に突起32が入った状態(図4)から第2周方向部30−3に位置する前(図5)までの短い位置に限られ、一方、スリーブには周方向での付勢力が加わっており、突起32は軸線方向部から外れて第2周方向部に入りやすくなっているので、ソケットからプラグが外れる可能性は低いものとなる。
図9は、図8と同じくプラグの挿入施錠が完了した状態を示すが、ソケット本体18に装着されていた連結表示部材34が取り外された状態を示している。すなわち、この連結表示部材34は、ソケット本体18の外周面に形成された環状溝36に嵌合されるようになされた円弧状部分34−1と該円弧状部分の中央から突出する摘み部分34−2とからなる。円弧状部分34-1は、環状溝36に嵌合された状態においては、その外表面がソケット本体18の外表面とほぼ面一の状態とされる。プラグ14を挿入する前におけるスリーブ22の図1で見て左端縁部22−2が該円弧状部分34と重なり、これにより、該連結表示部材34がソケット本体18から取り外すことができない状態とされている。該スリーブ22の左端縁部22−2には、前述の溝30の一部が形成されているほかに、摘み部分34−2を通すための円弧状の切欠き22−3が形成されている。
作業者は、上述の如き作業により、プラグを挿入施錠させた状態(図8)とした後、該連結表示部材34をソケット本体18から外して、プラグの挿入施錠が完了したことを確認することができる。
尚、連結表示部材34の円弧状部分34−1の中央位置に凹部34−3が形成されているが、これは、ソケットにプラグが挿入されず、連結表示部材34の摘み部34−2が、スリーブの切欠き22−3の図1の(c)で見て左側端縁と係合した状態において、該凹部34−3が、ソケット本体の環状溝36の底面に形成されている係止突起(図示せず)に係止されるようになされているものである。該連結表示部材34が、図1の(c)で見て、時計方向に変位し、摘み部34−2がスリーブの切欠き22−3の左側端縁から離れるのを阻止するためのものである。ソケットにプラグを挿入するときに、作業者が、摘み部34−2に対して図1の(c)で見て時計方向に力を加えると、該凹部34−3が係止突起から外れ、該スリーブは周方向で変位するようになる。すなわち、作業者がそのような力を加えない限り、連結表示部材は周方向で変位することはなく、従って、スリーブが偶発的に周方向で変位して、バネ部材のバネ力により、図8に示すような状態となり、施錠子20がソケット本体のプラグ挿入孔内に突出した状態で固定され、それにより、プラグをワンタッチ式に挿入することができなくなるのを防止することができるようになっている。
以上、本発明にかかる管継手の実施形態につき述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、施錠子係合部23−3は、上述の実施形態においては傾斜面23−1の一部分として示したが、凹部23とスリーブ内周面22−1との境界線部分としてもよい。すなわち、このような施錠子20が、プラグ14の挿入にともなって、そのような境界線部分としての施錠部材係合部23−3に押圧されることにより、該施錠子20がスリーブを周方向で変位しながら該凹部23内に移行するようになるものであればよい。
また、図示はしないが、連結表示部材34によって抑えられた状態の回転阻止部材をソケット本体内に装着し、連結表示部材34がソケット本体取り外されることに応じて、該回転阻止部材がソケット本体の表面から突出してスリーブと係合し、該スリーブの周方向での変位を阻止するようにすることもできる。
本発明に係る管継手のプラグがソケットに挿入される前の状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図であり、(a)は、(c)におけるa−a線に沿って見た図、(d)は(a)におけるd-d線に沿って見た図である。 同管継手のプラグがソケットに挿入され始めた状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。 同管継手のプラグのソケットへの挿入が進んだ状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。 同管継手のプラグのソケットへの挿入が更に進んだ状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。 同管継手のプラグのソケットへの挿入が更に進んで、ソケットの施錠子がプラグの施錠凹部に入る直前の状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。 ソケットの施錠子がプラグの施錠凹部に入った直後の状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。 スリーブの軸線方向での動きの位置まで来たときの状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。 スリーブが軸線方向での動きに続き、周方向で動かされて当該プラグの挿入施錠が完了した状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。 プラグの挿入施錠が完了した状態において、連結表示部材をソケット本体から外した状態を示しており、(a)はプラグとソケットとの関係を示すための縦断面側面図、(b)は、該縦断面側面図に示されるソケットの側面図、(c)は同ソケットの端面図、(d)は同ソケットの横断面図である。
符号の説明
管継手10;ソケット12;プラグ14;周面14−1;施錠凹部14−2;先端部分14−3;傾斜部14-4;ソケット本体18;貫通孔18−1;プラグ挿入孔18-2;施錠子20;スリーブ22;内周面22−1;左端縁部22−2;切欠き22−3;凹部23;傾斜面23−1,23−2;施錠子係合部23−3;開放部23−4;コイルバネ24;溝30;第1周方向部30−1;軸線方向部30−2;第2周方向部30−3;突起32;連結表示部材34;円弧状部分34−1;摘み部分34−2;凹部34−3;環状溝36

Claims (12)

  1. ソケットと、該ソケットに挿入されて連結されるプラグとからなる管継手におけるソケットであって、
    半径方向で貫通するように設けられた貫通孔を有する筒状のソケット本体と;
    貫通孔内に半径方向で可動とされた施錠子であって、
    当該ソケットに挿入されたプラグの周面に形成された施錠凹部に係合して、該プラグのソケットからの引抜を阻止するための第1半径方向位置と、
    該第1半径方向位置から半径方向外側に変位して、該施錠凹部からはずれ、該プラグの該ソケットに対する挿入引抜きを可能とする第2半径方向位置と
    の間で変位可能とされた施錠子と;
    該ソケット本体の周囲に変位可能に取り付けられ、該ソケット本体の外周面と摺動可能にされた内周面を有するスリーブであって、該内周面が、該施錠子が半径方向外側に動いて該第2半径方向位置となるのを許容する開放部と、該開放部に周方向で隣接する施錠子係合部とを有するスリーブと;
    該ソケット本体とスリーブとの間に設定されたバネ部材と;
    該スリーブを、該ソケット本体上における所定の位置に保持するとともに、該スリーブのソケット本体上での変位を案内するスリーブ保持ガイド手段であって、
    該ソケットに該プラグが挿入されない状態において、該スリーブを該バネ部材の軸線方向でバネ力に抗して、該スリーブの施錠子係合部が、該施錠子と半径方向で整合する位置に保持すると共に、
    該プラグが挿入されて該プラグにより半径方向外側に押し出される施錠子によって該施錠子係合部を介して当該スリーブにかけられる周方向での力によって該スリーブが該バネ部材に抗して該開放部が該施錠子に係合する位置に向かって周方向で変位されるのを許容し、
    それにより該施錠子が該開放部に係合して該第2半径方向位置となり、該プラグが更に挿入されて該プラグの該施錠凹部が該施錠子と半径方向で整合し、該施錠子が該開放部から外れて該施錠凹部に入って該スリーブとの係合から外れるのが可能とする位置とされたときに、該バネ部材の軸線方向での付勢力によって該スリーブが軸線方向で変位されるのを案内し、
    更に、該スリーブが該バネ部材の周方向での付勢力により周方向で戻されるのを案内し、戻された位置に保持するスリーブ保持ガイド手段と;
    を有する管継手におけるソケット。
  2. 該保持ガイド手段が、
    該ソケット本体の外周面上の所定位置に固定された保持ガイド部材と;
    該スリーブに設けられて該保持ガイド部材を受入れて案内するガイド溝であって、軸線方向に延びる軸線方向部と、該軸線方向部の一端から周方向に延びる第1周方向部と、該軸線方向部の他端から第1周方向部と同じ周方向に延びる第2周方向部とを有し、
    第1周方向部は、該ソケットに該プラグが挿入されない状態において、該保持ガイド部材を受け入れて、該バネ部材の軸線方向でバネ力に抗して、該施錠子係合部が、該施錠子と半径方向で整合する位置に保持し、
    該軸線方向部は、該プラグが挿入されて該施錠子により該スリーブが周方向で変位され、該開放部が該施錠子と半径方向で係合する位置となったときに該軸線方向部の該一端に該保持ガイド部材を受け入れ、その後、該施錠子が該プラグの施錠凹部に入り、スリーブとの係合が外れたときに、該スリーブが該バネ部材の軸線方向の付勢力で軸線方向に変位されるときに該保持ガイド部材に沿って動いて該スリーブを案内し、
    該第2周方向部は、該スリーブが軸線方向で変位され、該軸線方向部の該他端が該保持ガイド部材に達したときに、該保持ガイド部材の受入を可能とし、該バネ部材の周方向での付勢力により該スリーブが周方向で変位するのを許容するようになされている請求項1に記載のソケット。
  3. ソケット本体の外周面に取り付けられた連結表示部材であって、プラグが挿入される前で該スリーブが軸線方向で変位される前の状態においては、該スリーブに係合されて、ソケット本体から取り外せない状態とされ、プラグが挿入連結された後は、該スリーブが軸線方向で変位していることにより該スリーブによる係合が外され、該ソケット本体から取り外し可能とした連結表示部材を有する請求項1または2に記載のソケット。
  4. 該連結表示部材が、該ソケット本体の外周面に形成された周方向に延びる溝に嵌合される円弧状部分を有し、該円弧状部分は、プラグが挿入される前で該スリーブが軸線方向で変位される前の状態のスリーブに半径方向外側から係合されるようにされている請求項3に記載のソケット。
  5. 該連結表示部材が、円弧状嵌合部から半径方向外側へ突出する摘みを有している請求項4に記載のソケット。
  6. 該連結表示部材が、該環状溝から取り外されることに応答して、該ソケット本体の外表面から突出して、該スリーブと係合して該スリーブの周方向での変位を阻止する回転阻止部材を有する請求項3乃至5のいずれかに記載のソケット。
  7. 該第1周方向部が、該軸線方向部から周方向の所定長さ離れた位置に終端部を備え、
    該バネ部材が、該ソケットに該プラグが挿入されない状態において、該第1周方向部の終端部を該保持ガイド部材に押圧した状態とする該周方向でのバネ力を備える請求項2に記載のソケット。
  8. 該第2周方向部が、該第1周方向部よりも、該軸線方向部から周方向の長い距離に離れた位置に終端部を備え、
    該スリーブが該バネ部材により周方向で変位されて保持ガイド部材が第2周方向部内に位置するようにされたときに、該第2周方向部の終端部が該バネ部材のバネ力により該保持ガイド部材に押圧されるようにした請求項7に記載のソケット。
  9. 該ソケットに該プラグが挿入されない状態において、該スリーブの該開放部が該施錠子と半径方向で整合する位置に向けて該スリーブが周方向で変位するのを阻止する周方向変位阻止手段を有し、該周方向阻止手段が、該スリーブの該周方向での変位阻止を解除可能とされている請求項1に記載のソケット。
  10. 周方向変位阻止手段が、
    ソケット本体の外周面に周方向で変位可能に取り付けられた周方向変位阻止部材と、
    ソケット本体に設けられ、該周方向変位阻止部材に係合して該周方向変位阻止部材の周方向での変位を阻止する係止部材と、
    を有し、該周方向変位阻止部材は、該ソケットに該プラグが挿入されない状態における該スリーブに係合して、該スリーブが該バネ力に抗して周方向で動くのを阻止する阻止位置と、該阻止位置から周方向で変位して該スリーブとの係合が解除されて、該スリーブが該バネ力に抗して周方向で動かされるのを可能とする阻止解除位置との間で変位可能とされ、
    該係止部材が、該周方向阻止部材が該阻止位置にあるときに、該周方向阻止部材と係合するようになされている請求項9に記載のソケット。
  11. 該周方向変位阻止部材が、プラグが挿入される前で該スリーブが軸線方向で変位される前の状態においては、該スリーブに係合されて、ソケット本体から取り外せない状態とされ、プラグが挿入連結された後は、該スリーブが軸線方向で変位していることにより該スリーブによる係合が外され、該ソケット本体から取り外し可能とされている請求項10に記載のソケット。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載のソケットと、該ソケットに挿入連結されるプラグとからなる管継手。
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